JP7185254B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段を備えた遊技機であって、
前記装飾図柄表示手段は、
少なくとも第1装飾図柄と第2装飾図柄と第3装飾図柄とからなる装飾図柄群を変動表示可能であり、
前記第3装飾図柄は、
前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄の後で停止する図柄であって、
前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄が非リーチ状態で停止表示されるときは、該第1装飾図柄および該第2装飾図柄と非直線状に並ぶように第1停止位置に停止し、
前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄がリーチ状態で停止表示されるときは、該第1装飾図柄および該第2装飾図柄と直線状に並ぶように第2停止位置に停止し、
前記リーチ状態における前記第3装飾図柄の変動方向は、該第3装飾図柄が、前記第1装飾図柄と重なるように該第1装飾図柄の前側を通って前記第2停止位置を通過してから、前記第2装飾図柄と重なるように該第2装飾図柄の前側を通る第1方向であり、
前記第3装飾図柄は、前記リーチ状態において、
前記第2停止位置に停止する場合、前記第1方向に変動した後、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄と直線状に並んで停止し、
前記第1方向の変動中に前記第2停止位置以外に位置する場合、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄と非直線状に表示され、
前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄と重なったときに該第1装飾図柄および該第2装飾図柄の全体を覆うように前記第1方向に変動し、
前記第3装飾図柄は、前記リーチ状態において前記第1方向に変動する場合、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄よりも拡大表示される、
ことを特徴とする遊技機。
1.遊技機の構造
図1は、本発明の一実施形態としての遊技機1の正面図である。以下では、遊技機1の左右方向を、遊技機1に対面する遊技者から見た左右方向に一致させて説明する。また、遊技機1の前方向は、遊技機1から遊技者に向かう方向として説明し、遊技機1の後方向は、遊技者から遊技機1に向かう方向として説明する。
一般入賞口29は、遊技領域3の右下部であって、第1大入賞口30の右側に隣接して配置されている。
図3、図4に基づいて、遊技機1の電気的構成について説明する。図3は、遊技機1の主制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。図4は、遊技機1のサブ制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。遊技機1は、主制御基板80(図3)と、サブ制御基板90(図4)と、画像制御基板100(図4)と、ランプ制御基板107(図4)と、音声制御基板106(図4)と、払出制御基板110(図3)と、を備えている。主制御基板80は、大当たり抽選や遊技状態の移行などの遊技利益に関する制御をおこなう遊技制御基板であり、メイン制御部を構成する。サブ制御基板90は、遊技の進行に伴って実行する演出に関する制御をおこなう演出制御基板であり、画像制御基板100、ランプ制御基板107、音声制御基板106とともにサブ制御部を構成する。なお、サブ制御部は、少なくともサブ制御基板90を備えていれば構成可能である。
図5、図6に基づいて、遊技機1のデータ構成について説明する。図5(A)は、メインROM83に記憶されているテーブルを説明するための図である。図5(B)は、メインRAM84に設けられている記憶領域を説明するための図である。図6(A)は、サブROM93に記憶されているテーブルを説明するための図である。図6(B)は、サブRAM94に設けられている記憶領域を説明するための図である。
遊技機1では、大当たり抽選(特別図柄抽選)の結果としての「大当たり」と「ハズレ」がある。「大当たり」の場合には、特別図柄表示器41に「大当たり図柄」が停止表示される。「ハズレ」のときには、特別図柄表示器41に「ハズレ図柄」が停止表示される。大当たりに当選すると、停止表示された特別図柄の種類(大当たりの種類)に応じた開放パターンにて、大入賞口(第1大入賞口30および第2大入賞口35)を開放させる「大当たり遊技」が実行される。大当たり遊技は、特別遊技の一例である。大当たり遊技は、複数回のラウンド遊技(単位開放遊技)と、初回のラウンド遊技が開始される前のオープニング(OP)と、最終回のラウンド遊技が終了した後のエンディング(ED)とを含んでいる。各ラウンド遊技は、オープニングの終了、または、前のラウンド遊技の終了によって開始し、次のラウンド遊技の開始によって終了する。ラウンド遊技間の大入賞口の閉鎖の時間(インターバル時間)は、その閉鎖前の開放ラウンド遊技に含まれる。
遊技機1の遊技状態について説明する。遊技制御用マイコン81は、特別図柄表示器41に表示する特別図柄および普通図柄表示器42に表示する普通図柄に対して、それぞれ、「確率変動制御」と「変動時間短縮制御」とを実行可能である。ここでは、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して確率変動制御している状態を「高確率状態」と呼び、確率変動制御していない状態を単に「通常確率状態(非高確率状態、低確率状態)」と呼ぶ。遊技制御用マイコン81は、特別図柄の確率変動制御として、大当たりと判定される大当たり乱数値の数が通常確率状態よりも高確率状態の方が多い大当たり判定テーブル(図8(A))を用いた大当たり判定をおこなうことにより、高確率状態を実現する。従って、高確率状態は、通常確率状態よりも大当たりの確率が高くなる。つまり、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して確率変動制御を実行している場合には、確率変動制御を実行していない場合と比べて、特別図柄表示器41による特別図柄の可変表示の表示結果(停止図柄)が大当たり図柄となる確率が高くなる。
図15~図34に基づいて主制御基板80(図3)に設けられた遊技制御用マイコン81の動作について説明する。遊技制御用マイコン81の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はメインRAM84に設けられている。遊技制御用マイコン81は、当否判定手段(図23)、当否事前判定手段(図18、図19)に該当する。
図15は、主制御メイン処理のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、遊技機1の電源がオンされると、メインROM83から主制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。主制御メイン処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、初期設定をおこなう(ステップS001)。初期設定では、例えば、メインCPU82の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、初期設定は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
図16は、メイン側タイマ割り込み処理(図15:ステップS005)のフローチャートである。メイン側タイマ割り込み処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、乱数更新処理をおこなう(ステップS101)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、図7(A)で示した種々の乱数カウンタ値を更新する。この乱数更新処理は、上述した主制御メイン処理(図15)でおこなう普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理と同じである。すなわち、各種乱数カウンタ値の更新処理は、メイン側タイマ割り込み処理の実行期間と、それ以外の期間(メイン側タイマ割り込み処理の終了後、次のメイン側タイマ割り込み処理が開始されるまでの期間)との両方でおこなわれる。
図17は、始動口センサ検出処理(図16:ステップS103)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、ゲート28に遊技球が通過したか否かの判定をおこなう(ステップS201)。この判定は、ゲートセンサ28aによって遊技球が検出されたか否かによっておこなわれる。ゲート28に遊技球が通過していない場合(ステップS201:NO)、処理はステップS205にスキップする。ゲート28に遊技球が通過した場合(ステップS201:YES)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄保留球数が「4(上限値)」であるか否かの判定をおこなう(ステップS202)。普通図柄保留球数とは、普図保留の数であり、より具体的には、メインRAM84に設けられた普図保留の数をカウントするカウンタの値である。普通図柄保留球数が「4」であれば(ステップS202:YES)、処理はステップS205にスキップする。普通図柄保留球数が「3」以下の場合(ステップS202:NO)、普通図柄保留球数に「1」を加算した後(ステップS203)、普通図柄乱数取得処理をおこなう(ステップS204)。ここでは、遊技制御用マイコン81は、普通図柄乱数カウンタの値(図7:ラベル-TRND-Hの値)を取得し、取得した乱数値をメインRAM84の普図保留記憶領域86の第1~第4記憶領域うち、現在の普通図柄保留球数に応じた記憶領域に格納する。
図18は、特図2事前判定処理(図17:ステップS209)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS301)。確変フラグがOFFの場合(ステップS301:NO)、本処理を終える。すなわち、確変フラグがOFFの場合には、事前判定はおこなわれない。一方、確変フラグがONの場合、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの高確率状態用テーブルを参照して大当たり事前判定をおこなう(ステップS302)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2関係乱数取得処理(図17:ステップS208)によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり乱数値を取得する。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する大当たり判定テーブルT1(図8)と大当たり乱数値とを用いて大当たりか否かの事前判定をおこなう。ここでは、高確率状態(確変フラグがON)であるため、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1のうち、高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」~「649」)を参照して大当たりか否かを事前判定する。すなわち、大当たり乱数値が「0」~「649」のとき「大当たり」と事前判定し、それ以外の値のとき「ハズレ」と事前判定する。なお、本実施形態では、後述する大当たり判定処理(図23)で用いられる大当たり判定テーブルT1を用いて事前判定をおこなっているが、他の実施形態として、大当たり判定テーブルT1とは異なる事前判定用の大当たり判定テーブルを用いて事前判定をおこなってもよい。
図19は、特図1事前判定処理(図17:ステップS214)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS401)。上述の特図2事前判定処理とは反対に、確変フラグがONの場合(ステップS401:YES)、本処理を終える。すなわち、確変フラグがONの場合には、事前判定はおこなわれない。一方、確変フラグがOFFの場合(ステップS401:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの通常確率状態用のテーブルを参照して大当たり事前判定をおこなう(ステップS402)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図1関係乱数取得処理(図17:ステップS213)によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり乱数値を取得する。次に、ここでは、通常確率状態(確変フラグがOFF)であるため、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1のうち、通常確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」~「164」)に基づいて大当たりか否かを事前判定する。すなわち、大当たり乱数値が「0」~「164」のとき「大当たり」と事前判定し、それ以外の値のとき「ハズレ」と事前判定する。なお、大当たり事前判定は、大当たり判定テーブルT1とは異なる事前判定用の大当たり判定テーブルを用いてもよい。以降、ステップS404~S408の処理は、上述の特図2事前判定処理(図18)のステップS304~S308と同様であるため説明を省略する。
図20は、普通動作処理(図16:ステップS104)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、電チュー22が作動中か否かの判定をおこなう(ステップS501)。電チュー22が作動中の場合(ステップS501:YES)、処理はステップS520に移行する。電チュー22が作動中ではない場合(ステップS501:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動中か否かの判定をおこなう(ステップS502)。普通図柄の変動中の場合(ステップS502:YES)、処理はステップS508にスキップする。普通図柄の変動中ではない場合(ステップS502:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の保留球数が「0」か否かの判定をおこなう(ステップS503)。保留球数が「0」の場合(ステップS503:YES)、本処理を終了する。保留球数が1以上ある場合(ステップS503:NO)、普通図柄保留球数を1ディクリメントする(ステップS504)。従って、普通図柄の保留球数が「0」の状態でゲート28を遊技球が通過した場合、始動口センサ検出処理(図17)のステップS203において、一旦、普通図柄の保留球数が「1」になり、その後、本ステップS504において保留が消化され即座に普通図柄の保留球数が「0」になる。これは、特別図柄の保留球数についても同様である。すなわち、始動口センサ検出処理(図17)のステップS207およびステップS212において、一旦、特別図柄の保留数が「1」になり、その後、後述の特別図柄待機処理(図22)におけるステップS1404およびステップS1410において保留が消化され特別図柄の保留球数が「0」になる。次に、遊技制御用マイコン81は、普通図柄当たり判定テーブルT3(図8(C))を参照して当たり判定をおこなう(ステップS505)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、普図保留記憶領域86の第1記憶領域(普図保留の1個目に対応)に記憶されている判定値としての普通図柄乱数値(当たり乱数値)を読み出す。そして、普通図柄乱数値と、遊技状態(時短状態か否か)と、普通図柄当たり判定テーブルT3とを用いて当たりか否かを判定する。例えば、非時短状態において、普通図柄乱数値が「0」~「2」の場合には、「当たり」と判定され、普通図柄乱数値がそれ以外の場合には、「ハズレ」と判定される(図8(C)参照)。
図21は、特別動作処理(図16:ステップS105)のフローチャートである。ここでは、特別図柄表示器41および大入賞装置(第1大入賞装置31および第2大入賞装置36)に関する処理を4つの段階に分け、各段階をそれぞれ「特別動作ステータス」の「1」、「2」、「3」、「4」と呼ぶ。遊技制御用マイコン81は、「特別動作ステータス」が「1」のとき(ステップS1301:YES)、特別図柄待機処理をおこなう(ステップS1302)。特別図柄待機処理では、大当たり判定や変動パターン選択等が実行される。「特別動作ステータス」が「2」のときには(ステップS1301:NO、ステップS1303:YES)、特別図柄変動中処理をおこなう(ステップS1304)。特別図柄変動中処理では、変動時間経過後に変動停止コマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「3」のときには(ステップS1301、S1303:NO、ステップS1305:YES)、特別図柄確定処理をおこなう(ステップS1306)。特別図柄確定処理では、大当たり時にオープニングコマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「4」のときには(ステップS1301、S1303、S1305:NO)、特別電動役物処理をおこなう(ステップS1308)。特別電動役物処理では、大当たり遊技が実行される。上記の各処理の詳細については後述する。なお、特別動作ステータスは、初期設定では「1」である。
図22は、特別図柄待機処理(図21:ステップS1302)のフローチャートである。特別図柄待機処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2保留球数が「0」であるか否かの判定をおこなう(ステップS1401)。特図2保留球数が「0」である場合(ステップS1401:YES)、すなわち、第2特図保留記憶領域85bに、第2始動口21への入賞に起因して取得した乱数値群の記憶がない場合には、処理はステップS1407に移行する。特図2保留球数が「1」以上である場合(ステップS1401:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定処理(ステップS1402)、および、変動パターン選択処理(ステップS1403)を実行する。これらの処理の詳細については後述する。変動パターン選択処理の後、特図2保留球数を1つディクリメントする(ステップS1404)。次に、遊技制御用マイコン81は、第2特図保留記憶領域85bの第1~第4記憶領域に格納されている保留情報(各種乱数値)の格納場所を現在の位置から読み出される側に1つシフトするとともに、第2特図保留記憶領域85bにおいて読み出される側から最も遠い場所に格納されている保留情報をクリアする(ステップS1405)。例えば、第1~第3記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第3記憶領域に格納されている保留情報をクリアし、第1~第4記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第4記憶領域に格納されている保留情報をクリアする。上記ステップによって、第2特図保留が保留された順に消化される。この場合、画像表示装置7の表示画面7aでは、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域に対応する保留画像9B(4つの保留画像9Bのうち、一番左端の保留画像9B)が保留消化画像表示領域側にシフトし、保留消化画像9Cとして表示される。また、第2特図保留記憶領域85bの第2~第4記憶領域に対応する保留画像9B(4つの保留画像9Bのうち、左から2、3、4番目の保留画像9B)がそれぞれ左側に1つシフトする(図1)。これにより、遊技者は、第2特図保留が1つ消化されたことを認識することができる。次に、遊技制御用マイコン81は、特図2変動開始処理をおこなう(ステップS1406)。特図2変動開始処理では、変動開始コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットし、第2特別図柄の変動表示を開始させるとともに、変動時間タイマのセットをおこなう。変動時間タイマには、変動パターン選択処理で選択された変動パターンに応じて決定される変動時間がセットされる。また、遊技制御用マイコン81は、特別動作ステータスを「2」にセットする。なお、特図2変動開始処理でセットされる変動開始コマンド(特図2変動開始コマンド)には、大当たり判定処理(ステップS1402)でセットされた特図停止図柄データに関する情報や変動パターン選択処理(ステップS1403)でセットされた変動パターンに関する情報(変動時間に関する情報を含む)が含まれている。
図23は、大当たり判定処理(図22:ステップS1402、S1408)のフローチャートである。特図2の大当たり判定処理(ステップS1402)と特図1の大当たり判定処理(ステップS1408)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。大当たり判定処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1501)。確変フラグがONの場合(ステップS1501:YES)、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの高確率状態用テーブルを参照して大当たり判定をおこなう(ステップS1502)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、判定値としての大当たり乱数値の読み出しをおこなう。例えば、特図2の大当たり判定処理では、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域(第2特図保留の1個目に対応)に記憶されている大当たり乱数値を読み出す。特図1の大当たり判定処理では、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域(第1特図保留の1個目に対応)に記憶されている大当たり乱数値を読み出す。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する大当たり判定テーブルT1と大当たり乱数値とを用いて大当たりか否かを判定する。ここでは、高確率状態(確変フラグがON)であるため、大当たり判定テーブルT1のうち、高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」~「649」)に基づいて大当たりか否かを判定する。
図24および図25は、変動パターン選択処理(図22:ステップS1403、S1409)のフローチャートである。特図2の変動パターン選択処理(ステップS1403)と特図1の変動パターン選択処理(ステップS1409)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。変動パターン選択処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、遊技状態が時短状態であるか否かの判定をおこなう(ステップS1600)。時短状態であるか否かの判定は、時短フラグがONか否かによっておこなわれる。時短状態である場合(ステップS1600:YES)、処理はステップS1612に移行する。時短状態でない場合(ステップS1600:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たりフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS1602)。大当たりフラグがOFFの場合(ステップS1602:NO)、処理はステップS1607に移行する。大当たりフラグがONの場合(ステップS1602:YES)、遊技制御用マイコン81は、大当たりが特図2か否かの判定をおこなう(ステップS1603)。大当たりが特図2の場合(ステップS1603:YES)、大当たり種別が必ずV通過予定大当たりとなるため、処理はステップS1605にスキップする。大当たりが特図1の場合(ステップS1603:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり種別がV通過予定大当たりか否かの判定をおこなう(ステップS1604)、大当たり種別の判定は、メインRAM84にセットされている特図停止図柄データに基づいておこなわれる。
図26は、特別図柄変動中処理(図21:ステップS1304)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、特別図柄の変動時間が経過して終了したか否かの判定をおこなう(ステップS1701)。特別図柄の変動時間とは、上述の変動パターン選択処理(図24、図25)で選択された変動パターンに応じて決定される変動時間である。変動時間が終了していない場合(ステップS1701:NO)、本処理を終える。すなわち、特別図柄待機処理(図22)のステップS1406またはS1412において開始された特別図柄の変動表示が継続される。一方、変動時間が終了している場合(ステップS1701:YES)、変動停止コマンドをセットし(ステップS1702)、特別動作ステータスを「3」にセットする(ステップS1703)。また、遊技制御用マイコン81は、変動停止にともなうその他の処理をおこなう(ステップS1704)。例えば、遊技制御用マイコン81は、特別図柄の変動表示を、セットされている特図停止図柄データに応じた図柄で停止させる処理等をおこなう。その後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。
図27は、特別図柄確定処理(図21:ステップS1306)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、遊技状態管理処理をおこなう(ステップS1801)。遊技状態管理処理とは、ST回数や時短回数を管理するための処理であり内容について後述する。遊技状態管理処理の後、大当たりフラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1802)。大当たりフラグがOFFである場合(ステップS1802:NO)、遊技制御用マイコン81は、特別動作ステータスを「1」にセットして(ステップS1808)、本処理を終了する。これにより、大当たり遊技は開始されず、再度、特別図柄待機処理(図22)に移行し、次の保留に対する大当たり判定等が実行される。
図28は、遊技状態管理処理(図27:ステップS1801)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2001)。確変フラグがOFFの場合(ステップS2001:NO)、処理はステップS2005にスキップする。確変フラグがONの場合(ステップS2001:YES)、確変カウンタの値を1ディクリメントする(ステップS2002)。確変カウンタとは、高確率状態中に実行した特別図柄の変動回数をカウントするものである。ここでは、高確率状態への移行時に確変カウンタに「160」がセットされる。遊技制御用マイコン81は、確変カウンタを1ディクリメントした結果、カウンタの値が「0」になったか否かの判定をおこなう(ステップS2003)。確変カウンタの値が「0」ではない場合(ステップS2003:NO)、処理はステップS2005にスキップする。確変カウンタの値が「0」の場合(ステップS2003:YES)、確変フラグをOFFに切り替える(ステップS2004)。
図29は、遊技状態リセット処理(図27:ステップS1804)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2101)。確変フラグがOFFの場合(ステップS2101:NO)、処理はステップS2103にスキップする。確変フラグがONの場合(ステップS2101:YES)、確変フラグをOFFに切り替える(ステップS2102)。ステップS2103において、遊技制御用マイコン81は、時短フラグがONか否かの判定をおこなう。時短フラグがOFFの場合(ステップS2103:NO)、本処理を終える。時短フラグがONの場合(ステップS2103:YES)、時短フラグをOFFに切り替える(ステップS2104)。つまり、大当たり遊技の実行中は、非高確率状態かつ非時短状態となる。遊技機1では、非時短状態時は常に低ベース状態となるため、大当たり遊技の実行中は低ベース状態となる。
図30は、特別電動役物処理(図21:ステップS1308)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、大当たり終了フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2200)。「大当たり終了フラグ」とは、実行中の大当たり遊技において、開放パターンに基づく大入賞装置(第1大入賞装置31および第2大入賞装置36)の開放がすべて終了したことを示すフラグである。大当たり終了フラグがONの場合(ステップS2200:YES)、処理はステップS2230に移行する。大当たり終了フラグがOFFの場合(ステップS2200:NO)、V開閉部材71を作動させるためのV開閉部材動作処理をおこなう(ステップS2201)。本実施形態のV開閉部材71は、第1大入賞口30に所定個数の遊技球が入賞した時に作動するように構成されており、V開閉部材動作処理では、V開閉部材開放パターンT9に応じて所定番目の遊技球の入賞時にV開閉部材71を所定期間開放させる。V開閉部材動作処理の詳細については後述する。V開閉部材動作処理の後、遊技制御用マイコン81は、大入賞口(第1大入賞口30および第2大入賞口35)が開放中か否かの判定をおこなう(ステップS2202)。開放中の場合(ステップS2202:YES)、処理はステップS2210に移行する。
図31は、V開閉部材動作処理(図30:ステップS2201)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、現在のラウンド遊技(当該ラウンド)がV開閉部材71の開放ラウンドであるか否かの判定をおこなう(ステップS2501)。ここでは、第2ラウンド,第4ラウンド,第6ラウンド,第8ラウンド,第10ラウンド,第12ラウンドがV開閉部材71の開放ラウンドに該当する。遊技制御用マイコン81は、ラウンドカウンタの値が「15」,「13」,「11」,「9」,「7」,「5」のとき、開放ラウンドであると判定することができる。V開閉部材71の開放ラウンドではない場合(ステップS2501:NO)、本処理を終える。当該ラウンドにおいてV開閉部材71を作動させる必要がないためである。
図32は、遊技状態設定処理(図30:ステップS2234)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、VフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2301)。VフラグがOFFの場合(ステップS2301:NO)、時短フラグをONにし(ステップS2302)、時短カウンタに「100」をセットする(ステップS2303)。これにより、今回の大当たり遊技後の遊技状態が「非高確率状態」かつ「時短状態」かつ「高ベース状態」(すなわち、低確高ベース)になる。この低確高ベース状態は、特別図柄の可変表示が100回おこなわれること、または、次の大当たりに当選すること、のいずれかの条件の成立によって終了する。
図33は、V領域センサ検出処理(図16:ステップS106)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、V領域センサ39aによる遊技球の検知があったか否かの判定をおこなう(ステップS2601)。V領域センサ39aによる遊技球の検知がない場合には(ステップS2601:NO)、本処理を終える。一方、検知がある場合には(ステップS2601:YES)、遊技制御用マイコン81は、V有効期間中か否かの判定をおこなう(ステップS2602)。V有効期間は、V開閉部材動作処理(図31)のV有効期間設定処理(ステップS2504,S2523)によって設定される期間である。V有効期間は、第2ラウンド,第4ラウンド,第6ラウンド,第8ラウンド,第10ラウンド,第12ラウンド中のV開閉部材71の開放時や閉鎖後の数秒間(球ハケ期間)に設定される。V有効期間中ではない場合には(ステップS2602:NO)、本処理を終える。一方、V有効期間中である場合(ステップS2602:YES)、遊技制御用マイコン81は、VフラグをONするとともに(ステップS2603)、V通過コマンドをセットして(ステップS2604)、本処理を終える。
図34は、保留球数処理(図16:ステップS107)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、メインRAM84に記憶されている特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数の読み出しをおこなう(ステップS2701)。次に、遊技制御用マイコン81は、保留球数コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域(出力バッファ)84aにセットする(ステップS2702)。保留球数コマンドは、保留球数をサブ制御基板90に通知するためのコマンドであり、特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数に関する情報を含んでいる。保留球数コマンドのセット後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終了する。
図35~図45に基づいてサブ制御基板90(図4)に設けられた演出制御用マイコン91の動作について説明する。演出制御用マイコン91の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はサブRAM94に設けられている。
図35は、サブ制御メイン処理を示すフローチャートである。演出制御用マイコン91は、遊技機1の電源がオンされると、サブROM93からサブ制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。サブ制御メイン処理では、演出制御用マイコン91は、まず、CPU初期化処理をおこなう(ステップS4000)。CPU初期化処理では、例えば、サブCPU92の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、CPU初期化処理は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
図36は、サブ側タイマ割り込み処理(図35:ステップS4035)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、受信コマンド解析処理をおこなう(ステップS4300)。受信コマンド解析処理の詳細については後述する。受信コマンド解析処理の後、演出制御用マイコン91は、変動演出中処理をおこなう(ステップS4305)。変動演出中処理は、変動演出中に特定のタイミングで変動終了前コマンドをセットして、表示画面7aに特定の表示演出を実行させるための処理であり、詳細については後述する。変動演出中処理の後、演出制御用マイコン91は、スイッチ処理をおこなう(ステップS4310)。スイッチ処理では、演出制御用マイコン91は、演出ボタン検出スイッチ63aからの検知信号に基づいて出力されたスイッチデータ(エッジデータおよびレベルデータ)に基づいて、表示画面7aの表示内容の設定等をおこなう。スイッチ処理の後、演出制御用マイコン91は、コマンド送信処理をおこなう(ステップS4315)。コマンド送信処理では、演出制御用マイコン91は、受信コマンド解析処理等でサブRAM94の演出コマンドセット領域94b(出力バッファ)にセットした各種コマンドを画像制御基板100、音声制御基板106、ランプ制御基板107、中継基板108に送信する。各種コマンドを受信した画像制御基板100は、画像表示装置7を用いて、受信したコマンドに応じた表示演出を実行する。また、各種コマンドを受信した音声制御基板106は、受信したコマンドに応じて、スピーカ67から音声を出力する音声演出を実行する。各種コマンドを受信したランプ制御基板107は、受信したコマンドに応じて盤ランプ5や枠ランプ66の発光制御を行うランプ演出を実行する。コマンド送信処理の後、演出制御用マイコン91は、その他の処理をおこない(ステップS4320)、本処理を終える。その他の処理では、例えば、乱数更新処理等がおこなわれる。
図37は、受信コマンド解析処理(図36:ステップS4300)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、主制御基板80から事前判定コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4415)。受信している場合(ステップS4415:YES)、先読み演出決定処理をおこなう(ステップS4420)。「先読み演出決定処理」は、先読み演出を実行するか否か、および実行する場合の先読み演出パターンを決定する処理である。先読み演出決定処理の詳細については後述する。一方、受信していない場合(ステップS4415:NO)、上述の先読み演出決定処理をスキップする。先読み演出とは、特図保留記憶領域85に新たに記憶された保留情報に大当たりが含まれている可能性が高いことを示唆する演出であり、変動演出中に実行される。
図38は、先読み演出決定処理(図37:ステップS4420)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、事前判定情報書換処理をおこなう(ステップS4601)。具体的には、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から受信した事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果(大当たり判定情報)、大当たり種別事前判定結果(大当たり種別情報)、および、変動パターン事前判定結果(変動パターン情報)を事前判定情報記憶領域94cに記憶させる。
図41は、変動演出開始処理(図37:ステップS4460)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、変動開始コマンドの解析をおこなう(ステップS5000)。ここでは、演出制御用マイコン91は、変動開始コマンドに含まれる特図停止図柄データに関する情報、および、変動パターンに関する情報をサブRAM94にセットする。セットされた情報には、現在の遊技状態を示す遊技状態情報や、特図1または特図2の当たり判定処理の判定結果としての図柄を示す図柄情報等が含まれている。ここで取得された遊技状態情報や図柄情報は、演出制御用マイコン91によって適宜参照され得る。
図44は、変動演出中処理(図36:ステップS4305)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、変動演出中か否かの判定をおこなう(ステップS4701)。変動演出中か否かは、例えば、変動演出タイマがゼロになっているか否かによって判定することができる。変動演出中ではない場合(ステップSS4701:NO)、本処理を終了する。一方、変動演出中の場合(ステップSS4701:YES)、演出制御用マイコン91は、変動終了前コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットするタイミングか否かの判定をおこなう(ステップS4702)。変動終了前コマンドは、演出制御用マイコン91が画像制御基板100などに対して、変動演出中の特定のタイミングであることを知らせるコマンドであり、画像制御基板100は、変動終了前コマンドを受信すると、変動終了前コマンドに含まれる情報にしたがって演出内容の切り替えや、特定の画像の表示等をおこなう。
図45に基づいて画像制御基板100(図4)に設けられた画像制御用マイコン101の動作について説明する。画像制御用マイコン101の動作説明にて登場するバッファ等はRAM104に設けられている。図45は、表示制御処理のフローチャートである。画像制御用マイコン101は、遊技機1の電源がオンされると、ROM103からプログラムを読み出し、CPU初期化処理の後、表示制御処理が繰り返し実行される。表示制御処理では、まず、画像制御用マイコン101は、サブ制御基板90から変動演出開始コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS5001)。受信している場合(ステップS5001:YES)、画像制御用マイコン101は、変動演出表示を開始させる(ステップS5002)。具体的には、画像制御用マイコン101は、受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動演出開始コマンドにおいて指示された所定の変動演出画像をROM103から読み出して、画像表示装置7の表示画面7aに表示させる。一方、受信していない場合(ステップS5001:NO)、上述の処理をスキップする。
図46~図49を用いて、盤可動体(第1可動役物14および第2可動役物15)の動作について説明する。図46は、第1可動役物14の第1態様を例示した説明図である。図47は、第1可動役物14の第2態様を例示した説明図である。図48は、第2可動役物15の第2態様を例示した説明図である。図49は、第1可動役物14と第2可動役物15の組み合わせ演出を例示した説明図である。演出制御用マイコン91は、遊技演出(表示演出)中や電源投入時の初期動作等において、第1可動役物14および第2可動役物15を動作させる駆動制御をおこなう。
以下に、本実施形態の各演出例(表示演出例、役物可動演出例)を説明する。また、その演出例に対する効果例、変形例、および、態様例も合わせて説明する。これから説明する演出は、上述したように、遊技制御用マイコン81から送信される種々の情報(大当たり判定情報、大当たり種別情報、変動パターン情報、事前判定情報など)に基づき、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)によって実現される演出である。なお、以下の表示演出例は、画像表示装置7の表示画面7aで実行される。また、表示演出例において保留表示(保留アイコン)が省略されている場合がある。
図50は、保留画像透過視認演出Aを説明するための図である。保留画像透過視認演出Aでは、まず、図50(A)に示すように、表示画面7aに保留画像(保留アイコン)9Aと保留消化画像(当該保留画像)9Cとが表示される。このとき、第1可動役物14は、ホームポジション(第3態様)で静止しており、遊技者から第1可動役物14が視認困難な状態となっている。この状態から、図50(B)に示すように、第1可動役物14が進出し、表示画面7aの一部を覆う第1ポジションで静止する(第1態様)。このとき、第1可動役物14の左側板部材14Lが当該保留画像9Cの一部を覆い、第1可動役物14の右側板部材14Rが保留アイコン9Aの一部を覆う。これにより、当該保留画像9Cの一部分が左側板部材14Lを介して視認可能となり、保留アイコン9Aの一部分が右側板部材14Rを介して視認可能になる。
図51は、保留画像透過視認演出Bを説明するための図である。保留画像透過視認演出Bは、図50の保留画像透過視認演出Aと比較して、装飾図柄8L、8C、8Rが表示されている点と、特定画像IMGの位置と、第1可動役物14の動作内容が異なる。図51(A)に示すように、表示画面7aに保留アイコン9Aと、当該保留画像9Cと、装飾図柄8L、8C、8Rと、が表示される。このとき、装飾図柄8L、8C、8Rは変動表示されている。第1可動役物14は、ホームポジション(第3態様)で静止しており、遊技者から第1可動役物14が視認困難な状態となっている。この状態から、図51(B)に示すように、第1可動役物14が進出し、表示画面7aの一部を覆う第1ポジションで静止する(第1態様)。このとき、第1可動役物14の左側板部材14Lが当該保留画像9Cの一部を覆い、第1可動役物14の右側板部材14Rが保留アイコン9Aの一部を覆う。これにより、当該保留画像9Cの一部分が左側板部材14Lを介して視認可能となり、保留アイコン9Aの一部分が右側板部材14Rを介して視認可能になる。装飾図柄8L、8C、8Rは第1可動役物14によって覆われない。
図52は、保留画像透過視認演出Cを説明するための図である。保留画像透過視認演出Cは、図50の保留画像透過視認演出Aと比較して、特定画像IMGの形状が異なる。図52(A)に示すように、表示画面7aに保留アイコン9Aと、当該保留画像9Cと、が表示される。このとき、第1可動役物14は、ホームポジション(第3態様)で静止しており、遊技者から第1可動役物14が視認困難な状態となっている。この状態から、図52(B)に示すように、第1可動役物14が進出し、表示画面7aの一部を覆う第1ポジションで静止する(第1態様)。このとき、第1可動役物14の左側板部材14Lが当該保留画像9Cの一部を覆い、第1可動役物14の右側板部材14Rが保留アイコン9Aの一部を覆う。これにより、当該保留画像9Cの一部分が左側板部材14Lを介して視認可能となり、保留アイコン9Aの一部分が右側板部材14Rを介して視認可能になる。表示画面7aの右上に特定画像IMGが表示される。ここでは特定画像IMGは、星形の形状を有している。特定画像IMGは、一部が表示画面7aからはみ出したように表示される。特定画像IMGの色は、当該保留画像9Cの色と同じ色となっている。なお、特定画像IMGの色と当該保留画像9Cの色は、特定画像IMGが表示された時点から同じ色である必要はなく、特定画像IMGと当該保留画像9Cの少なくとも一方の色が変化して互いに同じ色になってもよい。
以下に、保留画像透過視認演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図50~図52に示すように、表示画面7aに当該保留画像9Cが表示されているとき、当該保留画像9Cの一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる演出をおこなうことができる。また、表示画面7aに保留アイコン9Aが表示されているとき、保留アイコン9Aの一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる演出をおこなうことができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図50~図52に示すように、第1可動役物14は、第1態様と第2態様とに遷移可能な可動役物であり、第1態様から第2態様に遷移すると、表示画面7aの前面を覆う面積が増加するように構成されており、第1可動役物14が第1態様のとき、当該保留画像9Cの一部分が第1可動役物14を介して視認可能となり、第1可動役物14が第2態様のとき、当該保留画像9Cの全体が第1可動役物14を介して視認可能となる。また、第1可動役物14が第1態様のとき、保留アイコン9Aの一部分が第1可動役物14を介して視認可能となり、第1可動役物14が第2態様のとき、保留アイコン9Aの全体が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図50、図52に示すように、当該保留画像9Cの一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる演出をおこなうことができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図50~図52に示すように、表示画面7aに当該保留画像9Cまたは保留アイコン9Aが表示された状態において、表示画面7aには、さらに、特定画像IMGが表示され、特定画像IMGの少なくと一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図50~図52に示すように、特定画像IMGの色は、当該保留画像9Cまたは保留アイコン9Aの色と対応する色となっている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図50~図52に示すように、第1可動役物14は、それぞれ、透過性を有し表示画面7aの前方に位置する、左側板部材14Lと、右側板部材14Rとを備えており、当該保留画像9Cは、前左側板部材14Lを介して視認可能となり、特定画像IMGは、右側板部材14Rを介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、保留画像透過視認演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、保留消化画像9Cおよび保留アイコン9Aが表示された後に、第1可動役物14が移動して第3態様から第1態様となり、保留消化画像9Cおよび保留アイコン9Aの一部分が第1可動役物14を介して視認可能になるものとした。しかし、第1可動役物14が第1態様となっている状態で、保留消化画像9Cおよび保留アイコン9Aが表示され、または、保留消化画像9Cおよび保留アイコン9Aが移動することによって、これらの一部分が第1可動役物14を介して視認可能になってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14が第1態様のとき、保留消化画像9Cおよび保留アイコン9Aの一部分が第1可動役物14を介して視認可能になるものとした。しかし、第1可動役物14が第1態様のとき、保留消化画像9Cと保留アイコン9Aの少なくとも一方について、その全体が第1可動役物14を介して視認可能になってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14が第1態様のとき、保留消化画像9Cと保留アイコン9Aの両方について、その一部分が第1可動役物14を介して視認可能になるものとした。しかし、第1可動役物14が第1態様のとき、保留消化画像9Cと保留アイコン9Aの一方について、第1可動役物14を介して視認可能にならなくてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、色対応演出の後に全体透過視認演出が実行されるものとした。しかし、色対応演出の後に、全体視認演出が実行されなくてもよい。また、上記実施形態の遊技機1では、特定画像IMGの色が当該保留画像9Cまたは保留アイコン9Aの色と対応するいろであるとした。しかし、当該保留画像9Cと保留アイコン9Aの少なくとも一方の色が、特定画像IMGの色に対応するように変化してもよい。なお、当該保留画像9Cと保留アイコン9Aの色は、特定画像IMGの色と対応していなくてもよい。また、特定画像IMGは、表示されなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
透過性を有する役物と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、保留画像であり、
前記表示手段に前記保留画像が表示されているとき、前記保留画像の少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-2]
態様A1-1に記載の遊技機であって、
前記役物は、第1の状態と第2の状態とに遷移可能な可動役物であり、前記第1の状態から前記第2の状態に遷移すると、前記表示手段の前面を覆う面積が増加するように構成されており、
前記役物が前記第1の状態のとき、前記保留画像の一部分が前記役物を介して視認可能となり、
前記役物が前記第2の状態のとき、前記保留画像の全体が前記役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-3]
態様A1-1または態様A1-2に記載の遊技機であって、
前記保留画像は、当該保留に対応する当該保留画像である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-4]
態様A1-1から態様A1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表した特定画像であり、
前記表示手段に前記保留画像が表示された状態において、前記表示手段には、さらに、前記特定画像が表示され、前記特定画像の少なくと一部分が前記役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-5]
態様A1-4に記載の遊技機であって、
前記特定画像の色は、前記保留画像の色と対応する色となっている、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-6]
態様A1-4に記載の遊技機であって、
前記役物は、それぞれ、透過性を有し前記表示手段の前方に位置する、第1の板部材と第2の板部材とを備えており、
前記保留画像は、前記第1の板部材を介して視認可能となり、
前記特定画像は、前記第2の板部材を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
図53は、役物透過視認演出Aを説明するための図である。役物透過視認演出Aでは、まず、図53(A)に示すように、第1可動役物14と第2可動役物15の両方が第1態様となっている。具体的には、第1可動役物14は、表示画面7aの一部を覆う第1ポジションで静止しており、第2可動役物15は、回転体がセンター装飾体10に格納される第1ポジション(ホームポジション)で静止している。表示画面7aには、特定画像IMGが表示されている。特定画像IMGは、特定の対象を表した画像であり、ここでは、星の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。特定画像IMGは、第1可動役物14に覆われていない。
図54は、役物透過視認演出Bを説明するための図である。役物透過視認演出Bは、図53の役物透過視認演出Aと比較して、第1可動役物14と第2可動役物15のそれぞれが第2態様に遷移する順番が異なる。図54(A)に示すように、第1可動役物14と第2可動役物15の両方が第1態様となっている。具体的には、第1可動役物14は、表示画面7aの一部を覆う第1ポジションで静止しており、第2可動役物15は、回転体がセンター装飾体10に格納される第1ポジション(ホームポジション)で静止している。表示画面7aには、特定画像IMGが表示されている。特定画像IMGは、特定の対象を表した画像であり、ここでは、星の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。特定画像IMGは、第1可動役物14に覆われていない。
図55は、役物透過視認演出Cを説明するための図である。役物透過視認演出Cは、図53の役物透過視認演出Aと比較して、第1可動役物14の第1態様の状態が異なる。図55(A)に示すように、第1可動役物14と第2可動役物15の両方が第1態様となっている。具体的には、第1可動役物14は、表示画面7aの一部を覆う第1ポジションで静止しており、第2可動役物15は、回転体がセンター装飾体10に格納される第1ポジション(ホームポジション)で静止している。このとき、第1可動役物14は、図53の役物透過視認演出Aと比較して、表示画面7aの一部を覆う面積が大きく、第2可動役物15の一部を覆っている。言い換えれば、ここでは、第2可動役物15の一部分は、第1可動役物14を介して視認可能となっている。表示画面7aには、特定画像IMGが表示されている。特定画像IMGは、特定の対象を表した画像であり、ここでは、星の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。第1可動役物14は、特定画像IMGの一部分を覆っている。言い換えれば、特定画像IMGの一部分は、第1可動役物14を介して視認可能となっている。
以下に、役物透過視認演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図53~図55に示すように、透過性を有する第1可動役物14と、第2可動役物15とを備えており、第2可動役物15の一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる第1の演出と、第2可動役物15の全体が第1可動役物14を介して視認可能となる第2の演出と、を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図53~図55に示すように、第1可動役物14は、第1態様と第2態様とに遷移可能であり、第1態様から第2の状態に遷移すると、第2可動役物15の前面を覆う面積が増加するように構成されており、第1の演出では、第1可動役物14が第1態様となっており、第2の演出では、第1可動役物14が第2態様となっている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図53~図55に示すように、第2可動役物15は、第1の位置(第1態様)と第2の位置(第2態様)との間を移動可能であり、第1の演出では、第2可動役物15が第1の位置に位置しており、第2の演出では、第2可動役物15が第2の位置に位置している。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図53~図55に示すように、第2可動役物15は、回転可能に構成されており、第2の演出では、回転した状態の第2可動役物15が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図53~図55に示すように、複数種類の画像を表示可能な表示画面7aを備え、表示画面7aに表示された特定画像IMGが第1可動役物14を介して視認可能となる第3の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、役物透過視認演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、第2可動役物15は、第1態様から第2態様に遷移するときに、回転体が回転せずに下方に移動し、表示画面7aの中央付近に位置した後に回転を開始するものとした。しかし、第2可動役物15は、第1態様から第2態様に遷移するときに、回転体が回転しながら下方に移動し、表示画面7aの中央付近に位置した後にも回転を継続するこうせいであってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14は、左側板部材14Lと右側板部材14Rの2つの板部材によって構成されているものとした。しかし、第1可動役物14は、3つ以上の板部材によって構成されていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、特定画像IMGが表示されているものとした。しかし、特定画像IMGは、表示されなくてもよいし、複数表示されてもよい。また、形状が変化してもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A2-1]
透過性を有する第1の可動役物と、
第2の可動役物と、を備えた遊技機であって、
前記第2の可動役物の一部分が前記第1の可動役物を介して視認可能となる第1の演出と、
前記第2の可動役物の全体が前記第1の可動役物を介して視認可能となる第2の演出と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-2]
態様A2-1に記載の遊技機であって、
前記第1の可動役物は、第1の状態と第2の状態とに遷移可能であり、前記第1の状態から前記第2の状態に遷移すると、前記第2の可動役物の前面を覆う面積が増加するように構成されており、
前記第1の演出では、前記第1の可動役物が前記第1の状態となっており、
前記第2の演出では、前記第1の可動役物が前記第2の状態となっている、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-3]
態様A2-1または態様A2-2に記載の遊技機であって、
前記第2の可動役物は、第1の位置と第2の位置との間を移動可能であり、
前記第1の演出では、前記第2の可動役物が前記第1の位置に位置しており、
前記第2の演出では、前記第2の可動役物が前記第2の位置に位置している、
ことを特徴とする遊技機。
。
◇[態様A2-4]
態様A2-1から態様A2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の可動役物は、回転可能に構成されており、
前記第2の演出では、回転した状態の前記第2の可動役物が前記第1の可動役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-5]
態様A2-1から態様A2-4までのいずれか一項に記載の遊技機は、さらに、
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備え、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表した特定画像であり、
前記表示手段に表示された前記特定画像が前記第1の可動役物を介して視認可能となる第3の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
図56は、特定画像透過視認演出Aを説明するための図である。特定画像透過視認演出Aでは、まず、図56(A)の第1特定画像出現演出が実行される。第1特定画像出現演出では、表示画面7aに第1特定画像IC1と第1文字画像IW1と第2文字画像IW2が表示される。第1特定画像IC1は、表示画面7aの中心付近の第1の位置に表示される。第1特定画像IC1は、特定の対象を表した画像であり、ここでは、顔の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。文字画像IW1、IW2は、文字によって構成された画像であり、文字の組み合わせについては任意の構成とすることができる。このとき、第1可動役物14は、第1態様となっており、表示画面7aの一部を覆う第1ポジションで静止している。第1特定画像IC1と、第1文字画像IW1は、第1可動役物14に覆われていないが、第2文字画像IW2の一部分は、第1可動役物14(左側板部材14L)に覆われており、第1可動役物14(左側板部材14L)を介して視認可能となっている。第1文字画像IW1と第2文字画像IW2は、第1特定画像IC1と重なって表示されない。
図57は、特定画像透過視認演出Bを説明するための図である。特定画像透過視認演出Bは、図56の特定画像透過視認演出Aと比較して、第1特定画像IC1および第2特定画像IC2の消えるタイミングが異なる。図57(A)の第1特定画像出現演出は、図56の特定画像透過視認演出Aと同様である。すなわち、表示画面7aの第1の位置に第1特定画像IC1が表示され、ほかに、第1文字画像IW1と第2文字画像IW2が表示される。第2文字画像IW2の一部分は、第1可動役物14(左側板部材14L)を介して視認可能となっている。
図58は、特定画像透過視認演出Cを説明するための図である。特定画像透過視認演出Cは、図56の特定画像透過視認演出Aと比較して、特定画像の変化の態様が異なる。図58(A)の特定画像出現演出では、表示画面7aの第1の位置に特定画像IC1が表示され、ほかに、第1文字画像IW1と第2文字画像IW2が表示される。第2文字画像IW2の一部分は、第1可動役物14(左側板部材14L)を介して視認可能となっている。
以下に、特定画像透過視認演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図56~図58に示すように、表示画面7aの第1の位置に第1特定画像IC1が表示される第1の演出と、第1の演出の後に、表示画面7aの第2の位置に第2特定画像IC2が表示される第2の演出と、を実行可能であり、第2の演出では、第2特定画像IC2の少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図56~図58に示すように、第2の演出の後、表示画面7aの第3の位置に第3特定画像IC3が表示される第3の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図56~図58に示すように、第3の演出では、第3特定画像IC3の少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図56~図58に示すように、第1の演出と第2の演出では、表示画面7aに同じ文字画像IW1、IW2が表示されており、第1特定画像IC1および第2特定画像IC2は、文字画像IW1、IW2と重なって表示されない。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図56~図58に示すように、第3の演出では、表示画面7aに第2文字画像IW2が表示されており、第3特定画像IW3は、第2文字画像IW2と重なって表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図56~図58に示すように、第1可動役物14は、それぞれ、透過性を有し表示画面7aの前方に位置する、右側板部材14Rと左側板部材14Lとを備えており、第2特定画像IC2の一部分は、右側板部材14Rを介して視認可能となり、第3特定画像IC3の一部分は、左側板部材14Lを介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、特定画像透過視認演出の変形例を示す。
[変形例1]
図58の特定画像透過視認演出Cでは、同じ画像(特定画像IC1)が移動するものとした。しかし、図58の特定画像透過視認演出Cは、第1特定画像IC1が移動した後に第2特定画像IC2に変化し、第2特定画像IC2が移動して第3特定画像IC3に変化してもよい。変化の態様は任意であってよい。例えば、大きさが変化してもよいし、色が変化してもよい。また、第1特定画像IC1が移動中に一度消えることによって、第2特定画像IC2が表示されてもよい。この場合、第1特定画像IC1と第2特定画像IC2は、同じ態様の画像であってもよい。第3特定画像IC3についても同様である。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14は、左側板部材14Lと右側板部材14Rの2つの板部材によって構成されているものとした。しかし、第1可動役物14は、3つ以上の板部材によって構成されていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、文字画像IW1、IW2が表示されるものとした。しかし、文字画像IW1、IW2は表示されなくてもよいし、3カ所以上の箇所に表示されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A3-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
透過性を有する役物と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表した特定画像であり、
前記表示手段の第1の位置に第1の前記特定画像が表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後に、前記表示手段の第2の位置に第2の前記特定画像が表示される第2の演出と、を実行可能であり、
前記第2の演出では、前記第2の特定画像の少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-2]
態様A3-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後、前記表示手段の第3の位置に第3の前記特定画像が表示される第3の演出を実行可能であり、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-3]
態様A3-2に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記第3の特定画像の少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-4]
態様A3-1から態様A3-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出と前記第2の演出では、前記表示手段に同じ文字画像が表示されており、前記第1の特定画像および前記第2の特定画像は、前記文字画像と重なって表示されない、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-5]
態様A3-2または態様A3-3に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記表示手段に文字画像が表示されており、前記第3の特定画像は、前記文字画像と重なって表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-6]
態様A3-2または態様A3-3に記載の遊技機であって、
前記役物は、それぞれ、透過性を有し前記表示手段の前方に位置する、第1の板部材と第2の板部材とを備えており、
前記第2の特定画像の一部分は、前記第1の板部材を介して視認可能となり、
前記第3の特定画像の一部分は、前記第2の板部材を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
図59は、示唆画像透過視認演出Aを説明するための図である。示唆画像透過視認演出Aでは、まず、図59(A)の示唆画像表示演出が実行される。示唆画像表示演出では、表示画面7aに示唆画像IS1と、獲得球数画像BA1が表示される。示唆画像IS1は、遊技者に右打ちを示唆する画像である。獲得球数画像BA1は、一連の当たり遊技において遊技者が獲得した球数を表す。示唆画像IS1は、「右打ち」と書かれた矩形形状の部分と、右方向を示す三角形状の部分とを含んで構成されている。第1可動役物14は、第1態様となっている。示唆画像IS1の一部分(三角形状の部分)は、第1可動役物14(右側板部材14R)に覆われており、第1可動役物14(右側板部材14R)を介して視認可能となっている。
図60は、示唆画像透過視認演出Bを説明するための図である。示唆画像透過視認演出Bは、図59の示唆画像透過視認演出Aと比較して、示唆画像IS1の表示態様が異なる。図60(A)の示唆画像表示演出では、表示画面7aに第1示唆画像IS1と、獲得球数画像BA1のほか、第2示唆画像IS2が表示される。第1示唆画像IS1と第2示唆画像IS2は、「右打ち」と書かれた矩形形状の部分と、右方向を示す三角形状の部分とを含んで構成されている。この第1示唆画像IS1と第2示唆画像IS2は、図60(B)、図60(C)に示すように、表示画面7aの左端から現れ、一定の距離を保ちつつ、それぞれ右方向に移動する。そして、表示画面7aの右端から順にフレームアウトする。これにより、第1示唆画像IS1のうち、第1可動役物14(右側板部材14R)を介して視認可能となっている部分(領域)の面積が増減する。また、第2示唆画像IS2のうち、第1可動役物14(右側板部材14R)を介して視認可能となっている部分(領域)の面積が増減する。
図61は、示唆画像透過視認演出Cを説明するための図である。示唆画像透過視認演出Cは、図59の示唆画像透過視認演出Aと比較して、示唆画像IS1の表示態様が異なる。図61(A)の示唆画像表示演出では、表示画面7aに示唆画像IS1と獲得球数画像BA1がが表示される。示唆画像IS1は、「右打ち」と書かれた文字の部分と、右方向を示す矢印の部分とを含んで構成されている。この示唆画像IS1うちの矢印部分は、図61(B)の伸展と図61(C)の伸縮を繰り返す。これにより、に示すように、水平方向に伸縮する。これにより、示唆画像IS1のうち、第1可動役物14(右側板部材14R)を介して視認可能となっている部分(領域)の面積の増減が複数回繰り返される。
以下に、示唆画像透過視認演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図59~図61に示すように、表示画面7aに、遊技球を特定の方向に発射することを示唆する示唆画像IS1が表示されたとき、示唆画像IS1の少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる第1の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図59~図61に示すように、第1の演出では、示唆画像IS1の一部分が第1可動役物14を介して視認可能であり、示唆画像IS1のうち、第1可動役物14を介して視認可能となる部分(領域)の面積が変化する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図59、図61に示すように、第1の演出では、示唆画像IS1の形状が変化することによって第1可動役物14を介して視認可能となる部分の面積が変化する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図59~図61に示すように、第1の演出の後、示唆画像IS1の画像面積が小さくなり、表示画面7a内において第1の方向に移動する第2の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図59~図61に示すように、第2の演出では、示唆画像IS1が第1の方向に移動しているときに、少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能になる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図59~図61に示すように、第2の演出では、表示画面7aに、当たり遊技において獲得された遊技球の数を表す獲得球数画像BA1が表示されており、示唆画像IS1は第1の方向に移動しているときに、一部分が獲得球数画像BA1に覆われる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に示唆画像透過視認演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、示唆画像IS1は、その一部分が第1可動役物14を介して視認可能となるように構成されていた。しかし、示唆画像IS1は、その全部が、第1可動役物14を介して視認可能となってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14は、左側板部材14Lと右側板部材14Rの2つの板部材によって構成されているものとした。しかし、第1可動役物14は、3つ以上の板部材によって構成されていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、獲得球数画像BA1が表示されるものとして説明した。しかし、獲得球数画像BA1は捧持されなくてもよいし、複数表示されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A4-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
透過性を有する役物と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、遊技球を特定の方向に発射することを示唆する示唆画像であり、
前記表示手段に前記示唆画像が表示されたとき、前記示唆画像の少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能となる第1の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-2]
態様A4-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記示唆画像の一部分が前記役物を介して視認可能であり、前記示唆画像のうち、前記役物を介して視認可能となる部分の面積が変化する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-3]
態様A4-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記示唆画像の形状が変化することによって前記役物を介して視認可能となる部分の面積が変化する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-4]
態様A4-1から態様A4-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後、前記示唆画像の画像面積が小さくなり、前記表示手段内において第1の方向に移動する第2の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-5]
態様A4-4に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記示唆画像が前記第1の方向に移動しているときに、少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能になる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-6]
態様A4-4または態様A4-5に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、当たり遊技において獲得された遊技球の数を表す獲得球数画像であり、
前記第2の演出では、前記表示手段に前記獲得球数画像が表示されており、前記示唆画像は第1の方向に移動しているときに、一部分が前記獲得球数画像に覆われる、
ことを特徴とする遊技機。
図62は、装飾図柄透過視認演出を説明するための図である。装飾図柄透過視認演出では、図62(A)の装飾図柄停止表示が実行される。装飾図柄停止表示では、表示画面7aに、第1装飾図柄8L,8C,8Rと、第2装飾図柄8l,8c,8rと、示唆画像IS1と、獲得球数画像BA1とが表示される。示唆画像IS1は、遊技者に右打ちを示唆する画像である。獲得球数画像BA1は、一連の当たり遊技において遊技者が獲得した球数を表す。第1可動役物14は、第1態様となっている。第1装飾図柄8L,8C,8Rの一部分は、第1可動役物14(右側板部材14R)を介して視認可能となっている。また、獲得球数画像BA1の一部分は、第1可動役物14(右側板部材14R)を介して視認可能となっている。一方、第2装飾図柄8l,8c,8rと示唆画像IS1は、第1可動役物14に覆われていない。すなわち、第2装飾図柄8l,8c,8rと示唆画像IS1は、表示画面7aにおいて、前面に第1可動役物14が位置していない部分(領域)に表示される。
図63は、演出内容表示透過視認演出を説明するための図である。演出内容表示透過視認演出では、まず、図63(A)の演出内容示唆画像透過視認演出が実行される。ここでは、まず、表示画面7aに、継続示唆画像WPと、演出内容示唆画像CGNと、が表示される。継続示唆画像WPは、遊技者にRUSHが継続することを示唆する画像である。演出内容示唆画像CGNは、遊技者に今後開始される演出パターンの内容を示唆する画像である。ここでは、天使モードという演出が開始されることが示唆されている。演出内容示唆画像CGNは、キャラクタ画像と、吹き出し画像との組み合わせによって構成されており、吹き出し部分に演出内容が表示される。第1可動役物14は、第1態様となっている。演出内容示唆画像CGNの一部分(吹き出し画像の一部分)は、第1可動役物14(左側板部材14L)を介して視認可能となっている。
図64は、獲得球数表示透過視認演出を説明するための図である。獲得球数表示透過視認演出では、まず、図64(A)の第1獲得球数画像透過視認演出が実行される。ここでは、まず、表示画面7aに、第1獲得球数画像BA1と、示唆画像IS1と、が表示される。第1獲得球数画像BA1は、一連の当たり遊技において遊技者が獲得した球数を表す。示唆画像IS1は、遊技者に右打ちを示唆する画像である。第1可動役物14は、第1態様となっている。第1獲得球数画像BA1の一部分は、第1可動役物14(右側板部材14R)を介して視認可能となっている。
以下に、上述の透過視認演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図62に示すように、表示画面7aに第1装飾図柄8L,8C,8Rが表示されたとき、第1装飾図柄8L,8C,8Rの少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる第1の演出を実行可能である。この構成によれば、第1装飾図柄8L,8C,8Rの少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図62に示すように、第1の演出では、第1装飾図柄8L,8C,8Rが変動表示され、変動表示中の第1装飾図柄8L,8C,8Rの少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、変動表示中の第1装飾図柄8L,8C,8Rの少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図62に示すように、第1の演出では、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置していない部分に第2装飾図柄8l,8c,8rが表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図62に示すように、第1の演出では、表示画面7aに獲得球数画像BA1が表示され、獲得球数画像BA1の少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図62に示すように、第1の演出では、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置していない部分に、遊技球を特定の方向に発射することを示唆する示唆画像IS1が表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に上述の透過視認演出の変形例を示す。
[変形例1]
図62の装飾図柄透過視認演出では、第1装飾図柄8L,8C,8Rのうちの一部分が第1可動役物14を介して視認可能となっている。しかし、第1装飾図柄8L,8C,8Rの全体が第1可動役物14を介して視認可能となっていてもよい。また、図62(B)に示す変動表示中においても、変動表示中の第1装飾図柄8L,8C,8Rの全体が第1可動役物14を介して視認可能となっていてもよい。また、上述した装飾図柄透過視認演出では、獲得球数画像BA1の一部分が、第1可動役物14を介して視認可能となっている。しかし、獲得球数画像BA1の全体が第1可動役物14を介して視認可能となっていてもよい。
図63の演出内容表示透過視認演出では、図63(A)、図63(C)、図63(D)に示す演出内容示唆画像CGNの一部分が、第1可動役物14を介して視認可能となっている。しかし、これらの少なくとも1以上において、演出内容示唆画像CGNの全体が第1可動役物14を介して視認可能となっていてもよい。
図64は、獲得球数表示透過視認演出では、図64(A)、図64(B)に示す第1獲得球数画像BA1、および、図64(B)に示す第2獲得球数画像BA2は、それぞれ一部分が第1可動役物14を介して視認可能となっている。しかし、第1獲得球数画像BA1と第2獲得球数画像BA2の少なくとも一方は、その全体が第1可動役物14を介して視認可能となっていてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A5-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
透過性を有する役物と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の装飾図柄であり、
前記表示手段に前記第1の装飾図柄が表示されたとき、前記第1の装飾図柄の少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能となる第1の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A5-2]
態様A5-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記第1の装飾図柄が変動表示され、変動表示中の前記第1の装飾図柄の少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A5-3]
態様A5-1または態様A5-2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の装飾図柄であり、
前記第1の演出では、前記表示手段のうち、前方に前記役物が位置していない部分に前記第2の装飾図柄が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A5-4]
態様A5-1から態様A5-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、当たり遊技において獲得された遊技球の数を表す獲得球数画像であり、
前記第1の演出では、前記表示手段に前記獲得球数画像が表示され、前記獲得球数画像の少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A5-5]
態様A5-1から態様A5-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、遊技球を特定の方向に発射することを示唆する示唆画像であり、
前記第1の演出では、前記表示手段のうち、前方に前記役物が位置していない部分に前記示唆画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
図65は、役物連携リーチ演出Aを説明するための図である。役物連携リーチ演出Aでは、まず、図65(A)の装飾図柄リーチ演出が実行される。装飾図柄リーチ演出では、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rがリーチ状態で表示される。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。装飾図柄8L,8C,8Rは、第1可動役物14に覆われていない。言い換えれば、装飾図柄8L,8C,8Rは、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置していない部分(領域)に表示されている。
図66は、役物連携リーチ演出Bを説明するための図である。役物連携リーチ演出Bは、図65の役物連携リーチ演出Aと比較して、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rの表示される位置が異なる。図66(A)の装飾図柄リーチ演出は、図65(A)と同様である。すなわち、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rがリーチ状態で表示される。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。装飾図柄8L,8C,8Rは、第1可動役物14に覆われていない。言い換えれば、装飾図柄8L,8C,8Rは、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置していない部分(領域)に表示されている。
図67は、役物連携リーチ演出Cを説明するための図である。役物連携リーチ演出Cは、図65の役物連携リーチ演出Aと比較して、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rの一部が第1可動役物14を介して視認可能な状態になるプロセスが異なる。役物連携リーチ演出Cでは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rが移動するのではなく、第1可動役物14が移動することによって、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rの一部が第1可動役物14を介して視認可能な状態になる。図67(A)の装飾図柄リーチ演出は、図65(A)と同様である。すなわち、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rがリーチ状態で表示される。第1可動役物14は、第1態様となっている。
以下に、役物連携リーチ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図65~図67に示すように、第1可動役物14が第1態様のときに、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置していない部分に装飾図柄8L,8C,8Rが表示される第1の演出と、第1可動役物14が第1態様のときに、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置している部分に装飾図柄8L,8C,8Rの少なくとも一部分が表示され、装飾図柄8L,8C,8Rの少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能となる第2の演出と、第1の演出および第2の演出の後に、第1可動役物14が第2態様に遷移する第3の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図65、図66に示すように、第1の演出の後、装飾図柄8L,8C,8Rが表示画面7aを移動し、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置している部分に装飾図柄8L,8C,8Rの少なくとも一部分が表示されることによって第2の演出が実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図65~図67に示すように、装飾図柄8L,8C,8Rは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rを含んでおり、第1可動役物14は、それぞれ、透過性を有し表示画面7aの前方に位置する、左側板部材14Lとと右側板部材14Rとを備えており、第2の演出では、左装飾図柄8Lの少なくとも一部分が左側板部材14Lを介して視認可能となり、右装飾図柄8Rの少なくとも一部分が右側板部材14Rを介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図65~図67に示すように、第2の演出では、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとの間に第1特定画像IC1が表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図65~図67に示すように、第1可動役物14は、第1態様から第2態様に遷移すると、表示画面7aの前面を覆う面積が増加するように構成されており、第3の演出では、表示画面7aに表示される第2特定画像IC2が第1可動役物14を介して視認可能となる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、役物連携リーチ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、第1特定画像IC1が消えたあとに第2特定画像IC2が表示されるものとした。しかし、第1特定画像IC1と第2特定画像IC2は両方が表示されてもよい。また、第2特定画像ICが表示されず、第1特定画像IC1が継続して表示されてもよい。この場合、全体透過視認演出では、第1特定画像IC1の全体が第1可動役物14を介して視認可能になる。
上記実施形態の遊技機1では、左装飾図柄8Lが左方向に移動し、右装飾図柄8Rが右方向に移動するものとした。しかし、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、これ以外の方向に移動してもよい。例えば、左装飾図柄8Lが左上方に移動し、右装飾図柄8Rが右上方に移動してもよい。この場合であっても、左装飾図柄8Lの一部または全体が左側板部材14Lを介して視認可能となり、右装飾図柄8Rの一部または全体が右側板部材14Rを介して視認可能となる。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14は、左側板部材14Lと右側板部材14Rの2つの板部材によって構成されているものとした。しかし、第1可動役物14は、3つ以上の板部材によって構成されていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1特定画像IC1と第2特定画像IC2が表示されるものとした。しかし、これらの少なくとも一方が表示されなくてもよい。また、第1可動役物14が第1態様から第2態様に遷移するものとしたが、遷移しなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A6-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
第1の状態と第2の状態とに遷移可能な透過性を有する可動役物と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記可動役物が前記第1の状態のときに、前記表示手段のうち、前方に前記可動役物が位置していない部分に前記装飾図柄が表示される第1の演出と、
前記可動役物が前記第1の状態のときに、前記表示手段のうち、前方に前記可動役物が位置している部分に前記装飾図柄の少なくとも一部分が表示され、前記装飾図柄の少なくとも一部分が前記可動役物を介して視認可能となる第2の演出と、
前記第1の演出および前記第2の演出の後に、前記可動役物が第2の状態に遷移する第3の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A6-2]
態様A6-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後、前記装飾図柄が前記表示手段内を移動し、前記表示手段のうち、前方に前記可動役物が位置している部分に前記装飾図柄の少なくとも一部分が表示されることによって前記第2の演出が実行される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A6-3]
態様A6-1または態様A6-2に記載の遊技機であって、
前記装飾図柄は、左装飾図柄と右装飾図柄を含んでおり、
前記可動役物は、それぞれ、透過性を有し前記表示手段の前方に位置する、第1の板部材と第2の板部材とを備えており、
前記第2の演出では、前記左装飾図柄の少なくとも一部分が前記第1の板部材を介して視認可能となり、前記右装飾図柄の少なくとも一部分が前記第2の板部材を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A6-4]
態様A6-3に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表した第1の特定画像であり、
前記第2の演出では、前記左装飾図柄と前記右装飾図柄との間に前記第1の特定画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A6-5]
態様A6-1から態様A6-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表した第2の特定画像であり、
前記可動役物は、前記第1の状態から前記第2の状態に遷移すると、前記表示手段の前面を覆う面積が増加するように構成されており、
前記第3の演出では、前記表示手段に表示される前記第2の特定画像が前記可動役物を介して視認可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
図68は、特定画像被覆演出Aを説明するための図である。特定画像被覆演出Aでは、まず、図68(A)の装飾図柄変動演出が実行される。装飾図柄変動演出では、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rが変動表示される。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。装飾図柄8L,8C,8Rは、第1可動役物14に覆われていない。言い換えれば、装飾図柄8L,8C,8Rは、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置していない部分(領域)に表示されている。
図69は、特定画像被覆演出Bを説明するための図である。特定画像被覆演出Bは、図68の特定画像被覆演出Aと比較して、変色領域VR1の表示態様が異なる。図69(A)の装飾図柄変動演出、図69(B)の特定演出開始示唆、図69(C)の特定画像表示演出は、図68の特定画像被覆演出Aの同様である。
図70は、特定画像被覆演出Cを説明するための図である。特定画像被覆演出Cは、図68の特定画像被覆演出Aと比較して、変色領域VR1の表示態様と第1可動役物14の動作態様が異なる。図70(A)の装飾図柄変動演出は、図68の特定画像被覆演出Aの同様である。
以下に、特定画像被覆演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図68~図70に示すように、第1可動役物14は、第1態様から第2態様に遷移すると、表示画面7aの前面を覆う面積が増加するように構成されており、第1可動役物14が第2態様のときに、表示画面7aに表示された、特定画像IC1が第1可動役物14を介して視認可能となる第1の演出と、第1の演出の後、表示画面7aに表示される色、または、第1可動役物14の色が変化することによって、特定画像IC1の少なくとも一部が視認困難な状態になる第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図68~図70に示すように、第2の演出では、表示画面7aに表示される色、または、第1可動役物14の色が変化する部分の面積が順に大きくなっていき、特定画像IC1の少なくとも一部が徐々に視認困難になる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図68~図70に示すように、第2の演出の後、第1可動役物14が第1態様に遷移する第3の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図68~図70に示すように、第1の演出は、装飾図柄8L,8C,8Rによるリーチ演出の後に実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図68~図70に示すように、第2の演出では、装飾図柄8L,8C,8Rによる疑似連演出が実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、特定画像被覆演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、変色領域VR1は、単色とした。しかし、変色領域VR1は、単色に限定されない。例えば、パターン画像であってもよいし、特定の模様や文字・記号等を含んでいてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、特定画像表示演出の前に特定演出開始示唆があるものとした。しかし、特定画像表示演出の前に特定演出開始示唆がなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A7-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
第1の状態と第2の状態とに遷移可能な透過性を有する可動役物と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表す特定画像であり、
前記可動役物は、前記第1の状態から前記第2の状態に遷移すると、前記表示手段の前面を覆う面積が増加するように構成されており、
前記可動役物が前記第2の状態のときに、前記表示手段に表示された前記特定画像が前記可動役物を介して視認可能となる第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記表示手段に表示される色、または、前記可動役物の色が変化することによって、前記特定画像の少なくとも一部が視認困難な状態になる第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A7-2]
態様A7-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記表示手段に表示される色、または、前記可動役物の色が変化する部分の面積が順に大きくなっていき、前記特定画像の少なくとも一部が徐々に視認困難になる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A7-3]
態様A7-1または態様A7-2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後、前記可動役物が前記第1の状態に遷移する第3の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A7-4]
態様A7-1から態様A7-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記第1の演出は、前記装飾図柄によるリーチ演出の後に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A7-5]
態様A7-4に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記装飾図柄による疑似連演出が実行される、
ことを特徴とする遊技機。
図71は、残り時間示唆演出Aを説明するための図である。残り時間示唆演出Aでは、まず、図71(A)に示すように、第1画像右移動演出が開始される。具体的には、まず、表示画面7aに、第1画像IM1と、第2画像IM2と、第3画像IM3と、装飾図柄8L,8C,8Rとが表示される。第1画像IM1は、特定の対象を表した画像であり、ここでは、笑顔の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。第1画像IM1は、第2画像IM2上に表示される。ここでは、第1画像IM1は、第2画像IM2上の左端に表示される。第2画像IM2は、水平方向に長い略矩形形状の図形であり、表示画面7aの下方に表示される。第3画像IM3は、保留数を表す保留アイコン(保留画像)であり、第2画像IM2上に表示される。ここでは保留数1が示唆されている。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。第1画像IM1と第2画像IM2のそれぞれの一部分は、第1可動役物14に覆われ、第1可動役物14を介して視認可能になっている。
図72は、残り時間示唆演出Bを説明するための図である。残り時間示唆演出Bは、図71の残り時間示唆演出Aと比較して、第1可動役物14の第1態様における位置が異なる。図72(A)に示すように、第1画像右移動演出が開始される時点では、図71の残り時間示唆演出Aと比較して、第1可動役物14がさらに進出しており、表示画面7aを覆う面積が増大している。表示画面7aに表示される、第1画像IM1と、第2画像IM2と、第3画像IM3と、装飾図柄8L,8C,8Rとは、図71の残り時間示唆演出Aと同様である。第1可動役物14がさらに進出しているため、第1画像IM1の全部と、第2画像IM2の一部分が第1可動役物14に覆われ、第1可動役物14を介して視認可能になっている。
図73は、残り時間示唆演出Cを説明するための図である。残り時間示唆演出Cは、図71の残り時間示唆演出Aと比較して、演出内容が異なる。残り時間示唆演出Cでは、図73(A)に示す特定画像落下演出が開始される。具体的には、表示画面7aに、第1画像IM1と、第2画像IM2と、第3画像IM3と、第4画像IM4と、装飾図柄8L,8C,8Rとが表示される。第1画像IM1と、第2画像IM2と、第3画像IM3と、装飾図柄8L,8C,8Rは、図71の残り時間示唆演出Aと同様である。第4画像IM4は、特定の対象を表した画像であり、ここでは、笑顔の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。特定画像落下演出では、複数の第4画像IM4が表示画面7aの上端から下方に向けて落下する。
以下に、残り時間示唆演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、表示画面7aに第1画像IM1と第2画像IM2が表示され、第1画像IM1が第2画像IM2上を右方向に移動し、第1画像IM1の位置によって所定の期間が満了するまでの残り期間を示す残り期間示唆演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、第1画像IM1が第2画像IM2上を左方向に移動し、所定の期間が満了するまでの期間が延長されたことを示唆する期間延長演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、表示画面7aに第2画像IM2が表示されているときに、第2画像IM2上に第3画像IM3が表示される保留数表示演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、第2画像IM2の少なくとも一部分は、第1可動役物14を介して視認可能になっている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、第1画像IM1は、右方向への移動によって、表示画面7aのうち、前方に第1可動役物14が位置していない部分に表示される場合と、第1画像IM1の少なくとも一部分の前方に第1可動役物14が位置し、少なくとも一部分が第1可動役物14を介して視認可能になる場合とがある。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、残り時間示唆演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、第1画像IM1の上端と下端が第2画像IM2からはみ出ているものとした。しかし、第1画像IM1は、全体が第2画像IM2の内側に収まる大きさであってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第3画像IM3が表示されるものとした。しかし、第3画像IM3は表示されなくてもよい。上記実施形態の遊技機1では、疑似連演出が実行されるものとした。しかし、疑似連が実行されなくてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14によって、第1画像IM1の一部が覆われるものとした。しかし、第1画像IM1は、第1可動役物14によって、覆われなくてもよい。また、第2画像IM2についても同様に、第1可動役物14に覆われなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様B1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記表示手段に前記第1の画像と前記第2の画像が表示され、前記第1の画像が前記第2の画像上を第1の方向に移動し、前記第1の画像の位置によって所定の期間が満了するまでの残り期間を示す残り期間示唆演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B1-2]
態様B1-1に記載の遊技機であって、
前記第1の画像が前記第2の画像上を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動し、前記所定の期間が満了するまでの期間が延長されたことを示唆する期間延長演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B1-3]
態様B1-1または態様B1-2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、保留数を表す第3の画像であり、
前記表示手段に前記第2の画像が表示されているときに、前記第2の画像上に前記第3の画像が表示される保留数表示演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B1-4]
態様B1-1から態様B1-3までのいずれか一項に記載の遊技機は、さらに、
透過性を有する役物を備えており、
前記第2の画像の少なくとも一部分は、前記役物を介して視認可能になっている、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B1-5]
態様B1-4に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は、前記移動によって、前記表示手段のうち、前方に前記役物が位置していない部分に表示される場合と、前記第1の画像の少なくとも一部分の前方に前記役物が位置し、少なくとも一部分が前記役物を介して視認可能になる場合とがある、
ことを特徴とする遊技機。
図74は、特定画像変化演出Aを説明するための図である。特定画像変化演出Aでは、まず、図74(A)に示すように、第1画像右移動演出が開始される。具体的には、まず、表示画面7aに、第1画像IM1と、第4画像IM4と、第5画像IM5と、装飾図柄8L,8C,8Rとが表示される。第1画像IM1は、特定の対象を表した画像であり、ここでは、笑顔の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。第1画像IM1は、第4画像IM4上に表示される。ここでは、第1画像IM1は、第4画像IM4上の左端に表示される。第4画像IM4は、水平方向に長い略矩形形状の図形であり、表示画面7aの下方に表示される。第5画像IM5は、保留数を表す保留アイコン(保留画像)であり、第4画像IM4上に表示される。ここでは保留数1が示唆されている。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。第1画像IM1と第4画像IM4のそれぞれの一部分は、第1可動役物14に覆われ、第1可動役物14を介して視認可能になっている。
図75は、特定画像変化演出Bを説明するための図である。特定画像変化演出Bは、図74の特定画像変化演出Aと比較して、第3画像IM3の表示位置が異なる。図75(A)の第1画像右移動演出が開始、および、図75(B)の第2画像出現演出は、図74(A)および図74(B)の特定画像変化演出Aと比較して、第5画像IM5が表示されていない点のみが異なり、他の部分は同様である。
図76は、特定画像変化演出Cを説明するための図である。特定画像変化演出Cは、図74の特定画像変化演出Aと比較して、第3画像IM3が表示されない点が異なる。図76(A)の第1画像右移動演出が開始、および、図76(B)の第2画像出現演出は、図74(A)および図74(B)の特定画像変化演出Aと比較して、第5画像IM5が表示されていない点のみが異なり、他の部分は同様である。図76(C)および図76(D)に示すように、第1画像IM1の右方向の移動によって、第1画像IM1が第2画像IM2と接触する。この接触によって、第1画像IM1の色が第2画像IM2の色と対応する色に変化する。
以下に、特定画像変化演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、表示画面7aに第1画像IM1と第2画像IM2が表示された状態において、第1画像IM1が表示画面7a内を右方向に移動し、第1画像IM1の進行方向上に第2画像IM2が表示される第1の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、第1の演出の後、第1画像IM1の移動によって、第1画像IM1が第2画像IM2と接触し、第1画像IM1の色が第2画像IM2の色に対応する色に変化する第2の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、第2画像IM2は、表示画面7aに表示された後、所定のタイミングにおいて色が他の色に変化する場合がある。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、第2画像IM2は、表示画面7aに第3画像IM3が表示された後に色が他の色に変化する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、第1の演出では、第1画像IM1像が第4画像IM4上を右方向に移動し、第4画像IM4上に第2画像IM2が表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に特定画像変化演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、第1画像IM1の上端と下端が第2画像IM2からはみ出ているものとした。しかし、第1画像IM1は、全体が第2画像IM2の内側に収まる大きさであってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第2画像IM2の色の変化前には、第3画像IM3が表示されるものとした。しかし、第2画像IM2の色の変化前に第3画像IM3が表示されなくてもよい。上記実施形態の遊技機1では、疑似連演出が実行されるものとした。しかし、疑似連が実行されなくてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14によって、第1画像IM1の一部が覆われるものとした。しかし、第1画像IM1は、第1可動役物14によって、覆われなくてもよい。また、第4画像IM4についても同様に、第1可動役物14に覆われなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様B2-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記表示手段に前記第1の画像と前記第2の画像が表示された状態において、前記第1の画像が前記表示手段内を所定方向に移動し、前記第1の画像の進行方向上に前記第2の画像が表示される第1の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B2-2]
態様B2-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後、前記第1の画像の移動によって、前記第1の画像が前記第2の画像と接触し、前記第1の画像の色が前記第2の画像の色に対応する色に変化する第2の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B2-3]
態様B2-1または態様B2-2に記載の遊技機であって、
前記第2の画像は、前記表示手段に表示された後、所定のタイミングにおいて色が他の色に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B2-4]
態様B2-3に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表す第3の画像であり、
前記第2の画像は、前記表示手段に前記第3の画像が表示された後に色が他の色に変化する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B2-5]
態様B2-1から態様B2-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第4の画像であり、
前記第1の演出では、前記第1の画像が前記第4の画像上を前記所定方向に移動し、前記第4の画像上に前記第2の画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
図77は、メータ演出Aを説明するための図である。
メータ演出Aでは、まず、図77(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ演出が実行される。この変動開始メータ演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図77(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図77(B)、(C)で示すクロスハッチング部分)とを有し、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2A内を動くメータであり、メータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
ここで、擬似連演出とは、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出であり、変動の開始時やリーチ演出中等において実行され得る演出である。例えば、擬似連演出は、装飾図柄を変動開始させ仮停止させる演出を繰り返す演出、装飾図柄の所定の図柄配列の少なくとも一部を仮停止させる演出を繰り返す演出、予め決められたロゴ(例えばNEXT)を仮停止させる演出を繰り返す演出、または、「×2」、「×3」、「擬似」など擬似連を連想させる表示と共に、装飾図柄の変動演出を実行させる演出を含む。なお、繰り返す演出回数を、疑似連回数ともよび、2回であれば「擬似2」、「×2」、3回であれば「擬似3」、「×3」というような表記がなされ得る。
図78は、メータ演出Bを説明するための図である。
メータ演出Bでは、まず、図78(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ演出が実行される。この変動開始メータ演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図78(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aと、メータ領域EM3A(図78(B)~(E)で示すクロスハッチング部分)と、当該保留アイコン(変動中の特別図柄に対応する保留アイコン)EM5Bとを有し、当該保留アイコンEM5Bがメータ枠EM2A上を動き、メータ領域EM3Aが当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、当該保留アイコンEM5Bとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
この変動中メータ演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(例えば最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、当該保留アイコンEM5Bは、擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を左から右に移動する。メータ領域EM3Aは、当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を左から右に移動する。つまり、メータ値が上昇する。
より詳しくは、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aは、図78(A)に示す変動開始メータ演出では、メータ枠EM2Aの左端(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図78(B)に示すように、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に移動する。なお、図78(B)では、例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中央(中点)P2Aに到達した様子を示している。なお、メータ枠EM2A内の右端には当該特別図柄の保留数を示す保留アイコンが表示され、HA1は第1保留を示し、HA2は第2保留を示している。また、EM4Aについては後述する。
図79は、メータ演出C説明するための図である。
メータ演出Cでは、まず、図79(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ演出が実行される。この変動開始メータ演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図79(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図79(B)、(D)、(F)で示すクロスハッチング部分)と、指針EM5Cとを有し、指針EM5Cがメータ枠EM2A上を動き(ポイントCPを中心に時計回りに回転移動)、メータ領域EM3Aが指針EM5Cに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、指針EM5Cとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、円形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方略中央に配置される。また、EM4Aについては後述する。
この変動中メータ演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(例えば最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、指針EM5Cは、擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を、図79(B)に示すように、ポイントCPを中心に時計回りに回転移動する。メータ領域EM3Aは、指針EM5Cに連動してメータ枠EM2A内を時計回りに回転移動する(図79(B)で示すクロスハッチング部分)。つまり、メータ値が上昇する。
より詳しくは、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aは、図79(A)に示す変動開始メータ演出では、メータ枠EM2Aの左下(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図79(B)に示すように、メータ枠EM2Aの右下(終点)P3側に回転移動する。なお、図79(B)では、例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中点P2に到達した様子を示している。なお、EM4Aについては後述する。
以下に、メータ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図77~図79に示すように、特別図柄の1回の変動を報知するメータ画像EM1Aが表示される構成になっている。この構成によれば、単調な特別図柄の1回の変動を、装飾図柄を用いることなく時間経過と共に視覚的にメータ値が変化するメータ画像で報知することが可能となり、遊技者は、時間経過と共に期待感を持続させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図77~図79に示すように、メータ画像EM1Aは特別図柄の変動開始時には、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点P1に位置し、特別図柄の1回の変動終了時には、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの終点P3に位置し、これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能とする構成になっている。この構成によれば、明確に特別図柄の1回の変動の進捗状態を報知することが可能となり、遊技者は、当該特別図柄の1回の変動が実行されたことを正確に把握することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図77~図79に示すように、メータ画像EM1Aは特別図柄の変動中は、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点P1から終点P3側に移動してメータ値が上昇し、特別図柄の1回の変動が終了すると、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点P1から終点P3に到達してメータ値が満タンになり(当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間EM4Aが0になる)、これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能とする構成になっている。この構成によれば、極めて明確に特別図柄の1回の変動の進捗状態を報知することが可能となり、遊技者は、当該特別図柄の1回の変動の進捗状態を極めて正確に把握することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図77~図79に示すように、特別図柄の1回の変動中にメータ演出が実行されている期間は、疑似連演出をおこなう構成になっている。この構成によれば、特別図柄の1回の変動を、装飾図柄の変動表示が所定回数連続しておこなわれたように見せることが可能となり、遊技者は、疑似連演出により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図77~図79に示すように、メータ画像EM1Aは特別図柄の変動中は、疑似連演出における装飾図柄の擬似的な変動の回数に応じて、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点P1から終点P3側に移動する構成になっている。この構成によれば、疑似連演出における装飾図柄の擬似的な変動がおこなわれる度に、メータ値が所定値ずつ定量的に上昇するので、遊技者は、後何回装飾図柄の変動表示がおこなわれるかを極めて正確に把握することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、メータ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図77~図79に示すように、メータ演出では、メータ画像EM1Aは矩形状や円形状のものを示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像EM1Aは扇形や三角形など、他の形状のものであってもよい。また、メータ画像EM1Aは、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置したが、これは、装飾図柄8L、8C、8Rの上方に横向きに配置するようにしてもよいし、あるいは、装飾図柄8L、8C、8Rの左右両側に縦向きに配置するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図77~図79に示すように、メータ画像EM1Aにおいて、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点P1から終点P3に移動することで特別図柄の1回の変動を報知するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの途中の任意の点の間を移動することで特別図柄の1回の変動を報知するようにしてもよい。また、メータ領域EM3A、当該保留アイコンEM5Bおよび指針EM5Cは、水平移動や回転移動するものを示したが、これは、例えば、垂直移動や斜め移動、あるいはジクザグ移動など、他の移動形態であってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図78(D)に示すように、保留変化演出では、擬似連演出で装飾図柄がリーチ状態になる表示を示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、保留変化演出では、擬似連演出で装飾図柄がリーチ状態になる演出に代えて、予め決められたロゴ(例えばNEXT)を表示し、その後バトル演出やストーリー演出などに発展するような演出を実行するようにしてもよい。また、保留変化演出では、当該保留アイコンEM5Bは、白色の菱形から赤色のハート形の当該保留アイコンEM6Bに変化するようにしたが、これらの色や形は限定されるものではない。
上記実施形態の遊技機1では、図79(C)に示すように、カットイン演出では、キャラクタCRAと「激アツ!」という文字(キャラクタCRAの発言)を表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、カットイン演出では、キャラクタCRAのみを表示したり、所定の文字のみを表示したりするようにしてもよく、要は、遊技者に、比較的大当たり期待度が高いことを想起できる表示形態であればどのような表示であってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図77~79図に示すように、メータ演出では、メータ枠EM2Aは目盛りの無い態様を用いたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ枠EM2Aは、等間隔で仕切線を有したものでもよく、あるいはメータ枠EM2Aの上方や下方に目盛りに相当するデジタル数字を表記するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B3-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と、
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記表示手段は、前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、所定のメータ演出を実行可能であり、
前記メータ演出は、少なくとも第1の態様と第2の態様とを有し、前記図柄表示手段による前記図柄の1回の変動表示に対応して前記第1の態様から前記第2の態様に変化することで、当該図柄の1回の変動を報知可能とした、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3-2]
前記メータ演出は、第1画像と第2画像とを有し、
前記第1の態様は、前記第2画像が前記第1画像の第1位置に位置する態様であり、
前記第2の態様は、前記第2画像が前記第1画像の第2位置に位置する態様である、
ことを特徴とする態様B3-1に記載の遊技機。
[態様B3-3]
前記第1の態様は、前記図柄の変動開始時に係わるものであり、
前記第2の態様は、前記図柄の変動終了時に係わるものであり、
さらに、前記メータ演出は、
前記図柄の変動中に係わり前記第2画像が前記第1画像の前記第2位置側に移動する第3の態様を有し、前記第1の態様から前記第3の態様を経て前記第2の態様に変化することで、前記図柄表示手段による前記図柄の1回の変動を報知可能とした、
ことを特徴とする態様B3-2に記載の遊技機。
[態様B3-4]
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示に応じて装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段を有し、
前記装飾図柄表示手段は、疑似連演出を実行可能であり、
前記メータ演出が実行されている期間は、前記疑似連演出をおこなう、
ことを特徴とする態様B3-3に記載の遊技機。
[態様B3-5]
前記疑似連演出は、前記図柄の1回の変動表示を、擬似的に前記装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出であり、
前記第3の態様において、
前記第2画像は、前記疑似連演出における前記装飾図柄の擬似的な変動表示の回数に応じて移動する、
ことを特徴とする態様B3-4に記載の遊技機。
図80は、メータ・カウントダウン演出Aを説明するための図である。
メータ・カウントダウン演出Aでは、まず、図80(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ・カウントダウン演出が実行される。この変動開始メータ・カウントダウン演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図80(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。
また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にアナログ表示としてのメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図80(B)、(C)で示すクロスハッチング部分)とを有し、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2A内を動くメータであり、メータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
また、表示画面7aの左上には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが配置される。カウントダウン表示EC1Hは、丸枠EC2Hの表示領域内に所定の数字が表示される態様であり、この特別図柄の変動開始時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Aにおいては、初期値「10」が表示されるようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Aにおいては、アナログ表示としてのメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが、同時に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、メータ領域EM3Aは、擬似連演出の実行回数に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A内を左から右に定量ずつ移動する。つまり、メータ値が上昇する。より詳しくは、メータ領域EM3Aは、図80(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左端(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図80(B)に示すように、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に定量ずつ移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。なお、図80(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中央(中点)P2に到達した様子を示している。また、EM4Aについては後述する。
また、擬似連演出が開始されると、カウントダウン表示EC1Hは、擬似連演出の実行回数に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)カウントダウンされる。より詳しくは、カウントダウン表示EC1Hは、図80(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、初期値「10」を示しており、擬似連演出が1回実行(擬似的な装飾図柄の変動回数が1回実行)される毎に「1」ずつ減算されるようになっている。従って、図80(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれた状態を示しているので、カウントダウン表示EC1Hは「5」を示している。また、上記と同様な理由から、カウントダウン表示EC1Hは、カウントダウンされる速度が変化する。
また、カウントダウン表示EC1Hが「0」になり、メータ値が満タンになるとほぼ同時に、装飾図柄8L、8C、8Rは完全に停止した状態となる。メータ画像EM1Aにおいて、メータ値が満タンになったことと、カウントダウン表示EC1Hが「0」になったことと、装飾図柄8L、8C、8Rは完全に停止したことにより、当該特別図柄の1回の変動が終了したことを報知する。よって、図80(A)、(B)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。また、カウントダウン表示EC1Hが示す数値は、当該特別図柄の1回の変動における残りの疑似連回数を示している(残りの変動時間を表しているとも言える)。なお、図80(C)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「958」)で停止した状態を示している。
図81は、メータ・カウントダウン演出Bを説明するための図である。
メータ・カウントダウン演出Bでは、まず、図81(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ・カウントダウン演出が実行される。この変動開始メータ・カウントダウン演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図81(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。
また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にアナログ表示としてのメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図81(B)、(C)、(D)、(E)で示すクロスハッチング部分)と、当該保留アイコン(変動中の特別図柄に対応する保留アイコン)EM5Bとを有し、当該保留アイコンEM5Bがメータ枠EM2A上を動き、メータ領域EM3Aが当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、当該保留アイコンEM5Bとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
また、表示画面7aの左上には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが配置される。カウントダウン表示EC1Hは、丸枠EC2Hの表示領域内に所定の数字が表示される態様であり、この特別図柄の変動開始時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Bにおいては、初期値「10」が表示されるようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Bにおいては、アナログ表示としての当該保留アイコンEM5Bを含むメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが、同時に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、当該保留アイコンEM5Bは、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を左から右に定量ずつ移動する。メータ領域EM3Aは、当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を左から右に定量ずつ移動する。つまり、メータ値が上昇する。より詳しくは、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aは、図81(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左端(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図81(B)に示すように、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に定量ずつ移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。なお、図81(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中央(中点)P2Aに到達した様子を示している。なお、メータ枠EM2A内の右端には当該特別図柄の保留数を示す保留アイコンが表示され、HA1は第1保留を示し、HA2は第2保留を示している。また、EM4Aについては後述する。
また、擬似連演出が開始されると、カウントダウン表示EC1Hは、擬似連演出の実行回数に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)カウントダウンされる。より詳しくは、カウントダウン表示EC1Hは、図81(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、初期値「10」を示しており、擬似連演出が1回実行(擬似的な装飾図柄の変動回数が1回実行)される毎に「1」ずつ減算されるようになっている。従って、図81(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれた状態を示しているので、カウントダウン表示EC1Hは「5」を示している。つまり、これは、擬似連回数があと5回実行され得ることを示唆している。また、上記と同様な理由から、カウントダウン表示EC1Hは、カウントダウンされる速度が変化する。
また、キャラクタ演出が実行され、図81(B)に示した状態から擬似連演出がさらに1回おこなわれると、カウントダウン表示EC1Hは、「5」から「1」減算された数値「4」を示している。つまり、これは、擬似連回数があと4回実行され得ることを示唆している。
また、保留変化演出が実行され、図81(C)に示した状態から擬似連演出がさらに1回おこなわれると、カウントダウン表示EC1Hは、「4」から「1」減算された数値「3」を示している。つまり、これは、擬似連回数があと3回実行され得ることを示唆している。
なお、図示は省略するが、図81(D)に示した擬似連演出では、その後はずれ図柄配列で仮停止(例えば「767」)し、キャラクタCRAおよび文字は消去され、ハート形の当該保留アイコンEM6Bとその色(赤)は、元の菱形の当該保留アイコンEM5Bと色(白)に戻る。
また、カウントダウン表示EC1Hが「0」になり、メータ値が満タンになるとほぼ同時に、装飾図柄8L、8C、8Rは完全に停止した状態となる。メータ画像EM1Aにおいて、メータ値が満タンになったことと、カウントダウン表示EC1Hが「0」になったことと、装飾図柄8L、8C、8Rは完全に停止したことにより、当該特別図柄の1回の変動が終了したことを報知する。よって、(A)(B)(C)(D)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。また、カウントダウン表示EC1Hが示す数値は、当該特別図柄の1回の変動における残りの疑似連回数を示している(残りの変動時間を表しているとも言える)。なお、図81(C)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「958」)で停止した状態を示している。また、当該特別図柄の保留数を示す保留アイコン(第1保留HA1、第2保留HA2、第3保留HA3、第4保留HA4)は、メータ枠EM2A内であってメータ領域EM3A上に表示される。
図82は、メータ・カウントダウン演出C説明するための図である。
メータ・カウントダウン演出Cでは、まず、図82(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ・カウントダウン演出が実行される。この変動開始メータ・カウントダウン演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図82(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図(B)、(D、(F))で示すクロスハッチング部分)と、指針EM5Cとを有し、指針EM5Cがメータ枠EM2A上を動き(ポイントCPを中心に時計回りに回転移動)、メータ領域EM3Aが指針EM5Cに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、指針EM5Cとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、円形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方略中央に配置される。また、EM4Aについては後述する。
また、メータ枠EM2Aの外周には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC3Hが配置される。カウントダウン表示EC3Hは、図82(A)に示すように、「10」~「0」までの数値が等間隔でメータ枠EM2Aの外周に沿って、指針EM5Cの針先がこれらの数値を指すように配置されている。カウントダウン表示EC3Hは、この特別図柄の変動開示時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Cにおいては、指針EM5Cが初期値「10」を指すようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Cにおいては、アナログ表示としてのメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC3Hが、一体的に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、指針EM5Cは、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を、図82(B)に示すように、ポイントCPを中心に時計回りに定量ずつ回転移動する。メータ領域EM3Aは、指針EM5Cに連動してメータ枠EM2A内を時計回りに定量ずつ回転移動する(図82(B)で示すクロスハッチング部分)。つまり、メータ値が上昇する。
より詳しくは、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aは、図82(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左下(始点)あって、カウントダウン表示EC3Hの初期値「10」を指す位置に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図82(B)に示すように、メータ枠EM2Aの右下(終点、カウントダウン表示EC3Hが「0」を指す位置)側にカウントダウン表示EC3Hの1目盛りずつ回転移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。また、同様な理由から、カウントダウン表示EC3Hは、カウントダウンされる速度が変化する。なお、図82(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中点であって、カウントダウン表示EC3Hが「5」を示す位置に到達した様子を示している。なお、EM4Aについては後述する。
以下に、メータ・カウントダウン演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、特別図柄の1回の変動を報知するメータ画像EM1Aとカウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)とが表示される構成になっている。この構成によれば、単調な特別図柄の1回の変動を、装飾図柄を用いることなく時間経過と共に視覚的にメータ値が変化するメータ画像とカウントダウン表示とで報知することが可能となり、遊技者は、時間経過と共に期待感を持続させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、遊技者は、特別図柄の1回の変動を、アナログ表示とデジタル表示という複数種類の報知態様で認識することができるので、遊技状況を極めて正確に把握することもできる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、メータ画像EM1Aは特別図柄の変動開始時には、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点に位置し、特別図柄の1回の変動終了時には、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの終点に位置し、これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能とする構成になっている。また、カウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)は、特別図柄の変動開始時には「10」を示し、その後特別図柄1回の変動に伴ってカウントダウンされ、特別図柄の1回の変動終了時には「0」を示し、これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能とする構成になっている。この構成によれば、明確に特別図柄の1回の変動の進捗状態を報知することが可能となり、遊技者は、当該特別図柄の1回の変動が実行されたことを正確に把握することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、メータ画像EM1Aは特別図柄の変動中は、メータ領域EM3Aおよび当該保留アイコンEM5Bがメータ枠EM2Aの始点から終点側に移動してメータ値が上昇し、特別図柄の1回の変動が終了すると、メータ領域EM3Aおよび当該保留アイコンEM5Bがメータ枠EM2Aの終点に到達してメータ値が満タンになり(当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間EM4Aが0になる)、これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能とする構成になっている。また、カウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)は、特別図柄の変動中は、「1」ずつカウントダウンされ、特別図柄の1回の変動が終了すると「0」になる。この構成によれば、極めて明確に特別図柄の1回の変動の進捗状態を報知することが可能となり、遊技者は、当該特別図柄の1回の変動の進捗状態を極めて正確に把握することができる。また、特別図柄の1回の変動中に、当該保留アイコンEM5Bを保留変化させるような演出もおこなうことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、特別図柄の1回の変動中にメータ・カウントダウン演出が実行されている期間は、疑似連演出をおこなう構成になっている。この構成によれば、特別図柄の1回の変動を、装飾図柄の変動表示が所定回数連続しておこなわれたように見せることが可能となり、遊技者は、疑似連演出により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、メータ画像EM1Aは特別図柄の変動中は、疑似連演出における装飾図柄の擬似的な変動の回数に応じて、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点から終点側に移動する構成になっている。また、カウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)は、疑似連演出における装飾図柄の擬似的な変動回数が1回おこなわれる毎に、「1」ずつカウントダウンされる構成になっている。この構成によれば、疑似連演出における装飾図柄の擬似的な変動がおこなわれる度に、メータ値が所定値ずつ定量的に上昇し、カウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)は、「1」ずつカウントダウンされるので、遊技者は、後何回装飾図柄の変動表示がおこなわれるかを、さらには残りの変動期間を極めて正確に把握することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図82に示すように、アナログ表示としてのメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC3Hが、一体的に表示されるようになっている。この構成によれば、表示画面7aの表示領域を有効活用することができるとともに、判りやすい表示をおこなうことができるので、遊技者は、円滑且つ容易・安心に遊技を楽しむことがができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、メータ・カウントダウン演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、メータ・カウントダウン演出では、アナログ表示としてのメータ画像EM1Aは矩形状や円形状のものを示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像EM1Aは扇形や三角形など、他の形状のものであってもよい。また、メータ画像EM1Aは、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置したが、これは、装飾図柄8L、8C、8Rの上方に横向きに配置するようにしてもよいし、あるいは、装飾図柄8L、8C、8Rの左右両側に縦向きに配置するようにしてもよい。さらには、アナログ表示は、メータ画像EM1A以外のものであってもよく、要は、ある量またはデータを連続的に変化し得る物理量で表現できる画像であれば、どのような画像であってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、カウントダウン表示EC1Hは、表示画面7aの左上に丸枠EC2Hの表示領域内に所定の数字が表示される態様でおこなったが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、丸枠EC2Hは扇形や三角形、四角形など、他の形状のものであってもよい。さらには、デジタル表示は、カウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)以外のものであってもよく、要は、ある量またはデータを有限桁の数字列として表現できる画像であれば、どのような画像であってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図80~図82に示すように、メータ画像EM1Aにおいて、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの始点から終点に移動することで特別図柄の1回の変動を報知するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの途中の任意の点の間を移動することで特別図柄の1回の変動を報知するようにしてもよい。また、メータ領域EM3A、当該保留アイコンEM5Bおよび指針EM5Cは、水平移動や回転移動するものを示したが、これは、例えば、垂直移動や斜め移動、あるいはジクザグ移動など、他の移動形態であってもよい。また、カウントダウン表示EC3H(カウントダウン表示EC3H)は、初期値「10」から「1」ずつカウントダウンされて「0」に至るようにしたが、これらの数値は任意であり、適宜変更可能であり、例えばカウントアップする形態であってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図81(D)に示すように、保留変化演出では、擬似連演出で装飾図柄がリーチ状態になる表示を示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、保留変化演出では、擬似連演出で装飾図柄がリーチ状態になる演出に代えて、予め決められたロゴ(例えばNEXT)を表示し、その後バトル演出やストーリー演出などに発展するような演出を実行するようにしてもよい。また、保留変化演出では、当該保留アイコンEM5Bは、白色の菱形から赤色のハート形の当該保留アイコンEM6Bに変化するようにしたが、これらの色や形は限定されるものではない。また、キャラクタCRAの表示数も1つに限らず、例えば期待度が高いことを想起できる複数表示としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図82(C)に示すように、カットイン演出では、キャラクタCRAと「激アツ!」という文字(キャラクタCRAの発言)を表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、カットイン演出では、キャラクタCRAのみを表示したり、キャラクタCRAを複数表示したり、所定の文字のみを表示したり、複数の文字を表示するようにしてもよく、要は、遊技者に、比較的大当たり期待度が高いことを想起できる表示形態であればどのような表示であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B4-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と、
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記表示手段は、前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、所定の第1演出を実行可能であり、
前記表示手段は、前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、所定の第2演出を実行可能であり、
前記第1演出は、少なくとも第1の態様と第2の態様とを有し、前記図柄表示手段による前記図柄の1回の変動表示に対応して前記第1の態様から前記第2の態様に変化することで、当該図柄の1回の変動を報知可能とし、
前記第2演出は、少なくとも第3の態様と第4の態様とを有し、前記図柄表示手段による前記図柄の1回の変動表示に対応して前記第3の態様から前記第4の態様に変化することで、当該図柄の1回の変動を報知可能とした、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B4-2]
前記第1演出はアナログ表示演出であり、前記第2演出はデジタル表示演出であり、前記アナログ表示演出と前記デジタル表示演出とは、同時に表示可能とした、
ことを特徴とする態様B4-1に記載の遊技機。
[態様B4-3]
前記アナログ表示演出は所定のメータ演出であり、前記デジタル表示演出は所定のカウントダウン表示演出である、
ことを特徴とする態様B4-2に記載の遊技機。
[態様B4-4]
前記第3の態様は、前記図柄の変動開始時に係わり第1の数値を示す態様であり、
前記第4の態様は、前記図柄の変動終了時に係わり第2の数値を示す態様であり、
さらに、前記カウントダウン表示演出は、
前記図柄の変動中に係わり第3の数値が所定回数減算される第5の態様を有し、前記第3の態様から前記第5の態様を経て前記第4の態様に変化することで、前記図柄表示手段による前記図柄の1回の変動を報知可能とした、
ことを特徴とする態様B4-3に記載の遊技機。
[態様B4-5]
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示に応じて装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段を有し、
前記装飾図柄表示手段は、疑似連演出を実行可能であり、
前記メータ演出または前記カウントダウン表示演出が実行されている期間は、前記疑似連演出をおこなう、
ことを特徴とする態様B4-4に記載の遊技機。
[態様B4-6]
前記疑似連演出は、前記図柄の1回の変動表示を、擬似的に前記装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出であり、
前記カウントダウン表示演出は、前記疑似連演出において前記装飾図柄の変動表示が所定回数おこなわれる毎に、前記第3の数値が減算される、
ことを特徴とする態様B4-5に記載の遊技機。
図83は、巻き戻し演出Aを説明するための図である。
巻き戻し演出Aでは、まず、図83(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ演出が実行される。この変動開始メータ演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図83(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図83(B)、(D)、(E)、(F)で示すクロスハッチング部分)とを有し、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2A内を動くメータであり、メータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
この変動中メータ演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(例えば最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、メータ領域EM3Aは、擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A内を左から右に移動する。つまり、メータ値が上昇する。より詳しくは、メータ領域EM3Aは、図83(A)に示す変動開始メータ演出では、メータ枠EM2Aの左端(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図83(B)に示すように、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に移動する。なお、図83(B)では、例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中央(中点)P2に到達した様子を示している。また、EM4Aについては後述する。
また、この大当たり報知演出は、上述した図83(D)に示す巻き戻し演出がおこなわれたときは必ず実行される演出となっている。すなわち、特別図柄の1回の変動中に、巻き戻し演出がおこなわれたときは、当該特別図柄の1回の変動結果は必ず大当たりになる。したがって、巻き戻し演出は大当たり示唆演出(鉄板演出)でもある。
仮に、今回の特別図柄の1回の変動では、大当たりになることなく、疑似連回数が最大回数(10回)おこなわれた場合には、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの終点P3に到達してメータ値が満タンになる(当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間EM4Aが0になる)とともに、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列で完全に停止する。これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能としている。よって、図83(A)、(B)、(D)、(E)、(F)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。
図84は、巻き戻し演出Bを説明するための図である。
巻き戻し演出Bでは、まず、図84(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ・カウントダウン演出が実行される。この変動開始メータ・カウントダウン演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図84(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。
また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にアナログ表示とてのメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図(B)、(D)、(E)、(F)で示すクロスハッチング部分)と、当該保留アイコン(変動中の特別図柄に対応する保留アイコン)EM5Bとを有し、当該保留アイコンEM5Bがメータ枠EM2A上を動き、メータ領域EM3Aが当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、当該保留アイコンEM5Bとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
また、表示画面7aの左上には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが配置される。カウントダウン表示EC1Hは、丸枠EC2Hの表示領域内に所定の数字が表示される態様であり、この特別図柄の変動開始時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Bにおいては、初期値「10」が表示されるようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Bにおいては、アナログ表示としての当該保留アイコンEM5Bを含むメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが、同時に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、当該保留アイコンEM5Bは、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を左から右に定量ずつ移動する。メータ領域EM3Aは、当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を左から右に定量ずつ移動する。つまり、メータ値が上昇する。より詳しくは、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aは、図84(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左端(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図84(B)に示すように、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に定量ずつ移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。なお、図84(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中央(中点)P2に到達した様子を示している。なお、メータ枠EM2A内の右端には当該特別図柄の保留数を示す保留アイコンが表示され、HA1は第1保留を示し、HA2は第2保留を示している。また、EM4Aについては後述する。
また、擬似連演出が開始されると、カウントダウン表示EC1Hは、擬似連演出の実行回数に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)カウントダウンされる。より詳しくは、カウントダウン表示EC1Hは、図84(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、初期値「10」を示しており、擬似連演出が1回実行(擬似的な装飾図柄の変動回数が1回実行)される毎に「1」ずつ減算されるようになっている。従って、図84(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれた状態を示しているので、カウントダウン表示EC1Hは「5」を示している。つまり、これは、擬似連回数があと5回実行され得ることを示唆している。また、上記と同様な理由から、カウントダウン表示EC1Hは、カウントダウンされる速度が変化する。
また、この巻き戻し演出では、カウントダウン表示EC1Hの値が、図84(B)(D)で示した「5」から逆にカウントアップされ、後述の図84(E)に示す「7」に巻き戻る演出がおこなわれる。つまり、カウントダウン表示EC1Hの値は、一回通過した「7」に再び巻き戻る。
また、この巻き戻し演出の実行中は、装飾図柄8L、8C、8Rは、今までとは逆向きにスクロールする。さらに、この巻き戻し演出の実行中は、表示画面7aは、その配色がモノトーンに変化する。つまり、巻き戻し演出の実行中は、表示画面7aは、配色が通常とは異なる特別な配色に変化する。このメータ値が巻き戻る演出と、カウントダウン表示EC1Hがカウントアップされる演出と、装飾図柄8L、8C、8Rが逆向きにスクロールする演出と、表示画面7aの配色がモノトーンに変化する演出とにより、遊技者は、巻き戻し演出が実行されたことを認識し、これにより大当たりの期待感が高まり遊技の趣向が向上する。また、EM4Aについては後述する。
より詳しくは、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aは、メータ枠EM2Aの復帰点P2Bから擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に移動する。また、カウントダウン表示EC1Hは、復帰した値「7」から擬似連演出の実行に応じて、値が「1」ずつ減算される。つまり、メータ枠EM2Aにおける点P2Bおよびカウントダウン表示EC1Hが復帰した値「7」は、上述した図84(B)に示す変動中メータ・カウントダウン演出において、変動開始から擬似連演出が3回おこなわれた場合である。つまり、これは、上述した図84(D)に示す巻き戻し演出で、メータ値が中点P2から復帰点P2Bに移動およびカウントダウン表示EC1Hが「7」に復帰したのに伴って、擬似連演出の実行回数が5回から3回まで巻き戻ったことを意味している。なお、当該特別図柄の保留数は、図84(B)に示す個数から第3保留HA3が1個増えた様子を示している。また、EM4Aについては後述する。
また、この大当たり報知演出は、上述した図84(D)に示す巻き戻し演出がおこなわれたときは必ず実行される演出となっている。すなわち、特別図柄の1回の変動中に、巻き戻し演出がおこなわれたときは、当該特別図柄の1回の変動結果は必ず大当たりになる。したがって、巻き戻し演出は大当たり示唆演出(鉄板演出)でもある。
仮に、今回の特別図柄の1回の変動では、大当たりになることなく、疑似連回数が最大回数(10回)おこなわれた場合には、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの終点P3に到達してメータ値が満タンになる(当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間EM4Aが0になる)とともにカウントダウン表示EC1Hの値は「0」になり、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列で完全に停止する。これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能としている。よって、図(A)、(B)、(D)、(E)、(F)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。また、カウントダウン表示EC1Hが示す数値は、当該特別図柄の1回の変動における残りの疑似連回数を示している(残りの変動時間を表しているとも言える)。
図85は、巻き戻し演出C説明するための図である。
巻き戻し演出Cでは、まず、図85(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ・カウントダウン演出が実行される。この変動開始メータ・カウントダウン演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図85(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図85(B)、(D)、(E)、(F)で示すクロスハッチング部分)と、指針EM5Cとを有し、指針EM5Cがメータ枠EM2A上を動き(ポイントCPを中心に時計回りに回転移動)、メータ領域EM3Aが指針EM5Cに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、指針EM5Cとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、円形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方略中央に配置される。また、EM4Aについては後述する。
また、メータ枠EM2Aの外周には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC3Hが配置される。カウントダウン表示EC3Hは、図85(A)に示すように、「10」~「0」までの数値が等間隔でメータ枠EM2Aの外周に沿って、指針EM5Cの針先がこれらの数値を指すように配置されている。カウントダウン表示EC3Hは、この特別図柄の変動開示時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Cにおいては、指針EM5Cが初期値「10」を指すようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Cにおいては、アナログ表示としてのメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC3Hが、一体的に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、指針EM5Cは、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を、図85(B)に示すように、ポイントCPを中心に時計回りに定量ずつ回転移動する。メータ領域EM3Aは、指針EM5Cに連動してメータ枠EM2A内を時計回りに定量ずつ回転移動する(図85(B)で示すクロスハッチング部分)。つまり、メータ値が上昇する。
より詳しくは、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aは、図85(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左下(始点)あって、カウントダウン表示EC3Hの初期値「10」を指す位置に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図85(B)に示すように、メータ枠EM2Aの右下(終点、カウントダウン表示EC3Hが「0」を指す位置)側にカウントダウン表示EC3Hの1目盛りずつ回転移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。また、同様な理由から、カウントダウン表示EC3Hは、カウントダウンされる速度が変化する。なお、図85(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中点であって、カウントダウン表示EC3Hが「5」を示す位置に到達した様子を示している。なお、EM4Aについては後述する。
また、この巻き戻し演出の実行中は、装飾図柄8L、8C、8Rは、今までとは逆向きにスクロールする。さらに、この巻き戻し演出の実行中は、表示画面7aは、その配色がモノトーンに変化する。つまり、巻き戻し演出の実行中は、表示画面7aは、配色が通常とは異なる特別な配色に変化する。このメータ値およびカウントダウン値が巻き戻る演出と、装飾図柄8L、8C、8Rが逆向きにスクロールする演出と、表示画面7aの配色がモノトーンに変化する演出とにより、遊技者は、巻き戻し演出が実行されたことを認識し、これにより大当たりの期待感が高まり遊技の趣向が向上する。また、EM4Aについては後述する。
より詳しくは、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aは、カウントダウン表示EC1Hの目盛り「7」から擬似連演出の実行に応じて(例えば、擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、目盛りが1ずつ小さくなる方向(時計回りに)に回転移動する。つまり、メータ枠EM2Aでカウントダウン表示EC3Hが復帰した値「7」は、上述した図85(B)に示す変動中メータ・カウントダウン演出において、変動開始から擬似連演出が3回おこなわれた場合である。つまり、これは、上述した図85(D)に示す巻き戻し演出で、メータ値が、カウントダウン表示EC3Hの「5」が「7」に復帰したのに伴って、擬似連演出の実行回数が5回から3回まで巻き戻ったことを意味している。また、EM4Aについては後述する。
また、この大当たり報知演出は、上述した図85(D)に示す巻き戻し演出がおこなわれたときは必ず実行される演出となっている。すなわち、特別図柄の1回の変動中に、巻き戻し演出がおこなわれたときは、当該特別図柄の1回の変動結果は必ず大当たりになる。したがって、巻き戻し演出は大当たり示唆演出(鉄板演出)でもある。
仮に、今回の特別図柄の1回の変動では、大当たりになることなく、疑似連回数が最大回数(10回)おこなわれた場合には、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aがカウントダウン表示EC3Hの目盛り「0」に到達してメータ値が満タンになり(当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間EM4Aが0になり)、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列で完全に停止する。これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能としている。よって、図85(A)、(B)、(D)、(E)、(F)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。また、カウントダウン表示EC3Hが示す数値は、当該特別図柄の1回の変動における残りの疑似連回数を示している(残りの変動時間を表しているとも言える)。
以下に、巻き戻し演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、メータ画像は、特別図柄の変動に伴ってメータ領域EM3Aがメータ枠EM2A上を左から右に定量ずつ移動することで上昇し、また、カウントダウン表示は、特別図柄の変動に伴ってカウントダウンすることで減算され、これにより特別図柄の変動経過を報知するようになっているが、所定条件が成立すると(例えば、乱数抽選による大当たりを引いた場合等)、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2A上を右から左へと逆向きに移動し、カウントダウン表示は、カウントアップすることで加算される巻き戻し演出がおこなわれる構成になっている。この構成によれば、巻き戻し演出がおこなわれた場合には、遊技が過去にさかのぼってやり直しされることを想起させることができ、遊技者は、ハズレと思われた遊技がやり直しされて大当たりになるかもしれないという、大いなる期待感を持って遊技に臨むことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、特別図柄の1回の変動中にメータ・カウントダウン演出が実行されている期間は、疑似連演出をおこなう構成になっている。この構成によれば、特別図柄の1回の変動を、装飾図柄の変動表示が所定回数連続しておこなわれたように見せることが可能となり、遊技者は、疑似連演出により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、巻き戻し演出がおこなわれると、疑似連演出で既におこなわれたハズレの変動表示も巻き戻してリーチにするような演出もおこなうことが可能となり、これにより遊技の興趣を極めて向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、巻き戻し演出の実行中は、表示画面7aは、その配色がモノトーンに変化する構成になっている。すなわち、巻き戻し演出の実行中は、表示画面7aは、配色が通常とは異なる特別な配色に変化する構成になっている。この構成によれば、通常とは異なる配色の画面で巻き戻し演出を強烈にアピールすることができ、遊技者は、巻き戻し演出を見落とす蓋然性が低くなり、大いなる期待感を持って遊技に臨むことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、特別図柄の1回の変動中に巻き戻し演出がおこなわれると、当該特別図柄の1回の変動結果は必ず大当たりになる構成になっている。さらに詳しくは、メータ画像およびカウントダウン表示が、巻き戻し演出がおこなわれた後、再び巻き戻し演出がおこなわれた時点まで復帰すると、その時点で疑似連演出ではリーチになる演出がおこなわれ、その後大当たり報知演出がおこなわれる構成になっている。この構成によれば、巻き戻し演出は大当たり示唆演出として機能し、遊技者は、巻き戻し演出がおこなわれた場合には、元の時点まで戻ったら大当たりになるという大いなる期待感を持って遊技に臨むことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、巻き戻し演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、特別図柄の1回の変動中に巻き戻し演出がおこなわれると、当該特別図柄の1回の変動結果は必ず大当たりになるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、特別図柄の1回の変動中に巻き戻し演出がおこなわれた場合には、必ず大当たりではなく、巻き戻し演出がおこなわれたときのほうが、おこなわれなかったときよりも大当たりになりやすい態様であってもよい。また、この場合、大当たりに限らず、小当りや中当たりなど、遊技者に有利な特典であればよい。
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、チャンスアップ演出としての巻き戻し示唆演出で、「繰り返す」という文字のみが表示されるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、巻き戻し示唆演出は、文字に代えてキャラクタなどの画像を表示するようにしてもよいし、あるいは、文字とキャラクタの両方を表示するようにしてもよい(この場合、文字は音声に替えてもよい)。
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、巻き戻し示唆演出は1種類のみが表示されるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、巻き戻し示唆演出は、期待度(信頼度)が異なる複数種類の中から選択して表示するようにしてもよい。例えば、背景画像を期待度(信頼度)が異なる朝、昼、夜の中から選択して表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、巻き戻し演出がおこなわれている間は、表示画面7aは、全体がモノトーンに変化するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、表示画面7aの一部や、装飾図柄、メータ画像あるいはカウントダウン表示のみをモノトーンに変化するようにしてもよい。また、この場合、モノトーンに限ることはなく、要は、配色が通常とは異なる特別な配色に変化するようにすればよい。
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、巻き戻し演出がおこなわれると、メータ画像のメータ値は今までと逆向きに移動し、カウントダウン表示はカウントアップ表示に切り替わり、装飾図柄は逆スクロールするようにしたが、このメータ値の逆向の移動やカウントアップ表示および装飾図柄の逆スクロールは、通常の表示に比して早回しで表示(短時間で表示)するようにしてもよい。このようにすると、恰も時間が遡行しているような演出をおこなうことができる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B5-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と、
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記表示手段は、前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、所定のメータ演出を実行可能であり、
前記メータ演出は、
第1画像と第2画像とを含み、少なくとも第1の態様と第2の態様と第3の態様とを有しており、
前記第1の態様は、前記図柄の変動開始時に係わり前記第2画像が前記第1画像の第1位置に位置する態様であり、
前記第2の態様は、前記図柄の変動終了時に係わり前記第2画像が前記第1画像の第2位置に位置する態様であり、
前記第3の態様は、前記図柄の変動中に係わり前記第2画像が前記第1画像の前記第2位置側に移動する態様であり、
前記第1の態様から前記第3の態様を経て前記第2の態様に変化することで、前記図柄表示手段による前記図柄の1回の変動を報知可能とし、
さらに、前記メータ演出は、
前記図柄の変動中に係わり前記第2画像が前記第1画像の前記第1位置側に移動する第4の態様を有し、
前記第4の態様は、前記第3の態様を実行中に所定条件が成立すると、所定期間前記第3の態様に代えて実行され得る、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5-2]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と、
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記表示手段は、前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、所定のカウントダウン表示演出を実行可能であり、少なくとも第5の態様と第6の態様と第7の態様とを有しており、
前記第5の態様は、前記図柄の変動開始時に係わり第1の数値を示す態様であり、
前記第6の態様は、前記図柄の変動終了時に係わり第2の数値を示す態様であり、
前記第7の態様は、前記図柄の変動中に係わり第3の数値が所定回数減算される態様であり、
前記第5の態様から前記第7の態様を経て前記第6の態様に変化することで、前記図柄表示手段による前記図柄の1回の変動を報知可能とし、
さらに、前記カウントダウン表示演出は、
前記図柄の変動中に係わり第4の数値が所定回数加算される第8の態様を有し、
前記第8の態様は、前記第7の態様を実行中に所定条件が成立すると、所定期間前記第7の態様に代えて実行され得る、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5-3]
前記表示手段が実行する前記表示演出は、前記第4の態様または前記第8の態様が実行されていないときは第1の配色でおこなわれ、実行されているときは第2の配色でおこなわれる、
ことを特徴とする態様B5-1または態様B5-2に記載の遊技機。
[態様B5-4]
前記第4の態様または前記第8の態様が実行されたときは、実行されなかったときよりも遊技者に有利な特典が付与されやすい、
ことを特徴とする態様B5-1から態様B5-3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様B5-5]
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示に応じて装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段を有し、
前記装飾図柄表示手段は、疑似連演出を実行可能であり、
前記メータ演出または前記カウントダウン表示演出が実行されている期間は、前記疑似連演出をおこなう、
ことを特徴とする態様B5-1から態様B5-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図86は、リーチ演出Aを説明するための図である。
リーチ演出Aでは、まず、図86(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ・カウントダウン演出が実行される。この変動開始メータ・カウントダウン演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図86(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。
また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にアナログ表示とてのメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図86(B)、(C)で示すクロスハッチング部分)と、当該保留アイコン(変動中の特別図柄に対応する保留アイコン)EM5Bとを有し、当該保留アイコンEM5Bがメータ枠EM2A上を動き、メータ領域EM3Aが当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、当該保留アイコンEM5Bとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
また、表示画面7aの左上には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが配置される。カウントダウン表示EC1Hは、丸枠EC2Hの表示領域内に所定の数字が表示される態様であり、この特別図柄の変動開始時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Bにおいては、初期値「10」が表示されるようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Bにおいては、アナログ表示としての当該保留アイコンEM5Bを含むメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが、同時に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、当該保留アイコンEM5Bは、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を左から右に定量ずつ移動する。メータ領域EM3Aは、当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を左から右に定量ずつ移動する。つまり、メータ値が上昇する。より詳しくは、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aは、図86(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左端(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図86(B)に示すように、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に定量ずつ移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。なお、図86(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中央(中点)P2Aに到達した様子を示している。なお、メータ枠EM2A内の右端には当該特別図柄の保留数を示す保留アイコンが表示され、HA1は第1保留を示し、HA2は第2保留を示している。また、EM4Aについては後述する。
また、擬似連演出が開始されると、カウントダウン表示EC1Hは、擬似連演出の実行回数に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)カウントダウンされる。より詳しくは、カウントダウン表示EC1Hは、図86(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、初期値「10」を示しており、擬似連演出が1回実行(擬似的な装飾図柄の変動回数が1回実行)される毎に「1」ずつ減算されるようになっている。従って、図86(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれた状態を示しているので、カウントダウン表示EC1Hは「5」を示している。つまり、これは、擬似連回数が当該変動中のものを含めあと5回実行され得ることを示唆している。また、上記と同様な理由から、カウントダウン表示EC1Hは、カウントダウンされる速度が変化する。
仮に、今回の特別図柄の1回の変動では、大当たりになることなく、疑似連回数が最大回数(10回)おこなわれた場合には、メータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの終点P3に到達してメータ値が満タンになる(当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間EM4Aが0になる)とともにカウントダウン表示EC1Hの値は「0」になり、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列で完全に停止する。これにより、特別図柄の1回の変動を報知可能としている。よって、図86(A)(B)(C)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。また、カウントダウン表示EC1Hが示す数値は、当該特別図柄の1回の変動における残りの疑似連回数を示している(残りの変動時間を表しているとも言える)。
図87は、リーチ演出Bを説明するための図である。
リーチ演出Bでは、まず、図87(A)に示すように、特別図柄の変動開始時に変動開始メータ・カウントダウン演出が実行される。この変動開始メータ・カウントダウン演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図87(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。
また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの下方にアナログ表示とてのメータ画像EM1Aが表示される。メータ画像EM1Aは、メータ枠EM2Aとメータ領域EM3A(図87(B)、(C)、(D)で示すクロスハッチング部分)と、当該保留アイコン(変動中の特別図柄に対応する保留アイコン)EM5Bとを有し、当該保留アイコンEM5Bがメータ枠EM2A上を動き、メータ領域EM3Aが当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を動くメータであり、当該保留アイコンEM5Bとメータ領域EM3Aが動くことでメータ値を表している。なお、メータ画像EM1Aは、矩形状であり、装飾図柄8L、8C、8Rの下方に横向きに配置される。また、EM4Aについては後述する。
また、表示画面7aの左上には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが配置される。カウントダウン表示EC1Hは、丸枠EC2Hの表示領域内に所定の数字が表示される態様であり、この特別図柄の変動開始時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Bにおいては、初期値「10」が表示されるようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Bにおいては、アナログ表示としての当該保留アイコンEM5Bを含むメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC1Hが、同時に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、当該保留アイコンEM5Bは、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を左から右に定量ずつ移動する。メータ領域EM3Aは、当該保留アイコンEM5Bに連動してメータ枠EM2A内を左から右に定量ずつ移動する。つまり、メータ値が上昇する。より詳しくは、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aは、図87(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左端(始点)P1に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図87(B)に示すように、メータ枠EM2A右端(終点)P3側に定量ずつ移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。なお、図87(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中央(中点)P2Aに到達した様子を示している。なお、メータ枠EM2A内の右端には当該特別図柄の保留数を示す保留アイコンが表示され、HA1は第1保留を示し、HA2は第2保留を示している。また、EM4Aについては後述する。
また、擬似連演出が開始されると、カウントダウン表示EC1Hは、擬似連演出の実行回数に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)カウントダウンされる。より詳しくは、カウントダウン表示EC1Hは、図87(A)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、初期値「10」を示しており、擬似連演出が1回実行(擬似的な装飾図柄の変動回数が1回実行)される毎に「1」ずつ減算されるようになっている。従って、図87(B)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれた状態を示しているので、カウントダウン表示EC1Hは「5」を示している。つまり、これは、擬似連回数が当該変動中のものを含めあと5回実行され得ることを示唆している。また、上記と同様な理由から、カウントダウン表示EC1Hは、カウントダウンされる速度が変化する。
また、カウントダウン表示EC1Hが「0」になり、メータ値が満タンになるとほぼ同時に、装飾図柄8L、8C、8Rは完全に停止した状態となる。メータ画像EM1Aにおいて、メータ値が満タンになったことと、カウントダウン表示EC1Hが「0」になったことと、装飾図柄8L、8C、8Rは完全に停止したことにより、当該特別図柄の1回の変動が終了したことを報知する。よって、(A)(B)(C)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。また、カウントダウン表示EC1Hが示す数値は、当該特別図柄の1回の変動における残りの疑似連回数を示している(残りの変動時間を表しているとも言える)。なお、図87(C)では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「958」)で停止した状態を示している。
図88は、リーチ演出C説明するための図である。
リーチ演出Cでは、まず、図88(A)に示すように、特定の大当たりによる大当たり遊技が終了したときにおこなわれる時短開始演出が実行される。この時短開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「時短開始!」という文字が表示され、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARが表示される。なお、右打ち矢印YARの表示領域内には「右打ち」という文字が表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YARの表示に促されて右打ちすることで、電チュー22が頻繁に開放されて入賞し易くなっている第2始動口21(電サポ)に遊技球を入賞させることができる。そして、第2始動口21に遊技球が入賞すると、表示画面7aでは、時短状態における第2特別図柄の変動表示と同期する装飾図柄8L、8C、8Rの変動表示が開始される。なお、図88(A)において、表示画面7aの左上には、時短回数を示す時短回数表示ZTCが表示されている。この時短回数表示ZTCは、残りの時短回数を表すものであって、本例では「5回」となっている。
また、メータ枠EM2Aの外周には、デジタル表示としてのカウントダウン表示EC3Hが配置される。カウントダウン表示EC3Hは、図88(C)に示すように、「10」~「0」までの数値が等間隔でメータ枠EM2Aの外周に沿って、指針EM5Cの針先がこれらの数値を指すようにメモリ状に配置されている。カウントダウン表示EC3Hは、この第2特別図柄の変動開示時におこなわれるメータ・カウントダウン演出Cにおいては、指針EM5Cが初期値「10」を指すようになっている。
つまり、このメータ・カウントダウン演出Cにおいては、アナログ表示としてのメータ画像EM1Aとデジタル表示としてのカウントダウン表示EC3Hが、一体的に表示されるようになっている。
この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、第2特別図柄の1回の変動中に、装飾図柄8L、8C、8Rを変動開始後仮停止させる演出が所定回数(最大10回)繰り返される。すなわち、この変動中メータ・カウントダウン演出における擬似連演出では、第2特別図柄の1回の変動中に、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれる。
また、擬似連演出が開始されると、メータ画像EM1Aにおいて、指針EM5Cは、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)メータ枠EM2A上を、図88(D)に示すように、ポイントCPを中心に時計回りに定量ずつ回転移動する。メータ領域EM3Aは、指針EM5Cに連動してメータ枠EM2A内を時計回りに定量ずつ回転移動する(図88(D)で示すクロスハッチング部分)。つまり、メータ値が上昇する。
より詳しくは、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aは、図88(C)に示す変動開始メータ・カウントダウン演出では、メータ枠EM2Aの左下(始点)あって、カウントダウン表示EC3Hの初期値「10」を指す位置に位置しており、擬似連演出の実行に応じて(擬似的な装飾図柄の変動回数に応じて)、図88(D)に示すように、メータ枠EM2Aの右下(終点、カウントダウン表示EC3Hが「0」を指す位置)側にカウントダウン表示EC3Hの1目盛りずつ回転移動する。従って、擬似連演出の1回の実行時間によって、メータ値が上昇する速度が変化する。例えば、今回の擬似連演出で実行時間の長い演出(例えばリーチ演出)がおこなわれると、メータ値は、実行時間の短い演出(例えばバラケ目演出)に比べてゆっくりと上昇する。また、同様な理由から、カウントダウン表示EC3Hは、カウントダウンされる速度が変化する。なお、図88(D)では、擬似的な装飾図柄の変動回数が5回おこなわれ、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2Aの中点であって、カウントダウン表示EC3Hが「5」を示す位置に到達した様子を示している。なお、EM4Aについては後述する。
仮に、今回の第2特別図柄の1回の変動では、大当たりになることなく、疑似連回数が最大回数(10回)おこなわれた場合には、指針EM5Cおよびメータ領域EM3Aがカウントダウン表示EC3Hの目盛り「0」に到達してメータ値が満タンになり(当該第2特別図柄の1回の変動における残りの変動時間EM4Aが0になり)、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列で完全に停止する。これにより、第2特別図柄の1回の変動を報知可能としている。よって、図(C)(D)(E)に示したメータ画像EM1AにおけるEM4Aは、当該第2特別図柄の1回の変動における残りの変動時間を表している。また、カウントダウン表示EC3Hが示す数値は、当該第2特別図柄の1回の変動における残りの疑似連回数を示している(残りの変動時間を表しているとも言える)。
以下に、リーチ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図86~図88に示すように、特別図柄の1回の変動を報知するメータ画像EM1Aが表示される構成になっている。そして、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3AがP2Bに到達したときは、擬似連演出では必ずリーチ演出が実行されるようになっている。すなわち、本発明では、メータ値が所定値になったら、疑似連演出の変動表示は必ず期待度の高い演出が実行されるようになっている。この構成によれば、単調な特別図柄の1回の変動を、装飾図柄を用いることなく時間経過と共に視覚的にメータ値が変化するメータ画像で報知することが可能となり、遊技者は、時間経過と共に期待感を持続させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、遊技者は、メータ値が所定値になったときは大当たりになるかもしれないとい、大いなる期待感を持って遊技に臨むことができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図86~図88に示すように、特別図柄の1回の変動を報知するカウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)が表示される構成になっている。そして、カウントダウン表示EC1Hの値が「4」になったときは、擬似連演出では必ずリーチ演出が実行されるようになっている。すなわち、本発明では、カウントダウン値が所定値になったら、疑似連演出の変動表示は必ず期待度の高い演出が実行されるようになっている。この構成によれば、単調な特別図柄の1回の変動を、装飾図柄を用いることなく時間経過と共に視覚的にカウントダウン表示で報知することが可能となり、遊技者は、時間経過と共に期待感を持続させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、遊技者は、カウントダウン値が所定値になったときは大当たりになるかもしれないとい、大いなる期待感を持って遊技に臨むことができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図86~図88に示すように、特別図柄の1回の変動を報知するメータ画像EM1Aとカウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)とが表示される構成になっている。この構成によれば、単調な特別図柄の1回の変動を、装飾図柄を用いることなく時間経過と共に視覚的にメータ値が変化するメータ画像とカウントダウン表示とで報知することが可能となり、遊技者は、時間経過と共に期待感を持続させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、遊技者は、特別図柄の1回の変動を、アナログ表示とデジタル表示という複数種類の報知態様で認識することができるので、遊技状況を極めて正確に把握することもできる。さらに、遊技者は、メータ値またはカウントダウン値の少なくとも一方が所定値になったときは大当たりになるかもしれないとい、大いなる期待感を持って遊技に臨むことができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図86~図88に示すように、特別図柄の1回の変動を報知するメータ画像EM1Aとカウントダウン表示EC1H(カウントダウン表示EC3H)とが表示される構成になっている。そして、保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3AがP2Dに到達したとき、およびカウントダウン表示EC1Hが「1」を示したときは、擬似連演出では必ずリーチ演出(期待度の高い演出)が実行されるようになっている。すなわち、本発明では、メータ値またはカウントダウン値が所定値になって擬似連演出における最後の変動表示が実行されたら、当該疑似連演出の最後の変動表示は必ず期待度の高い演出が実行されるようになっている。この構成によれば、遊技者は、疑似連演出で最後の変動表示に大いなる期待感を持って遊技に臨むことができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図88に示すように、時短状態における最後の第2特別図柄の変動を報知するメータ画像EM1Aとカウントダウン表示EC3Hとが表示され、このメータ画像EM1Aとカウントダウン表示EC3Hとが表示される間、擬似連演出が実行される構成になっている。そして、本発明では、時短状態における最後の第2特別図柄の変動に係わる疑似連演出では、必ずリーチ演出(期待度の高い演出)が実行されるようになっている。この構成によれば、遊技者は、時短状態における最後の第2特別図柄の変動表示に大いなる期待感を持って遊技に臨むことができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図88(A)に示す時短開始演出では、時短回数を示す時短回数表示ZTCを表示し、図88(B)に示す時短最終変動示唆演出以降の演出では、時短回数表示ZTCを表示せずに、疑似連演出をおこなう構成になっている。この構成によれば、時短最終変動示唆演出以降の演出では、疑似連演出において、特別図柄の最後の変動を、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出がおこなわれるので、遊技者に、あたかも時短回数が増えたように思わせることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、リーチ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図86に示すように、リーチ演出では、保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aがメータ枠EM2AのP2Bに到達したとき、およびカウントダウン表示EC1Hが「4」を示したときに、擬似連演出では必ずリーチ演出を実行するようにしたが、つまり、疑似連回数が7回目の変動表示では必ずリーチ演出を実行するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、疑似連回数が7回目以外の所定回数目の変動表示で、必ずリーチ演出を実行するようにしてもよい。また、図86(D)に示すように、疑似連リーチ演出の変動結果は大当たりになるようにしたが、これは限定することなく、ハズレになるようににしてもよい。また、疑似連リーチ演出を実行する前には、チャンスアップ演出としてのカットイン演出や所定のキャラクタを表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図87(C)に示すように、擬似連演出における最後の変動表示が実行されるときは、カウントダウン表示EC1Hが「1」を示すようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、この疑似連演出の最後の変動表示を示唆するカウントダウン表示EC1Hは、数字の「1」に代えて「LAST」、「最終変動」、「最後」などの文字を表示するようにしてもよい。この場合、音声も同時に用いるとさらによい。また、図87(D)に示すように、疑似連最終変動リーチ演出の変動結果はハズレになるようにしたが、これは限定することなく、大当たりになるようににしてもよい。また、疑似連最終変動リーチ演出を実行する前には、チャンスアップ演出としてのカットイン演出や所定のキャラクタを表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図88(A)に示すように、時短開始演出では、「時短開始!」という文字を表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、「時短開始!」に代えて、「電チューサポート開始!」、「電チューを狙え」、「FULL CHARGE」などの文字を用いるようにしてもよい。この場合、音声も同時に用いるとさらによい。
また、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARを表示し、その表示領域内に「右打ち」という文字を表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、「右打ち」に代えて、「電チューCHARGE!」、「右を狙え」、「保留チャージ」などの文字を用いるようにしてもよい。また、右打ち矢印YARの表示領域内に文字を表示するようにしたが、これは、右打ち矢印YARの近傍に表示したり、右打ち矢印YARと一部が重なるように表示したりしてもよい。
さらには、図86~図88に示したリーチ演出中は、右打ち矢印YARを継続して表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図88(E)に示すように、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aが、カウントダウン表示EC3Hの値が「5」を示す位置に到達したとき、擬似連演出ではリーチ演出が実行されるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、擬似連演出でリーチ演出が実行されるタイミングは、当該保留アイコンEM5Bおよびメータ領域EM3Aが、カウントダウン表示EC3Hの値が「5」を示す位置に到達した以外でもよく(例えば「3」または「7」など)、すなわち、時短状態における最後の第2特別図柄の変動に係わっておこなわれる、疑似連演出のどこかの変動表示でリーチ演出が実行されればよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B6-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と、
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示に応じて装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記表示手段は、前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、所定のメータ演出を実行可能であり、
前記メータ演出は、第1画像と第2画像とを有し、前記図柄の変動表示に応じて前記第2画像が前記第1画像上を第1位置から第2位置まで移動することで、当該図柄の1回の変動を報知可能とし、
前記装飾図柄表示手段は、疑似連演出を実行可能であり、
前記メータ演出が実行されている期間は、前記疑似連演出をおこなうとともに、前記メータ演出において前記第2画像が前記第1画像の所定位置まで移動したら、前記疑似連演出の変動表示をリーチにする、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B6-2]
前記メータ演出において前記第2画像が前記第1画像の前記第2位置まで移動したら、前記疑似連演出の変動表示をリーチにする、
ことを特徴とする態様B6-1に記載の遊技機。
[態様B6-3]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と、
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示に応じて装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記表示手段は、前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、所定のカウントダウン表示演出を実行可能であり、
前記カウントダウン表示演出は、カウントダウン表示が第1の数値から所定数ずつ減算されて第2の数値になることで、当該図柄の1回の変動を報知可能とし、
前記装飾図柄表示手段は、疑似連演出を実行可能であり、
前記カウントダウン表示演出が実行されている期間は、前記疑似連演出をおこなうとともに、前記カウントダウン表示演出において前記カウントダウン表示が所定数値になったら、前記疑似連演出の変動表示をリーチにする、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B6-4]
前記カウントダウン表示演出において前記カウントダウン表示が前記第2の数値になったら、前記疑似連演出の変動表示をリーチにする、
ことを特徴とする態様B6-3に記載の遊技機。
[態様B6-5]
第1の遊技状態と、第1の遊技状態よりも遊技者にとって有利な第2の遊技状態とを有し、前記第2の遊技状態は、前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示が予め定められた回数実行されるまで継続する遊技機であって、
前記メータ演出または前記カウントダウン表示演出は、前記第2の遊技状態における前記図柄の最終変動表示がおこなわれているときに実行する、
ことを特徴とする態様B6-1から態様B6-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図89は、大当たり確定示唆演出Aを説明するための図である。
大当たり確定示唆演出Aでは、まず、図89(A)に示すように、特別図柄の変動表示と同期して第1装飾図柄変動演出が実行される。この第1装飾図柄変動演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左第1装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中第1装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右第1装飾図柄8Rが表示される。また、表示画面7aの右上には左第2装飾図柄1L、中第2装飾図柄1C、右第2装飾図柄1Rが表示される。第2装飾図柄1L、1C、1Rは、第1装飾図柄8L、8C、8Rと比較して、極めて小さく表示されるもので、別名第4図柄とも呼ばれる。この第4図柄は、第1装飾図柄が演出などで消去された場合であっても、表示画面7aに常時表示されるようになっている。なお、図89(A)では、第1装飾図柄8L、8C、8Rおよび第2装飾図柄1L、1C、1Rは変動中(下方にスクロール中)であることを示している。
また、表示画面7aの左中には、保留数を示すH1、H2が上下に並んで表示されている。H1は、第1特別図柄に係わる保留数を示し、H2は、第2特別図柄に係わる保留数を示している。なお、図89(A)に示す第1装飾図柄変動演出では、H1は「0」、H2は「4」を示している。つまり、第1特別図柄の保留数は「0」、第2特別図柄の保留数は「4」であることを示唆している。
ここで、図89(E)に示すハズレ保留消化演出では、保留数H1は従前と同じ「0」を示しているが、保留数H2は「4」から「2」に変更されている。つまり、このハズレ保留消化演出では、先の図89(D)に示す第2装飾図柄ハズレ演出で今回の特別図柄の変動結果(ハズレ図柄配列「589」)を示した後、第2特別図柄の保留を2個消化したことを示している。そして、第2装飾図柄1L、1C、1Rが示しているハズレ図柄配列「474」は、第2特別図柄の2個目の保留の変動結果を示している。なお、第2特別図柄の1個目の保留の変動結果(ハズレ)は、図示を省略している。また、第2特別図柄の保留は、第1特別図柄の保留より優先して消化される。
ここで、図89(F)に示す大当たり確定演出では、保留数H1は従前と同じ「0」を示しているが、保留数H2は「2」から「0」に変更されている。つまり、この大当たり確定演出では、先の図89(E)に示すハズレ保留消化演出で第2特別図柄の1、2個目の保留(共にハズレ)を消化してから、さらに3、4個目の保留を消化した様子を示している。そして、第2装飾図柄1L、1C、1Rが示している大当たり図柄配列「777」は、第2特別図柄の4個目の保留の変動結果を示している。なお、第2特別図柄の3個目の保留の変動結果(ハズレ)は、図示を省略している。また、この3、4個目の保留消化も、極めて短時間でおこなわれる。
図90は、大当たり確定示唆演出Bを説明するための図である。
大当たり確定示唆演出Bでは、まず、図90(A)に示すように、特別図柄の変動表示と同期して第1装飾図柄変動演出が実行される。この第1装飾図柄変動演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左第1装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中第1装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右第1装飾図柄8Rが表示される。また、表示画面7aの右上には左第2装飾図柄1L、中第2装飾図柄1C、右第2装飾図柄1Rが表示される。第2装飾図柄1L、1C、1Rは、第1装飾図柄8L、8C、8Rと比較して、極めて小さく表示されるもので、別名第4図柄とも呼ばれる。この第4図柄は、第1装飾図柄が演出などで消去された場合であっても、表示画面7aに常時表示されるようになっている。なお、図90(A)では、第1装飾図柄8L、8C、8Rおよび第2装飾図柄1L、1C、1Rは変動中(下方にスクロール中)であることを示している。
また、表示画面7aの左中には、保留数を示すH1、H2が上下に並んで表示されている。H1は、第1特別図柄に係わる保留数を示し、H2は、第2特別図柄に係わる保留数を示している。なお、図90(A)に示す第1装飾図柄変動演出では、H1は「0」、H2は「4」を示している。つまり、第1特別図柄の保留数は「0」、第2特別図柄の保留数は「4」であることを示唆している。
ここで、この第2装飾図柄1L、1C、1Rが示したハズレ図柄配列「4V4」は、通常表示されるハズレ図柄配列ではなく、左第2装飾図柄1Lと右第2装飾図柄1Rが同じ目(リーチ状態)で、中第2装飾図柄1Cが「V」を示す、この第2装飾図柄大当たり確定示唆演出のときのみに表示される、大当たり確定を示唆するハズレ図柄配列となっている。つまり、このハズレ図柄配列「4V4」は、大当たり確定示唆演出も兼ねている。すなわち、第2装飾図柄1L、1C、1Rが示した図柄配列「4V4」は、今回の特別図柄の変動結果はハズレでではあるものの、以降におこなわれる保留消化の中に大当たりがあることを示唆している。よって、この「4V4」という大当たり確定示唆演出を表示することにより、遊技者に大当たりになる(遊技者に有利な特典が付与される)と思わせることができる。なお、保留数H1、H2は、「0」、「4」を示している。
ここで、図90(F)に示す大当たり確定演出では、保留数H1は従前と同じ「0」を示しているが、保留数H2は「2」から「1」に変更されている。つまり、この大当たり確定演出では、先の図90(E)に示すハズレ保留消化演出で第2特別図柄の1、2個目の保留(共にハズレ)を消化してから、さらに3個目の保留を消化した様子を示している。そして、第2装飾図柄1L、1C、1Rが示している大当たり図柄配列「777」は、第2特別図柄の3個目の保留の変動結果を示している。なお、この3個目の保留消化も、極めて短時間でおこなわれる。
図91は、大当たり確定示唆演出Cを説明するための図である。
大当たり確定示唆演出Cでは、まず、図91(A)に示すように、特定の大当たりによる大当たり遊技が終了したときにおこなわれる時短開始演出が実行される。この時短開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「時短開始!」という文字が表示され、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARが表示される。なお、右打ち矢印YARの表示領域内には「右打ち」という文字が表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YARの表示に促されて右打ちすることで、電チュー22が頻繁に開放されて入賞し易くなっている第2始動口21(電サポ)に遊技球を入賞させることができる。そして、第2始動口21に遊技球が入賞すると、表示画面7aでは、時短状態における第2特別図柄の変動表示と同期する第1装飾図柄8L、8C、8Rおよび第2装飾図柄1L、1C、1Rの変動表示が開始される。なお、図91(A)において、表示画面7aの左上には、時短回数を示す時短回数表示ZTCが表示されている。この時短回数表示ZTCは、残りの時短回数を表すものであって、本例では「5回」となっている。また、図91(A)では、第1装飾図柄8L、8C、8Rは表示されておらず、第2装飾図柄1L、1C、1Rのみが表示されている。第2装飾図柄1L、1C、1Rは、第1装飾図柄8L、8C、8Rと比較して、極めて小さく表示されるもので、別名第4図柄とも呼ばれる。この第4図柄は、第1装飾図柄が演出などで消去された場合であっても、表示画面7aに常時表示されるようになっており、本例では、第2装飾図柄1L、1C、1Rは変動中(下方にスクロール中)であることを示している。
また、表示画面7aの左中には、保留数を示すH1、H2が上下に並んで表示されている。H1は、第1特別図柄に係わる保留数を示し、H2は、第2特別図柄に係わる保留数を示している。なお、図91(C)に示す第1装飾図柄変動演出では、H1は「0」、H2は「4」を示している。つまり、第1特別図柄の保留数は「0」、第2特別図柄の保留数は「4」であることを示唆している。
ここで、この第2装飾図柄1L、1C、1Rが示したハズレ図柄配列「4V4」は、通常表示されるハズレ図柄配列ではなく、左第2装飾図柄1Lと右第2装飾図柄1Rが同じ目(リーチ状態)で、中第2装飾図柄1Cが「V」を示す、この第2装飾図柄大当たり確定示唆演出のときのみに表示される、大当たり確定を示唆するハズレ図柄配列となっている。つまり、このハズレ図柄配列「4V4」は、大当たり確定示唆演出も兼ねている。すなわち、第2装飾図柄1L、1C、1Rが示した図柄配列「4V4」は、今回の第2特別図柄の変動結果はハズレでではあるものの、以降におこなわれる保留消化の中に大当たりがあることを示唆している。よって、この「4V4」という大当たり確定示唆演出を表示することにより、遊技者に大当たりになる(遊技者に有利な特典が付与される)ことをほぼ確信させることができる。なお、保留数H1、H2は、「0」、「4」を示している。
ここで、図91(H)に示す大当たり確定演出では、保留数H1は従前と同じ「0」を示しているが、保留数H2は「3」から「2」に変更されている。つまり、この大当たり確定演出では、先の図91(G)に示すハズレ保留消化演出で第2特別図柄の保留(ハズレ)を消化してから、さらに次の保留を消化した様子を示している。そして、第2装飾図柄1L、1C、1Rが示している大当たり図柄配列「777」は、第2特別図柄の今回の保留の変動結果を示している。なお、この保留消化も、極めて短時間でおこなわれる。
以下に、大当たり確定示唆演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図89~図91に示すように、特別図柄の所定変動において、大当たり確定示唆画像を表示し、この特別図柄の所定変動後の変動において装飾図柄を用いて大当たり図柄配列を表示する構成になっている。より詳しくは、特別図柄の所定変動において、保留の内容を先読みし、特別図柄に対応する装飾図柄の変動中または変動結果で大当たり確定示唆画像を表示する構成になっている。この構成によれば、大当たりになる変動より前の変動で、大当たりになることを示唆することが可能となり、遊技者は、いちはやく大当たりになることが確信できる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図89~図91に示すように、装飾図柄は、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄1L、1C、1Rとを有し、大当たり確定示唆画像を表示する特別図柄の所定変動と、大当たり図柄配列を表示する変動との間に変動がある場合には、その変動において、第1装飾図柄8L、8C、8Rは表示されず、第2装飾図柄1L、1C、1Rのみでハズレ図柄配列を表示する構成になっている。しかも、第2装飾図柄1L、1C、1Rは、第1装飾図柄8L、8C、8Rに比して極めて小さく表示され、さらに第2装飾図柄1L、1C、1Rのみでハズレ図柄配列を表示する時間は、極めて短時間になっている。従って、この構成によれば、大当たり確定示唆画像を表示したまま、目立たないように第2装飾図柄1L、1C、1Rのみを変動させてハズレ図柄配列を表示させ、その後第1装飾図柄8L、8C、8Rで大当たり図柄配列を表示することが可能となり、遊技者は、大当たり確定示唆画像からそのまま大当たりが確定したように感じることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図89~図91に示すように、特別図柄の所定変動後の変動では、前の変動と比較して保留数が減っていることを示唆する画像を表示する構成になっている。この構成によれば、大当たり確定示唆画像を表示したまま、第2装飾図柄1L、1C、1Rのみを変動させてハズレ図柄配列を表示しても、遊技者は、保留数が減っていることが判るので、この間、特別図柄の変動がおこなわれたことを理解することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図89~図91に示すように、大当たり確定示唆画像は、図柄以外の画像を用いて表示する構成になっている。さらに詳しくは、大当たり確定示唆画像は、「勝利!」という文字や、味方キャラクタCRAが勝利したことを示す勝利画像VCGを用いて表示する構成になっている。この構成によれば、大当たり確定示唆画像を、図柄を用いて表示する場合に比して、大当たりを間接的にアピールすることができ、その後の演出に幅を持たせることが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図91に示すように、時短最後の特別図柄の変動で、保留の内容を先読みし、当該特別図柄に対応する装飾図柄の変動中または変動結果で大当たり確定示唆画像を表示する構成になっている。この構成によれば、時短最後の変動で、大当たりになることを示唆することが可能となり、遊技者は、大いなる喜びを持って遊技に臨むことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、大当たり確定示唆演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図90、図91に示すように、第2装飾図柄大当たり確定示唆演出では、大当たり確定を示唆するハズレ図柄配列「*V*」は、大当たりの変動がくるまで続けて表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、保留4個のうち、最初の3個はハズレで、4個目が大当たりの場合には、最初の3個のいずれかの保留に係わる変動で大当たり確定を示唆するハズレ図柄配列「*V*」を表示するようにすればよい。あるいは、最初の3個のうち、2回、ハズレ図柄配列「*V*」を表示するようにしてもよい。要は、少なくとも1回はハズレ図柄配列「*V*」を表示するようにすればよい。
上記実施形態の遊技機1では、図89~図91に示すように、保留に大当たりがある場合に、大当たり確定示唆演出をおこなう構成について説明したが、保留に大当たりがない、つまりハズレしかない場合についても、本発明に準じて演出をおこなうことができる。例えば、保留に大当たりがない場合には、バトル演出で敵キャラクタCRBが勝利し、ハズレ示唆演出として「敗北!」の文字を表示する。そして、「敗北!」の文字が表示されたままで、第1装飾図柄8L、8C、8Rは表示せずに、極めて小さな表示の第2装飾図柄1L、1C、1Rのみを変動させてハズレ図柄配列(バラケ目)を表示し、これにより保留を全て短時間で消化する演出などが挙げられる。
上記実施形態の遊技機1では、図90に示すように、ハズレ保留消化演出では、「敗北!」という文字が、「復活!」という文字に変化するタイミングは、第2特別図柄の2個目の保留の変動結果「9V9」が示されたときとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、この変化するタイミングは、第2特別図柄の2個目の保留の変動中であってもよいし、「9V9」が示された後、大当たり確定演出がおこなわれるまでであれば、どのタイミングであってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図89に示すように、大当たり確定示唆演出では、「勝利!」という文字を表示し、また、図90に示すように、ハズレ示唆演出では「敗北!」という文字を表示し、ハズレ保留消化出では「復活!」という文字を表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、これらの表示位置や表示の大きさは任意である。また、文字に代えて所定のキャラクタを用いるようにしてもよい。要は、遊技者に間接的にアピールできる図柄以外の画像であればよい。
上記実施形態の遊技機1では、図89~図91に示すように、大当たり確定示唆演出では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとがバトルするバトル演出を用いて説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、バトル演出に替えて、ストーリー演出(例えば、主人公の願いが叶うか否かの演出)やステップアップ演出(最後までステップアップできるか否かの演出)を用いるようにしてもよい。また、バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとがバトルする態様でなくてもよい。例えば、バトル演出は、大勢のキャラクタが競争し、選択したキャラクタが優勝するか否かの演出であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B7-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と、
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示に応じて装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記図柄表示手段による前記図柄の所定変動において、前記表示手段は大当たり確定示唆画像を表示し、
前記所定変動後の変動において、前記装飾図柄表示手段により前記装飾図柄を用いて大当たり図柄配列を表示する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B7-2]
前記装飾図柄は、第1の装飾図柄と第2の装飾図柄とを有し、
前記所定変動と、前記大当たり図柄配列を表示する変動との間に変動がある場合には、その変動において、前記第1の装飾図柄は表示されず、前記第2の装飾図柄のみでハズレ図柄配列を表示する、
ことを特徴とする態様B7-1に記載の遊技機。
[態様B7-3]
前記装飾図柄は、第1の装飾図柄と第2の装飾図柄とを有し、
前記所定変動では、前記第2の装飾図柄を用いて大当たり確定示唆をおこなう、
ことを特徴とする態様B7-1または態様B7-2に記載の遊技機。
[態様B7-4]
前記所定変動後の変動では、前記表示手段は、前の変動と比較して保留数が減っていることを示唆する画像を表示する、
ことを特徴とする態様B7-1から態様B7-3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様B7-5]
前記大当たり確定示唆画像は、図柄以外の画像を用いる、
ことを特徴とする態様B7-1から態様B7-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図92は、擬似連リーチ演出Aを説明するための図である。
擬似連リーチ演出Aでは、まず、図92(A)に示すように、特別図柄の変動中に擬似連開始演出が実行される。
ここで、擬似連演出とは、擬似的に装飾図柄の変動表示が所定回数連続したように見せる演出であり、変動の開始時やリーチ演出中等において実行され得るる演出であ。例えば、擬似連演出は、装飾図柄を変動開始させ仮停止させる演出を繰り返す演出、装飾図柄の所定の図柄配列の少なくとも一部を仮停止させる演出を繰り返す演出、予め決められたロゴ(例えばNEXT)を仮停止させる演出を繰り返す演出、または、「×2」、「×3」、「擬似」など擬似連を連想させる表示と共に、装飾図柄の変動演出を実行させる演出を含む。なお、繰り返す演出回数を、疑似連回数ともよび、2回であれば「擬似2」、「×2」、3回であれば「擬似3」、「×3」というような表記がなされ得る。
この擬似連開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図92(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中であることを示している。また、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「×1」が表示されており、これにより疑似連回数が1回目であることを報知している。
擬似連3回目演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中であることを示し、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「×3」が表示され、これにより疑似連回数が3回目であることを報知している。
一方、図92(F)に示す擬似連リーチ2回目演出は、図92(D)に示した擬似連3回目演出の変動中にリーチ状態になったことを示しており、本例では、このリーチ図柄配列は「7↓7」が示されている。また、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「リーチ!」という文字が表示される。この擬似連リーチ2回目演出がおこなわれると、次の図92(G)に示す大当たり報知演出がおこなわれる。
図93は、擬似連リーチ演出Bを説明するための図である。
擬似連リーチ演出Bでは、まず、図93(A)に示すように、特別図柄の変動中に擬似連開始演出が実行される。この擬似連開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。なお、図93(A)では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中であることを示している。また、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「×1」が表示されており、これにより疑似連回数が1回目であることを報知している。
擬似連3回目演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中であることを示し、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「×3」が表示され、これにより疑似連回数が3回目であることを報知している。
一方、図93(G)に示す擬似連リーチ2回目演出は、図93(D)に示した擬似連3回目演出の変動中にリーチ状態になったことを示しており、本例では、このリーチ図柄配列は「7↓7」が示されている。また、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「リーチ!」という文字が表示される。この擬似連リーチ2回目演出がおこなわれると、次の図93(G)に示す大当たり報知演出がおこなわれる。
図94は、擬似連リーチ演出Cを説明するための図である。
擬似連リーチ演出Cでは、まず、図94(A)に示すように、特別図柄の変動中に擬似連開始演出が実行される。この擬似連開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに第1左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに第1中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには第1右装飾図柄8Rが表示される。また、表示画面7aの右上には、第2左装飾図柄1L、第2中装飾図柄1C、第2右装飾図柄1Rが表示される。第2装飾図柄1L、1C、1Rは、第1装飾図柄8L、8C、8Rと比較して、極めて小さく表示されるもので、別名第4図柄とも呼ばれる。この第4図柄は、第1装飾図柄が演出などで消去された場合であっても、表示画面7aに常時表示されるようになっている。なお、図94(A)では、第1装飾図柄8L、8C、8Rおよび第2装飾図柄1L、1C、1Rは、変動中であることを示している。また、第1装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「×1」が表示されており、これにより疑似連回数が1回目であることを報知している。なお、第1装飾図柄8L、8C、8Rの停止順は、最初に第1左装飾図柄8Lが停止し、次に第1右装飾図柄8Rが停止し、最後に第1中装飾図柄8Cが停止するようになっている。第2装飾図柄1L、1C、1Rの停止順は、最初に第2左装飾図柄1Lが停止し、次に第2右装飾図柄1Rが停止し、最後に第2中装飾図柄1Cが停止するようになっている。
擬似連3回目演出では、第1装飾図柄8L、8C、8Rおよび第2装飾図柄1L、1C、1Rが変動中であることを示し、第1装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「×3」が表示され、これにより疑似連回数が3回目であることを報知している。
以下に、擬似連リーチ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図92~図94に示すように、特別図柄の変動中に実行される擬似連演出において、複数回リーチになる場合があり、複数回リーチが発生したときは、発生しなかったときよりも遊技者に有利な特典が付与されやすい構成になっている。この構成によれば、遊技者は、擬似連演出において複数回リーチが発生した場合には、大いなる期待を持って遊技に臨むことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図93に示すように、疑似連演出で発生するリーチは、一旦リーチ図柄配列で停止した後、該リーチ図柄配列がずれてハズレ図柄配列になる場合がある構成になっている。この構成によれば、リーチ図柄配列がずれてハズレ図柄配列になる場合も1回リーチが発生したことになり、このようなリーチの態様を含めて、遊技者に対し、擬似連演出で様々な態様のリーチ演出をおこなうことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図94に示すように、装飾図柄は、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄1L、1C、1Rとを有し、疑似連演出でリーチになる場合、第1装飾図柄8L、8C、8Rは表示されず、第2装飾図柄1L、1C、1Rのみでリーチ図柄配列を表示する構成になっている。この構成によれば、擬似連演出において、第1装飾図柄8L、8C、8Rに替えて、表示画面7aの表示領域を有効活用して図柄以外の趣向を凝らした画像で、リーチ演出を長い時間おこなうことが可能になる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図94に示すように、疑似連演出でリーチになった後、ハズレ図柄配列または大当たり図柄配列を表示するときは、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄1L、1C、1Rとでおこなう構成になっている。この構成によれば、疑似連演出でリーチになった後の変動結果を明確に遊技者に報知することが可能になる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図92~図94に示すように、疑似連演出で発生するリーチ回数が多いほど、遊技者に有利な特典が付与されやすい構成になっている。この構成によれば、遊技者は、擬似連演出においてリーチが発生する度に、大いなる期待を持って遊技に臨むことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、擬似連リーチ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図93に示すように、擬似連リーチズレ演出では、右装飾図柄8Rのみが1図柄下にズレる態様を示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、右装飾図柄8Rの代わりに、左装飾図柄8Lがズレる態様であってもよい。あるいは、右装飾図柄8Rと左装飾図柄8Lの両者がズレる態様であってもよい。また、1図柄下にズレる代わりに、2図柄以上が上にズレる態様であってもよい。さらには、キャラクタなどが図柄を押したり、引っ張ったりする演出などを用いて、図柄がズレるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図92~図94に示すように、擬似連リーチ演出では、疑似連回数は「×1」「×2」などを表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、疑似連1回目のときは、「START」「FIRST」、疑似連4回目のときは、「MAX」「FULL」などの文字で表示するようにしてもよい。この場合、音声とともに表示すれば、さらによい。
上記実施形態の遊技機1では、図94に示すように、擬似連リーチ演出では、擬似連リーチ1回目演出や擬似連リーチ2回目演出で、第1装飾図柄8L、8C、8Rに替えて、キャラクタを用いてリーチ演出をおこなうようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、キャラクタ演出に替えて、ストーリー演出(例えば、主人公の願いが叶うか否かの演出)やステップアップ演出(最後までステップアップできるか否かの演出)を用いるようにしてもよい。この場合、擬似連リーチ2回目演出は、擬似連リーチ1回目演出に比して、大当たり信頼度の高いストーリー演出やステップアップ演出をおこなうようにすればよい。
上記実施形態の遊技機1では、図94に示すように、擬似連リーチ演出では、擬似連継続演出で「NEXT」という文字を表示示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、文字に代えて所定のキャラクタや場面を用いるようにしてもよい。要は、遊技者に擬似連が継続することを間接的にアピールできる画像であればよい。また、「NEXT」は、表示画面7aの中央に表示したが、この表示位置や表示の大きさは任意である。
上記実施形態の遊技機1では、図92、図93に示すように、擬似連リーチ演出では、一連の擬似連演出においてリーチが1回しかおこなわれなかった場合には、当該変動結果はハズレとなり、一連の擬似連演出においてリーチが2回おこなわれた場合には、当該変動結果は大当たりとなるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、リーチが1回でも当該変動結果は大当たりとなる場合があり、リーチが2回にも拘わらず当該変動結果はハズレとなる場合がある。要は、疑似連演出で複数回リーチになる場合があり、複数回リーチが発生したときは、発生しなかったときよりも大当たりになりやすいようになっていればよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B8-1]
図柄の変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示に応じて装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記装飾図柄表示手段は、疑似連演出を実行可能であり、
前記疑似連演出では、複数回リーチになる場合があり、
前記複数回リーチが発生したときは、発生しなかったときよりも遊技者に有利な特典が付与されやすい、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B8-2]
前記疑似連演出で発生する前記リーチは、一旦リーチ図柄配列で停止した後、該リーチ図柄配列がずれてハズレ図柄配列になる場合がある、
ことを特徴とする態様B8-1に記載の遊技機。
[態様B8-3]
前記装飾図柄は、第1の装飾図柄と第2の装飾図柄とを有し、
前記疑似連演出でリーチになる場合、前記第1の装飾図柄は表示されず、前記第2の装飾図柄のみで前記リーチ図柄配列を表示する、
ことを特徴とする態様B8-1または態様B8-2に記載の遊技機。
[態様B8-4]
前記疑似連演出でリーチになった後、ハズレ図柄配列または大当たり図柄配列を表示するときは、前記第1の装飾図柄と前記第2の装飾図柄とでおこなう、
ことを特徴とする態様B8-3に記載の遊技機。
[態様B8-5]
前記疑似連演出で発生するリーチ回数が多いほど、遊技者に有利な特典が付与されやすい、
ことを特徴とする態様B8-1から態様B8-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図95は、保留アイコン表示演出Aを説明するための図である。保留アイコン表示演出Aでは、まず、図95(A)の4個保留表示が実行される。具体的には、まず、表示画面7aに、第1保留画像9A1と、第2保留画像9A2と、第3保留画像9A3と、第4保留画像9A4と、当該保留画像9Cと、第1画像IM1と、第2画像IM2と、装飾図柄8L,8C,8Rと、が表示される。第1保留画像9A1は、保留画像(保留アイコン)9Aのうちの一番左側の保留画像であり、第2保留画像9A2は、保留画像9Aのうちの左から2番目の保留画像であり、第3保留画像9A3は、保留画像9Aのうちの左から3番目の保留画像であり、第4保留画像9A4は、保留画像9Aのうちの一番右側の保留画像である。4つの保留画像9A1~9A4は、大きさがほぼ等しい。
図96は、保留アイコン表示演出Bを説明するための図である。保留アイコン表示演出Bは、図95の保留アイコン表示演出Aと比較して、4つの保留画像9A1~9A4の互いの位置関係が異なる。図96(A)の4個保留表示では、表示画面7aに、第1保留画像9A1と、第2保留画像9A2と、第3保留画像9A3と、第4保留画像9A4と、当該保留画像9Cと、第4画像IM4と、装飾図柄8L,8C,8Rと、が表示される。
図97は、保留アイコン表示演出Cを説明するための図である。保留アイコン表示演出Cは、図95の保留アイコン表示演出Aと比較して、4つの保留画像9A1~9A4の互いの位置関係が異なる。図97(A)の4個保留表示では、表示画面7aに、第1保留画像9A1と、第2保留画像9A2と、第3保留画像9A3と、第4保留画像9A4と、当該保留画像9Cと、第5画像IM5と、装飾図柄8L,8C,8Rと、が表示される。
4つの保留画像9A1~9A4は、表示画面7aの垂直方向(上下方向)における位置が互いに異なっている。すなわち、第2保留画像9A2は、第1保留画像9A1よりも上方に位置し、第3保留画像9A3は、第2保留画像9A2よりも上方に位置し、第4保留画像9A4は、第3保留画像9A3よりも上方に位置する。4つの保留画像9A1~9A4の大きさは、当該保留画像9Cよりも小さい。また、当該保留画像9Cの上端は、第1保留画像9A1の上端よりも、表示画面7aの上方側に位置しており、第2保留画像9A2の上端よりも、表示画面7aの下方側に位置している。4つの保留画像9A1~9A4は、表示画面7aの水平方向(左右方向)における位置が互いに異なっている。ここでは、表示画面7aの水平方向において、左側から順に、第1保留画像9A1、第2保留画像9A2、第3保留画像9A3、第4保留画像9A4が略等間隔に配置されている。
以下に、保留アイコン表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図95~図97に示すように、表示画面7aに第1保留画像9A1と、第2保留画像9A2と、第3保留画像9A3と、第4保留画像9A4とが表示されているとき、第1保留画像9A1と第2保留画像9A2は、表示画面7aの上下方向における位置が異なり、第3保留画像9A3と第4保留画像9A4は、表示画面7aの上下方向における位置が異なる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図95、図96に示すように、表示画面7aに表示される第2保留画像9A2と、第3保留画像9A3は、表示画面7aの上下方向における位置が等しい。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図95に示すように、表示画面7aに表示される第1保留画像9A1と、第4保留画像9A4は表示画面7aの上下方向における位置が等しい。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図95~図97に示すように、第1保留画像9A1は、当該保留画像9Cよりも小さい。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図95~図97に示すように、表示画面7aに表示される第1保留画像9A1と、第2保留画像9A2と、第3保留画像9A3と、第4保留画像9A4は、表示画面7aの左右方向における位置が互いに異なっている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に上述の保留アイコン表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、4つの保留画像9A1~9A4、および、当該保留画像9Cは、円形形状とした。しかし、これらの保留画像の形状は任意の形状とすることができる。
上記実施形態の遊技機1では、当該保留画像9Cは、4つの保留画像9A1~9A4よりも大きさが大きいものとした。しかし、当該保留画像9Cの大きさは、4つの保留画像9A1~9A4と同じ大きさであってもよいし、これらよりも小さくてもよい。また、4つの保留画像9A1~9A4の形状や色は互いに異なっていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14によって、当該保留画像9Cの一部が覆われるものとした。しかし、当該保留画像9Cは、第1可動役物14によって、覆われなくてもよい。また、第2画像IM2、第4画像IM4、第5画像IM5についても同様に、第1可動役物14に覆われなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1保留アイコンであり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2保留アイコンであり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第3保留アイコンであり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第4保留アイコンであり、
前記表示手段に前記第1保留アイコンと前記第2保留アイコンと前記第3保留アイコンと前記第4保留アイコンとが表示されているとき、前記第1保留アイコンと前記第2保留アイコンは、前記表示手段の第1の方向における位置が異なり、前記第3保留アイコンと前記第4保留アイコンは、前記表示手段の前記第1の方向における位置が異なる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-2]
態様C1-1に記載の遊技機であって、
前記表示手段に表示される前記第2保留アイコンと、前記第3保留アイコンは、前記表示手段の前記第1の方向における位置が等しい、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-3]
態様C1-1または態様C1-2に記載の遊技機であって、
前記表示手段に表示される前記第1保留アイコンと、前記第4保留アイコンは、前記表示手段の前記第1の方向における位置が等しい、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-4]
態様C1-1から態様C1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、当該保留画像あり、
前記第1保留アイコンは、前記当該保留画像よりも小さい、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-5]
態様C1-1から態様C1-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記表示手段に表示される前記第1保留アイコンと、前記第2保留アイコンと、前記第3保留アイコンと、前記第4保留アイコンは、前記表示手段の前記第2の方向における位置が互いに異なっている、
ことを特徴とする遊技機。
図98は、保留アイコン視認困難演出Aを説明するための図である。保留アイコン視認困難演出Aでは、図98(A)の保留消化演出が実行される。具体的には、表示画面7aに、4つの保留画像9Aと、当該保留画像9Cと、第1画像IM1と、第2画像IM2と、装飾図柄8L,8C,8Rと、が表示される。第1画像IM1は、略半円状の画像であり、第1画像IM1の円周部に4つの保留画像9Aが略等間隔に並んで配置される。4つの保留画像9Aの大きさは、当該保留画像9Cよりも小さい。第2画像IM2は、第1画像IM1の両側に設けられた横長の略矩形画像であり、当該保留画像9Cが接触している。第1可動役物14は、第1態様となっており、当該保留画像9Cおよび第2画像IM2は、一部分が第1可動役物14を介して視認可能になっている。
図99は、保留アイコン視認困難演出Bを説明するための図である。保留アイコン視認困難演出Bは、図98の保留アイコン視認困難演出Aと比較して、第1画像IM1の態様が異なる。図99(A)の保留消化演出では、表示画面7aに、4つの保留画像9Aと、当該保留画像9Cと、第1画像IM1と、第2画像IM2と、装飾図柄8L,8C,8Rと、が表示される。第1画像IM1は、矩形形状の枠画像であり、枠内に4つの保留画像9Aが一つずつ配置される。ここでも、保留画像9Aは第1画像IM1上に表示されている。4つの保留画像9Aの大きさは、当該保留画像9Cよりも小さい。第2画像IM2は、第1画像IM1の両側に設けられた横長の略矩形画像であり、当該保留画像9Cが接触している。第1可動役物14は、第1態様となっており、当該保留画像9Cおよび第2画像IM2は、一部分が第1可動役物14を介して視認可能になっている。
図100は、保留アイコン視認困難演出Cを説明するための図である。保留アイコン視認困難演出Cは、図98の保留アイコン視認困難演出Aと比較して、第1画像IM1の態様が異なる。図100(A)の保留消化演出では、表示画面7aに、4つの保留画像9Aと、当該保留画像9Cと、第1画像IM1と、第2画像IM2と、装飾図柄8L,8C,8Rと、が表示される。第1画像IM1は、コンベアー(ベルトコンベアー)を表した画像であり、コンベアー上に4つの保留画像9Aがほぼ等間隔に配置される。すなわち、ここでも、保留画像9Aは第1画像IM1上に表示されている。4つの保留画像9Aの大きさは、当該保留画像9Cよりも小さい。第2画像IM2は、7aの下端に沿って設けられた横長の略矩形画像であり、当該保留画像9Cと、第1画像IM1が接触している。第1可動役物14は、第1態様となっており、当該保留画像9Cおよび第2画像IM2は、一部分が第1可動役物14を介して視認可能になっている。
以下に、保留アイコン視認困難演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図98~図100に示すように、表示画面7aに第1画像IM1が表示された状態で、第1画像IM1上に保留画像9Aが表示される第1の演出と、第1画像IM1が次第に視認困難な状態になる第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図98~図100に示すように、第2の演出では、第1画像IM1が次第に薄くなることによって視認困難な状態になる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図98~図100に示すように、第1画像IM1上に保留画像9Aが表示されている状態で、保留画像9Aの移動にともなって第1画像IM1が動作する第3の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図98~図100に示すように、第1の演出では、表示画面7aに第2画像IM2が表示された状態で、当該保留画像9Cが第2画像IM2の少なくとも一部分に接するように表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図98~図100に示すように、第2の演出では、表示画面7aに第2画像IM2と当該保留画像9Cとが表示され、第1画像IM1が次第に視認困難な状態になる一方、第2画像IM2と当該保留画像9Cは視認困難な状態にならない。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に上述の保留アイコン視認困難演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、保留画像9A、および、当該保留画像9Cは、円形形状とした。しかし、これらの保留画像の形状は任意の形状とすることができる。
上記実施形態の遊技機1では、当該保留画像9Cは、保留画像9Aよりも大きさが大きいものとした。しかし、当該保留画像9Cの大きさは、保留画像9Aと同じ大きさであってもよいし、これらよりも小さくてもよい。また、保留画像9Aの形状や色は互いに異なっていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14によって、当該保留画像9Cの一部が覆われるものとした。しかし、当該保留画像9Cは、第1可動役物14によって、覆われなくてもよい。また、第2画像IM2についても同様に、第1可動役物14に覆われなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C2-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、保留アイコンであり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記表示手段に前記第1の画像が表示された状態で、前記第1の画像上に前記保留アイコンが表示される第1の演出と、
前記第1の画像が次第に視認困難な状態になる第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-2]
態様C2-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記第1の画像が次第に薄くなることによって視認困難な状態になる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-3]
態様C2-1または態様C2-2に記載の遊技機であって、
前記第1の画像上に前記保留アイコンが表示されている状態で、保留アイコンの移動にともなって前記第1の画像が動作する第3の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-4]
態様C2-1から態様C2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、当該保留画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記第1の演出では、前記表示手段に前記第2の画像が表示された状態で、前記当該保留画像が前記第2の画像の少なくとも一部分に接するように表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-5]
態様C2-4に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記前記表示手段に前記第2の画像と前記当該保留画像とが表示され、前記第1の画像が次第に視認困難な状態になる一方、前記第2の画像と前記当該保留画像は視認困難な状態にならない、
ことを特徴とする遊技機。
図101は、装飾図柄変動表示演出Aを説明するための図である。
装飾図柄変動表示演出Aでは、まず、図101(A)に示すように、特別図柄の変動表示と同期して装飾図柄変動開始演出が実行される。この装飾図柄変動開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、図101(A)に示すように、同じ高さ位置に並列状に表示され、矢印YL、矢印YRに示すように、下方にスクロールするように変動する。中装飾図柄8Cは、左右装飾図柄8L、8Rよりも上方に位置し、矢印YCに示すように、反時計回りに回転スクロールするように変動する。なお、この装飾図柄変動開始演出では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、装飾図柄8L、8C、8Rの停止順は、最初に左装飾図柄8Lが停止し、次に右装飾図柄8Rが停止し、最後に中装飾図柄8Cが停止するようになっている。
すなわち、装飾図柄変動表示演出Aは、第1の装飾図柄としての左右装飾図柄8L、8Rは第1の方向としての上下方向に変動し、第2の装飾図柄としての中装飾図柄8Cは、第2の方向としての左右方向に変動し、第1の装飾図柄が所定の図柄配列としてのリーチになったときは、第2の装飾図柄は変動表示の表示位置が変化する構成となっている。
図102は、装飾図柄変動表示演出Bを説明するための図である。
装飾図柄変動表示演出Bでは、まず、図102(A)に示すように、特別図柄の変動表示と同期して装飾図柄変動開始・保留消化演出が実行される。この装飾図柄変動開始・保留消化演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、図102(A)に示すように、同じ高さ位置に並列状に表示され、矢印YL、矢印YRに示すように、下方にスクロールするように変動する。中装飾図柄8Cは、左右装飾図柄8L、8Rよりも上方に位置し、矢印YCに示すように、反時計回りに回転スクロールするように変動する。なお、この装飾図柄変動開始・保留消化演出では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、装飾図柄8L、8C、8Rの停止順は、最初に左装飾図柄8Lが停止し、次に右装飾図柄8Rが停止し、最後に中装飾図柄8Cが停止するようになっている。
また、装飾図柄変動開始・保留消化演出では、表示画面7aの中央下部に保留演出画像HGが表示される。保留演出画像HGは円弧形状に表示され、その表示領域内には、当該特別図柄の保留数を示す保留アイコンが表示されている。なお、図102(A)には、保留アイコンとして第1保留H1と第2保留H2が表示されている。また、保留演出画像HGの左方には、当該保留アイコンHTが表示されている。保留演出画像HGは、装飾図柄8L、8C、8Rの変動開始時に、矢印YH1に示すように、反時計回りに回転する。従って、保留演出画像HGの表示領域内にある保留アイコンも反時計回りに回転する。保留演出画像HGが回転すると、第1保留H1は、矢印YH2に示すように、当該保留アイコンHTの位置に移動し、同時に、保留演出画像HGの表示領域内にある保留アイコンが1個ずつズレる(例えば、第2保留H2は第1保留H1の表示位置に移動する態様で、その他の第3、4保留も同様)。なお、図102(A)では、保留が3つあった状態で装飾図柄の変動が開始されたときの状態を示している。
つまり、装飾図柄変動開始・保留消化演出では、装飾図柄の変動開時には、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、矢印YL、矢印YRに示すように上下方向に変動し、中装飾図柄8Cは矢印YCに示すように、円弧に沿った方向であって反時計回りに変動し、保留アイコンは、矢印YH1に示すように、円弧に沿った方向であって反時計回りに移動する。つまり、中装飾図柄8Cと保留アイコンとは、互いに反対方向に移動する。
すなわち、装飾図柄変動表示演出Bは、第1の装飾図柄としての左右装飾図柄8L、8Rは第1の方向としての上下方向に変動し、第2の装飾図柄としての中装飾図柄8Cは、第2の方向としての左右方向に変動し、保留アイコンは、第2の方向と反対方向である第3の方向としての左右方向に移動し、第1の装飾図柄が所定の図柄配列としてのリーチになったときは、第2の装飾図柄は、変動表示の表示位置が保留アイコン側に近づく方向に変化する構成となっている。
図103は、装飾図柄変動表示演出Cを説明するための図である。
装飾図柄変動表示演出Cでは、まず、図103(A)に示すように、特別図柄の変動表示と同期して装飾図柄変動開始・保留消化演出が実行される。この装飾図柄変動開始・保留消化演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左の図柄表示エリアに左装飾図柄8L、中の図柄表示エリアに中装飾図柄8C、右の図柄表示エリアには右装飾図柄8Rが表示される。左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、図(A)に示すように、同じ高さ位置に並列状に表示され、矢印YL、矢印YRに示すように、下方にスクロールするように変動する。中装飾図柄8Cは、左右装飾図柄8L、8Rよりも上方に位置し、矢印YCに示すように、反時計回りに回転スクロールするように変動する。なお、この装飾図柄変動開始・保留消化演出では、装飾図柄8L、8C、8Rはハズレ図柄配列(「589」)で停止した状態を示している。また、装飾図柄8L、8C、8Rの停止順は、最初に左装飾図柄8Lが停止し、次に右装飾図柄8Rが停止し、最後に中装飾図柄8Cが停止するようになっている。
また、装飾図柄変動開始・保留消化演出では、表示画面7aの中央下部に保留演出画像HGが表示される。保留演出画像HGは円弧形状に表示され、その表示領域内には、当該特別図柄の保留数を示す保留アイコンが表示されている。なお、図103(A)には、保留アイコンとして第1保留H1と第2保留H2が表示されている。また、保留演出画像HGの左方には、当該保留アイコンHTが表示されている。保留演出画像HGは、装飾図柄8L、8C、8Rの変動開始時に、矢印YH1に示すように、反時計回りに回転する。従って、保留演出画像HGの表示領域内にある保留アイコンも反時計回りに回転する。保留演出画像HGが回転すると、第1保留H1は、矢印YH2に示すように、当該保留アイコンHTの位置に移動し、同時に、保留演出画像HGの表示領域内にある保留アイコンが1個ずつズレる(例えば、第2保留H2は第1保留H1の表示位置に移動する態様で、その他の第3、4保留も同様)。なお、図103(A)では、保留が3つあった状態で装飾図柄の変動が開始されたときの状態を示している。
つまり、装飾図柄変動開始・保留消化演出では、装飾図柄の変動開時には、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、矢印YL、矢印YRに示すように上下方向に変動し、中装飾図柄8Cは矢印YCに示すように、円弧に沿った方向であって反時計回りに変動し、保留アイコンは、矢印YH1に示すように、円弧に沿った方向であって反時計回りに移動する。つまり、中装飾図柄8Cと保留アイコンとは、互いに反対方向に移動する。
ここで、装飾図柄8L、8C、8Rが大当たり図柄配列で停止した状態では、水平線HLに示すように、中装飾図柄8Cは、左右装飾図柄8L、8Rとほぼ同じ高さに位置して水平状に並列停止する。つまり、中装飾図柄8Cは、リーチを経ずにバラケ目でハズレ図柄配列になる場合には、図103(A)に示すように、左右装飾図柄8L、8Rよりも上方に停止し、リーチを経たハズレ図柄配列および大当たり図柄配列になる場合には、図103(E)に示すように、左右装飾図柄8L、8Rと直線状に並んで停止する。
すなわち、装飾図柄変動表示演出Cは、第1の装飾図柄としての左右装飾図柄8L、8Rが所定の図柄配列としてのリーチになったときは、第2の装飾図柄としての中装飾図柄8Cは、第1の装飾図柄の前側を通って、第1の装飾図柄と直線状に並んで停止する構成となっている。
以下に、装飾図柄変動表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図101~図103に示すように、第1の装飾図柄としての左右装飾図柄8L、8Rは第1の方向としての上下方向に変動し、第2の装飾図柄としての中装飾図柄8Cは、第2の方向としての左右方向に変動し、第1の装飾図柄が所定の図柄配列としてのリーチになったときは、第2の装飾図柄は変動表示の表示位置が変化する構成になっている。この構成によれば、リーチになったときは、第2の装飾図柄は変動表示の表示位置が変化するので、遊技者は、リーチが発生した場合には、大いなる期待を持って遊技に臨むことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図102、図103に示すように、装飾図柄の変動開始時に、第1の装飾図柄としての左右装飾図柄8L、8Rは第1の方向としての上下方向に変動し、第2の装飾図柄としての中装飾図柄8Cは、第2の方向としての円弧に沿った左右方向に変動し、保留アイコンは、第2の方向と反対方向である第3の方向としての円弧に沿った左右方向に移動する構成になっている。この構成によれば、装飾図柄が変動を開始すると、第1の装飾図柄と第2の装飾図柄と保留アイコンは、それぞれ異なる方向に異なる態様で移動するので、遊技者は、装飾図柄の変動開始時における様々な動きによる演出を大いに楽しむことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図102、図103に示すように、第1の装飾図柄としての左右装飾図柄8L、8Rは第1の方向としての上下方向に変動し、第2の装飾図柄としての中装飾図柄8Cは、第2の方向としての円弧に沿った左右方向に変動し、保留アイコンは、第2の方向と反対方向である第3の方向としての円弧に沿った左右方向に移動し、第1の装飾図柄が所定の図柄配列としてのリーチになったときは、第2の装飾図柄は、変動表示の表示位置が保留アイコン側に近づく方向に変化する構成になっている。この構成によれば、リーチになったとき、第2の装飾図柄は、変動表示の表示位置が保留アイコン側に近づく方向に変化し、第2の装飾図柄と保留アイコンとが接近した状態で互いに反対方向に円弧に沿った移動をするので、遊技者は、リーチ時における第2の装飾図柄と保留アイコンの動きによる演出を大いに楽しむことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、第1の装飾図柄としての左右装飾図柄8L、8Rが所定の図柄配列としてのリーチになったときは、第2の装飾図柄としての中装飾図柄8Cは、第1の装飾図柄の前側を通って、第1の装飾図柄と直線状に並んで停止する構成になっている。この構成によれば、リーチになったとき、最終停止図柄である第2の装飾図柄がクローズアップされるので、遊技者は、第2の装飾図柄の変動表示に集中して大当たりになるか否かで一喜一憂することができる。さらに、第2の装飾図柄が停止した状態では、第1の装飾図柄と直線状に並んで停止するので、確定した図柄配列が極めて見やすくなり、遊技者は、容易に確定した図柄配列を確認することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、装飾図柄変動表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図101~図103に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは上下方向に変動し、中装飾図柄8Cは左右方向に変動するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは左右方向に変動し、中装飾図柄8Cは上下方向に変動するようにしてもよい。要は、最終停止図柄以外の図柄と最終停止図柄との変動方向が、異なる方向であればよい。
上記実施形態の遊技機1では、図101~図103に示すように、リーチになったときは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rが停止した状態で、中装飾図柄8Cの表示位置が変化するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、リーチになったときは、中装飾図柄8Cの表示位置は変化せず、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rが停止した状態で表示位置を変化するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図102、図103に示すように、リーチになったときは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rが停止した状態で、中装飾図柄8Cの表示位置が、まっすぐ下方の保留アイコン(保留演出画像HG)側に近づく方向に下降した位置に、表示位置が変化するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、リーチになったときは、中装飾図柄8Cが下方に揺れ動きながら保留アイコン側に近づくようにしてもよい。あるいは、中装飾図柄8Cが保留アイコン側に近づくとともに、保留アイコンも中装飾図柄8C側に近づくように表示位置を上昇させてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、リーチになったときは、中装飾図柄8Cが左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rの前側を通って変動し、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、その一部の表示が中装飾図柄8Cと重なって見えなくなるようになっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、リーチになったときは、中装飾図柄8Cは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rがまったく見えなくなるように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rの前側を通って変動するようにしてもよい。この場合、中装飾図柄8Cのみを拡大表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、リーチになって中装飾図柄8Cの表示位置が保留アイコン(保留演出画像HG)側に下降したときには、中装飾図柄8Cと保留アイコン(保留演出画像HG)との間には、所定の間隔が形成されるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、リーチになって中装飾図柄8Cの表示位置が下降したときには、中装飾図柄8Cと保留アイコン(保留演出画像HG)とが接触、または一部が重なるようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C3-1]
装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段を備えた遊技機であって、
前記装飾図柄表示手段は、
少なくとも第1装飾図柄と第2装飾図柄と第3装飾図柄とからなる装飾図柄群を変動表示可能であり、
前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄は第1の方向に変動し、
前記第3装飾図柄は第2の方向に変動し、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄の後で停止し、
前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄が所定の図柄配列になったときは、前記第3装飾図柄は変動表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-2]
保留アイコンを表示可能な表示手段を備え、
前記表示手段は、前記装飾図柄群の変動開始時に前記保留アイコンを前記第2の方向と反対方向である第3の方向に移動する、
ことを特徴とする態様C3-1に記載の遊技機。
[態様C3-3]
前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄が前記所定の図柄配列になったときは、前記第3装飾図柄は、前記保留アイコン側に近づく方向に変動表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする態様C3-2に記載の遊技機。
[態様C3-4]
前記第1装飾図柄は、左装飾図柄とし、前記第2装飾図柄は右装飾図柄とし、前記第3装飾図柄は中装飾図柄とし、
前記第1の方向は上下方向とし、前記第2の方向と前記第3の方向は円弧に沿った方向である、
ことを特徴とする態様C3-2または態様C3-3に記載の遊技機。
[態様C3-5]
前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄が前記所定の図柄配列になったときは、前記第3装飾図柄は、前記第1装飾図柄または前記第2装飾図柄の前側を通って、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄と直線状に並んで停止する、
ことを特徴とする態様C3-1から態様C3-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図104は、保留対応演出Aを説明するための図である。
まず、保留対応演出Aでは、図104(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、保留表示領域C41と、キャラクタCRAとが表示される。保留表示領域C41には、保留アイコンを表示するための表示領域であり、第1保留アイコン9Aと第2保留アイコン9Cとが表示される。保留表示領域C41は、4つの第1保留アイコン9Aと1つの第2保留アイコン9Cとを格納可能に5つに区分されている。なお、保留表示演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中である。なお、この保留表示演出では、第1保留アイコン9A、第2保留アイコン9Cの色は、白色となっている。
なお、図104(C)~(E)は、少なくとも同じ変動での演出である。
図105は、保留対応演出Bを説明するための図である。
まず、保留対応演出Bでは、図105(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、保留表示領域C41と、キャラクタCRAとが表示される。保留表示領域C41には、保留アイコンを表示するための表示領域であり、第1保留アイコン9Aと第2保留アイコン9Cとが表示される。保留表示領域C41は、4つの第1保留アイコン9Aと1つの第2保留アイコン9Cとを格納可能に5つに区分されている。なお、保留表示演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中である。なお、この保留表示演出では、第1保留アイコン9A、第2保留アイコン9Cの色は、白色となっている。次に、図105(B)に示すように、対応領域表示演出が実行される。この対応領域表示演出では、保留表示領域C41に対応する保留対応領域C42が表示される。保留対応領域C42は、保留表示領域C41に隣接して設けられ、詳しくは、保留表示領域C41の上部に接続して設けられる。保留対応領域C42は、保留表示領域C41において第1保留アイコン9Aを格納する4つの区画にそれぞれ対応する4つの領域を備えている。次に、図105(C)に示すように、対応領域選択演出が実行される。この対応領域選択演出では、保留対応領域C42の4つの領域のうちのいずれかにおいて、複数の演出の選択肢が変動表示される。この選択肢には、保留変化を示唆する表示、今後に発展するリーチ演出を示唆する表示、「激アツ」や「チャンス」などのチャンスアップを示唆する表示、大当たりを示唆する表示などを含んでいる。
図106は、保留対応演出Cを説明するための図である。
まず、保留対応演出Cでは、図106(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、保留表示領域C41と、キャラクタCRAとが表示される。保留表示領域C41には、保留アイコンを表示するための表示領域であり、第1保留アイコン9Aと第2保留アイコン9Cとが表示される。保留表示領域C41は、4つの第1保留アイコン9Aと1つの第2保留アイコン9Cとを格納可能に5つに区分されている。なお、保留表示演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中である。なお、この保留表示演出では、第1保留アイコン9A、第2保留アイコン9Cの色は、白色となっている。次に、図106(B)に示すように、対応領域表示演出が実行される。この対応領域表示演出では、保留表示領域C41に対応する保留対応領域C42が表示される。保留対応領域C42は、保留表示領域C41に隣接して設けられ、詳しくは、保留表示領域C41の上部に接続して設けられる。保留対応領域C42は、保留表示領域C41において第1保留アイコン9Aを格納する4つの区画に対応する1つの領域を備えている。次に、図106(C)に示すように、対応領域選択演出が実行される。この対応領域選択演出では、保留対応領域C42において、複数の選択肢が変動表示される。この選択肢には、保留変化を示唆する表示、今後に発展するリーチ演出を示唆する表示、「激アツ」や「チャンス」などのチャンスアップを示唆する表示、大当たりを示唆する表示などを含んでいる。
以下に、保留対応演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出において、保留表示領域C41に対応した保留対応領域C42に複数の演出の選択肢を変動表示し、その選択肢の中から一つを選択し、選択した演出を実行するようにしている。この構成によれば、複数の演出のうちの一つの演出が実行されるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出において、保留表示領域C41に対応した保留対応領域C42に複数の演出の選択肢を変動表示し、その選択肢の中から保留変化を示唆する表示を選択し、選択した演出を実行するようにしている。この構成によれば、保留表示領域C41において保留変化を示唆する表示が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出において、保留表示領域C41に対応した保留対応領域C42に複数の演出の選択肢を変動表示し、その選択肢の中からリーチ演出を示唆する表示を選択し、選択した演出を実行するようにしている。この構成によれば、保留表示領域C41においてリーチ演出を示唆する表示が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出において、保留対応領域C42は、保留表示領域C41に対応するように、複数の領域に区分されている。この構成によれば、保留表示領域C41の保留アイコンに対応させて、保留対応領域C42に所定の演出の示唆表示することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出において、保留対応領域C42は、保留表示領域C41に隣接して配置される。この構成によれば、保留表示領域C41の保留アイコンに対応させて、保留対応領域C42に所定の演出の示唆表示をすることができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、保留対応演出演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出Aの保留変化演出において、保留変化させる第1保留アイコン9Aの対象を、保留対応領域C42において保留変化を示唆する表示が行われた領域に対応する保留表示領域C41の区画にある第1保留アイコン9Aとしているが、本発明はこれに限られるものではなく、保留変化させる第1保留アイコン9Aの対象を、保留対応領域C42において保留変化を示唆する表示が行われた領域に対応する保留表示領域C41の区画以外の第1保留アイコン9Aとしてもよいし、第2保留アイコン9Cとしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出Bのスーパーリーチ演出において、リーチ示唆演出で示唆されたリーチ演出をする対象を、保留対応領域C42においてリーチ演出を示唆する表示が行われた領域に対応する保留表示領域C41の区画にある第1保留アイコン9Aとしているが、本発明はこれに限られるものではなく、リーチ示唆演出で示唆されたリーチ演出をする対象を、保留対応領域C42においてリーチ演出を示唆する表示が行われた領域に対応する保留表示領域C41の区画以外の第1保留アイコン9Aとしてもよいし、第2保留アイコン9Cとしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出A~Cにおいて、第2保留アイコン9Cに対応する保留対応領域C42を設けるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、保留対応演出A,Bにおいて、保留対応領域C42は、保留表示領域C41において第1保留アイコン9Aを格納する4つの区画にそれぞれ対応するように4つの領域に区画されているが、本発明はこれに限られるものではなく、2つ、3つの領域に区分されていてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C4-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、保留を表示する保留表示領域に対応した保留対応領域に、第1の態様の表示を行う演出であり、
前記第2の表示演出は、前記保留表示領域に対応した前記保留対応領域に、第2の態様の表示を行う演出であり、
前記第3の表示演出は、前記第1の態様と前記第2の態様を含む複数の態様のうちの一つの態様を選択し、選択した態様の表示をおこなう演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C4-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記第1の表示演出の前記第1の態様の表示として、保留が変化することを示唆する保留変化示唆表示を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C4-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記第2の表示演出の前記第2の態様の表示として、当該変動で行われるリーチ演出の種類を示唆するリーチ示唆表示を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C4-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記保留表示領域は、第1の保留表示領域と第2の保留表示領域とを含む複数の領域に区分され、
前記保留対応領域は、前記保留表示領域において区分された複数の領域に、それぞれ対応する複数の対応領域を備える、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C4-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記保留対応領域は、前記保留表示領域に隣接して配置される、
ことを特徴とする遊技機。
図107は、保留飛び越え演出Aを説明するための図である。
まず、保留飛び越え演出Aでは、図107(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、保留表示領域C51と、キャラクタCRAとが表示される。保留表示領域C51には、保留アイコンを表示するための表示領域であり、第1保留アイコン9Aと第2保留アイコン9Cとが表示される。保留表示領域C51は、4つの第1保留アイコン9Aと1つの第2保留アイコン9Cとを格納可能に5つに区分されている。なお、保留表示演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中である。なお、この保留表示演出では、第1保留アイコン9A、第2保留アイコン9Cの色は、白色となっている。
なお、図107(A)~(D)は、同じ変動での演出である。
図108は、保留飛び越え演出Bを説明するための図である。
まず、保留飛び越え演出Bでは、図108(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、保留表示領域C51と、キャラクタCRAとが表示される。保留表示領域C51には、保留アイコンを表示するための表示領域であり、第1保留アイコン9Aと第2保留アイコン9Cとが表示される。保留表示領域C51は、4つの第1保留アイコン9Aと1つの第2保留アイコン9Cとを格納可能に5つに区分されている。なお、保留表示演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中である。なお、この保留表示演出では、第1保留アイコン9A、第2保留アイコン9Cの色は、白色となっている。
なお、図108(A)~(D)は、同じ変動での演出である。
図109は、保留飛び越え演出Cを説明するための図である。
まず、保留飛び越え演出Bでは、図109(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、保留表示領域C51と、キャラクタCRAとが表示される。保留表示領域C51には、保留アイコンを表示するための表示領域であり、第1保留アイコン9Aと第2保留アイコン9Cとが表示される。保留表示領域C51は、4つの第1保留アイコン9Aと1つの第2保留アイコン9Cとを格納可能に5つに区分されている。なお、保留表示演出では、装飾図柄8L、8C、8Rが変動中である。なお、この保留表示演出では、第1保留アイコン9A、第2保留アイコン9Cの色は、白色となっている。
なお、図109(A)~(G)は、同じ変動での演出である。
以下に、保留飛び越え演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、保留飛び越え演出において、保留表示領域C51をおこなっているときに、保留変化示唆演出をおこない、その後、保留変化演出を行う構成となっている。この構成によれば、保留変化示唆演出および保留変化演出により、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、保留飛び越え演出において、保留変化示唆演出の後に、保留変化示唆画像重畳演出を行い、その後に、保留変化演出を行う構成となっている。この構成によれば、保留変化示唆画像重畳演出の後に保留変化演出が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、保留飛び越え演出において、保留変化示唆演出の後に、保留変化示唆画像消滅演出を行い、その後に、保留変化演出を行う構成となっている。この構成によれば、保留変化示唆画像消滅演出により遊技者を一旦落胆させてから、その後に、保留変化演出を行うので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、保留飛び越え演出において、保留変化示唆演出の後に、保留変化示唆画像消滅演出を行い、その後に、保留変化示唆演出が再び行われてから保留変化演出を行う構成となっている。この構成によれば、保留変化示唆画像消滅演出により遊技者を一旦落胆させてから、その後に、保留変化示唆演出を介して保留変化演出を行うので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、保留飛び越え演出において、擬似保留アイコンC52は、保留アイコンと同形状となっている。この構成によれば、遊技者は、擬似保留アイコンC52を見て保留変化を期待することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、保留飛び越え演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、保留飛び越え演出A,Cにおいて、擬似保留アイコンC52は、第2保留アイコン9Cに重畳して、当該第2保留アイコン9Cが保留変化をする構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、擬似保留アイコンC52は、第1保留アイコン9Aに重畳して、当該第1保留アイコン9Aが保留変化してもよい。
上記実施形態の遊技機1では、保留飛び越え演出A~Cにおいて、擬似保留アイコンC52は第1保留アイコン9A、第2保留アイコン9Cと同様の形状であるが、本発明はこれに限られるものではなく、擬似保留アイコンC52は、異なる形状でもよい。この場合も、擬似保留アイコンC52の色は、保留変化させたい色とする。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C5-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記保留アイコンは、保留を表すアイコンと、当該保留を表すアイコンとを含み、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記保留アイコンを表示する保留表示領域を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、保留の変化を示唆する保留変化示唆画像を、前記保留表示領域に表示される前記保留アイコンを跨ぐように移動させる演出であり、
前記第3の表示演出は、保留を変化させる演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出をおこなっているときに、前記第2の表示演出をおこない、前記第2の表示演出の後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C5-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記保留変化示唆画像を、前記保留表示領域に表示される特定の保留アイコンに重畳させる演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出の後に、前記第4の表示演出がおこなわれ、その後、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C5-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、前記保留変化示唆画像を、前記保留表示領域外で一旦消滅させる演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれ、その後、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C5-4]
態様3に記載の遊技機であって、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれ、その後、再び、前記第2の表示演出がおこなわれ、その後、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C5-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記保留変化示唆画像は、前記保留アイコンと同様の形状である、
ことを特徴とする遊技機。
図110は、装飾図柄表示演出Aを説明するための図である。装飾図柄表示演出Aでは、まず、図110(A)の装飾図柄回転演出が実行される。具体的には、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rが表示される。装飾図柄8L,8C,8Rは、右装飾図柄8Rが中装飾図柄8Cよりも大きく、中装飾図柄8Cが左装飾図柄8Lよりも大きい。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rは、それぞれが、表示画面7aの上下方向を回転軸にして横回転をしている。第1可動役物14は、第1態様となっている。
図111は、装飾図柄表示演出Bを説明するための図である。装飾図柄表示演出Bは、図110の装飾図柄表示演出Aと比較して、左装飾図柄8Lと、中装飾図柄8Cと、右装飾図柄8Rの態様が異なる。図111(A)の装飾図柄回転演出では、図110の装飾図柄表示演出Aと同様に、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rが表示される。一方、図110の装飾図柄表示演出Aとは異なり、装飾図柄8L,8C,8Rは、左装飾図柄8Lと中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの大きさが等しい。
図112は、装飾図柄表示演出Cを説明するための図である。装飾図柄表示演出Cは、図110の装飾図柄表示演出Aと比較して、左装飾図柄8Lと、中装飾図柄8Cと、右装飾図柄8Rの態様が異なる。図112(A)では、装飾図柄反転演出が実行される。具体的には、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rが表示される。装飾図柄8L,8C,8Rは、左装飾図柄8Lと中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの大きさが等しい。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rは、それぞれが、左右反転した数字が表示される。第1可動役物14は、第1態様となっている。
以下に、装飾図柄表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図110~図112に示すように、表示画面7aに左装飾図柄8Lと、中装飾図柄8Cと、右装飾図柄8Rとが表示された状態で、右装飾図柄8Rの一部分に中装飾図柄8Cが重なり、中装飾図柄8Cの一部分に左装飾図柄8Lが重なって表示される第1の演出と、第1の演出の後、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rの両方よりも小さい中装飾図柄8Cが、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rの両方と重ならずに表示される第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図110~図112に示すように、第2の演出の後、右装飾図柄8Rと左装飾図柄8Lのそれぞれの一部分に中装飾図柄8Cが重なって表示される第3の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図110~図112に示すように、第1の演出では、左装飾図柄8Lが中装飾図柄8Cよりも大きく表示され、中装飾図柄8Cが右装飾図柄8Rよりも大きく表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図110~図112に示すように、第2の演出では、左装飾図柄8Lと中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rは、それぞれ主面の向きが異なって表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図110~図112に示すように、第3の演出では、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rは、それぞれの一部分が表示画面7aからはみ出した状態となるように表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に上述の装飾図柄表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄8L,8C,8Rはいずれも「7」とした。しかし、装飾図柄表示演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが「7」以外の数字の場合でも実行可能である。また、装飾図柄表示演出は、装飾図柄8L,8C,8Rがそれぞれ違う数字の場合に実行されてもよい。
図112(A)の装飾図柄反転演出は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが一瞬でも左右反転した状態となればよい。すなわち、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ縦回転や横回転をしており、一時的に、左右反転した状態となってもよいし、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが全体として縦回転または横回転し、一時的に、左右反転した状態となってもよい。
図110~図112の装飾図柄表示演出は、装飾図柄右重畳演出、装飾図柄左重畳演出、中装飾図柄小表示演出、装飾図柄中央重畳演出、装飾図柄等形状演出などの演出を含むものとした。しかし、これらの一部を含んでいなくてもよい。また、これらの演出以外の演出を含んでいてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、左装飾図柄であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、中装飾図柄であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、右装飾図柄であり、
前記表示手段に前記左装飾図柄と前記中装飾図柄と前記右装飾図柄とが表示された状態で、前記右装飾図柄の一部分に前記中装飾図柄が重なり、前記中装飾図柄の一部分に前記左装飾図柄が重なって表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記左装飾図柄と前記右装飾図柄の両方よりも小さい前記中装飾図柄が、前記左装飾図柄と前記右装飾図柄の両方と重ならずに表示される第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-2]
態様D1-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後、前記右装飾図柄と前記左装飾図柄のそれぞれの一部分に前記中装飾図柄が重なって表示される第3の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-3]
態様D1-1または態様D1-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記左装飾図柄が前記中装飾図柄よりも大きく表示され、前記中装飾図柄が前記右装飾図柄よりも大きく表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-4]
態様D1-1から態様D1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記左装飾図柄と前記中装飾図柄と前記右装飾図柄は、それぞれ主面の向きが異なって表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-5]
態様D1-4に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記左装飾図柄と前記右装飾図柄は、それぞれの一部分が前記表示手段からはみ出した状態となるように表示される、
ことを特徴とする遊技機。
図113は、当たり種別示唆画像表示演出Aを説明するための図である。当たり種別示唆画像表示演出Aでは、まず、図113(A)の装飾図柄変動演出が実行される。具体的には、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rと、当たり種別示唆画像SHが表示される。当たり種別示唆画像SHは、ラッシュ時において一連の当たり遊技の内容を示唆する画像である。言い換えれば、当たり種別示唆画像SHは、過去に実行された大当たり種別を示唆する画像である。図113(A)では、「Super」「Miracle」「Bonus」の3種類の大当たり種別が表示されている。また、図113(A)では、8つの当たり種別示唆画像SHが2列に並んで表示されており、過去に8回の大当たり遊技が実行されたことが示唆されている。図113(A)では、1回目~5回目までの大当たり種別が上段に表示され、6回目~8回目の大当たり種別が下段に表示されている。当たり種別示唆画像SHは、表示画面7aの中央付近において、左側から右側に向かって順に表示される。第1可動役物14は、第1態様となっており、当たり種別示唆画像SHの一部分は、第1可動役物14を介して視認可能になっている。
図114は、当たり種別示唆画像表示演出Bを説明するための図である。当たり種別示唆画像表示演出Bは、図113の当たり種別示唆画像表示演出Aと比較して、示唆画像IS1、獲得球数画像BA1、残り期間示唆画像が表示される点が異なる。図114(A)の装飾図柄変動演出では、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rと、当たり種別示唆画像SHと、示唆画像IS1と、獲得球数画像BA1と、第1画像IM1と、第2画像IM2と、第3画像IM3と、が表示される。当たり種別示唆画像SHは、図113の当たり種別示唆画像表示演出Aと同様である。なお、ここでは、9つの当たり種別示唆画像SHが2列に並んで表示されており、過去に9回の大当たり遊技が実行されたことが示唆されている。示唆画像IS1は、遊技者に右打ちを示唆する画像である。獲得球数画像BA1は、一連の当たり遊技において遊技者が獲得した球数を表す。
図115は、当たり種別示唆画像表示演出Cを説明するための図である。当たり種別示唆画像表示演出Cは、図113の当たり種別示唆画像表示演出Aと比較して、第2装飾図柄8l,8c,8r、残り期間示唆画像が表示される点が異なる。図115(A)の装飾図柄変動演出では、表示画面7aに、装飾図柄8L,8C,8Rと、当たり種別示唆画像SHと、第2装飾図柄8l,8c,8rと、第1画像IM1と、第2画像IM2と、第3画像IM3と、が表示される。当たり種別示唆画像SHは、図113の当たり種別示唆画像表示演出Aと同様である。なお、ここでは、3つの当たり種別示唆画像SHが1列に並んで表示されており、過去に3回の大当たり遊技が実行されたことが示唆されている。ここでは、第2装飾図柄8l,8c,8rの一回の変動表示から停止表示までの期間中、装飾図柄8L,8C,8Rは複数回の変動表示と仮停止表示とを繰り返す疑似連演出をおこなう。
以下に、当たり種別示唆画像表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図113~図115に示すように、表示画面7aに、過去に実行された大当たり種別を示唆する当たり種別示唆画像SHが表示された状態において、当たり種別示唆画像SHの一部分に重なって装飾図柄8L,8C,8Rが表示される第1の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図113~図115に示すように、装飾図柄8L,8C,8Rが当たり種別示唆画像SHに少なくとも一部分が重なった状態で変動演出が開始される第2の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図114、図115に示すように、第1の演出では、所定の期間が満了するまでの残り期間を示す残り期間示唆画像IM1、IM2が表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図114に示すように、第1の演出では、過去に実行された大当たりによって獲得された球数を示す獲得球数画像BA1が表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図114に示すように、獲得球数画像BA1の少なくとも一部分は、第1可動役物14を介して視認可能になっている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に当たり種別示唆画像表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
図113~図115で示した、当たり種別示唆画像SHの内容は上記に限定されず任意の当たり種別とすることができる。また、当たり種別示唆画像SHの形状や、配置についても上記に限定されず任意の形状、配置とすることができる。
上記実施形態の遊技機1では、第1可動役物14は第1態様であるものとした。しかし、第1可動役物14は、それ以外の態様であってもよい。例えば、第1可動役物14は、第3態様としてホームポジションで静止しており、視認困難な状態となっていてもよいし、第2態様として表示画面7aの全体を覆っていてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D2-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、過去に実行された大当たり種別を示唆する当たり種別示唆画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記表示手段に前記当たり種別示唆画像が表示された状態において、前記当たり種別示唆画像の一部分に重なって前記装飾図柄が表示される第1の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-2]
態様D2-1に記載の遊技機であって、
前記装飾図柄が前記当たり種別示唆画像に少なくとも一部分が重なった状態で変動演出が開始される第2の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-3]
態様D2-1または態様D2-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、所定の期間が満了するまでの残り期間を示す残り期間示唆画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-4]
態様D2-1から態様D2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、過去に実行された大当たりによって獲得された球数を示す獲得球数画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-5]
態様D2-4に記載の遊技機は、さらに、
透過性を有する役物を備え、
前記獲得球数画像の少なくとも一部分は、前記役物を介して視認可能になっている、
ことを特徴とする遊技機。
[ツーリーチ演出A]
図116は、ツーリーチ演出Aを説明するための図である。
まず、ツーリーチ演出Aでは、図116(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。次に、図116(B)に示すように、第1リーチ演出が実行される。この第1リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが左から右方向に移動する演出である。図116(B)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。次に、図116(C)に示すように、第2リーチ演出が実行される。この第2リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが右から左方向に移動する演出である。図116(C)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。
なお、図116(A)~(C)は同じ変動の演出である。従って、同一変動において、第1リーチ演出と第2リーチ演出が実行され、言い換えれば、2つの異なるリーチ演出が実行される。
図117は、ツーリーチ演出Bを説明するための図である。
まず、ツーリーチ演出Bでは、図117(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。次に、図117(B)に示すように、第1リーチ演出が実行される。この第1リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが左から右方向に移動する演出である。図117(B)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。次に、図117(C)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連を示唆する図柄(以下では擬似連示唆図柄とも呼ぶ)で停止される演出である。なお、擬似連演出とは、変動変出の開始時やリーチ演出中等において実行される演出であり、例えば、装飾図柄を変動開始させ仮停止させる演出を繰り返す演出、装飾図柄の所定の図柄配列の少なくとも一部を仮停止させる演出を繰り返す演出、予め決められたロゴを仮停止させる演出を繰り返す演出、または、「×2」、「×3」、「擬似」など擬似連を連想させる表示と共に、装飾図柄の変動演出を実行させる演出を含む。以下で示される擬似連演出も同様である。
なお、図117(A)~(D)は同じ変動の演出である。従って、同一変動において、第1リーチ演出と第2リーチ演出が実行され、言い換えれば、2つの異なるリーチ演出が実行される。
図118は、ツーリーチ演出Cを説明するための図である。
まず、ツーリーチ演出Cでは、図118(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。次に、図118(B)に示すように、第1リーチ演出が実行される。この第1リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが左から右方向に移動する演出である。図118(B)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。次に、図118(C)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連を示唆する図柄(以下では擬似連示唆図柄とも呼ぶ)で停止される演出である。
以下に、ツーリーチ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、ツーリーチ演出において、同一変動で、第1リーチ演出と第2リーチ演出を行うようにしている。この構成によれば、同一変動で、2つの態様のリーチ演出が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、ツーリーチ演出において、第1リーチ演出の後に第2リーチ演出が行われる構成となっている。この構成によれば、2つのリーチ演出が順番に行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、ツーリーチ演出において、第1リーチ演出は、装飾図柄が左方向に変動し、第2リーチ演出では、装飾図柄が右方向に変動する演出である。この構成によれば、2つのリーチ演出において、異なる方向に装飾図柄が変動するので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、ツーリーチ演出において、第1リーチ演出は、装飾図柄が左方向に変動し、第2リーチ演出では、装飾図柄が右方向に変動する演出である。この構成によれば、2つのリーチ演出において、反対方向に装飾図柄が変動するので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、ツーリーチ演出において、
前記第4の表示演出は、擬似連をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後、前記第4の表示演出がおこなわれ、その後、前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
以下に、ツーリーチ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、第1リーチ演出において変動する装飾図柄8Cが左から右に移動し、第2リーチ演出において変動する中装飾図柄8Cが右から左に移動することで、同一変動において、異なる2つのリーチ演出を実現する構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、第1リーチ演出において変動する装飾図柄8Cが右から左に移動し、第2リーチ演出において変動する装飾図柄8Cが左から右に移動することで、同一変動において、異なる2つのリーチ演出を実現する構成としてもよいし、第1リーチ演出において変動する装飾図柄8Cが下から上に移動し、第2リーチ演出において変動する装飾図柄8Cが上から下に移動することで、同一変動において、異なる2つのリーチ演出を実現する構成としてもよい。また、第1リーチ演出において変動する装飾図柄8Cが停止する装飾図柄8L,8Rの手前を移動し、第2リーチ演出において変動する中装飾図柄8Cが停止する装飾図柄8L,8Rの後ろ側を移動することで、同一変動において、異なる2つのリーチ演出を実現する構成としてもよい。
また、第1リーチ演出においてリーチ状態を形成する装飾図柄8L,8Rと、第2のリーチ演出においてリーチ状態を形成する装飾図柄8L,8Rとの図柄を異なるようにすることで、同一変動において、異なる2つのリーチ演出を実現する構成としてもよい。
さらに、第1リーチ演出において変動する装飾図柄8Cがランダムに移動し、第2リーチ演出において変動する装飾図柄8Cもランダムに移動することで、同一変動において、異なる2つのリーチ演出を実現する構成としてもよい。
なお、第1リーチ演出と第2リーチ演出の順番を逆にして、第2リーチ演出の後に第1リーチ演出を実行するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D3-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、装飾図柄を用いて第1の態様のリーチ状態を形成する演出であり、
前記第2の表示演出は、前記装飾図柄を用いて前記第1の態様とは異なる第2の態様のリーチ状態を形成する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、同一変動において、前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とがおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後、前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記第1の態様のリーチ状態は、停止された装飾図柄と変動する装飾図柄とを含んでおり、前記変動する装飾図柄が第1の方向に移動する態様であり、
前記第2の態様のリーチ状態は、停止された装飾図柄と変動する装飾図柄とを含んでおり、前記変動する装飾図柄が前記第1の方向とは異なる第2の方向に移動する態様である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の方向は、前記第1の方向の反対方向である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、擬似連をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後、前記第4の表示演出がおこなわれ、その後、前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[特殊図柄変動演出A]
図119は、特殊図柄変動演出Aを説明するための図である。
まず、特殊図柄変動演出Aでは、図119(A)に示すように、第1図柄変動演出が実行される。この第1図柄変動演出では、数字図柄のみから構成される装飾図柄8L,8C,8Rを用いて変動演出が実行される。この数字図柄のみから構成される装飾図柄8L,8C,8Rを、通常装飾図柄8L,8C,8Rとも呼ぶ。次に、図119(B)に示すように、第1図柄擬似連演出が実行される。この第1図柄擬似連演出は、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとは、数字図柄の数字が一つ違う状態となっている。次に、図119(C)に示すように、第2図柄変動演出が実行される。この第2図柄変動演出では、数字図柄に見方キャラクタ画像D41が付加された装飾図柄8L,8C,8Rを用いて変動演出が実行される。この数字図柄に見方キャラクタ画像D41が付加された装飾図柄8L,8C,8Rを、第1特殊装飾図柄8L,8C,8Rとも呼ぶ。第1特殊装飾図柄8L,8C,8Rでは、数字図柄が異なっていてもすべての図柄に見方キャラクタ画像D41が付加された状態である。次に、図119(D)に示すように、第2図柄擬似連演出が実行される。この第2図柄擬似連演出は、第1特殊装飾図柄8Lと第1特殊装飾図柄8Rが停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。第1特殊装飾図柄8Lと第1特殊装飾図柄8Rとは、数字図柄の数字が一つ違う状態となっている。
なお、図119(A)~(D)は、同じ変動の演出である。
図120は、特殊図柄変動演出Bを説明するための図である。
まず、特殊図柄変動演出Bでは、図120(A)に示すように、第1図柄変動演出が実行される。この第1図柄変動演出では、第1特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて変動演出が実行される。次に、図120(B)に示すように、第1図柄擬似連演出が実行される。この第1図柄擬似連演出は、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとは、数字図柄の数字が一つ違う状態となっている。次に、図120(C)に示すように、第2図柄変動演出が実行される。この第2図柄変動演出では、数字図柄に見方キャラクタ画像D41が付加された第1特殊装飾図柄にさらに見方キャラクタの名前画像D42が付加された装飾図柄8L,8C,8Rを用いて変動演出が実行される。この第1特殊装飾図柄にさらに見方キャラクタの名前画像D42が付加された装飾図柄8L,8C,8Rを、第2特殊装飾図柄8L,8C,8Rとも呼ぶ。図120(C)の名前画像D42は、「OARO」と表されている。第特殊装飾図柄8L,8C,8Rでは、数字図柄が異なっていてもすべての図柄に名前画像D42が付加された状態である。次に、図120(D)に示すように、第2図柄擬似連演出が実行される。この第2図柄擬似連演出は、第2特殊装飾図柄8Lと第2特殊装飾図柄8Rが停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。第2特殊装飾図柄8Lと第2特殊装飾図柄8Rとは、数字図柄の数字が一つ違う状態となっている。
なお、図120(A)~(D)は、同じ変動の演出である。
図121は、特殊図柄変動演出Cを説明するための図である。
まず、特殊図柄変動演出Cでは、図121(A)に示すように、第1図柄変動演出が実行される。この第1図柄変動演出では、第3特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて変動演出が実行される状態となっている。この第3特殊装飾図柄8L,8C,8Rは、数字図柄とキャラクタ画像とが付加され、数字図柄ごとに付加されるキャラクタが異なる構成となっている。例えば、数字図柄が7の装飾図柄には、見方キャラクタ画像D41が付加され、数字図柄が6の装飾図柄には、敵キャラクタD43が付加される。次に、図121(B)に示すように、第1図柄擬似連演出が実行される。この第1図柄擬似連演出は、第3特殊装飾図柄8Lと第3特殊装飾図柄8Rが停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとは、数字図柄の数字が一つ違う状態となっている。次に、図121(C)に示すように、第2図柄変動演出が実行される。この第2図柄変動演出では、第4特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて変動演出が実行される。この第4特殊装飾図柄8L,8C,8Rは、数字図柄とキャラクタ画像と名前画像とが付加され、数字図柄ごとに付加されるキャラクタおよび名前画像とが異なる構成となっている。例えば、数字図柄が7の装飾図柄には、見方キャラクタ画像D41と名前画像D42が付加され、数字図柄が6の装飾図柄には、敵キャラクタD43と名前画像D44が付加される。名前画像D44は、「OORO」と表されている。次に、図121(D)に示すように、第2図柄擬似連演出が実行される。この第2図柄擬似連演出は、第4特殊装飾図柄8Lと第4特殊装飾図柄8Rが停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。第4特殊装飾図柄8Lと第4特殊装飾図柄8Rとは、数字図柄の数字が一つ違う状態となっている。
なお、図121(A)~(D)は、同じ変動の演出である。
以下に、演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出において、第1図柄変動演出の装飾図柄8L,8C,8Rは、1つ以上の要素を含み、第2図柄変動演出の装飾図柄8L,8C,8Rは、第1図柄変動演出での装飾図柄8L,8C,8Rに含まれる要素に加えて、第1図柄変動演出での装飾図柄8L,8C,8Rにはない新たな要素を含む構成となっている。この構成によれば、要素が異なる装飾図柄によって2つの変動演出が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出において、第1図柄変動演出の後に第2図柄変動演出が実行される。この構成によれば、第1図柄変動演出の後に、第2図柄変動演出が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出において、同一変動において、第1図柄変動演出と第2図柄変動演出とは行われる。この構成によれば、同一変動で第1図柄変動演出と第2図柄変動演出とが行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出Bにおいて、第2図柄変動演出では、特殊図柄変動演出における第2図柄変動演出の装飾図柄に含まれる要素(見方キャラクタ画像D41)を用いて、所定の演出がおこなわれる(後述の変形例3)。この構成によれば、装飾図柄に含まれる要素を用いた演出が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出において、数字図柄を含む装飾図柄による変動演出を行い、数字図柄と見方キャラクタ画像D41を含む装飾図柄による変動演出を行い、その後、数字図柄と見方キャラクタ画像D41とさらに味方キャラクタの名前画像D42とを含む装飾図柄による変動演出を行う(後述の変形例1)。この構成によれば、要素の数がそれぞれ異なる3つの変動演出を行うので、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出において、通常装飾図柄8L,8C,8R、第1特殊装飾図柄8L,8C,8R、第2特殊装飾図柄8L,8C,8R、第3特殊装飾図柄8L,8C,8R、および、第4特殊装飾図柄8L,8C,8Rのうちの3つ以上を組み合わせて、同一変動内で、変動演出を実現するようにしてもよい。
例えば、同一変動内において、通常装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第1特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第2特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行うようにしてもよい。
また、同一変動内において、通常装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第3特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第4特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行うようにしてもよい。
さらに、同一変動内において、通常装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第1特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第2特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第3特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行うようにしてもよい。
また、これらの演出の順番を組み替えてもいい。例えば、同一変動内において、第2装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、第1特殊装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行い、次に、通常装飾図柄8L,8C,8Rを用いて演出を行うようにしてもよい。
また、これらの装飾図柄8L,8C,8Rの組み合わせ演出をモードごとに対応させてもいい。例えば、モードAでは、特殊図柄変動演出Aを行い、モードBでは、特殊図柄変動演出Bを行い、モードCでは、特殊図柄変動演出Cを行うようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出を同一変動内で行うようにしているが、本発明はこれに限られるものではなく、複数の変動に別けて行うようにしてもよい。例えば、特殊図柄変動演出Aにおいて、図119(A),(B)を同一変動内で行い、図119(C),(D)を次の変動内で行うようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、特殊図柄変動演出A~Cにおいて、装飾図柄8L,8C,8Rに含まれる要素を含む画像を用いて所定の演出(例えば、リーチ演出、擬似連演出、チャンスアップ演出、先読み演出、大当たり示唆演出)を行うようにしてもよい。例えば、特殊図柄変動演出Aの第2図柄変動演出の装飾図柄8L,8C,8Rが含む見方キャラクタ画像D41を用いて、チャンスアップ演出を行うようにしてもよい。この場合、見方キャラクタ画像D41を用いたチャンスアップ演出を第2図柄変動演出の後に行うようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D4-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、装飾図柄を第1の態様で表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、前記装飾図柄を前記第1の態様とは異なる前記第2の態様で表示する演出であり、
前記第1の態様の装飾図柄は、1つ以上の要素を含み、
前記第2の態様の装飾図柄は、前記第1の態様の装飾図柄に含まれる要素に加えて、前記第1の態様の装飾図柄にはない新たな要素を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D4-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D4-3]
態様2に記載の遊技機であって、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、同一変動において、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D4-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、前記第2の態様の前記装飾図柄に含まれる要素を含む画像とを用いておこなう演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D4-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記装飾図柄を前記第2の態様とは異なる第3の態様で表示する演出であり、
前記第3の態様の装飾図柄は、前記第2の態様の装飾図柄に含まれる要素に加えて、前記第2の態様の装飾図柄にはない新たな要素を含み、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第4の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出の後に、前記第4の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[はずれ以外示唆演出A]
図122は、はずれ以外示唆演出Aを説明するための図である。
まず、はずれ以外示唆演出Aでは、図122(A)に示すように、当該変動演出が実行される。この当該変動演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。次に、図122(B)に示すように、はずれ図柄配列停止演出が実行される。このはずれ図柄配列停止演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを用いてはずれを表すはずれ図柄配列を停止させる演出である。図122(B)では、はずれ図柄配列として、装飾図柄8Lに7図柄、装飾図柄8Rに6図柄が用いられ、装飾図柄8Cに特殊図柄が用いられる。この特殊図柄を含むはずれ図柄配列は、はずれ以外の示唆をしている。具体的には、この特殊図柄を含むはずれ図柄配列は、はずれとは別に、保留のいずれかで大当たりすることを示唆している。次に、図122(C)に示すように、次変動演出が実行される。この次変動演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。次に、図122(D)に示すように、大当たり図柄配列停止演出が実行される。この大当たり図柄配列停止演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを用いて大当たりを表す大当たり図柄配列を停止させる演出である。図122(D)では、大当たり図柄配列として、装飾図柄8L,8C,8Rを用いて7図柄のぞろ目を形成している。
なお、図122(A),(B)が当該変動にかかる演出であり、図122(C),(D)が次変動にかかる演出である。図122(C),(D)は、当該変動演出に対して次の次の変動にかかる演出でもいいし、当該変動に対して次の次の次の変動にかかる演出でもいいし、当該変動に対して次の次の次の次の変動にかかる演出でもいい。すなわち、図122(B)で特殊図柄を含むはずれ図柄配列を停止した後、大当たりのある変動で図122(C),(D)が実行される。この場合、図122(A),(B)の当該変動にかかる演出が行われた後、図122(C),(D)にかかる演出(大当たりする演出)が行われるまでの間に、所定の変動がある場合には、その変動においても、特殊図柄を含むはずれ図柄配列を停止表示させる。
図123は、はずれ以外示唆演出Bを説明するための図である。
まず、はずれ以外示唆演出Bでは、図123(A)に示すように、当該変動演出が実行される。この当該変動演出は、表示画面7aの略中央で装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、また、表示画面7aの上部右で装飾図柄9L,9C,9Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。装飾図柄8L,8C,8Rは、装飾図柄9L,9C,9Rよりも大きく形成されている。次に、図123(B)に示すように、はずれ図柄配列停止演出が実行される。このはずれ図柄配列停止演出は、表示画面7aの略中央で装飾図柄8L,8C,8Rを用いてはずれを表すはずれ図柄配列を停止させる共に、表示画面7aの上部右で装飾図柄9L,9C,9Rを用いてはずれ図柄配列を停止させる演出である。図123(B)では、装飾図柄8L,8C,8Rを用いたはずれ図柄配列として、装飾図柄8Lに7図柄、装飾図柄8Cと装飾図柄8Rに6図柄が用いられている。また、装飾図柄9L,9C,9Rを用いたはずれ図柄配列として、装飾図柄9Lに7図柄、装飾図柄9Rに6図柄が用いられ、装飾図柄9Cに特殊図柄が用いられる。この特殊図柄を含む装飾図柄9L,9C,9Rによるはずれ図柄配列は、はずれ以外の示唆をしている。具体的には、この特殊図柄を含む装飾図柄9L,9C,9Rによるはずれ図柄配列は、はずれとは別に、保留のいずれかで大当たりすることを示唆している。
図124は、はずれ以外示唆演出Cを説明するための図である。
まず、はずれ以外示唆演出Cでは、図124(A)に示すように、当該変動演出が実行される。この当該変動演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。
以下に、はずれ以外示唆演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出において、変動演出の後にはずれ図柄配列停止演出が行われ、はずれ図柄配列停止演出で停止表示されるはずれ図柄配列は、はずれ以外の所定の示唆を行う特殊図柄を含む。この構成によれば、はずれ図柄配列が停止されても特殊図柄により所定の示唆が行われるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出において、装飾図柄9L,9C,9Rを変動表示させるときに、装飾図柄8L,8C,8Rを変動表示させる構成となっている。この構成によれば、2つの装飾図柄による変動表示がおこなわれるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出において、特殊図柄を含むはずれ図柄配列は、保留に大当たりがあることを示唆する表示を含む構成である。この構成によれば、はずれ図柄配列により保留に大当たりがあることが示唆されるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出において、当該変動演出の後、特殊図柄を含むはずれ図柄配列で停止表示させた後、次変動でも特殊図柄を含むはずれ図柄配列で停止表示させる。この構成によれば、特殊図柄による所定の示唆が継続されるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出Bにおいて、特殊図柄を含むはずれ図柄配列停止演出の後、次の変動において、大当たり図柄配列停止演出がおおこなわれ、大当たり図柄配列には特殊図柄は含まない構成となっている。この構成によれば、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、はずれ以外示唆演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出A~Cにおいて、特殊図柄を含むはずれ図柄配列は、はずれ以外の示唆として、保留のいずれかで大当たりすることの示唆や保留のいずれで擬似連演出が起こることの示唆をおこなっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、特殊図柄を含むはずれ図柄配列は、はずれ以外の示唆として、保留のいずれかで特定のリーチ演出(例えば、ストリーリーチ演出やプレミアムリーチ演出)が出現することの示唆、または、保留のいずれかで特定のキャラクタ(例えば、プレミアムキャラクタ)が出現することの示唆などをおこなうようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出Bにおいて、装飾図柄9L,9C,9Rにのみ特殊図柄を含むはずれ図柄配列が形成される構成であったが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、装飾図柄9L,9C,9Rと装飾図柄8L,8C,8Rのいずれか一方、または、装飾図柄9L,9C,9Rと装飾図柄8L,8C,8Rの両方に特殊図柄を含むはずれ図柄配列が形成される構成としてもよい。この場合、装飾図柄9L,9C,9Rと装飾図柄8L,8C,8Rの両方に特殊図柄を含むはずれ図柄配列が形成された場合には、装飾図柄9L,9C,9Rと装飾図柄8L,8C,8Rのいずれか一方に特殊図柄を含むはずれ図柄配列が形成された場合よりも遊技者に有利な状態になることを示唆する構成であってもよい。例えば、装飾図柄9L,9C,9Rと装飾図柄8L,8C,8Rの両方に特殊図柄を含むはずれ図柄配列が形成された場合には、保留内に2つ以上の大当たりが存在することを示唆するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、はずれ以外示唆演出A~Cにおいて、特殊図柄を含むはずれ図柄配列を停止した後、大当たりのある変動までの間に所定の変動がある場合には、その変動においても、特殊図柄を含むはずれ図柄配列を停止表示させる構成としているが、本発明はこれに限られるものではなく、特殊図柄を含むはずれ図柄配列を停止表示させないようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D5-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、装飾図柄を変動させる演出であり、
前記第2の表示演出は、前記装飾図柄を複数の態様のうちの一つの態様であるはずれ図柄配列で停止させる演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後、前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出において、前記装飾図柄を第1の態様のはずれ図柄配列で停止させる場合があり、
前記第1の態様のはずれ図柄配列は、はずれ以外の所定の示唆表示を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D5-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、前記装飾図柄よりも大きい他の装飾図柄を変動させる演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第3の表示演出を含む場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出のときに、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D5-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記第1の態様のはずれ図柄配列は、前記所定の示唆表示として、保留に当たりがあることを示唆する表示を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D5-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記組み合わせ演出では、前記装飾図柄を前記第1の態様のはずれ図柄配列で停止させた後、次の変動において、再度、前記第1の表示演出がおこなわれ、その後、前記第2の表示演出がおこなわれ、当該第2の表示演出において、前記所定の示唆表示として特定の図柄を含む前記第1の態様のはずれ図柄配列で停止させる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D5-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記装飾図柄を大当たり図柄配列で停止させる演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記装飾図柄を前記第1の態様のはずれ図柄配列で停止させた後、次の変動において、再度、前記第1の表示演出がおこなわれ、その後、前記第4の表示演出がおこなわれ、
前記装飾図柄の大当たり配列は、前記所定の示唆表示を含まない
ことを特徴とする遊技機。
図125は、装飾図柄移動演出Aを説明するための図である。
まず、装飾図柄移動演出Aでは、図125(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。次に、図125(B)に示すように、装飾図柄手前移動リーチ演出が実行される。この装飾図柄手前移動リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが左から右方向に移動すると共に、装飾図柄8Cが停止している装飾図柄8Lと装飾図柄8Rの手前側を移動する演出である。図125(B)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。次に、図125(C)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。装飾図柄8Cは、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rに隣接して配置されると共に、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとの間に停止する。
なお、図125(A)~(C)は同じ変動の演出である。
図126は、装飾図柄移動演出Bを説明するための図である。
まず、装飾図柄移動演出Bでは、図126(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。次に、図126(B)に示すように、装飾図柄手前移動リーチ演出が実行される。この装飾図柄手前移動リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが左から右方向に移動すると共に、装飾図柄8Cが停止している装飾図柄8Lと装飾図柄8Rの手前側を移動する演出である。図126(B)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。次に、図126(C)に示すように、装飾図柄後方移動リーチ演出が実行される。この装飾図柄後方移動リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが左から右方向に移動すると共に、装飾図柄8Cが停止している装飾図柄8Lと装飾図柄8Rの後方側を移動する演出である。図126(C)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。
なお、図126(C)の装飾図柄後方移動リーチ演出の後に、図126(B)の装飾図柄手前移動リーチ演出を行うようにしてもよい。次に、図126(D)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。装飾図柄8Cは、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rに隣接して配置されると共に、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとの間に停止する。
なお、図126(A)~(D)は同じ変動の演出である。
図127は、装飾図柄移動演出Cを説明するための図である。
まず、装飾図柄移動演出Cでは、図127(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。次に、図127(B)に示すように、装飾図柄手前移動リーチ演出が実行される。この装飾図柄手前移動リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが左から右方向に移動すると共に、装飾図柄8Cが停止している装飾図柄8Lと装飾図柄8Rの手前側を移動する演出である。図127(B)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。次に、図127(C)に示すように、装飾図柄後方移動リーチ演出が実行される。この装飾図柄後方移動リーチ演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止し、装飾図柄8Cが変動しているリーチ状態が形成され、リーチ状態において、装飾図柄8Cが右から左方向に移動すると共に、装飾図柄8Cが停止している装飾図柄8Lと装飾図柄8Rの後方側を移動する演出である。図127(C)では、7図柄を用いたリーチ状態が形成されている。次に、図127(D)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rが同じ図柄で停止した状態で、装飾図柄8Cが擬似連示唆図柄で停止される演出である。装飾図柄8Cは、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rに隣接して配置されると共に、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとの間に停止する。
なお、図127(A)~(D)は同じ変動の演出である。
以下に、装飾図柄移動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出において、変動開始演出後、装飾図柄手前移動リーチ演出が行われる。この構成によれば、装飾図柄が他の装飾図柄の手前を通過するように移動するので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出において、装飾図柄8L,8Rとでリーチ状態が形成された状態で、装飾図柄8Cを装飾図柄8L,8Rの手前を通過させる演出である。この構成によれば、装飾図柄8Cが装飾図柄8L,8Rの手前を通過するように移動するので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出において、変動開始演出における装飾図柄8Cの移動方向は下方向であり、装飾図柄手前移動リーチ演出における装飾図柄8Cの移動方向は横方向である。この構成によれば、遊技者は装飾図柄の動きを楽しむことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出Bにおいて、装飾図柄手前移動リーチ演出が行われ、その後、装飾図柄後方移動リーチ演出が行われる。この構成によれば、遊技者は、装飾図柄の動きを楽しむことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出において、装飾図柄手前移動リーチ演出の後、装飾図柄8Cを装飾図柄8L,8Rに隣接して停止表示させる擬似連演出が行われる。この構成によれば、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、装飾図柄移動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出A~Cにおいて、装飾図柄8Cは、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rに隣接して配置されると共に、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとの間に停止する構成となっているが、本発明はこれに限られるものではなく、装飾図柄8Cは、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rから離れて停止される構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出A~Cにおいて、装飾図柄手前移動リーチ演出は、リーチ状態(装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとが同じ図柄)のときに、装飾図柄8Cが停止した装飾図柄8L,8Rの手前を移動する構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとが異なる図柄で停止しているときにおいて、装飾図柄8Cが装飾図柄8L,8Rの手前を移動する構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、装飾図柄移動演出A~Cにおいて、装飾図柄手前移動リーチ演出は、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとが停止状態のときに、装飾図柄8Cが、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rの手前を移動する構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、装飾図柄8Lと装飾図柄8Rとが動いている状態のときに、装飾図柄8Cが装飾図柄8L,8Rの手前を移動する構成でもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D6-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1の装飾図柄と第2の装飾図柄とを含む複数の装飾図柄を変動表示させる演出であり、
前記第2の表示演出は、前記第1の装飾図柄を停止状態とし、前記第2の装飾図柄を前記第1の装飾図柄の手前を通過するように移動させる演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D6-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記第2の表示演出は、前記第1の装飾図柄を含む装飾図柄によってリーチ状態が形成された状態で、前記第2の装飾図柄が前記第1の装飾図柄の手前を通過するように移動させる演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D6-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記第1の表示演出において、前記第2の装飾図柄の変動方向は、第1の方向であり、
前記第2の表示演出において、前記第2の装飾図柄の移動方向は、前記第1の方向とは異なる第2の方向である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D6-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、前記第1の装飾図柄を停止状態とし、前記第2の装飾図柄を前記第1の装飾図柄の後方を通過するように移動させる演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第3の表示演出を含む場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出または前記第3の表示演出のうちのどちらか一方がおこなわれ、その後に、他方の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D6-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、停止状態の前記第1の装飾図柄に隣接させて、前記第2の装飾図柄を停止させる演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれ、その後に前記第4の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
図128は、特殊擬似連演出Aを説明するための図である。
まず、特殊擬似連演出Aでは、図128(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
図129は、特殊擬似連演出Bを説明するための図である。
まず、特殊擬似連演出Bでは、図129(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
図130は、特殊擬似連演出Cを説明するための図である。
まず、特殊擬似連演出Cでは、図130(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
以下に、特殊擬似連演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出において、第1擬似連演出が行われ、第1擬似連演出では、擬似連演出を示唆する擬似連示唆図柄D72が表示され、擬似連示唆図柄D72内に擬似連演出とは異なる示唆をするリーチ演出示唆画像D71が表示される。この構成によれば、擬似連示唆図柄D72内に擬似連演出とは異なる示唆をするリーチ演出示唆画像D71が表示されるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出Bにおいて、第1擬似連演出の後に、第2擬似連演出が行われ、第2擬似連演出でも、擬似連演出を示唆する擬似連示唆図柄D73が表示され、擬似連示唆図柄D73内に擬似連演出とは異なる示唆をするリーチ演出示唆画像D74が表示される。この構成によれば、第1擬似連演出に加えて第2擬似連演出でも、擬似連示唆図柄D73内に擬似連演出とは異なる示唆をするリーチ演出示唆画像D74が表示されるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出において、第1擬似連演出や第2擬似連演出で用いられるリーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、リーチ演出の種類を示唆する画像である。この構成によれば、リーチ演出の種類を遊技者は知ることができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出において、特殊擬似連演出において、第1擬似連演出や第2擬似連演出で用いられるリーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、擬似連示唆図柄D72や擬似連示唆図柄D73の背景画像である。この構成によれば、背景画像によりリーチ演出の種類を遊技者は知ることができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出において、第1擬似連演出や第2擬似連演出で用いられるリーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、キャラクタ画像である。この構成によれば、キャラクタ画像により容易にリーチ演出の種類を遊技者は知ることができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、特殊擬似連演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出Aにおいて、第1擬似連演出で擬似連示唆図柄D72の背景画像としてリーチ演出示唆画像D71を表示し、第2擬似連演出では、リーチ演出示唆画像D71を含まない擬似連示唆図柄D72Aを表示するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、第3擬似連演出がある場合に、第2擬似連演出で擬似連示唆図柄D72の背景画像としてリーチ演出示唆画像D71を表示し、第3擬似連演出では、リーチ演出示唆画像D71を含まない擬似連示唆図柄D72Aを表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出A~Cにおいて、擬似連示唆図柄D72や擬似連示唆図柄D73内に表示するリーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、特定のリーチ演出への発展を示唆しているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、擬似連示唆図柄D72や擬似連示唆図柄D73内に、チャンスアップを示唆するチャンスアップ示唆画像を表示してもいいし、大当たりを示唆する大当たり示唆画像を表示してもいいし、先読み演出を示唆する先読み演出示唆画像を表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出A~Cにおいて、リーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、擬似連示唆図柄D72や擬似連示唆図柄D73の背景画像として表示されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、リーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、擬似連示唆図柄D72や擬似連示唆図柄D73の一部分として表示されてもいいし、リーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、擬似連示唆図柄D72や擬似連示唆図柄D73の前面に表示され、NEXT画像が背景にある状態でもいい。
上記実施形態の遊技機1では、特殊擬似連演出A~Cにおいて、リーチ演出示唆画像D71やリーチ演出示唆画像D74は、キャラクタ画像であるが、本発明はこれに限られるものではなく、文字画像や風景画像など他の画像でもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D7-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1の擬似連演出を行う演出であり、
前記第2の表示演出は、前記第1の擬似連演出とは異なる第2の擬似連演出を行う演出であり、
前記第1の擬似連演出は、擬似連演出を示唆する第1の擬似連示唆画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第1の表示演出では、前記第1の擬似連示唆画像内に擬似連演出とは異なる演出の示唆をする第1の特定示唆画像が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D7-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第2の擬似連演出は、擬似連演出を示唆する第2の擬似連示唆画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出において、前記第2の表示表示では、前記第2の擬似連示唆画像内に擬似連演出とは異なる演出の示唆をする第2の特定示唆画像が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D7-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記特定示唆画像は、リーチ演出の種類を示唆する画像である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D7-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定示唆画像は、前記擬似連示唆画像の背景画像である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D7-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定示唆画像は、キャラクタ画像である、
ことを特徴とする遊技機。
図131は、通常擬似連演出を説明するための図である。
まず、通常擬似連演出では、図131(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
なお、図131(A)~(C)は、同じ変動での演出である。
図132は、擬似連示唆画像使用演出Aを説明するための図である。
まず、擬似連示唆画像使用演出Aでは、図132(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
なお、図132(A)~(D)は、同じ変動での演出である。
図133は、擬似連示唆画像使用演出Bを説明するための図である。
まず、擬似連示唆画像使用演出Bでは、図133(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
なお、図133(A)~(D)は、同じ変動での演出である。
以下に、通常擬似連演出、擬似連示唆画像使用演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、通常擬似連演出において、NEXT画像D81を用いた擬似連演出を行い、擬似連示唆画像使用演出において、NEXT画像D81を用いて大当たり示唆演出を実行している。この構成によれば、NEXT画像D81に種々の作用を持たせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、擬似連示唆画像使用演出Bにおいて、NEXT画像D81を用いた大当たり示唆演出をおこなっているときに、第2可動役物15を可動させて役物演出を実行するようにしている。この構成によれば、NEXT画像D81の大当たり示唆の作用をより強調することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、擬似連示唆画像使用演出は、大当たり遊技終了直後の変動においておこなわれる。この構成によれば、NEXT画像D81の出現により大当たり示唆をより強調することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、擬似連示唆画像使用演出において、NEXT画像D81は、大当たりを示唆する大当たり示唆演出で用いられる。この構成によれば、NEXT画像D81は、大当たりを示唆する大当たり示唆演出で用いられ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、擬似連示唆画像使用演出において、NEXT画像D81は、遊技状態を示唆する示唆演出で用いられる(変形例1)。この構成によれば、NEXT画像D81は、遊技状態を示唆する示唆演出で用いられ、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、通常擬似連演出、擬似連示唆画像使用演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、擬似連示唆画像使用演出において、NEXT画像D81を大当たり示唆として用いているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、NEXT画像D81を、チャンスアップ演出の示唆として用いてもいいし、先読み演出の示唆として用いてもいいし、遊技状態の示唆として用いてもいい。この場合において、NEXT画像D81がチャンスアップ演出を示唆している場合には、その後に、チャンスアップ演出を行う。また、NEXT画像D81が先読み演出を示唆している場合には、その後に、先読み演出を行う。また、NEXT画像D81が遊技状態を示唆している場合には、その後に、遊技状態の報知を行う。
[変形例2]
上記実施形態の遊技機1では、擬似連示唆画像使用演出において、NEXT画像D81を大当たり示唆として用いているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、NEXT画像D81を、チャンスアップ演出として用いてもいいし、先読み演出としても用いてもいいし、遊技状態報知として用いてもいい。
上記実施形態の遊技機1では、擬似連示唆画像使用演出は、大当たり遊技終了直後(大当たり遊技終了後の1回転目)の変動において行われるようにしてもよいし、時短中に行われるようにしてもよいし、大当たり遊技中に行われるようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D8-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、特定画像を用いて擬似連演出をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、所定の演出をおこなう演出であり、
前記所定の演出は、前記特定画像を用いた演出であり、
前記特定画像は、少なくとも擬似連演出を示唆する画像である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D8-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、所定の役物を用いた役物演出がおこなわれる演出であり、
前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれているときに、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D8-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記所定の演出は、大当たり遊技終了直後の変動においておこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D8-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の演出は、大当たりを示唆する大当たり示唆演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D8-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の示唆演出は、遊技状態を示唆する遊技状態示唆演出である、
ことを特徴とする遊技機。
図134は、全回転演出Aを説明するための図である。
まず、全回転演出Aでは、図134(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
図135は、全回転演出Bを説明するための図である。
まず、全回転演出Bでは、図135(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
図136は、全回転演出Cを説明するための図である。
まず、全回転演出Cでは、図136(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。
以下に、演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、全回転演出において、装飾図柄8L,8C,8Rと装飾図柄9L,9C,9Rとを用いて変動開始演出が行われ、装飾図柄9L,9C,9Rを大当たり図柄配列の状態でスクロールするスクロール演出が行われる構成となっている。この構成によれば、装飾図柄8L,8C,8Rよりも小さい装飾図柄9L,9C,9Rを用いてスクロール演出が実行されるので、遊技者を驚かせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、全回転演出A、Bにおいて、スクロール演出で装飾図柄9L,9C,9Rをスクロールしているときに、装飾図柄8L,8C,8Rが表示されない構成となっている。この構成によれば、装飾図柄9L,9C,9Rに注目することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、全回転演出B,Cにおいて、大当たり図柄停止処理で装飾図柄9L,9C,9Rと装飾図柄8L,8C,8Rの両方を用いて大当たり図柄配列を停止表示するようにしている。この構成によれば、遊技者に大当たりをしっかりと強調することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、全回転演出において、装飾図柄9L,9C,9Rの大きさは変化しない構成となっている。この構成によれば、スクロール演出以外の遊技演出に注目をもっていくことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、全回転演出Cにおいて、装飾図柄8L,8C,8Rの大きさを第1スクロール演出から第2スクロール演出で変化させるようにしている。この構成によれば、装飾図柄の抑揚により、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、全回転演出A~Cにおいて、変動開始演出、リーチ演出、スクロール演出、大当たり図柄停止演出での装飾図柄9L,9C,9Rの大きさは、同じであったが本発明はこれに限られるものではなく、それぞれ異なっていても良いし、一部の演出でのみ異なっていてもよい。例えば、変動開始演出、リーチ演出での装飾図柄9L,9C,9Rの大きさと、スクロール演出、大当たり図柄停止演出での装飾図柄9L,9C,9Rの大きさが異なっていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、全回転演出A,Bにおいて、スクロール演出時に、装飾図柄8L,8C,8Rは消える構成となっているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、スクロール演出時に、装飾図柄8L,8C,8Rは一瞬だけ消える場合があってもよい。また、スクロール演出時、装飾図柄8L,8C,8Rを表示し続けてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D9-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1の装飾図柄を変動させる演出を行う演出であり、
前記第2の表示演出は、前記第1の装飾図柄よりも小さい第2の装飾図柄を変動させる演出であり、
前記第3の表示演出は、前記第2の装飾図柄を大当たり図柄配列とした状態でスクロールさせる全回転演出を行う演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出と、前記第2の表示演出とがおこなわれた後、第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D9-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記第1の装飾図柄を表示しない非表示演出を行う演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれているときに、前記第4の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D9-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、前記第1の装飾図柄を用いて大当たり図柄配列を停止表示し、さらに、前記第2の装飾図柄を用いて大当たり図柄配列を停止表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D9-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の表示演出における前記第2の装飾図柄と、前記第3の表示演出における前記第2の装飾図柄の大きさは、変化しない、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D9-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第6の表示演出をおこなう場合があり、
前記第6の表示演出は、前記第1の装飾図柄の大きさが変化する演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第6の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれているときに、前記第6の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
図137は、カウントダウン変動演出Aを説明するための図である。カウントダウン変動演出Aでは、まず、図137(A)のカウントダウン表示が実行される。具体的には、まず、表示画面7aに、数値画像IN1が表示される。数値画像IN1は、特定の値の数値であり、ここではローマ字で表記されている。なお、ここでは、数値画像IN1はローマ字表記としたが、これ以外の表記であってもよい。また、ここでは、数値として4が示されているが、これも例示であり、数値は、任意の値とすることができる。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。
図138は、カウントダウン変動演出Bを説明するための図である。カウントダウン変動演出Bは、図137のカウントダウン変動演出Aと比較して、数値画像IN1の態様が異なる。図138(A)のカウントダウン表示では、表示画面7aに、枠で囲まれた数値画像IN1が表示される。ここでは、数値として1が示されているが、これも例示であり、数値は、任意の値とすることができる。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。
図139は、カウントダウン変動演出Cを説明するための図である。カウントダウン変動演出Cは、図137のカウントダウン変動演出Aと比較して、カウントダウン変動演出Bは、図137のカウントダウン変動演出Aと比較して、数値画像IN1の態様、および、特定画像IMCが表示される点が異なる。図139(A)のカウントダウン表示では、表示画面7aに、半透明の数値画像IN1と、特定画像IMCと、が表示される。ここでは、数値画像IN1はローマ字表記としたが、これ以外の表記であってもよい。数値は、任意の値とすることができる。特定画像IMCは、特定の対象を表した画像であり、ここでは、笑顔の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。特定画像IMCは、半透明の数値画像IN1と重なって表示される。第1可動役物14は、第1態様となっている。すなわち、表示画面7aの前方に位置している。
以下に、カウントダウン変動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図137~図139に示すように、表示画面7aに数値画像IN1が表示される第1の演出と、第1の演出の後、装飾図柄8L,8C,8Rが変動表示される第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図137~図139に示すように、第2の演出の後、装飾図柄8L,8C,8Rが停止表示される第3の演出と、第3の演出の後、第1の演出で表示された数値画像IN2よりも1ディクリメントされた数値画像IN2が表示される第4の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図137~図139に示すように、第4の演出の後、装飾図柄8L,8C,8Rが変動表示とは反対の方向に移動する逆変動表示がおこなわれる第5の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図137~図139に示すように、第3の演出では、装飾図柄8L,8C,8Rによるリーチ演出は実行されず、第5の演出の後、装飾図柄8L,8C,8Rによってリーチ演出が実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図137~図139に示すように、第5の演出では、装飾図柄8L,8C,8Rが下方向から上方向に向かって移動する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に上述のカウントダウン変動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、カウントダウン表示の後、順方向変動演出が開始されるものとした。しかし、カウントダウン表示の後、順方向変動演出の前に他の演出が実行されてもよい。例えば、装飾図柄8L,8C,8Rのが停止表示された状態が表示されてもよい。カウントダウン表示と逆方向変動演出との間においても同様である。また、上記のカウントダウン変動演出は、図137~図139で示した各演出の一部を含んでよい。例えば、カウントダウン変動演出は、右装飾図柄すべり停止演出を含んでいなくてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、順方向変動演出は、表示画面7aの上方向から下方向に装飾図柄が移動するものとした。しかし、順方向変動演出は、これ以外の変動態様の演出であってもよい。例えば、順方向変動演出は、表示画面7aの左方向から右方向に装飾図柄が移動する演出であってもよい。逆方向変動演出についても同様である。
上記のカウントダウン変動演出では、カウントダウン表示は2回(例えば、図137(A)、図137(E))実行されていた。しかし、カウントダウン表示の回数は任意の回数設定することができる。例えば、カウントダウン変動演出Aにおいて、図137(A)~図137(D)を複数回繰り返し、その後、図137(E)~図137(H)を実行してもよい。このとき、数値画像IN1は、順次、1ディクリメントされる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D10-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、数値画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記表示手段に前記数値画像が表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記装飾図柄が変動表示される第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D10-2]
態様D10-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後、前記装飾図柄が停止表示される第3の演出と、
前記第3の演出の後、前記第1の演出で表示された前記数値画像よりも1ディクリメントされた数値画像が表示される第4の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D10-3]
態様D10-2に記載の遊技機であって、
前記第4の演出の後、前記装飾図柄が前記変動表示とは反対の方向に移動する逆変動表示がおこなわれる第5の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D10-4]
態様D10-3に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記装飾図柄によるリーチ演出は実行されず、
前記第5の演出の後、前記装飾図柄によってリーチ演出が実行される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D10-5]
態様D10-3または態様D10-4に記載の遊技機であって、
前記第5の演出では、前記装飾図柄が下方向から上方向に向かって移動する、
ことを特徴とする遊技機。
図140は、操作部画像重畳演出Aを説明するための図である。操作部画像重畳演出Aでは、まず、図140(A)の特定画像・操作部画像重畳演出が実行される。具体的には、まず、表示画面7aに、操作部画像BI1と、第1特定画像IC1と、文字画像IW1と、が表示される。操作部画像BI1は、遊技機1が備える操作手段の外観を表した画像であり、ここでは演出ボタン63の外観を表している。なお、操作部画像BI1は、遊技機1が備える操作手段であれば、演出ボタン63以外の操作手段の外観を表していてもよい。第1特定画像IC1は、特定の対象を表した画像であり、ここでは、笑顔の形状を表している。なお、特定の対象とは、1つの独立した対象として認識可能なすべてのものを意味しており、キャラクタや物などの画像のほか、抽象的な図形や文字、記号、煙、線、残像、等も含まれる。操作部画像BI1は、第1特定画像IC1の下側の一部分を覆うように表示される。文字画像IW1は、操作部画像BI1の操作方法に関連する文字が表されている。ここでは、操作部画像BI1が表す演出ボタン63の操作方法に関連する文字として「押せ!」が表示されている。なお、操作部画像BI1が演出ボタン63を表している場合、操作方法に関連する文字画像としては、ほかに、「連打」や「PUSH」などを例示できる。文字画像IW1は、第1特定画像IC1に重なって表示される。
図141は、操作部画像重畳演出Bを説明するための図である。操作部画像重畳演出Bは、図140の操作部画像重畳演出Aと比較して、特定画像の変化の態様が異なる。図141(A)の特定画像・操作部画像重畳演出では、表示画面7aに、第1操作部画像BI1と、第1特定画像IC1と、第1文字画像IW1と、が表示される。第1文字画像IW1の文字内容以外の点は、図140(A)の特定画像・操作部画像重畳演出と同様である。
図142は、操作部画像重畳演出Cを説明するための図である。操作部画像重畳演出Cでは、まず、図142(A)の特定画像・操作部画像重畳演出が実行される。具体的には、表示画面7aに、操作部画像BI1と、特定画像IC1と、第1文字画像IW1と、が表示される。特定画像IC1が上下に動作しない点以外の点は、図140(A)の特定画像・操作部画像重畳演出と同様である。
以下に、操作部画像重畳演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図140~図142に示すように、表示画面7aに第1特定画像IC1が表示された状態で、第1特定画像IC1の少なくとも一部分を覆うように操作部画像BI1が表示される第1の演出と、第1の演出の後、第1特定画像IC1よりも大きい第2特定画像IC2が表示される第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図140~図142に示すように、第2の演出の後、第2特定画像IC2よりも大きい第3特定画像IC3が表示される第3の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図140~図142に示すように、第2の演出では、第2特定画像IC2の少なくとも一部分が操作部画像BI1に覆われている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図140~図142に示すように、第3の演出では、第3特定画像IC3の少なくとも一部分が操作部画像BI1に覆われている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図140~図142に示すように、第1の演出では、第1特定画像IC1は、操作部画像BI1の操作方向に対応する方向に移動する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図140~図142に示すように、第1の演出では、第1特定画像IC1の少なくとも一部分に操作部画像BI1の操作方法に関連する画像が表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に操作部画像重畳演出の変形例を示す。
[変形例1]
図140の操作部画像重畳演出Aでは、操作部画像BI1は、第1特定画像IC1の少なくとも一部分を覆うものとした。しかし、操作部画像BI1は、第1特定画像IC1の全部を覆ってもよい。また、操作部画像BI1は、第2特定画像IC2、および、第3特定画像IC3のそれぞれの一部を覆うものとした。しかし、操作部画像BI1は、第2特定画像IC2と第3特定画像IC3の少なくとも一方を覆わなくてもよい。
図140~図142で示した操作部画像重畳演出A~Cは、一部の例示であり、図140~図142で示した一連の演出の一部を備えていなくてもよい。また、図140~図142で示した一連の演出間に他の演出が入っていてもよい。例えば、図140の操作部画像重畳演出Aでは、特定画像巨大化演出を2回おこなっているが1回であってもよいし、3回以上であってもよい。
図140~図142で示した操作部画像重畳演出A~Cは、一部の例示であり、図140~図142の表示画面7aで表示されている画像の一部が表示されていなくてもよいし、他の画像がさらに表示されていてもよい。例えば、図140の操作部画像重畳演出Aでは、文字画像IW1が表示されていなくてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E1-1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表した操作手段画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定の対象を表した特定画像であり、
前記表示手段に第1の前記特定画像が表示された状態で、前記第1の特定画像の少なくとも一部分を覆うように前記操作手段画像が表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記第1の特定画像よりも大きい第2の前記特定画像が表示される第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-2]
態様E1-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後、前記第2の特定画像よりも大きい第3の前記特定画像が表示される第3の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-3]
態様E1-1または態様E1-2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記第2の特定画像の少なくとも一部分が前記操作手段画像に覆われている、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-4]
態様E1-2に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記第3の特定画像の少なくとも一部分が前記操作手段画像に覆われている、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-5]
態様E1-1から態様E1-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記第1の特定画像は、前記操作手段の操作方向に対応する方向に移動する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-6]
態様E1-1から態様E1-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記第1の特定画像の少なくとも一部分に前記操作手段の操作方法に関連する画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
図143は、キャラクタ出現演出Aを説明するための図である。
まず、キャラクタ出現演出Aでは、図143(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。また、この変動開始演出は、図143(A)の左下に示すように、演出モードがモードAであることを示している。次に、図143(B)に示すように、第1キャラクタ出現演出が実行される。この第1キャラクタ出現演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが表示画面7aの中央付近に停止表示された状態で、ニコニコキャラクタE21が表示画面7aの縁部分を埋めるように出現する演出である。また、第1キャラクタ出現演出において、ニコニコキャラクタE21は、表示画面7aの縁部分を埋めるように出現しているが、表示画面7aの縁部分の一部に出現するようにしてもよい。
なお、図143(A)~(D)は、同じ変動の演出である。
図144は、キャラクタ出現演出Bを説明するための図である。
まず、キャラクタ出現演出Bでは、図144(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。また、この変動開始演出は、図144(A)の左下に示すように、演出モードがモードAであることを示している。次に、図144(B)に示すように、第1キャラクタ出現演出が実行される。この第1キャラクタ出現演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが表示画面7aの中央付近に停止表示された状態で、ニコニコキャラクタE21が表示画面7aの縁部分を埋めるように出現する演出である。なお、第1キャラクタ出現演出において、ニコニコキャラクタE21は、表示画面7aの縁部分を埋めるように出現しているが、表示画面7aの縁部分の一部に出現するようにしてもよい。次に、図144(C)に示すように、第2キャラクタ出現演出が実行される。この第2キャラクタ出現演出は、第1キャラクタ出現演出の状態からさらに、ニコニコキャラクタE21が装飾図柄8L,8C,8R周辺まで増殖し、ついには、ニコニコキャラクタE21が表示画面7aを埋め尽くし、装飾図柄8L,8C,8Rが見えなくなる演出である。
なお、図144(A)~(D)は、同じ変動の演出である。
図145は、キャラクタ出現演出Cを説明するための図である。
まず、キャラクタ出現演出Cでは、図145(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始する演出である。また、この変動開始演出は、図145(A)の左下に示すように、演出モードがモードAであることを示している。次に、図145(B)に示すように、第1キャラクタ出現演出が実行される。この第1キャラクタ出現演出は、装飾図柄8L,8C,8Rが表示画面7aの中央付近に停止表示された状態で、ニコニコキャラクタE21が表示画面7aの縁部分を埋めるように出現する演出である。この場合、装飾図柄8L,8C,8Rは、数字図柄と共に、ニコニコ図柄E23を含んでいる。ニコニコ図柄E23は、ニコニコキャラクタE21と同じ画像である。なお、ニコニコ図柄E23は、ニコニコキャラクタE21の一部が同じであってもよい。また、ニコニコ図柄E23の一部と、ニコニコキャラクタE21の一部とが同じであってもよい。また、第1キャラクタ出現演出において、ニコニコキャラクタE21は、表示画面7aの縁部分を埋めるように出現しているが、表示画面7aの縁部分の一部に出現するようにしてもよい。次に、図145(C)に示すように、第2キャラクタ出現演出が実行される。この第2キャラクタ出現演出は、第1キャラクタ出現演出の状態からさらに、ニコニコキャラクタE21が装飾図柄8L,8C,8R周辺まで増殖し、ついには、ニコニコキャラクタE21が表示画面7aを埋め尽くし、装飾図柄8L,8C,8Rが見えなくなる演出である。
なお、図145(A)~(D)は、同じ変動の演出である。
以下に、キャラクタ出現演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出において、ニコニコキャラクタE21が出現する第1キャラクタ出現演出が行われ、その後、第1キャラクタ出現演出よりも多くのニコニコキャラクタE21が出現する第2キャラクタ出現演出が行われ、その後に、モード変更演出が行われる。この構成によれば、ニコニコキャラクタE21の増加によってモード変更演出への移行期待が高まり、そして、モード変更演出へ移行する場合があるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出の第2キャラクタ出現演出において、ニコニコキャラクタE21が装飾図柄8L,8C,8Rに向かって移動する演出を含む構成になっている。この構成によれば、ニコニコキャラクタE21が装飾図柄8L,8C,8Rに向かって移動するので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出B,Cにおいて、第2キャラクタ出現演出で、ニコニコキャラクタE21が表示画面7aを覆い尽くすように構成されている。この構成によれば、遊技者にインパクトを与えることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出Cにおいて、第1キャラクタ出現演出で、ニコニコキャラクタE21と同じニコニコ図柄E23を備える装飾図柄8L,8C,8Rが変動する構成となっている。この構成によれば、ニコニコキャラクタE21とニコニコ図柄E23とを用いて、ニコニコキャラクタを強調することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出において、第2キャラクタ出現演出の後に、モード変更演出が実行される。この構成によれば、ニコニコキャラクタE21が増えることによってモード変更の期待度が向上し、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、キャラクタ出現演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出A~Cにおいて、装飾図柄8L,8C,8Rが停止表示された状態で、ニコニコキャラクタE21が出現する構成となっていたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、装飾図柄8L,8C,8Rが変動した状態で、ニコニコキャラクタE21が出現する構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出A~Cにおいて、第2キャラクタ出現演出の後、モード変更演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、第2キャラクタ出現演出の後、チャンスアップ演出、先読み演出、大当たり示唆演出、擬似連演出、大当たり報知演出、リーチ予告演出などの演出を実行するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、キャラクタ出現演出A~Cにおいて、ニコニコキャラクタE21と同じキャラクタである第2可動役物15を可動する役物可動演出を行うようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E2-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、所定のキャラクタが出現する第1のキャラクタ演出がおこなわれる演出であり、
前記第2の表示演出は、前記第1のキャラクタ演出よりも多くの前記所定のキャラクタが出現する第2のキャラクタ演出がおこなわれる演出であり、
前記第3の表示演出は、所定の演出をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれ、その後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E2-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記第2の表示演出では、前記所定のキャラクタが前記表示手段の所定位置に向かって移動する演出を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E2-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記所定のキャラクタが前記表示手段の所定領域を覆い尽くす演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれた後に、前記第5の表示演出がおこなわれ、その後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E2-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、装飾図柄の変動を行う演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出は、前記第5の表示演出がおこなわれているときにおこなわれ、
前記装飾図柄の一部と、前記所定のキャラクタの一部とが同じ形状している、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E2-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の演出は、モードを変更するモード変更演出である、
ことを特徴とする遊技機。
図146は、保留連示唆演出Aを説明するための図である。
まず、保留連示唆演出Aでは、図146(A)に示すように、第1特定保留演出が実行される。この第1特定保留演出は、第1の特定保留を対象として、その対象保留が大当たりであるのか大当たりでないのかを占う演出であり、ボタン画像E31が示される。ボタン画像E31は、遊技者が演出ボタン63を押下することを促すための画像である。この第1特定保留演出は、例えば、第1保留を第1の特定保留として、第1保留が大当たりであるのか大当たりでないのかを占う。また、この第1特定保留演出は、例えば、第1保留と第2保留とを第1の特定保留として、第1保留または第2保留が大当たりであるのか大当たりでないのかを占う。
なお、図146(A)~(F)に示す演出は、同じ変動の演出である。
図147は、保留連示唆演出Bを説明するための図である。この保留連示唆演出Bは、少なくとも保留が4つある場合の演出である。
まず、保留連示唆演出Bでは、図147(A)に示すように、第1保留演出が実行される。この第1保留演出は、第1保留を対象として、その対象保留が大当たりであるのか大当たりでないのかを占う演出であり、ボタン画像E31が示される。ボタン画像E31は、遊技者が演出ボタン63を押下することを促すための画像である。
なお、図147(A)~(L)に示す演出は、同じ変動の演出である。
図148は、保留連示唆演出Cを説明するための図である。
まず、保留連示唆演出Cでは、図148(A)に示すように、当該保留演出が実行される。この当該保留演出は、当該保留を対象として、当該保留が大当たりであるのか大当たりでないのかを占う演出であり、ボタン画像E31が示される。ボタン画像E31は、遊技者が演出ボタン63を押下することを促すための画像である。当該保留が大当たりである場合には、当該保留演出の後に、図148(B)に示す保留連成功演出に移行する。一方、当該保留が大当たりでない場合には、当該保留演出の後に、図148(C)に示す保留連失敗演出に移行する。当該保留演出の後、図148(B)に示すように、保留連成功演出が実行され得る。この保留連成功演出は、遊技者により演出ボタン63が押下された場合には、ボタン画像E31があった場所に、当該保留が大当たりであることを示唆(当該変動で大当たりすることを示唆)する光画像E33を表示すると共に、光画像E33の下側に、当該保留が大当たりであることを示唆(当該変動で大当たりすることを示唆)する文字画像E32を表示する。光画像E33は、光っている様子を表す画像であり、文字画像E32は、「成功」の文字を表す画像である。当該保留演出の後、図148(C)に示すように、保留連失敗演出が実行され得る。この保留連失敗演出は、遊技者により演出ボタン63が押下されても、ボタン画像E31があった場所には光画像E33を表示せず、第1特定保留に大当たりがないことを示唆する文字画像E34を表示する。文字画像E34は、「失敗」の文字を表す画像である。
なお、図148(A)~(I)に示す演出は、同じ変動の演出である。
以下に、保留連示唆演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出A,Cにおいて、第1特定保留演出、保留連成功または保留連失敗の後、第2特定保留演出,保留連成功または保留連失敗が実行される。また、保留連示唆演出Bにおいて、第1保留演出,保留連成功または保留連失敗の後、第2保留演出、保留連成功または保留連失敗が実行される。この構成によれば、2つ以上の保留連を示唆することが可能となるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出は、同一変動において実行される。この構成によれば、一回の変動で、複数の保留連を報知可能であるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出Cにおいて、複数の保留連示唆に加えて、当該変動において大当たりの場合には、当該変動が大当たりであることを示唆する演出を実行するようにしている。この構成によれば、複数の保留連の報知に加えて、当該変動の大当たりの報知を行うことができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出は、大当たり遊技後の所定回数以内の変動でおこなわれる。この構成によれば、大当たり後の余韻が強いときに、保留連示唆を可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出は、大当たり遊技中におこなわれる。この構成によれば、大当たり遊技をより興趣あるものにすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、保留連示唆演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出A~Cは、同じ変動の演出としているが、本発明はこれに限られるものではなく、保留連示唆演出の一部を未来の変動で行うようにしてもよい。例えば、保留連示唆演出Aにおいて、図146(A)~(C)を当該変動でおこない、図146(D)~(F)を次の変動でおこなうようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出A~Cは、特に、大当たり遊技後の所定回数以内の変動でおこなうようにしてもよい。また、保留連示唆演出A~Cは、大当たり遊技中におこなうようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、保留連示唆演出Bは、保留が4つある場合の演出例としたが、保留が3つある場合には、図148(A)~(I)を行うようにしてもよいし、保留が2つある場合には、図148(A)~(F)を行うようにしてもよいし、保留が1つある場合には、図148(A)~(C)を行うようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E3-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1の保留に大当たりがあるか否かを示唆する第1の保留連示唆演出をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記第1の保留とは異なる第2の保留に大当たりがあるか否かを示唆する第2の保留連示唆演出をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、その後に、前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E3-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記組み合わせ演出は、同一変動において、おこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E3-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、当該変動において、大当たりの場合には、当該変動が大当たりであることを示唆する当該変動大当たり示唆演出をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E3-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の保留示唆演出または前記第2の保留示唆演出は、大当たり遊技後の所定回数以内の変動でおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E3-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の保留示唆演出または前記第2の保留示唆演出は、大当たり遊技中におこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
図149は、領域表示演出Aを説明するための図である。
まず、領域表示演出Aでは、図149(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始し、保留表示領域C41が表示される。保留表示領域C41には、保留画像9Aと保留消化画像9Cとが示されている。次に、図149(B)に示すように、第1領域表示演出が実行される。この第1領域表示演出では、第1領域E41が表示画面7aの中央付近に表示される。次に、図149(C)に示すように、第2領域表示演出が実行される。この第2領域表示演出では、第2領域E42が表示画面7aの右周辺に表示される。この第2領域表示演出では、第1領域E41の状態は第1領域表示演出時と変わらない。
図150は、領域表示演出Bを説明するための図である。
まず、領域表示演出Bでは、図150(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始し、保留表示領域C41が表示される。保留表示領域C41には、保留画像9Aと保留消化画像9Cとが示されている。次に、図150(B)に示すように、第1領域表示演出が実行される。この第1領域表示演出では、第1領域E41が表示画面7aの中央付近に表示される。
図151は、領域表示演出Cを説明するための図である。
まず、領域表示演出Cでは、図151(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、装飾図柄8L,8C,8Rが変動を開始し、保留表示領域C41が表示される。保留表示領域C41には、保留画像9Aと保留消化画像9Cとが示されている。次に、図151(B)に示すように、第1領域表示演出が実行される。この第1領域表示演出では、第1領域E41が表示画面7aの中央付近に表示される。次に、図151(C)に示すように、第2領域表示演出が実行される。この第2領域表示演出では、第2領域E42が表示画面7aの右周辺に表示される。また、この第2領域表示演出では、第1領域E41は、保留表示領域C41を回転軸として、反時計回りに回転移動し、一部が表示画面7aから消えることで、第1領域表示演出時よりも縮小される。
以下に、領域表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、領域表示演出において、第1領域表示演出を行い、その後、第2領域表示演出を行い、その後、第2領域移動演出を行い、その後、チャンスアップ演出を行う構成となっている。この構成によれば、領域の変化で所定の期待感を付与でき、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、領域表示演出B,Cにおいて、第2領域E42を表示させる第2領域表示演出後に、第2領域E42を拡大させる第2領域移動演出を実行するようにしている。この構成によれば、第2領域E42を遊技者に注目させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、領域表示演出B,Cにおいて、第2領域E42を表示させる第2領域表示演出後に、第1領域E41を縮小させる第2領域移動演出を実行するようにしている。この構成によれば、第2領域E42をより遊技者に注目させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、領域表示演出B,Cにおいて、第2領域E42を表示させる第2領域表示演出後に、第1領域E41を縮小させる第2領域移動演出を実行し、さらに、第1領域E41を消滅させるチャンスアップ演出が実行される。この構成によれば、第2領域E42を強調することができ、すなわち、第2領域E42を用いた演出をより強調することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、領域表示演出Cにおいて、第2領域E42を移動させる場合には、保留表示領域C41を回転軸として、第2領域E42を回転移動させる。この構成によれば、第2領域E42の移動をダイナミックに行うことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、領域表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、領域表示演出A~Cにおいて、第2領域移動演出の後、第2領域E42を用いてチャンスアップ演出を行っているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、第2領域移動演出の後、第2領域E42を用いて、モード示唆演出、先読み演出、大当たり示唆演出、リーチ予告演出、保留変化示唆演出など種々の演出を行うようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E4-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記表示手段の表示画面に第1の領域を表示させる演出をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記表示手段の表示画面に第2の領域を表示させる演出をおこなう演出であり、
前記第3の表示演出は、前記第2の領域をある基準に対して移動する演出をおこなう演出であり、
前記第4の表示演出は、前記第2の領域で所定の演出をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出と前記第4の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれた後に、前記第2の表示演出がおこなわれ、その後に、前記第3の表示演出がおこなわれ、その後に、前記第4の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、前記第2の領域を拡大させる演出をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第6の表示演出をおこなう場合があり、
前記第6の表示演出は、前記第1の領域を縮小させる演出をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第6の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出の後に、前記第6の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4-4]
態様3のに記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第7の表示演出をおこなう場合があり、
前記第7の表示演出は、前記第1の領域を消滅させる演出をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第7の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第6の表示演出の後に、前記第7の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第3の表示演出は、前記第2の領域をある基準軸に対して回転移動する演出をおこなう演出である、
ことを特徴とする遊技機。
図152は、時短モード演出Aを説明するための図である。この時短モード演出Aは、2変動分のはずれ時の演出を表している。遊技状態が時短状態の場合には、このようなはずれ時の演出が継続して行われる。まず、時短モード演出Aでは、図152(A)に示すように、当該変動演出が実行される。この当該変動演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。次に、図152(B)に示すように、はずれ図柄配列停止演出が実行される。このはずれ図柄配列停止演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを用いてはずれを表すはずれ図柄配列を停止させる演出である。図152(B)では、はずれ図柄配列として、装飾図柄8Lに7図柄、装飾図柄8Cと装飾図柄8Rに6図柄が用いられる。
図153は、時短モード演出Bを説明するための図である。この時短モード演出Bは、遊技状態が時短状態の場合に行われる演出であり、1変動分のはずれ時の演出の後に、大当たりする変動の演出を表している。まず、時短モード演出Bでは、図153(A)に示すように、当該変動演出が実行される。この当該変動演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。
図154は、通常モード演出を説明するための図である。この通常モード演出は、遊技状態が通常状態の場合に行われる演出であり、1変動分のはずれ時の演出を表している。まず、通常モード演出では、図154(A)に示すように、当該変動演出が実行される。この当該変動演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。
また、時短状態のときの大当たりの場合の変動(大当たり変動)では、時間を使う演出、例えば、リーチ演出などが実行されないので、変動時間が比較的短い。一方、遊技状態が通常状態のときの大当たり変動では、リーチ演出などの比較的長い演出が行われる場合もあり、変動時間が比較的長い。言い換えれば、時短状態のはずれ変動では、平均変動時間が比較的短い。一方、通常状態のはずれ変動では、平均変動時間が比較的長い。
また、時短状態の大当たり変動では、平均変動時間が比較的短い。一方、通常状態の大当たり変動では、平均変動時間が比較的長い。
以下に、時短モード演出、通常モード演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1において、時短モード演出では、はずれの場合には、装飾図柄の変動開始後、リーチ状態を経由せずに装飾図柄をはずれ図柄配列で停止表示する演出がおこなわれ、通常モード演出では、はずれの場合には、装飾図柄の変動開始後、リーチ状態を経由して装飾図柄をはずれ図柄配列で停止表示する演出がおこなわれる。この構成によれば、時短モード演出では、高速消化が可能となり、次の大当たりを素早く獲得することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、時短モード演出は、大当たり後の所定の変動回数まで、図152(A),(B)や図152(C),(D)のはずれ変動演出を継続して行う(後述の変形例1参照)。この構成によれば、大当たり後の所定の変動回数まで、高速消化が可能となり、次の大当たりを素早く獲得することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、時短モード演出は、大当たりするまで時短モード演出Aの図152(A),(B)や図152(C),(D)のはずれ変動演出を継続して行う。この構成によれば、大当たりするまで、高速消化が可能となり、次の大当たりを素早く獲得することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、通常モード演出は、装飾図柄の変動開始後、リーチ状態を経由して装飾図柄をはずれ図柄配列で停止表示する演出と、装飾図柄の変動開始後、リーチ状態を経由せずに装飾図柄をはずれ図柄配列で停止表示する演出とを含む複数の演出のうちの一つの演出が行われる。この構成によれば、通常モード演出では、間のある遊技者を楽しめる演出を提供することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、時短モード演出の変動時間(平均変動時間)は、通常モード演出の変動時間(平均変動時間)よりも短い。この構成によれば、時短モード演出では、高速消化が可能となり、次の大当たりを素早く獲得することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、時短モード演出、通常モード演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、遊技状態が時短状態のとき(時短中)は、大当たりするまで時短モード演出Aの図152(A),(B)や図152(C),(D)のはずれ変動演出を継続して行う構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、遊技状態が時短状態のとき(時短中)は、大当たりしない限り、大当たり後の所定の変動回数まで、図152(A),(B)や図152(C),(D)のはずれ変動演出を継続して行うようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E5-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1の大当たり後に突入する第1のモード演出をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記第1の大当たりとは異なる第2の大当たり後に突入する第2のモード演出をおこなう演出であり、
前記第1のモード演出では、装飾図柄の変動開始後、リーチ状態を経由せずにハズレ図柄の確定停止をおこなうハズレ変動演出がおこなわれ、
前記第2のモード演出では、前記装飾図柄の変動開始後、前記リーチ状態を経由してハズレ図柄の確定停止をおこなうリーチ変動演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E5-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記第1のモード演出では、前記第1の大当たり後の所定の変動回数まで、前記ハズレ変動演出が継続される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E5-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記第1のモード演出では、前記第1の大当たり後の次の大当たりまで、前記ハズレ変動演出が継続される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E5-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2のモード演出では、前記リーチ変動演出と前記ハズレ変動演出とを含む複数の変動演出のうちの一つの演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E5-5]
態様1ないし態様4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1のモード演出では、大当たりする変動における変動時間は、前記リーチ変動演出の変動時間よりも短い、
ことを特徴とする遊技機。
図155は、保留連無し演出を説明するための図である。
まず、保留連無し演出では、図155(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。次に、保留の大当たりの有無を示唆する示唆演出が行われる(上述の図146(A)等参照)。次に、図155(B)に示すように、保留連無し示唆演出が実行される。この保留連無し示唆演出では、ボタン画像E61と文字画像E62Aとが表示される。ボタン画像E61は、後述する光画像E64を含まない画像であり、保留内に大当たりがないことを示唆する画像である。また、文字画像E62Aも保留内に大当たりがないことを示唆する画像であり、「失敗」の文字を表す画像である。次に、図155(C)に示すように、リザルト演出が実行される。このリザルト演出では、リザルト画面E63が表示される。このリザルト画面E63は、時短状態が終了することを示唆する画像であり、RUSH回数(連チャン回数)を表したり、RUSH中(時短中、連チャン中)における獲得出玉を表している。
この保留連無し演出が終了すると、時短状態(RUSH)が終了する。
なお、図155(A),(B),(C)は、同一変動の演出である。
図156は、保留連有り演出を説明するための図である。
まず、保留連有り演出では、図156(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。次に、保留の大当たりの有無を示唆する示唆演出が行われる(上述の図146(A)等参照)。次に、図156(B)に示すように、保留連有り示唆演出が実行される。この保留連有り示唆演出では、ボタン画像E61と文字画像E62Bと光画像E64とが表示される。光画像E64は、光っている様子を表す画像であり、保留内に大当たりがあることを示唆する画像である。また、文字画像E62Bも保留内に大当たりがないことを示唆する画像であり、「成功」の文字を表す画像である。次に、図156(C)に示すように、大当たり図柄配列停止演出が実行される。この大当たり図柄配列停止演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを用いて大当たりを表す大当たり図柄配列を停止させる演出である。図156(C)では、大当たり図柄配列として、装飾図柄8L,8C,8Rを用いて7図柄のぞろ目を形成している。なお、図156(A),(B)は、当該変動の演出であるが、図156(C)は、その後の変動であって、保留内の大当たりである変動の演出である。
この保留連有り演出が終了すると、大当たり遊技となり、その後、時短状態(RUSH)が継続する。
図157は、復活演出を説明するための図である。
まず、復活演出では、図157(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出は、装飾図柄8L,8C,8Rを変動させ、種々のキャラクタなどを登場させ、種々の表示を行う演出である。
この復活演出が終了すると、大当たり遊技となり、その後、時短状態(RUSH)が継続する。なお、図157(A)~(D)は、当該変動の演出であるが、図157(E)は、その後の変動であって、保留内の大当たりである変動の演出である。
この保留連有り演出が終了すると、大当たり遊技となり、その後、時短状態(RUSH)が継続する。
以下に、保留連無し演出、保留連有り演出、復活演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1において、復活演出では、保留の大当たりの有無を示唆する示唆演出が行われ、その後、リザルト演出が実行され、その後、保留に大当たりがあることを示唆する表示(役物可動演出)が実行される。この構成によれば、遊技者は、リザルト演出によって落胆するが、その後に、役物可動演出が実行されて大きな喜びを得ることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、復活演出において、保留に大当たりがあることを示唆する表示を行っているときに、第2可動役物15を可動させる演出が実行される。この構成によれば、第2可動役物15の可動によって、保留に大当たりがあることを示唆することを強調することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、復活演出において、保留に大当たりがあることを示唆する表示を行っているときに、盤ランプ5と枠ランプ66を用いてランプ演出が実行される。この構成によれば、ランプ演出によって、保留に大当たりがあることを示唆することを強調することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、復活演出において、保留に大当たりがあることを示唆する表示を行われた後、大当たり図柄配列停止演出が実行される。この構成によれば、遊技者は保留連を認識してからまもなく大当たりを認識することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、復活演出において、大当たり図柄配列停止演出で大当たり図柄配列を形成する場合に、装飾図柄8L,8C,8Rのうちの少なくとも一つに特殊な図柄を用いて大当たり図柄配列を形成する(上述の変形例2参照)。この構成によれば、遊技者は、リザルト演出後の復活からさらに保留連もゲットできるので、大きな喜びを得ることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、保留連無し演出、保留連有り演出、復活演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1において、保留連無し演出の図155(B),(C)、保留連有り演出の図156(B)、復活演出の図157(B)~(D)を大当たり遊技中に実行してもよい。
上記実施形態の遊技機1の復活演出において、図157(E)の大当たり図柄配列停止演出では、装飾図柄8L,8C,8Rを用いて7図柄のぞろ目で大当たり図柄配列を形成するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、保留内に大当たりがある場合などには、装飾図柄8L,8C,8Rのうちの少なくとも一つに特殊な図柄を用いて大当たり図柄配列を形成するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1の保留連無し演出、または、復活演出において、図155(C)のリザルト演出、または、図157(C)のリザルト演出で、リザルト画面E63の色を変化させたり、所定のキャラクタを登場させることで、時短状態(RUSH)の継続期待度(以下では、復活期待度とも呼ぶ)を示唆するようにしてもよい。例えば、図155(C)のリザルト演出において、リザルト画面E63の色を復活期待度の低い青色とする確率を高く設定し、図157(C)のリザルト演出において、リザルト画面E63の色を復活期待度の高い赤色とする確率を高く設定することで、遊技者は、リザルト画面E63の出現時に、青色だった場合には、復活期待度が低いことを認識することができ、赤色だった場合には、復活期待度が高いことを認識することができる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E6-1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、保留の大当たりの有無を示唆する示唆演出をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記示唆演出において、保留に大当たりがないことが示唆された場合に、リザルト画像を表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、保留に大当たりがあることを示唆する画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出の後に、前記第2の表示演出がおこなわれ、その後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E6-2]
態様1に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、役物を可動する役物演出をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれているときに、前記第4の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E6-3]
態様1または態様2に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、装飾ランプを用いてランプ演出をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれているときに、前記第5の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E6-4]
態様1ないし態様3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第6の表示演出をおこなう場合があり、
前記第6の表示演出は、装飾図柄を用いて大当たり図柄配列を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第6の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれる場合に、前記第6の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E6-5]
態様4に記載の遊技機であって、
前記装飾図柄を用いた大当たり図柄配列は、特定の図柄を含む、
ことを特徴とする遊技機。
図158は、右打ち保留演出Aを説明するための図である。
右打ち保留演出Aでは、まず、図158(A)に示すように、特定の大当たりによる大当たり遊技が終了したときにおこなわれる時短(電サポ)開始演出が実行される。この時短(電サポ)開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「時短開始!」という文字が表示され、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARが表示される。この右打ち矢印YARの表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGUが表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YARの表示に促されて右打ちすることで、電チュー22が頻繁に開放されて入賞し易くなっている第2始動口21(電サポ)に遊技球を容易に入賞させることができる。なお、第2始動口21に遊技球が入賞すると、表示画面7aでは、時短状態における第2特別図柄の変動表示と同期する装飾図柄の変動表示が開始される。
図159は、右打ち保留演出Bを説明するための図である。
右打ち保留演出Bでは、まず、図159(A)に示すように、特定の大当たりによる大当たり遊技が終了したときにおこなわれる時短(電サポ)開始演出が実行される。この時短(電サポ)開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「時短開始!」という文字が表示され、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARが表示される。この右打ち矢印YARの表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGUが表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YARの表示に促されて右打ちすることで、電チュー22が頻繁に開放されて入賞し易くなっている第2始動口21(電サポ)に遊技球を容易に入賞させることができる。なお、第2始動口21に遊技球が入賞すると、表示画面7aでは、時短状態における第2特別図柄の変動表示と同期する装飾図柄の変動表示が開始される。
次に、図159(E)に示すように、右打ち保留MAX演出が実行される。この右打ち保留MAX演出は、第2始動口21に係わる保留数が最大になったことを示唆する演出である。すなわち、図159(C)に示す右打ち保留チャージ演出が実行され、その後、第2始動口21に係わる保留数が最大になったとき、表示画面7aで右打ち保留チャージ演出から切り替わっておこなわれる演出である。つまり、図159(C)に示す右打ち保留チャージ演出は、第2始動口21に係わる保留数が最大になるまで継続して表示される演出である。この右打ち保留MAX演出では、キャラクタCRAの右隣りにキャラクタCRBが表示され、これらのキャラクタCRA、CRBは、保留数が最大になったことを示唆するような演出などをおこなう。これらキャラクタCRA、CRBの右方の下側には、右打ち矢印YARが表示される。ここで、図159(E)に示す右打ち矢印YARは、図159(A)、(C)に示したものに比して、小さく、且つ、その表示位置が、右下寄りに表示されている。また、図159(E)に示す「右打ち」のメッセージMGUは、図159(A)、(C)に示したものに比して、小さく表示されている。なお、図159(E)に示す「右打ち」のメッセージMGUの表示態様は、図159(C)と同じであって、右打ち矢印YARの表示領域から左上にはみ出し、一部が右打ち矢印YARの表示領域の前側から重なるように表示される。そして、右打ち矢印YARの表示領域内には「MAX」という文字からなるメッセージMG2が表示されている。つまり、図159(E)に示す右打ち矢印YARの表示領域内には、図159(C)に示した「CHARGE」のメッセージMG1に替えて、「MAX」のメッセージMG2が表示される。この「MAX」のメッセージMG2は、保留数が最大になったことを報知する表示であって、より詳しくは、第2始動口21に係わる保留数が最大になったことを報知する表示である。
図160は、右打ち保留演出Cを説明するための図である。
右打ち保留演出Cでは、まず、図160(A)に示すように、特定の大当たりによる大当たり遊技が終了したときにおこなわれる時短(電サポ)開始演出が実行される。この時短(電サポ)開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「時短開始!」という文字が表示され、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARが表示される。この右打ち矢印YARの表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGUが表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YARの表示に促されて右打ちすることで、電チュー22が頻繁に開放されて入賞し易くなっている第2始動口21(電サポ)に遊技球を容易に入賞させることができる。なお、第2始動口21に遊技球が入賞すると、表示画面7aでは、時短状態における第2特別図柄の変動表示と同期する装飾図柄の変動表示が開始される。
以下に、右打ち保留演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図158~図160に示すように、右打ちすることにより所定の始動口へ入球し易くなっている遊技状態のときに表示可能な第一の表示としての右打ちを促す表示と、第二の表示としての保留数が最大になったことを報知する表示と、を表示可能であり、第二の表示は、第一の表示が表示され、所定の始動口に係わる保留数が最大になったときに第一の表示上に表示し得る構成になっている。この構成によれば、第一の表示上に第二の表示を関連させて様々な態様で表示することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図160に示すように、第二の表示は、第一の表示が消された後に、第一の表示上に表示したときよりも大きく表示され得る構成になっている。この構成によれば、所定の始動口に係わる保留数が最大になったことを示唆した後に報知するので、遊技者にその旨を注意喚起することができる。その結果、所定の始動口に係わる保留数が最大になったことを、より確実に報知することが可能になる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図159、図160に示すように、第三の表示としての保留の発生を促す表示を表示可能であり、第一の表示が表示されたときは、第二の表示を表示する前に、第三の表示を第一の表示上に表示し得る構成になっている。この構成によれば、第一の表示上に第三の表示を関連させて様々な態様で表示することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図159、図160に示すように、第三の表示は、第一の表示が表示される前に、第一の表示上に表示したときよりも大きく表示され得る構成になっている。この構成によれば、所定の始動口に係わる保留の発生を促す表示を、右打ちを促す表示が実行される前におこなうことで、遊技者にその旨を注意喚起することができる。その結果、所定の始動口に係わる保留の発生をより確実に促すことが可能になる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図158~図160に示すように、第二の表示または第三の表示は、第一の表示の表示領域内に表示される構成になっている。この構成によれば、第一の表示の表示領域を有効活用できるとともに、第一の表示に第二の表示または第三の表示を関連させて様々な態様で表示することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、右打ち保留演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図158~図160に示すように、右打ち保留チャージ演出では、右打ち矢印YARの表示領域内には「CHARGE」という文字からなるメッセージMG1と、キャラクタCRAとを表示し、保留の発生を促す演出をおこなうようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、右打ち保留チャージ演出においては、「CHARGE」のメッセージMG1は、あたかもキャラクタCRAがしゃべっているような表示にしてもよい。さらに、この場合には「CHARGE」を音声により発音させるようにしてもよい。同様に、右打ち保留MAX演出同様においても、これに準じておこなうようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図158~図160に示すように、右打ち保留MAX演出では、保留数が最大になったとき、右打ち矢印YARの表示領域内に「MAX」のメッセージMG2を表示するとともに、右打ち保留チャージ演出では一体だったキャラクタCRAに、さらにもう一体キャラクタCRBを追加して二体とすることで、保留数が最大になったことを示唆するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、キャラクタの数は、保留の数に応じて変化するようにしてもよい。具体的には、保留数が1であればキャラクタ一体、2になったらキャラクタ二体というように、キャラクタの数を保留の数に応じて増加させる。そして、保留数が最大の4になったとき、右打ち矢印YARの表示領域内に「MAX」のメッセージMG2を表示するとともに、キャラクタの数を四体にするようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図159、図160に示すように、時短(電サポ)開始演出が実行された後の保留促進報知演出では、「TRY CHARGE」という文字を表示して保留の発生を促す演出をおこなうようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、時短最後の変動時に係わって保留促進報知演出をおこなうこともできる。つまり、時短が開始されてから所定数の変動表示がおこなわれ、時短における変動回数が残り1回となったときに保留促進報知演出をおこなう。この場合の保留促進報知演出では、「TRY CHARGE」に代えて「LAST CHARGE」という文字を表示して保留の発生を促すようにすればよい。このように「LAST CHARGE」という文字を表示すると、遊技者に対して時短最後の変動時に保留数を最大にすることをアピールすることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図158~図160に示すように、「右打ち」のメッセージMGUは、その表示位置が、右打ち矢印YARの表示領域から左上にはみ出し、一部が右打ち矢印YARの表示領域の前側から重なるように表示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、「右打ち」のメッセージMGUが右打ち矢印YARの表示領域からはみ出す位置は、右打ち矢印YARの表示領域内のメッセージと重ならなければ、任意である。また、右打ち矢印YARの形や大きさ、表示位置も、上記した例に限られるものではなく、また、遊技状態に応じ右打ち矢印YARの表示領域と関連して表示される各種メッセージも、同様な意味をもつ異なるメッセージであってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E7-1]
複数の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数の表示の1つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、右打ちを促す表示のことであり、
前記複数の表示の1つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、保留数が最大になったことを報知する表示のことであり、
前記第一の表示は、第一の遊技状態になっているときに表示可能な表示であり、
前記第一の遊技状態とは、右打ちすることにより所定の始動口へ入球し易くなっている遊技状態であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示が表示され、前記所定の始動口に係わる保留数が最大になったときに前記第一の表示上に表示し得る、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E7-2]
前記第二の表示は、前記第一の表示が消された後に、前記第一の表示上に表示したときよりも大きく表示され得る、
ことを特徴とする態様E7-1に記載の遊技機。
[態様E7-3]
前記複数の表示の1つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、保留の発生を促す表示のことであり、
前記第一の表示が表示されたときは、前記第二の表示を表示する前に、前記第三の表示を前記第一の表示上に表示し得る、
ことを特徴とする態様E7-1または態様E7-2に記載の遊技機。
[態様E7-4]
前記第三の表示が表示された後、所定時間経過しても前記所定の始動口に係わる保留数が最大になっていないときは、該保留数が最大になっていないことを報知する、
ことを特徴とする態様E7-3に記載の遊技機。
[態様E7-5]
前記第三の表示は、前記第一の表示が表示される前に、前記第一の表示上に表示したときよりも大きく表示され得る、
ことを特徴とする態様E7-3または態様E7-4に記載の遊技機。
[態様E7-6]
前記第二の表示または前記第三の表示は、前記第一の表示の表示領域内に表示される、
ことを特徴とする態様E7-1から態様E7-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図161は、指示画像演出Aを説明するための図である。
指示画像演出Aでは、まず、図161(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中やリーチ演出(スーパーリーチ演出)中などにおこなわれるボタン表示演出が実行される。このボタン表示演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に演出ボタン63を示唆したボタン画像BOGと、ボタン画像BOGの上に「READY」という文字が表示される。このボタン画像BOGと「READY」という表示により、遊技者に、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感させる。
図162は、指示画像演出Bを説明するための図である。
指示画像演出Bでは、まず、図162(A)に示すように、特定の大当たりによる大当たり遊技が終了したときにおこなわれる時短(電サポ)開始演出が実行される。この時短(電サポ)開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「時短開始!」という文字が表示され、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARが表示される。この右打ち矢印YARの表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGUが表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YARの表示に促されて右打ちすることで、電チュー22が頻繁に開放されて入賞し易くなっている第2始動口21(電サポ)に遊技球を容易に入賞させることができる。なお、第2始動口21に遊技球が入賞すると、表示画面7aでは、時短状態における第2特別図柄の変動表示と同期する装飾図柄の変動表示が開始される。
図163は、指示画像演出Cを説明するための図である。
指示画像演出Cでは、まず、図163(A)に示すように、特定の大当たりによる大当たり遊技が終了したときにおこなわれる時短(電サポ)開始演出が実行される。この時短(電サポ)開始演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「時短開始!」という文字が表示され、「時短開始!」の文字の下には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YARが表示される。この右打ち矢印YARの表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGUが表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YARの表示に促されて右打ちすることで、電チュー22が頻繁に開放されて入賞し易くなっている第2始動口21(電サポ)に遊技球を容易に入賞させることができる。また、図163(A)において、表示画面7aの左上には、時短回数を示す時短回数表示ZTCが表示されている。この時短回数表示ZTCは、残りの時短回数を表すものであって、本例では「5回」となっている。なお、第2始動口21に遊技球が入賞すると、表示画面7aでは、時短状態における第2特別図柄の変動表示と同期する装飾図柄の変動表示が開始される
また、表示画面7aの左中には、保留数を示すH1、H2が上下に並んで表示されている。H1は、第1特別図柄に係わる保留数を示し、H2は、第2特別図柄に係わる保留数を示している。ここで、図163(C)に示す右打ち保留チャージ演出では、H1は「0」、H2は「4」を示している。つまり、第1特別図柄の保留数は「0」、第2特別図柄の保留数は「4」であることを示唆している。これは、例えば、時短最終変動示唆演出が実行されている間に、右打ちにより第2始動口21に遊技球が入賞して、右打ち保留チャージ演出が始まる前に、すでに第2始動口21に係わる保留数が最大になる場合があるからである。すなわち、この図163(C)に示す右打ち保留チャージ演出では、第2特別図柄の保留数がすでに最大になっているにも拘わらず実行されている。
以下に、指示画像演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図161~図163に示すように、第一の表示としての遊技を指示する指示画像を表示可能であり、第一の演出は、第一の表示の表示領域を使った演出をおこなう構成になっている。この構成によれば、第一の表示の表示領域を使って遊技指示に関連する様々な演出をおこなうことが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図161~図163に示すように、第一の演出は、第一の表示の表示領域上に、遊技状態に応じたメッセージを表示する構成になっている。この構成によれば、第一の表示の表示領域上に、遊技状態に応じたメッセージを関連させて様々な演出をおこなうことが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図161~図163に示すように、メッセージは、第一の表示の表示領域内に、または第一の表示の表示領域と一部が重なるように表示する構成になっている。この構成によれば、第一の表示の表示領域上に、遊技状態に応じたメッセージを関連させて様々な態様で表示することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図162、図163に示すように、第一の表示は、右打ちを指示する矢印であり、メッセージは、保留に係わるメッセージを表示する構成になっている。この構成によれば、右打ちを指示する矢印の表示領域上に、保留に係わるメッセージをを関連させて様々な態様で表示することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図163に示すように、メッセージは、保留数の発生を促すメッセージであり、該保留数の発生を促すメッセージは、すでに保留数が最大になっている場合であっても、表示される場合がある構成になっている。この構成によれば、保留数に係わらず、右打ちを指示する矢印の表示領域上に、保留数の発生を促す演出をおこなうことが実行し得る。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図161~図163に示すように、第一の表示の表示領域は、遊技状態に応じて大きさまたは表示位置が変化する構成になっている。この構成によれば、第一の表示の表示態様を遊技状態に応じて様々に変化することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、指示画像演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図161~図163に示すように、遊技を指示する指示画像として、演出ボタン63の操作を指示する画像や、右打ちを指示する画像を例示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、複数のキャラクタや画像の中から一つを選択させるときに、セレクトボタン68の操作を指示する画像や、「10分以内にリーチを出せ!」というような所定のミッションを指示する画像などであってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図161(C)に示すように、ボタン操作OK演出では、ボタン画像BOGの表示領域内に「OK!」のメッセージMG1を表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、「OK!」のメッセージMG1は、その一部がボタン画像BOGの表示領域からはみ出し、ボタン画像BOGの表示領域の前側から重なるように表示するようにしてもよい。また、この場合、「OK!」のメッセージに代えて、「成功」や「完了」などのメッセージにしてもよい。要は、意図する意味を示唆するメッセージであればよい。さらに、この場合、字体や色などを変化させるようにしてもよい。なお、これらの変形例は、図161(D)に示すボタン操作NO演出に適用してもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図163(B)に示すように、時短最終変動示唆演出では、遊技者に時短における最終変動をアピールする「ラスト1回!」という文字を目立たせるため、右打ち矢印YARが表示されないようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、右打ち矢印YARは、図163(A)に示したものと同等、もしくは小さく表示するようにしてもよい。この場合、表示位置も、なるべく目立たないよう、表示画面7aの隅などに配置するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図161(B)に示すように、ボタン画像BOG下部の鍔部に、演出ボタン63の有効操作期間の残り期間を示唆するメータMATを表示するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータMATを表示する代わりに、タイマを表示してカウントダウンするようにしてもよい。あるいは、ボタン画像BOG下部の鍔部にメータMATを表示する代わりに、ボタン画像BOGとは別体のメータを表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図163(D)に示すように、右打ち保留MAX演出では、キャラクタCRAの上に「FULL CHARGE」のメッセージMGLを表示さし、このメッセージMGLを、あたかもキャラクタCRAがしゃべっているような演出にしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、右打ち保留MAX演出では、「FULL CHARGE」のメッセージMGLを表示せず、右打ち保留MAX演出の画面を切り替えて、「FULL CHARGE」のメッセージMGLのみを、表示画面7a一杯に表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E8-1]
複数の演出を実行可能な演出手段と、
複数の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記複数の表示の1つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、遊技を指示する指示画像の表示であり、
前記複数の演出の1つは、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の表示の表示領域を使った演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E8-2]
前記第一の演出は、前記第一の表示の表示領域上に、遊技状態に応じたメッセージを表示する、
ことを特徴とする態様E8-1に記載の遊技機。
[態様E8-3]
前記メッセージは、前記第一の表示の表示領域内に表示する、
ことを特徴とする態様E8-2に記載の遊技機。
[態様E8-4]
前記メッセージは、前記第一の表示の表示領域と一部が重なるように表示する、
ことを特徴とする態様E8-2に記載の遊技機。
[態様E8-5]
前記第一の表示は、右打ちを指示する矢印であり、
前記メッセージは、保留に係わるメッセージである、
ことを特徴とする態様E8-2から態様E8-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E8-6]
前記メッセージは、保留数の発生を促すメッセージであり、該保留数の発生を促すメッセージは、すでに保留数が最大になっている場合であっても、表示される場合がある、
ことを特徴とする態様E8-5に記載の遊技機。
[態様E8-7]
前記第一の表示の表示領域は、遊技状態に応じて大きさまたは表示位置が変化する、
ことを特徴とする態様E8-1から態様E8-6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図164は、V入賞残り時間報知演出Aを説明するための図である。
V入賞残り時間報知演出Aでは、まず、図164(A)に示すように、上述したV通過予定大当たりで、V開閉部材71がロング開放され、第1大入賞口30内のV領域39への通過が容易になっているラウンド遊技の開始時に、右打ちV入賞指示演出がおこなわれる。この右打ちV入賞指示演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「Vを狙え!」という文字からなるメッセージMGLが表示され、このメッセージMGLは、「V」の文字が他の文字よりも大きく(2倍程度)表示されるようになっている。メッセージMGLの上には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YAR1が表示され、この右打ち矢印YAR1の表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGU1が表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YAR1の表示に促されて右打ちすることで、第1大入賞口30内のV領域39へ遊技球を入賞させることが可能となる。
図165は、V入賞残り時間報知演出Bを説明するための図である。
V入賞残り時間報知演出Bでは、まず、図165(A)に示すように、上述したV通過予定大当たりで、V開閉部材71がロング開放され、第1大入賞口30内のV領域39への通過が容易になっているラウンド遊技の開始時に、右打ちV入賞指示演出がおこなわれる。この右打ちV入賞指示演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「Vを狙え!」という文字からなるメッセージMGLが表示され、このメッセージMGLは、「V」の文字が他の文字よりも大きく(2倍程度)表示されるようになっている。メッセージMGLの上には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YAR1が表示され、この右打ち矢印YAR1の表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGU1が表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YAR1の表示に促されて右打ちすることで、第1大入賞口30内のV領域39へ遊技球を入賞させることが可能となる。
図166は、V入賞残り時間報知演出Cを説明するための図である。
V入賞残り時間報知演出Cでは、まず、図166(A)に示すように、上述したV通過予定大当たりで、V開閉部材71がロング開放され、第1大入賞口30内のV領域39への通過が容易になっているラウンド遊技の開始時に、右打ちV入賞指示演出がおこなわれる。この右打ちV入賞指示演出では、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、その中央に「Vを狙え!」という文字からなるメッセージMGLが表示され、このメッセージMGLは、「V」の文字が他の文字よりも大きく(2倍程度)表示されるようになっている。メッセージMGLの上には、遊技者に右打ちを促すための右打ち矢印YAR1が表示され、この右打ち矢印YAR1の表示領域内には「右打ち」という文字からなるメッセージMGU1が表示されている。遊技者は、この右打ち矢印YAR1の表示に促されて右打ちすることで、第1大入賞口30内のV領域39へ遊技球を入賞させることが可能となる。
以下に、V入賞残り時間報知演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、V領域に遊技球が入球し易い第1状態と入球し難い第2状態とに変化可能な可変入賞口を有し、V領域への入球を促す第一の表示と、可変入賞口が第1状態から第2状態に変化する所定時間前になっても、V領域に入球がない場合に、V領域への入球が可能な残り時間を示す第二の表示を表示可能な構成になっている。この構成によれば、遊技者は、たとえ第一の表示を見落とした場合であっても、第二の表示を確認することで、確実に遊技球をV領域へ入球させることが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、右打ちを促す第三の表示を表示可能であり、第三の表示は、第一の表示に係わって表示される第一態様と、第二の表示に係わって表示される第二態様とがある構成になっている。この構成によれば、遊技状態に応じて、第三の表示が第一態様と第二態様とに変化することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、第二態様は、第一の右打ち表示と第二の右打ち表示とを有し、第二の表示は、第一の右打ち表示と第二の右打ち表示との間であって、該第一の右打ち表示および該第二の右打ち表示に比して大きく表示される構成になっている。この構成によれば、第二の表示が第一の右打ち表示と第二の右打ち表示との間で強調されるので、遊技者がV領域への入球が可能な残り時間を失念することを抑制することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、第二の表示への切り替え表示は、発射した遊技球がV領域へ入球するのに間に合うタイミングでおこなわれる構成になっている。この構成によれば、遊技者は、第二の表示を確認して遊技球を発射しても、確実に遊技球をV領域へ入球させることが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、第二の表示は、カウントダウン表示でおこなわれる構成になっている。この構成によれば、遊技者は、リアルタイムでV領域への入球が可能な残り時間を把握することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、V入賞残り時間報知演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、残り時間示唆画像NZTに切り替え表示されるタイミングは、可変入賞口としての第1大入賞口30が、遊技球が入球可能な第1状態になってもV領域39に入球がないまま、遊技球が入球不可能な第2状態に変化する所定時間(5秒)前としたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、残り時間示唆画像NZTに切り替え表示されるタイミングは、可変入賞口が第1状態になってから所定時間経過してもV領域に入球がない場合におこなうようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、V入賞残り時間報知演出は、V通過予定大当たりで、V開閉部材71がロング開放され、第1大入賞口30内のV領域39への通過が容易になっているラウンド遊技の開始時におこなうようにしたが、つまり、V入賞残り時間報知演出は、通称V-ST機と呼ばれる遊技機でおこなうようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、V入賞残り時間報知演出は、可変始動口(特2)で当たりとなり、V領域を有する2種アタッカが開放するときにおこなう、つまり、通称1種2種混合機と呼ばれる遊技機でおこなうようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、残り時間カウントダウン演出または残り時間カウントダウン・メータ演出では、残り時間示唆画像NZTにおいてカウントダウンすることにより、または、メータ値が移動することにより残り時間を報知するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、カウントダウンまたはメータ値が示す残り時間が予め設定されている時間(例えば残り2秒)になったら、カウントダウン表示を点滅したり、配色を変更(例えば白から赤に変更)したり、さらには、サイレン音などの音を発するようにしてもよい。また、メータ画像MATでは、予め設定されている時間以下のメータ枠MAWの部分(2~0秒)を、レッドゾーンとして目立つように表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図164~図166に示すように、残り時間示唆画像NZTの上下に配置される右打ち矢印YAR2およびメッセージMGU2は、同じ表示になるようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、右打ち矢印YAR2およびメッセージMGU2は、形や色、大きさなどが上下で異なる表示にしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図166(B)に示すように、残り時間表示演出では、右打ち矢印YAR2および「右打ち」のメッセージMGU2は、右打ち矢印YAR1および「右打ち」のメッセージMGU1の表示領域の前側から重なるように表示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、逆に、右打ち矢印YAR1および「右打ち」のメッセージMGU1を、右打ち矢印YAR2および「右打ち」のメッセージMGU2の表示領域の前側から重なるように表示してもよい。あるいは、右打ち矢印YAR1および「右打ち」のメッセージMGU1と、右打ち矢印YAR2および「右打ち」のメッセージMGU2とは、重なることなく、残り時間示唆画像NZTの上下に配置して表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E9-1]
複数の表示を表示可能な表示手段と、
V領域を有し、該V領域に遊技球が入球し易い第1状態と入球し難い第2状態とに変化可能な可変入賞口と、
を備えた遊技機であって、
前記複数の表示の1つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、前記V領域への入球を促す表示のことであり、
前記可変入賞口が前記第1状態から前記第2状態に変化する所定時間前になっても、前記V領域に入球がない場合には、前記第一の表示を所定の表示に切り替える、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E9-2]
前記複数の表示の1つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記V領域への入球が可能な残り時間を示す表示のことであり、
前記可変入賞口が前記第1状態から前記第2状態に変化する所定時間前になっても、前記V領域に入球がない場合には、前記第一の表示を前記第二の表示に切り替える、
ことを特徴とする態様E9-1に記載の遊技機。
[態様E9-3]
前記複数の表示の1つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、右打ちを促す表示のことであり、
前記第三の表示は、前記第一の表示に係わって表示される第一態様と、前記第二の表示に係わって表示される第二態様とがある、
ことを特徴とする態様E9-2に記載の遊技機。
[態様E9-4]
前記第二態様は、第一の右打ち表示と第二の右打ち表示とを有し、
前記第二の表示は、前記第一の右打ち表示と前記第二の右打ち表示との間であって、該第一の右打ち表示および該第二の右打ち表示に比して大きく表示される、
ことを特徴とする態様E9-3に記載の遊技機。
[態様E9-5]
前記第二の表示への切り替え表示は、発射した遊技球が前記V領域へ入球するのに間に合うタイミングである、
ことを特徴とする態様E9-2から態様E9-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E9-6]
前記第二の表示は、カウントダウン表示である、
ことを特徴とする態様E9-2から態様E9-5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図167は、大当たり図柄表示演出Aを説明するための図である。
大当たり図柄表示演出Aでは、まず、図167(A)に示すように、リーチ演出が実行される。このリーチ演出は、装飾図柄8L、8Rが同じ図柄となったリーチ状態中に行われる演出である。リーチ演出には、大当たり期待度が比較的低い通常リーチ演出や大当たり期待度が比較的高いスーパーリーチ演出が含まれる。スーパーリーチ演出は、通常リーチ演出から発展して実行される場合がある演出である。なお、このリーチ演出では、「5」図柄でリーチ状態となっている。また、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「リーチ!」という文字が表示されている。
背面視表示演出が実行されると、再び装飾図柄8L、8C、8Rを正面から見た図167(B)に示す正面視表示演出が実行され、その後、大当たり遊技が開始されて、この大当たり遊技に係わる演出が実行される。
図168は、大当たり図柄表示演出Bを説明するための図である。
大当たり図柄表示演出Bでは、まず、図168(A)に示すように、リーチ演出が実行される。このリーチ演出は、装飾図柄8L、8Rが同じ図柄となったリーチ状態中に行われる演出である。リーチ演出には、大当たり期待度が比較的低い通常リーチ演出や大当たり期待度が比較的高いスーパーリーチ演出が含まれる。スーパーリーチ演出は、通常リーチ演出から発展して実行される場合がある演出である。なお、このリーチ演出では、「5」図柄でリーチ状態となっている。また、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「リーチ!」という文字が表示されている。
左側面視表示演出が実行されると、再び装飾図柄8L、8C、8Rを正面から見た図165(B)に示す正面視表示演出が実行され、その後、大当たり遊技が開始されて、この大当たり遊技に係わる演出が実行される。
図169は、大当たり図柄表示演出Bを説明するための図である。
大当たり図柄表示演出Bでは、まず、図169(A)に示すように、リーチ演出が実行される。このリーチ演出は、装飾図柄8L、8Rが同じ図柄となったリーチ状態中に行われる演出である。リーチ演出には、大当たり期待度が比較的低い通常リーチ演出や大当たり期待度が比較的高いスーパーリーチ演出が含まれる。スーパーリーチ演出は、通常リーチ演出から発展して実行される場合がある演出である。なお、このリーチ演出では、「5」図柄でリーチ状態となっている。また、装飾図柄8L、8C、8Rの上方には、「リーチ!」という文字が表示されている。
正面視移動表示演出が実行されると、再び装飾図柄8L、8C、8Rを正面から見た図169(B)に示す正面視表示演出が実行され、その後、大当たり遊技が開始されて、この大当たり遊技に係わる演出が実行される。
以下に、大当たり図柄表示演出の効果例を示す
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図167~図169に示すように、装飾図柄を正面から視た第一の表示と、装飾図柄を正面と反対側から視た第二の表示とを表示可能であり、第一の演出は、第一の表示を実行した後に第二の表示を実行する構成になっている。この構成によれば、第一の演出は、例えば第一の表示後に、装飾図柄を水平方向に回転させて第二の表示を表示する演出をおこなうことが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図168、図169に示すように、装飾図柄を側面から視た第二の表示を表示可能であり、第二の演出は、第一の表示を実行した後に第三の表示を実行し、第三の表示を実行した後に第二の表示を実行する構成になっている。この構成によれば、第二の演出は、例えば第一の表示後に、装飾図柄を水平方向に回転させて第三の表示を表示し、その後、さらに回転させて第二の表示を表示する演出をおこなうことが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図169に示すように、装飾図柄を縮小または拡大する第四の表示を表示可能であり、第三の演出は、第二の演出を実行した後に第四の表示を実行する構成になっている。この構成によれば、第三の演出は、例えば第一の表示後に、装飾図柄を水平方向に回転させて第三の表示を表示し、その後、さらに回転させて第二の表示を表示し、その後、装飾図柄を縮小または拡大する演出をおこなうことが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図169に示すように、第四の演出は、第三の演出を実行した後に装飾図柄の表示位置を移動する構成になっている。この構成によれば、第四の演出は、例えば第一の表示後に、装飾図柄を水平方向に回転させて第三の表示を表示し、その後、さらに回転させて第二の表示を表示し、その後、装飾図柄を縮小または拡大表示し、その後、この縮小または拡大表示した装飾図柄を所望の位置に移動することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図167~図169に示すように、第一の表示、第二の表示、第三の表示および第四の表示は大当たり図柄配列である構成になっている。この構成によれば、様々な態様で大当たり図柄配列を表示可能となるので、大当たりをより強調し、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、大当たり図柄表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図167~図169に示すように、大当たり図柄表示演出A、B、Cにおいて、正面視表示演出、右斜め方向視表示演出、背面視表示演出、右側面視表示演出、左側面視表示演出、正面視拡大表示演出、正面視縮小表示演出、または、正面視移動表示演出が実行されるが、これらの表示演出の報知順番は、大当たり図柄表示演出A~Dの表示順に限定されず、種々の表示順で実行可能である。例えば、大当たり図柄表示演出Aにおいて、まず、正面視表示演出が実行され、次に、背面視表示演出が実行され、次に、右斜め方向視表示演出が実行されてもよい。また、大当たり図柄表示演出Bにおいて、まず、正面視表示演出が実行され、次に、左側面視表示演出が実行され、次に、背面視表示演出が実行され、次に、右側面視表示演出が実行され、次に、右斜め方向視表示演出が実行されてもよい。さらに、大当たり図柄表示演出Cにおいて、まず、正面視表示演出が実行され、次に、正面視縮小表示演出が実行され、次に、正面視移動表示演出が実行され、次に、背面視表示演出が実行され、次に、左側面視表示演出が実行され、次に、右斜め方向視表示演出が実行され、次に、正面視拡大表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図167~図169に示すように、大当たり図柄表示演出A、B、Cにおいて、正面視表示演出、右斜め方向視表示演出、背面視表示演出、右側面視表示演出、左側面視表示演出、正面視拡大表示演出、正面視縮小表示演出、または、正面視移動表示演出が実行されるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、大当たり図柄表示演出において、大当たり図柄配列を左斜め方向から見たように表示される左斜め方向視表示演出が実行されてもよいし、大当たり図柄配列を下方斜め方向から見たように表示される下方斜め方向視表示演出が実行されてもよい。また、大当たり図柄配列を構成する装飾図柄をくるくる回転させて表示させる図柄回転表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図167~図169に示すように、大当たり図柄表示演出A~Cにおいて、大当たり図柄配列を用いる大当たり報知時に、大当たり図柄表示演出A、B、Cにおいて、正面視表示演出、右斜め方向視表示演出、背面視表示演出、右側面視表示演出、左側面視表示演出、正面視拡大表示演出、正面視縮小表示演出、または、正面視移動表示演出が実行されるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、これらの演出を、装飾図柄を仮停止させる演出、例えば、擬似連演出、リーチ演出などに適用してもよい。この場合、装飾図柄を仮停止させた場合における図柄配列を用いて、正面視表示演出、右斜め方向視表示演出、背面視表示演出、右側面視表示演出、左側面視表示演出、正面視拡大表示演出、正面視縮小表示演出、または、正面視移動表示演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、図169(F)に示すように、正面視拡大表示演出は、大当たり図柄配列が図169(B)~図169(E)で示された大当たり図柄配列よりも拡大されて表示されるようにしたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、正面視拡大表示演出は、大当たり図柄配列の少なくとも1つの装飾図柄(装飾図柄8L、8C、8Rの少なくとも1つ)が、図169(B)~図169(E)で示された大当たり図柄配列よりも拡大されて表示されるようにしてもよい。あるいは、正面視図柄拡大表示演出は、大当たり図柄配列が図169(B)~図169(E)で示されるいずれかの図柄配列よりも拡大されて表示される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図169(G)に示すように、正面視縮小表示演出は、大当たり図柄配列が図169(B)~図169(E)で示された大当たり図柄配列よりも縮小されて表示されるようにしたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、正面視縮小表示演出は、大当たり図柄配列の少なくとも1つの装飾図柄(装飾図柄8L、8C、8Rの少なくとも1つ)が、図169(B)~図169(E)で示された大当たり図柄配列よりも縮小されて表示されるようにしてもよい。あるいは、正面視図柄縮小表示演出は、大当たり図柄配列が図169(B)~図169(E)で示されるいずれかの図柄配列よりも縮小されて表示される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図169(H)に示すように、正面視移動表示演は、大当たり図柄配列が、矢印YAGに示すようにまっすぐ上方に移動し、表示画面7a上側の左右方向中央に停止した状態で表示するようにしたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、大当たり図柄配列は、曲がりくねったように、あるいは、上がったり下がったりしながら、表示画面7aの所定位置(例えば、表示画面7aの左上側、右上側)に停止した状態で表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E10-1]
複数の演出を実行可能な演出手段と、
複数の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技機であって、
前記複数の表示の1つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、装飾図柄を正面から視た表示であり、
前記複数の表示の1つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記装飾図柄を正面と反対側から視た表示であり、
前記複数の演出の1つは、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の表示を実行した後に前記第二の表示を実行する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E10-2]
前記複数の表示の1つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、前記装飾図柄を側面から視た表示であり、
前記複数の演出の1つは、第二の演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の表示を実行した後に前記第三の表示を実行し、前記第三の表示を実行した後に前記第二の表示を実行する、
ことを特徴とする態様E10-1に記載の遊技機。
[態様E10-3]
前記複数の表示の1つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、前記装飾図柄の縮小または拡大表示であり、
前記複数の演出の1つは、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記第二の演出を実行した後に前記第四の表示を実行する、
ことを特徴とする態様E10-2に記載の遊技機。
[態様E10-4]
前記複数の演出の1つは、第四の演出であり、
前記第四の演出は、前記第三の演出を実行した後に前記装飾図柄の表示位置を移動する、
ことを特徴とする態様E10-3に記載の遊技機。
[態様E10-5]
前記第一の表示、前記第二の表示、前記第三の表示および前記第四の表示は大当たり図柄配列である、
ことを特徴とする態様E10-1から態様E10-4までのいずれか一項に記載の遊技機。
上述の種々の表示演出において、その一部の演出を含んでいない構成や、上述した以外の演出が含まれていてもよい。
3…遊技領域
7…画像表示装置
9A,9B…保留画像(保留アイコン)
9C…当該保留画像
14…第1可動役物
15…第2可動役物
20…第1始動口(第1入球口)
21…第2始動口(第2入球口)
81…遊技制御用マイコン
91…演出制御用マイコン
101…画像制御用マイコン
Claims (1)
- 装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段を備えた遊技機であって、
前記装飾図柄表示手段は、
少なくとも第1装飾図柄と第2装飾図柄と第3装飾図柄とからなる装飾図柄群を変動表示可能であり、
前記第3装飾図柄は、
前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄の後で停止する図柄であって、
前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄が非リーチ状態で停止表示されるときは、該第1装飾図柄および該第2装飾図柄と非直線状に並ぶように第1停止位置に停止し、
前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄がリーチ状態で停止表示されるときは、該第1装飾図柄および該第2装飾図柄と直線状に並ぶように第2停止位置に停止し、
前記リーチ状態における前記第3装飾図柄の変動方向は、該第3装飾図柄が、前記第1装飾図柄と重なるように該第1装飾図柄の前側を通って前記第2停止位置を通過してから、前記第2装飾図柄と重なるように該第2装飾図柄の前側を通る第1方向であり、
前記第3装飾図柄は、前記リーチ状態において、
前記第2停止位置に停止する場合、前記第1方向に変動した後、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄と直線状に並んで停止し、
前記第1方向の変動中に前記第2停止位置以外に位置する場合、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄と非直線状に表示され、
前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄と重なったときに該第1装飾図柄および該第2装飾図柄の全体を覆うように前記第1方向に変動し、
前記第3装飾図柄は、前記リーチ状態において前記第1方向に変動する場合、前記第1装飾図柄および前記第2装飾図柄よりも拡大表示される、
ことを特徴とする遊技機。
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