JP7188379B2 - 無線通信に用いられる電子装置及び方法 - Google Patents

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Description

本出願は、2017年3月23日に中国特許庁に提出された、出願番号が201710177993.3であって、発明の名称が「無線通信に用いられる電子装置及び方法」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全内容を本出願に参照により援用する。
本発明の実施例は、一般的に、無線通信の分野に関し、具体的には、無認可バンドを利用する無線通信におけるアップリンク伝送リソース割り当てに関し、より具体的には、アップリンク免除認可スケジューリングを実現することができる無線通信に用いられる電子装置及び方法に関する。
新しい無線(New Radio、NR)の第1の段階の方案に関する現在の議論に基づいて、超高信頼性と超低遅延通信(Ultra reliable and low latency communication、URLLC)は、5G認可バンドで考慮しなければならない重要運用シナリオの1つである。URLLCシナリオでは、ユーザー方面の時間遅延要件は0.5msであり、ユーザー方面の時間遅延性能要件はLTEによって規定される10msよりも20倍高い。URLLCの要件を満たすために、TTI及びmini-slotなどのフレーム構造に関する変化を短くでき、スケジューリングとフィードバックの最小単位を短くすることで、超低時間遅延の基本要件を満たすことができる。また、さらに、シグナリングオーバーヘッドを最小化するために、アップリンク免除認可スケジューリング方案を導入することによって、時間遅延をさらに低減することが提案されている。その中、アップリンク免除認可スケジューリングとは、ユーザー装置(User Equipment、UE)が基地局のアップリンクの取得と同期した後、基地局によって送信されるアップリンク認可及びスケジューリング情報を必要とせず、アップリンクデータを直接送信することができるということである。
また、これからのNR時代には、IoE(Internet of Everything)思想の普及に伴い、無認可バンドの業界のサポートは、LTE時代の認可支援アクセス(Licensed-assisted access、LAA)と比較して大幅に向上し、独立した(standalone)形式での無認可バンド動作は将来の基準(NRの第2の段階)開発の提案にも組み込まれている。従って、無認可バンドの使用に対する研究はますます注目されている。しかし、無認可バンドについて、使用前にチャネルがアイドルであるかどうかを検出する必要があるため、そのメカニズム自体に時間遅延が存在し、アップリンク認可スケジューリングによって時間遅延がさらに生ずるため、無認可バンドが時間遅延をどうのように低減するかは、解決すべき緊急の課題となる。
本発明に関するある態様の基本的理解を提供するように、本発明に関する簡単な概説を以下に示す。この概説が本発明に関する網羅的な概説ではないと理解すべきである。それは、本発明の肝心又は重要部分を確定することを意図するものではなく、本発明の範囲を限定することを意図するものでもない。その目的は、後述するより詳細な説明の前置きとして、簡略化された形でいくつかの概念を提示することである。
本出願の一態様によれば、無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出し、無認可バンドがアイドルであることが検出された場合に、使用する無認可バンドの伝送リソースを確定するように配置される処理回路を含む無線通信に用いられる電子装置を提供する。
本出願の別の態様によれば、ネットワークノードの分布に基づいてエネルギーリソースマッピングテーブルを生成し、当該エネルギーリソースマッピングテーブルはネットワークノードによって受信された第1のブロードキャスト信号のエネルギーと使用する無認可バンドの伝送リソースとの対応関係を表し、当該エネルギーリソースマッピングテーブルに基づいて特定のエネルギーを有する第1のブロードキャスト信号を生成するように配置される処理回路を含む無線通信に用いられる電子装置を提供する。
本出願の別の態様によれば、無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出することと、無認可バンドがアイドルであることが検出された場合に、使用する無認可バンドの伝送リソースを確定することとを含む無線通信に用いられる方法を提供する。
本出願の別の態様によれば、ネットワークノードの分布に基づいてエネルギーリソースマッピングテーブルを生成し、当該エネルギーリソースマッピングテーブルはネットワークノードによって受信された第1のブロードキャスト信号のエネルギーと使用する無認可バンドの伝送リソースとの対応関係を表し、当該エネルギーリソースマッピングテーブルに基づいて特定のエネルギーを有する第1のブロードキャスト信号を生成することとを含む無線通信に用いられる方法を提供する。
本発明の他の態様によれば、無線通信に用いられる方法のコンピュータプログラムコードと、コンピュータプログラム製品と、当該これらの方法を実現するためのコンピュータプログラムコードが記録されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
本出願の実施例による電子装置及び方法は、無認可バンドのアップリンク免除認可スケジューリングを実現することができることによって、シグナリング流れが簡素化され、アップリンクスケジューリングが行われないことに起因するリソース選択衝突の問題を回避又は緩和する場合に、超低遅延が達成される。
本発明の上記及びその他の利点は、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例の以下の詳細な説明からより明らかになる。
本発明の上記及びその他の利点及び特徴についてさらに記述するために、以下、本発明の具体的な実施形態について添付の図面を参照してさらに詳細に説明する。前記添付の図面は、以下の詳細な説明と共に本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する。同じ機能及び構造を有する構成要素は同じ参照符号によって示されている。これらの図面は本発明の典型的な例のみを示しており、本発明の範囲を限定するものと見なされるべきではないことは理解すべきである。図面において、
本出願の一実施例による無線通信に用いられる電子装置を示す機能モジュールブロック図である。 第1のブロードキャスト信号の感知のタイミングを概略的に示す図である; エネルギー指示評価(Energy Indication Assessment、EIA)が25マイクロ秒のLBTメカニズムと結合される場合の伝送の流れを示す概略図である; EIAがCat.4LBTメカニズムと結合される場合の伝送の流れを示す概略図である。 エネルギー範囲と伝送リソースとの対応関係の一例を示す図である。 LAAではネットワークノードが無認可バンドにランダムアクセスする場合の認可バンドにおけるシグナリングのやり取りを示す概略図である。 セルフキャリアフィードバックの情報の流れを示す概略図である。 クロスキャリアフィードバックの情報の流れを示す概略図である。 最初の伝送と再伝送のエネルギーリソースマッピングの例を示す概略図である。 本出願の別の実施例による無線通信に用いられる電子装置を示す機能モジュールブロック図である。 時間周波数リソースにおいて分割された競争リソースユニットを示す概略図である。 本出願の一実施例による無線通信に用いられる方法を示すフローチャートである。 本出願の別の実施例による無線通信に用いられる方法を示すフローチャートである。 本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第1の例を示すブロック図である。 本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第2の例を示すブロック図である。 本開示の技術を適用できるスマートフォンの概略構成の例を示すブロック図である。 本開示の技術を適用できるカーナビゲーションの概略構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施例による方法及び/又は装置及び/又はシステムを実現できる汎用コンピューターの例示的な構成を示すブロック図である。
以下、本発明の例示的な実施例について添付図面を参照して説明する。明確化と簡潔さのために、実際の実施形態の全ての特徴が明細書に記述されているわけではない。しかしながら、こういう実際の実施例の開発において多くの実施形態特有の決定が行われなければならなく、開発者の具体的な目標を達成し、例えば、システムや業務に関連する制約条件を満たし、これらの制約条件は実施形態に応じて変更される可能性があることと理解すべきである。加えて、開発作業は非常に複雑で時間がかかるが、そのような開発作業は本開示の利益を有する当業者にとって日常的なものであることも理解されるべきである。
ここで、不必要な詳細によって本発明を不明瞭にすることを避けるために、本発明による方案に密接に関連する装置構造及び/又は処理ステップのみが図面に示され、本発明とはほとんど関係のない他の詳細は省略されることにも注意されたい。
<第1の実施例>
以上のように、現在議論されているURLLCシナリオにおけるアップリンク免除認可スケジューリングは、いずれもNRの認可バンドに基づいている。今後の開発では、NR無認可バンドおけるアップリンク免除認可スケジューリングの導入方法は、LAAの補助認可アクセス方式と同様の検討が必要である。本実施例は、無認可バンドのアップリンク免除認可スケジューリングのための解決方案を提案する。ここでは、URLLCシナリオを例に説明したが、本技術を適用可能なシナリオはこれに限定されず、無認可バンドにおけるアップリンク免除認可スケジューリングが可能な任意のシナリオに適用することができると理解されるべきことである。
本実施例では、ネットワーク制御端末は、認可バンド及び無認可バンドにおいて、ネットワークノードに対して無線通信サービスを提供することができる。その中、ネットワーク制御端末とは、通信活動に関する設置、制御、通信リソース割り当てなどの機能を実現するための通信システムにおけるエンティティであり、例えば、セルラー通信システムにおける基地局、C-RAN(Cloud-RAN/Centralized-RAN)構造(セルの概念が存在しない場合がある)のベースバンドクラウドデバイスであり、例えば、C-RANアーキテクチャでの互いに高速に接続されるBBUプールのうちいずれかのBBU等であってもよい。ネットワークノードとは、通信リソースを使用してその通信目的を実現する通信システムにおけるエンティティであり、例えば、様々なユーザー装置(例えば、セルラー通信能力を有するモバイル端末、インテリジェント車両、スマートウェアラブル装置等)又は小セル基地局などのネットワークインフラであってもよい。
図1は、本出願の一実施例による無線通信に用いられる電子装置100の機能モジュールブロック図を示し、図1に示すように、当該電子装置100は、無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出するように配置される検出ユニット101と、無認可バンドがアイドルであることが検出された場合に、使用する無認可バンドの伝送リソースを確定するように配置される確定ユニット102とを含む。
その中、検出ユニット101と確定ユニット102は例えば、チップとして実施することができる1つ以上の処理回路によって実現することができる。
無認可バンドについて、ネットワークノードが伝送のために周波数スペクトルリソースを利用する必要がある場合に、まず、無認可バンドのチャネル又はキャリアが占有されるかどうかを検出する必要があり、且つ、その周波数スペクトルリソースは、当該無認可バンドのチャネル又はキャリアがアイドルである場合にのみ利用することができる。通常、当該チャネル又はキャリアがアイドルであるかどうかを検出するプロセスはLBT(Listen Before Talk)と呼ばれ、これは、無認可バンド利用の公平性及び有効性を保証することができる。LBTとは、チャネル又はキャリアを使用する前に、チャネルがアイドルであるかどうかを、アイドルチャネル評価(Clear Channel Assessment、CCA)の方式によってチェックすることである。
認可されたアップリンクスケジューリングに基づくプロセスと異なり、免除認可アップリンクスケジューリングが採用される場合に、ネットワークノードは、ネットワーク制御端末の認可スケジューリングシグナリングによって、基地局によって割り当てられたアップリンク伝送リソースを知っていることができなく例えば、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)リソースであり、具体的に、例えば、開始PRB(Physical Resource Block)位置、MCS(Modulation and Coding Scheme)レベル、変調方式などである。この場合、リソースアクセスの衝突の発生を避けるために、まず、使用する無認可バンドの伝送リソースを確定する必要がある。確定ユニット102によって行われる確定は、認可アップリンクスケジューリングと比べると、暗黙のリソース割り当て通知方式に基づくものである。
一例では、確定ユニット102はネットワーク制御端末によって送信される第1のブロードキャスト信号を感知し、当該第1のブロードキャスト信号に基づいて伝送リソースを確定する。例えば、確定ユニット102による感知は第1のブロードキャスト信号のエネルギーに対する感知であり、以下、エネルギー指示評価(Energy Indication Assessment、EIA)とも呼ばれる。当該第1のブロードキャスト信号は、認可バンドにおいてブロードキャストしてもよいし、無認可バンドにおいてブロードキャストしてもよい。例えば、当該第1のブロードキャスト信号は、周期的又は継続的に送信されることができる。周期的に送信される場合に、例えば、送信周期は、ネットワークノードを適時に検出した要件を満たすように設置される。
その中、第1のブロードキャスト信号が認可バンドにおいて送信される場合に、確定ユニット102は、無認可バンドにおける伝送を行う前に、例えば、無認可バンドのLBTを行う前に、LBTにおいてCCAを行う時に、及びLBTにおいてCCAを完了した後の遅延時間において、第1のブロードキャスト信号の感知をリアルタイムに行う。
一方、第1のブロードキャスト信号が無認可バンドにおいて送信される場合に、確定ユニット102は、図2に概略的に示すように、LBTにおいてCCAが成功した後の遅延時間に、第1のブロードキャスト信号の感知を行うことができる。第1のブロードキャスト信号が継続的に送信されるが、確定ユニット102はLBTにおいてチャネルがアイドルである(即ち、CCAが成功する)ことを検出した後、当該第1のブロードキャスト信号の感知を行う。例えば、第1のブロードキャスト信号のエネルギーを、LBTメカニズムにおける共存問題を判断するための検出エネルギー閾値よりも遥かに低いように設置することができ、これによって、無認可バンドにアクセスできるかどうかの判断を妨げることはない。また、他の例では、前記第1のブロードキャスト信号を送信するための無認可バンドは、前記ネットワークノードが使用する無認可バンドと異なってもよく、効果的に区別し、干渉を避けることができる。また、図2に示すLBTはLBTメカニズムの一例ただであるが、これに限定されるものではなく、例えば、RAN1#84で提出された25マイクロ秒LBTメカニズム、Cat4.LBTメカニズムなどの様々なLBTメカニズムを使用することができる。
例えば、EIAが25マイクロ秒のLBTメカニズムと結合される場合に、初期CCAが正常に完了したことを保証する場合に、ネットワークノードは、第1のブロードキャスト信号を検出することで、リソースが割り当てられるエネルギー範囲を確定し、ひいては伝送リソースを確定することができる。図3に、EIAが25マイクロ秒のLBTメカニズムと結合される場合の伝送の流れの概略図を示した。その中、左側破線のボックス内はEIAであり、25マイクロ秒CCAの成功に基づいて独立して行われる。そのため、CCAは、現在アクセスされるチャネルが他のネットワークノードによって占有されないことが検出された場合に、左側破線のボックス内で、ネットワークノードがEIAを実行し、アップリンク伝送が可能なリソースを見つけるまで待機する必要がある。これから見ると、右側破線のボックス内の伝送の実行はCCAとEIAの成功に基づいて行われる。例えば、第1のブロードキャスト信号が検出されないか、又は第1のブロードキャスト信号のエネルギーが有効範囲内にない場合に、アイドル状態にバックオフする。一方、伝送が終了した後、新しい送信要求があれば、LBT処理を再度行う。また、図の破線の菱形ボックスに示すように、CCAが成功した後、アップリンク免除認可スケジューリングのメカニズムを現在採用するかどうかを事前に判断することができる。判断が肯定される場合、左側破線のボックス内のEIAを実行し、当該処理はCCAがチャネル保持信号(reservation signal)を送信する処理と同期して行われることができ、逆に、タイムスロット境界が揃うのを待った後、アップリンク伝送を直接に行う。
別の例として、EIAはアップリンクCat.4LBTメカニズムと結合することができる。その中、アップリンクCat.4LBTはダウンリンクCat.4LBTに基づいて、競争ウィンドウ(contention window)のサイズ及びバックオフ(backoff)長さを調整することで確定されたアップリンクLAAに特別に適用なメカニズムである。25マイクロ秒LBTと比べて、アップリンクCat.4LBTは拡張CCAの部分が増加し、即ち、初期CCAが失敗した後、チャネルが占有されるかどうかを継続して検出し、従って、図4に示すように、初期CCAが成功したか又は拡張CCA(eCCA)が成功した後、EIAを行うことができる。破線のボックスにおけるEIAは、以上、図3により説明されたEIAと同じ機能と操作を有する。右側破線のボックス内の伝送はネットワークノードが無認可バンドのあるチャネルに正常にアクセスした後、EIAの完成を待ってアップリンク伝送を行う必要がある。第1のブロードキャスト信号が検出されたことができないか、又は第1のブロードキャスト信号のエネルギーが有効範囲内にないようなEIA検出が失敗する場合、アイドル状態にバックオフし、新しい送信要求があれば、LBT処理を再度行う。また、図3と同様に、図4の破線の菱形ボックスに示すように、CCA又はeCCAが成功した後、アップリンク免除認可スケジューリングメカニズムを現在使用するかどうかを事前に判断することができる。判断が肯定の場合、左側破線のボックス内のEIAを実行し、逆に、タイムスロット境界が揃うのを待った後、アップリンク伝送を直接に行う。
理解すべきことは、図3及び図4に示された例は、例示的な目的のみものであり、限定的なものではない。本出願によって提出されるEIAは任意のLBTメカニズムと結合して使用することができる。
以上のように、CCAが成功しEIAが実行された後、確定ユニット102は、第1のブロードキャスト信号のエネルギーに基づいて伝送リソースを確定することができる。この場合、第1のブロードキャスト信号のエネルギーと伝送リソースとの対応関係が予め設定される。このような対応関係は例えば、エネルギーリソースマッピングテーブルに含まれてもよい。確定ユニット102は、予め取得したエネルギーリソースマッピングテーブルを参照して、第1のブロードキャスト信号のエネルギーに基づいて使用する伝送リソースを確定することができる。理解すべきなのは、チャネルの変動性のため、エネルギーリソースマッピングテーブルは、典型的には、エネルギー範囲と伝送リソースとの対応関係が含まれることが理解されるべきである。確定ユニット102によって感知された第1のブロードキャスト信号のエネルギーがある範囲内に収まる限り、ネットワークノードは当該エネルギー範囲に対応する伝送リソースを使用して伝送することができる。当該伝送リソースは例えば、最初伝送リソースとリソースサイズによって表すことができる。図5は、エネルギー範囲と伝送リソースとの対応関係の一例を示す図であり、ネットワークノードNN1-NN4は、それぞれ異なるエネルギー範囲の第1のブロードキャスト信号を検出し、図5に示すように、対応する伝送リソースを見つける。また、ネットワーク制御端末は、送信される第1のブロードキャスト信号の電力を制御することによって、ネットワークノードによって感知された第1のブロードキャスト信号の電力を所望の範囲内にすることができる。
また、図5に示すように、感知された第1のブロードキャスト信号のエネルギー値がある範囲を超える場合、例えば、予め設定された最低エネルギー閾値よりも低いか又は最高エネルギー閾値よりも高い場合は、ネットワーク制御端末はチャネル繁忙又はチャネル品質が悪いなどの要因で当該ネットワークノードに利用可能なアップリンク伝送リソースを割り当てることはないことを表す。この場合、ネットワークノードは無認可バンドを利用して通信することができない。
割り当てられた伝送リソースのサイズについて、以下のような2つのシナリオがある。第1のシナリオでは、ネットワークノードはアップリンクスケジューリング要求(例えば、認可バンドを介する)をネットワーク制御端末に送信し、当該アップリンクスケジューリング要求には、ネットワークノードによる伝送によって占有されるリソースのサイズが含まれ、ネットワーク制御端末は当該情報に基づいて当該ネットワークノードに割り当てる伝送リソースのサイズを計画する。第2のシナリオでは、ネットワークノードはアップリンクスケジューリング要求を送信せず、ネットワーク制御端末はネットワークノードの実際の要求を取得することができないので、例えば、静的な均一割り当て又は履歴に基づく割り当ての方式を採用することができる。
上記の例では、確定ユニット102はLBTではCCAが成功した後の遅延時間を利用してEIAを行い、使用する伝送リソースを確定し、アップリンクスケジューリング免除認可が実現される。確定ユニット102は、感知された第1のブロードキャスト信号のエネルギーの大きさを繰り返し確認する必要がないので、EIAに要する時間は非常に短い。アップリンクスケジューリング認可の使用と比較して、遅延を大幅に低減することができる。
その中、上記エネルギーリソースマッピングテーブルは、現在アクセスしているネットワークノードの分布、干渉状況などに基づいてネットワーク制御端末で作成され、ネットワークノードに提供される。それに対応して、図1の破線のボックスに示すように、電子装置100はネットワーク制御端末からエネルギーリソースマッピングテーブルを受信するように配置される送受信ユニット103をさらに含んでもよい。その中、送受信ユニット103は、認可バンドにおいて当該エネルギーリソースマッピングテーブルを受信することができる。
例えば、送受信ユニット103は、ネットワークノードが無認可バンドにランダムアクセスする時、又は、無認可バンドにランダムアクセスした後、ネットワーク制御端末からエネルギーリソースマッピングテーブルを受信することができる。図6は、LAAではネットワークノードが無認可バンドにランダムアクセスする場合の認可バンドにおけるシグナリングのやり取りを示す概略図である。その中、基地局などのネットワーク制御端末はPSS、SSSをユーザー装置などのネットワークノードに送信してから、ランダムアクセス処理、即ち、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)においてMsg1からMsg4のやり取りを実行する。一例として、エネルギーリソースマッピングテーブル可がMsg4に含まれてもよい。又は、図6に示すように、ネットワーク制御端末は、PSS/SSSを送信した後且つPRACHの前に無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングによってエネルギーリソースマッピングテーブルを送信することができる。また、ランダムアクセスを完了した後、ネットワーク制御端末によって、例えばPBCH(Physical Broadcast Channel)を介してブロードキャストメッセージを追加送信するか、又はRRCシグナリング(図未しない)によってエネルギーリソースマッピングテーブルを送信することができる。それに対応して、送受信ユニット103は、ブロードキャスト又はRRCシグナリングによってエネルギーリソースマッピングテーブルを受信する。また、エネルギーリソースマッピングテーブルが更新される時に、送受信ユニット103は同様に、RRCシグナリング又はブロードキャストメッセージによって更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルを受信することができる。図に示されないが、エネルギーリソースマッピングテーブルが含まれるRRCシグナリングはPSS/SSSの送信の前に送信されてもよい。
上記のように、確定ユニット102は、当該エネルギーリソースマッピングテーブルに基づいて、感知された第1のブロードキャスト信号のエネルギーに対応する伝送リソースを確定する。次に、ネットワークノードは当該伝送リソースを使用してアップリンク伝送を行う。ネットワーク制御端末は、アップリンク伝送のデータ又は制御情報を受信した後、それを復調して、復調が成功するかどうかのフィードバックをネットワークノードに送信する。当該フィードバックの送信に使用されるバンドによって、クロスキャリアフィードバック及びセルフキャリアフィードバックという2つの形式に分けることができる。
まず、図7に示すように、セルフセルフキャリアフィードバックの形式について検討する。その中、ネットワーク制御端末は、機能的にプライマリセル(Pcell)とセカンダリセル(Scell)に分割され、プライマリセルとネットワークノードは認可バンドにおいて通信し、セカンダリセルとネットワークノードとは無認可バンドにおいて通信する。その中、図7の上半部分はLAAではネットワークノードがセカンダリセルにランダムアクセスするシグナリングの流れを示し、図6に同様であり、ここで繰り返さない。
ネットワークノードランダムがセカンダリセルにアクセスした後、ネットワークノードは伝送しようとするので、LBTが行われ、また、ここで説明するLBTは、使用する伝送リソースを確定するように、CCAだけでなく、以上に説明したCCAが成功した後のEIAも含まれる。ネットワークノードはその後、確定した伝送リソースを使用して無認可バンドの伝送を行うと共に、ネットワーク制御端末からのフィードバックを受信する。
セルフキャリアフィードバックの場合に、送受信ユニット103は、無認可バンドにおいて無認可バンドの伝送フィードバック情報を受信し、伝送が失敗した場合に当該伝送フィードバック情報には、再伝送リソース指示がさらに含まれるように配置され、確定ユニット102は伝送フィードバック情報に基づいて、再伝送を行うことを確定する時に、当該再伝送リソース指示に基づいて再伝送に使用される伝送リソースを確定するように配置される。
例えば、ネットワーク制御端末は、伝送が成功した場合にACKメッセージを送信し、伝送が失敗した場合にNACKメッセージを送信する。セルフキャリアフィードバックが行われる時に、これらのメッセージはいずれも無認可バンドにおいて送信される。無認可バンドを使用して送信するため、ネットワーク制御端末が、これらのメッセージを送信する前にLBTを行って、現在のダウンリンクチャネルが占有されるかどうかを検出する必要があることに留意されたい。
一例では、NACKメッセージは、チャネル保持信号(reservation signal)をさらに含むことができ、当該チャネル保持信号は、同一の最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupancy Time、MCOT)にネットワークノードに対してチャネルを保持して、LBTは再伝送にを必要ではなく、特に、チャネル条件が悪い場合には、複数の再伝送を避けることができ、システム効率が向上される。また、ネットワーク制御端末は、確定ユニット102が当該チャネル保持信号のエネルギー値に基づいて再伝送に使用される伝送リソースを確定することができるように、エネルギーリソースマッピングテーブルによって、当該チャネル保持信号のエネルギー値を設置してもよく、言い換えれば、チャネル保持信号も、再伝送リソース指示として使用される。この場合に、再伝送を行う時に、図7の破線のボックスに示すように、まず、EIAを行って再伝送に使用される伝送リソースを確定する必要がある。
別の例では、再伝送リソース割り当てテーブルは、再伝送時に使用する伝送リソースを指定するための再伝送リソース指示として使用される。確定ユニット102は、当該再伝送リソース割り当てテーブルに基づいて再伝送に使用される伝送リソースを確定する。
図7に示すように、ACK/NACKメッセージは、物理ハイブリッド自動再伝送指示チャネル(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel、PHICH)を介して送信することができる。
次に、クロスキャリアスケジューリングの形式について検討する。この場合に、送受信ユニット103は、認可バンドにおいて無認可バンドの伝送フィードバック情報を受信するように配置され、伝送フィードバック情報に基づいて再伝送を行うことを確定する時に、検出ユニット101は無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出し、確定ユニット102は無認可バンドがアイドルである場合に、ネットワーク制御端末によって送信される第1のブロードキャスト信号を感知し、当該第1のブロードキャスト信号に基づいて再伝送に使用される伝送リソースを確定し、その中、伝送フィードバック情報は、更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルを含んでもよい。
図7と同様に、図8は、クロスキャリアスケジューリングの情報流れの概略図を示し、その中、フィードバック情報はいずれも、認可バンドにおいてPHICHを介して伝送される。最初の伝送と再伝送の前に、CCAとEIAが含まれるLBTが必要である。
また、単一のネットワークノードについて、最初の伝送と可能な再伝送との間にリソース衝突が発生することがある。適応HARQについて、基地局はPDCCHを介して再伝送認可を送信し、その中、再伝送のために選択される必要な時間周波数リソースブロックの開始位置及びサイズが含まれるので、再伝送と最初の伝送との間のリソース選択に衝突はない。しかし、アップリンク免除認可スケジューリングのメカニズムにおいて、ネットワークノードは、明示シグナリングを介してリソース選択の情報を取得することができず、ネットワーク制御端末によって送信されるブロードキャスト信号のエネルギーを検出することによって、事前割り当てられたどのリソースブロックにおいてアップリンク伝送を行うかを判断する。図9に示すように、エネルギーと割り当てられたリソースブロックとの位置関係を簡素化するために、ネットワークノードに割り当てられたリソースブロック全体をいくつかのグループ、例えば、図に示す4つのグループに分割してもよく、最初の伝送と異なる再伝送は異なるグループ内に位置するので、ネットワーク制御端末は、アップリンク伝送のリソース範囲に基づいてネットワークノードのアップリンクデータ情報を直接的に取得することによって、HARQマージ復号化を行うことができる。
一例では、確定ユニット102は、再伝送の回数を増加させ、例えば、再伝送の回数が所定の回数(例えば、3回)を超えた場合に、正常の伝送を確保するために、アップリンクスケジューリング認可のメカニズムに切り替えるように配置される。具体的に、ネットワーク制御端末はアップリンクスケジューリング認可をネットワークノードに直接送信するか、又は、ネットワークノードがアップリンクスケジューリング要求をネットワーク制御端末に送信し、ネットワーク制御端末が当該アップリンクスケジューリング要求に基づいてアップリンクスケジューリング認可を送信することができる。
以上、単一のサブキャリアのみについて説明したが、アップリンクキャリアアグリゲーションなどのアップリンクマルチキャリアのシナリオでは、検出ユニット101と確定ユニット102はそれぞれ、複数のサブキャリアのうち各サブキャリアに対して上記の動作を実行する。言い換えれば、ネットワークノードは各サブキャリアでLBTを実行する。その中、アップリンクリソースの割り当てを確定するために、CCAを正常に完了した後、EIAを行う必要がある。例えば、感知された第1のブロードキャスト信号のエネルギーは、異なるサブキャリアに対応して、一致しているが、異なるサブキャリアのエネルギーリソースマッピングテーブルは異なり、例えば、周波数領域リソースが異なる。
要約すると、本出願による電子装置100は、第1のブロードキャスト信号のエネルギーを感知することによって使用可能なアップリンク伝送リソースを確定し、アップリンクスケジューリング免除認可を実現することで、シグナリングを簡素化し、伝送遅延を低減させる。
<第2の実施例>
図10は、本出願の別の実施例による無線通信に用いられる電子装置200の機能モジュールブロック図を示し、図10に示すように、電子装置200は、ネットワークノードの分布に基づいてエネルギーリソースマッピングテーブルを生成し、当該エネルギーリソースマッピングテーブルはネットワークノードによって受信された第1のブロードキャスト信号のエネルギーと使用する無認可バンドの伝送リソースとの対応関係を表すように配置される第1の生成ユニット201と、当該エネルギーリソースマッピングテーブルに基づいて特定のエネルギーを有する第1のブロードキャスト信号を生成するように配置される第2の生成ユニット202とを含む。
その中、第1の生成ユニット201と第2の生成ユニット202は例えば、チップとして実施することができる1つ以上の処理回路によって実現することができる。
第1の生成ユニット201は、例えば、現在アクセスされたネットワークノードの数、各ネットワークノードの位置及び干渉状態などの分布に基づいて、一定の距離で信号エネルギーを送信する損失を計算することで、異なるネットワークノードに対して検出に必要なエネルギーを割り当てる。上記のように、チャネルの不確定性のために、通常、エネルギー範囲を設置し、当該エネルギー範囲はある部分の伝送リソースに対応する。異なるネットワークノードの間で受信した第1のブロードキャスト信号のエネルギー範囲を分割し、異なるネットワークノードに対して異なる伝送リソースを割り当て、相互に強い同一チャネル干渉を避けることができる。例えば、同じネットワークノードについて、その位置がどうように変化しても、第2の生成ユニット202は、その位置の変化に応じて送信される第1のブロードキャスト信号のエネルギーを変更することによって、ネットワークノードによって検出された第1のブロードキャスト信号のエネルギーは同一の所定の検出範囲内にある。例えば、ネットワークノードがネットワーク制御端末から離れるか、干渉が強くなる時に、当該ネットワークノードに対する第1のブロードキャスト信号の送信電力をそれに応じて向上させ、逆に、第1のブロードキャスト信号の送信電力を低減させる。
第1の生成ユニット201はさらに、ネットワークノードの分布が変化した時にエネルギーリソースマッピングテーブルを更新する。例えば、アクセスされたネットワークノードの割り当てられたリソースとエネルギーマッピング関係をそのまま保持し、新しいエネルギー及びリソースマッピング関係が残りの利用可能なリソースに追加され得る。又は、エネルギー及びリソースマッピング関係の再割り当てを現在アクセスしているすべてのネットワークノードに対して行い、この場合には、現在伝送しているネットワークノードに新しいエネルギーリソースマッピングテーブルを通知する必要があり、現在のネットワークノードの数に基づいて動的にリソースを割り当てることができるので、リソースの有効利用率を向上させることができる。
図10の破線のボックスに示すように、電子装置200は、エネルギーリソースマッピングテーブルをネットワークノードに送信し、第1のブロードキャスト信号をブロードキャストするように配置される送受信ユニット203をさらに含んでもよい。
例示的に、送受信ユニット203は、第1のブロードキャスト信号を周期的又は継続的に送信することができる。このように、必要に応じてネットワークノードが第1のブロードキャスト信号を感知することができることが保証される。第1の実施例で説明したように、第1のブロードキャスト信号の送信は、認可バンドにおいて行われてもよいし、無認可バンドにおいて行われてもよく、それらの相違はネットワークノードによって感知されるタイミングが異なることにある。例えば、無認可バンドにおいて送信する場合に、送受信ユニット203は、無認可バンドのチャネルがアイドルである場合に、第1のブロードキャスト信号のブロードキャストを行ってもよい。
また、無線チャネルの変動性及び異なるネットワークノードに設定されたエネルギー範囲に、大きな差異を生じさせないため、ネットワークノードによって感知された第1のブロードキャスト信号のエネルギー値は範囲外であり得る。感知エネルギーが境界を超える確率を最小にするために、エネルギー範囲は不連続に分割され得る。即ち、異なるネットワークノードによって検出される必要がある第1のブロードキャスト信号のエネルギー範囲は、境界値の重なりを有さないだけでなく、そのギャップも、測定可能なエネルギー範囲の任意のセットよりも遥かに大きい。図5を例に取ると、例えば、エネルギー範囲1を[-95、-92]dBmに設置し、エネルギー範囲2を[-85、-82]dBmに設置することができる。この場合、測定されたエネルギー値が依然として境界を超える場合、複数受信あるエネルギー範囲に最も近い確率が複数回推定され、それが属するエネルギー範囲を確定することができる。例えば、ネットワークノードは第1のブロードキャスト信号のエネルギーが-90dBmであると測定する場合、それがエネルギー範囲1に属すると推定することができる。
ネットワーク制御端末は、現在のネットワークノードの数及び空間における同じ方向に重畳されたネットワークノードの数に基づいて、第1のブロードキャスト信号に対して、全方向のブロードキャスト又はある特定のビーム方向のブロードキャストを行う方式を選択することができる。例えば、送受信ユニット203は、第1のブロードキャスト信号をディレクテッドブロードキャストすることができる。例えば、最良のビーム対の方向に第1のブロードキャスト信号をディレクテッドブロードキャストする。
基地局とUEとの間の通信を例として、認可バンドにおける同期プロセスではUEと基地局のビーム掃引(beam sweeping)によって一対の最良のビーム対を確定し、これは、同期プロセスでは、基地局は最良のダウンリンクビームを知るだけではなく、ユーザーは最良のアップリンクビームを知ることができるためであり、これらのビームはビーム対と呼ばれる。基地局は、選択された最適ビーム対によって放射されたエネルギーによって、ブロードキャスト信号の方向性を集中させ、エネルギー損失を最小にして、UEがエネルギー検出を行う時に、当該ビーム方向におけるエネルギーの大きさのみを判断して、他の方向の受信エネルギーを無視することができるので、エネルギー決定の性格性は大幅に改善される。図10は、ビーム対に基づく第1のブロードキャスト信号の伝送の概略図を示す。同時に、特定のビーム方向の伝送は、隠れノードの問題をある程度回避することもでき、即ち、UEは、特定のビームの方向の基地局ブロードキャストエネルギーのみを検出し、信号を送信する他のUEによって生成される干渉を避ける。
また、送受信ユニット203はネットワークノードが無認可バンドにアクセスする時、又はネットワークノードが無認可バンドにアクセスした後、エネルギーリソースマッピングテーブルを送信することができる。図6に示すように、エネルギーリソースマッピングテーブルは、ランダムアクセスプロセスにおけるMsg4に含まれてもよい。また、ランダムアクセスを完了した後、送受信ユニット203はPBCHによってブロードキャストメッセージを追加送信するか、又は、RRCシグナリングによってエネルギーリソースマッピングテーブルを送信する。エネルギーリソースマッピングテーブルが更新される時に、送受信ユニット203は同様に、更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルを、RRCシグナリング又はブロードキャストメッセージによって送信することができる。また、図8に示すように、更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルは、NACKメッセージに含まれて、PHICHチャネルによって送信されることができる。
ネットワーク制御端末はネットワークノードからのアップリンク伝送を受信した後、それに対して復調などの受信動作を行い、受信動作の結果をネットワークノードにフィードバックする。例えば、受信が成功すれば、ACKメッセージをネットワークノードに送信し、受信が成功しなければ、NACKメッセージをネットワークノードに送信し、ネットワークノードがNACKを受信した場合に、再伝送を行うことができる。第2の生成ユニット202は例えば、ネットワークノードの無認可バンドにおける伝送の結果に基づいてフィードバックを生成する。フィードバックの送信方式によって、それぞれ図7と図8に示すようなセルフキャリアフィードバックとクロスキャリアフィードバックとの2つが有り得る。
セルフキャリアフィードバックの場合に、ネットワーク制御端末は、まず、無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出する必要があり、例えば、LBTなどを行い、送受信ユニット203は、無認可バンドがアイドルである場合に、無認可バンドにおいてフィードバックを送信し、伝送が失敗した場合に、当該フィードバックには再伝送リソース指示がさらに含まれてもよい。
一例では、NACKメッセージには、チャネル保持信号(reservation signal)がさらに含まれてもよく、当該チャネル保持信号は、同一の最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupancy Time、MCOT)にネットワークノードに対してチャネルを保持するのに使用され、LBTは再伝送に必要ではない。例えば、エネルギーリソースマッピングテーブルに基づいて当該チャネル保持信号のエネルギー値を設置することができ、ネットワークノードは当該チャネル保持信号のエネルギー値に基づいて、再伝送に使用される伝送リソースを確定し、言い換えれば、チャネル保持信号はさらに、再伝送リソース指示として使用される。
別の例では、再伝送リソース割り当てテーブルは、再伝送に使用される伝送リソースを指定するための再伝送リソース指示として使用される。ネットワークノードは当該再伝送リソース割り当てテーブルに基づいて、再伝送に使用される伝送リソースを確定する。
図7に示すように、ACK/NACKメッセージは、物理ハイブリッド自動再伝送指示チャネル(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel、PHICH)によって送信されることができる。
クロスキャリアスケジューリングの場合に、送受信ユニット203は、認可バンドにおいてフィードバックを送信し、伝送が失敗した場合に、当該フィードバックは、更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルがさらに含まれるように配置される。フィードバック情報は、図8に示すように、いずれも認可バンドにおいてPHICHによって伝送される。この場合に、認可バンドは、情報やり取りの制御を担当し、無認可バンドはデータのやり取りを担当する。
以上、単一のサブキャリアについて説明したが、複数のサブキャリアが存在するシナリオ(即ち、アップリンクキャリアアグリゲーション)では、第1の生成ユニット201は、サブキャリアのそれぞれに対してエネルギーリソースマッピングテーブルを生成するように配置される。即ち、異なるサブキャリアに対して、予め設定されたエネルギーとリソース割り当てとのマッピング関係が異なり、例えば、周波数領域において、リソースが異なる。
要約すると、本実施例による電子装置200は、第1のブロードキャスト信号とエネルギーとのマッピング関係を設定することによって、ネットワークノードは、アップリンク伝送リソースを暗黙的に割り当てることができ、アップリンクスケジューリング免除認可が実現されることで、シグナリングを簡素化し、伝送遅延を低減させる。
<第3の実施例>
本実施例では、図1に示す機能モジュールブロック図を参照する。その中、確定ユニット102は、ネットワーク制御端末によって予め設定されたリソース割り当て規則に基づいて伝送リソースを確定することができる。例えば、ネットワーク制御端末は、図11に示すように、利用可能な時間領域リソース内をいくつかのリソースユニット(RU、Resource Unit)に予め分割することができる。その中、異なるパターンで充填された部分はそれぞれ、異なるRU1からRU4を表し、これらRUの間は互いに直交している。各RUは、複数のネットワークノードに動的に割り当てられることができ、これらのネットワークノードは、この時間周波数リソースを非直交に多重化することを選択することができ、ネットワーク制御端末は例えば、各ネットワークノードに固有のパイロット(pilot)又は署名(signature)によって異なるネットワークノードを区別することができる。
また、RUのサイズは固定されていなくてもよいが、ネットワーク制御端末によって動的に割り当てられるか、又は、履歴ネットワークノードの数又はネットワークノードに衝突が発生する確率に対して深い学習を行った後、自動的に調整されることができる。このように、明確なリソーススケジューリングがない条件の下で、無認可バンド広帯域幅の特性を十分に利用することができ、同時に、RUのサイズの調整も周波数スペクトル効率を向上させるのに役立つことができる、例えば、アクセスされるネットワークノードの数が多く、及び衝突が発生する確率が低いRUに対してより多くのリソースを割り当てることができ、即ち、その大きさを増大する。
以上、リソース割り当て規則の一例を示したが、これに限定されず、例えば、ネットワークノードの優先度に基づく割り当て規則などの他の任意の適切なリソース割り当て規則を採用してもよい。
その中、予め設定されたリソース割り当て規則は、RRCシグナリングによって、アクセスネットワークノードに通知されてもよいし、メッセージのブロードキャストによってネットワークノードに通知されてもよい。例えば、ネットワークノードが無認可バンドにランダムアクセスする時に、例えば、PRACHのMsg4によって、当該リソース割り当て規則をネットワークノードに送信することができるか、又は、ネットワークノードが無認可バンドにランダムアクセスした後、当該リソース割り当て規則をメッセージのブロードキャスト又はRRCシグナリングによってネットワークノードに送信することができる。LAAの場合に、上記リソース割り当て規則の送信は、認可バンドにおいて行われることができる。また、上記リソース割り当て規則の送信は、無認可バンドにおいて行われてもよく、ネットワークノードがLBTを行った後、伝送する前に、当該リソース割り当て規則をすることができることを保証することだけが必要である。
また、単一のネットワークノードについて、最初の伝送が失敗した場合に、再伝送を行う必要がある可能性がある。最初の伝送と再伝送との間に発生し得るリソース競合を避けるために、ネットワークノードに割り当てられた伝送リソースの内部をさらに分割することができ、その中、最初の伝送に使用するリソースと、各再伝送に使用するリソースとはそれぞれ異なる。このように、確定ユニット102は、再伝送を行う時に、再伝送の回数に基づいて、再伝送に使用される伝送リソースを確定することができる。また、最初の伝送と再伝送に使用するリソース範囲は異なるので、ネットワーク制御端末は、当該リソース範囲に基づいて、再伝送の回数を判断することができ、これにより、ネットワークノードのアップリンクデータ情報をより直接に取得して、HARQマージ復号化を行い、HARQ復号化の成功率を高めることができる。
上記に示す例によれば、ネットワークノードは、ネットワーク制御端末の認可スケジューリング動作を必要せず、予め設定されたリソース割り当て規則に基づいて、使用するアップリンク伝送リソースを選択することができ、遅延を低下させる。
それに対応して、本実施例は、リソース割り当て規則を生成するように配置される生成ユニットを含む無線通信に用いられる電子装置をさらに提供する。当該リソース割り当て規則は、ネットワークノードに提供されて、ネットワークノードに当該リソース割り当て規則に基づいてアップリンク伝送リソースの選択を行わせる。当該リソース割り当て規則に関する具体的な説明は以上、詳細に説明したので、ここで繰り返さない。
<第4の実施例>
上記実施態様では電子装置について説明した過程では、いくつかの処理又は方法が明らかに開示されている。以下、これらの方法の概要については既に説明した事項の一部を繰り返すことなく説明するが、注意すべきことは、これらの方法は電子装置の説明に開示されるが、必ずしもこれらの構成要素を使用するか、又はこれらの構成要素によって実行するものではない。例えば、電子装置の実施態様は、ハードウェア及び/又はファームウェアによって部分的又は完全に実現されてもよく、以下に説明する方法は、電子装置のハードウェア及び/又はファームウェアを使用することができるが、コンピュータ実行可能プログラムによって完全的に実現することもできる。
図12は、本出願の一実施例による無線通信に用いられる方法のフローチャートを示し、当該方法は、無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出すること(S11)と、無認可バンドがアイドルであることが検出された場合に、使用する無認可バンドの伝送リソースを確定すること(S12)とを含む。
一例では、ステップS12では、ネットワーク制御端末によって送信された第1のブロードキャスト信号を感知して、当該第1のブロードキャスト信号に基づいて伝送リソースを確定する。例えば、予め取得したエネルギーリソースマッピングテーブルを参照して、第1のブロードキャスト信号のエネルギーに基づいて伝送リソースを確定することができる。
図12には示されないが、上記方法は、ネットワーク制御端末からエネルギーリソースマッピングテーブルを受信するステップをさらに含んでもよい。当該ステップは、ネットワークノードが前記無認可バンドにランダムアクセスする時、又は、前記無認可バンドにランダムアクセスした後、実行されることができる。例えば、無線リソース制御シグナリング又はブロードキャストによって当該エネルギーリソースマッピングテーブルを受信することができる。
また、図12の破線のボックスに示すように、上記方法は、無認可バンドにおいて無認可バンドにおける伝送フィードバック情報を受信し、伝送が失敗した場合に、当該伝送フィードバック情報には、再伝送リソース指示がさらに含まれるステップS13をさらに含んでもよい。例えば、当該再伝送リソース指示はチャネル保持信号を含んでもよく、当該チャネル保持信号のエネルギー値に基づいて、再伝送に使用される伝送リソースを確定することができる。
伝送フィードバック情報に基づいて再伝送を行うことを確定する時に、当該再伝送リソース指示に基づいて再伝送に使用される伝送リソースを確定する。
また、ステップS13は次のように実行してもよく、認可バンドにおいて無認可バンドの伝送フィードバック情報を受信し、当該伝送フィードバック情報に基づいて再伝送を行うことを確定する時に、無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出し、無認可バンドがアイドルである場合に、ネットワーク制御端末によって送信される第1のブロードキャスト信号を感知して、当該第1のブロードキャスト信号に基づいて、再伝送に使用される伝送リソースを確定し、その中、伝送フィードバック情報には、更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルがさらに含まれてもよい。
別の例として、ステップS12では、ネットワーク制御端末は予め設定されたリソース割り当て規則によって伝送リソースを確定する。また、再伝送を行う時に、再伝送の回数に基づいて、再伝送に使用される伝送リソースを確定してもよい。
複数のサブキャリアが存在する場合に、複数のサブキャリアのうち各サブキャリアに対して上記各ステップの操作を実行する。
図13は本出願の一実施例による無線通信に用いられる方法のフローチャートを示し、当該方法は、ネットワークノードの分布に基づいてエネルギーリソースマッピングテーブルを生成し(S21)、当該エネルギーリソースマッピングテーブルは、ネットワークノードによって受信された第1のブロードキャスト信号のエネルギーと使用する無認可バンドの伝送リソースとの対応関係を表すことと、当該エネルギーリソースマッピングテーブルに基づいて、特定のエネルギーを有する前記第1のブロードキャスト信号を生成すること(S22)とを含む。
また、ステップS21では、さらに、ネットワークノードの分布が変化した時に、エネルギーリソースマッピングテーブルを更新する。
図に示されないが、上記方法は、ネットワークノードにエネルギーリソースマッピングテーブルを送信し、第1のブロードキャスト信号をブロードキャストすることをさらに含む。例えば、第1のブロードキャスト信号を、無指向性ブロードキャスト又はディレクテッドブロードキャストすることができる。また、第1のブロードキャスト信号を周期的又は継続的に送信することができる。
一例では、ネットワークノードが無認可バンドにアクセスする時、又は、ネットワークノードが無認可バンドにアクセスした後、エネルギーリソースマッピングテーブルを送信することができる。例えば、無線リソース制御シグナリング又はブロードキャストによって、当該エネルギーリソースマッピングテーブルを送信することができる。
また、ネットワーク制御端末はさらに、無認可バンドにおけるネットワークノードの伝送の結果に基づいてフィードバックを生成する。図13の破線のボックスに示すように、上記方法は、フィードバックメッセージをネットワークノードに送信するS23をさらに含む。ステップS23は、無認可バンドにおいて実行することができ、まず、無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出し、無認可バンドがアイドルである場合に、当該フィードバックを送信し、前記伝送が失敗した場合に、当該フィードバックは、再伝送リソース指示がさらに含まれる。例えば、再伝送リソース指示はチャネル保持信号を含み、当該チャネル保持信号のエネルギー値は、ネットワークノードが再伝送に使用する伝送リソースを確定するために使用される。
ステップS23は、認可バンドにおいて実行してもよく、伝送が失敗した場合に、当該フィードバックは、更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルがさらに含まれてもよい。
以上、単一のサブキャリアについて説明したが、複数のサブキャリアが存在する場合、サブキャリアのそれぞれに対してエネルギーリソースマッピングテーブルを生成する。
なお、上記の各方法は、組み合わせて用いてもよいし、単独で用いてもよく、その詳細については第1から第3の実施例で詳細に説明したので、ここでは繰り返さない。
要約すると、本出願による電子装置及び方法は、アップリンク免除認可スケジューリングを実現し、シグナリングを簡素化し、時間遅延を低減することができる。
<適用例>
本開示の技術は各種の製品に適用することができる。以上で言及された基地局は、例えばマクロeNBや小eNBなどの任意のタイプの進化ノードB(eNB)として実現することができる。小eNBは、例えばピコeNB、マイクロeNB、及び家庭(フェムト)eNBなどのマクロセルより小さいセルをカバーできるeNBであってもよい。その代わりに、基地局は、例えばNodeBと基地局トランシーバ(BTS)のような任意の他のタイプの基地局として実現することができる。基地局は、無線通信を制御するように配置される主体(基地局装置とも呼ばれる)と、主体と異なるところに設けられる1つ又は複数のリモート無線ヘッド(RRH)とを含むことができる。また、後述する様々なタイプのユーザー装置はいずれも、基地局機能を一時的又は半永久的に実行することによって、基地局として機能することができる。
[基地局についての適用例]
(第1の適用例)
図14は本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は1つ又は複数のアンテナ810及び基地局装置820を含む。基地局装置820と各アンテナ810はRFケーブルを介して接続されてもよい。
アンテナ810のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えば多入力多出力(MIMO)アンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、基地局装置820の無線信号の送受信に使用される。17に示すように、eNB800は複数のアンテナ810を含んでもよい。例えば、複数のアンテナ810はeNB800に使用される複数の周波数領域と互換性があり得る。図14に、eNB800には複数のアンテナ810が含まれる例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を含んでもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインターフェース823及び無線通信インターフェース825を含む。
コントローラ821は例えばCPU又はDSPであり、且つ、基地局装置820の上位層の各種機能を動作させる。例えば、コントローラ821は無線通信インターフェース825によって処理された信号におけるデータに基づいてデータパケットを生成し、ネットワークインターフェース823を介して、生成されたパケットを伝送する。コントローラ821は複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドルして、バンドルパケットを生成し、生成されたバンドルパケットを伝送することができる。コントローラ821は以下のような制御を実行する論理機能を有してもよく、当該制御は例えば、無線リソース制御、無線ベアラ制御、移動管理、受付制御、スケジューリングなどである。当該制御は近くのeNB又はコアネットワークノードと結合して実行されることができる。メモリ822はRAMとROMを含み、コントローラ821によって実行されるプログラム及び各種制御データ(例えば、端末リスト、送信パワーデータ及びスケジューリングデータ)が記憶される。
ネットワークインターフェース823は基地局装置820をコアネットワーク824の通信インターフェースに接続するためのものである。コントローラ821はネットワークインターフェース823を介してコアネットワークノード又は別のeNBに通信することができる。この場合、eNB800とコアネットワークノード又は他のeNBとは論理インターフェース(例えばS1インターフェースとX2インターフェース)によって互いに接続される。ネットワークインターフェース823は有線通信インターフェース又は無線バックホール回線用の無線通信インターフェースであってもよい。ネットワークインターフェース823が無線通信インターフェースであれば、無線通信インターフェース825によって使用される周波数帯域と比べると、ネットワークインターフェース823はより高い周波数帯域を無線通信に使用することができる。
無線通信インターフェース825は任意のセルラー通信方式(例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-Advanced)をサポートし、アンテナ810を介してeNB800のセルに位置する端末への無線接続を提供する。無線通信インターフェース825は通常、例えばベースバンド(BB)プロセッサ826とRF回路827を含むことができる。BBプロセッサ826は例えば、符号化/復号化、変調/復調、多重化/多重化解除を実行すると共に、レイヤー(例えばL1、メディアアクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)、パケットデータアグリゲーションプロトコル(PDCP))の様々なタイプの信号処理を実行することができる。コントローラ821の代わりに、BBプロセッサ826は上記した論理機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は通信制御プログラムが記憶されるメモリであってもよく、或いは、プログラムを実行するように配置されるプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよい。プログラムの更新はBBプロセッサ826の機能を変更させることができる。当該モジュールは基地局装置820のスロットに挿入されるカード又はブレッドであってもよい。その代わりに、当該モジュールはカード又はブレッドに搭載されるチップであってもよい。同時に、RF回路827は、例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含んで、アンテナ810を介して無線信号を送受信してもよい。
図14に示すように、無線通信インターフェース825は複数のBBプロセッサ826を含んでもよい。例えば、複数のBBプロセッサ826はeNB800に使用される複数の周波数帯域と互換性があり得る。図14に示すように、無線通信インターフェース825は複数のRF回路827を含んでもよい。例えば、複数のRF回路827は複数のアンテナ素子と互換性があり得る。図14には、無線通信インターフェース825に複数のBBプロセッサ826と複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インターフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図14に示すeNB800において、図10により説明された送受信ユニット203は無線通信インターフェース825によって実現することができる。機能の少なくとも一部はコントローラ821によって実現することもできる。例えば、コントローラ821は、第1の生成ユニット201と第2の生成ユニット202の機能を実行することによって、エネルギーリソースマッピングテーブルの生成と第1のブロードキャスト信号の生成を実行することができる。
(第2の適用例)
図15は本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は1つ又は複数のアンテナ840と、基地局装置850と、RRH860とを含む。RRH860と各アンテナ840はRFケーブルを介して互いに接続されることができる。基地局装置850とRRH860は光ファイバケーブルのような高速回線を介して互いに接続されることができる。
アンテナ840のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナに含まれた複数のアンテナ素子)を含み、RRH860の無線信号の送受信に使用される。図15に示すように、eNB830は複数のアンテナ840を含んでもよい。例えば、複数のアンテナ840はeNB830によって使用される複数の周波数帯域と互換性があり得る。図15に、eNB830に複数のアンテナ840が含まれる例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を含んでもよい。
基地局装置850は、コントローラ851と、メモリ852と、ネットワークインターフェース853と、無線通信インターフェース855と、接続インターフェース857とを含む。コントローラ851、メモリ852、及びネットワークインターフェース853は図24を参照して説明したコントローラ821、メモリ822、ネットワークインターフェース823と同様である。
無線通信インターフェース855は任意のセルラー通信方式(例えばLTEとLTE-Advanced)をサポートし、RRH860とアンテナ840を介してRRH860に対応するセクタに位置する端末への無線通信を提供する。無線通信インターフェース855は通常、例えばBBプロセッサ856を含んでもよい。BBプロセッサ856が接続インターフェース857を介してRRH860のRF回路864に接続する以外、BBプロセッサ856は図15を参照して説明したBBプロセッサ826と同様である。図15に示すように、無線通信インターフェース855は複数のBBプロセッサ856を含んでもよい。例えば、複数のBBプロセッサ856はeNB830に使用される複数の周波数領域と互換性があり得る。図15に、無線通信インターフェース855に複数のBBプロセッサ856が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インターフェース857は基地局装置850(無線通信インターフェース855)をRRH860に接続するためのインターフェースである。接続インターフェース857は基地局装置850(無線通信インターフェース855)をRRH860の上記した高速回線における通信に接続するための通信モジュールであってもよい。
RRH860は接続インターフェース861と無線通信インターフェース863を含む。
接続インターフェース861はRRH860(無線通信インターフェース863)を基地局装置850に接続するためのインターフェースである。接続インターフェース861は上記した高速回線における通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インターフェース863はアンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インターフェース863は通常、例えばRF回路864を含んでもよい。RF回路864は例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含んで、アンテナ840を介して無線信号を送受信してもよい。図15に示すように、無線通信インターフェース863は複数のRF回路864を含んでもよい。例えば、複数のRF回路864は複数のアンテナ素子をサポートすることができる。図15に、無線通信インターフェース863に複数のRF回路864が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図15に示すeNB830において、図10により説明された送受信ユニット203は無線通信インターフェース855及び/又は無線通信インターフェース863によって実現することができる。機能の少なくとも一部はコントローラ851によって実現することもできる。例えば、コントローラ851は第1の生成ユニット201、第2の生成ユニット202の機能を実行することによって、エネルギーリソースマッピングテーブルの生成、第1のブロードキャスト信号の生成を実行することができる。
[ユーザー装置についての適用例]
(第1の適用例)
図16は本開示の技術を適用できるスマートフォン900の概略構成の例を示すブロック図である。スマートフォン900はプロセッサ901、メモリ902、記憶装置903、外部接続インターフェース904、撮像装置906、センサー907、マイク908、入力装置909、表示装置910、スピーカ911、無線通信インターフェース912、1つ又は複数のアンテナスイッチ915、1つ又は複数のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を含む。
プロセッサ901は例えばCPU又はシステムオンチップ(SoC)であり、スマートフォン900のアプリケーション層と他の層の機能を制御することができる。メモリ902はRAMとROMを含み、データとプロセッサ901によって実行されるプログラムが記憶される。記憶装置903は例えば半導体メモリとハードディスクのような記憶媒体を含むことができる。外部接続インターフェース904は外部装置(例えばメモリカードとユニバーサルシリアルバス(USB)装置)をスマートフォン900に接続するためのインターフェースである。
撮像装置906はイメージセンサー(例えば電荷結合デバイス(CCD)と相補型金属酸化物半導体(CMOS))を含み、撮影した画像を生成する。センサー907は例えば測定センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー及び加速度センサーのような1組のセンサーを含んでもよい。マイク908はスマートフォン900に入力された音をオーディオ信号に変換する。入力装置909は例えば表示装置910のスクリーンでのタッチを検出するように配置されるタッチセンサー、キーパッド、キーボード、ボタンやスイッチを含み、ユーザーから入力された動作又は情報を受信する。表示装置910はスクリーン(例えば液晶ディスプレイ(LCD)と有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ)を含み、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911はスマートフォン900から出力したオーディオ信号を音に変換する。
無線通信インターフェース912は任意のセルラー通信方式(例えば、LTEとLTE-Advanced)をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インターフェース912は通常、例えばBBプロセッサ913とRF回路914を含むことができる。BBプロセッサ913は例えば、符号化/復号化、変調/復調、多重化/多重化解除を実行すると共に、無線通信のための様々なタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路914は例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含んで、アンテナ916を介して無線信号を送受信することができる。なお、この図に、1つのRFリンクが1つのアンテナに接続されたことを示したが、これは単なる例示であり、1つのRFリンクが複数の位相シフターを介して複数のアンテナに接続されるシナリオも含む。無線通信インターフェース912はその上にBBプロセッサ913とRF回路914が集積化される1つのチップモジュールであってもよい。図16に示すように、無線通信インターフェース912は複数のBBプロセッサ913と複数のRF回路914を含んでもよい。図16に、無線通信インターフェース912に複数のBBプロセッサ913と複数のRF回路914が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
なお、セルラー通信方式の以外、無線通信インターフェース912は、例えば短距離無線通信方式、近接通信方式や無線ローカルネットワーク(LAN)方式などの別のタイプの無線通信方式をサポートすることができる。この場合、無線通信インターフェース912は各種の無線通信方式に対するBBプロセッサ913とRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915のそれぞれは無線通信インターフェース912に含まれる複数の回路(例えば異なる無線通信方式に使用される回路)間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えばMIMOアンテナに含まれた複数のアンテナ素子)を含み、無線通信インターフェース912の無線信号の送受信に使用される。図16に示すように、スマートフォン900は複数のアンテナ916を含んでもよい。図16に、スマートフォン900に複数のアンテナ916が含まれる例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を含んでもよい。
なお、スマートフォン900は各種の無線通信方式に対するアンテナ916を含んでもよい。この場合に、アンテナスイッチ915はスマートフォン900の配置から省略されてもよい。
バス917はプロセッサ901、メモリ902、記憶装置903、外部接続インターフェース904、撮像装置906、センサー907、マイク908、入力装置909、表示装置910、スピーカ911、無線通信インターフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は給電線によって図16に示すスマートフォン900の各ブロックに電力を供給し、給電線は図面において部分的に点線によって表される。補助コントローラ919は例えばスリープモードでスマートフォン900の最少の必要な機能を動作させる。
図16に示すスマートフォン900では、図1により説明された送受信ユニット103は無線通信インターフェース912によって実現することができる。機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919によって実現することもできる。例えば、プロセッサ901又は補助コントローラ919は、検出ユニット101と確定ユニット102の機能を実行することによって、アップリンク免除認可スケジューリング方法で、使用する無認可バンドにおける伝送リソースを確定することができる。
(第2の適用例)
図17は本開示の技術を適用できるカーナビゲーション装置920の概略構成の例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920はプロセッサ921、メモリ922、全球位置決めシステム(GPS)モジュール924、センサー925、データインターフェース926、コンテンツプレーヤー927、記憶媒体インターフェース928、入力装置929、表示装置930、スピーカ931、無線通信インターフェース933、1つ又は複数のアンテナスイッチ936、1つ又は複数のアンテナ937及びバッテリー938を含む。
プロセッサ921は例えばCPU又はSoCであり、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能と他の機能を制御することができる。メモリ922はRAMとROMを含み、データとプロセッサ921によって実行されるプログラムが記憶される。
GPSモジュール924はGPS衛星から受信したGPS信号を使用してカーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度、高度)を測定する。センサー925は例えばジャイロセンサー、地磁気センサー及び気圧センサーのような1組のセンサーを含んでもよい。データインターフェース926は図示しない端末を介して例えば車のネットワーク941に接続され、車両が生成したデータ(例えば、車速データ)を取得する。
コンテンツプレーヤー927は記憶媒体(例えば、CDとDVD)に記憶されたコンテンツを再生して、当該記憶媒体は記憶媒体インターフェース928に挿入される。入力装置929は例えば表示装置930のスクリーンでのタッチを検出するように配置されるタッチセンサー、ボタン又はスイッチを含み、ユーザーから入力された動作又は情報を受信する。表示装置930は例えばLCDやOLEDディスプレイのスクリーンを含み、ナビゲーション機能の画像又は再生されたコンテンツを表示する。スピーカ931はナビゲーション機能の音又は再生されたコンテンツを出力する。
無線通信インターフェース933は任意のセルラー通信方式(例えば、LTEとLTE-Advanced)をサポートし、無線通信を実行することができる。無線通信インターフェース933は通常、例えばBBプロセッサ934とRF回路935を含むことができる。BBプロセッサ934は、例えば符号化/復号化、変調/復調、及び多重化/多重化解除を実行すると共に、無線通信に使用される様々なタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路935は例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含み、アンテナ937を介して無線信号を送受信することができる。無線通信インターフェース933はその上にBBプロセッサ934とRF回路935が集積化される1つのチップモジュールであってもよい。図17に示すように、無線通信インターフェース933は複数のBBプロセッサ934と複数のRF回路935を含んでもよい。図17に、無線通信インターフェース933に複数のBBプロセッサ934と複数のRF回路935が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
なお、セルラー通信方式の以外、無線通信インターフェース933は、例えば短距離無線通信方式、近接通信方式、及び無線LAN方式のような別のタイプの無線通信方式をサポートすることができる。この場合、各種の無線通信方式に対して、無線通信インターフェース933はBBプロセッサ934とRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936のそれぞれは無線通信インターフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式に使用される回路)間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えばMIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、無線通信インターフェース933の無線信号の送受信に使用される。図17に示すように、カーナビゲーション装置920は複数のアンテナ937を含んでもよい。図17に、カーナビゲーション装置920に複数のアンテナ937が含まれる例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を含んでもよい。
なお、カーナビゲーション装置920は各種の無線通信方式に対するアンテナ937を含んでもよい。この場合、アンテナスイッチ936はカーナビゲーション装置920の配置から省略されてもよい。
バッテリー938は給電線によって図17に示すカーナビゲーション装置920の各ブロックに電力を供給し、給電線は図面において部分的に点線によって表される。バッテリー938は車両から供給した電力を蓄積する。
図17に示すカーナビゲーション装置920では、図1により説明された送受信ユニット103は無線通信インターフェース933によって実現することができる。機能の少なくとも一部は、プロセッサ921によって実現することもできる。例えば、プロセッサ921は、検出ユニット101、確定ユニット102の機能を実行することによって、アップリンク免除認可スケジューリング方法で、使用する無認可バンドにおける伝送リソースを確定することができる。
本開示の技術はカーナビゲーション装置920、車のネットワーク941及び車両モジュール942のうち1つ又は複数のブロックが含まれた車載システム(又は車両)940として実現されることができる。車両モジュール942は車両データ(例えば車速、エンジン速度、故障情報)を生成し、生成したデータを車のネットワーク941に出力する。
以上、本発明の基本的な原理について、具体的な実施例を結合して説明した。しかしながら、当業者であれば、本発明の方法及び装置の全て又は任意のステップや部材は、任意のコンピューティングデバイス(プロセッサ、メモリ媒体などを含む)又はコンピューティングデバイスにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせの形態で実現できることは理解される。これは、当業者が本発明の説明を読んだ場合に、その基本的な回路設計知識又は基本的なプログラミングスキルを使用して実現することができるものである。
そして、本発明は機械可読命令コードが記憶されたプログラム製品をさらに提供する。前記命令コードが機械によって読み取って実行される時に、上記した本発明実施例による方法を実行することができる。
これに対応して、上記した機械可読命令コードが記憶されたプログラム製品を担うための記憶媒体も本発明の開示に含まれた。上記した記憶媒体は、フロッピーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリスティックなどを含むが、これらに限定されない。
ソフトウェア又はファームウェアによって本発明を実現する場合に、記憶媒体又はネットワークから専用のハードウェア構成を有するコンピュータ(例えば、図18に示す汎用コンピュータ1800)へ、当該ソフトウェアを構成するプログラムをインストールして、当該コンピュータは各プログラムがインストールされる場合に、各種の機能などを実行することができる。
図18において、中央処理装置(CPU)1801は、読み取り専用メモリ(ROM)1802に記憶されたプログラム又は記憶部分1808からランダムアクセスメモリ(RAM)1803にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1803において、必要に応じて、CPUが各種の処理などを実行する時に必要なデータも記憶される。CPU1801、ROM1802、及びRAM1803はバス1804によって互いに接続される。入力/出力インターフェース1805もバス1804に接続される。
入力部分1806(キーボード、マウスなどを含む)、出力部分1807(例えば陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイ、及びスピーカなどを含む)、記憶部分1808(ハードウェアなどを含む)、通信部分1809(例えばLANカードやモデムなどのネットワークインターフェースカードを含む)が入力/出力インターフェース1805に接続された。通信部分1809は例えばインターネットなどのネットワークを介して通信処理を実行する。必要に応じて、ドライバー1810は入力/出力インターフェース1805に接続されてもよい。例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブルメディア1811は、その中から読み出したコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部分1808にインストールされるように、必要に応じてドライバー1810に装着されている。
ソフトウェアによって上記の一連の処理を実現する場合に、インターネットなどのネットワークやリムーバブルメディア1811などの記憶媒体から、ソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
当業者が理解すべきことは、このような記憶媒体が図18に示すような、その中にプログラムが記憶され、装置とは別途配布してユーザーにプログラムを提供するリムーバブルメディア1811に限定されない。リムーバブルメディア1811の例は、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(光ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)とデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)、及び半導体メモリを含む。或いは、記憶媒体は、ROM1802、記憶部分1808に含まれたハードウェアなどの、その中にプログラムが記憶され、これらが含まれた装置と一緒にユーザーに配布するものであってもよい。
なお、本発明の装置、方法、及びシステムでは、各構成要素又は各ステップは分解及び/又は再結合することができるものである。これらの分解及び/又は再結合は本発明の均等の方案と見なすべきである。さらに、上記した一連の処理を実行するステップは当然、説明の順序に沿って時系列に実行することができるが、必ずしも時系列に実行される必要はない。いくつかのステップは並行的又は互いに独立して実行されてもよい。
最後、説明する必要なことは、用語「包括」、「含む」又はそのいかなる他の変形は、非排他的な包含を含むことを意味することで、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、又はデバイスは、それらの要素を含むだけではなく、明確に記載されていない他の要素をさらに含み、或いは、このようなプロセス、方法、物品、又はデバイスに固有する要素をさらに含む。また、より多い制限が存在しない場合、「...を一つ含む」という文によって限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品又はデバイスに他の同じ要素がさらに含まれることを排除しない。
以上、図面を結合して本開示の実施例について詳細に説明したが、上記した実施形態は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではないと理解すべきである。当業者にとって、本発明の精神及び範囲から逸脱することがなく、上記した実施形態に対して、様々な修正及び変更が可能である。そのため、本発明の範囲は添付した特許請求の範囲及びその等価物のみによって限定される。

Claims (10)

  1. 無線通信に用いられる電子装置であって、
    無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出し、
    前記無認可バンドがアイドルであることが検出された場合、使用する前記無認可バンドの伝送リソースを確定するように配置される処理回路を含み、
    前記処理回路は、ネットワーク制御端末によって認可バンドにおいて第1のブロードキャスト信号が送信される場合に、前記無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出するプロセスであるLBT(Listen Before Talk)を行う前に、LBTにおいてアイドルチャネル評価を行う時に、及び、LBTにおいてアイドルチャネル評価を完了した後の遅延時間において前記第1のブロードキャスト信号を感知し、前記ネットワーク制御端末によって前記無認可バンドにおいて前記第1のブロードキャスト信号が送信される場合に、LBTにおいてアイドルチャネル評価が成功した後の遅延時間に前記第1のブロードキャスト信号を感知し、前記第1のブロードキャスト信号に基づいて前記伝送リソースを確定することで、前記無認可バンドにおけるアップリンク認免除スケジューリングを利用するように配置される電子装置。
  2. 前記処理回路は、ネットワーク制御端末によって予め設定されるリソース割り当て規則に基づいて前記伝送リソースを確定するように配置される、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記処理回路は、予め取得されたエネルギーリソースマッピングテーブルを参照して、前記第1のブロードキャスト信号のエネルギーに基づいて前記伝送リソースを確定するように配置されており、前記ネットワーク制御端末から前記エネルギーリソースマッピングテーブルを受信するように配置される送受信回路をさらに含む請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記送受信回路は、ネットワークノードが前記無認可バンドにランダムアクセスする時、又は、前記無認可バンドにランダムアクセスした後、前記ネットワーク制御端末から前記エネルギーリソースマッピングテーブルを受信する、ように配置される請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記送受信回路は、前記エネルギーリソースマッピングテーブルを無線リソース制御シグナリング又はブロードキャストによって受信するように配置される請求項3に記載の電子装置。
  6. 前記送受信回路はさらに、前記無認可バンドにおいて前記無認可バンドの伝送フィードバック情報を受信し、伝送が失敗した場合に、前記伝送フィードバック情報はさらに、再伝送リソース指示が含まれるように配置され、
    前記処理回路は、前記伝送フィードバック情報に基づいて再伝送を行うことを確定する時に、前記再伝送リソース指示に基づいて、前記再伝送に使用される伝送リソースを確定するように配置される、請求項3に記載の電子装置。
  7. 前記再伝送リソース指示は、チャネル保持信号を含み、前記処理回路は、前記チャネル保持信号のエネルギー値に基づいて、前記再伝送に使用される伝送リソースを確定する請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記送受信回路はさらに、認可バンドにおいて、前記無認可バンドの伝送フィードバック情報を受信するように配置され、前記処理回路はさらに、前記伝送フィードバック情報に基づいて再伝送を行うことを確定する時に、前記無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出し、前記無認可バンドがアイドルである場合に、前記ネットワーク制御端末によって送信される第1のブロードキャスト信号を感知して、前記第1のブロードキャスト信号に基づいて、前記再伝送に使用される伝送リソースを確定するように配置され、その中、前記伝送フィードバック情報はさらに、更新されたエネルギーリソースマッピングテーブルを含む請求項3に記載の電子装置。
  9. 前記処理回路はさらに、再伝送を行う時に、再伝送の回数に基づいて前記再伝送に使用される伝送リソースを確定するように配置される請求項2に記載の電子装置。
  10. 無線通信に用いられる方法であり、当該無線通信に用いられる電子装置が実行する方法であって、
    無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出することと、
    前記無認可バンドがアイドルであることが検出された場合に、使用する前記無認可バンドの伝送リソースを確定することと、を含み、
    ネットワーク制御端末によって認可バンドにおいて第1のブロードキャスト信号が送信される場合に、前記無認可バンドがアイドルであるかどうかを検出するプロセスであるLBT(Listen Before Talk)を行う前に、LBTにおいてアイドルチャネル評価を行う時に、及び、LBTにおいてアイドルチャネル評価を完了した後の遅延時間において前記第1のブロードキャスト信号を感知し、前記ネットワーク制御端末によって前記無認可バンドにおいて前記第1のブロードキャスト信号が送信される場合に、LBTにおいてアイドルチャネル評価が成功した後の遅延時間に前記第1のブロードキャスト信号を感知し、前記第1のブロードキャスト信号に基づいて前記伝送リソースを確定することで、前記無認可バンドにおけるアップリンク認免除スケジューリングを利用する方法。
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