JP7258254B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本開示は、フレームの優先度制御技術であるQoS(Quality of Service)を行う通信装置、制御回路、記憶媒体および通信方法に関する。
従来、音楽配信サービスなどのサービスを実現するためには、端末とサーバとを接続するネットワークにおいて、帯域、遅延時間など、適切な通信要件の実現が求められる。5-tuple、すなわち送信元IP(Internet Protocol)、宛先IP、送信元ポート番号、宛先ポート番号、およびプロトコルの属性が同じフレームであるフローの伝送制御において、フローを中継する通信装置、例えば、OpenFlowスイッチでは、フローに対して通信要件に適合したQoSが行われている。
非特許文献1には、OpenFlowスイッチが過去に未受信の未知フローを受信した場合の転送処理についての技術が開示されている。非特許文献1に記載のOpenFlowスイッチは、未知フローを受信した場合、転送先の判断を仰ぐため、該当の未知フローをOpenFlowコントローラに転送し、OpenFlowコントローラが転送先を判断する。非特許文献1に記載のOpenFlowスイッチは、未知フローについてQoS設定が未定義の場合、デフォルトのベストエフォートキューに分類する。
OPEN NETWORKING FOUNDATION "OpenFlow Switch Specification" Version 1.5.1, March 26,2015
しかしながら、上記従来の技術によれば、OpenFlowスイッチは、未知フローを毎回OpenFlowコントローラに転送して判断を仰いでいる。そのため、OpenFlowコントローラで判断される間に遅延時間が生じることになり、OpenFlowコントローラでの判断処理が長引くと、OpenFlowスイッチでバッファ溢れが発生し、フレームロスが発生する、という問題があった。また、未知フローの導通が開始された場合でも、OpenFlowスイッチは、未知フローをベストエフォートに分類してしまう。そのため、未知フローで本来要求される通信要件を満足することができず、オペレーションにより適切なQoS設定がなされるまでサービスが阻害される可能性がある、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、未知フローを受信した場合において、転送先決定までの遅延を抑制しつつ、サービス品質の低下を抑制可能な通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、複数のポートを有する通信装置である。通信装置は、ポートで受信されたフローである受信フローが、転送先およびQuality of Service設定が確定済みの既知フローか、または過去に未受信の未知フローかを判定する既知未知判定部と、複数の既知フローおよび未知フローを正規化する正規化部と、正規化部で正規化された複数の既知フローから、正規化部で正規化された未知フローの属性に類似する属性の既知フローを推定する推定処理部と、正規化された未知フローの属性と推定処理部で推定された正規化された既知フローの属性との差分と、閾値とを比較した比較結果に基づいて、未知フローに設定するQuality of Serviceを判定する推定結果判定部と、を備える。正規化部は、通信装置の動作を制御するコントローラから指定された正規化制御情報で示される項目に従って、既知フローおよび未知フローを正規化することを特徴とする。
本開示に係る通信装置は、未知フローを受信した場合において、転送先決定までの遅延を抑制しつつ、サービス品質の低下を抑制できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る通信システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る通信装置の構成例を示す図 実施の形態1に係る通信装置が備える受信処理部の構成例を示す図 実施の形態1に係る通信装置が備える受信処理部の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る通信装置の受信処理部が備える正規化部によって正規化された既知フローおよび未知フローの例を示す図 実施の形態1に係る通信装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図 実施の形態1に係る通信装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路の例を示す図 実施の形態2に係る通信装置の受信処理部が備える正規化部によって正規化された既知フローおよび未知フローの例を示す図
以下に、本開示の実施の形態に係る通信装置、制御回路、記憶媒体および通信方法を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明では、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)におけるEthernet(登録商標) Passive-networkを念頭に記述するが、通信システムの構成は前述の標準規格でなくても構わない。また、以下の説明では、通信システムの主信号経路における通信手段として光信号を例に示しているが、通信手段は、電気信号であってもよいし、無線信号であってもよい。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る通信システム1の構成例を示す図である。通信システム1は、サーバ14-2,14-nと、無線アンテナ15-1,15-nと、端末16-1,16-nと、コントローラ19-1,19-2と、通信装置20-1~20-nと、を備える。以降の説明において、サーバ14-2,14-nを区別しない場合はサーバ14と称し、無線アンテナ15-1,15-nを区別しない場合は無線アンテナ15と称し、端末16-1,16-nを区別しない場合は端末16と称し、コントローラ19-1,19-2を区別しない場合はコントローラ19と称し、通信装置20-1~20-nを区別しない場合は通信装置20と称することがある。通信装置20とサーバ14との間、通信装置20と無線アンテナ15との間、および通信装置20同士の間は、主信号経路12によって接続されている。通信装置20とコントローラ19との間は、制御信号経路11によって接続されている。
サーバ14は、端末16に対してサービスを提供する装置である。無線アンテナ15は、通信装置20が端末16と無線通信を行う際に使用される。端末16は、サーバ14からサービスの提供を受ける機器である。通信装置20は、複数のポートを有し、受信したフローを中継する。通信装置20は、例えば、OpenFlowスイッチである。コントローラ19は、通信装置20の動作、具体的には通信装置20によるフローの転送を制御する。コントローラ19は、例えば、OpenFlowコントローラである。
図1に示す通信システム1では、端末16-nとサーバ14-2とが、通信経路18によって接続されている。通信経路18は、無線アンテナ15-n、主信号経路12、通信装置20-n、主信号経路12、通信装置20-(n-1)、主信号経路12、通信装置20-(n-2)と続き、主信号経路12、通信装置20-2、および主信号経路12によって形成されている。
通信装置20の構成について説明する。通信装置20-1~20-nは同様の構成のため、通信装置20-nを例にして説明する。図2は、実施の形態1に係る通信装置20-nの構成例を示す図である。通信装置20-nは、ポート21-1~21-mと、受信処理部24と、送信処理部26と、を備える。以降の説明において、ポート21-1~21-mを区別しない場合はポート21と称することがある。ポート21-1は、主信号経路12を介して無線アンテナ15-nに接続されている。ポート21-2は、主信号経路12を介してサーバ14-nに接続されている。ポート21-mは、主信号経路12を介して通信装置20-(n-1)に接続されている。ポート21-1~21-mは、各々、主信号経路12を介して受信したフローである受信フローを受信処理部24に出力する。受信処理部24は、制御信号経路11を介して接続されるコントローラ19-2の制御に基づいて、受信フローに対して受信処理を行い、受信フローに対応するQoS情報とともに、受信フローを送信処理部26に出力する。送信処理部26は、QoS情報に基づいて、受信フローを転送先に該当するポート21に出力する。
通信装置20が備える受信処理部24の構成について説明する。図3は、実施の形態1に係る通信装置20が備える受信処理部24の構成例を示す図である。受信処理部24は、既知未知判定部31と、正規化部32と、推定処理部33と、推定結果判定部34と、既知フロー情報記憶部320と、正規化未知フロー情報記憶部321と、正規化既知フロー情報記憶部322と、推定済未知フロー情報記憶部331と、を備える。
既知未知判定部31は、各ポート21で受信されたフロー、すなわち受信フローが既知フローか、または未知フローかを判定する。既知フローとは、通信装置20で過去に同種のフローを受信しており、転送先およびQoS設定が確定済みの受信フローである。未知フローとは、通信装置20で過去に同種のフローを受信していない未受信で、転送先およびQoS設定が未確定の受信フローである。
既知フロー情報記憶部320は、コントローラ19-2から取得した既知フロー情報を記憶する。既知フロー情報には、複数の既知フローについて、既知フローに設定されているQoSの情報が含まれている。既知フロー情報記憶部320において、複数の既知フローについての既知フロー情報は、例えば、通信装置20の起動初期化処理時のプレ設定において、コントローラ19-2にあらかじめ記録された既知フローの情報に基づいて設定される。なお、通信装置20は、既知フロー情報記憶部320を備えず、コントローラ19-2から取得した既知フロー情報を、既知未知判定部31、正規化部32、および推定結果判定部34が保持するようにしてもよい。
正規化部32は、コントローラ19-2から指定された正規化制御情報に基づいて、既知フロー情報記憶部320に記憶されている既知フロー情報で示される既知フローを正規化する。また、正規化部32は、コントローラ19-2から指定された正規化制御情報に基づいて、既知未知判定部31で未知フローと判定された受信フロー、すなわち未知フローを正規化する。なお、正規化部32以降の動作については、既知未知判定部31で受信フローが未知フローと判定された場合に行われる。すなわち既知未知判定部31で受信フローが既知フローと判定された場合、正規化部32以降の動作は行われない。
正規化未知フロー情報記憶部321は、正規化部32が受信フロー、すなわち未知フローに対して正規化処理を行った結果である正規化未知フロー情報を記憶する。なお、通信装置20は、正規化未知フロー情報記憶部321を備えず、正規化未知フロー情報を推定処理部33が保持するようにしてもよい。
正規化既知フロー情報記憶部322は、正規化部32が既知フローに対して正規化処理を行った結果である正規化既知フロー情報を記憶する。なお、通信装置20は、正規化既知フロー情報記憶部322を備えず、正規化既知フロー情報を推定処理部33が保持するようにしてもよい。
推定処理部33は、コントローラ19-2から指定された推定アルゴリズムに基づいて、正規化未知フロー情報記憶部321に記憶されている正規化未知フロー情報および正規化既知フロー情報記憶部322に記憶されている正規化既知フロー情報を用いて、未知フローに属性が類似する既知フローを推定する。すなわち、推定処理部33は、正規化部32で正規化された複数の既知フローから、正規化部32で正規化された未知フローの属性に類似する属性の既知フローを推定する。
推定結果判定部34は、推定処理部33から未知フローの推定結果、すなわち未知フローに属性が類似すると推定された既知フローの情報を取得し、既知フロー情報記憶部320から既知フロー情報を取得し、正規化未知フロー情報記憶部321から未知フロー情報を取得する。推定結果判定部34は、取得したこれらの情報、およびコントローラ19-2から指定された類似閾値を用いて、未知フローに設定するQoSを判定する。具体的には、推定結果判定部34は、正規化された未知フローの属性と推定処理部33で推定された正規化された既知フローの属性との差分と、類似閾値とを比較した比較結果に基づいて、未知フローに設定するQoSを判定する。
推定済未知フロー情報記憶部331は、推定結果判定部34で判定された推定済未知フロー情報を記憶する。推定済未知フロー情報とは、未知フローを示す未知フロー情報、および未知フローに設定されたQoSの情報である。なお、通信装置20は、推定済未知フロー情報記憶部331を備えず、推定結果判定部34が推定済未知フロー情報をコントローラ19-2に出力してもよい。
つづいて、通信装置20が備える受信処理部24の詳細な動作について説明する。図4は、実施の形態1に係る通信装置20が備える受信処理部24の動作を示すフローチャートである。ここでは、図1に示す通信システム1のように、端末16-nとサーバ14-2とが複数の通信装置20を介して通信を行っているものとする。端末16-nは、サーバ14-2に対して、新しいサービス、例えば、音楽サービスの提供を受けるための要求を行う。要求を受けたサーバ14-2は、音楽サービスのためのデータを載せた一連のフレーム、すなわちフローを通信装置20-2,…,20-(n-2),20-(n-1),20-nを介して端末16-nに送信する。通信装置20-2,…,20-(n-2),20-(n-1),20-nでは、端末16-nが要求した新しいサービスのためのフローを過去に受信していない場合、新しいサービスのために受信したフローが未知フローとなる。
通信装置20において、既知未知判定部31は、各ポート21から、各ポート21で受信されたフロー、すなわち受信フローを取得する。既知未知判定部31は、既知フロー情報記憶部320に記憶されている既知フロー情報に基づいて、受信フローが未知フローか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、既知未知判定部31は、受信フローが既知フロー情報で示される既知フローと異なる場合、受信フローは未知フローと判定する(ステップS1:Yes)。この場合、既知未知判定部31は、未知フローを正規化部32に出力する。
正規化部32は、正規化制御情報で示される項目に従って、既知フロー情報記憶部320に記憶されている既知フロー情報で示される既知フロー、および既知未知判定部31から取得した未知フローを正規化する(ステップS2)。図5は、実施の形態1に係る通信装置20の受信処理部24が備える正規化部32によって正規化された既知フローおよび未知フローの例を示す図である。図5において、縦軸は正規化されたL4宛先ポート番号を示し、横軸は正規化された送信元IPアドレスを示している。また、図5において、丸印は既知フローを示し、星印は未知フローを示している。正規化部32は、例えば、コントローラ19-2から指定された正規化制御情報が、L4宛先ポート番号、および送信元IPアドレスであった場合、正規化処理によって図5に示すような結果を得る。正規化部32における正規化とは、既知フローまたは未知フローを構成するフレーム情報、例えば、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのレイヤ1からレイヤ7の規定されたフィールドに対して、規定された値域に圧縮またはカテゴライズすることである。なお、図5の例では、コントローラ19-2から正規化制御情報によって指定された項目が2項目であったが、一例であり、これに限定されない。コントローラ19-2から正規化制御情報によって指定される正規化の項目は、3項目以上であってもよい。正規化部32は、未知フローを正規化した正規化未知フロー情報を正規化未知フロー情報記憶部321に記憶させ、既知フローを正規化した正規化既知フロー情報を正規化既知フロー情報記憶部322に記憶させる。なお、正規化部32は、既知未知判定部31から取得した未知フローの情報を、正規化未知フロー情報とともに、正規化未知フロー情報記憶部321に記憶させてもよい。
推定処理部33は、正規化未知フロー情報記憶部321から正規化未知フロー情報を取得し、正規化既知フロー情報記憶部322から正規化既知フロー情報を取得する。推定処理部33は、コントローラ19-2から指定された推定アルゴリズムに基づいて、正規化未知フロー情報および正規化既知フロー情報を用いて、未知フローを推定する(ステップS3)。具体的には、推定処理部33は、未知フローに属性が類似する既知フローを推定する。図5において、星印で示される未知フローの周辺には、いくつかの丸印すなわち既知フローが存在している。推定処理部33は、前述の推定アルゴリズムとして、図5において未知フローとの距離が一番短い、すなわち最も短い既知フローを、未知フローに属性が類似する既知フローとして推定する。推定処理部33は、例えば、図5において、未知フローと周辺の既知フローとのユークリッド距離を算出し、未知フローに対して最も短いユークリッド距離の既知フローを選択してもよい。このように、推定処理部33は、複数の既知フローが推定される場合、規定された優先度に基づいて一意に既知フローを決定する。具体的には、推定処理部33は、正規化された未知フローとのユークリッド距離が最も短い正規化された既知フローを求め、未知フローの属性に類似する属性の既知フローと推定する。推定処理部33は、未知フローの推定結果を推定結果判定部34に出力する。推定結果には、未知フローとの距離が最も短い既知フローを示す既知フロー情報、および未知フローとの距離が最も短い既知フローと未知フローとの距離、すなわち差分の情報が含まれる。
推定結果判定部34は、推定処理部33から取得した未知フローの推定結果を判定する(ステップS4)。具体的には、推定結果判定部34は、推定処理部33から取得した未知フローの推定結果に含まれる差分と、コントローラ19-2から指定された類似閾値とを比較する。類似閾値とは、未知フローと判定された受信フローに対してどのようなQoSを設定するのかを判定するための閾値である。推定結果判定部34は、差分が類似閾値以下の場合、正規化未知フロー情報記憶部321から取得した未知フロー情報で示される未知フローに、未知フローに類似すると推定処理部33で推定された既知フローに設定されているQoSを設定すると判定する。推定結果判定部34は、未知フローに類似すると推定処理部33で推定された既知フローに設定されているQoSの情報を、既知フロー情報記憶部320から取得する。一方、推定結果判定部34は、差分が類似閾値より大きい場合、正規化未知フロー情報記憶部321から取得した未知フロー情報で示される未知フローに、ベストエフォートのQoSを設定すると判定する。
推定結果判定部34は、未知フローを示す推定フロー情報、および割り当てたQoSを推定QoS設定として、送信処理部26に出力する(ステップS5)。また、推定結果判定部34は、推定フロー情報および推定QoS設定を、推定済未知フロー情報として推定済未知フロー情報記憶部331に記憶させる。推定済未知フロー情報記憶部331は、コントローラ19-2からの指示によって、推定済未知フロー情報をコントローラ19-2に出力する。または、コントローラ19-2は、推定済未知フロー情報記憶部331から推定済未知フロー情報を読み出す。
ステップS1に戻って、既知未知判定部31は、受信フローが既知フロー情報で示される既知フローと同一の場合、受信フローは既知フローと判定する(ステップS1:No)。この場合、既知未知判定部31は、既知フローを示す既知フロー情報、および既知フローに設定されているQoS設定を送信処理部26に出力する(ステップS6)。
送信処理部26は、受信フローが既知フローの場合、受信フローを既知フロー情報に従ったポート21に転送する。受信フローを取得したポート21は、QoS設定に従ったキューイング処理の後、受信フローを通信装置20の外部へ送信する。一方、送信処理部26は、受信フローが未知フローの場合、受信フローを推定フロー情報に従ったポート21に転送する。受信フローを取得したポート21は、推定QoS設定に従ったキューイング処理の後、受信フローを通信装置20の外部へ送信する。
つづいて、通信装置20のハードウェア構成について説明する。通信装置20において、ポート21は入出力インタフェースである。受信処理部24および送信処理部26は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。処理回路は制御回路とも呼ばれる。
図6は、実施の形態1に係る通信装置20が備える処理回路をプロセッサ91およびメモリ92で実現する場合の処理回路90の構成例を示す図である。図6に示す処理回路90は制御回路であり、プロセッサ91およびメモリ92を備える。処理回路90がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路90の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路90では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路90は、通信装置20の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。このプログラムは、処理回路90により実現される各機能を通信装置20に実行させるためのプログラムであるともいえる。このプログラムは、プログラムが記憶された記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体など他の手段により提供されてもよい。
上記プログラムは、既知未知判定部31が、ポート21で受信されたフローである受信フローが、転送先およびQoS設定が確定済みの既知フローか、または転送先およびQoS設定が未確定の未知フローかを判定する第1のステップと、正規化部32が、複数の既知フローおよび未知フローを正規化する第2のステップと、推定処理部33が、正規化部32で正規化された複数の既知フローから、正規化部32で正規化された未知フローの属性に類似する属性の既知フローを推定する第3のステップと、推定結果判定部34が、正規化された未知フローの属性と推定処理部33で推定された正規化された既知フローの属性との差分と、閾値とを比較した比較結果に基づいて、未知フローに設定するQoSを判定する第4のステップと、を通信装置20に実行させるプログラムであるとも言える。
ここで、プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などである。また、メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図7は、実施の形態1に係る通信装置20が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路93の例を示す図である。図7に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。処理回路については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、通信装置20は、過去に未受信の未知フローを受信した場合、転送先およびQoSが確定済みの複数の既知フロー、および未知フローを正規化し、未知フローの属性に類似する属性の既知フローを推定し、未知フローの属性と推定した既知フローの属性との差分に基づいて、未知フローに設定するQoSを判定する。具体的には、通信装置20は、差分が類似閾値以下の場合、推定された既知フローに設定されているQoSを未知フローに設定することとした。これにより、通信装置20は、未知フローを受信した場合において、転送先決定までの遅延を抑制しつつ、サービス品質の低下を抑制することができる。また、通信装置20は、非特許文献1のようにコントローラ19にフローの転送についての判断を仰ぐことがないことから、コントローラ19の処理負荷を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、通信装置20の受信処理部24が備える正規化部32は、L4宛先ポート番号、および送信元IPアドレスの項目で既知フローおよび未知フローを正規化していた。実施の形態2では、正規化部32が、他の項目で既知フローおよび未知フローを正規化する場合について説明する。
実施の形態2において、通信システム1、通信装置20、および受信処理部24の構成は、それぞれ、図1、図2および図3に示す実施の形態1のときの構成と同様である。図8は、実施の形態2に係る通信装置20の受信処理部24が備える正規化部32によって正規化された既知フローおよび未知フローの例を示す図である。図8において、縦軸は正規化されたトラフィック量を示し、横軸は正規化されたフレーム数を示している。また、図8において、丸印は既知フローを示し、星印は未知フローを示している。正規化部32は、例えば、コントローラ19-2から指定された正規化制御情報が、トラフィック量、およびフレーム数であった場合、正規化処理によって図8に示すような結果を得る。
実施の形態2では、5-tuple、すなわち、送信元IP、宛先IP、送信元ポート番号、宛先ポート番号、およびプロトコルの属性が同じフレームであるフローのフレーム数、およびトラフィック量に着目している。通信装置20において、受信処理部24は、未知フローと同じトラフィックの特徴を持つ既知フローを探し出し、同じトラフィックの特徴を持つ既知フローのQoSの設定を、未知フローに適用する。受信処理部24の正規化部32に対するコントローラ19-2からの正規化制御情報の指定内容以外、通信装置20の動作は、実施の形態1のときと同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、通信装置20は、正規化する際の項目として、トラフィック量、およびフレーム数を使用することが可能である。この場合においても、通信装置20は、実施の形態1のときと同様の効果を得ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 通信システム、11 制御信号経路、12 主信号経路、14-2,14-n サーバ、15-1,15-n 無線アンテナ、16-1,16-n 端末、18 通信経路、19-1,19-2 コントローラ、20-1~20-n 通信装置、21-1~21-m ポート、24 受信処理部、26 送信処理部、31 既知未知判定部、32 正規化部、33 推定処理部、34 推定結果判定部、320 既知フロー情報記憶部、321 正規化未知フロー情報記憶部、322 正規化既知フロー情報記憶部、331 推定済未知フロー情報記憶部。

Claims (1)

  1. 複数のポートを有する通信装置であって、
    前記ポートで受信されたフローである受信フローが、転送先およびQuality of Service設定が確定済みの既知フローか、または過去に未受信の未知フローかを判定する既知未知判定部と、
    複数の前記既知フローおよび前記未知フローを正規化する正規化部と、
    前記正規化部で正規化された複数の前記既知フローから、前記正規化部で正規化された前記未知フローの属性に類似する属性の前記既知フローを推定する推定処理部と、
    正規化された前記未知フローの属性と前記推定処理部で推定された正規化された前記既知フローの属性との差分と、閾値とを比較した比較結果に基づいて、前記未知フローに設定するQuality of Serviceを判定する推定結果判定部と、
    を備え
    前記正規化部は、前記通信装置の動作を制御するコントローラから指定された正規化制御情報で示される項目に従って、前記既知フローおよび前記未知フローを正規化する、
    ことを特徴とする通信装置。
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