JP7223856B2 - 超高信頼性低遅延通信のための繰り返し - Google Patents

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Description

本開示の実施形態は、全般的には、無線通信ネットワークに関し、より詳細には、無線通信ネットワークにおける超高信頼性低遅延通信(URLLC)におけるパフォーマンス改善に関連する。
一般に、本明細書において使用されているすべての用語は、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである(ただし、異なる意味が明確に与えられている場合、および/またはその用語が使用されている文脈から暗示されている場合は除く)。要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段の明示がない限り、要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも1つの例を指すものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書において開示されているいずれの方法および/または手順のステップも、開示されている厳密な順序で実行される必要はない(ただし、あるステップが別のステップに後続または先行するものとして明示的に記述されている場合、および/または、あるステップが別のステップに後続または先行しなければならないということが黙示的である場合は除く)。本明細書において開示されている実施形態のうちの任意の実施形態のいずれの特徴も、適切な場合は常に、その他の任意の実施形態に適用されることが可能である。同様に、それらの実施形態のうちの任意の実施形態のいずれの利点も、その他の任意の実施形態に当てはまることが可能であり、その逆もまた同様である。含まれている実施形態のその他の目的、特徴、および利点は、以降の説明から明らかであろう。
Long-Term Evolution(LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内で開発されてリリース8および9(エボルブドUTRAN(E-UTRAN)としても知られている)において最初に標準化されたいわゆる第4世代(4G)無線アクセステクノロジーの総称である。LTEは、さまざまなライセンス周波数帯域を対象としており、エボルブドパケットコア(EPC)ネットワークを含むシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)と一般に呼ばれている非無線の側面に対する改良を伴う。LTEは、3GPPおよびそのワーキンググループ(WG)(無線アクセスネットワーク(RAN)WGを含む)ならびにサブワーキンググループ(たとえば、RAN1、RAN2など)との標準設定プロセスに従って開発される後続のリリースを通じて進化し続ける。
LTEリリース10(Rel-10)は、20MHzよりも大きな帯域幅をサポートしている。Rel-10上の1つの重要な要件は、LTEリリース8との下位互換性を確保することである。したがって、ワイドバンドLTE Rel-10キャリア(たとえば、20MHzよりも広い)は、LTE Rel-8(「レガシー」)端末への複数のキャリアとして現れることになる。それぞれのそのようなキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と呼ばれることが可能である。レガシー端末に関してもワイドキャリアを効率的に使用するために、レガシー端末がワイドバンドLTE Rel-10キャリアのすべての部分においてスケジュールされることが可能である。これを達成するための1つの例示的な方法は、キャリアアグリゲーション(CA)を用いるものであり、これによって、Rel-10端末は、好ましくはそれぞれがRel-8キャリアと同じ構造を有する複数のCCを受信することが可能である。LTE Rel-11における拡張のうちの1つは、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)であり、これは、キャパシティを増やして制御チャネルリソースの空間的な再利用を改善すること、セル間干渉調整(ICIC)を改善すること、ならびに制御チャネルに関するアンテナビームフォーミングおよび/または送信ダイバーシティをサポートすることを目的としている。さらに、LTE Rel-12は、デュアルコネクティビティ(DC)を導入しており、これによって、UEが2つのネットワークノードに同時に接続されることが可能であり、それによって接続の堅牢性および/またはキャパシティが改善する。
LTEとSAEとを含むネットワークの全体的な例示的なアーキテクチャが、図1において示されている。E-UTRAN100は、eNB105、110、および115などの1つまたは複数のエボルブドノードB(eNB)と、UE120などの1つまたは複数のユーザ機器(UE)とを含む。3GPP標準内で使用される際には、「ユーザ機器」または「UE」とは、第3世代(「3G」)および第2世代(「2G」)の3GPP無線アクセスネットワークが一般に知られているのと同様に、E-UTRANならびにUTRANおよび/またはGERANを含む、3GPP標準に準拠したネットワーク機器と通信することが可能である任意の無線通信デバイス(たとえば、スマートフォンまたはコンピューティングデバイス)を意味する。
3GPPによって指定されているように、E-UTRAN100は、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、無線モビリティ制御、スケジューリング、およびアップリンクおよびダウンリンクにおけるUEへのリソースの動的な割り当て、ならびにUEとの通信のセキュリティを含む、ネットワークにおけるすべての無線関連機能を担当する。これらの機能は、eNB105、110、および115などのeNBに存在する。E-UTRANにおけるeNBは、図1において示されているように、X1インターフェースを介して互いと通信する。eNBはまた、EPC130へのE-UTRANインターフェース、具体的には、モビリティ管理エンティティ(MME)およびサービングゲートウェイ(SGW)(図1においてMME/S-GW134および138としてまとめて示されている)へのS1インターフェースを担当する。一般的に言えば、MME/S-GWは、UEの全体的な制御と、UEとEPCの残りとの間におけるデータフローとの両方を取り扱う。より具体的には、MMEは、非アクセス階層(NAS)プロトコルとして知られている、UEとEPCとの間におけるシグナリング(たとえば、制御プレーン)プロトコルを処理する。S-GWは、UEとEPCとの間におけるすべてのインターネットプロトコル(IP)データパケット(たとえば、データまたはユーザプレーン)を取り扱い、UEがeNB105、110、および115などのeNBどうしの間において移動する場合にデータベアラのためのローカルモビリティアンカーとしての役目を果たす。
EPC130は、ユーザおよびサブスクライバ関連の情報を管理するホームサブスクライバサーバ(HSS)131を含むことも可能である。HSS131は、モビリティ管理、通話およびセッションのセットアップ、ユーザ認証、ならびにアクセス承認におけるサポート機能を提供することも可能である。HSS131の機能は、レガシーのホームロケーションレジスタ(HLR)の機能、および認証センター(AuC)の機能またはオペレーションに関連していることが可能である。
いくつかの実施形態においては、HSS131は、Udインターフェースを介してユーザデータリポジトリ(UDR)(図1においてEPC-UDR135とラベル付けされている)と通信することが可能である。EPC-UDR135は、ユーザクレデンシャルがAuCアルゴリズムによって暗号化された後にそれらのユーザクレデンシャルを格納することが可能である。これらのアルゴリズムは、標準化されておらず(すなわち、ベンダー固有であり)、それによって、EPC-UDR135において格納されている暗号化されたクレデンシャルは、HSS131のベンダー以外のいかなるベンダーによってもアクセス不能である。
図2Aは、例示的なLTEアーキテクチャの、その構成要素であるエンティティ(UE、E-UTRAN、およびEPC)に関するハイレベルブロック図と、アクセス階層(AS)および非アクセス階層(NAS)へのハイレベルな機能分割とを示している。図2Aはまた、2つの特定のインターフェースポイント、すなわちUu(UE/E-UTRAN無線インターフェース)およびS1(E-UTRAN/EPCインターフェース)を示しており、それぞれは、プロトコルの特定のセット、すなわち、無線プロトコルおよびS1プロトコルを使用している。図2Aにおいては示されていないが、それらのプロトコルセットのそれぞれはさらに、ユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル機能性へとセグメント化されることが可能である。ユーザプレーンおよび制御プレーンはまた、それぞれUプレーンおよびCプレーンと呼ばれる。Uuインターフェース上では、Uプレーンは、ユーザ情報(たとえば、データパケット)を搬送し、その一方でCプレーンは、UEとE-UTRANとの間において制御情報を搬送する。
図2Bは、UE、eNB、およびMMEの間における例示的なCプレーンプロトコルスタックのブロック図を示している。例示的なプロトコルスタックは、UEとeNBとの間における物理(PHY)レイヤ、メディアアクセス制御(MAC)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、および無線リソース制御(RRC)レイヤを含む。PHYレイヤは、LTE無線インターフェース上のトランスポートチャネルを介してデータを転送するためにどのようにしてどんな特徴が使用されるかに関係している。MACレイヤは、論理チャネル上でデータ転送サービスを提供し、論理チャネルをPHYトランスポートチャネルにマップし、これらのサービスをサポートするためにPHYリソースを再び割り当てる。RLCレイヤは、上位レイヤとの間で転送されるデータのエラー検知および/または訂正、連結、セグメント化、ならびに再組立て、並べ替えを提供する。PHY、MAC、およびRLCレイヤは、UプレーンおよびCプレーンの両方に関して同じ機能を実行する。PDCPレイヤは、UプレーンおよびCプレーンの両方に関する暗号化/解読および完全性保護、ならびにヘッダ圧縮など、Uプレーンに関するその他の機能を提供する。例示的なプロトコルスタックはまた、UEとMMEとの間における非アクセス階層(NAS)シグナリングを含む。
図2Cは、PHYレイヤの観点からの例示的なLTE無線インターフェースプロトコルアーキテクチャのブロック図を示している。さまざまなレイヤの間におけるインターフェースは、図2Cにおいて楕円によって示されているサービスアクセスポイント(SAP)によって提供される。PHYレイヤは、上述されているMACおよびRRCプロトコルレイヤとのインターフェースを取っている。PHY、MAC、およびRRCは、図においては、それぞれレイヤ1~3とも呼ばれている。MACは、転送される情報のタイプによって特徴付けられるRLCプロトコルレイヤ(上でも記述されている)にさまざまな論理チャネルを提供し、その一方でPHYは、無線インターフェースを介して情報がどのように転送されるかによって特徴付けられるMACへのトランスポートチャネルを提供する。このトランスポートサービスを提供する際に、PHYは、エラー検知および訂正、コード化されたトランスポートチャネルの物理チャネル上へのレートマッチングおよびマッピング、物理チャネルの電力重み付け、変調、および復調、送信ダイバーシティ、ならびにビームフォーミング多入力多出力(MIMO)アンテナ処理を含むさまざまな機能を実行する。PHYレイヤはまた、RRCから制御情報(たとえば、コマンド)を受信し、無線測定値などのさまざまな情報をRRCに提供する。
RRCレイヤは、無線インターフェースでのUEとeNBとの間における通信、ならびにE-UTRAN内のセルどうしの間におけるUEのモビリティを制御する。UEが電源をオンにされた後に、ネットワークとの間でRRC接続が確立されるまで、UEはRRC_IDLE状態にあることになり、RRC接続が確立された時間的ポイントで、UEはRRC_CONNECTED状態へ移行することになる(たとえば、その場合には、データ転送が生じることが可能である)。UEは、ネットワークとの接続が解除された後にRRC_IDLEへ戻る。RRC_IDLE状態においては、UEの無線は、上位レイヤによって設定されている間欠受信(DRX)スケジュール上でアクティブである。DRXアクティブ期間(「オン持続時間」とも呼ばれる)中に、RRC_IDLE UEは、サービングセルによってブロードキャストされたシステム情報(SI)を受信し、セルの再選択をサポートするために近隣セルの測定を実行し、eNBを介したEPCからのページを探してPDCCH上のページングチャネルをモニタする。RRC_IDLE UEは、EPCにおいて知られており、IPアドレスを割り振られているが、サービングeNBには知られていない(たとえば、格納されているコンテキストがない)。
一般的に言えば、物理チャネルは、高位レイヤから生じる情報を搬送するリソースエレメントのセットに対応する。LTE PHYによって提供されるダウンリンク(すなわち、eNBからUEへの)物理チャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理マルチキャストチャネル(PMCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、リレー物理ダウンリンク制御チャネル(R-PDCCH)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、および物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)を含む。加えて、LTE PHYダウンリンクは、さまざまな参照信号、同期信号、およびディスカバリ信号を含む。
PBCHは、UEによってネットワークにアクセスするために必要とされる基本的なシステム情報を搬送する。PDSCHは、ユニキャストDLデータ送信のために使用される主要な物理チャネルであるが、RAR(ランダムアクセス応答)、特定のシステム情報ブロック、およびページング情報の送信のためにも使用される。PHICHは、UEによるUL送信に関するHARQフィードバック(たとえば、ACK/NAK)を搬送する。同様に、PDCCHは、DLスケジューリング割り振り(たとえば、PDSCHに関する)、ULリソースグラント(たとえば、PUSCHに関する)、ULチャネルに関するチャネル品質フィードバック(たとえば、CSI)、およびその他の制御情報を搬送する。
LTE PHYによって提供されるアップリンク(すなわち、UEからeNBへの)物理チャネルは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、および物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を含む。加えて、LTE PHYアップリンクは、関連付けられているPUCCHまたはPUSCHの受信においてeNBを支援するために送信される復調用参照信号(DM-RS)、およびいずれのアップリンクチャネルにも関連付けられていないサウンディング参照信号(SRS)を含むさまざまな参照信号を含む。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブル送信のために使用される。PUSCHは、PDSCHに対応するものであり、主としてユニキャストULデータ送信のために使用される。PDCCHと同様に、PUCCHは、スケジューリング要求、DLチャネルに関するCSI、eNB DL送信に関するHARQフィードバック、およびその他の制御情報などのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。
LTE PHYに関する多元接続方式は、ダウンリンクにおいてサイクリックプレフィックス(CP)を備えた直交周波数分割多重化(OFDM)と、アップリンクにおいてサイクリックプレフィックスを備えたシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)とに基づく。ペアおよび非ペアスペクトルでの送信をサポートするために、LTE PHYは、周波数分割複信(FDD)(全二重および半二重の両方のオペレーションを含む)および時分割複信(TDD)の両方をサポートする。図3Aは、LTE FDDダウンリンク(DL)オペレーションのために使用される例示的な無線フレーム構造(「タイプ1」)を示している。DL無線フレームは、10msの固定された持続時間を有しており、0~19のラベルを付けられている20個のスロットから構成されており、それぞれのスロットは、0.5msの固定された持続時間を有している。1msのサブフレームは、2つの連続したスロットを含んでおり、この場合、サブフレームiは、スロット2iおよび2i+1から構成されている。それぞれの例示的なFDD DLスロットは、NDL symb個のOFDMシンボルから構成されており、それらのシンボルのそれぞれは、Nsc個のOFDMサブキャリアから構成されている。NDL symbの例示的な値は、15kHzのサブキャリア間隔(SCS)に関しては、7(通常のCPについて)または6(拡張された長さのCPについて)であることが可能である。Nscの値は、利用可能なチャネル帯域幅に基づいて設定可能である。当技術分野における標準的な技術者はOFDMの原理に精通しているので、この説明においては、さらなる詳細は省略されている。
図3Aにおいて示されているように、特定のシンボルにおける特定のサブキャリアの組合せが、リソースエレメント(RE)として知られている。それぞれのREは、そのREに関して使用される変調および/またはビットマッピングコンステレーションのタイプに応じて、特定の数のビットを送信するために使用される。たとえば、いくつかのREは、QPSK変調を使用して2つのビットを搬送することが可能であり、その一方でその他のREは、それぞれ16-または64-QAMを使用して4つまたは6つのビットを搬送することが可能である。LTE PHYの無線リソースはまた、物理リソースブロック(PRB)の観点から規定される。PRBは、スロットの持続時間にわたってNRB sc個のサブキャリア(すなわち、NDL symb個のシンボル)にわたり、この場合、NRB scは、典型的には12(15kHzのサブキャリア帯域幅について)または24(7.5kHzの帯域幅について)のいずれかである。サブフレーム全体の間に同じNRB sc個のサブキャリア(すなわち、2NDL symb個のシンボル)にわたるPRBは、PRBペアとして知られている。したがって、LTE PHY DLのサブフレームにおいて利用可能なリソースは、NDL RB個のPRBペアを含み、それらのペアのそれぞれは、2NDL symb・NRB sc個のREを含む。通常のCPおよび15KHzのSCSに関しては、PRBペアは168個のREを含む。
PRBの1つの例示的な特徴は、連続して番号付けされたPRBどうし(たとえば、PRBおよびPRBi+1)がサブキャリアの連続したブロックを含むことである。たとえば、通常のCPおよび15KHzのサブキャリア帯域幅については、PRBは、サブキャリア0~11を含み、その一方でPRBは、サブキャリア12~23を含む。LTE PHYリソースはまた、仮想リソースブロック(VRB)の観点から規定されることが可能であり、それらのVRBは、PRBと同じサイズであるが、ローカライズタイプまたは分散タイプのいずれかのものであることが可能である。ローカライズされたVRBは、PRBに直接マップされることが可能であり、それによってVRB nVRBは、PRB nPRB=nVRBに対応する。その一方で、分散されたVRBは、3GPP技術仕様(TS)36.213において記述されているように、またはその他の形で当技術分野における標準的な技術者に知られているように、さまざまなルールに従って不連続なPRBにマップされることが可能である。しかしながら、「PRB」という用語は、本開示においては物理リソースブロックおよび仮想リソースブロックの両方を指すために使用されるものとする。その上、「PRB」という用語は、以降では、別段の明示がない限り、サブフレーム、すなわちPRBペアの持続時間の間のリソースブロックを指すために使用されることになる。
図3Bは、図3Aにおいて示されている例示的なFDD DL無線フレームと同様の様式で設定されている例示的なLTE FDDアップリンク(UL)無線フレームを示している。上記のDLの説明と整合する用語を使用すると、それぞれのULスロットは、NUL symb個のOFDMシンボルから構成されており、それらのシンボルのそれぞれは、Nsc個のOFDMサブキャリアから構成されている。
上で論じられているように、LTE PHYは、さまざまなDLおよびUL物理チャネルを、それぞれ図3Aおよび図3Bにおいて示されているリソースにマップする。たとえば、PHICHは、UEによるUL送信に関するHARQフィードバック(たとえば、ACK/NAK)を搬送する。同様に、PDCCHは、スケジューリング割り振り、ULチャネルに関するチャネル品質フィードバック(たとえば、CSI)、およびその他の制御情報を搬送する。同様に、PUCCHは、スケジューリング要求、ダウンリンクチャネルに関するCSI、eNB DL送信に関するHARQフィードバック、およびその他の制御情報などのアップリンク制御情報を搬送する。PDCCHおよびPUCCHの両方は、1つまたはいくつかの連続した制御チャネルエレメント(CCE)のアグリゲーション上で送信されることが可能であり、CCEは、複数のREからそれぞれが構成されているリソースエレメントグループ(REG)に基づいて物理リソースにマップされる。たとえば、CCEは、9つのREGを含むことが可能であり、それらのREGのそれぞれは、4つのREを含むことが可能である。
図4は、CCEおよびREGが物理リソース、たとえば、PRBにマップされることが可能である1つの例示的な様式を示している。図4において示されているように、PDCCHのCCEを含むREGは、サブフレームの最初の3つのシンボルへとマップされることが可能であり、その一方で残りのシンボルは、ユーザデータを搬送するPDSCHなどのその他の物理チャネルのために利用可能である。図4の例示的な配置においては、REGのうちのそれぞれは、4つのREを含み、それらのREは、小さな破線の長方形によって表されている。図4においては2つのCCEが示されているが、CCEの数は、必要とされるPDCCHキャパシティに応じてさまざまであることが可能であり、必要とされるPDCCHキャパシティは、ユーザの数、測定の量、および/または制御シグナリングなどに基づくことが可能である。アップリンク上では、PUCCHが同様に設定されることが可能である。
LTEにおいては、DL送信は動的にスケジュールされる。すなわち、それぞれのサブフレームにおいて、基地局は、データが送信される先の端末と、どのリソースブロック上でデータが送信されるかを示す制御情報を、現在のダウンリンクサブフレームにおいて送信する。この制御シグナリングは典型的に、それぞれのサブフレームにおける最初のn個のOFDMシンボルにおいて送信され、数n(=1、2、3、または4)は、制御領域の第1のシンボルにおいて送信されるPCFICHによって示される制御フォーマットインジケータ(CFI)として知られている。
LTEは、主としてユーザツーユーザ通信用に設計されたが、5G(「NR」とも呼ばれる)セルラーネットワークは、高いシングルユーザデータレート(たとえば、1Gb/s)と、周波数帯域幅を共有する多くの異なるデバイスからの短いバースト的な送信を含む大規模なマシンツーマシン通信との両方をサポートすると想定されている。5G無線標準(「新無線」または「NR」とも呼ばれる)は、現在、eMBB(拡張モバイルブロードバンド)、URLLC(超高信頼性低遅延通信)、およびマシン型通信(MTC)を含む広範囲のデータサービスを対象としている。これらのサービスは、さまざまな要件および目的を有することが可能である。たとえば、URLLCは、きわめて厳格なエラー要件およびレイテンシ要件、たとえば、10-5以下のエラー確率、または1ms以下のエンドツーエンドのレイテンシを伴うデータサービスを提供するように意図されている。
LTEと同様に、NRは、ダウンリンクにおいてはCP-OFDM(サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重)を、アップリンクにおいてはCP-OFDMおよびDFT-spread OFDM(DFT-S-OFDM)の両方を使用する。時間ドメインにおいては、NRダウンリンクおよびアップリンク物理リソースは、それぞれ1msの等しいサイズのサブフレームへと編成される。サブフレームはさらに、等しい持続時間の複数のスロットへと分割され、それぞれのスロットは、複数のOFDMベースのシンボルを含む。NRはまた、上で論じられたLTEのその他のさまざまな機能を共有する。
NR Rel-16に関しては、UEへのPDSCHのマルチソース送信をサポートすることが論じられてきた。このコンテキストにおいては、「ソース」とは、ビーム、パネル、送信/受信ポイント(TRP)などを指すことが可能である。たとえば、URLLCをサポートするためには、データのトランスポートブロック(TB)の複数のバージョンを別々のTRPからUEへ送信することが有益であることがある。これは、同じUEに対して複数のPDSCHをスケジュールすることを必要とし、これは、そのUEがそれぞれのPDSCHに関するスケジューリング情報を用いて複数のPDCCHを正しくデコードすることを必要とする。単一のUEに関する複数のPDCCHは、UEの複雑さを増大させることがあり、そしてまた、より多くの制御チャネルリソースを消費し、これは、その他のUEを同じスロットにおいてスケジュールするための柔軟性を低減し、および/またはPDCCHブロッキング確率を増大させる。これらの影響は、望ましくない。
本開示の実施形態は、上述されている例示的な問題を克服するためのソリューションを容易にすることによってなどで、無線通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)とネットワークノードとの間における通信に特定の改善を提供する。
本開示のいくつかの例示的な実施形態は、無線ネットワークにおける複数のノードを介して通信するための方法(たとえば、手順)を含む。これらの例示的な方法は、無線ネットワーク(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)における1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局、gNB、en-gNBなど、またはそれらのコンポーネント)と通信状態にあるユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、IoTデバイス、モデムなど、またはそれらのコンポーネント)によって実行されることが可能である。
これらの例示的な方法は、無線ネットワークから、複数の送信設定インジケータ(TCI)状態を受信することを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、無線ネットワークにおけるそれぞれの複数のノード、または無線ネットワークにおける1つもしくは複数のノードに関連付けられているそれぞれの複数のビームのうちの一方に関連付けられることが可能である。
これらの例示的な方法は、単一の物理制御チャネルを介して、データブロックのそれぞれの複数の繰り返しを搬送する複数の物理データチャネルに関するスケジューリング情報を受信することを含むことも可能である。たとえば、上で論じられているように、物理制御チャネルは、PDCCHであることが可能であり、スケジューリング情報は、スケジューリングDCIであることが可能である。いくつかの実施形態においては、複数の物理データチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のそれぞれのレイヤであることが可能である。その他の実施形態においては、それぞれの物理データチャネルは、PDSCHのすべてのレイヤのサブセットであることが可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの1つまたは複数を受信するためのリソースのインジケータを含むことも可能である。示されたリソースは、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにあることが可能である。いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのためのリソースが、スロットにおけるシンボルの同じセットにあることが可能である。
その他の実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの第1の繰り返しを受信するための第1のリソースのインジケータを含むことが可能である。そのような実施形態においては、これらの例示的な方法は、繰り返しのうちの残りの繰り返しを受信するためのさらなるリソースを特定するために第1のリソースに適用されることになる1つまたは複数のオフセットを受信することを含むことも可能である。そのような実施形態においては、さらなるリソースは、第1のリソースに対して、1つもしくは複数の後続のスロット、または同じスロット内の1つもしくは複数の後続のシンボルのうちの一方に配置されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのための示されたリソースどうしは、周波数において完全に重複することが可能である。そのような実施形態においては、スケジューリング情報はまた、完全に重複している繰り返しのそれぞれに関して、復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、一意の符号分割多重化(CDM)グループからのDMRSポート、および一意のデータスクランブリングシードのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、複数の繰り返しとデータブロックの複数の冗長バージョン(RV)との間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。
これらの例示的な方法は、TCI状態のうちの1つまたは複数を複数の繰り返しに割り振ることを含むことも可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、複数の繰り返しよりも少なく、複数のTCI状態は、事前に規定された順序で繰り返しに割り振られる。その他の実施形態においては、スケジューリング情報は、TCI状態のうちの1つまたは複数と複数の繰り返しとの間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。そのような実施形態においては、1つまたは複数のTCI状態は、示されたマッピングに基づいて繰り返しに割り振られる。これらの実施形態のうちのいくつかにおいては、インジケータは、複数のコードポイントを有するフィールドに含まれ、複数のTCI状態は、複数のコードポイントよりも少ない。そのような実施形態においては、コードポイントの第1のサブセットが、個々のTCI状態に関連付けられることが可能であり、コードポイントの第2のサブセットが、個々のTCI状態の組合せに関連付けられることが可能である。
いくつかの実施形態においては、それぞれのTCI状態は、1つまたは複数のソース参照信号(RS)ペアを含み、それぞれのソースRSペアは、特定の物理データチャネルにマップされているDM-RSに関する、アンテナポートとの準共同設置(QCL)関係の対応するペアを有する。そのような実施形態においては、これらの例示的な方法は、複数のTCI状態のそれぞれに関して、特定のTCI状態に含まれているソースRSペアに基づいてチャネルパラメータを特定することを含むことも可能である。
これらの例示的な方法は、スケジューリング情報および割り振られたTCI状態に基づいて複数の物理データチャネルを介して複数の繰り返しを受信することを含むことも可能である。いくつかの実施形態においては、これらのオペレーションは、物理データチャネルのそれぞれに関して、(たとえば、ソースRSペアに関して特定された)チャネルパラメータに基づいて、物理データチャネルにマップされているDM-RSを受信することと、受信されたDM-RSに基づいてさらなるチャネルパラメータを特定することと、さらなるチャネルパラメータに基づいて物理データチャネルを受信することとを含むことが可能である。
その他の例示的な実施形態は、複数の物理データチャネルを介して単一のユーザ機器(UE)と通信するための方法(たとえば、手順)を含む。これらの例示的な方法は、無線ネットワーク(たとえば、NG-RAN、E-UTRAN)の1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNB、en-gNBなど、またはそれらのコンポーネント)によって実行されることが可能である。
これらの例示的な方法は、複数の送信設定インジケータ(TCI)状態をUEへ送信することを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、無線ネットワークにおけるそれぞれの複数のノード、または無線ネットワークにおける1つもしくは複数のノードに関連付けられているそれぞれの複数のビームのうちの一方に関連付けられることが可能である。
これらの例示的な方法は、それぞれの複数の物理データチャネルによって搬送されることになる、データブロックの複数の繰り返しにTCI状態のうちの1つまたは複数を割り振ることを含むことも可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、複数の繰り返しよりも少ないことが可能であり、複数のTCI状態は、事前に規定された順序で繰り返しに割り振られることが可能である。UEは、この事前に規定された順序を認識して、対応する様式でTCI状態を繰り返しに割り振ることも可能である。
これらの例示的な方法は、データブロックのそれぞれの複数の繰り返しを搬送する複数の物理データチャネルに関するスケジューリング情報を、単一の物理制御チャネルを介して送信することを含むことも可能である。いくつかの実施形態においては、複数の物理データチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のそれぞれのレイヤであることが可能である。その他の実施形態においては、それぞれの物理データチャネルは、PDSCHのすべてのレイヤのサブセットであることが可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの1つまたは複数を受信するためのリソースのインジケータを含むことも可能である。示されたリソースは、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにあることが可能である。いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのためのリソースが、スロットにおけるシンボルの同じセットにあることが可能である。
その他の実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの第1の繰り返しを受信するための第1のリソースのインジケータを含むことが可能である。そのような実施形態においては、これらの例示的な方法は、繰り返しのうちの残りの繰り返しを受信するためのさらなるリソースを特定するために第1のリソースに適用されることになる1つまたは複数のオフセットを送信することを含むことも可能である。そのような実施形態においては、さらなるリソースは、第1のリソースに対して、1つもしくは複数の後続のスロット、または同じスロット内の1つもしくは複数の後続のシンボルのうちの一方に配置されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのための示されたリソースどうしは、周波数において完全に重複することが可能である。そのような実施形態においては、スケジューリング情報は、完全に重複している繰り返しのそれぞれに関して、復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、一意の符号分割多重化(CDM)グループからのDMRSポート、および一意のデータスクランブリングシードのうちの少なくとも1つを含むことも可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、複数の繰り返しとデータブロックの複数の冗長バージョン(RV)との間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、TCI状態のうちの1つまたは複数と複数の繰り返しとの間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。たとえば、このマッピングは、繰り返しへのTCI状態の割り振りを反映することおよび/または示すことが可能である。これらの実施形態のうちのいくつかにおいては、インジケータは、複数のコードポイントを有するフィールドに含まれ、複数のTCI状態は、複数のコードポイントよりも少ない。そのような実施形態においては、コードポイントの第1のサブセットが、個々のTCI状態に関連付けられることが可能であり、コードポイントの第2のサブセットが、個々のTCI状態の組合せに関連付けられることが可能である。
いくつかの実施形態においては、それぞれのTCI状態は、1つまたは複数のソース参照信号(RS)ペアを含むことが可能であり、それぞれのソースRSペアは、特定の物理データチャネルにマップされているDM-RSに関する、アンテナポートとの準共同設置(QCL)関係の対応するペアを有する。そのような実施形態においては、これらの例示的な方法は、複数のTCI状態のそれぞれに関して、特定のTCI状態に含まれているソースRSペアを送信することを含むことも可能である。
これらの例示的な方法は、スケジューリング情報および割り振られたTCI状態に基づいて複数の物理データチャネルを介して複数の繰り返しを送信することを含むことも可能である。いくつかの実施形態においては、これらのオペレーションは、それぞれのDM-RSを、それらがマップされている物理データチャネルに関連付けて送信することを含むことが可能である。これは、UEが、特定の物理データチャネルに関連付けられているターゲットRS(たとえば、DM-RS)を受信するためにソースRSペアおよびQCL関係を利用することを容易にすることが可能である。
その他の例示的な実施形態は、本明細書において記述されている例示的な方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するように設定されている、1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNB、CU/DU、TRP、コントローラなど)を含む無線ネットワーク、およびユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、IoTデバイス、または、モデムなどのそれらのコンポーネント)を含む。その他の例示的な実施形態は、処理回路によって実行されたときに、本明細書において記述されている例示的な方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するようにそのような無線ネットワークまたはUEを設定するプログラム命令を格納している非一時的なコンピュータ可読メディアを含む。
本開示の実施形態のこれらおよびその他の目的、特徴、および利点は、以降で簡単に記述されている図面を考慮して、以降の詳細な説明を読めば、明らかになるであろう。
3GPPによって標準化されている、Long-Term Evolution(LTE)エボルブドUTRAN(E-UTRAN)およびエボルブドパケットコア(EPC)ネットワークの例示的なアーキテクチャのハイレベルブロック図である。 例示的なE-UTRANアーキテクチャの、その構成要素であるコンポーネント、プロトコル、およびインターフェースに関するハイレベルブロック図である。 ユーザ機器(UE)とE-UTRANとの間における無線(Uu)インターフェースの制御プレーン部分の例示的なプロトコルレイヤのブロック図である。 PHYレイヤの観点からの例示的なLTE無線インターフェースプロトコルアーキテクチャのブロック図である。 周波数分割複信(FDD)オペレーションのために使用される例示的なダウンリンクLTE無線フレーム構造のブロック図である。 周波数分割複信(FDD)オペレーションのために使用される例示的なダウンリンクLTE無線フレーム構造のブロック図である。 CCEおよびREGが物理リソースにマップされることが可能である例示的な様式を示す図である。 NRスロットに関する例示的な時間周波数リソースグリッドを示す図である。 さまざまな例示的なNRスロット設定を示す図である。 さまざまな例示的なNRスロット設定を示す図である。 5Gネットワークアーキテクチャのハイレベルビューを示す図である。 フロントロードされた復調用参照信号(DM-RS)の例示的なマッピングを示す図である。 フロントロードされた復調用参照信号(DM-RS)の例示的なマッピングを示す図である。 フロントロードされた復調用参照信号(DM-RS)の例示的なマッピングを示す図である。 フロントロードされた復調用参照信号(DM-RS)の例示的なマッピングを示す図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による、UEが、PDSCHダイバーシティ送信を提供することが可能である2つのgNBと通信する例示的なオペレーションシナリオに関する流れ図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による、UEが、PDSCHダイバーシティ送信を提供することが可能である2つのgNBと通信する例示的なオペレーションシナリオに関する流れ図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による、ユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、IoTデバイスなど)によって実行される例示的な方法(たとえば、手順)の流れ図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による、1つまたは複数のノード(たとえば、基地局、gNB、eNB、en-gNBなど)を含む無線ネットワークによって実行される例示的な方法(たとえば、手順)の流れ図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による例示的な無線デバイスまたはUEのブロック図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による例示的なネットワークノードのブロック図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による、ホストコンピュータとUEとの間においてオーバーザトップ(OTT)データサービスを提供するように設定されている例示的なネットワークのブロック図である。 本開示のさまざまな例示的な実施形態による、スロットベースの、ミニスロットベースの、周波数ベースの、およびレイヤベースのPDSCH繰り返しを示すさまざまな例示的な構成を示す図である。
ここで添付の図面を参照しながら、本明細書において考えられる実施形態のうちのいくつかが、より完全に記述される。しかしながら、その他の実施形態が、本明細書において開示されている主題の範囲内に含まれ、開示されている主題は、本明細書において記載されている実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者へ伝達するための例として提供されている。さらに、以降で論じられているさまざまな用語が、本出願の全体を通じて使用される。
本明細書において使用されている「ネットワークノード」という用語は、無線ネットワークに含まれている任意の種類のネットワークノードであることが可能であり、これはさらに、基地局(BS)、無線基地局、ベーストランシーバステーション(BTS)、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、gノードB(gNB)、エボルブドノードB(eNBまたはeNodeB)、ノードB、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、リレーノード、ドナーノード制御リレー、無線アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、リモートラジオユニット(RRU)リモート無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(たとえば、移動管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、調整ノード、測位ノード、MDTノードなど)、外部ノード(たとえば、サードパーティノード、現在のネットワークにとって外部のノード)、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、スペクトルアクセスシステム(SAS)ノード、要素管理システム(EMS)などのうちのいずれかを含むことが可能である。ネットワークノードは、テスト機器を含むことも可能である。本明細書において使用されている「無線ノード」という用語は、無線デバイス(WD)または無線ネットワークノードなどの無線デバイス(WD)を示すためにも使用されることが可能である。
「無線ネットワークノード」という用語は、任意のタイプの基地局、無線基地局、ベーストランシーバステーション、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、RNC、エボルブドノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、リレーノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、統合アクセスバックホール(IAB)ノードなどを含むことが可能である任意のタイプのネットワークノードを指すことが可能である。
いくつかの実施形態においては、TRPが、ネットワークノードまたは無線ネットワークノードに関連付けられることが可能である。いくつかの実施形態においては、マルチTRPシナリオが、1つまたは複数のネットワークノードに関連付けられている複数のTRPを含むことが可能である。
別段の言及がない限り、「無線デバイス」(または略して「WD」)および「ユーザ機器」(または略して「UE」)という用語は、言い換え可能に使用される。WDは、無線デバイス(WD)など、無線信号を介してネットワークノードまたは別のWDと通信することが可能である任意のタイプの無線デバイスであることが可能である。WDはまた、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、D2D(device-to-device)WD、マシン型WDまたはマシンツーマシン通信(M2M)が可能なWD、低コストおよび/または低複雑度WD、WDを備えたセンサ、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組み込み装備(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、顧客構内機器(CPE)、インターネットオブシングス(IoT)デバイス、ナローバンドIoT(NB-IOT)デバイス、空中デバイス(たとえば、ドローン)、ProSe UE、V2V UE、V2X UEなどであることが可能である。
別段の言及がない限り、ネットワークノードまたはUEによって実行されるものとして本明細書において記述されている機能は、複数のネットワークノードまたはUEにわたって分散されることが可能である。言い換えれば、本明細書において記述されているネットワークノードおよびUEの機能は、単一の物理デバイスによる実行に限定されず、実際には、いくつかの物理デバイスの間で分散されることが可能であると考えられる。
別段の言及がない限り、「時間リソース」という用語は、時間の長さ、または時間間隔、または持続時間の観点から表される任意のタイプの物理リソースまたは無線リソースに対応することが可能である。いくつかの実施形態においては、「スロット」という用語は、無線リソースを示すために使用されているが、本明細書において記述されている技術は、時間の長さの観点から表される任意のタイプの物理リソースまたは無線リソースなど、その他のタイプの無線リソースとともに有利に使用されることが可能であるということを理解されたい。時間リソースの例は、シンボル、タイムスロット、ミニスロット、サブフレーム、無線フレーム、送信時間間隔(TTI)、インターリービング時間、時間リソース番号などである。
別段の言及がない限り、「TTI」という用語は、物理チャネルが符号化されて送信のためにインターリーブされることが可能である任意のタイムピリオド(たとえば、TTI中)に対応することが可能である。物理チャネルは、その物理チャネルが符号化された同じタイムピリオド(T0)にわたって受信機によってデコードされることが可能である。TTIはまた、ショートTTI(sTTI)、送信時間、スロット、サブスロット、ミニスロット、ショートサブフレーム(SSF)、ミニサブフレームなどと言い換え可能に呼ばれることが可能である。
いくつかの実施形態においては、送信機(たとえば、ネットワークノード)および受信機(たとえば、WD)は、どのリソースが1つまたは複数の物理チャネルの送信および/または受信のために配置されることになるかを特定するためのルールに関する共通の所定の理解を有することが可能である。そのようなルールは、いくつかの実施形態においては、「マッピング」と呼ばれることが可能である。その他の実施形態においては、「マッピング」という用語は、その他の意味を有することが可能である。
別段の言及がない限り、「チャネル」という用語は、論理チャネル、トランスポートチャネル、または物理チャネルを指すことが可能である。チャネルは、1つまたは複数のキャリア、たとえば、複数のサブキャリアを含むこと、および/またはその上に配置されることが可能である。制御シグナリング/制御情報を搬送するおよび/または搬送するためのチャネルは、たとえば、それが物理レイヤチャネルである場合、および/またはそれが制御プレーン情報を搬送する場合には、制御チャネルとみなされることが可能である。同様に、データシグナリング/ユーザ情報を搬送するおよび/または搬送するためのチャネルは、とりわけ、それが物理レイヤチャネルである場合、および/またはそれがユーザプレーン(UP)情報を搬送する場合には、データチャネル(たとえば、PDSCH)とみなされることが可能である。チャネルは、特定の通信方向に関して、または2つの補完的な通信方向(たとえば、ULおよびDL、もしくは2つの方向におけるサイドリンク)に関して規定されることが可能であり、そのケースにおいては、チャネルは、それぞれの方向ごとに1つずつ、2つのコンポーネントチャネルを有するとみなされることが可能である。
以降ではダウンリンク(DL)チャネル(たとえば、PDSCH)のコンテキストにおいて実施形態が記述されている場合があるが、そのような実施形態の根底にある原理は、その他のチャネル、たとえば、その他のDLチャネルおよび/または特定のアップリンクチャネル(たとえば、PUSCH)にも適用可能であり得るということを理解されたい。
本明細書においては「セル」という用語が使用されているが、(特に5G/NRに関しては)セルの代わりにビームが使用されることが可能であり、したがって、本明細書において記述されているコンセプトは、セルおよびビームの両方に等しく当てはまるということを理解されたい。
本明細書においては1つまたは複数の特定の無線システム(たとえば、LTEおよび/またはNR)からの用語が使用されている場合があるが、これは、本開示の範囲をそれらの特定の無線システムのみに限定するものとみなされるべきではない。広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、および汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)を含む他の無線システムが、本開示の原理および/または実施形態から利益を得ることも可能である。
上で簡単に言及されているように、NR Rel-16に関しては、UEへのPDSCHのマルチソース送信をサポートすることが論じられてきた。このコンテキストにおいては、「ソース」という用語は、ビーム、パネル、送信/受信ポイント(TRP)などを指すことが可能である。たとえば、URLLCをサポートするためには、トランスポートブロック(TB)の複数のバージョンを別々のTRPからUEへ送信することが有益であることがあり、これは「マルチTRPダイバーシティ」とも呼ばれる。これは、同じUEに対して複数のPDSCHをスケジュールすることを必要とする。しかしながら、これはUEの複雑さを増大させる。なぜなら、UEは、複数のPDSCHを受信して送信のマルチTRPダイバーシティから利益を得るために複数のPDCCHを正しくデコードする必要があるからである。単一のUEに関する複数のPDCCHはまた、その他のUEを同じスロットにおいてスケジュールするための柔軟性を低減し、および/またはPDCCHブロッキング確率を増大させる。これらの問題は、以降でさらに詳細に論じられている。
Rel-15 NRにおいては、UEは、ダウンリンク(DL)において最大で4つのキャリア帯域幅部分(BWP)を用いて、所与の時間的ポイントで単一のDLキャリアBWPがアクティブである状態で設定されることが可能である。UEは、最大で4つのアップリンク(UL)キャリアBWPを用いて、所与の時間的ポイントで単一のULキャリアBWPがアクティブである状態で設定されることも可能である。補助ULを用いてUEが設定される場合には、UEは、補助ULにおいて最大で4つの追加のキャリアBWPを用いて、所与の時間的ポイントで単一の補助ULキャリアBWPがアクティブである状態で設定されることが可能である。
図5は、NRスロットに関する例示的な時間周波数リソースグリッドを示している。図5において示されているように、リソースブロック(RB)が、14シンボルスロットの持続時間にわたる12個の連続したOFDMサブキャリアのグループから構成されている。LTEにおけるように、リソースエレメント(RE)が、1つのスロットにおける1つのサブキャリアから構成されている。共通のRB(CRB)は、0からシステム帯域幅の終わりまでの番号を付けられている。UE用に設定されているそれぞれのBWPは、CRB0の共通の参照を有しており、それによって、特定の設定されているBWPは、ゼロよりも大きいCRBで開始することが可能である。この様式においては、UEは、特定のCRBでそれぞれが開始する、狭いBWP(たとえば、10MHz)および広いBWP(たとえば、100MHz)を用いて設定されることが可能であるが、所与の時間的ポイントで1つのBWPのみがそのUEに対してアクティブであることが可能である。
BWP内で、RBは、周波数ドメインにおいて規定されて0から
Figure 0007223856000001
までの番号を付けられ、この場合、iは、キャリアに関する特定のBWPのインデックスである。LTEと同様に、それぞれのNRリソースエレメント(RE)は、1つのOFDMシンボルインターバル中の1つのOFDMサブキャリアに対応する。NRは、さまざまなSCS値Δf=(15×2μ)kHzをサポートし、この場合、μ∈(0,1,2,3,4)は「ニューメロロジー」と呼ばれる。ニューメロロジーμ=0(すなわち、Δf=15kHz)は、LTEにおいても使用される基本(または基準)SCSを提供する。スロットの長さは、1/2μmsに従ってSCSまたはニューメロロジーに反比例する。たとえば、Δf=15kHzに関してはサブフレームごとに1つの(1-ms)スロットがあり、Δf=30kHzに関してはサブフレームごとに2つの0.5-msスロットがある、といった具合である。加えて、RB帯域幅は、2μ*180kHzに従ってニューメロロジーに直接関連している。
下記のテーブル1は、サポートされているNRのニューメロロジーおよび関連付けられているパラメータを要約している。さまざまなDLおよびULニューメロロジーがネットワークによって設定されることが可能である。
Figure 0007223856000002
NRスロットは、通常のサイクリックプレフィックスに関する14個のOFDMシンボルと、拡張されたサイクリックプレフィックスに関する12個のシンボルとを含むことが可能である。図6Aは、14個のシンボルを含む例示的なNRスロット設定を示しており、この場合、スロットおよびシンボルの持続時間は、それぞれTおよびTsymbと示されている。加えて、NRは、「ミニスロット」としても知られているタイプBスケジューリングを含む。これらは、スロットよりも短く、典型的には1つのシンボルから、スロットにおけるシンボルの数(たとえば、13または11)-1までの範囲にわたり、スロットの任意のシンボルにおいて開始することが可能である。ミニスロットは、スロットの送信持続時間が長すぎる場合、および/または次のスロットの開始(スロットの位置合わせ)の発生が遅すぎる場合に使用されることが可能である。ミニスロットの適用は、アンライセンススペクトルおよびレイテンシクリティカルな送信(たとえば、URLLC)を含む。しかしながら、ミニスロットは、サービス固有ではなく、eMBBまたはその他のサービスのために使用されることも可能である。
図6Bは、14個のシンボルを含む別の例示的なNRスロット構造を示している。この構成においては、PDCCHは、制御リソースセット(CORESET)と呼ばれる、特定の数のシンボルおよび特定の数のサブキャリアを含む領域に限定される。図6Bにおいて示されている例示的な構造においては、最初の2つのシンボルは、PDCCHを含み、残りの12個のシンボルのそれぞれは、物理データチャネル(PDCH)、すなわち、PDSCHまたはPUSCHのいずれかを含む。しかしながら、特定のCORESET設定に応じて、最初の2つのスロットは、必要に応じてPDSCHまたはその他の情報を搬送することも可能である。
CORESETは、3GPP TS38.211§7.3.2.2においてさらに規定されているように、周波数ドメインにおける複数のRB(すなわち、12個のREの倍数)と、時間ドメインにおける1~3個のOFDMシンボルとを含む。CORESETは、図4において示されているように、LTEサブフレームにおける制御領域に機能的に類似している。しかしながら、NRにおいては、それぞれのREGは、RBにおける1つのOFDMシンボルの12個のREすべてから構成され、その一方でLTE REGは、図4において示されているように、4つのREのみを含む。LTEにおけるように、CORESET時間ドメインのサイズは、PCFICHによって示されることが可能である。LTEにおいては、制御領域の周波数帯域幅は固定されている(すなわち、合計のシステム帯域幅に固定されている)が、その一方でNRにおいては、CORESETの周波数帯域幅は可変である。CORESETリソースは、RRCシグナリングによってUEに示されることが可能である。
CORESETを規定するために使用される最小の単位はREGであり、これは、周波数における1つのPRB、および時間における1つのOFDMシンボルにわたる。PDCCHに加えて、それぞれのREGは、そのREGが送信された無線チャネルの推定において支援を行うための復調用参照信号(DM-RS)を含む。PDCCHを送信する場合には、プリコーダを使用して、送信前の無線チャネルの何らかの知識に基づいて送信アンテナにおいて重みを適用することが可能である。REGのために送信機において使用されるプリコーダが異ならない場合には、時間および周波数において近接している複数のREGにわたってチャネルを推定することによって、UEにおけるチャネル推定パフォーマンスを改善することが可能である。チャネル推定に伴ってUEを支援するために、複数のREGをともにグループ化してREGバンドルを形成し、CORESETに関するREGバンドルサイズ(すなわち、2つ、3つ、または6つのREG)をUEに示すことが可能である。UEは、PDCCHの送信のために使用されるいずれのプリコーダもREGバンドルにおけるすべてのREGに関して同じであると想定することが可能である。
NR制御チャネルエレメント(CCE)は、6つのREGから構成されている。これらのREGは、周波数において連続していることまたは分散していることのいずれかが可能である。REGが周波数において分散されている場合には、CORESETは、CCEへのREGのインターリーブマッピングを使用すると言われ、その一方でREGが周波数において連続している場合には、非インターリーブマッピングが使用されると言われる。インターリービングは、周波数ダイバーシティを提供することが可能である。スペクトルの特定の部分におけるプリコーダの使用が受信機におけるSINRを改善することをチャネルの知識が可能にするケースに関しては、インターリービングを使用しないことが有益である。
LTEと同様に、NRのデータスケジューリングは、スロットごとに動的に行われることが可能である。それぞれスロットにおいて、基地局(たとえば、gNB)は、どのUEがそのスロットにおいてデータを受信するようにスケジュールされているか、ならびにどのRBがそのデータを搬送することになるかを示すダウンリンク制御情報(DCI)を、PDCCHを介して送信する。UEは、最初にDCIを検知してデコードし、そのDCIがUEに関するDLスケジューリング情報を含む場合には、そのDLスケジューリング情報に基づいて、対応するPDSCHを受信する。DCIフォーマット1_0および1_1は、PDSCHスケジューリングを伝達するために使用される。
同様に、PDCCH上のDCIは、どのUEがそのスロットにおけるPUCCH上でデータを送信するようにスケジュールされているか、ならびにどのRBがそのデータを搬送することになるかを示すULグラントを含むことが可能である。UEは、最初にDCIを検知してデコードし、そのDCIがUEに関するアップリンクグラントを含む場合には、そのULグラントによって示されているリソース上で、対応するPUSCHを送信する。DCIフォーマット0_0および0_1は、PUSCHに関するULグラントを伝達するために使用され、その一方でその他のDCIフォーマット(2_0、2_1、2_2、および2_3)は、スロットフォーマット情報、確保されているリソース、送信電力制御情報などの送信を含むその他の目的のために使用される。
DCIは、ペイロードデータの巡回冗長検査(CRC)で補完されたペイロードを含む。DCIは、複数のUEによって受信されるPDCCH上で送られるので、ターゲットとされるUEの識別子が含まれる必要がある。NRにおいては、これは、UEに割り振られた無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いてCRCをスクランブルすることによって行われる。最も一般的には、サービングセルによって、ターゲットとされるUEに割り振られたセルRNTI(C-RNTI)が、この目的のために使用される。
DCIペイロードは、識別子でスクランブルされたCRCとともに符号化され、PDCCH上で送信される。以前に設定された検索空間を与えられると、それぞれのUEは、「ブラインド復号」として知られているプロセスにおいて、複数の仮説(「候補」とも呼ばれる)に従って、自分にアドレス指定されているPDCCHを検知しようと試みる。PDCCH候補は、1、2、4、8、または16個のCCEにわたることが可能であり、CCEの数は、PDCCH候補のアグリゲーションレベル(AL)と呼ばれる。複数のCCEが使用されている場合には、最初のCCEにおける情報が、その他のCCEにおいても繰り返される。ALを変更することによって、特定のペイロードサイズに関するPDCCHの堅牢性を高くすることまたは低くすることが可能である。言い換えれば、PDCCHリンク適応は、ALを調整することによって実行されることが可能である。ALに応じて、PDCCH候補は、CORESETにおけるさまざまな時間周波数ロケーションに配置されることが可能である。
UEがDCIをデコードすると、UEは、UEに割り振られているおよび/または特定のPDCCH検索空間に関連付けられているRNTIを用いてCRCをスクランブル解除する。マッチのケースにおいては、UEは、検知されたDCIを、自分にアドレス指定されているものとみなし、そのDCIにおける指示(たとえば、スケジューリング情報)に従う。
ハッシング関数を使用して、UEが検索空間セット内でモニタしなければならないPDCCH候補に対応するCCEを特定することが可能である。ハッシングは、別々のUEごとに別々に行われ、それにより、それらのUEによって使用されるCCEどうしがランダム化され、それによって、CORESETに含まれるPDCCHメッセージの対象である複数のUEの間におけるコリジョンの確率が低減される。モニタリングの周期性も、別々のPDCCH候補ごとに設定される。任意の特定のスロットにおいて、UEは、1つまたは複数のCORESETにマップされることが可能である複数の検索空間において複数のPDCCH候補をモニタするように設定されることが可能である。PDCCH候補は、スロットにおいて複数回、スロットごとに1回、または複数のスロットで1回モニタされることを必要とすることが可能である。
DCIはまた、PDCCHと、PDSCH、PUSCH、HARQ、および/またはCSI-RSとの間におけるさまざまなタイミングオフセット(たとえば、スロットまたはサブフレームにおける)に関する情報を含むことが可能である。たとえば、オフセットK0は、PDSCHスケジューリングDCI(たとえば、フォーマット1_0または1_1)のUEのPDCCH受信と、その後のPDSCH送信との間におけるスロットの数を表す。同様に、オフセットK1は、このPDSCH送信と、PUSCH上でのUEの応答としてのHARQ ACK/NACK送信との間におけるスロットの数を表す。加えて、オフセットK3は、この応答としてのACK/NACKと、PDSCH上でのデータの対応する再送信との間におけるスロットの数を表す。加えて、オフセットK2は、PUSCHグラントDCI(たとえば、フォーマット0_0または0_1)のUEのPDCCH受信と、その後のPUSCH送信との間におけるスロットの数を表す。これらのオフセットのそれぞれは、ゼロおよび正の整数の値を取ることが可能である。
最後に、DCIフォーマット0_1は、チャネル状態情報(CSI)またはチャネル品質情報(CQI)のUEレポートを求めるネットワーク要求を含むことも可能である。このレポートを送る前に、UEは、ネットワークによって送信されたCSI-RSを受信して測定する。パラメータaperiodicTriggeringOffsetは、CSI要求を含むDCIのUEの受信と、CSI-RSのネットワークの送信との間における整数個のスロットを表す。このパラメータは、0~4の値を取ることが可能である。
上で論じられているスロットごとの動的なスケジューリングに加えて、NRは、DLにおける半永続スケジューリングもサポートする。このアプローチにおいては、ネットワークは、RRCを介したPDSCH送信の周期性を設定し、次いでPDCCHにおけるDCIを介した送信の開始および停止を制御する。この技術の1つの利点は、PDCCH上での制御シグナリングオーバーヘッドの低減である。
NRはまた、設定されたグラント(CG)と呼ばれる、UL上での同様の機能をサポートする。一般に、CGタイプ2は、ダウンリンクにおけるDLの半永続スケジューリング(たとえば、RRCプラスDCI)に類似しており、その一方でCGタイプ1は、送信の開始および停止を含めて、RRCのみによって制御される。
図7は、次世代RAN(NG-RAN)799と5Gコア(5GC)798とから構成されている5Gネットワークアーキテクチャのハイレベルビューを示している。NG-RAN799は、それぞれインターフェース702、752を介して接続されているgNB700、750など、1つまたは複数のNGインターフェースを介して5GCに接続されているgノードB(gNB)のセットを含むことが可能である。加えて、gNBどうしは、gNB700とgNB750との間におけるXnインターフェース740など、1つまたは複数のXnインターフェースを介して互いに接続されることが可能である。UEへのNRインターフェースに関して、gNBのそれぞれは、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはそれらの組合せをサポートすることが可能である。
図7において示されている(ならびにTS78.401およびTR78.801において記述されている)NG RAN論理ノードは、中央(または集中型)ユニット(CUまたはgNB-CU)と、1つまたは複数の分散(または非集中型)ユニット(DUまたはgNB-DU)とを含む。たとえば、図7におけるgNB700は、gNB-CU710と、gNB-DU720および730とを含む。CU(たとえば、gNB-CU710)は、高位レイヤプロトコルをホストする論理ノードであり、DUのオペレーションを制御することなど、さまざまなgNB機能を実行する。それぞれのDUは、下位レイヤプロトコルをホストする論理ノードであり、機能分割に応じて、gNB機能のさまざまなサブセットを含むことが可能である。したがって、CUおよびDUのそれぞれは、処理回路、トランシーバ回路(たとえば、通信のための)、および電源回路を含む、自分のそれぞれの機能を実行するために必要とされるさまざまな回路を含むことが可能である。その上、「中央ユニット」および「集中型ユニット」という用語は、「分散ユニット」および「非集中型ユニット」という用語と同様に、本明細書においては言い換え可能に使用される。
gNB-CUは、図3において示されているインターフェース722および732など、それぞれのF1論理インターフェースを介してgNB-DUに接続している。gNB-CUおよび接続されているgNB-DUは、その他のgNB、およびgNBとしての5GCに見えるだけであり、たとえば、F1インターフェースは、gNB-CUの向こうには見えない。上で簡単に言及されているように、CUは、たとえば、F1アプリケーションパートプロトコル(F1-AP)、ストリーム制御トランスミッションプロトコル(SCTP)、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、インターネットプロトコル(IP)、および無線リソース制御(RRC)プロトコルなどの高位レイヤプロトコルをホストすることが可能である。対照的に、DUは、たとえば、無線リンク制御(RLC)、メディアアクセス制御(MAC)、および物理レイヤ(PHY)プロトコルなどの下位レイヤプロトコルをホストすることが可能である。
しかしながら、CUにおいてRRC、PDCP、およびRLCプロトコルの一部をホストし(たとえば、自動再送要求(ARQ)機能)、その一方でMACおよびPHYとともに、DUにおいてRLCプロトコルの残りの部分をホストすることなど、CUとDUとの間におけるプロトコル分散のその他の変形が存在することが可能である。いくつかの実施形態においては、CUは、RRCおよびPDCPをホストすることが可能であり、この場合、PDCPは、UPトラフィックおよびCPトラフィックの両方を取り扱うと想定される。それにもかかわらず、その他の例示的な実施形態は、CUにおいて特定のプロトコルを、そしてDUにおいて特定のその他のプロトコルをホストすることによって、その他のプロトコル分割を利用することが可能である。例示的な実施形態はまた、集中型ユーザプレーンプロトコル(たとえば、PDCP-U)に対して、異なるCUに集中型制御プレーンプロトコル(たとえば、PDCP-CおよびRRC)を配置することが可能である。
いくつかの信号が、別々のアンテナポートからの同じ基地局(たとえば、gNB)アンテナから送信されることが可能である。これらの信号は、たとえばドップラーシフト/スプレッド、平均遅延スプレッド、または平均遅延に関して、同じ大規模なプロパティを有することが可能である。そしてこれらのアンテナポートは、「準共同設置されている」または「QCLである」と言われる。ネットワークは、2つのアンテナポートがQCLであるということをUEにシグナリングすることが可能である。2つのアンテナポートが特定のパラメータ(たとえば、ドップラースプレッド)に関してQCLであるということをUEが知ると、UEは、それらのアンテナポートの一方に基づいてそのパラメータを推定し、他方のアンテナポートを受信する場合にその推定を使用することが可能である。典型的には、第1のアンテナポートは、CSI-RSなどの測定参照信号(「ソースRS」と呼ばれる)によって表され、第2のアンテナポートは、復調用参照信号(DMRS)(「ターゲットRS」と呼ばれる)である。
たとえば、アンテナポートAおよびBが平均遅延に関してQCLである場合には、UEは、アンテナポートAから受信された信号(ソースRS)から平均遅延を推定し、アンテナポートBから受信された信号(ターゲットRS)が同じ平均遅延を有すると想定することが可能である。これは、復調にとって有用であることがある。なぜなら、UEは、DMRSを利用してチャネルを測定しようと試みる場合にチャネルのプロパティを事前に知ることが可能であるからである。
QCLに関してどのような想定を行うことが可能であるかに関する情報が、ネットワークからUEへシグナリングされる。NRにおいては、送信されるソースRSと、送信されるターゲットRSとの間において下記の4つのタイプのQCL関係が規定される。
タイプA: {ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッド};
タイプB: {ドップラーシフト、ドップラースプレッド};
タイプC: {平均遅延、ドップラーシフト};および
タイプD: {空間Rxパラメータ}。
QCLタイプDは、アナログビームフォーミングを用いたビーム管理を容易にするために導入されたものであり、「空間QCL」として知られている。現在、空間QCLの厳密な規定はないが、2つの送信されるアンテナポートが空間的にQCLである場合には、UEは、同じRxビームを使用してそれらを受信することが可能であるという理解である。
QCLタイプDは、ビーム管理に最も関連があるが、タイプA QCL RS関係をUEへ伝達することも必要であり、それによって、それらのUEは、すべての関連がある大規模パラメータを推定することが可能である。典型的には、これは、時間/周波数オフセット推定のためのトラッキング参照信号(TRS、たとえばCSI-RS)を用いてUEを設定することによって行われることが可能である。いかなるQCL基準も使用することが可能であるためには、UEは、十分に良好な信号対干渉雑音比(SINR)を伴ってそのQCL基準を受信しなければならないであろう。多くのケースにおいては、これによって、特定のUEに関するTRSは、特定のビームおよび/またはビーム設定において送信されるように制約される。
ビームおよびTRPの選択においてダイナミクスを導入するために、UEは、N個の送信設定インジケータ(TCI)状態を伴ってRRCシグナリングを通じて設定されることが可能であり、この場合、Nは、UEの能力に応じて、周波数範囲2(FR2)において最大で128であり、FR1において最大で8である。それぞれの設定されるTCI状態は、ソースRS(たとえば、CSI-RSまたはSS/PBCH)と、ターゲットRS(たとえば、PDSCH/PDCCH DMRSポート)との間におけるQCL関連付けに関するパラメータを含む。TCI状態は、CSI-RSの受信のためのQCL情報を伝達するために使用されることも可能である。TCI状態のリストにおけるN個の状態のそれぞれは、ネットワークから送信されるN個の可能なビームのリスト、またはUEと通信するためにネットワークによって使用されるN個の可能なTRPのリストとして解釈されることが可能である。
より具体的には、それぞれのTCI状態は、1つまたは2つのソースDL RSを含むQCL情報を含むことが可能であり、それぞれのソースRSは、QCLタイプに関連付けられている。たとえば、2つの異なるCSI-RS{CSI-RS1, CSI-RS2}は、{qcl-Type1, qcl-Type2}={Type A, Type D}としてTCI状態において設定されることが可能である。UEは、このTCI状態を、UEがCSI-RS1からドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッドを、そしてCSI-RS2から空間Rxパラメータ(たとえば、使用するためのRXビーム)を導出することが可能であるということを意味すると解釈することが可能である。QCLタイプDが適用可能ではない(たとえば、低帯域または中帯域のオペレーションである)ケースにおいては、TCI状態は、単一のソースRSのみを含む。
さらに、利用可能なTCI状態の第1のリストがPDSCHに関して設定されることが可能であり、第2のリストがPDCCHに関して設定されることが可能である。この第2のリストは、PDSCHに関して設定されているTCI状態のサブセットへのポインタ(TCI状態IDとして知られている)を含むことが可能である。FR1において動作しているUEに関して、ネットワークは次いで、UEの能力に応じて、PDCCHに関して1つのTCI状態をアクティブ化し(すなわち、TCIをUEに提供することによって)、PDSCHに関して最大で8つのTCI状態をアクティブ化する。
一例として、UEは、合計で64個の設定されているTCI状態のリストからの4つのアクティブなTCI状態を伴って設定されている。したがって、その他の60個の設定されているTCI状態は非アクティブであり、UEは、それらに関する大規模パラメータを推定することに備える必要はない。その一方で、UEは、4つのアクティブなTCI状態のそれぞれに関して示されているソースRSの測定および分析を実行することによって、これらの4つのTCI状態に関する大規模パラメータを継続的に追跡把握して更新する。PDSCHスケジューリングのために使用されるそれぞれのDCIは、スケジュールされたUEに関する1つのアクティブなTCIへのポインタを含む。このポインタに基づいて、UEは、PDSCH DMRSチャネル推定およびPDSCH復調を実行する場合にどの大規模パラメータ推定を使用するかを知る。
復調用参照信号(DM-RS)は、物理レイヤデータチャネル(たとえば、PDSCH)およびPDCCHについてのUEのコヒーレント復調を容易にする。それぞれのDM-RSは、これらの物理レイヤチャネルのうちの1つに関連付けられており、したがって、関連付けられている物理レイヤチャネルを搬送するリソースブロックに限定される。それぞれのDM-RSは、時間周波数グリッドの割り当てられているRE上にマップされ、それによって受信機は、時間/周波数選択性フェージング無線チャネルを効率よく取り扱うことが可能である。
DM-RSからREへのマッピングは、周波数および時間の両方のドメインにおいて設定可能であり、周波数ドメインにおける2つのマッピングタイプ(設定タイプ1またはタイプ2)、および時間ドメインにおける2つのマッピングタイプ(マッピングタイプAまたはタイプB)が、送信インターバル内の最初のDM-RSのシンボル位置を規定する。時間ドメインにおけるDM-RSマッピングは、シングルシンボルベースまたはダブルシンボルベース(すなわち、隣接するシンボルどうしのペア)であることも可能である。さらに、UEは、1つ、2つ、3つ、または4つのシングルシンボルDM-RS、および1つまたは2つのダブルシンボルDM-RSを伴って設定されることが可能である。低いドップラーを伴うシナリオにおいては、フロントロードされたDM-RSのみ(すなわち、1つのシングルシンボルまたはダブルシンボルDM-RS)を設定すれば十分である場合があり、その一方で高いドップラーを伴うシナリオにおいては、追加のDM-RSが必要とされるであろう。
図8A~図8Dを含む図8は、タイプA時間ドメインマッピングを用いたフロントロードされたDM-RSの4つの例示的なマッピングを示しており、そこでは、最初のDM-RSは、14シンボルスロットの第3のシンボルにある。より具体的には、図8A~図8Bは、それぞれシングルシンボルおよびダブルシンボルDM-RSに関する設定タイプ1に関するマッピングを示している。同様に、図8C~図8Dは、それぞれシングルシンボルおよびダブルシンボルDM-RSに関する設定タイプ2に関するマッピングを示している。図8において示されているように、タイプ1およびタイプ2のマッピングは、マッピング構造と、サポートされているDM-RS CDMグループの数との両方に関して異なる。DM-RS REの別々の陰影によって示されているように、タイプ1は、2つのCDMグループ(たとえば、λ=0、1)をサポートし、タイプ2は、3つのCDMグループ(たとえば、λ=0、1、2)をサポートする。
タイプ1のマッピング構造は、サブキャリア{0,2,4,...}および{1,3,5,...}のセットによって、周波数ドメインにおいて、規定されている2つのCDMグループを有する2コム構造と呼ばれる場合がある。低いピーク対平均電力比(PAPR)の送信を容易にするので、コムマッピング構造は、NR ULにおけるDFT-S-OFDMとともに使用される。対照的に、タイプ1およびタイプ2の両方のマッピングは、CP-OFDMオペレーション(たとえば、ULおよびDLにおける)に関してサポートされる。
DM-RSアンテナポートは、1つのCDMグループのみの中のREにマップされる。シングルシンボルDM-RSに関しては、2つのアンテナポートがそれぞれのCDMグループにマップされることが可能であり、その一方でダブルシンボルDM-RSに関しては、4つのアンテナポートがそれぞれのCDMグループにマップされることが可能である。したがって、DM-RSポートの最大数は、タイプ1に関しては4または8のいずれか、タイプ2に関しては6または12のいずれかである。長さ2の直交カバーコード(OCC)([+1,+1],[+1,-1])が、CDMグループ内の同じRE上にマップされているアンテナポートどうしを分離するために使用される。OCCは、ダブルシンボルDM-RSが設定されている場合には、周波数ドメインにおいて、ならびに時間ドメインにおいて適用される。
NR Rel-15においては、ニューメロロジーインデックスμに関するOFDMシンボルlにおけるアンテナポートp_jおよびサブキャリアk上でのPDSCH DM-RSシーケンスr(m),m=0,1,...のマッピングは、3GPP TS38.211において
Figure 0007223856000003
に従って指定されており、この場合、
Figure 0007223856000004
は、周波数ドメインw(k’)および時間ドメインw(l’)においてOCCを適用した後に、CDMグループ□におけるポートp上にマップされた参照信号を表す。下記のテーブル2~3は、それぞれ設定タイプ1およびタイプ2に関するPDSCH DM-RSマッピングパラメータを示している。
Figure 0007223856000005
Figure 0007223856000006
DCIはまた、どのアンテナポート(すなわち、データレイヤの数)がスケジュールされているかを示すビットフィールドを含む。たとえば、ポート1000が示されている場合には、PDSCHは、単一レイヤ送信であり、UEは、ポート1000によって規定されたDMRSを使用してPDSCHを復調することになる。DCI値はまた、データを伴わないCDMグループの数を示し、これが意味しているのは、1が示されている場合には、他方のCDMグループが、UEに関するデータを含み(PDSCHのケース)、2が示されている場合には、両方のCDMグループがDMRSポートを含むことが可能であり、データは、DMRSを含むOFDMシンボルにマップされないということである。下記のテーブル4は、単一のフロントロードされたDM-RS(maxlength=1)を備えたDM-RSタイプ1に関するビットフィールド値および対応する設定を示している。
Figure 0007223856000007
アンテナポート表示テーブル
DMRSタイプ1に関しては、ポート1000、1001、1004、および1005は、CDMグループλ=0にあり、ポート1002、1003、1006、および1007は、CDMグループλ=1にある(テーブル2にも示されている)。対照的に、テーブル5は、DMRSタイプ2に関する対応する例示的な設定を示している。DMRSタイプ2に関しては、ポート1000、1001、1006、および1007は、CDMグループλ=0にあり、ポート1002、1003、1008、および1009は、CDMグループλ=1にあり、ポート1004、1005、1010、および1011は、CDMグループλ=2にある(テーブル3にも示されている)。
Figure 0007223856000008
Figure 0007223856000009
DMRS CDMグループに対するQCL関係
現在、3GPP NR仕様は、同じCDMグループ内のPDSCH DM-RSが、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、および空間Rxに関して準共同設置されているとUEが想定することが可能であるという制約を含む。第1のUEが、CDMグループ内のすべてのDMRSポート上でスケジュールされていないケースにおいては、別のUEが、そのCDMグループの残りのポートに関して同時にスケジュールされることが可能である。第1のUEは次いで、その別のUEに関するチャネルを推定することが可能であり、これは、第1のUEによって干渉信号として見られる。これは、第1のUEによるコヒーレントな干渉抑制を容易にする。
マルチTRP/マルチパネル/マルチビーム拡張
上で言及されているように、UEへのPDSCHのマルチソース送信が、3GPP NR Rel-16に関して検討されてきた。これは、たとえば、「マルチTRPダイバーシティ」とも呼ばれる、別々のTRPからUEへPDSCHトランスポートブロック(TB)の複数のコピーを送信することによってURLLCのパフォーマンスを改善するために使用されることが可能である。この機能をサポートするために、TCI状態を、QCLタイプ1およびタイプ2を伴う2つのソースRSのRel-15ペア(たとえば、TCI状態={qcl-Type1,qcl-Type2})から、2つのペアAおよびBを、または3つのペアA、B、およびCでさえ伴う拡張されたTCI状態へ拡張することが論じられてきた。これらのオプションは、下記のように表されることが可能である。
TCI状態={{qcl-Type1,qcl-Type2},{qcl-Type1,qcl-Type2}}、および
TCI状態={{qcl-Type1,qcl-Type2},{qcl-Type1,qcl-Type2},{qcl-Type1,qcl-Type2}}。
上では、A、B、およびCは、3つの異なるTRP、1つのgNBにおける3つの異なるアンテナパネル、またはFR2オペレーションのケースにおける3つの異なるビーム(「ミリメートル波」または略してmmWとも呼ばれる)を表すことが可能である。
上で簡単に言及されているように、URLLCは、信頼性およびレイテンシについてのきわめて厳格な要件、たとえば、10-5以下のデータエラー確率、および1ms以下のエンドツーエンドのレイテンシを伴うデータサービスを提供するように意図されている。このような信頼性要件に対処するための1つの技術は、別々のTRPからUEへのトランスポートブロックの複数のコピーのダイバーシティ送信である。3GPP Rel-16は、マルチPDCCHスケジューリングをサポートし、これによって、別々のTRPからそれぞれがトランスポートブロックを搬送する複数のPDSCHをスケジュールするために複数のPDCCH送信が使用される。しかしながら、このダイバーシティは、UEの複雑さを増大させる。なぜなら、UEは、複数のPDSCHを受信するために、そしてそれによってマルチTRPダイバーシティ送信から利益を得るために複数のPDCCH(たとえば、DCI)を正しくデコードしなければならないからである。これは、PDCCHの信頼性にさらにいっそう大きな要件を課し(たとえば、低減されるエラー率)、これは、いくつかのシナリオにおいては既に問題になっている。複数のPDCCHの検知も、UEの複雑さを増大させ、複数のPDCCHリソースを消費し、それによって、その他のUEを同じスロットにおいてスケジュールする可能性を低減する(たとえば、増大されるPDCCHブロッキング確率)。したがって、URLLCおよびその他のサービスに関連付けられている厳格な信頼性要件を実現するために対処される必要がある、ダイバーシティ送信に関連付けられているさまざまな論点、問題点、および/または難点がある。
本開示の例示的な実施形態は、スロットのOFDMシンボルの同じセットにおいて複数のPDSCHを受信するように単一のDCIおよび/またはPDCCHによってUEを設定することによって、これらおよびその他の論点、問題点、および/または難点に対処することが可能であり、この場合、複数のPDSCHのそれぞれは、同じデータペイロードのバージョン(たとえば、繰り返し)である。さらに、例示的な実施形態は、マルチソース(たとえば、マルチTRP)送信をサポートするために、それぞれのPDSCHに関するTCI状態を設定することが可能である。この様式においては、マルチTRP送信によるPDSCHダイバーシティが、単一のPDCCHを用いても達成されることが可能であり、これは、信頼性を高めること、レイテンシを低減すること、PDCCHブロッキング確率を低減すること、および/またはUEの複雑さを低減することが可能である。
以降の説明においては、PDSCHまたはPUSCHの「繰り返し」とは一般に、データブロック(たとえば、トランスポートブロック、TB)の複数のコピーが、スロット中の単一のOFDMシンボル内で、または1つもしくは複数のスロット中の複数のOFDMシンボルにおいてのいずれかで、別々の周波数リソースおよび/または別々の空間リソース(たとえば、MIMOレイヤ)において送信されることを指す。しかしながら、本開示の例示的な実施形態は、少なくとも、重複していない周波数リソースどうし(たとえば、REどうし、もしくはRBどうし)および/または重複していない空間リソースどうし(たとえば、レイヤどうし)を使用して単一のOFDMシンボルにおける複数のPDSCHの送信を容易にするので、従来のソリューションから際立っている。
別の言い方をすれば、特定の実施形態は、PDSCHまたはPUSCHのさらに一般化された繰り返し(この繰り返しでは、パケットの複数のコピーが、別々の周波数リソースおよび/または別々の空間リソース(すなわちMIMOレイヤ)において送信される)と、時間においては即時の単一の送信であるが場合によってはまた設定による別々の時間の機会(1つまたは複数のスロットにおける別々のOFDMシンボル)における送信とを容易にする。NRリリース15から比べて際立っている特徴は、複数のPDSCHが、同じOFDMシンボル(重複していない(FDM)または重複している(空間的な繰り返し)において送信されるということである。
加えて、本開示の例示的な実施形態は、少なくとも、(たとえば、PDSCHの)複数の繰り返しのそれぞれがソースRS(またはQCLタイプDが当てはまる場合にはRSのペア)に関連付けられ、これは、それぞれのPDSCHごとに潜在的に異なる可能性があるので、従来のソリューション(たとえば、NR Rel-15)から際立っている。これは、別々のソース(たとえば、TRP)からデータブロックの別々の繰り返しを送信することを容易にすることが可能である。実用上の便宜のために、以降の説明では、これを、繰り返しのそれぞれのPDSCHにTCI状態を割り振ることと呼ぶことにする。
別の言い方をすれば、特定の実施形態は、PDSCHまたはPUSCHの繰り返し(この繰り返しでは、パケットの複数のコピーが、別々の周波数リソースおよび/または別々の空間リソース(もしくはQCLタイプDが適用可能であるケースにおいてはRSのペア)において送信される)を容易にし、そしてこれは、それぞれのPDSCHごとに潜在的に異なる可能性がある。これは、別々のTRPから送信することによるパケットの繰り返しを可能にする。これは、実際には、それぞれのPDSCHにTCI状態を割り振ることとして記述されることが可能である。これは、従来のソリューション(たとえば、NR Rel-15)に比較した別の例示的な際立っている特徴である。
PDSCHの繰り返しごとにTCI状態を割り振ること
さまざまな例示的な実施形態は、さまざまな方法でそれぞれのPDSCHにTCI状態を割り振ることが可能である。いくつかの実施形態においては、それぞれのPDSCHに関するTCI状態は、たとえば、複数のアクティブなTCI状態のセットを示すことをMAC制御要素(CE)に行わせることによって、RRCまたはMAC CEによって設定されることが可能である。たとえば、MAC CEは、2つ、4つ、または8つのアクティブなTCI状態のセットを示すことが可能であり、PDSCHの繰り返しのそれぞれは、そのセットを構成しているアクティブな状態を、その他のPDSCHの繰り返しに関連付けられている事前に規定された順序とは重複していない事前に規定された順序(たとえば、周期的な順序)で使用することが可能である。より具体的な例として、NR Rel-15においてMAC CEによって選択される2つ、4つ、または8つのアクティブなTCI状態は、周期的な様式でPDSCHの繰り返しのために使用されることも可能である。たとえば、それぞれのPDSCHは、アクティブ化されたTCI状態のうちの1つを、事前に規定された順序で使用する。
あるいは、PDSCHの繰り返しにおいて使用されることになる複数のソース(たとえば、TRP)を選択する際にさらに多くの柔軟性をネットワークスケジューラに与えるために、選択されたアクティブなTCI状態は、PDSCHの繰り返しに関するスケジューリングDCIにおいて示されることが可能である。言い換えれば、DCIは、繰り返しを伴ってPDSCHをスケジュールする場合に、アクティブ化されたTCI状態のうちから選択を行うことが可能である。下記のテーブル6は、例示的な構成を示しており、この構成では、PDSCHの繰り返しに関するアクティブな状態のセット(たとえば、TCI状態0~3)は、RRCまたはMAC CEによって設定されることが可能であるが、個々のPDSCH繰り返しへの個々のアクティブなTCI状態の割り振りは、PDCCH上のDCIによって提供される。この例においては、2ビットのDCIフィールドが、4つの異なるソース(たとえば、TRPまたはビーム)によって送信される4つのPDSCH繰り返しへの4つのアクティブなTCI状態の特定の割り振りを有するテーブル行を選択する。言い換えれば、テーブル6のコンテンツ(イタリックでの)は、RRCおよび/またはMAC CEによって設定されることが可能であり、次いで2ビットのDCIフィールド(この例において使用されている)が、テーブルにおける行を選択する。
下記のテーブル6によって示されている実施形態においては、スケジューラは、どのTRPがDCI値による繰り返しに関与するかを動的に選択することも可能である。これは、たとえば、特定のTRPがその他のUEへの送信でビジーである場合に有益であることがある。たとえば、DCI=00は、4つのTRPを含み、それらのTRPはそれぞれ、別々のアクティブなTCI状態を割り振られている。対照的に、スケジュールは、第2の行(たとえば、DCI=01を伴う)または第3の行(たとえば、DCI=10を伴う)を選択することによってPDSCHの繰り返しを制限することが可能であり、それらの行のそれぞれは、2つのTRPのみを含み、それぞれのTRPは、2つの異なるアクティブなTCI状態を割り振られている。TCI状態0のみがすべての繰り返しのために使用されるということを示す第4の行など、単一のTRPのみが使用される行を設定することも可能である。この行は、DCI=11によって選択されることが可能である。繰り返しの数が、設定されているテーブルにおける列の数よりも多いこと(すなわち、この例においては>4)も可能である。そのような実施形態は、繰り返し上でラップアラウンドまたはモジュラス演算を採用することが可能である(たとえば、繰り返し4が、繰り返し0と同じTRPを使用するなど)。
Figure 0007223856000010
いくつかの実施形態においては、時間ドメイン繰り返しの数は、RRCパラメータpdsch-AggregationFactorを介して半静的に設定される代わりに、DCIにおけるTCIフィールドを介して符号化され伝達されることが可能である。たとえば、RRCで設定されたそれぞれの候補TCI状態は、時間ドメイン繰り返しの数に関連付けられることが可能である。その他の実施形態においては、別個のRRC設定パラメータが、DCIにおけるTCIフィールドのそれぞれのコードポイントを繰り返しの数にマップし、そして加えて、PDSCHの繰り返しへのアクティブ化されたTCI状態のマッピング順序を設定することが可能である。その他の実施形態においては、MAC CE TCI状態アクティブ化メッセージは、どのTCI状態候補がTCIフィールドのどのコードポイントにマップされているかに加えて、DCIにおけるTCIフィールドのコードポイントに関連付けられている繰り返しの数の表示を含む。
Rel-15 NRにおいては、DCIのTCIフィールドにおけるビットの数は、高位レイヤパラメータtci-PresentInDCIが有効にされているかどうかに応じて、0または3である。したがって、この3ビットフィールドを用いて、合計で8つのTCIコードポイント値を示すことが可能である。3GPP TS38.321によれば、2つのTCI状態がアクティブ化された場合には、これらのアクティブ化されたTCIフィールドは、DCIにおけるTCIフィールドの最初の2つのTCIコードポイント値(すなわち、「000」および「001」)にマップされる。そのようなケースにおいては、残りの6つのTCIコードポイント値(すなわち、「010」、「011」、「100」、「101」、「110」、および「111」)には、いずれのアクティブ化されたTCI状態もマップされていない。より一般的には、NR Rel-15においては、N<8個のTCI状態がMAC CEによってアクティブ化された場合には、8-N個のコードポイント値には、いずれのアクティブなTCI状態もマップされないことになる。
したがって、いくつかの例示的な実施形態においては、最大でM個のTCI状態(たとえば、M=8)からN個のTCI状態がアクティブ化され、N<Mである場合には、M-N個の使用されていないコードポイント値が、PDSCHのマルチTRP繰り返しのために使用されることが可能である。たとえば、別々のTRPから送信されたそれぞれのPDSCHは、アクティブ化されたTCI状態のうちの1つを、事前に規定された順序で使用する。最初のN個のコードポイントは、NR Rel-15におけるように単一のTCI状態を伴う単一のTRP送信のために使用される。したがって、この実施形態は、単一のTRP送信と、PDSCHダイバーシティを伴うマルチTRP送信との間における動的な切り替えを容易にする。
上で簡単に言及されているように、PDSCHの繰り返しは、別々の周波数リソース(たとえば、シンボル内の)にわたって、または同じ周波数リソースにおけるレイヤどうしにわたって(たとえば、同じRE上での空間的な繰り返し)マップされることが可能である。いくつかの実施形態においては、時間ドメインPDSCH繰り返しが設定されることが可能であり、これは、さらに多数の繰り返しを容易にすることが可能である。このケースにおいては、上で論じられているモジュラスまたはラップアラウンドスキームが使用されることが可能であり、したがって、それぞれの送信されるPDSCHごとにTRPが周期的に選択される。たとえば、2の繰り返しが周波数ドメインおよび時間ドメインの両方において設定されている場合には、繰り返し0および1は、OFDMシンボルの同じ第1のセットにあり、繰り返し2および3は、次の利用可能なDLスロットにおいてなど、その後に生じるOFDMシンボルの第2のセットにある。
いくつかの実施形態においては、DCIはまた、PDSCH繰り返し(たとえば、繰り返しごとの、RRCで設定されたリソースによる)が適用されるべきかどうかに関する情報を含むことが可能である。スロットのPDCCH領域においては、特定のPDCCHが配置されている多くの場所があることがあり、これは、PDCCHがUE固有であるかまたは共通であるか、ならびに使用されるアグリゲーションレベル(AL)に基づいて異なる。それぞれのPDCCHは、1つのDCIを搬送し、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によって識別され、RNTIは、DCIのCRC添付ファイルにおいて暗黙的に符号化されている。いくつかの実施形態においては、PDCCH RNTIは、PDSCH繰り返しが適用されるべきかどうかを区別するために使用されることが可能である。たとえば、繰り返しは、PDCCHがセルRNTI(C-RNTI)に関連付けられている場合には、適用可能ではないが、PDCCHが変調コーディングスキームセルRNTI(MCS-C-RNTI)に関連付けられている場合には、以前の高位レイヤ設定に従って適用可能である。
データパケットの信頼性を高めるために、データペイロードは、さまざまな冗長バージョン(RV)で符号化されることが可能である。これは一般的に、LTEおよびNRにおいては再送信において使用され、その場合、それぞれ再送信においては、別々のRVが使用される(たとえば、RV=0、1、2、3など)。NRにおいては、RRCパラメータpdsch-AggregationFactorまたはpusch-AggregationFactor(それぞれは、動的スケジューリングのためのもの)と、ULの設定されたグラントを伴うPUSCHに関するrepKとに基づいて、時間の繰り返しを伴ってPDSCHまたはPUSCHをスケジュールすることが可能である。このケースにおいては、PxSCHは、スケジュールされるが、設定されたRRCパラメータによって特定される繰り返し回数まで、複数の隣接するスロットにおいて送信される。
いくつかの実施形態においては、それぞれのPDSCH繰り返しは、OFDMシンボルの同じセットにおける別々の周波数リソースにマップされる場合には、トランスポートブロック(TB)を含むデータの異なる冗長バージョン(RV)を搬送することも可能である。RVとPDSCH繰り返し/TRPとの間におけるマッピングは、たとえば、DCIにおけるフィールドによって示されることが可能である。下記のテーブル7は、例示的な構成を示しており、この構成では、2ビットのDCI値が、RVと個々のPDSCH繰り返しとの間における4つのマッピングのうちの1つを示している。
Figure 0007223856000011
上記の論考は、それぞれの送信が、関連付けられているスケジューリングDCIを有している動的にスケジュールされたPDSCHに基づいていたが、それぞれの送信が、関連付けられているDCIを有していない半永続的にスケジュールされた(SPS)PDSCHにも、同様の技術が適用されることが可能である。たとえば、UEは、CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うDCIを受信した後に、RRCで設定されたリソース上でPDSCHを受信することが可能であり、これは、SPSリソースをアクティブ化する。この様式においては、TCI状態テーブルのコンテンツは、RRC IEによって設定されることが可能であり、後続のアクティブ化DCIが、対応するDL SPSプロセスのPDSCHに適用するためのテーブル行を選択することが可能である。
周波数リソースの割り当て
周波数分割多重化された(FDM)、マルチTRP PDSCH送信をサポートするためには、複数の周波数リソースが、PDSCHの繰り返しごとに1つずつ割り振られなければならない、および/または規定されなければならない。このような割り振りは、TCI状態の循環を、またはより正確には、ソースRSとそれぞれのPDSCH DMRSとの間におけるQCL関係に関するソースRSの循環を容易にする。いくつかの実施形態においては、固定されたサイズ(たとえば、リソースあたりのPRBの数および/またはOFDMシンボルの数)の複数の(たとえば、N>1個の)リソースが、RRCおよび/またはMAC CEを介した高位レイヤシグナリングを使用して事前に設定されることが可能である。その後に、PDSCH繰り返し送信をトリガするDCIが、これらの事前に構成されたリソースの使用を開始またはトリガすることが可能である。
その他の実施形態においては、DCIは、単一のプライマリーPDSCHリソースのスケジューリングに加えて、そのプライマリーPDSCHと同じOFDMシンボルにおける追加のN-1個のPDSCHの繰り返しの表示を含むことが可能である。たとえば、これらの追加のPDSCHに関するリソースの配置または場所は、たとえば、RB、プリコーディングRBグループ(PRG)、またはRBグループ(RBG)に関して測定された周波数オフセットを使用して、プライマリーPDSCHリソースと相対的に示されることが可能である。それぞれのPDSCHに対する相対オフセットの表示は、RRCまたはMAC CEなどの高位レイヤによって設定されることが可能である。いくつかの変形形態においては、相対オフセット値は、周波数ドメインにおけるプライマリーPDSCHのスケジュールされた幅、キャリアの帯域幅、および/またはプライマリーリソースを含むBWPの帯域幅に依存することが可能である。
いくつかの実施形態においては、ネットワーク(たとえば、サービングgNB)は、同じオフセット値を用いて複数のUEを設定し、それらの複数のUEを、周波数ドメインにおいて隣接しているプライマリーPDSCHリソースを使用してスケジュールすることが可能である。この様式においては、それぞれのUEに関する周波数ドメインPDSCH繰り返しリソースどうしは、コムのようなパターンで構成されることが可能であり、それによって、複数のUEに関するPDSCH繰り返しは、重複していないPDSCHコムどうしでスケジュールされることが可能である。これは、それぞれのスケジュールされているUEに関する周波数ダイバーシティを提供しながら、利用可能な周波数リソースの好ましいおよび/または最適な(たとえば、最大限の)使用を容易にすることが可能である。
その他の実施形態においては、仮想RB(VRB)割り振りが使用されることが可能であり、複数のPDSCH繰り返しは常に、プライマリーPDSCHリソースのVRB割り当てに後続するVRBにおいて割り当てられることが可能である。これらの実施形態においては、周波数全体にPDSCHを分散する、VRBからPRBへのマッピングを設定することによって、周波数ダイバーシティが達成されることが可能である。このVRBからPRBへのマッピングは、RRCを介して事前に設定されること、DCI VRBからPRBへのインジケータフィールドを使用して、RRCで設定された候補のセットからDCIにおいて示されること、またはTCI状態において符号化されることが可能である。VRBからPRBへのマッピングはまた、PDCCH固有であること、およびPDSCHの実際のリソース割り当てに依存することが可能であり、それによって、それぞれの繰り返されるPDSCHは常に、連続したPRBにマップされることが可能である。
いくつかの実施形態においては、相対オフセットが、DCIにおいて提供されるTCI状態インジケータによって表されることが可能であり、それによって、スケジューラが値Nを動的に選択することが容易になる。それぞれのTCI状態は、1つまたは複数のリソース割り当てオフセット値offset#nを用いて設定されることが可能である。下記のテーブル8は、上記のテーブル6の例示的なバリエーションを示しており、このバリエーションにおいては、DCIにおけるTCI状態インジケータ値がまた、それぞれのPDSCH繰り返しに関する特定のオフセットにマップしている。テーブル6におけるように、DCI=00は、4つの異なるTRPからの、その一方でまたプライマリーPDSCHに対する3つの異なるオフセット値(高位レイヤによって設定されることが可能である)における送信を意味する。その一方で、TCI状態DCIが「01」または「10」を示している場合には、2つのTRPのみが使用され、第2のPDSCHは、プライマリーPDSCHに対するoffset#1で送信される。
あるいは、高位レイヤは、すべての繰り返しに関する正確なリソース割り当てを直接設定し、プライマリーPDSCHに対する相対オフセットを必要とせずに、これをそのようなテーブル(テーブル8)にマップすることが可能である。
いくつかの実施形態においては、PDSCH繰り返しの周波数オフセットが、割り振られているBWPの外にある場合には、その繰り返しは破棄されることが可能である。あるいは、モジュラスアプローチを適用して、PDSCH繰り返しをBWPの下端におけるリソースへラップアラウンドすることが可能である。
Figure 0007223856000012
PDSCHの半永続的な送信
相対周波数オフセットを利用する上述の実施形態は、同様の原理に従ってSPS PDSCHに適用されることも可能である(たとえば、それぞれの送信は、関連付けられているDCIを有さない)。たとえば、CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うDCIが、事前に設定されたDL-SPSリソースをアクティブ化した後に、UEは、RRCで設定されたDL-SPSリソース上でPDSCHを受信することが可能である。TCI状態およびオフセットテーブル(たとえば、テーブル8)のコンテンツは、RRC IEによって設定されることが可能であり、後続のアクティブ化DCIが、SPS PDSCHに適用するためのテーブル行を選択することが可能である。
PDSCHの空間的な繰り返しに関するサポート
その他の例示的な実施形態は、周波数ドメインにおいては重複しているが空間ドメインにおいては重複していないリソース上でPDSCH送信を設定することが可能である。これは、レイヤ間干渉キャンセルを含む、マルチレイヤ受信をサポートするために必要とされるUE受信機の複雑さの増大と引き換えに、使用される帯域幅の点で効率的であることが可能である。たとえそうでも、大きなデータブロックに関しては、複数のPDSCH繰り返しを周波数多重化することが可能ではない場合があり、そのケースにおいては、PDSCHの空間的な繰り返しが、唯一の可能なことである。いくつかの実施形態においては、PDSCH繰り返しは、周波数ドメインおよび空間ドメインの両方において設定されることが可能であり、たとえば、2つの異なる周波数リソースにおけるN=4個の繰り返しであり、それぞれの周波数リソースは、2つのPDSCHの空間的な繰り返しを搬送する。
スロットにおける、またはスケジュールされているOFDMシンボルの同じセットにおけるN個のPDSCH繰り返しのうちの少なくとも2つが、同じ周波数リソースに割り当てられるこのような実施形態においては、PDSCHごとのDMRSポートの選択は異なり、それによってそれらは直交し、これは、チャネル推定の良好なパフォーマンスを確実にする。別の言い方をすれば、それぞれのPDSCHに関するDMRSポートは、周波数ドメインにおいて重複するその他のPDSCH繰り返しに直交するように設定されることが可能であり、これは、良好なチャネル推定パフォーマンスを容易にする。PDSCHへのDMRSの割り振りは、以降で記述されているように、いくつかの方法で達成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、それぞれのTCI状態ごとにDMRSポートの別々のセットが設定されることが可能である。これは、たとえば、RRCまたはMAC CEによって作成されたTCI状態設定にDMRSポートを含めることによってなど、高位レイヤシグナリングによって行われることが可能である。CDMグループにおけるすべてのポートが相互にQCLでなければならないというNR Rel-15の要件に準拠するために、別々のTCI状態が、別々のCDMグループのDMRSポートに関連付けられることが可能である。たとえば、DMRSタイプ1が設定されている場合には、TCI_state#0が、DMRSポート1000および1001を使用することが可能であり、その一方でTCI_state#1が、DMRSポート1002および1003を使用することが可能である。PDSCHごとにランク1がスケジュールされている場合には、それぞれのTCI_stateの第1のポートが使用されることが可能である(たとえば、ポート1000および1002)。その一方で、PDSCHごとにランク2がスケジュールされている場合には、関連付けられているCDMグループからの両方のポートが使用されることが可能である。
その他の実施形態においては、それぞれのPDSCH繰り返しごとにDMRSポートの別々のセットが設定されることが可能である。たとえば、それぞれの繰り返しは、受付番号(たとえば、周波数リソース割り当て設定に基づく)を用いて識別されることが可能であると想定されたい。そのようなケースにおいては、重複しているリソースにおけるPDSCHの繰り返しどうしの間で、最も小さい番号を有するPDSCHが、第1のCDMグループからのDMRSポートを使用するように設定されることが可能であり、次に小さい番号のPDSCHが、第2のCDMグループからのDMRSポートを使用するように設定されることが可能である、といった具合である。別の変形形態においては、2つのPDSCHが、同じTCI状態(たとえば、同じTRPから送信された)を有する場合には、DMRSポートどうしは、(それらがQCLであるので)同じCDMグループから選択され、その一方で、異なるTCI状態を有するPDSCHは、次のCDMグループからのDMRSポートを使用することが可能である。
説明に役立つ例として、DMRSタイプ1を伴って設定された2つのTRPからペアで送信される4つの重複したPDSCHの送信について考えていただきたい。最初の2つのPDSCHは、同じTCI状態を使用することが可能であり、したがって、DMRSポート1000および1001(CDMグループλ=0)を割り振られることが可能であり、その一方で第3および第4のPDSCHは、別のTCI状態を使用することが可能であり、したがって、DMRSポート1002および1003(CDMグループλ=1)を割り振られることが可能である。
同じTCI状態を有するPDSCHに関して、DMRSポート番号がCDMグループとともにインクリメントされ、次のTCI状態のDMRSポートが次のCDMグループに割り振られるなど、より一般的なルールが規定されることも可能である。そのようなルールは、DMRSタイプ1を伴って設定された2つのTRP(2つのCDMグループ)と、DMRSタイプ2を伴って設定された3つのTRP(3つのCDMグループ)とに関するサポートを容易にすることが可能である。
データスクランブリング
その他の実施形態においては、複数のPDSCH繰り返しが周波数リソースにおいて重複している場合には、それぞれのPDSCHに関して別々のスクランブリングが設定されることが可能である。これは、1つのPDSCHにおける2コードワード(CW)送信に関してLTEおよびNRにおいて見られるような、パフォーマンス上の利点を提供することが可能である。それぞれのCWごとに別々のスクランブリング初期化シードを規定することによって、別々のスクランブリングが規定されることが可能である。Rel-15においては、スクランブリングを生成するための初期化シードは、
c_init=215*n_RNTI+214*q+n_ID
によって規定され、この場合、n_RNTIは、スケジュールされたPDSCHに関するRNTIであり、qは、CWインデックス{0,1}であり、n_IDは、UE固有の、RRCで設定された値である。重複したケースにおいてPDSCHごとのスクランブリングを達成するために、上記の関係は、
c_init=215*n_RNTI+214*q+n_ID+210*N
に従って修正されることが可能であり、この場合、N=0、1、2、...は、特定のPDSCH繰り返しに関する識別子である。いくつかの実施形態においては、Nは、所与のリソースにおけるそれぞれの重複しているPDSCHごとにインクリメントされることが可能であり、N=0は、重複しているPDSCHを伴う次の周波数リソースにおける最も小さい番号のPDSCHのために再び再利用される。その他の実施形態においては、Nは、OFDMシンボルの同じセットまたは同じスロットにおいて送信されるすべてのPDSCHに関して順次インクリメントされることが可能である(たとえば、ゼロにリセットすることなく)。
これらの実施形態の変形形態においては、PDSCHのそれぞれの繰り返されるコピーが、たとえば、任意の関与しているTRPとのPDSCH繰り返しに適用可能な一般的な設定としてRRCによって別個に設定されるn_ID値に関連付けられるように設定されることが可能である。あるいは、別々のn_ID値が、TCI状態またはQCLソースとの関連付けのために設定されることによって、スケジュールされた繰り返しに間接的に関連付けられることが可能である。
PUSCH送信との類似性
上記の説明は、PDSCH繰り返しに焦点を合わせているが、記述されている原理は、特定の適切な修正とともにPUSCH繰り返しに適用されることも可能である。たとえば、Rel-15において規定されているPUSCH TCI状態はないが、そのような機能は、将来導入される可能性がある。あるいは、SRSリソース表示(SRI)は、TCI状態がPDSCHに関して行うのと同じ役割を果たすことが可能である。たとえば、SRIの循環は、上で論じられているTCI状態の循環と同様の様式でPUSCH送信どうしにわたって使用されることが可能であり、それぞれのPUSCH繰り返しにおいて同じデータブロックが搬送される(必要に応じて、別々のRVを用いて)。さらに、それぞれのSRIは、個々に送信することが可能である特定のUEアンテナパネルを示すことが可能であり、それによって、PUSCH繰り返しにおいて空間ダイバーシティを提供する。
さらに、PUSCHのDMRSポート選択およびデータスクランブリング選択は、PDSCHに関して上で論じられているのと同じ原理に基づくことが可能である。たとえそうでも、PUSCHに関しては、同じCDMグループ内のDMRSポートどうしが、同じSRI(すなわち、同じパネル)に属していなければならないという必要はない。したがって、PUSCHに関しては、DMRSポートどうしは、CDMグループを考慮せずに(たとえば、独立して)線形に割り当てられることが可能である。
PUSCH繰り返しの実施形態においては、OFDMシンボルの連続したブロック(たとえば、連続したPRB)におけるPUSCH繰り返しのために周波数ドメインリソースを割り当てることが有益であることがある。そのようなケースにおいては、PDSCHに関するのと同様に、繰り返しごとの周波数リソースオフセットは、明示的にシグナリングされることを必要としない場合がある。むしろ、PUSCHの2つの隣接する繰り返しの間におけるオフセットは、PUSCHの単一の繰り返しのために使用されるPRBの数から黙示されることが可能である。
半永続的なULスケジューリングに関して、ULで設定されたグラント(CG)の2つのタイプが、Rel-15において提供されている。タイプ2CGは、DL SPSと非常に類似しており、それによってUEは、CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うDCIがUL CGリソースをアクティブ化した後に、RRCで設定されたリソース上でPUSCHを送信することが可能である。したがって、DL SPSに関して上述されている実施形態は、タイプ2UL CGを伴う使用に適用されることが可能である。たとえば、SRI状態テーブルのコンテンツは、RRC IEによって設定されることが可能であり、その後にアクティブ化DCIが、SPS PUSCHに適用するためのテーブル行を選択する。
対照的に、タイプ1UL CGに関しては、PUSCH送信は、RRCによって設定されることのみが可能であり、アクティブ化DCIは含まれない。したがって、PUSCH繰り返しのすべての設定は、RRCを介して提供されるべきである。たとえば、タイプ1UL CGのRRC設定は、(たとえば、テーブル6において示されているTCI状態の行と同様の)使用するためのSRI状態のシーケンスを提供する。
設定可能な繰り返しパターン
その他の実施形態においては、複数の繰り返しパターンがRRCによって設定されることが可能であり、それぞれのパターンは、DCIによってその後にスケジュールされるPDSCH(またはPUSCH)繰り返しに関する時間リソースおよび/もしくは周波数リソース、空間関係(もしくはTRPもしくはTCI状態)、RV、ならびに/またはDMRSポートを示す。K個のPDSCH(またはPUSCH)送信に関しては、繰り返しパターンは、K-1個の状態{(t,f,s,v,d),...,(t,f,s,v,d)}を含むことが可能であり、それぞれの状態は、1つのPDSCH(またはPUSCH)送信インスタンスに関連付けられている。タプル(tk、fk)は、k番目の送信に関する時間リソースおよび周波数リソースを表し、その一方でタプル(sk、vk、dk)は、それぞれk番目の送信に関連付けられているTCI状態、RV、およびDMRSポートを表す。DMRSポートは、テーブル4またはテーブル5の最初の列におけるインデックスとして設定されることが可能である。最初のPDSCH(またはPUSCH)送信に関する時間リソースおよび周波数リソース、空間関係(またはTCI状態)、RVバージョン、ならびに/またはDMRSポートは、さまざまなテーブルを参照しながら記述されているのと同様の様式で、PDSCH/PUSCH繰り返しをスケジュールするために使用されるDCIにおけるビットフィールドによって示されることが可能である。使用されることになる繰り返しパターンは、設定されている複数の繰り返しパターンから動的に選択されることが可能であり、スケジューリングDCIにおけるビットフィールドを使用してUEに示されることも可能である。
いくつかの実施形態においては、(t,f)は、それぞれ、最初のPDSCH(もしくはPUSCH)送信に関する、またはより一般的には(k-1)番目のPDSCH(もしくはPUSCH)送信に関する時間リソースおよび周波数リソースに対する時間オフセットおよび周波数オフセットを表すことが可能である。時間リソースオフセットは、スロット、ミニスロット、またはOFDMシンボルを単位とすることが可能であり、周波数オフセットは、RB、プリコーディングRBグループ(PRG)、またはRBGを単位とすることが可能である。条件t=tk-1は、k番目の送信と、(k-1)番目の送信とが、同じ時間リソースを使用したということを示す。同様に、f=fk-1である場合には、k番目の送信と、(k-1)番目の送信とは、同じ周波数リソースを使用する。t=tk-1およびf=fk-1の両方であるが、s≠sk-1である場合には、k番目の送信と、(k-1)番目の送信とは、同じ時間リソースおよび周波数リソースにあるが、別々の空間リソース(たとえば、TRPまたはパネル)からのものである。いくつかの実施形態においては、(t,f,s,v,d)のうちの1つまたは複数が事前に規定されること、またはその他のパラメータに黙示的に関連および/もしくはリンクしていることが可能である。
図9は、本開示のさまざまな例示的な実施形態による、UEが、PDSCHダイバーシティ送信を提供することが可能である2つのgNBと通信する例示的なオペレーションシナリオを示している。この例においては、PDSCH繰り返しに関するリソースどうしは、周波数において重複していない。UEは、複数のTCI状態をアクティブに追跡把握するようにgNB1によって(たとえば、MAC CEアクティブ化によって)設定されることが可能である。UEは、それぞれのTCI状態に関する関連付けられているRS上で測定を実行することによって、これらの複数のTCI状態を追跡把握することを開始する。TCI状態に関連付けられているRSは、同じTCI状態に関連付けられているPDSCHと同じgNBから送信されるということに留意されたい。
UEは次いで、1つのスロットにおいて、たとえば、OFDMシンボルの同じセットにおいて複数のPDSCHをスケジュールするDCIを受信する。UEは次いで、それぞれのPDSCH繰り返しに関連付けられている別々のアクティブなTCI状態に従って、これらの複数のPDSCH(典型的には、同じデータブロックを含み、任意選択で別々のRVを有する)を受信する。したがって、図9においてgNB1およびgNB2として示されている別々のTRPによって別々の繰り返しが送信されることが可能である。
図10は、本開示のその他の例示的な実施形態による、UEが、PDSCHダイバーシティ送信を提供することが可能である2つのgNBと通信する別の例示的なオペレーションシナリオを示している。このシナリオにおいては、PDSCH繰り返しに関するリソースどうしは、周波数において重複しているが、空間的に重複しておらず、2つのPDSCHのマルチレイヤMIMO送信をもたらしている。それぞれのPDSCHは、複数のレイヤを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、UEは、ネットワークがこの様式においてUEを設定する前に、階層化されたPDSCHのこのPDSCH繰り返しモードに関するサポートをシグナリングすることが可能である。
上述されているものを含む本開示のさまざまな実施形態は、1つまたは複数の3GPP TSG RAN仕様(たとえば、NR Rel.16におけるマルチTRPオペレーション)のフレームワーク内で実施されることが可能である。以降の説明は、これらの実施形態に関連した特定の態様および/または拡張が、例示的な様式で(たとえば、提案および所見に基づいて)どのように指定および/または標準化されることが可能であるかを示している。しかしながら、これらおよびその他の態様および/または拡張は、3GPP仕様において、および/またはその他の仕様もしくは標準においてなど、その他の適切な方法において指定および/または標準化されることが可能である。
カテゴリー1: マルチPDCCHベースのマルチTRPスケジューリング
オペレーションのこのモードにおいては、スロットにおいて複数のPDCCHが受信されることが可能であり、それぞれのPDCCHは、1つのPDSCHをスケジュールする。一般には、Rel-15 NRは、CORESETごとのTCI状態の設定、およびPDSCHに関しては、DMRSスクランブリングを含めて、原則として再利用されることが可能である。したがって、オペレーションのこのモードに関しては、仕様の変更はあまり想定されていない。
マルチPDCCHスケジューリングにおいては、別々のTRPのスケジューラどうしの間における実施ベースの半動的な調整があるであろう。この調整の複雑さは、バックホールレイテンシの範囲に応じて、リソースの半静的から半動的な確保によって、単純にすることが可能である。さまざまな展開条件に起因して、どのような種類のスケジューラ調整が使用されることになるかについてのRAN1仕様のガイダンスを想定することは困難である。
したがって、複雑さを制限するためには、UEによって何が予期されているか、UEがどんなスケジューリングシナリオを取り扱う準備ができているべきか、およびUEがその実施においてどんなスケジューリングの組合せを無視することが可能であるかに焦点を合わせる方がよい。したがって、RAN1がUE上の要件に焦点を合わせて、UEがどんなスケジューリング条件をサポートすることを必要とされないかについて合意することが推奨される。
提案: マルチPDCCH受信をサポートするUEに関するそれぞれのPDCCHは、1つのPDSCH(少なくともeMBBに関する)をスケジュールし、Rel.16 UEは、下記を伴ってスケジュールされることを予期されない。
時間ドメインおよび周波数ドメインリソース割り当てにおける部分的に重複しているPDSCHどうし
重複しているPDSCHリソース割り当てどうしに関する同じCDMグループにおけるDMRSどうしを伴う複数のPDSCH
UEによってサポート/設定されているレイヤの最大数よりも多い、重複している時間周波数リソースにおけるすべてのPDSCHにわたるレイヤの総数
2よりも多い、重複している時間周波数リソースにおけるすべてのPDSCHにわたるCWの総数
これが意味しているのは、重複しているPDSCHスケジューリングが生じた場合には、PDSCHごとに最大で1つのCWがサポートされ、ひいては、このマルチPDCCHのケースにおいては、PDSCHごとにランク1~4のみがサポートされることが必要である。
複数のPDCCHをモニタおよび受信することに関しては、検索空間のキャパシティまたはブロッキングに伴う問題があるということを示さなければならない。なぜなら、マルチTRP送信の利得は、低い負荷においてのみ目に見えるものであり、ひいては、必要とされるPDCCHキャパシティに対する需要が低いからである。TRPごとのPDCCHが設定されることが望ましいケースに備えて、複数のCORESETを設定することが既にサポートされている(個々のTCI状態を伴って)。
i. アンテナポート表示テーブル
マルチTRP送信をサポートするためには、1つのTRPから送信されるDMRSポートは、同じCDMグループに属していなければならない。したがって、アンテナポートテーブルは、TRPごとのCDMグループ内のフレキシブルな数のレイヤを示すことができなければならない。
DMRSタイプ1に関するRel-15テーブルは、それぞれ第1および第2のCDMグループにおけるこれらのレイヤ(L1,L2)のスケジューリングをサポートする。
シングルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2)=(1,0),(2,0),(0,1),(0,2)
ダブルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2)=(1,0),(2,0),(3,0),(4,0),(0,1),(0,2),(0,3),(0,4)
したがって、DMRSタイプ1のケースにおいては、マルチPDCCHスケジューリング用にアンテナポートテーブルを更新する必要はない。PDCCHは、任意のCDMグループ内に含まれているそれらのレイヤからフレキシブルに1~4つのレイヤを示すことが可能である。
第2のCDMグループからのDMRSポートが、Rel-15アンテナポート表示テーブルの使用によって1つのPDCCHによって示される場合には(たとえば、ポート2、3を伴うランク2スケジューリング)、その関連付けられているPDSCHは、第1のCDMグループにマップされることが可能ではない(両方のCDMグループは、現在のテーブルにおいては「データなし」と示されているので)ということに留意されたい。しかしながら、PDCCHによる1つのCDMグループのみの選択は、1つのTRPが送信を行っている場合にのみ生じ、半動的調整スケジューラは、そのTRPが第1のCDMグループ(たとえば、ポート0、1)におけるDMRSを使用するべきであるということを代わりに示すことが可能である。したがって、Rel-15アンテナポート表示テーブルは、変更されずに使用されることが可能であり、この場合、第2のCDMグループは、第1のCDMグループもDMRSのために使用されるときにのみ使用される。
DMRSタイプ2に関するRel-15テーブルは、それぞれ第1、第2、および第3のCDMグループにおけるこれらのレイヤ(L1,L2,L3)のスケジューリングをサポートする。
シングルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2,L3)=(1,0,0),(0,1,0)(0,0,1),(2,0,0),(0,2,0),(0,0,2)
ダブルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2,L3)=(1,0,0),(0,1,0)(0,0,1),(2,0,0),(0,2,0),(0,0,2),(3,0,0),(0,3,0),(0,0,3),(4,0,0),(0,4,0),(0,0,4)
したがって、DMRSタイプ2のケースにおいては、マルチPDCCHスケジューリング用にアンテナポートテーブルを更新する必要はない。PDCCHは、任意のCDMグループ内に含まれているそれらのレイヤからフレキシブルに1~4つのレイヤを示すことが可能である。
提案: マルチPDCCHオペレーションに関しては、Rel-15アンテナポート表示テーブルは、修正を伴わずに再利用されることが可能である。
ii. PDSCHレートマッチング
複数のTRPにおける半静的なRSおよびチャネル設定が考慮されなければならないので、PDSCHレートマッチングが、マルチTRPスケジューリングにとって重要である。たとえば、複数のPDCCHのアプローチにおいては、UEは、別々のPDSCHリソースマッピング情報を示すPDSCHどうしをスケジュールする複数のPDCCHをいくつかのスロットにおいて受信することが可能である。UEがこのケースにおいてPDSCHリソースマッピング(すなわち、PDSCHレートマッチング)を実行するべきであるかどうか、およびどのように実行するべきであるかは、未解決の問題である。なぜなら、NR Rel-15は、同時に単一のPDSCHをスケジュールする単一のPDDCHを受信することを明記しているだけだからである。その上、別々のTRPは、(適用可能な場合には)TRSおよびLTE CRSの別々の設定を有する。したがって、下記のことが提案される。
提案: 別々のgNBからの複数の確保されているリソースの周りにPDSCHリソースマッピングを拡張するためのメカニズム、すなわち、検知されるPDCCHの周りでの動的なリソースマッピングを含む、設定されるCORESET、ZP-CSI-RS-ResourceSet、およびlte-CRS-ToMatchAroundをサポートされたい。
カテゴリー2: 単一PDCCHベースのマルチTRPスケジューリング
i. コードワードからレイヤへのマッピングおよびCWの数
議論の余地のある問題は、単一のPDSCHでマルチTRP送信を展開する場合にもRel-15のコードワードからレイヤへのマッピングを維持するかどうか、またはマッピングにおける仕様変更を検討する利点があるかどうかである。NRにおいては、単一のCWが最大で4つのレイヤにマップされ、したがって、Rel-16におけるCWからTRPへのマッピング上で考慮すべき下記の2つのオプションがある。
オプション1(新たなマッピング): スケジュールされたPDSCHに関して、それぞれのTRPごとに1つの個々のCWが送信される。
オプション2(Rel-15のマッピング): スケジュールされたPDSCHに関して、1つのCWが送信され、すべてのTRPにわたってマップされる。
オプション1においては、TRPにそれぞれがマップされている別々のCWに別々のMCSが割り当てられることが可能であるので、別々のTRPに対するパスロスの差が非常に大きい場合に、より良好なリンク適応という潜在的な利点がある。1つのCW上での復号エラーのケースにおいては、そのCWのみが再送信される必要がある。2つよりも多いTRPをサポートするためには、それぞれのCWがHARQ-ACKに関連付けられているので、大きな仕様の必要とされる変更があるということが欠点である。加えて、現在のCWからレイヤへのマッピングは、2つ、3つ、および4つのレイヤに関する2つのCWをサポートするように拡張される必要があり、Rel-15のコードワードからレイヤへのマッピングと、Rel-16のコードワードからレイヤへのマッピングとの間における半静的なまたは動的な切り替えの問題が対処される必要がある。さらに、2つのCWは、単一のCWに比較して、追加のCRCに関するオーバーヘッドを意味する。
オプション2に関しては、既存のRel-15のCWからレイヤへのマッピングでサポートされることが可能であり、したがって、仕様の変更は必要とされない。したがって、それぞれのレイヤは、DMRS CDMグループの使用によって特定のTRPに関連付けられる。3つすべてのCDMグループおよび拡張されたTCI状態の使用によって単一のPDCCHおよび単一のPDSCHで最大で3つのTRPがサポートされることが可能である(セクション2.2.2を参照されたい)。単一のCW、ひいては単一のMCSが使用されるので、複数のTRPに対するパスロスの差が大きい場合には、リンク適応は、TRPごとに別々のMCSを使用するほど良好ではないことがあるということが欠点であり得る。しかしながら、これは、いずれにしてもNC-JTに関するオペレーティングポイントではない。なぜなら、パスロスの差が大きい場合には、最良のTRPからすべてのレイヤを送信する方がよいからである。
マルチTRPについてのRel.15の論考において既に観察されたように、オプション2は、オプション1よりもわずかに優れている。同様の結果が、さらなる企業によっても、たとえば、屋内シナリオにおけるNC-JTに関する3GPP Tdoc R1-1900731において観察された([8]の図3を参照されたい)。DPSよりも良好なパフォーマンスをNC-JTが示すためには、UEはセルエッジにあるべきであり、両方のTRPに対する匹敵するパスロスを有するべきであり、このケースにおいては、TRPごとのリンク適応は利点を提供しないということが1つの理由である。マルチMCSベースのリンク適応は、単一のMCSのアプローチに比較して、CSIフィードバックの遅延およびエラーに対してさらに敏感であるということが別の理由である。オプション1に関しては、わずかに高い再送信確率も観察される。同様の結果が、3GPP Tdoc R1-1900731において示されており、単一のTRP MIMOに関して、4までのランクについては、単一のCWは、2つのCWよりもパフォーマンスが優れている。
Figure 0007223856000013
オプション2(単一のCW)を伴うNC-JTは、屋内シナリオにおいてオプション1(2つのCW)を伴うNC-JTよりもわずかに優れている。オプション2は、屋内の最も有望なNC-JTシナリオにおいてオプション1よりもわずかに優れており、既存のCWからレイヤへのマッピングのいかなる変更も必要としないということを考えると、Rel-16におけるマッピングを変更する理由はない。加えて、TRPごとのMCS適応を実行したいという、いくつかのシナリオにおける展開からの強い要望がある場合には、マルチPDCCHアプローチが使用されることが可能である。
提案: RAN1は、Rel-16におけるCWからレイヤへのマッピングおよび送信ランクごとのCWの数における変更はないと結論付けている。
ii. 拡張されたTCI状態
単一のPDCCHでマルチTRP送信をサポートするためには、それぞれのTRPから送信されるDMRSポートどうしは、同じCDMグループに属していなければならない。DMRSタイプ1および2に関しては、それぞれ2つおよび3つのCDMグループがあるので、最大で3つのTRP送信がサポートされることが可能である。そしてTCI状態は、QCLタイプごとに複数のソースRSを含むように拡張される必要がある。下記の提案が行われる。
UEがDMRSタイプ1および2それぞれのために設定されている場合には、TCI状態は、QCLに関する1つ、2つ、または3つのソースRSペアで設定されることが可能であり、ソースRSペアλを使用して、CDMグループλのDMRSポートに関するQCLプロパティを導出することが可能である。
DMRSタイプ1に関しては、TCI状態は、それぞれ2つのCDMグループのそれぞれに関して{{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=0,{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=1}を含むように設定されることが可能である。
DMRSタイプ2に関しては、TCI状態は、それぞれ3つのCDMグループのそれぞれに関して{{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=0,{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=1,{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=2}を含むように設定されることが可能である。
したがって、いくつかのTCI状態は、Rel-15におけるように単一のソースRSペア(またはQCLタイプDが適用可能でない場合には、単一のRS)を有し、DPSのために使用され、その一方でその他のいくつかのTCI状態は、2つまたは3つのソースRSペアを有し、NC-JTスケジューリングのために使用される。
Rel-15においては、ほとんどの展開にとって十分であるはずの最大で8つの異なるTRPのDPSをサポートすることが可能である最大で8つのアクティブなTCI状態がある。拡張されたTCI状態では、TCI状態ごとに2つまたは3つのTRPを選択する可能性があるので、さらに多くの組合せがある。したがって、8よりもさらにいっそう多くの(拡張された)TCI状態を可能にすることがRel-16にとって有益であるかどうかを検討することが必要である。しかしながら、同時に追跡把握されるTRSまたはSSBの数は、Rel-15におけるのと同じままであることが可能であり、拡張されたTCI状態の導入は、トラッキングに対する需要を拡張することにならないということに留意されたい。
提案: (アクティブな追跡把握されるQCLソースRSの最大数を増やすことなく)より多くの送信仮説に対応するためにアクティブなTCI状態を選択するためのDCIにおけるビットの数を増やすことが有益であるかどうかを検討されたい。
iii. アンテナポート表示テーブル
単一のPDCCHでマルチTRP送信をサポートするためには、それぞれのTRPから送信されるDMRSポートは、同じCDMグループに属していなければならない。したがって、アンテナポートテーブルは、TRPごとのCDMグループ内のフレキシブルな数のレイヤを示すことができなければならない。
DMRSタイプ1に関するRel-15テーブルは、それぞれ第1および第2のCDMグループにおけるこれらのレイヤ(L1,L2)のスケジューリングをサポートする。
シングルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2)=(1,0),(2,0),(0,1),(0,2),(1,1),(2,1),(2,2)、
ダブルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2)=(1,0),(2,0),(3,0),(4,0),(0,1),(0,2),(0,3),(0,4),(1,1),(2,1),(2,2)。
ここでは、(1,2)、すなわち、第1のTRPから1つのレイヤを、そして第2のTRPから2つのレイヤをスケジュールする機能が欠落しているということを見て取ることが可能である。これは、DCIにおける1つの追加の拡張されたTCI状態コードポイントと引き換えにサポートされることが可能であり、その場合、2つのTRPに関するソースRSの2つのペアが交換されて、(2,1)および(1,2)の両方を効果的にサポートするが、この設定ベースのソリューション(実際には非常に一般的である場合がある)は、アンテナポート表示テーブルにおいて1つの行を追加することによって回避されることが可能である。したがって、DMRSタイプ1のケースにおいては、アンテナポートテーブルを少し更新する必要がある。
提案: ポート0、2、3を使用してDMRSタイプ1アンテナポート表示テーブルに1つの行を追加して、2つのCDMグループにおいてそれぞれ(1,2)レイヤをスケジュールすることを可能にされたい。
PDCCHは、任意のCDMグループ内に含まれているそれらのレイヤからフレキシブルに1~4つのレイヤを示すことが可能であり、したがって、最大でランク4を伴うDPSがサポートされる。ランク5~8のDPSは、参加しているTRPに関するソースRSの単一のペアを用いて追加のTCI状態を設定することによってサポートされることも可能である。
アンテナポートのインデックス付けのさらなる最適化は、(3,1)および(1,3)の状態をテーブルに追加することでもあることが可能であるが、これは、かなり非対称なレイヤ分布であり、利点はあまり明白ではなく、利得は評価によって正当化される必要がある。
DMRSタイプ2に関するRel-15テーブルは、それぞれ第1、第2、および第3のCDMグループ(すなわち、第1、第2、および第3のTRP)においてこれらのレイヤ(L1、L2、L3)のスケジューリングをサポートする。
シングルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2,L3)=(1,0,0),(0,1,0),(0,0,1),(2,0,0),(0,2,0),(0,0,2),(1,1,0),(2,1,0),(0,1,2),(2,2,0)。
ダブルDMRSシンボルに関しては、(L1,L2,L3)=(1,0,0),(0,1,0)(0,0,1),(2,0,0),(0,2,0),(0,0,2),(3,0,0),(0,3,0),(0,0,3),(4,0,0),(0,4,0),(0,0,4),(1,1,0),(2,1,0)、(0,1,2),(2,2,0)。
ここで、レイヤ分布が第1および第2のTRP/ソースQCLに偏っており、TRPのセットを選択する際にさらなる柔軟性を有するためには、追加のアクティブなTCI状態が設定されなければならないということを見て取ることが可能である。これは、アンテナポートインデックス付けテーブル内にさらにいくつかの状態を追加することによって回避されることが可能であり、いくつかの確保されている状態があるので、これらの追加の、最も可能性の高い送信仮説が追加されることが可能である。
提案: 下記を使用して、PDSCHに関するDMRSタイプ2アンテナポート表示テーブルに行を追加されたい。
a. (1,1,1)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,2,4、
b. (1,1,0)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,2、
c. (1,0,1)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,4、
d. (1,2,0)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,2,3。
カテゴリー3: CSIフレームワーク拡張
以前の会議においては、マルチTRP/パネルについてのCSIフレームワーク拡張に関する提案が、いくつかの企業によって行われており、そこでは、NR Rel-15 CSIフレームワークが出発点として使用され、可能な拡張を検討している。たとえば、gNBが、2つのCSI報告設定を用いてUEを設定することが可能であり、その場合、
1つのレポート設定が、DPSのために使用されることが可能であり、
第2のレポート設定は、NC-JTのために使用されることが可能である。
したがって、Rel-15フレームワークを使用することによって、gNBは、2つのCSI報告設定に対応する2つのCSIレポートにおいて単一のTRPおよびNC-JT CSIを入手し、次いで、PDSCH送信のためにDPSを使用するかまたはNC-JTを使用するかについて動的に決定を下すことが可能である。
3つのTRPを伴う測定セットに関しては、これは、1つのTRPにそれぞれが関連付けられている3つの単一のTRP CSIと、2つのTRPにわたるNC-JTを想定しているTRPの1つのペアにそれぞれが関連付けられている3つのNC-JT CSIとを意味する。NC-JT CSIのそれぞれは、2つのCWが使用されている場合には(RI,PMI,CQI)のペアを含むことになり、または単一のCWが使用されている場合には(RI,PMI)のペアと単一のCQIとを含むことになる。この種類のCSIフィードバックは、単一のTRP送信に関するCSIに比較してほとんど9倍のフィードバックオーバーヘッドを有しており、したがって、オーバーヘッド低減の強化に関する強いインセンティブがある。そのため、マルチTRPに関する低いフィードバックオーバーヘッドを伴うさらに効率的なCSIフィードバックが検討されるべきである。
マルチTRPシナリオに直接適用されるRel-15CSIフィードバックフレームワークは、単一TRP送信とマルチTRP送信との間における動的な切り替えをサポートするように設定されている場合には、大きなCSIフィードバックオーバーヘッドを招く場合がある。
CSIフレームワークに対する可能なRel-16の拡張は、現在のRel.15フレームワークにおけるビーム選択のためのCRIの使用に類似しているがマルチTRP送信仮説に拡張されている、UEが仮説選択においてさらにいっそう大きなアクティブな部分を占める方法を指定することである。好ましい送信仮説(すなわち、このコンテキストにおいては複数のTRPのセット)をUEに選択させることによって、オーバーヘッドが低減されることが可能である。なぜなら、UEは、フィードバックを送る前に「悪い」仮説を除去しているからである(すなわち、すべての仮説を盲目的に報告する代わりに)。
したがって、仮説についてのUE側での絞り込みを伴うNRにおけるマルチTRP/パネル送信に関するCSIフィードバックのさらなる複数の仮説のフレーバーを調査することが提案されている。そのようなフィードバックの一例は、UEがデータ送信のための設定された数のTRPからサブセットを選択することである。たとえば、gNBは、チャネル測定のためのリソース設定においてN>1個のNZP CSI-RSリソースを用いてUEを設定することが可能であり、この場合、N個のNZP CSI-RSリソースのそれぞれは、1つのTRPに関連付けられている。次いで、対応するCSIレポートにおいて、UEは、サブセットMを選択することが可能であり、この場合、M<(チャネル測定のためのNZP CSI-RSリソースのうちのN個)である。
CSIの拡張についての論考は、評価が行われることが可能であるようにできるだけ早く開始する上で有用であるが、詳細について合意することは、最も差し迫った会議にとっては、わずかに低く優先順位付けされる可能性がある。なぜなら、サポートされるTRP/パネルの数、マルチTRP/パネルのためのTCIフレームワークの拡張、アンテナポート表示等などのマルチTRP/パネルPDSCH送信の詳細について合意することが、これらの合意をサポートするためのCSIフィードバックフレームワークを正確に指定する可能性が生じる前に必要となるからである。
提案: CSIフィードバックに関して、UEが測定に基づいて単一またはマルチTRP送信について決定を下し、好ましい仮説をネットワークに示す、UE支援マルチ/単一TRP仮説選択フィードバックを検討されたい。
Rel-16 NR-MIMOにおいては、CSIフレームワークの拡張が必要とされているかどうか、および詳細を決定する前に、マルチTRP/パネルPDSCHの詳細が合意される必要がある。
カテゴリー4: 信頼性/堅牢性固有の拡張
マルチTRPの観点から、送信されるデータパケットの信頼性および堅牢性を高める基本的な原理は、同じデータペイロードの複数のコピーを送信し、それによってUEが、「瞬時の再送信」の様式でそれらのコピーを組み合わせることが可能になることである。それぞれの「コピー」は次いで、(以降の論考に関するPDSCHを想定すると)別々のアクティブなTCI状態に関連付けられる。そしてRAN1に関する未解決の問題は、それぞれの「コピー」のために使用されるリソースをどのようにして指定するか、およびどのTCI状態をどの「コピー」のために使用するかをどのようにして特定するかである。
3GPP Tdoc R1-1900731においては、マルチTRPダイバーシティの利点を実現するためのいくつかの異なる戦略の分析が論じられており、時間における、および周波数における両方の繰り返しがURLLCアプリケーションにとって有益であるということが結論付けられている。3GPP Tdoc R1-1901116においては、堅牢性を実現するために利用されるTRPの数への影響の研究が論じられており、4つのTRPの間での不均一な受信電力分布(最良のTRPと最悪のTRPとの間における9dBの差に至るまで)を伴うケースにおいても、4つのTRPでさえ、2つのTRPに勝る著しい利点を与えるということが示されている。
そして繰り返し機能性は、Rel-15において既に存在しており、高位レイヤパラメータpdsch-AggregationFactorを使用して、それぞれのPDSCHが、単一レイヤのPDSCHの制限付きで、事前に規定されたRVの循環を伴って送信されるということに留意されたい。この原理は、TCI状態を含むようにも拡張されることが可能である。したがって、UEがそのような堅牢性オペレーションのために設定されている場合には、PDCCHは、PDSCH送信のセットをトリガすることが可能であり、この場合、それぞれのPDSCHは、アクティブ化されたTCI状態のセットから別々のTCI状態を、事前に規定された様式で使用することが可能である。
提案: 1つのDCIが、同じペイロードでPDSCH送信の繰り返しをトリガすることが可能であり、この場合、それぞれのPDSCHは、アクティブなTCI状態のセットからの別々のTCI状態を伴って設定されることが可能である。
Rel-15においては、これらの複数のPDSCHは、別々のスロットにおいて単一のレイヤで送信されるが、レイテンシを低減するために、Rel-16においては、同じスロットにおいて(タイプBスケジューリング、すなわちミニスロットベースの繰り返しを使用して)、FDMによるOFDMシンボルの同じセットにおいて(周波数ベースの繰り返し)、または重複しているリソースにおいて(SDMもしくはレイヤベースの繰り返し)複数のそのようなPDSCHをトリガすることが可能であるべきである。繰り返しの「パターン」がどのように似て見えるべきであるか、およびどのようにして設定するか(たとえば、RRCによって、またはRRC+DCIによって)がさらに検討および議論されることが可能である。図16は、スロットベースの、ミニスロットベースの、周波数ベースの、およびレイヤベースのPDSCH繰り返しを示すさまざまな例示的な構成を示している。
Rel-15におけるのと同様に、「第1の」PDSCHをトリガするDCIは、リソースおよびアンテナポートの割り当て、PDSCHに関するレイヤの数などに関する必要な情報を含み、そして変化する可能性のあるRVおよびTCI状態を除いて、同じペイロードが、高位レイヤによって設定されたPDSCH繰り返しリソースのそれぞれにおいて繰り返される。
PDSCHの繰り返しオプションどうしは、たとえば、ミニスロットベースおよび周波数ベースを同時に用いて組み合わされることが可能であるということに留意されたい。その上、Rel-15のPDSCHごとの単一レイヤの制限を除去して、PDSCH送信ごとのスペクトル効率を高めることによってレイテンシを低減する可能性をさらに与えることが可能である。
したがって、UEが4つのレイヤの受信をサポートしている場合には、それぞれのPDSCHに関するリソースは、(RRCによって)重複しているように設定されることが可能であり、そしてDCIは、それぞれ2つのレイヤを伴う2つのPDSCHをトリガする。同じデータペイロードが、両方のPDSCHにおいて、ただし別々のTRP/TCI状態/CDMグループから送信される。
RRCは、繰り返しのためのリソースをRel.15におけるように設定し(スロットアグリゲーション)、DCIは、1つのPDSCHをスケジュールする。DCIが何を示すことが可能であるか、たとえば、重複しているリソースと、重複していないリソースとの間においてDCIが選択を行うことが可能であるかどうか、繰り返しの数、PDSCHごとにどのTCI状態が利用されるべきであるかなどがさらに検討されることが可能である。
提案: 高位レイヤは、時間における(たとえば、単一のまたは複数のスロットまたはミニスロットベースの)、および周波数における(たとえば、重複していないまたは重複している)繰り返し位置を含む、PDSCHのそれぞれの繰り返しごとの可能なリソースロケーションを用いてUEを設定する。これらの高位レイヤによって設定された繰り返しリソースおよび関連付けられているTCI状態の中からDCIが動的に選択を行うことが可能であるかどうか、およびどのようにして動的に選択を行うことが可能であるかのFFS。
PDCCHの堅牢性に関しては、PDSCHに関するのと同様のアプローチが取られることが可能であり、この場合、同じDCIが複数のCORESETにわたって繰り返される。なぜなら、それぞれのCORESETは、個々のTCI状態を伴って設定されているからである。上で論じられているPDCCHの繰り返しおよびPDSCHの繰り返しは、必要性に基づいて独立して設定されることが可能であるということに留意されたい。PDSCHの繰り返しが有効にされるためには、単一のDCIのみが受信される必要があり、このDCIがまた、異なるCORESETにおいて複数のPDCCHを使用することによって繰り返されるかどうかは、独立した論考である。
提案: UEは、N>1個のCORESETにわたって設定された検索空間の繰り返しを伴って設定されることが可能であり、この場合、同じ検索空間が、それぞれのCORESETにおいて繰り返される。1つの検索空間/CORESETにおける、所与のDCIサイズを伴う、所与のPDCCH候補に関して、Nの繰り返しセットにおけるそれぞれの検索空間における対応する候補がある。すべての対応する候補は、同じDCIサイズおよびアグリゲーションレベルを有する。
この繰り返しによって、UEは、N個のPDCCH候補のソフトコンバイニングを実行して、DCI検知の信頼性を改善することが可能である。
結論
上記の論考は、さまざまな提案を識別しており、それらの提案は、以降で要約されている。
提案1: マルチPDCCH受信をサポートするUEに関するそれぞれのPDCCHは、1つのPDSCH(少なくともeMBBに関する)をスケジュールし、Rel.16 UEは、下記を伴ってスケジュールされることを予期されない。
時間ドメインおよび周波数ドメインリソース割り当てにおける部分的に重複しているPDSCHどうし
重複しているPDSCHリソース割り当てどうしに関する同じCDMグループにおけるDMRSどうしを伴う複数のPDSCH
UEによってサポート/設定されているレイヤの最大数よりも多い、重複している時間周波数リソースにおけるすべてのPDSCHにわたるレイヤの総数
2よりも多い、重複している時間周波数リソースにおけるすべてのPDSCHにわたるCWの総数
提案2: 別々のgNBからの複数の確保されているリソースの周りにPDSCHリソースマッピングを拡張するためのメカニズム、すなわち、検知されるPDCCHの周りでの動的なリソースマッピングを含む、設定されるCORESET、ZP-CSI-RS-ResourceSet、およびlte-CRS-ToMatchAroundをサポートされたい。
提案3: RAN1は、Rel-16におけるCWからレイヤへのマッピングおよび送信ランクごとのCWの数における変更はないと結論付けている。
提案4: UEがDMRSタイプ1および2それぞれのために設定されている場合には、TCI状態は、QCLに関する1つ、2つ、または3つのソースRSペアで設定されることが可能であり、ソースRSペアλを使用して、CDMグループλのDMRSポートに関するQCLプロパティを導出することが可能である。
DMRSタイプ1に関しては、TCI状態は、それぞれ2つのCDMグループのそれぞれに関して{{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=0,{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=1}を含むように設定されることが可能である。
DMRSタイプ2に関しては、TCI状態は、それぞれ3つのCDMグループのそれぞれに関して{{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=0,{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=1,{qcl-Type1,qcl-Type2}λ=2}を含むように設定されることが可能である。
提案5: (アクティブな追跡把握されるQCLソースRSの最大数を増やすことなく)より多くの送信仮説に対応するためにアクティブなTCI状態を選択するためのDCIにおけるビットの数を増やすことが有益であるかどうかを検討されたい。
提案6: ポート0、2、3を使用してDMRSタイプ1アンテナポート表示テーブルに1つの行を追加して、2つのCDMグループにおいてそれぞれ(1,2)レイヤをスケジュールすることを可能にされたい。
提案7: 下記を使用して、PDSCHに関するDMRSタイプ2アンテナポート表示テーブルに行を追加されたい。
(1,1,1)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,2,4
(1,1,0)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,2
(1,0,1)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,4
(1,2,0)レイヤをスケジュールすることを可能にするためにポート0,2,3
提案8: CSIフィードバックに関して、UEが測定に基づいて単一またはマルチTRP送信について決定を下し、好ましい仮説をネットワークに示す、UE支援マルチ/単一TRP仮説選択フィードバックを検討されたい。
提案9: 1つのDCIが、同じペイロードでPDSCH送信の繰り返しをトリガすることが可能であり、この場合、それぞれのPDSCHは、アクティブなTCI状態のセットからの別々のTCI状態を伴って設定されることが可能である。
提案10: 高位レイヤは、時間における(たとえば、単一のまたは複数のスロットまたはミニスロットベースの)、および周波数における(たとえば、重複していないまたは重複している)繰り返し位置を含む、PDSCHのそれぞれの繰り返しごとの可能なリソースロケーションを用いてUEを設定する。これらの高位レイヤによって設定された繰り返しリソースおよび関連付けられているTCI状態の中からDCIが動的に選択を行うことが可能であるかどうか、およびどのようにして動的に選択を行うことが可能であるかのFFS。
提案11: UEは、N>1個のCORESETにわたって設定された検索空間の繰り返しを伴って設定されることが可能であり、この場合、同じ検索空間が、それぞれのCORESETにおいて繰り返される。1つの検索空間/CORESETにおける、所与のDCIサイズを伴う、所与のPDCCH候補に関して、Nの繰り返しセットにおけるそれぞれの検索空間における対応する候補がある。すべての対応する候補は、同じDCIサイズおよびアグリゲーションレベルを有する。
上述されている実施形態は、図11~図12を参照しながらさらに示されることが可能であり、図11~図12は、それぞれUEおよびネットワークノードによって実行される例示的な方法(たとえば、手順)を示している。別の言い方をすれば、以降で記述されているオペレーションのさまざまな特徴は、上述されているさまざまな実施形態に対応する。
詳細には、図11は、本開示のさまざまな例示的な実施形態による、無線ネットワークにおける複数のノードを介して通信するための例示的な方法(たとえば、手順)の流れ図を示している。この例示的な方法は、無線ネットワーク(RAN、たとえば、NG-RAN)における1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局、gNB、en-gNBなど、またはそれらのコンポーネント)と通信状態にあるユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、IoTデバイス、モデムなど、またはそれらのコンポーネント)によって実行されることが可能である。たとえば、図11において示されている例示的な方法は、その他の図を参照しながら本明細書において記述されているように設定されているUEにおいて実施されることが可能である。さらに、図11において示されている例示的な方法は、本明細書において記述されているその他の例示的な方法(たとえば、図12)と協調して使用されて、本明細書において記述されているさまざまな例示的な利益を提供することが可能である。図11は、特定のブロックを特定の順序で示しているが、この例示的な方法のオペレーションは、示されているのとは異なる順序で実行されることが可能であり、示されているのとは異なる機能性を有するブロックへと組み合わされることおよび/または分割されることが可能である。任意選択のブロックまたはオペレーションは、破線によって示されている。
この例示的な方法は、ブロック1110のオペレーションを含むことが可能であり、ブロック1110では、UEは、無線ネットワークから、複数の送信設定インジケータ(TCI)状態を受信することが可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、無線ネットワークにおけるそれぞれの複数のノード、または無線ネットワークにおける1つもしくは複数のノードに関連付けられているそれぞれの複数のビームのうちの一方に関連付けられることが可能である。
この例示的な方法は、ブロック1120のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1120では、UEは、単一の物理制御チャネルを介して、データブロックのそれぞれの複数の繰り返しを搬送する複数の物理データチャネルに関するスケジューリング情報を受信することが可能である。たとえば、上で論じられているように、物理制御チャネルは、PDCCHであることが可能であり、スケジューリング情報は、スケジューリングDCIであることが可能である。いくつかの実施形態においては、複数の物理データチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のそれぞれのレイヤであることが可能である。その他の実施形態においては、それぞれの物理データチャネルは、PDSCHのすべてのレイヤのサブセットであることが可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの1つまたは複数を受信するためのリソースのインジケータを含むことも可能である。示されたリソースは、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにあることが可能である。いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのためのリソースが、スロットにおけるシンボルの同じセットにあることが可能である。
その他の実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの第1の繰り返しを受信するための第1のリソースのインジケータを含むことが可能である。そのような実施形態においては、この例示的な方法は、ブロック1230のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1230では、UEは、繰り返しのうちの残りの繰り返しを受信するためのさらなるリソースを特定するために第1のリソースに適用されることになる1つまたは複数のオフセットを受信することが可能である。そのような実施形態においては、さらなるリソースは、第1のリソースに対して、1つもしくは複数の後続のスロット、または同じスロット内の1つもしくは複数の後続のシンボルのうちの一方に配置されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのための示されたリソースどうしは、周波数において完全に重複することが可能である。そのような実施形態においては、スケジューリング情報はまた、完全に重複している繰り返しのそれぞれに関して、復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、一意の符号分割多重化(CDM)グループからのDMRSポート、および一意のデータスクランブリングシードのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、複数の繰り返しとデータブロックの複数の冗長バージョン(RV)との間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。
この例示的な方法は、ブロック1140のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1140では、UEは、TCI状態のうちの1つまたは複数を複数の繰り返しに割り振ることが可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、複数の繰り返しよりも少なく、複数のTCI状態は、事前に規定された順序で繰り返しに割り振られる。説明に役立つ例として、(それぞれの繰り返しを搬送する)それぞれの物理データチャネルは、事前に規定された順序で、アクティブ化されたTCI状態(たとえば、ブロック1110においてTCI状態がUEに提供する)のうちの1つを使用して、異なるTRPによって送信されることが可能である。UEは、この事前に規定された順序を認識して、対応する様式でTCI状態を繰り返しに割り振ることも可能である。
その他の実施形態においては、スケジューリング情報は、TCI状態のうちの1つまたは複数と複数の繰り返しとの間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。そのような実施形態においては、1つまたは複数のTCI状態は、示されたマッピングに基づいて繰り返しに割り振られる。これらの実施形態のうちのいくつかにおいては、インジケータは、複数のコードポイントを有するフィールドに含まれ、複数のTCI状態は、複数のコードポイントよりも少ない。そのような実施形態においては、コードポイントの第1のサブセットが、個々のTCI状態に関連付けられることが可能であり、コードポイントの第2のサブセットが、個々のTCI状態の組合せに関連付けられることが可能である。
いくつかの実施形態においては、それぞれのTCI状態は、1つまたは複数のソース参照信号(RS)ペアを含み、それぞれのソースRSペアは、特定の物理データチャネルにマップされているDM-RSに関する、アンテナポートとの準共同設置(QCL)関係の対応するペアを有する。たとえば、QCL関係どうしのペアは、上で論じられているQCL関係タイプA~Dのいずれかを含むことが可能である。そのような実施形態においては、この例示的な方法は、ブロック1150のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1150では、UEは、複数のTCI状態のそれぞれに関して、特定のTCI状態に含まれているソースRSペアに基づいてチャネルパラメータを特定することが可能である。
この例示的な方法は、ブロック1160のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1160では、UEは、スケジューリング情報および割り振られたTCI状態に基づいて複数の物理データチャネルを介して複数の繰り返しを受信することが可能である。いくつかの実施形態においては、ブロック1160のオペレーションは、物理データチャネルのそれぞれに関して、サブブロック1161~1163のオペレーションを含むことが可能である。サブブロック1161においては、UEは、(たとえば、ブロック1150においてソースRSペアに関して特定された)チャネルパラメータに基づいて、物理データチャネルにマップされているDM-RSを受信することが可能である。この様式においては、UEは、ターゲットRS、たとえば、DM-RSを受信するためにソースRSペアおよびQCL関係を利用することが可能である。サブブロック1162においては、UEは、受信されたDM-RSに基づいてさらなるチャネルパラメータを特定することが可能である。サブブロック1163においては、UEは、さらなるチャネルパラメータに基づいて物理データチャネルを受信することが可能である。
加えて、図12は、本開示のさまざまな例示的な実施形態による、複数の物理データチャネルを介して単一のユーザ機器(UE)と通信するための例示的な方法(たとえば、手順)を示している。この例示的な方法は、無線ネットワーク(たとえば、NG-RAN、E-UTRAN)の1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNB、en-gNBなど、またはそれらのコンポーネント)によって実行されることが可能である。たとえば、図12において示されている例示的な方法は、その他の図を参照しながら本明細書において記述されているように設定されている無線ネットワークの1つまたは複数のネットワークノードにおいて実施されることが可能である。さらに、図12において示されている例示的な方法は、本明細書において記述されているその他の例示的な方法(たとえば、図11)と協調して使用されて、さまざまな例示的な利益および/または利点を提供することが可能である。図12は、特定のブロックを特定の順序で示しているが、この例示的な方法のオペレーションは、示されているのとは異なる順序で実行されることが可能であり、示されているのとは異なる機能性を有するブロックへと組み合わされることおよび/または分割されることが可能である。任意選択のブロックまたはオペレーションは、破線によって示されている。
この例示的な方法は、ブロック1210のオペレーションを含むことが可能であり、ブロック1210では、無線ネットワークは、複数の送信設定インジケータ(TCI)状態をUEへ送信することが可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、無線ネットワークにおけるそれぞれの複数のノード、または無線ネットワークにおける1つもしくは複数のノードに関連付けられているそれぞれの複数のビームのうちの一方に関連付けられることが可能である。
この例示的な方法は、ブロック1220のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1220では、無線ネットワークは、それぞれの複数の物理データチャネルによって搬送されることになる、データブロックの複数の繰り返しにTCI状態のうちの1つまたは複数を割り振ることが可能である。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、複数の繰り返しよりも少ないことが可能であり、複数のTCI状態は、事前に規定された順序で繰り返しに割り振られることが可能である。説明に役立つ例として、(それぞれの繰り返しを搬送する)それぞれの物理データチャネルは、事前に規定された順序で、アクティブ化されたTCI状態(たとえば、ブロック1210においてUEに提供されたTCI状態)のうちの1つを使用して、異なるTRPによって送信されることが可能である。UEは、この事前に規定された順序を認識して、対応する様式でTCI状態を繰り返しに割り振ることも可能である。
この例示的な方法は、ブロック1230のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1230では、無線ネットワークは、データブロックのそれぞれの複数の繰り返しを搬送する複数の物理データチャネルに関するスケジューリング情報を、単一の物理制御チャネルを介して送信することが可能である。たとえば、上で論じられているように、物理制御チャネルは、PDCCHであることが可能であり、スケジューリング情報は、スケジューリングDCIであることが可能である。いくつかの実施形態においては、複数の物理データチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のそれぞれのレイヤであることが可能である。その他の実施形態においては、それぞれの物理データチャネルは、PDSCHのすべてのレイヤのサブセットであることが可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの1つまたは複数を受信するためのリソースのインジケータを含むことも可能である。示されたリソースは、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにあることが可能である。いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのためのリソースが、スロットにおけるシンボルの同じセットにあることが可能である。
その他の実施形態においては、スケジューリング情報は、繰り返しのうちの第1の繰り返しを受信するための第1のリソースのインジケータを含むことが可能である。そのような実施形態においては、この例示的な方法は、ブロック1240のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1240では、無線ネットワークは、繰り返しのうちの残りの繰り返しを受信するためのさらなるリソースを特定するために第1のリソースに適用されることになる1つまたは複数のオフセットを送信することが可能である。そのような実施形態においては、さらなるリソースは、第1のリソースに対して、1つもしくは複数の後続のスロット、または同じスロット内の1つもしくは複数の後続のシンボルのうちの一方に配置されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、繰り返しのうちの少なくとも2つのための示されたリソースどうしは、周波数において完全に重複することが可能である。そのような実施形態においては、スケジューリング情報は、完全に重複している繰り返しのそれぞれに関して、復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、一意の符号分割多重化(CDM)グループからのDMRSポート、および一意のデータスクランブリングシードのうちの少なくとも1つを含むことも可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、複数の繰り返しとデータブロックの複数の冗長バージョン(RV)との間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。
いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報は、TCI状態のうちの1つまたは複数と複数の繰り返しとの間におけるマッピングのインジケータを含むことも可能である。たとえば、このマッピングは、ブロック1220における繰り返しへのTCI状態の割り振りを反映することおよび/または示すことが可能である。これらの実施形態のうちのいくつかにおいては、インジケータは、複数のコードポイントを有するフィールドに含まれ、複数のTCI状態は、複数のコードポイントよりも少ない。そのような実施形態においては、コードポイントの第1のサブセットが、個々のTCI状態に関連付けられることが可能であり、コードポイントの第2のサブセットが、個々のTCI状態の組合せに関連付けられることが可能である。
いくつかの実施形態においては、それぞれのTCI状態は、1つまたは複数のソース参照信号(RS)ペアを含み、それぞれのソースRSペアは、特定の物理データチャネルにマップされているDM-RSに関する、アンテナポートとの準共同設置(QCL)関係の対応するペアを有する。たとえば、QCL関係どうしのペアは、上で論じられているQCL関係タイプA~Dのいずれかを含むことが可能である。そのような実施形態においては、この例示的な方法は、ブロック1250のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1250では、無線ネットワークは、複数のTCI状態のそれぞれに関して、特定のTCI状態に含まれているソースRSペアを送信することが可能である。
この例示的な方法は、ブロック1260のオペレーションを含むことも可能であり、ブロック1260では、無線ネットワークは、スケジューリング情報および割り振られたTCI状態に基づいて複数の物理データチャネルを介して複数の繰り返しを送信することが可能である。いくつかの実施形態においては、ブロック1260のオペレーションは、サブブロック1261のオペレーションを含むことが可能であり、サブブロック1261では、無線ネットワークは、それぞれのDM-RSを、それらがマップされている物理データチャネルに関連付けて送信することが可能である。これは、UEが、特定の物理データチャネルに関連付けられているターゲットRS(たとえば、DM-RS)を受信するためにソースRSペアおよびQCL関係を利用することを容易にすることが可能である。
さまざまな実施形態が、方法、技術、および/または手順の点から上述されているが、そのような方法、技術、および/または手順は、さまざまなシステム、通信デバイス、コンピューティングデバイス、制御デバイス、装置、非一時的なコンピュータ可読メディア、コンピュータプログラム製品などにおいてハードウェアおよびソフトウェアのさまざまな組合せによって具体化されることが可能であるということを標準的な技術者なら容易に理解するであろう。
図13は、その他の図を参照しながら上述されているものを含む、本開示のさまざまな実施形態による例示的な無線デバイスまたはユーザ機器(UE)1300(以降では「UE1300」と呼ばれる)のブロック図を示している。たとえば、UE1300は、コンピュータ可読メディア上に格納されている命令の実行によって、本明細書において記述されている例示的な方法のうちの1つまたは複数に対応するオペレーションを実行するように設定されることが可能である。
UE1300は、パラレルアドレスおよびデータバス、シリアルポート、または当技術分野における標準的な技術者に知られているその他の方法および/もしくは構造を含むことが可能であるバス1370を介してプログラムメモリ1320および/またはデータメモリ1330に動作可能に接続されることが可能であるプロセッサ1310(「処理回路」とも呼ばれる)を含むことが可能である。プログラムメモリ1320は、プロセッサ1310によって実行されたときに、本明細書において記述されているさまざまな例示的な方法に対応するオペレーションを含むさまざまなオペレーションを実行するようにUE1300を設定および/または促進することが可能であるソフトウェアコード、プログラム、および/または命令(図13においてはコンピュータプログラム製品1321としてまとめて示されている)を格納することが可能である。そのようなオペレーションの一部として、またはそのようなオペレーションに加えて、そのような命令の実行は、5G/NR、LTE、LTE-A、UMTS、HSPA、GSM、GPRS、EDGE、1xRTT、CDMA2000、802.11 WiFi、HDMI、USB、Firewireなどとして一般に知られているもの、または無線トランシーバ1340、ユーザインターフェース1350、および/もしくは制御インターフェース1360とともに利用されることが可能であるその他の任意の現在もしくは将来のプロトコルなど、3GPP、3GPP2、またはIEEEによって標準化されている1つまたは複数の無線通信プロトコルを含む、1つまたは複数の有線または無線通信プロトコルを使用して通信するようにUE1300を設定および/または促進することが可能である。
別の例として、プロセッサ1310は、(たとえば、NRおよび/またはLTEに関して)3GPPによって標準化されているMAC、RLC、PDCP、およびRRCレイヤプロトコルに対応するプログラムメモリ1320に格納されているプログラムコードを実行することが可能である。さらなる例として、プロセッサ1310は、無線トランシーバ1340とともに、直交周波数分割多重化(OFDM)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、およびシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)など、対応するPHYレイヤプロトコルを実施するプログラムメモリ1320に格納されているプログラムコードを実行することが可能である。別の例として、プロセッサ1310は、無線トランシーバ1340とともに、その他の互換性のあるデバイスおよび/またはUEとのD2D(device-to-device)通信を実施するプログラムメモリ1320に格納されているプログラムコードを実行することが可能である。
プログラムメモリ1320は、無線トランシーバ1340、ユーザインターフェース1350、および/または制御インターフェース1360などのさまざまなコンポーネントを設定および制御することを含めて、UE1300の機能を制御するためにプロセッサ1310によって実行されるソフトウェアコードを含むことも可能である。プログラムメモリ1320は、本明細書において記述されている例示的な方法のうちのいずれかを具体化するコンピュータ実行可能命令を含む1つまたは複数のアプリケーションプログラムおよび/またはモジュールを含むことも可能である。そのようなソフトウェアコードは、たとえば、実施される方法ステップによって規定される所望の機能性が保持される限り、Java、C++、C、Objective C、HTML、XHTML、マシンコード、およびアセンブラなど、任意の既知のまたは将来開発されるプログラミング言語を使用して指定されることまたは書かれることが可能である。加えて、または代替として、プログラムメモリ1320は、UE1300から離れている外部記憶装置(図示せず)を含むことが可能であり、そこから命令が、UE1300内に配置されているかまたはUE1300に取り外し可能に結合されているプログラムメモリ1320へとダウンロードされて、そのような命令の実行を可能にし得る。
データメモリ1330は、本明細書において記述されている例示的な方法のうちのいずれかに対応する、またはそれを含むオペレーションを含む、UE1300のプロトコル、設定、制御、およびその他の機能において使用される変数を格納するためのプロセッサ1310のためのメモリエリアを含むことが可能である。その上、プログラムメモリ1320および/またはデータメモリ1330は、不揮発性メモリ(たとえば、フラッシュメモリ)、揮発性メモリ(たとえば、スタティックもしくはダイナミックRAM)、またはそれらの組合せを含むことが可能である。さらに、データメモリ1330は、メモリスロットを含むことが可能であり、そのメモリスロットによって、1つまたは複数のフォーマット(たとえば、SDカード、メモリスティック、コンパクトフラッシュなど)での取り外し可能なメモリカードが挿入されることおよび取り外されることが可能である。
プロセッサ1310は、複数の個々のプロセッサ(たとえば、マルチコアプロセッサを含む)を含むことが可能であり、それらのそれぞれが、上述されている機能性の一部を実施するということを標準的な技術者なら認識するであろう。そのようなケースにおいては、複数の個々のプロセッサは、プログラムメモリ1320およびデータメモリ1330に共通に接続されること、または複数の個々のプログラムメモリおよびもしくはデータメモリに個々に接続されることが可能である。より一般的には、UE1300のさまざまなプロトコルおよびその他の機能は、アプリケーションプロセッサ、シグナルプロセッサ、汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、ASIC、固定されたおよび/またはプログラム可能なデジタル回路、アナログベースバンド回路、無線周波数回路、ソフトウェア、ファームウェア、ならびにミドルウェアを含むがそれらには限定されないハードウェアおよびソフトウェアのさまざまな組合せを含む多くの異なるコンピュータ構成において実施されることが可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら認識するであろう。
無線トランシーバ1340は、UE1300が、同様の無線通信標準および/またはプロトコルをサポートしているその他の機器と通信することを容易にする無線周波数送信機および/または受信機機能性を含むことが可能である。いくつかの例示的な実施形態においては、無線トランシーバ1340は、UE1300が、3GPPおよび/またはその他の標準化団体によって標準化のために提案されているさまざまなプロトコルおよび/または方法に従って通信することを可能にする1つまたは複数の送信機および1つまたは複数の受信機を含む。たとえば、そのような機能性は、プロセッサ1310と協調して動作して、その他の図に関して本明細書において記述されているような、OFDM、OFDMA、および/またはSC-FDMAテクノロジーに基づくPHYレイヤを実装することが可能である。
いくつかの例示的な実施形態においては、無線トランシーバ1340は、UE1300が、3GPPによって公布されている標準に従ってさまざまなLTE、LTEアドバンスト(LTE-A)、および/またはNRネットワークと通信することを容易にすることが可能である1つまたは複数の送信機および1つまたは複数の受信機を含む。本開示のいくつかの例示的な実施形態においては、無線トランシーバ1340は、UE1300が、やはり3GPP標準に従って、さまざまなNR、NR-U、LTE、LTE-A、LTE-LAA、UMTS、および/またはGSM/EDGEネットワークと通信するために必要な回路、ファームウェアなどを含む。いくつかの実施形態においては、無線トランシーバ1340は、UE1300とその他の互換性のあるデバイスとの間におけるD2D通信をサポートする回路を含むことが可能である。
いくつかの実施形態においては、無線トランシーバ1340は、UE1300が、3GPP2標準に従って、さまざまなCDMA2000ネットワークと通信するために必要な回路、ファームウェアなどを含む。いくつかの実施形態においては、無線トランシーバ1340は、2.4、5.6、および/または60GHzの領域における周波数を使用して動作するIEEE802.11 WiFiなど、アンライセンス周波数帯域において動作する無線テクノロジーを使用して通信することが可能であり得る。いくつかの実施形態においては、無線トランシーバ1340は、IEEE802.3イーサネットテクノロジーを使用することによってなどで、有線通信が可能であるトランシーバを含むことが可能である。これらの実施形態のそれぞれに特有の機能性は、データメモリ1330と併用されている、および/またはデータメモリ1330によってサポートされているプログラムメモリ1320に格納されているプログラムコードを実行するプロセッサ1310など、UE1300におけるその他の回路と結合されることおよび/またはその他の回路によって制御されることが可能である。
ユーザインターフェース1350は、UE1300の特定の実施形態に応じてさまざまな形態を取ることが可能であり、または完全にUE1300から欠落することが可能である。いくつかの実施形態においては、ユーザインターフェース1350は、マイクロフォン、ラウドスピーカー、スライド可能なボタン、押し下げ可能なボタン、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、機械式もしくは仮想キーパッド、機械式もしくは仮想キーボード、および/または、モバイル電話上で一般的に見受けられるその他の任意のユーザインターフェース機能を含むことが可能である。その他の実施形態においては、UE1300は、より大きなタッチスクリーンディスプレイを含むタブレットコンピューティングデバイスを含むことが可能である。そのような実施形態においては、ユーザインターフェース1350の機械式機能のうちの1つまたは複数は、当技術分野における標準的な技術者によく知られているように、タッチスクリーンディスプレイを使用して実装される匹敵するまたは機能的に同等な仮想ユーザインターフェース機能(たとえば、仮想キーパッド、仮想ボタンなど)によって置き換えられることが可能である。その他の実施形態においては、UE1300は、特定の例示的な実施形態に応じて、統合されること、取り外されること、または取り外し可能であることが可能である機械式キーボードを含む、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション等などのデジタルコンピューティングデバイスであることが可能である。そのようなデジタルコンピューティングデバイスは、タッチスクリーンディスプレイを含むことも可能である。タッチスクリーンディスプレイを有するUE1300の多くの例示的な実施形態は、本明細書において記述されている、またはその他の形で標準的な技術者に知られている例示的な方法に関連した入力などのユーザ入力を受け取ることが可能である。
いくつかの実施形態においては、UE1300は、方位センサを含むことが可能であり、その方位センサは、UE1300の特徴および機能によってさまざまな方法で使用されることが可能である。たとえば、UE1300は、いつユーザがUE1300のタッチスクリーンディスプレイの物理的な向きを変更したかを特定するために方位センサの出力を使用することが可能である。方位センサからの指示信号は、UE1300上で実行している任意のアプリケーションプログラムにとって利用可能であることが可能であり、それによってアプリケーションプログラムは、指示信号がデバイスの物理的な向きにおけるおよそ90度の変化を示している場合には、自動的に画面表示の向きを(たとえば、縦向きから横向きへ)変更することが可能である。この例示的な様式においては、アプリケーションプログラムは、デバイスの物理的な向きにかかわらず、ユーザによって読み取り可能である様式で画面表示を保持することが可能である。加えて、方位センサの出力は、本開示のさまざまな例示的な実施形態とともに使用されることが可能である。
UE1300の制御インターフェース1360は、UE1300の特定の例示的な実施形態に、ならびにUE1300が通信および/または制御することを意図されているその他のデバイスの特定のインターフェース要件に応じて、さまざまな形態を取ることが可能である。たとえば、制御インターフェース1360は、RS-232インターフェース、RS-4135インターフェース、USBインターフェース、HDMIインターフェース、Bluetoothインターフェース、IEEE(「Firewire」)インターフェース、ICインターフェース、PCMCIAインターフェースなどを含むことが可能である。本開示のいくつかの例示的な実施形態においては、制御インターフェース1360は、上述されているようなIEEE802.3イーサネットインターフェースを含むことが可能である。本開示のいくつかの例示的な実施形態においては、制御インターフェース1360は、たとえば、1つまたは複数のデジタルツーアナログコンバータ(DAC)および/またはアナログツーデジタルコンバータ(ADC)を含むアナログインターフェース回路を含むことが可能である。
機能、インターフェース、および無線周波数通信標準の上記のリストは、例示的なものにすぎず、本開示の範囲に対する限定ではないことを当技術分野における標準的な技術者なら認識することが可能である。言い換えれば、UE1300は、たとえば、ビデオおよび/または静止画像カメラ、マイクロフォン、メディアプレーヤおよび/またはレコーダなどを含む、図13において示されているよりも多くの機能性を含むことが可能である。その上、無線トランシーバ1340は、Bluetooth、GPS、および/またはその他のものを含む追加の無線周波数通信標準を使用して通信するために必要な回路を含むことが可能である。その上、プロセッサ1310は、そのような追加の機能性を制御するために、プログラムメモリ1320に格納されているソフトウェアコードを実行することが可能である。たとえば、GPS受信機から出力された方向速度および/または位置推定値は、本明細書において記述されている(たとえば、方法の)任意の例示的な実施形態に対応するおよび/またはそれらの実施形態を具体化する任意のプログラムコードを含む、UE1300上で実行している任意のアプリケーションプログラムにとって利用可能であり得る。
図14は、その他の図を参照しながら上述されているものを含む、本開示のさまざまな実施形態による例示的なネットワークノード1400のブロック図を示している。たとえば、例示的なネットワークノード1400は、コンピュータ可読メディア上に格納されている命令の実行によって、本明細書において記述されている例示的な方法のうちの1つまたは複数に対応するオペレーションを実行するように設定されることが可能である。いくつかの例示的な実施形態においては、ネットワークノード1400は、基地局、eNB、gNB、またはそれらの1つもしくは複数のコンポーネントを含むことが可能である。たとえば、ネットワークノード1400は、3GPPによって指定されているNR gNBアーキテクチャに従って中央ユニット(CU)および1つまたは複数の分散ユニット(DU)として設定されることが可能である。より一般的には、ネットワークノード1400の機能性は、さまざまな物理的なデバイスおよび/または機能ユニット、モジュールなどにわたって分散されることが可能である。
ネットワークノード1400は、バス1470を介してプログラムメモリ1420およびデータメモリ1430に動作可能に接続されているプロセッサ1410(「処理回路」とも呼ばれる)を含むことが可能であり、バス1470は、パラレルアドレスおよびデータバス、シリアルポート、または当技術分野における標準的な技術者に知られているその他の方法および/もしくは構造を含むことが可能である。
プログラムメモリ1420は、プロセッサ1410によって実行されたときに、本明細書において記述されているさまざまな例示的な方法に対応するオペレーションを含むさまざまなオペレーションを実行するようにネットワークノード1400を設定および/または促進することが可能であるソフトウェアコード、プログラム、および/または命令(図14においてはコンピュータプログラム製品1421としてまとめて示されている)を格納することが可能である。そのようなオペレーションの一部として、および/またはそのようなオペレーションに加えて、プログラムメモリ1420は、LTE、LTE-A、および/もしくはNRに関して3GPPによって標準化されているPHY、MAC、RLC、PDCP、およびRRCレイヤプロトコルのうちの1つもしくは複数、または無線ネットワークインターフェース1440および/もしくはコアネットワークインターフェース1450とともに利用されるその他の任意の高位レイヤ(たとえば、NAS)プロトコルなど、その他のプロトコルまたはプロトコルレイヤを使用して1つまたは複数のその他のUEまたはネットワークノードと通信するようにネットワークノード1400を設定および/または促進することが可能であるプロセッサ1410によって実行されるソフトウェアコードを含むことも可能である。例として、3GPPによって標準化されているように、コアネットワークインターフェース1450は、S1またはNGインターフェースを含むことが可能であり、無線ネットワークインターフェース1440は、Uuインターフェースを含むことが可能である。プログラムメモリ1420は、無線ネットワークインターフェース1440およびコアネットワークインターフェース1450などのさまざまなコンポーネントを設定および制御することを含めて、ネットワークノード1400の機能を制御するためにプロセッサ1410によって実行されるソフトウェアコードを含むことも可能である。
データメモリ1430は、ネットワークノード1400のプロトコル、設定、制御、およびその他の機能において使用される変数を格納するためのプロセッサ1410のためのメモリエリアを含むことが可能である。したがって、プログラムメモリ1420およびデータメモリ1430は、不揮発性メモリ(たとえば、フラッシュメモリ、ハードディスクなど)、揮発性メモリ(たとえば、スタティックもしくはダイナミックRAM)、ネットワークベースの(たとえば、「クラウド」)ストレージ、またはそれらの組合せを含むことが可能である。プロセッサ1410は、複数の個々のプロセッサ(図示せず)を含むことが可能であり、それらのそれぞれが、上述されている機能性の一部を実施するということを当技術分野における標準的な技術者なら認識するであろう。そのようなケースにおいては、複数の個々のプロセッサは、プログラムメモリ1420およびデータメモリ1430に共通に接続されること、または複数の個々のプログラムメモリおよび/もしくはデータメモリに個々に接続されることが可能である。より一般的には、ネットワークノード1400のさまざまなプロトコルおよびその他の機能は、アプリケーションプロセッサ、シグナルプロセッサ、汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、ASIC、固定されたデジタル回路、プログラム可能なデジタル回路、アナログベースバンド回路、無線周波数回路、ソフトウェア、ファームウェア、およびミドルウェアを含むがそれらには限定されないハードウェアおよびソフトウェアの多くの異なる組合せにおいて実施されることが可能であるということを標準的な技術者なら認識するであろう。
無線ネットワークインターフェース1440は、送信機、受信機、シグナルプロセッサ、ASIC、アンテナ、ビームフォーミングユニット、および、ネットワークノード1400が、いくつかの実施形態においては、複数の互換性のあるユーザ機器(UE)などのその他の機器と通信することを可能にするその他の回路を含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、インターフェース1440は、ネットワークノード1400が衛星通信ネットワークの互換性のある衛星と通信することを可能にすることもできる。いくつかの例示的な実施形態においては、無線ネットワークインターフェース1440は、LTE、LTE-A、LTE-LAA、NR、NR-Uなどに関して3GPPによって標準化されているPHY、MAC、RLC、PDCP、および/もしくはRRCレイヤプロトコル、本明細書において上述されているようなそれらに対する改良、または無線ネットワークインターフェース1440とともに利用されるその他の任意の高位レイヤプロトコルなど、さまざまなプロトコルまたはプロトコルレイヤを含むことが可能である。本開示のさらなる例示的な実施形態によれば、無線ネットワークインターフェース1440は、OFDM、OFDMA、および/またはSC-FDMAテクノロジーに基づくPHYレイヤを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、そのようなPHYレイヤの機能性は、無線ネットワークインターフェース1440およびプロセッサ1410(メモリ1420におけるプログラムコードを含む)によって協調して提供されることが可能である。
コアネットワークインターフェース1450は、送信機、受信機、および、ネットワークノード1400が、いくつかの実施形態においては、回線交換(CS)および/またはパケット交換コア(PS)ネットワークなどのコアネットワークにおけるその他の機器と通信することを可能にするその他の回路を含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、コアネットワークインターフェース1450は、3GPPによって標準化されているS1インターフェースを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、コアネットワークインターフェース1450は、3GPPによって標準化されているNGインターフェースを含むことが可能である。いくつかの例示的な実施形態においては、コアネットワークインターフェース1450は、1つまたは複数のAMF、SMF、SGW、MME、SGSN、GGSN、ならびに、当技術分野における標準的な技術者に知られているGERAN、UTRAN、EPC、5GC、およびCDMA2000コアネットワークにおいて見受けられる機能性を含むその他の物理デバイスへの1つまたは複数のインターフェースを含むことが可能である。いくつかの実施形態においては、これらの1つまたは複数のインターフェースは、単一の物理インターフェース上でともに多重化されることが可能である。いくつかの実施形態においては、コアネットワークインターフェース1450の下位レイヤは、非同期転送モード(ATM)、インターネットプロトコル(IP)オーバーイーサネット、光ファイバを介したSDH、銅線を介したT1/E1/PDH、マイクロ波無線、または当技術分野における標準的な技術者に知られているその他の有線もしくは無線送信テクノロジーのうちの1つまたは複数を含むことが可能である。
いくつかの実施形態においては、ネットワークノード1400は、その他のeNB、gNB、ng-eNB、en-gNB、IABノード等となど、RAN(「無線ネットワーク」とも呼ばれる)におけるその他のネットワークノードと通信するようにネットワークノード1400を設定および/または促進するハードウェアおよび/またはソフトウェアを含むことが可能である。そのようなハードウェアおよび/またはソフトウェアは、無線ネットワークインターフェース1440および/もしくはコアネットワークインターフェース1450の一部であることが可能であり、または別個の機能ユニット(図示せず)であることが可能である。たとえば、そのようなハードウェアおよび/またはソフトウェアは、3GPPによって標準化されているX2またはXnインターフェースを介してその他のRANノードと通信するようにネットワークノード1400を設定および/または促進することが可能である。
OA&Mインターフェース1460は、ネットワークノード1400またはこれに動作可能に接続されているその他のネットワーク機器のオペレーション、管理、およびメンテナンスの目的のために、ネットワークノード1400が、外部のネットワーク、コンピュータ、データベースなどと通信することを可能にする送信機、受信機、およびその他の回路を含むことが可能である。OA&Mインターフェース1460の下位レイヤは、非同期転送モード(ATM)、インターネットプロトコル(IP)オーバーイーサネット、光ファイバを介したSDH、銅線を介したT1/E1/PDH、マイクロ波無線、または当技術分野における標準的な技術者に知られているその他の有線もしくは無線送信テクノロジーのうちの1つまたは複数を含むことが可能である。その上、いくつかの実施形態においては、無線ネットワークインターフェース1440、コアネットワークインターフェース1450、およびOA&Mインターフェース1460のうちの1つまたは複数は、上で列挙されている例など、単一の物理インターフェース上でともに多重化されることが可能である。
図15は、本開示のさまざまな例示的な実施形態による、ホストコンピュータとユーザ機器(UE)との間においてオーバーザトップ(OTT)データサービスを提供するように設定されている例示的な通信ネットワークのブロック図である。UE1510は、無線インターフェース1520を介して無線アクセスネットワーク(RAN、「無線ネットワーク」とも呼ばれる)1530と通信することが可能であり、無線インターフェース1520は、たとえば、LTE、LTE-A、および5G/NRを含む上述のプロトコルに基づくことが可能である。たとえば、UE1510は、上で論じられているその他の図において示されているように設定および/または構成されることが可能である。
RAN1530は、ライセンススペクトル帯域において動作可能な1つまたは複数の地上ネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNB、コントローラなど)、ならびに2.4GHz帯域および/または5GHz帯域など、アンライセンススペクトル(たとえば、LAAまたはNR-Uテクノロジーを使用する)において動作可能な1つまたは複数のネットワークノードを含むことが可能である。そのようなケースにおいては、RAN1530を構成しているネットワークノードどうしは、ライセンススペクトルおよびアンライセンススペクトルを使用して協調して動作することが可能である。いくつかの実施形態においては、RAN1530は、衛星アクセスネットワークを構成している1つまたは複数の衛星を含むこと、またはそれらの衛星と通信できることが可能である。
RAN1530はさらに、上述されているさまざまなプロトコルおよびインターフェースに従ってコアネットワーク1540と通信することが可能である。たとえば、RAN1530を構成している1つまたは複数の装置(たとえば、基地局、eNB、gNBなど)は、上述されているコアネットワークインターフェース1550を介してコアネットワーク1540に通信することが可能である。いくつかの例示的な実施形態においては、RAN1530およびコアネットワーク1540は、上で論じられているその他の図において示されているように設定および/または構成されることが可能である。たとえば、E-UTRAN1530を構成しているeNBは、S1インターフェースを介してEPCコアネットワーク1540と通信することが可能である。別の例として、NG-RAN1530を構成しているgNBおよびng-eNBは、NGインターフェースを介して5GCコアネットワーク1530と通信することが可能である。
コアネットワーク1540はさらに、当技術分野における標準的な技術者に知られているさまざまなプロトコルおよびインターフェースに従って、インターネット1550として図15において示されている外部パケットデータネットワークと通信することが可能である。例示的なホストコンピュータ1560など、その他の多くのデバイスおよび/またはネットワークも、インターネット1550に接続すること、およびインターネット1550を介して通信することが可能である。いくつかの例示的な実施形態においては、ホストコンピュータ1560は、介在物としてインターネット1550、コアネットワーク1540、およびRAN1530を使用してUE1510と通信することが可能である。ホストコンピュータ1560は、サービスプロバイダの所有権および/または制御下にあるサーバ(たとえば、アプリケーションサーバ)であることが可能である。ホストコンピュータ1560は、OTTサービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダに代わって別のエンティティによって運営されることが可能である。
たとえば、ホストコンピュータ1560は、コアネットワーク1540およびRAN1530の設備を使用してUE1510にオーバーザトップ(OTT)パケットデータサービスを提供することが可能であり、UE1510は、ホストコンピュータ1560との間における発信/着信通信のルーティングを認識しないことが可能である。同様に、ホストコンピュータ1560は、ホストコンピュータからUEへの送信のルーティング、たとえば、RAN1530を通じた送信のルーティングを認識しないことが可能である。たとえば、ホストコンピュータからUEへのストリーミングの(一方向の)オーディオおよび/またはビデオ、ホストコンピュータとUEとの間におけるインタラクティブな(双方向の)オーディオおよび/またはビデオ、インタラクティブなメッセージングまたはソーシャルコミュニケーション、インタラクティブな仮想または拡張現実などを含むさまざまなOTTサービスが、図15において示されている例示的な設定を使用して提供されることが可能である。
図15において示されている例示的なネットワークは、データレート、レイテンシ、および本明細書において開示されている例示的な実施形態によって改善されるその他のファクタを含むネットワークパフォーマンスメトリックをモニタする測定手順および/またはセンサを含むことも可能である。この例示的なネットワークは、測定結果における変動に応答してエンドポイントどうし(たとえば、ホストコンピュータおよびUE)の間におけるリンクを再設定するための機能性を含むことも可能である。そのような手順および機能性は、知られており、実践されており、ネットワークが無線インターフェースをOTTサービスプロバイダから隠すかまたは取り除く場合には、UEとホストコンピュータとの間における独自のシグナリングによって測定が容易にされることが可能である。
本明細書において記述されている例示的な実施形態は、UEどうし(UE1510など)が、データブロックの複数のバージョンを別々の物理データチャネル(たとえば、PDSCHまたはPUSCH)上で送信および/または受信するように設定することによって、超高信頼性低遅延通信(URLLC)のための効率的な技術を提供する。この様式においては、単一のUEへのマルチTRP送信によるPDSCHダイバーシティが、データブロックの複数の送信および/または受信の設定を伝達するために単一のPDCCHのみを使用する状況でさえ達成されることが可能である。これは、信頼性を高め、レイテンシを低減し、PDCCHブロッキング確率を低減し、および/またはUEの複雑さを低減する。NR UE(たとえば、UE1510)およびgNB(たとえば、RAN1530を構成しているgNB)において使用される場合には、本明細書において記述されている例示的な実施形態は、厳密なパフォーマンス要件を有するデータサービス(たとえば、URLLC)の使用を容易にするさまざまな改善、利益、および/または利点を提供することが可能である。結果として、これは、UEの過度の電力消費またはユーザ経験におけるその他の低下を伴わない全体を通じたさらに一貫したデータおよびさらに低いレイテンシを含めて、OTTサービスプロバイダおよびエンドユーザによって経験されるこれらのサービスのパフォーマンスを改善する。
上記は、本開示の原理を例示しているにすぎない。記述されている実施形態に対するさまざまな修正および変更は、本明細書における教示を考慮すれば当業者にとって明らかであろう。したがって、本明細書においては明示的に示されていないまたは記述されていないが、本開示の原理を具体化し、したがって本開示の趣旨および範囲内にあることが可能である多くのシステム、構成、および手順を当業者なら考案することが可能であろうということが理解されるであろう。当技術分野における標準的な技術者によって理解されるはずであるように、さまざまな例示的な実施形態どうしは、互いとともに、ならびにそれらと交換可能に使用されることが可能である。
ユニットという用語は、本明細書において使用される際には、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有することが可能であり、たとえば、本明細書において記述されているものなど、それぞれのタスク、手順、計算、出力、および/または表示機能などを実行するための電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、ロジックソリッドステートおよび/またはディスクリートデバイス、コンピュータプログラムまたは命令を含むことが可能である。
本明細書において開示されているいずれの適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益も、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通じて実行されることが可能である。それぞれの仮想装置は、複数のこれらの機能ユニットを含むことが可能である。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含むことが可能である処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタルロジックなどを含むことが可能であるその他のデジタルハードウェアを介して実装されることが可能である。処理回路は、メモリに格納されているプログラムコードを実行するように設定されることが可能であり、メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光ストレージデバイス等などの1つまたはいくつかのタイプのメモリを含むことが可能である。メモリに格納されるプログラムコードは、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書において記述されている技術のうちの1つまたは複数を実行するための命令を含む。いくつかの実施態様においては、処理回路を使用して、それぞれの機能ユニットに、対応する機能を、本開示の1つまたは複数の実施形態に従って実行させることが可能である。
本明細書において記述されているように、デバイスおよび/または装置は、半導体チップ、チップセット、またはそのようなチップもしくはチップセットを含む(ハードウェア)モジュールによって表されることが可能であるが、これは、デバイスまたは装置の機能性が、ハードウェア実装される代わりに、プロセッサ上での実行または稼働されることのための実行可能なソフトウェアコード部分を含むコンピュータプログラムまたはコンピュータプログラム製品などのソフトウェアモジュールとして実装される可能性を排除するものではない。さらに、デバイスまたは装置の機能性は、ハードウェアとソフトウェアとの任意の組合せによって実装されることが可能である。デバイスまたは装置は、互いに機能的に協調しているかまたは独立しているかにかかわらず、複数のデバイスおよび/または装置のアセンブリとみなされることも可能である。その上、デバイスおよび装置は、デバイスまたは装置の機能性が保持される限り、システム全体に分散された様式で実装されることが可能である。そのようなおよび同様の原理は、当業者に知られているものとみなされる。
別段の規定がなされていない限り、本明細書において使用されている(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本開示が属する技術分野における標準的な技術者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書において使用されている用語は、本明細書および関連する技術分野のコンテキストにおけるそれらの用語の意味と矛盾しない意味を有するものと解釈されるべきであり、理想化された意味または過度に正式な意味に解釈されることはない(ただし、そのような規定が本明細書において明確になされている場合は除く)ということがさらに理解されるであろう。
加えて、明細書および図面を含めて、本開示において使用されている特定の用語どうしは、特定の場合において同義に使用されることが可能である(たとえば、「データ」および「情報」)。これらの用語(および/または互いに同義であることが可能であるその他の用語)は、本明細書においては同義に使用されることが可能であるが、そのような言葉どうしが同義に使用されないことを意図されることが可能である場合があり得るということを理解されたい。さらに、従来技術の知識が上で参照によって本明細書に明示的に組み込まれていない限り、それは、その全体が本明細書に明示的に組み込まれている。参照されているすべての公表文献は、それらの全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
本明細書において記述されている技術および装置の実施形態はまた、以降の列挙されている例を含むが、それらには限定されない。
1. 物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)など、複数のチャネルを受信するための方法であって、それぞれのチャネルが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、別々の周波数リソースおよび/または別々の空間リソースにおいて、任意選択で無線通信ネットワークにおける、送信受信ポイント(TRP)など、別々のソースによって送信され、任意選択で、この方法が、
ネットワークノードを介してなど、ネットワークから、それぞれの複数の送信ソースに関連付けられている、送信設定インジケータ(TCI)状態など、複数のインジケータ、または複数のインジケータの表示を受信すること、
複数の送信ソースのうちの1つまたは複数に関して、
インジケータによって、または複数の送信ソースに関連付けられている複数のインジケータの表示を介して識別された1つまたは複数のソース参照信号(RS)を受信したことに基づいてチャネルパラメータを特定すること、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)など、1つまたは複数のチャネルを介して、複数のPDSCHに関する設定情報を受信すること、および
特定されたチャネルパラメータに基づいて、設定情報に従って複数の送信ソースから複数のPDSCHを受信することのうちの1つまたは複数を含む方法。
2. ソースRSのうちのそれぞれが、複数の物理データチャネルのうちの別々の物理データチャネルに関連付けられている、実施形態1に記載の方法。
3. 設定情報が、複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHの少なくとも一部分を受信するためのリソースを識別し、識別されたリソースが、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにある、実施形態1または2に記載の方法。
4. 物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちの少なくとも2つに関するリソースどうしが、周波数および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにおいて重複していない、実施形態3に記載の方法。
5. 物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちの少なくとも2つに関するリソースどうしが、周波数において完全に重複している、実施形態3または4に記載の方法。
6. 完全に重複している物理データチャネル、たとえばPDSCHに関する設定情報がさらに、
それぞれの重複している物理データチャネル、たとえばPDSCHに関する復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、
それぞれの重複している物理データチャネル、たとえばPDSCHに関する別々のCDMグループからのDMRSポート、および
それぞれの重複している物理データチャネル、たとえばPDSCHに関する一意のデータスクランブリングシードのうちの少なくとも1つを含む、実施形態5に記載の方法。
7. 設定情報が、複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちの第1の物理データチャネルを受信するためのリソースを識別し、
この方法がさらに、複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちの残りの物理データチャネルを受信するためのリソースの識別を、高位レイヤシグナリングを介して受信することを含む、
実施形態3から6のいずれか1つに記載の方法。
8. 複数を含む物理データチャネル、たとえばPDSCHの数を、複数のうちの第1のものを受信するための識別されたリソースに基づいて特定することをさらに含む、実施形態7に記載の方法。
9. 複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHを受信するための識別されたリソースが、複数のスロットと、スロット内の複数の重複していないOFDMシンボルとのうちの一方の中に配置されている時間リソースを含む、実施形態3から8のいずれか1つに記載の方法。
10. 複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHが、単一のデータブロックの別々の冗長バージョン(RV)を搬送する、実施形態1から9のいずれか1つに記載の方法。
11. 受信された設定情報が、複数のTCI状態の少なくとも一部分を複数のPDSCHに関連させる情報を含む、実施形態1から10のいずれか1つに記載の方法。
12. 受信された設定情報が、複数のTCI状態のうちの第1のTCI状態を複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちの第1の物理データチャネルに関連させる情報を含み、
この方法がさらに、複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちのその他の物理データチャネルに関して、所定のルールに従って複数のTCI状態のうちのその他のTCI状態を選択することを含む、
実施形態11に記載の方法。
13. 複数のTCI状態を複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHに関連させる情報が、複数のコードポイントを有するフィールドを含み、
それぞれのコードポイントが、TCI状態のうちの1つに関連付けられており、
複数のコードポイントのサブセットが、複数のTCI状態のうちの第1のTCI状態を複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちの第1の物理データチャネルに関連させるために使用される、
実施形態12に記載の方法。
14. 複数のTCI状態の少なくとも1つのサブセットをアクティブ化する制御メッセージを受信することをさらに含み、チャネルパラメータが、TCI状態のアクティブ化されたサブセットに関してのみ特定される、実施形態11から13のいずれか1つに記載の方法。
15. 受信された設定情報が、TCI状態のアクティブ化されたサブセットのさらなるサブセットを複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHに関連させる情報を含む、実施形態14に記載の方法。
16. 物理データチャネル、たとえばPDSCHのうちの少なくとも2つが、スロットにおけるOFDMシンボルの同じセットにある、実施形態1から15のいずれか1つに記載の方法。
17. それぞれの物理データチャネル、たとえばPDSCHに関するソースRSが異なる、実施形態1から16のいずれか1つに記載の方法。
18. 物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)など、複数のチャネルを無線通信ネットワークへ、たとえばユーザ機器などのネットワークノードへ送信するための方法であって、それぞれのチャネルが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、別々の周波数リソースにおいて、および/または別々の空間リソースにおいて送信され、任意選択で送信受信ポイント(TRP)など、別々のソースによって送信され、
任意選択で、この方法が、
ネットワークから、それぞれの複数の送信リソースに関連付けられている複数のリソースインジケータ、またはそれぞれの複数の送信リソースに関連付けられている複数のリソースインジケータの表示を受信すること、
複数の送信リソースのうちの1つまたは複数に関して、送信リソースに関連付けられているリソースインジケータによって識別された1つまたは複数のソース参照信号(RS)を送信したことに基づいてチャネルパラメータを特定すること、
たとえば単一の物理ダウンリンク制御チャネル、たとえばPDCCHを介して、複数の物理チャネル、たとえばPUSCHに関する設定情報を受信すること、および
特定されたチャネルパラメータに基づいて、設定情報に従って複数の送信リソースを使用して、複数の物理チャネル、たとえばPUSCHを送信することのうちの1つまたは複数を含む方法。
19. ソースRSのうちのそれぞれが、複数の物理チャネル、たとえばPUSCHのうちの別々の物理チャネルに関連付けられている、実施形態18に記載の方法。
20. 設定情報が、複数の物理チャネル、たとえばPUSCHの少なくとも一部分を送信するためのリソースを識別し、識別されたリソースが、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにある、実施形態18または19に記載の方法。
21. PUSCHのうちの少なくとも2つに関するリソースどうしが、周波数および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにおいて重複していない、実施形態20に記載の方法。
22. 物理チャネル、たとえばPUSCHのうちの少なくとも2つに関するリソースどうしが、周波数において完全に重複している、実施形態20または21に記載の方法。
23. 完全に重複している物理チャネル、たとえばPUSCHに関する設定情報がさらに、
それぞれの重複している物理チャネル、たとえばPUSCHに関する復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、
それぞれの重複している物理チャネル、たとえばPUSCHに関する別々のCDMグループからのDMRSポート、および
それぞれの重複している物理チャネル、たとえばPUSCHに関する一意のデータスクランブリングシードのうちの少なくとも1つを含む、実施形態22に記載の方法。
24. 設定情報が、複数の物理チャネル、たとえばPUSCHのうちの第1の物理チャネルを送信するためのリソースを識別し、および/または
この方法がさらに、複数の物理チャネル、たとえばPUSCHのうちの残りの物理チャネルを送信するためのリソースの識別を、高位レイヤシグナリングを介して受信することを含む、
実施形態20から23のいずれか1つに記載の方法。
25. 複数を含む物理チャネル、たとえばPUSCHの数を、複数のうちの第1のものを送信するための識別されたリソースに基づいて特定することをさらに含む、実施形態24に記載の方法。
26. 複数の物理チャネル、たとえばPUSCHを送信するための識別されたリソースが、複数のスロットと、スロット内の複数の重複していないOFDMシンボルとのうちの一方の中に配置されている時間リソースを含む、実施形態20から25のいずれか1つに記載の方法。
27. 複数の物理チャネル、たとえばPUSCHが、単一のデータブロックの別々の冗長バージョン(RV)を搬送する、実施形態18から26のいずれか1つに記載の方法。
28. 受信された設定情報が、複数のリソースインジケータの少なくとも一部分を複数の物理チャネル、たとえばPUSCHに関連させる情報を含む、実施形態18から27のいずれか1つに記載の方法。
29. 受信された設定情報が、複数のリソースインジケータのうちの第1のリソースインジケータを複数の物理チャネル、たとえばPUSCHのうちの第1の物理チャネルに関連させる情報を含み、および/または
この方法がさらに、複数の物理チャネル、たとえばPUSCHのうちのその他の物理チャネルに関して、所定のルールに従って複数のリソースインジケータのうちのその他のリソースインジケータを選択することを含む、
実施形態28に記載の方法。
30. 複数のリソースインジケータを複数の物理チャネル、たとえばPUSCHに関連させる情報が、複数のコードポイントを有するフィールドを含み、および/または
それぞれのコードポイントが、リソースインジケータのうちの1つに関連付けられており、および/または
複数のコードポイントのサブセットが、複数のリソースインジケータのうちの第1のリソースインジケータを複数の物理チャネル、たとえばPUSCHのうちの第1の物理チャネルに関連させるために使用される、
実施形態29に記載の方法。
31. 複数のリソースインジケータの少なくとも1つのサブセットをアクティブ化する制御メッセージを受信することをさらに含み、任意選択でチャネルパラメータが、リソースインジケータのアクティブ化されたサブセットに関してのみ特定される、実施形態28から30のいずれか1つに記載の方法。
32. 受信された設定情報が、リソースインジケータのアクティブ化されたサブセットのさらなるサブセットを複数のPUSCHに関連させる情報を含む、実施形態31に記載の方法。
33. 物理チャネル、たとえばPUSCHのうちの少なくとも2つが、スロットにおけるOFDMシンボルの同じセットにある、実施形態18から32のいずれか1つに記載の方法。
34. それぞれの物理チャネル、たとえばPUSCHに関するソースRSが異なる、実施形態18から33のいずれか1つに記載の方法。
35. たとえば複数の物理チャネル、たとえばPDSCHを単一のユーザ機器(UE)へ送信するための方法であって、それぞれの物理チャネルが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、無線通信ネットワークにおける別々のソースによって送信され、この方法が、
それぞれの複数の送信ソースに関連付けられている、複数のインジケータ、または複数のインジケータ、たとえば送信設定インジケータ(TCI)状態の表示をUEへ送信すること、
複数の送信ソースのそれぞれに関して、送信ソースに関連付けられているインジケータ、たとえばTCI状態によって識別された1つまたは複数のソース参照信号(RS)を送信すること、
UEへ送信されることになる複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHに関する設定情報を、たとえば単一の物理チャネル、たとえば(PDCCH)を介して、UEへ送信すること、および
設定情報に従って複数の送信ソースから複数の物理データチャネル、たとえばPDSCHを送信することのうちの1つまたは複数を含む方法。
36. たとえば複数の物理チャネル、たとえばPUSCHを単一のユーザ機器(UE)から受信するための方法であって、それぞれの物理チャネル、たとえばPUSCHが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、別々のリソースを使用して送信され、この方法が、
それぞれの複数の送信リソースに関連付けられている複数のリソースインジケータの表示をUEへ送信すること、
複数の送信リソースのそれぞれに関して、その特定の送信リソースに関連付けられているリソースインジケータによって識別された1つまたは複数のソース基準信号(RS)を受信したことに基づいてチャネルパラメータを特定すること、
UEによって送信されることになる複数の物理データチャネル、たとえばPUSCHに関する設定情報を、たとえば単一の物理チャネル、たとえばPDCCHを介して、UEへ送信すること、および
特定されたチャネルパラメータに基づいて、設定情報に従って複数の送信リソースを使用して、複数の物理データチャネル、たとえばPUSCHを受信することのうちの1つまたは複数を含む方法。
37. たとえば複数の物理チャネル、たとえばPDSCHを受信するように設定されているユーザ機器(UE)であって、それぞれの物理チャネル、たとえばPDSCHが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、無線通信ネットワークにおける別々のソースによって送信され、このUEが、
無線通信ネットワークと通信するように設定されている通信回路、および
通信回路に動作可能に関連付けられていて、かつ例示的な実施形態1から17のいずれか1つに記載の方法に対応するオペレーションを実行するように設定されている処理回路のうちの1つまたは複数を含むUE。
38. たとえば複数の物理チャネル、たとえば物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するように設定されているユーザ機器(UE)であって、それぞれの物理チャネル、たとえばPUSCHが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、別々のリソースを使用して送信され、このUEが、
無線通信ネットワークと通信するように設定されている通信回路と、
通信回路に動作可能に関連付けられていて、かつ例示的な実施形態18から34のいずれか1つに記載の方法に対応するオペレーションを実行するように設定されている処理回路とを含むUE。
39. たとえば複数の物理チャネル、たとえば物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を、単一のユーザ機器(UE)へ送信するように構成されている無線アクセスネットワーク(RAN)であって、それぞれの物理チャネル、たとえばPDSCHが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、RANにおける別々のソースによって送信され、このRANが、
UEと通信するように設定されている通信回路と、
通信回路に動作可能に関連付けられていて、かつ実施形態35に記載の方法に対応するオペレーションを実行するように設定されている処理回路とを含むRAN。
40. たとえば複数の物理チャネル、たとえば物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を、単一のユーザ機器(UE)から受信するように構成されている無線アクセスネットワーク(RAN)であって、それぞれの物理チャネル、たとえばPUSCHが、同じデータペイロードのバージョンを搬送するが、別々のリソースを使用して送信され、このRANが、
UEと通信するように設定されている通信回路と、
通信回路に動作可能に関連付けられていて、かつ実施形態36に記載の方法に対応するオペレーションを実行するように設定されている処理回路とを含むRAN。
41. ユーザ機器(UE)の少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、例示的な実施形態1から34のいずれか1つに記載の方法に対応するオペレーションを実行するようにUEを設定するコンピュータ実行可能命令を格納している非一時的なコンピュータ可読メディア。
42. 無線アクセスネットワーク(RAN)を構成している少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、例示的な実施形態35または36に記載の方法に対応するオペレーションを実行するようにRANを設定するコンピュータ実行可能命令を格納している非一時的なコンピュータ可読メディア。
加えて、本開示の実施形態は、グループA(「受信」)およびグループB(「送信」)へと分割される下記の例を含むが、それらには限定されない。以降では、「TCI」および「SRI」に言及しているが、これらは例にすぎず、当業者によって認識されるように、異なる指標であることも可能である。
グループA
複数のPDSCH(またはその他の同様のチャネル)を受信するようにネットワークによって任意選択で設定されているUEであって、複数のPDSCHのそれぞれが、同じデータペイロードの繰り返しであり(またはその繰り返しを含み)、任意選択で、それぞれのPDSCHに関するDMRS(またはその他の同様の参照信号)が、設定されているソースRSまたはソースRSのペアとQCLである、UE。下記の特徴のうちの1つまたは複数が、さらに当てはまることが可能である。
PDSCHのうちの少なくとも2つが、スロットにおけるOFDMシンボルの同じセットにある。
それぞれのPDSCHに関するソースRSが異なる。
設定が、DCIメッセージ(またはその他のダウンリンクメッセージ)によって受信される。
設定が、RRCメッセージによって受信される。
設定が、複数のPDSCHのそれぞれに関するリソース割り当てを含む。
設定がまた、時間における、複数のスロットにわたる、および/または、重複していないOFDMシンボルにおけるスロット内の複数の送信にわたる繰り返しを含む(ミニスロットの繰り返しのケースをカバーする)。
少なくとも2つのPDSCHが、周波数(FDM)において重複していない。
少なくとも2つのPDSCHが、周波数において完全に重複している(空間的な繰り返し)。
このケースにおいて、重複しているPDSCHのそれぞれが、DMRSポートの一意のセットを設定される(DMRSポートの直交性を保持するために)。
このケースにおいて、重複しているPDSCHのそれぞれが、別々のCDMグループからのDMRSポートを設定される。
このケースにおいて、重複しているPDSCHのそれぞれが、一意のデータスクランブリングシードによって設定される。
それぞれのPDSCHが、別々のRVを使用して符号化される。
それぞれのPDSCHに関するソースRSが、それぞれのPDSCHをTCI状態のセットからのTCI状態に関連付けることによって入手される。
それぞれのPDSCHに関して、別々のTCI状態が、循環する様式でセットから選択される。
1つのPDSCHに関して使用するためのTCI状態がDCIによって与えられ、TCI状態のセットからのその他のPDSCHに関して使用するためのTCIが所定のルールによって与えられる。
TCI状態のセットからの1つのPDSCHおよびその他のPDSCHに関して使用するためのTCI状態が所定のルールによって与えられることを示すために、DCIにおけるTCIフィールドにおけるコードポイント値のサブセットが使用される。
セットにおけるそれぞれのTCI状態が、MAC CEによってアクティブ化されたアクティブなTCI状態である。
TCI状態のセットが、ネットワークとUEとの間における高位レイヤシグナリングによって設定される。
TCI状態のセットが、ネットワークとUEとの間における高位レイヤシグナリングによって設定され、DCIがさらに、どのTCI状態が送信のために使用されるかを絞り込む。
それぞれのPDSCHによって占められる周波数リソースが、ネットワークとUEとの間における高位レイヤシグナリングによって設定される。
ここでは、周波数リソースどうしが、重複しているように設定されることが可能である。
スロットにおけるPDSCHの数が、DCIによって特定される。
1つのPDSCHに関するリソース割り当てのみが、DCIにおいて示され、スロットにおける残りのPDSCHのリソース割り当てが、高位レイヤシグナリングによって特定され、事前に設定される。
PDSCHの数が、DCIによって示されるPDSCHのスケジュールされたBW、キャリア帯域幅、および帯域幅部分の帯域幅のうちの1つまたは複数に応じて黙示的である。
繰り返しにおけるPDSCH送信の数、ならびに関連付けられている時間リソースおよび周波数リソース、TCI状態またはTRP、冗長バージョン、ならびにDMRSポートが、RRCによって一緒に設定され、DCIにおいて動的に示される。
グループB
複数のPUSCH(またはその他の同様のチャネル)を送信するようにネットワークによって任意選択で設定されているUEであって、任意選択で、複数のPUSCHのそれぞれが、同じデータペイロードの繰り返しであり(またはその繰り返しを含み)、任意選択で、それぞれのPUSCHに関するDMRS(またはその他の参照信号)が、ソースRSとの空間関係を有する、UE。任意選択で、下記の特徴のうちの1つまたは複数が当てはまることも可能である。
PUSCHのうちの少なくとも2つが、スロットにおけるOFDMシンボルの同じセットにある。
それぞれのPUSCHに関するソースRSが異なる。
設定が、DCIメッセージ(またはその他のダウンリンクメッセージ)によって受信される。
設定が、RRCメッセージによって受信される。
設定が、複数のPUSCHのそれぞれに関するリソース割り当てを含む。
設定がまた、時間における、複数のスロットにわたる、および/または、重複していないOFDMシンボルにおけるスロット内の複数の送信にわたる繰り返しを含む(ミニスロットの繰り返しのケースをカバーする)。
少なくとも2つのPUSCHが、周波数(FDM)において重複していない。
少なくとも2つのPUSCHが、周波数において完全に重複しており(空間的な繰り返し)、下記のうちの1つまたは複数が当てはまることが可能である。
このケースにおいて、重複しているPUSCHのそれぞれが、DMRSポートの一意のセットを設定される(DMRSポートの直交性を保持するために)。
このケースにおいて、重複しているPUSCHのそれぞれが、別々のCDMグループからのDMRSポートを設定される。
このケースにおいて、重複しているPUSCHのそれぞれが、一意のデータスクランブリングシードによって設定される。
それぞれのPUSCHが、別々のRVを使用して符号化される。
それぞれのPUSCHに関するソースRSが、それぞれのPUSCHをSRIのセットからのSRI状態に関連付けることによって入手され、下記のうちの1つまたは複数が当てはまることが可能である。
それぞれのPUSCHに関して、別々のSRIが、循環する様式でセットから選択される。
1つのPUSCHに関して使用するためのSRIがDCIによって与えられ、SRIのセットからのその他のPUSCHに関して使用するためのSRIが所定のルールによって与えられる。
SRI状態のセットが、ネットワークとUEとの間における高位レイヤシグナリングによって設定される。
SRIのセットが、ネットワークとUEとの間における高位レイヤシグナリングによって設定され、DCIがさらに、どのSRIが送信のために使用されるかを絞り込む。
それぞれのPUSCHによって占められる周波数リソースが、ネットワークとUEとの間における高位レイヤシグナリングによって設定される。
ここでは、周波数リソースどうしが、重複しているように設定されることが可能である。
スロットにおけるPUSCHの数が、DCIによって特定される。
1つのPUSCHに関するリソース割り当てのみが、DCIにおいて示され、スロットにおける残りのPUSCHのリソース割り当てが、高位レイヤシグナリングによって特定され、事前に設定される。
PUSCHの数が、DCIによって示されるPUSCHのスケジュールされたBWに応じて黙示的である。

Claims (27)

  1. 無線ネットワークにおける複数のノードを介して通信するための、ユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、
    複数の送信設定インジケータ(TCI)状態を受信すること(1110)と、
    単一の物理制御チャネルを介して、データブロックのそれぞれの複数の繰り返しを搬送する複数の物理データチャネルに関するスケジューリング情報を受信すること(1120)と、
    前記TCI状態のうちの1つまたは複数を前記複数の繰り返しに割り振ること(1140)と、
    前記スケジューリング情報および前記割り振られたTCI状態に基づいて前記複数の物理データチャネルを介して前記複数の繰り返しを受信すること(1160)とを含み、
    前記複数のTCI状態が、
    前記無線ネットワークにおけるそれぞれの複数のノード、または
    前記無線ネットワークにおける1つもしくは複数のノードに関連付けられているそれぞれの複数のビーム
    のうちの一方に関連付けられていて、
    前記スケジューリング情報がまた、前記繰り返しのうちの1つまたは複数を受信するためのリソースのインジケータを含み、
    前記リソースが、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにあり、
    前記繰り返しのうちの少なくとも2つのための前記リソースが、スロットにおけるシンボルの同じセットにある、
    方法。
  2. 前記複数のTCI状態が、前記複数の繰り返しよりも少なく、
    前記複数のTCI状態が、事前に規定された順序で前記繰り返しに割り振られる、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記スケジューリング情報がまた、前記TCI状態のうちの1つまたは複数と前記複数の繰り返しとの間におけるマッピングのインジケータを含み、
    前記1つまたは複数のTCI状態が、前記マッピングに基づいて前記繰り返しに割り振られる、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記インジケータが、複数のコードポイントを有するフィールドに含まれ、前記複数のTCI状態が、前記複数のコードポイントよりも少なく、
    前記コードポイントの第1のサブセットが、個々のTCI状態に関連付けられており、
    前記コードポイントの第2のサブセットが、個々のTCI状態の組合せに関連付けられている、
    請求項3に記載の方法。
  5. 前記スケジューリング情報が、前記繰り返しのうちの第1の繰り返しを受信するための第1のリソースのインジケータを含み、
    前記方法がさらに、前記繰り返しのうちの残りの繰り返しを受信するためのさらなるリソースを特定するために前記第1のリソースに適用されることになる1つまたは複数のオフセットを受信すること(1130)を含む、
    請求項に記載の方法。
  6. 前記さらなるリソースが、前記第1のリソースに対して、1つもしくは複数の後続のスロット、または同じスロット内の1つもしくは複数の後続のシンボルのうちの一方に配置される、請求項に記載の方法。
  7. 前記繰り返しのうちの少なくとも2つのための前記リソースが、周波数において完全に重複しており、
    前記スケジューリング情報がまた、前記完全に重複している繰り返しのそれぞれに関して、
    復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、
    一意の符号分割多重化(CDM)グループからのDMRSポート、および
    一意のデータスクランブリングシード
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項からのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記スケジューリング情報がまた、前記複数の繰り返しと前記データブロックの複数の冗長バージョン(RV)との間におけるマッピングのインジケータを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  9. それぞれのTCI状態が、1つまたは複数のソース参照信号(RS)ペアを含み、
    それぞれのソースRSペアが、特定の物理データチャネルにマップされている復調用参照信号(DM-RS)に関する、アンテナポートとの準共同設置(QCL)関係の対応するペアを有し、
    前記方法がさらに、前記複数のTCI状態のそれぞれに関して、定のTCI状態に含まれている前記ソースRSペアに基づいてチャネルパラメータを特定すること(1150)を含む、
    請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記複数の物理データチャネルを介して前記複数の繰り返しを受信すること(1160)がさらに、前記物理データチャネルのそれぞれに関して、
    前記チャネルパラメータに基づいて、前記物理データチャネルにマップされている前記DM-RSを受信すること(1161)と、
    前記受信されたDM-RSに基づいてさらなるチャネルパラメータを特定すること(1162)と、
    前記さらなるチャネルパラメータに基づいて前記物理データチャネルを受信すること(1163)とを含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記複数の物理データチャネルが、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のそれぞれのレイヤであること、または
    それぞれの物理データチャネルが、PDSCHのすべてのレイヤのサブセットであること
    のうちの一方が当てはまる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 複数の物理データチャネルを介して単一のユーザ機器(UE)と通信するための、無線ネットワークにおける1つまたは複数のノードによって実行される方法であって、
    複数の送信設定インジケータ(TCI)状態を前記UEへ送信すること(1210)と、
    それぞれの複数の物理データチャネルによって搬送されることになる、データブロックの複数の繰り返しに前記TCI状態のうちの1つまたは複数を割り振ること(1220)と、
    前記それぞれの複数の繰り返しを搬送する前記複数の物理データチャネルに関するスケジューリング情報を、単一の物理制御チャネルを介して前記UEへ送信すること(1230)と、
    前記スケジューリング情報および前記割り振られたTCI状態に基づいて前記複数の物理データチャネルを介して前記複数の繰り返しを送信すること(1260)とを含み、
    前記複数のTCI状態が、
    前記無線ネットワークにおけるそれぞれの複数のノード、または
    前記無線ネットワークにおける1つもしくは複数のノードに関連付けられているそれぞれの複数のビーム
    のうちの一方に関連付けられていて、
    前記スケジューリング情報がまた、前記繰り返しのうちの1つまたは複数を送信または受信するためのリソースのインジケータを含み、
    前記リソースが、時間、周波数、および空間レイヤという次元のうちの少なくとも1つにあり、
    前記繰り返しのうちの少なくとも2つのための前記リソースが、スロットにおけるシンボルの同じセットにある、
    方法。
  13. 前記複数のTCI状態が、前記複数の繰り返しよりも少なく、
    前記複数のTCI状態が、事前に規定された順序で前記繰り返しに割り振られる、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記スケジューリング情報がまた、前記TCI状態のうちの1つまたは複数と前記複数の繰り返しとの間におけるマッピングのインジケータを含み、
    前記1つまたは複数のTCI状態が、前記マッピングに従って前記繰り返しに割り振られる、
    請求項12に記載の方法。
  15. 前記インジケータが、複数のコードポイントを有するフィールドに含まれ、前記複数のTCI状態が、前記複数のコードポイントよりも少なく、
    前記コードポイントの第1のサブセットが、個々のTCI状態に関連付けられており、
    前記コードポイントの第2のサブセットが、個々のTCI状態の組合せに関連付けられている、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記スケジューリング情報が、前記繰り返しのうちの第1の繰り返しを受信するための第1のリソースのインジケータを含み、
    前記方法がさらに、前記繰り返しのうちの残りの繰り返しを受信するためのさらなるリソースを特定するために前記第1のリソースに適用されることになる1つまたは複数のオフセットを送信すること(1240)を含む、
    請求項12に記載の方法。
  17. 前記さらなるリソースが、前記第1のリソースに対して、1つもしくは複数の後続のスロット、または同じスロット内の1つもしくは複数の後続のシンボルのうちの一方に配置される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記繰り返しのうちの少なくとも2つのための前記リソースが、周波数において完全に重複しており、
    前記スケジューリング情報がまた、前記完全に重複している繰り返しのそれぞれに関して、
    復調用参照信号(DMRS)ポートの一意のセット、
    一意の符号分割多重化(CDM)グループからのDMRSポート、および
    一意のデータスクランブリングシード
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項12から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記スケジューリング情報がまた、前記複数の繰り返しと前記データブロックの複数の冗長バージョン(RV)との間におけるマッピングのインジケータを含む、請求項12から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. それぞれのTCI状態が、1つまたは複数のソース参照信号(RS)ペアを含み、
    それぞれのソースRSペアが、特定の物理データチャネルにマップされている復調用参照信号(DM-RS)に関する、アンテナポートとの準共同設置(QCL)関係の対応するペアを有し、
    前記方法がさらに、前記複数のTCI状態のそれぞれに関して、定のTCI状態に含まれている前記ソースRSペアを送信すること(1250)を含み、
    前記複数の物理データチャネルを介して前記複数の繰り返しを送信すること(1260)がさらに、れぞれの前記DM-RSを、それらがマップされている前記物理データチャネルに関連付けて送信すること(1261)を含む、
    請求項12から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記複数の物理データチャネルが、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のそれぞれのレイヤであること、または
    それぞれの物理データチャネルが、PDSCHのすべてのレイヤのサブセットであること
    のうちの一方が当てはまる、請求項12から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 無線ネットワーク(100、799、1530)における複数のノード(105、110、115、700、750、1400)を介して通信するように設定されているユーザ機器(UE)(120、1300、1510)であって、
    前記複数のノードと通信するように設定されている無線トランシーバ回路(1340)と、
    前記無線トランシーバ回路に動作可能に結合されている処理回路(1310)であって、それによって前記処理回路および前記無線トランシーバ回路が、請求項1から11に記載の方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するように設定されている、処理回路(1310)とを含むユーザ機器(UE)(120、1300、1510)。
  23. 無線ネットワーク(100、799、1530)における複数のノード(105、110、115、700、750、1400)を介して通信するように設定されているユーザ機器(UE)(120、1300、1510)の処理回路(1310)によって実行されたときに、請求項1から11に記載の方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するように前記UEを設定するコンピュータ実行可能命令を格納している非一時的なコンピュータ可読メディア(1320)。
  24. 無線ネットワーク(100、799、1530)における複数のノード(105、110、115、700、750、1400)を介して通信するように設定されているユーザ機器(UE)(120、1300、1510)の処理回路(1010)によって実行されたときに、請求項1から11に記載の方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するように前記UEを設定するコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラ
  25. 1つまたは複数のノード(105、110、115、700、750、1400)を含む無線ネットワーク(100、799、1530)であって、複数の物理共有チャネルを介して単一のユーザ機器(UE)(120、1300、1510)と通信するように設定されており、前記1つまたは複数のノードが、
    前記UEと通信するように設定されている無線ネットワークインターフェース回路(1440)と、
    前記無線ネットワークインターフェース回路に動作可能に結合されている処理回路(1410)であって、それによって前記処理回路および前記無線ネットワークインターフェース回路が、請求項12から21に記載の方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するように設定されている、処理回路(1410)とを含む、無線ネットワーク(100、799、1530)。
  26. 複数の物理共有チャネルを介して単一のユーザ機器(UE)(120、1300、1510)と通信するように設定されている無線ネットワーク(100、799、1530)における1つまたは複数のノード(105、110、115、700、750、1400)の処理回路(1410)によって実行されたときに、請求項12から21に記載の方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するように前記無線ネットワークを設定するコンピュータ実行可能命令を格納している非一時的なコンピュータ可読メディア(1420)。
  27. 複数の物理共有チャネルを介して単一のユーザ機器(UE)(120、1300、1510)と通信するように設定されている無線ネットワーク(100、799、1530)における1つまたは複数のノード(105、110、115、700、750、1400)の処理回路(1110)によって実行されたときに、請求項12から21に記載の方法のいずれかに対応するオペレーションを実行するように前記無線ネットワークを設定するコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラ
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