以下の詳細な説明を行う前に、本特許明細書全体にかけて用いられる特定単語及び文句を定義する必要がある。“結合(couple)”という用語及びその派生語は、2以上の要素が互いに物理的に接触しても接触しなくても、2以上の要素間の何らかの直接又は間接通信を指す。“送信する”、“受信する”及び“通信する”という用語だけでなく、これらの派生語は、直接及び間接通信の両方を含む。“含む(include)”及び“構成する(comprise)”という用語だけでなくこの派生語は制限無しに含む(inclusion)ことを意味する。“又は”という用語は包括的であり、及び/又は(and/or)を意味する。“~と連関される(associated with)” という用語だけでなくこの派生語は、“~を含む(include)”、“~内に含まれる(included within)”、“~と相互連結する(interconnect with)”、“~を含有する(contain)”、“~に含有される(be contained within)”、“~に又は、~と接続する(connect to or with)”、“~に又は、~と結合する(couple to or with)”、“~と通信可能である(be communicable with)”、“~と協力する(cooperate with)”、“~をインタリーブする(interleave)”、“~を併置する(juxtapose)”、“~に近づく(be proximate to)”、“~に又は、~とバウンディングされる(be bound to or with)”、“有する(have)”、“所有している(have a property of)”、“~に又は、~と関係を有する(have a relationship to or with)” などを意味する。“制御部”という用語は少なくとも一つの動作を制御する任意のデバイス、システム又はその一部を意味する。前記制御部はハードウェア又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ及び/又はファームウエアで具現されることができる。任意の特定制御部に係る機能はローカル又は遠隔に関わらず中央集中化されたり分散されることができる。“少なくとも一つ(at least one of)”という文句は、項目のリストと共に用いられる時、羅列された項目中の一つ以上の異なる組み合せが用いられることができ、リスト内には一つの項目だけが必要であるということを意味する。例えば、“A、B及びCのうちの少なくとも一つ”は次の組み合せ:A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、及びA及びB及びCのうちのいずれか一つを含む。
さらに、後述する多様な機能は一つ以上のコンピュータープログラムによって具現されたりサポートされることができ、各々のコンピュータープログラムはコンピューター読取り可能なプログラムコード(computer readable program code)から形成され、コンピューター読取り可能な媒体(computer readable medium)で具現される。“アプリケーション”及び“プログラム”という用語は適切なコンピューター読取り可能なプログラムコードで具現のための適用された一つ以上のコンピュータープログラム、ソフトウェア構成(software components)、命令語セット(sets of instructions)、手続、機能、客体(object)、クラス、インスタンス(instance)、関連データ又はこの一部を指称する。文句“コンピューター読取り可能なプログラムコード”はソースコード(source code) 、オブジェクトコード(object code)及び実行可能なコード(executable code)を含む任意のタイプのコンピューターコードを含む。文句“コンピューター読取り可能な媒体”はROM(read only memory)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(compact disc;CD)、デジタルビデオディスク(digital video disc;DVD)、又は任意のタイプのメモリーのようにコンピューターによってアクセスされることができる任意のタイプの媒体を含む。“非-一時的(non-transitory)”コンピューター読取り可能な媒体は一時的電気的な又は他の信号を送信する有線、無線、光学又はその他の通信リンクを除く。非一時的コンピューター読取り可能な媒体はデータが永久的に記憶される媒体、及び再記録が可能な光ディスク又は消去可能なメモリーデバイスのような、データが記憶されて後で上書きされる(overwriting)媒体を含む。
特定単語及び文句に対する定義は本特許文書全体にかけて提供される。通常の技術者は大部分の場合ではないがこのような定義がこのような定義された単語及び文句の以前及び以後の使用に適用されるということを理解すべきである。
以下で論議される図1乃至図13、及び本特許文書で本開示の原理を説明するために用いられた多様な実施例は例示のみのためのことで、どんな方式でも本開示の範囲を制限する方式に解釈されてはいけない。通常の技術者は本開示の原理が適切に配置された任意のシステム又はデバイスで具現されることができるということを理解することができる。
次の文書及び標準説明は本明細書に充分に説明されたように本開示に参照として統合される:3GPP TS 36.211v15.7.0、“E-UTRA、Physical channels and modulation;”3GPP TS 36.212 v15.7.0、“E-UTRA、Multiplexing and Channel coding;”3GPP TS 36.213 v15.7.0、“E-UTRA、Physical Layer Procedures;”3GPP TS 36.321v15.7.0、“E-UTRA、Medium Access Control(MAC) protocol specification;”3GPP TS 36.331v15.7.0、“E-UTRA、Radio Resource Control (RRC) protocol specification;”3GPP TR 22.891v14.2.0;3GPP TS 38.211v15.7.0、“E-UTRA、NR、Physical channels and modulation;”3GPP TS 38.213 v15.7.0、“E-UTRA、NR、Physical Layer Procedures for control;”3GPP TS 38。214 v15.7.0、“E-UTRA、NR、Physical layer procedures for data;”and 3GPP TS 38。212 v15。7。0、“E-UTRA、NR、Multiplexing and channel coding。”
本開示の様態、特徴及び利点は本開示を行うために考慮される最上のモードを含む多数の特定実施例及び具現を単純に例示することによって次の詳細な説明から自明である。本開示はまた他の及び相違する実施例が可能で、このいくつかの詳細事項はいずれも本開示の思想及び範囲を逸脱せず多様な明白な側面で修正されることができる。したがって、図面及び説明は制限的なものではなく事実上、例示的なことと見なされなければならない。本開示は添付された図面で制限ではない例として例示される。
次には、簡潔のためにFDDとTDDがいずれもDL及びULシグナリングのための二重方式(duplex method)として見なされる。
次の例示的な説明及び実施例が直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing;OFDM)又は直交周波数分割多重接続(orthogonal frequency division multiple access;OFDMA)を仮定するが、本開示は他のOFDM基盤送信波形又はF-OFDM(filtered OFDM)のような多重接続方式に拡張されることができる。
本開示は共に、或いは互いに組み合わせて用いられることができるか独立型方式として動作することができる多くの構成要素を含む。
4G通信システムの商用化以後の増加された無線データトラフィックに対する要求を満たすために、改善された5G又はpre-5G通信システムを開発するための努力が行われた。したがって、5G又はpre-5G通信システムはさらに“4G ネットワーク以後(beyond 4G network)”通信システム又は“LTEシステム以後(post LTE system)”システムと呼ばれている。
5G通信システムはさらに高周波(mmWave)帯域、すなわち、60GHz帯域で具現されたより高いデータ速度を達成することを考慮する。無線波の伝播損失を減少させ、送信カバレッジを増加させるために、ビームフォーミング、大量MIMO(multiple-input multiple-output)、FD-MIMO(full dimensional MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング、大規模アンテナ技術などが5G通信システムとして論議される。
また、5G通信システムで、先端小型セル、クラウドRAN(radio access network)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、D2D(device-to-device)通信、無線バックホール、移動ネットワーク、協力通信、CoMP(coordinated multi-point)送受信、干渉緩和及び取り消しなどを基盤でシステムネットワーク改善のための開発が進行されている。
5Gシステムで、適応型変調及びコーディング(AMC)技術としてのハイブリッドFQAM(frequency shift keying and quadrature amplitude modulation)及び先端接続技術としてのSWSC(sliding window superposition coding)、フィルターバンク多重搬送波(filter bank multi carrier;FBMC)、非直交多重接続(non-orthogonal multiple access;NOMA)及びSCMA(sparse code multiple access)が開発された。
以下の図1乃至図4Bは無線通信システムでOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)又はOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)通信技術を用いて具現される多様な実施例を説明する。図1乃至図3の説明は異なる実施例が具現されることができる方式に対する物理的又は構造的制限を意味しない。本開示の異なる実施例は適切に配置された任意の通信システムで具現されることができる。
図1は、本開示による例示的な無線ネットワークを示す。図1に示された無線ネットワークの実施例は例示のみのためである。無線ネットワーク100の他の実施例は本開示の範囲を逸脱せず用いられる。
図1に示されたように、無線ネットワークはgNB101、gNB102及びgNB103を含む。gNB101はgNB102及びgNB103と通信する。gNB101はさらにインターネット、独占的IP(Internet Protocol)ネットワーク又は他のデータネットワークのような少なくとも一つのネットワーク130と通信する。
gNB102はgNB102のカバレッジ領域120内にある第1複数のユーザ装備(UE)に対するネットワーク130に無線広帯域アクセス(wireless broadband access)を提供する。第1複数のUEは中小企業(small business;SB)に位置することができるUE111;企業(enterprise;E)に位置することができるUE112; WiFiホットスポット(hotspot;HS)に位置することができるUE113;第1住居地域(residence;R)に位置することができるUE114;第2住居地域(R)に位置することができるUE115;及びセルフォン(cell phone)、無線ラップトップ(wireless laptop)、無線PDAなどのようなモバイルデバイス(mobile device;M)であれば良いUE116を含む。gNB103はgNB103のカバレッジ領域125内の第2複数のUEに対するネットワーク130に無線広帯域アクセスを提供する。第2複数のUEはUE115及びUE116を含む。一部実施例で、gNB101-103のうちの一つ以上は互いに通信し、5G、LTE、LTE-A、WiMAX、WiFi又は他の無線通信技術を用いてUE111-116と通信することができる。
ネットワークタイプによって“基地局”又は“BS”という用語は、送信ポイント(transmit point、TP)、送受信ポイント(TRP)、強化された基地局(enhanced base station、eNodeB又はeNB)、5G基地局(gNB)、マクロセル(macrocell)、フェムトセル(femtocell) 、WiFiアクセスポイント(access point、AP)又はその他の無線可能なデバイス(wirelessly enabled device)のようなネットワークに無線アクセスを提供するように構成された任意の構成要素(又は構成要素のコレクション)を指称することができる。基地局は一つ以上の無線通信プロトコル(wireless communication protocol)、例えば、5G 3GPP NR(new radio interface/access)、LTE(long term evolution)、LTE-A(LTE-advanced)、高速パケットアクセス(high speed packet access,HSPA)、Wi-Fi802.11a/b/g/n/acなどによって無線アクセスを提供することができる。便宜上、用語“BS”及び“TRP”という用語は本特許文書で遠隔端末機(remote terminal)に対する無線アクセスを提供するネットワークインフラ構成要素(network infrastructure component)を指称するのに用いられる。さらに、ネットワークタイプによって、“ユーザ装置”又は“UE”という用語は“移動局(mobile station)”、“加入者局(subscriber station)”、“遠隔端末機”、“無線端末機”、“受信ポイント(receive point)”又は“ユーザデバイス”のような任意の構成要素を指称することができる。便宜上、“ユーザ装置”及び“UE”という用語は、本特許文書がUEが(移動電話又はスマートフォンのような)モバイルデバイス又は一般的に(デスクトップコンピューター(desktop computer) 又は自動販売機(vending machine)のような)固定デバイス(stationary device)と見なされても、BSに無線にアクセスする遠隔無線装置を指称するのに用いられる。
点線は、例示及び説明だけのために殆ど原型で示されたカバレッジ領域120及び125の大略的な範囲を示す。カバレッジ領域120及び125のようなgNBと連関されたカバレッジ領域はgNBの設定及び自然的及び人工障害物(man-made obstruction)に係る無線環境の変化によって不規則な形状を含む他の形状を有することを明確に理解しなければならない。
以下でより詳しく説明されるように、UE111-116のうちの一つ以上は進歩された無線通信システムにおいて効率的なアップリンク電力制御のための回路、プログラミング又はこれらの組み合せを含む。特定実施例で、gNB101-103のうちの一つ以上は進歩された無線通信システムにおいて効率的アップリンク電力制御のための回路、プログラミング又はこれらの組み合せを含む
図1は無線ネットワークの一例を示したが、図1に対する多様な変更が行われることができる。例えば、無線ネットワーク100は任意の数のgNB及び任意の数のUEを任意の適切な配置に含ませることができる。また、gNB101は任意の数のUEと直接通信することができ、ネットワーク130に対する無線広帯域アクセスをこのようなUEに提供することができる。類似に、各々のgNB102-103はネットワーク130と直接通信することができ、ネットワークに対する直接無線広帯域アクセスをUEに提供することができる。また、gNB101、102、及び/又は103は外部電話ネットワーク又は他のタイプのデータネットワークのような他の又は付加的な外部ネットワークに対するアクセスを提供することができる。
図2は、本開示の実施例による、例示的gNB102を示す。図2に示されたgNB102の実施例はただ説明のためのことであり、図1のgNB101及び103は同一又は類似の構成を有することができる。しかし、gNBは多様な構成からなり、図2は本開示の範囲をgNBの任意の特定具現で制限しない。
図2に示されたように、gNB102は複数のアンテナ205a-205n、複数のRF送受信機210a-210n、送信(transmit、TX)処理回路215及び受信(receive、RX)処理回路220を含む。gNB102はさらに制御部/プロセッサ225、メモリー230バックホール又はネットワークインターフェース235を含む。
RF送受信機210a-210nは、アンテナ205a-205nから、ネットワーク100でUEによって送信される信号のような内向(incoming)RF信号を受信する。RF送受信機210a-210nはIF又は基底帯域信号を生成するように内向RF信号をダウン変換(down-convert)する 。IF又は基底帯域信号(baseband signal)は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路220に送信される。RX処理回路220は処理された基底帯域信号を、追加の処理のために制御部/プロセッサ225に送信する。
TX処理回路215は、制御部/プロセッサ225から(音声データ(voice data) 、ウェブデータ、電子メール又は双方向ビデオゲームデータ(interactive video game data)のような)アナログ又はデジタルデータを受信する。TX処理回路215は処理された基底帯域又はIF信号を生成するために外向(outgoing)基底帯域データをエンコーディング、マルチプレクシング及び/又はデジタル化する。RF送受信機210a-210nはTX処理回路215から、外向処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号を、アンテナ205a-205nを介して送信されるRF信号でアップ変換する。
制御部/プロセッサ225はgNB102の全体動作を制御する一つ以上のプロセッサ又は他の処理デバイスを含むことができる。例えば、制御部/プロセッサ225はよく知られた原理によってRF送受信機210a-210n、RX処理回路220、及びTX処理回路215によって順方向チャンネル信号(forward channel signal)の受信及び逆方向チャンネル信号(reverse channel signal)の送信を制御することができる。制御部/プロセッサ225はより進歩された無線通信機能のような追加機能をさらにサポートすることができる。
例えば、制御部/プロセッサ225は複数のアンテナ205a-205nからの外向信号が望む方向に効果的に操る(steering)ように異なって加重処理されるビームフォーミング又は方向性ラウティング動作(directional routing operation)をサポートすることができる。多様な他の機能のうちの任意の機能は制御部/プロセッサ225によってgNB102でサポートされることができる。
制御部/プロセッサ225はさらにOSのようなメモリー230に常住するプログラム及び他のプロセスを行うことができる。制御部/プロセッサ225は実行プロセスにより要求されたようにメモリー230内外にデータを移動させることができる。
制御部/プロセッサ225はさらにバックホール又はネットワークインターフェース235に結合される。バックホール又はネットワークインターフェース235はgNB102がバックホール接続(backhaul connection)又はネットワークを介して他のデバイス又はシステムと通信することができるようにする。インターフェース235は任意の適切な有線又は無線接続を通じて通信をサポートすることができる。例えば、gNB102が(5G、LTE又はLTE-Aをサポートすることのような)セルラー通信システム(cellular communication system)の部分として具現される場合、インターフェース235はgNB102が有線又は無線バックホール接続を介して他のgNBと通信することができる。gNB102がアクセスポイントとして具現される時、インターフェース235はgNB102が有線又は無線ローカル領域ネットワーク(local area network)又は有線又は無線接続を介して(インターネットのような)より大きいネットワークで送信することができる。インターフェース235はイーサネット(Ethernet)又はRF送受信機のような有線又は無線接続を通じて通信をサポートする任意の適切な構造を含む。
メモリー230は制御部/プロセッサ225に結合される。メモリー230の部分はRAMを含むことができ、メモリー230の他の一部はフラッシュメモリー(Flash memory)又は他のROMを含むことができる。
図2がgNB102の一例を示すが、図2に対する多様な変化が行われることができる。例えば、gNB102は図2に示された任意の数のそれぞれの構成要素を含むことができる。特定例として、アクセスポイントは多数のインターフェース235を含むことができ、制御部/プロセッサ225は異なるネットワークアドレス(network address)の間でデータをラウティングするラウティング機能(routing function)をサポートすることができる。他の特定例として、TX処理回路215の単一インスタンス(instance) 及びRX処理回路220の単一インスタンスを含むことで図示されているが、gNB102は(RF送受信機当たり一つのような)それぞれの複数のインスタンスを含むことができる。また、図2の多様な構成要素は組み合せたり、より細分化されたり、省略されることができ、特定必要により付加的な構成要素が付加されることができる。
図3は、本開示の実施例による、例示的UE116を示す。図3に示されたUE116の実施例はただ説明のためのことであり、図1のUE111-115は同一又は類似の構成を有することができる。しかし、UEは多様な構成からなり、図3は本開示の範囲をUEの任意の特定具現で制限しない。
図3に示されたように、UE116はアンテナ305、無線周波数(radio frequency;RF)送受信機310、TX処理回路315、マイクロフォン320及び受信(RX)処理回路325を含む。UE116はさらにスピーカー330、プロセッサ340、入/出力(input/output、I/O)インターフェース((interface;IF)345、タッチスクリーン(touchscreen)350、ディスプレー355及びメモリー360を含む。メモリー360はOS(operating system)361及び一つ以上のアプリケーション362を含む。
RF送受信機310はアンテナ305から、ネットワーク100のgNBによって送信される内向RF信号を受信する。RF送受信機310は中間周波数(intermediate frequency;IF)又は基底帯域信号を生成するために内向RF信号をダウン-変換する。IF又は基底帯域信号は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路325で送信される。RX処理回路325は処理された基底帯域信号を(音声データのような)スピーカー330又はウェブブラウジングデータ(web browsing data)のような)追加処理のためにプロセッサ340で送信する。
TX処理回路315はマイクロフォン320からアナログ又はデジタル音声データを受信するか又はプロセッサ340から(ウェブデータ、電子メール又は双方向ビデオゲームデータのような)他の外向基底帯域データを受信する。TX処理回路315は処理された基底帯域又はIF信号を生成するために外向基底帯域データをエンコーディング 、マルチプレクシング及び/又はデジタル化する。RF送受信機310はTX処理回路315から外向処理された基底帯域又はIF信号を受信し、その基底帯域又はIF信号をアンテナ305を介して送信されるRF信号でアップ変換する。
プロセッサ340は一つ以上のプロセッサ又は他の処理デバイスを含むことができ、 UE116の全体動作を制御するためにメモリー360に記憶されたOS361を行うことができる。例えば、プロセッサ340はよく知られた原理によってRF送受信機310、RX処理回路325及びTX処理回路315によって順方向チャンネル信号の受信及び逆方向チャンネル信号を送信を制御することができる。一部実施例で、プロセッサ340は少なくとも一つのマイクロプロセッサー又はマイクロ制御部を含む。
プロセッサ340はアップリンクチャンネル上でCSI報告のためのプロセスのようなメモリー360に常住する他のプロセス及びプログラムを実行することができる。プロセッサ340は実行プロセス(executing process)により要求されるようにメモリー360内外にデータを移動させることができる。一部実施例で、プロセッサ340はOS361に基づくか又はgNB又はオペレーターから受信された信号に応答してアプリケーション362を実行するように構成される。プロセッサ340はさらにラップトップコンピューター及び携帯用コンピューター(handheld computer)のような他のデバイスに接続される能力をUE116に提供するI/Oインターフェース345に結合される。I/Oインターフェース345はこのようなアクセサリー(accessory)とプロセッサ340の間の通信経路(communication path)である。
プロセッサ340はさらにタッチスクリーン350及びディスプレー355に結合される。UE116のオペレーターはタッチスクリーン350を用いてデータをUE116に入力することができる。ディスプレー355は液晶表示装置(liquid crystal display)、発光ダイオードディスプレー(light emitting diode display)、又はウェブサイト(web site)からのテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリング(rendering)することができる他のディスプレーであれば良い。
メモリー360はプロセッサ340に結合される。メモリー360の一部はランダムアクセスメモリー(random access memory;RAM)を含むことができ、メモリー360の他の一部はフラッシュメモリー又は他の判読専用メモリー(read-only memory;ROM )を含むことができる。
図3がUE116の一例を図示するが、図3に対する多様な変更が行われることができる。例えば、図3の多様な構成要素は組み合せたり、より細分化されたり、省略されることができ、特定必要により付加的な構成要素が付加されることもできる。特定例として、プロセッサ340は一つ以上の中央処理ユニット(central processing unit;CPU)及び一つ以上のグラフィック処理ユニット(graphics processing unit;GPU)のような多数のプロセッサに分割されることができる。さらに、図3が移動電話又はスマートフォンとして設定されたUE116を図示するが、UEは他のタイプの移動又は固定装置として動作するように設定されることもできる。
図4Aは、送信経路回路(transmit path circuitry)のハイレベルダイヤグラムである。例えば、送信経路回路はOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)通信のために用いられることができる。図4Bは、受信経路回路(receive path circuitry)のハイレベルダイヤグラムである。例えば、受信経路回路450はOFDMA通信のために用いられることができる。図4A及び図4Bで、ダウンリンク通信のために、送信経路回路は基地局(gNB)102又は中継局(relay station)で具現されることができ、受信経路回路はユーザ装置(例えば、図1のユーザ装置116)で具現されることができる。他の例で、アップリンク通信のために、受信経路回路450は基地局(例えば、図1のgNB102)又は中継局で具現されることができ、送信経路回路はユーザ装置(例えば、図1のユーザ装置116)で具現されることができる。
送信経路回路はチャンネルコーディング及び変調ブロック(channel coding and modulation block)405、直列対並列(serial-to-parallel;S-to-P)ブロック410、サイズN逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform;IFFT)ブロック415、並列対直列(parallel-to-serial;P-to-S)ブロック420、サイクリックプレフィックス付加ブロック(add cyclic prefix block)425及びアップコンバーター(up-converter;UC)430を含む。受信経路回路450はダウンコンバーター(down-converter;DC)455、サイクリックプレフィックス除去ブロック(remove cyclic prefix block)460、直列対並列(S-to-P)ブロック465、サイズN高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform;FFT)ブロック470、並列対直列(P-to-S)ブロック475、及びチャンネルデコーディング及び復調ブロック(channel decoding and demodulation block)480を含む。
図4A(400)及び4B(450)での構成要素のうちの少なくとも一部はソフトウェアで具現されることができるが、他の構成要素は設定可能なハードウェア又はソフトウェア及び設定可能なハードウェアの混合によって具現されることができる。特に、本開示文書で説明されたFFTブロック及びIFFTブロックは設定可能なソフトウェアアルゴリズムとして具現されることができ、ここでサイズNの値は具現によって修正できるのが注目される。
また、本開示は高速フーリエ変換及び逆高速フーリエ変換を具現する実施例に関するが、これは例示のみのためであり、本開示の範囲を制限することと解釈されてはいけない。本開示の代案的な実施例で、高速フーリエ変換関数及び逆高速フーリエ変換関数はそれぞれ離散フーリエ変換(discrete Fourier transform;DFT)関数及び逆離散フーリエ変換(inverse discrete Fourier transform;IDFT)関数で容易に取り替えられるのが理解される。DFT及びIDFT関数に対し、N変数の値は任意の整数(すなわち、1、4、3、4など)であれば良いが、FFT及びIFFT関数に対しては、N変数の値は2の累乗である任意の整数(すなわち、1、2、4、8、16など)であれば良いと理解されることができる。
送信経路回路400で、チャンネルコーディング及び変調ブロック405は一セットの情報ビット(information bit)を受信し、コーディング(例えば、LDPCコーディング)を適用し、一連の周波数ドメイン変調シンボル(frequency-domain modulation symbol)を生成するために入力ビット(input bit)を変調させる(例えば、QPSK(quadrature phase shift keying)又はQAM(quadrature amplitude modulation))。
直列対並列ブロック(serial-to-parallel block)410はNがBS102及びUE116で用いられるIFFT/FFTサイズであるN個の並列シンボルストリーム(parallel symbol stream)を生成するために直列変調されたシンボル(serial modulated symbol)を並列データ(parallel data)で変換する(すなわち、逆多重化する(de-multiplex))。次に、サイズN IFFTブロック415は時間-ドメイン出力信号(time-domain output signal)を生成するためにN個の並列シンボルストリーム上でIFFT演算を行う。並列対直列ブロック420は直列時間-ドメイン信号(serial time-domain signal)を生成するためにサイズN IFFTブロック415からの並列時間-ドメイン出力シンボル(parallel time-domain output symbol)を変換する(すなわち、多重化する)。次に、サイクリックプレフィックス付加ブロック425はサイクリックプレフィックス(cyclic prefix)を時間-ドメイン信号に挿入する。最終的に、アップコンバーター430は無線チャンネルを通じる送信のためにサイクリックプレフィックス付加ブロック425の出力をRF周波数で変調させる(例えば、アップ変換させる)。信号はさらにRF周波数で変換する前に基底帯域でフィルタリングされることができる。
送信されたRF信号は無線チャンネルを通過した後のUE116に到逹し、gNB102での動作との逆動作(reverse operation)が行われる。ダウンコンバーター455は受信された信号を基底帯域周波数でダウン変換させ、サイクリックプレフィックス除去ブロック460は直列時間-ドメイン基底帯域信号を生成するためにサイクリックプレフィックスを除去する。直列対並列ブロック465は時間-ドメイン基底帯域信号を並列時間-ドメイン信号で変換する。次に、サイズN FFTブロック470はN個の並列周波数ドメイン信号を生成するためにFFTアルゴリズムを行う。並列対直列ブロック475は並列周波数ドメイン信号を一連の変調されたデータシンボルで変換する。チャンネルデコーディング及び復調ブロック480は元々の入力データストリームを復元するために変調されたシンボルを復調してデコーディングする。
gNB101-103のそれぞれはダウンリンクでユーザ装置111-116で送信することと類似の送信経路を具現することができ、アップリンクでユーザ装置111-116から受信することと類似の受信経路を具現することができる。同様に、ユーザ装置111-116のそれぞれはアップリンクでgNB101-103で送信するためのアーキテクチャー(architecture)に相応する送信経路を具現することができ、ダウンリンクでgNB101-103から受信するためのアーキテクチャーに相応する受信経路を具現することができる。
5G通信システムユースケースは識別されて説明された。このようなユースケースは大きく3つのグループで分類されることができる。一例で、強化されたモバイル広帯域(enhanced mobile broadband;eMBB)はそれほど厳しくない(stringent)待機時間及び信頼性要求事項で高いビット/秒の要求事項と関連があることで決定される。他の例で、URLL(ultra-reliable and low latency)はよりそれほど厳しくないビット/秒の要求事項で決定される。また他の例で、mMTC(massive machine type communication)はデバイスの数がkm2当たり10万乃至1百万ほどに多いと決定されるが、信頼性/処理量/待機時間要求事項はそれほど厳しくないように決定される。このようなシナリオはさらにバッテリー消耗ができる限り最小化すべき点で電力効率要求事項を含むこともできる。
通信システムは基地局(BS)又はNodeBのような送信ポイントからユーザ装備(UE)で信号を伝達するダウンリンク(DL)及びUEからNodeBのような受信ポイントで信号を搬送するアップリンク(UL)を含む。また、一般的に端末機又は移動局として指称されるUEは固定式又は移動式であれば良く、セルラーフォン、個人用コンピューターデバイス又は自動化されたデバイスであれば良い。一般的に固定局であるeNodeBはさらにアクセスポイント又はその他同等な用語として指称されることができる。LTEシステムの場合、NodeBをたびたびeNodeBと指称される。
LTEシステムのような通信システムにおいて、DL信号は情報コンテンツを搬送するデータ信号、DL制御情報(DL control information、DCI)を搬送する制御信号、及びパイロット信号でも知られた基準信号(reference signal、RS)を含むことができる。eNodeBは物理的DL共有チャンネル(physical DL shared channel、PDSCH)を介してデータ情報を送信する。eNodeBは物理的DL制御チャンネル(Physical DL Control Channel、PDCCH)又はEPDCCH(Enhanced PDCCH)を介してDCIを送信する。
eNodeBはPHICH(physical hybrid ARQ indicator channel)でUEからのデータ送信ブロック(transport block、TB)送信に応答して確認応答情報(acknowledgement information)を送信する。eNodeBはUE-共通RS(Common RS、CRS)、チャンネル状態情報RS(CSI-RS)又は復調RS(demodulation RS、DMRS)を含む多数のRSタイプのうちの一つ以上を送信する。CRSはDLシステム帯域幅(BW)を介して送信され、データ又は制御情報を復調するか測定を行うためのチャンネル推定値を獲得するためにUEによって用いられることができる。CRSオーバーヘッドを減らすため、eNodeBはCRSより時間及び/又は周波数ドメインでより小さい密度を有するCSI-RSを送信することができる。DMRSは各々のPDSCH又はEPDCCHのBWにだけで送信されることができ、UEはPDSCH又はEPDCCHでそれぞれデータ又は制御情報を復調するためにDMRSを用いることができる。DLチャンネルに対する送信時間間隔はサブフレームとして指称され、例えば、1ミリー秒のデュレーションを有することができる。
DL信号はさらにシステム制御情報を伝達する論理チャンネルの送信を含む。BCCHはBCCHがMIB(master information block)を伝達する時にはブロードキャストチャンネル(broadcast channel、BCH)として指称される送信チャンネルにマッピングされるかBCCHがSIB(system information block)を伝達する時にはDL共有チャンネル(DL shared channel、DL-SCH)にマッピングされる。大部分のシステム情報はDL-SCHを用いて送信される互いに異なるSIBに含まれる。サブフレームでのDL-SCH上のシステム情報の存在は特別なシステム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブリングされたCRC(cyclic redundancy check)を有するコードワードを搬送する相応するPDCCHの送信によって示されることができる。代案として、SIB送信のためのスケジューリング情報が以前のSIBに提供されることができ、第1のSIB(SIB-1)に対するスケジューリング情報はMIBによって提供されることができる。
DLリソース割り当てはサブフレームのユニット及び物理的リソースブロック(physical resource block、PRB)のグループに行われる。送信BWはリソースブロック(RB)として指称される周波数リソースユニットを含む。それぞれのRBはN
EPDCCH副搬送波、又は12個のREのようなリソース要素(RE)を含む。一つのサブフレームにかけた一つのRBのユニットはPRBとして指称される。UEはPDSCH送信BWに対する総
REに対する
RBが割り当られることができる。
UL信号はデータ情報を伝達するデータ信号、UL制御情報(UCI)を伝達する制御信号及びUL RSを含むことができる。UL RSはDMRS及びSRS(Sounding RS)を含む。UEはそれぞれのPUSCH又はPUCCHのBWだけでDMRSを送信する。eNodeBはDMRSを用いてデータ信号又はUCI信号を復調することができる。UEは eNodeBにUL CSIを提供するようにSRSを送信する。UEはそれぞれの物理的UL共有チャンネル(PUSCH)又は物理的UL制御チャンネル(PUCCH)を介してデータ情報又はUCIを送信する。UEが同一なULサブフレームでデータ情報及びUCIを送信する必要がある場合、UEはいずれもをPUSCHで多重化することができる。UCIはPDSCHでデータTBに対する正しい(ACK)又は正しくない(incorrect)(NACK)検出又はPDCCH検出(DTX)の有無を示すHARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat Request Acknowledgment)情報、UEがUEのバッファー内にデータを有するかを示すスケジューリングリクエスト(Scheduling Request、SR)、ランクインジケーター(RI)、及びNodeBがUEへのPDSCH送信のためのリンク適応を行うことができるようにするチャンネル状態情報(CSI)を含む。HARQ-ACK情報はさらに半永続的にスケジューリングされたPDSCHの解除を示すPDCCH/EPDCCHの検出に応答してUEによって送信される。
ULサブフレームは2つのスロットを含む。それぞれのスロットはデータ情報、UCI、DMRS又はSRSを送信するための
シンボルを含む。ULシステムBWの周波数リソースユニットはRBである。UEは送信BWに対する総
REに対するN
RBRBが割り当られる。PUCCHの場合、N
RB=1である。最後のサブフレームシンボルは一つ以上のUEからのSRS送信を多重化するのに用いられることができる。データ/UCI/DMRS送信に用いることができるサブフレームシンボルの数は
であり、ここで最後のサブフレームシンボルがSRSを送信するのに用いられると、N
SRS=1であり、そうではない場合にはN
SRS=0である。
図5は、本開示の実施例によるサブフレームでPDSCHに対する送信機ブロック図500を示す。図5に示された送信機ブロック図500の実施例は例示のためのことである。図5は本発明の範囲を送信機ブロック図500の任意の特定具現で制限しない。
図5に示されたように、情報ビット510がターボエンコーダーのようなエンコーダー520によってエンコーディングされ、例えば、QPSK(quadrature phase shift keying)変調を用いて変調器530によって変調される。直列対並列(S/P)コンバータ540は、割り当てられたPDSCH送信BWに対する送信BW選択ユニット555によって選択されるREにマッピングされるようにマッパー550に後続して提供されるM個の変調シンボルを生成し、ユニット560はIFFT(inverse fast fourier transform)を適用し、その後の出力は時間-ドメイン信号を生成するために並列対直列(P/S)コンバータ570によって直列化され、フィルタリングはフィルター580によって適用され、信号は送信される(590)。データスクランブリング(data scrambling)、サイクリックプレフィクス挿入(cyclic prefix insertion)、時間ウィンドウィング(time windowing)、インターリビング(interleaving)などのような付加的機能は本技術分野によく知られており、簡潔性のために図示しない。
図6は、本開示の実施例によるサブフレームでのPDSCHに対する受信機ブロック図600を示す。図6に示されたダイヤグラム600の実施例は例示のみのためのことである。図6は本開示の範囲をダイヤグラム600の任意の特定具現で制限しない。
図6に示されたように、受信された受信信号610はフィルター620によってフィルタリングされ、割り当てられた受信BWに対するRE630はBW選択器635によって選択され、ユニット640は高速フーリエ変換(FFT)を適用し、出力は並列対直列コンバータ650によって直列化される。次に、復調器660がDMRS又はCRS(未図示)から得られたチャンネル推定値を適用することによってデータシンボルをコヒーレントするように復調し、ターボデコーダーのようなデコーダー670は情報データビット680の推定値を提供するために復調されたデータをデコーディングする。時間ウィンドウィング、サイクリックプレフィクス除去、デ-スクランブリング (de-scrambling)、チャンネル推定及びデ-インターリビングのような付加的な機能は簡略性のために図示しない。
図7は、本開示の実施例によるサブフレームでのPUSCHに対する送信機ブロック図700を示す。図7に示されたブロック図700の実施例は例示のみのためのことである。図7は本開示の範囲をブロック図700の任意の特定具現で制限しない。
図7に示されたように、情報データビット710がターボエンコーダーのようなエンコーダー720によってエンコーディングされ、変調器730によって変調される。離散フーリエ変換(discrete Fourier transform、DFT)ユニット740が変調されたデータビット上にDFTを適用し、割り当てられたPUSCH送信BWに相応するRE750が送信BW選択ユニット755によって選択され、ユニット760はIFFTを適用し、サイクリックプレフィクス挿入(cyclic prefix insertion;未図示)後に、フィルタリングがフィルター770によって適用されて信号は送信される(780)。
図8は、本開示の実施例によるサブフレームでのPUSCHに対する受信機ブロック図800を示す。図8に示されたブロック図800の実施例は例示のみのためのことである。図8は、本開示の範囲をブロック図800の任意の特定具現で制限しない。
図8に示されたように、受信された信号810はフィルター820によってフィルタリングされる。その後、サイクリックプレフィックスが除去された後(図示せず)、ユニット830はFFTを適用し、割り当てられたPUSCH受信BWに相応するRE840は受信BW選択器845によって選択され、ユニット850はIDFT(inverse DFT)を適用し、復調器860はDMRS(図示せず)から獲得されたチャンネル推定値(channel estimate)を適用することによってデータシンボルをコヒーレントするように(coherently)復調し、ターボデコーダーのようなデコーダー870は情報データビット880の推定値を提供するために復調されたデータをデコーディングする。
次世代セルラーシステムでは、多様なユースケース(use case)がLTEシステムの能力以上であることで描かれる(envisioned)。5G又は5世代セルラーシステムで、6GHz以下及び6GHz以上で作動することができるシステム(例えば、mmWave体制(regime))が要求事項のうちの一つになる。3GPP TR22.891で、74個の5Gユースケースが確認されて説明され;このようなユースケースは大きく3つの異なるグループに分類されることができる。第1グループは“eMBB(enhanced mobile broadband)”と呼ばれ、待機時間と信頼性要求事項がそれほど厳しくない高速データサービスを目標とする。第2グループはデータ速度要求事項がそれほど厳しくないが、待機時間に対する耐性(tolerant)が低いアプリケーションを目標とする“URLL(ultra-reliable and low latency)”という。第3グループは信頼性、データ速度及び待機時間要求事項がそれほど厳しくないkm2当たり百万のような多数の低電力デバイス接続を目標とする mMTC(massive MTC)という。
5Gネットワークが異なるサービス品質(Quality of Services、QoS)を有するこのような多様なサービスをサポートするために、ネットワークスライシングと呼ばれる一つの方法がLTE明細書で確認された。PHYリソースを効率的に活用してDL-SCHで(異なるリソース割り当て方式、ニュ-モロ-ルロジ及びスケジューリング戦略を有する)多様なスライスを多重化するためには、柔軟でかる独立的(self-contained)なフレーム又はサブフレーム設計が活用される。
図9は、本開示の実施例による2個のスライス900の例示的な多重化を示す。図9に示された2個のスライス900の多重化の実施例はただ例示のためのことである。図9は本開示の範囲を有する2個のスライス900の多重化の任意の特定具現で制限しない。
共通サブフレーム又はフレーム内で2個のスライスを多重化する2個の例示的なインスタンスが図9に示される。このような例示的な実施例で、スライスは一つの送信インスタンスが制御(CTRL)構成要素(例えば、920a、960a、960b、920b、又は960c)及びデータ構成要素(例えば、930a、970a、970b、930b又は970c)を含む1つ又は2つの送信インスタンスから構成されることができる。実施例910で、2個のスライスが周波数ドメインで多重化される一方、実施例950では2個のスライスが時間ドメインで多重化される。このような2個のスライスは異なるニューマロロジーセットで送信されることができる。
3GPP仕様はeNBに多数のアンテナ要素(例えば、64又は128)を装着することができる最大32個のCSI-RSアンテナポートをサポートする。この場合、多数のアンテナ要素が一つCSI-RSポート上にマッピングされる。5Gのような次世代セルラーシステムの場合、CSI-RSポートの最大数は同一に維持することも増加させることもできる。
図10は、本開示の実施例による例示的なアンテナブロック1000を示す。図10に示されたアンテナブロック1000の実施例は例示のためのことである。図10は本開示の範囲をアンテナブロック1000の任意の特定具現で制限しない。
mmWave帯域の場合、アンテナ要素の数が与えられたフォーム係数(form factor)に対してさらに大きくなることができるが、デジタルプリコーディングされたポートの数に相応することができるCSI-RSポートの数は図10に示されたように(mmWave周波数で多くの数のADC/DACを設置する可能性(feasibility)のような)ハードウェア制約条件(hardware constraints)によって制限される傾向がある。この場合に、一つのCSI-RSポートはアナログ位相シフタのバンク(bank)によって制御されることができる多数のアンテナ要素にマッピングされる。その後に、一つのCSI-RSポートはアナログビームフォーミングを介して狭いアナログビームを生成する一つのサブアレイ(sub-array)に相応することができる。このようなアナログビームはシンボル又はサブフレームにかけて位相シフタバンクを変化させることによってより広い範囲の角度にかけてスイーピング(sweeping)するように設定されることができる。(RFチェーンの数と同一)サブアレイの数はCSI-RSポートの数NCSI-PORTと同一である。デジタルビームフォーミングユニットはNCSI-PORTアナログビームにかけて線形組み合せを行ってプリコーディング利得をさらに増加させる。アナログビームが広帯域(したがって、周波数選択的なことではない)であるが、デジタルプリコーディングは周波数サブ帯域(sub-band)又はリソースブロックにかけて変わることができる。
次の例示的な説明及び実施例が直交周波数分割多重化(OFDM)又は直交周波数分割多重接続(OFDMA)を仮定するが、本開示は他のOFDM基盤送信波形又はF-OFDM(filtered OFDM)のような多重接続方式に拡張されることができる。
図11は、本開示の実施例による例示的なネットワーク構成1100を示す。図11に示されたネットワーク構成1100の実施例は例示のためだけである。図11は本開示の範囲を構成1100の任意の特定具現で制限しない。
5Gネットワークが異なるサービス品質(QoS)でこのような多様なサービスをサポートするために、3GPP仕様ではネットワークスルライシングという一つの方式が識別された。
図11に示されたように、オペレーターネットワーク1110はgNB(1130a及び1130b)、小型セル基地局(フェムト/ピコ)gNB又はWi-Fiアクセスポイント)(1135a及び1135b)のようなネットワークデバイスと連関された多数の無線アクセスネットワーク1120(RAN)を含む。ネットワーク1110はそれぞれがスライスとして表される多様なサービスをサポートすることができる。
例えば、 URLLスライス1140aが自動車1145b、トラック1145c、スマートウォッチ1145a及びスマートガラス1145dのようなURLLサービスを要するUEをサービングする。2個のmMTCスライス(1150a及び550b)は電力計555b及び温度制御ボックス1155bのようなmMTCサービスを要するUEをサービングする。一つのeMBBスライス1160aはセルフォン1165a、ラップトップ1165b及びタブレット1165cのようなeMBBサービスを要するUEをサービングする。2個のスライスが設定された装置がさらに構想されることもできる。
デジタルプリコーディングができるようにするのために、CSI-RSの効率的な設計が重要な要素である。このような理由で、3つのタイプのCSI-RS測定動作に相応する3つタイプのCSI報告メカニズム、例えば、プリコーディングされないCSI-RSに相応する“CLASS A”CSI報告、UE特定ビームフォーミングが適用された(beamformed)CSI-RSに相応するK=1個のCSI-RSリソースを用いた“CLASS B”報告、及びセル特定ビームフォーミングが適用されたCSI-RSに相応するK>1個のCSI-RSリソースを用いた“CLASS B” 報告がサポートされる。
プリコーディングされない(non-precoded;NP)CSI-RSの場合、CSI-RSポートとTXRUの間のセル特定一対一マッピング(cell-specific one-to-one mapping)が活用される。異なるCSI-RSポートは同一な広いビーム幅と方向を有するので、一般的にセル範囲が広い。ビームフォーミングが適用されたCSI-RSの場合、セル特定又はUE特定ビームフォーミング動作がNZP(non-zero-power)CSI-RSリソース(例えば、多重ポートを含み)上に適用される。少なくとも与えられた時間/周波数で、CSI-RSポートは狭いビーム幅を有するのでセル範囲が広くなく、少なくともgNB観点で見られる。少なくとも一部CSI-RSポートリソース組み合せは異なるビーム方向を有する。
DL長期チャンネル統計(DL long-term channel statistics)がサービングeNodeBでUL信号を介して測定されることができるシナリオで、UE 特定BF CSI-RSは容易に用いられることができる。これは一般的にUL-DL二重距離が充分に小さい時に可能である。しかし、このような条件が維持されない時、eNodeBがDL長期チャンネル統計の推定値(又はその表現のうちの任意のこと)を獲得するために一部 UEフィードバックが必要である。このような手続きを容易にするのために、第1BF CSI-RSは周期T1(ms)に送信され、第2NP CSI-RSは周期T2(ms)に送信され、ここでT1≦T2である。このような接近方式はハイブリッドCSI-RSと言う。ハイブリッドCSI-RSの具現はCSIプロセス及びNZP CSI-RSリソースの定義に大きく依存する。
3GPP LTE仕様で、UL SU-MIMO送信はコードブック基盤送信方式を用いてサポートされる。すなわち、ULグラント(grant)(DCIフォーマット4を含み)はUEがスケジューリングされたUL送信のために用いる(予め定義されたコードブックからの) 単一プリコーディングベクター又はマトリックスを示す単一PMIフィールド(RIと共に)を含む。したがって、多数のPRBがUEに割り当てられる時、PMIによって表された単一プリコーディングマトリックスは広帯域ULプリコーディングが活用されるということを意味する。
単純性にもかかわらず、これは一般的なULチャンネルが周波数選択的で、UEが多数のPRBを用いて送信するように周波数スケジューリングされるので確かに次善策である。Rel.10LTE UL SU-MIMOのまた他の欠点は正確なUL-CSIがeNBで利用することができないシナリオに対するサポートが不足であるということである(これはコードブック基盤送信を適切に動作するのに必須)。このような状況は高い移動性UE又は隔離(isolation)が不良なセルでのバーストセル間の干渉(bursty inter-cell interference)を有するシナリオで発生することができる。
したがって、次のような理由でUL MIMOをより効率的にサポートするように新しい構成要素を設計する必要がある。第1、UL MIMOのための周波数選択的(又は副帯域)プリコーディングに対するサポートができる度に必要である。第2、正確UL-CSIがeNBで利用することができない時にもUL MIMOは競争力ある性能を提供しなければならない。第3、提案されたUL MIMOソリューションはTDDシナリオに対するUL-CSI推定を提供するためにCSI-RSがUEによって用いられるUL-DL相互性を活用しなければならない。このような効率的なUL MIMO動作及び構成要素の付加的な例は2017年4月19日に出願され、名称が“Method and Apparatus for Enabling Uplink MIMO”のアメリカ特許出願第15/491,927号に説明されており、これは本明細書で全体が参照として含まれる。
3GPP LTE ULコードブックで、PAPR(peak-to-average power ratio)を低く維持してランク> 1の場合の立方メトリック(cubic-metric;CM)を小さく維持するためにアンテナ選択を有するプリコーダがサポートされた。アンテナ選択は一部シナリオ、特にLTEのSC-FDMA基盤 ULの場合、性能向上を提供する。しかし、5G NRシステムの場合、SC-FDMA基盤がさらにサポートされるがULは主にCP-OFDM基盤になるということが3GPP RAN1で同意された。CP-OFDM基盤ULの場合にアンテナ選択は任意の性能利得を見せるということが確かではない。アンテナ選択が考慮されても考慮されなくても、5G NRでULコードブックに対するいくつかの代案がある。さらに、ULコードブック設計はさらにUEがアンテナポートの全部又はサブセットを用いてULデータ(PUSCH)を送信することができるか否かによって変わる。例えば、UEはULでの階層を送信するためにフル-コヒーレント(full-coherent)(すべてのアンテナポート)、部分コヒーレント(アンテナポートのサブセット)又は非コヒーレントUL送信(non-coherent UL transmission)(単一アンテナポート)のうちの少なくとも一つを行うことができる。5G NR ULコードブックはこのようなUEコヒーレント能力を念頭に置いて設計された。しかし、LTEと類似のUL電力制御が適用される場合、UL電力制御に問題がある(後述する)。本開示はこのような問題を解消するためにUL電力制御に対するいくつかの例示的な実施例を扱う。
3GPP NRで、UL送信は“codebook”又は“nonCodebook”に設定されたPUSCH-Configの上位階層パラメーターtxConfigを介してコードブック基盤又は非コードブック基盤に設定される。
3GPP NR仕様によれば、コードブック基盤UL送信のために次のことがサポートされる。コードブック基盤送信の場合、UEはUEの能力によって“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent”又は“nonCoherent”が設定されることができるPUSCH-Configの上位階層パラメーター ULCodebookSubset又はcodebookSubsetの受信とTPMIを基盤でUEのコードブックサーブセットを決定する。最大送信ランクはPUSCH-Configで上位パラメーターULmaxRank又はmaxRankによって設定されることができる。
UEのUEの“partialAndNonCoherent”送信能力を報告するUEはULCodebookSubsetによって“fullAndPartialAndNonCoherent”が設定されることで期待しないこともある。
UEのUEの“Non-Coherent”送信能力を報告するUEはULCodebookSubsetによって“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent”が設定されることで期待しないこともある。
UEは2個のアンテナポートが構成される時の“partialAndNonCoherent”に設定された上位階層パラメーター ULCodebookSubsetが設定されることで期待しないこともある。
本開示で、“fullAndPartialAndNonCoherent”、“partialAndNonCoherent”及び“Non-Coherent”はコヒーレンスタイプ/能力の3つの例として指称され、ここで“コヒーレンス(coherence)”という用語はULデータの階層をコヒーレントに送信するのに用いられることができるUEでアンテナポートのサブセットを意味する。
NR仕様によれば、非コードブック基盤UL送信の場合、プリコーディングマトリックス Wはアイデンティティマトリックス(identity matrix)と同一である。コードブック基盤UL送信の場合、プリコーディングマトリックスWは単一アンテナポート上での単一階層送信に対してW=1で与えられ、そうではなければ表1乃至表6で与えられる。
3つのコヒーレンスタイプに対するTPMIインデックスのサブセットは表7及び表8に要約され、ここでランク=rはr階層に相応する(これと同等)。
ランク(又は階層の数)及び相応するプリコーディングマトリックスWはそれぞれTRI及びTPMIを用いてUEに示される。一例で、このようなインディケーション(indication)は例えば、DCIフォーマット0_1を用いてDCIで“プリコーディング情報及び階層の数”フィールドを介してジョイント(joint)する。他の例で、このようなインディケーションは上位階層RRCシグナリングを通じる。一例で、“プリコーディング情報及び階層の数”フィールドとTRI/TPMIの間のマッピングはNRによる。
異なるランク及びコヒランスタイプに対するプリコーディングマトリックスWの総電力は表9及び表10に要約されている。次のような問題が観察されることができる。
一問題で、非コヒーレンス及び部分コヒーレントTPMIの場合、ランクが増加するによって総電力が増加し、これはTPMI選択がより高いランクで偏向(biasing)されるということを意味する。特に、セルエッジ(cell-edge)UEの場合にも、ランク1TPMIは選択されないこともあり、これはセルエッジ性能に深刻な影響を及ぼすことができる。
他の問題で、与えられたランクに対し、非コヒーレントTPMIの総電力 ≦ 部分コヒーレントTPMIのすべて電力 ≦ 完全コヒーレントTPMIの総電力である。このような趨勢の理由は0ではないアンテナポートの電力が3つのタイプのTPMIにかけて変更されないからである。これは一部シナリオ、例えば、節電のためのUE具現で有益である。しかし、これは常に好ましくはないこともある。
上述した問題はUL電力制御で処理されることができる。本開示は一部例及び実施例を提供する。本開示の範囲はこのような実施例だけで制限されず、提供された実施例の任意の拡張又は組み合せを含む。
一実施例1で、PUSCHに対し、UEは先ずサービングセcの搬送波fのUL帯域幅部分(bandwidth part;BWP)b上の送信電力
の線形値
をβほどスケーリングし、次に生成されたスケーリングされた電力は0ではないPUSCHが送信されるアンテナポートにかけて均等に分割される。次の代案中の少なくとも一つはβを決定するのに用いられる。Alt1-1の一例ではβ=1である。Alt1-2の他の例では
である。Alt1-3のまた他の例では
である。このような例で、ρはアンテナポート
の数又は送信方式に対して設定されたアンテナポートの数である。このような例でρ
0は0ではないアンテナポート
又は0ではない PUSCH送信信号があるアンテナポートの数であり、Kは整数であり{1、2,… ρ}に属する。
K値を決定する例はK=2iであり、ここでi=0,1、..、log2ρであり:ρ=1(1アンテナポート)の場合、K=1であり;ρ=2(2アンテナポート)の場合、K=1又は2であり;ρ=4(4 アンテナポート)の場合、K=1又は2又は4である。
K値を決定する他の例は次の通りである:非コードブック基盤UL送信の場合、K=1であり;コードブック基盤UL送信の場合、Kは表11から与えられる。
Alt1-3によるβ値及び表11のようなK値は表12及び表13に要約されている。4個のアンテナポートの場合、コヒーレンスタイプに対するβ値=partialAndNonCoherent(PC+NC)、ランク2及びランク3であり、非コヒーレント(NC)TPMIは1であることを注目し、これは0ではない(NZ)ポート当たり電力がランク2及びランク3に対してそれぞれの1/2及び1/3であることを意味する。これはランク2及びランク3及び部分コヒーレントTPMIに対するNZポート1/4当たり電力と異なる。すなわち、NZポート当り電力はランク2及びランク3TPMIにかけて変更される。
一下位実施例1-1で、βに対する一つの代案(例えば、Alt1-1又はAlt1-2)だけが仕様でサポートされる。
一下位実施例1-2で、βに対する多数の代案が仕様でサポートされる。多数の値のうちの一つは上位階層(RRC)又はより動的MAC CE基盤又はDCI基盤シグナリングを介して設定される。RRCシグナリングを介して設定された場合、設定はRRCパラメーターULCodebookSubset又は/及びULmaxRankを基盤で暗示的であれば良い。代案で、好ましい値はUEによって報告される。このような報告はUE能力の一部であっても良い。例えば、UEはUEのコヒーレンス能力を報告する時の好ましいβ値を報告することができる。
一実施例2で、PUSCHに対し、UEは先ずサービングセルの搬送波fのUL BWP b上の送信電力
の線形値
をβほどスケーリングし、次に生成されたスケーリングされた電力は0ではないPUSCHが送信されるアンテナポートにかけて均等に分割され、ここでβ値はTPMIコヒーレンスタイプが“fullAndPartialAndNonCoherent”であるか又は“partialAndNonCoherent”であるか又は“partialAndNonCoherent”であるかによって決定される。
一下位実施例2-1で、上位階層(RRC)パラメーターULCodebookSubset=“fullAndPartialAndNonCoherent”であるかUEがUEのUE“fullAndPartialAndNonCoherent”能力を報告する場合には
(例えば、Alt1-2)であり、そうではなければ、β=1(例えば、Alt1-1)である。
一下位実施例 2-2で、上位階層(RRC)パラメーター ULCodebookSubset=“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent”であるかUEがUEのUE“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent” 能力を報告する場合には
(例えば、Alt1-2)で、そうではなければ、β=1(Alt1-1)である。
一下位実施例2-3で、上位階層(RRC)パラメーターULCodebookSubset=“fullAndPartialAndNonCoherent”であるかUEがUEのUE“fullAndPartialAndNonCoherent”能力を報告する場合には
(例えば、Alt1-3)であり、そうではなければ、β=1(例えば、Alt1-1)である。
一下位実施例2-4で、上位階層(RRC)パラメーターULCodebookSubset=“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent”であるかUEがUEのUE“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent”能力を報告する場合には
(Alt1-3)であり、そうではなければ、β=1(Alt1-1)である。
一下位実施例2-5で、上位階層(RRC)パラメーター ULCodebookSubset=“fullAndPartialAndNonCoherent”であるかUEがUEのUE“fullAndPartialAndNonCoherent”能力を報告する場合には
(Alt1-3)で、そうではなければ、
(Alt1-2)である。
一下位実施例2-6で、上位階層(RRC)パラメーターULCodebookSubset=“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent”であるかUEがUEのUE“fullAndPartialAndNonCoherent”又は“partialAndNonCoherent”能力を報告する場合には
(Alt1-3)であり、そうではなければ、
(Alt1-2)である。
一実施例3で、PUSCHに対し、UEは先ずサービングセルcの搬送波fのUL BWP b上の送信電力
の線形値
をβほどスケーリングし、次に生成されたスケーリングされた電力は0ではないPUSCHが送信されるアンテナポートにかけて均等に分割され、ここでβ 値はコヒーレントアンテナポートグループ(G)及びランクの数によって決定される。次の代案中の少なくとも一つはβを決定するのに用いられる。
Alt3-1の一例で、
である。Alt3-2の一例で、β=β
1β
2であり、ここで
は0ではないPUSCHが送信されるコヒーレントアンテナポートグループにかけて送信電力を同一にスケーリングし、
である。GはAlt1-3(実施例1)でのKと同一であり、設定されたアンテナポート(ρ)の数がGコヒーレントポートグループで均等に分けられた場合には
であり、そして
である。
Alt3-3の一例で、β=β
1β
2であり、ここで
であり、
である。Alt3-4の一例で、β=β
1/β
2であり、ここで
であり、
である。Alt3-5の一例で、β=β
1/β
2であり、ここで
であり、
である。Alt3-6の一例で、β=β
1β
2であり、ここで
であり、
である。このような例で、Gはコヒーレントアンテナポートグループの数であり;G
0は0ではないPUSCHが送信されるコヒーレントアンテナポートグループの数であり;ρ
gは第gコヒーレントアンテナポートグループでの送信方式に対して設定されたアンテナポートの数であり、ρ
0,gは第gコヒーレントアンテナポートグループで0ではないPUSCH送信信号を有するアンテナポートの数であり;Rは階層の数(又はランク値)である。
一例で、Alt3-6によるG値は表11でG=Kによって与えられる。一例で、Alt 3-2によるG0値は表14によって与えられる。
一例で、Alt3-3によるβ1値は表15によって与えられ、ここでG0値は表14に従い、G=Kは表11に従う。
一例で、非コードブック基盤UL送信の場合、G=UL送信方式に対して設定されたアンテナポートの数であり、コードブック基盤UL送信の場合、3つのコヒランスタイプに対するコヒーレントアンテナポートグループ(G)の数は表16に示された通りである。
他の例で、与えられた数のアンテナポートに対し、非コードブック基盤UL送信に対するβ 値はNCコヒーレンスタイプを有するコードブック基盤UL送信に対する値と同一である。
コードブック基盤UL送信の場合、Alt3-2によるβ値は表17及び表18に要約されている。0ではないアンテナポート当り相応する電力は表19及び表20に要約されている。4個のアンテナポートの場合、コヒーレンスタイプ=partialAndNonCoherent、ランク2及びビコヒーレントTPMIに対するβ値は1(TPMI インデックス=1、4の場合)又は1/2 1(TPMIインデックス=0、2、3、5の場合)中の一つであり;与えられたランクの場合、0ではないアンテナポート当り電力はコヒーレンスタイプ=partialAndNonCoherent、ランク2及びビコヒーレントTPMIを除いて変更されず;0ではないアンテナポート当り電力はランクにかけて変更され;0ではないアンテナポート当り電力はコヒーレンスタイプ=nonCoherent及びpartialAndNonCoherentに対してランクにかけて変更され;すべてのランクの場合、0ではないアンテナポート当り電力はコヒーレントタイプ=fullAndPartialAndNonCoherent(FC+PC+NC)に対して変更されないということを注目する。
Alt3-3、3-4又は3-5のような他の代案によるβ値は類似に構成されることができる。
0ではないアンテナポート当り電力が与えられたランクに対して変更されないようにするために次の下位実施例中の少なくとも一つが用いられる。
一下位実施例3-1で、4個のアンテナポートに対するβ1値、コヒーレンスタイプ=partialAndNonCoherent、ランク2、及び非コヒーレントTPMIインデックス1及び4はβ1=1/2に設定される。0ではないアンテナポート当り電力は1/4になるので他のランク2 TPMIに対する0ではないアンテナポート当り電力と同一であるということを注目する。
一下位実施例3-2で、それぞれのランクrに対し、β1値は最もコヒーレントなTPMIのみを用いるか基盤で決定され、決定されたβ1値はランクrのすべてのTPMIに用いられる。一例で、FC+PC+NCコヒーレンスタイプ、最もコヒーレントのTPMI=FC TPMIである。一例でPC+NCコヒーレンスタイプ、最もコヒーレントのTPMI=PC TPMIである。一例で、NC コヒランスタイプ、最もコヒーレントのTPMI=NC TPMIである。
一下位実施例 3-3で、与えられたランクrに対し、β
1値は
として決定され、ここでγ
i=0ではないPUSCHがTPMI iを用いて送信されるコヒーレントポートグループの数である。
0ではないアンテナポート当り電力は4個のアンテナポートの場合、すべてのランク2TPMIに対して1/4になり、下位実施例3-1、3-2及び3-3のいずれか一つと共にコヒーレンスタイプ=partialAndNonCoherentになるということを注目する。生成されたβ値は表21及び表22に要約されている。
下位実施例3-4で、非コードブック基盤UL送信の場合、β=1であり、すなわち、すべて電力は0ではないPUSCHが送信されるアンテナポートにかけて同様に分割される。
一実施例4で、コードブック基盤UL送信の場合、UL送信のための電力スケーリングは(実施例1-3で提供されたようなPUSCH送信信号に対する電力スケーリング代りに)TPMIによって表されたプリコーディングマトリックスWに適用される。例えば、プリコーディングマトリックスW(表1乃至表6参照)は
ほどスケーリングされ、すなわち、
はプリコーディングマトリックスWの前の事前掛け算(pre-multiplication)(スカラー正規化)係数に含まれ、ここでβ又は(β
1、β
2)は本開示の実施例での代案中の一つ、例えば、Alt3-2による。
非コードブック基盤UL送信の場合、UEはDCIからの広帯域SRIフィールドに基づいてUEのPUSCHプリコーダ及び送信ランクを決定し、電力スケーリング
を適用することができ、ここでrは送信ランクである。
一実施例5で、コードブック基盤UL送信の場合、UL送信のための電力スケーリングはTPMIによって表されたプリコーディングマトリックスW及びPUSCH送信信号のいずれもに適用される。例えば、
スケーリングはプリコーディングマトリックスWに適用され、β
2スケーリングはNZ PUSCH送信信号に適用されるか;
スケーリングはプリコーディングマトリックスWに適用され、β
1スケーリングはNZ PUSCH送信信号に適用され、ここでβ
1及びβ
2は本開示の実施例の代案、例えば、Alt3-2、3- 3、又は3-6のうちの一つによる。
非コードブック基盤UL送信の場合、電力スケーリング
であり、ここでrは送信ランクであり、TPMIによって表されたプリコーディングマトリックスW及びPUSCH送信信号中の一つに適用される。
一実施例6で、UEが(多数のβ値に相応する)多数の値から0ではないPUSCHアンテナポートの電力を変更(適応)することができるか否かはUE能力シグナリングの一部としてUEによって報告される。例えば、UEは
(例えば、Alt1-2)のみをサポートすることができるか、又は
(例えば、Alt1-2)及びβ=β
1β
2(例えば、Alt3-2、3-3又は3-6)のいずれもをサポートすることができるかを(1ビット能力シグナリングを介して)報告する。
一実施例7で、PUSCHに対し、UEは先ずサービングセルcの搬送波fのUL BWP b上の送信電力
の線形値
をβほどスケーリングし、次に生成されたスケーリングされた電力は0ではないPUSCHが送信されるアンテナポートにかけて均等に分割され、ここで
である場合、β=β
1β
2はAlt3-2乃至Alt3-6のうちの少なくとも一つに従い、そうではなければ、
である。
はPUSCH送信信号周期iでサービングセルcの搬送波fに対して設定されたUE送信電力である
の線形値である。
(Alt3-3に基づいた)本実施例の一例で、β=β
1β
2であり、
であり、
であり、ここで
又は
である場合、β
1値はG
0値が表14に従い、G=Kが表11に従う表15によって与えられ(変形7A)、そうではなければ、β
1=1である。
(Alt3-6に基づいた)一例で、β=β
1β
2であり、
であり、
であり、ここで
又は
である場合、G値は表11でG=Kによって与えられ(変形7A)、そうではなければ、β
1=1である。
一実施例8で、PUSCHに対し、UEは先ずサービングセルcの搬送波fのUL BWP b上の送信電力
の線形値
をβほどスケーリングし、次に生成されたスケーリングされた電力は0ではないPUSCHが送信されるアンテナポートにかけて均等に分割され、ここで
である場合、β=β
1β
2はAlt3-2乃至Alt3-6のうちの少なくとも一つに従い、そうではなければ、
である。
はP
CMAX_H,f,c=MIN{P
EMAX,c、P
PowerClass―ΔP
PowerClass }の線形値であり、ここでP
EMAX,cはサービングセルcに対する情報要素(IE)P-Maxによって与えられた値であり;P
PowerClassは最大UE電力であり;23dBm以下のP-maxが表される時又はアップリンク/ダウンリンク設定がセルで0又は6の場合、Band n41で動作する電力等級2可能UE(power class 2 capable UE)に対してΔP
PowerClass=3dBであり;そうではなければ、ΔP
PowerClass=0dBである。変形8Aで、不等式条件は
で取り替えられる。
(Alt3-3に基づいた)本実施例の一例で、β=β
1β
2であり、
であり、
であり、ここで
又は
である場合、β
1値はG
0値が表14に従い、G=Kが表11に従う表15によって与えられて(変形8A)、そうではなければ、β
1=1である。
(Alt 3-6に基づいた)一例で、β=β
1β
2であり、
であり、
であり、ここで
又は
である場合、G値は表11でG=Kによって与えられて(変形8A)、そうではなければ、β
1=1である。
一実施例9で、PUSCHに対し、UEは先ずサービングセルcの搬送波fのUL BWP b上の送信電力
の線形値
をβほどスケーリングし、次に生成されたスケーリングされた電力は0ではないPUSCHが送信されるアンテナポートにかけて均等に分割され、ここで
である場合、β=β
1β
2はAlt3-2乃至Alt 3-6のうちの少なくとも一つに従い、そうではなければ、
である。
は最大UE電力であるP
PowerClassの線形値である。変形9Aで、不等式条件は
で取り替えられる。
(Alt3-3に基づいた)本実施例の一例で、β=β
1β
2であり、
であり、
であり、ここで
又は
である場合、β
1値はG
0値が表14に従い、G=Kが表11に従う表15によって与えられて(変形9A)、そうではなければ、β1=1である。
(Alt3-6に基づいた)一例で、β=β
1β
2であり、
であり、
であり、ここで
又は
である場合、G値は表11でG=Kによって与えられ(変形9A)、そうではなければ、β
1=1である。
実施例9の変形である一実施例9Aで、
は
で取り替えられて、ここで
はΔP
PowerClassの線形値である。
0ではないPUSCHアンテナポートはPUSCH(データ)が送信されるUEアンテナポートに相応する。
コードブック基盤UL送信の場合、これはDCIでTRI/TPMIに係るフィールドによって表された0ではないプリコーディング加重値が割り当てられるUEアンテナポートに相応する。
0PUSCHアンテナポートはPUSCH(データ)が送信されないUEアンテナポートに相応する。コードブック基盤UL送信の場合、これはDCIでTRI/TPMIに係るフィールドによって表された0プリコーディング加重値が割り当てられるUEアンテナポートに相応する。非コードブック基盤UL送信の場合、これはDCIでSRIに係るフィールドによって表されないUEアンテナポートに相応する。
一実施例10で、UEはUEが多数の値からUL電力制御及び/又はプリコーディングマトリックスの電力(コードブック基盤UL送信のためにTPMIによって表されるか非コードブック基盤UL送信のためにSRIによって表される)を介して0ではないPUSCHアンテナポート(又は0ではないPUSCHデータを送信する電力増幅器)の電力をスケーリング(又は変更又は適応)することができるか否かを示す(例えば、UE能力シグナリングを介して)UEの能力を報告する。多数のスケーリング値は本開示で提供された多数のβ値に相応することができる。例えば、UEは(1ビット能力シグナリングを介して)UEが一つのβ値のみをサポートすることができるか又は2個のβ値をサポートすることができるかを報告する。
UEが0ではないPUSCHアンテナポートとプリコーディングマトリックスのいずれもの電力をスケーリングすることができる場合、β値はβ=β1β2として2でファクタリング (factoring)されるか2個の係数β1及びβ2を含むことができ、ここで2個の係数中の一つ(例えば、β1)は0ではないPUSCHアンテナポートをスケーリングするのに用いられ、他の係数(例えば、β2)はプリコーディングマトリックスをスケーリングするのに用いられる。
一下位実施例10-1で、コードブック基盤UL送信の場合、UEは次の代案中の少なくとも一つによって電力をスケーリングする。
Alt10-1-1の一例で、
スケーリングはプリコーディングマトリックスWに適用(事前掛け算)され、β
2スケーリングはUL電力制御を介してNZ PUSCH送信信号に適用される。Alt10-1-2の一例で、
スケーリングはプリコーディングマトリックスWに適用(事前掛け算)され、β
1スケーリングはUL電力制御を介してNZ PUSCH送信信号に適用される。
一例10-1-1で、β1及びβ2は本開示の実施例での代案、例えば、Alt3-2、3-3又は3-6のうちの一つに従う。
一例(Alt10-1-1の)10-1-2で、β
2スケーリングは実施例1のAlt1-2と同一であり、すなわち、
であり;プリコーダスケーリングのためのβ
1はUE能力により又は多数の値を取ることができる。β
1が一つの値のみを取ることができる場合、β
1=1である。β
1が2個の値を取ることができる場合、2個の値のうちの第1値はβ
1=1であれば良く、第2値はAlt3-2、3-3又は3-6のうちの一つによるβ
1であれば良い。
UEが多数のβ1値をサポートすることができる場合、この中の一つは設定されることができる。このような設定は別個のRRCパラメーターを明示的に用いるかULCodebookSubset及びULmaxRankのようなULコードブックに係るパラメーターのうちの少なくとも一つを暗示的に用いて上位階層(例えば、RRC)シグナリングを介して行われることができる。代案で、β1値に対する設定は例えば、別個のDCIフィールドを明示的に用いるかTRI/TPMI又は/及びSRIのようなULコードブックに係るフィールドのうちの少なくとも一つを暗示的に用いるDCIフォーマット0_1を用いてDCIシグナリングを介して動的に行われる。
10-1-1の一方式で、新しいULコードブックパラメーター、例えば、TPI(transmit power indicator)を導入することによって多数のβ1値がサポートされることができる。2個のβ
1値がサポートされる場合、TPI=0はβ
1=1を示すことができ、TPI=1はAlt3-2、3-3 又は3-6のうちの一つによってβ
1を示すことができる。TRI/TPMIのような他のコードブックパラメーターは送信のために用いられるβ
1値にかかわらず同様に維持される。2個及び4個のアンテナポートに対するULコードブックテーブルは一部TPMIの事前掛け算係数を取り替えることによって獲得される。例えば、表1の場合、TPMI0-1で
で取り替え;表2の場合、TPMI0-11で
で取り替えて;表3の場合、TPMI0で
で取り替え;表4の場合、TPMI0-5で
で取り替え;表5の場合、TPMI0で
で取り替える。
10-1-2の一方式ではβ1スケーリングのための別個のULコードブックパラメーターがなく、ULコードブックはサポートされるすべてのβ1値に対するプリコーディングマトリックスを含む。次に、2個及び4個のアンテナポートに対するULコードブックテーブルは付加的なβ1値に対するTPMIを付加することによって獲得される。例えば、2個のβ1値がサポートされる場合、この中の一つはβ1=1であれば良く、他の一つはAlt3-2、3-3又は3-6のうちの一つによるβ1であれば良い。
表23からの付加的なTPMIは表1に付加される。表24からの付加的なTPMIは表2に付加される。表25からの付加的なTPMIは表3に付加される。表26からの付加的なTPMIは表4に付加される。表27からの付加的なTPMIは表5に付加される。
一下位実施例10-2で、コードブック基盤UL送信の場合、β1スケーリングはさらにULCodebookSubsetの設定された値に依存することができる。
ULCodebookSubset=FC+PC+NCである時、次のことのうちの少なくとも一つはβ1スケーリングに用いられる。
Alt10-2-1の一例で、プリコーディングマトリックスがFC、PC又はNC送信に相応するか否かにかかわらず一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。これは一つ又は多数のβ1スケーリングがUEによってサポートされることができるかを示すUE能力と無関係である。
Alt10-2-2の一例で、多数のβ1(例えば、2個の値)スケーリングはUEがこれをサポートすることができる場合に用いられることができる。次の下位代案中の少なくとも一つが用いられることができる。
Alt10-2-2-1の一例で、2個のβ1値はNC送信に相応するプリコーディングマトリックスにだけ用いられることができる。FC及びPCの場合、一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。
Alt10-2-2-2の一例で、2個のβ1値はPC送信に相応するプリコーディングマトリックスにだけ用いられることができる。FC及びNCの場合、一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。
Alt10-2-2-3の一例で、2個のβ1値はPC及びNC送信に相応するプリコーディングマトリックスにだけ用いられることができる。FCの場合、一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。
ULCodebookSubset=PC+NCである時、次のことのうちの少なくとも一つはβ1スケーリングに用いられる。
Alt10-2-3の一例で、プリコーディングマトリックスがPC又はNC送信に相応するか否かにかかわらず一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。これは一つ又は多数のβ1スケーリングがUEによってサポートされることができるかどうかを示すUE能力と無関係である。
Alt10-2-4の一例で、多数のβ1(例えば、2個の値)スケーリングはUEがこれをサポートすることができる場合に用いられることができる。次の下位代案中の少なくとも一つが用いられることができる。
Alt10-2-4-1の一例で、2個のβ1値はNC送信に相応するプリコーディングマトリックスにだけ用いられることができる。PCの場合、一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。
Alt10-2-4-2の一例で、2個のβ1値はPC送信に相応するプリコーディングマトリックスにだけ用いられることができる。NCの場合、一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。
ULCodebookSubset=NCである時、次のことのうちの少なくとも一つはβ1スケーリングに用いられる。
Alt10-2-5の一例で、一つのβ1スケーリング(例えば、β1=1)だけが用いられることができる。これは一つ又は多数のβ1スケーリングがUEによってサポートされることができるかを示すUE能力と無関係である。
Alt10-2-6の一例で、多数のβ1(例えば、2個の値)スケーリングはUEがこれをサポートすることができる場合に用いられることができる。
一下位実施例 10-2で、コードブック基盤UL送信の場合、UEは次の代案中の少なくとも一つによって電力をスケーリングする。
Alt10-2-1の一例で、
スケーリングはDCIでSRIに係るフィールドによって表されるUEアンテナポートに適用(事前掛け算)され、β
2スケーリングはUL電力制御を通じるNZ PUSCH送信信号に適用される。
Alt10-2-2の一例で、
スケーリングはDCIでSRIに係るフィールドによって表されるUEアンテナポートに適用(事前掛け算)され、β1スケーリングはUL電力制御を通じるNZ PUSCH送信信号に適用される。
10-2-1のこのような一例で、β1及びβ2は本開示の実施例の代案、例えば、Alt3-2、3-3又は3-6のうちの一つに従う。
10-2-2のこのような一例で、コードブック基盤UL送信のNCケースに対するβ1スケーリングは非コードブック基盤UL送信にも適用可能である。
下位実施例10-1の他の例/代案はさらに本下位実施例に適用可能である。
一実施例11で、コードブック基盤UL送信の場合、UEがランク値にかかわらず最大電力を用いてUL送信が可能であるか否かを示す(例えば、UE能力シグナリングを介して)UEの能力を報告する。特に、NC又はPCアンテナポートを有するUEはUEがすべてのランク値に対して最大電力に送信することができるかを報告する。
11-0の一例で、UEがランク値にかかわらず最大電力送信が可能な場合、ネットワーク/gNBはTPMIインディケーション(indication)のためのULコードブックを設定し、ここでFC+PC+NC UEの場合、設定されたULコードブックは表1乃至表6に示されたことと同一なコードブックであり;PC+NC UEの場合、設定されたULコードブックはランク1に対するK FC TPMIを含み、ここでK=1又はK>1であり、ランク > 1の場合、設定されたULコードブックは表3乃至表6に示されたことと同一なコードブックであり;NC UEの場合、設定されたULコードブックはランク1、2及び3に対してそれぞれのK1、K2及びK3 FC TPMIを含み、ここでK1、K2、K3=1又はK1、K2、K3>1であり;4個のアンテナポート(ランク=4)の場合、設定されたULコードブックは表6に示されたコードブックと同一である。
最大電力を用いるULコードブックの設定は上位階層(例えば、RRC)シグナリングを介して行われることができる。PC+NC UEの場合、上位階層パラメーター ULCodebookSubset=partialAndNonCoherentFullPowerは方式11-0によって設定されたULコードブックを示す。NC UEの場合、上位階層パラメーターULCodebookSubset=nonCoherentFullPowerは上述した例11-0によって設定されたULコードブックを示す。代案で、PC+NC及びNC UEに対する最大電力UL送信の設定は新しい上位階層パラメーター、例えば、ulFullPowerに基づいて行われることができる。
一例11-0-0で、PC+NC UEの場合、K=1であり、ランク1コードブックに含まれたFC TPMIは最も小さいFC TPMIインデックスを有するFC TPMIに相応する。同様に、NC UEの場合、K1=K2=K3=1であり、ランク1-3コードブックに含まれたFC TPMIはFC TPMIインデックスが最も小さいFC TPMIに相応する。
一例11-0-1で、PC+NC UEの場合、K >1であり、ランク1コードブックに含まれたFC TPMIはすべてのFC TPMIに相応する。同様に、NC UEの場合、K1、K2、K3>1であり、ランク1-3コードブックに含まれたFC TPMIはすべてのFC TPMIに相応する。
一例11-0-2で、PC+NC UEの場合、K >1であり、ランク1コードブックに含まれたFC TPMIは最も小さいFC TPMIインデックスで開始するFC TPMIのサブセットに相応する。同様に、NC UEの場合、K1、K2、K3 >1であり、ランク1-3コードブックに含まれたFC TPMIは最も小さいFC TPMIインデックスで開始するFC TPMIのサブセットに相応する。
PC+NC及びNCに対するULコードブックにそれぞれ含まれたK又は(K1、K2、K3)FC TPMIは次の代案中の少なくとも一つによる。
Alt11-0-0の一実施例で、K FC TPMIはK NC TPMIを取り替え、ここで取り替えられるK NC TPMIは最も小さいNC TPMIインデックスで開始するNC TPMIに相応する。同様に、(K1、K2、K3)FC TPMIはそれぞれ(K1、K2、K3)NC TPMIを取り替え、ここで取り替えられる(K1、K2、K3)NC TPMIは最も小さいNC TPMIインデックス(例えば、TPMI=0)で開始するNC TPMIに相応する。
Alt11-0-1の一実施例で、K FC TPMIはNC+PC TPMIに付加される。同様に、(K1、K2、K3)FC TPMIはそれぞれ(K1、K2、K3)NC TPMIに付加される。
一実施例11-1で、実施例11によるUL最大電力送信は2個のアンテナポートにだけ適用可能である。4個のアンテナポートの場合、UL最大電力は本開示の一部実施例で提供された電力スケーリングβ又はβ1β2に従う。
一実施例11-2で、本開示の一部実施例で提供されたソリューション(1)実施例 11及び(2)電力スケーリングβ又はβ1β2によるUL最大電力送信がサポートされる。2つのUL最大送信ソリューションのうちのいずれが用いられるかは次の代案中の少なくとも一つを基盤で決定する。
Alt11-2-0の一例で、gNBは2つのソリューションのうちのいずれのソリューションがUL送信のために用いられるかをUEに示して設定する。このようなインディケーションはRRC又は1ビットDCIシグナリングを介して行われることができる。
Alt11-2-1の一例で、UEはUEがUE能力シグナリングとしてサポートすることができる2つのソリューションのうちのいずれかのソリューションを報告する。
一実施例11-3で、非コードブック基盤UL送信の場合、UL最大電力送信は次の代案中の少なくとも一つに従う。
Alt11-3-0の一例で、UEは(NZ)PUSCHアンテナポートの電力を係数
ほどスケーリングし(例えば、UL PC)、ここでr=ランク値=SRIを介して表されたSRSリソースの数である。
Alt11-3-1の一例で、SRSがCSI-RSと連関された場合、電力スケーリングはUE具現によって変わることができ;SRSがCSI-RSと連関されない場合、UEは(NZ)PUSCHアンテナポートの電力を係数
ほどスケーリングし(例えば、UL PC)、ここでr=ランク値=SRIを介して表されたSRSリソースの数である。
一実施例12で、サービングセルcの搬送波fの活性UL BWP b上のPUSCH送信信号の場合、UEは先ず送信電力
の線形値
を計算する。そしてUEは線形値
をスケーリング係数sほどスケーリングする。UEは最終的にUEが0ではない電力でPUSCHを送信するアンテナポートにかけて(生成されたスケーリングされた)電力を均等に分割する。次の代案中の少なくとも一つはスケーリング係数sを決定するために用いられる。Alt12-1の一例で、s=1である。Alt12-2の他の例では
である。Alt12-3のまた他の例で、最大電力TPMIの場合、s=1であり、残りTPMIの場合、
である。このような例で、ρは一つのSRSリソースでUEによってサポートされるSRSポートの最大数又はSRIによって表されるSRSリソースと連関されたSRSポートの数(一つ以上のSRSリソースが設定された場合)又はSRSリソースと連関されたSRSポートの数(一つのSRSリソースだけが設定された場合)である。このような例で、ρ
0は0ではないPUSCH送信電力を有するアンテナポートの数であり、最大電力TPMIは最大電力UL送信がUEによってサポートされることができるTPMIのセットに相応する。
一実施例12Aで、スケーリング係数sに対する多数の代案がサポートされる。多数の代案中の一つは上位階層(RRC)又はより動的MAC CE基盤又はDCI基盤シグナリングを介して設定される。RRCシグナリングを介して設定された場合、設定はRRCパラメーターULCodebookSubset又は/及びULmaxRankを基盤で暗示的であれば良い。
一実施例12Bで、スケーリング係数sに対する多数の代案がサポートされ、好ましい代案がUEによって報告される。このような報告はUE能力の一部のことがある。例えば、3つの代案(Alt12-1、Alt12-2及びAlt12-3)がいずれもサポートされ、3つの代案はULで最大電力を達成するために次の3つのソリューション(又はモード)に相応する。
一例で、第1ソリューション又はモード(Mode0に指称される)はスケーリング係数sのAlt12-1に相応し、ここでUEは電力の線形値をスケーリングしないで(したがって、s=1)、0ではないPUSCH送信電力でアンテナポートにかけて線形値を均等に分割する。
他の例で、第2ソリューション又はモード(Mode1に指称される)はスケーリング係数sのAlt12-2に相応し、ここでUEにはAlt12-2によってスケーリングsで最大電力を達成することができる少なくとも一つのTPMIを含むULコードブックが設定される。
また他の例で、第3ソリューション又はモード(Mode2に指称される)はスケーリング係数sのAlt12-3に相応し、ここでUEはスケーリング係数がs=1である時のTPMIのグループで最大電力(最大電力TPMIとして指称される)を達成することができる。最大電力TPMIのグループはこの能力シグナリングを介してUEによって報告されることができる。
UEはこの能力シグナリングを介して最大電力UL送信をサポートすることができるソリューション又はモードを報告する。UE能力によって、UEには最大電力UL送信のためのソリューション(又はモード)が設定されることができる。
一例12B-1で、2個の上位階層(RRC)パラメーター、例えば、ULFPTx(uplink full power transmit)及びULFPTxModes(uplink full power transmit modes)は3つのモード中の一つと相応するスケーリング係数sを設定するのに用いられる。UEが最大電力UL送信をサポートすることができる場合、NR/gNBはRRCパラメーター ULFPTxを‘活性化(enabled)’に設定することで最大電力を活性化することができる。第2RRCパラメーター ULFPTxModesは次のように3つのモード中の一つを設定するのに用いられる。
UEがMode1によって最大電力UL送信をサポートすることができる場合、gNB又はネットワーク(NW)はMode1に設定されたパラメーター ULFPTxModesの上位階層シグナリングを介してUEに対する最大電力UL送信を設定することができる。
UEがMode2によって最大電力UL送信をサポートすることができる場合、gNB又はネットワーク(NW)はMode2に設定されたパラメーターULFPTxModesの上位階層シグナリングを介してUEに対する最大電力UL送信を設定することができる。
UEがMode 0によって最大電力UL送信をサポートすることができる場合、gNB又はネットワーク(NW)はRRCパラメーターULFPTxModesを設定(又は提供)しない。
このような例によるPUSCH電力スケーリングは次の通りである。サービングセルcの搬送波fの活性UL BWP b上のPUSCH送信信号の場合、UEは先ず送信電力
の線形値
を計算する。DCI(例えば、NRのDCI フォーマット0_1)によってスケジューリングされるか上位階層(例えば、ConfiguredGrantConfig又はsemiPersistentOnPUSCHを介して)によって設定されたPUSCH送信信号に対し、上位階層情報要素(IE)PUSCH-ConfigのtxConfigが‘コードブック’に設定された場合、及びPUSCH-ConfigのULFPTxが‘活性化’されるか提供され、PUSCH-ConfigのcodebookSubsetがnonCoherent又はpartialAndNonCoherentに設定された場合、UEは線形値を
スケーリング係数sほどスケーリングし、ここで(a)PUSCH-ConfigのULFPTxModesがMode1に設定された場合、sは0ではないPUSCH送信電力を有するアンテナポートの数対一つのSRSリソースでのUEに対する(又はこれによってサポートされた)SRSポートの最大数の割合であり、すなわち、sはAlt12-2によって;(b)PUSCH-ConfigのULFPTxModesがMode2に設定された場合、最大電力TPMIに対してs=1であり、sは0ではないPUSCH送信電力を有するアンテナポートの数対残りTPMIに対するSRSポートの数の割合であり、ここで一つ以上のSRSリソースが設定された場合、SRSポートの数はSRIによって示されたSRSリソースと連関され、すなわち、sはAlt12-3に従い;(c)PUSCH-ConfigのULFPTxModesが設定されない場合(又は提供されない場合)、s=1であり、すなわち、sはAlt12-1によって;そうではなければ、使用量が‘コードブック(codebook)’に設定されたSRS-ResourceSetのそれぞれのSRSリソースが一つ以上のSRSポートを有する場合、UEは0ではないPUSCH送信電力を有したアンテナポートの数対一つのSRSリソースでのUEによってサポートされたSRSポートの最大数の割合ほど線形値
をスケーリングする。
UEはUEが0ではない電力でPUSCHを送信するアンテナポートにかけて電力(スケーリング後)を均等に分割する。
このような例12B-1で、次のIE PUSCH-Configは特定BWPに適用可能な UE特定PUSCHパラメーターを設定するために用いられ、ここで関連パラメーターは下線が引かれている。
PUSCH-Config情報要素:例12B-1
-- ASN1START
-- TAG-PUSCH-CONFIG-START
PUSCH-Config::= SEQUENCE {
dataScramblingIdentityPUSCH INTEGER(0..1023) OPTIONAL, -- Need S
txConfig ENUMERATED {codebook, nonCodebook} OPTIONAL, -- Need S
...
codebookSubset ENUMERATED {fullyAndPartialAndNonCoherent, partialAndNonCoherent, nonCoherent} OPTIONAL, -- Cond codebookBased
maxRank INTEGER(1..4) OPTIONAL, -- Cond codebookBased
rbg-Size ENUMERATED{config2} OPTIONAL, -- Need S
uci-OnPUSCH SetupRelease{UCI-OnPUSCH} OPTIONAL, -- Need M
tp-pi2BPSK ENUMERATED{enabled} OPTIONAL, -- Need S
ULFPTx ENUMERATED{enabled} OPTIONAL, -- Need S
ULFPTxModes ENUMERATED{Mode1,Mode2} OPTIONAL, -- Need S
...
}
...
}
-- TAG-PUSCH-CONFIG-STOP
-- ASN1STOP
一例12B-1の変形で、最大電力UL送信のためのcodebookSubset、すなわち、PUSCH-ConfigのcodebookSubsetに対する制限はnonCoherent又はpartialAndNonCoherentに設定され、緩和(除去)されるので、codebookSubsetは任意の値を取ることができる。
一例12B-2で、一つの上位階層(RRC)パラメーター、例えば、ULFPTxは次のように3つのモード中の一つと相応するスケーリングsを設定するのに用いられる。
UEがMode1によって最大電力UL送信をサポートすることができる場合、gNB又はネットワーク(NW)はMode1に設定されたパラメーター ULFPTxの上位階層シグナリングを介してUEに対する最大電力UL送信を設定することができる。
UEがMode2によって最大電力UL送信をサポートすることができる場合、gNB又はネットワーク(NW)はMode2に設定されたパラメーターULFPTxの上位階層シグナリングを介してUEに対する最大電力UL送信を設定することができる。
UEがMode 0によって最大電力UL送信をサポートすることができる場合、gNB又はネットワーク(NW)はMode0に設定されたパラメーター ULFPTxの上位階層シグナリングを介してUEに対する最大電力UL送信を設定することができる。
このような例によるPUSCH電力スケーリングは次の通りである。サービングセルcの搬送波fの活性UL BWP b上のPUSCH送信信号の場合、UEは先ず送信電力
の線形値
を計算する。DCI(例えば、NRのDCI フォーマット0_1)によってスケジューリングされるか上位階層(例えば、ConfiguredGrantConfig又はsemiPersistentOnPUSCHを介して)によって設定されたPUSCH送信信号に対し、上位階層情報要素(IE)PUSCH-ConfigのtxConfigが‘コードブック’に設定された場合、及びPUSCH-ConfigのULFPTxが設定され、PUSCH-ConfigのcodebookSubsetがnonCoherent又はpartialAndNonCoherentに設定された場合、UEは線形値
をスケーリングsほどスケーリングし、ここで(a)PUSCH-ConfigのULFPTxがMode1に設定された場合、sは0ではないPUSCH送信電力を持ったアンテナポートの数対一つのSRSリソースでのUEに対する(又はこれによってサポートされた)SRSポートの最大数の割合であり、すなわち、sはAlt12-2に従い;(b)PUSCH-ConfigのULFPTxがMode2に設定された場合、最大電力TPMIに対してs=1であり、sは0ではないPUSCH送信電力を有するアンテナポートの数対残りTPMIに対するSRSポートの数の割合であり、ここで一つ以上のSRSリソースが設定された場合、SRSポートの数はSRIによって表されたSRSリソースと連関され、すなわち、sはAlt12-3に従い;(c)PUSCH-ConfigのULFPTxがMode 0に設定された場合、s=1であり、すなわち、sはAlt12-1によって;そうではなければ、使用量が‘コードブック(codebook)’に設定されたSRS-ResourceSetのそれぞれのSRSリソースが一つ以上のSRSポートを有する場合、UEは0ではないPUSCH送信電力を有するアンテナポートの数対一つのSRSリソースでのUEによってサポートされたSRSポートの最大数の割合ほど線形値
をスケーリングする。
UEはUEが0ではない電力でPUSCHを送信するアンテナポートにかけて電力(スケーリング後)を均等に分割する。
このような例12B-2で、次のIE PUSCH-Configは特定BWPに適用可能なUE特定PUSCHパラメーターを設定するために用いられ、ここで関連パラメーターは下線が引かれている。
PUSCH-Config 情報要素:例12B-2
-- ASN1START
-- TAG-PUSCH-CONFIG-START
PUSCH-Config::= SEQUENCE {
dataScramblingIdentityPUSCH INTEGER(0..1023) OPTIONAL, -- Need S
txConfig ENUMERATED {codebook, nonCodebook} OPTIONAL, -- Need S
...
codebookSubset ENUMERATED {fullyAndPartialAndNonCoherent, partialAndNonCoherent, nonCoherent} OPTIONAL, -- Cond codebookBased
maxRank INTEGER(1..4) OPTIONAL, -- Cond codebookBased
rbg-Size ENUMERATED{config2} OPTIONAL, -- Need S
uci-OnPUSCH SetupRelease{UCI-OnPUSCH} OPTIONAL, -- Need M
tp-pi2BPSK ENUMERATED{enabled} OPTIONAL, -- Need S
ULFPTx ENUMERATED{Mode0,Mode1,Mode2} OPTIONAL, -- Need S
...
}
...
}
-- TAG-PUSCH-CONFIG-STOP
-- ASN1STOP
例12B-2の変形で、最大電力UL送信のためのcodebookSubset、すなわち、PUSCH-ConfigのcodebookSubsetに対する制限はnonCoherent又はpartialAndNonCoherentに設定され、緩和(除去)されるので、codebookSubsetは任意の値を取ることができる。
図12は、本開示の実施例によってユーザ装置(UE)によって行われることができる電力制御のための方法1200のフローチャートを示す。図12に示された方法1200の実施例は例示のみのためのことである。図12は本開示の範囲を特定具現で制限しない。
図12に示されたように、方法1200は段階1202から開始する。段階1202で、UE(例えば、図1に示されたような111-116)は基地局からPUSCH(physical uplink shared channel)送信に適用される電力スケーリング値(β)を示す設定情報を受信する。
段階1204で、UEは受信された設定情報に基づいてβ=1又は
の値からPUSCH送信信号に対する電力スケーリング値(β)を決定し、ここでρ
0は0ではないPUSCH送信電力を有するアンテナポートの数であり、ρはSRS(sounding reference signal)ポートの数である。
段階1206で、UEは決定された電力スケーリング値(β)に基づいてスケーリングされた送信電力の線形値
でPUSCH送信信号を送信し、ここで電力スケーリング後の送信電力の線形値
はUEが0ではない電力でPUSCH送信信号を送信するアンテナポートにかけて均等に分けられる。
一実施例で、設定情報はPUSCH送信信号のためのモードセットに対するインディケーションを含む。モードが第1モードに設定される時、UEは
を電力スケーリング値として決定するように構成され、ここでSRSポート数(ρ)は一つのSRSリソースでUEによってサポートされるSRSポートの最大数に相応する。
モードが第2モードに設定される時、UEは最大電力TPMI(transmit precoding matrix indicator)セットに対する電力スケーリング値としてβ=1を決定し、残りTPMIに対する電力スケーリング値として
を決定するように構成され、ここでSRSポート数(ρ)は(i)一つ以上のSRSリソースが設定された場合、SRI(SRS resource indicator)によって表されたSRSリソース又は(ii) 一つのSRSリソースだけが設定された場合、ただ一つのSRSリソースと連関され、ここでTPMIはプリコーディングマトリックス及びPUSCH送信信号のために用いられる階層の数を示す。
モードが第3モードに設定される時、プロセッサは電力スケーリング値としてβ=1を決定するように構成される。
一実施例で、設定情報はPUSCH設定情報(PUSCH-Config)であり、モードに対するインディケーションはPUSCH-Configで提供される2個のパラメーター ULFPTx及びULFPTxModesに基づく。ULFPTx及びULFPTxModesが皆提供されれば、モードはパラメーター ULFPTxModesに基づいて第1モード又は第2モードに設定され、ULFPTxが提供されてULFPTxModesが提供されなければ、モードは第3モードに設定される。
一実施例で、設定情報はPUSCH送信信号のためのTPMIコードブックを示すnonCoherent又はpartialAndNonCoherentに設定されたパラメーターcodebookSubsetを含み、ここでpartialAndNonCoherentはPUSCH送信信号の階層を送信するために最大2個のSRSポートを選択するプリコーディングマトリックスを含むTPMIコードブックに相応し、nonCoherentはPUSCH送信信号の階層を送信するために単一SRSポートを選択するプリコーディングマトリックスを含むTPMIコードブックに相応する。
一実施例で、UEはPUSCH送信信号のための多数のモード中の一つ以上をサポートするためのUEの能力を識別し、送受信機はUE能力をBSに報告するように構成される。
一実施例で、PUSCH送信信号に適用される電力スケーリング値(β)を示す設定情報はUEによってサポートされる一つ以上のモード中の一つを示す。
一実施例で、UEによってサポートされる一つ以上のモードが第2モードを含む時のUE能力は最大電力TPMIのセットを含む。
図13は、本開示の実施例による基地局(BS)によって行われることができる電力制御のための他の方法1300のフローチャートを示す。図13に示された方法1300の実施例は例示のみのためのことである。図13は本開示の範囲を任意の特定具現で制限しない。
図13に示されたように、方法1300は段階1302から開始する。段階1302で、BS(例えば、図1に示されたように101-103)はユーザ装置(UE)が物理的アップリンク共有チャンネル(PUSCH)送信信号に適用するための電力スケーリングを決定する。
段階1304で、BSはPUSCH送信信号に適用する電力スケーリング値(β)を示す設定情報をUEに送信する。電力スケーリング値はβ=1又は
であり、ここでρ
0は0ではないPUSCH送信電力を有するアンテナポートの数であり、ρはSRS(sounding reference signal)ポートの数である。
段階1306で、BSは示された電力スケーリング値(β)に基づいてスケーリングされた送信電力の線形値
で送信されたPUSCH送信信号をUEから受信し、ここで電力スケーリング後の送信電力の線形値
はUEが0ではない電力でPUSCH送信信号を送信するアンテナポートにかけて均等に分けられる。
一実施例で、設定情報はPUSCH送信信号のためのモードセットに対するインディケーションを含む。モードが第1モードに設定される時、電力スケーリング値は
であり、ここでSRSポート数(ρ)は一つのSRSリソースでUEによってサポートされるSRSポートの最大数に相応する。
モードが第2モードに設定される時、電力スケーリング値は最大電力TPMI(transmit precoding matrix indicator)セットに対してβ=1であり、残りTPMIに対しては
であり、ここでSRSポート数(ρ)は(i)一つ以上のSRSリソースが設定された場合、SRI(SRS resource indicator)によって表されたSRSリソース又は(ii)一つのSRSリソースだけが設定された場合、ただ一つのSRSリソースと連関され、ここでTPMIはプリコーディングマトリックス及びPUSCH送信信号のために用いられる階層の数を示す。
モードが第3モードに設定される時、電力スケーリング値はβ=1である。
一実施例で、設定情報はPUSCH設定情報(PUSCH-Config)であり、モードに対するインディケーションはPUSCH-Configで提供される2個のパラメーターULFPTx及びULFPTxModesに基づく。ULFPTx及びULFPTxModesがいずれも提供されると、モードはパラメーター ULFPTxModesに基づいて第1モード又は第2モードに設定され、ULFPTxが提供されてULFPTxModesが提供されないと、モードは第3モードに設定される。
一実施例で、設定情報はPUSCH送信信号のためのTPMIコードブックを示すnonCoherent又はpartialAndNonCoherentに設定されたパラメーター codebookSubsetを含み、ここでpartialAndNonCoherentはPUSCH送信信号の階層を送信するために最大2個のSRSポートを選択するプリコーディングマトリックスを含むTPMIコードブックに相応し、nonCoherentはPUSCH送信信号の階層を送信するために単一SRSポートを選択するプリコーディングマトリックスを含むTPMIコードブックに相応する。
一実施例で、段階1306でBSはPUSCH送信信号のための多数のモードのうちの一つ以上をサポートするためのUEの能力に対する報告を受信する。
一実施例で、PUSCH送信信号に適用される電力スケーリング値(β)を示す設定情報はUEによってサポートされる一つ以上のモードのうちのいずれか一つを示す。
一実施例で、UEによってサポートされる一つ以上のモードが第2モードを含む時のUE能力は最大電力TPMIのセットを含む。
本開示が例示的な実施例に説明されたが、多様な変更及び修正が通常の技術者に提示されることができる。本開示は添付された請求項の範疇内に属するこのような変更及び修正を含むことに意図される。
本出願での説明は任意の特定要素、段階又は機能が請求範囲に含むべき必須要素であることを暗示することに解釈されてはいけない。特許された主題(patented subject matter)の範囲は請求項によってだけ定義される。さらに、どんな請求項も正確な単語“ための手段(means for)”次に分詞(participle)がつながらない限り、35U.S.C.§112(f)を行使することに意図されない。