JP7183312B2 - 液晶組成物及びその製造方法、並びに該液晶組成物から構成される位相差フィルム - Google Patents
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Description
[1]式(A)で表される主鎖に環構造を5つ以上有する重合性液晶化合物(A)と、式(B)で表される主鎖に環構造を5つ以上有する重合性液晶化合物(B)とを含む液晶組成物。
m1、m2、n1、及びn2は、それぞれ独立に、0~3の整数を表し、n1とn2との合計値は1以上6以下であり、m1が2以上の整数である場合、複数のA1及びB1は、互いに同一でも異なっていてもよく、m2が2以上の整数である場合、複数のA2及びB2は、互いに同一でも異なっていてもよく、
B1、B2、D1、D2、E1、E2、J1、J2、Y1、及びY2は、それぞれ独立に、-CR1R2-、-CH2-CH2-、-O-、-S-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-O-、-C(=S)-O-、-O-C(=S)-、-O-C(=S)-O-、-CO-NR1-、-NR2-CO-、-O-CH2-、-CH2-O-、-S-CH2-、-CH2-S-又は単結合を表し、R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表し、
A1、A2、G1及びG2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基又は炭素数6~20の2価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R3、-OR4、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、NH-又は-NR5-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R3、R4及びR5は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
X1及びX2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R6、-OR7、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR8-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R6、R7及びR8は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
F1、F2、Z1、及びZ2は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、-OR9又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる-CH2-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよく、R9は、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
P1及びP2は、それぞれ独立に、水素原子又は重合性基を表し、P1及びP2のうち少なくとも1つは重合性基を表し、
Arは置換されていてもよい2価の芳香族基であり、該芳香族基中に窒素原子、酸素原子、硫黄原子のうち少なくとも一つ以上を含む。]
[2]Arにおける芳香族基はπ電子を10~30個有する、前記[1]に記載の液晶組成物。
[3]極大吸収波長(λmax)は300~400nmである、前記[1]又は[2]に記載の液晶組成物。
[4]Arは複素環を有する芳香族基である、前記[1]~[3]のいずれかに記載の液晶組成物。
[5]複素環を有する芳香族基はベンゾチアゾール基を有する芳香族基である、前記[4]に記載の液晶組成物。
[6]G1、G2、X1及びX2はトランス-シクロヘキサン-1,4-ジイル基である、前記[1]~[5]のいずれかに記載の液晶組成物。
[7]ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定された重合性液晶化合物(B)の面積百分率値が0.1%以上40%以下である、前記[1]~[6]のいずれかに記載の液晶組成物。
[8]ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定された重合性液晶化合物(B)の重量平均分子量が1000以上3000以下である、前記[1]~[7]のいずれかに記載の液晶組成物。
[9]式(B):
m1、m2、n1、及びn2は、それぞれ独立に、0~3の整数を表し、n1とn2との合計値は1以上6以下であり、m1が2以上の整数である場合、複数のA1及びB1は、互いに同一でも異なっていてもよく、m2が2以上の整数である場合、複数のA2及びB2は、互いに同一でも異なっていてもよく、
B1、B2、D1、D2、E1、E2、J1、J2、Y1、及びY2は、それぞれ独立に、-CR1R2-、-CH2-CH2-、-O-、-S-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-O-、-C(=S)-O-、-O-C(=S)-、-O-C(=S)-O-、-CO-NR1-、-NR2-CO-、-O-CH2-、-CH2-O-、-S-CH2-、-CH2-S-又は単結合を表し、R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表し、
A1、A2、G1及びG2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基又は炭素数6~20の2価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R3、-OR4、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR5-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R3、R4及びR5は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
X1及びX2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R6、-OR7、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR8-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R6、R7及びR8は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
F1、F2、Z1、及びZ2は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、-OR9又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる-CH2-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよく、R9は、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
P1及びP2は、それぞれ独立に、水素原子又は重合性基を表し、P1及びP2のうち少なくとも1つは重合性基を表し、
Arは置換されていてもよい2価の芳香族基であり、該芳香族基中に窒素原子、酸素原子、硫黄原子のうち少なくとも一つ以上を含む。]
で表される、主鎖に環構造を5つ以上有する重合性液晶化合物(B)。
[10]前記[1]~[8]のいずれかに記載の液晶組成物の配向状態における重合体から構成される位相差フィルム。
[11]下記式(1):
0.8≦Re(450nm)/Re(550nm)<1 (1)
(式中、Re(λ)は波長λnmの光に対する正面位相差値を表す。)
を満たす、前記[10]に記載の位相差フィルム。
[12]前記[10]又は[11]に記載の位相差フィルムを含む偏光板。
[13]前記[12]に記載の偏光板を含む光学ディスプレイ。
[14]式(A-1):
該方法は、式(C):
式(A-1)、(B-1)、(C)、(D)及び(E)中、
m1、m2、n1、及びn2は、それぞれ独立に、0~3の整数を表し、n1とn2との合計値は1以上6以下であり、m1が2以上の整数である場合、複数のA1及びB1は、互いに同一でも異なっていてもよく、m2が2以上の整数である場合、複数のA2及びB2は、互いに同一でも異なっていてもよく、
B1、B2、D1、D2、E1、E2、J1、J2、Y1、及びY2は、それぞれ独立に、-CR1R2-、-CH2-CH2-、-O-、-S-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-O-、-C(=S)-O-、-O-C(=S)-、-O-C(=S)-O-、-CO-NR1-、-NR2-CO-、-O-CH2-、-CH2-O-、-S-CH2-、-CH2-S-又は単結合を表し、R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表し、
A1、A2、G1及びG2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基又は炭素数6~20の2価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R3、-OR4、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR5-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R3、R4及びR5は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
X1及びX2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R6、-OR7、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR8-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R6、R7及びR8は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
F1、F2、Z1、及びZ2は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、-OR9又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる-CH2-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよく、R9は、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
P1及びP2は、それぞれ独立に、水素原子又は重合性基を表し、P1及びP2のうち少なくとも1つは重合性基を表す、方法。
[15]カルボン酸化合物(E)とカルボン酸化合物(C)とを含む前記混合物を、式(F):
[16]前記カルボン酸化合物(C)1モルに対する、カルボン酸化合物(D)の使用量が0.001~0.5モルである、前記[14]又は[15]に記載の方法。
[17]前記カルボン酸化合物(C)と前記カルボン酸化合物(D)との反応、及び/又はカルボン酸化合物(C)とカルボン酸化合物(E)とを含む前記混合物と前記アルコール化合物(F)との反応は、縮合剤の存在下において行われる、前記[14]~[16]のいずれかに記載の方法。
B1、B2、D1、D2、E1、E2、J1、J2、Y1、及びY2は、それぞれ独立に、-CR1R2-、-CH2-CH2-、-O-、-S-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-O-、-C(=S)-O-、-O-C(=S)-、-O-C(=S)-O-、-CO-NR1-、-NR2-CO-、-O-CH2-、-CH2-O-、-S-CH2-、-CH2-S-又は単結合を表し、R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表し、
A1、A2、G1及びG2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基又は炭素数6~20の2価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R3、-OR4、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR5-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R3、R4及びR5は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
X1及びX2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R6、-OR7、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR8-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R6、R7及びR8は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
F1、F2、Z1、及びZ2は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、-OR9又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる-CH2-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよく、R9は、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
P1及びP2は、それぞれ独立に、水素原子又は重合性基を表し、P1及びP2のうち少なくとも1つは重合性基を表し、
Arは置換されていてもよい2価の芳香族基であり、該芳香族基中に窒素原子、酸素原子、硫黄原子のうち少なくとも一つ以上を含む。
Q1、Q2及びQ3は、それぞれ独立に、-CR10R11-、-S-、-NR12-、-CO-又は-O-を表す。
R10、R11及びR12は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表す。
Y1’、Y2’及びY3’は、それぞれ独立に、置換されていてもよい芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基を表す。
W1’及びW2’は、それぞれ独立に、水素原子、シアノ基、メチル基又はハロゲン原子を表す。
mは、0~6の整数を表す。
Q1及びQ2は、それぞれ独立に、-S-、-CO-、-NH-、-N(CH3)-であることが好ましく、Q3は、-S-、-CO-であることが好ましい。
V1及びV2は、それぞれ独立に、-CO-、-S-、-NR13-、-O-、-Se-又は-SO2-を表す。
W1~W5は、それぞれ独立に、-C=又は-N=を表す。
ただし、V1、V2及びW1~W5のうち少なくとも1つは、S、N、O又はSeを含む基を表す。
R13は、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表す。
aは、それぞれ独立に、0~3の整数を表す。
bは、それぞれ独立に、0~2の整数を表す。]
Y1’~Y3’の具体例として、式(ar-1)~式(ar-840)で表される基が挙げられる。なお、*部は連結部を表す。
・式(C):
・カルボン酸化合物(E)とカルボン酸化合物(C)とを含む上記混合物を、式(F):
を含む方法によって製造することができる。なお、式(A-1)、(B-1)、(C)、(D)、(E)及び(F)におけるAr、A1、B1、E1、F1、G1、P1、X1、Y1、Z1、m1、n1及びn2は、上記で規定されたものと同一である。
工程(a)において、上記カルボン酸化合物(C)と上記カルボン酸化合物(D)とのエステル化反応が行われる。エステル化反応は、好ましくは縮合剤の存在下において行われる。縮合剤の存在下でエステル化反応を行うことにより、エステル化反応を効率良く迅速に行うことができる。
工程(b)において、工程(a)で得られたカルボン酸化合物(C)とカルボン酸化合物(D)と溶媒と、場合によっては縮合剤又は添加剤又は触媒とを含む混合物を、アルコール化合物(F)と反応させる。この反応において、アルコール化合物(F)とカルボン酸化合物(C)とのエステル化反応、及びアルコール化合物(F)とカルボン酸化合物(E)とのエステル化反応が生じる。これらエステル化反応において、工程(a)で使用される縮合剤及び触媒をそのまま使用することができるため、再度縮合剤及び触媒を追加する必要がないため、工業的に有利である。なお、工程(b)における反応条件(反応温度、反応時間等)は工程(a)と同様である。
・式(c1):
を含んでもよい。アルコール化合物(c1)及びジカルボン酸化合物(c2)はそれぞれ、単独で用いられてよいし、2種以上を組み合わせて用いてよい。カルボン酸化合物(C-1)はカルボン酸化合物(C)の一種である。
B3は、単結合又は2価の連結基を表す。
qは1~3の整数を表す。rは1~3の整数を表す。sは0又は1を表す。ただし、qが1のとき、rは2又は3である。]
重合開始剤としては、光重合開始剤及び熱重合開始剤等が挙げられる。本発明において、重合開始剤は、光重合開始剤であることが好ましい。光重合開始剤としては、例えばベンゾイン類、ベンゾフェノン類、ベンジルケタール類、α-ヒドロキシケトン類、α-アミノケトン類、ヨードニウム塩又はスルホニウム塩等が挙げられ、より具体的には、イルガキュア(Irgacure)907、イルガキュア184、イルガキュア651、イルガキュア819、イルガキュア250、イルガキュア369(以上、全てチバ・ジャパン株式会社製)、セイクオールBZ、セイクオールZ、セイクオールBEE(以上、全て精工化学株式会社製)、カヤキュアー(kayacure)BP100(日本化薬株式会社製)、カヤキュアーUVI-6992(ダウ社製)、アデカオプトマーSP-152又はアデカオプトマーSP-170(以上、全て株式会社ADEKA製)などを挙げることができる。
重合禁止剤としては、例えばハイドロキノン又はアルキルエーテル等の置換基を有するハイドロキノン類、ブチルカテコール等のアルキルエーテル等の置換基を有するカテコール類、ピロガロール類、2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシラジカル等のラジカル捕捉剤、チオフェノール類、β-ナフチルアミン類或いはβ-ナフトール類等を挙げることができる。
光増感剤としては、例えばキサントン又はチオキサントン等のキサントン類、アントラセン又はアルキルエーテルなどの置換基を有するアントラセン類、フェノチアジン或いはルブレンを挙げることができる。
レベリング剤としては、例えば放射線硬化塗料用添加剤(ビックケミージャパン製:BYK-352,BYK-353,BYK-361N)、塗料添加剤(東レ・ダウコーニング株式会社製:SH28PA、DC11PA、ST80PA)、塗料添加剤(信越化学工業株式会社製:KP321、KP323、X22-161A、KF6001)又はフッ素系添加剤(大日本インキ化学工業株式会社製:F-445、F-470、F-479)などを挙げることができる。
まず、重合性液晶化合物(A)及び重合性液晶化合物(B)を含む液晶組成物に、必要に応じて、上述した溶剤、重合開始剤、重合禁止剤、光増感剤及び/又はレベリング剤などの添加剤を加えて、混合溶液(塗工液)を調製する。特に成膜時に成膜が容易となることから溶剤を含むことが好ましく、得られた位相差フィルムを硬化する働きをもつことから重合開始剤を含むことが好ましい。
(式中、Re(λ)は、波長λnmにおける位相差値を表し、dは膜厚を表し、Δn(λ)は波長λnmにおける複屈折率を表す。)
<GPC分析条件>
測定装置:HLC-8220(東ソー株式会社)
カラム:TSKgel SuperMultiporeHZ-N 3本
カラム温度:40℃
インレットオーブン:40℃
移動相:テトラヒドロフラン
分析時間:20分
サンプルポンプ流量:0.35mL/分
リファレンスポンプ流量:0.35mL/分
注入量:10μm
検出:紫外吸収(波長:254nm)
ジムロート冷却管、温度計を設置した100mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.3g、論文(Lub et al.Recl.Trav.Chim.Pays-Bas,115,321-328(1996))を参考に合成した化合物(D-1-1)0.09g、N,N-ジメチルアミノピリジン(以下、DMAPと略す。和光純薬工業(株)製)0.16g、3,5-ジブチル-4-ヒドロキシトルエン(以下、BHTと略す。和光純薬工業(株)製)0.20g、クロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、ジイソプロピルカルボジイミド(以下、IPCと略す。和光純薬工業(株)製)4.05gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-1)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄した後、30℃で減圧乾燥することで化合物(A-1)と化合物(B-1)との混合物である液晶組成物(1)を11.1g得た。化合物(A-1)の収率は、化合物(F-1-1)基準で75%であった。なお、紫外可視分光光度計(UV3150 株式会社島津製作所製)を用いて極大吸収波長を測定したところ、化合物(A-1)の極大吸収波長は352nmであり、化合物(B-1)の極大吸収波長は352nmであり、液晶組成物(1)の極大吸収波長は352nmであった。なお、製造工程より、式(B-1)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
また、得られた液晶組成物(1)を用いて、以下の通り溶剤に溶解させた際の保存安定性評価を行った。その結果を表3に示す。
バイアル管に、液晶組成物(1)、重合開始剤、レベリング剤、重合禁止剤及び溶剤を仕込み、カルーセルを用いて80℃で30分撹拌した。得られた溶液を25℃で保管し、目視にて結晶析出の有無を確認した。その結果を表3に示す。
なお、重合性液晶化合物(A)100質量部に対する、重合開始剤、レベリング剤及び重合禁止剤の仕込み量を表1に示す。また、溶剤の仕込み量は、重合性液晶化合物(A)の割合が溶液全量に対して13質量%となるように設定した。
・レベリング剤:ポリアクリレート化合物(BYK-361N;ビックケミージャパン製)
・重合禁止剤:BHT(和光純薬工業(株)製)
・溶剤:N-メチルピロリドン(NMP;関東化学(株)製)
1:保温後直ちに析出、2:保温24時間後に析出なし、3:保温48時間後に析出なし、4:保温72時間後に析出なし
化合物(D-1-1)の仕込み量を表2に記載の量とした以外は実施例1と同様にして、液晶組成物(2)~(6)を得た。実施例1と同様にして、得られた液晶組成物(2)~(6)をそれぞれ用いて保存安定性評価を行い、また化合物(B-1)の重量平均分子量測定及び面積百分率値測定を行った。その結果を表3に示す。また、液晶組成物(2)~(6)の極大吸収波長を表2に示す。
式(A-1)で示される重合性液晶化合物(A-1)と式(B-2)で示される重合性液晶化合物(B-2)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した100mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.3g、化合物(D-1-2)(東京化成工業(株)製)0.39g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.16g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.20g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)4.05gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-1)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-1)と化合物(B-2)との混合物である液晶組成物(7)を13.1g得た。化合物(A-1)の収率は、化合物(F-1-1)基準で74%であった。また、化合物(A-1)の極大吸収波長は352nmであり、化合物(B-2)の極大吸収波長は352nmであり、液晶組成物(7)の極大吸収波長は352nmであった。なお、製造工程より、式(B-2)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-2)で示される重合性液晶化合物(A-2)と式(B-3)で示される重合性液晶化合物(B-3)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した100mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)14.1g、論文(Lub et al.Recl.Trav.Chim.Pays-Bas,115,321-328(1996))を参考に合成した化合物(D-1-1)0.53g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.20g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.25g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)70gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)5.06gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(F-1-2)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-2)と化合物(B-3)との混合物である液晶組成物(8)を12.5g得た。化合物(A-2)の収率は、化合物(F-1-2)基準で65%であった。また、化合物(A-2)の極大吸収波長は326nmであり、化合物(B-3)の極大吸収波長は326nmであり、液晶組成物(8)の極大吸収波長は326nmであった。なお、製造工程より、式(B-3)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-3)で示される重合性液晶化合物(A-3)と式(B-4)で示される重合性液晶化合物(B-4)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した100mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.7g、論文(Lub et al.Recl.Trav.Chim.Pays-Bas,115,321-328(1996))を参考に合成した化合物(D-1-1)0.44g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.16g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.21g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)4.20gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-3)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-3)と化合物(B-4)との混合物である液晶組成物(9)を11.9g得た。化合物(A-3)の収率は、化合物(F-1-3)基準で71%であった。また、化合物(A-3)の極大吸収波長は342nmであり、化合物(B-4)の極大吸収波長は342nmであり、液晶組成物(9)の極大吸収波長は342nmであった。なお、製造工程より、式(B-4)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
溶剤としてNMPに代えてシクロペンタノン(関東化学(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様にして、液晶組成物(1)の保存安定性評価を実施した。その結果を表3に示す。
式(A-1)で示される重合性液晶化合物(A-1)を、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した。
式(A-1)で示される重合性液晶化合物(A-1)と式(B-5)で示される重合性液晶化合物(B-5)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した20mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.3g、特許文献(特開2015-000896)を参考に合成した化合物(D-1-3)0.83g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.16g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.20g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)4.05gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-1)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-1)と化合物(B-5)との混合物である液晶組成物(10)を12.6g得た。化合物(A-1)の収率は、化合物(F-1-1)基準で76%であった。また、化合物(A-1)の極大吸収波長は352nmであり、化合物(B-5)の極大吸収波長は352nmであり、液晶組成物(10)の極大吸収波長は352nmであった。なお、製造工程より、式(B-5)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-1)で示される重合性液晶化合物(A-1)と式(B-6)で示される重合性液晶化合物(B-6)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した20mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.3g、論文(特開2015-000896)を参考に合成した化合物(D-1-4)0.64g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.16g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.20g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)4.05gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-1)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-1)と化合物(B-6)との混合物である液晶組成物(11)を11.8g得た。化合物(A-1)の収率は、化合物(F-1-1)基準で74%であった。また、化合物(A-1)の極大吸収波長は352nmであり、化合物(B-6)の極大吸収波長は352nmであり、液晶組成物(11)の極大吸収波長は352nmであった。なお、製造工程より、式(B-6)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-1)で示される重合性液晶化合物(A-1)と式(B-7)で示される重合性液晶化合物(B-7)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した20mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.3g、論文(特開2015-000896)を参考に合成した化合物(D-1-5)0.57g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.16g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.20g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)4.05gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-1)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-1)と化合物(B-7)との混合物である液晶組成物(12)を12.8g得た。化合物(A-1)の収率は、化合物(F-1-1)基準で81%であった。また、化合物(A-1)の極大吸収波長は352nmであり、化合物(B-7)の極大吸収波長は352nmであり、液晶組成物(12)の極大吸収波長は352nmであった。なお、製造工程より、式(B-7)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-1)で示される重合性液晶化合物(A-1)と式(B-8)で示される重合性液晶化合物(B-8)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した20mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.3g、化合物(D-1-6)(SIGMA-ALDRICH製)0.58g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.16g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.20g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)4.05gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-1)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-1)と化合物(B-8)との混合物である液晶組成物(13)を12.2g得た。化合物(A-1)の収率は、化合物(F-1-1)基準で74%であった。また、化合物(A-1)の極大吸収波長は352nmであり、化合物(B-8)の極大吸収波長は352nmであり、液晶組成物(13)の極大吸収波長は352nmであった。なお、製造工程より、式(B-8)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-2)で示される重合性液晶化合物(A-2)を、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した。
式(A-2)で示される重合性液晶化合物(A-2)と式(B-9)で示される重合性液晶化合物(B-9)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した20mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)14.1g、特許文献(特開2015-000896)を参考に合成した化合物(D-1-3)1.04g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.20g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.25g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)70gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)5.06gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(F-1-2)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-2)と化合物(B-9)との混合物である液晶組成物(14)を11.6g得た。化合物(A-2)の収率は、化合物(F-1-2)基準で71%であった。また、化合物(A-2)の極大吸収波長は326nmであり、化合物(B-9)の極大吸収波長は326nmであり、液晶組成物(14)の極大吸収波長は326nmであった。なお、製造工程より、式(B-9)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-3)で示される重合性液晶化合物(A-3)を、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した。
式(A-3)で示される重合性液晶化合物(A-3)と式(B-10)で示される重合性液晶化合物(B-10)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した20mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.7g、特許文献(特開2015-000896)を参考に合成した化合物(D-1-3)0.86g、DMAP(和光純薬工業(株)製)0.16g、BHT(和光純薬工業(株)製)0.21g、及びクロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、IPC(和光純薬工業(株)製)4.20gを滴下漏斗で加えて0℃で30分反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-3)4.00gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-3)と化合物(B-10)との混合物である液晶組成物(15)を11.8g得た。化合物(A-3)の収率は、化合物(F-1-3)基準で72%であった。また、化合物(A-3)の極大吸収波長は342nmであり、化合物(B-10)の極大吸収波長は342nmであり、液晶組成物(15)の極大吸収波長は342nmであった。なお、製造工程より、式(B-10)中のn1とn2との合計値は1であり、すなわちn1=1及びn2=0であるか、又はn1=0及びn2=1である。
式(A-1)で示される重合性液晶化合物(A-1)と式(B-11)で示される重合性液晶化合物(B-11)との混合物を以下の通りに合成した。
ジムロート冷却管、温度計を設置した100mL-四ツ口フラスコ内を窒素雰囲気とし、特許文献(特開2011-207765)を参考に合成した化合物(F-1-1)4.00g、論文(Lub et al.Recl.Trav.Chim.Pays-Bas,115,321-328(1996))を参考に合成した化合物(D-1-1)0.85g、ジメチルアミノピリジン(以下、DMAPと略す。和光純薬工業(株)製)0.16g、3,5-ジブチル-4-ヒドロキシトルエン(以下、BHTと略す。和光純薬工業(株)製)0.20g、クロロホルム(関東化学(株)製)58gを混合し、ジイソプロピルカルボジイミド(以下、IPCと略す。和光純薬工業(株)製)4.05gを滴下漏斗で加えて室温で1時間反応させた。
工程(a)にて得られた混合物と、特許文献(特開2010-31223)を参考に合成した化合物(C-1-1)11.3gとを0℃で一晩反応させた。反応終了後、濾過を実施し、不溶成分を除去した。得られたクロロホルム溶液を、含有するクロロホルムの重量に対して3倍の重量のアセトニトリル(和光純薬工業(株)製)に滴下した。続いて、濾過を実施して析出した固体を取り出した後、20gのアセトニトリルで3回洗浄し、次いで30℃で減圧乾燥することで化合物(A-1)と化合物(B-11)との混合物である液晶組成物(16)を10.1g得た。化合物(A-1)の収率は、化合物(F-1-1)基準で60%であった。なお、化合物(A-1)の極大吸収波長は352nmであり、化合物(B-11)の極大吸収波長は352nmであり、液晶組成物(16)の極大吸収波長は352nmであった。なお、式(B-11)中のn1とn2との合計値は7であった。
溶剤としてNMPに代えてシクロペンタノン(関東化学(株)製)を用いた以外は、比較例1と同様にして、重合性液晶化合物(A-1)の保存安定性評価を実施した。その結果を表4に示す。
<位相差フィルムの製造例>
保存安定性評価において25℃で72時間保持した後の、実施例1で得られた液晶組成物(1)を用いて、以下のように位相差フィルムを製造した。
得られた位相差フィルムを40mm×40mmの大きさに切りだし、KOBRA-WR(王子計測機器株式会社製)を用いて波長450nm並びに波長650nmの光に対する面内位相差値を測定した。その結果、面内位相差値は、Re(450)=116nm、Re(550)=140nm、Re(650)=142nmであり、各波長での面内位相差値の関係は以下の通りとなった。
Re(450)/Re(550)=0.83
Re(650)/Re(550)=1.02
(式中、Re(450)は波長450nmの光に対する面内位相差値を、Re(550)は波長550nmの光に対する面内位相差値を、Re(650)は波長650nmの光に対する面内位相差値を表す。)
得られた位相差フィルムを10cm四方に切り出し、偏光顕微鏡(LEXT、オリンパス社製)を用いて目視にて画面上の配向欠陥の個数を確認した。評価は以下の基準に基づいて行った。その結果を表5に示す。
1:全面に配向欠陥が発生(>100個)
2:11~100個
3:1~10個
4:欠陥なし
実施例1で得られた液晶組成物(1)の代わりに実施例2で得られた液晶組成物(2)を用いた以外は実施例11と同様にして、位相差フィルムを作製した。この位相差フィルムのRe(450)/Re(550)の値並びに配向欠陥の確認結果を表5に示す。
Claims (16)
- 式(A)で表される主鎖に環構造を5つ以上有する重合性液晶化合物(A)と、式(B)で表される主鎖に環構造を6つ以上有する重合性液晶化合物(B)とを含み、
式(A)におけるAr、A1、A2、B1、B2、D1、D2、E1、E2、F1、F2、G1、G2、P1、P2、m1及びm2は、式(B)におけるAr、A1、A2、B1、B2、D1、D2、E1、E2、F1、F2、G1、G2、P1、P2、m1及びm2とそれぞれ同一である、液晶組成物。
m1及びm2は、それぞれ独立に1~3の整数を表し、n1及びn2は、それぞれ独立に、0~3の整数を表し、n1とn2との合計値は1以上6以下であり、m1が2以上の整数である場合、複数のA1及びB1は、互いに同一でも異なっていてもよく、m2が2以上の整数である場合、複数のA2及びB2は、互いに同一でも異なっていてもよく、
B1、B2、D1、D2、E1、E2、J1 及びJ 2 は、それぞれ独立に、-CR1R2-、-CH2-CH2-、-O-、-S-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-O-、-C(=S)-O-、-O-C(=S)-、-O-C(=S)-O-、-CO-NR1-、-NR2-CO-、-O-CH2-、-CH2-O-、-S-CH2-、-CH2-S-又は単結合を表し、R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表し、
Y 1 及びY 2 は、それぞれ独立に、-O-、-O-CO-、-CO-O-又は単結合を表し、
A1、A2、G1及びG2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基又は炭素数6~20の2価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R3、-OR4、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、NH-又は-NR5-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R3、R4及びR5は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
X1及びX2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R6、-OR7、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR8-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R6、R7及びR8は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
F1 及びF 2 は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、-OR9又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる-CH2-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよく、R9は、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
Z 1 及びZ 2 は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、
P1及びP2は、それぞれ独立に、水素原子又は重合性基を表し、P1及びP2のうち少なくとも1つは重合性基を表し、
Arは置換されていてもよい2価の芳香族基であり、該芳香族基中に窒素原子、酸素原子、硫黄原子のうち少なくとも一つ以上を含む。] - Arにおける芳香族基はπ電子を10~30個有する、請求項1に記載の液晶組成物。
- 極大吸収波長(λmax)は300~400nmである、請求項1又は2に記載の液晶組成物。
- Arは複素環を有する芳香族基である、請求項1~3のいずれかに記載の液晶組成物。
- 複素環を有する芳香族基はベンゾチアゾール基を有する芳香族基である、請求項4に記載の液晶組成物。
- G1、G2、X1及びX2はトランス-シクロヘキサン-1,4-ジイル基である、請求項1~5のいずれかに記載の液晶組成物。
- ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定された重合性液晶化合物(B)の面積百分率値が0.1%以上40%以下である、請求項1~6のいずれかに記載の液晶組成物。
- ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定された重合性液晶化合物(B)の重量平均分子量が1000以上3000以下である、請求項1~7のいずれかに記載の液晶組成物。
- 請求項1~8のいずれかに記載の液晶組成物の配向状態における重合体から構成される位相差フィルム。
- 下記式(1):
0.8≦Re(450nm)/Re(550nm)<1 (1)
(式中、Re(λ)は波長λnmの光に対する正面位相差値を表す。)
を満たす、請求項9に記載の位相差フィルム。 - 請求項9又は10に記載の位相差フィルムを含む偏光板。
- 請求項11に記載の偏光板を含む光学ディスプレイ。
- 式(A-1):
該方法は、式(C):
式(A-1)、(B-1)、(C)、(D)及び(E)中、
m1及びm2は、それぞれ独立に1~3の整数を表し、n1及びn2は、それぞれ独立に、0~3の整数を表し、n1とn2との合計値は1以上6以下であり、m1が2以上の整数である場合、複数のA1及びB1は、互いに同一でも異なっていてもよく、m2が2以上の整数である場合、複数のA2及びB2は、互いに同一でも異なっていてもよく、
B1、B2、D1、D2、E1、E2、J1 及びJ 2 は、それぞれ独立に、-CR1R2-、-CH2-CH2-、-O-、-S-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-O-、-C(=S)-O-、-O-C(=S)-、-O-C(=S)-O-、-CO-NR1-、-NR2-CO-、-O-CH2-、-CH2-O-、-S-CH2-、-CH2-S-又は単結合を表し、R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~4のアルキル基を表し、
Y 1 及びY 2 は、それぞれ独立に、-O-、-O-CO-、-CO-O-又は単結合を表し、
A1、A2、G1及びG2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基又は炭素数6~20の2価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R3、-OR4、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR5-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R3、R4及びR5は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
X1及びX2は、それぞれ独立に、炭素数3~16の2価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、-R6、-OR7、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-、-S-、-NH-又は-NR8-で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる-CH(-)-は、-N(-)-で置換されていてもよく、R6、R7及びR8は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
F1 及びF 2 は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、-OR9又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる-CH2-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよく、R9は、炭素数1~4のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよく、
Z 1 及びZ 2 は、それぞれ独立に、炭素数1~16のアルカンジイル基又は単結合を表し、
P1及びP2は、それぞれ独立に、水素原子又は重合性基を表し、P1及びP2のうち少なくとも1つは重合性基を表し、
Arは置換されていてもよい2価の芳香族基であり、該芳香族基中に窒素原子、酸素原子、硫黄原子のうち少なくとも一つ以上を含み、
式(A-1)におけるAr、A1、A2、B1、B2、E1、E2、F1、F2、G1、G2、P1、P2、m1及びm2は、式(B-1)におけるAr、A1、A2、B1、B2、E1、E2、F1、F2、G1、G2、P1、P2、m1及びm2とそれぞれ同一である、方法。 - 前記カルボン酸化合物(C)1モルに対する、カルボン酸化合物(D)の使用量が0.001~0.5モルである、請求項13又は14に記載の方法。
- 前記カルボン酸化合物(C)と前記カルボン酸化合物(D)との反応、及び/又はカルボン酸化合物(C)とカルボン酸化合物(E)とを含む前記混合物と前記アルコール化合物(F)との反応は、縮合剤の存在下において行われる、請求項13~15のいずれかに記載の方法。
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