JP7254680B2 - 端子付き電線およびその製造方法 - Google Patents
端子付き電線およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7254680B2 JP7254680B2 JP2019208381A JP2019208381A JP7254680B2 JP 7254680 B2 JP7254680 B2 JP 7254680B2 JP 2019208381 A JP2019208381 A JP 2019208381A JP 2019208381 A JP2019208381 A JP 2019208381A JP 7254680 B2 JP7254680 B2 JP 7254680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- conductor
- wires
- wire
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Terminals (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
(圧着端子および被覆電線)
まず、本発明の実施形態に係る端子付き電線1について説明する前に、図1を参照して、圧着端子および被覆電線の概略構成について説明する。被覆電線10は、導体11と、被覆12と、一体化部13とを有する。導体11は、長手方向Xに延伸した複数のアルミニウム素線(Al素線)111が横並びに並べられて並列に構成された導体部である。被覆12は、導体11の外周に形成された絶縁性の被覆部である。被覆電線10は、先端部において導体11の外周の被覆12が除去されて、所定の長さの導体11が露出した導体露出部112を有する。一体化部13は、導体露出部112において複数のAl素線111が溶融によって一体化された部分から構成される。以下の説明において、被覆電線10は、長手方向Xにおいて、前方側を先端側となる導体端部側とし、後方側を基端側となる被覆側とする。
次に、以上のように構成された被覆電線10および圧着端子20を接続する端子付き電線の製造方法について説明する。図3は、第1の実施形態による端子付き電線の製造方法を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の第2の実施形態による端子付き電線に用いられる被覆電線について説明する。図4A、図4B、および図4Cはそれぞれ第2の実施形態による被覆電線を前方側から見た模式的な正面図であり、図4AがAl素線の集合前、図4BがAl素線の集合後、図4Cが一体化部の製造後を示す。また、図5は、第2の実施形態による被覆電線のAl素線の集合後の状態を示す斜視図である。
次に、本発明の第3の実施形態による端子付き電線に用いられる被覆電線について説明する。図6Aおよび図6Bはそれぞれ、第3の実施形態による被覆電線を前方側から見た模式的な正面図であり、図6Aが一体化部の形成前、図6Bが一体化部の形成後を示す。図6Cは、圧着端子に圧着させた状態の被覆電線を前方側から見た模式的な正面図である。
次に、本発明の第4の実施形態による端子付き電線に用いられる被覆電線について説明する。図7は、第4の実施形態による被覆電線を前方側から見た模式的な正面図である。第4の実施形態による被覆電線10Dは、第2の実施形態による被覆電線10Bおよび第3の実施形態による被覆電線10Cと同様の並列電線からなる。この被覆電線10Dに対して、第3の実施形態と同様にして、被覆電線10Dの導体11Dを構成するn本(n:自然数)、例えば6本のAl素線を左右の2つの群に分ける。
次に、本発明の第5の実施形態による端子付き電線の製造方法について説明する。図8A、図8B、および図8Cはそれぞれ、第5の実施形態による被覆電線を上方から見た模式的な上面図であり、図8Aが一体化部の形成前、図8Bおよび図8Cが一体化部の形成後を示す。なお、第5の実施形態による端子付き電線の製造方法においては、第1の実施形態の被覆電線10と同様の被覆電線10Eを用いて端子付き電線を製造する場合を例に説明する。
10,10B,10C,10D,10E 被覆電線
11,11B,11C,11D,11E 導体
12 被覆
13,13B,13Ca,13Cb,13Da,13Db,13Ea,13Eb 一体化部
20 圧着端子
21 端子接続部
22 トランジション部
23 導体圧着部
23a 表面
23b セレーション
24 被覆圧着部
111 Al素線
112,112C,112E 導体露出部
113 集合導体
Claims (13)
- アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる複数のアルミニウム素線が扁平状に配列された導体と、前記導体を被覆する被覆部と、を有する被覆電線と、
前記被覆電線が接続された端子と、を備え、
前記導体の前記端子と接続された部分の少なくとも一部が、複数の前記アルミニウム素線の溶融によって一体化された一体化部を有する
ことを特徴とする端子付き電線。 - 前記被覆電線の前記導体の断面積が8mm2以上60mm2未満である
ことを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。 - 前記一体化部は、アーク溶接による溶融によって一体化された部分である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の端子付き電線。 - 前記一体化部は、前記導体の一部に部分的に設けられている
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の端子付き電線。 - 前記一体化部が設けられる箇所は、前記アルミニウム素線の本数未満である
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の端子付き電線。 - 前記被覆電線の端部において露出した導体露出部は、断面が略楕円形状であって複数の前記アルミニウム素線が集合されてなる少なくとも1本の集合導体から構成され、
前記一体化部は、前記集合導体の先端部を含む一部に設けられている
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の端子付き電線。 - 前記アルミニウム素線が複数並列して設けられている
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の端子付き電線。 - 前記一体化部は、複数の前記アルミニウム素線の間の位置に設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の端子付き電線。 - 並列して複数設けられたアルミニウム素線を、一部のアルミニウム素線と残部のアルミニウム素線との2つの群から構成し、前記一部のアルミニウム素線の少なくとも一部および前記残部のアルミニウム素線の少なくとも一部のそれぞれに、前記一体化部が設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の端子付き電線。 - 前記一部のアルミニウム素線および前記残部のアルミニウム素線がそれぞれ、複数のアルミニウム素線が集合された集合導体からなる
ことを特徴とする請求項9に記載の端子付き電線。 - アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる複数のアルミニウム素線が扁平状に配列された導体、および前記導体を被覆する被覆部を有する被覆電線と、前記被覆電線が接続された端子と、を備えた端子付き電線の製造方法であって、
前記被覆電線の端部において前記導体を露出させて導体露出部を形成した後、前記導体露出部の少なくとも一部を、複数の前記アルミニウム素線の溶融によって一体化させる一体化部形成工程と、
前記被覆電線の端部における前記導体露出部において前記端子と接続する端子接続工程と、を含む
ことを特徴とする端子付き電線の製造方法。 - 前記アルミニウム素線が複数並列して設けられ、前記導体露出部の端部を、前記アルミニウム素線の露出した部分の長短によって、凹凸状に成形する成形工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項11に記載の端子付き電線の製造方法。 - 前記アルミニウム素線の溶融をアーク溶接によって行う
ことを特徴とする請求項11または12に記載の端子付き電線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019208381A JP7254680B2 (ja) | 2019-11-19 | 2019-11-19 | 端子付き電線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019208381A JP7254680B2 (ja) | 2019-11-19 | 2019-11-19 | 端子付き電線およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021083215A JP2021083215A (ja) | 2021-05-27 |
JP7254680B2 true JP7254680B2 (ja) | 2023-04-10 |
Family
ID=75965523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019208381A Active JP7254680B2 (ja) | 2019-11-19 | 2019-11-19 | 端子付き電線およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7254680B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010135203A (ja) | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Autonetworks Technologies Ltd | フラットケーブル及びフラットケーブルの製造方法 |
JP2012100403A (ja) | 2010-11-01 | 2012-05-24 | Yazaki Corp | 電線保持構造および電線保持方法 |
JP2014229469A (ja) | 2013-05-22 | 2014-12-08 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
JP2016131139A (ja) | 2015-01-15 | 2016-07-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線、端子付電線及び端子付電線製造方法 |
JP2017130333A (ja) | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 古河電気工業株式会社 | 端子付き電線、ワイヤハーネス |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6373077B2 (ja) * | 2014-06-12 | 2018-08-15 | 古河電気工業株式会社 | 圧着端子付き電線 |
-
2019
- 2019-11-19 JP JP2019208381A patent/JP7254680B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010135203A (ja) | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Autonetworks Technologies Ltd | フラットケーブル及びフラットケーブルの製造方法 |
JP2012100403A (ja) | 2010-11-01 | 2012-05-24 | Yazaki Corp | 電線保持構造および電線保持方法 |
JP2014229469A (ja) | 2013-05-22 | 2014-12-08 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
JP2016131139A (ja) | 2015-01-15 | 2016-07-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線、端子付電線及び端子付電線製造方法 |
JP2017130333A (ja) | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 古河電気工業株式会社 | 端子付き電線、ワイヤハーネス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021083215A (ja) | 2021-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9991026B2 (en) | Conductive cable, method for producing the same, and wiring structure for the same | |
US9444154B2 (en) | Terminal fitting-equipped conductor | |
JP6002985B2 (ja) | ワイヤハーネス用中間部材及びワイヤハーネス | |
US20120324727A1 (en) | Crimp connection to aluminum cable | |
US10600530B2 (en) | Conductive member | |
RU2490763C2 (ru) | Электрическое контактное соединение и способ создания электрического контактного соединения | |
JP6373077B2 (ja) | 圧着端子付き電線 | |
CN103946069A (zh) | 线束 | |
JP2013041813A (ja) | 内面に画定されたらせん形配列構造を含む接点要素 | |
JP2013041813A5 (ja) | ||
JP6943901B2 (ja) | 端子付き電線の製造方法 | |
JP2010225529A (ja) | 端子金具付き電線 | |
JP2017130330A (ja) | 端子付き電線、ワイヤハーネス | |
JP7254680B2 (ja) | 端子付き電線およびその製造方法 | |
JP6709705B2 (ja) | 端子付き電線 | |
JP7426902B2 (ja) | 端子付き電線および端子付き電線の製造方法 | |
JP5979427B2 (ja) | 導電体 | |
US20230163492A1 (en) | Wire harness | |
JP2021170467A (ja) | 扁平電線およびその製造方法、端子付き扁平電線ならびにワイヤーハーネス | |
CN111886756A (zh) | 在用于机动车车载电网的电连接元件与机动车车载电网的电缆之间建立连接的方法 | |
JP7558875B2 (ja) | 端子付き電線および端子付き電線の製造方法 | |
JP7145735B2 (ja) | 圧着端子、端子付き電線および端子付き電線の製造方法 | |
JP7495336B2 (ja) | 端子付き電線および端子付き電線の製造方法 | |
JP2022149793A (ja) | 端子付き電線および端子付き電線の製造方法 | |
JP7393743B2 (ja) | 電線、及び端子付き電線 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230315 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230329 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7254680 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |