JP7203098B2 - 薬剤投与デバイスおよびデータ収集デバイス - Google Patents

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Description

本開示は、薬剤投与デバイスに取り付けるためのデータ収集デバイス、改良された薬剤投与デバイス、およびデータ収集デバイスと改良された薬剤投与デバイスとの両方を含むシステムに関する。
薬剤を注射することによる定期的な治療を必要とする様々な疾患が存在する。そのような注射は、薬剤送達デバイスを使用することによって行うことができ、薬剤送達デバイスは、医療従事者または患者自身のいずれかによって適用される。一例として、1型および2型糖尿病は、患者自身が、例えば1日1回または数回のインスリン用量を注射することによって治療することができる。例えば、予め充填された使い捨てインスリンペンを薬剤送達デバイスとして使用することができる。代替形態として、再使用可能なペンを使用することもできる。再使用可能なペンは、空の薬剤カートリッジを新しいものと交換できるようにする。どちらのペンにも、各使用の前に交換される1組の一方向針が付属している。ここで、例えば、注射すべきインスリン用量は、投薬量ノブ(dosage knob)を回し、インスリンペンの用量窓またはディスプレイから実際の用量を観察することによって、インスリンペンにおいて手動で選択することができる。次いで、針を適切な皮膚部分に挿入し、インスリンペンの投薬量ノブまたは注射ボタンを押すことによって用量が注射される。インスリン注射を監視できるようにするため、例えばインスリンペンの誤った取扱いを防止するため、またはすでに適用されている用量を追跡するために、薬剤送達デバイスの状態および/または使用に関する情報、例えば注射されたインスリン用量に関する情報を測定することが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、薬剤投与デバイスの回転可能な用量設定ダイヤルに取り付けるためのデータ収集デバイスであって、
光源と、
光学センサとを含み、
ここで、データ収集デバイスが用量設定ダイヤルに取り付けられているとき、光源は、薬剤投与デバイスの外側ハウジングの外面を越えて延びる少なくとも1つの外向き半径方向突出部の表面の一部分を照明するように構成され、少なくとも1つの外向き半径方向突出部は、外側ハウジング内部に部分的に位置するダイヤルスリーブの一部であり、用量がダイヤル設定されるときに回転するように構成され、光学センサは、少なくとも1つの外向き半径方向突出部の表面に配設された少なくとも比較的反射性の領域によって反射された光を受けるように構成される
データ収集デバイスが提供される。
いくつかの実施形態では、データ収集デバイスは、遠位端および近位端を有し、近位端は閉じており、遠位端は、データ収集デバイスを回転可能な用量設定ダイヤルに取り付けることができるように開いており、光源は、データ収集デバイスの遠位端から光を投射するように構成される。
いくつかの実施形態では、用量設定ダイヤルに取り付けられたときに、データ収集デバイスの遠位端は、ダイヤルスリーブの少なくとも1つの外向き半径方向突出部に面する。
いくつかの実施形態では、データ収集デバイスは、光源と光学センサとを含むエレクトロニクスアセンブリを含む。
いくつかの実施形態では、エレクトロニクスアセンブリは、光学センサから信号を受信し、薬剤投与デバイスからの薬剤送達の発生を検出するように構成されたプロセッサ装置を含む。
いくつかの実施形態では、プロセッサ装置は、光学センサから信号を受信し、薬剤投与デバイスのダイヤルスリーブの回転量を決定するように構成される。
いくつかの実施形態では、光源は、赤外光源である。
いくつかの実施形態では、データ収集デバイスは、ダイヤル設定された用量を決定するように構成される。
本発明の第2の態様によれば、薬剤投与デバイスであって、
近位端および遠位端を有するハウジングと、
部分的にハウジングの内部に位置する回転可能なダイヤルスリーブであって、近位端および遠位端を有する回転可能なダイヤルスリーブと、
クラッチを介してダイヤルスリーブの近位端に連結された用量設定ダイヤルとを含み、
ここで、ダイヤルスリーブは、ハウジングの近位端と用量設定ダイヤルとの間に配置された少なくとも1つの外向き半径方向突出部を含む
薬剤投与デバイスが提供される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの外向き半径方向突出部は、ハウジングの外面を越えて延びる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの外向き半径方向突出部は、少なくとも1つの外向き半径方向突出部の表面に形成された比較的反射性の部分を含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの外向き半径方向突出部は、複数の歯を含む。
いくつかの実施形態では、歯は、歯の表面に形成された比較的反射性の部分を含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの外向き半径方向突出部は、環状フランジである。
いくつかの実施形態では、ダイヤルスリーブおよび用量設定ダイヤルは、薬剤投与デバイスの用量設定中に回転不能に連結され、薬剤投与デバイスの用量投薬中に回転可能に連結解除される。
本発明の第3の態様によれば、システムであって、
近位端および遠位端を有するハウジングを含む薬剤投与デバイスと、
部分的にハウジングの内部に位置する回転可能なダイヤルスリーブであって、近位端および遠位端を有する回転可能なダイヤルスリーブと、
クラッチを介してダイヤルスリーブの近位端に連結された用量設定ダイヤルであって、ここで、ダイヤルスリーブは、ハウジングの近位端と用量設定ダイヤルとの間に配置され、薬剤投与デバイスの外側ハウジングの外面を越えて延びる少なくとも1つの外向き半径方向突出部を含む、用量設定ダイヤルと、
薬剤投与デバイスの回転可能な用量設定ダイヤルに取り付けられるように構成されたデータ収集デバイスと
を含み、データ収集デバイスは、
光源と、
光学センサとを含み、ここで、光源は、少なくとも1つの外向き半径方向突出部の表面の一部分を照明するように構成され、光学センサは、少なくとも1つの外向き半径方向突出部の表面に配設された少なくとも比較的反射性の領域によって反射された光を受けるように構成される、システムが提供される。
いくつかの実施形態では、データ収集デバイスは、薬剤投与デバイスの用量設定ダイヤルに取り付けられる。
本発明の第4の態様によれば、本発明の第1の態様によるデータ収集デバイスと、本発明の第2の態様による薬剤投与デバイスとを含むシステムが提供される。
データ収集デバイスで使用するための注射デバイスの分解図である。 図1の注射デバイスに取り付けられたデータ収集デバイスを示す図である。 図3および3aは、注射デバイスに取り付けられたときのデータ収集デバイスの断面図である。 図4aおよび4bは、図1に示される注射デバイスの断面図である。 図5および5aは、注射デバイスに取り付けられたときのデータ収集デバイスの断面図である。 データ収集デバイスのブロック図である。 データ収集デバイスがパーソナルコンピュータなどの別のデバイスに接続されているシステムを示す図である。
図1は、薬剤投与デバイスの分解図である。この例では、薬剤投与デバイスは、SanofiのAllStar(登録商標)インスリン注射ペンなどの薬剤送達デバイス1である。しかし、本発明は、以下で述べるように、他のタイプおよび構造の注射ペンとも適合性がある。
図1の薬剤送達デバイス1は、ハウジング2を含み、針4を取り付けることができるインスリン容器3を含む予め充填された注射ペンである。薬剤送達デバイス1は、使い捨てまたは再使用可能である。針4は、内側針キャップ5と、外側針キャップ6または代替キャップ7のいずれかとによって保護される。薬剤送達デバイス1から吐出すべきインスリン用量は、投薬量設定ダイヤル8(本明細書では用量選択要素または投薬量ノブ8とも呼ぶ)を回すことによってプログラムまたは「ダイヤルイン」することができ、このとき、現在プログラムされている用量は、例えば複数の単位で投薬量窓9を介して表示される。例えば、薬剤送達デバイス1がヒトインスリンを投与するように構成されている場合、投薬量は、いわゆる国際単位(IU)で表示され、1IUは、純粋な結晶性インスリン約45.5マイクログラム(1/22mg)の生物学的等量である。アナログインスリンまたは他の薬剤を送達するための薬剤送達デバイスでは、他の単位を使用することもできる。選択された用量は、図1での投薬量窓9に示されているものとは異なる形態でも同様に好適に表示されることに留意されたい。
薬剤送達デバイス1は、遠位端および近位端を有する。「遠位」という用語は、注射の部位に比較的近い場所を表し、「近位」という用語は、注射部位から比較的遠く離れた場所を表す。本実施形態では、針4は、デバイス1の遠位端に向けて位置され、用量設定ダイヤル8は、デバイス1の近位端に向けて位置される。デバイス1は、デバイス1の近位端と遠位端との間に延びる長手方向軸を有する。
投薬量窓9は、ハウジング2のアパーチャの形態であり、投薬量ノブ8が回されたときに移動するように構成されたダイヤルスリーブ10の限定部分をユーザが見ることができるようにして、現在プログラムされている用量の視覚表示を提供する。例えば、ダイヤルスリーブ10は、薬剤送達デバイス1から用量が投薬されているときに回転する構成要素である。ダイヤルスリーブ10は、現在プログラムされている用量の表示をユーザに提供する数字および/または他のマークなど一連のインジケータを含む。
ダイヤルスリーブ10は、ハウジング2の内部に部分的に位置され、少なくとも1つの突出部11を含み、突出部11は、ダイヤルスリーブ10の外面からハウジング2の外面を越えて延びる。突出部11は、投薬量ダイヤル8とハウジング2の近位端との間に位置決めすることができる。突出部11は、上面および下面を含む。突出部11の上面は、薬剤送達デバイス1の近位端に面し、突出部11の下面は、薬剤送達デバイス1の遠位端に面する。図1に示される例では、薬剤送達デバイス1は、そのダイヤル設定前の状態であり、すなわち投薬量がまだダイヤル設定されていない。この状態では、突出部11の下面とハウジング2の近位縁部との間に隙間があり、突出部11の上面と用量設定ダイヤル8の遠位縁部との間に隙間がある。他の実施形態では、突出部11の下面は、ハウジング2の近位縁部に当接する。
この例では、投薬量ノブ8は、1つまたはそれ以上の形成体(formation)12a、12b、12cを含み、これらの形成体12a、12b、12cは、投薬量ノブ8を握ったときにユーザが感じるグリップ性を向上させるので、プログラミングを容易にする。別の例(図示せず)では、投薬量ノブは形成体を含まない。
薬剤送達デバイス1は、投薬量ノブ8を回すことによって機械的クリック音がユーザへの音響フィードバックを提供するように構成される。ダイヤルスリーブ10は、インスリン容器3内のピストンと機械的に相互作用する。針4が患者の皮膚部分に穿刺されたとき、ユーザは投薬量ノブ8全体を押し下げ、投薬量ノブ8は、薬剤が投薬されるようにハウジング2に対して長手方向に移動する。表示窓9に表示されたインスリン用量が、薬剤送達デバイス1から吐出される。投薬量ノブ8が薬剤送達デバイスの遠位端に向けて押された後、薬剤送達デバイス1の針4が特定時間にわたって皮膚部分に留まると、高いパーセンテージの用量が患者の体内に実際に注射される。インスリン用量の吐出も機械的なクリック音を引き起こし、しかし、この機械的なクリック音は、投薬量ノブ8を回したときに生成される音とは異なる。
インスリン用量の送達中、投薬量ノブ8は、軸方向運動で、すなわち回転せずにその初期位置に戻され、ダイヤルスリーブ10は、その初期位置に戻るように回転されて、例えばゼロ単位の用量を表示する。
薬剤送達デバイス1は、インスリン容器3が空になるか、または薬剤送達デバイス1内の薬剤の有効期限(例えば最初の使用から28日)に達するまで、数回の注射プロセスに使用される。
さらに、薬剤送達デバイス1を初めて使用する前に、例えば2単位のインスリンを選択し、針4を上に向けた状態で薬剤送達デバイス1を保持しながら投薬量ノブ8を押し下げることによって、インスリン容器3および針4から空気を除去するためにいわゆる「プライムショット」を行う必要がある。提示を簡単にするために、以下では、吐出された量が、注射された用量に実質的に対応すると仮定し、したがって、例えば、薬剤送達デバイス1から吐出される薬剤の量が、ユーザによって受けられた用量に等しいと仮定する。それにもかかわらず、吐出された量と注射された用量との差(例えば損失)を考慮に入れる必要がある。
図2は、薬剤送達デバイス1の一端に取り付けられた例示的実施形態によるデータ収集デバイス13の斜視図である。データ収集デバイス13は、ユーザインタラクション面を形成するエンドプレート15を有するハウジング14を含む。ハウジング14は、1つまたはそれ以上のLED(図示せず)などの光学ユーザフィードバックをサポートする。場合により用いられるいくつかの実施形態では、データ収集デバイス13は、ディスプレイ(図示せず)を含む。
データ収集デバイス13は、いくつかの既存の薬剤送達デバイスと適合性がある。データ収集デバイス13は、薬剤送達デバイス1の近位端に取り付けられる。データ収集デバイス13は、薬剤送達デバイス1の用量設定ダイヤル12への取り付けに適している。データ収集デバイスの取り付けは、図1に示されるような形成体を有する投薬量ノブを必要としない。データ収集デバイスと薬剤送達デバイスとの接触面での締まりばめの形成および/またはゴム状材料の使用は、一方では、2つのデバイスが互いに取り付けられたままであるという意味で安定した接続を容易にし、他方では、意図されたときに2つのデバイスを分離させることができるようにする取り付けを提供する。ゴム状材料は、滑らかな表面、例えば滑らかな表面を有する投薬量ノブにおいても適切な嵌合を保証し、したがって、データ収集デバイスの回転が投薬量ノブの回転を引き起こし、逆も同様である。データ収集デバイス13は、用量投与中に用量設定ダイヤル8が回転しないが、用量投与中にダイヤルスリーブおよび突出部11が回転する薬剤送達デバイスと適合性がある。データ収集デバイス13は、突出部とインターフェースするように構成され、それにより、ダイヤルスリーブが回転するときに突出部11(したがってダイヤルスリーブ)の動きを検出および測定することができる。データ収集デバイスは、薬剤送達デバイス1の用量設定ダイヤル8を少なくとも部分的に覆う。
図3は、薬剤送達デバイスに取り付けられた、いくつかの実施形態によるデータ収集デバイス13の断面図である。
これらの実施形態では、薬剤送達デバイス1は、用量設定ダイヤル8およびクラッチ(図示せず)を有するタイプのものである。用量設定ダイヤル8は、用量を設定するために回転されるように構成される。用量を設定するために用量設定ダイヤル8が回転されるとき、用量設定ダイヤル8、ダイヤルスリーブ10、および突出部11がクラッチによって係合される。したがって、用量設定中、用量設定ダイヤル8の回転は、ダイヤルスリーブ10および突出部11も回転させる。用量設定中、ダイヤルスリーブ10が回転するとき、ダイヤルスリーブ10は、ハウジング2から出て、ハウジング2の近位縁部から近位方向に移動する。用量設定中、用量設定ダイヤルも、ハウジング7の近位縁部から近位方向に移動する。
薬剤送達デバイス1から用量が投薬されるとき、クラッチによって、用量設定ダイヤル8がダイヤルスリーブ10から係合解除される。用量設定ダイヤルは、ハウジング2の近位端に向かって(遠位方向に)移動して戻るが、回転はしない。ダイヤルスリーブ10および突出部11は用量投薬中に回転し、ダイヤルスリーブは、遠位方向にハウジング2内へ移動する。
薬剤送達デバイス1に取り付けられているとき、データ収集デバイス13は、突出部11の回転、したがってダイヤルスリーブ10の回転を検出および測定するように構成される。例えば、突出部11の回転を検出することによって、用量設定および/または用量投薬中にダイヤルスリーブ10が成す回転角度(および場合により回転数)を測定することが可能である。
データ収集デバイス13は、エンドプレート15を有することができ、エンドプレート15は、円形状を有し、データ収集デバイス13の近位端に配設される。エンドプレート15の周縁部から遠位方向に、取り付けアセンブリ(attachment assembly)17を画成する壁が延びている。データ収集デバイス13の遠位端は、壁の縁部によって画成される。エンドプレート15と壁とが共同で、用量設定ダイヤル8を受け入れるのに適した中空キャビティを画成する。したがって、データ収集デバイスは、概して円筒形状を有し、プレート15によって画成される閉端部と、開端部とを有し、開端部は、概して円形状を有し、壁の遠位端によって画成される。用量設定ダイヤル8がデータ収集デバイス13の中空キャビティに受け入れられるとき、用量設定ダイヤル8の近位端は、エンドプレート15の下面に当接し、データ収集デバイスの壁は、用量設定ダイヤル8を包み、形成体12a、12b、および12c(存在する場合)を少なくとも部分的に覆う。いくつかの実施形態では、エンドプレート15の直径がデータ収集デバイス13の開端部の直径よりも小さくなるように、データ収集デバイス13の壁が広げられる。例えば、壁がエンドプレート15から延びるにつれて、壁は外方向に広がる。そのような実施形態では、データ収集デバイス13は、切頭円錐形状を有する。
データ収集デバイス13は、ハウジング14と、ハウジング14の内部に配設されたエレクトロニクスアセンブリ16とを含む。ハウジング14は、データ収集デバイス13を用量設定ダイヤル8に固定するように構成された取り付けアセンブリ17を含む。用量設定ダイヤル8は、データ収集デバイス13の取り付けを容易にするために使用することができる形成体(図示せず)を含む。
いくつかの実施形態では、取り付けアセンブリ17は、用量設定ダイヤル8の形成体と協働する形成体(図示せず)によって用量設定ダイヤル8に位置決めされるスリーブであり、それにより、投薬量のプログラミング中に用量設定ダイヤル8が回転するときにデータ収集デバイス13も回転する。代替として、または追加として、取り付けアセンブリ17の形成体の内部に、フォームラバーパッドなどの弾力性パディングが設けられて、取り付けアセンブリ17の形成体と用量設定ダイヤル8の形成体との寸法の公差を許容し、および/または取り付けアセンブリ17と用量設定ダイヤル8との係合を提供し、それにより、取り付けアセンブリ17の回転が用量設定ダイヤル8の回転を引き起こし、その逆も同様に生じるようにする。さらに代替として、取り付けアセンブリ17は、用量設定ダイヤルの形成体と協働する形成体を成すのに十分な厚さの弾力性パディングを含む。パディングは、用量設定ダイヤル8の表面に適合するように十分に柔らかい。例えば、パディングは、用量設定ダイヤル8の表面の形成体に適合するのに十分に柔らかい。
エレクトロニクスアセンブリ16は、ハウジング14内に保定されている。エレクトロニクスアセンブリ14は、PCBと、例えばコインセルの形でのバッテリとを含む。PCBは、プロセッサ装置と、光源18と、光学センサ19とを含むいくつかの構成要素をサポートする。これらの実施形態では、光源18は赤外光源であり、光学センサ19は赤外線光学センサである。
光源18は、データ収集デバイス13内に配置され、データ収集デバイスから離れる方向に、およびデバイスの外部に見える構成要素に向かって、光を投射するように構成される。すなわち、光源は、薬剤送達デバイスの構成要素の外面に光を投射するように構成される。この実施形態では、光源18は、取り付けアセンブリ17内に位置決めされ、取り付けアセンブリ17の遠位縁部から薬剤送達デバイス1の遠位端に向かって光を投射する。
光源18は、薬剤投与デバイスの構成要素の外面を照明するように配置される。この実施形態では、光源18は、ダイヤルスリーブ10の突出部11の上面に向けて光を投射するように配置される。そのような実施形態では、光源18によって投射された光が突出部11の上面に当たるとき、投射された光の少なくとも一部が上面から反射される。この表面から反射される光の量は、少なくとも一部には、上面の相対反射率に依存する。例えば、上面の少なくとも一部は、光源によって投射された光を反射させる反射コーティングまたは色などの特性を有することができる。
いくつかの実施形態では、突出部の上面の少なくとも一部は比較的反射性であり、光源18によって投射される光の少なくとも一部を反射するように構成される。光学センサ19は、ダイヤルスリーブ10の突出部11の上面から反射された投射光を検出するように配置される。
投射光が突出部11の上面で反射され、次いで光学センサ19によって受けられるように、光源18(および光学センサ19)と突出部11の上面との間に隙間がある。
突出部11は、ダイヤルスリーブ10の外面から延び、ハウジング2の外面および用量設定ダイヤル8の外面を越えて延びる。代替として、いくつかの実施形態では、突出部は、ハウジング2の外面と面一である。突出部11は、ハウジング2の近位縁部と用量設定ダイヤル8の遠位縁部との間に位置決めされる。ダイヤルスリーブ10が回転するとき、突出部11も回転する。突出部11の少なくとも一部は、デバイスの通常の使用中(すなわち、用量をダイヤル設定し、用量を投薬するとき)、デバイスの外部に見える。言い換えると、突出部は、デバイスの通常の使用(例えば、用量設定および用量投薬)中に見ることができないデバイスの内部構成要素ではない。
ダイヤルスリーブ10は、薬剤送達デバイス1のハウジング12内に部分的に位置する中空円筒体である。ダイヤルスリーブは、ハウジング12の近位端を越えて延び、クラッチ(図示せず)によって用量設定ダイヤル8に解放可能に固定される。したがって、ダイヤルスリーブ10の環状端面は、用量送達ボタン8の下に位置する。ダイヤルスリーブ10には、ハウジング12の外面を越えて延びる少なくとも1つの外向き半径方向突出部11が設けられている。外向き半径方向突出部11は、データ収集デバイス13が薬剤送達デバイス1とインターフェースし、薬剤送達デバイス1の特性を監視することを可能にする。
図3aに示されるように、1つの代替実施形態では、突出部11は、データ収集デバイス13の壁によって少なくとも部分的に囲まれる。例えば、データ収集デバイス13の壁は、突出部11の周りに延びる。延ばされた壁は、デバイス自体と突出部11との両方を損壊から保護するのに役立ち、また、デバイスへのダストなどの異物の進入に対する追加の保護を提供する。いくつかの実施形態では、データ収集デバイス13の壁は、変形可能または可撓性である。例えば、壁は、弾性変形可能な特性を有する材料から作られる。そのような実施形態では、データ収集デバイスの壁は、壁の近位端が突出部に被さって嵌まり、部分的に囲むことができるように変形するように構成される。代替として、データ収集デバイス12の壁は、付勢されたヒンジなどのヒンジ構成要素を含み、それにより、データ収集デバイスの壁は、突出部をデータ収集デバイスに受けるように開位置でヒンジ連結され、次いで突出部を部分的に囲むために閉位置に付勢されることが可能になる。これは、データ収集デバイス13の壁によって突出部が少なくとも部分的に囲まれるように、薬剤送達デバイス1へのデータ収集デバイス13の取り付けを容易にする。
図4aは、特定の実施形態によるダイヤルスリーブ10の断面図である。ダイヤルスリーブ10は、ハウジング12の外面を越えて外方向に延びる単一の半径方向突出部11を含む。突出部11は、上面および下面を有する環状フランジの形状でよい。図示される実施形態では、上面をセグメント20aおよび20bに細分することができ、各セグメントは、異なる反射率などの異なる特性を有する。例えば、セグメント20aの少なくとも一部分は、セグメント20bの反射率と比較してより高い反射性である。連続するセグメントの相対反射率は異なることがある。例えば、等間隔に配置された反射セクションと非反射セクションとが交互に配置される。
図4bは、いくつかの実施形態によるダイヤルスリーブ10の断面図である。ダイヤルスリーブ10は、ハウジング12の外面を越えて外方向に延びる複数の半径方向突出部11を含む。各突出部11は、上面および下面を有する。図示される実施形態では、各突出部11は、異なる反射率などの異なる特性を有することができる。1つまたはそれ以上の突出部11の上面の少なくとも一部分は、突出部11が光を反射することを可能にする特性を有する。例えば、1つの突出部11の少なくとも一部分は、別の突出部11の表面の反射率と比較してより高い反射性である。突出部の相対反射率は異なることがある。例えば、等間隔に配置され、場合により等しいサイズである反射性突出部と非反射性突出部とが交互に配置される。図示される実施形態では、突出部は等間隔に配置されている。しかし、隣接する突出部の間隔は異なることもあることを理解されたい。
代替実施形態では、光源18および光学センサ19を有するのではなく、エレクトロニクスアセンブリは、突出部11の回転を検出するための他の手段を含む。例えば、光源18および光学センサ19は、磁気センサおよび誘導装置など、突出部11の回転を検出するための他の非接触手段で置き換えられる。代替として、光源18および光学センサ19は、突出部11が回転するときに突出部11に直接接触する1つまたはそれ以上のスイッチなど、突出部11の回転を検出するための接触手段、例えば、(例えば比較的反射性の領域の代わりに)突出部の表面に配設された材料の導電性部分に接触するように構成された1つまたはそれ以上の電気接点で置き換えることができる。そのような導電性部分は、導電性トラックの形状を取り、突出部の表面での導電性材料と電気絶縁性材料との交互の領域を含む。
いくつかの他の代替実施形態では、エレクトロニクスアセンブリは、ホール効果センサを含み、ホール効果センサは、非接触センサの一種である。そのような実施形態では、ダイヤルスリーブ10の突出部11は、少なくとも部分的に磁性の領域または磁性領域を有することができる。磁性領域は永久磁石である。例えば、突出部は、磁性粒子を含む塗料またはインクなどの磁性材料で少なくとも部分的にコーティングされる。磁性領域と非磁性領域とが用量ダイヤル設定および用量投薬中に磁気センサを通過するとき、磁気センサは、磁場の強度、および場合により磁場の方向の周期的な変化を検出する。次いで、この情報を使用して、ダイヤルスリーブ10の回転量(角度)を決定することができる。
用量設定ダイヤル8は、用量を設定するために回転されるように構成される。これにより、ダイヤルスリーブ10も回転し、ハウジング12から近位方向に移動する。薬剤送達デバイス1から用量が投薬されるとき、ダイヤルスリーブ10は回転し、ハウジング12の内部に(遠位方向に)移動して戻るが、用量設定ダイヤル8は回転しない。データ収集デバイス13は、薬剤送達デバイス1に取り付けられたときに突出部11の回転を検出および測定するように構成される。
図5に示される薬剤送達デバイス1は、駆動スリーブ21など、用量が投薬されるときに回転する他の構成要素も有する。
用量投薬操作中、光源18は、比較的反射性の領域および非反射性の領域を含むダイヤルスリーブ10の突出部11の上面を照明する;光学センサ19は、少なくとも比較的反射性の領域によって反射された光を受ける。投薬中、光源18と光学センサ19との間の距離(光路)は、ダイヤル中よりも短い。用量投薬操作中、光学センサ19の出力は、突出部11の回転量、したがってダイヤルスリーブ10の回転量を計算するプロセッサに中継される。回転量から、送達された用量を計算することができる。これは、データ収集デバイス13によって、または別のコンピューティングデバイスによって行われる。
図5は、図1の薬剤送達デバイス1に取り付けられたときの、いくつかの実施形態によるデータ収集デバイス13の断面図を示す。データ収集デバイス13は、取り付けアセンブリ17およびエレクトロニクスアセンブリ16を含み、これらは、一体であるか、または何らかの方法で互いに固定される。例えば、取り付けアセンブリ17は、データ収集デバイス13のハウジング14の一部を形成し、ハウジング14はまた、エレクトロニクスアセンブリ16を保定する。
取り付けアセンブリ17は、データ収集デバイス13を用量設定ダイヤル8に固定するように構成される。前述したように、データ収集デバイス13は、データ収集デバイス13を用量設定ダイヤル8に解放可能に固定するために単純な摩擦ばめを採用し、用量設定ダイヤル8の形成体12a、12b、12cは、取り付けまたは角度位置合わせを容易にするために使用される。
データ収集デバイス13と薬剤送達デバイス1とが互いに固定されているとき、データ収集デバイス13は、薬剤の用量を設定して送達するために用量設定ダイヤルとやりとりするのと同様にユーザがデータ収集デバイス13と直接やりとりするので、データ収集デバイス13は、用量設定ダイヤル8を効果的に置き換える。
エレクトロニクスアセンブリ16は、PCB(図示せず)と、光源18と、光学センサ19と、プロセッサ装置(図示せず)と、バッテリ(図示せず)とを含む複数の構成要素を含む。
これらの実施形態では、光源18は赤外光源であり、光学センサ19は赤外線光学センサである。ダイヤルスリーブは、ダイヤルスリーブ10の環状端面が用量設定ダイヤル8の近位端の下に位置するように、用量設定ダイヤル8に解放可能に固定される。
一般に、投薬されている薬剤の用量を決定するために、データ収集デバイス13が取り付けられている薬剤送達デバイス1のタイプを知る必要がある。したがって、いくつかの実施形態では、データ収集デバイス13は、突出部11の回転量(単位は、度)のみを測定する。この情報は、データ収集デバイス13のメモリに保存され、データ収集デバイス13によって外部コンピューティングデバイスに通信され、この情報は、送達された薬剤用量を記録するために、薬剤送達デバイス1のタイプに関する情報と組み合わされる。
図5でのデータ収集デバイス13の実施形態の固定された構成および設計は、薬剤送達デバイスハウジングに対する光学センサ18と、比較的反射性および非反射性の領域を有する突出部11との正確に定義された位置決めを提供する(例えば相対移動を最小化することによる)単純な機械的構成であるという利点を有する。
多くの以前のデータ収集デバイスは、薬剤投与デバイスの内部構成要素を照明することによって機能する。そのようなデバイスは、比較的反射性および非反射性の領域のパターンを含むデバイスの内部構成要素に光を当てる光源を含む。すなわち、そのようなデバイスは、デバイスのハウジングの外面を越えて延びてデバイスの外部に見える構成要素を含まない。これらのデバイスの比較的反射性の領域は、デバイス内の中側に位置され、したがってアクセスが比較的困難であるため、洗浄することは難しい。
さらに、ダイヤルスリーブが2つ以上の突出部11を含む場合、隣接する突出部11間に形成された隙間が、隣接する突出部11間の離間距離を明確に画成し、それにより、デバイスの信頼性をさらに向上させ、疑似信号(false signal)の発生などを低減する。
本開示のデータ収集デバイスは、薬剤投与デバイスの用量設定ダイヤル8に直接取り付けられる。以前のデータ収集デバイスは、薬剤投与デバイスの主ハウジングに取り付けられていた。これは、ユーザによる薬剤投与デバイスの使用を妨げる可能性がある。多くのそのようなデバイスは、薬剤投与デバイスのハウジングの用量表示窓の上に取り付けられる。これにより、用量表示窓が見えづらくなり、ユーザは、ダイヤル設定される用量を示すためにデータ収集デバイスに完全に依拠することになる。これにより、薬剤投与デバイスのユーザ信頼性が低下する。いくつかの他のそのようなデバイスは、内部の可動構成要素を見るためまたは可動構成要素と接続するために、薬剤投与デバイスのハウジングに追加のカットアウトまたはアパーチャを必要とする。薬剤投与デバイスのハウジングの一部を切り取ると、送達機構内へのダストおよび汚れの進入の可能性がより高くなる。これは、薬剤投与デバイスの無菌性に関連する問題も生じる。
本開示のデータ収集デバイスは、薬剤投与デバイスの主ハウジングに接触するまたは固定されることなく、薬剤投与デバイスから投薬された薬剤の量を遠隔で監視することができる。データ収集デバイスは、ユーザが通常やりとりする薬剤投与デバイスの部分に取り付けられ、その部分を効果的に置き換えるように構成される。ユーザは、用量をダイヤル設定することを望むとき、データ収集デバイス20のハウジング21を把持して回転させ、次いでハウジング21が用量設定ダイヤル12を回転させる。ユーザは、薬剤投与デバイスの機械的な用量表示窓13を観察し続けることができる。ユーザは、用量を注射することを望むとき、データ収集デバイスの近位端に力を加える。これにより、用量設定ダイヤルに力が伝達される。
本開示のデータ収集デバイスは、照明源として赤外光を使用する。
ダイヤルスリーブが、ダイヤルスリーブの周りに円周方向に延びる単一の突出部11(例えばフランジ)を含む場合、比較的反射性および非反射性の領域は、ダイヤルスリーブ10の突出部11の上面に印刷、堆積、エッチング、または他の方法で直接作成される。少なくとも1つの突出部11の追加にもかかわらず、薬剤投与デバイスは、同じ組立て方法およびツールを使用して、以前と同じ方法で組み立てられる。したがって、本発明を実施するために、薬剤投与デバイスの設計および作成のごく最小限の変更のみが必要とされる。
上で論じたように、光源18および光学センサ19は、代わりに磁気センサで置き換えられることもある。ダイヤルスリーブが単一の突出部(例えばフランジ)を含む場合、突出部の比較的反射性および非反射性のセクション20aおよび20bは、磁性領域と非磁性領域とを交互配置することによって置き換えられ、それにより、ダイヤル領域10、したがって突出部11が用量投薬操作中に回転されるとき、磁気センサによって検出される磁場の周期的な変化がある。
図5aは、図1の薬剤送達デバイス1に取り付けられたときの、代替実施形態によるデータ収集デバイス13の断面図を示す。そのような実施形態では、データ収集デバイスは、エレクトロニクスアセンブリ16に関連する、またはエレクトロニクスアセンブリ16の一体部分を形成するスイッチ25を含む。スイッチ25は、デバイスを操作するために、すなわちデバイスをオンおよびオフに切り替えるために使用される。スイッチは、いくつかの他の機能も実施し、したがって多機能ボタンと呼ばれる。例えば、突出部の回転の測定を開始すること、および薬剤の用量の測定を開始することをデータ収集デバイスに促すために、スイッチが押し下げられる。図示される実施形態では、スイッチは、データ収集デバイスの外部から見える構成要素であり、デバイスのユーザが押し下げることができ、例えばユーザが親指でスイッチを押すことができる。代替として、スイッチは、ユーザが直接操作することによってではなく、デバイスに対する突出部の動きなど、他の手段によってトリガされるデータ収集デバイスの内部構成要素である。
図6は、データ収集デバイス13のブロック図である。データ収集デバイス13は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など1つまたはそれ以上のプロセッサを含むプロセッサ装置22を、メモリユニット23a、23bと共に含み、メモリユニット23a、23bは、プロセッサ装置22によって実行するためのソフトウェアを記憶することができるプログラムメモリ23aおよびメインメモリ23bを含む。データ収集デバイスは、赤外光源18および赤外線光学センサ19を含む。プロセッサ装置22は、光源18および光学センサ19の動作を制御し、光学センサ19から信号を受信する。
データ収集デバイス13は電源24を有し、電源24はバッテリ、例えばコインセルである。前述したように、データ収集デバイス13は、場合により、用量が投薬される時またはその直前にトリガされるように構成されたスイッチ25を含む。例えば、スイッチは、「ウェークアップ(wake-up)」スイッチとして機能し、デバイスを非アクティブ(すなわち電源切断)状態からアクティブ(すなわち電源投入)状態に移行するように促す。この目的のために、スイッチ25は、データ収集デバイス13のエンドプレート15に圧力またはタッチ感知領域、例えば圧電スイッチを含む。スイッチ25は、電源24からプロセッサ装置22、およびデータ収集デバイス13の他の構成要素への電力の印加を制御する。エレクトロニクスアセンブリ16と取り付けアセンブリ17とが互いに対して長手方向で移動するように構成される実施形態では、スイッチ25は機械的に実装される。
ウェークアップスイッチは、いくつかの方法で実装される。例えば、ウェークアップスイッチは、光学的には「光学ウェークアップセンサ」として、誘導的には「誘導ウェークアップセンサ」として、または容量性感知を使用して、例えば「容量ウェークアップセンサ」を使用して実装される。光学ウェークアップセンサが採用される場合、薬剤送達デバイス1の用量設定ダイヤル8は例えば緑色に着色され、一方、突出部11の上面の一部分は白色(または黒色)である。用量送達中、突出部11は、光学ウェークアップセンサの前を動き、反射率および/または色の変化を検出して、他のエレクトロニクスのためのウェークアップ信号を提供することができる。この反射率または色の変化を使用して、注射プロセスの開始および終了時点を決定することもできる。この場合、前述したスイッチは、光源および光学センサを含むエレクトロニクスをウェークアップするように機能し、光学スイッチは、反射率または色の変化を使用して、注射プロセスの開始および終了時点を決定する。これは、注射プロセスが発生したかどうか、またはプライミングプロセスが発生したかどうかを判断するのに役立つ。さらに、色/反射率スイッチを使用して、ボタンが押されている長さを決定し、これを使用して、静止時間がユーザによって遵守されているかどうかを確認できる。
タイマ26も含まれる。プロセッサ装置22は、スイッチ25を使用して決定された、注射が完了してから経過した時間の長さを、タイマ26を使用して監視する。また、場合により、プロセッサ装置22は、経過時間を所定の閾値と比較して、ユーザが前の注射の後に別の注射を投与しようとしているのが早すぎるかどうかを判断し、そうである場合、可聴信号などのアラートを生成し、および/または1つまたはそれ以上のLEDの点滅などの光信号を生成する。データ収集デバイス13は、ユーザに光フィードバックを提供するためのいくつかのLEDまたは他の光源を含む。例えば、LEDは、異なる色および/または照明パターン、例えば一定のまたは変化する周期性を有する点滅を使用する。他方で、経過時間が非常に短い場合、それは、ユーザが薬剤の量を「分割用量」として投与していることを示し、プロセッサ装置22は、投薬量がそのようにして送達されたことを示す情報を記憶する。そのようなシナリオでは、経過時間は、数秒(例えば10秒)から数分(例えば5分)までの範囲内の所定の閾値と比較される。一例によれば、所定の閾値は、2分に設定される。最後の注射からの経過時間が2分以下である場合、プロセッサ装置22は、投薬量が「分割用量」として送達されたことを示す情報を記憶する。プロセッサ装置22によって経過時間を監視するための別の任意選択の目的は、経過時間が所定の閾値を過ぎた時を決定することであり、ユーザがさらなる注射を投与するのを忘れている可能性があることを示唆し、その場合、アラートを生成する。
プロセッサは、さらに、日付および/または時間情報に関するデータ、光学センサ19からの情報に関するデータ、またはそれらの組合せを記憶するように構成される。特に、メモリは、日付および/または時間情報と、光学センサ19の出力データから検索された内部構成要素回転情報との組合せを記憶するように構成される。このようにして、メモリは、ダイヤルスリーブ10(または他の内部構成要素)の回転に関する情報の履歴を提供するログを記憶することができる。データは、例えばメインメモリ23bに記憶することができる。代替として、データは、メモリの別個のデータ記憶セクション(図示せず)に記憶される。
薬剤送達デバイス1から薬剤が排出されるとダイヤルスリーブが回転するので、光学センサ19によって測定される回転角度は、排出される薬剤の量に比例する。薬剤送達デバイス1に含まれる薬剤のゼロレベルまたは絶対量を決定する必要はない。このようにして、本センサ構成は、絶対位置検出用に構成されたセンサ構成ほど複雑でない。さらに、投薬量窓9を通して表示されるダイヤルスリーブ10の数字または目盛りを監視する必要はないので、データ収集デバイス13は、投薬量窓9を見えづらくしないように設計される。
出力27が提供され、これは、無線ネットワーク、例えばwi-fi、Bluetooth(登録商標)、もしくはNFC、または有線通信リンク用のインターフェース、例えばユニバーサルシリアルバス(USB)、ミニUSB、もしくはマイクロUSBコネクタを受信するためのソケットを介して別のデバイスと通信するための無線通信インターフェースである。図7は、データ収集デバイス13が、データ転送のための無線接続29を介してパーソナルコンピュータ28など別のデバイスに接続されるシステムの例を示す。代替として、または追加として、データ収集デバイス13は、有線接続を介して別のデバイスに接続される。例えば、プロセッサ装置22は、ユーザによって注射が投与されるときに注射に関する決定されたダイヤルスリーブ10の回転角度およびタイムスタンプ(日付および/または時間を含む)を記憶し、その後、その記憶されたデータをコンピュータ28に転送する。コンピュータ28は、薬剤送達デバイスのタイプおよび薬剤のタイプに関してユーザまたは医療専門家によって入力されたさらなる情報に基づいて、投与された用量を計算するように構成される。コンピュータ28は、例えば医療専門家によるレビューのために、治療ログを保守し、および/または治療履歴情報を遠隔の場所に転送する。
いくつかの実施形態によれば、データ収集デバイス13は、ダイヤルスリーブ10の回転角度および最大35回の注射イベントのタイムスタンプなどのデータを記憶するように構成される。1日1回の注射療法に従えば、約1ヶ月の治療履歴を記憶するにはこれで十分である。データ記憶は、先入れ先出し方式で編成され、最新の注射イベントがデータ収集デバイス13のメモリに常に存在することを保証する。コンピュータ28に転送されると、データ収集デバイス13内の注射イベント履歴が削除される。代替として、データは、データ収集デバイス13に残り、新しいデータが記憶されると最も古いデータが自動的に削除される。このようにして、データ収集デバイスのログは、使用中に時間と共に蓄積され、常に最新の注射イベントを含む。代替として、他の構成は、療法要件および/またはユーザの嗜好に応じて、70回(1日2回)、100回(3ヶ月)、または任意の他の適切な回数の注射イベントの記憶容量を含むことができる。
別の実施形態では、出力27は、無線通信リンクを使用して情報を伝送するように構成され、および/またはプロセッサ装置13は、そのような情報をコンピュータ60に定期的に伝送するように構成される。
上で詳細に述べた特定の実施形態は、本発明の実装の仕方の例としてのみ意図されている。データ収集デバイス13および/または薬剤送達デバイス1の構成の多くの変形形態が考えられる。
特に、上記の実施形態は、インスリン注射器ペンからのデータの収集に関連して述べているが、本開示の実施形態は、他の薬剤の注射の監視など他の目的にも使用されることに留意されたい。データ収集デバイスは、主に単一の赤外光源18を含むものとして述べてきたが、データ収集デバイスは、複数の光源18を含んでいてもよい。複数の光源18は、データ収集デバイスが用量設定ダイヤルに取り付けられているときにダイヤルスリーブ10の突出部11の特定の部分を特定の角度から照明するように角度を付けられている、および/または合焦されている限り、エレクトロニクスアセンブリ16および/または取り付けアセンブリ17での異なる位置で支持される。
データ収集デバイス13は、場合によりディスプレイ(図示せず)を含み、ディスプレイは、例えばデータ収集デバイス13のエンドプレート15を占める。注射が完了してからの経過時間、ユーザが前の注射の後に別の注射を投与しようとしているのが早すぎる場合の警告メッセージなど、様々な情報を表示することができる。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、1つまたはそれ以上の薬学的に活性な化合物を説明するために本明細書において使用される。以下に説明されるように、薬物または薬剤は、1つまたはそれ以上の疾患を処置するための、さまざまなタイプの製剤の少なくとも1つの低分子もしくは高分子、またはその組み合わせを含むことができる。例示的な薬学的に活性な化合物は、低分子;ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質(たとえばホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素);炭水化物および多糖類;ならびに核酸、二本鎖または一本鎖DNA(裸およびcDNAを含む)、RNA、アンチセンスDNAおよびRNAなどのアンチセンス核酸、低分子干渉RNA(siRNA)、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドを含むことができる。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに組み込むことができる。これらの薬物の1つまたはそれ以上の混合物もまた、企図される。
「薬物送達デバイス」という用語は、ある体積の薬物をヒトまたは動物の体内に投薬するように構成された任意のタイプのデバイスまたはシステムを包含するものとする。体積は、典型的には、約0.5ml~約10mlの範囲でよい。限定はしないが、薬物送達デバイスは、注射器、針安全システム、ペン型注射器、自動注射器、大容量デバイス(LVD)、ポンプ、潅流システム、または薬物の皮下、筋肉内、血管内送達用に構成された他のデバイスを含む。そのようなデバイスはしばしば針を含み、針は、小さなゲージの針(例えば、約24ゲージよりも大きく、27、29、または31ゲージを含む)を含むことができる。
特定の薬物と組み合わせて、本明細書で述べるデバイスは、所要のパラメータ内で動作するようにもカスタマイズされる。例えば、特定の期間内(例えば、注射器の場合には約3~約20秒、LVDの場合には約5分~約60分)で、低いまたは最小レベルの不快感で、または人的要因、保存期間、期限、生体適合性、環境への配慮などに関連する特定の条件である。そのような変動は、例えば約3cP~約50cPの粘度の範囲内の薬物など、様々な要因によって発生する可能性がある。
薬物または薬剤は、薬物送達デバイスで使用するように適用された主要パッケージまたは「薬物容器」内に含むことができる。薬物容器は、たとえば、カートリッジ、シリンジ、リザーバ、または1つまたはそれ以上の薬学的に活性な化合物の保存(たとえば短期または長期保存)に適したチャンバを提供するように構成された他の容器とすることができる。たとえば、一部の場合、チャンバは、少なくとも1日(たとえば1日から少なくとも30日まで)の間薬物を保存するように設計することができる。一部の場合、チャンバは、約1ヶ月から約2年の間薬物を保存するように設計することができる。保存は、室温(たとえば約20℃)または冷蔵温度(たとえば約-4℃から約4℃まで)で行うことができる。一部の場合、薬物容器は、薬物製剤の2つまたはそれ以上の成分(たとえば薬物および希釈剤、または2つの異なるタイプの薬物)を別々に、各チャンバに1つずつ保存するように構成された二重チャンバカートリッジとすることができ、またはこれを含むことができる。そのような場合、二重チャンバカートリッジの2つのチャンバは、ヒトまたは動物の体内に投薬する前、および/または投薬中に薬物または薬剤の2つまたはそれ以上の成分間で混合することを可能にするように構成することができる。たとえば、2つのチャンバは、これらが(たとえば2つのチャンバ間の導管によって)互いに流体連通し、所望の場合、投薬の前にユーザによって2つの成分を混合することを可能にするように構成することができる。代替的に、またはこれに加えて、2つのチャンバは、成分がヒトまたは動物の体内に投薬されているときに混合することを可能にするように構成することができる。
本明細書において説明される薬物送達デバイスおよび薬物は、数多くの異なるタイプの障害の処置および/または予防に使用することができる。例示的な障害は、たとえば、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病に伴う合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症を含む。さらなる例示的な障害は、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチである。
糖尿病または糖尿病に伴う合併症の処置および/または予防のための例示的な薬物は、インスリン、たとえばヒトインスリン、またはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP-1)、GLP-1類似体もしくはGLP-1受容体アゴニスト、またはその類似体もしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP4)阻害剤、または薬学的に許容される塩もしくはその溶媒和物、またはそれらの任意の混合物を含む。本明細書において使用される用語「誘導体」は、元の物質と構造的に十分同様のものであり、それによって同様の機能または活性(たとえば治療効果性)を有することができる任意の物質を指す。
例示的なインスリン類似体は、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン(インスリングラルギン);Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28-B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンである。
例示的なインスリン誘導体は、たとえば、B29-N-ミリストイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-パルミトイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-ミリストイルヒトインスリン;B29-N-パルミトイルヒトインスリン;B28-N-ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28-N-パルミトイル-LysB28ProB29ヒトインスリン;B30-N-ミリストイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30-N-パルミトイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29-N-(N-パルミトイル-γ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(N-リトコリル-γ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)-des(B30)ヒトインスリン、およびB29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。例示的なGLP-1、GLP-1類似体およびGLP-1受容体アゴニストは、たとえば:リキシセナチド(Lixisenatide)/AVE0010/ZP10/リキスミア(Lyxumia)、エキセナチド(Exenatide)/エクセンディン-4(Exendin-4)/バイエッタ(Byetta)/ビデュリオン(Bydureon)/ITCA650/AC-2993(アメリカドクトカゲの唾液腺によって産生される39アミノ酸ペプチド)、リラグルチド(Liraglutide)/ビクトザ(Victoza)、セマグルチド(Semaglutide)、タスポグルチド(Taspoglutide)、シンクリア(Syncria)/アルビグルチド(Albiglutide)、デュラグルチド(Dulaglutide)、rエクセンディン-4、CJC-1134-PC、PB-1023、TTP-054、ラングレナチド(Langlenatide)/HM-11260C、CM-3、GLP-1エリゲン、ORMD-0901、NN-9924、NN-9926、NN-9927、ノデキセン(Nodexen)、ビアドール(Viador)-GLP-1、CVX-096、ZYOG-1、ZYD-1、GSK-2374697、DA-3091、MAR-701、MAR709、ZP-2929、ZP-3022、TT-401、BHM-034、MOD-6030、CAM-2036、DA-15864、ARI-2651、ARI-2255、エキセナチド(Exenatide)-XTENおよびグルカゴン-Xtenである。
例示的なオリゴヌクレオチドは、たとえば:家族性高コレステロール血症の処置のためのコレステロール低下アンチセンス治療薬である、ミポメルセン(mipomersen)/キナムロ(Kynamro)である。
例示的なDPP4阻害剤は、ビルダグリプチン(Vildagliptin)、シタグリプチン(Sitagliptin)、デナグリプチン(Denagliptin)、サキサグリプチン(Saxagliptin)、ベルベリン(Berberine)である。
例示的なホルモンは、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンなどの、脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストを含む。
例示的な多糖類は、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩を含む。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。ヒアルロン酸誘導体の例としては、HylanG-F20/Synvisc、ヒアルロン酸ナトリウムがある。
本明細書において使用する用語「抗体」は、免疫グロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。免疫グロブリン分子の抗原結合部分の例は、抗原を結合する能力を保持するF(ab)およびF(ab’)2フラグメントを含む。抗体は、ポリクローナル、モノクローナル、組換え型、キメラ型、非免疫型またはヒト化、完全ヒト型、非ヒト型(たとえばマウス)、または一本鎖抗体とすることができる。いくつかの実施形態では、抗体はエフェクター機能を有し、補体を固定することができる。いくつかの実施形態では、抗体は、Fc受容体と結合する能力が低く、または結合することはできない。たとえば、抗体は、アイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは変異体とすることができ、Fc受容体との結合を支持せず、たとえば、これは、突然変異したまたは欠失したFc受容体結合領域を有する。
用語「フラグメント」または「抗体フラグメント」は、全長抗体ポリペプチドを含まないが、抗原と結合することができる全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を依然として含む、抗体ポリペプチド分子(たとえば、抗体重鎖および/または軽鎖ポリペプチド)由来のポリペプチドを指す。抗体フラグメントは、全長抗体ポリペププチドの切断された部分を含むことができるが、この用語はそのような切断されたフラグメントに限定されない。本発明に有用である抗体フラグメントは、たとえば、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv(一本鎖Fv)フラグメント、直鎖抗体、二重特異性、三重特異性、および多重特異性抗体(たとえば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ)などの単一特異性または多重特異性抗体フラグメント、ミニボディ、キレート組換え抗体、トリボディまたはバイボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュラー免疫薬(SMIP)、結合ドメイン免疫グロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびVHH含有抗体を含む。抗原結合抗体フラグメントのさらなる例は、当技術分野で知られている。
用語「相補性決定領域」または「CDR」は、特異的抗原認識を仲介する役割を主に担う重鎖および軽鎖両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。用語「フレームワーク領域」は、CDR配列ではなく、CDR配列の正しい位置決めを維持して抗原結合を可能にする役割を主に担う重鎖および軽鎖両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、通常、当技術分野で知られているように、抗原結合に直接的に関与しないが、特定の抗体のフレームワーク領域内の特定の残基が、抗原結合に直接的に関与することができ、またはCDR内の1つまたはそれ以上のアミノ酸が抗原と相互作用する能力に影響を与えることができる。
例示的な抗体は、アンチPCSK-9mAb(たとえばアリロクマブ(Alirocumab))、アンチIL-6mAb(たとえばサリルマブ(Sarilumab))、およびアンチIL-4mAb(たとえばデュピルマブ(Dupilumab))である。
本明細書において説明される化合物は、(a)化合物または薬学的に許容されるその塩、および(b)薬学的に許容される担体を含む医薬製剤において使用することができる。化合物はまた、1つまたはそれ以上の他の医薬品有効成分を含む医薬製剤、または存在する化合物またはその薬学的に許容される塩が唯一の有効成分である医薬製剤において使用することもできる。したがって、本開示の医薬製剤は、本明細書において説明される化合物および薬学的に許容される担体を混合することによって作られる任意の製剤を包含する。
本明細書において説明される任意の薬物の薬学的に許容される塩もまた、薬物送達デバイスにおける使用に企図される。薬学的に許容される塩は、たとえば酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩は、たとえば、HClまたはHBr塩である。塩基性塩は、たとえば、アルカリもしくはアルカリ土類金属、たとえばNa+、もしくはK+、もしくはCa2+、またはアンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1からR4は互いに独立して:水素、場合により置換されたC1~C6-アルキル基、場合により置換されたC2~C6-アルケニル基、場合により置換されたC6~C10-アリル基、または場合により置換されたC6~C10-ヘテロアリール基を意味する)から選択されるカチオンを有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、当業者に知られている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物またはメタノラート(methanolate)またはエタノラート(ethanolate)などのアルカノラート(alkanolate)である。
本明細書で述べた物質、製剤、装置、方法、システム、デバイス、および実施形態の様々な構成要素の修正(例えば、調節、追加、または除去など)が、本発明の概念の完全な範囲および精神から逸脱することなく行われ、本発明の概念は、そのような修正およびそれらの任意の等価物を包含することを当業者は理解されよう。

Claims (14)

  1. 遠位端および近位端を有するデータ収集デバイス(13)であって、近位端は閉じており、遠位端は、データ収集デバイス(13)を薬剤投与デバイス(1)の回転可能な用量設定ダイヤル(12)に取り付けることができるように開いており、
    データ収集デバイス(13)の遠位端から光を投射するように構成された光源(18)と、
    光学センサ(19)とを含み、
    ここで、データ収集デバイス(13)が用量設定ダイヤル(12)に取り付けられているとき、光源(18)は、薬剤投与デバイス(1)の外側ハウジングの外面を越えて延びる少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)の表面の一部分を照明するように構成され、少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)は、外側ハウジング(12)内部に部分的に位置するダイヤルスリーブ(10)の一部であり、用量がダイヤル設定されるときに回転するように構成され、光学センサ(19)は、少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)の表面に配設された少なくとも比較的反射性の領域によって反射された光を受けるように構成される、
    前記データ収集デバイス。
  2. 用量設定ダイヤル(12)に取り付けられたときに、データ収集デバイス(13)の遠位端は、ダイヤルスリーブ(10)の少なくとも1つの外向き半径方向突出部に面する、請求項1に記載のデータ収集デバイス(13)。
  3. 光源(18)と光学センサとを含むエレクトロニクスアセンブリ(16)を含む、請求項1または2に記載のデータ収集デバイス(13)。
  4. エレクトロニクスアセンブリ(16)は、光学センサ(19)から信号を受信し、薬剤投与デバイス(1)からの薬剤送達の発生を検出するように構成されたプロセッサ装置(22)を含む、請求項3に記載のデータ収集デバイス(13)。
  5. プロセッサ装置(22)は、光学センサ(19)から信号を受信し、薬剤投与デバイス(1)のダイヤルスリーブの回転量を決定するように構成され、場合により、データ収集
    デバイス(13)は、ダイヤル設定された用量を決定するように構成される、請求項4に記載のデータ収集デバイス(13)。
  6. 光源は、赤外光源である、請求項1~5のいずれか1項に記載のデータ収集デバイス。
  7. 薬剤投与デバイス(1)であって、
    近位端および遠位端を有するハウジング(2)と、
    部分的にハウジング(2)の内部に位置する回転可能なダイヤルスリーブ(10)であって、近位端および遠位端を有する回転可能なダイヤルスリーブ(10)と、
    クラッチを介してダイヤルスリーブ(10)の近位端に連結された用量設定ダイヤル(12)とを含み、
    ここで、ダイヤルスリーブ(10)は、ハウジングの近位端と用量設定ダイヤルとの間に配置された少なくとも1つの外向き半径方向突出部を含み、
    少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)は、ハウジング(2)の外面を越えて延び、少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)は、該少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)の表面に形成された比較的反射性の部分を含む、
    前記薬剤投与デバイス。
  8. 較的反射性の部分は、少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)の近位表面に形成される、請求項7に記載の薬剤投与デバイス(1)。
  9. 少なくとも1つの外向き半径方向突出部は複数の歯を含み、場合により、該歯は、該歯の表面に形成された比較的反射性の部分(20a)を含む、請求項7または8に記載の薬剤投与デバイス。
  10. 少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)は、環状フランジである、請求項7に記載の薬剤投与デバイス。
  11. ダイヤルスリーブ(10)および用量設定ダイヤル(12)は、薬剤投与デバイスの用量設定中に回転不能に連結され、薬剤投与デバイスの用量投薬中に回転可能に連結解除される、請求項7~10のいずれか1項に記載の薬剤投与デバイス。
  12. システムであって、
    近位端および遠位端を有するハウジング(2)を含む薬剤投与デバイス(1)と、
    部分的にハウジング(2)の内部に位置する回転可能なダイヤルスリーブ(10)であって、近位端および遠位端を有する回転可能なダイヤルスリーブ(10)と、
    クラッチを介してダイヤルスリーブの近位端に連結された用量設定ダイヤル(12)であって、ダイヤルスリーブ(10)は、ハウジング(2)の近位端と用量設定ダイヤル(12)との間に配置され、薬剤投与デバイス(1)の外側ハウジング(2)の外面を越えて延びる少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)を含む、用量設定ダイヤルと、
    薬剤投与デバイス(1)の回転可能な用量設定ダイヤル(12)に取り付けられるように構成されたデータ収集デバイス(13)と
    を含み、該データ収集デバイス(13)は、
    光源(18)と、
    光学センサ(19)とを含み、ここで、光源(18)は、少なくとも1つの外向き半径方向突出部(11)の表面の一部分を照明するように構成され、光学センサ(19)は、少なくとも1つの外向き半径方向突出部の表面に配設された少なくとも比較的反射性の領域(20a)によって反射された光を受けるように構成される、
    前記システム。
  13. データ収集デバイス(13)は、薬剤投与デバイス(1)の用量設定ダイヤル(12)に取り付けられている、請求項12に記載のシステム。
  14. 請求項1~6のいずれか1項に記載のデータ収集デバイス(13)と、請求項7~11のいずれか1項に記載の薬剤投与デバイス(1)とを含むシステム。
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