JP7211534B2 - 筒状構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、電場を発生する筒状構造体に関する。
特許文献1には、電場を発生する糸について開示されている。特許文献1に開示された糸は、外部からのエネルギーにより電荷を発生する電荷発生繊維を備える。特許文献1に開示された糸は、糸と糸の間に発生する電場又は電流により抗菌効果を発揮する。
特開2018-090950号公報
特許文献1に開示された糸は、糸と糸の間というミクロな空間で局所的に電場を発生する。このため、電場により抗菌効果が得られる領域は狭い。
そこで、この発明は、広い領域で抗菌効果を発揮する筒状構造体を提供することを目的とする。
本発明の筒状構造体は、外部からのエネルギーにより電位を発生する圧電糸を有する第1の布と、外部からのエネルギーにより電位を発生する圧電糸を有する第2の布と、前記第1の布と前記第2の布とを接続する接続部と、を備え、前記第1の布及び前記第2の布で側面を構成することを特徴とする。
本発明に係る筒状構造体は外部からエネルギーを与えられると、第1の布は正の電荷を発生し、第2の布は負の電荷を発生する。第1の布及び第2の布は、筒状構造体の側面に配置されているため、互いに対向する。これにより、第1の布及び第2の布の間で、電場が発生する。従って、筒状構造体は、第1の布及び第2の布の間という広い領域で抗菌効果を発揮することができる。
この発明によれば、広い領域で抗菌効果を発揮することができる。
図1(A)は、第1実施形態に係る筒状構造体の構成を示す斜視図であり、図1(B)は、図1(A)の軸方向に垂直に切断した断面図であり、図1(C)は、第1実施形態に係る第1の布及び第2の布の一部拡大図である。 図2(A)は、は第1実施形態に係る第1圧電糸の構成を説明するための一部拡大図であり、図2(B)は、図2(A)のI-I線における断面図である。 図3(A)及び図3(B)は、ポリ乳酸のフィルムにおける一軸延伸方向と、電場方向と、ポリ乳酸フィルムの変形と、の関係を示す図である。 図4(A)は、第1圧電糸に張力が加わった時に各圧電繊維に生じるずり応力(せん断応力)を図示したものであり、図4(B)は、第2圧電糸に張力が加わった時に各圧電繊維に生じるずり応力(せん断応力)を図示したものである。 図5は、筒状構造体で発生する電荷を説明するための筒状構造体の一部を模式的に示した断面図である。 図6(A)は、第2実施形態に係る筒状構造体の構成を示す斜視図であり、図6(B)は、図6(A)の軸方向に垂直に切断した断面図である。 図7(A)は、第3実施形態に係る筒状構造体の構成を示す斜視図であり、図7(B)は、図7(A)の軸方向に垂直に切断した断面図である。 図8(A)は、第4実施形態に係る筒状構造体の構成を示す斜視図であり、図8(B)は、図8(A)の軸方向に切断した断面図である。
図1(A)は、第1実施形態に係る筒状構造体10の構成を示す斜視図であり、図1(B)は、筒状構造体10を軸方向に垂直に切断した断面図であり、図1(C)は、第1実施形態に係る第1の布101及び第2の布102の一部拡大図である。図1(C)においては、図1(A)に示す領域Rを拡大して表示したものである。以下では、筒状構造体10の軸方向をZ方向とし、径方向をr方向とし、周方向をθ方向として説明する。
図1(A)及び図1(B)に示すように、筒状構造体10は、内部に空洞13を有する筒状の構造物である。筒状構造体10は、第1の布101及び第2の布102を備える。第1の布101及び第2の布102は、筒状構造体10の側面を構成している。第1の布101は、筒状構造体10のθ方向の端部103において第2の布102に接続されている。これにより、筒状構造体10において、第1の布101は、空洞13を介して第2の布102に対向している。
図1(C)に示すように、第1の布101は、第1圧電糸11を備える。第1の布101は、第1圧電糸11が編まれた平編みの編物である。第1の布101は、θ方向に沿って順に第1圧電糸11からなるループが引っ掛けられた構造である。第2の布102は、第2圧電糸12を備える。第2の布102は、第1の布101と同様に、第2圧電糸12が編まれた平編みの編物である。端部103では、第1圧電糸11と第2圧電糸12とが互いに編み込まれている。第1の布101は、端部103において第2の布102と縫合されて接続されていてもよく、接着剤又は粘着剤によって接続されていてもよい。なお、この領域Rの説明においては、仮に領域Rを平面とみなして説明している。実際、領域Rはθ方向に沿って湾曲している。なお、第1の布101は複数の第1圧電糸11によって構成されていてもよく、第2の布102は複数の第2圧電糸12によって構成されていてもよく、第1の布101と第2の布102とがともに第1圧電糸11によって構成されていてもよく、第1の布101と第2の布102とがともに第2圧電糸12によって構成されていてもよい。
なお、本明細書において「筒状」とは、いわゆるチューブ状の形状を示し、例えば、側面の一部が平らな形状又は、側面の全部が平らな形状もの、空洞13のない中実なものを含む。また、第1の布101及び第2の布102は、編物からなるため、織物からなる場合と比べて伸縮性に富み、変形し易い。よって、筒状構造体10は、織物からなる場合と比べて全体として湾曲し易い。ただし、本発明の筒状構造体10は、織物からなるものであってもよい。
また、段ボール構造の断面のようなものも筒状構造体の連続物であり、本明細書の「筒状構造体」に含まれる。筒状構造体10は、例えば、ダブルラッセル(経編)や二重織等で形成される断面形状も含む。
複数の第1圧電糸11は、それぞれ絡み合うことにより互いに拘束している。第1の布101がZ方向又はθ方向に伸張されると、複数の第1圧電糸11は、Z方向又はθ方向に引っ張られる。複数の第1圧電糸11は、ある程度以上の力で引っ張られると、ループの撓みがなくなる。このとき複数の第1圧電糸11は、それぞれ互いに拘束しているため、各第1圧電糸11自身がそれぞれの軸方向に伸張される。同様に、複数の第2圧電糸12は、それぞれ絡み合うことにより互いに拘束している。このため、第2の布102がZ方向又はθ方向にある程度以上の力で伸張されると、各第2圧電糸12自身がそれぞれの軸方向に伸張される。
第1圧電糸11は、外部からのエネルギー、例えば伸張により表面に負の電荷を発生するものである。第2圧電糸12は、外部からのエネルギー、例えば伸張により表面に正の電荷を発生するものである。
図2(A)は、第1実施形態に係る第1圧電糸11の構成を説明するための一部拡大図であり、図2(B)は、図2(A)のI-I線における断面図である。以下、第1圧電糸11について説明を行い、第2圧電糸12については、第1圧電糸11と異なる点についてのみ説明する。
図2(A)及び図2(B)に示すように、第1圧電糸11は、複数の圧電繊維110を撚り合わせることにより形成した撚糸(マルチフィラメント糸)である。なお、図2(A)及び図2(B)においては、一例として7本の圧電繊維110が撚られてなる第1圧電糸11を示しているが、圧電繊維110の本数はこれに限られず、実際には用途等を鑑みて、適宜設定される。
圧電繊維110は、外部からのエネルギーにより電荷を発生する電荷発生繊維の一例である。圧電繊維110は、機能性高分子、例えば圧電性ポリマーからなる。圧電性ポリマーとしては、例えばPVDF又はポリ乳酸(PLA)が挙げられる。また、ポリ乳酸(PLA)は、焦電性を有していない圧電性ポリマーである。ポリ乳酸は、一軸延伸されることで圧電性が生じる。ポリ乳酸には、L体モノマーが重合したPLLAと、D体モノマーが重合したPDLAと、がある。なお、圧電繊維110は、機能性高分子の機能を阻害しないものであれば、機能性高分子以外のものをさらに含んでいてもよい。
ポリ乳酸は、キラル高分子であり、主鎖が螺旋構造を有する。ポリ乳酸は、一軸延伸されて分子が配向すると、圧電性を発現する。さらに熱処理を加えて結晶化度を高めると圧電定数が高くなる。一軸延伸されたポリ乳酸からなる圧電繊維110は、厚み方向を第1軸、延伸方向900を第3軸、第1軸及び第3軸の両方に直交する方向を第2軸と定義したとき、圧電歪み定数としてd14及びd25のテンソル成分を有する。従って、ポリ乳酸は、一軸延伸された方向に対して45度の方向に歪みが生じた場合に、最も効率よく電荷を発生する。
図3(A)及び図3(B)は、ポリ乳酸フィルム30における一軸延伸方向と、電場方向と、ポリ乳酸フィルム30の変形と、の関係を示す図である。図3(A)及び図3(B)のポリ乳酸フィルム30は、圧電繊維110をフィルム形状と仮定したモデルケースを示したものである。図3(A)に示すように、ポリ乳酸フィルム30は、第1対角線910Aの方向に縮み、第1対角線910Aに直交する第2対角線910Bの方向に伸びると、紙面の裏側から表側に向く方向に電場を生じる。すなわち、ポリ乳酸フィルム30は、紙面表側では、負の電荷が発生する。ポリ乳酸フィルム30は、図3(B)に示すように、第1対角線910Aの方向に伸び、第2対角線910Bの方向に縮む場合も、電荷を発生するが、極性が逆になり、紙面の表面から裏側に向く方向に電場を生じる。すなわち、ポリ乳酸フィルム30は、紙面表側では、正の電荷が発生する。
ポリ乳酸は、延伸による分子の配向処理で圧電性が生じるため、PVDF等の他の圧電性ポリマー又は圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。一軸延伸されたポリ乳酸の圧電定数は、5~30pC/N程度であり、高分子の中では非常に高い圧電定数を有する。さらに、ポリ乳酸の圧電定数は経時的に変動することがなく、極めて安定している。
圧電繊維110は、断面が円形状の繊維である。圧電繊維110は、例えば、圧電性高分子を押し出し成型して繊維化する手法、圧電性高分子を溶融紡糸して繊維化する手法(例えば、紡糸工程と延伸工程を分けて行う紡糸・延伸法、紡糸工程と延伸工程を連結した直延伸法、仮撚り工程も同時に行うことのできるPOY-DTY法、又は高速化を図った超高速紡糸法などを含む)、圧電性高分子を乾式あるいは湿式紡糸(例えば、溶媒に原料となるポリマーを溶解してノズルから押し出して繊維化するような相分離法もしくは乾湿紡糸法、溶媒を含んだままゲル状に均一に繊維化するようなゲル紡糸法、又は液晶溶液もしくは融体を用いて繊維化する液晶紡糸法、などを含む)により繊維化する手法、又は圧電性高分子を静電紡糸により繊維化する手法等により製造される。なお、圧電繊維110の断面形状は、円形に限るものではない。
第1圧電糸11は、複数のPLLAの圧電繊維110を右旋回して撚られた右旋回糸(以下、S糸と称する。)である。第2圧電糸12は、複数のPLLAの圧電繊維110を左旋回して撚られた左旋回糸(以下、Z糸と称する。)である。なお、第1圧電糸11と第2圧電糸12とは紡績糸であってもよく、無撚糸であってもよく、仮撚糸であってもよい。
各圧電繊維110の延伸方向900は、それぞれの圧電繊維110の軸方向21に一致している。第1圧電糸11においては、各圧電繊維110の延伸方向900は、第1圧電糸11の軸方向111に対して、左45度に傾いた状態となる。これに対して、第2圧電糸12においては、各圧電繊維110の延伸方向900は、第2圧電糸12の軸方向に対して、右45度に傾いた状態となる。なお、第1圧電糸11の軸方向111に対する延伸方向900の傾きの角度は、圧電繊維110の撚り回数に依存する。圧電繊維110の撚り回数が多くなるほど、第1圧電糸11の軸方向111に対する各圧電繊維110の延伸方向900の傾きの角度が大きくなる。従って、第1圧電糸11又は第2圧電糸12は、圧電繊維110の撚り回数を調整することにより、第1圧電糸11又は第2圧電糸12の軸方向に対する圧電繊維110の傾きの角度を調整することができる。
図4(A)は、第1圧電糸11に張力が加わった時に各圧電繊維110に生じるずり応力(せん断応力)を図示したものであり、図4(B)は、第2圧電糸12に張力が加わった時に各圧電繊維110に生じるずり応力(せん断応力)を図示したものである。
図4(A)に示すように、第1圧電糸11に軸方向111の外力(張力)がかかると、圧電繊維110は、図3(A)に示した状態のようになり、表面に負の電荷を生じる。第1圧電糸11は、外力がかかった場合に、表面に負の電荷を生じる。一方、図4(B)に示すように、第2圧電糸12に外力(張力)がかかると、圧電繊維110は、図3(B)に示した状態のようになり、表面に正の電荷を生じる。第2圧電糸12は、外力がかかった場合に、表面に正の電荷を生じる。
図5は、筒状構造体10で発生する電荷を説明するため、筒状構造体10の一部をZ方向に垂直に切断した模式的な断面図である。筒状構造体10は、複数の第1圧電糸11を有する第1の布101と、複数の第2圧電糸12を有する第2の布102を備える。筒状構造体10はθ方向又はZ方向に伸張すると、第1の布101及び第2の布102が伸張する。複数の第1圧電糸11及び複数の第2圧電糸12は、それぞれの軸方向に伸張する。軸方向に伸張した複数の第1圧電糸11は、表面に負の電荷を生じる。軸方向に伸張した複数の第2圧電糸12は、表面に正の電荷を生じる。したがって、筒状構造体10は伸張すると、図5に示すように第1の布101の表面に負の電荷を生じ、第2の布102の表面に正の電荷を生じる。
第1の布101及び第2の布102が接している端部103は、同電位となる。この時、第1の布101全体として第2の布102との元の電位差を保つために、第1の布101の端部103以外の部分は、より低い負の電位となる。一方、第2の布102の端部103以外の部分は、第2の布102全体として第1の布101との元の電位差を保つために、より高い正の電位となる。よって、第1の布101及び第2の布102は、端部103以外の部分で互いに対向する箇所において電場を生じる。すなわち、第1の布101及び第2の布102とで囲まれる広い領域である空洞13に強い電場が形成される。従って、筒状構造体10は、広い領域において電場を生じさせることができる。
従来から、電場により細菌及び真菌の増殖を抑制することができる旨が知られている(例えば、土戸哲明,高麗寛紀,松岡英明,小泉淳一著、講談社:微生物制御-科学と工学を参照。また、例えば、高木浩一,高電圧・プラズマ技術の農業・食品分野への応用,J.HTSJ,Vol.51,No.216を参照)。また、この電場を生じさせている電位により、湿気等で形成された電流経路、又は局部的なミクロな放電現象等で形成された回路を電流が流れることがある。この電流により菌が弱体化し菌の増殖を抑制することが考えられる。なお、本実施形態で言う菌とは、細菌、真菌又はダニ又はノミ等の微生物を含む。
従って、筒状構造体10は、空洞13に形成される電場によって、直接的に抗菌効果を発揮する。すなわち、筒状構造体10は、空洞13に取り込んだ菌に対して抗菌効果を発揮する。これにより、筒状構造体10は、第1の布101及び第2の布102の間である面同士が向かい合う広い領域において抗菌効果を発揮することができる。
また、筒状構造体10は、筒状構造体10の近傍に形成される電場によって、あるいは人体等の所定の電位を有する物に近接した場合に発生する電場によって、直接的に抗菌効果を発揮する。あるいは、筒状構造体10は、汗等の水分を介して、近接する他の繊維又は人体等の所定の電位を有する物に近接した場合に電流を流す。この電流によっても、直接的に抗菌効果を発揮する場合がある。あるいは、電流又は電圧の作用により水分に含まれる酸素が変化した活性酸素種、さらに繊維中に含まれる添加材との相互作用又は触媒作用によって生じたラジカル種、又はその他の抗菌性化学種(アミン誘導体等)によって間接的に抗菌効果を発揮する場合がある。あるいは、電場又は電流の存在によるストレス環境により菌の細胞内に酸素ラジカルが生成される場合がある、これにより筒状構造体10が、間接的に抗菌効果を発揮する場合がある。ラジカルとしては、スーパーオキシドアニオンラジカル(活性酸素)又はヒドロキシラジカルの発生が考えられる。なお、本実施形態で言う「抗菌」とは、菌の発生を抑制する効果、また菌を死滅する効果の両方を含む概念である。
なお、表面に負の電荷を生じる糸としては、PLLAを用いたS糸の他にも、PDLAを用いたZ糸も考えられる。また、表面に正の電荷を生じる糸としては、PLLAを用いたZ糸の他にも、PDLAを用いたS糸も考えられる。
第1の布101及び第2の布102は、非圧電糸を備えていてもよい。ここで、非圧電糸とは、一般的に糸として使用される天然繊維又は合成繊維等から成る、外部からのエネルギーにより電荷を発生させないものを含む。天然繊維としては、例えば、木綿、羊毛又は麻等が挙げられる。合成繊維としては、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、レーヨン、キュプラ、又はアセテート等が挙げられる。非圧電糸としては、天然繊維又は合成繊維を撚ってなる撚糸であってもよい。第1の布101及び第2の布102の強度又は伸縮度合いは、非圧電糸の素材の選択又は含まれる量により調節することができる。
なお、第1の布101は、Z方向に沿って順に第1圧電糸11のループが引っ掛けられた構造であってもよい。同様に、第2の布102は、Z方向に沿って順に第2圧電糸12のループが引っ掛けられた構造であってもよい。
なお、第1の布101又は第2の布102は、織物であってもよい。この場合、第1圧電糸11は、第1の布101の経糸又は緯糸に含まれる。第2圧電糸12は、第2の布102の経糸又は緯糸に含まれる。筒状構造体10が伸張された場合、第1圧電糸11又は第2圧電糸12は、各圧電糸の軸方向に引っ張られる。これにより、筒状構造体10は、抗菌効果を発揮することができる。さらに、第1の布101又は第2の布102は、不織布であってもよい。
以下、第2実施形態に係る筒状構造体60について説明する。図6(A)は、第2実施形態に係る筒状構造体60の構成を示す斜視図であり、図6(B)は、筒状構造体60を軸方向に垂直に切断した断面図である。筒状構造体60の説明においては、第1実施形態と異なる点についてのみ説明を行い、同様の点については説明を省略する。
図6(A)及び図6(B)に示すように、筒状構造体60は、ジョイント部61を備える。ジョイント部61は、第1の布101及び第2の布102との間に位置する。ジョイント部61は、第1の布101における筒状構造体60のθ方向の端部106と、第2の布102における筒状構造体60のθ方向の端部107と、をそれぞれ接続している。
ジョイント部61は、筒状構造体60の内側である内面63を備える。ジョイント部61は、第1の布101及び第2の布102の間に空洞64ができるように、第1の布101及び第2の布102を繋ぎ合わせている。筒状構造体60は、第1の布101及び第2の布102の間で電場を生じる。これにより、筒状構造体60は、空洞64において生じる電場によって、抗菌効果を発揮することができる。
また、ジョイント部61が通電しない素材である場合、筒状構造体60は、ジョイント部61においても電場を生じる。すなわち、筒状構造体60は、第1の布101の端部106と、第2の布102の端部107との間においても電場を生じる。したがって、筒状構造体60は、ジョイント部61がない場合に比べて広い範囲で電場を生じることができる。これにより、筒状構造体60は、広い範囲で抗菌効果を発揮することができる。
ジョイント部61は、第1の布101及び第2の布102より摩擦係数が高い素材からなることが好ましい。ユーザが筒状構造体60を身体に装着した場合、例えば、腕に筒状構造体60を付けた場合、筒状構造体60の内側はユーザの身体に接触する。この時、ジョイント部61の摩擦係数が高いと、ジョイント部61の内面63は、ユーザの身体等に対して滑り止めの効果を発揮することができる。
筒状構造体60が変形する力を外部から受けたとき、ジョイント部61はユーザの身体等に対して滑りにくいため、第1の布101及び第2の布102より変形し難い。すなわち、筒状構造体60が変形する力を外部から受けたとき、第1の布101及び第2の布102は、ジョイント部61より変形し易くなる。これにより、筒状構造体60は、第1の布101及び第2の布102を小さな力によっても変形させることができる。従って、第1の布101及び第2の布102は、小さな力によっても電場を生じさせることができる。
ジョイント部61と第1の布101及び第2の布102との伸縮性が同程度であってもよいが、ジョイント部61は第1の布101及び第2の布102よりも伸縮しにくくされる場合、ジョイント部61は織物、第1の布101及び第2の布102は編物で構成されることが好ましい。例えば、一般的に、織物は編物よりも伸縮しにくい。ジョイント部61と第1の布101及び第2の布102とが編物で構成される場合、編み構造を異ならせることで伸縮性を変化させても良い。伸縮しにくいジョイント部61は、第1の布101の端部106及び第2の布102の端部107を拘束している。従って、筒状構造体60が変形する力を外部から受けたとき、第1の布101及び第2の布102は、編物だけの場合と比べて大きく歪む。これにより、筒状構造体60は、小さな力を受けても効率よく電場を生じさせることができる。
ジョイント部61は、第1の布101及び第2の布102より親水性の高い素材、例えば普通糸からなることが好ましい。すなわち、ジョイント部61は、PLLAを含む第1の布101及び第2の布102より親水性の高い素材からなる。ジョイント部61は、第1の布101及び第2の布102よりも高い親水性を有するため、ジョイント部61の内部に水分が染み込み易くなる。従って、ジョイント部61は、水分又は微粒子を吸着し易くなる。従って、筒状構造体60は、ジョイント部61に水分又は微粒子を外部から取り込み易くなる。また、筒状構造体60は、ジョイント部61を介して空洞64に水分又は微粒子を外部から取り込み易くなる。このため、筒状構造体60は、ジョイント部61に親水性の低い素材を用いる場合と比べて効率よく抗菌効果を発揮することができる。
また、ジョイント部61の親水性が高くなると、水分はジョイント部61の内部に早く濡れ広がる。ジョイント部61の内部において広範囲に広がった水分は、表面積が大きくなるため気化し易い。一般的に、親水性の繊維集合体は、高い乾燥性を有する。ジョイント部61の内部において水分が早く蒸発するため、筒状構造体60は、抗菌効果を早く発揮できる。
以下、第3実施形態に係る筒状構造体70について説明する。図7(A)は、第3実施形態に係る筒状構造体70の構成を示す斜視図であり、図7(B)は、筒状構造体70を軸方向に垂直に切断した断面図である。筒状構造体70の説明においては、第1実施形態の筒状構造体10と異なる点についてのみ説明を行い、同様の点については説明を省略する。
図7(A)及び図7(B)に示すように、筒状構造体70は、複数の第1の布101及び第2の布102を有する。第1の布101及び第2の布102は、それぞれ互いに向かい合っている。従って、筒状構造体70は、第1の布101及び第2の布102の間に生じる電場により抗菌効果を発揮することができる。
図8(A)は、第4実施形態に係る筒状構造体80の構成を示す斜視図であり、図8(B)は、筒状構造体80を軸方向に切断した断面図である。筒状構造体80の説明においては、第1実施形態の筒状構造体10と異なる点についてのみ説明を行い、同様の点については説明を省略する。
図8(A)及び図8(B)に示すように、筒状構造体80は、複数の第1の布101及び第2の布102を有する。第1の布101及び第2の布102は、それぞれZ方向に沿って交互に配置されている。第1の布101及び第2の布102は、図8(B)に示す矢印81のように斜めにずれている。この場合も、筒状構造体80は、第1の布101及び第2の布102の間で電場を形成する。従って、筒状構造体80は、第1の布101及び第2の布102の間に生じる電場により抗菌効果を発揮することができる。
以上の様な、筒状構造体10、筒状構造体60、筒状構造体70、又は筒状構造体80は、各種の衣料、又は医療部材等の製品に適用可能である。例えば、筒状構造体10、筒状構造体60、筒状構造体70、又は筒状構造体80は、マスク、手袋、衣類、肌着(特に靴下、腹巻)、タオル、ヘッドバンド、リストバンド、スポーツウェア全般、帽子、寝具(布団、マットレス、シーツ、枕、枕カバー等を含む。)、浄水器、エアコン又は空気清浄器のフィルタ等、ペット関連商品(ペット用マット、ペット用服、ペット用服のインナー)、各種マット品(足、手、又は便座等)、トートバッグ等の袋類、洗濯ネット、蜜柑のネット等の包装資材、シート(車、電車又は飛行機等のシート)、ソファカバー、包帯、ガーゼ、縫合糸、医者及び患者の服、サポータ、サニタリ用品、スポーツ用品(ウェア及びグローブのインナー、又は武道で使用する籠手等)、あるいは人工血管又は手術用の医療部材等に適用することができる。
最後に、本実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,60,70,80…筒状構造体
11…第1圧電糸
12…第2圧電糸
61…ジョイント部
101…第1の布
102…第2の布

Claims (8)

  1. 外部からのエネルギーにより電位を発生する圧電糸を有する第1の布と、
    外部からのエネルギーにより電位を発生する圧電糸を有する第2の布と、
    前記第1の布と前記第2の布とを接続する接続部と、
    を備え、
    前記第1の布及び前記第2の布で側面を構成する、
    筒状構造体。
  2. 前記第1の布と前記第2の布との間に位置し、前記第1の布と前記第2の布とを接続するジョイント部をさらに備える、
    請求項1に記載の筒状構造体。
  3. 前記ジョイント部は、前記第1の布及び前記第2の布より親水性が高い、
    請求項2に記載の筒状構造体。
  4. 前記ジョイント部は、前記第1の布及び前記第2の布より伸縮性が低い、
    請求項2又は請求項3に記載の筒状構造体。
  5. 前記第1の布及び前記第2の布は編物である、
    請求項2乃至請求項のいずれかに記載の筒状構造体。
  6. 前記ジョイント部は織物である、
    請求項に記載の筒状構造体。
  7. 前記第1の布及び前記第2の布は外部からのエネルギーにより電位を発生しない普通糸をさらに有する、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の筒状構造体。
  8. 前記圧電糸は、キラル高分子を含む、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の筒状構造体。
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