JP7232519B2 - ferrite clamp - Google Patents
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Description
本開示は、磁気飽和を抑制するための非磁性シートを備えたフェライトクランプに関するものである。 The present disclosure relates to ferrite clamps with non-magnetic sheets for suppressing magnetic saturation.
従来より、上記フェライトクランプに関し、種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1に記載の技術は、電力変換を行う回路において共振用リアクトルに使用されるリアクトル用コアであって、前記回路を構成するバスバに挿通される中空部を有する中空筒状であり、前記コアは、一対の半割れ片を組み合わせて筒状に構成され、前記半割れ片は、開閉可能なケースに収納されており、前記ケースの開閉に対応して、前記各半割れ片の接合面間が開閉するように両片がケースに収納され、更に、一方の半割れ片の少なくとも一方の接合面に非磁性材料からなるギャップ材が接着剤で接合されている。
Conventionally, various techniques have been proposed for the ferrite clamp. For example, the technique described in
上記特許文献1に記載の技術によれば、磁気飽和を抑制するためのギャップ材が、コアを構成する一対の半割れ片のうち、一方の半割れ片の少なくとも一方の接合面に接着剤で接合されることによって、各半割れ片の接合面間に介在させることができる。しかしながら、更に好適に、ギャップ材を各半割れ片の接合面間に介在させることが望まれている。
According to the technique described in
そこで、本開示は、上述した点を鑑みてなされたものであり、分割ケースが閉じられることによって環状の磁性体コアを形成する第1半割磁性体及び第2半割磁性体の接合面間において非磁性シートを介在させることが可能なフェライトクランプを提供することを課題とする。 Therefore, the present disclosure has been made in view of the above points, and the split case is closed to form an annular magnetic core. It is an object of the present invention to provide a ferrite clamp in which a non-magnetic sheet can be interposed in.
本明細書は、第1分割ケース及び第2分割ケースを有し、第1分割ケースと第2分割ケースとが隔離され又は継ぎ合わされることによって開閉可能な分割ケースと、分割ケースのうち、少なくとも第1分割ケースの内部に設けられた付勢部と、接合面が設けられた開環状をなし、互いに組み合わされると、導体を挿し通すための挿通孔を有した環状の磁性体コアを形成する一対の第1半割磁性体及び第2半割磁性体と、分割ケースが閉じられた状態において、第1分割ケースに収容された第1半割磁性体の接合面と、第2分割ケースに収容された第2半割磁性体の接合面とに挟まれた状態で備え付けられる非磁性シートと、第1分割ケースから第1分割ケースの内方向へ延び、導体の挿通方向において、第1分割ケースと第1半割磁性体との間に設けられたシート収納部と、を備え、分割ケースが開けられた状態での第1分割ケース内において、第1半割磁性体の接合面の上に置かれている非磁性シートの一端が、第1半割磁性体の接合面から導体の挿通方向へ飛び出すと共に、第1半割磁性体を介した付勢部の付勢力によって、シート収納部に押し付けられることを特徴とするフェライトクランプを開示する。 The present specification has a first split case and a second split case, and at least of the split case that can be opened and closed by separating or joining the first split case and the second split case, and the split case An urging portion provided inside the first split case and an open ring provided with a joint surface are formed, and when combined with each other, an annular magnetic core having an insertion hole for inserting a conductor is formed. With the pair of first half magnetic body and second half magnetic body and the split case closed, the joint surface of the first half magnetic body housed in the first split case and the second split case. A non-magnetic sheet provided in a state sandwiched between the joint surface of the second half-split magnetic body and a first split magnetic sheet extending inwardly of the first split case from the first split case and extending in the insertion direction of the conductor in the first split a sheet storage portion provided between the case and the first half magnetic body, and above the joint surface of the first half magnetic body in the first split case with the split case opened One end of the non-magnetic sheet placed in the sheet storage section protrudes from the joint surface of the first half magnetic body in the insertion direction of the conductor, and is pushed by the biasing force of the biasing section via the first half magnetic body Disclosed is a ferrite clamp characterized by being pressed against a.
本開示によれば、フェライトクランプは、分割ケースが閉じられることによって環状の磁性体コアを形成する第1半割磁性体及び第2半割磁性体の接合面間において非磁性シートを介在させることが可能である。 According to the present disclosure, the ferrite clamp interposes a non-magnetic sheet between the joint surfaces of the first half magnetic body and the second half magnetic body that form an annular magnetic core when the split case is closed. is possible.
(1)フェライトクランプ1の構成
以下、本開示に係るフェライトクランプ1について、具体化した本実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。本実施形態のフェライトクランプ1は、磁性体コアを環状に保持するものであって、ノイズ電流が流れているケーブル等の導線100(図1参照)が磁性体コアに挿し通されることによって、ノイズ電流の伝播を抑えるものである。以下では、符号D1の方向を上下方向、符号D2の方向を左右方向、及び符号D3の方向を前後方向として説明する。各方向D1,D2,D3は、互いに直交する関係にある。尚、前後方向D3は、導線100の挿通方向である。
(1) Configuration of
(1-1)分割ケース10の構成
図1から図7に表されたように、フェライトクランプ1は、分割ケース10を備えている。分割ケース10は、第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bを有している。第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bは、図1の継ぎ合わされた状態と、図2から図7の隔離された状態とになることができる。
(1-1) Configuration of
尚、以下の説明において、図1に表された状態は分割ケース10が閉じられた状態と表記され、図2から図7に表された状態は分割ケース10が開けられた状態と表記されることがある。また、以下では、図2から図7に表された状態、つまり分割ケース10が開けられた状態を前提にして説明する。
In the following description, the state shown in FIG. 1 is described as a state in which the
第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bは、合成樹脂を材料とした金型成形によって形作られたものであって、断面が略八角形の中空状の角柱をその軸方向に沿って均等に二分割したような形状をなし、その分割面が開口されている。第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bは、周壁12及び端壁14で構成されている。周壁12は、上記の角柱の側面に相当するものである。端壁14は、上記の角柱の底面に相当するものであって、周壁12の両端から垂直に周壁12の内方向へ設けられている。
The
第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bの各周壁12の上端面は、左右方向D2及び前後方向D3に平行な同一面上に位置する。但し、第1分割ケース10aの周壁12の上端面は、上下方向D1において、第1分割ケース10aの各端壁14の上端面よりも下方向へ所定距離隔てた位置にある。これに対して、第2分割ケース10bの周壁12の上端面は、上下方向D1において、第2分割ケース10bの各端壁14の上端面よりも上方向へ上記の所定距離隔てた位置にある。
The upper end surfaces of the
第1分割ケース10aの周壁12と第2分割ケース10bの周壁12との間には、一対のヒンジ16が渡し設けられている。これにより、第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bは、一対のヒンジ16によって、図1の継ぎ合わされた状態と、図2から図7の隔離された状態とになることができる。つまり、分割ケース10は、一対のヒンジ16によって、開閉可能である。
A pair of
分割ケース10は、一対の係合枠18及び一対の係合爪20を有している。一対の係合枠18及び一対の係合爪20は、分割ケース10が閉じられた状態を保持するものである。一対の係合枠18は、第2分割ケース10bにおいて、一対のヒンジ16とは反対側の周壁12の上端面から上方向へ飛び出すように設けられている。これに対して、一対の係合爪20は、第1分割ケース10aにおいて、一対のヒンジ16とは反対側の周壁12の上端から第1分割ケース10aの外方向へ突起するように設けられている。更に、一対の係合爪20は、第1分割ケース10aの周壁12の上端面から上方向へ飛び出ないように設けられている。
The
分割ケース10が閉じられた状態、つまり第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bが継ぎ合わされると、第2分割ケース10bの一対の係合枠18と第1分割ケース10aの一対の係合爪20とが互いに係る。これにより、分割ケース10が閉じられた状態が保持される。尚、第2分割ケース10bの一対の係合枠18と第1分割ケース10aの一対の係合爪20との互いの係りが解除されると、分割ケース10が開けられた状態、つまり第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bが隔離されることが可能になる。
When the
第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bは、一対の付勢片22及び一対の係止爪24を有している。一対の付勢片22は、第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bの各周壁12において、その底面から上方向へ突起するように前後方向D3に沿って設けられている。一対の係止爪24は、第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bの各周壁12において、その左右方向D2の両側内面から第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bの内方向へ突起するように設けられている。
The
第2分割ケース10bは、2組の一対の突起片26を有している。各一対の突起片26は、第2分割ケース10bの各端壁14の内面において、第2分割ケース10bの内方向へ突起するようにして上下方向D1に沿って延びている。各一対の突起片26では、それぞれの下端が、第2分割ケース10bの周壁12の底面に連なっている。
The
(1-2)シート収納部30の構成
第1分割ケース10aには、その上側開口の四隅において、シート収納部30が設けられている。各シート収納部30は、上記の第1分割ケース10aの端壁14に加えて、突当壁32、天井壁34、側壁36、及び差込口部38で構成されている。突当壁32は、第1分割ケース10aの端壁14の内面において、第1分割ケース10aの内方向へ突起するようにして上下方向D1に沿って延びている。突当壁32の下端は、第1分割ケース10aの周壁12の底面に連なっている。
(1-2) Structure of
天井壁34は、第1分割ケース10aの端壁14の上端から第1分割ケース10aの内方向へ延びると共に、突当壁32の上端に連なっている。側壁36は、第1分割ケース10aの端壁14において、突当壁32とは反対側の側端から第1分割ケース10aの内方向へ延びると共に、天井壁34及び第1分割ケース10aの周壁12の上端に連なっている。差込口部38は、側壁36の下端において、第1分割ケース10aの周壁12の上端面に沿ってスリット状に形成されたものであって、第1分割ケース10aの内方向側が開かれている。差込口部38の隙間寸法は、上下方向D1で、0.5mmである。
The
各シート収納部30において、その突当壁32、天井壁34、及び側壁36の、第1分割ケース10aの内方向側の各端面は、上下方向D1及び左右方向D2に平行な同一面上にある。
In each
尚、各シート収納部30内には、突当壁32、天井壁34、及び側壁36に囲まれた溝部40(後述する図9B、図10B、図11B、及び図12B参照)が形成されている。これにより、溝部40は、側壁36の差込口部38に連なっている
A groove portion 40 (see later-described FIGS. 9B, 10B, 11B, and 12B) surrounded by an
溝部40の深さ寸法は、上下方向D1で、1mmである。また、左右方向D2におけるシート収納部30の寸法であって、突当壁32と側壁36との内側間隔寸法は、5.45mmである。
The depth dimension of the
(1-3)半割磁性体50の構成
フェライトクランプ1は、半割磁性体50を備えている。半割磁性体50は、フェライト製であり、第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bを有している。第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bは、略円筒状の磁性体コアをその軸方向に沿って均等に二分割したような開環状をなしている。
(1-3) Configuration of Halved
第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bは、同一の形状を有している。第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bの中央部には、断面が半円形で上記のケーブル等が入れられる溝が、下方向へ凹むようにして上記の軸方向(以下、前後方向D3という。)に沿って形成されている。更に、第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bには、一対の係止溝52及び一対の接合面54が設けられている。
The first half
一対の係止溝52は、第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bにおいて、その左右方向D2の両側外周面から第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bの内方向へ凹むようにして前後方向D3に沿って形成されている。一対の接合面54は、上記の略円筒状の磁性体コアの分割面に相当するものであって、第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bの左右方向D2の両側上端に形成されており、左右方向D2及び前後方向D3に平行な同一面上に位置するようにして、前後方向D3に沿って延びている。
The pair of locking
半割磁性体50は、分割ケース10に装入される。具体的には、第1半割磁性体50aは、その一対の接合面54が上方向へ向いた状態で、第1分割ケース10aに対して、その上側開口から下方向へ押し込まれる。これにより、第1分割ケース10aの一対の係止爪24が第1半割磁性体50aの一対の係止溝52に入り込むと、第1半割磁性体50aが第1分割ケース10aの付勢片22を下方向へ弾性変形させる。そのため、第1半割磁性体50aを下方向へ押し込む力がなくなると、第1半割磁性体50aが付勢片22の付勢力で上方向へ押し出され、第1半割磁性体50aの一対の係止溝52と第1分割ケース10aの一対の係止爪24とが互いに係るので、第1半割磁性体50aが静止した状態で第1分割ケース10aに収容される。
The half-split
その際、第1半割磁性体50aの前後方向D3の両側端面は、第1分割ケース10aの各シート収納部30の突当壁32に接触する。これにより、第1半割磁性体50aは、第1分割ケース10a内において、上下方向D1の移動が導かれると共に、前後方向D3の移動が抑制される。
At this time, both side end surfaces of the first half-split
また、第1分割ケース10a内では、前後方向D3で対向する2組の一対のシート収納部30の間において、第1半割磁性体50aの一対の接合面54が配置される。つまり、各シート収納部30は、第1分割ケース10aにおいて、その端壁14と第1半割磁性体50aとの間に位置するように設けられている。
Also, in the
更に、第1分割ケース10a内で第1半割磁性体50aが静止した状態になると、第1半割磁性体50aの前後方向D3の両側端面は、シート収納部30の突当壁32に加えて、シート収納部30の側壁36に接触する。同時に、第1半割磁性体50aの一対の接合面54は、上下方向D1において、第1分割ケース10aの周壁12の上端面よりも上方向側に位置すると共に、シート収納部30の天井壁34と差込口部38との間に位置する。
Further, when the first half-split
第2半割磁性体50bは、第1半割磁性体50aが第1分割ケース10aに収容される場合と同様にして、第2分割ケース10bに収容される。但し、第2半割磁性体50bが第2分割ケース10bに収容されると、第2半割磁性体50bの前後方向D3の両側端面が、第2分割ケース10bの突起片26に接触する。これにより、第2半割磁性体50bは、第2分割ケース10b内において、上下方向D1の移動が導かれると共に、前後方向D3の移動が抑制される。更に、第2分割ケース10b内で第2半割磁性体50bが静止した状態になると、第2半割磁性体50bの一対の接合面54は、第2分割ケース10bの周壁12の上端面よりも上方向側に位置する。
The second half-split
このようにして、半割磁性体50が分割ケース10に装入されると、第1半割磁性体50aの一対の接合面54と第2半割磁性体50bの一対の接合面54とが、左右方向D2及び前後方向D3に平行な同一面上に位置する。
When the half
尚、第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bは、分割ケース10が閉じられた状態になると、第1半割磁性体50aの一対の接合面54と第2半割磁性体50bの一対の接合面54とが、後述する非磁性シート70を介して突き合わせられる。これにより、第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bは、第1分割ケース10a及び第2分割ケース10b内へ押し戻されるが、第1分割ケース10a及び第2分割ケース10bの各付勢片22の付勢力によって押し返される。そのため、第1半割磁性体50aの一対の接合面54及び第2半割磁性体50bの一対の接合面54は、後述する非磁性シート70を介して互いに押し付けられる。このようにして、第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bは、分割ケース10が閉じられた状態において、環状の磁性体コアを形成する。
When the divided
(1-4)非磁性シート70の構成
フェライトクランプ1は、一対の非磁性シート70を備えている。一対の非磁性シート70は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂の非磁性材料からなり、同一の長尺形状に成形され、自重で変形し難い性質を有している。一対の非磁性シート70は、第1分割ケース10aにおいて、第1半割磁性体50aの一対の接合面54にそれぞれ載せられている。
(1-4) Configuration of
各非磁性シート70は、その左右方向D2(以下、幅方向D2と表記することがある。)の両端が、第1半割磁性体50aの各接合面54からはみ出さない状態で、第1半割磁性体50aの各接合面54に載せされている。これに対して、各非磁性シート70の前後方向D3(以下、長尺方向D3と表記することがある。)の両端は、第1半割磁性体50aの各接合面54から飛び出しており、第1分割ケース10aの各シート収納部30内に入り込んだ状態にある。
Each
各非磁性シート70は、分割ケース10が閉じられた状態になると、第1半割磁性体50aの各接合面54と第2半割磁性体50bの各接合面54とに挟まれる。これにより、第1半割磁性体50aの各接合面54と第2半割磁性体50bの各接合面54とが突き合わせられることによって形成された環状の磁性体コアにおいて、各非磁性シート70によるギャップが設けられる。このようにして、環状の磁性体コアは、各非磁性シート70によって、磁気飽和が抑制されるように構成される。
When the
尚、非磁性シート70の寸法は、幅方向D2の長さが5mm、長尺方向D3の長さが37mm、上下方向D1の長さ(厚さ)が0.2mmである。非磁性シート70の非磁性材料としては、上記のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂の他に、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂、若しくはポリカーボネート(PC)樹脂等の樹脂シート、ゴムシート、紙、又は合成紙等がある。
The dimensions of the
(2)非磁性シート70が第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれた態様
図8A及び図8Bに表されたように、第1分割ケース10aにおいて、各非磁性シート70の長尺方向D3の両端は、第1半割磁性体50aの各接合面54から飛び出しており、第1半割磁性体50aが静止した状態になると、第1分割ケース10aの各シート収納部30内に入り込んだ状態になる。
(2) Aspect in which the
その際、各非磁性シート70の長尺方向D3の両端は、第1分割ケース10aにおいて、その端壁14と第1半割磁性体50aとの間に介在する各シート収納部30の天井壁34に対し、その下面に接触して押し付けられた状態になる。しかしながら、第1分割ケース10aの各シート収納部30の天井壁34と第1半割磁性体50aの各接合面54との相対的位置関係等から、各非磁性シート70は、第1分割ケース10aの各シート収納部30と第1半割磁性体50aの各接合面54とに亘って平坦な状態が維持される。
At this time, both ends of each
尚、平坦な状態とは、非磁性シート70が、曲がったり、折れたりすることなく、平らにある状態をいう。
The flat state means that the
(3)非磁性シート70の取り付け
各非磁性シート70は、図9A及び図9Bから図12A及び図12Bに表された取り付け手順で、第1分割ケース10a内に配置される。以下では、第1分割ケース10aにおいて、その左右方向D2の左側に設けられた一対のシート収納部30に対して行われる、非磁性シート70の取り付けについて説明する。
(3) Attachment of
先ず、図9A及び図9Bに表されたように、第1分割ケース10aでは、その付勢片22の付勢力とは反対方向の第1外力F1が第1半割磁性体50aに作用することによって、第1半割磁性体50aが第1分割ケース10a内に押し込まれる。これにより、第1半割磁性体50aの接合面54が、第1分割ケース10aの周壁12の上端面に対してフラットな状態、又は第1分割ケース10aの周壁12の上端面よりも下方向側に位置する状態になる。このような状態の第1分割ケース10aでは、そのシート収納部30の差込口部38が、上下方向D1において、第1半割磁性体50aの接合面54よりも上方向側に位置する。
First, as shown in FIGS. 9A and 9B, in the
次に、図10A及び図10Bに表されたように、第1分割ケース10aでは、その周壁12の上端面に載せられた非磁性シート70が、第1半割磁性体50aの接合面54側へ向かう第2外力F2によって、第1分割ケース10aの周壁12の上端面から第1半割磁性体50aの接合面54にスライド移動させられる。それに伴って、非磁性シート70の長尺方向D3の一端が、第1分割ケース10aのシート収納部30の差込口部38に差し入れられる。尚、非磁性シート70は、第1分割ケース10aの各端壁14によって、長尺方向D3の前後側へのスライド移動が抑制される(図8B参照)。
Next, as shown in FIGS. 10A and 10B, in the
これにより、図11A及び図11Bに表されたように、第1分割ケース10aでは、非磁性シート70が、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれた状態になる。その際、非磁性シート70は、第1分割ケース10aのシート収納部30の突当壁32によって、幅方向D2の右側への移動が抑制される。そのため、非磁性シート70の幅方向D2の両端は、第1半割磁性体50aの接合面54からはみ出さない状態にされる。更に、非磁性シート70の長尺方向D3の一端が、第1分割ケース10aのシート収納部30の溝部40から下方向側に位置する状態にされる。
11A and 11B, in the
その後、第1分割ケース10aでは、第1半割磁性体50aに対する第1外力F1の作用が解除されると、図12A及び図12Bに表されたように、第1半割磁性体50aが第1分割ケース10aの付勢片22の付勢力F3で上方向へ押し出される。そのため、第1半割磁性体50aの係止溝52と第1分割ケース10aの係止爪24とが互いに係り、第1半割磁性体50aが静止した状態になる。
After that, in the
そのような状態になると、第1半割磁性体50aの接合面54は、上下方向D1において、第1分割ケース10aのシート収納部30の天井壁34と差込口部38との間に位置する状態になる。これにより、非磁性シート70の長尺方向D3の一端が、第1分割ケース10aにおいて、そのシート収納部30の天井壁34の下面に接触して押し付けられると共に、シート収納部30の溝部40に入り込んだ状態にされる。更に、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれている非磁性シート70は、平坦な状態が維持される。
In such a state, the
このようにして、第1分割ケース10aでは、その左右方向D2の左側に設けられた一対のシート収納部30に対して、非磁性シート70の取り付けが行われる。この点は、第1分割ケース10aにおいて、その左右方向D2の右側に設けられた一対のシート収納部30に対して行われる、非磁性シート70の取り付けについても同様である。
In this way, in the
(4)まとめ
以上詳細に説明したように、本実施形態のフェライトクランプ1では、分割ケース10が開けられた状態での第1分割ケース10a内において、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれている非磁性シート70の長尺方向D3の両端が、第1半割磁性体50aの接合面54から飛び出すと共に、第1半割磁性体50aを介した付勢片22の付勢力F3によって、シート収納部30の天井壁34の下面に押し付けられる。その後、本実施形態のフェライトクランプ1は、分割ケース10が閉じられることによって、環状の磁性体コアを形成する第1半割磁性体50a及び第2半割磁性体50bの接合面54間に、非磁性シート70を介在させることが可能である。
(4) Summary As described in detail above, in the
また、本実施形態のフェライトクランプ1では、分割ケース10が開けられた状態での第1分割ケース10a内において、第1分割ケース10aの係止爪24と第1半割磁性体50aの係止溝52とが、第1半割磁性体50aに作用する付勢片22の付勢力F3で互いに係る。これにより、第1半割磁性体50aが静止した状態になると、非磁性シート70の両端がシート収納部30の天井壁34の下面に押し付けられる。その際、非磁性シート70は、第1半割磁性体50aの接合面54とシート収納部30とに亘って平坦な状態にある。そのため、本実施形態のフェライトクランプ1では、非磁性シート70が、シート収納部30の天井壁34と第1半割磁性体50aの接合面54とによって、曲折又は剪断されることが抑制されている。
Further, in the
また、本実施形態のフェライトクランプ1では、第1分割ケース10a内において、一対のシート収納部30が、第1半割磁性体50aの接合面54の前後方向D3の両側に設けられている。これにより、分割ケース10が開けられた状態での第1分割ケース10a内において、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれている非磁性シート70は、その長尺方向D3の両端で、シート収納部30の天井壁34の下面に押し付けられる。そのため、本実施形態のフェライトクランプ1では、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれた非磁性シート70の状態が安定する。
Further, in the
また、本実施形態のフェライトクランプ1において、第1分割ケース10aに収容されている第1半割磁性体50aが静止した状態になると、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれている非磁性シート70は、その長尺方向D3の両端が、第1分割ケース10aの各シート収納部30の溝部40に入り込んだ状態になる。これにより、分割ケース10が開けられた状態での第1分割ケース10a内において、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれている非磁性シート70が、幅方向D2へ移動することが抑制される。このようにしても、本実施形態のフェライトクランプ1では、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれた非磁性シート70の状態が安定すると共に、第1半割磁性体50aの接合面54から非磁性シート70が落脱することが抑制されている。
Further, in the
また、本実施形態のフェライトクランプ1では、第1分割ケース10aの溝部40に連なる差込口部38に対して、非磁性シート70の長尺方向D3の両端が、第1分割ケース10aの外方向側から差し込まれる。そのような差込口部38は、分割ケース10が開けられた状態での第1分割ケース10a内において、その付勢片22の付勢力F3に逆らって第1半割磁性体50aが第1分割ケース10a内に押し込まれると、上下方向D1において、第1半割磁性体50aの接合面54と第1分割ケース10aの溝部40との間に位置することが可能である。そのため、本実施形態のフェライトクランプ1では、非磁性シート70が、その長尺方向D3の両端が差込口部38に差し入れられることによって、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれ易く、更に、第1分割ケース10aの各シート収納部30の溝部40に入り込み易い。
In addition, in the
また、本実施形態のフェライトクランプ1において、差込口部38の上に設けられた側壁36の寸法は、上下方向D1で、0.5mmであり、上述した非磁性シート70の厚さ(つまり、上下方向D1の長さの0.2mm)の1.5倍以上である。そのような寸法関係にあれば、分割ケース10が開けられた状態であっても、非磁性シート70がシート収納部30からずれる虞が、一層生じなくなる。
Further, in the
また、本実施形態のフェライトクランプ1において、非磁性シート70の長尺方向D3の両端は、それぞれ3.5mmの端部が、前側のシート収納部30及び後側のシート収納部30に差し入れられた状態で保持されている。つまり、非磁性シート70の長尺方向D3の両端は、それぞれ2mm以上の端部が、シート収納部30に収納されている。そのような寸法関係にあれば、分割ケース10が開けられた状態において、第1半割磁性体50aの接合面54から非磁性シート70が浮いてしまうようなことが生じた場合であっても、非磁性シート70がシート収納部30からずれる虞が、一層生じなくなる。
In the
ちなみに、本実施形態において、付勢片22は、「付勢部」の一例である。第1分割ケース10aの端壁14の内面から、第1半割磁性体50aが収容される第1分割ケース10の内部空間へ向かう方向は、「第1分割ケースの内方向」の一例である。係止爪24は、「係止部」の一例である。係止溝52は、「被係止部」の一例である。付勢片22の付勢力F3は、「付勢部の付勢力」の一例である。
Incidentally, in the present embodiment, the biasing
(5)その他
尚、本開示は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、図9A、図9B、図10A、及び図10Bに表された状態において、非磁性シート70の長尺方向D3の両端が、第1分割ケース10aの各シート収納部30の差込口部38を通ることなく、第1半割磁性体50aの接合面54の前後方向D3の両側から第1分割ケース10aの各シート収納部30の溝部40に直接差し入れられてもよい。
(5) Others The present disclosure is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible without departing from the scope of the present disclosure.
For example, in the states shown in FIGS. 9A, 9B, 10A, and 10B, both ends of the
また、非磁性シート70は、その長尺方向D3に沿って存在した状態で、第1半割磁性体50aの接合面54上を前後方向D3にスライド移動させられることによって、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれてもよい。但し、そのような場合は、第1分割ケース10aの端壁14に対して、非磁性シート70がその長尺方向D3で差し入れられるための差込口部が設けられる。尚、その差込口部は、第1分割ケース10aの上下方向D1において、シート収納部30の天井壁34と周壁12の上端面との間に位置するように設けられる。
In addition, the
また、非磁性シート70は、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれた際に、接着剤等によって、第1半割磁性体50aの接合面54に固定されてもよい。
Further, the
また、非磁性シート70は、その長尺方向D3の両端のうち、一端のみが、第1分割ケース10aにおいて、シート収納部30の天井壁34の下面に接触して押し付けられ、シート収納部30の溝部40に入り込んだ状態にされてもよい。
In addition, only one end of the
また、第1分割ケース10aでは、一対の非磁性シート70のうち、いずれか一方のみが、第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれてもよい。
Also, in the
また、分割ケース10が閉じられた状態において、第1半割磁性体50aの接合面54と第2半割磁性体50bの接合面54とに非磁性シート70が挟まれた状態になるのであれば、付勢片22は、第1分割ケース10aのみに設けられてもよい。
Moreover, even if the
また、一対の非磁性シート70のうち、一方の非磁性シート70が第1分割ケース10a内の第1半割磁性体50aの接合面54上に置かれ、他方の非磁性シート70が第2分割ケース10b内の第2半割磁性体50bの接合面54上に置かれてもよい。但し、そのような場合には、第2分割ケース10b内において、付勢片22は必要であり、一対の係合枠18とは反対側にシート収納部30が設けられる。
One of the pair of
また、半割磁性体50は、フェライト以外の磁性材料で作られてもよい。
Also, the half-split
1:フェライトクランプ、10:分割ケース、10a:第1分割ケース、10b:第2分割ケース、22:付勢片、24:係止爪、30:シート収納部、38:差込口部、40:溝部、50a:第1半割磁性体、50b:第2半割磁性体、52:係止溝、54:接合面、70:非磁性シート、100:導体、F3:付勢片の付勢力
1: Ferrite clamp 10:
Claims (5)
前記分割ケースのうち、少なくとも前記第1分割ケースの内部に設けられた付勢部と、
接合面が設けられた開環状をなし、互いに組み合わされると、導体を挿し通すための挿通孔を有した環状の磁性体コアを形成する一対の第1半割磁性体及び第2半割磁性体と、
前記分割ケースが閉じられた状態において、前記第1分割ケースに収容された前記第1半割磁性体の前記接合面と、前記第2分割ケースに収容された前記第2半割磁性体の前記接合面とに挟まれた状態で備え付けられる非磁性シートと、
前記第1分割ケースから前記第1分割ケースの内方向へ延び、前記導体の挿通方向において、前記第1分割ケースと前記第1半割磁性体との間に設けられたシート収納部と、を備え、
前記分割ケースが開けられた状態での前記第1分割ケース内において、前記第1半割磁性体の前記接合面の上に置かれている前記非磁性シートの一端が、前記第1半割磁性体の前記接合面から前記導体の挿通方向へ飛び出すと共に、前記第1半割磁性体を介した前記付勢部の付勢力によって、前記シート収納部に押し付けられることを特徴とするフェライトクランプ。 a split case having a first split case and a second split case, the first split case and the second split case being separated or spliced together to be opened and closed;
an urging portion provided inside at least the first split case of the split cases;
A pair of first half magnetic body and second half magnetic body which form an open ring having a joint surface and which, when combined with each other, form a ring-shaped magnetic core having an insertion hole for inserting a conductor. and,
When the split case is closed, the joint surface of the first half magnetic body housed in the first split case and the second half magnetic body housed in the second split case are connected to each other. a non-magnetic sheet provided in a state sandwiched between the joint surfaces;
a sheet storage portion extending from the first split case toward the inside of the first split case and provided between the first split case and the first half magnetic body in the insertion direction of the conductor; prepared,
In the first split case with the split case opened, one end of the non-magnetic sheet placed on the joint surface of the first half magnetic body A ferrite clamp, wherein the ferrite clamp protrudes from the joining surface of the body in the insertion direction of the conductor, and is pressed against the sheet storage portion by the biasing force of the biasing portion via the first half-split magnetic body.
前記第1半割磁性体に形成された被係止部と、を備え、
前記分割ケースが開けられた状態での前記第1分割ケース内において、前記第1分割ケースの前記係止部と前記第1半割磁性体の前記被係止部とが前記第1半割磁性体に作用する前記付勢部の付勢力で互いに係ることによって、前記第1半割磁性体が静止状態になると、前記非磁性シートの一端が前記シート収納部に押し付けられると共に、前記非磁性シートが前記第1半割磁性体の前記接合面と前記シート収納部とに亘って平坦な状態にあることを特徴とする請求項1に記載のフェライトクランプ。 a locking portion provided on the inner surface of the first split case;
and a locked portion formed on the first half-split magnetic body,
In the first split case with the split case opened, the locking portion of the first split case and the locked portion of the first half magnetic body are connected to the first half magnetism. When the first half-split magnetic body comes to a stationary state, one end of the non-magnetic sheet is pressed against the sheet storage section and the non-magnetic sheet 2. The ferrite clamp according to claim 1, wherein the contact surface of the first half-split magnetic body and the sheet accommodating portion are in a flat state.
前記差込口部は、前記分割ケースが開けられた状態での前記第1分割ケースにおいて、前記付勢部の付勢力に逆らって前記第1分割ケース内に押し込まれた前記第1半割磁性体の前記接合面と前記溝部との間に位置することを特徴とする請求項4に記載のフェライトクランプ。 An insertion opening connected to the groove by being provided in the first split case and into which one end of the non-magnetic sheet is inserted from the outer side of the first split case,
The receptacle part is the first half magnetism that is pushed into the first split case against the biasing force of the biasing part in the first split case with the split case opened. 5. A ferrite clamp according to claim 4, located between said mating surface of the body and said groove.
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