JP7219920B2 - 図面検索装置および図面検索方法 - Google Patents

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Description

本発明は、図面検索装置に関する。
例えば、プラントエンジニアリング分野では、大量の図面(例:過去図面)の取り扱いが必要となる。このため、大量の図面から、所望の図面を効率的に検索するための技術が要求されている。
一例として、特許文献1には、図面検索システム(図面管理システム)のユーザインターフェースに関する技術が開示されている。特許文献1の図面検索システムは、ユーザによる機器名および図面の種別名のそれぞれの選択操作を受け付け、当該選択操作に応じた図面群を検索する。
特開2003-99484号公報
特許文献1の図面検索システムによれば、ユーザに検索ワードの入力を行わせることなく、上記選択操作に応じた検索結果(図面群)を提示できる。しかしながら、後述するように、特許文献1の図面検索システムでは、ターゲット図面に対応する所望の図面(例:ターゲット図面との関連性が高いと考えられる特定の図面)を、検索結果から迅速に発見することは、ユーザにとって必ずしも容易ではない。
このように、従来の図面検索技術では、ユーザの利便性を高めるための工夫について、なお改善の余地がある。本発明の一態様は、図面検索におけるユーザの利便性を従来よりも高めることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る図面検索装置は、複数の検索対象図面から、ターゲット図面に対応する少なくとも1つの所定の図面を検索する図面検索装置であって、上記複数の検索対象図面に基づき学習モデルを生成する学習部と、上記学習モデルを用いて、上記ターゲット図面を上記複数の検索対象図面のそれぞれと照合することにより、上記少なくとも1つの所定の図面を検索する検索部と、を備えており、上記複数の検索対象図面のうちの任意の1つの図面を、候補図面と称し、上記学習部は、上記候補図面を解析することにより、当該候補図面の記載内容に関連付けられた内容パラメータを取得する、候補図面内容パラメータ取得部と、上記複数の検索対象図面のそれぞれの番号と、当該複数の検索対象図面のそれぞれの内容パラメータと、の対応関係を示す教師データを生成する教師データ生成部と、上記教師データを用いた機械学習を行うことにより上記学習モデルを生成する学習モデル生成部と、を備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る図面検索方法は、複数の検索対象図面から、ターゲット図面に対応する少なくとも1つの所定の図面を検索する図面検索方法であって、上記複数の検索対象図面に基づき学習モデルを生成する学習工程と、上記学習モデルを用いて、上記ターゲット図面を上記複数の検索対象図面のそれぞれと照合することにより、上記少なくとも1つの所定の図面を検索する検索工程と、を含んでおり、上記複数の検索対象図面のうちの任意の1つの図面を、候補図面と称し、上記学習工程は、上記候補図面を解析することにより、当該候補図面の記載内容に関連付けられた内容パラメータを取得する、候補図面内容パラメータ取得工程と、上記複数の検索対象図面のそれぞれの番号と、当該複数の検索対象図面のそれぞれの内容パラメータと、の対応関係を示す教師データを生成する教師データ生成工程と、上記教師データを用いた機械学習を行うことにより上記学習モデルを生成する学習モデル生成工程と、を含んでいる。
本発明の一態様によれば、図面検索におけるユーザの利便性を従来よりも高めることが可能となる。
実施形態1の図面検索システムの要部の構成を示すブロック図である。 第1テーブルの一例を示す図である。 候補図面に対する特定文字列抽出処理について説明するための図である。 検索対象図面の内容パラメータの一例を示す図である。 検索対象図面の重み係数の一例を示す図である。 ターゲット図面に対する特定文字列抽出処理について説明するための図である。 関連性スコアの導出例について説明する図である。 図面検索システムによる検索結果の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
実施形態1の図面検索システム100について、以下に説明する。説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、以降の各実施形態では、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。また、簡潔化のため、公知技術と同様の事項についても、説明を適宜省略する。
本明細書において以下に述べる各数値は、単なる一例であることに留意されたい。本明細書では、2つの数AおよびBについての「A~B」という記載は、特に明示されない限り、「A以上かつB以下」を意味するものとする。
(図面検索システム100の概要)
図1は、図面検索システム100の要部の構成を示すブロック図である。図面検索システム100は、図面検索装置1、過去物件図面DB(Database)91、および新規物件図面DB92とを備える。
図面検索装置1は、制御部10、入力部71、表示部72、および記憶部80を備える。制御部10は、学習部11および検索部12を備える。本明細書の「物件」とは、例えば、プラントエンジニアリングにおける「サイト」を意味する。
図面検索装置1は、過去物件図面DB91および新規物件図面DB92と通信可能に接続されていればよい。このため、図1の例とは異なり、図面検索装置1の内部に、過去物件図面DB91および新規物件図面DB92の少なくとも一方が設けられていてもよい。
図面検索装置1による検索対象となる図面(検索対象図面)には、例えば、仕様図面、設計図面、および製作図面が含まれる。また、検索対象図面には、仕様書、設計書、および、見積書が含まれていてもよい。このように、検索対象図面は、「図面」という名称が含まれている書面に限定されない。一例として、検索対象図面には、プラントエンジニアリング分野におけるプロジェクトの計画に関する任意の種類の書面が含まれる。
制御部10は、図面検索装置1の各部を統括的に制御する。記憶部80は、制御部10の処理に用いられる各種のデータおよびプログラムを格納する。以下に述べるように、制御部10は、機械学習を利用して、複数の検索対象図面(例:過去図面a1~h60)から、ターゲット図面(例:図面ND)に対応する少なくとも1つの所定の図面を検索する。
入力部71は、ユーザの操作(ユーザ操作)を受け付ける。表示部72は、各種のデータを表示する。一例として、表示部72には、制御部10による検索結果を示すデータが表示されてよい。なお、入力部71と表示部72とは、一体として設けられてもよい。例えば、タッチパネルを用いることにより、入力部71と表示部72とを一体化できる。
(過去物件図面DB91)
過去物件図面DB91には、過去の各物件(既設の各物件)に関する各図面(厳密には、図面データ)が格納されている。以下の説明では、「図面A(ある図面)の図面データ」を、単に「図面A」と適宜略称する。また、「図面Aの図面番号」を、単に「図面A」と適宜略称する。
実施形態1では、過去物件図面DB91には、複数のN個の異なる物件のそれぞれについての各図面が格納されている。Nは、1以上の整数である。以下、j番目の物件を、「物件j」とも称する。jは、1以上かつN以下の整数である。
また、過去物件図面DB91には、物件1~物件Nのそれぞれについて、M個(M種類)の異なる図面が格納されている。Mは、1以上の整数である。以下、物件jにおけるi番目の図面を、「図面(i,j)」とも称する。また、各物件におけるi番目(i種類目)の図面を、総称的に図面iとも称する。iは、1以上かつM以下の整数である。
以上のように、過去物件図面DB91には、合計でT個の図面が格納されている。実施形態1の例では、T=M×Nである。Tは、2以上の整数であるものとする。つまり、NおよびMの少なくとも1つは、1以上であるものとする。
具体的には、過去物件図面DB91では、図2に示す第1テーブルTB1の形態で、各種類の図面番号が物件番号毎にリスト化されている。以下、第1テーブルTB1を、「TB1」とも略記する。その他の要素についても、適宜同様に略記する。TB1は、「過去物件・図面対応テーブル」とも称される。TB1のi行j列目のセルは、図面(i,j)の図面番号を示す。
図2では、N=8、M=60の場合(すなわち、T=480の場合)が例示されている。図2の例では、便宜上、物件1~8をそれぞれ、物件A~Hとも表記する。図2の例では、1種類目の図面(図面1)は外形図であり、2種類目の図面(図面2)は組立図であり、3種類目の図面(図面3)は基礎図である。また、60種類目の図面(図面60)は構成図である。
以下では、簡単のため、図2の例における図面(1,1)~(1,8)(すなわち、物件A~物件Hのそれぞれの外形図)を、図面a1~h1とも表記する。2種類目以降の図面についても、同様に表記する。例えば、図2の例における図面a60~h60は、図面(60,1)~(60,8)(すなわち、各物件の構成図)を指す。
以上のように、過去物件図面DB91には、図面a1から図面h60までの、合計480個の図面が格納されている。過去物件図面DB91には、図面a1~h60が、過去物件データセットSET1として格納されている。以下、図面a1~h60を総称的に、過去図面とも称する。過去図面は、検索対象図面の一例である。このため、SET1は、検索対象図面群とも称される。
また、本明細書では、複数の過去図面(検索対象図面)のうちの任意の1つの図面を、候補図面とも称する。一例として、図面a60(物件Aの基礎図)を候補図面とした場合の、各処理について主に例示する。その他の図面に対する処理については、適宜説明を省略するが、図面a60の場合と同様である。
(学習部11)
学習部11は、過去図面データ取得部111、過去図面データ前処理部112(候補図面内容パラメータ取得部,教師データ生成部)、および学習モデル生成部113を備える。学習部11は、図面a1~h60に基づき、検索部12による図面検索のための学習モデルを生成する。以下、学習部11の処理の流れの一例について述べる。
(候補図面の取得)
過去図面データ取得部111は、過去物件図面DB91のSET1から、図面a60を取得する。過去図面データ取得部111は、取得した図面a60を、過去図面データ前処理部112に供給する。
(候補図面に対応する前処理データの生成)
過去図面データ前処理部112は、図面a60を解析することにより、当該図面a60に対応する前処理データを生成する。一例として、過去図面データ前処理部112は、図面a60にOCR処理を施し、OCR処理後データを生成する。OCR処理後データでは、図面a60において画像データとして表現されていた各文字が、文字コードへと変換されている。
そして、過去図面データ前処理部112は、OCR処理後データから、各図面について予め設定された特定の文字列(ストリング)を抽出(検出)する。以下、当該特定の文字列を、特定文字列と称する。実施形態1では、L通り(Lは1以上の整数)の異なる特文字列が、予め設定されているものとする。
以下では、k番目の特定文字列を、第k特文字列と称する。kは、1以上かつL以下の整数である。以下の説明では、第1特文字列が「電圧値」、第2特文字列が「電流値」、第3特文字列が「OR」、第L特文字列が「開」として設定されている場合について、例示する。
但し、特定文字列は、上記の例に限定されない。特定文字列は、例えばエンジニアリング分野の図面中において、製品の仕様情報(技術情報)を説明するために、一般的に用いられている単語であればよい。
図3は、図面a60に対する特定文字列抽出処理について説明するための図である。図3の例では、図面a60の領域L1に、「電圧値 50V」という文字列が記載されている。この場合、過去図面データ前処理部112は、OCR処理後データから、L1の「電圧値 50V」という一連の文字列を抽出する。過去図面データ前処理部112は、抽出した当該一連の文字列から、第1特文字列「電圧値」をさらに抽出する。
続いて、過去図面データ前処理部112は、上記一連の文字列に対し、公知の構文解析技術を適用することにより、第1特定文字列「電圧値」に後続する文字列「50V」は、「電圧値」の属性を示していると判定する。この場合、過去図面データ前処理部112は、「50V」という文字列中に含まれる数字「50」を、「電圧値」の大きさを示す値として取得する。このように、過去図面データ前処理部112は、構文解析により、『L1に記載されている一連の文字列は、「電圧値が50Vである」という仕様情報を示している』という旨を判定する。
また、図面a60の領域L2には、「電流値 2.0A」という一連の文字列が記載されている。過去図面データ前処理部112は、L1の例と同様にして、上記一連の文字列から、第2特文字列「電流値」を抽出する。そして、過去図面データ前処理部112は、第2特定文字列「電圧値」に後続する文字列「2.0A」は、「電圧値」の属性を示していると判定する。そこで、過去図面データ前処理部112は、「2.0A」という文字列中に含まれる数字「2.0」を、「電流値」の大きさを示す値として取得する。このように、過去図面データ前処理部112は、『L2に記載されている一連の文字列は、「電流値が2.0Aである」という仕様情報を示している』という旨を判定する。
ところで、図面a60には、第3特文字列「OR」が記載されているが、当該第3特文字列「OR」には、何ら文字列が後続していない。この場合、過去図面データ前処理部112は、OCR処理後データに含まれる第3特文字列「OR」の登場回数を検出する。当該検出処理の結果、過去図面データ前処理部112は、図面a60に含まれている当該第3特定文字列「OR」の個数が、3つである旨を判定する(領域L3を参照)。
同様に、図面a60には、第L特文字列「開」が記載されているが、当該第L特文字列「開」に、何ら文字が後続していない。そこで、過去図面データ前処理部112は、L3の例と同様に、図面a60に含まれている第L特定文字列「開」の個数が、1つである旨を判定する(領域L4を参照)。
そして、過去図面データ前処理部112は、OCR処理後データに対する上述の解析結果に基づき、図面a60に対応する前処理データを生成する。当該前処理データは、第k特文字列に対応付けられた第k内容パラメータ(以下、Ak)を示すデータセットである。また、第1~第L内容パラメータを総称的に、内容パラメータとも称する。
内容パラメータは、図面の記載内容(具体的には、特文字列に係る記載内容)を数値化(定量化)したデータの1つであると言える。このため、内容パラメータは、図面の記載内容を示す指標として用いられる。
なお、図面(i,j)のAkを、Ak(i,j)とも表記する。上述の通り、過去図面データ前処理部112は、図面(i,j)に対する解析結果(より具体的には、図面(i,j)における特文字列の検出結果)に基づき、Ak(i,j)を設定する。
一例として、過去図面データ前処理部112は、A1=50と設定する(後述の図4のハッチング箇所も参照)。すなわち、過去図面データ前処理部112は、図面a60に記載されている第1特文字列「電圧値」の大きさを示す値「50」を、第1内容パラメータとして設定する。
同様に、過去図面データ前処理部112は、A2=2.0と設定する。すなわち、過去図面データ前処理部112は、図面a60に記載されている第2特文字列「電流値」の大きさを示す値「2.0」を、第2内容パラメータとして設定する。
これに対し、過去図面データ前処理部112は、A3=3と設定する。すなわち、過去図面データ前処理部112は、図面a60における第3特文字列「OR」の記載回数(登場回数)を示す値「3」を、第3内容パラメータとして設定する。
同様に、過去図面データ前処理部112は、AL=1と設定する。すなわち、過去図面データ前処理部112は、図面a60における第L特文字列「開」の記載回数を示す値「1」を、第L内容パラメータとして設定する。
以上のように、過去図面データ前処理部112は、図面a60について、A1~ALを設定する。以上のように、過去図面データ前処理部112は、候補図面を解析することにより、当該候補図面の内容パラメータを取得する。このことから、過去図面データ前処理部112は、候補図面内容パラメータ取得部とも呼称される。
また、過去図面データ前処理部112は、その他の過去図面についても、同様の処理を行う。すなわち、過去図面データ前処理部112は、図面a1~h60のそれぞれに対し、A1~ALを設定する。
その後、過去図面データ前処理部112は、図面a1~h60のそれぞれのA1~AL、すなわち、A1(1,1)~AL(M,N)、を示す第2テーブルTB2を生成する。以下に述べるように、TB2は、教師データの一例である。すなわち、実施形態1の例では、過去図面データ前処理部112は、教師データを生成する機能部(教師データ生成部)としても動作する。
TB2には、第2テーブル内第jサブテーブルTB2-jが含まれている。TB2-jは、図面jのそれぞれのA1~ALを示すテーブルである。図4には、一例として、TB2-60が示されている。TB2-60には、図面a60~h60のそれぞれのA1~ALが示されている。TB2は、TB2-1~TB2-60という、60通りのサブテーブルのセットによって構成されている。
(学習モデルの生成)
学習モデル生成部113は、図面a60~h60に対応する前処理データ(すなわち、図面a60~h60におけるA1~AL)に基づき、当該図面a60~h60のそれぞれに応じた学習モデルを生成する。学習モデルの生成には、公知の機械学習アルゴリズムが使用されてよい。一例として、実施形態1では、学習モデル生成部113は、多項ロジスティック回帰分析によって、学習モデルを生成する。
上述の通り、TB2には、複数の過去図面のそれぞれ(例:図面a60)の番号と、当該複数の過去図面のそれぞれのA1~ALとの対応関係が示されている。そこで、学習モデル生成部113は、TB2を教師データとして取得する。そして、学習モデル生成部113は、当該教師データを用いた多項ロジスティック回帰分析を行うことにより、学習モデルを生成する。
一例として、学習モデル生成部113は、TB2-60の各A1~ALに基づき、図面a60における第k特文字列に対応付けられた第k重み係数(以下、Bk)を算出する。第1~第L重み係数を総称的に、重み係数とも称する。また、図面(i,j)のBkを、Bk(i,j)とも表記する。Bk(i,j)は、Ak(i,j)に対応する重み係数である。重み係数は、後述する関連性スコアの算出に用いられる。
例えば、学習モデル生成部113は、上述の多項ロジスティック回帰分析によって、図面a60におけるB1~B60を算出する。実施形態1では、図面a60について、B1=0.6、B2=1.6、B3=0.8、…、BL=1.3として、それぞれの重み係数が算出されている(後述の図5のハッチング箇所を参照)。
学習モデル生成部113は、その他の過去図面についても、同様の処理を行う。すなわち、過去図面データ前処理部112は、図面a1~h60のそれぞれに対し、B1~BLを設定する。このように、学習モデル生成部113は、図面a1~h60のそれぞれのB1~BL、すなわち、B1(1,1)~BL(M,N)、を含む学習モデルを生成する。換言すれば、過去図面データ前処理部112は、学習モデルとして、B1(1,1)~BL(M,N)を示す第3テーブルTB3を生成する。
TB3には、第3テーブル内第jサブテーブルTB3-jが含まれている。TB3-jは、図面jのそれぞれのB1~BLを示すテーブルである。図5には、一例として、TB3-60が示されている。TB3-60には、図面a60~h60のそれぞれのB1~BLが示されている。このように、TB3-60は、TB2-60の内容パラメータに対応する重み係数を示す。TB3は、TB3-1~TB3-60という、60通りのサブテーブルのセットによって構成されている。
(新規物件図面DB92)
新規物件図面DB92には、新規物件(例:これから建設が行われる予定である、少なくとも1つの物件)に関する各図面(以下、総称的に新規図面とも称する)が、新規物件データセットSET2として格納されている。以下では、SET2に含まれる1つの新規物件(物件T)について述べる。
一例として、新規物件図面DB92には、物件Tについて、過去物件と同種類のM個の異なる図面(外形図~構成図)が格納されている。以下では、物件Tの構成図を、新規図面の一例として例示する。また、物件Tの構成図を、図面NDと称する(後述の図6も参照)。
(検索部12)
検索部12は、新規図面データ取得部121、新規図面データ前処理部122(ターゲット図面内容パラメータ取得部)、スコア演算部123、および検索結果データ生成部124を備える。検索部12は、学習部11によって生成された学習モデルを用いて、ターゲット図面を複数の検索対象図面のそれぞれと照合することにより、少なくとも1つの所定の図面を検索する。実施形態1の図面NDは、ターゲット図面の一例である。以下に述べるように、検索部12では、上記学習モデル用いて、図面NDに対し、図面a1~h60のそれぞれとの照合が行われる。
(新規図面の取得)
新規図面データ取得部121は、過去図面データ取得部111と対になる機能部である。一例として、新規図面データ取得部121は、入力部71が所定のユーザ操作を受け付けたことを契機として、新規物件図面DB92のSET2に含まれている、所定の新規図面(例:図面ND)を取得する。新規図面データ取得部121は、取得した図面NDを、新規図面データ前処理部122に供給する。
(新規図面に対応する前処理データの生成)
新規図面データ前処理部122は、過去図面データ前処理部112と対になる機能部である。新規図面データ前処理部122は、過去図面データ前処理部112と同様の処理により、図面NDに対応する前処理データを生成する。すなわち、新規図面データ前処理部122は、図面NDにOCR処理を施し、当該図面NDから特文字列を抽出する。そして、新規図面データ前処理部122は、特文字列の抽出結果に基づき、当該図面NDの内容パラメータを設定する。以下、図面NDの第k内容パラメータを、Ckとも称する。
すなわち、新規図面データ前処理部122は、過去図面データ前処理部112と同じ解析手法によって図面NDを解析することにより、当該図面NDの内容パラメータを取得する。
図6は、図面NDに対する特定文字列抽出処理について説明するための図である。図6は、図3と対になる図である。図6の例では、図面NDの領域R1に、「電圧値 50V」という文字列が記載されている。従って、新規図面データ前処理部122は、第1特文字列の抽出結果に基づき、C1=50と設定する(後述の図7も参照)。
ところで、図面NDの領域R1の位置は、図面a60の領域L1の位置とは異なっている(図3・図6を参照)。但し、図面NDでは、図面a60とは記載位置が異なるものの、当該図面a60と等しい電圧値が記載されている。新規図面データ前処理部122による第1内容パラメータの設定手法によれば、図面NDと図面a60との見かけ上の違い(例:第1特定文字列の記載位置の違い)によらず、図面NDと図面a60と間の記載内容(第1特定文字列に係る仕様情報)自体の一致性を、定量的に評価できる。この点に関しては、以下に述べるC2~CL(換言すれば、領域R2~R4)についても同様である。
また、図6の例では、図面NDの領域R2に、「電流値 2.5A」という文字列が記載されている。従って、新規図面データ前処理部122は、第2特文字列の抽出結果に基づき、C2=2.5と設定する。図面NDでは、図面a60とは記載位置が異なるものの、当該図面a60と概ね等しい電流値が記載されている(図3・図6を参照)。
さらに、新規図面データ前処理部122は、図面NDに含まれている第3特定文字列「OR」の個数が、3つである旨を判定する(図6の領域R3を参照)。従って、新規図面データ前処理部122は、C3=3と設定する。
同様に、新規図面データ前処理部122は、図面NDに含まれている第L特定文字列「開」の個数が、2つである旨を判定する(図6の領域R4を参照)。従って、新規図面データ前処理部122は、CL=2と設定する。
以上のように、新規図面データ前処理部122は、図面NDに対し過去図面データ前処理部112と同様の処理を行うことにより、C1~CLを設定する。その後、新規図面データ前処理部122は、C1~CLを示す新規図面内容パラメータテーブルTB-NDを生成する(図7を参照)。
(関連性スコアの算出)
スコア演算部123は、学習モデル生成部113によって生成された学習モデル(より具体的には、B1(1,1)~BL(M,N))に基づき、関連性スコアを算出する。関連性スコアとは、図面NDに対する各過去図面(図面a1~h60)の関連性の高さを示すスコア(指標)である。以下、図面(i,j)の関連性スコアを、SCORE(i,j)とも表記する。また、SCORE(i,j)を、SCOREとも略記する。
以下では、図7(特に、図7のハッチング箇所)を参照し、関連性スコアを算出する場合を例示する。以下の例では、図面NDと同種類の過去図面(すなわち、構成図である図面a60~h60)のそれぞれについて、関連性スコアを算出する場合を説明する。一般に、図面NDと同種類の過去図面の方が、図面NDとは異なる種類の過去図面に比べ、より高い関連性スコアが得られると期待されるためである。すなわち、一般には、図面NDと関連性が高い過去図面は、当該図面NDと同種類に属すると期待されるためである。
図7は、関連性スコアの導出例について説明する図である。図7では、図面a60のSCOREを算出する例について主に述べる。スコア演算部123は、(i)新規図面データ前処理部122によって導出されたC1~CLと、(ii)学習モデル生成部113によって導出された、図面a60のB1~B60と、を用いて、当該図面a60の第1素点~第L素点を算出する。
以下、第k素点を、SSkとも表記する。なお、図面(i,j)の第k素点を、SSk(i,j)とも表記する。また、第1素点~第L素点を総称的に、素点とも称する。SSkは、Bk(第k重み係数)に対応している。
具体的には、スコア演算部123は、図面NDの第k内容パラメータ(Ck)と図面a60の第k重み係数(Bk)との積を、SSkとして算出する。つまり、スコア演算部123は、
SSk=Ck×Bk …(1)
を算出する。
図7の例では、C1=50、B1=0.6である。このため、スコア演算部123は、SS1=50×0.6=30として、SS1を導出する。同様にして、スコア演算部123は、以降の各素点を算出する。例えば、スコア演算部123は、SS2=4、SS3=2.4、…、SSL=2.6として、各素点を算出する。
続いて、スコア演算部123は、図面a60の第1素点~第L素点に基づき、当該図面a60の関連性スコア(SCORE)を算出する。具体的には、スコア演算部123は、第1素点から第L素点までの各素点の和を、SCOREとして算出する。すなわち、スコア演算部123は、
SCORE=ΣSSk …(2)
を算出する。式(2)の右辺におけるkの範囲は、1からLまでである。この点は、後述する式(2A)等についても同様である。
以上のように、スコア演算部123は、各Ckと各Bkとを用いて、SCOREを算出する。以下、図面a60の関連性スコアを、SCORE(a60)とも表記する。その他の過去図面の関連性スコアについても、同様に表記する。図7の例では、スコア演算部123による計算の結果、SCORE(a60)=39.4が得られた。
続いて、スコア演算部123は、同様の手法によって、残りの各過去図面(図面b60~h60)のSCOREを算出する。図7の例では、スコア演算部123による計算の結果、SCORE(b60)=12.1、SCORE(c60)=20.75、…、SCORE(h60)=-10.2が得られた。
また、図7の例では、SCORE(a60)~SCORE(h60)という60通りのSCOREのうち、最大の関連性スコアはSCORE(a60)であることが確認された。また、上記60通りのSCOREのうち、SCORE(c60)が2番目に大きく、SCORE(b60)が3番目に大きいことが確認された。さらに、上記60通りのSCOREのうち、最小の関連性スコアはSCORE(h60)であることが確認された。
スコア演算部123は、自身の計算結果を示す第4テーブルTB4を生成する。TB4には、第4テーブル内第jサブテーブルTB4-jが含まれている。TB4-jは、図面jのそれぞれのSS1~SSLおよびSCOREを示すテーブルである。図7には、一例として、TB4-60が示されている。TB4-60には、図面a60~h60のそれぞれのSS1~SSLおよびSCOREが示されている。このように、TB4-60は、TB-NDおよびTB3-60に基づいて生成される。TB4は、TB4-1~TB4-60という、60通りのサブテーブルのセットによって構成されている。
なお、上述の式(1)は、
SSk(i,j)=Ck×Bk(i,j) …(1A)
とも表記できる。このように、スコア演算部123は、Bk(i,j)に基づきSSk(i,j)を算出する。
また、上述の式(2)は、
SCORE(i,j)=ΣSSk(i,j)
=Σ{Ck×Bk(i,j)}…(2A)
とも表記できる。このように、スコア演算部123は、各SSk(i,j)(すなわち、各Ckおよび各Bk(i,j))に基づき、SCORE(i,j)を算出する。
また、上述の式(2A)は、
SCORE(i,j)=Σ{Ak(i,j)×Bk(i,j)}…(3)
において、Ak(i,j)にCkを代入した式と理解することもできる。このように、スコア演算部123は、学習モデル内の独立変数(説明変数)として、C1~CLを適用することにより、従属変数(目的変数)であるSCOREを算出できる。なお、式(3)の右辺は、多項ロジスティック回帰分析における線形モデル(多項ロジスティック回帰分析モデル)の一例である。
(候補順位の決定)
検索結果データ生成部124は、スコア演算部123によって算出されたSCORE(a60)~SCORE(h60)に基づき、図面NDに対応する候補順位(候補ランキング)を決定する。具体的には、検索結果データ生成部124は、SCORE(a60)~SCORE(h60)に基づき、図面a60~h60(構成図)のそれぞれの候補順位(第1候補~第N候補)を決定する。実施形態1では、N=8であるので、説明の便宜上、第8候補(最下位の候補)を、候補Hとも称する(後述の図8も参照)。
検索結果データ生成部124は、SCORE(a60)~SCORE(h60)を、値が大きい順にソートする。そして、検索結果データ生成部124は、P番目に大きいSCOREに対応する過去図面を、第P候補(以下、候補Pとも称する)として決定する。Pは、1以上かつN以下の整数である。
このようにSCOREに応じて候補番号を設定すれば、候補番号が小さくなるほど(より上位の候補であるほど)、過去図面と図面NDとの関連性が高いことが期待される。例えば、候補1は、図面a60~h60のうち、図面NDとの関連性が最も高いことがSCOREによって示されている過去図面を指す。
上述の通り、SCORE(a60)は、SCORE(a60)~SCORE(h60)のうち、最大の関連性スコア(1番目に大きい関連性スコア)であった。そこで、検索結果データ生成部124は、図面a60を候補1として決定する(図8のハッチング箇所を参照)。このように、検索結果データ生成部124は、図面NDとの関連性が最も高い過去図面として、図面a60を選択する。
また、SCORE(c60)は、SCORE(a60)~SCORE(h60)のうち、2番目に大きい関連性スコアであった。そこで、検索結果データ生成部124は、図面c60を候補2として決定する。このように、検索結果データ生成部124は、図面NDとの関連性が2番目に高い過去図面として、図面c60を選択する。
また、SCORE(b60)は、SCORE(a60)~SCORE(h60)のうち、3番目に大きい関連性スコアであった。そこで、検索結果データ生成部124は、図面c60を候補3として決定する。このように、検索結果データ生成部124は、図面NDとの関連性が3番目に高い過去図面として、図面b60を選択する。
さらに、SCORE(h60)は、SCORE(a60)~SCORE(h60)のうち、最小の関連性スコア(8番目に大きい関連性スコア)であった。そこで、検索結果データ生成部124は、図面h60を候補8(すなわち候補H)として決定する。このように、検索結果データ生成部124は、図面NDとの関連性が最も低い(8番目に高い)過去図面として、図面h60を選択する。
検索結果データ生成部124は、図面NDに対する図面a60~h60の候補番号を示すデータを生成する。当該データでは、図面a60~h60(より具体的には、図面a60~h60の図面番号)が、SCOREが高い順にソートされている。
なお、検索結果データ生成部124は、新規図面の種類が構成図とは異なる場合にも、当該新規図面と同種類の過去図面について、同様の処理を行う。例えば、新規図面の種類が外形図である場合を考える。この場合、検索結果データ生成部124は、SCORE(a1)~SCORE(h1)に基づき、新規図面に対する図面a1~h1(外形図)のそれぞれの候補番号を決定する。その他の種類の図面についても同様である。
以上のように、検索結果データ生成部124は、種類iに属する図面NDに対し、SCORE(i,1)~SCORE(i,N)に基づき、図面(i,1)~図面(i,N)の候補番号を設定する。具体的には、検索結果データ生成部124は、SCORE(i,1)~SCORE(i,N)のうち、P番目に大きいSCOREであるSCORE(i,P)を特定する。そして、検索結果データ生成部124は、SCORE(i,P)に対応する過去図面、すなわち図面(i,P)を、候補Pとして決定する。
一例として、検索結果データ生成部124は、検索結果データとして第5テーブルTB5を生成する。第5テーブルTB5では、図面NDの種類ごとに、候補番号が高い順に(SCOREを大きい順に)、過去図面がソートされている。図8には、TB5の一例が示されている。検索結果データ生成部124は、TB5を表示部72に供給し、当該TB5を表示部72に表示させる。
表示部72にTB5を表示部72に表示させることにより、ユーザに、検索部12(より具体的には、検索結果データ生成部124)の検索結果を、一覧性が高い態様で提示することができる。
但し、検索結果データ生成部124は、TB5の全体を、必ずしも検索結果データとしてユーザに提示しなくともよい。過去図面数があまりに多い場合、TB5の全体をユーザに提示すると、かえってユーザの利便性が低下しうることも考えられるためである。
従って、検索結果データは、TB5の少なくとも一部であればよい。検索結果データは、ターゲット図面(図面ND)に対応する少なくとも1つの所定の図面(少なくとも1つの過去図面)を示すデータであればよい。
ところで、上述の通り、候補1の図面は、複数の過去図面のうち、SCOREが最も高い図面である。そこで、検索結果データのデータ量低減の観点からは、検索結果データを、候補1の図面のみを示すデータとして生成することも考えられる。
しかしながら、プラントエンジニアリング分野における機器の設計を行う場合、設計者は各種の技術情報を総合的に判断する必要がある。このため、過去図面を参考として図面NDに記載された機器を新たに設計する場合、SCOREが最も高い過去図面(候補1の図面)が、設計の参考に最も適しているとは限らない。例えば、候補2の図面(SCOREがより低い図面)が、候補1の図面に比べて、実際には設計の参考により適している場合もありうる。
そこで、検索結果データは、上位の複数の候補を示すデータであることが好ましい。一例として、検索結果データは、候補1~候補3の図面を示すデータであってよい。
(効果)
プラントエンジニアリングでは、物件Tに関するプロジェクトの進捗に伴い、図面ND(ターゲット図面)との関連性が高い過去図面を検索することが必要とされる場合がある(特許文献1も参照)。上記プロジェクトでは、過去物件における特定の種類の機器の設計・製作実績を参考に、物件Tにおける同種類の機器についての各種の計画(例:製作期間の予想、製作コストの試算)がなされる場合が多いためである。
ここで、図面NDと同様の仕様情報が記載されている過去図面であれば、図面NDとの関連性が高いことが期待される。しかしながら、プラントエンジニアリングでは、過去物件の図面数が膨大であることが一般的である。このため、特許文献1の図面検索システムを用いたとしても、所望の図面(図面NDとの関連性が高い過去図面)を検索結果から迅速に見つけ出すことは、ユーザにとって必ずしも容易ではない。特許文献1の図面検索システムにおいて、キーワードレス検索を行った場合には、検索結果としてかなり多数の過去図面がヒットすることが考えられるためである。
そこで、キーワード検索機能を有する公知の図面検索システムを用いて、図面NDとの関連性が高い所望の図面を検索することも一案である。例えば、図面ND中に記載されている特定文字列をキーワード(検索ワード)として、過去図面を検索することが考えられる。しかしながら、このようなキーワード検索を行った場合にも、所望の図面を検索結果から迅速に見つけ出すことは、ユーザにとって必ずしも容易ではない。キーワード検索を行った場合にも、検索結果としてかなり多数の過去図面がヒットすることが考えられるためである。また、適切な検索ワードをユーザが決定できない場合には、そもそもキーワード検索を利用することが困難である。
以上の通り、従来の図面検索システムを用いて所望の図面を迅速に検索することは、プラントエンジニアリングについて十分な知識を有していないユーザ(例:新人設計者)にとって、困難を伴う。プラントエンジニアリングに精通したユーザ(例:ベテラン設計者)でなければ、従来の図面検索システムを用いて所望の図面を効率的に検索することは必ずしも容易ではないと考えられる。
本願の発明者らは、従来技術のこのような問題点に鑑み、図面検索システム100(より具体的には、図面検索装置1)を新たに創作した。図面検索装置1によれば、各過去図面に対する機械学習によって得られた学習モデルを用いて、図面NDに対応する所望の図面を検索できる。図面検索装置1では、各過去図面について、特定文字列に関連付けられた内容パラメータが設定される。そして、当該内容パラメータに基づき、各過去図面の重み係数が設定される。
その後、図面検索装置1では、図面NDの内容パラメータと各過去図面の重み係数とを用いて、当該図面NDと当該各過去図面との関連性の高さを示す指標である関連性スコアが、過去図面ごとに算出される。そして、各過去図面が、関連性スコアの高い順にソート(順序付け)される。つまり、関連性スコアに基づき、所望の図面の候補としての少なくとも1つの過去図面が、ユーザに提示される。
このように、図面検索装置1によれば、キーワード検索機能を有する公知の図面検索システムとは異なり、キーワードレス検索によって、ユーザに所望の図面を効率的に検索させることができる。特に、図面検索装置1によれば、適切な検索ワードをユーザが決定できない場合であっても、ユーザに効率的な図面検索を行わせることができる。このため、図面検索装置1は、例えば上述の新人設計者の業務効率向上に特に好適と言える。
なお、特許文献1の図面検索システムは、キーワードレス検索を前提としている点において、図面検索装置1と共通している。但し、特許文献1の図面検索システムでは、図面検索装置1とは異なり、検索結果に対する順序付けがなされていない。このため、特許文献1の図面検索システムでは、検索結果の上位に挙げられる過去図面が、必ずしも図面NDに対し高い関連性を有しているとは限らない。
これに対し、図面検索装置1では、各過去図面が関連性スコアの高い順にソートされたデータが、検索結果としてユーザに提示される。このため、ユーザに、関連性スコアの高い順に、検索結果として提示された各過去図面を確認させることができる。つまり、ユーザに、より上位の候補に挙げられた過去図面を、優先的に確認させることができる。
このように、図面検索装置1では、特許文献1の図面検索システムとは異なり、検索結果として提示された各過去図面を、ユーザにしらみつぶしに(総当たり方式で)確認させることが不要となる。それゆえ、図面検索装置1によれば、特許文献1の図面検索システムに比べても、図面NDに対応する所望の図面を、従来よりも簡便にユーザに発見させることが可能となる。すなわち、図面検索装置1によれば、特許文献1の図面検索システムに比べて、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
ところで、近年では、機械学習を利用した画像照合技術(例:顔認証技術)が広く用いられている。当該画像照合技術を用いて、所望の図面を検索することも考えられる。しかしながら、上記画像照合技術では、あくまで画像としての「見た目」(例:レイアウト)に基づいて、図面NDと各過去図面との関連性が判定される。それゆえ、画像照合技術をベースとした図面検索手法(以下、画像照合ベース図面検索)は、図面検索装置1に比べ、図面検索には適していない場合がある。以下、この点について述べる。
例えば、図面の記載フォーマットが標準化(統一)されていない場合には、各図面の作成者ごとに、図面の記載方式が異なることも考えられる。それゆえ、2つの図面において同様の内容(例:仕様情報)が記載されている場合であっても、各図面において当該内容が異なる位置に表記される場合がある。例えば、「図3の領域L1」(以下、領域Aとも称する)と「図6の領域R1」(以下、領域Bとも称する)とを参照されたい。
このような場合、画像照合ベース図面検索では、領域Aと領域Bとの位置が異なるため、図面NDに対する図面a60の関連性が低いと評価されうる。しかしながら、上述の通り、領域Aおよび領域Bには、電圧値に関して同一の仕様情報が記載されている。このため、実際には、図面a60は、図面NDに対して高い関連性を有していると考えられる。
以上の通り、画像照合ベース図面検索では、各図面に記載されている仕様情報の内容自体を考慮して、図面NDと図面a60との関連性を評価することはできない。それゆえ、図面NDとは見た目が異なっているものの、類似した内容自体が記載されている過去図面(例:図面a60)を、適切に検索することはできない。
これに対し、図面検索装置1では、画像照合ベース図面検索とは異なり、各図面に記載されている特定文字列に着目し、内容パラメータが設定される。すなわち、図面検索装置1では、各図面に記載されている仕様情報の内容自体を考慮できる。そして、当該内容パラメータに基づき、図面NDと各過去図面との関連性が評価(例:スコアリング)される。
それゆえ、図面検索装置1によれば、画像照合ベース図面検索とは異なり、図面NDとは見た目が異なっているものの、類似した内容自体が記載されている過去図面(例:図面a60)を、適切に検索できる。このように、図面検索装置1は、画像照合ベース図面検索に比べ、図面検索に適している。
(実験例)
発明者らは、図面検索システム100の有効性を検証するため、さらなる実験を行った。具体的には、発明者らは、50個の過去物件に関する各図面が過去物件図面DB91に格納されている場合に、実施形態1と同様の各処理を行った。つまり、発明者らは、N=50の場合(すなわち、T=3000の場合)について、実施形態1と同様に、(i)学習モデルの生成、および、(ii)当該学習モデルを用いた過去図面の検索、を行った。
その結果、N=50の場合においても、実施形態1の例と同様に、新規図面に対応する過去図面を、適切に検索できることが確認された。すなわち、新規図面の種類毎に、同種類の過去図面を、関連性スコアが高い順に提示できることが確認された。
過去図面の数が多くなるほど、従来の図面検索システム(または、画像照合ベース図面検索)によって、所定の新規図面と関連性が高い過去図面を適切に検索することがより困難となる。それゆえ、図面検索装置1は、過去図面の数が多くなるほど、ユーザの利便性向上により有益である。
〔実施形態2〕
実施形態1では、学習モデル生成部113において、多項ロジスティック回帰分析を用いて学習モデルを生成する場合を例示した。但し、学習モデルの生成手法は、これに限定されない。
学習モデル生成部113は、上述の教師データを用いた機械学習により、学習モデルを生成できればよい(各重み係数を算出できればよい)。例えば、学習モデル生成部113は、公知のニューラルネットワーク技術(例:公知のディープラーニング技術)を用いて、学習モデルを生成することもできる。
〔実施形態3〕
検索結果データ生成部124は、候補Pとして選択した図面に対応する所定のデータを、さらに取得してもよい。図8の例の場合、検索結果データ生成部124は、図面a60(候補1)に対応する、所定の機器の仕様データを取得してもよい。プラントエンジニアリングの各種の計画では、過去図面とともに、当該過去図面に記載された所定の機器の仕様がともに参照される場合が多いためである。
この場合、検索結果データ生成部124は、検索結果データとともに、仕様データをユーザに提示できる。それゆえ、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。一例として、図面検索装置1では、図面a1~h60と仕様データとの対応関係を示すテーブルが予め準備されていてよい。検索結果データ生成部124は、当該テーブルを参照し、候補Pに対応する仕様データを取得すればよい。
〔変形例〕
本発明の一態様に係る図面検索装置は、プラントエンジニアリング以外の分野における図面の検索についても適用可能である。本発明の一態様に係る図面は、上記図面検索装置によって内容パラメータを取得することが可能な図面であればよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
図面検索システム100の制御ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、図面検索システム100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 図面検索装置
10 制御部
11 学習部
12 検索部
100 図面検索システム
112 過去図面データ前処理部(候補図面内容パラメータ取得部,教師データ生成部)
113 学習モデル生成部
122 新規図面データ前処理部(ターゲット図面内容パラメータ取得部)
123 スコア演算部
124 検索結果データ生成部
a1~h60 図面(過去図面,検索対象図面)
a60 図面(過去図面,候補図面)
ND 図面(新規図面,ターゲット図面)

Claims (3)

  1. 複数の検索対象図面から、ターゲット図面に対応する少なくとも1つの所定の図面を検索する図面検索装置であって、
    上記複数の検索対象図面に基づき学習モデルを生成する学習部と、
    上記学習モデルを用いて、上記ターゲット図面を上記複数の検索対象図面のそれぞれと照合することにより、上記少なくとも1つの所定の図面を検索する検索部と、を備えており、
    上記複数の検索対象図面のうちの任意の1つの図面を、候補図面と称し、
    上記学習部は、
    上記候補図面を解析することにより、当該候補図面の記載内容に関連付けられた内容パラメータを取得する、候補図面内容パラメータ取得部と、
    上記複数の検索対象図面のそれぞれの番号と、当該複数の検索対象図面のそれぞれの内容パラメータと、の対応関係を示す教師データを生成する教師データ生成部と、
    上記教師データを用いた機械学習を行うことにより上記学習モデルを生成する学習モデル生成部と、を備えており、
    上記検索部は、
    上記候補図面内容パラメータ取得部と同じ解析手法によって上記ターゲット図面を解析することにより、当該ターゲット図面の記載内容に関連付けられた内容パラメータを取得するターゲット図面内容パラメータ取得部と、
    上記学習モデルに上記ターゲット図面の内容パラメータを適用することにより、当該ターゲット図面に対する上記候補図面の関連性の高さの指標である関連性スコアを算出するスコア演算部と、を備えており、
    上記図面検索装置では、図面に関する特定文字列が予め設定されており、
    上記候補図面内容パラメータ取得部は、
    上記候補図面に含まれている上記特定文字列を検出し、
    上記候補図面における上記特定文字列の検出結果に基づき、当該候補図面の内容パラメータを設定し、
    上記ターゲット図面内容パラメータ取得部は、
    上記ターゲット図面に含まれている上記特定文字列を検出し、
    上記ターゲット図面における上記特定文字列の検出結果に基づき、当該ターゲット図面の内容パラメータを設定し、
    上記図面検索装置では、上記特定文字列として、第1特定文字列から第L特定文字列までのL通り(Lは1以上の整数)の異なる文字列が予め設定されており、
    上記候補図面内容パラメータ取得部は、上記候補図面について、第k特定文字列(kは1以上かつL以下の整数)に対応する内容パラメータである第k内容パラメータを設定し、
    上記学習モデル生成部は、上記教師データを用いた機械学習を行うことにより、上記候補図面の第k内容パラメータに対応する第k重み係数を設定し、
    上記ターゲット図面内容パラメータ取得部は、上記ターゲット図面の第k内容パラメータを設定し、
    上記スコア演算部は、
    上記ターゲット図面の第k内容パラメータと上記候補図面の第k重み係数との積を、第k素点として算出し、
    第1素点から第L素点までの各素点の和を、上記関連性スコアとして算出する、図面検索装置。
  2. 上記検索部は、上記少なくとも1つの所定の図面の番号を示す検索結果データを生成する検索結果データ生成部をさらに備えており、
    上記検索結果データでは、上記少なくとも1つの所定の図面の番号が、上記関連性スコアが高い順にソートされている、請求項に記載の図面検索装置。
  3. 複数の検索対象図面から、ターゲット図面に対応する少なくとも1つの所定の図面を検索する図面検索方法であって、
    上記複数の検索対象図面に基づき学習モデルを生成する学習工程と、
    上記学習モデルを用いて、上記ターゲット図面を上記複数の検索対象図面のそれぞれと照合することにより、上記少なくとも1つの所定の図面を検索する検索工程と、を含んでおり、
    上記複数の検索対象図面のうちの任意の1つの図面を、候補図面と称し、
    上記学習工程は、
    上記候補図面を解析することにより、当該候補図面の記載内容に関連付けられた内容パラメータを取得する、候補図面内容パラメータ取得工程と、
    上記複数の検索対象図面のそれぞれの番号と、当該複数の検索対象図面のそれぞれの内容パラメータと、の対応関係を示す教師データを生成する教師データ生成工程と、
    上記教師データを用いた機械学習を行うことにより上記学習モデルを生成する学習モデル生成工程と、を含んでおり、
    上記検索工程は、
    上記候補図面内容パラメータ取得工程と同じ解析手法によって上記ターゲット図面を解析することにより、当該ターゲット図面の記載内容に関連付けられた内容パラメータを取得するターゲット図面内容パラメータ取得工程と、
    上記学習モデルに上記ターゲット図面の内容パラメータを適用することにより、当該ターゲット図面に対する上記候補図面の関連性の高さの指標である関連性スコアを算出するスコア演算工程と、を含んでおり、
    上記図面検索方法では、図面に関する特定文字列が予め設定されており、
    上記候補図面内容パラメータ取得工程では、
    上記候補図面に含まれている上記特定文字列を検出し、
    上記候補図面における上記特定文字列の検出結果に基づき、当該候補図面の内容パラメータを設定し、
    上記ターゲット図面内容パラメータ取得工程では、
    上記ターゲット図面に含まれている上記特定文字列を検出し、
    上記ターゲット図面における上記特定文字列の検出結果に基づき、当該ターゲット図面の内容パラメータを設定し、
    上記図面検索方法では、上記特定文字列として、第1特定文字列から第L特定文字列までのL通り(Lは1以上の整数)の異なる文字列が予め設定されており、
    上記候補図面内容パラメータ取得工程では、上記候補図面について、第k特定文字列(kは1以上かつL以下の整数)に対応する内容パラメータである第k内容パラメータを設定し、
    上記学習モデル生成工程では、上記教師データを用いた機械学習を行うことにより、上記候補図面の第k内容パラメータに対応する第k重み係数を設定し、
    上記ターゲット図面内容パラメータ取得工程では、上記ターゲット図面の第k内容パラメータを設定し、
    上記スコア演算工程では、
    上記ターゲット図面の第k内容パラメータと上記候補図面の第k重み係数との積を、第k素点として算出し、
    第1素点から第L素点までの各素点の和を、上記関連性スコアとして算出する、図面検索方法。
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WO2019003467A1 (ja) 2017-06-27 2019-01-03 三菱電機株式会社 建築設備図面作成支援システム
JP2019075062A (ja) 2017-10-12 2019-05-16 株式会社エプコ 設計支援装置および設計支援方法

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