JP7182250B2 - 多チャンネルファイバグレーティング、及び多チャンネルファイバグレーティングの製造方法 - Google Patents
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Description
以下、図面とともに多チャンネルファイバグレーティング、多チャンネルファイバグレーティングの設計方法、多チャンネルファイバグレーティングの製造装置及び多チャンネルファイバグレーティングの製造方法について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。具体的には、新しいマルチチャンネルのらせん状長周期ファイバグレーティングを有する多チャンネルファイバグレーティングとその設計方法、製造装置及び製造方法について説明する。
式(1)において、Reは、実部について扱うことを意味する。Δn0(z)は、最大屈折率変調である。zは、ファイバグレーティング1に沿った方向における位置である。Λ0は、シード長周期であるファイバグレーティング1のピッチである。S(z)は、連続的な位相サンプリング関数である。
上記の多チャンネルファイバグレーティングの設計方法を用いて、3チャンネルのサンプリング関数の最適化を行った。その結果を、図4に示す。図4は、3チャンネルのサンプリング関数における位相分布(グラフG5)を示す。この位相分布は、解析的な形式を用いると、式(7)のように示すことができる。
概念的な原理を証明するために、伝達行列法を用いて、らせん状長周期ファイバグレーティングの数値シミュレーションを行った。この解析の条件として、計算対象の長周期ファイバグレーティングについて、波長帯域を1520nm以上1620nm以下とした。さらに、基本コアモード(HE11)とクラッディングモード(HE13)の結合のみが起こるものと仮定した。
上記の多チャンネルファイバグレーティングの設計方法を用いて、9チャンネルのサンプリング関数の最適化を行った。つまり、上記のファイバグレーティングの設計方法を用いて、9チャンネルであって位相をサンプリングしたサンプリング関数の最適化を行った。その結果を、図8に示す。図8は、9チャンネルのサンプリング関数における位相分布(グラフG11)を示す。この位相分布(φ(z))は、解析的な形式を用いると、式(10)のように示すことができる。
9チャンネルである光ファイバについても、実施例2と同様の数値シミュレーションを行った。解析の条件として、サンプリング周期を1.984cmとした。グレーティングの全長は5.952cm(3サンプリング周期)とした。9チャンネルであるらせん状長周期ファイバグレーティングの最大屈折率変化は、3.0×10-4と仮定した。
第2実施形態に係るファイバグレーティングについて説明する。第1実施形態に係るファイバグレーティング1は、透過率のらせんピッチ(周期)を変化させることにより、多チャンネル化を実現するものであった。第2実施形態に係るファイバグレーティングは、透過率のらせんピッチ(周期)が一定であること、及び、シードグレーティングを有する点で、第1実施形態のファイバグレーティングと相違する。また、らせんピッチ(周期)が一定であるらせん状の長周期ファイバグレーティングは、重複して設けられる。
3チャンネルのファイバグレーティングを製造し、そのスペクトルを確認した。ファイバグレーティングの形成は、上述した多チャンネルファイバグレーティング製造装置10を用いた。まず、第1ステップとして、図14の(a)部に示すように、ファイバグレーティング1Dにらせん状長周期ファイバグレーティングを形成した。上記の数値シミュレーションと比較可能であるように、らせん状長周期ファイバグレーティングの周期を15mmとした。また、らせん状長周期ファイバグレーティングの長さを60mmとした。
9チャンネルであるファイバグレーティングを製造し、そのスペクトルを確認した。設計及び製造については、3チャンネルであるファイバグレーティングのものと同等である。図16は、製造したファイバグレーティングの透過スペクトル(グラフG15)である。図16によれば、9個のノッチP15a~P15i(チャンネル)が存在していることが確認できた。つまり、上記の設計方法及び製造装置によって、9チャンネルであるファイバグレーティングを製造できることがわかった。
Claims (6)
- 互いに異なる2以上のチャンネルを有するグレーティング部を含むコアと、
前記コアの周囲に形成されたクラッドと、を備え、
前記グレーティング部は、前記コアの光軸を回転中心として前記コアが捩じられて、前記光軸の方向に沿って前記コアの屈折率が第1のピッチであるらせん状に変化する部分と、前記コアの光軸を回転中心として前記コアが捩じられて、前記光軸の方向に沿って前記コアの屈折率が前記第1のピッチとは異なる第2のピッチであるらせん状に変化する部分と、を含み、
前記第1のピッチであるらせん状に変化する部分と、第2のピッチであるらせん状に変化する部分とは、互いに重ね合わされている、多チャンネルファイバグレーティング。 - 前記グレーティング部では、前記光軸の方向に沿って前記らせんの前記第1のピッチが一定である、請求項1に記載の多チャンネルファイバグレーティング。
- 前記グレーティング部は、前記光軸の方向に沿って互いに異なる屈折率を有する領域が交互に設けられた部分をさらに含む、請求項1又は2に記載の多チャンネルファイバグレーティング。
- 請求項1~3の何れか一項に記載の多チャンネルファイバグレーティングの製造方法であって、
位相サンプリング関数を用いて、コアと前記コアの周囲に形成されたクラッドとを有する光ファイバの光軸方向に沿った、前記コアにおける位置と前記位置における屈折率の周期を設定する第1ステップと、
前記光軸の方向に沿って前記コアの屈折率がらせん状に変化する部分を含むグレーティング部を前記光ファイバに形成する第2ステップと、を有し、
前記第2ステップでは、
前記第1ステップで得た前記光軸方向に沿った前記コアの位置と前記位置における屈折率の周期に応じて、前記光ファイバを加熱しつつ、前記加熱される部分を前記光ファイバの光軸方向へ移動させながら、前記光ファイバを前記光軸のまわりに捩じることによって、前記グレーティング部に前記光軸の方向に沿って前記らせんのピッチが第1の値である部分を形成する第1ピッチ形成ステップと、
前記第1ピッチ形成ステップの後に、前記光ファイバにおいて前記らせんのピッチが第1の値である部分をさらに前記光軸のまわりに捩じることによって、前記グレーティング部に前記光軸の方向に沿って前記らせんのピッチが前記第1の値とは異なる第2の値である部分を形成する第2ピッチ形成ステップをさらに含む、多チャンネルファイバグレーティングの製造方法。 - 前記第2ステップでは、前記光軸方向に沿った前記コアの位置に対応する屈折率の周期を変化させるように、前記光ファイバを前記光軸方向へ移動させながら、前記光ファイバを前記光軸のまわりに捩じる、請求項4に記載の多チャンネルファイバグレーティングの製造方法。
- 前記第1ステップの後であって前記第2ステップの前に、前記グレーティング部に、前記光軸の方向に沿って互いに異なる屈折率を有する領域が交互に設けられた部分を形成する第3ステップをさらに含む、請求項4に記載の多チャンネルファイバグレーティングの製造方法。
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