JP7225316B2 - 画像処理方法、画像処理装置、画像処理システム、およびプログラム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像処理システム、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、光学系を用いて撮像された撮像画像から、光学系に起因するぼけを先鋭化する画像処理方法に関する。
特許文献1には、機械学習モデルの1つである畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)を用いて、撮像画像のぼけを先鋭化する方法が開示されている。撮像画像の輝度飽和値以上の信号値を有する画像をぼかすことで訓練データセットを生成し、該訓練データセットでCNNを訓練することで、輝度飽和した領域の周辺でも弊害を抑制して、ぼけの先鋭化を行うことができる。また、撮像画像と推定画像(ぼけ先鋭化画像)を輝度飽和した領域に基づいて重み付け平均し、先鋭化の強度を調整する方法が開示されている。
特開2020-166628号公報
特許文献1に開示された方法では、入力する画像によってはアンダーシュートやリンギング等を抑制できず、推定画像にこれらの弊害が生じることがある。具体的には、光学系の収差によって被写体が大きくぼけていた場合に弊害が発生しやすい。入力画像と推定画像を輝度飽和した領域に基づいて重み付け平均することで、ぼけの先鋭度と弊害の制御が可能であるが、この手法では光学系の性能に応じてぼけの先鋭度と弊害を制御することはできないため、適切な制御を行うことができない。
そこで本発明は、光学系の性能に応じて画像のぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能な画像処理方法、画像処理装置、画像処理システム、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての画像処理方法は、光学系を用いた撮像により得られた撮像画像を機械学習モデルに入力することで第1の画像を生成する工程と、前記光学系の光学性能に関する情報を取得する工程と、前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する工程とを有し、前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報と、前記撮像画像の飽和領域に関する情報とに基づいて生成され、前記飽和領域に関する情報は、前記飽和領域における被写体が前記撮像画像のぼけ成分によって広がった領域の範囲と、該領域に対応する信号値との関係を表す飽和影響マップである。
本発明の他の側面としての画像処理装置は、光学系を用いた撮像により得られた撮像画像を機械学習モデルに入力することで、第1の画像を生成する第1の生成手段と、前記光学系の光学性能に関する情報を取得する取得手段と、前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する第2の生成手段とを有し、前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報と、前記撮像画像における飽和領域に関する情報とに基づいて生成され、前記飽和領域に関する情報は、前記飽和領域における被写体が前記撮像画像のぼけ成分によって広がった領域の範囲と、該領域に対応する信号値との関係を表す飽和影響マップである。
また、本発明の他の側面としての画像処理システムは、互いに通信可能な第1の装置と第2の装置とを有する画像処理システムであって、前記第1の装置は、光学系を用いた撮像により得られた撮像画像に対する処理の実行に関する要求を前記第2の装置へ送信する送信手段を有し、前記第2の装置は、前記要求を受信する受信手段と、前記撮像画像と、前記光学系の光学性能に関する情報とを取得する取得手段と、前記要求に基づいて、前記撮像画像を機械学習モデルに入力することで、前記撮像画像から第1の画像を生成する第1の生成手段と、前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する第2の生成手段と、を有し、前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報と、前記撮像画像における飽和領域に関する情報とに基づいて生成され、前記飽和領域に関する情報は、前記飽和領域における被写体が前記撮像画像のぼけ成分によって広がった領域の範囲と、該領域に対応する信号値との関係を表す飽和影響マップである。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、光学系の性能に応じて画像のぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能な画像処理方法、画像処理装置、画像処理システム、およびプログラムを提供することができる。
実施例1における機械学習モデルの構成を表した図である。 実施例1における画像処理システムのブロック図である。 実施例1における画像処理システムの外観図である。 実施例1乃至3における先鋭化による弊害の説明図である。 実施例1乃至3における機械学習モデルの訓練のフローチャートである。 実施例1、2におけるモデル出力の生成のフローチャートである。 実施例1における先鋭化の強度調整のフローチャートである。 実施例1乃至3における光学性能指標の分割点の説明図である。 実施例1乃至3における光学性能指標が配置される撮像状態空間の模式図である。 実施例1乃至3における光学性能指標と重みとの関係式を表す図である。 実施例1における第2の重みマップと第3の重みマップの説明図である。 実施例1における撮像画像と飽和影響マップの説明図である。 実施例1における第1の重みマップの説明図である。 実施例2における画像処理システムのブロック図である。 実施例2における画像処理システムの外観図である。 実施例2における先鋭化の強度調整のフローチャートである。 実施例3における画像処理システムのブロック図である。 実施例3における画像処理システムの外観図である。 実施例3におけるモデル出力および先鋭化の強度調整のフローチャートである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例の具体的な説明を行う前に、本発明の要旨を説明する。本発明は、光学系(撮像光学系)を用いて撮像された撮像画像から、光学系に起因するぼけを、機械学習モデルを用いて先鋭化した推定画像を生成する。そして、光学系の性能(光学性能)と輝度飽和領域とに基づいて重みマップ(第1の重み情報)を生成し、撮像画像と推定画像とを加重平均する。ここで、光学系に起因するぼけとは、収差、回折、デフォーカスによるぼけや、光学ローパスフィルタによる作用、撮像素子の画素開口劣化などを含む。
機械学習モデルは、例えば、ニューラルネットワーク、遺伝的プログラミング、ベイジアンネットワークなどを含む。ニューラルネットワークは、CNN(Convolutional Neural Network)、GAN(Generative Adversarial Network)、RNN(Recurrent Neural Network)などを含む。
ぼけの先鋭化とは、ぼけによって低下または消失した被写体の周波数成分を復元する処理を指す。ぼけの先鋭化の際、撮像画像によってはアンダーシュート(黒沈み)やリンギング等を抑制できず、推定画像にこれらの弊害が生じることがある。具体的には、光学系の収差によって被写体が大きくぼけていた場合や、画像中に輝度飽和領域が存在する場合、弊害が生じる。撮像素子のダイナミックレンジや撮像時の露出によって、画像中には輝度飽和領域が発生し得る。輝度飽和領域においては、被写体空間の構造に関する情報を取得することができずに弊害が発生しやすい。
そこで各実施例は、撮像画像と推定画像を、光学系の性能と輝度飽和領域に基づいて生成した重みマップを用いて加重平均する。これにより、ぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能になる。
なお以下では、機械学習モデルのウエイトを学習する段階のことを学習フェーズとし、学習済みのウエイトを用いた機械学習モデルでぼけの先鋭化を行う段階のことを推定フェーズとする。
まず、本発明の実施例1における画像処理システム100に関して説明する。本実施例では、機械学習モデルにより輝度飽和を含む撮像画像に対してぼけの先鋭化を行う。また、先鋭化するぼけは、光学系で発生する収差や回折、光学ローパスフィルタによるぼけを対象とする。ただし、画素開口やデフォーカス、ぶれによるぼけを先鋭化する場合も、同様に発明の効果を得ることができる。また、ぼけ先鋭化以外のタスクに関しても、同様に発明を実施し、効果を得ることが可能である。
図2は、画像処理システム100のブロック図である。図3は、画像処理システム100の外観図である。画像処理システム100は、有線または無線のネットワークで接続された訓練装置101と画像処理装置103とを有する。画像処理装置103には、有線または無線によって、撮像装置102、表示装置104、記録媒体105、および出力装置106が接続される。撮像装置102を用いて被写体空間を撮像した撮像画像は、画像処理装置103に入力される。撮像画像には、撮像装置102内の光学系(撮像光学系)102aによる収差および回折と、撮像素子102bの光学ローパスフィルタと、によってぼけが発生しており、被写体の情報が減衰している。
画像処理装置103は、機械学習モデルを用いて、撮像画像に対してぼけ先鋭化を行い、飽和影響マップとぼけ先鋭化画像(モデル出力、第1の画像)を生成する。なお、飽和影響マップの詳細は後述する。機械学習モデルは訓練装置101で訓練されたものであり、画像処理装置103は機械学習モデルに関する情報を予め訓練装置101から取得し、記憶部103aに記憶している。また画像処理装置103は、撮像画像とぼけ先鋭化画像の加重平均を取ることで、ぼけ先鋭化の強度を調整する機能を有する。機械学習モデルの訓練と推定、ぼけ先鋭化の強度調整の詳細に関しては、後述する。ユーザは、表示部104に表示された画像を確認しながら、ぼけ先鋭化の強度調整を行うことができる。強度調整が施されたぼけ先鋭化画像は、記憶部103aまたは記録媒体105に保存され、必要に応じてプリンタなどの出力装置106に出力される。なお、撮像画像は、グレースケールでも、複数の色成分を有していてもよい。また、未現像のRAW画像でも、現像後の画像でもよい。
次に、図4(A)乃至(C)を参照して、機械学習モデルによって、ぼけ先鋭化を行う際に発生する推定精度の低下について説明する。図4(A)乃至(C)は、先鋭化による弊害の説明図であり、画像の信号値の空間変化を示す。ここで、画像は8bitに現像された画像であるため、飽和値は255である。図4(A)乃至(C)の実線が撮像画像(ぼけ画像)、点線は、機械学習モデルを用いて、撮像画像のぼけを先鋭化したぼけ先鋭化画像である。
図4(A)は光学系の収差によるぼけが大きい非輝度飽和被写体、図4(B)は光学系の収差によるぼけが小さい非輝度飽和被写体、図4(C)は光学系の収差によるぼけが小さい輝度飽和被写体を鮮鋭化した結果である。光学系の収差によるぼけが大きい場合は、エッジの暗部側でアンダーシュートが発生している。また、光学系の収差によるぼけが小さい場合でも、輝度飽和被写体を鮮鋭化した場合は、非輝度飽和被写体では発生していなかったアンダーシュートや、本来飽和していた画素値が減少する弊害が発生している。輝度飽和を起こした領域(輝度飽和領域)では、被写体空間の構造に関する情報が失われ、各領域の境界で偽エッジが出現することもあり、被写体の正しい特徴量を抽出できない。このため、機械学習モデルの推定精度が低下する。以上の結果より、先鋭化に伴う弊害は、光学系の性能と輝度飽和領域に依存していることがわかる。
先述した補正には、機械学習モデルの入力データとして、撮像画像と撮像画像に対応する輝度飽和マップを用いる手法と、飽和影響マップを生成する手法を盛り込んで学習した機械学習モデルを使用している。つまり、これらの手法を用いることで弊害を低減させることは可能であるが、完全に弊害を消すことは難しい。輝度飽和マップを用いる手法と、飽和影響マップを生成する手法についてそれぞれ詳細に説明する。
輝度飽和マップについて説明する。輝度飽和マップとは、撮像画像において輝度飽和領域を表すマップである。輝度飽和を起こした領域(輝度飽和領域)では、被写体空間の構造に関する情報が失われ、各領域の境界で偽エッジが出現することもあり、被写体の正しい特徴量を抽出できない。そこで、輝度飽和マップを入力することで、ニューラルネットワークが前述のような問題のある領域を特定できるため、推定精度の低下を抑制することができる。
次に、飽和影響マップについて説明する。輝度飽和マップを使用しても、機械学習モデルの判定が正しく行われない場合がある。例えば、輝度飽和した領域の近傍が注目領域だった場合、機械学習モデルは、注目領域の近傍に輝度飽和した領域があるため、注目領域が輝度飽和の影響を受けた領域と判定可能である。しかし、輝度飽和した領域から離れた位置が注目領域の場合、ここが輝度飽和の影響を受けているか否かを判定することは容易でなく、曖昧性が高くなる。その結果、輝度飽和した領域から離れた位置では、機械学習モデルが誤判定を起こすことがある。これによって、タスクがぼけの先鋭化の場合、非飽和ぼけ像に対して、飽和ぼけ像に対応する先鋭化処理を実行する。この際、ぼけを先鋭化した画像にアーティファクトが発生し、タスクの精度が低下する。そのため、機械学習モデルを用いて、ぼけが発生した撮像画像から飽和影響マップを生成することが好ましい。
飽和影響マップは、撮像画像の輝度飽和した領域の被写体が、ぼけによって広がった信号値の大きさと範囲を表すマップ(空間的に配列された信号列)である。つまり、飽和影響マップは、撮像画像における飽和領域に基づく情報である。機械学習モデルに飽和影響マップを生成させることで、機械学習モデルは、撮像画像中の輝度飽和の影響の有無とその大きさを高精度に推定することができる。飽和影響マップが生成されることで、機械学習モデルは、輝度飽和の影響を受けた領域に実行すべき処理と、それ以外の領域に実行すべき処理を、それぞれ適切な領域に実行することができる。そのため、機械学習モデルに飽和影響マップを生成させることで、飽和影響マップの生成を介さない(撮像画像から直接、認識ラベルやぼけ先鋭化画像のみを生成する)場合に対して、タスクの精度が向上する。
上記2つの手法は有効ではあるが、図4(A)乃至(C)を参照して説明したように、弊害を完全に消すことは難しい。そこで、撮像画像とぼけ先鋭化画像の加重平均を取ることで弊害を抑制する。図4(A)中の一点鎖線は、撮像画像とぼけ先鋭化画像の加重平均を取った信号値である。加重平均を取ることにより、ぼけの先鋭化効果を保ちつつ、暗部のアンダーシュートが軽減されている。本実施例では、撮像画像とぼけ先鋭化画像を加重平均する際に使用する重みマップを、光学系の性能と輝度飽和領域とに基づいて生成する。光学系の性能と輝度飽和領域とに基づくことで、弊害の発生していない図4(B)の先鋭度は保ちつつ、弊害の発生している図4(A)、(C)のみ弊害を抑制することができるため、ぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能になる。
次に、図5を参照して、訓練装置101で実行される機械学習モデルの訓練に関して説明する。図5は、機械学習モデルの訓練のフローチャートである。訓練装置101は、記憶部101a、取得部101b、演算部101c、および更新部101dを有し、いずれかの部材が以下の各ステップを実行する。
まずステップS101において、取得部101bは、記憶部101aから1枚以上の原画像を取得する。原画像は、第2の信号値よりも高い信号値を有する画像である。第2の信号値は、撮像画像の輝度飽和値に相当する信号値である。ただし、機械学習モデルに入力する際、信号値を規格化してもよいため、必ずしも第2の信号値と撮像画像の輝度飽和値が一致する必要はない。原画像を基にして機械学習モデルの訓練を行うため、原画像は様々な周波数成分(異なる向きと強度のエッジ、グラデーション、平坦部など)を有する画像であることが望ましい。原画像は実写画像でもよいし、CG(Computer Graphics)でもよい。
続いてステップS102において、演算部101cは、原画像にぼけを付与し、ぼけ画像を生成する。ぼけ画像は、訓練時に機械学習モデルに入力される画像であり、推定時の撮像画像に相当する。付与するぼけは、先鋭化の対象となるぼけである。本実施例では、光学系102aの収差と回折、および撮像素子102bの光学ローパスフィルタによって発生するぼけを付与する。光学系102aの収差と回折によるぼけの形状は、像面座標(像高とアジムス)によって変化する。また、光学系102aの変倍、絞り、フォーカスの状態によっても変化する。これらのぼけ全てを先鋭化する機械学習モデルを一括で訓練したい場合、光学系102aで発生する複数のぼけを用いて、複数のぼけ画像を生成するとよい。また、ぼけ画像において、第2の信号値を超える信号値はクリップされる。これは、撮像画像の撮像過程で起きる輝度飽和を再現するために行う。必要に応じて、撮像素子102bで発生するノイズをぼけ画像に付与してもよい。
続いてステップS103において、演算部101cは、原画像に基づく画像と信号値の閾値とに基づいて、第1の領域を設定する。本実施例では、原画像に基づく画像として、ぼけ画像を用いるが、原画像そのものなどを用いてもよい。ぼけ画像の信号値と、信号値の閾値と、を比較することで、第1の領域を設定する。より具体的には、ぼけ画像の信号値が、信号値の閾値以上となっている領域を第1の領域とする。実施例1において、信号値の閾値は第2の信号値である。故に、第1の領域は、ぼけ画像の輝度飽和した領域を表す。ただし、信号値の閾値と第2の信号値は、必ずしも一致しなくてもよい。信号値の閾値を、第2の信号値よりやや小さい値(例えば、0.9倍)に設定してもよい。
続いてステップS104において、演算部101cは、第1の領域に原画像の信号値を有する第1の領域画像を生成する。第1の領域画像は、第1の領域以外の領域において、原画像とは異なる信号値を有する。さらに望ましくは、第1の領域画像は、第1の領域以外の領域において、第1の信号値を有する。本実施例において、第1の信号値は0であるが、発明はこれに限定されない。実施例1では、第1の領域画像は、ぼけ画像が輝度飽和した領域のみに原画像の信号値を有し、それ以外の領域の信号値は0である。
続いてステップS105において、演算部101cは、第1の領域画像にぼけを付与し、飽和影響正解マップを生成する。付与されるぼけは、ぼけ画像に付与したぼけと同じである。これによって、ぼけ画像の輝度飽和した領域にある被写体から、撮像時の劣化によって広がった信号値の大きさと範囲を表すマップ(空間的に配列された信号列)である飽和影響正解マップが生成される。実施例1では、ぼけ画像と同様に、飽和影響正解マップを第2の信号値でクリップするが、必ずしもクリップを行う必要はない。
続いてステップS106において、取得部101bは、正解モデル出力を取得する。本実施例では、タスクがぼけ先鋭化のため、正解モデル出力はぼけ画像よりぼけの小さい画像である。実施例1では、原画像を第2の信号値でクリップすることで、正解モデル出力を生成する。原画像に高周波成分が不足している場合、原画像を縮小した画像を正解モデル出力としてもよい。この場合、ステップS102でぼけ画像を生成する際にも同様に縮小を行う。なおステップS106は、ステップS101より後で、ステップS107より前であれば、いつ実行してもよい。
続いてステップS107において、演算部101cは、機械学習モデルを用いて、ぼけ画像に基づき、飽和影響マップとモデル出力を生成する。図1は、機械学習モデルの構成図である。なお本実施例では、図1に示される機械学習モデルを使用するが、これに限定されるものではない。ぼけ画像201と輝度飽和マップ202が、機械学習モデルに入力される。輝度飽和マップ202は、ぼけ画像201の輝度飽和した(信号値が第2の信号値以上である)領域を示したマップである。例えば、第2の信号値で、ぼけ画像201を二値化することによって生成できる。ただし、輝度飽和マップ202は必須ではない。ぼけ画像201と輝度飽和マップ202は、チャンネル方向に連結されて、機械学習モデルに入力される。ただし、発明はこれに限定されない。例えば、ぼけ画像201と輝度飽和マップ202をそれぞれ特徴マップに変換し、それらの特徴マップをチャンネル方向に連結してもよい。また、輝度飽和マップ202以外の情報を入力に追加してもよい。
機械学習モデルは複数の層を有し、各層で層の入力とウエイトの線型和が取られる。ウエイトの初期値は、乱数などで決定するとよい。実施例1は、線型和として入力とフィルタの畳み込み(フィルタの各要素の値がウエイトに該当。また、バイアスとの和を含んでいてもよい)を用いるCNNを機械学習モデルとするが、発明はこれに限定されない。また、各層では必要に応じて、ReLU(Rectified Linear Unit)やシグモイド関数などの活性化関数による非線型変換が実行される。さらに、機械学習モデルは必要に応じて、残差ブロックやSkip Connection(Shortcut Connectionともいう)を有していてよい。複数の層(本実施例では畳み込み層16層)を介した結果、飽和影響マップ203が生成される。本実施例では、層211の出力と輝度飽和マップ202の要素毎の和を取ることで飽和影響マップ203とするが、これに限定されるものではない。飽和影響マップが直接、層211の出力として生成されてもよい。或いは、層211の出力に対して任意の処理を施した結果を飽和影響マップ203としてもよい。
次に、飽和影響マップ203とぼけ画像201をチャンネル方向に連結して後続の層に入力し、複数の層(実施例1では畳み込み層16層)を介した結果、モデル出力204を生成する。モデル出力204も、層212の出力とぼけ画像201の要素ごとの和を取ることで生成されるが、構成はこれに限定されない。なお実施例1では、各層で3×3のフィルタ64種類(ただし、層211と層212は、フィルタ種類の数がぼけ画像201のチャンネル数と同数)との畳み込みを実行するが、これに限定されるものではない。
続いてステップS108において、更新部101dは、誤差関数に基づいて、機械学習モデルのウエイトを更新する。実施例1において、誤差関数は、飽和影響マップ203と飽和影響正解マップの誤差と、モデル出力204と正解モデル出力の誤差と、の重み付き和である。誤差の算出には、MSE(Mean Squared Error)を使用する。重みは両者1とする。ただし、誤差関数と重みはこれに限定されるものではない。ウエイトの更新には、誤差逆伝搬法(Backpropagation)などを用いるとよい。また、誤差は残差成分に対してとってもよい。残差成分の場合、飽和影響マップ203と輝度飽和マップ202の差分成分と、飽和影響正解マップと輝度飽和マップ202の差分成分と、の誤差を用いる。同様に、モデル出力204とぼけ画像201の差分成分と、正解モデル出力とぼけ画像201の差分成分との誤差を用いる。
続いてステップS109において、更新部101dは、機械学習モデルの訓練が完了したかの判定を行う。完了は、ウエイトの更新の反復回数が既定の回数に達したかや、更新時のウエイトの変化量が既定値より小さいかなどによって、判定することができる。ステップS109にて訓練が完了していないと判定された場合、ステップS101へ戻り、取得部101bは1枚以上の新たな原画像を取得する。一方、訓練が完了したと判定された場合、更新部101dは訓練を終了し、機械学習モデルの構成とウエイトの情報を記憶部101aに記憶する。
以上の訓練方法によって、機械学習モデルは、ぼけ画像(推定時には撮像画像)の輝度飽和した領域の被写体がぼけによって広がった信号値の大きさと範囲を表す飽和影響マップを推定することができる。飽和影響マップを明示的に推定することで、機械学習モデルは、飽和ぼけ像と非飽和ぼけ像それぞれに対するぼけの先鋭化を、適切な領域に実行できるようになるため、アーティファクトの発生が抑制される。
次に、図6を参照して、画像処理装置103で実行される、訓練済みの機械学習モデルを用いた撮像画像のぼけ先鋭化に関して説明する。図6は、モデル出力の生成のフローチャートである。画像処理装置103は、記憶部103a、取得部(取得手段)103b、および先鋭化部(第1の生成手段、第2の生成手段)103cを有し、いずれかの部材が以下の各ステップを実行する。
まずステップS201において、取得部103bは、光学系102aを通して得られた撮像画像と機械学習モデルとを取得する。機械学習モデルの構成とウエイトの情報は、記憶部103aから取得される。続いてステップS202において、先鋭化部(第1の生成手段)103cは、機械学習モデルを用いて、撮像画像から、撮像画像のぼけが先鋭化されたぼけ先鋭化画像(モデル出力、第1の画像)を生成する。すなわち先鋭化部103cは、撮像画像のぼけ成分を補正して第1の画像を生成する。なお機械学習モデルは、訓練時と同様に、図1に示される構成を有する。訓練時と同様に、撮像画像の輝度飽和した領域を表す輝度飽和マップを生成して入力し、飽和影響マップとモデル出力を生成する。
次に、図7を参照して、画像処理装置103で実行される、撮像画像とモデル出力の合成(先鋭化の強度調整)に関して説明する。図7は、先鋭化の強度調整のフローチャートである。
まずステップS211において、取得部103bは、撮像画像から撮影状態を取得する。撮影状態とは、光学系102aのズーム位置、絞り開口径、および被写体距離のそれぞれの状態を示す(z,f,d)と、撮像素子102bの画素ピッチである。
続いてステップS212において、取得部103bは、ステップS211で取得した撮影状態に基づいて、光学系102aの光学性能に関する情報(光学性能指標)を取得する。光学性能指標は、記憶部103aに記憶されている。光学性能指標は、撮像画像の撮像に用いた光学系102aの被写体空間とは独立した光学性能に関する情報であり、例えば飽和影響マップのような被写体空間とは独立していない情報を含まない。本実施例では、点像分布関数(PSF)の大きさ(ピーク値)と範囲(拡がり具合)を光学性能指標として用いる。ピーク値とは、PSFが有する最大の信号値であり、範囲とは、ある閾値以上の値を有する画素の数を意味する。機械学習モデルでぼけの先鋭化を行う際は、ピーク値が同じでも、ある閾値以上の値を有する画素の数が小さいぼけの方が弊害の発生量が小さいため、本実施例では光学性能指標を用いる。また、PSFのピーク値と範囲は、撮像装置102の画素ピッチに依存するため、複数の画素ピッチに対応する光学性能指標を記憶しておき、中間値は補間で作成する。なお光学性能指標は、光学性能を反映できたものであればよいため、別の数値を光学性能指標としてもよい。
図8は、光学性能指標の分割点の説明図であり、光学系102aのイメージサークル111、撮像素子102bの有効画素領域112、および、記憶部103aに記憶されている光学性能指標114をそれぞれ示す。本実施例では、軸上から最軸外まで10点分の光学性能指標114(PSFのピーク値)を取得する。なお本実施例では、光学性能指標を10点としているが、分割数は増やしてもよいし、減らしてもよい。また、撮像素子102bの有効画素領域112よりも小さい有効画素領域113の場合、その大きさに合わせて必要な光学性能指標を取得してもよい。または、最軸外までの光学性能指標を取得しておき、重みマップを生成してから有効画素領域に合わせて切り出してもよい。
ここで、記憶部103aには、光学性能指標の数(データ数)を低減するために、離散的に選択された撮像状態に対する光学性能指標のみが記憶(格納)されている。このため、ステップS211で取得した撮像状態に対応する光学性能指標、または撮像状態に近い撮像状態に対応する光学性能指標が記憶部103aに格納されていない場合、その撮像状態にできるだけ近い光学性能指標を選択する。そして、その光学性能指標を、ステップS211で取得した撮像状態に最適化するように補正することで、実際に使用する光学性能指標を作成する。
図9には、光学性能指標が配置される撮像状態空間の模式図であり、記憶部103aに記憶された、離散的に選択された撮像状態に対する光学性能指標を模式的に示す。記憶部103aに記憶された光学性能指標は、前述したように、ズーム位置(状態A)、絞り開口径(状態B)、および被写体距離(状態C)の3つの撮像状態を軸とした撮像状態空間中に離散的に配置されている。撮像状態空間中の各点(黒丸)の座標が、記憶部103aに記憶されている光学性能指標を示す。なお、図9では、光学性能指標を各撮像状態に対して直交した線上の格子点に配置しているが、光学性能指標を格子点から外して配置しても構わない。
撮像状態の種類は、ズーム位置、絞り開口径(絞り径)、および被写体距離に限定されるものではない。また、撮像状態の種類の数は、3つでなくてもよく、4つ以上の撮像状態による4次元以上の撮像状態空間を構成してその中に光学性能指標を離散的に配置してもよい。または、撮像状態の種類は、ズーム位置、絞り開口径、および被写体距離の1つまたは2つでもよい。
次に、光学性能指標の具体的な選択及び作成(補正)方法について説明する。図9において、大きな白丸で示した撮像状態が、ステップS211にて取得した実際の撮像状態であるとする。実際の撮像状態またはその近くに、記憶部103aに記憶(格納)された光学性能指標が存在する場合、その光学性能指標を選択する。実際の撮像状態またはその近くに光学性能指標が存在しない場合には、以下の方法により光学性能指標を選択又は作成(補正)する。
まず、取得部103bは、実際の撮像状態と複数の光学性能指標に対応する撮像状態との間の撮像状態空間内での距離をそれぞれ算出する。そして、算出した距離のうち最も短い距離にある撮像状態に対応する光学性能指標を選択する。 このような光学性能指標を選択することで、実際の撮像状態と光学性能指標に対応する撮像状態との相違量(状態相違量)が最も小さくなる。 図9において、小さな白丸で示した撮像状態に対応する格納フィルタが選択されたものとする。
次に、取得部103bは、選択した光学性能指標に対応する撮像状態と実際の撮像状態との状態相違量ΔA、ΔB、ΔCを算出する。そして取得部103bは、状態相違量ΔA、ΔB、ΔCに基づいて、状態補正係数を算出する。さらに取得部103bは、状態補正係数を用いて、選択した光学性能指標を補正する。これにより、実際の撮像状態に対応した光学性能指標を作成することができる。 また、別の方法として、実際の撮像状態の近傍に位置する複数の光学性能指標を選択し、複数の光学性能指標を状態相違量に応じて補間処理することで、撮像状態に適した光学性能指標を作成することができる。
続いてステップS213において、先鋭化部103cは、光学性能指標から、第2の重みマップと第3の重みマップとを生成する。すなわち先鋭化部103cは、光学性能に関する情報に基づいた、互いに異なる重みを有する第2の重みマップ(第2の重み情報)と第3の重みマップ(第3の重み情報)とを生成する。ここで、重みマップの生成について詳細に説明する。重みマップとは、撮像画像とぼけ先鋭化画像とを加重平均する際の、各画像の割合を決定するために用いられ、0から1までの連続的な信号値を有する。例えば、重みマップの数値がぼけ先鋭化画像の割合を決定する場合、数値が0であれば、加重平均画像は撮像画像のままとなり、重みマップの値が0.5であれば、加重平均画像は撮像画像とぼけ先鋭化画像の画素値をそれぞれ50%ずつ加算したものとなる。本実施例では、重みマップの数値は、ぼけ先鋭化画像の重みを表す。
第2の重みマップおよび第3の重みマップの重みを決定する際は、ステップS212で取得した光学性能指標に基づき、図10に示される関係式から、像高ごとにぼけ先鋭化画像の重みを決定する。図10は、光学性能指標と重みとの関係式を表す図である。図10において、横軸は光学性能指標、縦軸はぼけ先鋭化画像の重みをそれぞれ示す。
実線121が非飽和領域用であり、点線122が飽和領域用である。同じ光学性能指標でも、弊害の発生しやすい飽和領域はぼけ先鋭化画像の重みを下げておく。本実施例では、1次式としているが、関係式は1次式に限らない。また、関係式も自由に変更が可能である。なお、光学性能指標を保持していない像高は、保持している像高点からの補間で生成する。実線121から非飽和領域用の第2の重みマップを生成し、点線122から飽和領域用の第3の重みマップを生成する。例として、図11(A)に第2の重みマップ、図11(B)に第3の重みマップを示す。重みマップが明るいほど出力画像の重みが大きく、暗いほど出力画像の重みが小さくなる。一般的な光学系では、軸外に向かうほど光学性能は低下するため、図11(A)、(B)に示されるようなグラデーションになることが多い。
続いてステップS214において、先鋭化部103cは、第2の重みマップ、第3の重みマップ、および飽和影響マップに基づいて、第1の重みマップを生成する。すなわち第1の重みマップは、光学性能に関する情報(第2の重みマップ、第3の重みマップ)と、撮像画像の飽和領域に関する情報(飽和領域に基づく情報、すなわち飽和影響マップ)とに基づいて生成される。本実施例において、飽和領域に関する情報は飽和影響マップであり、RGBの全てが飽和していなくてもよい。また、飽和影響マップは、第2の信号値で規格化し、これを第2の重みマップと第3の重みマップの合成に使用する。すなわち、規格化後の数値が0から1の間になった場合、第2の重みマップと第3の重みマップの両方が寄与する。
例として、図12(A)に撮像画像、図12(B)に飽和影響マップを示す。図13は、第1の重みマップを示す。第1の重みマップは、規格化した飽和影響マップ(飽和領域に関する情報)に基づいて、第2の重みマップと第3の重みマップとを合成して生成される。これにより、弊害の出やすい飽和影響領域におけるぼけ先鋭化画像の重みを下げることができる。なお、機械学習モデルが出力した飽和影響マップを第2の信号値で規格化することは必須ではなく、規格化する信号値を変化させたり、ぼかしたりすることで、ぼけ先鋭化効果と弊害のバランスを調整することも可能である。また、撮像画像に作用している光学系のぼけを用いて、輝度飽和マップを像高ごとにぼかしたものを使用してもよい。
続いてステップS215において、先鋭化部(第2の生成手段)103cは、第1の重みマップに基づいて、撮像画像とぼけ先鋭化画像(モデル出力、第1の画像)とを加重平均し、強度調整画像(第2の画像)205を生成する。第1の重みマップに基づいて撮像画像とぼけ先鋭化画像とを合成することにより、ぼけ先鋭化効果が低下することを抑制しつつ、弊害が出やすい領域の周辺のみ撮像画像の重みを強くすることができる。
以上の構成により、ぼけの発生した画像に対する機械学習を用いた回帰のタスクにおいて、ぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能な画像処理システムを提供することができる。
次に、本発明の実施例2における画像処理システム300に関して説明する。本実施例では、第3のマップを生成せず、第2の重みマップにおける飽和影響領域の重みを下げることで第1の重みマップを生成する。また、光学系の性能と飽和影響領域だけではなく、被写体距離とISO感度によってもぼけ先鋭化の強度調整を行う。
図14は、画像処理システム300のブロック図である。図15は、画像処理システム300の外観図である。画像処理システム300は、訓練装置301、撮像装置302、および画像処理装置303を有する。訓練装置301と画像処理装置303、画像処理装置303と撮像装置302はそれぞれ、有線または無線のネットワークで接続される。撮像装置302は、光学系321、撮像素子322、記憶部323、通信部324、および表示部325を有する。撮像画像は、通信部324を介して画像処理装置303へ送信される。
画像処理装置303は、通信部332を介して撮像画像を受信し、記憶部331に記憶された機械学習モデルの構成とウエイトの情報を用いて、ぼけ先鋭化を行う。機械学習モデルの構成とウエイトの情報は、訓練装置301によって訓練されたものであり、予め訓練装置301から取得され、記憶部331に記憶されている。また画像処理装置303は、ぼけ先鋭化の強度を調整する機能を有する。撮像画像のぼけが先鋭化されたぼけ先鋭化画像(モデル出力)および強度が調整された加重平均画像は、撮像装置302に送信され、記憶部323に記憶、表示部325に表示される。
訓練装置301で行う学習データの生成とウエイトの学習(学習フェーズ)と画像処理装置303で実行される、訓練済みの機械学習モデルを用いた撮像画像のぼけ先鋭化(推定フェーズ)および撮像画像とモデル出力の合成に関しては実施例1と同様である。このため、これらの説明は省略する。
次に、図16を参照して、画像処理装置303で実行される、撮像画像とモデル出力との合成(先鋭化の強度調整)に関して説明する。図16は、先鋭化の強度調整のフローチャートである。
まずステップS311において、取得部333は、撮像画像から撮影状態を取得する。続いてステップS312において、取得部333は、ステップS311で取得した撮影状態に基づいて、光学性能指標を取得する。光学性能指標は、記憶部331に記憶されている。本実施例では、PSFのピーク値を光学性能指標として用いる。
続いてステップS313において、先鋭化部334は、光学性能指標から第2の重みマップを生成する。続いてステップS314において、先鋭化部334は、飽和影響マップと第2の重みマップから、第1の重みマップを生成する。本実施例では、第3の重みマップを生成することなく第1の重みマップを生成する。具体的には、第2の重みマップのうち飽和影響領域のみ強度を下げることで、第1の重みマップを生成する。なお、第3の重みマップを生成しておき、飽和影響領域以外の強度を上げることで、第1の重みマップを生成してもよい。
続いてステップS315において、先鋭化部334は、第1の重みマップを被写体距離およびISO感度に応じて調整する。ここで、被写体距離およびISO感度に応じて調整する理由について説明する。まず、被写体距離に応じた調整は、被写体距離が光学系の最短撮影距離近傍の場合に実行することが好ましい。一般的な光学系においては、最短撮影距離近傍は性能が低いため、先鋭化の際にかかる補正量が大きい。ユーザがマニュアルでフォーカスを合わせた場合、解像感を重視する場合もあれば、色収差を重視する場合もあるため、機械学習モデルで学習しているぼけと実際の撮像画像のぼけに差異が生じた場合、他の被写体距離に比べて弊害が発生しやすい。そのため、被写体距離が光学系の最短撮影距離近傍の場合は、先鋭化の強度を抑えておくことで弊害の発生を抑制することができる。
次に、ISO感度に応じた調整について説明する。機械学習モデルでぼけの先鋭化を実行する場合、被写体とノイズを区別できずにノイズが増幅する場合がある。そのため、ノイズ量が多い高ISOで撮影した場合は、先鋭化の強度を抑えておくことで弊害の発生を抑制することができる。なお、被写体距離およびISO感度に応じた調整は必須ではない。
続いてステップS316において、先鋭化部334は、第1の重みマップに基づいて、撮像画像とぼけ先鋭化画像(モデル出力、第1の画像)とを合成し、強度調整画像(第2の画像)を生成する。
以上の構成により、ぼけの発生した画像に対する機械学習を用いた回帰のタスクにおいて、ぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能な画像処理システムを提供することができる。
次に、本発明の実施例3における画像処理システム400に関して説明する。図17は、画像処理システム400のブロック図である。図18は、画像処理システム400の外観図である。画像処理システム400は、学習装置401、レンズ装置402、撮像装置403、制御装置(第1の装置)404、画像推定装置(第2の装置)405、およびネットワーク406、407を有する。学習装置401および画像推定装置405は、例えばサーバである。制御装置404は、パーソナルコンピュータやモバイル端末などのユーザが操作する機器である。学習装置401と画像推定装置405、および、制御装置404と画像推定装置405はそれぞれ、互いに通信可能である。
学習装置401は、記憶部401a、取得部401b、演算部401c、および更新部401dを有し、レンズ装置402と撮像装置403を用いて撮像された撮像画像からぼけの先鋭化をする機械学習モデルのウエイトを学習する。なお学習方法は、実施例1と同様のため省略する。撮像装置403は撮像素子403aを有し、撮像素子403aがレンズ装置402の形成した光学像を光電変換して撮像画像を取得する。レンズ装置402と撮像装置403とは着脱可能であり、互いに複数種類と組み合わることが可能である。
制御装置404は、通信部404a、表示部404b、記憶部404c、および取得部404dを有し、有線または無線で接続された撮像装置403から取得した撮像画像に対して、実行する処理をユーザの操作に従って制御する。或いは、撮像装置403で撮像した撮像画像を予め記憶部404cに記憶しておき、該撮像画像を読み出してもよい。
画像推定装置405は、通信部405a、取得部405b、記憶部405c、および先鋭化部405dを有する。画像推定装置405は、ネットワーク406を介して接続された制御装置404の要求によって、撮像画像のぼけの先鋭化処理を実行する。画像推定装置405は、ネットワーク406を介して接続された学習装置401から、学習済みのウエイトの情報をぼけ先鋭化の推定時または予め取得し、撮像画像のぼけ先鋭化の推定に用いる。ぼけ先鋭化の推定後の推定画像は、先鋭化の強度調整が行われた後に再び制御装置404へ伝送されて、記憶部404cに記憶され、表示部404bに表示される。なお、学習装置401で行う学習データの生成とウエイトの学習(学習フェーズ)は実施例1と同様のため、省略する。
次に、図19を参照して、制御装置404と画像推定装置405で実行される撮像画像のぼけ先鋭化に関して説明する。図19は、モデル出力および先鋭化の強度調整のフローチャートである。
まずステップS401において、取得部404dは、撮像画像とユーザが指定した先鋭化の強度を取得する。続いてステップS402において、通信部(送信手段)404aは、画像推定装置405へ撮像画像とぼけ先鋭化の推定処理の実行に関する要求を送信する。
続いてステップS403において、通信部(受信手段)405aは、制御装置404から送信された撮像画像と処理の要求を受信し、取得する。続いてステップS404において、取得部405bは、撮像画像に対応する学習済みのウエイトの情報を記憶部405cから取得する。ウエイトの情報は、予め記憶部401aから読み出され、記憶部405cに記憶されている。
続いてステップS405において、先鋭化部405dは、機械学習モデルを用いて、撮像画像から、撮像画像のぼけが先鋭化されたぼけ先鋭化画像(モデル出力)を生成する。機械学習モデルは、訓練時と同様、図1で表される構成である。訓練時と同様に、撮像画像の輝度飽和した領域を表す輝度飽和マップを生成して入力し、飽和影響マップとモデル出力を生成する。
続いてステップS406において、先鋭化部405dは、制御装置404から送信された要求に基づいて、第1の重みマップを生成する。第1の重みマップの生成方法は、実施例1と同様である。ユーザが指定した先鋭化の強度に合わせて、図10に示される関係式を変更することで強度の調整が可能である。続いてステップS407において、先鋭化部405dは、第1のマップに基づいて、撮像画像とぼけ先鋭化画像(モデル出力)を合成する。続いてステップS408において、通信部405aは、合成画像を制御装置404へ送信する。
続いてステップS409において、通信部404aは、画像推定装置405から送信された推定画像を取得する。
以上の構成により、ぼけの発生した画像に対する機械学習を用いた回帰のタスクにおいて、ぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能な画像処理システムを提供することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施例によれば、光学系の性能に応じて画像のぼけの先鋭度と弊害を制御することが可能な画像処理方法、画像処理装置、画像処理システム、およびプログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
103 画像処理装置
103b 取得部(取得手段)
103c 先鋭化部(第1の生成手段、第2の生成手段)

Claims (14)

  1. 光学系を用いた撮像により得られた撮像画像を機械学習モデルに入力することで第1の画像を生成する工程と、
    前記光学系の光学性能に関する情報を取得する工程と、
    前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する工程とを有し、
    前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報と、前記撮像画像における飽和領域に関する情報とに基づいて生成され、
    前記飽和領域に関する情報は、前記飽和領域における被写体が前記撮像画像のぼけ成分によって広がった領域の範囲と、該領域に対応する信号値との関係を表す飽和影響マップであることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記第1の画像は、前記撮像画像のぼけ成分を補正することで得られた画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記光学性能に関する情報は、前記光学系のズーム位置、絞り径、または被写体距離の少なくとも一つに関する情報と、前記光学系の像高ごとの点像分布関数に関する情報とに基づいて算出されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
  4. 光学系を用いた撮像により得られた撮像画像を機械学習モデルに入力することで第1の画像を生成する工程と、
    前記光学系の光学性能に関する情報を取得する工程と、
    前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する工程とを有し、
    前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報と、前記撮像画像における飽和領域に関する情報とに基づいて生成され、
    前記光学性能に関する情報は、前記光学系のズーム位置、絞り径、または被写体距離の少なくとも一つに関する情報と、前記光学系の像高ごとの点像分布関数に関する情報とに基づいて算出されることを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報に基づいて得られる第2の重み情報及び第3の重み情報を、前記飽和領域に関する情報に基づいて合成することで生成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  6. 光学系を用いた撮像により得られた撮像画像を機械学習モデルに入力することで第1の画像を生成する工程と、
    前記光学系の光学性能に関する情報を取得する工程と、
    前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する工程とを有し、
    前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報に基づいて得られる第2の重み情報及び第3の重み情報を、前記撮像画像における飽和領域に関する情報に基づいて合成することで生成されることを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記第2の重み情報および前記第3の重み情報が表す前記第1の画像の重みは互いに異なることを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理方法。
  8. 前記第2の重み情報は前記撮像画像における非飽和領域の重みを決定し、前記第3の重み情報は、前記撮像画像における前記飽和領域の重みを決定することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  9. 前記第2の重み情報および前記第3の重み情報が表す前記第1の画像の重みは像高ごとに異なることを特徴とする請求項5乃至のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  10. 前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報に基づいて得られる第2の重み情報を前記飽和領域に関する情報に基づいて調整することで生成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  11. 前記第2の画像を生成する工程において、前記第1の重み情報を用いて前記撮像画像と前記第1の画像とを加重平均することで前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  12. 光学系を用いた撮像により得られた撮像画像を機械学習モデルに入力することで、第1の画像を生成する第1の生成手段と、
    前記光学系の光学性能に関する情報を取得する取得手段と、
    前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する第2の生成手段とを有し、
    前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報と、前記撮像画像における飽和領域に関する情報とに基づいて生成され
    前記飽和領域に関する情報は、前記飽和領域における被写体が前記撮像画像のぼけ成分によって広がった領域の範囲と、該領域に対応する信号値との関係を表す飽和影響マップであることを特徴とする画像処理装置。
  13. 互いに通信可能な第1の装置と第2の装置とを有する画像処理システムであって、
    前記第1の装置は、光学系を用いた撮像により得られた撮像画像に対する処理の実行に関する要求を前記第2の装置へ送信する送信手段を有し、
    前記第2の装置は、
    前記要求を受信する受信手段と、
    前記撮像画像と、前記光学系の光学性能に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記要求に基づいて、前記撮像画像を機械学習モデルに入力することで、前記撮像画像から第1の画像を生成する第1の生成手段と、
    前記撮像画像と前記第1の画像と第1の重み情報とに基づいて第2の画像を生成する第2の生成手段と、を有し、
    前記第1の重み情報は、前記光学性能に関する情報と、前記撮像画像における飽和領域に関する情報とに基づいて生成され
    前記飽和領域に関する情報は、前記飽和領域における被写体が前記撮像画像のぼけ成分によって広がった領域の範囲と、該領域に対応する信号値との関係を表す飽和影響マップであることを特徴とする画像処理システム。
  14. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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