JP7258057B2 - ユーザ機器および通信方法 - Google Patents

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Description

本開示は、無線通信の分野に関し、特に、NR(New Radio)サイドリンクのためにビームスイーピングが使用される際のセンシングおよびリソース選択に関係するユーザ機器(UE;user equipment)および通信方法に関する。
ビームスイーピングは、これまでに第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP;3rd Generation Partnership Project)の重要な議題の一つになっている。ビームスイーピングはNRにおいてミリ波の場合にgNBでカバレッジを保証するためにアナログビームフォーミングまたはハイブリッドビームフォーミングが用いられること、すなわちgNBがサービスするセルを完全にカバーするために複数の異なる方向のビームをスイーピングすることを想定してサポートされる。
NRサイドリンクベースのVehicle to Everything(V2X)のために、車両でアナログビームフォーミングまたはハイブリッドビームフォーミングが用いられる場合にもビームスイーピングが適用される。これまでのところ、NRサイドリンクベースのV2Xでビームスイーピングをサポートするためのセンシングおよびリソース選択動作の設計は今も議論が続いている。
一つの非限定的かつ例示的な実施形態は、NRサイドリンクベースのV2Xにおけるビームスイーピングを用いた送信のためのセンシングおよびリソース選択を促進する。
本開示の一般的態様では、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるトランスポートブロック(TB;Transport Block)の送信を受信するように動作する受信機と、受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するように動作する回路と、選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行うように動作する送信機とを含むユーザ機器であって、回路は、第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、当該ビームを使用した当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外するようにさらに動作する、ユーザ機器が提供される。
本開示の別の一般的態様では、UEで、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するステップと、受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するステップと、選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行うステップとを含む通信方法であって、第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、当該ビームを使用した当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外するステップをさらに含む通信方法が提供される。
本開示の別の一般的態様では、第二UEからのサイドリンク受信を行うように動作する受信機を含むユーザ機器であって、サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から第二UEによって選択されるリソースを用いて行われ、測定結果は、第二UEが、第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して第三UEによって行われるTBの送信に対する測定を行うことによって得られ、第一ビームセットのビームを使用した第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、当該ビームを使用した第三UEによる当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外される、ユーザ機器が提供される。
本開示の別の一般的態様では、UEで、第二UEからのサイドリンク受信を行うステップを含む通信方法であって、サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から第二UEによって選択されるリソースを用いて行われ、測定結果は、第二UEが、第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して第三UEによって行われるTBの送信に対する測定を行うことによって得られ、第一ビームセットのビームを使用した第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、当該ビームを使用した第三UEによる当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外される、通信方法が提供される。
なお、一般的な実施形態または特定の実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらの任意の選択的な組合せとして、実施できることに留意されたい。
開示されている実施形態のさらなる恩恵および利点は、本明細書および図面から明らかになるであろう。これらの恩恵および/または利点は、本明細書および図面のさまざまな実施形態および特徴によって個別に得ることができ、ただしこのような恩恵および/または利点の1つまたは複数を得るために、これらの特徴すべてを設ける必要はない。
本開示の前述およびその他の特徴は、添付の図面と併せた以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるであろう。これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態のみを描写し、したがってその範囲を限定するものと見なされてはならないことを理解して、本開示を添付の図面を使用して追加の具体性および詳細とともに説明する。
ビームスイーピングが適用されるときの候補リソースの除外の例示的なシナリオを示した概略図である。 本開示の一実施形態によるユーザ機器のブロック図である。 本開示の一実施形態による、NRサイドリンクにおいてビームスイーピングが適用されるときの候補リソースの除外の例示的なシナリオを示した概略図である。 本開示の一実施形態による、複数のビームを使用した初期送信および対応する再送信の周波数領域および時間領域のリソース位置を示した概略図である。 本開示の一実施形態による、NRサイドリンクにおいてビームスイーピングが適用されるときのリソース選択の例示的なシナリオを示した概略図である。 本開示の一実施形態による、UuキャリアにおけるNR同期信号(SS;Synchronization Signal)/物理報知チャネル(PBCH;Physical Broadcast Channel)割当てを示した概略図である。 本開示の別の実施形態による、ITS(intelligent transportation system、高度道路交通システム)キャリアにおけるNRサイドリンクSS/物理サイドリンク報知チャネル(PSBCH;Physical Sidelink Broadcast Channel)割当てを示した概略図である。 本開示の一実施形態によるユーザ機器の詳細なブロック図を示した概略図である。 本開示の一実施形態による通信方法のフローチャートを示した概略図である。 本開示の一実施形態によるユーザ機器を示したブロック図である。 本開示の一実施形態による通信方法のフローチャートを示した概略図である。
以下の詳細な説明では、その一部をなす添付の図面を参照する。図面では、文脈により別段の指示がない限り、類似の記号は通常類似の構成要素を識別する。本開示の態様は、多種多様な構成で配列、置換、組み合わせ、および設計されることができ、それらはすべて明示的に企図され、本開示の一部を構成することが理解されよう。
LTE V2Xでは、半二重の問題、すなわちRFの制約によりUEがキャリアで送信および受信を同時に行えなかった問題を解決するために、あるTB送信の再送信がサポートされる。あるUE(例えばUE2)が、UE2自体による送信などの様々な理由で、別のUE(例えばUE1)からの一つのTB(例えば初期送信)を逃した場合でも、UE2はUE1からそのTBを(例えば再送信を介して)なお受信しうる。加えて、TBの初期送信のためのリソースおよび同じTBの再送信のためのリソースは、リソース選択ウィンドウ内の候補リソースセットから別々に選択される。
NRサイドリンクベースのVehicle to Everything(V2X)のために、車両でアナログビームフォーミングまたはハイブリッドビームフォーミングが用いられる場合にもビームスイーピングが適用される。ビームスイーピングをサポートするために、UEがあるビームセットの各々をそれぞれ使用してTBの初期送信を行い、当該ビームセットの各々をそれぞれ使用して同じTBの再送信を行うことができ、当該ビームセットは一つ以上の異なる方向のビームを含む。
これまでのところ、NRサイドリンクベースのV2Xでビームスイーピングをサポートするためのセンシングおよびリソース選択動作の設計は今も議論が続いている。センシングおよびリソース選択手順の間には、UEがセンシングウィンドウ中に複数のリソースをセンシングし、リソース選択ウィンドウ内に含まれる候補リソースセットから、センシング結果に基づいて現在のトラフィックを送信するのに不適切または不相応な一つ以上の候補リソースを除外し、除外を経た候補リソースセットに残る候補リソースをランキングし、候補リソースセットに残る候補リソースから、ランキング結果に基づいて現在のトラフィックを送信するための一つ以上のリソースを選択しうる。
なお、本明細書に開示される実施形態は、V2I(vehicle to infrastructure、車両インフラ間通信)、V2P(vehicle to pedestrian、車両歩行者間通信)、V2V(vehicle to vehicle、車両間通信)、およびNRサイドリンクを使用した他の任意の通信を含むがこれらに限定されないV2X(Vehicle to Everything)に適用可能である。
図1は、ビームスイーピングが適用されるときの候補リソースの除外の例示的なシナリオを概略的に示す。あるUE(すなわちUE2)が、あるビームセットを使用して別のUE(すなわちUE1)によって行われるあるTBの送信、例えば当該ビームセットを使用したTBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つをセンシングするときには、UE2は、同じTBに関係するすべてのセンシングされる送信が同じ電力を有すると想定し得、例えば初期送信および再送信の両方が同じ電力を有すると想定される。さらに、UE2は、UE1が周期的に送信を行うであろうと想定しうる。したがって、UE2による送信中に起こり得る大きな干渉を回避するために、UE2は、センシングされる送信のいずれかが大きな干渉を有することがセンシングされる場合には、UE2のリソース選択ウィンドウ内に入る次のいくつかの送信期間にわたりUE1によって行われることとなる当該ビームセットを使用したすべての送信に関連する候補リソースを除外しうる。干渉は、センシングされる送信に対して測定を行うことによって判断されうる。例えば、センシングされる送信のいずれかでUE2によって測定されるサイドリンクSSまたはPSBCHの参照信号受信電力(RSRP;Reference Signal Received Power)の測定結果がある閾値を超える場合には、UE1はUE2に対する干渉UEであると判断される。
図1に示されるように、UE1は、UE2のセンシング手順中にUE2によって干渉UEとしてセンシングされる。UE1はそのトラフィックを周期的に送信すると想定される。一実施形態では、UE1は、例えば二つのビーム、すなわちビーム1およびビーム2を含むビームセットを有する。一例では、UE1は、再送信なしでビーム1およびビーム2を使用して初期送信を行う。別の例では、ビーム1およびビーム2の各々で、UE1は、あるTBの初期送信および再送信の両方を行う。後者の場合、UE1は同じTBを異なる時間に合計四回送信する。UE2の現在のトラフィックのために、UE2のセンシングウィンドウが、タイミング(n-a)からタイミングnまでの時間間隔、すなわち時間間隔[n-a,n]として構成、事前構成または指定され、UE2のリソース選択ウィンドウが、時間間隔[n+T,n+T]として構成、事前構成または指定され、これらはいずれも仕様書3GPP TS36.213_v15.1.0に指定され、タイミングnは上位層シグナリングによって指示される現在のトラフィックのためのリソース選択トリガのタイミングである。
UE1がTBの初期送信および再送信の両方を行う場合、ビーム1を使用した初期送信、ビーム2を使用した初期送信、ビーム1を使用した再送信およびビーム2を使用した再送信のいずれか、例えば図1に示されるビーム1を使用した初期送信がUE2によって大きな干渉としてセンシングされるときには、UE1は初期送信および再送信を周期的に行うことが想定され、同じTBに関連する初期送信および再送信は同じ電力を有することから、UE2は、UE2のリソース選択ウィンドウ中のUE1が初期送信および再送信を周期的に行うと想定されるリソース位置と重複する時間領域のリソース位置のある特定の候補リソースが、UE1からの大きな干渉を受ける可能性があると予測しうる。したがってUE2は、ビーム1および2を使用した初期送信ならびにビーム1および2を使用した再送信に関連するそれらのある特定の候補リソースを除外しうる。すなわち、例えば図1に示される候補リソース1~8のすべてが本実施形態にしたがって除外されることとなる。
しかしながら、UE1のビームセット内の異なる方向のビームは、UE2に対して異なる干渉を有しうる。例えば、ビーム1を使用した初期送信または再送信は、UE2の送信動作に対する干渉を生成しうる。他方、ビーム2を使用した初期送信または再送信は、UE2の現在の送信に干渉を引き起こさないかまたは無視されるほど十分に小さな干渉を引き起こしうる。この場合には、候補リソース1~8をすべて除外すれば、リソース選択ウィンドウ内のリソースの無駄が生じるであろう。
上記を考慮して、NRサイドリンクベースのV2Xにおけるビームスイーピングを用いた送信のためのセンシングおよびリソース選択を促進するために、本開示の一実施形態では、図2に示されるようなユーザ機器が提供される。図2は、本開示の一実施形態による、ユーザ機器200の一部のブロック図を示す。
図2に示すように、UE200は、受信機210、回路220および送信機230を含みうる。一実施形態では、受信機210は、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUE(すなわちUE1)によって行われるTBの送信を受信するように動作する。回路220は、受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するように動作する。一実施形態では、回路220は、第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、当該ビームを使用した当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外するようにさらに動作する。UE200の送信機230は、選択されたリソースを使用してトラフィックを送信するように動作する。
一実施形態では、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するステップは、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用したTBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つを受信するステップを含む。さらに、第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを除外するステップは、第一ビームセットの当該ビームを使用した初期送信および再送信のうちの少なくとも一つに関連する一つ以上の候補リソースを除外するステップを含む。
一実施形態では、除外されるべき一つ以上の候補リソースが関連する第一ビームセットのビーム(以下では「関連ビーム」と呼称される)は、第一ビームセットを使用してUE1によって行われた受信された送信のサイドリンクSSまたはPSBCHのRSRPを測定することによって判断される。
上記のように、UE1の第一ビームセット内の異なる方向のビームは、UE200に対して異なる干渉を有し得、したがってUE200は、UE1の第一ビームセット内のすべてのビームからの干渉を考慮する必要はない可能性がある。言い換えれば、リソース選択ウィンドウ内の候補リソースを無駄にすることを回避するために、UE200は、UE1の第一ビームセット内のすべてのビームに関係するのではなく関連ビームに関係する一つ以上の候補リソースを除外する。関連ビームのさらなる詳細は、図3を参照して後述する。
一実施形態では、UE2が、UE2のセンシング手順中に第一ビームセットの各々をそれぞれ使用してUE1によって行われるあるTBの送信を受信した場合、UE2は、UE1が周期的に送信を行うであろうと想定しうる。UE2自身による送信中に起こり得る大きな干渉を回避するために、UE2は、関連ビームを使用した受信される送信が大きな干渉を有することがセンシングされる場合には、UE2のリソース選択ウィンドウ内に入る次のいくつかの送信期間にわたりUE1によって行われることとなる第一ビームセット内の関連ビームを使用した送信に関連する候補リソースを除外しうる。
一例では、UE1によって行われるあるTBの送信は、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用した初期送信のみを含む。この場合、UE2は、それらの初期送信のみを受信し、関連ビームを使用した受信される送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に、UE2のリソース選択ウィンドウ中に行われることとなる関連ビームを使用した初期送信に関連する候補リソースをさらに除外しうる。
別の例では、UE1によって行われるあるTBの送信は、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用した初期送信および第一ビームセットの各々をそれぞれ使用した再送信の両方を含む。この場合、UE2は、初期送信および再送信のうちの少なくとも一つを受信し、関連ビームを使用した受信される初期送信および再送信のうちの少なくとも一つの測定結果が所定の条件を満たす場合に、UE2のリソース選択ウィンドウ中に行われることとなる関連ビームを使用した初期送信および再送信に関連する候補リソースをさらに除外しうる。
図3は、本開示の一実施形態による、NRサイドリンクにおいてビームスイーピングが適用されるときの候補リソースの除外の例示的なシナリオを概略的に示す。UE1にアナログビームフォーミングまたはハイブリッドビームフォーミングが適用されるときに、図3に示されるUE1によって各チャネル送信につきビームスイーピングが使用されることが想定される。加えて、図3に示されるUE2が、例えば図2に示されるUE200として実施されうる。
図3の例に示されるように、UE1は、UE2のセンシング手順中にUE2によって干渉UEとしてセンシングされる。一実施形態では、UE1は、例えば二つのビーム、すなわちビーム1およびビーム2を含むビームセットを有する。一例では、UE1は、再送信なしでビーム1およびビーム2をそれぞれ使用して初期送信を行う。別の例では、ビーム1およびビーム2の各々で、UE1は、初期送信および再送信の両方を行う。後者の場合、UE1は同じTBを異なる時間に合計四回、すなわちビーム1を使用した初期送信、ビーム2を使用した初期送信、ビーム1を使用した再送信およびビーム2を使用した再送信で送信する。以下の説明は、例示のみを目的として初期送信および再送信の両方を行うUE1を例にとるが、これに限定されない。
なお、図3の例に示されるUE1の二つのビームは例示にすぎず、それに限定されるものではない。例えば、UE1の第一ビームセット内のビームの数は二つに限定されず、本開示の実施形態により、設計要件に応じて任意の適切な数でありうる。例えば、一実施形態では、UE1の第一ビームセットは、一つのビームだけを含んでもよく、三つ以上のビームを含んでもよい。
なお、図3の例に示される第一ビームセットの各々をそれぞれ使用した初期送信および第一ビームセットの各々をそれぞれ使用した再送信も例示にすぎず、それに限定されるものではない。言い換えれば、TBの初期送信に使用されるビームは、同じTBの再送信に使用されるビームとは異なりうる。一実施形態では、UE1の第一ビームセットは二つのサブセットに分割され、そのうち一つが初期送信に使用され、もう一つが再送信に使用されうる。例えば、UE1は五つのビームを含む第一ビームセットを有し、そのうち三つは初期送信に使用される第一ビームサブセットと考えられ、他の二つは再送信に使用される第二ビームサブセットと考えられることが想定される。任意に、再送信に使用される第二ビームサブセット内の各ビームは、初期送信に使用される第一ビームサブセット内の各ビームよりもやや幅広でありうる。
UE2の現在のトラフィックのために、現在のトラフィックを送信するためのリソースをセンシングおよび選択するために、UE2のセンシングウィンドウが、例えばタイミング(n-a)からタイミングnまでの時間間隔、すなわち時間間隔[n-a,n]として構成、事前構成または指定され、UE2のリソース選択ウィンドウが、例えば時間間隔[n+T,n+T]として構成、事前構成または指定され、タイミングnは上位層シグナリングによって指示される現在のトラフィックのためのリソース選択トリガのタイミングである。
一実施形態では、UE2の受信機210は、ビーム1および2を使用した初期送信ならびにビーム1および2を使用した再送信のうちの少なくとも一つを受信する。一例では、UE2の受信機210は、ビーム1および2を使用した初期送信ならびにビーム1および2を使用した再送信の両方を受信しうる。別の例では、UE2の受信機210は、ビーム1および2を使用した初期送信のみを受信し得、ビーム1および2を使用した再送信を逃す。さらに別の例では、UE2の受信機210は、ビーム1および2を使用した再送信のみを受信し得、ビーム1および2を使用した初期送信を逃す。後者の二つの場合のいずれにおいても、UE2がUE1の初期送信および対応する再送信のうちのいずれか一方の時間領域の位置を検出する限り、UE2は、UE1の物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH;Physical Sidelink Control Channel)の指示に基づいて、UE1の初期送信および対応する再送信のうちの他方の時間領域の位置を導出しうる。すなわち、同じビームを使用した初期送信と対応する再送信との間の送信間隔は、UE1のPSCCH、例えばUE1のPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI;Sidelink Control Information)で指示される。
UE1からビーム1および2を使用した初期送信ならびにビーム1および2を使用した再送信のうちの少なくとも一つを受信した後、UE2の回路220は、UE1のビーム1および2を使用した初期送信ならびにUE1のビーム1および2を使用した再送信のうちの受信された少なくとも一つに対して測定を行い、その後、測定結果に基づいてリソース選択ウィンドウ内の候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択する。一実施形態では、UE2の回路220は、測定結果を得るためにRSRP測定を行う。
図3に示されるリソース選択ウィンドウには、例示の目的で候補リソース1~8のみが示される。しかし、UE2のリソース選択ウィンドウ内の候補リソースの数は8に限定されず、本開示の実施形態による実際の応用例およびシナリオに応じて任意の数の候補リソースが存在しうる。
一実施形態では、UE2の回路220は、候補リソース1~8の中で、UE1の第一ビームセット内の関連ビームを使用した初期送信および対応する再送信に関連する一つ以上の候補リソースを除外しうる。関連ビームとは、UE2のリソース選択ウィンドウ中に時間領域の候補リソースのリソース位置が周期的初期送信および周期的再送信が行われると予測されるリソース位置と重複するときに、それを使用するとUE1の周期的初期送信または周期的再送信がUE2に大きな干渉を引き起こしうるビームを指す。
さらに、一実施形態では、関連ビームは、UE1がサイドリンクSSまたはPSBCH送信のためにビーム1およびビーム2をスイーピングすると想定して、UE2の回路220が、UE1から受信されるビーム1および2を使用した初期送信ならびにビーム1および2を使用した再送信のうちの少なくとも一つについてサイドリンクSSまたはPSBCHのRSRPを測定することによって判断される。一例では、同じTBの初期送信および対応する再送信は、同じ電力を有すると想定される。この場合には、UE2が初期送信および再送信の両方を受信する場合、UE2は、初期送信および再送信のうちの一方のみに対して測定を行うことで、初期送信および再送信のうちの他方の測定結果を得ることができる。別の例では、初期送信および再送信は異なる電力を有すると想定され、初期送信と再送信との間の電力差は、制御シグナリング(例えばPSCCHまたは上位層シグナリング)によって指示されるかまたは仕様で指定される。この場合には、UE2が初期送信および再送信の両方を受信する場合、UE2は、初期送信および再送信のうちの一方のみに対して測定を行うことで、電力差に基づいて初期送信および再送信のうちの他方の測定結果を得ることができる。さらに別の例では、初期送信および再送信は、互いから独立した異なる電力を有すると想定される。この場合には、UE2が初期送信および再送信の両方を受信する場合、UE2は、関連ビームを判断するために、初期送信および再送信の両方に対してそれぞれ測定を行う必要がある。以下の説明は、例示のみを目的として同じ電力を有する初期送信および対応する再送信を例にとるが、これに限定されない。
図3に示されるように、UE1から送信されるビーム1を使用した初期送信およびビーム2を使用した初期送信のサイドリンクSSまたはPSBCHがセンシングウィンドウ中にUE2の回路220によってそれぞれ測定された後、例えば、初期ビーム1を使用した送信は、UE2に対する大きな干渉を示す所定の条件を満たすと判断される。この場合、UE2は、UE2のリソース選択ウィンドウ中にUE1によって周期的に行われることとなるビーム1を使用した初期送信およびビーム1を使用した再送信がUE2の現在の送信に大きな干渉を引き起こしうると予測する。他方、UE2は、UE2のリソース選択ウィンドウ中にUE1によって周期的に行われることとなるビーム2を使用した初期送信およびビーム2を使用した再送信は、UE2の現在の送信に干渉を引き起こさないかまたは無視されるほど十分に小さな干渉を引き起こしうると予測する。この意味で、UE1の第一セット内のビーム1は、UE2によって、UE2のリソース選択ウィンドウ内の候補リソースを除外するために使用される関連ビームとして判断される。
一実施形態では、UE2の現在の送信に対する大きな干渉を示す所定の条件は、測定されるRSRPがある閾値を超えることである。図3の例では、ビーム1を使用した初期送信のサイドリンクSSまたはPSBCHの測定されるRSRPは、そのある閾値を超える。一実施形態では、そのある閾値は、実際の応用例およびシナリオに応じて変動しうる。例えば、UE2によって現在送信されるトラフィックのProSe Per‐Packet Priority(PPPP)のある値に対して対応する閾値が構成または事前構成されうる。さらに、所定の条件は、UE2の現在の送信に対する大きな干渉を示しうる限り、測定されるRSRPがある閾値を超えることに限定されないことに留意しなければならない。
UE1の第一ビームセット内の関連ビーム、例えば図3の例のビーム1が判断された後、UE2の回路220は、関連ビームを使用した初期送信および対応する再送信に関連する一つ以上の候補リソースを除外する。例えば、UE1が初期送信および再送信を周期的に行うと想定して、UE2は、受信された関連ビームを使用した初期送信または再送信のうちの少なくとも一つのリソース位置にしたがって、UE2のリソース選択ウィンドウ内の次のK個の送信期間にわたりUE1が関連ビームを使用して初期送信(単数または複数)および再送信(単数または複数)を行うであろう時間領域のリソース位置を予測し得、ここでKはゼロより大きい整数である。一実施形態では、UE1の送信期間(例えば20ms)は、UE1のPSCCH、例えばUE1のPSCCHで送信されるSCIで指示される。さらに、UE2のセンシングウィンドウ中にUE1から受信された関連ビームを使用した初期送信または再送信のうちの少なくとも一つがUE2に対する大きな干渉を有することがセンシングされていることから、上述の予測の後に、UE2は、時間領域のそれらの予測されるリソース位置のある候補リソースが(あれば)UE1から大きな干渉を受ける可能性があると判断する。結果として、UE1が関連ビームを使用して初期送信および再送信を行うであろうと予測される時間領域のそれらの予測されるリソース位置の、UE2のそのある候補リソースは、関連ビームを使用した初期送信および再送信に関連すると判断され、UE2によって除外されることとなる。
例えば、図3に示されるように、UE2のリソース選択ウィンドウ内にUE1の二つの(すなわちK=2)送信期間が含まれる。すなわち、次の一期間にわたるUE1がビーム1を使用した初期送信、ビーム2を使用した初期送信、ビーム1を使用した再送信およびビーム2を使用した再送信を行うと予測される時間領域の予測されるリソース位置は、候補リソース1、2、3および4のリソース位置と時間領域でそれぞれ重複し、次の二期間にわたるUE1がビーム1を使用した初期送信、ビーム2を使用した初期送信、ビーム1を使用した再送信およびビーム2を使用した再送信を行うと予測される時間領域の予測されるリソース位置は、候補リソース5、6、7および8のリソース位置と時間領域でそれぞれ重複する。
上述のように、UE1のビーム1が関連ビームとして判断され、したがって候補リソース1、3、5および7は除外される。例えば、UE2は、UE1が次の二期間にわたり候補リソース1および5とそれぞれ同じ時間領域の位置でビーム1を使用した初期送信を行うと予測するため、候補リソース1および5は除外される。すなわち、候補リソース1および5の時間領域のリソース位置は、次の二期間にわたるビーム1を使用した初期送信の時間領域の予測されるリソース位置とそれぞれ重複する。同様に、UE2は、UE1が次の二期間にわたり候補リソース3および7とそれぞれ同じ時間領域の位置でビーム1を使用した再送信を行うと予測するため、候補リソース3および7は除外される。すなわち、候補リソース3および7の時間領域のリソース位置は、次の二期間にわたるビーム1を使用した再送信の時間領域の予測されるリソース位置とそれぞれ重複する。
加えて、UE1のビーム2は関連ビームとして判断されないことから、候補リソース2、4、6および8は除外されない。しかしながら、UE2が候補リソース2、4、6および8を現在の送信のための最終リソースとして選択するか否かは、本開示の実施形態により一部の候補リソース(例えば候補リソース1、3、5および7)がリソース選択ウィンドウ内の候補リソースセットから除外された後の候補リソースのサブセットのランキング結果に依存する。一実施形態では、UE2の回路220は、それぞれの候補リソースについて測定されるS‐RSSIに基づいて、リソース選択ウィンドウ内の候補リソースセットから一部の候補リソースを除外することによって得られる候補リソースのサブセット内の各候補リソースをランキングするようにさらに動作する。
なお、図3に示されるUE1の第一ビームセット内のビームの数(例えば二つ)、関連ビームの数(例えば一つ)および関連ビームのインデックス(例えば第一)は、例示を目的としたものにすぎない。実際の応用例およびシナリオに応じて第一ビームセット内に任意の適切な数のビームが存在し得、また、関連ビーム(単数または複数)の数がUE1の第一ビームセット内のビームの数より大きくない限り、実際の応用例およびシナリオに応じて任意の適切な数の関連ビーム(単数または複数)が存在しうる。加えて、候補リソース1~8は、例示のみを目的として示され、当業者には当然のことながら、リソース選択ウィンドウは一実施形態では候補リソース1~8の一部を含み得、別の実施形態では候補リソース1~8以外の一つ以上の追加の候補リソースを含みうる。
干渉UEの異なる方向のビームは、現在送信するUEに対して異なる干渉を有しうるため、現在送信するUEは、現在のトラフィックを送信するためのリソースを選択する際に、干渉UEのすべてのビームからの干渉を考慮する必要がなくなりうるのが有利である。言い換えれば、干渉UEのすべてのビームに関係するのではなく関連ビーム(単数または複数)に関係する一つ以上の候補リソースを除外することによって、不必要に除外される候補リソースが減少するため、リソース選択ウィンドウ内のリソース利用が改善されうる。
図4は、本開示の一実施形態による、複数のビームを使用した初期送信および対応する再送信の周波数領域および時間領域のリソース位置を概略的に示す。一実施形態では、UEの異なるビームを使用した同じTBの初期送信または再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる。
図4は、UEが二つの異なるビーム、例えば第一ビームおよび第二ビームを含むビームセットを有する例を概略的に示す。図4に示すように、第一ビームを使用した初期送信および第二ビームを使用した初期送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる。同様に、第一ビームを使用した再送信および第二ビームを使用した再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる。
なお、図4の例に示されるUEの二つのビームは例示にすぎず、これに限定されない。言い換えれば、本開示の実施形態により、UEの任意の適切な数のビームが存在しうる。例えば、UEがn個のビームを有し、nは2以上の整数であるときに、n個のビームの各々を使用した初期送信が周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われ、n個のビームの各々を使用した再送信が周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われることが想定されうる。
なお、図4の例に示されるビームセットの各々(すなわち第一ビームおよび第二ビーム)をそれぞれ使用した初期送信およびビームセットの各々をそれぞれ使用した再送信も例示にすぎず、これに限定されない。言い換えれば、TBの初期送信に使用されるビームは、同じTBの再送信に使用されるビームとは異なりうる。一実施形態では、UEのビームセットは二つのサブセットに分割され、そのうち一つが初期送信に使用され、もう一つが再送信に使用されうる。例えば、UEは五つのビームを含むビームセットを有し、そのうち三つは初期送信に使用される第一ビームサブセットと考えられ、他の二つは再送信に使用される第二ビームサブセットと考えられることが想定される。任意に、再送信に使用される第二ビームサブセット内の各ビームは、初期送信に使用される第一ビームサブセット内の各ビームよりもやや幅広でありうる。
さらに、図4に示されるUEは、上述のように第一ビームセットを使用してサイドリンク送信を行う干渉UE1として実施されうるか、または図5を参照して後述する第二ビームセットを使用してサイドリンク送信を行う現在送信するUE2として実施されうることに留意しなければならない。
加えて、一実施形態では、UEがビームセットを使用してサイドリンク送信を行う場合には、UEのビームセット内の各ビームのビームインデックスがUEのPSCCH、例えばUEのPSCCHで送信されるSCIで指示される。
さらに、一実施形態では、UEのビームセット内のビームの数は、サイドリンクSSによって示唆されるかまたはPSBCHで指示されうる。例えばビームの数は、サイドリンクSSシーケンスを介して暗黙的に知られうる。
なお、上述のように第一ビームセットを使用してサイドリンク送信を行う干渉UE1のビームの数は、UE1のサイドリンクSSによって示唆されるかまたはPSBCHで指示されうる。同様に、図5を参照して後述する第二ビームセットを使用してサイドリンク送信を行う現在送信するUE2のビームの数は、UE2のサイドリンクSSによって示唆されるかまたはPSBCHで指示されうる。
現在送信するUE2が、センシングウィンドウ中に干渉UE1の第一ビームセットの一つのビームを使用した初期送信のみをセンシングしたときには、UE2は、第一ビームセットを使用した初期送信の時間領域の連続する位置ならびに第一ビームセット内の各ビームのビームインデックスの指示およびビームの数の指示にしたがって、第一ビームセットのその他のすべてのビームを使用した初期送信の時間領域の位置を導出することができる。同様に、現在送信するUE2が、センシングウィンドウ中に干渉UE1の第一ビームセットの一つのビームを使用した再送信のみをセンシングしたときには、UE2は、第一ビームセットを使用した再送信の時間領域の連続する位置ならびに第一ビームセット内の各ビームのビームインデックスの指示およびビームの数の指示にしたがって、第一ビームセットのその他のすべてのビームを使用した再送信の時間領域の位置を導出することができる。
図5は、本開示の一実施形態による、NRサイドリンクにおいてビームスイーピングが適用されるときのリソース選択の例示的なシナリオを概略的に示す。現在送信するUE(すなわちUE2)は、第二ビームセット内の各ビームを使用してリソース選択ウィンドウ内の選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行う。なお、上述のように、現在送信するUE(すなわちUE2)の第二ビームセット内のビームの数は、干渉UE(すなわちUE1)の第一ビームセット内のビームの数から独立しており、いずれも上位層により構成されうる。
例えば、図5に示すように、第二ビームセットは二つのビーム、すなわちビーム1’およびビーム2’を含む。なお、本開示の実施形態によれば、UE2の第二ビームセット内のビームの数は二に限定されず、UE2の第二ビームセット内に任意の適切な数のビームが存在しうる。
UE2の現在のトラフィックのために、現在のトラフィックを送信するためのリソースをセンシングおよび選択するために、UE2のセンシングウィンドウが、例えばタイミング(n-a)からタイミングnまでの時間間隔、すなわち時間間隔[n-a,n]として構成、事前構成または指定され、UE2のリソース選択ウィンドウが、例えば時間間隔[n+T,n+T]として構成、事前構成または指定され、タイミングnは上位層シグナリングによって指示される現在のトラフィックのためのリソース選択トリガのタイミングである。
一実施形態では、UE2の回路220は、リソース選択ウィンドウの時間間隔を、リソース選択ウィンドウ内に第二ビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび第二ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定するように動作する。例えば、UE2の回路220は、リソース選択ウィンドウ内にビーム1’を使用した初期送信のための候補リソース、ビーム2’を使用した初期送信のための候補リソース、ビーム1’を使用した再送信のための候補リソースおよびビーム2’を使用した再送信のための候補リソースを含むようにリソース選択ウィンドウのTを設定するように動作する。
さらに、一実施形態では、第二ビームセットを使用した初期送信または再送信は、リソース選択ウィンドウにおけるリソース選択のために一緒に束ねられる。例えば、ビーム1’を使用した初期送信およびビーム2’を使用した初期送信は、リソース選択のために一緒に束ねられる。同様に、ビーム1’を使用した再送信およびビーム2’を使用した再送信は、リソース選択のために一緒に束ねられる。
例えば、時間領域で連続する初期送信のための候補リソースのセットが選択された場合には、第二ビームセットのビーム1’を使用した初期送信およびビーム2’を使用した初期送信が行われ、時間領域で連続する再送信のための候補リソースのセットが選択された場合には、第二ビームセットのビーム1’を使用した再送信およびビーム2’を使用した再送信が行われる。加えて、連続する初期送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数および連続する再送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数は、第二ビームセット内のビームの数とそれぞれ同じである。例えば、図5に示す実施形態では、連続する初期送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数および連続する再送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数は、いずれも二である。
加えて、別の実施形態では、UE2の回路220は、リソース選択手順中にビーム1’を使用した初期送信、ビーム2’を使用した初期送信、ビーム1’を使用した再送信およびビーム2’を使用した再送信のすべてがレイテンシ要求を満たすことを保証するようにリソース選択ウィンドウのTを設定するように動作する。これにより、NRサイドリンクにおいてビームスイーピングが使用される場合のUE2の送信動作のレイテンシ要求が保証されるのが有利である。
なお、図5の例に示されるUE2によって行われる初期送信および再送信の両方は例示にすぎず、これに限定されない。別の実施形態では、UE2は、第二ビームセットの各々をそれぞれ使用して初期送信のみを行いうる。
なお、図5の例に示される第二ビームセットの各々をそれぞれ使用した初期送信および第二ビームセットの各々をそれぞれ使用した再送信も例示にすぎず、これに限定されない。言い換えれば、TBの初期送信に使用されるビームは、同じTBの再送信に使用されるビームとは異なりうる。一実施形態では、UE2の第二ビームセットは二つのサブセットに分割され、そのうち一つが初期送信に使用され、もう一つが再送信に使用されうる。例えば、UE2は五つのビームを含む第二ビームセットを有し、そのうち三つは初期送信に使用される第一ビームサブセットと考えられ、他の二つは再送信に使用される第二ビームサブセットと考えられることが想定される。任意に、再送信に使用される第二ビームサブセット内の各ビームは、初期送信に使用される第一ビームサブセット内の各ビームよりもやや幅広でありうる。
システム負荷が大きすぎる場合には、サイドリンク送信を行うために多数の異なるビームが使用されると、送信性能が影響を受ける。上記を考慮して、本開示の一実施形態により、輻輳制御戦略が提供される。
この実施形態では、図5に示すようにUE2が第二ビームセットを用いてサイドリンク送信を行う場合に、第二ビームセット内のビームの数は、最大許容可能ビーム数以下である。例えば、最大許容可能ビーム数は、UE2の送信パラメータに基づいて決定される。
ビームスイーピングのシナリオにおいて輻輳制御戦略をサポートするために、本開示の一実施形態により、LTE Rel.14に基づく送信パラメータに最大許容可能ビーム数が追加される。送信パラメータについての修正されたRRCシグナリングが以下に示される。
Figure 0007258057000001
加えて、UE2のチャネルビジー率(CBR;Channel Busy Ratio)のある値およびPPPPのある値に対して対応する送信パラメータが構成または事前構成され、ここでCBRはUE2の輻輳レベルを示し、PPPPはUE2の現在のトラフィックの優先度を示す。例えば、UE2のあるCBR値に対して、複数のPPPP値の各々に対応する送信パラメータを示すマッピングテーブルでUE2が構成または事前構成される。すなわち、UE2のあるCBR値およびあるPPPP値に対して対応する送信パラメータが構成または事前構成される。
したがって、対応する送信パラメータに含まれる最大許容可能ビーム数は、UEに固有であり、CBR値およびPPPP値に応じて変動する。例えばCBR値が70%の場合、あるPPPP値のトラフィックでは最大許容可能ビーム数は2つだけである。
あるCBR値およびあるPPPP値に対してUEの送信パラメータの最大許容可能ビーム数を構成または事前構成することにより、ビームスイーピングのシナリオで輻輳制御戦略がサポートされるのが有利である。すなわち、ある優先度およびCBR値では、輻輳を回避するために多数のビームは許容されない。
図6は、本開示の一実施形態による、UuキャリアにおけるNR SS/PBCH割当てを概略的に示す。図6に示す一つのスロットは14個のシンボルを有する。この実施形態では、Uuキャリアで動作するNRにおいて、一つのスロットは、アナログビームフォーミングまたはハイブリッドビームフォーミングが適用されるときに各々が一つのビームに対応する二つのSS/PBCHブロックを有する。さらに、二つの隣接するSS/PBCHブロックの間のいくつかのシンボルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH;Physical Downlink Control Channel)/物理アップリンク制御チャネル(PUCCH;Physical Uplink Control Channel)/サウンディング参照信号(SRS;Sounding Reference Signal)を割当てるために予約される。一例では、各ブロックは、プライマリ同期信号(PSS;Primary Synchronization Signal)およびセカンダリ同期信号(SSS;Secondary Synchronization Signal)ならびにPBCHを含む。例えば、SS/PBCHの例示的なフォーマットが図6に示される。
なお、SS/PBCHの例示的なフォーマットは例示を目的として示されるにすぎず、当業者には当然のことながら、本開示の実施形態により実際の応用例およびシナリオに応じて(例えばより少ないかもしくはより多いシンボルを占有する、またはPSS、SSSおよびPBCHを異なる位置に割当てる)SS/PBCHの他のフォーマットが考慮されうる。
図7は、本開示の別の実施形態による、ITSキャリアにおけるNRサイドリンクSS/PSBCH割当てを概略的に示す。例えば、NRサイドリンクのみが動作するITSキャリアでは、PDCCH、PUCCHまたはSRSのためにシンボルを予約する必要がない。この場合、一つのスロット内のより多くのシンボルが、NRサイドリンクのサイドリンクSS/PSBCHを送信するために使用されうる。したがって、図6に示した例と比較して、NRサイドリンクのサイドリンクSS/PSBCHではよりコンパクトなパターンが設計される。一実施形態では、図7に示すように、一つのスロットは、アナログビームフォーミングまたはハイブリッドビームフォーミングが適用されるときに各々が一つのビームに対応する三つのサイドリンクSS/PSBCHブロックを有する。一例では、各ブロックは、サイドリンクPSSおよびサイドリンクSSSならびにPSBCHを含む。別の例では、各ブロックは、サイドリンクPSSおよびサイドリンクSSSのみを含み、PSBCHを含まない。
なお、NRサイドリンクSS/PSBCHが図7の例に示される四つより少ないシンボルを占有する場合には、サポートされるサイドリンクSS/PSBCHの数は、一つのスロットで四つ以上に増加する。
以上のことから、一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSS/PSBCHが割当てられうる。NRサイドリンクのサイドリンクSS/PSBCHのよりコンパクトなパターンによって、より良好なリソース利用およびより小さなレイテンシが達成されうるのが有利である。
図8は、本開示の一実施形態によるユーザ機器の詳細なブロック図を概略的に示す。
図8に示すように、UE200は、送信機210、回路220および受信機230を含む。任意に、回路220は、センシングユニット840および選択ユニット850を含みうる。任意に、回路220は、エンコーダ810、変調器820、信号アサイナ830、信号デマルチプレクサ860、復調器870、デコーダ880、およびエラー検出器890をさらに含みうる。
図8では、図2に示されるのと同じ要素を示すために同じ参照番号が使用される。説明が複雑になるのを避けるために、ここでは本実施形態の特徴と密接に関連するトラフィックの送信に関係する構成要素が主に示される。
エンコーダ810は、送信されるトラフィックを符号化して符号化信号を得、変調器820は、符号化信号を変調して変調信号を得、信号アサイナ830は、回路からの、例えば選択ユニット850からのリソース選択結果にしたがって、変調信号のためのリソースを指定する。そして、送信機210は、トラフィックを示す信号を送信する。
一実施形態では、センシングユニット840は、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信をセンシングし、選択ユニット850は、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択する。さらに、センシングユニット840は、受信された送信に対して測定を行い、第一ビームセットのビームを使用した初期送信および再送信に関連する一つ以上の候補リソースを、当該ビームを使用した当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外する(詳細な動作は図3を参照、その詳細は明確および簡潔のために省略する)。信号アサイナ830に出力される選択されたリソースは、トラフィックを送信するために使用される。
受信機230は、アンテナからトラフィックを受信し、例えば第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信する。信号デマルチプレクサ860は、高速フーリエ変換(FFT;Fast Fourier Transform)によって受信されたトラフィックを多重分離し、多重分離されたトラフィックを復調器870に送る。復調器870は、多重分離されたトラフィックを復調して、復調トラフィックを生成する。デコーダ880は、復調トラフィックを復号し、エラー検出器890は、検査手順(例えば巡回冗長検査、CRC;Cyclic Redundancy Check)を行って、受信されたトラフィックを検査する。
なお、図8は、部品すなわちエンコーダ810、変調器820、信号アサイナ830、信号デマルチプレクサ860、復調器870、デコーダ880、およびエラー検出器890が回路220内にあることを示すが、これは一例にすぎず限定ではなく、実際には、例えば通信装置の要件に応じて一体的部品の一つ以上が回路220から分離されうる。
なお、図8は、センシングユニット840および選択ユニット850を別々のユニットで示すが、これは一例にすぎず限定ではない。例えばこれらは、一ユニット内に実施されるかまたは集積回路として互いに一体化されることができ、または他の形態であってもよい。
図9は、本開示の一実施形態による通信方法のフローチャート900を概略的に示す。例えば、通信方法は、図2に示されるUE200によって行われうる。図9には具体的なステップが開示されるが、そのようなステップは例示である。すなわち、本開示は、様々な他のステップまたは図9に列挙されたステップのバリエーションを行うのに適切である。図9は、図1~8を参照して説明される。
ステップ920で、UE200は、第一ビームのセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信する。
ステップ940で、UE200は、受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択する。
一実施形態では、ステップ940で、UE200は、第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、当該ビームを使用した当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースからさらに除外する。
一実施形態では、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するステップは、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用したTBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つを受信するステップを含む。さらに、第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを除外するステップは、第一ビームセットの当該ビームを使用した初期送信および再送信のうちの少なくとも一つに関連する一つ以上の候補リソースを除外するステップを含む。
一実施形態では、当該ビームは、受信された初期送信および再送信のうちの少なくとも一つのサイドリンクSSまたはPSBCHのRSRPを測定することによって判断される。
一実施形態では、第一ビームセットを使用した同じTBの初期送信または再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる。
一実施形態では、第一ビームセット内のビームの数は、他方のUEのサイドリンクSSによって示唆されるかまたは他方のUEのPSBCHで指示される。
一実施形態では、サイドリンク送信は第二ビームセットを使用することによって行われ、第二ビームセット内のビームの数は、UE200の送信パラメータに基づいて決定される最大許容可能ビーム数以下であり、対応する送信パラメータは、UE200のCBRのある値およびPPPPのある値に対して構成または事前構成される。
一実施形態では、測定結果はRSRP測定を行うことによって得られ、所定の条件は、測定されるRSRPがある閾値を超えることである。
ステップ960で、UE200は、選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行う。
さらに、一実施形態では、UE200が第二ビームセットを使用してサイドリンク送信を行う場合、UE200は、リソース選択ウィンドウの時間間隔を、リソース選択ウィンドウ内に第二ビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび第二ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定する。さらに、リソース選択ウィンドウの時間間隔は、第二ビームセットの各々を使用した初期送信および第二ビームセットの各々を使用した再送信のレイテンシ要求を満たす。
さらに、この実施形態では、第二ビームセットを使用した初期送信または再送信は、リソース選択ウィンドウにおけるリソース選択のために一緒に束ねられる。例えば、時間領域で連続する初期送信のための候補リソースのセットが選択された場合には、第二ビームセットを使用した初期送信が行われ、時間領域で連続する再送信のための候補リソースのセットが選択された場合には、第二ビームセットを使用した再送信が行われ、連続する初期送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数、および連続する再送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数は、第二ビームセット内のビームの数とそれぞれ同じである。
加えて、NRサイドリンクでは、一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSS/PSBCHが割当てられる。すなわち、NRサイドリンクのサイドリンクSS/PSBCHではよりコンパクトなパターンが設計される。
図10は、本開示の一実施形態によるユーザ機器1000のブロック図を示す。UE1000は、第二UEからのトラフィックを受信する受信機1010を含む。さらに、第二UEおよびUE1000からのサイドリンク送信に対して大きな干渉を引き起こしうる干渉UEとして考えられる第三UEが存在する。
一実施形態では、UE1000の受信機1010は、第二UEからのサイドリンク受信を行う。例えば、サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から第二UEにより選択されたリソースを用いて行われ、測定結果は、第二UEが、第三UEから受信される、第三UEによって第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して行われるTBの送信に対して測定を行うことによって得られる。
一実施形態では、第一ビームセットのビームを使用した第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、当該ビームを使用した第三UEによる当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外される。
第二UEの除外動作は図3を参照して説明されており、サイドリンク送信にビームスイーピングが使用される場合の割当てられるリソース位置は図4を参照して説明されており、リソース選択ウィンドウの構成は図5を参照して説明されており、NRサイドリンクにおけるSS/PSBCHのパターンは図6および7を参照して説明されており、以上のすべてがこれに適用されうるため、明確および簡潔のために詳細な説明はここでは省略される。
図11は、本開示の一実施形態による通信方法のフローチャートを概略的に示す。一実施形態では、通信方法は、例えばUE200からトラフィックを受信するために、UE1000によって行われうる。図11には具体的なステップが開示されるが、そのようなステップは例示である。すなわち、本開示は、様々な他のステップまたは図11に列挙されたステップのバリエーションを行うのに適切である。
ステップ1120で、UE1000は、第二UEからのサイドリンク受信を行う。さらに、第二UEおよびUE1000からのサイドリンク送信に対して大きな干渉を引き起こしうる干渉UEとして考えられる第三UEが存在する。
一実施形態では、UE1000の受信機1010は、第二UEからのサイドリンク受信を行う。例えば、サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から第二UEにより選択されたリソースを用いて行われ、測定結果は、第二UEが、第三UEから受信される、第三UEによって第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して行われるTBの送信に対して測定を行うことによって得られる。
一実施形態では、第一ビームセットのビームを使用した第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、当該ビームを使用した第三UEによる当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外される。
第二UEの除外動作は図3を参照して説明されており、サイドリンク送信にビームスイーピングが使用される場合の割当てられるリソース位置は図4を参照して説明されており、リソース選択ウィンドウの構成は図5を参照して説明されており、NRサイドリンクにおけるSS/PSBCHのパターンは図6および7を参照して説明されており、以上のすべてがこれに適用されうるため、明確および簡潔のために詳細な説明はここでは省略される。
本開示は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって、実施することができる。上述した各実施形態の説明において使用される各機能ブロックは、集積回路としてLSIによって実現することができ、各実施形態において説明した各プロセスは、LSIによって制御することができる。LSIは、チップとして個別に形成する、または、機能ブロックの一部またはすべてが含まれるように一個のチップを形成することができる。LSIは、自身に結合されたデータ入出力部を含むことができる。LSIはここで、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIとも称される。しかしながら、集積回路を実施する技術は、LSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサを使用することによって実現することができる。さらには、LSIの製造後にプログラムすることのできるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)や、LSI内部に配置されている回路セルの接続および設定を再設定できるリコンフィギャラブル・プロセッサを使用することもできる。
なお、本開示は、本開示の内容および範囲から逸脱することなく、本明細書に提示された説明および既知の技術に基づいて当業者によって様々に変更または修正されることが意図され、そのような変更および応用は保護を請求した範囲内に該当することに留意されたい。さらに、本開示の内容から逸脱しない範囲において、上記の実施形態の構成要素は、任意に組み合わせられうる。
本開示の実施形態は、少なくとも以下の内容を提供することができる。
(1)第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するように動作する受信機と、
受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するように動作する回路と、
選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行うように動作する送信機と
を含むユーザ機器であって、
回路は、第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、当該ビームを使用した当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外するようにさらに動作する、
ユーザ機器。
(2)第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信する動作は、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用したTBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つを受信する動作を含み、
第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを除外する動作は、第一ビームセットの当該ビームを使用した初期送信および再送信のうちの少なくとも一つに関連する一つ以上の候補リソースを除外する動作を含む、
(1)に記載のユーザ機器。
(3)当該ビームは、受信された送信のサイドリンクSSまたはPSBCHのRSRPを測定することによって判断される、(1)に記載のユーザ機器。
(4)回路は、リソース選択ウィンドウの時間間隔を、リソース選択ウィンドウ内に第二ビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび第二ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定するようにさらに動作する、(1)に記載のユーザ機器。
(5)リソース選択ウィンドウの時間間隔はレイテンシ要求を満たす、(4)に記載のユーザ機器。
(6)第二ビームセットを使用した初期送信または再送信は、リソース選択ウィンドウにおけるリソース選択のために一緒に束ねられる、(4)に記載のユーザ機器。
(7)時間領域で連続する初期送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した初期送信が行われ、時間領域で連続する再送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した再送信が行われ、連続する初期送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数および連続する再送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数は、第二ビームセット内のビームの数とそれぞれ同じである、(6)に記載のユーザ機器。
(8)第一ビームセットを使用した同じTBの初期送信または再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる、(2)に記載のユーザ機器。
(9)第一ビームセット内のビームの数は、他方のUEのサイドリンクSSによって示唆されるかまたは他方のUEのPSBCHで指示される、(1)に記載のユーザ機器。
(10)第二ビームセットを用いてサイドリンク送信が行われ、第二ビームセット内のビームの数は、UEの送信パラメータに基づいて決定される最大許容可能ビーム数以下であり、UEのCBRのある値およびPPPPのある値に対して対応する送信パラメータが構成または事前構成される、(1)に記載のユーザ機器。
(11)一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSSおよびPSBCHが割当てられる、(1)に記載のユーザ機器。
(12)回路は、測定結果を得るためにRSRP測定を行うように動作し、所定の条件は、測定されるRSRPがある閾値を超えることである、(1)に記載のユーザ機器。
(13)UEで、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するステップと、
受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するステップと、
選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行うステップと
を含む通信方法であって、
第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、当該ビームを使用した当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外するステップをさらに含む、通信方法。
(14)第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するステップは、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用したTBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つを受信するステップを含み、
第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを除外するステップは、第一ビームセットの当該ビームを使用した初期送信および再送信のうちの少なくとも一つに関連する一つ以上の候補リソースを除外するステップを含む、
(13)に記載の通信方法。
(15)当該ビームは、受信された送信のサイドリンクSSまたはPSBCHのRSRPを測定することによって判断される、(13)に記載の通信方法。
(16)リソース選択ウィンドウの時間間隔を、リソース選択ウィンドウ内に第二ビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび第二ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定するステップをさらに含む、(13)に記載の通信方法。
(17)リソース選択ウィンドウの時間間隔はレイテンシ要求を満たす、(16)に記載の通信方法。
(18)第二ビームセットを使用した初期送信または再送信は、リソース選択ウィンドウにおけるリソース選択のために一緒に束ねられる、(16)に記載の通信方法。
(19)時間領域で連続する初期送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した初期送信が行われ、時間領域で連続する再送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した再送信が行われ、連続する初期送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数および連続する再送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数は、第二ビームセット内のビームの数とそれぞれ同じである、(18)に記載の通信方法。
(20)第一ビームセットを使用した同じTBの初期送信または再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる、(14)に記載の通信方法。
(21)第一ビームセット内のビームの数は、他方のUEのサイドリンクSSによって示唆されるかまたは他方のUEのPSBCHで指示される、(13)に記載の通信方法。
(22)第二ビームセットを用いてサイドリンク送信が行われ、第二ビームセット内のビームの数は、UEの送信パラメータに基づいて決定される最大許容可能ビーム数以下であり、UEのCBRのある値およびPPPPのある値に対して対応する送信パラメータが構成または事前構成される、(13)に記載の通信方法。
(23)一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSSおよびPSBCHが割当てられる、(13)に記載の通信方法。
(24)RSRP測定を行うことによって測定結果が得られ、所定の条件は、測定されるRSRPがある閾値を超えることである、(13)に記載の通信方法。
(25)第二UEからのサイドリンク受信を行うように動作する受信機
を含むユーザ機器(UE)であって、
サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から第二UEによって選択されるリソースを用いて行われ、測定結果は、第二UEが、第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して第三UEによって行われるTBの送信に対する測定を行うことによって得られ、
第一ビームセットのビームを使用した第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、当該ビームを使用した第三UEによる当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外される、
ユーザ機器(UE)。
(26)第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して第三UEによって行われるTBの送信は、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用したTBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つを含み、
第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースは、第一ビームセットの当該ビームを使用した初期送信および再送信のうちの少なくとも一つに関連する一つ以上の候補リソースを含む、
(25)に記載のユーザ機器。
(27)当該ビームは、第二UEが受信された送信のサイドリンクSSまたはPSBCHのRSRPを測定することによって判断される、(25)に記載のユーザ機器。
(28)第二UEのリソース選択ウィンドウの時間間隔は、リソース選択ウィンドウ内に第二ビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび第二ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定される、(25)に記載のユーザ機器。
(29)第二UEのリソース選択ウィンドウの時間間隔はレイテンシ要求を満たす、(28)に記載のユーザ機器。
(30)第二ビームセットを使用して第二UEによって行われる初期送信または再送信は、リソース選択ウィンドウにおけるリソース選択のために一緒に束ねられる、(28)に記載のユーザ機器。
(31)時間領域で連続する初期送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した初期送信が行われ、時間領域で連続する再送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した再送信が行われ、連続する初期送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数および連続する再送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数は、第二ビームセット内のビームの数とそれぞれ同じである、(30)に記載のユーザ機器。
(32)第一ビームセットを使用した同じTBの初期送信または再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる、(26)に記載のユーザ機器。
(33)第一ビームセット内のビームの数は、第三UEのサイドリンクSSによって示唆されるかまたは第三UEのPSBCHで指示される、(25)に記載のユーザ機器。
(34)第二ビームセットを用いて第二UEによってサイドリンク送信が行われ、第二ビームセット内のビームの数は、第二UEの送信パラメータに基づいて決定される最大許容可能ビーム数以下であり、第二UEのCBRのある値およびPPPPのある値に対して対応する送信パラメータが構成または事前構成される、(25)に記載のユーザ機器。
(35)一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSSおよびPSBCHが割当てられる、(25)に記載のユーザ機器。
(36)第二UEがRSRP測定を行うことによって測定結果が得られ、所定の条件は、測定されるRSRPがある閾値を超えることである、(25)に記載のユーザ機器。
(37)UEで、第二UEからのサイドリンク受信を行うステップ
を含む通信方法であって、
サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から第二UEによって選択されるリソースを用いて行われ、測定結果は、第二UEが、第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して第三UEによって行われるTBの送信に対する測定を行うことによって得られ、
第一ビームセットのビームを使用した第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、当該ビームを使用した第三UEによる当該送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外される、
通信方法。
(38)第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して第三UEによって行われるTBの送信は、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用したTBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つを含み、
第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースは、第一ビームセットの当該ビームを使用した初期送信および再送信のうちの少なくとも一つに関連する一つ以上の候補リソースを含む、
(37)に記載の通信方法。
(39)当該ビームは、第二UEが受信された送信のサイドリンクSSまたはPSBCHのRSRPを測定することによって判断される、(37)に記載の通信方法。
(40)第二UEのリソース選択ウィンドウの時間間隔は、リソース選択ウィンドウ内に第二ビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび第二ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定される、(37)に記載の通信方法。
(41)第二UEのリソース選択ウィンドウの時間間隔はレイテンシ要求を満たす、(40)に記載の通信方法。
(42)第二ビームセットを使用して第二UEによって行われる初期送信または再送信は、リソース選択ウィンドウにおけるリソース選択のために一緒に束ねられる、(40)に記載の通信方法。
(43)時間領域で連続する初期送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した初期送信が行われ、時間領域で連続する再送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、第二ビームセットを使用した再送信が行われ、連続する初期送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数および連続する再送信のための候補リソースのセット内の候補リソースの数は、第二ビームセット内のビームの数とそれぞれ同じである、(42)に記載の通信方法。
(44)第一ビームセットを使用した同じTBの初期送信または再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる、(38)に記載の通信方法。
(45)第一ビームセット内のビームの数は、第三UEのサイドリンクSSによって示唆されるかまたは第三UEのPSBCHで指示される、(37)に記載の通信方法。
(46)第二ビームセットを用いて第二UEによってサイドリンク送信が行われ、第二ビームセット内のビームの数は、第二UEの送信パラメータに基づいて決定される最大許容可能ビーム数以下であり、第二UEのCBRのある値およびPPPPのある値に対して対応する送信パラメータが構成または事前構成される、(37)に記載の通信方法。
(47)一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSSおよびPSBCHが割当てられる、(37)に記載の通信方法。
(48)第二UEがRSRP測定を行うことによって測定結果が得られ、所定の条件は、測定されるRSRPがある閾値を超えることである、(37)に記載の通信方法。
(49)第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するように動作する受信機と、
受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するように動作する回路と、
選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行うように動作する送信機と
を含むユーザ機器であって、
回路は、第一ビームセットの各々を使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、第一ビームセットの少なくとも一つのビームを使用した送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外するようにさらに動作する、
ユーザ機器。
(50)UEで、第一ビームのセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信するステップと、
受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するステップと、
選択されたリソースを用いてサイドリンク送信を行うステップと
を含む通信方法であって、
第一ビームセットの各々を使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、第一ビームセットの少なくとも一つのビームを使用した送信の測定結果が所定の条件を満たす場合に候補リソースから除外するステップをさらに含む、
通信方法。
(51)リソース選択ウィンドウの時間間隔を、リソース選択ウィンドウ内にビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび当該ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定するように動作する回路と、
当該ビームセットを使用してサイドリンク送信を行うように動作する送信機と
を含むユーザ機器。
(52)リソース選択ウィンドウの時間間隔を、リソース選択ウィンドウ内にビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび当該ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定するステップと、
当該ビームセットを使用してサイドリンク送信を行うステップと
を含む通信方法。
(53)一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSSおよびPSBCHを割当てるように動作する回路と、
複数のビームを使用してサイドリンクSSおよびPSBCHを送信するように動作する送信機と
を含むユーザ機器。
(54)一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSSおよびPSBCHを割当てるステップと、
複数のビームを使用してサイドリンクSSおよびPSBCHを送信するステップと
を含む通信方法。

Claims (15)

  1. 第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるトランスポートブロック(TB)の送信を受信するように動作する受信機と、
    前記受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するように動作する回路と、
    前記選択されたリソースを用いて前記サイドリンク送信を行うように動作する送信機と
    を含むユーザ機器(UE)であって、
    前記回路は、前記第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、前記ビームを使用した前記送信の前記測定結果が所定の条件を満たす場合に前記候補リソースから除外するようにさらに動作する、
    ユーザ機器。
  2. 第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるTBの送信を受信する動作は、前記第一ビームセットの各々をそれぞれ使用した前記TBの初期送信および同じTBの再送信のうちの少なくとも一つを受信する動作を含み、
    前記第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを除外する動作は、前記第一ビームセットの前記ビームを使用した初期送信および再送信のうちの少なくとも一つに関連する一つ以上の候補リソースを除外する動作を含む、
    請求項1に記載のユーザ機器。
  3. 前記ビームは、前記受信された送信のサイドリンク同期信号(SS)または物理サイドリンク報知チャネル(PSBCH)の参照信号受信電力(RSRP)を測定することによって判断される、請求項1に記載のユーザ機器。
  4. 前記回路は、リソース選択ウィンドウの時間間隔を、前記リソース選択ウィンドウ内に第二ビームセットの各々を使用した初期送信のための候補リソースおよび前記第二ビームセットの各々を使用した再送信のための候補リソースを含むように設定するようにさらに動作する、請求項1に記載のユーザ機器。
  5. 前記リソース選択ウィンドウの前記時間間隔はレイテンシ要求を満たす、請求項4に記載のユーザ機器。
  6. 前記第二ビームセットを使用した初期送信または再送信は、前記リソース選択ウィンドウにおけるリソース選択のために一緒に束ねられる、請求項4に記載のユーザ機器。
  7. 時間領域で連続する前記初期送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、前記第二ビームセットを使用した前記初期送信が行われ、時間領域で連続する前記再送信のための候補リソースのセットが選択された場合に、前記第二ビームセットを使用した前記再送信が行われ、連続する前記初期送信のための候補リソースの前記セット内の候補リソースの数および連続する前記再送信のための候補リソースの前記セット内の候補リソースの数は、前記第二ビームセット内のビームの数とそれぞれ同じである、請求項6に記載のユーザ機器。
  8. 前記第一ビームセットを使用した同じTBの前記初期送信または再送信は、周波数領域の同じ位置および時間領域の連続する位置で行われる、請求項2に記載のユーザ機器。
  9. 前記第一ビームセット内のビームの数は、他方のUEのサイドリンクSSによって示唆されるかまたは他方のUEのPSBCHで指示される、請求項1に記載のユーザ機器。
  10. 第二ビームセットを用いて前記サイドリンク送信が行われ、前記第二ビームセット内のビームの数は、前記UEの送信パラメータに基づいて決定される最大許容可能ビーム数以下であり、前記UEのチャネルビジー率(CBRのある値およびProSeパケット単位優先度(PPPPのある値に対して対応する送信パラメータが構成または事前構成される、請求項1に記載のユーザ機器。
  11. 一つのスロットに三セット以上のサイドリンクSSおよびPSBCHが割当てられる、請求項1に記載のユーザ機器。
  12. 前記回路は、前記測定結果を得るためにRSRP測定を行うように動作し、前記所定の条件は、前記測定されるRSRPがある閾値を超えることである、請求項1に記載のユーザ機器。
  13. UEで、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して別のUEによって行われるトランスポートブロック(TB)の送信を受信するステップと、
    前記受信された送信に対して測定を行い、測定結果に基づいて候補リソースの中からサイドリンク送信のためのリソースを選択するステップと、
    前記選択されたリソースを用いて前記サイドリンク送信を行うステップと
    を含む通信方法であって、
    前記第一ビームセットのビームを使用した送信に関連する一つ以上の候補リソースを、前記ビームを使用した前記送信の前記測定結果が所定の条件を満たす場合に前記候補リソースから除外するステップをさらに含む、通信方法。
  14. 第二UEからのサイドリンク受信を行うように動作する受信機
    を含むユーザ機器(UE)であって、
    前記サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から前記第二UEによって選択されるリソースを用いて行われ、前記測定結果は、前記第二UEが、第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して前記第三UEによって行われるトランスポートブロック(TB)の送信に対する測定を行うことによって得られ、
    前記第一ビームセットのビームを使用した前記第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、前記ビームを使用した前記第三UEによる前記送信の前記測定結果が所定の条件を満たす場合に前記候補リソースから除外される、
    ユーザ機器(UE)。
  15. UEで、第二UEからのサイドリンク受信を行うステップ
    を含む通信方法であって、
    前記サイドリンク受信は、測定結果に基づいて候補リソースの中から前記第二UEによって選択されるリソースを用いて行われ、前記測定結果は、前記第二UEが、第三UEから受信される、第一ビームセットの各々をそれぞれ使用して前記第三UEによって行われるトランスポートブロック(TB)の送信に対する測定を行うことによって得られ、
    前記第一ビームセットのビームを使用した前記第三UEによる送信に関連する一つ以上の候補リソースは、前記ビームを使用した前記第三UEによる前記送信の前記測定結果が所定の条件を満たす場合に前記候補リソースから除外される、
    通信方法。
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