JP7197219B2 - financial instrument transaction management device, financial instrument transaction management system, program - Google Patents
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Description
本発明は、外国為替等、金融商品の取引を管理、支援する技術に関する。 The present invention relates to technology for managing and supporting transactions of financial products such as foreign exchange.
外国為替等の金融商品の取引方法として、注文時の価格で取引を行う成行注文の他に、指値注文が知られている。この指値注文とは、予め顧客から売買値段の指定を受ける注文形態のことであり、金融商品の取扱業者は対象となる金融商品が指定された金額まで下がったときに当該金融商品の買い注文を行い、あるいは、指定された金額まで上がったときに当該金融商品の売り注文を行う。従来、この金融商品の指値注文をコンピュータシステムを用いて行う発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。 As a trading method for financial products such as foreign exchange, a limit order is known in addition to a market order for trading at the price at the time of the order. This limit order is an order form in which the purchase price is specified in advance by the customer, and when the target financial product drops to the specified price, the financial product dealer will place a buy order for the financial product. or place a sell order for the financial product when it rises to a specified amount. Conventionally, an invention is known in which a limit order for a financial product is placed using a computer system (see, for example, Patent Document 1).
ここで、金融商品の指値注文においては、イフダンオーダー(順位のある2つの注文を同時に出し、第一順位の注文(以下「第一注文」と称する。)が成立したら、自動的に第二順位の注文(以下「第二注文」と称する。)が有効になる注文形式のこと。本明細書において同じ。)が行われることも多い、しかし、引用文献1に記載の発明においては、イフダンオーダーの指値注文に対応できないという問題がある。一方、金融商品の相場が従来の相場よりも大きく変動してしまい当面回復の見込みがない場合には、当該金融商品を所持する取引者は、損害を最小限に留めるべく相場価格の変動状況に応じて当該金融商品の売却を望む場合が多い。しかし、引用文献1に記載の発明において、金融商品の取引を行うべくシステムを利用する顧客は、指値注文の買い注文によって取得した金融商品を将来の相場の状況に応じて自動的に売却することはできず、またイフダンオーダーを相場の状況に応じて自動的に中止させることができないという問題がある。
Here, in the case of limit orders for financial products, if an if-done order (two orders with ranks are placed at the same time, and the first order (hereinafter referred to as the "first order") is executed, the second order will be automatically placed. (hereinafter referred to as the "second order") is effective. The same applies in this specification.) is often made, but in the invention described in
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、金融商品の取引においてシステムを利用する顧客の利便性を高めると共にイフダンオーダーを行う際に顧客が被るリスクを低減させることができる金融商品取引管理装置を提供することを課題としている。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and is capable of improving the convenience of customers who use the system in trading financial instruments and reducing the risk incurred by customers when placing if-done orders. An object of the present invention is to provide a management device.
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、相場価格が変動する金融商品の売買取引を管理する金融商品取引管理装置であって、前記金融商品の売買注文を行うための売買注文申込情報を受け付ける注文入力受付手段と、該注文入力受付手段が受け付けた前記売買注文申込情報に基づいて生成されて注文情報記録手段に記録された前記注文情報に基づいて前記金融商品の前記売買注文を約定させる約定情報生成手段と、前記相場価格の変動に対応して、前記約定させる基準となる価格を変動させる価格幅としてのトレールに基づいて前記約定させる価格を変動させるトレール手段とを備え、一の前記売買注文申込情報に基づいて生成された、同一種類の前記金融商品を、イフダンオーダーにおける第一注文を約定させる基準となる価格として設定された第一の価格において買い注文又は売り注文をする前記注文情報、及び、前記イフダンオーダーにおける前記第一注文の約定によって発注される第二注文を約定させる基準となる価格として設定された第二の価格において売り注文又は買い注文をする前記注文情報から成る複数の注文情報群について、前記トレール手段は、前記相場価格の変動に伴い、前記トレールに基づいて、前記第一注文、及び/又は、前記第二注文の前記約定させる基準となる価格を変動させ、前記約定情報生成手段は、前記相場価格が高値側及び安値側のうちの一方側に変動して、前記第一注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第一の価格に複数回の所定の回数一致したときに、前記第一注文を前記第一の価格にて約定すること、及び、前記相場価格が前記高値側及び前記安値側のうちの他方側に変動して、前記第二注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第二の価格に複数回の所定の回数一致したときに、前記第二注文を前記第二の価格にて約定することを特徴とする。
In order to achieve such a task, the invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記注文情報記録手段と、前記金融商品の相場価格の情報を取得し管理する相場価格情報管理手段とを備え、該約定情報生成手段は、前記注文情報記録手段に記録された前記注文情報群のうち前記第一注文を有効な注文とすると共に前記第二注文を無効な注文とし、前記注文情報群を形成する個々の前記注文情報のうち前記第一注文に基づいて前記金融商品の約定を行い、該約定と共に前記第二注文を無効な注文から有効な注文に変更する処理を行い、現在の前記相場価格が前記第二注文を約定させる基準となる価格となったときに前記第二注文に基づいて前記金融商品の約定を行うことを特徴とする。
The invention according to claim 2, in addition to the configuration according to
請求項3に記載の発明は、相場価格が変動する金融商品の売買取引を管理する金融商品取引管理システムであって、前記金融商品の売買注文を行うための売買注文申込情報を受け付ける注文入力受付手段と、該注文入力受付手段が受け付けた前記売買注文申込情報に基づいて、生成されて注文情報記録手段に記録された前記注文情報に基づいて前記金融商品の前記売買注文を約定させる約定情報生成手段と、前記相場価格の変動に対応して、前記約定させる基準となる価格を変動させる価格幅としてのトレールに基づいて前記約定させる価格を変動させるトレール手段とを備え、一の前記売買注文申込情報に基づいて生成された、同一種類の前記金融商品を、イフダンオーダーにおける第一注文を約定させる基準となる価格として設定された第一の価格において買い注文又は売り注文をする前記注文情報、及び、前記イフダンオーダーにおける前記第一注文の約定によって発注される第二注文を約定させる基準となる価格として設定された第二の価格において売り注文又は買い注文をする前記注文情報から成る複数の注文情報群について、前記トレール手段は、前記相場価格の変動に伴い、前記トレールに基づいて、前記第一注文、及び/又は、前記第二注文の前記約定させる基準となる価格を変動させ、前記約定情報生成手段は、前記相場価格が高値側及び安値側のうちの一方側に変動して、前記第一注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第一の価格に複数回の所定の回数一致したときに前記第一注文を前記第一の価格にて約定すること、及び、前記相場価格が前記高値側及び前記安値側のうちの他方側に変動して、前記第二注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第二の価格に複数回の所定の回数一致したときに、前記第二注文を前記第二の価格にて約定することを特徴とする。
The invention according to
請求項4に記載の発明は、プログラムであって、コンピュータを請求項1又は2に記載の金融商品取引管理装置として機能させることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a program that causes a computer to function as the financial product transaction management apparatus according to the first or second aspect.
請求項1、請求項3に記載の発明によれば、一の売買注文申込情報に基づいて生成された同一種類の金融商品を、イフダンオーダーにおける第一注文を約定させる基準となる価格として設定された第一の価格において買い注文又は売り注文をする注文情報、及び、イフダンオーダーにおける第一注文の約定によって発注される第二注文を約定させる基準となる価格として設定された第二の価格において売り注文又は買い注文をする注文情報から成る複数の注文情報群について、相場価格の変動に伴い、トレールに基づいて、第一注文、及び/又は、第二注文の約定させる基準となる価格を変動させ、相場価格が高値側及び安値側のうちの一方側に変動して、第一注文の注文価格がトレール手段の処理によってトレールし、相場価格が第一の価格に複数回の所定の回数一致したときに、第一注文を第一の価格にて約定すること、及び、相場価格が高値側及び安値側のうちの他方側に変動して、第二注文の注文価格がトレール手段の処理によってトレールし、相場価格が第二の価格に複数回の所定の回数一致したときに、第二注文を第二の価格にて約定することにより、クライアント端末側で一の注文手続きを行うことで、同一種類の金融商品についての注文をコンピュータシステムを用いて行うことができる。そして、トレールに基づいて、第一注文、及び、第二注文の約定させる基準となる価格を変動させることができる。そして、金融商品の先物取引において、システムを利用する顧客が煩雑な注文手続を行うことなく、かつ将来の相場の状況が利用者に不利に変化しても常に損害額を最低限に抑えられるイフダンオーダーを行うことが可能になる。これにより、金融商品の取引においてシステムを利用する顧客の利便性を高めると共にイフダンオーダーを行う際に顧客が被るリスクを低減させることができる。
According to the inventions described in
請求項1,3に記載の発明によれば、トレール幅情報に基づいて、第一注文、及び/又は、第二注文の約定させる基準となる価格を変動させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、注文情報記録手段と、金融商品の相場価格の情報を取得し管理する相場価格情報管理手段と、注文情報に基づいて金融商品の約定を行う約定情報生成手段とを備え、約定情報生成手段は、注文情報記録手段に記録された注文情報群のうち第一順位の注文情報を有効な注文情報とすると共に第二順位の注文情報を無効な注文情報とし、約定情報生成手段は、注文情報群を形成する個々の注文情報のうち第一順位の注文情報に基づいて金融商品の約定を行い、約定と共に第二順位の注文情報を無効な注文情報から有効な注文情報に変更する処理を行い、現在の相場価格が第二注文を約定させる基準となる価格となったときに第二順位の注文情報に基づいて金融商品の約定を行うことにより、金融商品の先物取引において、システムを利用する顧客が煩雑な注文手続を行うことなく、かつ将来の相場の状況が利用者に不利に変化しても常に損害額を最低限に抑えられるイフダンオーダーが実現できる。これにより、システムを利用する顧客の利便性を高めると共にイフダンオーダーを行う際に顧客が被るリスクを低減させることができる。
According to the inventions of
According to the second aspect of the invention, order information recording means, market price information management means for acquiring and managing information on market prices of financial products, and contract information generating means for contracting financial products based on order information. The contract information generating means treats the order information of the first order among the group of order information recorded in the order information recording means as valid order information and the order information of the second order as invalid order information. , the contract information generating means executes a contract of the financial product based on the order information of the first order among the individual order information forming the order information group, and converts the order information of the second order from the invalid order information to the valid order information together with the contract. When the current market price becomes the standard price for executing the second order, the financial product is executed based on the order information of the second order. In futures trading, it is possible to realize if-done orders that minimize the amount of damages at all times even if future market conditions change unfavorably for users, without complicated ordering procedures by customers using the system. . As a result, it is possible to improve convenience for customers using the system and reduce the risk that the customer suffers when placing an If-Done-Order.
請求項4に記載の発明によれば、本発明の金融商品取引管理装置をプログラム化し、多様なコンピュータハードウェア上で実現させることができる。 According to the fourth aspect of the invention, the financial product transaction management apparatus of the present invention can be programmed and implemented on various computer hardware.
[発明の実施の形態1]
以下、この発明の一の実施の形態1について図面を参照して説明する。
[
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、この実施の形態1の金融商品取引管理システムのシステム構成図及び機能ブロック図である。同図に示すとおり、金融商品取引管理システム1Aは、金融商品取引管理装置1と、n個(n≧1)のクライアント端末21~2nとを備えており、金融商品取引管理装置1とクライアント端末21~2nは、WAN(Wide Area Network)としてのインターネット3を介して相互に交信可能である。この実施の形態1の金融商品取引管理システム1Aは、金融商品として外国為替を取扱う。
FIG. 1 is a system configuration diagram and functional block diagram of a financial product transaction management system according to the first embodiment. As shown in the figure, the financial product
金融商品取引管理装置1は、金融商品の取扱業者が管理し運用するサーバコンピュータであり、Webサーバ機能、大容量のデータを保存するデータベース機能を備えている。クライアント端末21,・・・,2nは、金融商品の売買を行う個人又は法人が所持し使用する、データ通信機能を有する通信端末であって、パーソナルコンピュータ、携帯電話端末等がこれに該当する。クライアント端末21,・・・,2nは、マウスやキーボード等各種指示を入力するために用いられる操作部211,・・・,21n、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり操作部211,・・・,21nから入力された各種指示等や各種画像を表示する表示部221,・・・,22nを有している。なお、クライアント端末21,・・・,2n、操作部211,・・・,21n、表示部221,・・・,22nは同じ構成を持つので、以下、区別する必要がある場合を除き、クライアント端末2、操作部21、表示部22とする。
The financial product
図1には図示しないが、金融商品取引管理装置1は少なくとも1のCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、及び、CPUの作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)、起動用ブートプログラム等が記録されたROM(Read Only Memory)、各種プログラムやデータ等が記録されるハードディスク等の補助記憶装置、データの送受信に用いる通信インターフェース等が設けられている。補助記憶装置には、OS(Operating System)用プログラム、各種アプリケーションプログラム、データベースに記録されたデータ等が記録されており、これらのプログラムやデータはCPUの演算処理により、ハードウェア資源と協働して各種機能を実現する。
Although not shown in FIG. 1, the financial instrument
図1に示す通り、金融商品取引管理装置1は、上述した各種プログラムとハードウェア資源とに基づいて実現される機能手段としてのデータ処理部10、及び、データ処理部10にて処理される各種データが記録されるデータベース18を有する。データ処理部10は金融商品取引管理装置1において用いる各種データの生成、加工等の処理を行うものであり、更に、同じく機能手段としてのフロントページ配信部11、「注文情報受付手段」としての注文入力受付部12、入出金情報生成部13、「約定情報生成手段」としての約定情報生成部14、口座情報生成部15、「注文情報生成手段」としての注文情報生成部16、データベース(DB)接続基底部17、「相場価格情報管理手段」としての価格情報受信管理部19を有している。
As shown in FIG. 1, the financial product
注文入力受付部12は、クライアント端末2から入力された各種の注文に関するデータを受け付け、金融商品の注文を成立させるために必要な各種処理を行う。
The order
入出金情報生成部13は、クライアント端末2から入出金のリクエストを受け付け、リクエストに基づいて入出金の一覧表を作成する。
The deposit/
注文情報生成部16は、注文入力受付部12が処理した情報に基づいて、成立した金融商品の注文に関する情報を生成する。ここでの注文には、いわゆる成行注文、指値注文に加え、イフダンオーダーも含まれる。
The order
約定情報生成部14は、注文情報生成部16が生成した注文に基づく約定処理、及び、完了した約定処理に関する情報を顧客のクライアント端末2に送るための処理を行う。なお、ここでの「約定」とは、顧客の注文に基づいて金融商品の売買を成立されるための各種の手続並びに処理のことをいう。後述する通り、この実施の形態1において約定が成立すると、外国為替の売買が行われ、その結果、約定情報生成部14の指示に基づいて、口座情報生成部15が売買額に応じて証拠金情報(後述)を変換し、更に、入出金情報生成部13が入出金の一覧表に入金や出金の状況を記載する。また、約定情報生成部14は、約定が成立すると、クライアント端末2の表示部22に約定が成立した旨の文字情報等を表示させ、また、売買価格に基づいてクライアント端末の銀行口座の出入金処理を行う。
The
口座情報生成部15は、顧客の預金残高情報を生成し、当該預金残高情報を証拠金情報(即ち、注文の約定を実現できることを裏付けるための情報)として管理する機能を有する。なお、口座情報生成部15において生成される預金残高に関する情報は、現実の預金残高と整合性を取るために、銀行等の金融機関が提供する、顧客の現実の預金残高に関する情報と定期的に照合される。
The account
データベース接続基底部17は、データ処理部10において生成、加工処理されたデータとデータベース18にて記録されるデータとの変換(例えば論理的データ構造と物理的データ構造との相互変換)を行うと共に、データ処理部10とデータベース18との間でデータを交信するために必要な処理を行う。
The database
データベース18は、金融商品取引管理装置1にて用いられるデータを記録する。この実施の形態1におけるデータベース18はリレーショナルデータベースによって形成するが、例えばオブジェクトデータベース等、大量のデータの記録や書換えに適したものであればどのような形式を用いてもよい。データベース18には、「注文情報記録手段」としての注文テーブル181、「顧客口座情報記録手段」としての顧客口座情報テーブル182、通貨ペア注文条件テーブル183、シーケンス番号テーブル184が記録されている。シーケンス番号テーブル184には注文情報(後述)ごとに一意に付されるシーケンス番号が記録される。注文テーブル181、顧客テーブル182、通貨ペア注文条件テーブル183の詳細については後述する。
The
フロントページ配信部11は、クライアント端末2の表示部22にされる画像データを作成し、作成した画像データをクライアント端末2に送信する。
The front
価格情報受信管理部19は、金融商品取引管理装置1にて扱う金融商品の価格についての情報を取得し、取得した情報に対し、データ処理部10にて用いるために必要な処理と管理を行う。この実施の形態1においては、価格情報受信管理部19は外為の相場価格の情報を定期的に取得し、記録し管理する。
The price information
なお図示しないが、金融商品取引管理装置1は日時の情報を取得し管理するタイマと、このタイマから取得された日時の情報に基づいて第一順位の注文情報、第一の売逆指値注文情報、第二の売逆指値注文情報(いずれも後述)の注文期限の管理を行う期限管理手段とを有する。
Although not shown, the financial instrument
図2は注文テーブル181のフィールド定義の模式図である。同図に示す通り、注文テーブル181は項目数分のフィールドを有し、フィールドの名称(フィールド名)、文字や数値や日時等のデータ型(型)、ビット長等のデータ長(長さ)、空欄不可指定(Not Null)、デフォルト値の有無(デフォルト値)、データの項目名(備考)等が規定される。 FIG. 2 is a schematic diagram of field definitions of the order table 181. As shown in FIG. As shown in the figure, the order table 181 has as many fields as the number of items. , non-blank specification (Not Null), presence/absence of default value (default value), data item name (remarks), etc. are defined.
上述の金融商品取引管理装置1においては、一の予約注文によって、同一種類の金融商品について複数の逆指値注文を用いたイフダンオーダーによる取引を実現できる。
In the above-described financial product
次に、この実施の形態1の金融商品取引管理システム1Aにおける、逆指値注文を用いたイフダンオーダーの実行手順について説明する。
Next, a procedure for executing an if-done order using a stop loss order in the financial product
図3は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、「第一の価格」としての一の通貨の買い逆指値注文(新規買い逆指値注文)、及び、「第二の価格」としての他の通貨の売り逆指値注文(新規売り逆指値注文)を受け付ける際の実行手順を示すフローチャートである。以下、同図に基づいて受け付け時の実行手順を説明する。
FIG. 3 shows a buy stop order (new buy stop order) of one currency as the "first price" and the "second price" in the financial instrument
金融商品取引管理システム1Aを利用する顧客は、クライアント端末2を用いて金融商品取引管理装置1にアクセスし、表示部22に表示された取引選択画面(図示せず)により、同一種類の金融商品(例えば米国ドルと日本円との組み合わせ)を「第一の価格」について買い逆指値注文を行い、「第二の価格」についての売り逆指値注文を行う取引を選択する。金融商品取引管理装置1のフロントページ配信部11は、アクセスのあったクライアント端末2の表示部22に、当該売買の条件を入力するための入力画面を表示させる。
A customer using the financial product
図4の(a)は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、同一種類の金融商品について、「第一の価格」について買い逆指値注文を行うと共に「第二の価格」について売り逆指値注文を行う入力画面のイメージ図である。同図には、同注文を行う場合の各種入力、選択がされた状態が表示されている。
FIG. 4(a) shows that the financial product
この入力画面40には、取引可能な通貨ペアを画面表示させる「売買希望入力手段」としての売買希望通貨ペア選択ボタン401、最初に約定させる指値注文の売買の種類を表示させる売買種類選択ボタン402、選択可能な注文の種類を表示させる注文種類選択ボタン403、「第一の価格」としての、取引対象の通貨の買い逆指値注文(新規買い逆指値注文)、又は売り逆指値注文(新規売り逆指値注文)の最初の価格が入力される「第一注文価格入力欄」としての第一逆指値注文価格入力欄404、「第一の価格」としての買い逆指値注文、又は売り逆指値注文のトレール幅の金額が入力される第一トレール幅入力欄405、「第一の価格」としての買い逆指値注文、又は売り逆指値注文のトレール開始価格が入力される第一トレール開始価格入力欄406、「第二の価格で販売又は購入した場合の値幅」としての、売り逆指値注文、又は買い逆指値注文のストップロス幅の価格が入力される「値幅入力欄」としてのストップロス幅入力欄407、それぞれの指値注文及び逆指値注文の約定によって売買される通貨の金額が入力される注文金額入力欄408、それぞれの逆指値注文の有効期限を表示させる有効期限選択ボタン409が表示されている。なお、後述する通り、第一逆指値注文価格入力欄404に入力された価格はイフダンオーダーの第一注文の最初の価格を形成する。
On this
顧客が、同一種類の金融商品を第一の価格について買い逆指値注文をし、第二の価格について売り逆指値注文をすることを希望する場合、顧客は操作部21を操作して当該取引を希望する旨入力し、更に入力画面40に注文内容のデータを選択・入力する(ステップS1)。図4の(a)には、顧客が、同一種類の金融商品を第一の価格について買い逆指値注文をし、第二の価格について売り逆指値注文をすることを希望する場合の各種選択・入力が行われた入力画面40のイメージ図である。図4の(a)においては、売買希望通貨ペア選択ボタン401にてUSドル/日本円(日本円でUSドルを売買する)を選択し、売買種類選択ボタン402で「買い」を選択し、注文種類選択ボタン403で「トレンドイフダン」(この実施の形態1の、同一種類の金融商品について複数の逆指値注文を用いたイフダンオーダーのこと。以下本明細書においてこの取引態様を「トレンドイフダンオーダー」と称する。)」を選択し、第一逆指値注文価格入力欄404に103.00円、第一トレール幅入力欄405に1.00円、第一トレール開始価格入力欄406に102.50円、ストップロス幅入力欄407に2.00円、注文金額入力欄408に10万ドルがそれぞれ入力され、有効期限選択ボタン409によって「週末」が選択された状態が表示されている。
When a customer desires to place a buy stop order at a first price and a sell stop order at a second price of the same kind of financial product, the customer operates the
この状態で選択ボタン410がクリックされ、入力画面40において入力・選択されたデータが金融商品取引管理装置1に供給されると、金融商品取引管理装置1の注文入力受付部12は、入力された注文の内容を確認する。即ち、有効期限選択ボタン409において選択された期限、注文種類選択ボタン403において選択された注文の種類を確認し、さらに、それぞれの注文価格について検査を行う(ステップS2)。具体的には、注文入力受付部12は、売買希望通貨ペア選択ボタン401において選択された通貨ペアの、第一逆指値注文価格入力欄404に入力された買い逆指値注文の価格と、価格情報受信管理部19が受信した現在の為替相場価格との対比が行われる。注文入力受付部12は、顧客が利益を得られる場合のみ、即ち、買い逆指値注文の価格が現在の為替相場価格よりも低い場合のみを適正価格と判断する。
In this state, when the
買い逆指値注文の価格が適正価格と判断された場合(ステップS3の“No”)、口座情報生成部15が顧客口座情報テーブル182の当該顧客の証拠金情報を取得する。
If the buy stop order price is determined to be a proper price (“No” in step S3), the account
注文入力受付部12は、取得された証拠金情報と顧客の注文総額(即ち、第一逆指値注文価格入力欄404に入力された買い逆指値注文の価格に注文金額入力欄408に入力された金額を乗じて算出される注文総額)とを対比し、証拠金の額が注文許容額以上であるか否かを確認する。
The order
ここで、「注文許容額」とは、注文に必要な金額のことである(本明細書において同じ)。即ち、注文許容額は、注文金額入力欄408に入力された金額(この実施の形態では、10(万円))であってもよいし、当該値に対する所定の比率の値(例えば、10(万円)×0.1=1(万円))であってもよいし、予め定められた所定の金額(例えば、一律1万円)であってもよい。 Here, the "allowable order amount" is the amount required for an order (same in this specification). That is, the allowable order amount may be the amount entered in the order amount input field 408 (in this embodiment, 100,000 yen), or a predetermined ratio of the value (for example, 10 ( 10,000 yen)×0.1=1 (10,000 yen), or a predetermined amount (for example, 10,000 yen uniformly).
注文情報生成部16は、証拠金の額が注文許容額以上である場合(ステップS5の“No”)の場合にのみ、後述する「注文情報群」を生成する。これにより、顧客が確実に支払いができる場合にのみトレンドイフダンオーダーによる指値注文を受け付けることができる。
The order
証拠金の額が注文許容額以上である場合(ステップS5の“No”)、注文入力受付部12は、通貨ペア注文条件テーブル183に記録されたデータ等を元に、注文条件が上述したもの以外のトレンドイフダンオーダーの各種条件を満たしているか否かを確認する(ステップS6)。
If the margin amount is equal to or greater than the order allowable amount ("No" in step S5), the order
トレンドイフダンオーダーの各種条件を満たしていない場合(ステップS7の“Yes”)、注文入力受付部12は入力された注文をエラーとして扱い、注文の受付を拒絶する(ステップS10)。
If the various conditions of the trend-if-done order are not satisfied ("Yes" in step S7), the order
トレンドイフダンオーダーの各種条件を満たしている場合であって(ステップS7の“No”)、注文条件が上述のトレンドイフダンオーダーによる指値注文に必要な条件を全て満たしているものと判定された場合、フロントページ配信部11は、クライアント端末2の表示部22に、確認画面(図示せず)を表示させる。確認画面(図示せず)には入力画面40にて顧客によって入力、選択された注文条件が列記されており、列記された内容で間違いない場合にクリックする承認ボタン(図示せず)が設けられている。
If it is determined that the various conditions of the trend-if-done order are satisfied (“No” in step S7) and the order conditions satisfy all the conditions necessary for the limit order by the above-described trend-if-done order, The front
顧客が操作部21の操作により承認ボタン(図示せず)をクリックすると、金融商品取引管理装置1の注文情報生成部16はステップS1にて入力されたデータに基づいて注文情報を生成する(ステップS8)。具体的には、上記手順において入力された複数のデータを、注文価格を単位としてまとめ、各情報の単位に、シーケンス番号テーブル184に記録された注文にシーケンス番号を付与することで各注文情報を形成する。なおこのとき、シーケンス番号テーブル184には、注文情報に使用されたシーケンス番号を未使用の番号と識別するための情報が付与される。一回のステップS8の手順にて生成される複数の注文情報は、同一種類の金融商品を第一の価格について指値注文する注文情報、及び第二の価格について指値注文する注文情報から成る注文情報群(以下単に「注文情報群」と称する。)を形成する。
When the customer clicks an approval button (not shown) by operating the
注文情報生成部16は、生成された注文情報群を注文テーブル181に記録する(ステップS9)。注文情報群は、図2に示す各フィールドの定義に基づいて注文テーブルに記録される。例えば、“ord_seq”フィールド181bは、ステップS8にて付与されたシーケンス番号の定義である。“cust_seq”フィールド181cは顧客ごとに一意に定められた顧客番号の、“style_id”フィールド181dは商品名の定義である。“ccy_pair_id”フィールド181eは通貨ペア毎に一意に定められたID番号の定義である。このID番号と通貨ペアとの組合わせはデータベース中に別途設けられたIDテーブル(図示せず)中に記録されている。“ord_amnt”フィールド181fは注文金額入力欄408に入力された金額の定義である。“buy_sell_id”フィールド181gには売買種類選択ボタン402で入力された売り注文、買い注文のいずれであるかを定義し、“ord_rate”フィールド181hには第一逆指値注文価格入力欄404で入力された価格を定義し、“limit_time”フィールド181iには有効期限選択ボタン409にて選択された注文期限を定義する。“ord_cond”フィールド181jは注文種類選択ボタン403で選択された注文種別を定義する。“new_close”フィールド181kには新規注文、決済注文のいずれであるかを定義する。“trail_rate”フィールド181mは第一トレール幅入力欄405に入力されたトレール幅を定義し、“repeat_flag”フィールド181nにはイフダンオーダーを繰り返し行うか否かを定義する。なお図2には図示しないが、注文テーブル181には、入力画面40に入力されたその他のデータ、即ち、第一トレール開始価格入力欄406、ストップロス幅の価格が入力されるストップロス幅入力欄407を定義するフィールドも設けられる。これらのフィールドによって、入力画面40に入力されたデータは全て注文テーブル181に記録される。以上の手順より、この実施の形態1におけるイフダンオーダーによる指値注文の受け付け処理は完了する。
The
図5は、注文情報生成部16によって生成されて注文テーブル181に記録された、注文情報群を模式的に示した図である。なお、同図に示す態様のテーブルは、フロントページ配信部11によってクライアント端末2の表示部22にも画像表示される。
FIG. 5 is a diagram schematically showing an order information group generated by the order
図5に示す通り、注文情報群1810Aは、第一の価格について逆指値注文をする、第一順位の注文情報1811、第二の価格について逆指値注文をする「第二順位の注文情報」を形成する、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813から成る。第一順位の注文情報1811は、約定の順序としての優先順位の高い注文情報であり、「第二順位の注文情報」は約定の順序としての優先順位の低い注文情報である。
As shown in FIG. 5, the
図5に示す通り、第一順位の注文情報1811、第一の決済注文情報1812、及び第二の決済注文情報1813は、注文の通し番号としての注文情報181A、顧客毎に一意に付される顧客番号181B、売買の対象となる通貨の組合せ(主として日本円と外貨の組合せ)を識別するための通貨ペア情報181C、一の注文における外貨の持高としてのポジション(以下単に「ポジション」と称する。本明細書において同じ。)の価格情報としての注文金額情報181D、注文が発注された時刻の情報としての注文時刻情報181E、注文が「売り注文」「買い注文」の何れであるかを識別するフラグ情報としての売買方向情報181F、「約定価格の情報」としての注文価格情報181G、各注文情報1811,1812,1813の有効期限を示す情報としての注文有効期限情報181H、例えば「成行注文」「イフダン注文」等の注文の種別を識別するフラグ情報としての注文種別情報181I、各注文情報が「新規注文」なのか「決済注文」なのか、また、「指値注文」なのか「逆指値注文」なのかを識別するフラグ情報としての新規/決済情報181J、為替相場の相場価格と逆指値注文の価格との価格差としてのトレール幅(以下単に「トレール幅」と称する。)の情報としてのトレール幅情報181K、トレール注文を開始する相場価格の情報としてのトレール開始価格情報181L、第一の決済注文情報1812と第二の決済注文情報1813との価格差を規定するストップロス幅情報181M、各注文情報1811,1812,1813が、発注済の逆指値注文(又は指値注文)の注文情報としての有効な注文情報か、あるいは発注前の逆指値注文(又は指値注文)の注文情報としての無効な注文情報かを識別するためのフラグ情報である、「有効無効識別情報」としての有効/無効情報181N、それぞれの注文情報1811,1812,1813が第一順位の注文情報か、あるいは第二順位の注文情報かを識別するためのフラグ情報としての順位情報181P、それぞれの注文情報の約定の“有””無”を識別するためのフラグ情報としての約定有無情報181Qを属性情報として有する。第二の決済注文情報1813は、注文情報181A、顧客番号181B、通貨ペア情報181C、注文金額情報181D、注文時刻情報181E、売買方向情報181F、注文価格情報181G、注文有効期限情報181H、注文種別情報181I、新規/決済情報181J、ストップロス幅情報181M、有効/無効情報181N、約定有無情報181Qを属性情報として有する。これらの属性情報は、入力画面40から入力された情報に基づくものであり、上述のフィールド定義に基づいて注文テーブル181に記録される。
As shown in FIG. 5, first-
図5に示す通り、個々の注文情報1811,1812,1813には注文金額情報181Dとして約定価格の情報が設けられる。後述するように、注文金額情報181Dに規定された約定価格は、トレール幅情報181K、トレール開始価格情報181L、ストップロス幅情報181Mにより、相場価格の変動に伴って変動する。
As shown in FIG. 5, each
図5の有効/無効情報181Nに示す通り、生成された当初、全ての注文情報1811,1812,1813は逆指値注文として無効(以下単に「無効」と称する。)である無効な注文情報とされている。
As shown in the valid/
図5の新規/決済情報181Jに示す通り、第一順位の注文情報1811は新規の逆指値注文の注文情報として生成され、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813は決済の逆指値注文の注文情報として生成されている。
As shown in the new/
なお、ステップS3において買い逆指値注文の価格、及び売り逆指値注文の価格のうち少なくとも何れか一方が不適正な価格と判断された場合(ステップS3の“Yes”)、又は、ステップS5において証拠金の額が注文総額未満であった場合(ステップS5の“Yes”)、注文入力受付部12は入力された注文をエラーとして扱い、注文の受け付けを拒絶する(ステップS10)。即ち、図5に示す各注文情報1811,1812,1813は生成されず、クライアント端末2の表示部22には注文の受け付けが拒絶されたことを示す文字情報等が表示される。
If at least one of the buy stop order price and the sell stop order price is determined to be an inappropriate price in step S3 (“Yes” in step S3), or if the evidence If the amount of money is less than the total amount of the order ("Yes" in step S5), the order
図6は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、逆指値注文の受け付け後の買い逆指値注文の実行手順を示すフローチャート、図8は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における相場価格と逆指値注文の処理との関係を示すタイムチャートである。以下、これらの図に基づいて実行手順を説明する。
FIG. 6 is a flow chart showing the procedure for executing a buy stop order after acceptance of a stop loss order in the financial instruments
受け付け完了後、金融商品取引管理装置1の価格情報受信管理部19は為替相場の相場価格の情報取得を継続する(ステップS11)。例えば、図8の(a)に示すように、受け付け完了時の相場価格が1ドル=103.50円だった場合、相場価格が下降して買い逆指値注文価格(第一逆指値注文価格入力欄404に入力された価格)である1ドル=103.00円に達し、さらに買い逆指値注文トレール開始価格(第一トレール開始価格入力欄406に入力された価格)の1ドル=102.50まで下落すると(ステップS12a)、約定情報生成部14は第一順位の注文情報1811の有効/無効情報181Nのフラグ情報を“無効”から“有効”に変換することで、買い逆指値注文価格である1ドル=103.00円の買い逆指値注文を発注する(ステップS13)。一方、相場価格が買い逆指値注文価格に達した後に買い逆指値注文トレール開始価格まで下落しなかった場合(ステップS12b)には、約定情報生成部14は第一順位の注文情報1811の有効/無効情報181Nのフラグ情報の変換は行わず、買い逆指値注文の発注も行われない(ステップS14)。
After the acceptance is completed, the price information
図8の(b)に示すように、ステップS13の後、更に相場価格が下落して1ドル=101.50円に達した場合(ステップS15a)、約定情報生成部14は、買い逆指値注文価格を、ステップS13で発注された1ドル=103.00円から買い逆指値注文のトレール幅(第一トレール幅入力欄405に入力された価格)である1.00円を引いた、1ドル=102.00円に変更する(ステップS16)。即ち、第一順位の注文情報1811の注文価格情報181Gを1ドル=103.00円から1ドル=102.00円に変更する。
As shown in FIG. 8(b), after step S13, when the market price further drops to 1 dollar=101.50 yen (step S15a), the
一方、ステップS13の後に相場価格が1ドル=101.50円まで下落せずに1ドル=103.00円に到達した場合(ステップS15b)、約定情報生成部14は、買い逆指値注文をステップS13で発注された1ドル=103.00円の買い逆指値注文価格で約定させる(ステップS17)。即ち、約定情報生成部14は約定と共に第一順位の注文情報1811の約定有無情報181Qのフラグ情報を“無”から“有”に変換し、約定情報生成部14の指示によって口座情報生成部15が売買額に応じて証拠金情報(後述)を変換し、入出金情報生成部13が入出金の一覧表に入金や出金の状況を記載する。更に、約定情報生成部14は、約定が成立すると、クライアント端末2の表示部22に約定が成立した旨の文字情報等を表示させ、また、売買価格に基づいてクライアント端末の銀行口座の出入金処理を行う(この実施の形態1において「約定」が行われた場合、金融商品取引管理装置1はすべて同様の処理を行う。)。
On the other hand, if the market price reaches 103.00 yen per dollar without falling to 101.50 yen per dollar after step S13 (step S15b), the execution
なおステップS17において、約定情報生成部14は、第一順位の注文情報1811を約定する際にスリッページ(注文した価格と約定した価格との価格差のこと。)が発生した場合であっても第一順位の注文情報1811の約定を行う。具体的には、例えば、約定情報生成部14は、相場価格が、ステップS13で発注された1ドル=103.00円ちょうどの場合のみならず、1ドル=103.00円よりも上(例えば1ドル=103.00を越えて1ドル=103.50円以下までの価格帯)であれば第一順位の注文情報1811を約定させるように設定しておく。これにより、スリッページ発生時でも約定が行われる(後述するステップS19においても同じ。)。
In step S17, even if slippage (a price difference between the ordered price and the contracted price) occurs when contracting the first
同様に、ステップS16の後、更に相場価格が下落して1ドル=100.50円に達した場合(ステップS18a)、約定情報生成部14は、ステップS16と同様の手順で買い逆指値注文価格を1ドル=101.00円に変更する(図示せず)。即ち、第一順位の注文情報1811の注文価格情報181Gを1ドル=103.00円から1ドル=102.00円に変更する(図示せず)。
Similarly, after step S16, if the market price falls further and reaches 1 dollar = 100.50 yen (step S18a), the contract
一方、図8の(c)に示すように、ステップS16の後に相場価格が1ドル=100.50円まで下落せずに1ドル=102.00円に到達した場合(ステップS18b)、約定情報生成部14は、買い逆指値注文をステップS16で発注された1ドル=102.00円の買い逆指値注文価格で約定させる(ステップS19)。
On the other hand, as shown in FIG. 8(c), if the market price reaches 102.00 yen per dollar without falling to 100.50 yen per dollar after step S16 (step S18b), the contract information The
以上の手順は、買い逆指値注文が約定するまで続けられる。 The above procedure is continued until the buy stop order is executed.
図7は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、逆指値注文の受け付け後の売り逆指値注文の実行手順を示すフローチャートであり、図9はこの実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、相場価格と逆指値注文の処理との関係を示すタイムチャートである。以下、これらの図及び前述の図8に基づいて実行手順を説明する。
FIG. 7 is a flow chart showing the procedure for executing a sell stop order after acceptance of a stop order in the financial instruments
ステップS11~S19までの手順によって買い逆指値注文が特定の価格、例えば図8の(c)に示すように1ドル=102.00円で約定した場合(ステップS19)、約定情報生成部14は、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813の有効/無効情報181Nのフラグ情報を“無効”から“有効”に変換することで、買い逆指値注文の約定価格である1ドル=102.00円からストップロス幅(ストップロス幅入力欄407に入力され、ストップロス幅情報181Mとして記録された価格)である2.00円を引いた額である1ドル=100.00円の売り逆指値注文を発注する(ステップS20)。
When the buy stop order is executed at a specific price, for example, 1 dollar = 102.00 yen as shown in (c) of FIG. , the flag information of the valid/
ステップS20の処理の後に相場価格が上昇し、相場価格が、ステップS20の発注価格である1ドル=102.00円に売り逆指値注文トレール幅(第一トレール幅入力欄405に入力され、トレール幅情報181Kに記録された価格)である1.00円を加えた額である1ドル=103.00円となった場合(ステップS21a)、約定情報生成部14は、売り逆指値注文の価格を、ステップS20において発注された売り逆指値注文の価格である1ドル=100.00円に売り逆指値注文トレール幅である1.00円を加えた額である1ドル=101.00円に変更する(ステップS22)。即ち、第二の決済注文情報1813の注文価格情報181Gを1ドル=100.00円から1ドル=101.00円に変更する。一方、ステップS20の後に相場価格が1ドル=103.00円まで上昇せずに1ドル=100.00円まで下落した場合(ステップS21b)、約定情報生成部14は、第二の決済注文情報1813をステップS20で発注された1ドル=100.00円の売り逆指値注文価格で約定させる(ステップS23)。
After the process of step S20, the market price rises, and the market price changes to 1 dollar = 102.00 yen, which is the order price in step S20. When 1 dollar = 103.00 yen, which is the amount obtained by adding 1.00 yen (the price recorded in the
なおステップS23において、約定情報生成部14は、第二の決済注文情報1813を約定する際にスリッページが発生した場合であっても第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813の約定を行う。具体的には、例えば、約定情報生成部14は、相場価格が、ステップS20で発注された1ドル=100.00円ちょうどの場合のみならず、1ドル=100.00円よりも下(例えば1ドル=100.00未満1ドル=99.90円以上の間の価格帯)であれば第二の決済注文情報1813を約定させるように設定しておく。これにより、スリッページ発生時でも約定が行われる(後述するステップS25,S26,S29,S31においても同じ。)。
In step S23, even if slippage occurs when executing the second
図9の(d)に示すように、ステップS20の後、更に相場価格が1ドル=104.00円まで上昇した場合(ステップS24a)、約定情報生成部14は、ステップS22と同様の手順で売り逆指値注文価格を1ドル=102.00円に変更する(ステップS25)。一方、ステップS22の後に相場価格が1ドル=104.00円まで上昇せず1ドル=101.00円まで下落した場合(ステップS24b)、約定情報生成部14は、売り逆指値注文をステップS22で発注された1ドル=101.00円の売り逆指値注文価格で約定させる(ステップS26)。
As shown in (d) of FIG. 9, after step S20, when the market price further rises to 1 dollar = 104.00 yen (step S24a), the
ステップS20~S26までの手順と同様の手順はその後も売り逆指値注文が約定するまで繰り返される(ステップS27a~ステップS31)。例えば図9の(e)に示すように相場価格が1ドル=105.00円まで上昇し(ステップS27a)、約定情報生成部14が売り逆指値注文の価格を1ドル=102.00円から1ドル=103.00円に変更した(ステップS28)のちに、図9の(f)に示すように相場価格が1ドル=106.00円まで上昇せずに1ドル=103.00円まで下落した場合(ステップS30b)、約定情報生成部14は売り逆指値注文を1ドル=103.00円で約定させる(ステップS31)。売り逆指値注文が約定すると、約定情報生成部14は、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813の約定有無情報181Qのフラグ情報をそれぞれ“無”から“有”に変換する。
The procedures similar to those of steps S20 to S26 are repeated until the sell stop order is executed (steps S27a to S31). For example, as shown in (e) of FIG. 9, the market price rises to 1 dollar = 105.00 yen (step S27a), and the execution
これにより、例えば図10の(g1)のタイムチャートに示すように相場価格が発注時の買い逆指値注文価格(図10の(g1)においては1ドル=103.00円)よりも下落したのちに、相場価格が約定時の買い逆指値注文価格(図10の(g1)においては1ドル=102.00円)にストップロス幅(図10の(g1)においては2.00円)及び売り逆指値注文トレール幅(図10の(g1)においては1.00円)を加えた額(図10の(g1)においては1ドル=105.00円)よりも高い価格(図10の(g1)においては1ドル=106.00円)以上に上昇し、更に相場価格が再び下落して特定の売り逆指値注文価格(図10の(g1)においては1ドル=104.00円)で約定した場合、顧客は、約定時の売り逆指値注文価格から発注時の買い逆指値注文価格を引いた額の利益を得ることができる。 As a result, as shown in the time chart of (g1) in FIG. 10, for example, after the market price falls below the buy stop order price at the time of placing the order (1 dollar = 103.00 yen in (g1) of FIG. 10), Second, the buy stop order price when the market price is executed (1 dollar = 102.00 yen in (g1) of Fig. 10) and the stop loss width (2.00 yen in (g1) of Fig. 10) and sell The price ((g1 in FIG. 10 ), the market price rises above 1 dollar = 106.00 yen), and the market price falls again and is executed at a specific sell stop order price (1 dollar = 104.00 yen in (g1) of Fig. 10) If so, the client can make a profit equal to the sell stop order price at the time of execution minus the buy stop order price at the time the order was placed.
一方、例えば図10の(g2)のタイムチャートに示すように、相場価格が約定時の買い逆指値注文価格(図10の(g2)においては1ドル=102.00円)よりも下落したのちに一旦上昇し、更に、約定時の買い逆指値注文価格からストップロス幅(図10の(g2)においては2.00円)を引いた価格(図10の(g2)においては1ドル=100.00円)まで下落した場合、顧客は、取引による損失を、発注時の買い逆指値注文価格から約定時の売り逆指値注文価格を引いた額でくい止めることができるので、多大な損害を被る事態を回避できる。 On the other hand, for example, as shown in the time chart of (g2) in FIG. 10, after the market price falls below the buy stop order price at the time of execution (1 dollar = 102.00 yen in (g2) of FIG. 10) and then the buy stop order price at the time of execution minus the stop loss width (2.00 yen in (g2) of Fig. 10) (1 dollar = 100 in (g2) of Fig. 10) 00 yen), the customer will be able to stop the loss from the transaction at the amount of the buy stop order price at the time of placing the order minus the sell stop order price at the time of execution, so it will suffer a great loss. You can avoid the situation.
なお、この実施の形態1においては、逆指値注文の受け付け後に第一順位の注文情報1811、第二の価格について逆指値注文をする第二順位の注文情報を形成する、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813の何れかに対し、クライアント端末2の操作部21の操作によって注文を取り消す要求としてのキャンセル要求があった場合、約定情報生成部14は、これらの注文情報1811,1812,1813を有する注文情報群1810A(及び後述する注文情報群1810B)を全て注文テーブル181から消去するキャンセル処理を行う。これにより、金融商品取引管理システム1Aを利用する顧客の利便性を一層高めつつ、金融商品取引管理システム1Aのシステム構成及びシステムにおける情報処理の複雑化を防止できる。
In this
一方、顧客が、同一種類の金融商品を第一の価格について売り逆指値注文をし、第二の価格について買い逆指値注文をすることを希望する場合、顧客はクライアント端末2の表示部22に表示された取引選択画面(図示せず)により、同一種類の金融商品(例えば米国ドルと日本円との組み合わせ)を「第一の価格」について売り逆指値注文を行い、「第二の価格」についての買い逆指値注文を行う取引を選択する。そして顧客は、入力画面40に注文内容のデータを選択・入力する(ステップS1)。 On the other hand, when the customer wishes to place a stop loss order to sell the same type of financial product at a first price and a stop loss order to buy at a second price, the customer displays On the displayed transaction selection screen (not shown), sell the same type of financial product (for example, a combination of US dollar and Japanese yen) at the "first price" and place a stop loss order, and Select a trade to place a buy stop order for. Then, the customer selects and inputs the data of the order content on the input screen 40 (step S1).
図4の(b)は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、同一種類の金融商品について、「第一の価格」について売り逆指値注文を行うと共に「第二の価格」について買い逆指値注文を行う入力画面のイメージ図である。同図には、同注文を行う場合の各種入力、選択がされた状態が表示されている。
FIG. 4(b) shows that the same kind of financial product in the financial product
図4の(b)においては、売買希望通貨ペア選択ボタン401にてUSドル/日本円(日本円でUSドルを売買する)を選択し、売買種類選択ボタン402で「売り」を選択し、注文種類選択ボタン403で「トレンドイフダンオーダー」を選択し、第一逆指値注文価格入力欄404に104.00円、第一トレール幅入力欄405に1.00円、第一トレール開始価格入力欄406に104.50円、ストップロス幅入力欄407に2.00円、注文金額入力欄408に10万ドルがそれぞれ入力され、有効期限選択ボタン409によって「週末」が選択された状態が表示されている。
In FIG. 4(b), select US dollar/Japanese yen (trading US dollars in Japanese yen) with the desired trading currency
この状態でこの状態で選択ボタン410がクリックされ、入力画面40において入力・選択されたデータが金融商品取引管理装置1に供給されると、図3に示すステップS2~ステップS10までの手順が行われる。これにより、図11に示す注文情報群1810Bが生成される。同図に示す通り、注文情報群1810Bは注文情報群1810Aと同様のデータ構造を有する。
When the
図12は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、逆指値注文の受け付け後の売り逆指値注文の実行手順を示すフローチャート、図14は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における相場価格と逆指値注文の処理との関係を示すタイムチャートである。以下、これらの図に基づいて実行手順を説明する。
FIG. 12 is a flow chart showing the procedure for executing a sell stop order after acceptance of a stop order in the financial instruments
受け付け完了後、金融商品取引管理装置1の価格情報受信管理部19は為替相場の相場価格の情報取得を継続する(ステップS41)。例えば図14の(a)に示すように、受け付け完了時の相場価格が1ドル=103.50円だった場合、相場価格が上昇して売り逆指値注文価格(第一逆指値注文価格入力欄404に入力された価格)である1ドル=104.00円に達し、さらに売り逆指値注文トレール開始価格(第一トレール開始価格入力欄406に入力された価格)の1ドル=104.50まで上昇すると(ステップS42a)、約定情報生成部14は第一順位の注文情報1811の有効/無効情報181Nのフラグ情報を“無効”から“有効”に変換することで、売り逆指値注文価格である1ドル=104.00円の売り逆指値注文を発注する(ステップS43)。一方、相場価格が売り逆指値注文価格に達した後に売り逆指値注文トレール開始価格まで上昇しなかった場合(ステップS42b)には、約定情報生成部14は第一順位の注文情報1811の有効/無効情報181Nのフラグ情報の変換は行わず、売り逆指値注文の発注も行われない(ステップS44)。
After the acceptance is completed, the price information
図14の(b)に示すように、ステップS43の後、更に相場価格が上昇して1ドル=105.50円に達した場合(ステップS45a)、約定情報生成部14は、売り逆指値注文価格を、ステップS43で発注された1ドル=104.00円に売り逆指値注文のトレール幅(第一トレール幅入力欄405に入力された価格)である1.00円を加えた、1ドル=105.00円に変更する(ステップS46)即ち、第一順位の注文情報1811の注文価格情報181Gを1ドル=104.00円から1ドル=105.00円に変更する。
As shown in FIG. 14(b), after step S43, when the market price further rises to 1 dollar = 105.50 yen (step S45a), the
一方、ステップS43の後に相場価格が1ドル=105.50円まで上昇せずに1ドル=104.00円に到達した場合(ステップS45b)、約定情報生成部14は、売り逆指値注文をステップS43で発注された1ドル=104.00円の売り逆指値注文価格で約定させる(ステップS47)。具体的にはステップS17と同様の処理を行う。即ち、約定情報生成部14は約定と共に第一順位の注文情報1811の約定有無情報181Qのフラグ情報を“無”から“有”に変換し、約定情報生成部14の指示によって口座情報生成部15が売買額に応じて証拠金情報を変換し、入出金情報生成部13が入出金の一覧表に入金や出金の状況を記載する。更に、約定情報生成部14は、約定が成立すると、クライアント端末2の表示部22に約定が成立した旨の文字情報等を表示させ、また、売買価格に基づいてクライアント端末の銀行口座の出入金処理を行う。
On the other hand, if the market price reaches 1 dollar = 104.00 yen without rising to 1 dollar = 105.50 yen after step S43 (step S45b), the execution
なおステップS47において、約定情報生成部14は、第一順位の注文情報1811を約定する際にスリッページが発生した場合であっても第一順位の注文情報1811の約定を行う。具体的には、例えば、約定情報生成部14は、相場価格が、ステップS43で発注された1ドル=104.00円ちょうどの場合のみならず、1ドル=104.00円よりも下(例えば1ドル=104.00未満1ドル=103.50円以上までの間の価格帯)であれば第一順位の注文情報1811を約定させるように設定しておく。これにより、スリッページ発生時でも約定が行われる(後述するステップS49においても同じ。)。
In step S47, the contract
同様に、ステップS46の後、更に相場価格が上昇して1ドル=106.50円に達した場合(ステップS48a)、約定情報生成部14は、ステップS46と同様の手順で売り逆指値注文価格を1ドル=106.00円に変更する(図示せず)。即ち、第一順位の注文情報1811の注文価格情報181Gを1ドル=105.00円から1ドル=106.00円に変更する(図示せず)。
Similarly, after step S46, if the market price rises further and reaches 1 dollar = 106.50 yen (step S48a), the execution
一方、図14の(c)に示すように、ステップS46の後に相場価格が1ドル=106.50円まで上昇せずに1ドル=105.00円に到達した場合(ステップS48b)、約定情報生成部14は、売り逆指値注文をステップS46で発注された1ドル=105.00円の売り逆指値注文価格で約定させる(ステップS49)。
On the other hand, as shown in FIG. 14(c), if the market price reaches 105.00 yen per dollar after step S46 without increasing to 106.50 yen per dollar (step S48b), the contract information The
以上の手順は、売り逆指値注文が約定するまで続けられる。 The above procedure is continued until the sell stop order is filled.
図13は、この実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、逆指値注文の受け付け後の売り逆指値注文の実行手順を示すフローチャートであり、図15はこの実施の形態1の金融商品取引管理装置1における、相場価格と逆指値注文の処理との関係を示すタイムチャートである。以下、これらの図及び前述の図14に基づいて実行手順を説明する。
FIG. 13 is a flow chart showing the procedure for executing a sell stop order after acceptance of a stop loss order in the financial instruments
ステップS41~S49までの手順によって売り逆指値注文が特定の価格、例えば図14の(c)に示すように1ドル=105.00円で約定した場合(ステップS49)、約定情報生成部14は、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813の有効/無効情報181Nのフラグ情報を“無効”から“有効”に変換することで、売り逆指値注文の約定価格である1ドル=102.00円からストップロス幅である2.00円を加えた額である1ドル=107.00円の買い逆指値注文を発注する(ステップS50)。
When the sell stop order is executed at a specific price, for example, 1 dollar = 105.00 yen as shown in (c) of FIG. , the flag information of the valid/
ステップS50の処理の後に相場価格が下落し、相場価格が、ステップS50の発注価格である1ドル=107.00円から買い逆指値注文トレール幅(第一トレール幅入力欄405に入力され、トレール幅情報181Kに記録された価格)である1.00円を引いた額である1ドル=106.00円となった場合(ステップS51a)、約定情報生成部14は、買い逆指値注文の価格を、ステップS50において発注された買い逆指値注文の価格である1ドル=107.00円から買い逆指値注文トレール幅である1.00円を引いた額である1ドル=106.00円に変更する(ステップS52)。即ち、第二の決済注文情報1813の注文価格情報181Gを1ドル=107.00円から1ドル=106.00円に変更する。一方、ステップS50の後に相場価格が1ドル=104.00円まで下落せずに1ドル=107.00円まで上昇した場合(ステップS51b)、約定情報生成部14は、第二の決済注文情報1813をステップS50で発注された1ドル=107.00円の買い逆指値注文価格で約定させる(ステップS53)。
After the process of step S50, the market price falls, and the market price changes from the order price of 1 dollar = 107.00 yen in step S50 to the buy stop order trail width (inputted in the first trail
なおステップS53において、約定情報生成部14は、第二の決済注文情報1813を約定する際にスリッページが発生した場合であっても第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813の約定を行う。具体的には、例えば、約定情報生成部14は、相場価格が、ステップS50で発注された1ドル=107.00円ちょうどの場合のみならず、1ドル=107.00円よりも上(例えば1ドル107.00円を越えて1ドル=107.10円以下の間の価格帯)であれば第二の決済注文情報1813を約定させるように設定しておく。これにより、スリッページ発生時でも約定が行われる(後述するステップS55,S66,S59,S61においても同じ。)。
In step S53, even if slippage occurs when executing the second
図15の(d)に示すように、ステップS50の後、更に相場価格が1ドル=103.00円まで下落した場合(ステップS54a)、約定情報生成部14は、ステップS52と同様の手順で買い逆指値注文価格を1ドル=105.00円に変更する(ステップS55)。一方、ステップS52の後に相場価格が1ドル=103.00円まで下落せず1ドル=106.00円まで上昇した場合(ステップS54b)、約定情報生成部14は、買い逆指値注文をステップS52で発注された1ドル=106.00円の買い逆指値注文価格で約定させる(ステップS56)。
As shown in (d) of FIG. 15, after step S50, if the market price further drops to 1 dollar = 103.00 yen (step S54a), the
ステップS50~S56までの手順と同様の手順はその後も買い逆指値注文が約定するまで繰り返される(ステップS57a~ステップS61)。例えば図14の(e)に示すように相場価格が1ドル=102.00円まで下落し(ステップS57a)、約定情報生成部14が買い逆指値注文の価格を1ドル=105.00円から1ドル=104.00円に変更した(ステップS58)のちに、図15の(f)に示すように相場価格が1ドル=101.00円まで下落せずに1ドル=104.00円まで上昇した場合(ステップS60b)、約定情報生成部14は買い逆指値注文を1ドル=104.00円で約定させる(ステップS61)。買い逆指値注文が約定すると、約定情報生成部14は、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813の約定有無情報181Qのフラグ情報をそれぞれ“無”から“有”に変換する。
The procedures similar to those of steps S50 to S56 are repeated until the buy stop order is executed (steps S57a to S61). For example, as shown in (e) of FIG. 14, the market price drops to 1 dollar = 102.00 yen (step S57a), and the
これにより、例えば図16の(g1)のタイムチャートに示すように相場価格が発注時の売り逆指値注文価格(図10の(g1)においては1ドル=104.00円)よりも上昇したのちに、相場価格が、約定時の売り逆指値注文価格から、ストップロス幅(図10の(g1)においては2.00円)及び買い逆指値注文トレール幅(図10の(g1)においては1.00円)を引いた額よりも低い価格(図10の(g1)においては1ドル=101.00円)以下まで下落し、更に相場価格が再び上昇して特定の買い逆指値注文価格(図10の(g1)においては1ドル=103.00円)で約定した場合、顧客は、発注時の売り逆指値注文価格から約定時の買い逆指値注文価格を引いた額の利益を得ることができる。 As a result, for example, as shown in the time chart of (g1) in FIG. 16, after the market price rises above the sell stop order price at the time of placing the order (1 dollar = 104.00 yen in (g1) of FIG. 10), In addition, the market price changes from the sell stop order price at the time of execution to the stop loss width (2.00 yen in (g1) of FIG. 10) and the buy stop order trail width (1 in (g1) of FIG. 10) 0.00 yen), and then the market price rises again to reach a specific buy stop order price ( 10 (g1) in FIG. 10), the customer can obtain a profit by subtracting the buy stop order price at the time of execution from the selling stop order price at the time of placing the order. can be done.
一方、例えば図16の(g2)のタイムチャートに示すように、相場価格が約定時の売り逆指値注文価格(図16の(g2)においては1ドル=105.00円)よりも上昇したのちに一旦下落し、更に、約定時の売り逆指値注文価格にストップロス幅(図10の(g2)においては2.00円)を加えた価格(図16の(g2)においては1ドル=107.00円)まで上昇した場合、顧客は、取引による損失を、約定時の買い逆指値注文価格から発注時の売り逆指値注文価格を引いた額でくい止めることができるので、多大な損害を被る事態を回避できる。 On the other hand, as shown in the time chart of (g2) in FIG. 16, for example, after the market price rises above the sell stop order price at the time of execution (1 dollar = 105.00 yen in (g2) of FIG. 16) , and then the stop loss order price at the time of execution plus the stop loss width (2.00 yen in (g2) of Fig. 10) (1 dollar = 107 in (g2) of Fig. 16) 00 yen), the customer will be able to stop the loss from the transaction at the amount of the buy stop order price at the time of execution minus the sell stop order price at the time of placing the order, so it will suffer a great loss. You can avoid the situation.
以上、この実施の形態1においては、金融商品取引管理装置1には、クライアント端末2から送信された、金融商品の売買注文を行うための売買注文申込情報を受け付ける注文入力受付部12と、注文入力受付部12が受け付けた売買注文申込情報に基づいて金融商品の各注文情報1811,1812,1813を生成する注文情報生成部16と、注文情報生成部16が生成した各注文情報1811,1812,1813を記録する注文テーブル181とを備え、注文情報生成部16は、一の売買注文申込情報に基づいて、同一種類の金融商品を第一の価格について逆指値注文をする第一順位の注文情報1811、及び第二の価格について逆指値注文をする第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813から成る注文情報群1810A,1810Bを生成し、逆指値注文の各注文情報1811,1812,1813にそれぞれ第一順位、第二順位の順位を付け、個々の注文情報1811,1812,1813毎に有効な注文情報と無効な注文情報とを識別するための有効/無効情報181Nを設け、個々の注文情報1811,1812,1813に相場価格の変動に伴って変動する注文価格情報181Gを設け、第一の決済注文情報1812にトレール幅情報181Kを設けると共に、第二の決済注文情報1813に相場価格と第二の決済注文情報1813との一定の価格差の情報としてのストップロス幅情報181Mを設け、注文テーブル181には注文情報群1810A,1810Bが記録されることにより、クライアント端末2側で一の注文手続きを行うことで、同一種類の金融商品を二つの逆指値注文と予約トレール注文とを用いたイフダンオーダーをコンピュータシステムを用いて行うことができる。そして、金融商品の先物取引において、システムを利用する顧客が煩雑な注文手続を行うことなく、かつ将来の相場の状況が利用者に不利に変化しても常に損害額を最低限に抑えられるイフダンオーダーを行うことが可能になる。これにより、システムを利用する顧客の利便性を高めると共にイフダンオーダーを行う際に顧客が被るリスクを低減させることができる。
この実施の形態1においては、金融商品の取引所から相場価格の情報を取得し管理する価格情報受信管理部19と、注文情報に基づいて金融商品の約定を行う約定情報生成部14とを備え、約定情報生成部14は、注文テーブル181に記録された注文情報群1810A,1810Bのうち第一順位の注文情報1811を有効な注文情報とすると共に第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813を無効な注文情報とし、約定情報生成部14は、注文情報群1810A,1810Bを形成する個々の注文情報1811,1812,1813のうち第一順位の注文情報1811に基づいて金融商品の約定を行い、約定と共に第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813を無効な注文情報から有効な注文情報に変更する処理を行い、現在の相場価格が第二順位の注文情報の約定価格となったときに第二の決済注文情報1813に基づいて金融商品の約定を行うことにより、金融商品の先物取引において、金融商品取引管理システム1Aを利用する顧客が煩雑な注文手続を行うことなく、かつ将来の相場の状況が利用者に不利に変化しても常に損害額を最低限に抑えられるイフダンオーダーが実現できる。これにより、システムを利用する顧客の利便性を高めると共にイフダンオーダーを行う際に顧客が被るリスクを低減させることができる。
As described above, in the first embodiment, the financial product
The first embodiment comprises a price information
この実施の形態1においては、約定情報生成部14は、第一順位の注文情報1811及び第二の決済注文情報1813を約定する際にスリッページが発生した場合であっても第一順位の注文情報1811及び第二の決済注文情報1813の約定を行うことにより、第一順位、及び第二順位の注文情報の約定成立を容易にし、イフダンオーダーを行う際に顧客が被るリスクを一層低減させることができる。
In this
この実施の形態1においては、注文情報生成部16は、第一順位の注文情報1811を新規の逆指値注文の注文情報として生成することにより、注文内容を画一化し、システム内における情報処理の煩雑化を防止してシステム構成の簡素化を図ると共に、注文手続の煩雑化を防止し、システムを利用する顧客の利便性を一層高めることができる。また、第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813を決済の逆指値注文の注文情報として生成することにより、第一順位の注文情報1811によって生じた注文による利益を第一の決済注文情報1812及び第二の決済注文情報1813によって逐次確定させ、注文手続やシステム内における情報処理の煩雑化を防止できる。
In this
この実施の形態1においては、第一順位の注文情報1811は、通貨ペア情報181C、売買方向情報181F、注文金額情報181D、トレール幅情報181K、トレール開始価格情報181L、有効/無効情報181Nを属性情報として有し、第一の決済注文情報1812は、注文価格情報181G、トレール幅情報181K、トレール開始価格情報181Lを属性情報として有することにより、イフダンオーダーによる逆指値注文を特定するために必要不可欠な情報に基づいて第一順位の注文情報1811、第一の決済注文情報1812を形成できる。
In this
この実施の形態1においては、特定顧客の預金残高情報を記録する顧客口座情報テーブル182を備え、注文情報生成部16は、預金残高情報と注文情報の属性情報としての注文価格情報181Gとを比較し、預金残高情報の値が注文価格情報の値以上である場合、注文情報群1810A,1810Bを生成することにより、支払いが確実にできる場合にのみイフダンオーダーによる逆指値注文を受け付け、支払い不能による商取引上の支障が生ずることなくシステムを運用できる。
In this first embodiment, a customer account information table 182 is provided for recording deposit balance information of a specific customer, and the
この実施の形態1においては、約定情報生成部14は、一旦成立した金融商品の注文における注文情報群1810A,1810Bを形成する第一順位の注文情報1811、第一の決済注文情報1812、及び第二の決済注文情報1813のうち何れか一つに対し注文を取り消す要求としてのキャンセル要求があった場合、キャンセル要求のあった注文情報が含まれる注文情報群を全て注文テーブル181から消去するキャンセル処理を行うことにより、イフダンオーダーによる逆指値注文の取扱いが煩雑化することを防止できる。これにより、システムを利用する顧客の利便性を一層高めつつ、システム構成及びシステムにおける情報処理の複雑化を防止できる。
In this
この実施の形態1においては、金融商品は外国為替であることにより、イフダンオーダーによって逆指値注文をする需要の高い金融商品について本発明を適用し、システムを利用する顧客の利便性を一層高めることができる。
[発明の実施の形態2]
図17乃至図22にこの発明の実施の形態2を示す。
In the first embodiment, since the financial product is a foreign exchange, the present invention is applied to the financial product for which there is a high demand for stop loss order by if-done order, thereby further enhancing the convenience of customers using the system. can be done.
[Embodiment 2 of the invention]
Embodiment 2 of the present invention is shown in FIGS. 17 to 22. FIG.
この発明の実施の形態2は、実施の形態1と同様の金融商品取引管理システム1A(図1参照)によって実現される。金融商品取引管理装置1の注文情報生成部16は、一の売買注文申込情報に基づいて、同一種類の金融商品を第一の価格について買い逆指値注文をする注文情報、及び第二の価格について売り逆指値注文をする注文情報から成る注文情報群と、同一種類の金融商品を第三の価格について売り逆指値注文をする注文情報、及び第四の価格について買い逆指値注文をする注文情報から成る注文情報群とを生成する点が実施の形態1と相違する。それ以外の構成は実施の形態1と同じである。
A second embodiment of the present invention is implemented by a financial product
次に、この実施の形態2の金融商品取引管理システム1Aにおける、逆指値注文を用いたイフダンオーダーの実行手順について説明する。
Next, a procedure for executing an if-done order using a stop loss order in the financial product
この実施の形態2においても、図3に示すステップS1~S10の手順が行われる。 Also in this second embodiment, the procedure of steps S1 to S10 shown in FIG. 3 is performed.
金融商品取引管理システム1Aを利用する顧客は、クライアント端末2を用いて金融商品取引管理装置1にアクセスし、表示部22に表示された取引選択画面(図示せず)により、同一種類の金融商品(例えば米国ドルと日本円との組み合わせ)を「第一の価格」について買い逆指値注文を行い、「第二の価格」についての売り逆指値注文を行い、「第三の価格」について売り逆指値注文を行い、「第四の価格」についての買い逆指値注文を行う取引を選択する。金融商品取引管理装置1のフロントページ配信部11は、アクセスのあったクライアント端末2の表示部22に、当該売買の条件を入力するための入力画面を表示させる。
A customer using the financial product
図17は、この発明の実施の形態2において、金融商品取引管理装置1がクライアント端末2の表示部22に表示させる、同一種類の金融商品について、「第一の価格」について買い逆指値注文を行うと共に「第二の価格」について売り逆指値注文を行い、「第三の価格」について売り逆指値注文を行うと共に「第四の価格」について買い逆指値注文を行う入力画面のイメージ図である。同図には、同注文を行う場合の各種入力、選択がされた状態が表示されている。
FIG. 17 shows a buy stop order for the "first price" for the same type of financial product that the financial product
図17に示す通り、入力画面40には、実施の形態1の入力画面と同様の売買希望通貨ペア選択ボタン401、注文種類選択ボタン403、注文金額入力欄408、有効期限選択ボタン409、選択ボタン410が表示されている。
As shown in FIG. 17, the
また、入力画面40には、最初に約定させる指値注文の売買の種類を表示させる第一の売買種類選択ボタン402a、「第一の価格」としての、取引対象の通貨の買い逆指値注文(新規買い逆指値注文)の最初の価格が入力される「第一注文価格入力欄」としての第一逆指値注文価格入力欄404a、「第一の価格」としての買い逆指値注文のトレール幅の金額が入力される第一トレール幅入力欄405a、「第一の値幅」としての、イフダンオーダーの第二注文の最初の価格である初期売り決済価格を入力する、第二逆指値注文トレール開始価格入力欄411a、「第一の価格」としての買い逆指値注文を発注するための金額を入力する注文金額入力欄408、有効期限選択ボタン409が表示されている。
In addition, on the
更に、入力画面40には、最初に約定させる指値注文の売買の種類を表示させる第二の売買種類選択ボタン402b、「第三の価格」としての、取引対象の通貨の売り逆指値注文(新規売り逆指値注文)の最初の価格が入力される「第一注文価格入力欄」としての第三逆指値注文価格入力欄404b、「第三の価格」としての売り逆指値注文のトレール幅の金額が入力される第二トレール幅入力欄405b、「第二の値幅」としての、イフダンオーダーの第二注文の最初の価格である初期買い決済価格を入力する、第四逆指値注文トレール開始価格入力欄411b、が表示されている。
Furthermore, on the
顧客は操作部21を操作して入力画面40に注文内容のデータを選択・入力する(ステップS1)。図17には、売買希望通貨ペア選択ボタン401にてUSドル/日本円(日本円でUSドルを売買する)を選択し、第一の売買種類選択ボタン402aで「買い」を選択し、注文種類選択ボタン403で「トレンドイフダンOCO注文(この実施の形態2の、同一種類の金融商品について複数の逆指値注文を用いたイフダンオーダーの注文情報群を二組生成し、その後の相場価格の変動に基づいて、そのうち一組の注文情報群の注文情報のみを約定する態様の注文のこと。)」を選択し、第一逆指値注文価格入力欄404aに103.00円、第一トレール幅入力欄405aに1.00円、第二逆指値注文トレール開始価格入力欄411aに99.50円がそれぞれ入力された状態が示されている。また、図17には、第二の売買種類選択ボタン402bで「売り」を選択し、第三逆指値注文価格入力欄404bに96.50円、第二トレール幅入力欄405bに1.00円、第四逆指値注文トレール開始価格入力欄411bに97.50円が入力された状態が表示されている。また、図17には、注文金額入力欄408に10万ドルがそれぞれ入力され、有効期限選択ボタン409によって「週末」が選択された状態が表示されている。
The customer operates the
この状態で選択ボタン410がクリックされ、入力画面40において入力・選択されたデータが金融商品取引管理装置1に供給されると、図3に示すステップS2~ステップS10までの手順が行われる。なお、ステップS2の検査において、注文入力受付部12は、顧客が不利益を被る場合のみ、即ち、第一逆指値注文価格入力欄404aに入力された買い逆指値注文の価格が現在の為替相場価格よりも高く、かつ、第三逆指値注文価格入力欄404bに入力された売り逆指値注文の価格が現在の為替相場価格よりも低い場合のみを、ステップS3において適正価格と判断する。以上の手順により、注文情報群が生成される。
When the
図18は、この実施の形態2における、注文テーブル181に記録された注文情報群1810C,1810Dを模式的に示した図である。同図に示す通り、注文情報群1810Cは、売買希望通貨ペア選択ボタン401、第一の売買種類選択ボタン402a、注文種類選択ボタン403、第一逆指値注文価格入力欄404a、第一トレール幅入力欄405a、注文金額入力欄408、有効期限選択ボタン409、第二逆指値注文トレール開始価格入力欄411aによって選択・入力されたデータに基づいて形成された、「第一順位の注文情報」である第一の新規注文情報1811a及び「第二の注文情報」である第一の決済注文情報1812aから成る。また、注文情報群1810Dは、売買希望通貨ペア選択ボタン401、第一の売買種類選択ボタン402a、注文種類選択ボタン403、及び、売買希望通貨ペア選択ボタン401、第二の売買種類選択ボタン402b、注文種類選択ボタン403、第三逆指値注文価格入力欄404b、第二トレール幅入力欄405b、注文金額入力欄408、有効期限選択ボタン409、第四逆指値注文トレール開始価格入力欄411bによって選択・入力されたデータに基づいて形成された、「第一順位の注文情報」としての第二の新規注文情報1811b及び「第二の注文情報」としての第二の決済注文情報1812bから成る。第一の、第二の新規注文情報1811a,1811bは、初期売り決済価格入力欄411a、第四逆指値注文トレール開始価格入力欄411bの入力データによって形成される、初期決済価格情報181Rを備えている。
FIG. 18 is a diagram schematically showing
以上の手順によって注文の受け付けが完了する。なお、この実施の形態2においては、注文情報生成部16は、注文の受け付けが完了した時点で、第一順位の注文情報1811a,1811bの発注を完了させている。即ち、図18に示す通り、注文の受け付けが完了した時点で、第一、第二の新規注文情報1811a,1811bの有効/無効情報181Nのフラグ情報は“有効”になっている。
Acceptance of the order is completed by the above procedure. In the second embodiment, the order
図19は、この実施の形態2の金融商品取引管理装置1における、逆指値注文の受け付け後の実行手順を示すフローチャートであり、図21及び図22は、この実施の形態2の金融商品取引管理装置1における、図19のフローチャートに示す処理手順の相場価格と逆指値注文の処理との関係を示すタイムチャートである。これらは、注文情報の受け付けが完了した後に相場価格が下降した場合の取り扱いを示している。以下、これらの図に基づいて実行手順を説明する。
FIG. 19 is a flow chart showing the execution procedure after acceptance of a stop loss order in the financial instruments
図21の(a)に示す通り、受け付け完了により、第二逆指値注文価格入力欄404bに入力された価格(96.50円)で第一の新規注文情報1811bが発注された(ステップS71)後、金融商品取引管理装置1の価格情報受信管理部19は為替相場の相場価格の情報取得を継続する。そして、図21の(b)に示す通り、受け付け完了時に1ドル=98.50円だった相場価格が下降して売り逆指値注文価格(第二逆指値注文価格入力欄404bに入力された価格)である1ドル=96.50円に達した場合(ステップS72a)、約定情報生成部14は、売り逆指値注文をステップS71で発注された1ドル=96.50円の売り逆指値注文価格で約定させる(ステップS73)。即ち、約定情報生成部14は約定と共に第二の新規注文情報1811bの約定有無情報181Qのフラグ情報を“無”から“有”に変換し、約定情報生成部14の指示によって口座情報生成部15が売買額に応じて証拠金情報(後述)を変換し、入出金情報生成部13が入出金の一覧表に入金や出金の状況を記載する。更に、約定情報生成部14は、約定が成立すると、クライアント端末2の表示部22に約定が成立した旨の文字情報等を表示させ、また、売買価格に基づいてクライアント端末の銀行口座の出入金処理を行う(この実施の形態2において「約定」が行われた場合、金融商品取引管理装置1はすべて同様の処理を行う。)。
As shown in FIG. 21(a), upon completion of acceptance, the first
また、ステップS73において、注文情報生成部16は第二の決済注文情報1812bの有効/無効情報181Nのフラグ情報を“無効”から“有効”に変換することで、図21の(b)に示す通り、第四逆指値注文トレール開始価格入力欄411bに入力された買い逆指値注文価格である1ドル=97.50円の買い逆指値注文を発注すると共に、他方の注文情報群1810Cである注文情報1811a,1812aを注文テーブルから削除するキャンセル処理を行う(ステップS73)。
Further, in step S73, the order
更に、ステップS73において、約定情報生成部14は、第一順位の注文情報1811aを約定する際にスリッページ(注文した価格と約定した価格との価格差のこと。)が発生した場合であっても第二の新規注文情報1811bの約定を行う。具体的には、例えば、約定情報生成部14は、相場価格が、ステップS71で発注された1ドル=96.50円ちょうどの場合のみならず、1ドル=96.50円よりも下(例えば1ドル=96.50をよりも下落して1ドル=95.50円以上までの価格帯)であれば第二の新規注文情報1811bを約定させるように設定しておく。これにより、スリッページ発生時でも約定が行われる(後述するステップS77、ステップS80においても同じ。)
一方、相場価格が売り逆指値注文価格まで下落しなかった場合(ステップS72b)には、約定情報生成部14は第二の新規注文情報1811bの約定有無情報181Qのフラグ情報の変換は行わず、売り逆指値注文の約定は行われない(ステップS74)。また、第二の決済注文情報1812bの有効/無効情報181Nのフラグ情報の変換も行われず、第二の決済注文情報1812bの発注も行われない。
Furthermore, in step S73, the contract
On the other hand, if the market price has not fallen to the sell stop order price (step S72b), the contract
そして、ステップS73の手順の後に相場価格が1ドル=97.50円まで上昇せずに1ドル=95.50円まで下落した場合(ステップS75a)、図22の(c)に示す通り、約定情報生成部14は、売り逆指値注文価格を、ステップS73で発注された1ドル=97.50円から売り逆指値注文のトレール幅(第二トレール幅入力欄405bに入力された価格)である1.00円を引いた、1ドル=96.50円に変更する(ステップS76)即ち、第二の決済注文情報1812bの注文価格情報181Gを1ドル=97.50円から1ドル=96.50円に変更する。
Then, when the market price does not rise to 1 dollar = 97.50 yen after the procedure of step S73 and falls to 1 dollar = 95.50 yen (step S75a), as shown in Fig. 22(c), the contract The
一方、ステップS73の手順の後に相場価格が1ドル=95.50円まで下落せずに1ドル=97.50円まで上昇した場合(ステップS75b)、図21の(c’)に示す通り、約定情報生成部14は、売り逆指値注文をステップS73で発注された1ドル=97.50円の売り逆指値注文価格で約定させる(ステップS77)。
On the other hand, if the market price rises to 1 dollar = 97.50 yen without falling to 1 dollar = 95.50 yen after the procedure of step S73 (step S75b), as shown in Fig. 21(c'), The
更に、ステップS76の手順の後に相場価格が1ドル=96.50円まで上昇せずに1ドル=94.50円まで下落した場合(ステップS78a)、約定情報生成部14は、売り逆指値注文価格を、ステップS76で変更された1ドル=96.50円から売り逆指値注文のトレール幅である1.00円を引いた、1ドル=95.50円に変更する(ステップS79)そして、第二の決済注文情報1812bの注文価格情報181Gを1ドル=96.50円から1ドル=95.50円に変更する。
Furthermore, if the market price does not rise to 1 dollar = 96.50 yen but falls to 1 dollar = 94.50 yen after the procedure of step S76 (step S78a), the execution
一方、ステップS76の手順の後に相場価格が1ドル=94.50円まで下落せずに1ドル=96.50円まで上昇した場合(ステップS78b)、図22の(d)に示す通り、約定情報生成部14は、売り逆指値注文をステップS73で発注された1ドル=96.50円の売り逆指値注文価格で約定させる(ステップS80)。
On the other hand, if the market price rises to 1 dollar = 96.50 yen without falling to 1 dollar = 94.50 yen after the procedure of step S76 (step S78b), as shown in FIG. The
以上の処理手順は、相場価格が決済価格、即ち第二の決済注文情報1812bの注文価格情報181Gに一致するまで続けられる(ステップS79)。
The above processing procedure is continued until the market price matches the settlement price, that is, the
図20は、この実施の形態2の金融商品取引管理装置1における、逆指値注文の受け付け後の実行手順を示すフローチャートである。同図に示す手順は、逆指値注文の受け付け後に相場価格が上昇した場合の取り扱いを示している点で、図19のフローチャートに示すフローチャートと相違している。以下、この図に基づいて実行手順を説明する。
FIG. 20 is a flow chart showing the execution procedure after acceptance of a stop loss order in the financial product
図20に示した通り、受け付け完了により、第一逆指値注文価格入力欄404aに入力された価格(100.50円)で第一の新規注文情報1811aが発注された(ステップS91)後、そして、受け付け完了時に1ドル=98.50円だった相場価格が上昇して買い逆指値注文価格(第一逆指値注文価格入力欄404aに入力された価格)である1ドル=100.50円に達した場合以降の処理(ステップ92a~S93,S95~S100)、及び1ドル=100.50円に達しない場合の処理(ステップS92b,S94)は、ステップS72a~S73、ステップS75~S80、ステップS92b,S94の処理に対応する形で行われる。なお、ステップS93においては、注文情報生成部16は第二順位の注文情報1812aの有効/無効情報181Nのフラグ情報を“無効”から“有効”に変換することで、第二逆指値注文トレール開始価格入力欄411aに入力された売り逆指値注文価格である1ドル=99.50円の売り逆指値注文を発注すると共に、他方の注文情報群1810Dである注文情報1811b,1812bを注文テーブルから削除するキャンセル処理を行う(ステップS93)。
As shown in FIG. 20, after completion of acceptance, the first
このようにすることで、各注文情報1811a,1812a,1811b,1812bを生成させた後に金融商品の相場が上昇しても下落しても、注文情報が生成された後の相場の動向に適合したトレンドイフダンオーダーによる取引を行うことができ、かつ相場の動向上不要となったトレンドイフダンオーダーによる取引が発生してしまうことを確実に防ぐことができて、取引の利便性を一層高めることができる。
By doing so, even if the market price of the financial product rises or falls after the
以上、この実施の形態2においては、金融商品取引管理装置1には、クライアント端末2から送信された、金融商品の売買注文を行うための売買注文申込情報を受け付ける注文入力受付部12と、注文入力受付部12が受け付けた売買注文申込情報に基づいて金融商品の各注文情報1811a,1812a,1811b,1812bを生成する注文情報生成部16と、注文情報生成部16が生成した各注文情報1811a,1812a,1811b,1812bを記録する注文テーブル181とを備え、注文情報生成部16は、一の売買注文申込情報に基づいて、同一種類の金融商品を第一の価格について買い逆指値注文をする第一の新規注文情報1811a、及び第二の価格について売り逆指値注文をする第一の決済注文情報1812a、同一種類の金融商品を第三の価格について売り逆指値注文をする第二の新規注文情報1811b、及び、第四の価格について買い逆指値注文をする第二の決済注文情報1812bから成る注文情報群1810C,1810Dとを生成し、第一の価格、及び第三の価格について逆指値注文する第一、第二の新規注文情報1811a,1811bに第一順位の順位を付けると共に、第二の価格、及び、第四の価格について逆指値注文する第一、第二の決済注文情報1812a,1812bに第二順位の順位を付け、個々の注文情報毎に有効な注文情報と無効な注文情報とを識別するための有効/無効情報181Nを設け、個々の注文情報に相場価格の変動に伴って変動する注文価格情報181Gを設け、第一、第二の決済注文情報1812a,1812bにトレール幅情報を設けると共に、相場価格と第一、第二の決済注文情報1812a,1812bとの価格差の情報としてのストップロス幅情報181Mを設け、注文テーブル181には注文情報群1810C,1810Dが記録されることにより、クライアント端末2側で一の注文手続きを行うことで、同一種類の金融商品を一つの売り逆指値注文及び一つの買い逆指値注文と、一つの買い逆指値注文及び一つの売り逆指値注文と、予約トレール注文とを用いたイフダンオーダーとをコンピュータシステムを用いて行うことができる。そして、金融商品の先物取引において、システムを利用する顧客が煩雑な注文手続を行うことなく、かつ将来の相場の状況が利用者に不利に変化しても常に損害額を最低限に抑えられるイフダンオーダーを行うことが可能になる。これにより、金融商品の取引においてシステムを利用する顧客の利便性を高めると共にイフダンオーダーを行う際に顧客が被るリスクを低減させることができる。
As described above, in the second embodiment, the financial instrument
なお、この実施の形態2においては、注文情報群1810Cに含まれる第一の新規注文情報1811a、注文情報群1810Dに含まれる第二の新規注文情報1811bのうち何れか一方が約定すると、他方の注文情報群1810D,1810Cはキャンセル処理される構成としたが、これに限定されず、注文情報群1810Cに含まれる第一の新規注文情報1811a、注文情報群1810Dに含まれる第二の新規注文情報1811bのうち何れか一方が約定しても、他方の注文情報群を存続させて、双方の注文情報群1810C,1810Dに含まれる個々の注文情報1811a,1812a,1811b,1812bによる処理を継続させる構成とすることもできる。
In this second embodiment, when either the first
上記実施の形態2においては、注文情報生成部16は、注文の受け付けが完了した時点で、第一、第二の新規注文情報1811a,1811bの発注を完了させている構成としたが、これに代えて、注文の受け付け完了時は未発注である第一の新規注文情報1811a,1811bを、受け付け完了後の相場価格が所定の条件を満たす場合にそれぞれ発注させる構成とすることもできる。例えば、図17に示すように入力画面40に新規注文発注価格入力欄412a,412bを設けると共に、同入力欄412a,412bに入力されたデータを、図18に示すように、注文テーブル181の第一、第二の決済注文情報1812a,1812bの新規注文発注価格情報181Sを記録し、注文の受け付け完了後の相場価格が新規注文発注価格情報181Sに記録した価格と一致した場合に、有効/無効情報181Nのフラグ情報を“無効”から“有効”に変換させて第一、第二の新規注文情報1811a,1811bを発注させると同時に第一、第二の新規注文情報1811a,1811bのトレールを開始させる構成とすることもできる。なお、上記実施の形態2のように、受け付け完了後の相場価格が所定の条件を満たす場合に未発注の第一、第二の新規注文情報1811a,1811bを発注させる構成を有しない場合には、図17に示す入力画面40の新規注文発注価格入力欄412a,412b、及び、図18に示す新規注文発注価格情報181Sが設けられていなくてもよい。
In Embodiment 2, the order
上記各実施の形態においては、入力画面40における一の手続きの度(選択ボタン410がクリックされる度)に一の注文情報群1810A,1810B,1810C,1810Dが形成される構成としたが、これに限られず、注文情報群の個数(即ち買い注文と売り注文のペアの組数)を入力する欄を設け、上記一の手続きの度に、注文情報群1810と同じ注文情報1811,1812,1813,1811a,1812a,1811b,1812bを有する複数の注文情報群(例えば図示せぬ注文情報群1810a,1810b,1810c,・・・)が形成されて、ステップS11~S31の手順による取引を、注文情報群1810aに基づく処理、次に注文情報群1810bに基づく処理、次に注文情報群1810cに基づく処理、・・・と言った具合に注文情報群の数だけ繰り返し行える構成とすることもできる。これにより、逆指値注文によるイフダンオーダーを行う顧客の利便性を一層高めることができる。
In each of the above embodiments, one
なお、上記各実施の形態の金融商品取引管理システム1Aは、金融商品として外国為替を取扱うものとしたが、これに限定されず、他の金融商品、例えば株式、債券を取扱う金融商品取引管理システムにおいても本発明を適用できる。
Although the financial product
なお、上記各実施の形態の金融商品取引管理システム1Aにおける約定情報生成部14は、他の構成と共に同一のサーバシステム等として設けられていてもよいし、インターネット3を介して他のサーバシステム内に設けられていてもよい。また、金融商品取引管理システム1Aが約定情報生成部14、及び注文テーブル181のうち少なくとも何れか一方を備えておらず、外部のシステムに形成された約定情報生成部14、及び注文テーブル181のうち少なくとも何れか一方に対してそれぞれの機能を行わせる構成としてもよい。これにより、金融商品のいわゆる店頭取引、及び取引所取引のいずれにおいても本発明を適用し、多様な取引形態への対応を実現できる。
Note that the contract
上記各実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記各実施の形態に限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。 It goes without saying that the above embodiments are examples of the present invention, and that the present invention is not limited to the above embodiments.
1A・・・金融商品取引管理システム
1・・・金融商品取引管理装置
2、21~2n・・・クライアント端末
12・・・注文入力受付部(注文入力受付手段)
14・・・約定情報生成部(約定情報生成手段)
16・・・注文情報生成部(注文情報生成手段)
19・・・価格情報受信管理部(相場価格情報管理手段)
1810A,1810B,1810C,1810D・・・注文情報群
1811・・・第一順位の注文情報
1812・・・第一の決済注文情報(第二順位の注文情報)
1813・・・第二の決済注文情報(第二順位の注文情報)
1811a・・・第一の新規注文情報(第一順位の注文情報)
1811b・・・第二の新規注文情報(第一順位の注文情報)
1812a・・・第一の決済注文情報(第二順位の注文情報)
1812b・・・第二の決済注文情報(第二順位の注文情報)
181・・・注文テーブル(注文情報記録手段)
182・・・顧客口座情報テーブル(顧客口座情報記録手段)
181C・・・通貨ペア情報
181D・・・注文金額情報
181F・・・売買方向情報
181G・・・注文価格情報(約定価格の情報)
181H・・・有効無効期限情報
181K・・・トレール幅情報
181L・・・トレール開始価格情報
181M・・・ストップロス幅情報
181N・・・有効/無効情報(有効無効識別情報)
1A Financial product
14 ... contract information generation unit (contract information generation means)
16 Order information generation unit (order information generation means)
19 Price information reception management unit (market price information management means)
1810A, 1810B, 1810C, 1810D
1813 … Second payment order information (second order order information)
1811a: First new order information (first order order information)
1811b: Second new order information (first order order information)
1812a First settlement order information (second order order information)
1812b...Second payment order information (second order order information)
181 Order table (order information recording means)
182... Customer account information table (customer account information recording means)
181C:
181H Valid/
Claims (4)
前記金融商品の売買注文を行うための売買注文申込情報を受け付ける注文入力受付手段と、
該注文入力受付手段が受け付けた前記売買注文申込情報に基づいて生成されて注文情報記録手段に記録された前記注文情報に基づいて前記金融商品の前記売買注文を約定させる約定情報生成手段と、
前記相場価格の変動に対応して、前記約定させる基準となる価格を変動させる価格幅としてのトレールに基づいて前記約定させる価格を変動させるトレール手段とを備え、
一の前記売買注文申込情報に基づいて生成された、
同一種類の前記金融商品を、イフダンオーダーにおける第一注文を約定させる基準となる価格として設定された第一の価格において買い注文又は売り注文をする前記注文情報、及び、前記イフダンオーダーにおける前記第一注文の約定によって発注される第二注文を約定させる基準となる価格として設定された第二の価格において売り注文又は買い注文をする前記注文情報から成る複数の注文情報群について、
前記トレール手段は、
前記相場価格の変動に伴い、前記トレールに基づいて、前記第一注文、及び/又は、前記第二注文の前記約定させる基準となる価格を変動させ、
前記約定情報生成手段は、
前記相場価格が高値側及び安値側のうちの一方側に変動して、前記第一注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第一の価格に複数回の所定の回数一致したときに、前記第一注文を前記第一の価格にて約定すること、
及び、
前記相場価格が前記高値側及び前記安値側のうちの他方側に変動して、前記第二注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第二の価格に複数回の所定の回数一致したときに、前記第二注文を前記第二の価格にて約定することを特徴とする金融商品取引管理装置。 A financial instrument transaction management device for managing sales transactions of financial instruments with fluctuating market prices,
order input receiving means for receiving trading order application information for placing a trading order for the financial product;
Contract information generating means for executing the trading order of the financial product based on the order information generated based on the trading order application information received by the order input receiving means and recorded in the order information recording means;
trail means for varying the price to be contracted based on a trail as a price range for varying the base price to be contracted in response to fluctuations in the market price;
generated based on one of the trading order application information,
The order information for placing a buy order or a sell order for the same type of financial product at a first price set as a reference price for executing the first order in the if done order, and the first order in the if done order Regarding a plurality of order information groups consisting of the order information for placing a sell order or a buy order at a second price set as a reference price for executing the second order placed by executing the order,
The trail means is
According to fluctuations in the market price, fluctuate the price that serves as the basis for the execution of the first order and/or the second order based on the trail;
The contract information generating means is
The market price fluctuates to one of the high price side and the low price side, the order price of the first order trails by the processing of the trailing means, and the market price changes to the first price a predetermined number of times to execute the first order at the first price when the number of
as well as,
The market price fluctuates to the other side of the high price side and the low price side, the order price of the second order trails by the processing of the trailing means, and the market price changes to the second price a plurality of times. is matched a predetermined number of times, the second order is executed at the second price.
前記金融商品の相場価格の情報を取得し管理する相場価格情報管理手段とを備え、
該約定情報生成手段は、前記注文情報記録手段に記録された前記注文情報群のうち前記第一注文を有効な注文とすると共に前記第二注文を無効な注文とし、
前記注文情報群を形成する個々の前記注文情報のうち前記第一注文に基づいて前記金融商品の約定を行い、該約定と共に前記第二注文を無効な注文から有効な注文に変更する処理を行い、現在の前記相場価格が前記第二注文を約定させる基準となる価格となったときに前記第二注文に基づいて前記金融商品の約定を行うことを特徴とする請求項1に記載の金融商品取引管理装置。 the order information recording means;
a market price information management means for acquiring and managing information on the market price of the financial product;
The contract information generating means treats the first order as a valid order and the second order as an invalid order among the order information group recorded in the order information recording means,
executing a contract for the financial product based on the first order among the individual order information forming the order information group, and performing processing for changing the second order from an invalid order to a valid order along with the contract; 2. The financial product according to claim 1, wherein the financial product is executed based on the second order when the current market price becomes a reference price for executing the second order. Transaction management device.
前記金融商品の売買注文を行うための売買注文申込情報を受け付ける注文入力受付手段と、
該注文入力受付手段が受け付けた前記売買注文申込情報に基づいて、
生成されて注文情報記録手段に記録された前記注文情報に基づいて前記金融商品の前記売買注文を約定させる約定情報生成手段と、
前記相場価格の変動に対応して、前記約定させる基準となる価格を変動させる価格幅としてのトレールに基づいて前記約定させる価格を変動させるトレール手段とを備え、
一の前記売買注文申込情報に基づいて生成された、
同一種類の前記金融商品を、イフダンオーダーにおける第一注文を約定させる基準となる価格として設定された第一の価格において買い注文又は売り注文をする前記注文情報、及び、前記イフダンオーダーにおける前記第一注文の約定によって発注される第二注文を約定させる基準となる価格として設定された第二の価格において売り注文又は買い注文をする前記注文情報から成る複数の注文情報群について、
前記トレール手段は、
前記相場価格の変動に伴い、前記トレールに基づいて、前記第一注文、及び/又は、前記第二注文の前記約定させる基準となる価格を変動させ、
前記約定情報生成手段は、
前記相場価格が高値側及び安値側のうちの一方側に変動して、前記第一注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第一の価格に複数回の所定の回数一致したときに前記第一注文を前記第一の価格にて約定すること、
及び、
前記相場価格が前記高値側及び前記安値側のうちの他方側に変動して、前記第二注文の注文価格が前記トレール手段の処理によってトレールし、前記相場価格が前記第二の価格に複数回の所定の回数一致したときに、前記第二注文を前記第二の価格にて約定することを特徴とする金融商品取引管理システム。 A financial instrument transaction management system for managing sales transactions of financial instruments with fluctuating market prices,
order input receiving means for receiving trading order application information for placing a trading order for the financial product;
Based on the trading order application information received by the order input receiving means,
Contract information generating means for executing the trading order of the financial product based on the order information generated and recorded in the order information recording means;
trail means for varying the price to be contracted based on a trail as a price range for varying the base price to be contracted in response to fluctuations in the market price;
generated based on one of the trading order application information,
The order information for placing a buy order or a sell order for the same type of financial product at a first price set as a reference price for executing the first order in the if done order, and the first order in the if done order Regarding a plurality of order information groups consisting of the order information for placing a sell order or a buy order at a second price set as a reference price for executing the second order placed by executing the order,
The trail means is
According to fluctuations in the market price, fluctuate the price that serves as the basis for the execution of the first order and/or the second order based on the trail;
The contract information generating means is
The market price fluctuates to one of the high price side and the low price side, the order price of the first order trails by the processing of the trailing means, and the market price changes to the first price a predetermined number of times to execute the first order at the first price when the number of
as well as,
The market price fluctuates to the other side of the high price side and the low price side, the order price of the second order trails by the processing of the trailing means, and the market price changes to the second price a plurality of times. is matched a predetermined number of times, the second order is executed at the second price.
A program that causes a computer to function as the financial product transaction management device according to claim 1 or 2.
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