JP7225809B2 - Pon局側装置、管理サーバ、ponシステム、および加入者回線の管理方法 - Google Patents

Pon局側装置、管理サーバ、ponシステム、および加入者回線の管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、PON局側装置、管理サーバ、PONシステム、および加入者回線の管理方法に関する。
PON(Passive Optical Network)は、OLT(Optical Line Terminal)およびONU(Optical Network Unit)により構成される。OLTは、通信事業者側の光回線終端装置であり、加入者回線を集約する機能を有する。ONUは、加入者側の光回線終端装置である。
近年、仮想化OLT(仮想化PON)と呼ばれるシステムが検討されている。このシステムでは、従来のOLTが有するネットワーク機能が、外部サーバによって管理される(たとえば(非特許文献1を参照))。
一方、VDSL2方式では、従来のVDSL集合装置に替わる構成が検討されている。たとえば、汎用スイッチに接続することによりVDSL2方式の通信が可能なSFP(Small Form Factor Pluggable)モジュールが開発されている(非特許文献2)。
Open Networking Foundation、[online]、2019年、[2019年1月7日検索]、インターネット〈URL:https://www.opennetworking.org/voltha/〉 "Small Form-Factor Pluggable Long Reach Ethernet over VDSL2"、[online]、[2019年1月7日検索]、インターネット〈URL:https://www.comnet.net/comnet-products/accessories/sfp-vdsl>
非特許文献1に開示されるような仮想化PONにおいても、OLTのハードウェアを従来よりも小型化することが考えられる。しかし、OLTを小型化することにより、OLTに搭載される部品も制限されうる。このため、小型化されたOLTの場合には、その機能が限定されることが想定される。一方で、加入者回線を集約する機能はOLTにとって必要である。したがって小型化されたOLTにおいては、従来のOLTよりも、上位装置との間の通信に関する機能が制限される可能性がある。
本発明の目的は、PONシステムにおいて、加入者回線を集約する機器を小型化することを可能にするとともに、その機器と上位装置との間での通信を可能にするための構成および方法を提供することである。
本発明の一態様に係るPON局側装置は、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成された加入者回線集約機器とを備える。中継機器は、IPネットワークを通じて加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信して、受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成して、加入者回線集約機器にフレームを転送するように構成される。
本発明の一態様に係る管理サーバは、PONシステムの加入者回線集約機器を管理する管理サーバである。加入者回線集約機器は、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成される。管理サーバは、加入者回線を管理する加入者回線管理部と、加入者回線管理部に統合されるか、または加入者回線管理部とは別に設けられるIPカプセル化/非カプセル化部とを備える。IPカプセル化/非カプセル化部は、加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含むフレームをカプセル化して、IPパケットを生成して、IPパケットをIPネットワークに転送する。管理サーバは、IPネットワークを介して受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成する。
本発明の一態様に係るPONシステムは、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成された加入者回線集約機器と、加入者端末装置と、IPネットワークと、管理サーバとを備える。管理サーバは、加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含むフレームを生成して、フレームをカプセル化して、加入者回線集約機器宛のIPパケットを生成し、IPパケットをIPネットワークに転送する。中継装置は、IPネットワークを通じて、IPパケットを受信して、受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成して、加入者回線集約機器にフレームを転送する。
本発明の一態様に係る加入者回線の管理方法は、PON局側装置による、加入者回線の管理方法である。PON局側装置は、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成された加入者回線集約機器とを備える。管理方法は、中継機器が、IPネットワークを通じて、加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含む、加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信するステップと、中継機器が、受信したIPパケットを非カプセル化して、制御情報を含むフレームを生成するステップと、中継機器が、加入者回線集約機器にフレームを転送するステップとを備える。
上記によれば、PONシステムにおいて、加入者回線を集約する機器を小型化できるとともに、その機器と上位装置との間での通信を実現できる。
本実施の形態に係るPONシステムの概略構成図である。 図1に示した加入者回線集約機器12のブロック図である。 加入者回線集約機器12が保持するONUの情報の例を示した図である。 図1に示した外部サーバおよび中継機器の概略構成図である。 外部サーバから加入者回線集約機器へのデータの送信を説明する図である。 加入者回線集約機器から外部サーバへのデータの送信を説明する図である。 アドレス対応表の一例を示した図である。 本実施の形態に係る、マルチキャストアドレスを格納したフレームの外部サーバからの送信を説明する図である。 本実施の形態に係る、マルチキャストアドレスを格納したフレームの加入者回線集約機器からの送信を説明する図である。 複数の加入者回線集約機器が接続された中継機器によるデータの転送を説明する図である。 本実施の形態に係るPONシステムの立ち上げ時の処理の第1の例を説明するシーケンス図である。 本実施の形態に係るPONシステムの立ち上げ時の処理の第2の例を説明するシーケンス図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1) 本発明の一態様に係るPON局側装置は、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成された加入者回線集約機器とを備える。中継機器は、IPネットワークを通じて加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信して、受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成して、加入者回線集約機器にフレームを転送するように構成される。
上記によれば、PONシステムにおいて、加入者回線を集約する機器を小型化できるとともに、その機器と上位装置との間での通信を実現できる。加入者回線集約機器は、加入者回線を集約する機能を有する。加入者回線集約機器と中継装置との間ではフレームが転送される。これにより加入者回線集約機器は、IPスタックを有する必要がない。したがって、加入者回線集約機器を小型化することができる。一方、中継機器がIPネットワークを通じてIPパケットを受信することにより、たとえばPON局側装置の上位の装置との通信が実現できる。
(2) 好ましくは、フレームは、加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含む。
上記構成によれば、加入者回線集約機器を、フレームに含まれる情報に従って制御することが可能になる。
(3) 好ましくは、加入者回線集約機器は、加入者端末装置に関する情報を含むフレームを生成する。中継機器は、加入者回線集約機器からのフレームをカプセル化してIPパケットを生成して、生成したIPパケットを、IPネットワークに転送する。
上記構成によれば、加入者回線集約機器がIPスタックを有していなくとも、IPネットワークに、加入者端末装置に関する情報を転送することができる。
(4) 好ましくは、中継機器は、加入者回線集約機器のIPアドレスと、宛先のMACアドレスと、宛先のIPアドレスとを対応づけて記憶し、加入者回線集約機器からのフレームを受信すると、フレームに格納された宛先のMACアドレスから、宛先のIPアドレスと、加入者回線集約機器のIPアドレスとをIPパケットに格納する。
上記によれば、中継機器は、加入者回線集約機器からのフレームをカプセル化してIPパケットを生成することができる。したがって中継機器は、加入者回線集約機器からの情報を、IPアドレスによって指定された宛先に転送することができる。
(5) 好ましくは、宛先のIPアドレスは、加入者回線を管理するサーバに割り当てられたIPアドレスである。
上記によれば、加入者回線集約機器からの情報をサーバに転送することができる。サーバは、その情報に基づいて加入者回線を管理することができる。
(6) 好ましくは、中継機器は、複数の加入者回線集約機器がそれぞれ接続される複数のポートを有する。中継機器は、複数の加入者回線集約機器のMACアドレスと複数のポートとを対応づけるMACアドレステーブルを参照して、IPパケットを非カプセル化したフレームに格納された宛先MACアドレスから、フレームを宛先MACアドレスに対応する加入者回線集約機器に転送する。
上記によれば、中継装置に複数の加入者回線集約機器が接続されている場合においても、中継装置は、複数の加入者回線集約機器の中から、フレームが転送されるべき加入者回線集約機器を決定することができる。
(7) 本発明の一態様に係る管理サーバは、PONシステムの加入者回線集約機器を管理する管理サーバである。加入者回線集約機器は、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成される。管理サーバは、加入者回線を管理する加入者回線管理部と、加入者回線管理部に統合されるか、または加入者回線管理部とは別に設けられるIPカプセル化/非カプセル化部とを備える。IPカプセル化/非カプセル化部は、加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含むフレームをカプセル化して、IPパケットを生成して、IPパケットをIPネットワークに転送する。管理サーバは、IPネットワークを介して受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成する。
上記によれば、加入者回線集約機器がIPスタックを有していなくても、管理サーバは、制御情報を加入者回線集約機器に送信することにより加入者回線集約機器を制御することができる。管理サーバは、加入者回線を管理することができる。
(8) 本発明の一態様に係るPONシステムは、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成された加入者回線集約機器と、加入者端末装置と、IPネットワークと、管理サーバとを備える。管理サーバは、加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含むフレームを生成して、フレームをカプセル化して、加入者回線集約機器宛のIPパケットを生成し、IPパケットをIPネットワークに転送する。中継装置は、IPネットワークを通じて、IPパケットを受信して、受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成して、加入者回線集約機器にフレームを転送する。
上記によれば、加入者回線集約機器がIPスタックを有していなくても、管理サーバは、制御情報を加入者回線集約機器に送信することにより加入者回線集約機器を制御することができる。
(9) 好ましくは、加入者回線集約機器は、加入者端末装置に関する情報を含むフレームを生成する。中継機器は、加入者回線集約機器からのフレームをカプセル化してIPパケットを生成して、生成したIPパケットを、IPネットワークに転送する。管理サーバは、IPネットワークを介して受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成して、フレームから加入者端末装置に関する情報を抽出する。
上記によれば、加入者回線集約機器からの情報を管理サーバに転送することができる。管理サーバは、その情報に基づいて加入者回線を管理することができる。
(10) 本発明の一態様に係る加入者回線の管理方法は、PON局側装置による、加入者回線の管理方法である。PON局側装置は、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持するように構成された加入者回線集約機器とを備える。管理方法は、中継機器が、IPネットワークを通じて、加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含む、加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信するステップと、中継機器が、受信したIPパケットを非カプセル化して、制御情報を含むフレームを生成するステップと、中継機器が、加入者回線集約機器にフレームを転送するステップとを備える。
上記によれば、加入者回線集約機器がIPスタックを有していなくても、加入者回線集約機器は中継機器から制御情報を受信することができる。加入者回線集約機器は、その情報に基づいて加入者回線を管理することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、PONシステムにおいて、加入者回線を集約する機能を有する装置を、本明細書では「PON局側装置」と称する。また、本明細書において「IPスタック」との用語は、プログラムおよびそのプログラムを実行するデバイスを包含する。
図1は、本実施の形態に係るPONシステムの概略構成図である。本実施の形態に係るPONシステム100は、外部サーバ1と、管理者網2と、PON局側装置3と、1つ以上のONU(加入者端末装置)と、加入者回線5とを含む。図1には、3つのONU(ONU4A,4B,4C)が例示される。しかしONUの数は、1つ以上であれば、特に限定されるものではない。
管理者網2は、IPネットワークである。管理者網2上にルータ8,9が配置される。外部サーバ1はルータ8に接続され、PON局側装置3は、ルータ9に接続される。管理者網2はPON局側装置3に対する上位のネットワークである。
PON局側装置3は、中継機器11と、加入者回線集約機器12とを含む。中継機器11は、汎用の中継機器によって実現可能である。たとえば汎用のイーサネット(登録商標)スイッチを中継機器11に適用できる。
加入者回線集約機器12は、OLTの機能を有するモジュールであってもよい。加入者回線集約機器12は、中継機器11のポート13に接続され、中継機器11に対して着脱可能である。加入者回線集約機器12の形状は、加入者回線集約機器12がポート13への着脱を可能とする任意の形状とすることができる。加入者回線集約機器12の形状は、ポート13の規格に応じて決定することができる。一例では、加入者回線集約機器12の形状は、SFP+に従う形状であってもよい。
ONU4A,4B,4Cの各々は加入者側に設置された光回線終端装置である。ONU4A,4B,4Cは、それぞれ加入者回線5A,5B,5Cを介して加入者回線集約機器12に接続される。なお、一般的なPONシステムでは、加入者回線は、OLT側に接続される光伝送路と、各ONUに接続された光伝送路6と、OLT側の光伝送路と各ONU側の光伝送路とを接続する光スプリッタ/コンバイナとにより構成される。図1では、加入者回線の論理的な構成を示している。
図1に示すように、加入者回線集約機器12は複数の加入者回線を集約する。一方で、加入者回線集約機器12は、加入者回線を管理する機能を有さない。本実施の形態では、外部サーバ1が、加入者回線を管理する。したがって外部サーバ1は、管理サーバとして機能する。このために、外部サーバ1は、加入者回線管理部21を有する。
加入者回線管理部21は、加入者回線集約機器12によって集約される複数の加入者回線を管理および制御する。加入者回線管理部21は、外部サーバ1の演算装置がソフトウェアモジュールを実行することにより実現される。
図2は、図1に示した加入者回線集約機器12のブロック図である。加入者回線集約機器12は、中継機器11を介して、外部サーバ1(図1を参照)との間で、加入者回線の管理用の通信を行う。また、加入者回線集約機器12は、ONUとの間、および上位ネットワークとの間でデータの送受信を実行する。
加入者回線集約機器12は、データ伝送部121と、ロジカルリンク管理部122と、動的帯域割当(DBA)部123と、インバンド管理部124とを含む。ロジカルリンク管理部122と、動的帯域割当(DBA)部123と、インバンド管理部124とは、たとえば1つの制御回路に集積されてもよい。図2では、ロジカルリンク管理部122と、動的帯域割当(DBA)部123と、インバンド管理部124とが制御LSI125に集積化された例が示される。
データ伝送部121は、ONUへの送信データを光信号に変換して、その光信号を、光伝送路6に送出する。さらに、データ伝送部121は、光伝送路6を介してONUからの光信号を受信して、その光信号からデータを再生する。ロジカルリンク管理部122は、ONUの各々に割り当てられるLLID(Logical Link ID)を管理する。DBA部123は、上り帯域の割当処理を実行する。インバンド管理部124は、インバンドOAM(Operation Administration and Maintenance)管理を実行する。
図3は、加入者回線集約機器12が保持するONUの情報の例を示した図である。加入者回線集約機器12は、ONUに接続できる端末の最大数、ONUでのフィルタ条件、ONUで提供するサービスの数、そのサービスで使用するVLAN、などの情報を有することができる。なお、本実施の形態において、加入者回線集約機器12に保持するONUの情報は、図3に列挙された情報に限定されるものではない。追加の情報が加入者回線集約機器12に保持されてもよく、図3に列挙された全部または一部の情報が他の情報に置き換えられてもよい。
加入者回線集約機器12は、小型化および低消費電力を達成するためにIPスタックを有していない。このため、外部サーバ1が加入者回線集約機器12を管理および制御するために、外部サーバ1と加入者回線集約機器12との間で、レイヤ2で通信することが考えられる。
一例として、IEEE802.3ah に従うLayer2 Ethernet (登録商標)OAMをPONシステム100に適用することが想定される。この場合、隣接する機器、および、外部サーバ1と加入者回線集約機器12との間の経路に存在する全ての中継機器が、Layer 2 Ethernet OAMをサポートしていなければならない。しかし、中継機器に複数の加入者回線集約機器12が接続されている場合に、外部サーバ1がすべての加入者回線集約機器12と隣接する可能性は非常に低い。加えて、既に構築されたネットワーク上のすべての中継機器を、Layer 2 Ethernet OAMをサポートした機器に置き換えることは、通信事業者のコストの観点からは実質的に不可能である。
別の方法として、IEEE802.1Dに従うスパニングツリープロトコロルとVLANとによって、外部サーバ1と加入者回線集約機器12との間で専用の通信経路を構築することも考えられる。しかしながら、スパニングツリープロトコロルは、ポート毎の制御プロトコロルである。このため、この方法は、システムの柔軟性に欠ける可能性がある。
本実施の形態では、中継機器11が、IPカプセル化・非カプセル化機能を備える。外部サーバ1と、PON局側装置3との間ではレイヤ3による通信が可能である。加入者回線集約機器12と中継機器11との間ではレイヤ2による通信が可能である。
図4は、図1に示した外部サーバおよび中継機器の概略構成図である。中継機器11は、IPカプセル化/非カプセル化部14を有する。IPカプセル化/非カプセル化部14に対応して、外部サーバ1はIPカプセル化/非カプセル化部22を有する。IPカプセル化/非カプセル化部22は、加入者回線管理部21とは別に外部サーバ1の内部に設けられてもよい。あるいはIPカプセル化/非カプセル化部22は、加入者回線管理部21に含まれてもよい。
本実施の形態において、IPカプセル化とは、フレームにIPヘッダを付与してパケットを生成することである。非カプセル化とは、パケットからIPヘッダを外すことによりフレームを生成することである。外部サーバ1と中継機器11との間ではパケットが伝送される。すなわち、外部サーバ1と中継機器11とはレイヤ3(L3)で通信することができる。一方、中継機器11と加入者回線集約機器12との間ではフレームが伝送される。すなわち、中継機器11と加入者回線集約機器12とはレイヤ2(L2)で通信する。
IPカプセル化/非カプセル化部14,22により、加入者回線集約機器12がIPスタックを有していなくとも、外部サーバ1と加入者回線集約機器12とは互いに通信することができる。
加入者回線集約機器12は、外部サーバ1に対して、集約された加入者回線に関する加入者回線情報を送る。この加入者回線情報は、ONUに関する情報であり、外部サーバ1の加入者回線管理部21に送られる。一方、外部サーバ1は加入者回線集約機器12に、加入者回線集約機器12の制御に関する制御情報を送る。この制御情報にしたがって加入者回線集約機器12が制御される。したがって外部サーバ1は加入者回線集約機器12を制御することができる。
図5は、外部サーバから加入者回線集約機器へのデータの送信を説明する図である。図5に示すように、中継機器11により、加入者回線集約機器12に、IPアドレス(「IP A」と表記する)が割り当てられる。
外部サーバ1(図1を参照)は、加入者回線集約機器12に送られるべきデータを作成する。このデータは、加入者回線集約機器12の制御に関する制御情報を含むことができる。外部サーバ1は、データ31にEthernetヘッダ32を付与して、フレーム30を生成する。一般にフレームはプリアンブル、およびFCS(Frame Check Sequence)を含む。しかし図5では、フレームを概略的に示すために、プリアンブルおよびFCSは示されていない。
Ethernetヘッダ32は、宛先MACアドレス(DA)および送信元MACアドレス(SA)を格納する。DAは、加入者回線集約機器12のMACアドレスであり、SAは、外部サーバ1のMACアドレスである。図5および以後に説明する図面では、加入者回線集約機器12のMACアドレスを「機器MAC」と表し、外部サーバ1のMACアドレスを「サーバMAC」と表す。
外部サーバ1のIPカプセル/非カプセル化部22は、フレーム30をIPカプセル化してパケット35を生成する(ステップS1)。具体的には、IPカプセル/非カプセル化部22は、フレーム30にIPヘッダ33およびEthernetヘッダ34を付与する。
IPヘッダ33は、宛先IPアドレス(DA)および送信元IPアドレス(SA)を含む。DAは、加入者回線集約機器12のIPアドレス(すなわち「IP A」)である。SAは、外部サーバ1のIPアドレス(図5では「サーバIP」と表記される)である。
Ethernetヘッダ34の宛先MACアドレス(DA)は、中継機器11のMACアドレスである。Ethernetヘッダ34の送信元MACアドレス(SA)は、隣接中継機器のMACアドレスである。「隣接中継機器」は、たとえば図1に示したルータ9である。
中継機器11は、外部サーバ1から、IPアドレス「IP A」に宛てられたパケット35を受信する(ステップS2)。IPカプセル・非カプセル化部14は、受信したパケット35が加入者回線集約機器12宛てのパケットであるか否かをチェックする。パケット35が加入者回線集約機器12宛てのパケットであるかどうかは、たとえば、IPヘッダ33あるいはIPデータ部に付与された情報に基づいて判断することができる。
パケット35が、加入者回線集約機器12宛のパケットである場合には、IPカプセル/非カプセル化部14は、パケット35を非カプセル化する(ステップS3)。すなわち、IPカプセル/非カプセル化部14は、パケット35からEthernetヘッダ34および、IPヘッダ33を外す。この結果、元のフレーム(フレーム30)は、加入者回線集約機器12に転送される(ステップS4)。
図6は、加入者回線集約機器から外部サーバへのデータの送信を説明する図である。図6には、図5に示すデータの流れとは逆方向のデータの流れが示される。すなわち図6に示すデータの流れでは、図5に示す流れに対して、DAおよびSAが入れ替わる。
図6に示すように、加入者回線集約機器12は、外部サーバ1に送られるべきデータを作成する。このデータは、加入者回線集約機器12が集約する加入者回線に関する情報、または図3に示したONUに関する情報を含むことができる。加入者回線集約機器12は、データ41にEthernetヘッダ42を付与して、フレーム40を生成する。Ethernetヘッダ42に格納されたDAおよびSAは、それぞれ、外部サーバ1のMACアドレス(「サーバMAC」)、および、加入者回線集約機器12のMACアドレス(「機器MAC」)である。
中継機器11は、加入者回線集約機器12からのフレーム40を受信する(ステップS11)。IPカプセル/非カプセル化部14は、フレーム40をIPカプセル化してパケット45を生成する(ステップS12)。すなわち、IPカプセル/非カプセル化部14は、フレーム40にIPヘッダ43およびEthernetヘッダ44を付与する。IPヘッダ43に格納されたDA,SAは、それぞれ、外部サーバ1のIPアドレス(「サーバIP」)および、加入者回線集約機器12のIPアドレス(「IP A」)である。
IPカプセル化/非カプセル化部14は、さらに、フレーム40がカプセル化されていることを示すための情報(図示せず)をパケット45に付与してもよい。中継機器11は、パケット45を外部サーバ1へ転送する(ステップS13)。
IPカプセル化/非カプセル化部14は、アドレス対応表15を格納する。IPカプセル化/非カプセル化部14がフレーム40をカプセル化するときに、IPカプセル化/非カプセル化部14はアドレス対応表を参照して、IPヘッダ43に格納されるDAおよびSAを決定する。
図7は、アドレス対応表の一例を示した図である。アドレス対応表15は、機器IP、宛先IPアドレスおよび、宛先MACアドレスを格納するとともに、機器IP、宛先IPアドレスおよび、宛先MACアドレスを相互に関連付ける。
IPカプセル化/非カプセル化部14は、フレーム40のEthernetヘッダ42に格納されたDAを参照して、IPヘッダ43のDAに、宛先IPアドレス(「サーバIP」)を格納する。
アドレス対応表15は、予め準備されてもよい。あるいは、アドレス対応表15は、動的に作成されてもよい。アドレス対応表15を動的に作成するために、IPカプセル化・非カプセル化部14は、たとえば、マルチキャストメッセージからMACアドレスおよびIPアドレスを取り出して、アドレス対応表15を作成してもよい。
図6に戻り、外部サーバ1は、中継機器11から、IPアドレス「サーバIP」に宛てられたパケット45を受信する。IPカプセル・非カプセル化部22は、受信したパケット45が外部サーバ1宛てのパケットであるか否かをチェックする。パケット45が、外部サーバ1宛てのパケットである場合には、IPカプセル/非カプセル化部22は、パケット45を非カプセル化する(ステップS14)。すなわち、IPカプセル/非カプセル化部22は、パケット45からEthernetヘッダ44および、IPヘッダ43を外す。元のフレーム(フレーム40)は、加入者回線管理部21に転送される。
図5から図7に示した例は、ユニキャストでのフレーム送信の例である。しかし、本実施の形態はこのように限定されるものではない。図8および図9に示すように、本実施の形態は、マルチキャストフレームの送信にも適用できる。
図8は、本実施の形態に係る、マルチキャストアドレスを格納したフレームの外部サーバからの送信を説明する図である。図5および図8を比較すると、図8に示した実施形態では、フレーム30のEthernetヘッダ32のDAには、予約済マルチキャストアドレスが設定される。予約済マルチキャストアドレスの例は、「01:80:C2:XX:XX:XX」と表すことができる。
この場合にも、外部サーバ1のIPカプセル化/非カプセル化部22が、フレーム30をカプセル化して、フレーム30にIPヘッダ33を付与する。IPヘッダ33には、宛先IPアドレス(DA)として、加入者回線集約機器12のIPアドレス(「IP A」)が格納される。したがってパケット35を、中継機器11へと転送することができる。図5に示された流れと同様に、中継機器11のIPカプセル/非カプセル化部14は、パケット35からフレーム30を生成して、そのフレーム30を加入者回線集約機器12に転送する。
図9は、本実施の形態に係る、マルチキャストアドレスを格納したフレームの加入者回線集約機器からの送信を説明する図である。図9に示すように、加入者回線集約機器12からのフレーム40のEthernetヘッダ42のDAに、予約済マルチキャストアドレス(たとえば「01:80:C2:XX:XX:XX」)を格納することができる。IPカプセル化/非カプセル化部14は、フレーム40をカプセル化して、フレーム40にIPヘッダ43およびEthernetヘッダ44を付与する。IPヘッダ43には、宛先IPアドレス(DA)として、外部サーバ1のIPアドレス(サーバIP)が格納される。図6に示された流れと同様に、中継機器11のIPカプセル/非カプセル化部14は、フレーム40からパケット45を生成して、そのパケット45を外部サーバ1に転送する。
フレーム40をカプセル化する際に、IPカプセル化/非カプセル化部14は、アドレス対応表15(図7参照)を参照する。IPカプセル化/非カプセル化部14は、加入者回線集約機器12に割り当てられたIPアドレス(「IP A」)およびアドレス対応表15を参照して、外部サーバ1のIPアドレスを取得する。IPカプセル化/非カプセル化部14は、そのIPアドレスを、宛先アドレスとしてIPヘッダ43に格納する。
上記の実施の形態では、中継機器11に1つの加入者回線集約機器が接続される。しかし、PON局側装置3の構成はこのように限定されない。図10に示すように、複数の加入者回線集約機器が中継機器11に接続されてもよい。図10に示された例では、加入者回線集約機器12A,12B,12Cが、中継機器11のポート13A,13B,13Cにそれぞれ接続される。
この構成において、複数の加入者回線集約機器に対して1つのIPアドレス(たとえば上述の「IP A」)が割り当てられる。外部サーバ1のIPカプセル/非カプセル化部22は、フレーム30をIPカプセル化してパケット35を生成する。このフレームが加入者回線集約機器12Aに送られるべきフレームの場合、Ethernetヘッダ32には、宛先MACアドレス(DA)として、加入者回線集約機器12AのMACアドレスが格納される。なお、加入者回線集約機器12AのMACアドレスを、図10では「機器MAC(A)」と表記する。
IPカプセル/非カプセル化部22は、フレーム30にIPヘッダ33およびEthernetヘッダ34を付与する。IPヘッダ33には、宛先IPアドレス(SA)として、複数の加入者回線集約機器に共通に割り当てられたIPアドレス(「IP A」)が格納される。
図5等に示された形態と同様に、外部サーバ1からのパケット35は、中継機器11に転送される。IPカプセル化/非カプセル化部14は、パケット35を非カプセル化してフレーム30を生成する。
中継機器11は、スイッチ部16を有する。スイッチ部16は、MACアドレス学習テーブル17を記憶する。MACアドレス学習テーブル17は、ポート13A,13B,13Cの各々の番号と、各ポートに接続される加入者回線集約機器のMACアドレスとを対応付ける。
スイッチ部16は、公知の方法に従って、ポートに接続された加入者回線集約機器のMACアドレスを学習してもよい。加入者回線集約機器のMACアドレスの学習において、スイッチ部16は、その加入者回線集約機器からのフレームを受信したタイミングで、ヘッダの中の送信元MACアドレス(SA)を確認する。スイッチ部16は、そのフレームが入力されるポートの番号と、上記SAとを関連付けるとともに、MACアドレス学習テーブル17に、そのポート番号およびSAを登録する。
スイッチ部16は、MACアドレス学習テーブル17を参照して、IPカプセル化/非カプセル化部14からのフレーム30の転送先を決定する。上記の通り、Ethernetヘッダ32は、加入者回線集約機器12AのMACアドレスを、宛先MACアドレス(DA)として格納している。したがって、スイッチ部16は、加入者回線集約機器12Aが接続されたポート(ポート13A)にフレーム30を転送する。
図11は、本実施の形態に係るPONシステムの立ち上げ時の処理の第1の例を説明するシーケンス図である。「立ち上げ時」とは、OLTモジュールとサーバとが通信できるまでの段階である。
図11に示すように、加入者回線集約機器12が中継機器11に挿入されるに先立ち、外部サーバ1のIPアドレスが中継機器11に登録される(図11に示すステップ(1))。
次に、加入者回線集約機器12が中継機器11のポートに挿入される。このときに加入者回線集約機器12から、加入者回線集約機器12がAvailableであることを示すフレームが送信される。中継機器11は、そのフレームをIPカプセル化して、パケットを生成する。そして中継機器11は、そのパケットをユニキャストで外部サーバ1に送信する(図11に示すステップ(2)~(5))。
外部サーバ1は、中継機器11からのパケットを受信するとともに、そのパケットを非カプセル化する。これにより、外部サーバ1は、Availableである加入者回線集約機器を特定する。そして外部サーバ1は、その加入者回線集約機器と通信を開始する(図11に示すステップ(6)~(7))。
図12は、本実施の形態に係るPONシステムの立ち上げ時の処理の第2の例を説明するシーケンス図である。図12に示すように、加入者回線集約機器12が中継機器11に挿入されるに先立ち、外部サーバ1に、加入者回線集約機器のIPアドレスとMACアドレスとを対応付けるマッピング表が登録される(図12に示すステップ(1))。
次に、外部サーバ1は、Requestを定期的に送信する。外部サーバ1がRequestを定期的に送信する間に、加入者回線集約機器12が中継機器11のポートに挿入される。中継機器11は、Requestを受信すると、そのRequestを非カプセル化して、加入者回線集約機器にRequestを送信する(図12に示すステップ(2)~(4))。
加入者回線集約機器12は、中継機器11からのRequestを受信することにより、加入者回線集約機器12を制御するサーバを認識する。そして加入者回線集約機器12は、外部サーバ1と通信を開始する(図12に示すステップ(5)。
以上のように、本実施の形態によれば、IPスタックを持たない着脱可能な、加入者回線集約機能を有する機器に対して、中継機器内で論理的にIPアドレスを割り当てる。中継機器は、加入者回線集約機器からのフレームをIPカプセル化して外部サーバ宛てのIPパケットを生成する。一方、中継機器は、外部サーバからのIPパケットを非カプセル化して、加入者回線集約機器からのフレームを生成する。これにより、加入者回線集約機器から外部サーバまでの通信経路を柔軟に構成することができる。中継機器11には汎用の中継装置を利用することができる。
中継機器11のIPカプセル化・非カプセル化機能は、PON局側装置3を構成する際に実装してもよい。この機能自体は中継装置に一般的な機能であるため、パッケージが用意されていることが多い。中継機器11に、IPカプセル化・非カプセル化の機能が中継機器11に当初は無い場合にも、パッケージを中継機器11に、インストールすることにより、IPカプセル化・非カプセル化機能を備えた中継機器を構成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 外部サーバ
2 管理者網
3 局側装置
5,5A,5B,5C 加入者回線
6 光伝送路
8,9 ルータ
11 中継機器
12,12A,12B,12C 加入者回線集約機器
13,13A,13B,13C ポート
14,22 IPカプセル化/非カプセル化部
15 アドレス対応表
16 スイッチ部
17 MACアドレス学習テーブル
21 加入者回線管理部
30,40 フレーム
31,41 データ
32,34,42,44 Ethernetヘッダ
33,43 IPヘッダ
35,45 IPパケット
100 PONシステム
121 データ伝送部
122 ロジカルリンク管理部
123 動的帯域割当部
124 インバンド管理部
125 制御LSI
S1,S2,S3,S4,S11,S12,S13,S14 ステップ

Claims (8)

  1. 中継機器と、加入者回線集約機器とを備え、
    前記中継機器は、前記加入者回線集約機器とレイヤ2で通信するように構成されており
    前記加入者回線集約機器は、前記中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、前記加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持し、前記加入者回線集約機器を管理する装置管理サーバに向けて前記中継機器とレイヤ2で通信するように構成されており、
    前記中継機器は、IPネットワークを通じて前記装置管理サーバから前記加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信して、受信したIPパケットを非カプセル化してレイヤ2の通信で使用されるフレームを生成して、前記加入者回線集約機器に生成した前記フレームを転送するように構成されており、
    前記加入者回線集約機器は、前記加入者端末装置に関する情報を含む、レイヤ2の通信のみ可能なフレームを生成し、
    前記中継機器は、前記加入者回線集約機器からの前記フレームをIPカプセル化してIPパケットを生成して、生成したIPパケットを前記IPネットワークに転送することにより、前記装置管理サーバとの通信を可能にする、PON局側装置。
  2. 前記PON局側装置において、前記PON局側装置が上位ネットワークおよび前記加入者端末装置との間でデータを送受信するための通信ルートと、前記装置管理サーバによる前記加入者回線集約機器の制御のための制御情報を伝送する通信ルートとが別である、請求項1に記載のPON局側装置。
  3. 前記中継機器は、前記加入者回線集約機器のIPアドレスと、宛先のMACアドレスと、前記宛先のIPアドレスとを対応づけて記憶し、前記加入者回線集約機器からの前記フレームを受信すると、前記フレームに格納された前記宛先のMACアドレスから、前記宛先のIPアドレスと、前記加入者回線集約機器のIPアドレスとを前記IPパケットに格納する、請求項1または請求項2に記載のPON局側装置。
  4. 前記宛先のIPアドレスは、前記装置管理サーバに割り当てられたIPアドレスである、請求項に記載のPON局側装置。
  5. 前記中継機器は、複数の前記加入者回線集約機器がそれぞれ接続される複数のポートを有し、
    前記中継機器は、前記複数の前記加入者回線集約機器のMACアドレスと前記複数のポートとを対応づけるMACアドレステーブルを参照して、前記IPパケットを非カプセル化したフレームに格納された宛先MACアドレスから、前記フレームを前記宛先MACアドレスに対応する前記加入者回線集約機器に転送する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のPON局側装置。
  6. PONシステムの加入者回線集約機器を管理する管理サーバであって、
    前記加入者回線集約機器は、前記加入者回線集約機器とレイヤ2で通信するように構成された中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、前記加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持し、前記管理サーバに向けて前記中継機器とレイヤ2で通信するように構成されており、
    前記中継機器は、IPネットワークを通じて前記管理サーバから前記加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信して、受信したIPパケットを非カプセル化してレイヤ2の通信で使用されるフレームを生成して、前記加入者回線集約機器に生成した前記フレームを転送し、前記加入者回線集約機器からのフレームをIPカプセル化してIPパケットを生成して、生成したIPパケットを前記IPネットワークに転送することにより、前記管理サーバとの通信を可能にするように構成されており、
    前記管理サーバは、
    前記加入者回線を管理する加入者回線管理部と、
    前記加入者回線管理部に統合されるか、または前記加入者回線管理部とは別に設けられるIPカプセル化/非カプセル化部とを備え、
    前記IPカプセル化/非カプセル化部は、
    前記加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含む、レイヤ2の通信で使用されるフレームをIPカプセル化して、前記IPパケットを生成して、前記IPパケットを前記IPネットワークに転送し、
    前記IPネットワークを介して受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成する、管理サーバ。
  7. レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、
    前記中継機器に対して着脱可能であり、加入者回線を集約し、かつ、前記加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持し、するように構成された加入者回線集約機器と、
    前記加入者端末装置と、
    IPネットワークと、
    前記加入者回線集約機器を管理する装置管理サーバとを備え、
    前記中継機器は、前記加入者回線集約機器とレイヤ2で通信するように構成されており、
    前記加入者回線集約機器は、前記装置管理サーバに向けて前記中継機器とレイヤ2で通信するように構成されており、
    前記加入者回線集約機器は、前記加入者端末装置に関する情報を含むフレームを生成し、
    前記中継機器は、前記加入者回線集約機器からの前記フレームをIPカプセル化してIPパケットを生成して、生成したIPパケットを、前記IPネットワークに転送することにより、前記装置管理サーバとの通信を可能にし、前記IPネットワークを通じて前記装置管理サーバから前記加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信して、受信したIPパケットを非カプセル化してレイヤ2の通信で使用されるフレームを生成して、前記加入者回線集約機器に生成した前記フレームを転送するように構成されており、
    前記装置管理サーバは、前記加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含むフレームを生成して、前記フレームをIPカプセル化して、前記加入者回線集約機器宛のIPパケットを生成し、前記IPパケットを前記IPネットワークに転送し、前記IPネットワークを介して受信したIPパケットを非カプセル化してフレームを生成して、生成した前記フレームから前記加入者端末装置に関する情報を抽出する、PONシステム。
  8. PON局側装置による、加入者回線の管理方法であって、
    前記PON局側装置は、レイヤ2での通信が可能に構成された中継機器と、前記中継機器に対して着脱可能であり、前記加入者回線を集約し、かつ、前記加入者回線に接続される加入者端末装置に関する情報を保持し、装置管理サーバに向けて前記中継機器とレイヤ2で通信するように構成された加入者回線集約機器とを備え、
    前記管理方法は、
    前記中継機器が、IPネットワークを通じて、前記装置管理サーバから前記加入者回線集約機器の制御に関する制御情報を含む、前記加入者回線集約機器宛のIPパケットを受信するステップと、
    前記中継機器が、受信したIPパケットを非カプセル化して、レイヤ2の通信で使用される、前記制御情報を含むフレームを生成するステップと、
    前記中継機器が、前記加入者回線集約機器に前記フレームを転送するステップと
    前記加入者回線集約機器が、前記加入者端末装置に関する情報を含む、レイヤ2の通信のみ可能なフレームを生成するステップと、
    前記中継機器が、前記加入者回線集約機器からの前記フレームをIPカプセル化してIPパケットを生成するステップと、
    前記中継機器が、生成したIPパケットを前記IPネットワークに転送するステップとを備える、加入者回線の管理方法。
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