JP7254651B2 - work vehicle front guard - Google Patents
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Description
本発明は、トラクタ等の作業車両のフロントガードに関する。 The present invention relates to a front guard for work vehicles such as tractors.
従来、特許文献1に開示された作業車両のフロントガードが知られている。
特許文献1に開示された作業車両のフロントガードは、上下方向に延びる縦フレームと、水平方向に延びる横フレームとを備えている。
BACKGROUND ART Conventionally, a front guard for a work vehicle disclosed in
The front guard of the work vehicle disclosed in
上記フロントガードは、前方から加わる衝撃に対しては高い強度を有している。しかし、近年、フロントガードは多種多様な作業目的のために使用されることから、前方から加わる衝撃だけでなく側方から加わる衝撃に対しても高い強度を有するフロントガードの創出が望まれていた。
本発明は、このような実情に鑑みて、前方から加わる衝撃だけでなく側方から加わる衝撃に対しても高い強度を有する作業車両のフロントガードを提供することを目的とする。
The front guard has high strength against impact applied from the front. However, in recent years, front guards have been used for a wide variety of work purposes, so there has been a desire to create a front guard that is highly resistant to not only frontal impacts but also side impacts. .
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a front guard for a work vehicle that has high strength against not only frontal impacts but also side impacts.
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明の一態様に係る作業車両のフロントガードは、作業車両の車体前部に取り付けられるフロントガードであって、前記車体に取り付けられる下フレームと、前記下フレームに対して車体幅方向の軸回りに起立姿勢と前傾姿勢とに揺動可能に取り付けられて作業車両のボンネット前方に配置される上フレームと、を備え、前記下フレームは、車体前方における一側方側に配置される第1下部材と、車体前方における他側方側に配置される第2下部材とを有し、前記上フレームは、前記第1下部材の前記一側方側に形成された四角形状の第1枠部と、前記第2下部材の前記他側方側に形成された四角形状の第2枠部とを有しており、前記第1枠部は、車体幅方向の外方側に配置された第1外枠材と、車体幅方向の内方側に配置された第1内枠材と、前記第1外枠材の下部から前記第1内枠材に向けて延びる第1下枠材と、前記第1内枠材の上部から前記第1外枠材に向けて延びる第1上枠材とを有し、前記第2枠部は、車体幅方向の外方側に配置された第2外枠材と、車体幅方向の内方側に配置された第2内枠材と、前記第2外枠材の下部から前記第2内枠材に向けて延びる第2下枠材と、前記第2内枠材の上部から前記第2外枠材に向けて延びる第2上枠材とを有し、前記第1上枠材、前記第1下枠材、前記第2上枠材、前記第2下枠材は、前記上フレームが前記起立姿勢にあるとき、車体幅方向の外方に延びるにつれて上方に移行するように傾斜している。
The present invention employs the following technical means in order to achieve the above object.
A front guard for a work vehicle according to one aspect of the present invention is a front guard attached to a front portion of a vehicle body of the work vehicle, and includes a lower frame attached to the vehicle body and an axis around the vehicle width direction with respect to the lower frame. an upper frame mounted in front of the bonnet of the work vehicle so as to be swingable in an upright posture and a forward leaning posture , wherein the lower frame is arranged on one side in front of the vehicle body; The upper frame has a lower member and a second lower member arranged on the other side in front of the vehicle body, and the upper frame is a square-shaped first frame formed on the one side of the first lower member. and a quadrangular second frame formed on the other side of the second lower member , and the first frame is arranged on the outer side in the width direction of the vehicle body. A first outer frame member, a first inner frame member arranged on the inner side in the width direction of the vehicle body, and a first lower frame member extending from a lower portion of the first outer frame member toward the first inner frame member. , and a first upper frame member extending from an upper portion of the first inner frame member toward the first outer frame member, the second frame portion being a second frame member disposed on the outer side in the width direction of the vehicle body. an outer frame member, a second inner frame member arranged on the inner side in the width direction of the vehicle body, a second lower frame member extending from a lower portion of the second outer frame member toward the second inner frame member, and a second upper frame member extending from the upper portion of the second inner frame member toward the second outer frame member, the first upper frame member, the first lower frame member, the second upper frame member, the The second lower frame member is inclined upward as it extends outward in the width direction of the vehicle body when the upper frame is in the standing posture.
上記したフロントガードは、上フレームが、下フレームの一側方側に形成された四角形状の第1枠部と、下フレームの他側方側に形成された四角形状の第2枠部とを有しているため、側方から加わる衝撃を第1枠部又は第2枠部で受けることができる。そのため、前方から加わる衝撃だけでなく側方から加わる衝撃に対しても高い強度を有する。 In the front guard described above, the upper frame has a square first frame formed on one side of the lower frame and a square second frame formed on the other side of the lower frame. Therefore, the impact applied from the side can be received by the first frame portion or the second frame portion. Therefore, it has high strength against not only impacts applied from the front but also impacts applied from the sides.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<作業車両>
先ず、本発明に係るフロントガードが装着される作業車両1について説明する。図12は、作業車両1の一実施形態を示す側面図である。図13は、作業車両1の一実施形態を示す平面図である。本実施形態の場合、作業車両1はトラクタである。以下、作業車両1がトラクタ1であるとして説明する。但し、本発明に係る作業車両1は、トラクタに限定されず、他の種類の作業車両であってもよい。
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<Work vehicle>
First, the
以下、トラクタ(作業車両)1の運転席5に着座した運転者の前側(図12、図13の左側)を前方、運転者の後側(図12、図13の右側)を後方、運転者の左側(図13の矢印L方向)を左方、運転者の右側(図13の矢印R方向)を右方として説明する。また、作業車両1の前後方向に直交する方向である水平方向(図13の矢印W方向)を車体幅方向として説明する。また、車体幅方向であって当該車体幅方向の中心から離れる方向を車体外方、車体幅方向であって当該車体幅方向の中心に近づく方向を車体内方として説明する。
Hereinafter, the front side of the driver (the left side in FIGS. 12 and 13) sitting in the driver's
図12、図13に示すように、トラクタ1は、車体2と走行装置3とを備えている。
車体2には、キャビン4が搭載されている。キャビン4の内部には、運転席5が設けられている。運転席5の前方には、ステアリングホイール6が配置されている。運転席5の側方には、操作レバー7が配置されている。車体2の前部には、エンジン(図示略)が搭載されており、エンジンの上方及び側方はボンネット25により覆われている。車体2の後部には、クラッチハウジング、ミッションケース8等が設けられている。走行装置3は、車体2の前部に設けられた前輪3Fと、車体2の後部に設けられた後輪3Rとを有している。
As shown in FIGS. 12 and 13, the
A
車体2は、エンジンの下側に固定された前車軸フレーム9を有している。前車軸フレーム9は、左側に配置された第1側板材9aと、右側に配置された第2側板材9bと、第1側板材9aの前端と第2側板材9bの前端とを連結する前板材9cとを有している。前車軸フレーム9は、前車軸ケース10を支持している。前車軸ケース10は、前輪3Fの車軸を支持している。また、車体2は、ミッションケース8の後部に固定された後車軸ケース11を有している。後車軸ケース11は、後輪3Rの車軸を支持している。
The
車体2には、フロントローダ12が装着されている。フロントローダ12は、車体2の前部に支持されている。フロントローダ12は、第1フレーム13、第2フレーム14、ブーム15、バケット16、ブームシリンダ17、バケットシリンダ18を備えている。
第1フレーム13は、第1左フレーム13Lと第1右フレーム13Rとを有している。第1フレーム13は、車体2の側部に取り付けられて前後方向に延びる。第1フレーム13の後部は、ブラケット19を介してボルト等により車体2の後車軸ケース11に取り付けられる。第1フレーム13の前部には、第2フレーム14が取り付けられている。
A
The
第2フレーム14は、第1フレーム13に取り付けられてブーム15を支持している。第2フレーム14は、第2左フレーム14Lと第2右フレーム14Rとを有している。第2フレーム14は、取付プレート14aと、支持体14bと、メインフレーム14cと、サイドフレーム14dと、を有している。
取付プレート14aは、車体2の前車軸フレーム9の左側と右側にそれぞれ取り付けられる。支持体14bは、取付プレート14aから車体外方に向けて突出している。メインフレーム14cは、左と右の支持体14bの車体外方側の端部からそれぞれ上方に延びている。メインフレーム14cの下部は、第1フレーム13の前部に取り付けられている。サイドフレーム14dは、メインフレーム14cに取り付けられている。サイドフレーム14dは、メインフレーム14cから上方に延びている。サイドフレーム14dの上部には、車体幅方向に延びる枢軸20が設けられている。
The
The mounting
ブーム15は、左ブーム15Lと右ブーム15Rとを有している。左ブーム15Lは、第2左フレーム14Lに支持されている。右ブーム15Rは、第2右フレーム14Rに支持されている。左ブーム15Lの中途部と右ブーム15Rの中途部は、連結体29により互いに連結されている。ブーム15の基端側は、第2フレーム14(サイドフレーム14d)に設けられた枢軸20回りに揺動可能に支持されている。ブーム15の先端側には、車体幅方向に延びる枢軸21が設けられている。
The
ブームシリンダ17は、サイドフレーム14dとブーム15とを連結している。ブームシリンダ17の一端部(先端部)は、サイドフレーム14dの上下方向の中途部に、第1横軸22を介して回動可能に枢支されている。ブームシリンダ17の他端部(基端部)は、ブーム15の前後方向(長手方向)の中途部に、第2横軸23を介して回動可能に枢支されている。ブーム15は、ブームシリンダ17の伸長によって枢軸20回りの上方に揺動し、ブームシリンダ17の短縮によって枢軸20回りの下方に揺動する。
The
バケット16は、枢軸21回りに揺動可能に支持されている。バケットシリンダ18は、バケット16とブーム15とを連結している。バケットシリンダ18の一端部(基端部)は、ブーム15の前後方向(長手方向)の中途部に、第3横軸26を介して回動可能に枢支されている。バケットシリンダ18の他端部(先端部)は、リンク機構を介してバケット16に第4横軸27等を介して回動可能に枢支されている。バケットシリンダ18は、バケット16を動作させる。バケット16は、バケットシリンダ18の伸長によって枢軸21回りにスクイ動作し、バケットシリンダ18の短縮によって枢軸21回りにダンプ動作する。
ブームシリンダ17及びバケットシリンダ18は、制御バルブ(図示略)によって制御される。制御バルブは、第1フレーム13に取り付けられたカバー24内に配置されている。制御バルブは、操作レバー7等の操作具によって手動操作される。
<フロントガード>
次に、トラクタ1に装着されるフロントガード30について説明する。
The
<Front guard>
Next, the
図12、図13に示すように、フロントガード30は、トラクタ1の車体2の前部に取り付けられる。フロントガード30は、トラクタ1のボンネット25の前部を保護する。
図1~図4に示すように、フロントガード30は、下フレーム31と上フレーム41とを備えている。下フレーム31は、トラクタ1の車体2に取り付けられる。上フレーム41は、下フレーム31に取り付けられる。
As shown in FIGS. 12 and 13 , the
As shown in FIGS. 1 to 4, the
以下のフロントガード30の説明中に記載された方向(左、右等)は、フロントガード30を車体2に取り付けた状態(フロントガード30が後述する起立姿勢にある状態)における方向である。
以下、図1~図4に基づいて、下フレーム31について説明する。
下フレーム31は、第1下部材32Lと第2下部材32Rとを有している。以下、第1下部材32Lと第2下部材32Rとをまとめて下部材32という場合がある。
The directions (left, right, etc.) described in the following description of the
The
The
第1下部材32L及び第2下部材32Rは、上述した車体2の前車軸フレーム9に取り付けられる。
第1下部材32Lは、車体2の前方における一側方側(左側)に配置される。第2下部材32Rは、車体2の前方における他側方側(右側)に配置される。第1下部材32Lは、一方の面(車体外方側の面)が左方を向き、他方の面(車体内方側の面)が右方を向くように配置されている。第2下部材32Rは、一方の面(車体外方側の面)が右方を向き、他方の面(車体内方側の面)が左方を向くように配置されている。
The first
The first
第1下部材32Lは、第1基部33Lと第1延在部34Lとを有している。
第1基部33Lは、前車軸フレーム9の第1側板材9aに取り付けられる。第1基部33Lには、複数の第1取付孔35Lが形成されている。第1基部33Lは、第1取付孔35Lに挿通したボルトBL1を挿通して当該ボルトにナットを螺合することによって、第1側板材9aの左面前部に取り付けられる(図5参照)。
The first
The
第1延在部34Lは、第1基部33Lの前端から斜め前上方に延びている。第1延在部34Lには、第1枢軸55Lが挿通されている。第1枢軸55Lは、車体幅方向に延びている。第1枢軸55Lは、後述する上フレーム41の第1内枠材44Lにも挿通される。
第2下部材32Rは、第2基部33Rと第2延在部34Rとを有している。以下、第1延在部34Lと第2延在部34Rとをまとめて延在部34という場合がある。
The
The second
第2基部33Rは、前車軸フレーム9の第2側板材9bに取り付けられる。第2基部33Rには、複数の第2取付孔35Rが形成されている。第2基部33Rは、第2取付孔35Rにボルトを挿通して当該ボルトにナットを螺合することによって、第2側板材9bの右面前部に取り付けられる。
第2延在部34Rは、第2基部33Rの前端から斜め前上方に延びている。第2延在部34Rには、第2枢軸55Rが挿通されている。第2枢軸55Rは、車体幅方向に延びている。第2枢軸55Rは、後述する上フレーム41の第2内枠材44Rにも挿通される。
The
The
以下、第1枢軸55Lと第2枢軸55Rをまとめて枢軸55という場合がある。
上フレーム41は、下フレーム31に対して車体幅方向の軸回りに揺動可能に取り付けられている。具体的には、上フレーム41は、下フレーム31に対して第1枢軸55L及び第2枢軸55R回りに揺動可能に取り付けられている。つまり、枢軸55は、下フレーム31に対して上フレーム41を揺動可能に支持している。
Hereinafter, the
The
図12、図13に示すように、上フレーム41は、トラクタ1のボンネット25の前方に配置される。以下、図1~図4に基づいて、上フレーム41について説明する。
上フレーム41は、第1枠部42Lと第2枠部42Rとを有している。第1枠部42Lは、下フレーム31の一側方側(左側)に形成されている。第2枠部42Rは、下フレーム31の他側方側(右側)に形成されている。第1枠部42Lと第2枠部42Rは、車体幅方向の中心線を挟んで対称形である。第1枠部42L及び第2枠部42Rは、正面視にて四角形状に形成されている。第1枠部42Lは、第1枢軸55Lよりも上方に配置されている。第2枠部42Rは、第2枢軸55Rよりも上方に配置されている。
As shown in FIGS. 12 and 13 , the
The
第1枠部42Lは、第1外枠材43L、第1内枠材44L、第1下枠材45L、第1上枠材46Lを有している。第1外枠材43Lは、車体幅方向の外方側に配置されている。第1内枠材44Lは、車体幅方向の内方側に配置されている。第1下枠材45Lは、第1外枠材43Lの下部から第1内枠材44Lに向けて延びている。第1上枠材46Lは、第1内枠材44Lの上部から第1外枠材43Lに向けて延びている。第1下枠材45Lと第1内枠材44Lは、溶接等によって接続されていることが好ましいが、接続されずに当接又は近接していてもよい。第1上枠材46Lと第1外枠材43Lは、互いに接続されている。
The
第2枠部42Rは、第2外枠材43R、第2内枠材44R、第2下枠材45R、第2上枠材46Rを有している。第2外枠材43Rは、車体幅方向の外方側に配置されている。第2内枠材44Rは、車体幅方向の内方側に配置されている。第2下枠材45Rは、第2外枠材43Rの下部から第2内枠材44Rに向けて延びている。第2上枠材46Rは、第2内枠材44Rの上部から第2外枠材43Rに向けて延びている。第2下枠材45Rと第2内枠材44Rは、溶接等によって接続されていることが好ましいが、接続されずに当接又は近接していてもよい。第2上枠材46Rと第2外枠材43Rは、互いに接続されている。
The
図1に示すように、第1上枠材46L及び第1下枠材45Lは、車体幅方向の外方(左方)に延びるにつれて上方に移行するように傾斜している。第2上枠材46R及び第2下枠材45Rは、車体幅方向の外方(右方)に延びるにつれて上方に移行するように傾斜している。第1外枠材43Lと第1内枠材44Lは、互いに平行に延びている。第2外枠材43Rと第2内枠材44Rは、互いに平行に延びている。これにより、第1枠部42L及び第2枠部42Rは、正面視にて略平行四辺形状に形成されている。
As shown in FIG. 1, the first
第1上枠材46Lの傾き(水平方向に対する傾き)は、第1下枠材45Lの傾き(水平方向に対する傾き)よりも小さい。但し、第1上枠材46Lの傾きが第1下枠材45Lの傾きよりも大きくてもよい。また、第1上枠材46Lの傾きと第1下枠材45Lの傾きが同じ(第1上枠材46Lと第1下枠材45Lとが互いに平行)であってもよい。
第2上枠材46Rの傾き(水平方向に対する傾き)は、第2下枠材45Rの傾き(水平方向に対する傾き)よりも小さい。但し、第2上枠材46Rの傾きが第2下枠材45Rの傾きよりも大きくてもよい。また、第2上枠材46Rの傾きと第2下枠材45Rの傾きが同じ(第2上枠材46Rと第2下枠材45Rとが互いに平行)であってもよい。
The inclination (inclination relative to the horizontal direction) of the first
The inclination (inclination relative to the horizontal direction) of the second
図2、図3等に示すように、第1枠部42L及び第2枠部42Rは、車体幅方向の外方側が車体幅方向の内方側に比べて後方に配置されている。具体的には、図2に示すように、第1枠部42Lは、第1外枠材43Lの前縁部43Laが第1内枠材44Lの前縁部44Laよりも後方に配置されている。また、第2枠部42Rは、第2外枠材43Rの前縁部が第2内枠材44Rの前縁部よりも後方に配置されている。つまり、第1枠部42L及び第2枠部42Rは、車体幅方向の内方側から外方側に向かうにつれて後方に移行するように斜め向きに配置されている。
As shown in FIGS. 2, 3, etc., the
第1内枠材44Lは、第1下部材32Lに対して車体幅方向の軸回りに揺動可能に取り付けられている。具体的には、第1内枠材44Lは、第1下部材32Lに対して第1枢軸55L回りに揺動可能に取り付けられている。第1内枠材44Lは、第1下枠材45Lよりも下方に延びる第1下延部47Lを有している。第1枢軸55Lは、第1下延部47L及び第1延在部34Lに挿通されている。
The first
第2内枠材44Rは、第2下部材32Rに対して車体幅方向の軸回りに揺動可能に取り付けられている。具体的には、第2内枠材44Rは、第2下部材32Rに対して第2枢軸55R回りに揺動可能に取り付けられている。第2内枠材44Rは、第2下枠材45Rよりも下方に延びる第2下延部47Rを有している。第2枢軸55Rは、第2下延部47R及び第2延在部34Rに挿通されている。
The second
以下、第1内枠材44Lと第2内枠材44Rとをまとめて内枠材44、第1上枠材46Lと第2上枠材46Rとをまとめて上枠材46、第1下延部47Lと第2下延部47Rとをまとめて下延部47という場合がある。
第1内枠材44Lを第1下部材32Lに対して第1枢軸55L回りに揺動し、第2内枠材44Rを第2下部材32Rに対して第2枢軸55R回りに揺動することによって、上フレーム41が下フレーム31に対して揺動する。図5に示すように、上フレーム41は、下フレーム31に対して揺動することによって、起立姿勢(実線参照)と前傾姿勢(仮想線参照)とに姿勢変更が可能である。上フレーム41が起立姿勢にあるとき、上フレーム41はボンネット25の前面25aに接近した位置(ガード位置P1)となる。上フレーム41が前傾姿勢にあるとき、上フレーム41はボンネット25の前面25aから前方に離れた位置(退避位置P2)となる。
Hereinafter, the first
Swinging the first
フロントガード30が起立姿勢(ガード位置P1)にあるとき、第1枠部42L及び第2枠部はトラクタ1の前照灯よりも下方に位置する。詳しくは、第1枠部42Lはトラクタ1の左側の前照灯の下方に位置し、第2枠部42Rはトラクタ1の右側の前照灯の下方に位置する。また、横部材48はトラクタ1の前照灯よりも下方に位置し、接続部材51はトラクタ1の前照灯よりも上方に位置する。
When the
図1~図4に示すように、上フレーム41は、横部材48を有している。
横部材48は、第1枠部42Lと第2枠部42Rとを接続している。具体的には、横部材48は、第1内枠材44Lと第2内枠材44Rとを接続している。より具体的には、横部材48は、第1内枠材44Lの上端部と第2内枠材44Rの上端部とを接続している。横部材48は、第1部位48L、第2部位48R、中間部位48Mを有している。
As shown in FIGS. 1-4, the
The
第1部位48Lは、第1内枠材44Lの上端部に接続されている。第1部位48Lは、第1内枠材44Lの上端部から車体幅方向の外方(左方)に延びている。第1部位48Lの外方端(左端)は、第1外枠材43Lの上部と接続されている。第1部位48Lは、第1枠部42Lの第1上枠材46Lを構成している。言い換えれば、第1部位48Lは、第1上枠材46Lを兼ねている。図3に示すように、第1部位48L(第1上枠材46L)は、中央部位48Mから離れるにつれて(左方に向かうにつれて)後方に移行している。
The
第2部位48Rは、第2内枠材44Rの上端部に接続されている。第2部位48Rは、第2内枠材44Rの上端部から車体幅方向の外方(右方)に延びている。第2部位48Rの外方端(右端)は、第2外枠材43Rの上部と接続されている。第2部位48Rは、第2枠部42Rの第2上枠材46Rを構成している。言い換えれば、第2部位48Rは、第2上枠材46Rを兼ねている。図3に示すように、第2部位48R(第2上枠材46R)は、中央部位48Mから離れるにつれて(右方に向かうにつれて)後方に移行している。
The
中間部位48Mは、第1部位48Lと第2部位48Rとの間において車体幅方向に延びている。中間部位48Mは、第1部位48Lと第2部位48Rとを繋いている。第1部位48L、第2部位48R、中間部位48Mは一体的に(1つの部材で)形成されている。
上述の通り、横部材48の第1部位48Lが第1枠部42Lの第1上枠材46Lを構成し、第2部位48Rが第2枠部42Rの第2上枠材46Rを構成している。そのため、横部材48、第1上枠材46L、第2上枠材46Rは、一体的に(1つの部材で)構成されている。
The
As described above, the
第1外枠材43Lは、第1上枠材46Lよりも上方に延びる第1上延部49Lを有している。第2外枠材43Rは、第2上枠材46Rよりも上方に延びる第2上延部49Rを有している。第1上延部49Lの上端には、上方に向かうにつれて車体内方側(右側)に移行する第1傾斜部50Lが設けられている。第2上延部49Rの上端には、上方に向かうにつれて車体内方側(左側)に移行する第2傾斜部50Rが設けられている。第1傾斜部50Lと第2傾斜部50Rは、上方に向かうにつれて次第に接近している。
The first
図1等に示すように、第1外枠材43L(第1傾斜部50L、第1上延部49Lを含む)と第1下枠材45Lは、1つの部材(「第1側部材」という)から構成されている。この第1側部材は、車体外方側(左側)に向けて弧状に膨らむ凸形状を有している。第2外枠材43R(第2傾斜部50R、第2上延部49Rを含む)と第2下枠材45Rは、1つの部材(「第2側部材」という)から構成されている。この第2側部材は、車体外方側(右側)に向けて弧状に膨らむ凸形状を有している。第1側部材と第2側部材とは、上下方向の中間部同士の距離が、上部同士の距離(第1傾斜部50Lの上部と第2傾斜部50Rの上部との距離)及び下部同士の距離(第1下枠材45Lの下部と第2下枠材45Rの下部との距離)に比べて大きい。
As shown in FIG. 1 and the like, the first
上フレーム41は、第1傾斜部50Lと第2傾斜部50Rとを接続する接続部材51を有している。接続部材51は、横部材48の上方に配置されている。接続部材51は、中央部位51Mと、一方部位51Lと、他方部位51Rとを有している。中央部位51Mは、第1傾斜部50Lと第2傾斜部50Rとの間で車体幅方向に延びている。一方部位51Lは、中央部位51Mの一方側の端部(左端部)から第1傾斜部50Lに向けて延びている。他方部位51Rは、中央部位51Mの他方側の端部(右端部)から第2傾斜部50Rに向けて延びている。図1に示すように、一方部位51Lは、中央部位51Mから離れるにつれて(左方に向かうにつれて)上方に移行するように傾斜している。他方部位51Rは、中央部位51Mから離れるにつれて(右方に向かうにつれて)上方に移行するように傾斜している。
The
図3に示すように、フロントガード30の起立姿勢における平面視にて、接続部材51は横部材48よりも後方に位置しており、車体幅方向の全長に亘って横部材48の後部と接続部材51の前部とが重なっている。一方部位51Lは、中央部位51Mから離れるにつれて(左方に向かうにつれて)後方に移行している。他方部位51Rは、中央部位51Mから離れるにつれて(右方に向かうにつれて)後方に移行している。
As shown in FIG. 3 , in a plan view of the
図5に示すように、上フレーム41の後縁は、上フレーム41がガード位置P1にあるとき、ボンネット25の前面に近接して沿うように湾曲している。具体的には、第1外枠材43L(第1上延部49Lを含む)及び第2外枠材43R(第2上延部49Rを含む)の後縁は、上フレーム41がガード位置P1にあるとき、側面視においてボンネット25の前面25aに近接して沿うように湾曲している。
As shown in FIG. 5, the rear edge of the
図1、図2、図4に示すように、枢軸55(第1枢軸55L、第2枢軸55R)は、頭付きのボルトによって構成されており、上フレーム41と下フレーム31(具体的には、第1下延部47Lと第1延在部34L、第2下延部47Rと第2延在部34R)を車体外方側から車体内方側に向けて貫通している。
図7に示すように、枢軸55は、一対の第1平座金52、さらばね座金53、一対の第2平座金54を貫通している。一対の第1平座金52は、下延部47を挟んで配置されている。さらばね座金53は、延在部34の車体内方側に配置されている。一対の第2平座金54は、さらばね座金53を挟んで配置されている。枢軸55のネジ部には、締め付け用ナットNT1とロックナットNT2が螺合されている。締め付け用ナットNT1は、車体内方側から第2平座金54に当接している。
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, the pivots 55 (
As shown in FIG. 7, the
締め付け用ナットNT1を締め付けることによって、下フレーム31に対する上フレーム41の姿勢を固定することができる。締め付け用ナットNT1を緩めることによって、下フレーム31に対して上フレーム41を揺動して、上フレーム41の姿勢を変更することができる。
図1、図2、図4に示すように、フロントガード30は、下フレーム31に対する上フレーム41の揺動範囲を規制する規制機構60を有している。規制機構60は、上フレーム41の揺動範囲をガード位置P1と退避位置P2との間の範囲に規制する。
The posture of the
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, the
規制機構60は、フロントガード30の左部と右部とにそれぞれ設けられている。図2、図4に示すように、規制機構60は、規制部61とストッパ板62とを有している。規制部61は、下部材32の上面に形成されている。規制部61は、第1規制面61aと第2規制面61bとを有している。第1規制面61aは、下部材32の上面の前側に位置している。第2規制面61bは、下部材32の上面の後側に位置している。第1規制面61aと第2規制面61bとは、側面視にて略V字形に連続している。第1規制面61aは、前下方に向けて延びる傾斜面である。第2規制面61bは、上方に向けて延びる起立面である。
The
ストッパ板62は、側面視にて四角形の板である。ストッパ板62は、規制部61の近傍に配置されている。ストッパ板62は、第1内枠材44L及び第2内枠材44Rの車体内方側の面に固定されている。
図6に実線で示すように、上フレーム41がガード位置P1にあるとき、ストッパ板62は規制部61の第2規制面61bに当接する。これにより、上フレーム41のガード位置P1よりも後方への揺動が規制される。図6に仮想線で示すように、上フレーム41をガード位置P1から退避位置P2に揺動させると、ストッパ板62は規制部61の第1規制面61aに当接する。これにより、上フレーム41の退避位置P2よりも前方への揺動が規制される。
The
As shown by solid lines in FIG. 6 , when the
図1、図4、図7等に示すように、フロントガード30は、上フレーム41をガード位置で固定するロック機構70を有している。ロック機構70は、ロックピン71、ロック孔72、ピン支持孔73、ピン支持部材74を有している。ロック孔72は、下フレーム31の延在部34を貫通している。ピン支持孔73は、上フレーム41の下延部47を貫通している。ピン支持部材74は、上フレーム41の下延部47の外面(車体外方側の面)に固定されている。ピン支持部材74は、下延部47の外面と間隔をあけて配置された外板部74aを有している。外板部74aには、貫通孔74bが形成されている。この貫通孔74bは、ピン支持孔73と同一軸線上に配置されている。ロックピン71は、車体外方側から貫通孔74b及びピン支持孔73に挿入されている。
As shown in FIGS. 1, 4, 7, etc., the
上フレーム41がガード位置P1にあるとき、ロック孔72とピン支持孔73とが重なる。この状態で、貫通孔74b、ピン支持孔73、ロック孔72を貫通するようにロックピン71を挿入することによって、上フレーム41の揺動が規制され、上フレーム41がガード位置P1に固定(ロック)される。ロックピン71をロック孔72から抜脱すると、上フレーム41の揺動が許容されるため、上フレーム41を退避位置P2とすることができる。
When the
尚、図示していないが、ロックピン71を車体内方側に向けて付勢する付勢バネを設けることができる。この場合、ロックピン71をロック孔72から抜脱する場合には、付勢バネの付勢力に抗して行う必要があるため、ロックピン71が意図に反して抜脱することを防止できる。
図8~図11は、本発明に係るフロントガード30の第二実施形態を示す図である。
Although not shown, an urging spring may be provided to urge the
8 to 11 are diagrams showing a second embodiment of the
以下、第二実施形態に係るフロントガード30について、上記実施形態(第一実施形態)と異なる点を中心に説明する。第一実施形態と同じ構成については、第一実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
第二実施形態に係るフロントガード30は、上フレーム41の横部材48が上枠材46と別部材から構成されている。横部材48は、上枠材46(第1上枠材46L、第2上枠材46R)よりも下方において第1内枠材44Lと第2内枠材44Rとを接続している。
Hereinafter, the
In the
第1上枠材46Lと第1内枠材44Lとは、一体的に(1つの部材で)形成されている。第2上枠材46Rと第2内枠材44Rとは、一体的に(1つの部材で)形成されている。第1上枠材46Lと第1外枠材43Lは、溶接等によって接続されていることが好ましいが、接続されずに当接又は近接していてもよい。第1下枠材45Lと第1内枠材44Lは、溶接等によって接続されていることが好ましいが、接続されずに当接又は近接していてもよい。
The first
第1枠部42L及び第2枠部42Rは、略平行四辺形状に形成されている。第1上枠材46Lと第1下枠材45Lとの傾きは略同じであり、第2上枠材46Rと第2下枠材45Rとの傾きは略同じである。言い換えれば、第1上枠材46Lと第1下枠材45Lとは略平行であり、第2上枠材46Rと第2下枠材45Rとは略平行である。詳しくは、第1上枠材46Lの傾き(水平方向に対する傾き)は、第1下枠材45Lの傾き(水平方向に対する傾き)よりも僅かに大きい。また、第2上枠材46Rの傾き(水平方向に対する傾き)は、第2下枠材45Rの傾き(水平方向に対する傾き)よりも僅かに大きい。
The
第1上延部49L及び第2上延部49Rは、下方から上方に向けて直線状に延びている。第1上延部49Lは第1傾斜部50Lを有しておらず、第2上延部49Rは第2傾斜部50Rを有していない。接続部材51は、直線状の第1上延部49Lの上部と、直線状の第2上延部49Rの上部とを接続している。図8に示すように、接続部材51は、正面視において下向きに膨らむ円弧状に湾曲している。
The first upwardly extending
図10に示すように、フロントガード30の起立姿勢における平面視にて、接続部材51は横部材48よりも後方に位置している。横部材48及び接続部材51は、平面視において前向きに膨らむ円弧状に湾曲している。車体幅方向の一部において、横部材48の後部と接続部材51の前部とが重なっている。具体的には、横部材48の後部と接続部材51の前部とは、車体幅方向の中央部では重なっておらず、車体幅方向の左部と右部において重なっている。
As shown in FIG. 10 , the
図11に示すように、下フレーム31は、下部材32、連結部材36、取付部材37を有している。
連結部材36は、第1連結部材361及び第2連結部材362を含む。連結部材36は、第1下部材32Lと第2下部材32Rとを連結している。
第1連結部材361は、第1下部材32Lの前下部(第1基部33Lの前部)と第2下部材32Rの前下部(第2基部33Rの前部)とを連結している。第1連結部材361は、フロントガード30を車体2に装着した状態において車体幅方向に延びる。第1連結部材361は、一方の面が前方を向き、他方の面が後方を向くように配置されている。
As shown in FIG. 11 , the
The connecting member 36 includes a first connecting
The first connecting
第2連結部材362は、第1下部材32Lの後下部(第1基部33Lの後部)と第2下部材32Rの後下部(第2基部33Rの後部)とを連結している。第2連結部材362は、フロントガード30を車体2に装着した状態において車体幅方向に延びる。第2連結部材362は、一方の面が上方を向き、他方の面が下方を向くように配置されている。
第1連結部材361には、ウエイトが引っ掛けられて支持される。第2連結部材362には、ウエイトの後部が下方から当接する。第2連結部材362には、ウエイトの後部をボルトで固定するためのボルト挿通孔36aが形成されている。
The second connecting
A weight is hooked on the first connecting
取付部材37は、第1下部材32Lの基部33Lの後端部と第2下部材32Rの基部33Rの後端部とに跨って固定されている。取付部材37は、フロントガード30を車体2に装着した状態において車体幅方向に延びる。取付部材37は、一方の面が前方を向き、他方の面が後方を向くように配置されている。取付部材37の一方の面(前面)が、第1下部材32Lの基部33Lの後端部と第2下部材32Rの基部33Rの後端部に溶接等によって固定されている。また、取付部材37の一方の面(前面)には、第2連結部材362の後端部が溶接等によって固定されている。
The mounting
取付部材37には、複数のボルト挿通孔37aが形成されている。取付部材37を前車軸フレーム9の前板材9cの前面に重ね合わせて、ボルト挿通孔37aと前板材9cに形成されたボルト挿通孔にボルトを挿通し、当該ボルトにナットを螺合することによって、取付部材37が前板材9cに取り付けられる。これにより、下フレーム31が前車軸フレーム9に取り付けられるため、フロントガード30が車体2に装着される。
The mounting
図9に示すように、第二実施形態のフロントガード30は、第一実施形態と同様に、下フレーム31に対する上フレーム41の揺動範囲を規制する規制機構60を有しており、規制機構60は規制部61とストッパ板62とを有している。
規制部61は、第1規制面61aと第2規制面61bとを有している。第1規制面61aは、下部材32の上面の前側に位置している。第2規制面61bは、下部材32の上面の後側に位置している。第1規制面61aと第2規制面61bとは、側面視にて略V字形に連続している。第1規制面61aは、前上方に向けて延びる傾斜面である。第2規制面61bは、後上方に向けて延びる傾斜面である。第2規制面61bの傾斜は、第1規制面61aの傾斜に比べて緩やかである。
As shown in FIG. 9, the
The restricting
第二実施形態のフロントガード30の規制機構60は、第1規制面61aと第2規制面61bの形状(角度)が第一実施形態と異なっているが、作用(機能)は第一実施形態の規制機構と同様であり、上フレーム41の揺動範囲をガード位置P1と退避位置P2との間の範囲に規制する。
また、第二実施形態のフロントガード30は、第一実施形態と同様に、上フレーム41をガード位置で固定するロック機構70を有している。ロック機構70は、ロックピン71の挿入方向が第一実施形態と異なっている。第二実施形態では、ロックピン71は車体内方側から貫通孔74b及びピン支持孔73(図8~図11では符号は不図示)に挿入されている。その他のロック機構70の構成及び作用(機能)は第一実施形態のロック機構と同様である。
The
Further, the
上記実施形態に係るフロントガード30によれば、以下の効果を奏する。
フロントガード30は、作業車両1の車体前部に取り付けられるフロントガードであって、車体2に取り付けられる下フレーム31と、下フレーム31に対して車体幅方向の軸回りに揺動可能に取り付けられて作業車両1のボンネット25前方に配置される上フレーム41と、を備え、下フレーム3は、車体2前方における一側方側に配置される第1下部材32Lと、車体2前方における他側方側に配置される第2下部材32Rとを有し、上フレーム41は、第1下部材32Lの一側方側に形成された四角形状の第1枠部42Lと、第2下部材32Rの他側方側に形成された四角形状の第2枠部42Rとを有している。
The
The
この構成によれば、上フレーム41が、下フレーム31の一側方側に形成された四角形状の第1枠部42Lと、下フレーム31の他側方側に形成された四角形状の第2枠部42Rとを有しているため、側方から加わる衝撃を第1枠部42L又は第2枠部42Rで受けることができる。そのため、前方から加わる衝撃だけでなく側方から加わる衝撃に対しても高い強度を有する。
According to this configuration, the
また、下フレーム31に対して上フレーム41を揺動可能に支持する枢軸55を備え、第1枠部42L及び第2枠部42Rは、枢軸55よりも上方に配置されている。
この構成によれば、第1枠部42L及び第2枠部42Rが枢軸55よりも上方に配置されることによって、枢軸55への他の物体の衝突を効果的に防ぐことができる。また、第1枠部42L及び第2枠部42Rが衝撃を受けるために適切な高さに位置するため、側方から加わる衝撃を第1枠部42L又は第2枠部42Rで確実に受けることができる。
A
According to this configuration, by arranging the
また、第1枠部42L及び第2枠部42Rは、車体幅方向の外方側が車体幅方向の内方側に比べて後方に配置されている。
この構成によれば、第1枠部42L及び第2枠部42Rが、車体幅方向の内方側から外方側に向かうにつれて後方に移行するように斜め向きに配置されるため、前方からの衝撃及び側方からの衝撃の両方に対して高い強度(剛性)を発揮することができる。
In addition, the
According to this configuration, the
また、第1枠部42Lは、車体幅方向の外方側に配置された第1外枠材43Lと、車体幅方向の内方側に配置された第1内枠材44Lと、第1外枠材43Lの下部から第1内枠材44Lに向けて延びる第1下枠材45Lと、第1内枠材44Lの上部から第1外枠材43Lに向けて延びる第1上枠材46Lとを有し、第2枠部42Rは、車体幅方向の外方側に配置された第2外枠材43Rと、車体幅方向の内方側に配置された第2内枠材44Rと、第2外枠材43Rの下部から第2内枠材44Rに向けて延びる第2下枠材45Rと、第2内枠材44Rの上部から第2外枠材43Rに向けて延びる第2上枠材46Rとを有する。
The
この構成によれば、第1内枠材44L、第1外枠材43L、第1下枠材45L、第1上枠材46Lによって、第1枠部42Lを四角形状に形成することができる。また、第2内枠材44R、第2外枠材43R、第2下枠材45R、第2上枠材46Rによって、第2枠部42Rを四角形状に形成することができる。
また、第1上枠材46L、第1下枠材45L、第2上枠材46R、第2下枠材45Rは、車体幅方向の外方に延びるにつれて上方に移行するように傾斜している。
According to this configuration, the
Further, the first
この構成によれば、第1枠部42L及び第2枠部42Rを略平行四辺形状に形成することができる。これにより、側方から衝撃が加わった場合に第1枠部42L及び第2枠部42Rが変形し易くなるため、変形によって衝撃を吸収することができる。
また、第1内枠材44Lは、第1下部材32Lに対して車体幅方向の軸回りに揺動可能に取り付けられ、第2内枠材44Rは、第2下部材32Rに対して車体幅方向の軸回りに揺動可能に取り付けられている。
According to this configuration, the
Further, the first
この構成によれば、第1内枠材44Lが第1下部材32Lに取り付けられることによって、第1枠部42Lが第1下部材32Lにより補強され、第1枠部42Lの強度(剛性)を向上させることができる。また、第2内枠材44Rが第2下部材32Rに取り付けられることによって、第2枠部42Rが第2下部材32Rにより補強され、第2枠部42Rの強度(剛性)を向上させることができる。
According to this configuration, by attaching the first
また、上フレーム41は、第1枠部42Lと第2枠部42Rとを接続する横部材48を有している。
この構成によれば、第1枠部42Lと第2枠部42Rとが接続されることによって、第1枠部42Lと第2枠部42Rとが横部材48を介して互いに補強され、第1枠部42L及び第2枠部42Rの強度を向上させることができる。
The
According to this configuration, by connecting the
また、横部材48は、第1内枠材44Lと第2内枠材44Rとを接続している。
この構成によれば、第1枠部42L及び第2枠部42Rが車体幅方向の内方側から補強されるため、側方(車体幅方向外方)から加わる衝撃に対して高い強度を発揮することができる。
また、横部材48は、第1内枠材44Lから車体幅方向の外方に延びる第1部位48Lと、第2内枠材44Rから車体幅方向の外方に延びる第2部位48Rとを有し、第1部位48Lが第1上枠材46Lを構成し、第2部位48Rが第2上枠材46Rを構成している。
Further, the
According to this configuration, since the
The
この構成によれば、横部材48と上枠材(第1上枠材46L、第2上枠材46R)とが一体に構成されるため、側方(車体幅方向外方)から第1枠部42L及び第2枠部42Rに加わる力を横部材48で確実に受けることができる。
また、第1外枠材43Lは、第1上枠材46Lよりも上方に延びる第1上延部49Lを有し、第2外枠材43Rは、第2上枠材46Rよりも上方に延びる第2上延部49Rを有し、第1上延部49Lの上端には、上方に向かうにつれて車体内方側に移行する第1傾斜部50Lが設けられ、第2上延部49Rの上端には、上方に向かうにつれて車体内方側に移行する第2傾斜部50Rが設けられている。
According to this configuration, since the
In addition, the first
この構成によれば、第1外枠材43L及び第2外枠材43Rが車体幅方向の外方に向けて膨らむ凸形状となるため、側方(車体幅方向外方)から受ける衝撃力に対する第1外枠材43L及び第2外枠材43Rの強度を向上させることができる。
また、上フレーム41は、第1傾斜部50Lと第2傾斜部50Rとを接続する接続部材51を有している。
According to this configuration, since the first
The
この構成によれば、上フレーム41の上端を接続部材51によって車体幅方向の内方側から補強することができるため、側方(車体幅方向外方)から受ける衝撃力に対するフロントガードの強度を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
According to this configuration, since the upper end of the
Although one embodiment of the present invention has been described above, it should be considered that the embodiment disclosed this time is illustrative in all respects and is not restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the above description, and is intended to include all modifications within the scope and meaning equivalent to the scope of the claims.
1 作業車両
25 ボンネット
30 フロントガード
31 下フレーム
32L 第1下部材
32R 第2下部材
41 上フレーム
42L 第1枠部
42R 第2枠部
43L 第1外枠材
43R 第2外枠材
44L 第1内枠材
44R 第2内枠材
45L 第1下枠材
45R 第2下枠材
46L 第1上枠材
46R 第2上枠材
48 横部材
48L 第1部位
48R 第2部位
49L 第1上延部
49R 第2上延部
50L 第1傾斜部
50R 第2傾斜部
51 接続部材
55 枢軸
1
Claims (9)
前記車体に取り付けられる下フレームと、
前記下フレームに対して車体幅方向の軸回りに起立姿勢と前傾姿勢とに揺動可能に取り付けられて作業車両のボンネット前方に配置される上フレームと、
を備え、
前記下フレームは、車体前方における一側方側に配置される第1下部材と、車体前方における他側方側に配置される第2下部材とを有し、
前記上フレームは、前記第1下部材の前記一側方側に形成された四角形状の第1枠部と、前記第2下部材の前記他側方側に形成された四角形状の第2枠部とを有しており、
前記第1枠部は、車体幅方向の外方側に配置された第1外枠材と、車体幅方向の内方側に配置された第1内枠材と、前記第1外枠材の下部から前記第1内枠材に向けて延びる第1下枠材と、前記第1内枠材の上部から前記第1外枠材に向けて延びる第1上枠材とを有し、
前記第2枠部は、車体幅方向の外方側に配置された第2外枠材と、車体幅方向の内方側に配置された第2内枠材と、前記第2外枠材の下部から前記第2内枠材に向けて延びる第2下枠材と、前記第2内枠材の上部から前記第2外枠材に向けて延びる第2上枠材とを有し、
前記第1上枠材、前記第1下枠材、前記第2上枠材、前記第2下枠材は、前記上フレームが前記起立姿勢にあるとき、車体幅方向の外方に延びるにつれて上方に移行するように傾斜している作業車両のフロントガード。 A front guard attached to the front part of a vehicle body of a work vehicle,
a lower frame attached to the vehicle body;
an upper frame that is swingably attached to the lower frame in a standing posture and a forward tilting posture about an axis in the width direction of the vehicle body and arranged in front of the bonnet of the work vehicle;
with
The lower frame has a first lower member arranged on one side in front of the vehicle body and a second lower member arranged on the other side in front of the vehicle body,
The upper frame includes a square-shaped first frame formed on the one side of the first lower member and a square-shaped second frame formed on the other side of the second lower member. and
The first frame portion includes a first outer frame member arranged on the outer side in the vehicle width direction, a first inner frame member arranged on the inner side in the vehicle width direction, and the first outer frame member. a first lower frame member extending from a lower portion toward the first inner frame member; and a first upper frame member extending from an upper portion of the first inner frame member toward the first outer frame member,
The second frame portion includes a second outer frame member arranged on the outer side in the vehicle width direction, a second inner frame member arranged on the inner side in the vehicle width direction, and the second outer frame member. a second lower frame member extending from a lower portion toward the second inner frame member; and a second upper frame member extending from an upper portion of the second inner frame member toward the second outer frame member,
The first upper frame member, the first lower frame member, the second upper frame member, and the second lower frame member extend upward in the vehicle body width direction when the upper frame is in the standing posture. The front guard of a work vehicle that is inclined to transition to
前記第1枠部及び前記第2枠部は、前記枢軸よりも上方に配置されている請求項1に記載のフロントガード。 a pivot for swingably supporting the upper frame with respect to the lower frame;
The front guard according to claim 1, wherein the first frame and the second frame are arranged above the pivot.
前記第2内枠材は、前記第2下部材に対して車体幅方向の軸回りに揺動可能に取り付けられている請求項1~3のいずれか1項に記載の作業車両のフロントガード。 The first inner frame member is attached to the first lower member so as to be swingable about an axis in the width direction of the vehicle body,
The front guard for a work vehicle according to any one of claims 1 to 3, wherein the second inner frame member is attached to the second lower member so as to be swingable around an axis in the width direction of the vehicle body.
前記第1部位が前記第1上枠材を構成し、前記第2部位が前記第2上枠材を構成している請求項6に記載の作業車両のフロントガード。 The horizontal member has a first portion extending outward in the vehicle width direction from the first inner frame member and a second portion extending outward in the vehicle width direction from the second inner frame member,
7. A front guard for a work vehicle according to claim 6 , wherein said first portion constitutes said first upper frame member, and said second portion constitutes said second upper frame member.
前記第2外枠材は、前記第2上枠材よりも上方に延びる第2上延部を有し、
前記第1上延部の上端には、上方に向かうにつれて車体内方側に移行する第1傾斜部が設けられ、
前記第2上延部の上端には、上方に向かうにつれて車体内方側に移行する第2傾斜部が設けられている請求項1~7のいずれか1項に記載の作業車両のフロントガード。 The first outer frame member has a first upwardly extending portion extending upward from the first upper frame member,
The second outer frame member has a second upwardly extending portion extending upward from the second upper frame member,
The upper end of the first upwardly extending portion is provided with a first inclined portion that shifts inward toward the vehicle body as it goes upward,
The front guard for a work vehicle according to any one of claims 1 to 7 , wherein the upper end of the second upwardly extending portion is provided with a second inclined portion that moves inward toward the vehicle body as it goes upward.
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