JP7209545B2 - 蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム - Google Patents

蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7209545B2
JP7209545B2 JP2019007023A JP2019007023A JP7209545B2 JP 7209545 B2 JP7209545 B2 JP 7209545B2 JP 2019007023 A JP2019007023 A JP 2019007023A JP 2019007023 A JP2019007023 A JP 2019007023A JP 7209545 B2 JP7209545 B2 JP 7209545B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
demand
storage battery
time
capacity
consumer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019007023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020120424A (ja
Inventor
逸郎 福田
俊平 多久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2019007023A priority Critical patent/JP7209545B2/ja
Publication of JP2020120424A publication Critical patent/JP2020120424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7209545B2 publication Critical patent/JP7209545B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/14Energy storage units
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラムに関する。
電力系統から受電される電力は、電力計で計測することができる。現在、通信機能を有する電力計(いわゆるスマートメータ)で計測された電力量(以下「総需要」ともいう)を分析して需要地に存在する機器毎の電力量(以下「需要」という)を推定する技術が提案されている。この技術は、電力ディスアグリゲーション技術等と呼ばれている。今日、電力ディスアグリゲーション技術は、需要地内で電力の供給を受ける機器毎の需要を視覚化する目的で使用されている。
"一般家庭向けの電力管理・効率化サービス「Bidgely」"、[online]、The SV Startups100、[平成30年11月26日検索]、インターネット(URL:https://svs100.com/bidgely/)
電力系統から受電する電力のピーク値を下げるには、ピーク値が現れる期間に、蓄電池から電力を供給すればよい。ところが、総需要の時間変化の予測の精度は一般に低い。このため、容量が大きい蓄電池の設置が必要とされている。ただし、容量の大きい蓄電池は高額であるため、需要家の費用負担が大きくなる。一方、容量が小さい蓄電池を設置したのでは、予測が外れた場合に、電力系統から受電する電力のピーク値を下げることができない。
本発明は、容量が小さい蓄電池を用いる場合でも、電力系統から受電する電力のピーク値を低減できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、需要家の総需要を分析して機器毎の需要を推定する推定手段と、前記需要家に対応する蓄電池の容量を取得する取得手段と、機器毎の需要の時間変化波形と蓄電池の容量とに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する制御手段と、を有する蓄電池制御システムである。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、他の機器に比して稼働時間の割合が小さい機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地の気象又は環境に関する予測データを用いて推定された機器毎の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項1又は2に記載の蓄電池制御システムである。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項5に記載の発明は、需要地の気象又は環境に関する予測データに基づいて一部の機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、変更後の需要の時間変化情報を反映した総需要の時間変化波形に基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項5又は6に記載の蓄電池制御システムである。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、優先順位が低い機器を個別に制御して需要を個別に低下させる、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、推奨される操作の案、又は、特定の機器の稼働スケジュールの変更案を前記需要家に通知する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項10に記載の発明は、需要家の総需要の分析により推定された機器毎の需要を取得する処理と、前記需要家について取得された機器毎の需要の時間変化波形と当該需要家に対応する蓄電池の容量とに基づいて、当該需要家に対応する蓄電池放電する時間帯事前に制御する処理とを有する蓄電池制御方法である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、需要家の総需要を分析して機器毎の需要を推定する機能と、前記需要家に対応する蓄電池の容量を取得する機能と、機器毎の需要の時間変化波形と蓄電池の容量とに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、容量が小さい蓄電池を用いる場合でも、電力系統から受電する電力のピーク値を低減できる。
請求項2記載の発明によれば、総需要のピークを簡易に特定できる。
請求項3記載の発明によれば、総需要のピークの予測精度を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、総需要のピークを簡易に特定できる。
請求項5記載の発明によれば、総需要のピークを低減できる。
請求項6記載の発明によれば、総需要のピークを低減できる。
請求項7記載の発明によれば、総需要のピークの予測精度を高めることができる。
請求項8記載の発明によれば、総需要のピークを低減できる。
請求項9記載の発明によれば、需要者に具体的な行動を促すことができる。
請求項10記載の発明によれば、容量が小さい蓄電池を用いる場合でも、電力系統から受電する電力のピーク値を低減できる。
請求項11記載の発明によれば、容量が小さい蓄電池を用いる場合でも、電力系統から受電する電力のピーク値を低減できる。
実施の形態1で想定するネットワークシステムの概要を説明する図である。 実施の形態1で使用する放電タイミング制御サーバの機能構成の一例を示す図である。 実施の形態1で使用する放電タイミング制御サーバによる制御例を説明するフローチャートである。 ディスアグリゲーションを説明する図である。(A)はディスアグリゲーション前の総需要の時間変化を示し、(B)はディスアグリゲーション後の機器別の需要の時間変化を示す。 実施の形態1による放電タイミングの制御例を説明する図である。(A)は実施の形態1による放電タイミングの制御例であり、(B)は比較例による放電タイミングの制御例である。 実施の形態2で想定するネットワークシステムの概要を説明する図である。 実施の形態2で使用する放電タイミング制御サーバの機能構成の一例を示す図である。 実施の形態2で使用する放電タイミング制御サーバによる制御例を説明するフローチャートである。 実施の形態2による放電タイミングの制御例を説明する図である。(A)は、実施の形態1による制御例であり、(B)は実施の形態2による制御例である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<ネットワークシステムの説明>
図1は、実施の形態1で想定するネットワークシステム1の概要を説明する図である。
図1に示すネットワークシステム1は、電力系統10を通じて受電する需要家システム20と、需要家側に設けられた蓄電池21の放電タイミングを制御する放電制御システム30と、通信網としてのインターネット40とで構成されている。
ここでの放電制御システム30は、蓄電池制御システムの一例である。
本実施の形態における放電制御システム30は、複数の需要家に対し、各需要家に対応付けられている蓄電池21の放電タイミングを制御するサービスを提供する。なお、蓄電池21は、需要家の所有物である必要はない。
本実施の形態の場合、需要家システム20は、補助電源としての蓄電池21と、電力系統10から単位時間毎に受電する総需要を計測する電力計22と、需要地内での電力の供給に使用される電力線23と、電力を消費する機器24と、インターネット40との通信と需要地内における通信とを制御するルータ(RT)25とを有している。
ここでの蓄電池21は、需要が少ない時間帯に充電され、需要が多い時間帯に放電される。放電のタイミングを制御するアルゴリズムやスケジュールは、放電制御システム30から与えられる。
電力計22は、例えば30分毎に計測される総需要をインターネット40経由で総需要データベース32に送信する通信機能を有している。この種の電力計22は、スマートメータとも呼ばれる。もっとも、本実施の形態では、電力計22で計測された総需要は、機器毎の需要の推定に用いられるため、推定の精度を上げるには計測単位が短い方が望ましい。例えば電力計22は、10分毎、5分毎又は1分毎に計測された総需要を総需要データベース32に送信してもよい。
本実施の形態における機器24は、モーター等の動力機器である。もっとも、機器24は動力機器に限定されない。例えばルータ25も機器24の一形態である。なお、図中のNは2以上の自然数である。
本実施の形態における放電制御システム30は、需要家毎に蓄電池21の放電タイミングを制御する放電タイミング制御サーバ31と、需要家毎の総需要の情報を蓄積する総需要データベース(総需要DB)32と、各需要家に対応付けられている蓄電池21の現在時刻における容量の情報を蓄積する蓄電池容量データベース(蓄電池容量DB)33とを有している。
総需要データベース32には、需要家システム20に設置された電力計22から通知される総需要の値が需要家に対応付けて記録されている。蓄電池21からの放電がない場合、電力計22で計測された総需要の値と需要家システム20内の機器24等で消費された電力の合計である総需要の値とは一致する。本実施の形態では、蓄電池21を放電するタイミングを決定する時点であるので、計測された総需要の値を記録するデータベースを総需要データベース32と呼ぶ。
蓄電池容量データベース33には、需要家システム20に設けられている蓄電池21の現在時刻における容量(以下では単に「容量」ともいう)の情報が需要家毎に対応付けて記録されている。現在時刻における容量とは、蓄電池21の各時点における残容量(放電可能電力量)に対応し、ルータ25との通信を通じて蓄電池容量データベース33に登録される。残容量(放電可能電力量)の更新は、予め定めた時刻や間隔で実行される。なお、蓄電池容量データベース33には、蓄電池21の容量の初期値(定格容量)が登録されていてもよい。
図1に示す放電制御システム30には、放電タイミング制御サーバ31と総需要データベース32と蓄電池容量データベース33が含まれているが、総需要データベース32と蓄電池容量データベース33はそれぞれ、別の事業者が運用するシステム内に存在してもよい。ここでの放電タイミング制御サーバ31も、蓄電池制御システムの一例である。
図2は、実施の形態1で使用する放電タイミング制御サーバ31の機能構成の一例を示す図である。
放電タイミング制御サーバ31は、コンピュータとしての構成を有している。すなわち、放電タイミング制御サーバ31は、プログラム(基本ソフトウェアを含む)の実行を通じて装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と、BIOS(Basic Input Output System)等を記憶するROM(Read Only Memory)と、プログラムの実行領域として使用されるRAM(Random Access Memory)と、不揮発性の記憶装置等を有している。不揮発性の記憶装置には、例えば半導体メモリ、ハードディスク装置を使用する。
本実施の形態の場合、放電タイミング制御サーバ31は、プログラムの実行を通じて図2に示す機能を実現する。
図2の場合、放電タイミング制御サーバ31は、各需要家の総需要から需要家システム20(図1参照)内に設けられた機器24(図1参照)毎の需要に分解するディスアグリゲーション部311と、過去の実績値、直前の需要の状況、需要地に関する天気予報等に基づいて機器24別の需要を予測する需要予測部312と、需要家別に蓄電池21(図1参照)の容量を取得する蓄電池容量取得部313と、機器毎に予測された需要やそれらの和として計算される総需要と蓄電池21の容量との関係に基づいて蓄電池21の放電タイミングを制御する放電タイミング制御部314としての機能を実行する。
なお、ディスアグリゲーション部311には、既知の技術の使用が可能である。例えば需要家システム20を構成する機器24(図1参照)は必ずしも既知である必要はなく、全ての機器24が未知でもよい。もっとも、既知の機器24が多ければ推定の精度も高くなる。本実施の形態におけるディスアグリゲーション部311は、例えば総需要を機器毎の需要に分解する学習済みモデルを用い、機器毎の需要を推定する。
例えば需要地が工場である場合、総需要は、気温などに依存する空調機器の需要、稼働が必須である(稼働のタイミングをコントロールできない)工場設備の需要、稼働のタイミングをコントロール可能な工場設備の需要に分解される。
本実施の形態では、個々の機器に分解した後に、需要の変動パターンが類似するグループ毎に分類している。ここでの分類には、例えば需要の変動パターンと機器の稼働タイミングとの関係を学習したモデルを使用してもよい。なお、稼働のタイミングがコントロール可能であることは、稼働のタイミングの自由度が高いことを意味する。
本実施の形態における需要予測部312は、同じ需要家について蓄積されている機器毎の需要の傾向から需要を予測する。もっとも、規模や業種が類似する需要家に共通する需要の傾向から各機器の需要を予測してもよい。
なお、電力計22(図1参照)からほぼリアルタイムで総需要が通知され、各機器における直前(例えば数時間前から現在時刻まで)の需要の情報も利用可能である場合には、直前の変化パターンに基づいて現在時刻以降に発生する需要の変化を予測してもよい。
また、当日の気象又は環境に関する予測データを利用可能な場合には、予測データに基づいて現在時刻以降に発生する需要の変化を予測してもよい。ここでの予測データには、例えば天気予報、微小粒子状物質の濃度の予報、気温の予報、湿度の予報等が含まれる。気象や環境に関する予測データを利用できれば、空調機器の当日の稼働状態も高い精度で予測できる。
本実施の形態におけるディスアグリゲーション部311は、推定手段の一例として機能する。なお、ディスアグリゲーション部311の機能は、需要予測部312の機能とは別の事業者が実行してもよく、処理結果だけを需要予測部312が取得してもよい。
蓄電池容量取得部313は、放電タイミングの制御サービスを利用する需要家毎に蓄電池21の現在時刻における容量の情報を取得する。取得された容量の情報は、需要家別に放電タイミング制御部314に与えられる。ここでの蓄電池容量取得部313は、取得手段の一例である。
放電タイミング制御部314は、蓄電池21を放電するタイミングを、機器毎に予測された需要と使用可能な蓄電池21の現在時刻における容量との関係に基づいて決定する。
本実施の形態の場合、蓄電池21の現在時刻における容量として、蓄電池容量データベース33に蓄積されている容量値を使用する。放電タイミングを決定する時点における蓄電池21の容量を計測又は計算可能である場合には、最新の容量値を用いることが望ましい。
なお、放電タイミング制御部314は、制御手段の一例である。
放電タイミングの決定方法には、幾つかの方法がある。
例えば総需要のピーク部分(極大部分)に着目する方法がある。ピーク部分は、総需要の周期毎に探索される。例えば1日単位で探索される。なお、過去1年間を単位に探索してもよい。
まず、放電タイミング制御部314は、機器別に推定された需要の総和として総需要の波形を計算する。
次に、放電タイミング制御部314は、ある電力値を底辺として総需要の波形のピーク部分を含む領域の面積(すなわち電力量)を計算する。
さらに、放電タイミング制御部314は、総需要の波形のピーク部分を含む領域の面積(電力量)が、蓄電池21の現在時刻における容量と一致するように底辺を与える電力値を求める。このとき、ピーク部分を含む領域の底辺を与える電力値が総需要の波形と交差する時点が、蓄電池21の放電を開始する時刻と放電を終了する時刻となる。もっとも、放電を終了する時刻に蓄電池21の残容量がゼロになる場合には、放電を終了する時刻を決定しなくてもよい。
本実施の形態のように、ディスアグリゲーション後に予測された機器別の需要の総和として計算される総需要は、ディスアグリゲーションなしに総需要を単純に予測する場合に比して予測の精度が高くなる。
このため、従前技術のように予測が外れる場合に備えて、大型の容量を用いなくて済む。すなわち、容量の小さい蓄電池21を用いても、総需要のピーク値を下げるように蓄電池21の放電を制御することが可能である。
この他、需要の変化が相対的に大きい機器24に着目し、該当する機器24の需要のピーク値を下げるように放電タイミングを決定してもよい。需要の変化が少ない機器24は、需要を一時的に低減する必要性が小さく、総需要の低減への貢献も少ないと考えられるためである。
因みに、他の機器24に比して需要の変化が大きい機器24を特定できる場合には、特定された単一の機器24又はそれらの集合を対象に蓄電池21の放電タイミングを決定する。
本実施の形態の場合、需要の変化が大きい機器24の特定には、例えば総需要のピークが出現する時刻付近にピークが現れる個別の需要に着目する。需要の変化幅が短時間のうち大きく変化する機器24であったとしても、そのピークが出現する位置が、総需要のピークから遠く離れている場合には、該当する機器24の需要を低減するように蓄電池21を放電しても総需要のピークの低減効果は大きくないためである。
もっとも、需要の変化の大きさが予め定めた値以上であれば、単独の需要のピークが出現する時刻と総需要のピークが出現する時刻との間には多くの場合、高い相関が期待される。この条件が成立する場合には、総需要のピークが出現する時刻の近傍にピークを有する需要を探索する処理は不要である。
例えば総需要のピークが出現する時刻から予め定めた時間軸方向の予め定めた範囲内に需要のピークが出現する機器24又はその集合が1つ見つかる場合、放電タイミング制御部314は、該当する機器24の需要を対象として蓄電池21の放電タイミングを決定する。
例えば放電タイミング制御部314は、該当する機器24の需要単独の波形のピーク部分を含む領域の面積(電力量)が、蓄電池21の現在時刻における容量と一致するように底辺を与える電力値を求める。このとき、ピーク部分を含む領域の底辺を与える電力値が該当する機器24の需要の波形と交差する時点が、蓄電池21の放電を開始する時刻と放電を終了する時刻となる。
なお、該当する機器24の需要よりも蓄電池21から供給可能な電力量の方が大きい場合には、蓄電池21の放電によって想定される低減後の需要のピークを基準に、別の機器単独の需要と蓄電池21の残容量との関係により放電タイミングを決定してもよい。
このように、単一の機器24の需要だけに着目して放電タイミングを決定しても、総需要のピークを低減する効果が実現できる。もっとも、低減の効果を高めるには、総需要の波形に着目する方法がより望ましい。
また、総需要のピークが出現する時刻から予め定めた時間以内に需要のピークが出現する機器24が複数見つかる場合、放電タイミング制御部314は、時間変化率の情報に着目して蓄電池21の放電タイミングを決定してもよい。
時間変化率が大きいほど、需要の波形が急峻な山型になり、総需要のピークを持ち上げる効果が大きいと考えられるためである。
<制御例>
図3は、実施の形態1で使用する放電タイミング制御サーバ31(図1参照)による制御例を説明するフローチャートである。なお、図中の記号Sはステップを表している。
まず、放電タイミング制御サーバ31は、需要家の総需要を取得する(ステップ1)。総需要は、電力計22(図1参照)で計測される実績値である。
次に、放電タイミング制御サーバ31は、取得された総需要から機器毎の需要を推定する(ステップ2)。この処理はディスアグリゲーション部311(図2参照)が実行する。
図4は、ディスアグリゲーションを説明する図である。(A)はディスアグリゲーション前の総需要の時間変化を示し、(B)はディスアグリゲーション後の機器別の需要の時間変化を示す。ここでの横軸は時間であり、縦軸は需要である。図4の場合、横軸は1日であり、時間軸の左端が0時、右端が24時である。従って、時間軸の中央は12時である。
図4(A)に示すディスアグリゲーション前の総需要の時間変化を示す波形からは、総需要の時間変化を把握することは可能でも、12時付近に総需要のピークが現れる理由までは分からない。
一方、図4(B)に示すディスアグリゲーション後の波形からは、総需要の時間変化を示す波形だけでなく、需要地で用いられている機器毎の需要の時間変化も把握できる。
図4(B)の場合、総需要は、1日を通してほぼ一定の待機電力と、気温などに依存して変動する空調機器の需要と、稼働が必須である工場設備に対応するほぼ一定の需要と、稼働のタイミンをコントロール可能である工場設備に対応する需要とに分解される。図4では、待機電力を各機器の需要とは独立に表している。
図3の説明に戻る。本実施の形態の場合、放電タイミング制御サーバ31は、ステップ2の後に、需要家が設けている蓄電池21(図1参照)の現在時刻における容量を取得する(ステップ3)。この処理は、蓄電池容量取得部313(図2参照)が実行する。なお、蓄電池21の現在時刻における容量の取得は、ステップ5の処理が開始されるまでに実行されればよい。
次に、放電タイミング制御サーバ31は、需要地の天気予報等を用いて機器別に需要を予測する(ステップ4)。例えば空調機器の需要は、予測の対象とする日の気温や湿度の影響を受けて変動し易い。また例えば受注量に応じて稼働の状態が変動する工場設備の需要は、予測の対象とする日の生産スケジュールの影響を受けて変動し易い。
図5は、実施の形態1による放電タイミングの制御例を説明する図である。(A)は実施の形態1による放電タイミングの制御例であり、(B)は比較例による放電タイミングの制御例である。ここでの横軸は時間であり、縦軸は需要(kW)である。図4の場合には縦軸が実績値である需要であったが、図5の場合には将来の需要である消費需要である。
図5の場合も、横軸は1日であり、時間軸の左端が0時、右端が24時である。従って、時間軸の中央は12時である。
図5(A)に示すように、ディスアグリゲーション後に機器別に需要を予測することで予測の精度が高くなる。特に、気温の影響を受ける空調機器の需要や生産スケジュールの影響を受ける工場設備の需要を高い精度で予測できる。結果的に、総需要の変化を表す波形は、現実の総需要の変化を表す波形と高い精度で一致する。
このため、ディスアグリゲーション後に機器別に予測された需要の変化の合計として計算される総需要の変化を表す波形のピーク部分を含むように放電を開始する時刻と放電を終了する時刻を決定することで、容量の小さい蓄電池21(図1参照)を用いる場合でも、総需要のピーク値を低下させることが可能になる。特に、総需要のピーク値が1年間のピーク値に該当する場合には、該当する需要家の契約電力の低減を、より容量の小さい蓄電池21によって実現できる。
一方、ディスアグリゲーションしない場合の制御では、図5(B)に示すように、蓄電池21から放電を開始する時刻と放電を終了する時刻が実際の需要のピーク値を含まない事態が起こり得る。
この場合、需要家が電力系統10(図1参照)から受電する電力を低減することができない。そこで、総需要の予測精度が低い従前のシステムでは、予測が外れる場合を考慮して、ピーク容量が大きい蓄電池21を設置するのである。
図3の説明に戻る。ステップ4の実行後、放電タイミング制御サーバ31は、機器毎に予測された需要の和として計算される総需要のピーク値を下げるように蓄電池21の放電タイミングを決定し、蓄電池21に指示する(ステップ5)。
本実施の形態による制御によれば、総需要がピークにある時間帯に蓄電池21を放電できるため、使用可能な蓄電池21の容量が小さくても、需要家が電力系統10から受電する電力のピーク値を低減することができる。
<実施の形態2>
前述の実施の形態1の場合には、機器毎に予測された需要を前提として蓄電池21の放電タイミングを制御しているが、本実施の形態では、より積極的に総需要のピーク値を下げる技術を組み合わせる場合について説明する。
図6は、実施の形態2で想定するネットワークシステム1Aの概要を説明する図である。図6には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図6に示すネットワークシステム1Aは、電力系統10を通じて受電する需要家システム20Aと、需要家側に設けられた蓄電池21の放電タイミングを制御する放電制御システム30Aと、通信網としてのインターネット40とで構成されている。ここでの放電制御システム30Aは、蓄電池制御システムの一例である。
本実施の形態2における需要家システム20Aには、機器24の動作を制御する機器制御端末26が追加されている点で、実施の形態1における需要家システム20と異なっている。
機器制御端末26は、通信機能を備えるコンピュータであり、放電制御システム30Aからの指示に従って、管理下にある機器24の動作スケジュールや動作モードの切り替えを制御する。機器制御端末26と機器24とは、ルータ25を介して接続される。
一方、放電制御システム30Aは、蓄電池21からの放電に加えて、総需要のピーク自体の低減を実現する機能を備える放電タイミング制御サーバ31Aを有する点で、実施の形態1における放電制御システム30と異なっている。ここでの放電タイミング制御サーバ31Aも、蓄電池制御システムの一例である。
図7は、実施の形態2で使用する放電タイミング制御サーバ31Aの機能構成の一例を示す図である。図7には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
本実施の形態における放電タイミング制御サーバ31Aには、機器毎に予測された需要に基づいて各機器の稼働スケジュールを変更する稼働スケジュール変更部315を追加する点で異なっている。
稼働スケジュール変更部315は、例えば空調機器の需要のピークを低減させる稼働スケジュールの変更、稼働のタイミングをコントロール可能な機器の需要のピークを低減させる稼働スケジュールの変更その他の変更を実行する。
また、本実施の形態の場合、稼働スケジュールの変更後における総需要と蓄電池21からの放電とによって予測される需要が契約電力を超える場合、稼働スケジュール変更部315は、優先順位の低い機器の需要を選択的に下げるように稼働スケジュールを変更する機能も有している。ここでの契約電力は目標値の一例である。
なお、稼働スケジュールの変更の指示は、稼働スケジュール変更部315から機器制御端末26に通知され、機器制御端末26によって対応する機器24(図6参照)の動作が個別に変更される。ここでの稼働スケジュール変更部315は、指示手段の一例である。
<制御例>
図8は、実施の形態2で使用する放電タイミング制御サーバ31A(図7参照)による制御例を説明するフローチャートである。なお、図8には、図3との対応部分に対応する符号を付して示している。従って、図中の記号Sはステップを表している。
放電タイミング制御サーバ31Aも、需要家毎に取得した総需要を機器毎の需要にディスアグリゲーションすると共に(ステップ1及びステップ2)、対応する需要家で使用可能な蓄電池21の現在時刻における容量を取得する(ステップ3)。
次に、放電タイミング制御サーバ31Aは、需要地の天気予報等を用いて空調機器の稼働スケジュールを変更すると共に、各機器の需要を予測する(ステップ11)。
例えば気温の上昇が予測される場合、空調機器を稼働させる時間が長くなるように稼働スケジュールを変更する。具体的には、標準的な稼働スケジュールよりも早い時刻に空調機器の稼働を開始して室温の維持に要する需要の急増を抑制する。各機器の需要の予測については、実施の形態1の場合と同様である。
続いて、放電タイミング制御サーバ31Aは、稼働タイミングを制御可能な機器の稼働時間を分散させるように稼働スケジュールを変更すると共に、変更後の対応機器の需要を再び予測(再推定)する(ステップ12)。
例えば稼働時間が集中することで需要が増加している機器については、稼働時間を延長することで単位時間当たりの需要を低減しながら、必要とされる生産量を確保する。
次に、放電タイミング制御サーバ31Aは、修正後の総需要のピーク値を下げるように蓄電池21の放電タイミングを決定し、蓄電池21に指示する(ステップ13)。
本実施の形態の場合、放電タイミング制御サーバ31Aは、稼働スケジュールの変更と蓄電池21からの放電とを組み合わせる場合に予測される電力系統10から受電する電力のピーク値が契約電力より小さいか否かを判定する(ステップ14)。
ステップ14で肯定結果が得られる場合、放電タイミング制御サーバ31Aによる制御は終了する。
一方、ステップ14で否定結果が得られた場合、放電タイミング制御サーバ31Aは、優先順位の低い機器の需要を下げるように制御を実行し(ステップ15)、その後、ステップ11に戻る。
ここでの優先順位は、需要地での活動との関係で予め定めた規則に基づき決定される。例えば工場であれば、稼働が必須である工場設備の優先順位は、稼働タイミングのコントロールが可能な工場設備の優先順位より高くなる。なお、室温等の室内環境の変動が生産に与える影響が低い場合には、空調機器の優先順位は低くなる。勿論、室温等の室内環境の変動が生産される製品の品質に影響する場合には、空調機器の優先順位が高くなる。
需要を下げる制御には、例えば対応機器の動作を停止させる制御が含まれる。また例えば動作モードを低速モードに切り替えることで、単位時間当たりに消費される電力を低下させる制御もある。なお、空調機器の設定温度を上げることも単位時間当たりに消費される電力を低下させる効果がある。
図9は、実施の形態2による放電タイミングの制御例を説明する図である。(A)は、実施の形態1による制御例であり、(B)は実施の形態2による制御例である。
図9(B)に示すように、本実施の形態では、空調機器による空調制御を早めに開始することで、空調機器の需要の平坦化が実現されている。
なお、稼働が必須である工場設備の需要に変化はない。従って、図9(B)に示す待機電力に空調機器の需要と稼働が必須の工場設備の需要を加えた総需要の波形は、実施の形態1の場合に比して低くなる。
また、図9(B)の例では、稼働のタイミングをコントロール可能な工場設備の稼働スケジュールが、実施の形態1の場合の稼働スケジュールよりも前後に延長されている。具体的には、稼働のタイミングをコントロール可能な工場設備の稼働時間は、稼働が必須の工場設備の稼働時間の前後に拡張されている。
このため、この需要家における総需要の変化を示す波形は、実施の形態1に比してピークを押し潰したような形状に変化する。
本実施の形態の場合には、図9(B)に示す総需要の波形のピークを含む領域の面積(電力量)が、蓄電池21の容量と一致するように底辺を与える電力値を求める。このとき、ピーク部分を含む領域の底辺を与える電力値が総需要の波形と交差する時点を、蓄電池21の放電を開始する時刻と放電を終了する時刻に決定する。図9(B)に示す放電時間は、図9(A)に示す放電時間よりも長くなっている。
本実施の形態による制御によれば、使用可能な蓄電池21の容量が小さくても、総需要がピークになるタイミングに蓄電池21を放電できることは勿論、稼働スケジュールのシフトにより総需要のピーク自体を低減することが可能である。このため、電力系統10(図1参照)から受電する最大電力を規定する契約電力の低減にも有利である。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、前述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば実施の形態1に示す放電タイミング制御サーバ31にも、実施の形態2で説明したステップ14及び15(図8参照)の機能を設けても良い。この組み合わせを採用する場合には、蓄電池21(図1参照)からの放電中に電力系統10(図1参照)から受電される電力量のピーク値が契約電力を超えないように、空調機器を停止させる等の制御を組み合わせればよい。
前述の実施の形態1及び2の場合には、放電タイミング制御サーバ31及び31Aがインターネット40上に配置されている場合について説明したが、放電タイミング制御サーバ31が需要家システム20(図1参照)又は20A(図6参照)に設けられていてもよい。この場合、放電タイミング制御サーバ31及び31Aによる制御は、特定の需要家だけを対象とする専用の制御となる。なお、放電タイミング制御サーバ31及び31Aの機能は、蓄電池21の一部として実装されてもよい。
前述の実施の形態1及び2においては、天気予報などによって需要が変動する機器の一例として空調機器を例示しているが冷蔵機器でもよい。
また、前述の実施の形態1及び2の場合には、需要家システム20を構成する機器24の一例として動力機器を例示しているが、機器24は動力機器に限らず事務機器や家庭用機器でもよい。
前述の実施の形態1及び2においては、30分単位で需要を計測する電力計22を使用しているが、需要の計測単位は30分に限らない。例えば1分単位でもよい。また、需要の予測単位も30分に限らず、1分その他の時間長を単位としてもよい。
また、前述の実施の形態2の場合には、稼働のタイミングをコントロール可能な工場設備の稼働スケジュールを1日の範囲で再スケジュールしているが、ある日の作業を別の日に割り当てる等、複数日にわたって再スケジュールしてもよい。
前述の実施の形態2の場合には、放電タイミング制御サーバ31Aの制御により、優先順位の低い機器24の動作モードを低速モードに切り替える例や動作を停止させる例について説明しているが、制御の実行前に、需要家に対して、推奨される操作(例えば動作モードの変更)や稼働スケジュールの案を提供してもよい。情報の提供は、メール、メッセージ、作業者の端末の表示画面上のポップアップ表示等により実現してもよい。
1、1A…ネットワークシステム、10…電力系統、20、20A…需要家システム、21…蓄電池、22…電力計、23…電力線、24…機器1~N、25…ルータ、26…機器制御端末、30、30A…放電制御システム、31、31A…放電タイミング制御サーバ、32…総需要データベース、33…蓄電池容量データベース、40…インターネット、311…ディスアグリゲーション部、312…需要予測部、313…蓄電池容量取得部、314…放電タイミング制御部、315…稼働スケジュール変更部

Claims (11)

  1. 需要家の総需要を分析して機器毎の需要を推定する推定手段と、
    前記需要家に対応する蓄電池の容量を取得する取得手段と、
    機器毎の需要の時間変化波形と蓄電池の容量とに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する制御手段と、
    を有する蓄電池制御システム。
  2. 前記制御手段は、蓄電池の容量と、他の機器に比して稼働時間の割合が小さい機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
  3. 前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地の気象又は環境に関する予測データを用いて推定された機器毎の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項1又は2に記載の蓄電池制御システム。
  4. 前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
  5. 需要地の気象又は環境に関する予測データに基づいて一部の機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、
    前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
  6. 前記制御手段は、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、
    前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
  7. 前記制御手段は、蓄電池の容量と、変更後の需要の時間変化情報を反映した総需要の時間変化波形に基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する、請求項5又は6に記載の蓄電池制御システム。
  8. 前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、優先順位が低い機器を個別に制御して需要を個別に低下させる、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
  9. 前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、推奨される操作の案、又は、特定の機器の稼働スケジュールの変更案を前記需要家に通知する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
  10. 需要家の総需要の分析により推定された機器毎の需要を取得する処理と、
    前記需要家について取得された機器毎の需要の時間変化波形と当該需要家に対応する蓄電池の容量とに基づいて、当該需要家に対応する蓄電池放電する時間帯事前に制御する処理と
    を有する蓄電池制御方法。
  11. コンピュータに、
    需要家の総需要を分析して機器毎の需要を推定する機能と、
    前記需要家に対応する蓄電池の容量を取得する機能と、
    機器毎の需要の時間変化波形と蓄電池の容量とに基づいて、蓄電池放電する時間帯事前に制御する機能と、
    実現させるためのプログラム。
JP2019007023A 2019-01-18 2019-01-18 蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム Active JP7209545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007023A JP7209545B2 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007023A JP7209545B2 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020120424A JP2020120424A (ja) 2020-08-06
JP7209545B2 true JP7209545B2 (ja) 2023-01-20

Family

ID=71891436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019007023A Active JP7209545B2 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7209545B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215012A (ja) 2010-07-30 2013-10-17 Sanyo Electric Co Ltd デマンド制御装置
JP2015162925A (ja) 2014-02-26 2015-09-07 株式会社Nttファシリティーズ 電力管理システム
JP2016001986A (ja) 2014-05-21 2016-01-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力制御方法、電力制御装置、及び、電力制御システム
JP2018101309A (ja) 2016-12-20 2018-06-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報提示方法、プログラム、及び情報提示システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215012A (ja) 2010-07-30 2013-10-17 Sanyo Electric Co Ltd デマンド制御装置
JP2015162925A (ja) 2014-02-26 2015-09-07 株式会社Nttファシリティーズ 電力管理システム
JP2016001986A (ja) 2014-05-21 2016-01-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力制御方法、電力制御装置、及び、電力制御システム
JP2018101309A (ja) 2016-12-20 2018-06-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報提示方法、プログラム、及び情報提示システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020120424A (ja) 2020-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102138266B (zh) 电力供求运用管理服务器和电力供求运用管理系统
JP5906534B2 (ja) デマンドレスポンス方法、及びデマンドレスポンス制御装置
US10389118B2 (en) Power demand and supply control apparatus and method thereof
US20100114799A1 (en) Optimal dispatch of demand side electricity resources
US20170109674A1 (en) Systems and methods for managing power generation resources
JP2012118982A (ja) 電力システムにおける需要応答を予測するシステムおよび方法
KR20120117847A (ko) 전력 플랜트의 부하 스케줄링을 위한 방법 및 제어 시스템
WO2015087470A1 (ja) 需要予測装置、プログラム
US10380706B2 (en) Equipment management apparatus
JP7099805B2 (ja) 予測装置、予測システム、予測方法及びプログラム
JP4512074B2 (ja) エネルギー需要予測方法、予測装置、プログラム及び記録媒体
JP2022164918A (ja) 電力需要制御システム、電力需要制御方法、及び電力需要制御プログラム
EP3221666A1 (en) Automatic system for monitoring electric power consumption
KR102076811B1 (ko) 스케줄링 기능을 포함하는 수요응답 관리 시스템
US10600135B2 (en) Energy management system, method, and device for multi-site energy management
JP2017034797A (ja) ベースライン負荷推定装置及びベースライン負荷推定プログラム
JP7372727B2 (ja) 系統運用者側コンピュータ、発電事業者側コンピュータ、電力システム、制御方法及びプログラム
JP2017022864A (ja) 蓄電池制御装置、蓄電池制御方法、及びプログラム
JP7209545B2 (ja) 蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム
JP7470832B2 (ja) 需要調整システム、需要調整方法及びプログラム
JP2021131627A (ja) Dr発動予測システム
US11221366B2 (en) System and method for management of electrochemical energy storage devices
US11636558B2 (en) Energy management system and energy management method for water supply
JP6590910B2 (ja) コントローラ、電気料金表示方法、及びプログラム
JP7245080B2 (ja) 推奨容量提示システム、推奨容量提示方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7209545

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150