JP7244799B2 - カートンおよびその使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トレイとしても使用可能なカートンに関する。
一般に飲料用容器(例えばペットボトル飲料)や瓶や缶などは、紙製カートンに収容された状態で流通搬送され、小売店においてカートンが開封され、陳列ケースに移されることが多い。
一方で、イベント会場では、カートンを開封した取り出し可能な状態で、飲料用容器を提供することもある。しかしながら、一般的なカートンは、開封状態での運搬を想定していない。また、飲料用容器を取り出しにくい。さらに、いくつかの飲料用容器を取り出すと、残りの飲料用容器の保持が不充分となり、倒れたりするおそれもある。
ところで、特許文献1では、瓶保持機構を有する上部閉塞パネルと、側面に設けられたハンドル孔とを備えたカートンが提案されている。
特許文献1に開示のカートンを用いれば、イベント会場にて、飲料用容器を取り出し可能な状態で運搬することができる。また、トレイとして機能し、飲料用容器を取り出しやすい。さらに、いくつかの飲料用容器を取り出しても、残りの飲料用容器の保持性は確保されている。
特開2007-532436号公報
上述の通り、特許文献1に開示のカートンは、イベント会場での飲料用容器提供に適用可能である。一方で、カートン本来の機能、すなわち、流通搬送時の収納性能が劣る。例えば、流通搬送時に積み重ねることは想定されていない。また、トレイとしての機能にも若干改善の余地がある。例えば、カートン偶部の飲料用容器は、アクセス方向によっては、やや取り出しにくい。言い換えると、カートン機能もトレイ機能も不充分である。
本発明は、上記課題を解決するものであり、流通搬送時にはカートン本来の機能を発揮しつつ、イベント会場での飲料用容器提供時にはトレイとして機能することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のカートンは、複数の配列された容器を収納し、底面部と、前記底面部から立設される側面部と、前記側面部が形成する開口を塞ぐ天面部とを備え、更に、前記側面部を一周する2本の切取ラインの間に形成される帯部と、前記側面部内側の帯部に対応する位置に設けられ、前記側面部上部および前記側面部下部に固定され、外側に張り出すように折り畳み可能な把持部と、前記天面部の各容器頂部に対応する位置にそれぞれ設けられ、前記天面部の各容器頂部に対応する位置を中心に放射状に切り込まれて形成され、切り込み末端間を結ぶ仮想軸に対し回動可能な容器保持部とを備える。
これにより、流通搬送時にはカートン状態において積み重ね可能等カートン本来の機能を発揮しうる。
好ましくは、前記帯部は、切取ラインに沿って撤去可能に形成され、前記把持部は、前記帯部の撤去に伴い露出され、外側に張り出す様に折り畳まれ、把持可能に形成され、前記天面部および前記側面部上部は、前記把持部の折り畳みに伴い下方移動可能に形成され、前記容器保持部は、前記天面部の下方移動に伴い各容器頂部に当接し、さらに、前記仮想軸周りに回動し、回動に伴う弾性力により容器を保持可能に形成されている。
これにより、イベント会場での飲料用容器提供時にはトレイ状態にて、飲料用容器を保持しつつ、飲料用容器を容易に取出し可能とする。
さらに好ましくは、前記把持部は、把持上部と把持下部と、前記把持上部に設けられる把持上部取手孔と、前記把持下部に設けられる把持下部取手孔と、いずれかの取手孔に対応して設けられる返し部と、を有し、前記把持上部と前記把持下部とは折線を介して重なり合い、前記把持上部取手孔と前記把持下部部取手孔とは一致し、前記返し部は、いずれかの取手孔を通過して折り返され、前記把持上部と前記把持下部とを一体化するよう形成されている。
これにより、返し部が把持部の板バネ機能(天面部等が上方に戻ろうとする弾性機能)を抑制し、容器保持部の保持機能(回動に対し元の面に戻ろうとする弾性機能に基づき容器を押さえつける)を維持する。また、安全性も向上する。
上記の目的を達成するための本発明はカートンの使用方法である。カートンは、複数の配列された容器を収納し、底面部と、前記底面部から立設される側面部と、前記側面部が形成する開口を塞ぐ天面部と、前記側面部を一周する2本の切取ラインの間に形成される帯部と、前記側面部内側の帯部に対応する位置に設けられ、前記側面部上部および前記側面部下部に固定され、外側に張り出すように折り畳み可能な把持部と、前記天面部の各容器頂部に対応する位置にそれぞれ設けられ、前記天面部の各容器頂部に対応する位置を中心に放射状に切り込まれて形成され、切り込み末端間を結ぶ仮想軸に対し回動可能な容器保持部とを備える。前記帯部を切取ラインに沿って撤去し、前記帯部の撤去に伴い前記把持部を露出させ、前記把持部を外側に張り出す様に折り畳み、把持可能に形成し、前記把持部の折り畳みに伴い前記天面部および前記側面部上部を下方移動させ、前記天面部の下方移動に伴い前記容器保持部を各容器頂部に当接させ、さらに、前記仮想軸周りに回動させ、回動に伴う弾性力により容器を保持させ、容器を保持しつつ、容器を取出し可能とする。
これにより、カートンからトレイへ形状が変化する。カートンとしての機能とトレイとしての機能の両方を確実に発揮し得る。
上記の目的を達成するために、本発明のカートンは、複数の配列された容器を収納し、底面部と、前記底面部から立設される側面部と、前記側面部が形成する開口を塞ぐ天面部とを備え、さらに、前記側面部中央に設けられ、前記側面部上部および前記側面部下部に連続し、外側に張り出すように折り畳み可能な把持部と、前記天面部の各容器頂部に対応する位置にそれぞれ設けられ、前記天面部の各容器頂部に対応する位置を中心に放射状に切り込まれて形成され、切り込み末端間を結ぶ仮想軸に対し回動可能な容器保持部とを備える。
容器剛性による補填を期待できれば、帯部等を不要とでき、さらに簡素な構成とすることができる。
本発明は、流通搬送時にはカートン本来の機能を発揮しつつ、イベント会場での飲料用容器提供時にはトレイとして機能する。
本実施形態のカートン状態 本実施形態のブランク展開図 詳細構成図(把持部) 詳細構成図(容器保持部) 本実施形態の動作説明図(帯部撤去) 本実施形態の動作説明図(把持部形成) 本実施形態のトレイ状態 変形例1(帯部なし) 変形例2(容器首下当接によるバネ機能抑制) 変形例3(円筒状) 変形例4(切込例) 変形例5(広義の放射状) 変形例6(模様付加)
~カートン構成~
本実施形態の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るカートンの概略構成図である。図2は、本実施形態のブランク展開図である。
カートンは、複数の配列された飲料用容器を収納する。カートンは基本構成として、底面部10と側面部20と天面部40とを備える。
更に、特徴的構成として、側面部20に帯部25および把持部30と、天面部40に容器保持部44とを備える。
カートンは、ブランク50と4つのブランク60とが折られ、組み合わされて、構成されている。ブランクは例えば紙製である。
ブランク50において、2つの長手側面部21と、2つの短手側面部22とが帯状に連設されて、側面部20が形成されている。帯状の一端部には糊付部が設けられている。帯状を環状とすることにより、カートン状態において、側面部20が形成される。
ブランク50において、底面部10は4分割され、4つのパーツが、それぞれ、長手側面部21,21、短手側面部22,22と連設されている。4つのパーツが組み合わされることにより、カートン状態において、底面部10が形成される。
ブランク50において、天面部40は、一つの長手側面部21と連設されている。長手側面部21と連設される辺以外の天面部40各辺には、3つの差込フラップが設けられている。側面部20が形成する開口を塞ぐように、差込フラップが差し込まれ、カートン状態において、天面部40が形成される。
側面部20には、側面部20を一周する2本の切取ライン23,24(たとえばミシン目)が設けられている。切取ライン23,24の間には、帯部25が形成されている。なお、帯部25の端部には糊付部が設けられていない。
側面部20は、帯部25を介して、側面部上部26と側面部下部27とに分けられる。
4つのブランク60は、把持部30となる。4つのブランク60のうち、2つは長手側面部21,21に対応し、2つは短手側面部22,22に対応する。
図3は把持部30に係る詳細構成図である。把持部30は、把持上部31と、把持下部32と、上部固定部37と、下部固定部38とを有している。ブランク60において、把持上部31、把持下部32、上部固定部37、下部固定部38は一枚の平面状に形成されている。把持上部31と把持下部32との間に折線33が設けられ、把持上部31と上部固定部37との間に折線が設けられ、把持下部32と下部固定部38との間に折線が設けられている。これらの折線により、把持部30は折り畳み可能である。
把持上部31略中央には、長手方向長孔である把持上部取手孔34が設けられている。把持下部32略中央には、長手方向長孔である把持下部取手孔35が設けられている。ブランク60において、把持下部取手孔35を塞ぐように返し部36が設けられている。返し部36の一部は把持下部32本体と連設されている。返し部36と把持下部32本体との間に折線が設けられている。
カートン状態において、上部固定部37は側面部上部26内側に固定(例えば糊着)されて、下部固定部38は側面部下部27内側に固定されている。その結果、把持部30の主要部31,32は帯部25内側に位置している。
図4は容器保持部44に係る詳細構成図である。天面部40には、容器保持部44が飲料用容器頂部に対応する位置にそれぞれ設けられている。飲料用容器頂部に対応する位置を中心点41とし、放射状に切込ライン42が設けられている。図示の例は、8方向に切込ライン42が延びている。8つの切込ライン42の末端を結ぶと仮想正方形が形成される。これにより、8つ三角形パーツからなる容器保持部44が形成される。
~カートン形成~
ブランク50において、帯状の側面部20を環状とし、端部を固定(例えば糊着)する。ただし、帯部25端部は固定しない(自由端)。
さらに、4分割されているパーツを組み合わせて底面部10を形成する。これにより、基本的な箱状が形成され、複数の飲料用容器を配列状態(例えば4×3)にて収納する。
飲料用容器収納後、天面部40により箱開口を塞ぎ、カートンを形成する。
カートン状態において、天面部40はフラットであり、積み重ね可能である。なお、上側のカートンの自重は上側の底面部10および下側の天面部40を介して、飲料用容器頂部(キャップ)に伝達され、さらに飲料用容器を介して、下側の底面部10に伝達される。これにより、流通搬送時にはカートン本来の機能を発揮する。
なお、カートン状態において、把持部30は折り畳まれず、帯部25に対向するように位置する。
~トレイとしての使用~
本実施形態のカートンは、形状変化により、トレイとしての使用可能であることを特徴とする。図5~図7を用いて、カートンからトレイへの形状変化について説明する。
例えば、イベント会場において、飲料用容器はカートン状態(図1参照)にて搬入される。
図5は帯部撤去に係る動作説明図である。側面部20のうち、帯部25端部は固定されていない。したがって、帯部25端部を掴んで、切取ライン23,24に沿って帯部25撤去する。帯部撤去に伴い、把持部30が露出される。
図6は把持部形成に係る動作説明図である。把持部30は折線33を含む3本の折線を有している。したがって、把持部30を外側に張り出すように折り畳む。
折線33を介して、把持上部31と把持下部32とは重なり合う。また、把持上部取手孔34と把持下部部取手孔35とは一致する。さらに、返し部36を下側から押し上げ、把持上部取手孔34を通過させて、把持上部31を巻き込むように折り返す。これにより、把持上部31と把持下部32とを一体化させる。これにより、把持部30が形成される。
ところで、帯部撤去に伴い、側面部上部26と側面部下部27とは分断される。さらに、把持部折り畳みに伴い天面部40および側面部上部26は下方移動する。
なお、把持上部31と把持下部32とはブランク状態では同一平面にあり、折り畳み後は板バネとして機能する。したがって、把持上部31と把持下部32との一体化が難しい。また、その結果、天面部40(および容器保持部44)は上方に戻ろうとする。これに対し、返し部36を把持上部31に係止させることにより、把持部30の板バネ機能を抑制し、把持上部31と把持下部32との一体化を確実にする。その結果、天面部40(および容器保持部44)が上方に戻ろうとするのを抑制する。
天面部下方移動に伴い飲料用容器頂部(キャップ)は天面部40に当接し、さらに、天面部40を押し上げようとする。切込ライン42末端を結ぶ線に仮想軸43が形成されている。天面部押し上げに伴い、容器保持部44は飲料用容器側面と当接されながら、仮想軸43周りに回動する。
容器保持部44はブランク状態では天面部40と同一平面にあり、回動後は板バネとして機能する(弾性機能)。すなわち、元の面に戻ろうと、飲料用容器側面を斜め上から押さえつける。これにより、飲料用容器は確実に保持される。
図7はトレイの概略構成図である。以上の動作を経てカートンの形状を変化させてトレイを形成する。
把持上部取手孔34と把持下部部取手孔35とは一つの取手孔を形成し、取手孔を把持することにより、イベント会場にてトレイを運搬することができる。
その際、返し部36端面が運搬者の指に当接する。すなわち、切断面が運搬者の指に当接して指を傷つけることはなく、安全である。
各飲料用容器は容器保持部44に保持されながら、各飲料用容器上部は露出している。その結果、いずれの飲料用容器もいずれの方向からアクセス容易であり、容器保持部44の保持力に対抗して飲料用容器を上方に持ち上げることにより、飲料用容器を容易に取り出すことができる。
また、把持部30の板バネ機能は一部残っており、容器保持部44の保持力を一時的に緩和するように作用する。この点でも、取り出し容易である。
いくつかの飲料用容器を取り出しても、残りの飲料用容器の保持性は確保されている。飲料用容器が転倒するおそれはない。
以上のように、イベント会場ではトレイとして機能し、イベント参加者に飲料用容器を提供できる。
~まとめ~
本実施形態のカートンは、形状変化により、トレイとしても使用可能であることを特徴とする。すなわち、流通搬送時にはカートン本来の機能を発揮する。一方で、イベント会場での飲料用容器提供時にはトレイとして機能する。このように、適用場面に応じて、カートンとしての機能とトレイとしての機能の両方を確実に発揮し得る。
~変形例~
本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく、本願技術思想の範囲で種々の変形が可能である。以下、いくつかの変形例について説明する。
図8は、変形例1に係るカートンの概略構成図である。上記実施形態が帯部25を必須の構成とするのに対し、変形例1は帯部25を有しなくともよい。
すなわち、基本構成として、底面部10と側面部20と天面部40とを備え、特徴的構成として、把持部30と、容器保持部44とを備える。
カートン状態において、飲料用容器が収納されていれば、飲料用容器の剛性がカートン上下方向の剛性を補填することができる。すなわち、カートン積み重ね状態において、飲料用容器頂部が天面部40を挿通することはない。上側のカートンの自重は、飲料用容器を介して、下側のカートンに伝達される。
変形例1において、カートンからトレイへの変形動作やトレイとしての使用方法については、上記実施形態と同様である。
なお、上記実施形態では、把持部30をブランク50と異なるブランク60より構成したが、変形例1では、把持部30をブランク50の一部としてよい。その結果、ブランク60および上部固定部37と下部固定部38も不要である。
上記実施形態も充分簡素な構成であるが、変形例1は更に簡素な構成とすることができる。
図9は、変形例2に係るトレイの部分構成図である。説明の便宜の為、関連構成以外の図示を省略している。上記実施形態では、返し部36が把持部30の板バネ機能を抑制し、容器保持部44の保持機能を維持するのに対し、変形例2は返し部36を有しなくともよい。
返し部36がないと、把持部30の板バネ機能(弾性機能)により、天面部40(および容器保持部44)は上方に戻ろうとするが、容器保持部44の頂部が飲料用容器首下(キャップ下部)に当接される。飲料用容器の自重により、把持部30の板バネ機能は抑制され、容器保持部44の保持機能も維持される。
図10は、変形例3に係るカートンの概略構成図である。一般的なカートンは、流通搬送時の利便性の観点から、平面視矩形であることが多い。したがって、上記実施形態は平面視矩形であることを前提とする。これに対し、変形例3は平面視円形(円筒状)とする。
変形例3は、基本構成として、底面部10と側面部20と天面部40とを備え、特徴的構成として、帯部25と、把持部30と、容器保持部44とを備える点で、上記実施形態と共通する。したがって、変形例3も上記実施形態と同様な効果を有する。
本発明の特徴は、カートンとしての機能とトレイとしての機能の両方を確実に発揮することである。イベント会場にてトレイとして使用する場合、平面視円形のほうがイベント参加者の美観に適う場合もある。
図11は、変形例4にかかるカートンの部分構成図である。上記実施形態では、中心点41から8つの切込ライン42が放射状に均等に伸びることにより容器保持部44が形成されるのに対し、変形例5では、中心点41から4つの切込ライン42が放射状に伸び、切込ライン42間に補助切込が設けられている。
図12Aおよび図12Bは、変形例5にかかるカートンの部分構成図である。上記実施形態では、中心点41から8つの切込ライン42が放射状に直線的に伸びることにより容器保持部44が形成されるのに対し、変形例5では曲線状に放射している。また、容器保持部44を構成するパーツの数は複数であれば限定されず、容器保持部44の外形も矩形でも円形でもよい。変形例5にかかる容器保持部44も飲料用容器を適切に保持できる。
図13は、変形例6に係るカートンの概略構成図である。本発明では、カートンからトレイへ形状が変化する。カートン状態では側面部20に無秩序な模様が付されているが、トレイに変形すると側面分上部26と側面部下部27が上下につながり、意味のある文字が浮かび上がる様にしてもよい。イベント会場にてトレイとして使用する場合、イベント参加者の美観に訴えることができる。
上記実施形態では、カートンの収納対象例として飲料用容器を挙げたが、本発明を瓶や缶などの収納にも適用できる。
10 底面部
20 側面部
21 長手側面部
22 短手側面部
23,24 切取ライン
25 帯部
26 側面部上部
27 側面部下部
30 把持部
31 把持上部
32 把持下部
33 折線
34 把持上部取手孔
35 把持下部取手孔
36 返し部
37 上部固定部
38 下部固定部
40 天面部
41 中心点
42 切込ライン
43 仮想軸
44 容器保持部
50 ブランク
60 ブランク

Claims (5)

  1. 複数の配列された容器を収納するカートンであって、
    底面部と、前記底面部から立設される側面部と、前記側面部が形成する開口を塞ぐ天面部とを備え、更に、
    前記側面部を一周する2本の切取ラインの間に形成される帯部と、前記側面部にて前記帯部の上側に形成される前記側面部上部と、前記側面部にて前記帯部の下側に形成される前記側面部下部と、
    前記側面部内側の帯部に対応する位置に設けられ、前記側面部上部および前記側面部下部に固定され、外側に張り出すように折り畳み可能な把持部と、
    前記天面部の各容器頂部に対応する位置にそれぞれ設けられ、前記天面部の各容器頂部に対応する位置を中心に放射状に切り込まれて形成され、切り込み末端間を結ぶ仮想軸に対し回動可能な容器保持部と
    を備えることを特徴とするカートン。
  2. 前記帯部は、切取ラインに沿って撤去可能に形成され、
    前記把持部は、前記帯部の撤去に伴い露出され、外側に張り出す様に折り畳まれ、把持可能に形成され、
    前記天面部および前記側面部上部は、前記把持部の折り畳みに伴い下方移動可能に形成され、
    前記容器保持部は、前記天面部の下方移動に伴い各容器頂部に当接し、さらに、前記仮想軸周りに回動し、回動に伴う弾性力により容器を保持可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のカートン。
  3. 前記把持部は、
    把持上部と把持下部と、
    前記把持上部に設けられる把持上部取手孔と、前記把持下部に設けられる把持下部取手孔と、いずれかの取手孔に対応して設けられる返し部と、
    を有し、
    前記把持上部と前記把持下部とは折線を介して重なり合い、前記把持上部取手孔と前記把持下部取手孔とは一致し、
    前記返し部は、いずれかの取手孔を通過して折り返され、前記把持上部と前記把持下部とを一体化するよう形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のカートン。
  4. 複数の配列された容器を収納し、
    底面部と、前記底面部から立設される側面部と、前記側面部が形成する開口を塞ぐ天面部と、
    前記側面部を一周する2本の切取ラインの間に形成される帯部と、前記側面部にて前記帯部の上側に形成される前記側面部上部と、前記側面部にて前記帯部の下側に形成される前記側面部下部と、
    前記側面部内側の帯部に対応する位置に設けられ、前記側面部上部および前記側面部下部に固定され、外側に張り出すように折り畳み可能な把持部と、
    前記天面部の各容器頂部に対応する位置にそれぞれ設けられ、前記天面部の各容器頂部に対応する位置を中心に放射状に切り込まれて形成され、切り込み末端間を結ぶ仮想軸に対し回動可能な容器保持部と
    を備えるカートンの使用方法であって、
    前記帯部を切取ラインに沿って撤去し、
    前記帯部の撤去に伴い前記把持部を露出させ、前記把持部を外側に張り出す様に折り畳み、把持可能に形成し、
    前記把持部の折り畳みに伴い前記天面部および前記側面部上部を下方移動させ、
    前記天面部の下方移動に伴い前記容器保持部を各容器頂部に当接させ、さらに、前記仮想軸周りに回動させ、回動に伴う弾性力により容器を保持させ、
    容器を保持しつつ、容器を取出し可能とする
    ことを特徴とするカートンの使用方法。
  5. 複数の配列された容器を収納するカートンであって、
    底面部と、前記底面部から立設される側面部と、前記側面部が形成する開口を塞ぐ天面部とを備え、さらに、
    前記側面部中央に設けられ、前記側面部上部および前記側面部下部に連続し、外側に張り出すように折り畳み可能な把持部と、
    前記天面部の各容器頂部に対応する位置にそれぞれ設けられ、前記天面部の各容器頂部に対応する位置を中心に放射状に切り込まれて形成され、切り込み末端間を結ぶ仮想軸に対し回動可能な容器保持部と
    を備えることを特徴とするカートン。
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