JP7244683B2 - 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム - Google Patents
個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7244683B2 JP7244683B2 JP2022012499A JP2022012499A JP7244683B2 JP 7244683 B2 JP7244683 B2 JP 7244683B2 JP 2022012499 A JP2022012499 A JP 2022012499A JP 2022012499 A JP2022012499 A JP 2022012499A JP 7244683 B2 JP7244683 B2 JP 7244683B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acoustic signal
- authentication
- acoustic
- observed
- registered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
(個人認証装置)
本発明の第1の実施形態に係る個人認証装置100は、図1に示すように、第1音響信号生成部101、第2音響信号生成部102、音響信号観測部103、音響特性算出部104、特徴抽出部105、識別部106、第1特徴量記憶部107および第2特徴量記憶部108を備える。
図2は、本実施形態にかかる個人認証装置の具体的な構成例を示す図である。図2に示す個人認証装置は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)11、サウンドプロセッサ12、マイクロホンアンプ13、イヤホン14、マイクロホン15(イヤホン14とマイクロホン15とを合わせてイヤホンマイク装置17と称呼する)、およびセンサ18を備える。なお、符号16は、認識対象とされるユーザを表す。
次に、第1の実施形態に係る個人認証装置100の動作について説明する。本実施形態の動作は、「1.ユーザの登録」と「2.ユーザの識別」とに分けられる。
以下、「1.ユーザの登録」の動作について図4に示すフローチャートを参照して説明する。尚、ユーザの登録であるか識別であるかの判断は、識別部106が行う。識別部106は、例えば、第1特徴量記憶部107に一致する特徴量が格納されていない場合、イヤホンマイク装置17の電源が投入された場合、または、ユーザのイヤホンマイク装置17の挿入を、音響信号観測部103が音響信号の変化により検知した場合等にユーザ登録処理であると判断する。尚、判断手法はこれに限られない。
図13のステップS207において、識別部106は、第1認証処理が成功した場合に、登録済みユーザに所定装置へのアクセス行為を許可していた。しかしながら、識別部106は、第1認証処理および初回の第2認証処理が成功した場合に、登録済みユーザに所定装置へのアクセス行為を許可してもよい。具体的には、識別部106は、ステップS214でYESであった場合に、登録済みユーザに所定装置へのアクセス行為を許可(ステップS207)してもよい。このように設計変更することで、アクセス許可をより厳格に行い、ひいては認証のセキュリティを高めることができる。
上述したように、本発明の第1の実施形態によると、イヤホンマイク装置単体の装着で、挿入時においても精度の高い認証を素早く実行し、認証後のなりすましを防止可能な個人認証装置等を提供することができる。この理由は、識別部106が、観測された第1音響信号が所定の条件を満たす場合に、認証対象者の第1認証を実行し、当該第1認証の後、第2音響信号が所定の条件を満たす場合に、第1認証が成功した認証対象者は同一人物か判断する第2認証を実行するからである。本実施形態においては、挿入をセンサ部301が検知し、これをトリガとして、可聴音域を含む第1音響信号の伝搬結果を、その後、当該可聴音域よりも周波数の高い不可聴音域を含む第2音響信号の伝搬結果を取得し、これらを基に、識別部106が、ユーザが登録済みユーザかの判断(第1認証)を行い、第1認証にて登録済みユーザと判断されたユーザの入れ違い(なりすまし)が発生していないかの判断(第2認証)を行うからである。
第1の実施形態に係る認証装置100においては、第2認証処理は予め定められた時間間隔で行われていた。しかしながら、長時間にわたる第2認証処理となると、超音波を短い時間間隔毎で出力し続けるのは電力が必要な上、認証を長時間継続するユーザの体質によってはそれが負担となる可能性もある。よって、第2の実施形態においては、第2認証処理が一定回数以上成功したユーザ、即ち、なりすまし行為を行っていない実績があるユーザに対しては、第2認証処理の回数を段階的に減じるようにする個人認証装置200について説明する。
本発明の第2の実施形態に係る個人認証装置200は、図15に示すように、第1音響信号生成部101、第2音響信号生成部102、音響信号観測部103、音響特性算出部104、特徴抽出部105、識別部106、第1特徴量記憶部107および第2特徴量記憶部108、検知部109、カウンタ部110および調整部111を備える。
次に、第2の実施形態にかかる個人認証装置200の動作について説明する。個人認証装置200の動作は「1.ユーザの登録」と「2.ユーザの識別」とに分けられる。「1.ユーザの登録」の動作については、第1の実施形態(図4)と同様である。以下、「2.ユーザの識別」の動作について図16に示すフローチャートを参照して説明する。
第2の実施形態においては、イヤホンマイク装置17の抜去が検知されると、カウンタ部110のカウンタ値を初期値に戻し、「1.ユーザの登録」の処理が再度開始されていた(即ち、再度第1音響信号が送出される)。しかしながら、これ以外にも、ユーザの負担とならない程度であれば第1音響信号生成部101は第1の音響信号の送出を行っても良い。例えば、カウンタ部110の第2認証処理の成功回数が所定数Aを超えた場合、または当該成功回数がこのAの倍数となった場合をトリガとして、第1音響信号生成部101は第1の音響信号の送出を行っても良い。
上述したように、本発明の第2の実施形態によると、第1の実施形態と同様の効果、即ち、イヤホンマイク装置単体の装着で、挿入時においても精度の高い認証を素早く実行し、認証後のなりすましを防止可能な個人認証装置等を提供することができる。更に、認証成功回数に応じて、認証処理の待ち時間間隔を調整し、カウンタ部110がカウントする認証成功回数に応じて、調整部111が第2音響信号の送出間隔を決定する。このことにより、なりすまし行為を行っていない実績が積まれているユーザに対しては、第2認証処理の回数を段階的に減じることができる。この結果、超音波出力のための電力を削減することができ、ユーザの体内の認証箇所に負担をかける可能性を少なくすることができる。
本発明の第3の実施形態に係る個人認証装置300は、図17に示すように、センサ部301、音響信号生成部302、音響信号観測部303および識別部304を備える。
上述した本発明の各実施形態において、図1、2等に示す個人認証装置における各構成要素の一部又は全部は、例えば図18に示すような情報処理装置500(PC11)とプログラムとの任意の組み合わせを用いて実現することも可能である。情報処理装置500は、一例として、以下のような構成を含む。
・ROM(Read Only Memory)502
・RAM(Random Access Memory)503
・RAM503にロードされるプログラム504a
・プログラム504bおよび他のデータを格納する記憶装置505
・記録媒体506の読み書きを行うドライブ装置507
・通信ネットワーク509と接続する通信インタフェース508
・データの入出力を行う入出力インタフェース510
・各構成要素を接続するバス511
本願の各実施形態における個人認証装置の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム504bをCPU501が取得して実行することで実現される。個人認証装置の各構成要素(例えば、音響信号生成部、音響信号観測部および識別部)の機能を実現するプログラム504bは、例えば、予め記憶装置505やRAM503に格納されており、必要に応じてCPU501が読み出す。なお、プログラム504bは、通信ネットワーク509を介してCPU501に供給されてもよいし、予め記録媒体506に格納されており、ドライブ装置507が当該プログラムを読み出してCPU501に供給してもよい。
12 サウンドプロセッサ
13 マイクロホンアンプ
14 イヤホン
15 マイクロホン
16 ユーザ
17 イヤホンマイク装置
18 センサ
101 第1音響信号生成部
102 第2音響信号生成部
103 音響信号観測部
104 音響特性算出部
105 特徴抽出部
106 識別部
107 第1特徴量記憶部
108 第2特徴量記憶部
109 検知部
110 カウンタ部
111 調整部
100 個人認証装置
200 個人認証装置
300 個人認証装置
301 センサ部
302 音響信号生成部
303 音響信号観測部
304 識別部
500 情報処理装置
501 CPU
503 RAM
504b プログラム
505 記憶装置
506 記録媒体
507 ドライブ装置
508 通信インタフェース
509 通信ネットワーク
510 入出力インタフェース
511 バス
Claims (9)
- 認証対象者の頭部の一部である伝搬路への接触を検知する検知手段と、
前記検知手段が前記接触を検知すると、可聴音域を前記頭部の一部へ送出して観測された第1観測音響信号と、前記可聴音域よりも周波数が高い不可聴音域を前記頭部の一部へ送出して観測された第2観測音響信号を観測する音響信号観測手段と、
前記接触の前に登録された、認証対象者の可聴音域の第1登録音響信号及び不可聴音域である第2登録音響信号を取得する取得手段と、
前記第1観測音響信号と前記第1登録音響信号を比較し前記認証対象者を認証する第1認証を実行し、前記第1認証が成功した後に、前記第2観測音響信号と前記第2登録音響信号を比較する第2認証を実行する識別手段と、
前記第1認証の成功回数および前記第2認証の成功回数の少なくとも片方をカウントするカウンタ手段と、
を備え、
前記カウンタ手段は、前記接触が非接触となったことを検知すると、前記カウンタ手段のカウンタ値を初期値に戻す個人認証装置。 - 前記識別手段は、前記第1認証が成功した場合は前記第2認証を行い、前記第1認証が失敗した場合は前記第2認証を実行しない
請求項1に記載の個人認証装置。 - 観測された前記第1観測音響信号の伝搬後の音響信号から第1音響特性を算出し、観測された前記第2観測音響信号の伝搬後の音響信号から第2音響特性を算出する音響特性算出手段を更に備え、
前記識別手段は、前記第1音響特性および前記第1音響特性から抽出される第1特徴量の少なくとも片方を含む情報に基づき前記第1認証を実行し、前記第2音響特性および前記第2音響特性から抽出される第2特徴量の少なくとも片方を含む情報に基づき前記第2認証を実行する
請求項1または請求項2に記載の個人認証装置。 - 前記音響信号観測手段が前記第1観測音響信号を観測した後に、前記不可聴音域の音響信号を送出する第2音響信号生成手段
をさらに備える請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の個人認証装置。 - 前記識別手段は、前記第1認証の結果が成功である場合、または、前記第1認証の結果および前記第1認証直後の前記第2認証の結果が成功である場合に、所定のアクセスを許可し、当該第2認証以降の前記第2認証の結果が成功である場合に所定のアクセスの許可を継続する
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の個人認証装置。 - 予め、一人ないし複数人に紐付けられた、前記第1および第2音響特性、前記第1および第2特徴量の少なくとも片方を記憶する記憶手段を備え、
前記識別手段は、算出された前記第1および第2音響特性と前記記憶手段に記憶された前記第1および第2音響特性とを比較して、または、抽出された前記第1および第2特徴量と前記記憶手段に記憶された前記第1および第2特徴量とを比較して、前記第1認証に成功した認証対象者であるか識別する
請求項3に記載の個人認証装置。 - 前記カウンタ手段がカウントする認証成功回数を取得し、当該認証成功回数が所定数を超えていると判断すると、前記音響信号観測手段が前記第1観測音響信号を観測した後から、前記不可聴音域の音響信号が送出されるまでの時間間隔を長くするよう調整する調整手段
を更に備える請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の個人認証装置。 - コンピュータが、
認証対象者の頭部の一部である伝搬路への接触を検知し、
前記接触を検知すると、可聴音域を前記頭部の一部へ送出して観測された第1観測音響信号と、前記可聴音域よりも周波数が高い不可聴音域を前記頭部の一部へ送出して観測された第2観測音響信号を観測し、
前記接触の前に登録された、認証対象者の可聴音域の第1登録音響信号及び不可聴音域である第2登録音響信号を取得し、
前記第1観測音響信号と前記第1登録音響信号を比較し前記認証対象者を認証する第1認証を実行し、前記第1認証が成功した後に、前記第2観測音響信号と前記第2登録音響信号を比較する第2認証を実行する
前記第1認証の成功回数および前記第2認証の成功回数の少なくとも片方をカウントし、
前記接触が非接触となったことを検知すると、カウントされている値であるカウンタ値を初期値に戻す
個人認証方法。 - 認証対象者の頭部の一部である伝搬路への接触を検知し、
前記接触を検知すると、可聴音域を前記頭部の一部へ送出して観測された第1観測音響信号と、前記可聴音域よりも周波数が高い不可聴音域を前記頭部の一部へ送出して観測された第2観測音響信号を観測し、
前記接触の前に登録された、認証対象者の可聴音域の第1登録音響信号及び不可聴音域である第2登録音響信号を取得し、
前記第1観測音響信号と前記第1登録音響信号を比較し前記認証対象者を認証する第1認証を実行し、前記第1認証が成功した後に、前記第2観測音響信号と前記第2登録音響信号を比較する第2認証を実行する
前記第1認証の成功回数および前記第2認証の成功回数の少なくとも片方をカウントし、
前記接触が非接触となったことを検知すると、カウントされている値であるカウンタ値を初期値に戻す
ことをコンピュータに実現させるための個人認証プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022012499A JP7244683B2 (ja) | 2020-08-21 | 2022-01-31 | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020140388A JP7019765B2 (ja) | 2020-08-21 | 2020-08-21 | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム |
JP2022012499A JP7244683B2 (ja) | 2020-08-21 | 2022-01-31 | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020140388A Division JP7019765B2 (ja) | 2020-08-21 | 2020-08-21 | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022070872A JP2022070872A (ja) | 2022-05-13 |
JP7244683B2 true JP7244683B2 (ja) | 2023-03-22 |
Family
ID=87890761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022012499A Active JP7244683B2 (ja) | 2020-08-21 | 2022-01-31 | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7244683B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004054496A (ja) | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Niyokai Matsushima | 認証再生システム |
JP2005032056A (ja) | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 個人識別機能付きコンピュータシステム、及びコンピュータシステムのユーザ管理方法 |
-
2022
- 2022-01-31 JP JP2022012499A patent/JP7244683B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004054496A (ja) | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Niyokai Matsushima | 認証再生システム |
JP2005032056A (ja) | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 個人識別機能付きコンピュータシステム、及びコンピュータシステムのユーザ管理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022070872A (ja) | 2022-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US12067098B2 (en) | Personal authentication device, personal authentication method, and recording medium | |
US10867019B2 (en) | Personal authentication device, personal authentication method, and personal authentication program using acoustic signal propagation | |
Chauhan et al. | BreathPrint: Breathing acoustics-based user authentication | |
US20240045938A1 (en) | Detection of attachment problem of apparatus being worn by user | |
Wang et al. | EarDynamic: An ear canal deformation based continuous user authentication using in-ear wearables | |
US20240232311A1 (en) | Personal authentication device based on echo sounds, personal authentication method, and recording medium | |
JP7375855B2 (ja) | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム | |
JP7120313B2 (ja) | 生体認証装置、生体認証方法およびプログラム | |
US20230020631A1 (en) | Ear canal deformation based continuous user identification system using ear wearables | |
JP7244683B2 (ja) | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム | |
JP7019765B2 (ja) | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラム | |
Irwansyah et al. | Evaluation of bone-conducted cross-talk sound in the head for biometric identification | |
CHAUHAN et al. | BreathPrint: Breathing acoustics-based user authentication.(2017) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7244683 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |