JP7178968B2 - 作業車 - Google Patents

作業車 Download PDF

Info

Publication number
JP7178968B2
JP7178968B2 JP2019119005A JP2019119005A JP7178968B2 JP 7178968 B2 JP7178968 B2 JP 7178968B2 JP 2019119005 A JP2019119005 A JP 2019119005A JP 2019119005 A JP2019119005 A JP 2019119005A JP 7178968 B2 JP7178968 B2 JP 7178968B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grass
pasture
feed pipe
measuring device
quality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019119005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021003054A (ja
Inventor
進 森本
麻祐子 戸成
竜慈 橋詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2019119005A priority Critical patent/JP7178968B2/ja
Priority to PCT/JP2020/016493 priority patent/WO2020261719A1/ja
Priority to EP20832439.2A priority patent/EP3991544A4/en
Priority to US17/606,865 priority patent/US20220210970A1/en
Publication of JP2021003054A publication Critical patent/JP2021003054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7178968B2 publication Critical patent/JP7178968B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

本発明は、刈り取られた牧草の品質を走行しながら測定する作業車に関する。
家畜の飼料として、牧草が用いられている。このような飼料に用いられる牧草は、牧草地で刈り取られた後サイロ等で貯留されたり、牧草地で天日干しされた後に、円柱状のロールベールに成型されて回収されたりする。このような牧草は酪酸発酵されて栄養価を向上させることが一般的である。酢酸発酵は、水分量が多すぎるとカビが発生する場合があり、また、適切に発酵させるために蟻酸等の添加剤を添加する必要が生じる。適切に酢酸発酵させるためには、牧草の水分量の管理が重要である。特許文献1に開示されるように、牧草の水分量を測定するために、従来から、牧草の刈り取り直後に牧草地に残置された牧草や、刈り取り後牧草地に集草された牧草に対して、水分測定装置等により牧草の水分量が測定されている。水分測定装置は、牧草に光を照射し、その反射光を分光分析することにより水分量を測定する。
特開2018-185594号公報
しかしながら、牧草地に残置された牧草や集草された牧草は、乾燥を促すため、牧草一本一本の間に隙間が生じるように疎な状態で牧草が存在している。そのため、牧草に光を照射した際に光が乱反射してしまい、牧草を透過した光を適切に水分測定装置が受光できず、適切な水分量の測定ができない場合があった。これは、水分の測定に限らず、様々な品質を測定する測定装置においても同様である。
上記問題点を解決するために、本発明は、精度良く牧草の品質を測定することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る作業車は、刈り取られた牧草が残置された牧草地で作業走行を行う作業車であって、作業走行しながら前記牧草の品質を測定する品質測定装置を備え、前記品質測定装置は、筒状の送草管と、前記送草管の入口部分に設けられ、牧草地に残置された前記牧草の少なくとも一部を前記入口部分から前記送草管の内部に掻き込む取草部と、前記送草管に設けられる品質測定器とを備え、前記品質測定器は、前記取草部の掻き込みによって前記送草管の内部で圧縮された前記牧草の品質を測定する。
刈り取られた牧草は、重力以外に特段の圧力が加えられることなく、自然な状態で牧草地に残置される。そのため、牧草は疎の状態で堆積され、牧草は互いに隙間を持って存在する。このような牧草に光等を照射して品質を測定しようとしても、光等の検知媒体(以下、単に光等と称す)が乱反射して適切に品質の測定ができない場合がある。
上記構成によると、作業車の走行に伴って、取草部が牧草地の牧草を取り込んで送草管に詰め込んでいく。これにより、隙間を持って存在する牧草が送草管内で圧縮されていく。その結果、品質測定器は、隙間が減少した牧草に対して光等を照射して品質の測定を行うことができるため、光等の乱反射を抑制して、精度良く牧草の品質を測定することができる。
また、残置された牧草の品質は、牧草地の上層部と下層部とでムラが生じている場合がある。上記構成によると、牧草は、取草部にて取込まれる際に攪拌、混合される。その結果、品質にムラのある牧草が混ざり合った状態で品質測定器に供給され、牧草地に残置された牧草の平均的な品質の測定が可能となる。
本発明の一実施形態に係る作業車は、刈取部を有し、牧草地で刈取走行を行う作業車であって、作業走行しながら牧草の品質を測定する品質測定装置を備え、前記品質測定装置は、筒状の送草管と、前記送草管の入口部分に設けられ、牧草地に残置された前記牧草の少なくとも一部を前記入口部分から前記送草管の内部に掻き込む取草部と、前記送草管に設けられる品質測定器とを備え、前記品質測定器は、前記取草部の掻き込みによって前記送草管の内部で圧縮された前記牧草の品質を測定する。
上記構成によると、作業車の走行に伴って、取草部が刈り取った牧草を取り込んで送草管に詰め込んでいく。これにより、牧草が送草管内で圧縮されていく。その結果、品質測定器は、隙間の少ない牧草に対して光等を照射して品質の測定を行うことができるため、光等の乱反射を抑制して、精度良く牧草の品質を測定することができる。
また、前記送草管の一端から送り込まれた前記牧草は前記送草管の他端から排出されて、前記送草管に送り込まれなかった他の前記牧草と合流されることが好ましい。
品質の測定に用いられた牧草を、測定に用いられなかった牧草に戻すことにより、無駄無く牧草を用いることができる。
また、前記作業車は前記牧草を集めて搬送する搬送経路を有し、前記送草管の一端および他端が前記搬送経路に接続され、前記送草管は前記搬送経路をバイパスするように構成されても良い。
作業車には、牧草地の牧草を集めてローダワゴンやトラック等に集積するハーベスタや、牧草地の牧草を集めてロールベールを作成するロールベーラ等がある。これらの作業車は、集めた牧草を搬送する搬送経路を有する。品質測定装置はこれらの作業車にも装着することができ、作業車が有する搬送経路に品質測定装置を設けることができる。搬送経路に品質測定装置を設けることにより、作業のために集められた牧草に対して、その都度品質の測定を行うことができる。また、作業の際に牧草の品質を測定できるため、品質が適切でない場合には、牧草に添加剤を添加したり、作業を中止したりといった対応をとることができ、作業効率の向上を図ることができる。
また、前記取草管は、前記作業車の走行速度に比例して前記送草管の内部に送り込む前記牧草の量を調整することが好ましい。
このような構成により、送草管に適切な量の牧草が適切な速度で送り込まれ、効率的に牧草を圧縮することができる。
また、前記送草管の断面積は、前記送草管の一端から前記品質測定器が配置された領域までの区間の少なくとも一部で前記品質測定器に向かう程小さくなることが好ましい。
品質測定器に向かう程送草管の断面積を小さくすることにより、効率的に牧草を圧縮することができるため、光等の乱反射を容易に抑制して、精度良く牧草の品質を測定することができる。
牧草水分測定装置の構成を例示する斜視図である。 水分測定時の牧草の様子を例示する側面図である。 牧草水分測定装置が取り付けられた作業車を例示する図である。 牧草の粗密と光の進行との関係を説明する図である。 牧草水分測定装置が取り付けられた作業車を例示する図である。 牧草水分測定装置が取り付けられた作業車を例示する図である。 牧草水分測定装置が取り付けられた作業車を例示する図である。 搬送装置に取り付けられる牧草水分測定装置の態様を例示する図である。
〔牧草水分測定装置〕
まず、図1,図2を用いて、本実施形態に係る作業車に装着される牧草水分測定装置(品質測定装置に相当)の構成例について説明する。
牧草水分測定装置20は、刈り取られた牧草1を取り込んで圧縮し、圧縮された状態で牧草1の水分量を測定する。牧草水分測定装置20は牧草地を走行する作業車に装着され、作業車の走行に伴って移動しながら、牧草1の水分量を測定する。牧草水分測定装置20は、分光分析器(品質測定器に相当)9と、送草管21と、掻き込み部(取草部に相当)22とを備える。
送草管21は、2つの側壁21aと、底部21bと、天板部21cとを備える管状構造である。例えば、側壁21a、底部21b、天板部21cは、いずれも板状の部材である。2つの側壁21aは、それぞれ底部21bの両端部に立設されて、互いに向かい合って配置される。天板部21cは、送草管21の前側領域において、2つの側壁21aにまたがる態様で、底部21bと向い合うように設けられる。ここで、送草管21の前側端部は、牧草1が取り入れられる送草管21の入口部分Eに相当する。
掻き込み部22は、送草管21の前側領域において、2つの側壁21aにまたがる態様で、2つの側壁21aにまたがる軸芯Pを中心に回転可能に軸支される。掻き込み部22は、シリンダ22aと羽根22bとを備える。シリンダ22aは、軸芯Pを中心に回転する円柱状の部材である。羽根22bはシリンダ22aから突出する態様で、シリンダ22aの表面に回転方向に並んで複数設けられる。羽根22bは、シリンダ22aの回転に伴って軸芯Pを中心に回転し、牧草1を掻き込んで送草管21の内部に牧草1を詰め込む。例えば、羽根22bは、シリンダ22aに4枚設けられる。また、それぞれの羽根22bは先端に複数の爪22cを有することが好ましい。爪22cが設けられることにより、羽根22bは効率的に牧草1を掻き込むことができる。また、それぞれの羽根22bは、先端領域が回転方向に曲げられても良い。これによっても、羽根22bは効率的に牧草1を掻き込むことができる。
掻き込み部22は、牧草1の少なくとも一部を掻き込んで送草管21の入口部分Eから内部に牧草1を次々に詰め込む。そのため、送草管21内の牧草1は、圧縮されてその密度が高くなる。送草管21内を通過した牧草1は、送草管21の後端である排出口から排出される。排出された牧草1は、掻き込まれなかった牧草1と合流する。
分光分析器9は、送草管21の天板部21cの後側に、2つの側壁21aにまたがる態様で設けられる。分光分析器9は、天板部21cより後方に天板部21cと接して設けられる。分光分析器9は、2つの側壁21aの間の送草管21の内側に測定ヘッド8が向かうように配置され、測定ヘッド8は送草管21の内部で圧縮された牧草1と向い合う。このような構成により、分光分析器9は、送草管21の内部で圧縮された牧草1の水分量を測定することができる。分光分析器9は、測定ヘッド8から近赤外線光等の光7(図4参照)を牧草1に照射し、牧草1を透過し、反射することを繰り返して戻った光7(図4参照)を測定ヘッド8で受光する。分光分析器9は、受光した光7(図4参照)を分光分析して、牧草1の水分量を測定する。
以上のような構成により、送草管21内で十分に圧縮された牧草1に対して、分光分析器9は光7(図4参照)を照射することができるため、後に図4を用いて詳述するように、照射した光7(図4参照)が牧草1で乱反射することが抑制される。その結果、分光分析器9は、牧草1を透過した光(図4参照)を適切に受光して牧草1の水分量を精度良く測定することができる。
また、送草管21は環状構造であるため、送草管21の内部の少なくとも分光分析器9の近傍は遮光され、送草管21の内部に詰め込まれた牧草1には外部からの光の入射が抑制される。このことからも、分光分析器9は、牧草1を透過した光(図4参照)のみを適切に受光して牧草1の水分量を精度良く測定することができる。
また、残置された牧草1は、乾燥速度の差等により、牧草地の上層部と下層部とで水分量にムラが生じる場合がある。牧草水分測定装置20を用いると、牧草1は、掻き込み部22にて掻き込まれる際に攪拌、混合される。その結果、水分量にムラのある牧草1が混ざり合った状態で分光分析器9に対して供給され、分光分析器9は、牧草地に残置された牧草1の平均的な水分量を測定することできる。
〔作業車〕
本実施形態に係る作業車は、上述の牧草水分測定装置20が装着される。図2を参照しながら図3を用いて、本実施形態に係る作業車が牧草水分測定装置20を使用する態様例について説明する。以下の説明は、作業車としてトラクタTが用いられる場合を例とした説明である。
牧草水分測定装置20は、トラクタTの機体前端(例えば、機体フレームの前端)に支持部13が接続される態様で、トラクタTに装着される。
牧草水分測定装置20は、トラクタTが前進する場合に使用しても、トラクタTが後進する場合に使用しても良いが、使用状態においてトラクタTの進行方向前方に、送草管21の入口部分Eが向くように装着される。つまり、トラクタTの進行方向前方に対して掻き込み部22が分光分析器9よりも前になるように、牧草水分測定装置20は装着される。
ここで、牧草地で生育された牧草1は、刈り取られ、牧草地で必要に応じて天日干し(乾燥)される。また、牧草1を収集しやすくするために、牧草1は牧草地に適宜残置され、例えば、畝状に配置される場合もある。トラクタTは、このような牧草地の刈り取られた牧草1上を走行し、掻き込み部22はトラクタTの走行に伴って牧草1を掻き込み、送草管21内で牧草1が圧縮される。そして、分光分析器9は、圧縮された状態の牧草1の水分量を測定する。
〔水分量の測定〕
次に、図4を用いて、水分量の測定時において照射される光7の進み方と測定精度について説明する。
上述のように、刈り取られた牧草1は、牧草地に適宜残置され、牧草1は刈り取られたままに放置されたり、後の作業を行いやすいように畝状等に集められたりする。いずれにせよ、牧草地の牧草1は、特段の圧縮が行われず、自然な状態で、互いに隙間をもって疎な状態で存在する。
このように、疎な状態で存在する牧草1に対して、分光分析器9から光7を照射すると、牧草1間に空間があるため、牧草1で光7が反射する。このように、照射した光7が乱反射すると、光が無秩序に散乱し、光7は分光分析器9の測定ヘッド8に戻らない場合がある。この場合、牧草1の水分量の測定が行えないことになる。結果として、照射した光7に比べて、測定ヘッド8に戻る光7の割合が小さくなり、牧草1の水分量が正確に測定できなくなる。
これに対して、密な状態で存在する牧草1に対して、分光分析器9から光7を照射すると、牧草1が密集しているため、ある牧草1を透過した光7は、すぐに次の牧草1に到達して乱反射することが少ない。そのため、いくつかの牧草1を透過した光は広がらず、測定ヘッド8に戻りやすくなる。その結果、十分な量の光7が牧草1を透過した後に測定ヘッド8に戻る可能性が高くなり、牧草1の水分量を正確に測定することができるようになる。
そして、牧草1の正確な水分量を測定することができるため、次の作業を行うのに最適なタイミングを計って作業計画を立てたり、添加剤の添加等の適切な処置を行ったりすることができる。また、通信装置(図示せず)をさらに設け、牧草1を貯留して乾燥させるサイロ、あるいはサイロ等を管理するサーバ等に測定した水分量を送信することにより、貯留される牧草1の水分量に応じたサイロ等の管理を行うこともできる。以上のことにより、高品質な飼料を容易に作成することができる。さらに、牧草地を走査的に走行しながら水分量を測定することができるため、GPS等で牧草地における位置情報を取得できる場合には、位置情報と水分量とを関連付けて、牧草地における水分量の分布をマップとして生成することもできる。
図4を参照しながら図1,図2に示すように、本実施形態に係る牧草水分測定装置20は、牧草1を送草管21に押し込んで圧縮することにより、密な状態の牧草1に対して分光分析器9が光7を照射することができる。そのため、牧草1の水分量を正確に測定することができる。
ここで、分光分析器9は、光7を用いて水分量を測定するため、分光分析器9が照射した光7以外の、外部から入力する光が測定ヘッド8に入力すると、水分量の正確な測定ができなくなる。
本実施形態に係る牧草水分測定装置20では、上述のように、分光分析器9は、送草管21の上部領域を覆う態様で設けられる。そのため、分光分析器9の測定ヘッド8は、分光分析器9で覆われた領域の牧草1に対して光7を照射することができ、分光分析器9を含む送草管21で光の侵入が遮断された領域の牧草1の水分量を測定することができる。その結果、測定ヘッド8に外部からの光が入射することが抑制され、牧草1の水分量をより正確に測定することができる。
〔別実施形態〕
(1)牧草水分測定装置20は、トラクタTの機体後端から後方に突出して配置されることが可能で、牧草水分測定装置20はトラクタTの前進走行に伴って牧草地上を牽引される態様で使用される。また、牧草水分測定装置20は、トラクタTの下側部分、例えば前後の車輪4の間に配置されることが可能で、牧草水分測定装置20はトラクタTの前進走行に伴って牧草地を移動する態様で使用される。
(2)牧草水分測定装置20が装着された作業車は、トラクタTのみならず、様々な作業車や、様々な作業を行うインプルメントが装着されたトラクタTであっても良い。そして、これらの作業車に装着された牧草水分測定装置20は、牧草地に残置された牧草1を送草管21に取り込み、送草管21内で牧草1の水分量を測定する。
例えば、牧草水分測定装置20は、図5に示すように、前側領域に刈取部Mが装着されたトラクタTの、後側領域あるいは下側領域に設けられても良い。また、牧草水分測定装置20は、自走式の草刈り車両の前側領域、後側領域あるいは下側領域に設けられても良く、装着可能な任意の領域に設けられる。
トラクタTに装着された刈取部Mや自走式の草刈り車両は、牧草地に植立された牧草2を刈り取る。牧草地の刈り取られた牧草1は、牧草水分測定装置20が通過することに伴って送草管21に取り込まれ、水分量が測定される。これにより、効率的に牧草1の水分量を正確に測定することができる。
(3)また、牧草水分測定装置20が装着され作業車は、牧草地の牧草1を収集しながら作業走行を行う作業車であっても良い。このような作業車は、収集した牧草1を搬送する搬送経路3を備える。牧草水分測定装置20は、搬送経路3をバイパスする態様で、搬送経路3に装着される。
例えば、図6に示すように、作業車はハーベスタHとすることができる。ハーベスタHは、牧草地の牧草1を収集し、ローダワゴンW等に排出する。ローダワゴンW等は、収集された牧草1をサイロ等に搬送する。ハーベスタHは、収集した牧草1を搬送経路3で搬送し、搬送経路3からローダワゴンW等に牧草1を排出する。牧草水分測定装置20は、牧草水分測定装置20の入口部分E(図8参照)と排出口とが搬送経路3に接続する態様で、この搬送経路3に装着される。例えば、牧草水分測定装置20は、アタッチメント等を介して搬送経路3に装着されても良く、搬送経路3内を搬送される牧草1の少なくとも一部を掻き込み部22が送草管21内に導くことができれば良い。また、図8に示すように、牧草水分測定装置20は、送草管21の少なくとも一か所に曲がり部21dを備える構成でも良い。これにより、容易に牧草水分測定装置20が搬送経路3に装着されると共に、搬送経路3内の牧草1を掻き込みやすいように掻き込み部22を配置する態様で、牧草水分測定装置20が搬送経路3に装着されやすくなる。
また、図7に示すように、作業車は、作業装置としてロールベーラBaを牽引するトラクタTや、自走式のロールベーラBaとすることができる。ロールベーラBaは、牧草地の牧草1を収集し、牧草1をロールベールに成形する。ロールベーラBaは、収集した牧草1をロールベールの成形領域に搬送経路3を介して搬送する。牧草水分測定装置20は、牧草水分測定装置20の入口部分E(図8参照)と排出口とが搬送経路3に接続する態様で、この搬送経路3に装着される。例えば、牧草水分測定装置20は、アタッチメント等を介して搬送経路3に装着されても良く、搬送経路3内を搬送される牧草1の少なくとも一部を掻き込み部22が送草管21内に導くことができれば良い。また、図8に示すように牧草水分測定装置20は、送草管21の少なくとも一か所に曲がり部21dを備える構成でも良い。これにより、容易に牧草水分測定装置20が搬送経路3に装着されると共に、搬送経路3内の牧草1を掻き込みやすいように掻き込み部22を配置する態様で、牧草水分測定装置20が搬送経路3に装着されやすくなる。なお、図6から図8で例示した牧草水分測定装置20は、搬送経路3に設けられるため、支持部13が設けられることを要しない。
以上のように、ハーベスタHやロールベーラBaに牧草水分測定装置20が設けられることにより、牧草1をサイロ等に搬送する直前、または、ロールベーラBaでロールベールを作成する直前に、牧草1の水分量を測定することができる。そのため、測定された牧草1の水分量に応じて、サイロ等で添加する添加剤を適切に調整したり、ロールベールの作成過程で水分調整に必要な添加剤の添加を行ったり、ロールベールの作成自体を中止したりする等の適切な処理を行うことが可能となる。
(4)送草管21の断面積は一様でも良いが、送草管21の全体あるいは、分光分析器9の手前の少なくとも一部で、前端(入口部分E)から後端(排出口)に向かう程断面積が小さくなっても良い。この場合、底部21b、側壁21a、天板部21cの少なくとも一つが、送草管21の内側に傾いて構成されても良いが、送草管21の内面において傾斜面を備えても良い。
(5)分光分析器9は水分量の測定に限らず、光学的に測定可能な様々な品質(特性)を測定することもできる。また、光7は、近赤外線に限らず、マイクロ波等の他の電磁波であっても良い。また、水分等の品質の測定は分光分析に限らず、静電容量を用いた測定等、種々の測定装置・方法を用いることができる。
(6)分光分析器9は、2つの側壁21aにまたがって設けられても良いが、2つの側壁21aの間に、2つの側壁21aと間隔を隔てて支持されても良い。
(7)牧草水分測定装置20は、ばね等の弾性体(図示せず)を介して作業車に支持されても良い。具体的には、牧草水分測定装置20は、ばね等の弾性体(図示せず)を介して支持部13の一端に支持される。支持部13の他端は、作業車に支持される。このような構成により、作業車の走行に伴って牧草水分測定装置20が牧草1の上を通過する際に、牧草水分測定装置20が牧草1の圧力で上昇しようとしても、ばね等の弾性体(図示せず)の弾性力により牧草水分測定装置20が下方に押し下げられる。そのため、牧草水分測定装置20が牧草1のうねり等に追随し、的確に牧草1を掻き込むことができる。
(8)天板部21cは、掻き込み部22上を覆う位置に及んで設けられても良いし、掻き込み部22が設けられる送草管21の入口部分Eを覆わないように設けられても良い。掻き込み部22は送草管21の内側で軸支されても良いが、牧草1を送草管21内に送り込むことができれば、送草管21から離れた位置に設けられても良い。取草部である掻き込み部22は、羽根22bが回転することにより牧草1を送草管21に取込む構成でも良いが、牧草1を送草管21に取込むことができる構成であれば任意の構成とすることができ、例えば、掻き込み部22は、牧草1を吸引する吸引器であっても良い。
(9)羽根22bは、シリンダ22aの幅方向に1枚設けられても良いが、シリンダ22aの幅方向に複数の羽根22bが設けられる構成であっても良い。すなわち、シリンダ22aの周方向に並ぶ羽根22bの少なくとも一部は、シリンダ22aの幅方向にならぶ複数の羽根22bから構成されても良い。
(10)分光分析器9は、天板部21cより後方に天板部21cと接して設けられる場合に限らず、天板部21cと間隔を空けて設けられても良く、分光分析器9の端部が天板部21c上に載置されるように設けられても良い。
(11)掻き込み部22は、作業車の走行速度に比例して送草管21の内部に送り込む牧草1の量を調整することが可能な構成とすることができる。これにより、送草管21に適切な量の牧草1が適切な速度で送り込まれ、効率的に牧草1を圧縮することができる。
本発明は、牧草に限らず様々な植物の品質を測定でき、様々な作業車に適用することができる。
1 牧草
3 搬送経路
9 分光分析器(品質測定器)
20 牧草水分測定装置(品質測定装置)
21 送草管
22 掻き込み部(取草部)
Ba ロールベーラ(作業車)
H ハーベスタ(作業車)
M 刈取部
T トラクタ(作業車)
E 入口部分

Claims (6)

  1. 刈り取られた牧草が残置された牧草地で作業走行を行う作業車であって、
    作業走行しながら前記牧草の品質を測定する品質測定装置を備え、
    前記品質測定装置は、
    筒状の送草管と、
    前記送草管の入口部分に設けられ、牧草地に残置された前記牧草の少なくとも一部を前記入口部分から前記送草管の内部に掻き込む取草部と、
    前記送草管に設けられる品質測定器とを備え
    前記品質測定器は、前記取草部の掻き込みによって前記送草管の内部で圧縮された前記牧草の品質を測定する作業車。
  2. 刈取部を有し、牧草地で刈取走行を行う作業車であって、
    作業走行しながら牧草の品質を測定する品質測定装置を備え、
    前記品質測定装置は、
    筒状の送草管と、
    前記送草管の入口部分に設けられ、牧草地に残置された前記牧草の少なくとも一部を前記入口部分から前記送草管の内部に掻き込む取草部と、
    前記送草管に設けられる品質測定器とを備え
    前記品質測定器は、前記取草部の掻き込みによって前記送草管の内部で圧縮された前記牧草の品質を測定する作業車。
  3. 前記送草管の一端から送り込まれた前記牧草は前記送草管の他端から排出されて、前記送草管に送り込まれなかった他の前記牧草と合流される請求項1または2に記載の作業車。
  4. 前記作業車は前記牧草を集めて搬送する搬送経路を有し、
    前記送草管の一端および他端が前記搬送経路に接続され、前記送草管は前記搬送経路をバイパスするように構成される請求項3に記載の作業車。
  5. 前記取草部は、前記作業車の走行速度に比例して前記送草管の内部に送り込む前記牧草の量を調整する請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車。
  6. 前記送草管の断面積は、前記送草管の一端から前記品質測定器が配置された領域までの区間の少なくとも一部で前記品質測定器に向かう程小さくなる請求項1から5のいずれか一項に記載の作業車。
JP2019119005A 2019-06-26 2019-06-26 作業車 Active JP7178968B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019119005A JP7178968B2 (ja) 2019-06-26 2019-06-26 作業車
PCT/JP2020/016493 WO2020261719A1 (ja) 2019-06-26 2020-04-15 作業車
EP20832439.2A EP3991544A4 (en) 2019-06-26 2020-04-15 COMMERCIAL VEHICLE
US17/606,865 US20220210970A1 (en) 2019-06-26 2020-04-15 Work Vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019119005A JP7178968B2 (ja) 2019-06-26 2019-06-26 作業車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021003054A JP2021003054A (ja) 2021-01-14
JP7178968B2 true JP7178968B2 (ja) 2022-11-28

Family

ID=74096903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019119005A Active JP7178968B2 (ja) 2019-06-26 2019-06-26 作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7178968B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050115309A1 (en) 2003-11-28 2005-06-02 Lely Enterprises A.G. Moisture measuring device and method
US20090286582A1 (en) 2008-05-15 2009-11-19 Georg Kormann Measuring arrangement for determining the constituents of a sample taken from a crop stream
WO2010003421A1 (en) 2008-07-08 2010-01-14 Aarhus Universitet Method for optimizing harvesting of crops
US20120192731A1 (en) 2010-04-29 2012-08-02 Biziorek Stephane Round Baler With Electrically Driven Roller
US20130042591A1 (en) 2011-08-16 2013-02-21 Willi Behnke Method and device for the state detection of a cutting device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5758479A (en) * 1995-05-26 1998-06-02 David Staheli Method and device for hay production
EP0931446B1 (de) * 1998-01-16 2003-02-12 CLAAS Selbstfahrende Erntemaschinen GmbH Messvorrichtung an einer fahrbaren Erntemaschine
US6421990B1 (en) * 1999-05-19 2002-07-23 Deere & Company Measuring device for measuring components in and/or properties of crop material

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050115309A1 (en) 2003-11-28 2005-06-02 Lely Enterprises A.G. Moisture measuring device and method
US20090286582A1 (en) 2008-05-15 2009-11-19 Georg Kormann Measuring arrangement for determining the constituents of a sample taken from a crop stream
WO2010003421A1 (en) 2008-07-08 2010-01-14 Aarhus Universitet Method for optimizing harvesting of crops
US20120192731A1 (en) 2010-04-29 2012-08-02 Biziorek Stephane Round Baler With Electrically Driven Roller
US20130042591A1 (en) 2011-08-16 2013-02-21 Willi Behnke Method and device for the state detection of a cutting device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021003054A (ja) 2021-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10694670B2 (en) Method and arrangement for control of the speed of a baler
CN106358605B (zh) 高效能履带式捡拾打捆机及其草捆自动堆垛系统
US6185990B1 (en) Method of measuring crop humidity in a harvester
US9301446B2 (en) Arrangement and method for the anticipatory assessment of plants to be gathered with a harvesting machine
US10036663B2 (en) Weighing round bales
RU2569566C2 (ru) Уборочный комплекс
CA2422280C (en) Device for detecting the presence of a crop flow in a harvesting machine
EP3662741A1 (de) Landwirtschaftliche arbeitsmaschine sowie verfahren zum betreiben einer landwirtschaftlichen arbeitsmaschine
DE102011017621A1 (de) Anordnung und Verfahren zur Erfassung der Menge von Pflanzen auf einem Feld
US20100326037A1 (en) Crop Residue Baler Integrated with Harvester, Method for Baling Crop Residue, and Resulting Trapezoidal Crop Residue Bale
Shinners Engineering principles of silage harvesting equipment
US3295299A (en) Agricultural machine
RU2756560C2 (ru) Перегрузочное устройство для сбора и передачи убранного материала на транспортное средство
US7097123B2 (en) Bale processor with grain mixing attachment
US8733073B2 (en) System and apparatus for cutting, windrowing, and baling material in a single pass
CA2451063C (en) Baler
JP7178968B2 (ja) 作業車
US10058038B2 (en) System and method for continuous bale forming
US20220210970A1 (en) Work Vehicle
US20230263131A1 (en) System, method and apparatus for filling a feed mixer
US20090205307A1 (en) Long strand forage harvester
US20140290198A1 (en) Crop Residue Baler Integrated with Harvester, Method for Baling Crop Residue, and Resulting Trapezoidal Crop Residue Bale
US20210164921A1 (en) System and method for determining bale properties of a crop material bale using microwave-based sensing
JP7118034B2 (ja) 作業車
EP3756445B1 (en) Arrangement and method for dosing of silage agent

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7178968

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150