様々な場所(例えば、家庭、職場、喫茶店、レストラン、公園、空港、等)が、最小限の困難により、インターネット又は任意の他のネットワークにWi-Fi対応装置を接続するために、Wi-Fi対応装置(例えば局(STA))にWi-Fiを提供し得る。これらの場所は、1つ以上のWi-Fiアクセスポイント(AP)を提供して、Wi-Fi信号の範囲(例えば、ホットスポット)内にいるWi-Fi対応装置へWi-Fi信号を出力してよい。Wi-Fi APは、Wi-Fiプロトコル(例えば、IEEE802.11のような)を用いてWLAN(wireless local area network)を通じて、Wi-Fi対応装置をインターネットに無線接続するよう構成される。Wi-Fiプロトコルは、それによりAPがSTAと通信して、STAにインターネットへアップリンク(UL)送信を送信させ及びインターネットからダウンリンク(DL)送信を受信させることにより、インターネットへのアクセスを提供するプロトコルである。幾つかのAPは、ビームフォーミング技術を用いて通信する。ビームフォーミング無線ネットワークシステムは、実質的に一方向に伝搬する集中した電磁気信号を用いて、送信元局(例えば、ルータ等)から宛先局(例えば、コンピューティング装置、モバイル装置、等)へデータを無線で送信する。
ここに開示する幾つかの例は、幾つかのSTAがネットワーク接続を要求する高密度Wi-Fiネットワークに関連する。従って、複数のAPは、が、異なる周波数チャネル内に、及び/又は同じ周波数チャネル内に(例えば協調ビームフォーミング)展開されてよい。協調ビームフォーミングは、共同処理を伴わずに、同じ周波数チャネルでの、APのネットワーク内にある複数のAPからの同時送信を可能にする。このような方式は、主に、APのビームの指向性に依存する(例えば、空間的に離れた同時送信をスケジューリングする)。しかしながら、協調ビームフォーミングは、ネットワーク内の全てのアクティブなSTAから全てのアクティブなAPへのチャネルサウンディング及びビームフォーム(BF)フィードバック報告を要求する。従って、協調ビームフォーミングは、ネットワークオーバヘッド及び遅延を増大する。
ここに開示する幾つかの例は、複雑性が低くオーバヘッドのより低い協調方式を提供し、ネットワーク内の全てのSTAがネットワーク接続からのチャネルサウンディング及びBFフィードバック報告が要求されないマルチユーザ/マルチAPスケジューリングを可能にする。ここに開示するこのような例は、同時送信のためのAP-STAペアを選択する、複雑性の低い、近傍に基づくグループ化(例えば、STA間の信号強度に基づく)技術を提供する。この方法では、ここに開示するこのような例は、同時送信のために同じグループにSTAをスケジューリングしない。
ここに開示する他の例は、APとSTAとの間で超高信頼性リンクを要求する非常に低いパケット損失確率要件を有するWi-Fi通信に関連する。例えば、産業工程自動化及び制御、ヘルスケアにおけるロボットによる援助、ヘルスケアにおける遠隔手術、等は、パケット損失の確率の低減を保証するために、厳重な要件を有することがある。このような確率低減の要件に適合する従来の技術は、単一のAPにおいてMIMO(multi-input multiple output)の機能を向上しようとしている。しかしながら、このような従来の技術は、ダイバーシティ、BF、利得、及び送信電力を制限し、干渉を増大し、サービス品質を低下させ、セル端ユーザを危うくさせる。ここに開示する例は、複数のAP共同通信プロトコルを提供して、冗長な物理パスを予約して、より高い信頼性の通信及びエンドユーザのサービス品質を保証することにより、単一のAP通信に関連する問題を緩和する。ここに開示するこのような例は、Wi-Fiにおいて非コヒーレント共同送信を提供する。非コヒーレント共同送信では、信号は複数の協調したAPにより、開ループ方式で送信され、複数のAPに渡る共同プリコーディングを伴わない。それにより、同じ信号の複数のコピーをSTAに提供して、ダイバーシティ及びアレイビームフォーミング利得を通じて信頼性を向上し、又は、空間多重化を可能にしてSTAへのスループットを向上する。
図1は、Wi-Fi装置間の通信をスケジューリングする例示的な無線通信環境100である。例示的な無線通信環境100は、例示的なサーバ102と、例示的なSTAプロトコル実行部108a~cを有する例示的なAP106a~cを含む例示的なAPネットワーク104と、を含む。図1の環境100は、例示的なSTA110a~c、例示的なSTAフィードバック生成部112a~c、例示的なSTAグループ114、及び例示的なネットワーク116も含む。図1の図示の例は3個のAP106a~c及び3個のSTA110a~c及び1個のネットワーク116を含むが、例示的な環境100は任意の数のAP、STA、及び/又はネットワークを含んでよい。
図1の例示的なサーバ102は、(例えば、有線又は無線通信により)例示的なAPネットワーク104の中の例示的なAP106a~cと通信して、例示的なSTA110a~cのスケジューリングを実現する装置である。幾つかの例では、サーバ102は、例示的なAP106a~c又は別のAPのうちの1つで実行するソフトウェアであってよい。このような例では、例示的なサーバ102を実装するAPは、マスタAPであってよい。幾つかの例では、サーバ102は、グループ化プロトコルを開始して、どのSTAが(例えば例示的なグループ114に対応する)他のSTAの閾距離の範囲内に位置するかを決定する。サーバ102は、グループ化プロトコルを開始して、AP106a~cが(例えば、他のSTAと一緒にグループ化されていない)接続されたSTA110a~cを、無線装置の任意の1つにおいて干渉を生じない限り、同じ時間/周波数で確実にスケジューリングできるようにする。更に、例示的なサーバ102は、グループ化プロトコルを開始して、例示的なAP106a~cが同じ時間及び/又は周波数にグループ化したSTAをスケジューリングしないことを保証する(例えば、そうすることが有意な干渉を生じるので)。図2と関連して更に後述するように、例示的なサーバ102は、例示的なAP106a~cと例示的なSTA110a~cとの間の最小量の通信を用いてグループ化プロトコルを開始し、それによりグループ化プロトコルの効率を最適化する。例えば、各STAが全てのSTAに対して信号測定を実行する代わりに、各STAは各測定の結果を送信する。開示のグループ化プロトコルは、繰り返し測定を削減するために、同じ又はより高い順位のSTAについてのみ測定を実行するSTAを含む。更に、例示的なSTA110a~cは、測定値が閾値より高いとき、サーバ102に測定値を返送するだけでよい。それにより、グループ化されないSTAの測定データの送信を排除する。
幾つかの例では、図1のサーバ102は、例示的なAP106a~cの非コヒーレント共同送信スケジューリングを開始する。例示的なAP106a~cのうちの1つ以上と例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上との間の通信は、高信頼性要件に対応する場合(例えば、ミッションクリティカルなモノのインターネット通信、ギガビット接続、ロボティクス援助、等)、例示的なサーバ102は、非コヒーレント共同送信スケジューリングを開始して、同じSTAに冗長データを送信するよう、例示的なAPネットワーク104の中の2つ以上のAPをスケジューリングできる。図1に示すように、例示的なAP2 102b及び例示的なAP3 102cは、同じデータを例示的なSTA3 110cへ送信してよい。なぜなら、APネットワーク104内のAP106a~cは、同じサービスセット識別子(service set identifier(SSID))を有し、被制御Wi-Fiネットワークに属し、2つ以上のAP106a~cにデータを同時に送信可能であるからである。それにより、パケット損失の確率を低減する。サーバ102は、命令を送信して、例示的なAP106a~cに、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上にチャネル推定に基づきフィードバック報告(例えば、CQI(channel quality indicator)フィードバック報告)を送信するよう指示するよう伝えてよい。このように、例示的なサーバ102は、フィードバック報告に基づきMIMO(multiple input multiple output)モード(例えば、空間ダイバーシティ及び/又は空間多重化(spatial multiplexing(SM))利得)を選択することにより、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上に非コヒーレント共同送信をスケジューリングできる。幾つかの例では、例示的なAP106a~cがBFアンテナを含むとき、例示的なサーバ102は、更に連続チャネルサウンディングを開始してよい。その結果、STA110a~cのうちの1つ以上が、チャネルを測定でき、対応するAP106a~cにBF報告を提供する。このBF報告は、例示的なサーバ102へ転送される。このように、サーバ102は、1つ以上のSTA110a~cに非コヒーレント共同送信をスケジューリングするために、各AP106a~cからのBF報告を使用できる。例示的なサーバ102は、図2に関連して更に後述される。
図1の例示的なAP106a~cは、例示的なSTA110a~cが例示的なネットワーク116に無線でアクセスできるようにする装置である。例示的なAP106a~cは、ルータ、モデムルータ、及び/又はネットワークへの無線接続を提供する任意の他の装置であってよい。ルータは、STAへの無線通信リンクを提供する。ルータは、モデムを介する有線接続を通じてネットワークにアクセスする。モデムルータは、モデム及びルータの機能を結合する。例示的なAP106a~cは、1つ以上のアンテナ又は1つ以上の種類を含み、1つ以上の通信プロトコルを実行してよい(例えば、BF、単一ユーザBF、マルチユーザBF、MIMO、等)。例示的なAP106a~cは、無線アーキテクチャ(例えば、図12の例示的な無線アーキテクチャ1200)を含み、データを無線で送信できる。更に、例示的なAP106a~cは、例示的なSTAプロトコル実行部108a~cを含み、例示的なサーバ102からの指示に基づき、例示的なSTA110a~cのスケジューリングのために関連情報(例えば、RSSI測定値、SNR測定値、CQIフィードバック報告、BFフィードバック報告、等)の取得を実現する。
図1の例示的なプロトコル実行部108a~cは、例示的なサーバ102からの指示に基づき、例示的なSTA110aのスケジューリングのために情報の取得を実現する。例えば、第1の例示的なAP106aの例示的なSTA実行部108aが例示的なサーバ102から、グループ化プロトコルを実行する指示を受信した場合、例示的なSTAプロトコル実行部108aは、接続されたSTA(例えば、例示的なSTA110a)から報告(例えば、ビーコン報告)の要求を送信してよい。要求は、STA110aがリッスン(例えば検知)すべき1つ以上のチャネルに対応してよい。このように、例示的なSTA110aは、ビーコンが検知された(例えば、聞こえた)場合、ビーコンに基づき、情報(例えば、信号対雑音比(signal to noise ratio(SNR))、受信信号強度(received signal strength indicator(RSSI))値、等)を報告できる。このような例では、STAプロトコル実行部108aは、グループ化の目的で(例えば、例示的なSTA110a~bの例示的なグループ114を生成するために)、報告された情報を例示的なサーバ102に転送する。
別の例では、第2の例示的なAP106bの例示的なSTAプロトコル実行部108bが、第3の例示的なSTA110cのために非コヒーレント共同送信を実行するよう、例示的なサーバ102から指示を受信した場合、例示的なSTAプロトコル実行部108aは、トレーニングフィールド(例えば、LTF(long training field))をSTA110cへ送信する。その結果、STA110cはチャネル推定を実行できる。共同送信では、各AP106a~cは、同時に且つ他のAPと協調して、チャネル推定のためのトレーニングフィールドを送信する。例えば、サーバ102は、(例えば、タイミング情報/プロトコルを命令の中に含むことにより、)AP106a~cに対する自身の指示の中に、AP106a~cが協調することを保証するためのデータを含んでよい。幾つかの例では、STAプロトコル実行部108a~cは、サーバ102から送信されたPマトリクスコードを用いてPマトリクス(P-Matrix)を適用することにより、自身の関連するストリームについてトレーニングを提供してよい。このような例では、例示的なAP106a~cの各々が2つのデータストリームを多重化している場合、AP106a~cは、サイズ6(例えば、3個のAP×2個のデータストリーム)のP-Matrixを用いて直交トレーニングフィールドを、例示的なSTA110a~cへ同時に送信する。このように、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上(例えば、本例ではSTA110c)は、AP106a~cとSTA110cとの間の混合チャネルを推定し、例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つ以上にフィードバック(CQIフィードバック)を提供できる。幾つかの例では、STAプロトコル実行部108a~cは、マルチユーザBF又は協調BFを用いて、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上にデータを送信してよい。このような例では、STAプロトコル実行部108a~cは、例示的なサーバ102から、BFとの及び/又は異なる周波数チャネルのBFとの非コヒーレント共同送信を実行するよう、指示を受信してよい。従って、例示的なSTAプロトコル実行部108a~cは、BFフィードバック報告を含む応答を取得するために、1つ以上の例示的なSTA110a~cへ1つずつ、(例えば、時分割多重接続(time-division multiple access(TDMA))方式で)要求を送信してよい。例示的なSTAプロトコル実行部108a~cは、(例えば、同じ又は異なるサブバンド内で)BFとの非コヒーレント共同送信をスケジューリングするために、受信した(例えば、取得した)BFフィードバック報告を、例示的なサーバ102へ送信する。例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つの例は、図2に関連して更に後述される。
図1の例示的なSTA110a~cは、Wi-Fi対応コンピューティング装置である。例示的なSTA110a~cは、例えば、コンピューティング装置、ポータブル装置、モバイル装置、携帯電話機、スマートフォン、タブレット、ゲームシステム、デジタルカメラ、デジタルビデオレコーダ、テレビジョン、セットトップボックス、電子書籍リーダ、及び/又は任意の他のWi-Fi対応装置であってよい。例示的なSTA110a~cは、例示的なSTAフィードバック生成部112a~cを含み、Wi-Fi AP(例えば、例示的なAP106a~c)に接続し通信し、スケジューリングの目的でグループ化プロトコルのために及び/又は非コヒーレント共同送信のために使用され得る測定を実行する。
図1の例示的なSTAフィードバック生成部112a~cは、信号測定要求(例えば、RSSI要求、又はSNR測定要求)を実行するよう、例示的なAP106a~cから命令を受信する。受信すると、例示的なSTAフィードバック生成部112a~cは、要求を処理し、対応する測定を実行する。例えば、要求は、STAフィードバック生成部112a~cがリッスンすべきチャネル、及び/又はSTAフィードバック生成部112a~cが送信すべきチャネルに対応してよい。このように、各STAは1つのチャネルでデータを送信し、他のチャネルで他のSTAにより送信された信号を測定してよい。幾つかの例では、要求は、順序番号に対応してよい。このような例では、STAは、同じ又はより高い順序のAPに関連するSTAに対応するチャネル上で、信号強度及び/又は信号対雑音比を測定し、同じ又はより低い順序のAPに関連するSTAに対応するチャネル上での信号特性の測定を控えてよい。幾つかの例では、STAは、同じ又はより低い順序のAPに関連するSTAに対応するチャネル上で、信号強度及び/又は信号対雑音比を測定するだけでよい。このように、STAの任意の組み合わせについて繰り返し測定が存在しない(例えば、第1STAが第2STAに対応する信号を測定した場合、測定は同じになるので、第2STAは、第1STAに対応する信号を測定する必要がない)。例示的なSTAフィードバック生成部112a~cは、命令に基づき、干渉に対応する信号特性(例えば、RSSI、SNR、等)を測定する。更に、例示的なSTAフィードバック生成部112a~cは、信号特性を閾値と比較して、RSSI、SNR、等が最大閾値を超えるかどうかを調べる。測定したRSSI、SNR、等が最大閾値を超える場合、測定に対応するSTAは、特性を測定したSTAの近くに位置する。不要な通信を除去するために、STAフィードバック生成部112a~cは、幾つかの例では、測定情報が最大閾値を超える場合に、測定情報を送信するだけでよい。それにより、全体の効率を向上する。
幾つかの例では、例示的なSTA110a~cのうちの1つは、別のSTA(例えば、目標STA)からのデータを検知するのが困難である場合、対応するSTAのSTAフィードバック生成部は、応答を要求する目標STAにショートフレームを送信してよい。例えば、例示的なSTA110aが、特定のチャネル上でSTA110bを検知するのが困難である場合、例示的なSTA110aは、例示的なSTA110bにデータを送信し、STA110bは応答に依存する。このように、対応するSTAフィードバック生成部は、目標STAからの応答に基づき、信号特性(SNR、RSSI、等)を測定できる。幾つかの例では、STAフィードバック生成部112a~cは、1つ以上のチャネル推定を実行するよう命令を受信してよい。このような例では、STAフィードバック生成部112a~cは、命令に基づきチャネルを推定する。幾つかの例では、STAフィードバック生成部112a~cは、BFフィードバック報告を生成するよう命令を受信してよい。このような例では、STAフィードバック生成部112a~cは、チャネルを測定し、BFフィードバック報告ベクトルを計算し、重みを量子化し、および量子化した報告を送信することにより、所望のBFフィードバック報告を生成し、フィードバック報告を要求側APへ送信する。
図1の例示的なネットワーク116は、データを交換する相互接続されたシステムのシステムである。例示的なネットワーク116は、限定ではないが、インターネット、電話網、LAN(local area network)、ケーブルネットワーク、及び/又は無線ネットワークのような任意の種類の公衆又は私設ネットワークを用いて実装されてよい。ネットワーク116を介した通信を可能にするために、例示的なWi-Fi AP106a~cは、イーサネット、デジタル加入者線(digital subscriber line(DSL))、電話線、同軸ケーブル、又は任意の無線接続、等への接続を可能にする通信インタフェースを含む。幾つかの例では、サーバ102及び例示的なAP106a~cは、例示的なネットワーク116を介して接続される。
図2は、図1の例示的なサーバ102、例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つ、及び例示的なSTAフィードバック生成部112a~cのうちの1つのブロック図である。例示的なサーバ102は、例示的なインタフェース200、例示的な順序付け部202、例示的な通信スケジューラ204、例示的なネットワーク特性部206、例示的なプロトコル選択部208を含む。例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つは、例示的なインタフェース210、例示的な命令プロセッサ212、例示的なパケット生成部214を含む。例示的なSTAフィードバック生成部112a~cのうちの1つは、例示的なインタフェース220、例示的な接続分析部222、例示的なパケット生成部224を含む。
図2の例示的なサーバ102の例示的なインタフェース200は、例示的なSTA110a~cのスケジューリングのためにグループ化プロトコル又は共同送信プロトコルを開始するよう、APネットワーク104の例示的なAP106a~cに命令を送信する。更に、例示的なインタフェース200は、開始したプロトコルに基づき例示的なAP106a~bから情報(例えば、報告)を受信する。プロトコルのうちの幾つかは時間依存であるため(例えば、BFフィードバック報告は各APにより1つずつ実行される必要があり、信号測定はAPネットワーク104全体で同時に実行される必要があってよい、等)、例示的なインタフェース200は、命令の中にこのような時間依存プロトコルに対応するタイミング情報を含めてよく、及び/又は、例示的なインタフェース200は、所望のタイミングスケジュールに従い、各PAへ命令を送信してよい(例えば、第1APに、第1時間でトリガBFフィードバック報告を実行するよう命令を送信し、第2APに、第2時間でトリガBFフィードバック報告を実行するよう命令を送信する、等)。
図2の例示的な順序付け部202は、例示的なAPネットワーク104の中の例示的なAP106a~cの順序を生成する。このように、例示的なSTA110a~cが接続信号測定(例えば、SNR、RSSI、等)を実行しているとき、STA110a~cは、同じまたはより高い順序のAPに接続されたSTAに対してこのような測定を実行するだけである。例示的な順序付け部202は、例示的なAPをランダムに又はネットワークの特性に基づき、順序付けてよい。例えば、例示的なサーバ102は、特定のAPに接続されたSTAがより多くの電力及び/又はリソースを有することを知っている場合、例示的な順序付け部202は、該特定のAPに、より低い順序を与えてよい。その結果、他のAPに接続された他のSTAは、少ない測定を実行する。例示的な順序付け部202は、例示的なAP106a~cを通じて(例えば、初期通信に基づき)STA110a~cの知識を取得してよい。
例示的な通信スケジューラ204は、例示的なAP106a~cと例示的なSTA110a~cとの間の通信を、グループ化プロトコル及び/又は共同送信プロトコルに従い、受信したフィードバックに基づきスケジューリングする。例えば、グループ化プロトコルの間、例示的な通信スケジューラ204は、例示的なAP106a~cと例示的なSTA110a~cとの間の通信を、グループ化されたSTA(例えば、例示的なグループ114の中の例示的なSTA110a~c)が同時送信のためにスケジューリングされない限り、任意の方法でスケジューリングする。このような例では、通信スケジューラ204は、STAが異なる時間及び/又は異なる周波数スロット(例えばチャネル)でスケジューリングされることを保証するために、グループ化されたSTA110a~bに対応する例示的なAP106a~cへの命令を生成してよい。別の例では、共同送信プロトコルの間、例示的な通信スケジューラ204は、1つ以上のSTA110cへの2つ以上のAP106a~cの間の共同通信をスケジューリングし、それにより、冗長送信を保証して信号の信頼性を向上する。例えば、通信スケジューラ204は、第3の例示的なSTA110cへ情報を共同送信するよう、第2の例示的なAP106b及び第3の例示的なAP106cへ送信すべき命令を生成してよい。例示的な通信スケジューラは、このような共同送信を、装置ネットワークの特性(例えば、ネットワーク特性部206により決定される)及び選択されたプロトコル(例えば、例示的なプロトコル選択部208により決定される)に基づきスケジューリングする。
図2の例示的なネットワーク特性部206は、ネットワーク特性を、例示的なAP106a~c、例示的なSTA110a~c、及び/又はAP106a~cとSTA110a~cとの間の通信の特性に対応する、APネットワーク104から受信した情報に基づき決定する。例えば、ネットワーク特性部206は、例示的なAPネットワーク104の中の例示的なAP106a~cの能力(例えば、AP106a~cにより使用されるアンテナの種類、AP106a~cの実行可能なプロトコル、等)、及び/又はスケジューリングのために利用可能な周波数サブバンドを、例示的なAP106a~cとの通信に基づき決定する。更に、例示的なネットワーク特性部206は、例示的なSTA110a~cから受信した報告(例えば、BFフィードバック報告及び/又
はCQI報告)を処理する。その結果、例示的なプロトコル選択部208は、該報告に基づきプロトコルを選択できる。
図2の例示的なプロトコル選択部208は、共同送信のために例示的なAP106a~cのうちの2つ以上により実行されるべきプロトコルを選択する。例えば、プロトコル選択部208は、MIMOプロトコル、BFを有するMIMOプロトコルプロトコル、及び/又は異なるサブバンド内のBFを有するMIMOプロトコルを選択してよい。例示的なプロトコル選択部208は、ネットワーク特性部206からの処理されたデータ(例えば、例示的なAP106a~cのアンテナ能力、例示的なSTA110a~cからのフィードバック報告)に基づき、プロトコルを選択する。例えば、プロトコル選択部208は、チャネルのSINR、チャネルのランク、接続の使用ケース、接続の感度、意思決定、等に基づき、プロトコルを選択する。選択されたプロトコルは、例示的なインタフェース200を介してAPネットワーク104に渡り送信される。
図2のSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つの例示的なインタフェース210は、例示的なサーバ102から命令を受信し、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上から報告を受信する。例えば、例示的なインタフェース210は、APへ送信されたデータパケットを取得するために、無線アーキテクチャ(例えば、図12の例示的な無線アーキテクチャ1200)とインタフェースする。更に、例示的なインタフェース210は、情報を(例えば、図12の例示的な無線アーキテクチャ1200を介してデータパケットを)、フィードバック報告を引き出すために例示的なSTAフィードバック生成部112a~cのうちの1つ以上へ、及び/又は受信したフィードバック報告を送信するために及び/又は他のデータ(例えば、AP能力データ)を送信するために例示的なサーバへ、送信する。
図1の例示的な命令プロセッサ212は、例示的なサーバ102からの命令を処理する。例えば、例示的な命令プロセッサ212は、例示的なサーバ102からの命令を処理して、現在設定されているスケジューリングの種類(例えば、グループ化又は共同送信)を決定する。例示的な命令プロセッサ212が、命令は共同送信スケジューリングに対応すると決定した場合、例示的な命令プロセッサ212は、どの種類の共同送信スケジューリングが実行されているかを決定する(例えば、MIMO、BFを有するMIMO,及び/又は異なるサブバンド内のBFを有するMIMO)。このように、例示的なパケット生成部214は、現在生じているスケジューリングに基づき、1つ以上の例示的なSTA110a~cへ、どの種類のデータパケットを送信すべきかを決定できる。
図2の例示的なパケット生成部214は、例示的なサーバ102からの命令に従いデータパケットを生成する。例えば、例示的なサーバ102からの命令がグループ化プロトコルに対応する場合、例示的なパケット生成部214は、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上からチャネル測定に対応する報告を引き出すために、データパケット(例えば、共同ビームフォーミング(collaborative beam forming(CBF))ヌルデータパケット(Null-data packet(NDP)))を生成する。このような例では、パケット生成部214は、各STA110a~cがリッスンし及び(例えば、SNR、RSSI、等の)測定を行うべきチャネル、並びに例示的なSTA110a~cが送信すべき(例えば、その結果、他のSTAは測定を行うことができる)チャネル、に関連する情報を含むパケットを生成してよい。別の例では、例示的なサーバ102からの命令が共同送信プロトコルに対応するとき、例示的なパケット生成部214は、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上からチャネル推定に対応する報告(例えば、CQI報告)を引き出すために、データパケット(例えば、トレーニングフィールド)を生成する。幾つかの例では、トレーニングフィールドはチャネル推定のためのP-Matrixを含む。別の例では、例示的なサーバ102からの命令がビームフォーミングを用いる共同送信プロトコルに対応するとき、例示的なパケット生成部214は、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上からBFフィードバック報告を引き出すために、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上へのデータパケット(例えば、共同送信ヌルデータパケット)を生成してよい。例示的なインタフェース210は、図12の例示的な無線アーキテクチャ1200を介して、例示的なパケット生成部214により生成されたデータパケットを送信する。
図2のSTAフィードバック生成部112a~cのうちの1つの例示的なインタフェース220は、例示的なAP106a~cのうちの1つ以上からデータパケットを受信する。例えば、例示的なインタフェース220は、STAへ送信されたデータパケットを取得するために、無線アーキテクチャ(例えば、図12の例示的な無線アーキテクチャ1200)とインタフェースする。更に、例示的なインタフェース220は、フィードバック報告(例えば、信号強度、CQI、及び/又はBF報告)を含むデータパケットを(例えば、図12の例示的な無線アーキテクチャ1200を介して)、例示的なAP106a~cのうちの1つ以上へ送信する。
図2の例示的な接続分析部222は、STA110a~cの他のコンポーネントと関連して、例示的なAP106a~cからの命令に基づき、1つ以上の周波数チャネル上の接続を分析する。例えば、接続分析部222は、1つ以上の周波数チャネル上のパケットを検知して、受信したデータパケットのSNR及び/又はRSSIを決定してよい。幾つかの例では、接続分析部222は、他のSTAからのRSSI、SNR、等の測定値を、1つ以上の最大閾値と比較して、STAが他のSTAのうちの1つ以上とグループ化されるべきかどうかを決定する。例えば、第1STAが、第2STAからの信号の高いRSSI値(例えば、最大閾値より高い)を測定した場合、第1STAは、第1装置を第2装置と共にグループ化し、スケジューリングのためにAPへグループを送信する。幾つかの例では、接続分析部222は、閾値より低い測定値を破棄してよく、それにより、送信されるデータの量を削減して、全体の効率を向上する。更に、例示的な接続分析部222は、P-Matrixを有する受信したトレーニングフィールドに基づき、1つ以上のチャネルを推定してよい。幾つかの例では、接続分析部222は、対応するSTAから協調(coordinated)セット(例えば、STAと通信可能なAPのセット)の中の各AP106a~cへのチャネルを、協調APから受信したヌルデータパケットに基づき、1つずつ、測定して、BFフィードバックデータを生成できるようにする。代替として、例示的な接続分析部222は、各APと独立にBFトレーニングを実行してよい。
例示的な接続分析部222は、接続されたAPへ送信すべき報告を含むパケットを生成する。例えば、パケット生成部224は、(例えば、測定したSNR及び/又はRSSI値に基づき)グループ化されたSTA、チャネル推定に対応するCQI、及び/又はBFフィードバック報告を含むデータパケットを生成してよい。このように、例示的なAP106a~cと例示的なSTA110a~cとの間の通信をスケジューリングするために、関連情報が例示的なサーバ102へ転送され得る。
図1の例示的なサーバ102、例示的なSTAプロトコル実行部108a~c、及び例示的なSTAフィードバック生成部112a~cを実装する例示的な方法が図2に示されたが、図2の要素、処理、及び/又は装置のうちの1つ以上は、結合され、分割され、再配置され、省略され、削除され及び/又は任意の他の方法で実装されてよい。更に、図2の例示的なインタフェース200、例示的な順序付け部202、例示的なスケジューラ204、例示的なネットワーク特性部206、例示的なプロトコル選択部208、例示的なインタフェース210、例示的な命令プロセッサ212、例示的なパケット生成部214、例示的なインタフェース220、例示的な接続分析部222、例示的なパケット生成部224、より一般的には、例示的なサーバ102、例示的なSTAプロトコル実行部108a~c、及び/又は例示的なSTAフィードバック生成部112a~cは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は、ハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアの任意の組み合わせにより実装されてよい。従って、例えば、例示的なインタフェース200、例示的な順序付け部202、例示的な通信スケジューラ204、例示的なネットワーク特性部206、例示的なプロトコル選択部208、例示的なインタフェース210、例示的な命令プロセッサ212、例示的案パケット生成部214、例示的なインタフェース220、例示的な接続分析部222、例示的なパケット生成部224、より一般的には、図2の例示的なサーバ102、例示的なSTAプロトコル実行部108a~c、及び/又は例示的なSTAフィードバック生成部112a~cは、1つ以上のアナログ又はデジタル回路、論理回路、プログラマブルプロセッサ、プログラマブル制御部、グラフィック処理プロセッサ(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理素子(PLD)、及び/又はフィールドプログラマブル論理素子(FPLD)により実装され得る。純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実装をカバーするために、本特許の機器又はシステムの請求項のいずれかを読むとき、例示的なインタフェース200、例示的な順序付け部2020、例示的な通信スケジューラ204、例示的なネットワーク特性部206、例示的なプロトコル選択部208、例示的なインタフェース210、例示的な命令プロセッサ212、例示的なパケット生成部214、例示的なインタフェース220、例示的な接続分析部222、例示的なパケット生成部224、より一般的には、図2の例示的なサーバ102、例示的なSTAプロトコル実行部108a~c、及び/又は例示的なSTAフィードバック生成部112a~cは、それにより、ソフトウェア及び/又はファームウェアを含む、非一時的コンピュータ可読記憶装置、又はメモリ、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイディスク、等のような記憶ディスクを含むよう定められる。また更に、図1の例示的なリンクアグリゲータ104は、1つ以上の要素、処理、及び/又は装置を、図2に示されたものに加えて又はその代わりに含んでよく、及び/又は図示された要素、処理、及び装置のうちの1つより多くの任意の又は全部を含んでよい。ここで使用されるとき、語句「通信する(in communication)」及びその変形は、直接通信及び/又は1つ以上の中間コンポーネントを通じる間接通信を包含し、直接物理(例えば有線)通信及び/又は一定の通信を必要としないが、むしろ更に、周期的間隔、スケジューリングされた間隔、非周期的間隔、及び/又は単発的の選択的通信を含む。
図3~9には、図1の例示的なサーバ102、例示的なSTAプロトコル実行部108a~c、及び/又は例示的なSTAフィードバック生成部112a~cを実装するための例示的なハードウェアロジック又は機械可読命令を表すフローチャートが示される。機械可読命令は、図16と関連して後述する例示的なプロセッサプラットフォーム1600内に示されるプロセッサ1612のようなプロセッサによる実行のためのプログラム又はプログラムの一部であってよい。プログラムは、CD-ROM、フロッピーディスク、ハードドライブ、DVD、ブルーレイディスク、又はプロセッサ1612に関連付けられたメモリのような非一時的コンピュータ可読記憶媒体に格納されたソフトウェア内に具現化されてよいが、プログラム全体及び/又はその部分は、代替として、プロセッサ1612以外の装置により実行され、及び/又はファームウェア又は専用ハードウェアで具現化されてよい。更に、例示的なプログラムは、図3~9に図示したフローチャートを参照して説明されるが、例示的なサーバ102、例示的なSTAプロトコル実行部108a~c、及び/又は例示的なSTAフィードバック生成部112a~cを実装する多くの他の方法が、代替として使用されてよい。例えば、ブロックの実行順序は変更されてよく、記載されたブロックのうちの幾つかは、変更され、削除され、又は結合されてよい。追加又は代替として、任意の又は全部のブロックは、ソフトウェア又はファームウェアを実行することなく対応する動作を実行するよう構成された1つ以上のハードウェア回路(例えば、個別及び/又は集積アナログ及び/又はデジタル回路、FPGA、ASIC、比較器、演算増幅器(op-amp)、論理回路、等)により実装されてよい。
上述のように、図3~9の例示的な処理は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、コンパクトディスク、デジタルバーサタイルディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ、及び/又は任意の期間の間(例えば、拡張時間期間の間、永久的に、短い瞬間、一時的バッファリングの間、及び/又は情報のキャッシュの間)情報が格納される任意の他の記憶装置又は記憶ディスクのような非一時的コンピュータ及び/又は機械可読媒体に格納された実行可能命令(例えば、コンピュータ及び/又は機械可読命令)を用いて実装されてよい。ここで使用されるとき、用語「非一時的コンピュータ可読媒体」は、任意の種類のコンピュータ可読記憶装置及び/又は記憶ディスクを含み、伝搬する信号を除外し、及び伝送媒体を除外するものと、明示的に定められる。
「含む」及び「有する」(including、comprising)(及びそれらの全ての形式及び時制)は、ここで、広義の用語として使用される。従って、請求項がプリアンブルとして又は任意の種類の請求項の記載の中に「含む」又は「有する」の任意の形式(例えば、comprises、includes、comprising、including、having、等)を利用するときはいつでも、対応する請求項又は記載の範囲から逸脱することなく、追加の要素、用語、等が存在し得ることが理解されるべきである。ここで使用されるとき、語句「少なくとも」が例えば請求項のプリアンブルで変化の用語として使用されるとき、それは、用語「有する」及び「含む」と同様に広義である。用語「及び/又は」は、例えばA、B、及び/又はCのような形式で使用されるとき、A、B、Cのうちの任意の組み合わせ又は部分集合、例えば(1)Aのみ、(2)Bのみ、(3)Cのみ、(4)AとB、(5)AとC、(6)BとC、を表す。
図3は、スケジューリングのグループ化プロトコルを開始するために図1の例示的なサーバ102により実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート300を示す。図3のフローチャート300は図1の例示的な環境100の例示的なサーバ102に関連して記載されるが、命令は、任意の種類の無線環境における任意のサーバにより実行されてよい。
ブロック302で、例示的なインタフェース200は、APのネットワーク104からSTA-AP接続を受信する。例示的なSTA-AP接続は、どのSTAがどのAPに現在接続されているか、及び/又はどの可能なSTA-AP接続が生じ得るか(例えば、各AP106a~cの送信範囲内にある全てのSTA)に対応してよい。ブロック304で、例示的な順序付け部202はAPを順序付ける。図2と関連して上述したように、例示的な順序付け部202は、AP106a~cをランダムに及び/又は例示的なSTA110a~cの知られている特性に基づき、順序付けてよい。例示的な順序付け部202は、例示的なSTA110a~cにより行われる必要のある測定の合計数を削減するよう、例示的なAPを順序付ける。例えば、順序付けしない場合、各STAは、全ての他のSTAに対してSNR及び/又はRSSI測定を実行する。しかしながら、順序付けする場合、STAは、同じ又はより高い順序のAPに接続されたSTAについてSNR及び/又はRSSI測定を実行するだけであり、それにより、全てのSTAについて繰り返される測定を除去する。
ブロック306で、例示的なインタフェース200は、STAグループ化プロトコルを開始するよう、APのネットワーク104に命令を送信する。ブロック308で、例示的なAP106a~c及び例示的なSTA110a~cが開始された測定を実行した後に、図4及び5に関連して更に後述するように、例示的なインタフェース200は、例示的なAP106a~cから例示的なSTA110a~cのグループが受信されたかどうかを決定する。STAが互いに近くに位置する場合にのみ(例えば、位置はRSSI、SNR、等に基づき決定される)、グループが送信され得るので、STAが互いに近くに位置しない場合、グループは受信されない。
例示的なインタフェース200が、グループが受信されないと決定した場合(ブロック308、NO)、処理はブロック312へと続く。例示的なインタフェース200が、1つ以上のグループが受信されたと決定した場合(ブロック308、YES)、例示的な通信スケジューラ204は、グループ化されたSTA(例えば、例示的なグループ114に対応するSTAa~b)への通信を、異なる時間/周波数スロットでスケジューリングし(ブロック310)、グループ化されたSTA110a~cの間の干渉の影響を低減/除去する。ブロック312で、例示的な通信スケジューラ204は、非グループ化STAを、同じ時間/周波数スロット及び/又は任意の所望の時間/周波数スロットにスケジューリングする。ブロック314で、例示的なインタフェース200は、例示的なAPネットワーク104の中の例示的なAP106a~cにスケジュールを送信する。
図4は、グループ化プロトコルのために例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上から測定を引き出すために、図2の例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つ以上により実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート400を示す。図4のフローチャート400は図1の例示的な環境100の1つ以上の例示的なSTAプロトコル実行部108a~cに関連して記載されるが、命令は、任意の無線通信環境における任意のSTA110a~cプロトコル実行部により実行されてよい。
ブロック402で、例示的なインタフェース210は、例示的なサーバ102から命令を受信する。ブロック404で、例示的な命令プロセッサ212は、グループ化プロトコルに対応する命令かどうかを決定する。例えば、命令プロセッサ212は、受信した命令を処理して、命令が、測定(例えば、SNR測定、RSSI測定、等)を実行するよう例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上にどのように/いつ指示するかに対応する情報を含むCBF NDPに対応するかどうかを決定してよい。例示的な命令プロセッサ212が、命令は、グループ化プロトコルに対応しないと決定した場合(ブロック404、NO)、処理は終了する(例えば、別のプロトコルが実行されてよい)。例示的な命令プロセッサ212が、命令は、グループ化プロトコルに対応すると決定した場合(ブロック404、YES)、例示的なパケット生成部214は、測定要求要素(例えば、データパケット)を生成する(ブロック406)。測定要求要素は、接続されたSTAのリッスンすべき(例えば、測定を実行すべき)チャネル、及び/又はSTAの送信すべき(例えば、その結果、他の受信側STAは送信側STAに対応する測定を実行できる)チャネルに対応する命令に対応する。ブロック408で、例示的なインタフェース200は、接続されたSTAに測定要求要素を送信する。幾つかの例では、パケット生成部214は、特定のチャネル上でいつ検知すべきか及びいつ送信すべきかに対応するタイミング命令を測定要求に含めてよい。
ブロック410で、例示的なインタフェース210は、STAグループが接続されたSTAから受信されたかどうかを決定する。例示的なインタフェース210が、STAグループが受信されないと決定した場合(ブロック410、NO)、処理はブロック414へと続く。例示的なインタフェース210が、STAグループが受信されたと決定した場合(ブロック410、YES)、例示的なインタフェース210は、STA測定を例示的なサーバ102へ送信する(ブロック412)。ブロック414で、例示的なインタフェース200は、例示的なサーバ102からスケジューリング情報を受信する。ブロック416で、例示的なAP106a~cは、受信したスケジューリング情報に従い動作する。例えば、インタフェース210は、スケジューリング情報を別のプロセッサ(例えば、図12のアプリケーションプロセッサ1210)へ送信して、接続されたSTAへの通信が受信したスケジューリング情報に従うことを保証してよい。スケジューリング情報は、グループ化されたAP(例えば、例示的なグループ114)が同じ時間及び/又は周波数に1つ以上のAPによりスケジューリングされないことを保証する。
図5は、APからの測定要求に応答するために、図2の例示的なSTAフィードバック生成部112a~cのうちの1つ以上により実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート500を示す。図5のフローチャート500は図1の例示的な環境100の例示的なSTAフィードバック生成部112a~cのうちの1つ以上に関連して記載されるが、命令は、任意の時間の無線環境における任意のSTAフィードバック生成部により実行されてよい。
ブロック502で、例示的なインタフェース200は、接続されたSTAから測定要求要素を受信する。例えば、例示的なSTAフィードバック生成部112aは、例示的なAP106aから測定要素を受信してよい。ブロック504で、例示的なインタフェース220は、STAの無線アーキテクチャ(例えば、図12の例示的な無線アーキテクチャ1200)に、測定要素の命令に対応するチャネル上でデータパケットを送信するよう命令してよい。ブロック506で、接続分析部222は、測定要求要素に基づき、より高い順序の装置からRSSI及び/又はSNRを測定する。例えば、接続分析部222は、測定要求を処理して、APの順序を決定し、同じ又はより高い順序のAPに接続されたSTAに対応するチャネルに基づき、測定を実行するだけでよい。AP及び/又はSTA-AP接続の順序は、既に知られていてよく、又は測定要求要素に含まれてよい。
ブロック508で、例示的な接続分析部222は、(例えば、測定要求要素に基づき)任意のチャネル上の任意のSTAからRSSI及び/又はSNR測定についてのデータフレームを検出するのに任意の困難があるかどうかを決定する。例示的な接続分析部222が、困難はないと決定した場合(ブロック506、NO)、処理はブロック514へと続く。例示的な接続分析部222が、困難がある決定した場合(ブロック506、YES)、例示的なインタフェース220は、(例えば、無線アーキテクチャを介してデータパケットを送信することにより)困難に対応するSTAから応答を引き出す(ブロック510)。ブロック512で、例示的なチャネル測定部22は、対応するSTAからの応答に基づき、RSSI及び/又はSNRを測定する。
ブロック514で、例示的な接続分析部222は、任意の測定(例えば、RSSI、SNR、等)が閾値を超えるかどうかを決定する。例示的な接続分析部222が、いずれの測定も閾値を超えないと決定した場合(ブロック514、NO)、測定は破棄され、処理は終了する(例えば、STAは応答を送信することを控える)。例示的な接続分析部222が、測定のうちの1つ以上が閾値を超えると決定した場合(ブロック514、YES)、例示的な接続分析部222は、最大閾値を超える測定に基づき、自身で対応するSTAをグループ化する(ブロック516)。ブロック518で、例示的なパケット生成部224は、グループ化に基づきSTA測定要素を生成する。STA測定要素は、互いに近くに位置するグループ化されたSTAに対応する。ブロック520で、例示的なインタフェース200は、対応するAPへSTA測定要素を送信する。上述のように、STA測定要素は、例示的なサーバ102へ送信されて、互いに閾距離の範囲内にある2つの装置がグループ化されることを保証し、その結果、それらは同じ時間及び/又周波数でスケジューリングされる。
図6は、1つ以上のSTAの共同送信スケジューリングのための共同送信プロトコルを開始するために図1の例示的なサーバ102により実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート600を示す。図6のフローチャート600は図1の例示的な環境100の例示的なサーバ102に関連して記載されるが、命令は、任意の種類の無線環境における任意のサーバにより実行されてよい。
ブロック602で、例示的なインタフェース200は、共同送信が望ましいかどうかを決定する。例えば、インタフェース200は、プロセッサ(例えば、図12の例示的なアプリケーションプロセッサ1210)から受信した命令に基づき、共同送信が望ましいと決定してよい。幾つかの例では、共同送信は、特定の又は複数のSTAに対応する。例えば、図1では、図12のアプリケーションプロセッサ1210は、図1の例示的なSTA110cに対してだけ、共同送信を実行するよう命令を送信してよい。例示的なインタフェース200が、共同送信が望ましくないと決定した場合(ブロック602、NO)、処理は終了する。例示的なインタフェース200が、共同送信は望ましいと決定した場合(ブロック602、YES)、例示的なインタフェース200は、APネットワークからのAP106a~cから、APネットワークデータを受信する(ブロック604)。例えば、インタフェース200は、どのSTAが各APに接続されるか、及び/又はどのSTAが各APの送信範囲内にいるか、に対応するデータを返送するよう、各APに対して命令を送信してよい。更に、例示的なインタフェース200は、AP及び/又はSTAの能力及び/又は特性を含む特性データを、例示的なAP106a~cから受信してよい。
ブロック606で、例示的なネットワーク特性部206は、受信したAPネットワークデータに基づき、APネットワーク特性を決定する。例えば、ネットワーク特性部は、受信したデータを処理して、AP106a~cがBFが可能かどうか、通信のための周波数バンド/サブバンドの可用性、及び/又は異なるサブバンドでのBFの実行、を決定してよい。ブロック608で、例示的なプロトコル選択部208は、APネットワーク特性に基づきプロトコルを選択する。例えば、共同送信プロトコルがSTA110cに対応し、STA110cが例示的なAP106a~cの送信範囲内にいる場合、例示的なプロトコル選択部208は、例示的なAP106a~cのAP特性に基づき、プロトコルを選択してよい。別の例では、共同送信プロトコルがSTA110a~cの全部に対応する場合、例示的なプロトコル選択部208は、例示的なAP106a~cのAP特性に基づき、プロトコルを選択してよい。
例示的なAP106a~cが現在BFを実行できない場合、例示的なプロトコル選択部208は、非コヒーレント共同送信(non-coherent joint transmission(NC-JT))MIMOプロトコルを選択してよい。例示的なAP106a~cがビームフォーミング可能な場合、例示的なプロトコル選択部208は、ビームフォーミングを有するNC-JT MIMOを選択してよい。例示的なAP106a~cがビームフォーミングが可能であり、異なるサブバンドをビームフォーミング可能であり、異なるサブバンドが利用可能である場合、例示的なプロトコル選択部208は、異なるサブバンド内のビームフォーミングを有するMC-JR MIMOを選択してよい。
例示的なプロトコル選択部208がNC-JT MIMOプロトコルを選択した場合(ブロック610、NC-JT MIMO)、例示的なインタフェース200は、APネットワーク104でNC-JT MIMOを開始する(ブロック612)。例えば、インタフェース200は、NC-JT NDP宣言(Announcement)を、対応するAP106a~cの各々へ送信してよい。NC-JT NDP宣言は、例示的なサーバ102がNC-JT MIMOを用いる共同送信のために例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上をスケジューリングするために必要な関連情報の収集を開始するための情報を含む。
例示的なプロトコル選択部208がNC-JT MIMO及びBFプロトコルを選択した場合(ブロック610、NC-JT MIMO及びBF)、例示的なインタフェース200は、APネットワーク104でNC-JT MIMO及びBFを開始する(ブロック614)。例えば、インタフェース200は、NC-JT NDP宣言(Announcement)を、対応するAP106a~cの各々へ送信してよい。NC-JT NDP宣言は、例示的なサーバ102がNC-JT MIMO及びBFを用いる共同送信のために例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上をスケジューリングするために必要な関連情報の収集を開始するための情報を含む。
例示的なプロトコル選択部208がNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFプロトコルを選択した場合(ブロック610、NC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBF)、例示的なインタフェース200は、APネットワーク104でNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFを開始する(ブロック616)。例えば、インタフェース200は、NC-JT NDP宣言(Announcement)を、対応するAP106a~cの各々へ送信してよい。NC-JT NDP宣言は、例示的なサーバ102がNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFを用いる共同送信のために例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上をスケジューリングするために必要な関連情報の収集を開始するための情報を含む。
ブロック618で、例示的なインタフェース200は、開始されたプロトコルに対応するフィードバックをAPから受信する。ブロック620で、例示的なプロトコル選択部208は、受信したフィードバックを処理して、共同送信が空間ダイバーシティ又は空間多重化を用いて動作すべきかを、フィードバック報告に基づき決定する。例示的なプロトコル選択部208は、CQI報告に基づき、空間ダイバーシティ又は空間多重化を選択してよい。例えば、CQI報告が高SNR及び完全ランクマトリクスを示す場合、プロトコル選択部208は、空間多重化を選択してよい。更に、例示的なプロトコル選択部208は、CQI報告を上書きする他の基準を有してよい(例えば、CQI報告が空間多重化を許容するが、例示的なプロトコル選択部208は、特定のサービス品質(例えば信頼性)を保証するためにダイバーシティを適用してよい)。例示的なプロトコル選択部208がダイバーシティを選択した場合(ブロック620、空間)、例示的な通信スケジューラ204は、空間ダイバーシティを用いて共同送信をスケジューリングする(ブロック622)。例示的なプロトコル選択部208が空間多重化を選択した場合(ブロック620、多重化)、例示的な通信スケジューラ204は、空間多重化を用いて共同送信をスケジューリングする(ブロック624)。
ブロック626で、例示的なプロトコル選択部208がNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFを選択した場合(ブロック626、YES)、例示的な通信スケジューラ204は、異なるサブバンドに対応するために、例示的なSTA110cへの共同送信に対応する例示的なAP106b~cをスケジューリングする(ブロック628)。ブロック626で、例示的なプロトコル選択部208が、NC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFを選択しない場合(ブロック626、NO)、処理はブロック630へと続く。ブロック630で、例示的なインタフェース200は、対応するAP(例示的なAP106a~c)にスケジュールを送信する。
図7は、共同送信スケジューリングプロトコルのために例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上から測定を引き出すために、図2の例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つ以上により実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート700を示す。図7のフローチャート700は図1の例示的な環境100の1つ以上の例示的なSTAプロトコル実行部108a~cに関連して記載されるが、命令は、任意の無線通信環境における任意のSTA110a~cプロトコル実行部により実行されてよい。
ブロック700で、例示的なインタフェース210は、サーバ102へ、AP-STA接続を送信する。追加で、例示的なインタフェースは、(例えばAPの送信範囲内にあるSTAに対応する)見込みAP-STA接続を送信してよい。例えば、図1で、例示的なAP106bは、例示的なSTA110bに接続され、その送信範囲内にあってよいが、例示的なSTA110cに接続されない。従って、例示的なAP106bは、例示的なSTA110bへの接続及び見込み接続に対応するデータを、例示的なSTA110cへ送信してよい。
ブロック702で、例示的なインタフェース210は、例示的なサーバ102へ、AP-STA接続を送信する。ブロック704で、例示的なインタフェース210は、共同送信プロトコル開始(例えば、NC-JT NDP宣言)を例示的なサーバ102から受信する。上述のように、例示的な共同送信プロトコル開始は、例示的なSTAプロトコル実行部(例えば、例示的なSTAプロトコル実行部108b)をトリガして、1つ以上のSTA110a~cに対する共同送信をスケジューリングするために、1つ以上のSTA110a~cから情報を要求する。共同送信プロトコルは、NC-JT MIMO、NC-JT MIMO及びBF、及び/又はNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFであってよい。
ブロック706で、例示的な命令プロセッサ212は、受信した共同送信プロトコル開始を処理することにより、受信した共同送信開始がNC-JT MIMOに対応するかどうかを決定する。例示的な命令プロセッサ212が、受信した共同送信開始は、NC-JT MIMOに対応しないと決定した場合、例示的な命令プロセッサ212は、共同送信が(例えば、同じ又は異なるサブバンド内の)ビームフォーミングプロトコルに対応することを決定する。例示的な命令プロセッサ212が、受信した共同送信開始はNC-JT MIMOに対応すると決定した場合(ブロック706、YES)、処理はブロック710へと続く。例示的な命令プロセッサ212が、受信した共同送信開始はNC-JT MIMOに対応しないと決定した場合(ブロック706、NO)、STAプロトコル実行部(例えば、例示的なSTAプロトコル実行部108b)は、図8と関連して更に後述するように、対応するSTA(例えば、例示的なSTA110c)とのビームフォーミングフィードバック報告プロトコルを実行する(ブロック708)。
ブロック710で、例示的な命令プロセッサ212は、受信した共同送信プロトコル開始がNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFに対応するかどうかを決定する。例示的な命令プロセッサ212が、受信した共同送信プロトコル開始はNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFに対応しないと決定した場合(ブロック710、NO)、STAプロトコル実行部(例えば、例示的なSTAプロトコル実行部108b)は、図9と関連して更に後述するように、対応するSTA(例えば、例示的なSTA110c)とのチャネル推定プロトコルを実行する(ブロック712)。チャネル推定プロトコルは、例示的なAP106a~cにより同時に実行される。例示的な命令プロセッサ212が、受信した共同送信プロトコル開始はNC-JT MIMO及び異なるサブバンド内のBFに対応すると決定した場合(ブロック712、YES)、STAプロトコル実行部(例えば、例示的なSTAプロトコル実行部108b)は、対応するSTA(例えば、例示的なSTA110c)とのサブチャネル固有チャネル推定プロトコルを実行する(ブロック714)。サブチャネル固有チャネル推定プロトコルは、指定されたSTAが、例示的なAP106a~cからの周波数インターリーブドチャネルを推定するよう指示されることを除き、部録712のチャネル推定プロトコルである。
ブロック716で、例示的なインタフェース210は、例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上からのフィードバック(例えば、チャネル推定フィードバック、ビームフォームフィードバック、等)を、例示的なサーバ102へ送信する。このように、例示的なサーバ102は、フィードバックに基づき共同送信をスケジューリングできる。ブロック718で、例示的なインタフェース210は、例示的なサーバ102から共同送信スケジューリングを受信する。ブロック720で、例示的なインタフェース210は、受信した共同送信スケジューリングに従い動作するよう、アプリケーションプロセッサ(例えば、図12の例示的なアプリケーションプロセッサ1210)に命令する。
図8は、図7のブロック708と関連して上述したような、共同送信スケジューリングプロトコルのために例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上からビームフォームフィードバック報告を引き出すために、図2の例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つ以上により実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート708を示す。更に、図8は、APからの要求に応答して、BFフィードバック報告を生成するために、例示的なSTAフィードバック生成部112a、112b、112cにより実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート810を示す。図8のフローチャート708、810は図1の例示的な環境100の1つ以上の例示的なSTAプロトコル実行部108a~c及び/又は1つ以上のSTAフィードバック生成部112a~cに関連して記載されるが、命令は、任意の無線通信環境における任意のAP又はSTAフィードバック生成部により実行されてよい。
上述のように、例示的なAP106a~cの各APは、1つずつ、TDMA方式でNDPを送信する。その結果、共同送信に対応する各STA(例えば例示的なSTA110c)は、BFフィードバック報告を、1つずつ、例示的なAP106a~cへ送信する。従って、ブロック800で、例示的なパケット生成部214は、ビームフォームフィードバック報告要求に対応するNDPを生成する。ブロック802で、例示的なSTA110bの例示的なインタフェース210は、(例えば、各APがNDPを1つずつ送信することを保証するために)例えば、共同送信プロトコル開始のタイミングプロトコル(例えば、NC-JT NDP宣言)に基づき、ヌルデータパケットを例示的なSTA110cへ送信する。例示的なSTA110cがBFフィードバック報告を生成した後に、更に後述するように、例示的なインタフェース220は、共同送信に対応する1つ以上のSTA(例えば、例示的なSTA110c)からBFフィードバック報告を受信する(ブロック804)。ブロック804で、処理は図7のブロック710に戻る。
ブロック812で、例示的なAP106bの例示的なSTAプロトコル実行部108bがNDPを送信した後に、例示的なSTAフィードバック生成部112bの例示的なインタフェース220は、(例えば、図12の例示的な無線アーキテクチャを介して)例示的なAP106bからNDPを受信する。ブロック814で、例示的な接続分析部222は、NDPに基づき、BFフィードバックデータを決定する。例えば、接続分析部222は、チャネルを測定し、BFベクトルを計算し、計算したベクトルを量子化してよい。ブロック816で、例示的なパケット生成部224は、BFフィードバックデータに基づきBFフィードバック報告を生成する。ブロック818で、例示的なインタフェース220は、例示的なAP106bへBFフィードバック報告を送信する。
図9は、図7のブロック712と関連して上述したような、共同送信スケジューリングプロトコルのために例示的なSTA110a~cのうちの1つ以上からチャネル推定フィードバックを引き出すために、図2の例示的なSTAプロトコル実行部108a~cのうちの1つ以上により実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート712を示す。更に、図9は、APからの要求に応答して、チャネル推定フィードバック報告を生成するために、例示的なSTAフィードバック生成部112a、112b、112cにより実行されてよい例示的な機械可読命令を表す例示的なフローチャート910を示す。図8のフローチャート712、910は図1の例示的な環境100の1つ以上の例示的なSTAプロトコル実行部108a~c及び/又は1つ以上のSTAフィードバック生成部112a~cに関連して記載されるが、命令は、任意の無線通信環境における任意のAP又はSTAフィードバック生成部により実行されてよい。
上述のように、各APは、P-Matrixを適用することにより、自身の接続されたSTA又は接続される見込みのあるSTAにトレーニングを提供する。チャネル化を決定するために、例示的なAP106a~cの各々は、同時に(例えば、タイミングプロトコルに基づき)及びAPネットワーク104内の他のAPと協調して、チャネル化のためのトレーニングフィールドを送信する。上述のように、例示的なサーバ102は、AP104のネットワークを調整するために、APネットワーク104に渡りP-Matrixコードを提供する。従って、ブロック900で、例示的なパケット生成部214は、チャネル推定のためのP-Matrixコードによりトレーニングフィールドを生成する。ブロック902で、例示的なインタフェース210は、トレーニングフィールドを接続されるSTA及び/又は共同送信に対応する見込みSTA(例えば、STA110c)に送信する。例示的なSTA110cがチャネル推定に対応するCQIフィードバック報告を生成した後に、更に後述するように、例示的なインタフェース220は、例示的な110cからフィードバック報告を受信する(ブロック904)。ブロック904で、処理は図7のブロック714に戻る。
ブロック912で、例示的なAP106bの例示的なSTAプロトコル実行部108bがトレーニングフィールドを送信した後に、例示的なSTAフィードバック生成部112bの例示的なインタフェース220は、トレーニングフィールドを受信する。ブロック914で、例示的な接続分析部222は、トレーニングフィールド(例えば及びP-Matrix)に基づきチャネルを推定する。ブロック916で、例示的なパケット生成部224は、チャネル推定に基づきフィードバック(例えば、CQIフィードバック)報告を生成する。ブロック918で、例示的なインタフェース220は、要求側APへフィードバック報告を送信する。
図10は、グループ化プロトコルに対応するデータの取得を開始するための、例示的なタイミングプロトコル図、及びサーバ102により図1のAPネットワーク104へ送信され得る例示的な協調ビームフォームヌルデータパケット宣言1002を示す。例示的なタイミングプロトコル図1000に示すように、例示的なサーバ102は、APネットワーク104へCBF NDP宣言1002を送信する。例示的なタイミングプロトコル1000では、第1の例示的なAP106aは、応答(例えば、チャネルシーケンス指示子(channel sequence indicator(CSI)))を引き出すために、第1の例示的なSTA110aへNDPを送信する。図10の例では、例示的なAPは、測定を実行するようSTA110に伝えるために、トリガフレームを送信する。代替として、タイミング情報は、NDPに含まれてよい。処理はAP毎に続く。図10の例示的なヌルデータパケット宣言1002は、フレーム制御、受信側アドレス(receiver address(RA))、送信側アドレス(transmitter address(TA))、サウンドシーケンス情報(sound sequencing information)、フィードバック報告種類(例えば、RSSI、SNR、BF、CQI、等)、及び各AP及び/又はSTAに対応する情報、に対応する複数のフレームを含む。例示的なCBF NDP宣言1002は特定の順序で特定のフィールドと共に図示されたが、フレームが追加され、除去され、又は並べ替えられてよい。
図11は、グループ化プロトコルに対応するデータの取得を開始するための、例示的なタイミングプロトコル図1100、及びサーバ102により図1のAPネットワーク104へ送信され得る例示的な共同送信ヌルデータパケット宣言1102を示す。例示的なタイミングプロトコル図1100に示すように、例示的なサーバ102は、APネットワーク104へJT NDP宣言1002を送信する。例示的なタイミングプロトコル1100では、第1の例示的なAP106aは、応答(例えば、チャネルシーケンス指示子(channel sequence indicator(CSI)))を引き出すために、第1の例示的なSTA110aへNDPを送信する。図11の例では、例示的なAPは、測定を実行するようSTA110に伝えるために、トリガフレームを送信する。代替として、タイミング情報は、NDPに含まれてよい。処理はAP毎に続く。図11の例示的なヌルデータパケット宣言1102は、フレーム制御、受信側アドレス(receiver address(RA))、送信側アドレス(transmitter address(TA))、サウンドシーケンス情報(sound sequencing information)、フィードバック報告種類(例えば、RSSI、SNR、BF、CQI、等)、及び各AP及び/又はSTAに対応する情報、に対応する複数のフレームを含む。例示的なJT NDP宣言1102は特定の順序で特定のフィールドと共に図示されたが、フレームが追加され、除去され、又は並べ替えられてよい。
図12は、図1の例示的なAP126a~c及び/又は例示的なSTA130a~cのうちのいずれか1つに実装されてよい、幾つかの実施形態による無線アーキテクチャ1200のブロック図である。無線アーキテクチャ1200は、無線フロントエンドモジュール(front-end module(FEM))回路1204a~b、無線IC回路1206a~b、及びベースバンド処理回路1208a~bを含んでよい。図示のような無線アーキテクチャ1200は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)機能及びBluetooth(BT)機能の両方を含むが、実施形態はそのように限定されない。本開示では、「WLAN」及び「Wi-Fi」は同義的に使用される。
FEM回路1204a~bは、WLAN又はWi-Fi FEM回路1204a及びBluetooth(BT)FEM回路1204bを含んでよい。WLAN FEM回路1204aは、回路を含む受信信号パスを含んでよい。該回路は、1つ以上のアンテナ1201から受信したWLAN RF信号に対して動作し、受信した信号を増幅し、及び更なる処理のために、受信した信号の増幅したバージョンをWLAN無線IC回路1206aに提供するよう構成される。BT FEM回路1204bは、回路を含み得る受信信号パスを含んでよい。該回路は、1つ以上のアンテナ1201から受信したBT RF信号に対して動作し、受信した信号を増幅し、及び更なる処理のために、受信した信号の増幅したバージョンをBT無線IC回路1206bに提供するよう構成される。FEM回路1204aは、回路を含み得る送信信号パスも含んでよい。該回路は、アンテナ1201のうちの1つ以上により無線送信するために、無線IC回路1206aにより提供されたWLAN信号を増幅するよう構成される。更に、FEM回路1204bは、回路を含み得る送信信号パスも含んでよい。該回路は、1つ以上のアンテナにより無線送信するために、無線IC回路1206bにより提供されたBT信号を増幅するよう構成される。図12の実施形態では、FEM1204a及びFEM1204bは、互いに別個であるとして示されたが、実施形態はそのように限定されず、それらの範囲には、WLAN及びBT信号の両方のための送信パス及び/又は受信パスを含むFEM(図示しない)の使用、又はFEM回路のうちの少なくとも幾つかがWLAN及びBT信号の両方の送信及び/又は受信信号パスを共有する1つ以上のFEM回路の使用を含む。
図示のような無線IC回路1206a~bは、WLAN無線IC回路1206a及びBT無線IC回路1206bを含んでよい。WLAN無線IC回路1206aは、受信信号パスを含んでよい。該受信信号パスは、FEM回路1204aから受信したWLAN RF信号をダウンコンバートしベースバンド信号をWLANベースバンド処理回路1208aに提供する回路を含んでよい。一方、BT無線IC回路1206bは、受信信号パスを含んでよい。該受信信号パスは、FEM回路1204bから受信したBT RF信号をダウンコンバートしベースバンド信号をBTベースバンド処理回路1208bに提供する回路を含んでよい。WLAN無線IC回路1206aは、送信信号パスも含んでよい。該送信信号パスは、WLANベースバンド処理回路1208aにより提供されたWLANベースバンド信号をアップコンバートし、1つ以上アンテナ1201による後の無線送信のために、WLAN RF出力信号をFEM回路1204aに提供する。BT無線IC回路1206bは、送信信号パスも含んでよい。該送信信号パスは、BTベースバンド処理回路1208bにより提供されたBTベースバンド信号をアップコンバートし、1つ以上アンテナ1201による後の無線送信のために、BT RF出力信号をFEM回路1204bに提供する。図12の実施形態では、無線IC回路1206a及び1206bは、互いに別個であるとして示されたが、実施形態はそのように限定されず、それらの範囲には、WLAN及びBT信号の両方のための送信信号パス及び/又は受信信号パスを含む無線IC回路(図示しない)の使用、又は無線IC回路のうちの少なくとも幾つかがWLAN及びBT信号の両方の送信及び/又は受信信号パスを共有する1つ以上の無線IC回路の使用を含む。
ベースバンド処理回路1208a~bは、WLANベースバンド処理回路1208a及びBTベースバンド処理回路1208bを含んでよい。WLANベースバンド処理回路1208aは、例えば、WLANベースバンド処理回路1208aの高速フーリエ変換または逆高速フーリエ変換ブロック(図示しない)の中にRAMアレイのセットのようなメモリを含んでよい。WLANベースバンド回路1208a及びBTベースバンド回路1208bの各々は、1つ以上のプロセッサ及び制御ロジックを更に含み、無線IC回路1206a~bの対応するWLAN又はBT受信信号パスから受信した信号を処理し、及び更に無線IC回路1206a~bの送信信号パスのために対応するWLAN又はBT受信信号パスベースバンド信号を生成してよい。ベースバンド処理回路1208a及び1208bの各々は、物理層(physical layer(PHY))及び媒体アクセス制御層(medium access control layer(MAC))回路を更に含んでよく、ベースバンド信号の生成及び処理のために及び無線IC回路1206a~bの動作を制御するために、リンクアグリゲータ124と更にインタフェースしてよい。
図12を更に参照し、図示の実施形態によると、WLAN-BT共存回路1213は、WLANベースバンド回路1208aとBTベースバンド回路1208bとの間のインタフェースを提供するロジックを含み、WLANとBTの共存を必要とする使用例を可能にしてよい。更に、アプリケーションの必要に応じてWLANとBT無線との間の切り替えを可能にするために、スイッチ1203が、WLAN FEM回路1204aとBT FEM回路1204bとの間に設けられてよい。更に、アンテナ1201はそれぞれWLAN FEM回路1204a及びBT FEM回路1204bに接続されるとして示されるが、実施形態は、それらの範囲に、WLAN FEMとBE FEMとの間のような1つ以上のアンテナの共有、又はFEM1204a若しくは1204bの各々に接続された1つより多くの提供を含む。
幾つかの実施形態では、フロントエンドモジュール回路1204a~b、無線IC回路1206a~b、及びベースバンド処理回路1208あ~bは、ワイヤレス無線カード1202のような単一の無線カード上に設けられてよい。幾つかの他の実施形態では、1つ以上のアンテナ1201、FEM回路1204A~B、及び無線IC回路1206a~bは、単一の無線カード上に設けられてよい。幾つかの他の実施形態では、無線IC回路1206a~b及びベースバンド処理回路1208a~bは、単一チップ又はIC1212のような集積回路(IC)上に設けられてよい。
幾つかの実施形態では、ワイヤレス無線カード1202は、WLAN無線カードを含んでよく、Wi-Fi通信のために構成されてよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。これらの実施形態のうちの幾つかでは、無線アーキテクチャ1200は、直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexed(OFDM))又は直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access(OFDMA))通信信号を、マルチキャリア通信チャネルを介して受信及び送信するよう構成されてよい。OFDM又はOFDMA信号は、複数の直交サブキャリアを含んでよい。
これらのマルチキャリアの実施形態のうちの幾つかでは、無線アーキテクチャ1200は、無線アクセスポイント(access point(AP))、基地局、又はWi-Fi装置を含むモバイル装置のような、Wi-Fi通信局(station(STA)s)の部分であってよい。これらの実施形態のうちの幾つかでは、無線アーキテクチャ1200は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11n-2009、IEEE802.11-2012、IEEE802.11-2016、802.11n-2009、802.11ac、802.11ah、802.11ad、802.11ay、及び/又は802.11ax標準を含むIEEE標準、及び/マスaaWLANのために提案された仕様のような、特定の通信標準及び/又はプロトコルに従い信号を送信及び受信するよう構成されてよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。無線アーキテクチャ1200は、他の技術及び標準に従い、通信を送信及び/又は受信するのにも適してよい。
幾つかの実施形態では、無線アーキテクチャ1200は、IEEE802.11ax標準に従い高効率Wi-Fi(high-efficiency Wi-Fi (HEW))通信のために構成されてよい。これらの実施形態では、無線アーキテクチャ1200は、OFDMA技術に従い通信するよう構成されてよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。
幾つかの他の実施形態では、無線アーキテクチャ1200は、粗スペクトル変調(例えば、直接シーケンス符号分割多元接続(direct sequence code division multiple access(DS-CDMA))、及び/又は周波数ホッピング符号分割多元接続(frequency hopping code division multiple access (FH-CDMA)))、時分割多重(time-division multiplexing(TDM))変調、及び/又は周波数分割多重(frequency-division multiplexing(FDM))変調のような1つ以上の他の変調技術を用いて送信された信号を送信し及び受信するよう構成されてよい。
幾つかの実施形態では、図12に更に示すように、BTベースバンド回路1208aは、Bluetooth、Bluetooth14.0又はBluetooth12.0のようなBluetooth(BT)接続標準、又はBluetooth標準の任意の他の反復に従ってよい。図12の例について示すようなBT機能を含む実施形態では、無線アーキテクチャ1200は、BT同期接続指向(synchronous connection oriented(SCO))リンク及び/又はBT低エネルギ(BT low energy(BT LE))リンクを確立するよう構成されてよい。機能を含む実施形態のうちの幾つかでは、無線アーキテクチャ1200は、BT通信のために拡張SCO(extended SCO(eSCO))リンクを確立するよう構成されてよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。BT機能を含むこれらの実施形態のうちの幾つかでは、無線アーキテクチャは、BT非同期コネクションレス(Asynchronous Connection-Less(ACL))通信に従事するよう構成されてよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。幾つかの実施形態では、図12に示すように、BT無線カード及びWLAN無線カードの機能は、単一のワイヤレス無線カード1202のような単一のワイヤレス無線カード上で結合されてよいが、実施形態は、そのように限定されず、それらの範囲は個別WLAN及びBT無線カードを含む。
幾つかの実施形態では、無線アーキテクチャ1200は、セルラ(例えば、LTEのような5GPP、LTE-Advanced、又は7G通信)のために構成されたセルラ無線カードのような他の無線カードを含んでよい。
幾つかのIEEE802.11の実施形態では、無線アーキテクチャ1200は、約900MHz、2.4GHz、5GHzの中心周波数を有する帯域幅、及び約2MHz、4MHz、5MHz、5.5MHz、6MHz、8MHz、10MHz、20MHz、40MHz、80MHz(隣接帯域幅を有する)、又は80+80MHz(160MHz)(非隣接帯域幅を有する)、を含む種々のチャネル帯域幅上の通信のために構成されてよい。幾つかの実施形態では、920MHzチャネル帯域幅が使用されてよい。しかしながら、実施形態の範囲は、上述の中心周波数に関して限定されない。
図13は、幾つかの実施形態によるWLAN FEM回路1204aを示す。図13の例は、WLAN FEM回路1204aに関連して記載され、図13の例は、例示的なBT FEM回路1204b(図12)と関連して記載されるが、他の回路構成も適切であってよい。
幾つかの実施形態では、FEM回路1204aは、送信モードと受信モード動作の間を切り替えるTX/RXスイッチ1302を含んでよい。FEM回路1204aは、受信信号パス及び送信信号パスを含んでよい。FEM回路1204aの受信信号パスは、低雑音増幅器(low-noise amplifier(LNA))1306を含んでよい。LNA1306は、受信RF信号1303を増幅し、増幅した受信信号1307を出力として(例えば、無線IC回路1206a~b(図12)へ)提供する。回路1204aの送信信号パスは、(例えば、無線IC回路1206a~bにより提供される)入力RF信号1309を増幅する電力増幅器(power amplifier(PA))と、例示的なデュプレクサ1314を介する(例えばアンテナ1201(図12)のうちの1つ以上による)後の送信のためにRF信号1315を生成する帯域通過フィルタ(band-pass filter(BPF))、低域通過フィルタ(low-pass filter (LPF))又は他の種類のフィルタのような1つ以上のフィルタ1312と、を含んでよい。
Wi-Fi通信の幾つかのデュアルモードの実施形態では、FEM回路1204aは、2.4GHz周波数スペクトル又は12GHz周波数スペクトルのいずれかで動作するよう構成されてよい。これらの実施形態では、FEM回路1204aの受信信号パスは、信号を各スペクトルから分離する受信信号パスデュプレクサ1304を含んでよく、並びに図示のようにスペクトル毎に別個のLNA1306を設けてよい。これらの実施形態では、FEM回路1204aの送信信号パスも、電力増幅器1310と、BPF、LPF、又は他の種類のフィルタのような、1つ以上のアンテナ1201(図12)のうちの1つ以上による後の送信のために信号送信パスに異なるスペクトルのうちの1つの信号を提供する周波数スペクトル毎のフィルタ1312と、を含んでよい。幾つかの実施形態では、BT通信は、2.4GHz信号パスを利用してよく、WLAN通信のために使用されるもののような同じFEM回路1204aを利用してよい。
図14は、幾つかの実施形態による無線IC回路1206aを示す。無線IC回路1206aは、WLAN又はBT無線IC回路1206a/1206b(図12)としての使用に適し得る回路の一例であるが、他の回路構成も適してよい。代替として、図14の例は、例示的なBT無線IC回路1206bに関連して記載され得る。
幾つかの実施形態では、無線IC回路1206aは、受信信号パス及び送信信号パスを含んでよい。無線IC回路1206aの受信信号パスは、例えば、ダウンコンバージョンミキサ回路、増幅回路1406、及びフィルタ回路1408のような少なくともミキサ回路1402を含んでよい。無線IC回路1206aの送信信号パスは、少なくともフィルタ回路1412と、例えばアップコンバージョンミキサ回路のようなミキサ回路1414と、を含んでよい。無線IC回路1206aは、ミキサ回路1402及びミキサ回路1414による使用のために周波数1405を合成する合成回路1404も含んでよい。ミキサ回路1402及び/又は1414は、幾つかの実施形態によると、それぞれ直接返還機能を提供するよう構成されてよい。後者の種類の回路は、標準的なスーパーへテロダインミキサ回路と比べて遙かに単純なアーキテクチャを提示し、同様に引き起こされる任意のフリッカノイズは、例えばOFDM変調の使用を通じて軽減され得る。図14は、無線IC回路の簡略バージョンのみを示し、図示されないが、図示の回路の各々が1つより多くのコンポーネントを含み得る実施形態を含み得る。例えば、ミキサ回路1414は、それぞれ1つ以上のミキサを含んでよく、フィルタ回路1408及び/又は1412は、それぞれ、適用の必要に従い1つ以上のBPF及び/又はLPFのような1つ以上のフィルタを含んでよい。例えば、ミキサ回路は、直接変換型であるとき、それぞれ2つ以上のミキサを含んでよい。
幾つかの実施形態では、ミキサ回路1402は、合成回路1404により提供される合成周波数1405に基づき、FEM回路1204a~b(図12)から受信したRF信号1307をダウンコンバートする用構成されてよい。増幅回路1406は、ダウンコンバートされた信号を増幅するよう構成されてよく、フィルタ回路1408は、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して、出力ベースバンド信号1407を生成するよう構成されるLPFを含んでよい。出力ベースバンド信号1407は、更なる処理のためにベースバンド処理回路1208a~b(図12)に提供されてよい。幾つかの実施形態では、出力ベースバンド信号1407は、ゼロ周波数ベースバンド信号であってよいが、これは要件ではない。幾つかの実施形態では、ミキサ回路1402は、受動型ミキサを含んでよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。
幾つかの実施形態では、ミキサ回路1414は、合成回路1404により提供される合成周波数1405に基づき、入力ベースバンド信号1411をアップコンバートして、FEM回路1204a~bのためにRF出力信号1309を生成するよう構成されてよい。ベースバンド信号1411は、ベースバンド処理回路1208a~bにおより提供されてよく、フィルタ回路1412によりフィルタリングされてよい。フィルタ回路1412は、LPF又はBPFを含んでよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。
幾つかの実施形態では、ミキサ回路1402及びミキサ回路1414は、それぞれ、2つ以上のミキサを含んでよく、合成部1494の助けによりそれぞれ直交ダウンコンバージョン及び/又はアップコンバージョンのために構成されてよい。幾つかの実施形態では、ミキサ回路1402及びミキサ回路1414は、それぞれ、画像除去(例えばHartley image rejection)のためにそれぞれ構成される2つ以上のミキサを含んでよい。幾つかの実施形態では、ミキサ回路1402及びミキサ回路1414は、それぞれ直接ダウンコンバージョン及び/又は直接アップコンバージョンのために構成されてよい。幾つかの実施形態では、ミキサ回路1402及びミキサ回路1414は、スーパーへテロダイン動作のために構成されてよいが、これは要件ではない。
ミキサ回路1402は、一実施形態によると、(例えば、同相(I)及び直交位相(Q)パスのための)直交受動(パッシブ)ミキサを含んでよい。このような実施形態では、図14からのRF入力信号1307は、ベースバンドプロセッサへ送信されるべきI及びQベースバンド出力信号を提供するために、ダウンコンバートされてよい。
直交受動ミキサは、合成部1404(図14)のLO周波数1405のようなローカル発信器又は合成部からLO周波数(fLO)を受信するよう構成されてよい直交回路により提供される0~90度の時間変化LO切り替え信号により駆動されてよい。幾つかの実施形態では、LO周波数は、キャリア周波数であってよく、他の実施形態では、LO周波数は、キャリア周波数の一部(例えば、2分の1キャリア周波数、3分の1キャリア周波数)であってよい。幾つかの実施形態では、0~90度時間変化切り替え信号は、合成部により生成されてよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。
幾つかの実施形態では、LO信号はデューティサイクル(LO信号がHighである1周期の割合)及び/又はオフセット(周期の開始点同士の差)が異なってよい。幾つかの実施形態では、LOシングの右派、85%デューティサイクル及び80%オフセットを有してよい。幾つかの実施形態では、ミキサ回路の各ブランチ(例えば、同相(I)及び直交位相(Q)パス)は、80%デューティサイクルで動作してよく、これは、電力消費において有意な低減をもたらし得る。
入力信号1307(図13)は、平衡信号を含んでよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。I及びQベースバンド出力信号は、増幅回路1406(図14)のような低雑音増幅器に又はフィルタ回路1408(図14)に提供されてよい。
幾つかの実施形態では、出力ベースバンド信号1407及び入力ベースバンド信号1411は、アナログベースバンド信号であってよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。幾つかの代替の実施形態では、出力ベースバンド信号1407及び入力ベースバンド信号1411は、デジタルベースバンド信号であってよい。これらの代替の実施形態では、無線IC回路は、アナログ-デジタル変換(analog-to-digital converter(ADC))及びデジタル-アナログ変換(digital-to-analog converter(DAC))回路を含んでよい。
幾つかのデュアルモード実施形態では、別個の無線IC回路は、スペクトル毎に又はここで言及されない他のスペクトルのために、信号を処理するために設けられてよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されない。
幾つかの実施形態では、合成回路1404は、分数N合成、又は分数N/N+1合成部であってよいが、実施形態の範囲はこれに関して限定されず、他の種類の周波数合成部が適してよい。例えば、合成回路1404は、デルタ-シグマ合成部、周波数マルチプレクサ、又は周波数分周器を有する位相ロックループを含む合成部であってよい。幾つかの実施形態によると、合成回路1404は、デジタル合成回路を含んでよい。デジタル合成回路の利点は、依然として幾つかのアナログコンポーネントを含むが、その面積はアナログ合成回路の面積よりも遙かに縮小され得る。幾つかの実施形態では、合成回路1404への周波数入力は、電圧制御発信器(voltage controlled oscillator(VCO))により提供されるが、これは要件ではない。分周器制御入力は、所望の出力周波数1405に依存してベースバンド処理回路1208a~b(図12)により更に提供されてよい。幾つかの実施形態では、分周器制御入力(例えば、N)は、例示的なアプリケーションプロセッサ1210により決定された又は指示されたチャネル番号及びチャネル中心周波数に基づき(Wi-Fiカード内の)ルックアップテーブルから決定されてよい。アプリケーションプロセッサ1210は、(例えば、例示的な無線アーキテクチャがどの装置に実装されるかに依存して)例示的なAPプロトコル実行部108a~cのうちの1つ及び/又は例示的なSTAフィードバック生成部112a~cのうちの1つに、含まれ又は接続されてよい。
幾つかの実施形態では、合成回路1404は、出力周波数1405としてキャリア周波数を生成するよう構成されてよく、他の実施形態では、出力周波数1405は、キャリア周波数の一部(例えば、2分の1キャリア周波数、3分の1キャリア周波数)であってよい。幾つかの実施形態では、出力周波数1405は、LO周波数(fLO)であってよい。
図15は、幾つかの実施形態による、ベースバンド処理回路1208aの部分ブロック図を示す。ベースバンド処理回路1208aは、ベースバンド処理回路1208(図12)としての使用に適し得る回路の一例であるが、他の回路構成も適してよい。代替として、図15の例は、図12の例示的なBTベースバンド処理回路1208bを実装するために使用されてよい
Tベースバンド処理回路1208bは、無線IC回路1206a~b(図12)により提供される受信ベースバンド処理信号1409を処理する受信ベースバンドプロセッサ(RX BBP)1502と、無線IC回路1206a~bのために送信ベースバンド信号1411を生成する送信ベースバンドプロセッサ(TX BBP)1504と、を含んでよい。ベースバンド処理回路1208aは、ベースバンド処理回路1208aの動作を調整する制御ロジック1506も含んでよい。
幾つかの実施形態(例えば、アナログベースバンド信号がベースバンド処理回路1208a~bと無線IC回路1206a~bとの間で交換されるとき)、ベースバンド処理回路1208aは、無線IC回路1206a~bから受信したアナログベースバンド信号1509をRX BBP1502による処理のためにデジタルベースバンド信号に変換するADC1510を含んでよい。これらの実施形態では、ベースバンド処理回路1208aは、TX BBP1504からのデジタルベースバンド信号をアナログベースバンド信号1511に変換するDAC1512も含んでよい。
例えばベースバンドプロセッサ1208aを通じるような、OFDM信号またはOFDMA信号を通信する幾つかの実施形態では、送信ベースバンドプロセッサ1504は、逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transform(IFFT))を実行することにより送信のために適切なOFDM又はOFDMA信号を生成するよう構成されてよい。受信ベースバンドプロセッサ1502は、FFTを実行することにより、受信OFDM信号又はOFDMA信号を処理するよう構成されてよい。幾つかの実施形態では、受信ベースバンドプロセッサ1502は、自己相関を実行することによりOFDM信号又はOFDMA信号の存在を検出し、ショートプリアンブルのようなプリアンブルを検出し、相互相関を実行することにより、ロングプリアンブルを検出するよう構成されてよい。プリアンブルは、Wi-Fi通信のための所定のフレーム構造の部分であってよい。
図12に戻ると、幾つかの実施形態では、アンテナ1201(図12)は、それぞれ、例えばダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストリップアンテナ、又はRF信号の送信に適する他の種類のアンテナを含む、1つ以上の指向性又は全方向性アンテナを含んでよい。幾つかのMIMO(multiple-input multiple-output)実施形態では、アンテナは、空間ダイバーシティ及び結果として生じる異なるチャネル特性を利用して、効率的に分離されてよい。アンテナ1201は、それぞれ位相アレイアンテナのセッテオを含んでよいが、実施形態はそのように限定されない。
無線アーキテクチャ1200は、幾つかの別個の機能要素を有するとして図示されたが、機能要素のうちの1つ以上は、結合されてよく、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含む処理要素のようなソフトウェア構成要素の結合、及び/又は他のハードウェア要素により実装されてよい。例えば、幾つかの要素は、1つ以上のマイクロプロセッサ、DSP、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、無線周波数集積回路(RFIC)、及び少なくともここに記載の機能を実行するための種々のハードウェア及び論理回路の組み合わせを含んでよい。幾つかの実施形態では、昨日要素は、1つ以上の処理要素上で実行する1つ以上の処理を表してよい。
図16は、図3の例示的なサーバ102、例示的なAPプロトコル実行部108a~c、及び/又は例示的なSTAフィードバック生成部112a~cのうちのいずれか1つ又は組み合わせを実装するために図3~9の命令を実行するよう構成される例示的なプロセッサプラットフォーム1600のブロック図である。プロセッサプラットフォーム1600は、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、自己学習機械(例えば、ニューラルネットワーク)、モバイル装置(例えば、携帯電話機、スマートフォン、iPad(登録商標)のようなタブレット)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、インターネット機器、DVDプレイヤ、CDプレイヤ、デジタルビデオレコーダ、ブルーレイプレイヤ、ゲーム端末、パーソナルビデオレコーダ、セットトップボックス、ヘッドセット、又は他のウェアラブル装置、又は任意の他の種類のコンピューティング装置であり得る。
図示の例のプロセッサプラットフォーム1600は、プロセッサ1612を含む。図示の例のプロセッサ1612は、ハードウェアである。例えば、プロセッサ1612は、1つ以上の集積回路、論理回路、マイクロプロセッサ、GPU、DSP、又は任意の所望のファミリ又は製造者からの制御部により実装できる。ハードウェアプロセッサは、半導体に基づく(シリコンに基づく)装置であってよい。本例では、例示的なプロセッサ1612は、例示的なインタフェース200、例示的な順序付け部202、例示的な通信スケジューラ204、例示的案ネットワーク特性部206、例示的なプロトコル選択部208、例示的なインタフェース210、例示的な命令プロセッサ212、例示的なパケット生成部214、例示的なインタフェース220、例示的な接続分析部222、及び/又は例示的なパケット生成部224、のうちのいずれか1つ又は組み合わせを実装するために使用されてよい。
図示の例のプロセッサ1612は、ローカルメモリ1613(例えば、キャッシュ)を含む。図示の例のプロセッサ1612は、揮発性メモリ1614及び不揮発性メモリ1616を含むメインメモリと、バス1618を介して通信する。揮発性メモリ1614は、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous Dynamic Random Access Memory(SDRAM))、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory(DRAM))、RAMBUS(登録商標)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM(登録商標))、及び/又は任意の他の種類のランダムアクセスメモリ素子により実装されてよい。不揮発性メモリ1616は、フラッシュメモリ及び/又は任意の他の所望の種類のメモリ素子により実装されてよい。メインメモリ1614、1616へのアクセスは、メモリ制御部により制御される。
図示の例のプロセッサプラットフォーム1600は、インタフェース回路1620も含む。インタフェース回路1620は、Ethernetインタフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)、Bluetooth(登録商標)インタフェース、近距離通信(near field communication(NFC))インタフェース、及び/又はPCI Expressインタフェースのような、任意の種類のインタフェース規格により実装されてよい。
図示の例では、1つ以上の入力装置1622は、インタフェース回路1620に接続される。入力装置1622は、ユーザがデータ及び/又はコマンドをプロセッサ1612に入力できるようにする。入力装置は、例えば、キーボード、ボタン、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、及び/又はイソポイント(isopoint)により実装できる。
1つ以上の出力装置1624は、図示の例のインタフェース回路1620にも接続される。出力装置1624は、例えば、ディスプレイ装置(例えば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管ディスプレイ(CRT)、IPS(in-place switching)ディスプレイ、タッチスクリーン、等)、触覚出力装置、プリンタ、及び/又はスピーカにより実装できる。図示の例のインタフェース回路1620は、従って、標準的に、グラフィックドライバカード、グラフィックドライバチップ、及び/又はグラフィックドライバプロセッサを含む。
図示の例のインタフェース回路1620は、ネットワーク1626を介して外部装置(例えば、任意の種類のコンピューティング装置)とのデータ交換を実現するために、送信機、受信機、トランシーバ、モデム、ホームゲートウェイ、無線アクセスポイント、及び/又はネットワークインタフェースのような通信装置も含む。通信は、例えば、Ethernet接続、デジタル加入者線(DSL)接続、電話線接続、同軸ケーブルシステム、衛星システム、高低線無線システム、セルラ電話システム、等により可能である。
図示の例のプロセッサプラットフォーム1600は、ソフトウェア及び/又はデータを格納する1つ以上の大容量記憶装置1628も含む。このような大容量記憶装置1628の例は、フロッピーディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、RAID(redundant array of independent disks)システム、及びデジタルバーサタイルディスク(DVD)ドライブを含む。
図3~9の機械実行可能命令1632は、大容量記憶装置1628に、揮発性メモリ1614に、不揮発性メモリ1616に、及び/又はCD又はDVDのような取り外し可能な非一時的コンピュータ可読記憶媒体に、格納されてよい。
例1は、グループ化プロトコルを実行する機器であって、
接続分析部であって、
第1局において、第2局からの信号に基づき、信号測定を実行し、
前記信号測定が閾値を超えるとき、前記第1局を前記第2局と共にグループ化する、接続分析部と、
前記グループ化に基づきアクセスポイントと前記第1局との間の通信をスケジューリングするために、前記グループ化の指示を前記アクセスポイント、サーバへ送信するインタフェースと、
を含む機器を含む。
例2は、前記信号測定は、受信信号強度測定値、又は信号対雑音比測定値、のうちの少なくとも1つである、例1に記載の機器を含む。
例3は、前記接続分析部は、前記信号測定が前記閾値を超えないとき、前記測定を破棄する、例1に記載の機器を含む。
例4は、前記グループ化は、前記第1局及び前記第2局が互いに閾距離内に存在することに対応する、例1に記載の機器を含む。
例5は、前記通信は第1通信であり、前記サーバは、異なる時間又は異なる周波数のうちの少なくとも一方で、前記第1局のために前記第1通信をスケジューリングし、前記第2局のために第2通信をスケジューリングする、例1に記載の機器を含む。
例6は、前記アクセスポイントは、前記サーバへ前記グループ化の前記指示を送信する、例1に記載の機器を含む。
例7は、前記インタフェースが第2チャネル上で情報を送信している間、前記接続分析部は、第1チャネル上で前記信号測定を実行する、例1に記載の機器を含む。
例8は、命令を有する有形コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、実行されると、プロセッサに、少なくとも、
第1局において、第2局からの信号に基づき、信号測定を実行させ、
前記信号測定が閾値を超えるとき、前記第1局を前記第2局と共にグループ化させ、
前記グループ化に基づきアクセスポイントと前記第1局との間の通信をスケジューリングするために、前記グループ化の指示を前記アクセスポイント、サーバへ送信させる、
コンピュータ可読記憶媒体を含む。
例9は、前記信号測定は、受信信号強度測定値、又は信号対雑音比測定値、のうちの少なくとも1つである、例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
例10は、前記命令は、前記信号測定が前記閾値を超えないとき、前記測定を破棄する、例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体、を含む。
例11は、前記グループ化は、前記第1局及び前記第2局が互いに閾距離内に存在することに対応する、例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体、を含む。
例12は、前記通信は第1通信であり、前記命令は、前記プロセッサに、異なる時間又は異なる周波数のうちの少なくとも一方で、前記第1局のために前記第1通信をスケジューリングさせ、前記第2局のために第2通信をスケジューリングさせる、例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
例13は、前記命令は、前記プロセッサに、前記グループ化の前記指示を前記サーバへ送信させる、例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体、を含む。
例14は、前記命令は、前記プロセッサに、前記インタフェースが第2チャネル上で情報を送信している間、第1チャネル上で前記信号測定を実行させる、例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
例15は、グループ化プロトコルを実行する方法であって、前記方法は、
第1局において、第2局からの信号に基づき信号測定を実行するステップと、
前記信号測定が閾値を超えるとき、前記第1局を前記第2局と共にグループ化するステップと、
前記グループ化に基づき、アクセスポイントと前記第1局との間の通信をスケジューリングするために、前記グループ化の指示を前記アクセスポイント、サーバへ送信するステップと、
を含む方法、を含む。
例16は、前記信号測定は、受信信号強度測定値、又は信号対雑音比測定値、のうちの少なくとも1つである、例15に記載の方法を含む。
例17は、前記接続分析部は、前記信号測定が前記閾値を超えないとき、前記測定を破棄する、例15に記載の方法、を含む。
例18は、前記グループ化は、前記第1局及び前記第2局が互いに閾距離内に存在することに対応する、例15に記載の方法、を含む。
例19は、前記通信は第1通信であり、前記サーバは、異なる時間又は異なる周波数のうちの少なくとも一方で、前記第1局のために前記第1通信をスケジューリングし、前記第2局のために第2通信をスケジューリングする、例15に記載の方法を含む。
例20は、前記サーバへ前記グループ化の前記指示を送信するステップを更に含む、例15に記載の方法を含む。
例21は、前記インタフェースが第2チャネル上で情報を送信している間、前記接続分析部は、第1チャネル上で前記信号測定を実行するステップを更に含む、例15に記載の方法を含む。
例22は、無線通信をスケジューリングするシステムであって、前記システムは、
第1アクセスポイントへ情報を送信することにより、グループ化プロトコルを開始するサーバと、
前記情報を受信することに応答して、前記受信した情報に基づき信号測定を実行するよう第1局に指示する前記第1アクセスポイントと、
前記第1局であって、
第2局からの信号に基づき前記信号測定を実行し、
前記信号測定が閾値を超えるとき、
前記第1局を前記第2局と共にグループ化し、
前記グループ化の指示を前記第1アクセスポイントへ送信し、前記サーバは、前記グループ化に基づき、前記第1アクセスポイントと前記第1局との間の通信をスケジューリングする、前記第1局と、
を含むシステムを含む。
例23は、前記信号測定は、受信信号強度測定値、又は信号対雑音比測定値、のうちの少なくとも1つである、例22に記載のシステムを含む。
例24は、前記接続分析部は、前記信号測定が前記閾値を超えないとき、前記測定を破棄する、例22に記載のシステムを含む。
例25は、前記情報を受信することに応答して、前記受信した情報に基づき第2信号測定を実行するよう前記第2局に指示する第2アクセスポイント、を更に含む例22に記載のシステムを含む。
例26は、前記サーバは、前記第1及び第2アクセスポイントを順序づける、例25に記載のシステムを含む。
例27は、前記第2局は、より高い順序の又はより低い順序のうちの少なくとも一方のアクセスポイントに対応するチャネル上で前記信号測定を実行することを控える、例26に記載のシステムを含む。
例28は、前記通信は、第1通信であり、前記サーバは、前記グループ化に基づき、第2アクセスポイントと前記第2局との間の第2通信をスケジューリングする、例22に記載のシステムを含む。
例29は、前記サーバは、異なる時間又は異なる周波数のうちの少なくとも一方で、前記第1通信及び前記第2通信をスケジューリングする、例28に記載のシステムを含む。
例30は、前記アクセスポイントは、前記サーバへ前記グループ化の前記指示を送信する、例22に記載のシステムを含む。
例31は、前記サーバは、前記第1アクセスポイント又は第2アクセスポイントのうちの少なくとも一方により実装される、例22に記載のシステム。
例32は、前記第1局は、第1チャネル上で信号測定を実行し、第2チャネル上でデータパケットを送信する、例22に記載のシステムを含む。
例33は、第2信号測定を第2チャネルで実行する第3局であって、
前記第2信号測定が前記閾値を超える場合、前記第1局を前記第3局と共にグループ化し、第2グループの第2指示を第3アクセスポイントへ送信し、
前記第2信号測定が前記閾値を超えない場合、前記第2信号測定を破棄する、第3局を更に含む例22に記載のシステムを含む。
例34は、共同送信プロトコルを実行する機器であって、
アクセスポイントのネットワークの中の2つ以上のアクセスポイントを用いて、局に対して、共同送信のための共同送信プロトコルを開始するインタフェースであって、前記の開始は、前記2つ以上のアクセスポイントからのフィードバックを要求することを含む、インタフェースと、
前記2つ以上のアクセスポイントからの前記フィードバックに基づき、前記共同送信のための空間ダイバーシティプロトコル又は空間多重化プロトコルを選択するプロトコル選択部と、
前記空間ダイバーシティ又は空間多重化プロトコルに基づき、前記局に前記共同送信のために、前記2つ以上のアクセスポイントの共同送信をスケジューリングする通信スケジューラと、
を含む機器を含む。
例35は、前記共同送信プロトコルは、MIMO(multiple input multiple output)プロトコル、MIMO及びビームフォーミングプロトコル、又はMIMO及び異なるサブバンド内のビームフォーミングプロトコルに対応する、例34に記載の機器を含む。
例36は、前記共同送信プロトコルが前記MIMO及び異なるサブバンド内のビームフォーミングプロトコルに対応するとき、前記2つ以上のアクセスポイントは、異なるサブバンドで同じデータを前記局へ送信する、例35に記載の機器を含む。
例37は、前記プロトコル選択部は、前記2つ以上のアクセスポイントの特性に基づき、前記共同送信プロトコルを選択する、例34に記載の機器を含む。
例38は、アクセスポイントのネットワークから受信した情報に基づき、前記特性を決定するネットワーク特性部を更に含む、例36に記載の機器を含む。
例39は、前記プロトコル選択部は、アクセスポイントの前記ネットワークの中の1つ以上のアクセスポイントと通信する各局から受信したビームフォーム報告に基づき、前記空間ダイバーシティプロトコル又は前記空間多重化プロトコルを選択する、例34に記載の機器を含む。
例40は、前記インタフェースは、前記2つ以上のアクセスポイントに前記共同送信プロトコルを送信する、例34に記載の機器を含む。
例41は、前記共同送信は、前記2つ以上のアクセスポイントを用いて前記局に冗長(duplicated)データを送信することに対応する、例34に記載の機器を含む。
例42は、前記共同送信は、時間ダイバーシティまたは周波数ダイバーシティのうちの少なくとも1つに対応する、例40に記載の機器を含む。
例43は、前記フィードバックは、前記局により生成されたビームフォーム報告に対応し、前記ビームフォーム報告は、前記局に関して前記2つ以上のアクセスポイントの信号強度に対応する、例34に記載の機器。
特定の例示的な方法、機器、及び製品がここに記載されたが、本特許のカバー範囲はそれに限定されない。反対に、本特許は、本特許の特許請求の範囲内に公正に包含される全ての方法、機器、及び製品をカバーする。