JP7209545B2 - 蓄電池制御システム、蓄電池制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、他の機器に比して稼働時間の割合が小さい機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地の気象又は環境に関する予測データを用いて推定された機器毎の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項1又は2に記載の蓄電池制御システムである。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項5に記載の発明は、需要地の気象又は環境に関する予測データに基づいて一部の機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、蓄電池の容量と、変更後の需要の時間変化情報を反映した総需要の時間変化波形に基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項5又は6に記載の蓄電池制御システムである。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、優先順位が低い機器を個別に制御して需要を個別に低下させる、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、推奨される操作の案、又は、特定の機器の稼働スケジュールの変更案を前記需要家に通知する、請求項1に記載の蓄電池制御システムである。
請求項10に記載の発明は、需要家の総需要の分析により推定された機器毎の需要を取得する処理と、前記需要家について取得された機器毎の需要の時間変化波形と当該需要家に対応する蓄電池の容量とに基づいて、当該需要家に対応する蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する処理とを有する蓄電池制御方法である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、需要家の総需要を分析して機器毎の需要を推定する機能と、前記需要家に対応する蓄電池の容量を取得する機能と、機器毎の需要の時間変化波形と蓄電池の容量とに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、総需要のピークを簡易に特定できる。
請求項3記載の発明によれば、総需要のピークの予測精度を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、総需要のピークを簡易に特定できる。
請求項5記載の発明によれば、総需要のピークを低減できる。
請求項6記載の発明によれば、総需要のピークを低減できる。
請求項7記載の発明によれば、総需要のピークの予測精度を高めることができる。
請求項8記載の発明によれば、総需要のピークを低減できる。
請求項9記載の発明によれば、需要者に具体的な行動を促すことができる。
請求項10記載の発明によれば、容量が小さい蓄電池を用いる場合でも、電力系統から受電する電力のピーク値を低減できる。
請求項11記載の発明によれば、容量が小さい蓄電池を用いる場合でも、電力系統から受電する電力のピーク値を低減できる。
<ネットワークシステムの説明>
図1は、実施の形態1で想定するネットワークシステム1の概要を説明する図である。
図1に示すネットワークシステム1は、電力系統10を通じて受電する需要家システム20と、需要家側に設けられた蓄電池21の放電タイミングを制御する放電制御システム30と、通信網としてのインターネット40とで構成されている。
ここでの放電制御システム30は、蓄電池制御システムの一例である。
本実施の形態における放電制御システム30は、複数の需要家に対し、各需要家に対応付けられている蓄電池21の放電タイミングを制御するサービスを提供する。なお、蓄電池21は、需要家の所有物である必要はない。
ここでの蓄電池21は、需要が少ない時間帯に充電され、需要が多い時間帯に放電される。放電のタイミングを制御するアルゴリズムやスケジュールは、放電制御システム30から与えられる。
本実施の形態における機器24は、モーター等の動力機器である。もっとも、機器24は動力機器に限定されない。例えばルータ25も機器24の一形態である。なお、図中のNは2以上の自然数である。
総需要データベース32には、需要家システム20に設置された電力計22から通知される総需要の値が需要家に対応付けて記録されている。蓄電池21からの放電がない場合、電力計22で計測された総需要の値と需要家システム20内の機器24等で消費された電力の合計である総需要の値とは一致する。本実施の形態では、蓄電池21を放電するタイミングを決定する時点であるので、計測された総需要の値を記録するデータベースを総需要データベース32と呼ぶ。
図1に示す放電制御システム30には、放電タイミング制御サーバ31と総需要データベース32と蓄電池容量データベース33が含まれているが、総需要データベース32と蓄電池容量データベース33はそれぞれ、別の事業者が運用するシステム内に存在してもよい。ここでの放電タイミング制御サーバ31も、蓄電池制御システムの一例である。
放電タイミング制御サーバ31は、コンピュータとしての構成を有している。すなわち、放電タイミング制御サーバ31は、プログラム(基本ソフトウェアを含む)の実行を通じて装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と、BIOS(Basic Input Output System)等を記憶するROM(Read Only Memory)と、プログラムの実行領域として使用されるRAM(Random Access Memory)と、不揮発性の記憶装置等を有している。不揮発性の記憶装置には、例えば半導体メモリ、ハードディスク装置を使用する。
図2の場合、放電タイミング制御サーバ31は、各需要家の総需要から需要家システム20(図1参照)内に設けられた機器24(図1参照)毎の需要に分解するディスアグリゲーション部311と、過去の実績値、直前の需要の状況、需要地に関する天気予報等に基づいて機器24別の需要を予測する需要予測部312と、需要家別に蓄電池21(図1参照)の容量を取得する蓄電池容量取得部313と、機器毎に予測された需要やそれらの和として計算される総需要と蓄電池21の容量との関係に基づいて蓄電池21の放電タイミングを制御する放電タイミング制御部314としての機能を実行する。
本実施の形態では、個々の機器に分解した後に、需要の変動パターンが類似するグループ毎に分類している。ここでの分類には、例えば需要の変動パターンと機器の稼働タイミングとの関係を学習したモデルを使用してもよい。なお、稼働のタイミングがコントロール可能であることは、稼働のタイミングの自由度が高いことを意味する。
なお、電力計22(図1参照)からほぼリアルタイムで総需要が通知され、各機器における直前(例えば数時間前から現在時刻まで)の需要の情報も利用可能である場合には、直前の変化パターンに基づいて現在時刻以降に発生する需要の変化を予測してもよい。
蓄電池容量取得部313は、放電タイミングの制御サービスを利用する需要家毎に蓄電池21の現在時刻における容量の情報を取得する。取得された容量の情報は、需要家別に放電タイミング制御部314に与えられる。ここでの蓄電池容量取得部313は、取得手段の一例である。
本実施の形態の場合、蓄電池21の現在時刻における容量として、蓄電池容量データベース33に蓄積されている容量値を使用する。放電タイミングを決定する時点における蓄電池21の容量を計測又は計算可能である場合には、最新の容量値を用いることが望ましい。
なお、放電タイミング制御部314は、制御手段の一例である。
例えば総需要のピーク部分(極大部分)に着目する方法がある。ピーク部分は、総需要の周期毎に探索される。例えば1日単位で探索される。なお、過去1年間を単位に探索してもよい。
まず、放電タイミング制御部314は、機器別に推定された需要の総和として総需要の波形を計算する。
次に、放電タイミング制御部314は、ある電力値を底辺として総需要の波形のピーク部分を含む領域の面積(すなわち電力量)を計算する。
このため、従前技術のように予測が外れる場合に備えて、大型の容量を用いなくて済む。すなわち、容量の小さい蓄電池21を用いても、総需要のピーク値を下げるように蓄電池21の放電を制御することが可能である。
因みに、他の機器24に比して需要の変化が大きい機器24を特定できる場合には、特定された単一の機器24又はそれらの集合を対象に蓄電池21の放電タイミングを決定する。
もっとも、需要の変化の大きさが予め定めた値以上であれば、単独の需要のピークが出現する時刻と総需要のピークが出現する時刻との間には多くの場合、高い相関が期待される。この条件が成立する場合には、総需要のピークが出現する時刻の近傍にピークを有する需要を探索する処理は不要である。
例えば放電タイミング制御部314は、該当する機器24の需要単独の波形のピーク部分を含む領域の面積(電力量)が、蓄電池21の現在時刻における容量と一致するように底辺を与える電力値を求める。このとき、ピーク部分を含む領域の底辺を与える電力値が該当する機器24の需要の波形と交差する時点が、蓄電池21の放電を開始する時刻と放電を終了する時刻となる。
このように、単一の機器24の需要だけに着目して放電タイミングを決定しても、総需要のピークを低減する効果が実現できる。もっとも、低減の効果を高めるには、総需要の波形に着目する方法がより望ましい。
時間変化率が大きいほど、需要の波形が急峻な山型になり、総需要のピークを持ち上げる効果が大きいと考えられるためである。
図3は、実施の形態1で使用する放電タイミング制御サーバ31(図1参照)による制御例を説明するフローチャートである。なお、図中の記号Sはステップを表している。
まず、放電タイミング制御サーバ31は、需要家の総需要を取得する(ステップ1)。総需要は、電力計22(図1参照)で計測される実績値である。
次に、放電タイミング制御サーバ31は、取得された総需要から機器毎の需要を推定する(ステップ2)。この処理はディスアグリゲーション部311(図2参照)が実行する。
図4(A)に示すディスアグリゲーション前の総需要の時間変化を示す波形からは、総需要の時間変化を把握することは可能でも、12時付近に総需要のピークが現れる理由までは分からない。
図4(B)の場合、総需要は、1日を通してほぼ一定の待機電力と、気温などに依存して変動する空調機器の需要と、稼働が必須である工場設備に対応するほぼ一定の需要と、稼働のタイミンをコントロール可能である工場設備に対応する需要とに分解される。図4では、待機電力を各機器の需要とは独立に表している。
次に、放電タイミング制御サーバ31は、需要地の天気予報等を用いて機器別に需要を予測する(ステップ4)。例えば空調機器の需要は、予測の対象とする日の気温や湿度の影響を受けて変動し易い。また例えば受注量に応じて稼働の状態が変動する工場設備の需要は、予測の対象とする日の生産スケジュールの影響を受けて変動し易い。
図5の場合も、横軸は1日であり、時間軸の左端が0時、右端が24時である。従って、時間軸の中央は12時である。
この場合、需要家が電力系統10(図1参照)から受電する電力を低減することができない。そこで、総需要の予測精度が低い従前のシステムでは、予測が外れる場合を考慮して、ピーク容量が大きい蓄電池21を設置するのである。
本実施の形態による制御によれば、総需要がピークにある時間帯に蓄電池21を放電できるため、使用可能な蓄電池21の容量が小さくても、需要家が電力系統10から受電する電力のピーク値を低減することができる。
前述の実施の形態1の場合には、機器毎に予測された需要を前提として蓄電池21の放電タイミングを制御しているが、本実施の形態では、より積極的に総需要のピーク値を下げる技術を組み合わせる場合について説明する。
図6は、実施の形態2で想定するネットワークシステム1Aの概要を説明する図である。図6には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図6に示すネットワークシステム1Aは、電力系統10を通じて受電する需要家システム20Aと、需要家側に設けられた蓄電池21の放電タイミングを制御する放電制御システム30Aと、通信網としてのインターネット40とで構成されている。ここでの放電制御システム30Aは、蓄電池制御システムの一例である。
機器制御端末26は、通信機能を備えるコンピュータであり、放電制御システム30Aからの指示に従って、管理下にある機器24の動作スケジュールや動作モードの切り替えを制御する。機器制御端末26と機器24とは、ルータ25を介して接続される。
一方、放電制御システム30Aは、蓄電池21からの放電に加えて、総需要のピーク自体の低減を実現する機能を備える放電タイミング制御サーバ31Aを有する点で、実施の形態1における放電制御システム30と異なっている。ここでの放電タイミング制御サーバ31Aも、蓄電池制御システムの一例である。
本実施の形態における放電タイミング制御サーバ31Aには、機器毎に予測された需要に基づいて各機器の稼働スケジュールを変更する稼働スケジュール変更部315を追加する点で異なっている。
また、本実施の形態の場合、稼働スケジュールの変更後における総需要と蓄電池21からの放電とによって予測される需要が契約電力を超える場合、稼働スケジュール変更部315は、優先順位の低い機器の需要を選択的に下げるように稼働スケジュールを変更する機能も有している。ここでの契約電力は目標値の一例である。
なお、稼働スケジュールの変更の指示は、稼働スケジュール変更部315から機器制御端末26に通知され、機器制御端末26によって対応する機器24(図6参照)の動作が個別に変更される。ここでの稼働スケジュール変更部315は、指示手段の一例である。
図8は、実施の形態2で使用する放電タイミング制御サーバ31A(図7参照)による制御例を説明するフローチャートである。なお、図8には、図3との対応部分に対応する符号を付して示している。従って、図中の記号Sはステップを表している。
放電タイミング制御サーバ31Aも、需要家毎に取得した総需要を機器毎の需要にディスアグリゲーションすると共に(ステップ1及びステップ2)、対応する需要家で使用可能な蓄電池21の現在時刻における容量を取得する(ステップ3)。
例えば気温の上昇が予測される場合、空調機器を稼働させる時間が長くなるように稼働スケジュールを変更する。具体的には、標準的な稼働スケジュールよりも早い時刻に空調機器の稼働を開始して室温の維持に要する需要の急増を抑制する。各機器の需要の予測については、実施の形態1の場合と同様である。
例えば稼働時間が集中することで需要が増加している機器については、稼働時間を延長することで単位時間当たりの需要を低減しながら、必要とされる生産量を確保する。
次に、放電タイミング制御サーバ31Aは、修正後の総需要のピーク値を下げるように蓄電池21の放電タイミングを決定し、蓄電池21に指示する(ステップ13)。
本実施の形態の場合、放電タイミング制御サーバ31Aは、稼働スケジュールの変更と蓄電池21からの放電とを組み合わせる場合に予測される電力系統10から受電する電力のピーク値が契約電力より小さいか否かを判定する(ステップ14)。
一方、ステップ14で否定結果が得られた場合、放電タイミング制御サーバ31Aは、優先順位の低い機器の需要を下げるように制御を実行し(ステップ15)、その後、ステップ11に戻る。
需要を下げる制御には、例えば対応機器の動作を停止させる制御が含まれる。また例えば動作モードを低速モードに切り替えることで、単位時間当たりに消費される電力を低下させる制御もある。なお、空調機器の設定温度を上げることも単位時間当たりに消費される電力を低下させる効果がある。
図9(B)に示すように、本実施の形態では、空調機器による空調制御を早めに開始することで、空調機器の需要の平坦化が実現されている。
なお、稼働が必須である工場設備の需要に変化はない。従って、図9(B)に示す待機電力に空調機器の需要と稼働が必須の工場設備の需要を加えた総需要の波形は、実施の形態1の場合に比して低くなる。
このため、この需要家における総需要の変化を示す波形は、実施の形態1に比してピークを押し潰したような形状に変化する。
本実施の形態の場合には、図9(B)に示す総需要の波形のピークを含む領域の面積(電力量)が、蓄電池21の容量と一致するように底辺を与える電力値を求める。このとき、ピーク部分を含む領域の底辺を与える電力値が総需要の波形と交差する時点を、蓄電池21の放電を開始する時刻と放電を終了する時刻に決定する。図9(B)に示す放電時間は、図9(A)に示す放電時間よりも長くなっている。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、前述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
また、前述の実施の形態1及び2の場合には、需要家システム20を構成する機器24の一例として動力機器を例示しているが、機器24は動力機器に限らず事務機器や家庭用機器でもよい。
また、前述の実施の形態2の場合には、稼働のタイミングをコントロール可能な工場設備の稼働スケジュールを1日の範囲で再スケジュールしているが、ある日の作業を別の日に割り当てる等、複数日にわたって再スケジュールしてもよい。
前述の実施の形態2の場合には、放電タイミング制御サーバ31Aの制御により、優先順位の低い機器24の動作モードを低速モードに切り替える例や動作を停止させる例について説明しているが、制御の実行前に、需要家に対して、推奨される操作(例えば動作モードの変更)や稼働スケジュールの案を提供してもよい。情報の提供は、メール、メッセージ、作業者の端末の表示画面上のポップアップ表示等により実現してもよい。
Claims (11)
- 需要家の総需要を分析して機器毎の需要を推定する推定手段と、
前記需要家に対応する蓄電池の容量を取得する取得手段と、
機器毎の需要の時間変化波形と蓄電池の容量とに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する制御手段と、
を有する蓄電池制御システム。 - 前記制御手段は、蓄電池の容量と、他の機器に比して稼働時間の割合が小さい機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
- 前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地の気象又は環境に関する予測データを用いて推定された機器毎の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項1又は2に記載の蓄電池制御システム。
- 前記制御手段は、蓄電池の容量と、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器の需要の時間変化波形のみに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
- 需要地の気象又は環境に関する予測データに基づいて一部の機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、
前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。 - 前記制御手段は、需要地内における稼働時間の自由度が他の機器に比して高い機器に対して稼働スケジュールの変更を指示する指示手段を更に有し、
前記制御手段は、変更後の稼働スケジュールを用いて予測された需要の時間変化波形を蓄電池の放電の制御に使用する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。 - 前記制御手段は、蓄電池の容量と、変更後の需要の時間変化情報を反映した総需要の時間変化波形に基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する、請求項5又は6に記載の蓄電池制御システム。
- 前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、優先順位が低い機器を個別に制御して需要を個別に低下させる、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
- 前記制御手段は、総需要が目標値を超える可能性がある場合、推奨される操作の案、又は、特定の機器の稼働スケジュールの変更案を前記需要家に通知する、請求項1に記載の蓄電池制御システム。
- 需要家の総需要の分析により推定された機器毎の需要を取得する処理と、
前記需要家について取得された機器毎の需要の時間変化波形と当該需要家に対応する蓄電池の容量とに基づいて、当該需要家に対応する蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する処理と
を有する蓄電池制御方法。 - コンピュータに、
需要家の総需要を分析して機器毎の需要を推定する機能と、
前記需要家に対応する蓄電池の容量を取得する機能と、
機器毎の需要の時間変化波形と蓄電池の容量とに基づいて、蓄電池を放電する時間帯を事前に制御する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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