JP7251262B2 - Mobiles, Robots and Mobiles - Google Patents
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Description
本発明は、可動体、ロボットおよび移動体に関するものである。 The present invention relates to movable bodies, robots, and moving bodies.
特許文献1には、産業用ロボットのアームに静電容量式の近接センサーを配置し、近接センサーの出力値に基づいて、アームと他の物体との接近を検出するシステムが開示されている。
しかしながら、静電容量式の近接センサーを配置した可動体では、物体との接近を検出できる検出領域よりも近位側に物体の接近を検出できない不感領域が存在する。そのため、不感領域に物体が位置する場合には可動体の極近くに物体があるにも関わらず、その物体を検出することができず、可動体が物体に衝突するおそれがある。 However, in a movable body in which a capacitive proximity sensor is arranged, there is a dead area in which the approach of an object cannot be detected on the proximal side of the detection area in which the approach of the object can be detected. Therefore, when an object is positioned in the dead area, the object cannot be detected even though the object is very close to the movable body, and the movable body may collide with the object.
本発明の可動体は、外装部材の外表面に配置され、他の物体の接近を検出して信号を出力する近接センサーと、
前記外装部材の外側に配置され、前記近接センサーを覆う絶縁部材と、を有し、
前記近接センサーは、出力値が閾値以上となって前記物体の接近を検出する検出領域と、前記近接センサーと前記検出領域との間に位置し、前記出力値が前記閾値未満となって前記物体の接近を検出しない近位側不感領域と、を有し、
前記絶縁部材は、前記近位側不感領域に配置されていることを特徴とする。
The movable body of the present invention includes a proximity sensor arranged on the outer surface of the exterior member and detecting the approach of another object and outputting a signal;
an insulating member disposed outside the exterior member and covering the proximity sensor;
The proximity sensor is positioned between a detection area for detecting the approach of the object when the output value is equal to or greater than a threshold, and between the proximity sensor and the detection area, and the output value is less than the threshold for detecting the object. and a proximal dead area that does not detect the approach of
The insulating member is arranged in the proximal dead region.
以下、本発明の可動体、ロボットおよび移動体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。 DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION A movable body, a robot, and a mobile body according to the present invention will be described below in detail based on preferred embodiments shown in the accompanying drawings.
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットを示す全体図である。図2は、図1のセンサーの配置を示す側面図である。図3は、センサーを示す図である。図4は、センサーの電極を示す平面図である。図5は、物体との距離と出力値との関係を示すグラフである。
<First embodiment>
FIG. 1 is an overall view showing a robot according to a first embodiment of the invention. 2 is a side view showing the arrangement of the sensors of FIG. 1; FIG. FIG. 3 is a diagram showing a sensor. FIG. 4 is a plan view showing the electrodes of the sensor. FIG. 5 is a graph showing the relationship between the distance to the object and the output value.
図1に示すロボット1は、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。ロボット1は、所定の作業を実行するロボット本体2と、ロボット本体2に装着され、物体としての人の接近を検出する1または2以上のセンサー3と、ロボット本体2の駆動を制御するロボット制御装置8と、を有する。
The
ロボット本体2は、6軸ロボットであり、床、壁、天井等に固定されるベース20と、可動体としてのアーム21と、アーム21の先端に装着されているエンドエフェクター22と、を有する。また、アーム21は、ベース20に回動自在に連結されている第1アーム211と、第1アーム211に回動自在に連結されている第2アーム212と、第2アーム212に回動自在に連結されている第3アーム213と、第3アーム213に回動自在に連結されている第4アーム214と、第4アーム214に回動自在に連結されている第5アーム215と、第5アーム215に回動自在に連結されている第6アーム216と、を有し、第6アーム216にエンドエフェクター22が装着されている。
The
また、ロボット本体2は、ベース20に対して第1アーム211を回動させる第1駆動装置251と、第1アーム211に対して第2アーム212を回動させる第2駆動装置252と、第2アーム212に対して第3アーム213を回動させる第3駆動装置253と、第3アーム213に対して第4アーム214を回動させる第4駆動装置254と、第4アーム214に対して第5アーム215を回動させる第5駆動装置255と、第5アーム215に対して第6アーム216を回動させる第6駆動装置256と、を有する。
The
第1~第6駆動装置251~256は、それぞれ、例えば、駆動源としてのモーターと、モーターの駆動を制御するコントローラーと、モーターの回転量を検出するエンコーダーと、を有する。そして、第1~第6駆動装置251~256は、それぞれ、ロボット制御装置8によって独立して制御される。
Each of the first to
ただし、ロボット本体2の構成は、特に限定されず、例えば、アームの数は、5本以下であってもよいし、7本以上であってもよい。また、例えば、ロボット本体2は、スカラロボット、双腕ロボット等であってもよい。
However, the configuration of the
ロボット制御装置8は、図示しないホストコンピューターからロボット本体2の位置指令を受け、各アーム211~216が受けた位置指令に応じた位置となるように、第1~第6駆動装置251~256の駆動をそれぞれ独立して制御する。ロボット制御装置8は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部インターフェースと、を有する。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
The
センサー3は、ロボット本体2の外側に位置し、ロボット本体2の外表面に配置されている。特に、本実施形態では、複数のセンサー3が、図2中のハッチングで示す箇所、すなわち、第1アーム211、第2アーム212、第3アーム213および第4アーム214に設けられている。ただし、センサー3の配置としては、アーム21の少なくとも一部に配置されていれば、特に限定されず、第1~第6アーム211~216から任意に選択される1つ以上のアームに配置されていればよい。また、例えば、センサー3は、ベース20に配置されていてもよい。
The
複数のセンサー3は、互いに同様の構成であるため、以下では、説明の便宜上、1つのセンサー3について代表して説明し、これ以外のセンサー3については、その説明を省略する。
Since the plurality of
図3に示すように、センサー3は、近接センサー31と、近接センサー31を覆う絶縁部材39と、を有する。近接センサー31は、静電容量の変化に基づいて人Hの接近を検出する静電容量型のセンサーである。特に、本実施形態の近接センサー31は、相互容量方式の静電容量型のセンサーである。これにより、検出精度がより向上する。
As shown in FIG. 3 , the
近接センサー31は、人Hの接近に伴う静電容量の変化を感知する電極32と、電極32と電気的に接続されている回路34と、を有する。アーム21は、内部に配線や駆動装置を収容している外装部材210を有し、電極32は、外装部材210の外表面2100に配置されている。つまり、電極32は、外装部材210の外側に位置している。なお、外装部材210は、例えば、セラミックス、樹脂等で構成されており、硬質で、かつ、絶縁性を有する。
The
また、電極32は、検出電極321と、交番電圧が印加される駆動電極322と、を有する。また、図4に示すように、検出電極321および駆動電極322は、互いに離間して設けられている。検出電極321および駆動電極322は、それぞれ、平面視で櫛歯状をなし、検出電極321の櫛歯と駆動電極322の櫛歯とが互いに離間しつつ噛み合って配置されている。回路34から駆動電極322に交番電圧が印加されると、検出電極321と駆動電極322との間に電界が発生する。電界が発生した状態で電極32に人Hが接近すると、検出電極321と駆動電極322との間の電界が変化する。この電界の変化による静電容量の変化に応じて信号(電荷)を検出電極321で検出することにより、人Hの接近を検出できる。
Moreover, the
図3に示すように、回路34は、駆動電極322に交番電圧を印加する駆動回路342と、検出電極321から出力される電荷を処理して、人Hの接近を検出する検出回路341と、を有する。また、検出回路341は、チャージアンプ341aと、ADコンバーター341bと、を有する。チャージアンプ341aは、検出電極321から出力される電荷を電圧に変換する。ADコンバーター341bは、チャージアンプ341aから出力される電圧を所定のサンプリング周波数でデジタル信号に変換する。そして、検出回路341は、ADコンバーター341bで変換されたデジタル信号に基づいて人Hの接近を検出する。
As shown in FIG. 3, the
検出回路341での検出結果は、ロボット制御装置8へ転送される。ロボット制御装置8は、検出回路341での検出結果に基づいてロボット本体2の駆動を制御する。例えば、ロボット制御装置8は、検出電極321からの信号に基づき検出回路341がアーム21と人Hとの接近を検知したときは、ロボット本体2の駆動を停止する。
A detection result from the
図5に示すように、近接センサー31の出力値は、電極32と人Hとの距離Dが短くなるにつれて増大し、ある時点で最大値であるピークPを迎え、その後は、距離Dが短くなるにつれて減少する。これは、人Hが近接センサー31に近づくと、検出電極321と駆動電極322との間に形成される電気力線の一部が人Hに吸い込まれ、その分、検出電極321と駆動電極322との間の静電容量C1が減少することにより、近接センサー31の出力値が増加するが、人Hが近接センサー31に近づき過ぎると、電気力線の吸い込みによって生じる静電容量C1の減少よりも、検出電極321と人Hとの間に形成される静電容量C2の増大が支配的となり、その結果、近接センサー31の出力値が減少するためである。
As shown in FIG. 5, the output value of the
このような出力特性を有する近接センサー31は、図5に示すように、出力値に対して閾値SHを設定し、出力値が閾値SH以上の場合に、アーム21と人Hとが接近している「接近状態」であると判断し、出力値が閾値SHよりも低い場合に、アーム21と人Hとが十分に離間している「離間状態」であると判断する。なお、閾値SHとしては、特に限定されないが、近接センサー31の最大出力値の50%以上90%以下であることが好ましい。また、前記出力値とは、本明細書では、ADコンバーター341bで変換されたデジタル信号のことを言う。ただし、出力値は、これに限定されない。
As shown in FIG. 5, the
ここで、図5に示すように、近接センサー31は、出力値が閾値SH以上となって「接近状態」として判断される検出領域Q1を有する。また、近接センサー31は、検出領域Q1よりも遠い側に位置し、出力値が閾値SH未満となって「離間状態」として判断される遠位側不感領域Q2を有する。また、近接センサー31は、検出領域Q1よりも近い側すなわち電極32と検出領域Q1との間に位置し、出力値が閾値SH未満となって「離間状態」として判断される近位側不感領域Q3を有する。
Here, as shown in FIG. 5, the
つまり、近接センサー31は、検出領域Q1よりも近くに、「離間状態」として判断される近位側不感領域Q3を有する。そのため、アーム21の近くに人Hが位置しているにも関わらず、その人Hが近位側不感領域Q3まで接近していると、近接センサー31が「離間状態」であると誤判断してロボット本体2の駆動を継続または再開してしまい、アーム21が人Hと衝突するおそれがある。
In other words, the
そこで、図3に示すように、センサー3は、近位側不感領域Q3の少なくとも一部と重なるように絶縁部材39で電極32を覆っている。そのため、絶縁部材39によって、近位側不感領域Q3への人Hの侵入が抑制され、上述の誤判断を効果的に抑制することができる。特に、本実施形態では、絶縁部材39が近位側不感領域Q3の全域と重なっているため、上述の誤判断をより効果的に抑制することができる。また、本実施形態では、絶縁部材39の表面が検出領域Q1と近位側不感領域Q3との境界と一致しているため、絶縁部材39によって検出領域Q1が狭くなってしまうのを抑制でき、より精度よく、人Hの接近を検出することができる。
Therefore, as shown in FIG. 3, the
また、絶縁部材39は、外装部材210よりも硬度が低くてもよい。すなわち、絶縁部材39は、外装部材210よりも柔らかい。これにより、万が一、アーム21が人Hと衝突しても、絶縁部材39が緩衝材となって衝突時の衝撃を緩和することができる。そのため、安全なロボット1となる。ここで、前記「硬度」は、例えば、JIS K 6253に対応するデュロメーターを用いて測定される硬さのことを言う。
Also, the insulating
特に、本実施形態の絶縁部材39は、発泡体である。そのため、絶縁部材39は、より高い弾力性、クッション性を発揮することができ、衝突時の衝撃をより効果的に緩和することができる。そのため、より安全なロボット1となる。発泡体の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニル、ユリア樹脂、シリコーン、ポリイミド、メラミン樹脂等を用いることができる。
In particular, the insulating
なお、絶縁部材39としては、発泡体に限定されず、その他の各種弾性体を用いることができる。弾性体の構成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン-プロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
It should be noted that the insulating
ただし、絶縁部材39は、外装部材210よりも硬度が高くてもよい。これにより、絶縁部材39が実質的に弾性変形にないため、近位側不感領域Q3への人Hの侵入をより確実に抑制することができる。
However, the insulating
以上、ロボット1について説明した。このようなロボット1が有する可動体としてアーム21は、外装部材210の外表面2100に配置され、他の物体、特に人Hの接近を検出して信号を出力する近接センサー31と、外装部材210の外側に配置され、近接センサー31を覆う絶縁部材39と、を有する。また、近接センサー31は、出力値が閾値SH以上となって人Hの接近を検出する検出領域Q1と、近接センサー31と検出領域Q1との間に位置し、出力値が閾値SH未満となって人Hの接近を検出しない近位側不感領域Q3と、を有する。そして、絶縁部材39は、近位側不感領域Q3に配置されている。このような構成によれば、絶縁部材39によって近位側不感領域Q3への人Hの侵入が抑制されるため、人Hが近くにいるにも関わらず、人Hが近くにいないと誤判断することを効果的に抑制することができる。そのため、センサー3は、高い精度で人Hの接近を検出することができる。その結果、安全性をより優れたものとすることができる。
The
また、前述したように、アーム21は、検出電極321と駆動電極322を有する相互容量方式の静電容量型センサーである。これにより、精度よく、人Hの接近を検出することができる。
In addition, as described above, the
また、前述したように、絶縁部材39は、外装部材210よりも硬度が低い。これにより、万が一、アーム21が人Hと衝突しても、絶縁部材39が緩衝材となって衝突時の衝撃を緩和することができる。そのため、安全なセンサー3となる。特に、本実施形態では、絶縁部材39は、発泡体である。これにより、絶縁部材39がより柔らかくなり、衝突時の衝撃をより効果的に緩和することができる。
Moreover, as described above, the insulating
また、前述したように、ロボット1は、アーム21と、アーム21の外装部材210の外表面2100に配置され、他の物体、特に人Hの接近を検出して信号を出力する近接センサー31と、外装部材210の外側に配置され、近接センサー31を覆う絶縁部材39と、を有する。また、近接センサー31は、出力値が閾値SH以上となって人Hの接近を検出する検出領域Q1と、近接センサー31と検出領域Q1との間に位置し、出力値が閾値SH未満となって人Hの接近を検出しない近位側不感領域Q3と、を有する。そして、絶縁部材39は、近位側不感領域Q3に配置されている。このような構成によれば、絶縁部材39によって近位側不感領域Q3への人Hの侵入が抑制されるため、人Hが近くにいるにも関わらず、人Hが近くにいないと誤判断することを効果的に抑制できる。そのため、ロボット1は、高い精度で人Hの接近を検出することができる。
Further, as described above, the
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態に係るセンサーを示す図である。図7は、物体との距離と出力値との関係を示すグラフである。
<Second embodiment>
FIG. 6 is a diagram showing a sensor according to a second embodiment of the invention. FIG. 7 is a graph showing the relationship between the distance to the object and the output value.
なお、本実施形態は、センサー3の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図6および図7において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
Note that this embodiment is the same as the first embodiment described above, except that the configuration of the
図6および図7に示すように、近接センサー31は、出力値が閾値SH以上となって「接近状態」として判断される検出領域Q1を有し、この検出領域Q1は、さらに、最大出力値であるピークPよりも電極32から遠い側に位置し、距離Dが短くなるにつれて出力値が増加する出力値増加領域Q11と、ピークPよりも電極32に近い側に位置し、距離Dが短くなるにつれて出力値が減少する出力値減少領域Q12と、を有する。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
そして、絶縁部材39は、近位側不感領域Q3のみならず、出力値減少領域Q12とも重なって配置されている。これにより、万が一アーム21が人Hと衝突し、絶縁部材39が衝撃により近位側不感領域Q3側にわずかに縮んでしまったとしても、近位側不感領域Q3への人Hの侵入を抑制することができる。なお、通常は、電極32と人Hとの距離Dが徐々に短くなって、出力値が閾値SHと交わる時点Tで人Hの接近が検出されるため、出力値増加領域Q11に人Hが侵入可能であれば、人Hの接近を十分な精度で検出することができる。そのため、絶縁部材39が出力値減少領域Q12に重なっていても、人Hの検出精度が低下することは実質的にない。特に、本実施形態では、絶縁部材39の表面が出力値増加領域Q11と出力値減少領域Q12との境界(ピークP)と一致しているため、絶縁部材39によって出力値増加領域Q11が狭くなってしまうのを抑制でき、より精度よく、人Hの接近を検出することができる。
The insulating
以上のように、本実施形態のアーム21では、検出領域Q1は、出力値が最大となるピークPの位置よりも遠位側に位置し、アーム21と人Hとの接近に伴って出力値が増加する出力値増加領域Q11と、ピークPの位置よりも近位側に位置し、アーム21と人Hとの接近に伴って出力値が減少する出力値減少領域Q12と、を有する。そして、絶縁部材39は、出力値減少領域Q12に配置されている。これにより、より効果的に、近位側不感領域Q3への人Hの侵入を抑制することができる。
As described above, in the
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態に係るセンサーを示す図である。
<Third Embodiment>
FIG. 8 is a diagram showing a sensor according to a third embodiment of the invention.
なお、本実施形態は、センサー3と外装部材210との間に支持部材6が介在していること以外は、前述した第1実施形態と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図8において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
Note that this embodiment is the same as the above-described first embodiment except that the
本実施形態では、アーム21の外装部材210が金属等の導電性材料で構成されており、導電性を有する。そのため、本実施形態のロボット1では、外装部材210を介して検出電極321と駆動電極322とが短絡しないように、電極32と外装部材210との間に、絶縁性を有する支持部材6を配置している。より具体的には、外装部材210の外表面に支持部材6が配置され、支持部材6に電極32が配置している。これにより、簡単な構成で、導電性を有する外装部材210にもセンサー3を適用することができる。
In this embodiment, the
また、絶縁部材39は、支持部材6よりも硬度が低い。すなわち、絶縁部材39は、支持部材6よりも柔らかい。これにより、万が一、アーム21が人Hと衝突しても、絶縁部材39が緩衝材となって衝突時の衝撃を緩和することができる。そのため、安全なロボット1となる。また、支持部材6を十分に硬い材料で形成することで、電極32をより安定して支持することができるほか、外装部材210と電極32との距離がロボット1の動作に起因する加速度により変化することを抑制できるため、金属等の導電性材料で構成された外装部材210と電極32との間に形成された静電容量が変化して、人Hの接近を検出する動作に影響を及ぼすことを防止できる。ここで、前記「硬度」は、例えば、JIS K 6253に対応するデュロメーターを用いて測定される硬さのことを言う。
Also, the insulating
以上のように、本実施形態のセンサー3では、センサー3と外装部材210との間に配置され、絶縁性を有する支持部材6を有する。これにより、簡単な構成で、導電性を有する外装部材210にもセンサー3を適用することができる。
As described above, the
また、前述したように、絶縁部材39は、支持部材6よりも硬度が低い。これにより、万が一、アーム21が人Hと衝突しても、絶縁部材39が緩衝材となって衝突時の衝撃を緩和することができる。また、支持部材6を十分に硬い材料で形成することにより、電極32をより安定して支持することができるほか、ロボットの動作により人Hの接近を検出する動作に影響を及ぼすことを防止できる。
Moreover, as described above, the insulating
<第4実施形態>
図9は、本発明の第4実施形態に係る移動体を示す図である。
<Fourth Embodiment>
FIG. 9 is a diagram showing a moving body according to a fourth embodiment of the invention.
図9に示す移動体は、自動搬送車9である。自動搬送車9は、自動走行システムに用いられ、事前に指定された通路に沿って自動走行することが可能である。このような自動搬送車9は、移動体本体としての搬送車本体91と、搬送車本体91に配置されているセンサー3と、を有する。
The moving body shown in FIG. 9 is an automatic guided
搬送車本体91は、外装部材92と、1対の前輪93および1対の後輪94と、搬送車本体91が受ける加速度を検出する加速度センサー95と、前記通路の目印となるマーカーを検出するマーカーセンサー96と、これらのセンサーの検出結果を用いて搬送車本体91の走行制御を行う制御ユニット97と、を有する。また、1対の前輪93が操舵可能に構成され、1対の後輪94が図示しないモーター、エンジン等の駆動源により駆動するように構成されている。このような搬送車本体91は、外装部材92の上面921が荷物Xを載置する荷台となっている。
The transport vehicle
また、外装部材92の前方部分および両側方部分の外表面にはセンサー3が配置されている。センサー3としては、例えば、第1、第2実施形態で挙げた構成を用いることができる。ただし、センサー3の配置は、特に限定されず、例えば、外装部材92の後方部分にも配置してよい。
Further,
以上のように、本実施形態の移動体としての自動搬送車9は、移動体本体としての搬送車本体91と、搬送車本体91の外装部材92の外表面に配置され、他の物体、特に人Hの接近を検出して信号を出力する近接センサー31と、外装部材92の外側に配置され、近接センサー31を覆う絶縁部材39と、を有する。また、近接センサー31は、出力値が閾値SH以上となって人Hとの接近を検出する検出領域Q1と、近接センサー31と検出領域Q1との間に位置し、出力値が閾値SH未満となって人Hの接近を検出しない近位側不感領域Q3と、を有する。そして、絶縁部材39は、近位側不感領域Q3に配置されている。このような構成によれば、絶縁部材39によって近位側不感領域Q3への人Hの侵入が抑制されるため、人Hが近くにいるにも関わらず、人Hが近くにいないと誤判断するのを効果的に抑制することができる。そのため、自動搬送車9は、高い精度で人Hの接近を検出することができる。
As described above, the automatic guided
なお、移動体としては、自動搬送車9に限定されず、例えば、自動車、バイク、飛行機、船舶、二足歩行ロボット、ドローン(無人飛行機)等にも適用することができる。
The mobile object is not limited to the automatic guided
以上、本発明の可動体、ロボットおよび移動体を図示の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。 As described above, the movable body, the robot, and the moving body of the present invention have been described based on the preferred embodiments shown in the drawings, but the present invention is not limited to this, and the configuration of each part may be any arbitrary structure having similar functions. It can be replaced with a configuration. Also, other optional components may be added.
1…ロボット、2…ロボット本体、20…ベース、21…アーム、210…外装部材、2100…外表面、211…第1アーム、212…第2アーム、213…第3アーム、214…第4アーム、215…第5アーム、216…第6アーム、22…エンドエフェクター、251…第1駆動装置、252…第2駆動装置、253…第3駆動装置、254…第4駆動装置、255…第5駆動装置、256…第6駆動装置、3…センサー、31…近接センサー、32…電極、321…検出電極、322…駆動電極、34…回路、341…検出回路、341a…チャージアンプ、341b…ADコンバーター、342…駆動回路、39…絶縁部材、6…支持部材、8…ロボット制御装置、9…自動搬送車、91…搬送車本体、92…外装部材、921…上面、93…前輪、94…後輪、95…加速度センサー、96…マーカーセンサー、97…制御ユニット、D…距離、H…人、P…ピーク、Q1…検出領域、Q11…出力値増加領域、Q12…出力値減少領域、Q2…遠位側不感領域、Q3…近位側不感領域、SH…閾値、X…荷物
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記外装部材の外側に配置され、前記近接センサーを覆う絶縁部材と、を有し、
前記近接センサーは、出力値が閾値以上となって前記物体の接近を検出する検出領域と、前記近接センサーと前記検出領域との間に位置し、前記出力値が前記閾値未満となって前記物体の接近を検出しない近位側不感領域と、を有し、
前記検出領域は、前記出力値が最大となる位置よりも遠位側に位置し、可動体と前記物体との接近に伴って前記出力値が増加する出力値増加領域と、前記最大となる位置よりも近位側に位置し、前記可動体と前記物体との接近に伴って前記出力値が減少する出力値減少領域と、を有し、
前記絶縁部材は、前記近位側不感領域と、前記出力値減少領域と、に配置されていることを特徴とする可動体。 a proximity sensor arranged on the outer surface of the exterior member for detecting the approach of another object and outputting a signal;
an insulating member disposed outside the exterior member and covering the proximity sensor;
The proximity sensor is positioned between a detection area for detecting the approach of the object when the output value is equal to or greater than a threshold, and between the proximity sensor and the detection area, and the output value is less than the threshold for detecting the object. and a proximal dead area that does not detect the approach of
The detection region is positioned distally from a position where the output value is maximized, and an output value increase region where the output value increases as the movable body and the object approach, and the position where the output value is maximized. an output value decreasing region located on the proximal side of the movable body and the output value decreasing as the movable body and the object approach each other;
The movable body, wherein the insulating member is arranged in the proximal dead region and the output value decreasing region .
前記アームの外装部材の外表面に配置され、他の物体の接近を検出して信号を出力する近接センサーと、
前記外装部材の外側に配置され、前記近接センサーを覆う絶縁部材と、を有し、
前記近接センサーは、出力値が閾値以上となって前記物体の接近を検出する検出領域と、前記近接センサーと前記検出領域との間に位置し、前記出力値が前記閾値未満となって前記物体の接近を検出しない近位側不感領域と、を有し、
前記検出領域は、前記出力値が最大となる位置よりも遠位側に位置し、前記アームと前記物体との接近に伴って前記出力値が増加する出力値増加領域と、前記最大となる位置よりも近位側に位置し、前記アームと前記物体との接近に伴って前記出力値が減少する出力値減少領域と、を有し、
前記絶縁部材は、前記近位側不感領域と、前記出力値減少領域と、に配置されていることを特徴とするロボット。 an arm;
a proximity sensor arranged on the outer surface of the exterior member of the arm for detecting the approach of another object and outputting a signal;
an insulating member disposed outside the exterior member and covering the proximity sensor;
The proximity sensor is positioned between a detection area for detecting the approach of the object when the output value is equal to or greater than a threshold, and between the proximity sensor and the detection area, and the output value is less than the threshold for detecting the object. and a proximal dead area that does not detect the approach of
The detection region is positioned distally from a position where the output value is maximized, and an output value increase region where the output value increases as the arm approaches the object, and the position where the output value is maximized. an output value decreasing region located on the proximal side of the arm and in which the output value decreases as the arm approaches the object;
The robot, wherein the insulating member is arranged in the proximal dead area and the output value decreasing area .
前記移動体本体の外装部材の外表面に配置され、他の物体の接近を検出して信号を出力する近接センサーと、
前記外装部材の外側に配置され、前記近接センサーを覆う絶縁部材と、を有し、
前記近接センサーは、出力値が閾値以上となって前記物体の接近を検出する検出領域と、前記近接センサーと前記検出領域との間に位置し、前記出力値が前記閾値未満となって前記物体の接近を検出しない近位側不感領域と、を有し、
前記検出領域は、前記出力値が最大となる位置よりも遠位側に位置し、前記移動体本体と前記物体との接近に伴って前記出力値が増加する出力値増加領域と、前記最大となる位置よりも近位側に位置し、前記移動体本体と前記物体との接近に伴って前記出力値が減少する出力値減少領域と、を有し、
前記絶縁部材は、前記近位側不感領域と、前記出力値減少領域と、に配置されていることを特徴とする移動体。 a mobile body;
a proximity sensor that is arranged on the outer surface of the exterior member of the mobile body body and that detects the approach of another object and outputs a signal;
an insulating member disposed outside the exterior member and covering the proximity sensor;
The proximity sensor is positioned between a detection area for detecting the approach of the object when the output value is equal to or greater than a threshold, and between the proximity sensor and the detection area, and the output value is less than the threshold for detecting the object. and a proximal dead area that does not detect the approach of
an output value increasing region in which the output value increases as the moving body main body and the object approach each other; and an output value decrease region located proximal to the position where the output value decreases as the moving body main body and the object approach,
The moving body, wherein the insulating member is arranged in the proximal dead area and the output value decreasing area .
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JP2018530441A (en) | 2015-09-09 | 2018-10-18 | カーボン ロボティクス, インコーポレイテッドCarbon Robotics, Inc. | Robot arm system and object avoidance method |
JP2019039835A (en) | 2017-08-25 | 2019-03-14 | キヤノン株式会社 | Composite sensor |
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