JP7236047B2 - Curling device, sheet conveying device and image forming device - Google Patents
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Description
本発明は、カール矯正装置、シート搬送装置及び画像形成装置に関するものである。 The present invention relates to a curl straightening device, a sheet conveying device, and an image forming apparatus.
従来、定着装置を通過したシートを画像形成装置の機外へ排出するための排出経路に配置され、一対の搬送部材を当接させて形成したニップにシートを通過させてシートのカールを矯正するカール矯正装置が知られている。 Conventionally, it is arranged in the discharge path for discharging the sheet that has passed through the fixing device to the outside of the image forming apparatus, and corrects the curl of the sheet by passing the sheet through a nip formed by bringing a pair of conveying members into contact. Curl straighteners are known.
特許文献1には、上記カール矯正装置として、硬度が互いに異なる2つの搬送部材を当接させ、高硬度の搬送部材が低硬度の搬送部材に食い込んで形成される湾曲したニップ部に定着装置を通過したシートを通過させることで、シートのカールを矯正するものが記載されている。 Japanese Laid-Open Patent Publication No. 2002-100003 discloses a curl straightening device in which two conveying members having different hardnesses are brought into contact with each other, and a fixing device is installed in a curved nip portion formed by the high-hardness conveying member biting into the low-hardness conveying member. It is described that the curl of the sheet is corrected by allowing the sheet to pass through.
しかしながら、特許文献1に記載のカール矯正装置では、シートのカールを矯正しきれないおそれがあった。 However, the curl straightening device described in Patent Document 1 may not be able to straighten the curl of the sheet.
上述した課題を解決するために、本発明は、定着装置を通過したシートを画像形成装置の機外へ排出するための排出経路に配置され、一対の搬送部材を当接させて形成したニップにシートを通過させてシートのカールを矯正するカール矯正装置において、前記一対の搬送部材のいずれか一方を、外側から加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱される搬送部材の表面温度を検知する温度検知センサと、前記温度検知センサの検知結果に基づいて、前記加熱手段を制御する制御手段と、一対の搬送部材のうち一方の搬送部材を、他方の搬送部材に押し込む押し込み手段と、を備え、前記制御手段は、搬送されてくるシートの種類に応じて、前記押し込み手段の押し込み量と、前記加熱手段を制御するうえで目標とする搬送部材の表面の目標温度とを変更することを特徴とするものである。
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a nip formed by bringing a pair of conveying members into contact with each other and arranged in a discharge path for discharging a sheet that has passed through a fixing device to the outside of an image forming apparatus. In a curl correcting device for correcting the curl of a sheet by causing the sheet to pass through, a heating means for heating one of the pair of conveying members from the outside , and a surface temperature of the conveying member heated by the heating means is detected. a temperature detection sensor; control means for controlling the heating means based on a detection result of the temperature detection sensor; and pushing means for pushing one of a pair of conveyance members into the other conveyance member. wherein the control means changes the pushing amount of the pushing means and the target temperature of the surface of the conveying member, which is the target for controlling the heating means, according to the type of the sheet to be conveyed. and
本発明によれば、良好にカールを矯正できる。 According to the present invention, curls can be corrected satisfactorily.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプリンタ本体1の断面の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ本体1は中間転写ベルト16が設けられている。この中間転写ベルト16は複数のローラに張架されて走行可能であり、図中の上側には、イエローY、シアンC、マゼンタM、ブラックKの各感光体12が設けられている。各感光体12の周囲にはそれぞれ、レーザ走査ユニット10、帯電器11、現像機13、中間転写ベルト16を挟んで1次転写ローラ14等が配設されている。
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an example of a cross section of a printer main body 1 according to one embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, a printer body 1 as an image forming apparatus is provided with an
上記中間転写ベルト16の下部には2次転写ローラ15が設けられており、中間転写ベルト16上に1次転写されたトナー像をシートたる用紙20に2次転写する。2次転写ローラ15が設けられた2次転写部の用紙搬送方向下流側には定着装置17が設けられている。これら2次転写部及び定着装置17の下側のプリンタ本体1のほぼ中央であって、用紙20が搬送される搬送路19の途中に、シート材位置補正装置30が設けられている。
A
また、プリンタ本体1の上側には操作パネル3が設けられ、左側面には排紙トレイ4が設けられている。さらに、シート材位置補正装置30の下側であってプリンタ本体1の下部に、用紙20を積載する第1~第3の3つの給紙トレイ5が備えられている。第1~第3の給紙トレイ5にはそれぞれ、転写紙又は樹脂フィルムなどから成る用紙20が格納されており、ユーザは操作パネル3やPC等の入力端末により、給紙に使用する第1~第3の給紙トレイ5を選択することができる。また、プリンタ本体1などを制御するCPU、ROM、RAMなどで構成される制御手段としての制御装置が設けられている。
An
上記構成のプリンタ本体1でプリントが開始されると、まず各感光体12が図における反時計回り方向に回転駆動され、このとき帯電器11によって感光体12の表面が所定の極性に帯電される。次いで、各感光体12の帯電面に、各色のレーザ走査ユニット10から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体12に静電潜像が形成される。そして、感光体12の表面に形成された静電潜像は、現像機13によってトナー像として可視像化され、そのトナー像は1次転写ローラ14によって中間転写ベルト16に転写される。なお、トナー像転写後の感光体12の表面に付着する転写残トナーは感光体クリーナーによって除去される。
When printing is started in the printer main body 1 having the above configuration, first, each
カラー画像形成時は、上述した画像形成動作が全ての感光体12で行われ、これによって各感光体12にそれぞれ形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像が中間転写ベル16上に順次重ねて転写される。
When forming a color image, the image forming operation described above is performed on all of the
一方、プリンタ本体1の下部に備えられた第1~第3の給紙トレイ5のうち、ユーザが操作パネル3又はPC等の入力端末を操作して選択された給紙トレイ5に格納された転写紙又は樹脂フィルムなどから成る用紙20が給紙される。給紙された用紙20は、レジストローラ18に向けて送り出され、その先端が停止しているレジストローラ18に突き当てられる。これによって用紙20が整合された後、レジストローラ18は2次転写ローラ15が設けられた上記中間転写ベルト16の2次転写部に向けて用紙20を上記トナー像と合致するタイミングで送り出す。
On the other hand, among the first to third
そして、2次転写ローラ15によって中間転写ベルト16上のトナー像が用紙20に転写される。トナー像が転写された用紙20は、定着装置17に送られ、未定着のトナー像が定着された後、後述するカール矯正装置40によりカールを矯正されて排紙トレイ4に排出される。なお、トナー像の転写後に中間転写ベルト16の表面に付着する転写残トナーは、中間転写ベルト用のクリーナーによって除去される。
Then, the toner image on the
ユーザが操作パネル3又はPC等の入力端末を操作して、用紙20の両面印刷を選択した場合、第一面に画像が形成された用紙20は、分岐爪23により搬送経路を切り替えることで両面経路へと搬送され、反転ローラ21に送り出される。分岐爪23により反転ローラ21へ送り出された用紙20は、反転ローラ21の正逆転により、シート材位置補正装置30の両面ローラ35(後述の図2参照)へ搬送される。この際、用紙20の搬送方向に対する表裏は第一面画像形成時と反転する。そして、中継ローラ22からレジストローラ18まで用紙20が搬送された後は、上述したのと同様のプロセスで第二面にも画像形成を施した後、排紙トレイ4に排出される。
When the user operates the
上記構成のプリンタ本体1に対して、ユーザはオプションにより、大量の用紙を給紙可能な給紙バンクを接続したり、排紙トレイ4の代わりに、スティプル綴じや折りを施すことの出来るフィニッシャーを接続したりすることも可能である。 For the printer main body 1 configured as described above, the user can optionally connect a paper feed bank capable of feeding a large amount of paper, or install a finisher capable of stapling and folding instead of the paper output tray 4. It is also possible to connect
図2は、定着装置17の構成を示す断面図である。
図2に示す定着装置17は、定着部材としての定着ベルト171と加圧部材としての加圧ローラ172とを有している。定着ベルト171内には熱源であるハロゲンヒータ173が設けられ、これにより定着ベルト171が内周側から輻射熱で直接加熱される。そのハロゲンヒータ173は、ガラス管内に不活性ガスとしてキセノン、クリプトンを主成分とするガスを封入した3本ハロゲンランプ173a,173b,173cを備えている。
FIG. 2 is a sectional view showing the configuration of the
The
また、定着ベルト171内の加圧ローラ172に対向する側に、定着ベルト171を介して加圧ローラ172とのニップを形成するニップ形成部材176が配設され、定着ベルト171の内周面と直接若しくは摺動シートを介して間接的に摺動するようになっている。定着ベルト171とニップ形成部材176との低摩耗化を図るために、潤滑剤としてフッ素オイルやフッ素グリスが定着ベルト171の内周面に塗布されている。なお、潤滑剤は、フッ素粒子を増ちょう剤とするフッ素グリス又はシリコーングリスであってもよい。また、定着ベルト171のニップ形成部材176との摺接面にフッ素加工物の表面層を設けてもよい。
In addition, a
定着ニップ部Nの形状はシート搬送方向中央部が、ニップ形成部材176側に突出するような湾曲形状であり、湾曲形状のニップを形成することで、用紙先端の排出方向が加圧ローラ寄りになり、用紙20の定着ベルト171に対する分離性が向上するのでジャムの発生が抑制される。
The shape of the fixing nip portion N is such that the central portion in the sheet conveying direction protrudes toward the
定着ベルト171は、ニッケルやSUS等の金属ベルトやポリイミド等の樹脂材料を用いた無端ベルト(若しくはフィルム)とする。定着ベルト171の表層は、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)又は四フッ化エチレン樹脂(PTFE)からなる離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。定着ベルト171の基材と離型層の間にはシリコーンゴム等で形成する弾性層があってもよい。弾性層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、定着ニップ部Nにて未定着画像を押し潰して定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ画像部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じる可能性がある。これを改善するにはシリコーンゴムの弾性層を100[μm]以上設ける。その弾性層の変形により、微小な凹凸が吸収され、ユズ肌画像が改善できる。
The
また、定着ベルト171の内部には、定着ニップ部Nを支持するための支持部材であるステー177を設け、加圧ローラ172により圧力を受けるニップ形成部材176の撓みを抑制し、軸方向/長手方向(紙面上垂直方向)で均一なニップ幅を得られるようにしている。ステー177は剛性を確保するために金属材料でできている。このステー177は軸方向両端部で側板に保持固定され、位置決めされている。ニップ形成部材176は、形状が複雑なため、耐熱樹脂の射出成形品が望ましく、その耐熱樹脂の種類としてはLCP(耐熱温度330[℃]程度)、PEK(耐熱温度350[℃]程度)等が望ましい。また、ハロゲンヒータ173とステー177の間に反射部材179を備え、ハロゲンヒータ173からの輻射熱等を反射することで、その輻射熱等によりステー177が加熱されてしまうことによるエネルギー浪費を抑制している。ここで、反射部材179を備える代わりに、ステー177の表面に断熱処理若しくは鏡面処理を行っても同様の効果を得ることができる。
Further, a
加圧ローラ172は、芯金、芯金に設けられた弾性ゴム層、離型性を得るために表面に設けられた離型層(PFA又はPTFE層)からなっている。加圧ローラ172は、プリンタ本体1に設けられたモータ等の駆動源からギヤを介して駆動力が伝達されて図2中矢印で示すように時計回りに回転する。また、加圧ローラ172は、スプリング等により定着ベルト171側に押し付けられており、弾性ゴム層が押し潰されて変形することにより、所定のニップ幅を有している。
The
加圧ローラ172は中空ローラであってもよく、加圧ローラ172内部にハロゲンヒータ等の熱源を有していてもよい。弾性ゴム層はソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ172内部にヒータが無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムを使用すると、断熱性が高まり定着ベルト171の熱が奪われにくくなるのでより望ましい。
The
定着ベルト171は、図2中矢印で示すように反時計回りに加圧ローラ172により連れ回り回転する。図2の定着装置17の場合、加圧ローラ172は駆動源により回転し、定着ニップ部Nで定着ベルト171に駆動力が伝達されることにより定着ベルト171が連れ回りで回転する。定着ベルト171は、定着ニップ部Nで挟み込まれて回転し、定着ニップ部以外では両端部でフランジにガイドされ、走行する。用紙20は定着ニップ部Nを通る際に加熱され加圧されて定着処理が行われる。
上記のような構成により安価で、ウォームアップが速い定着装置を実現することが可能となる。
The fixing
With the above configuration, it is possible to realize a fixing device that is inexpensive and warms up quickly.
さらに、ニップ形成部材176の用紙搬送方向下流側端部には加圧ローラ側に突出する突出部178を有し、定着ニップ部Nよりも搬送方向下流側(以下、ニップ出口側という)において、定着ベルト171が加圧ローラ172に接触しないように、定着ベルト171を加圧ローラ側に湾曲させている。これにより、ニップ出口側の定着ベルト171の曲率を大きくすることができ、定着ニップ部Nを抜けた用紙20の定着ベルト171に対する分離性を高めることができる。
Further, the
定着ニップ部Nを通過する用紙20は、定着装置17による加熱によって用紙20に含有される水分が蒸発し、用紙20が画像の転写面側もしくは転写裏面側へ反ってしまうカールが生じることがある。そこで、本実施形態では、図1に示すように、排紙経路70に用紙20のカールを矯正するカール矯正装置40を設けている。
The
図3は、定着装置17からカール矯正装置40までの排紙経路70を示す概略斜視図であり、図4は、概略断面図である。
カール矯正装置40は、定着ニップ部Nを抜けた用紙を搬送する搬送ローラ対71よりも用紙搬送方向下流側に配置されている。
カール矯正装置40は、金属からなるハードローラ42と、ハードローラ42よりも大径であり、少なくとも弾性層としてのゴム層やスポンジ層を備えたソフトローラ41とを有している。また、ハードローラ42を外側から加熱する加熱手段としてのデカールヒータ43と、ハードローラ42の表面温度を検知する温度検知センサ44とを備えている。デカールヒータ43には、幅方向一端側と他端側とに加熱部43aが設けられている。デカールヒータ43は、制御部100に接続されており、制御部100は、温度検知センサ44の検知結果に基づいて、デカールヒータ43を制御している。
FIG. 3 is a schematic perspective view showing the
The
The
ハードローラ42は、駆動源から駆動力が伝達されて回転駆動する駆動ローラであり、ソフトローラ41は、ハードローラ42に連れ回りする従動ローラである。ハードローラ42が、ソフトローラ41に食い込むように当接して、湾曲形状のデカールニップDを形成している。
The
ハードローラ42の直径は、小さいほど、デカールニップDの曲率を大きくすることができ、カール矯正効果を高めることができ好ましく、本実施形態においては、ハードローラ42の直径を10mm以下にするのが好ましい。
The smaller the diameter of the
また、ハードローラ42の表面に離型層を設けたり、離型性を高める表面処理を施したりするのが好ましい。これは、カール矯正装置40で用紙20を再加熱するため、用紙からハードローラ42にトナーが再転写するおそれがあるためである。ハードローラ42の表面に離型層、または、離型性を高める表面処理を施す事でハードローラ42にトナーを付着し難くさせることができ、ハードローラ42へのトナー再転写を抑制することができる。
In addition, it is preferable to provide a release layer on the surface of the
また、ソフトローラ41の表面に離型層を設けたり、離型性を高める表面処理を施したりしてもよい。ソフトローラ41の表面に離型層を設けたり、離型性を高める表面処理を施したりすることで、両面印刷時において、用紙の第一面に定着されたトナーが、ソフトローラ41に再転写するのを抑制することができる。
Further, a release layer may be provided on the surface of the
図4に示すように、加圧ローラ172の回転軸中心O1とソフトローラ41の回転軸中心O2との間が、X[mm]離れように、カール矯正装置40が配置されている。
As shown in FIG. 4, the
図5は、カール矯正装置40のカール矯正について説明する図である。
用紙20は、定着装置17による加熱によって用紙20に含有される水分が蒸発しながら、定着ニップ部Nを通過することで、用紙20がカールする。本実施形態では、上述したように、定着ベルト171がニップ出口側で突出部178によって加圧ローラ側に湾曲している。そのため、定着ニップ部Nを抜けた用紙20が、定着ベルト171とともに、加圧ローラ側へ湾曲するため、用紙20が加圧ローラ側にカールする。
FIG. 5 is a diagram for explaining curl correction by the
The
加圧ローラ側にカールした用紙20は、カール矯正装置40のデカールニップDに進入する。カール矯正装置40は、用紙搬送路を挟んで、ソフトローラ41を加圧ローラ側に配置し、ハードローラ42を定着ベルト171側に配置して、デカールニップDを、定着装置17を抜けた用紙の湾曲方向(加圧ローラ側のカール)とは逆方向に湾曲したニップ形状にしている。そのため、デカールニップDに進入した用紙20は、図中矢印αに示すように、カールした方向とは逆方向に曲げ力が付与され、用紙20のカールが矯正される。
The
また、本実施形態では、ハードローラ42が、デカールヒータ43により加熱されている。その結果、用紙20は、ハードローラ42により加熱されながらデカールニップDを通過する。このように、用紙20が加熱されることで、用紙を軟化させることができ、カール矯正効果を高めることができ、良好にカールを矯正することができる。
Further, in this embodiment, the
本実施形態では、図3に示すように、デカールヒータ43は、幅方向一端側と他端側とに加熱部43aを設けて、カールし易い用紙端部のみを加熱する構成としている。これにより、図6(a)に示すように、デカールヒータ43の加熱部43aを、軸方向全域に配置するものに比べて、消費電力を低減することができる。また、様々な用紙サイズに対応する必要がある。そのため、図6(b)に示すように、軸方向内側の加熱部43aの位置は、通紙可能な最小用紙サイズの幅L1よりも内側にし、軸方向外側の加熱部43aの位置は、通紙可能な最大用紙サイズの幅L2よりも外側になるように、加熱部43aを設ける。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3, the
ハードローラ42の表面温度が目標温度よりも低いと、用紙20が十分に軟化せず、カール矯正効果を十分に高めることができない。一方で、ハードローラ42の表面温度が目標温度よりも高いと、用紙20から水分が蒸発し、用紙20がハードローラ側にカールするおそれがある。そのため、本実施形態では、温度検知センサ44を設け、温度検知センサ44の検知結果に基づいて、ハードローラ42の表面温度が目標温度となるように制御部100でデカールヒータ43を制御している。これにより、カール矯正効果を十分に高めることができ、かつ、デカールニップDを抜けた用紙20がハードローラ側にカールするのを抑制することができる。
If the surface temperature of the
なお、カール矯正装置40を定着装置17の近く配置することで、加熱された直後の軟化した用紙を、デカールニップDに進入させることができ、デカールヒータ43を設けずとも、良好にカール矯正を行なうことができると考えられる。しかしながら、カール矯正装置40を、定着装置17の近くに配置した場合は、以下の不具合が生じるおそれがある。すなわち、定着ニップ部Nで加熱された用紙20から蒸発した水分が、ハードローラ42などに付着して結露が発生するおそれがある。また、装置のレイアウトの制約を受けてしまうおそれもある。さらには、カール矯正効果を高められる目標温度以上にハードローラ42が用紙20により加熱されてしまい、デカールニップDを抜けた用紙20がハードローラ側にカールするおそれもある。
By arranging the
一方、本実施形態では、カール矯正装置40に加熱手段であるデカールヒータを設けることで、レイアウトの制約を受けることなく、装置の排紙経路上の適当な位置にカール矯正装置を配置することができる。また、定着装置17から離して配置することができるので、ハードローラ42などに結露が発生するのを抑制することができる。また、ハードローラ42の温度を、カール矯正効果を高められる目標温度に容易に維持することができ、デカールニップDを抜けた用紙20がハードローラ側にカールするのを抑制することができる。
On the other hand, in the present embodiment, by providing the
また、本実施形態では、デカールヒータ43をハードローラ42の外部に配置している。これにより、ハードローラ42の内部にデカールヒータ43を配置し、内側からハードローラ42を加熱する場合に比べて、ハードローラ42の直径を短くすることができ、装置の小型化を図ることができる。また、ハードローラ42の直径を短くできることで、デカールニップDの曲率を大きくすることができ、カール矯正効果を高めることができる。
Also, in this embodiment, the
ソフトローラ41は、ハードローラ42よりも大径であり、さらに、ゴムやスポンジからなる弾性層を有しており、熱容量がハードローラ42よりも大きい。そのため、ソフトローラ41を加熱する場合、ローラが目標温度に達するまで時間を要してしまうという不具合がある。また、ゴム材からなる弾性層の熱膨張率が大きい。そのため、図6(a)に示すように、デカールヒータ43の加熱部43aを、軸方向全域に配置して、ソフトローラ41を軸方向で均一に加熱しないと、軸方向で外径に差が出てしまう。その結果、デカールニップにおけるソフトローラ41の表面速度が軸方向にばらつき、用紙20にしわができるなどの搬送性に影響を及ぼすおそれがある。
The
一方、本実施形態では、ハードローラ42を加熱することで、すばやくローラを目標温度にまで加熱することができる。また、ハードローラ42は、金属であり、ソフトローラよりも熱膨張率が低いため、軸方向の温度分布に多少差があっても外径に差が生じにくい。その結果、図6(b)に示すように、ハードローラ42の用紙20の幅方向端部と接触する部分と対向する箇所にのみ加熱部43aを設けても、軸方向で外径に差があまり出ず、搬送性に影響を及ぼすのを抑制することができる。
On the other hand, in this embodiment, by heating the
図7は、ソフトローラ41の直径とハードローラ42の直径の関係について説明する図である。(a)は、ソフトローラ41の直径を、ハードローラ42の直径よりも大きくした例を示す図であり、(b)は、ソフトローラ41の直径とハードローラ42の直径を同径にした例を示す図である。また、(c)は、ソフトローラ41の直径とハードローラ42の直径よりも小さくした例を示す図である。
FIG. 7 is a diagram for explaining the relationship between the diameter of the
図7(c)に示すように、ソフトローラ41の直径をハードローラ42の直径よりも小さくした場合は、デカールニップDのニップ幅(デカールニップDの円弧長)が短くなる。その結果、カール矯正時間(用紙20に曲げ力を付与する時間)が短く、カール矯正効果がほとんど得られない。
As shown in FIG. 7(c), when the diameter of the
図7(b)に示すように、ソフトローラ41の直径とハードローラ42の直径が同径の場合は、ソフトローラ41の弾性層の層厚が薄く、弾性層の圧縮率が小さい。そのため、ハードローラ42をソフトローラ41に十分に食い込ませることができず、図7(b)においても、デカールニップDのニップ幅(デカールニップDの円弧長)を十分に稼げず、カール矯正効果が十分に得られない。
As shown in FIG. 7B, when the diameter of the
一方、図7(a)に示すように、ソフトローラ41の直径をハードローラ42の直径よりも大きくした本実施形態においては、ソフトローラ41の弾性層の層厚を十分厚くすることができ、弾性層の圧縮率を大きくすることができ、ハードローラ42をソフトローラ41に十分に食い込ませることができる。これにより、デカールニップDのニップ幅(デカールニップDの円弧長)を十分に稼げ、カール矯正効果を良好に得ることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 7A, in the present embodiment in which the diameter of the
また、ソフトローラをハードローラに押し込む押し込み量を調整する押し込み調整機構を設けて、用紙20の種類(材質や紙厚)によりデカールニップDのニップ幅(デカールニップDの円弧長)が調整できるようにしてもよい。 In addition, a push-in adjustment mechanism is provided to adjust the pushing amount of pushing the soft roller into the hard roller so that the nip width of the decal nip D (arc length of the decal nip D) can be adjusted according to the type of paper 20 (material and paper thickness). can be
図8は、押し込み手段たる押し込み調整機構50の一例を示す概略構成図である。
押し込み調整機構50は、一端が回転自在に支持され、ソフトローラ41のハードローラ42に対する押し込み量を調整可能に支持するレバー部材51と、レバー部材51の他端を図中下側へ付勢する付勢手段たるスプリング53、レバー部材51をスプリング53の付勢力に抗してハードローラ側へ移動させるカム部材52、このカム部材52を駆動するカムモータ54などを有している。
FIG. 8 is a schematic configuration diagram showing an example of a pushing
The pushing
レバー部材51は、ソフトローラ41の軸41aを受ける軸受55に当接している。図8は、押し込み調整機構50が調整可能な最大押し込み量のときのカム部材の状態を示している。制御部100によりカムモータ54が制御され、カム部材52が図8の状態から回転すると、レバー部材51が、スプリング53の付勢力により図中反時計回りに回転する。すると、ソフトローラ41が、ハードローラ42からの反力によりハードローラ42から離間する方向へと移動し、ソフトローラ41のハードローラ42に対する押し込み量が低減される。
The
図9は、デカールニップD突入時の用紙温度と、カール量低減効果とを調べたグラフである。図9(a)は、デカールニップDのニップ幅がαmmのときのデカールニップD突入時の用紙温度と、カール量低減効果とを調べたグラフであり、図9(b)は、デカールニップDのニップ幅がβmm(α<β)のときのデカールニップD突入時の用紙温度と、カール量低減効果とを調べたグラフである。また、図9(c)は、デカールニップDのニップ幅がγmm(β<γ)のときのデカールニップD突入時の用紙温度と、カール量低減効果とを調べたグラフである。 FIG. 9 is a graph showing the temperature of the paper when entering the decal nip D and the effect of reducing the amount of curl. FIG. 9(a) is a graph showing the paper temperature when entering the decal nip D when the nip width of the decal nip D is α mm, and the effect of reducing the amount of curl. 10 is a graph showing the paper temperature at the time of entry into the decal nip D and the effect of reducing the amount of curl when the nip width is β mm (α<β). FIG. 9(c) is a graph showing the paper temperature when entering the decal nip D when the nip width of the decal nip D is γ mm (β<γ) and the effect of reducing the amount of curl.
図9(a)~(c)は、高湿環境下で数日保管した用紙を用いて行なった結果である。また、図9においては、デカールニップDでハードローラ42により加熱される用紙の温度として、デカールニップ進入直前の用紙温度を用いた。具体的には、デカールニップ進入直前の用紙の温度を温度センサで測定した。また、定着装置の温度を調整してデカールニップD突入時の用紙温度を調整した。また、用紙A,用紙B,用紙Eは、用紙の材質が互いに異なる坪量が70[gsm]の用紙である。また。カール量低減効果は、デカールニップD通過後のカール量から、デカールニップ通過前のカール量を減算して求めた値である。カール量は、用紙裏面側(加圧ローラ側)のカールをマイナス、用紙おもて面側(ハードローラ側)のカールをプラスとした。
FIGS. 9A to 9C show the results of using paper stored in a high humidity environment for several days. Further, in FIG. 9, as the temperature of the paper heated by the
図9(a)~(c)に示すように、温度が高くなるほどカール低減効果が高まる傾向があることがわかる。また、図9(a)に示すように、カール低減効果として、紙厚が薄い(坪量が少ない)ものは、デカールニップDのニップ幅が狭いほど、温度の影響が強くなることがわかる。従って、紙厚が薄い(坪量が少ない)ものは、ニップ幅を狭くすることで、ハードローラ42の表面温度を抑えて、十分なカール低減効果が得られることがわる。
As shown in FIGS. 9A to 9C, it can be seen that the curl reduction effect tends to increase as the temperature increases. In addition, as shown in FIG. 9(a), it can be seen that the curl reduction effect is more strongly affected by the temperature as the nip width of the decal nip D is narrower for thin paper (low grammage). Therefore, it can be seen that, for thin paper (low basis weight), the surface temperature of the
一方、紙厚が厚い(坪量が多い)ものは、デカールニップDのニップ幅が広いほど、カール低減効果が高まる傾向があることがわかる。従って、紙厚が厚い(坪量が多い)ものは、ソフトローラ41のハードローラ42に対する押し込み量を多くしてデカールニップDのニップ幅を大きくするのが好ましい。また、図9(c)に示す用紙Jのように、用紙の材質などによっては、坪量がさほど多くなくても、デカールニップDのニップ幅を広くすることで、カール低減効果が高まる場合もある。
On the other hand, it can be seen that the curl reduction effect tends to increase as the nip width of the decal nip D increases for thick paper (large basis weight). Therefore, it is preferable to increase the pressing amount of the
このように、用紙の紙厚や用紙の材質などによって、カール低減効果を効果的に得られるデカールニップDのニップ幅や、用紙温度が異なるため、用紙の材質や紙厚に応じて、ソフトローラ41のハードローラ42に対する押し込み量やハードローラの表面温度を調整して、デカールニップDのニップ幅や用紙温度を変更するのが好ましい。
In this way, the nip width of the decal nip D, which effectively obtains the curl reduction effect, and the paper temperature, differ depending on the paper thickness and paper material. It is preferable to change the nip width of the decal nip D and the paper temperature by adjusting the pressing amount of the
図10は、本実施形態のプリンタの制御ブロック図である。
図10は、デカールヒータ43や押し込み調整機構50のカムモータ54を制御するために必要な構成を例示している。
図10に示すように、プリンタは、デカールヒータ43、押し込み調整機構50のカムモータ54を制御する制御部100を備えている。この制御部100には、操作パネル3、温度検知センサ、デカールヒータ43、不揮発性記憶手段である記憶部101、押し込み調整機構50のカムモータ54、定着装置17のハロゲンヒータ173などが接続されている。
FIG. 10 is a control block diagram of the printer of this embodiment.
FIG. 10 illustrates a configuration necessary for controlling the
As shown in FIG. 10, the printer includes a
制御部100は、定着装置17のハロゲンヒータ173を制御している。具体的には、定着ベルト171の温度には、設定温度を中心にして、上限温度と下限温度とが設定されており、制御部100は、定着ベルト171の温度が上限温度に達したら、ハロゲンヒータ173を消灯し、定着ベルト171の温度が下限温度に達したら、制御部100は、ハロゲンヒータ173を点灯する制御を行う。
The
図11は、用紙の種類(材質や紙厚)に応じて、ソフトローラ41のハードローラ42に対する押し込み量やハードローラの表面温度を調整する制御フロー図である。
記憶部101には、ユーザが操作パネルを操作して入力された給紙トレイ5にセットされた用紙の用紙情報(用紙の材質や用紙の坪量など)を、給紙トレイ5に対応させて記憶している。なお、用紙情報として用紙の銘柄を用い、用紙の銘柄から用紙の材質や用紙の坪量を特定してもよい。
FIG. 11 is a control flow diagram for adjusting the pressing amount of the
The
画像形成を行う際、制御部100は、ユーザが操作パネル3又はPC等の入力端末を操作して選択された給紙トレイ5に積載されている用紙情報を、記憶部101から読み出し、通紙される用紙の種類(材質や坪量など)を特定する(S1)。
When forming an image, the
記憶部101には、例えば、下記表1に示すようなテーブルが記憶されており、表1に示すようなテーブルに基づいて、ハードローラの目標温度と、ソフトローラ41のハードローラ42に対する目標押し込み量を設定する(S2)。
The
上記表1は、用紙の坪量が多くなるほど、目標温度(A<B<C)と、目標押し込み量(D<E<F)を多くするものである。用紙の坪量が少ないほど、ハードローラ42の表面温度が低くても用紙をカール低減効果が十分に得られる温度に加熱できる。一方、用紙の坪量が多いほど用紙の熱容量が多くなりハードローラ42の表面温度を高くして、ハードローラ42から用紙へ付与する熱量を多くしないと、用紙をカール低減効果が十分に得られる用紙温度まで加熱することができない。従って、用紙の坪量が多くなるほど、ハードローラの目標温度を高くしている。また、用紙の坪量が少ないほど、ハードローラの目標温度を低くすることで、用紙の坪量が少ないシートが加熱されすぎて、デカールニップDを抜けたシートが、ハードローラ側にカールしてしまうのを抑制することができる。
In Table 1 above, the target temperature (A<B<C) and the target pressing amount (D<E<F) increase as the basis weight of the paper increases. The smaller the basis weight of the paper, the lower the surface temperature of the
また、用紙の坪量が多いほど、ソフトローラ41のハードローラ42に対する目標押し込み量を多くして、デカールニップDのニップ幅を広げることで、先の図9に示したように、良好にカールを矯正することができる。なお、表1は、一例であり、これに限られるものではない。また、本実施形態では、カール矯正装置40通過後のカール量が、±10[mm]以下となるように、目標温度、目標押し込み量を設定する。
Further, as the basis weight of the paper increases, the target pressing amount of the
次に、制御部100は、押し込み調整機構50のカムモータ54を制御して、ソフトローラ41のハードローラ42に対する押し込み量を、目標押し込み量に調整し、デカールニップDのニップ幅を用紙の種類に対応したニップ幅に調整する(S3)。また、制御部100は、温度検知センサ44の検知結果に基づいて、ハードローラ42の表面温度が目標温度となるように、デカールヒータ43を制御する。
Next, the
具体的には、制御部100は、温度検知センサ44が検知した検知温度が、目標温度を超えているか否かをチェックする(S4)目標温度以下の場合(S4のNo)は、デカーラヒータを点灯してハードローラ42を加熱する。一方、温度検知センサ44が検知した検知温度が、目標温度を超えている場合(S4のYes)は、デカーラヒータを消灯させる。これにより、ハードローラ42の表面温度が目標温度に調整される。
Specifically, the
このように、用紙の種類(用紙の材質や坪量)に応じて、ハードローラ42の表面温度やソフトローラ41のハードローラ42に対する押し込み量を調整することで、用紙の種類によらず、良好にカールを補正することができる。
In this way, by adjusting the surface temperature of the
また、環境に応じて、定着ニップ部Nを抜けた用紙のカール量が異なり、例えば、高湿環境下の方が用紙が多くの水分を含むため、カール量が多くなる。従って、用紙の種類(材質や坪量)に加えて環境条件(湿度)を考慮して、目標温度や目標押し込み量を設定してもよい。 In addition, the amount of curling of the paper that has passed through the fixing nip portion N differs depending on the environment. Therefore, the target temperature and the target pressing amount may be set in consideration of the environmental conditions (humidity) in addition to the paper type (material and basis weight).
排紙経路70を構成する搬送ローラやガイド部材が冷えた状態で、画像形成動作が行われた場合に、定着装置17により加熱された際に、用紙から蒸発した水分が、排紙経路70を構成する搬送ローラやガイド部材に付着した際に冷やされて液化し、これら部材に結露が発生するおそれがある。このように、排紙経路70を構成する搬送ローラやガイド部材に結露が発生すると、用紙濡れが生じたり、用紙がガイド部材に吸着して用紙ジャムが生じたりするおそれがある。
When the image forming operation is performed while the conveying rollers and guide members that constitute the
よって、デカールヒータ43は、画像形成時のみならず、電源ON時の装置の立ち上げ時や、待機状態からの復帰時にも点灯するのが好ましい。装置の立ち上げ時や復帰時にデカールヒータ43を点灯させるとともに、ハードローラ42を回転駆動させる。これにより、デカールヒータ43により、排紙経路70を構成する搬送ローラやガイド部材を温めることができる。これにより、排紙経路70を構成する搬送ローラやガイド部材に結露が発生するのを抑制することができ、用紙濡れや用紙ジャムの発生を抑制することができる。また、ハードローラ42を回転駆動させることで、ハードローラ42の表面の所定の箇所だけ加熱されるのを防止することができる。
Therefore, it is preferable that the
また、上述したように、定着ベルト171の設定温度を中心にして、上限温度と下限温度とが設定されており、制御部100は、定着ベルト171の温度が上限温度に達したら、ハロゲンヒータ173を消灯し、定着ベルト171の温度が下限温度に達したら、ハロゲンヒータ173を点灯する点灯制御を行っている。そのため、ハロゲンヒータ消灯時に定着ニップ部Nを抜けた用紙における、デカールニップDに進入したときの用紙温度は、ハロゲンヒータ消灯時に定着ニップ部Nを抜けた用紙における、デカールニップDに進入したときの用紙温度よりも低いおそれがある。そのため、ハロゲンヒータ消灯時に定着ニップ部Nを抜けた用紙がデカールニップDを通過する際に、デカールヒータ43が消灯していると、用紙をカール低減効果が十分に得られる温度にまで加熱できず、カールが残るおそれがある。従って、定着装置17のハロゲンヒータ173の点灯制御に基づいて、デカールヒータ43の点灯制御を行ってもよい。
Further, as described above, the upper limit temperature and the lower limit temperature are set around the set temperature of the fixing
図12は、定着装置17のハロゲンヒータ173の点灯制御に基づいて、デカールヒータ43の点灯制御を行う制御フロー図である。
図12に示すように、温度検知センサの検知温度が目標温度よりも高い場合(S14のYes)、制御部100は、定着装置17のハロゲンヒータ173の点灯制御に基づいて、t秒前にハロゲンヒータ173が消灯していたかい否かをチェックする。上記「t秒」は、用紙20が定着ニップ部NからデカールニップDに到達するまでの時間であり、図4に示す加圧ローラ172の回転軸中心O1とソフトローラ41の回転軸中心O2との間の距離X[mm]と、用紙搬送速度V[mm/s]から算出することができる(t=X/V)。
FIG. 12 is a control flow diagram for performing lighting control of the
As shown in FIG. 12, when the temperature detected by the temperature detection sensor is higher than the target temperature (Yes in S14), the
t秒前にハロゲンヒータ173が消灯していた場合(S15のYes)は、デカールヒータ43を点灯させる。一方、温度検知センサの検知温度が目標温度よりも高く(S14のYes)、かつ、t秒前にハロゲンヒータ173が点灯していた場合(S15のYes)は、デカールヒータを消灯する(S16)。
If the
このように、定着装置17のハロゲンヒータ173の点灯制御に基づいて、デカールヒータ43の点灯制御を行うことで、確実に用紙をカール低減効果が十分に得られる温度にまで加熱することができ、良好にカールを矯正することができる。
In this way, by controlling the lighting of the
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
定着装置17を通過した用紙20などのシートを画像形成装置の機外へ排出するための排紙経路70などの排出経路に配置され、一対の搬送部材(本実施形態では、ハードローラ42とソフトローラ41)を当接させて形成したデカールニップDなどのニップにシートを通過させてシートのカールを矯正するカール矯正装置40において、一対の搬送部材のいずれか一方を、外側から加熱するデカールヒータ43などの加熱手段を備えた。
これによれば、一対の搬送部材のいずれか一方の搬送部材が加熱されることで、ニップを通過するシートが、一方の搬送部材により加熱される。これにより、シートが軟化してカール矯正効果を高めることができ、カール量が多いシートでも、良好にカールを矯正することができる。
また、外側から一方の搬送部材を加熱することで、一方の搬送部材の内部に加熱手段を設けて内側から一方の搬送部材を加熱する場合に比べて、一方の搬送部材の外径を小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。これにより、画像形成装置の大型化を抑えて排紙経路に本カール矯正装置を配置することができる。
What has been described above is only an example, and each of the following aspects has a unique effect.
(Aspect 1)
A pair of conveying members (in this embodiment, a
According to this, the sheet passing through the nip is heated by one of the pair of conveying members by heating one of the conveying members. As a result, the sheet is softened and the curl correction effect can be enhanced, and even a sheet with a large amount of curl can be corrected satisfactorily.
Further, by heating one of the conveying members from the outside, the outer diameter of the one of the conveying members can be made smaller than when the heating means is provided inside the one of the conveying members to heat the one of the conveying members from the inside. It is possible to reduce the size of the device. As a result, the curl correcting device can be arranged in the paper ejection path without increasing the size of the image forming apparatus.
(態様2)
態様1において、一対の搬送部材は、硬度が互いに異なり、ソフトローラ41などの低硬度の搬送部材の直径が、ハードローラ42などの高硬度の搬送部材の直径よりも大きい。
これによれば、実施形態で説明したように、ハードローラ42などの高硬度の搬送部材をソフトローラ41などの低硬度の搬送部材に十分に食い込ませることができ、デカールニップDのニップ幅(デカールニップDの円弧長)を十分に稼げ、カール矯正効果を良好に得ることができる。
(Aspect 2)
In mode 1, the pair of conveying members have different hardnesses, and the diameter of the conveying member with low hardness such as the
According to this, as described in the embodiment, the high-hardness conveying member such as the
(態様3)
態様2において、ソフトローラ41などの低硬度の搬送部材は、弾性層を有するローラであり、前記高硬度の搬送部材は、金属ローラであって、デカールヒータ43などの加熱手段は、高硬度の搬送部材を加熱する。
これによれば、実施形態で説明したように、すばやく搬送部材を目標温度にまで加熱することができる。また、軸方向の温度分布に多少差があっても外径に差が生じにくく、搬送性に影響を及ぼすのを抑制することができる。
(Aspect 3)
In mode 2, the low-hardness conveying member such as the
According to this, as described in the embodiment, the conveying member can be quickly heated to the target temperature. In addition, even if there is a slight difference in the temperature distribution in the axial direction, the difference in the outer diameter is unlikely to occur, and it is possible to suppress the influence on the transportability.
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、デカールヒータ43などの加熱手段により加熱される搬送部材(本実施形態では、ハードローラ42)の表面温度を検知する温度検知センサ44を備える。
これによれば、温度検知センサ44の検知結果に基づいて、デカールヒータ43などの加熱手段の制御を行うことができる。
(Aspect 4)
In any one of modes 1 to 3, a
According to this, the heating means such as the
(態様5)
態様4において、温度検知センサ44の検知結果に基づいて、デカールヒータ43などの加熱手段を制御する制御部100などの制御手段を備える。
これによれば、カール矯正効果が十分に得られる最適な温度に用紙を加熱することができる。
(Aspect 5)
In mode 4, there is provided control means such as the
According to this, the paper can be heated to an optimum temperature at which a sufficient curl straightening effect can be obtained.
(態様6)
態様5において、一対の搬送部材のうち一方の搬送部材(本実施形態ではソフトローラ41)を、他方の搬送部材(本実施形態ではハードローラ42)に押し込む押し込み調整機構50などの押し込み手段を備え、制御部100などの制御手段は、搬送されてくるシートの種類(用紙の材質や坪量など)に応じて、押し込み手段の押し込み量と、デカールヒータ43などの加熱手段を制御するうえで目標とする搬送部材の表面の目標温度とを変更する。
これによれば、実施形態で説明したように、シートの種類(材質や坪量)によらず、良好に用紙などのシートのカールを矯正することができる。
(Aspect 6)
In
According to this, as described in the embodiment, it is possible to satisfactorily correct the curl of a sheet such as paper regardless of the sheet type (material and basis weight).
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、ハロゲンヒータ173などの定着装置17の熱源のON/OFF制御に基づいて、デカールヒータ43などの加熱手段を制御する制御部100などの制御手段を備える。
これによれば、図12を用いて説明したように、確実に用紙などのシートをカール低減効果が十分に得られる温度にまで加熱することができ、良好にカールを矯正することができる。
(Aspect 7)
In any one of modes 1 to 6, there is provided control means such as the
According to this, as described with reference to FIG. 12, it is possible to reliably heat a sheet such as paper to a temperature at which a sufficient curl reduction effect can be obtained, and it is possible to satisfactorily correct curl.
(態様8)
態様1乃至7いずれかにおいて、デカールヒータ43などの加熱手段は、搬送部材の軸方向中央部よりも端部側の加熱量を多くした。
これによれば、カール量の多いシート幅方向端部を中央部よりも温度を高くすることができ、良好にシートのカールを矯正することができる。
(Aspect 8)
In any one of Modes 1 to 7, the heating means such as the
According to this, it is possible to make the sheet width direction end portion having a large amount of curl higher in temperature than the center portion, and it is possible to satisfactorily correct the curl of the sheet.
(態様9)
態様1乃至8いずれかにおいて、画像形成装置の画像形成動作時以外にも、一対の搬送部材の回転動作およびデカールヒータ43などの加熱手段による搬送部材の加熱を行なう。
これによれば、デカールヒータ43などの加熱手段により、排紙経路70を構成する搬送ローラやガイド部材を温めることができる。これにより、画像形成動作の際に、定着装置を抜けたシートから蒸発した水分により、排紙経路70を構成する搬送ローラやガイド部材に結露が発生するのを抑制することができる。
(Aspect 9)
In any one of modes 1 to 8, the pair of conveying members rotates and the conveying members are heated by the heating means such as the
According to this, it is possible to heat the conveying rollers and the guide members constituting the
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、一対の搬送部材のうちの少なくとも一方の搬送部材の表面に離型層を設ける、または、表面に離型性を高める表面処理が施されている。
これによれば、実施形態で説明したように、用紙などのシートから搬送部材にトナーが再転写するのを抑制することができる。
(Mode 10)
In any one of modes 1 to 9, the surface of at least one of the pair of conveying members is provided with a release layer, or the surface is subjected to a surface treatment that enhances releasability.
According to this, as described in the embodiment, retransfer of toner from a sheet such as paper to the conveying member can be suppressed.
(態様11)
定着装置17を通過したシートを画像形成装置の機外へ排出するための排紙経路70などの排出経路と、排出経路に設けられ、シートのカールを矯正するカール矯正装置40などのカール矯正手段とを備えたシート搬送装置において、カール矯正手段として、態様1乃至10いずれかのカール矯正装置を用いた。
これによれば、シート搬送装置の大型化を抑制して良好にカール矯正を行なうことができる。
(Aspect 11)
A discharge path such as a
According to this, it is possible to satisfactorily correct the curl while suppressing an increase in the size of the sheet conveying device.
(態様12)
用紙20などのシートに画像を形成する画像形成手段と、シートに形成された画像を定着する定着装置17と、定着装置17を通過したシートを機外へ排出するための排紙経路70などの排出経路に設けられ、シートのカールを矯正するカール矯正装置40などのカール矯正手段とを備えた画像形成装置において、カール矯正手段として、態様1乃至10いずれかのカール矯正装置を用いた。
これによれば、画像形成装置の大型化を抑制して良好にカール矯正を行なうことができる。
(Aspect 12)
Image forming means for forming an image on a sheet such as the
According to this, it is possible to satisfactorily correct the curl while suppressing the enlargement of the image forming apparatus.
1 :プリンタ本体
3 :操作パネル
4 :排紙トレイ
5 :給紙トレイ
17 :定着装置
40 :カール矯正装置
41 :ソフトローラ
41a :軸
42 :ハードローラ
43 :デカールヒータ
43a :加熱部
44 :温度検知センサ
50 :押し込み調整機構
51 :レバー部材
52 :カム部材
53 :スプリング
54 :カムモータ
55 :軸受
70 :排紙経路
71 :搬送ローラ対
100 :制御部
101 :記憶部
171 :定着ベルト
172 :加圧ローラ
173 :ハロゲンヒータ
176 :ニップ形成部材
178 :突出部
1 : Printer body 3 : Operation panel 4 : Paper discharge tray 5 : Paper feed tray 17 : Fixing device 40 : Curling device 41 :
Claims (9)
前記一対の搬送部材のいずれか一方を、外側から加熱する加熱手段と、
前記加熱手段により加熱される搬送部材の表面温度を検知する温度検知センサと、
前記温度検知センサの検知結果に基づいて、前記加熱手段を制御する制御手段と、
一対の搬送部材のうち一方の搬送部材を、他方の搬送部材に押し込む押し込み手段と、を備え、
前記制御手段は、搬送されてくるシートの種類に応じて、前記押し込み手段の押し込み量と、前記加熱手段を制御するうえで目標とする搬送部材の表面の目標温度とを変更することを特徴とするカール矯正装置。 A curl correction device is arranged in the discharge path for discharging the sheet that has passed through the fixing device to the outside of the image forming apparatus. in the device,
heating means for heating one of the pair of conveying members from the outside ;
a temperature detection sensor that detects the surface temperature of the conveying member heated by the heating means;
a control means for controlling the heating means based on the detection result of the temperature detection sensor;
a pushing means for pushing one of the pair of conveying members into the other conveying member;
The control means is characterized in that the pushing amount of the pushing means and the target temperature of the surface of the conveying member, which is the target temperature for controlling the heating means, are changed according to the type of the sheet to be conveyed. curl straightening device.
前記一対の搬送部材は、硬度が互いに異なり、
低硬度の搬送部材の直径が、高硬度の搬送部材の直径よりも大きいことを特徴とするカール矯正装置。 The curl straightening device according to claim 1,
the pair of conveying members have hardnesses different from each other,
A curl straightening device, wherein the diameter of the low-hardness conveying member is larger than the diameter of the high-hardness conveying member.
前記低硬度の搬送部材は、弾性層を有するローラであり、前記高硬度の搬送部材は、金属ローラであって、
前記加熱手段は、高硬度の搬送部材を加熱することを特徴とするカール矯正装置。 In the curl straightening device according to claim 2,
The low-hardness conveying member is a roller having an elastic layer, and the high-hardness conveying member is a metal roller,
The curl straightening device, wherein the heating means heats a conveying member having a high hardness.
前記制御手段は、前記定着装置の熱源のON/OFF制御に基づいて、前記加熱手段を制御することを特徴とするカール矯正装置。 In the curl straightening device according to any one of claims 1 to 3 ,
The curl straightening device, wherein the control means controls the heating means based on ON/OFF control of a heat source of the fixing device.
前記加熱手段は、前記搬送部材の軸方向中央部よりも端部側の加熱量を多くしたことを特徴とするカール矯正装置。 In the curl straightening device according to any one of claims 1 to 4 ,
The curl straightening device, wherein the heating means heats an end portion of the conveying member more than a central portion thereof in an axial direction.
画像形成装置の画像形成動作時以外にも、前記一対の搬送部材の回転動作および前記加熱手段による搬送部材の加熱を行なうことを特徴とするカール矯正装置。 In the curl straightening device according to any one of claims 1 to 5 ,
A curl straightening device, wherein the pair of conveying members are rotated and the conveying members are heated by the heating means in addition to the image forming operation of the image forming apparatus.
前記一対の搬送部材のうちの少なくとも一方の搬送部材の表面に離型層が設られている、または、前記表面に離型性を高める表面処理が施されていることを特徴とするカール矯正装置。 The curl straightening device according to any one of claims 1 to 6 ,
A curl straightening device, wherein a release layer is provided on the surface of at least one of the pair of conveying members, or the surface is subjected to a surface treatment that enhances releasability. .
前記排出経路に設けられ、シートのカールを矯正するカール矯正手段とを備えたシート搬送装置において、
前記カール矯正手段として、請求項1乃至7いずれか一項に記載のカール矯正装置を用いたことを特徴とするシート搬送装置。 a discharge path for discharging the sheet that has passed through the fixing device to the outside of the image forming apparatus;
A sheet conveying device provided in the discharge path and including curl correcting means for correcting curl of the sheet,
A sheet conveying apparatus, wherein the curl correcting device according to any one of claims 1 to 7 is used as the curl correcting means.
前記シートに形成された画像を定着する定着装置と、
前記定着装置を通過したシートを機外へ排出するための排出経路に設けられ、シートのカールを矯正するカール矯正手段とを備えた画像形成装置において、
前記カール矯正手段として、請求項1乃至8いずれか一項に記載のカール矯正装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 an image forming means for forming an image on a sheet;
a fixing device for fixing the image formed on the sheet;
An image forming apparatus comprising: a curl correcting means for correcting curl of a sheet provided in a discharge path for discharging the sheet that has passed through the fixing device to the outside of the apparatus;
An image forming apparatus, wherein the curl straightening device according to any one of claims 1 to 8 is used as the curl straightening means.
Priority Applications (1)
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