JP7170953B2 - 時間演算装置及び時間演算方法 - Google Patents
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Description
2つの矩形波に含まれているパルスの立ち上がりの一致を検出するものとして、Dフロップフロップがある(例えば、特許文献1を参照)。
したがって、特許文献1に開示されているDフロップフロップが従来の時間演算装置に適用される場合、従来の時間演算装置では、立ち上がりの一致の誤検出に伴って、2つの矩形波に含まれているパルスの立ち上がりが一致するまでに要する時間の算出精度が劣化してしまうことがあるという課題があった。
図1は、実施の形態1に係る時間演算装置を示す構成図である。
図1に示す時間演算装置は、トリガー信号源1、第1の信号生成器2、第2の信号生成器3、第1の計数部4、第2の計数部8及び時間算出部12を備えている。しかし、これは一例に過ぎず、トリガー信号源1、第1の信号生成器2及び第2の信号生成器3は、時間演算装置の外部に設けられていてもよい。
図2は、実施の形態1に係る時間演算装置に含まれている第1の計数部4、第2の計数部8及び時間算出部12におけるそれぞれのハードウェアを示すハードウェア構成図である。
トリガー信号源1は、トリガー信号を第2の信号生成器3に出力する信号源である。
第1の信号生成器2は、周波数がf1の第1の矩形波を生成し、第1の矩形波を第1の計数部4及び第2の計数部8のそれぞれに出力する。第1の矩形波は、正尺と呼ばれることがある。
第2の信号生成器3は、トリガー信号源1からトリガー信号を受けると、例えば、初期位相が0°で、周波数がf2の第2の矩形波の生成を開始する。第2の矩形波は、副尺と呼ばれることがある。周波数f1≠周波数f2であり、後述する図5では、f1>f2の例を示している。ただし、これは一例に過ぎず、f1<f2であってもよい。
第2の信号生成器3は、生成した第2の矩形波を第1の計数部4及び第2の計数部8のそれぞれに出力する。
図1に示す時間演算装置では、第2の信号生成器3が、初期位相が0°で、周波数がf2の第2の矩形波の生成を開始している。しかし、これは一例に過ぎず、第2の信号生成器3において、初期位相X°が既値であれば、第2の信号生成器3が、初期位相がX°で、周波数がf2の第2の矩形波の生成を開始するようにしてもよい。Xは、0よりも大きく、360°よりも小さい値である。
第1の計数部4は、不一致期間検出回路5、第1の論理回路6及び第1のカウンタ7を備えている。
第1の計数部4は、第2の信号生成器3から第2の矩形波の出力が開始されてから、第1の信号生成器2から出力された第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点までの期間である不一致期間を検出する。
第1の計数部4は、検出した不一致期間中、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波に含まれているパルスの数N1を計数する。
第1の計数部4は、計数したパルスの数N1を時間算出部12に出力する。
不一致期間検出回路5は、第2の信号生成器3から第2の矩形波の出力が開始されてから、第1の信号生成器2から出力された第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点までの期間である不一致期間を検出する。
不一致期間検出回路5は、第1の矩形波に含まれているパルスが立ち上がるタイミングと、第2の矩形波に含まれているパルスが立ち上がるタイミングとの時間差が閾値Th以内であれば、立ち上がりが一致している可能性があると判断する。
閾値Thは、不一致期間検出回路5の内部メモリに格納されていてもよいし、不一致期間検出回路5の外部から与えられるものであってもよい。閾値Thは、例えば、想定される第1の矩形波におけるジッタ量及び想定される第2の矩形波におけるジッタ量のそれぞれよりも小さい値である。したがって、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致していなくても、不一致期間検出回路5は、第1の矩形波におけるジッタ、又は、第2の矩形波におけるジッタの影響によって、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致していると判断することがある。
第1の論理回路6は、不一致期間検出回路5により検出された不一致期間中、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波を第1のカウンタ7側に通過させる。
第1のカウンタ7は、例えば、パルスカウンタによって実現される。
第1のカウンタ7は、第1の論理回路6を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの数N1を計数し、計数したパルスの数N1を時間算出部12に出力する。
第2の計数部8は、一致期間検出回路9、第2の論理回路10及び第2のカウンタ11を備えている。
第2の計数部8は、第1の信号生成器2から出力された第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点から、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが不一致の時点までの期間である一致可能性期間を検出する。
第2の計数部8は、一致可能性期間中、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波に含まれているパルスの数N2を計数する。
第2の計数部8は、計数したパルスの数N2を時間算出部12に出力する。
一致期間検出回路9は、第1の信号生成器2から出力された第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点から、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが不一致の時点までの期間である一致可能性期間を検出する。
一致期間検出回路9は、第1の矩形波に含まれているパルスが立ち上がるタイミングと、第2の矩形波に含まれているパルスが立ち上がるタイミングとの時間差が閾値Th以内であれば、立ち上がりが一致している可能性があると判断する。
一致期間検出回路9は、第1の矩形波に含まれているパルスが立ち上がるタイミングと、第2の矩形波に含まれているパルスが立ち上がるタイミングとの時間差が閾値Thよりも大きければ、立ち上がりが不一致であると判断する。
図1に示す時間演算装置では、不一致期間検出回路5の内部メモリに格納される閾値Thと、一致期間検出回路9の内部メモリに格納される閾値Thとが同じ閾値であることを想定している。しかし、これは一例に過ぎず、不一致期間検出回路5の内部メモリに格納される閾値Thと、一致期間検出回路9の内部メモリに格納される閾値Thとが異なる閾値であってもよい。
第2の論理回路10は、一致期間検出回路9により検出された一致可能性期間中、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波を第2のカウンタ11側に通過させる。
第2のカウンタ11は、例えば、パルスカウンタによって実現される。
第2のカウンタ11は、第2の論理回路10を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの数N2を計数し、計数したパルスの数N2を時間算出部12に出力する。
時間算出部12は、第1の計数部4により計数されたパルスの数N1と第2の計数部8により計数されたパルスの数N2とを用いて、第2の信号生成器3から第2の矩形波の出力が開始されてから、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致するまでに要する時間tを算出する。
そして、時間算出部12は、パルスの出力順から1を減算した値と、第1の計数部4により計数されたパルスの数N1と、第2の矩形波の周期T2=1/f2とを用いて、第2の信号生成器3から第2の矩形波の出力が開始されてから、第1の矩形波の立ち上がりと第2の矩形波の立ち上がりとが一致するまでに要する時間tを算出する。第2の矩形波の周期T2は、時間算出部12の内部メモリに格納されていてもよいし、時間算出部12の外部から与えられるものであってもよい。
図1に示す時間演算装置において、立ち上がりの一致は、厳密に一致するものに限るものではなく、実用上問題のない範囲で立ち上がりがずれているものも含まれる。実用上問題のない範囲での立ち上がりのずれとしては、例えば、不一致期間検出回路5の内部メモリ及び一致期間検出回路9の内部メモリのそれぞれに格納されている閾値Th以下のずれである。
第1の計数回路21、第2の計数回路22及び時間算出回路23のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
時間演算装置の一部が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、第1の計数部4、第2の計数部8及び時間算出部12におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ31に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ32がメモリ31に格納されているプログラムを実行する。
図4は、実施の形態1に係る時間演算装置の一部の処理手順である時間演算方法を示すフローチャートである。
図5は、実施の形態1に係る時間演算装置における各種の信号の信号レベルを示す説明図である。
図5において、信号の黒塗りは、信号レベルがH(High)レベルであることを示し、黒塗り以外は、信号レベルがL(Low)レベルであることを示している。
第1の信号生成器2は、第1の矩形波を第1の計数部4の不一致期間検出回路5に出力し、第1の矩形波を第2の計数部8の一致期間検出回路9に出力する。
第2の信号生成器3は、トリガー信号源1からトリガー信号を受けると、図5に示すような第2の矩形波の生成を開始する。
第2の矩形波の生成が開始された当初では、図5に示すように、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致していない。
第2の信号生成器3は、第2の矩形波を不一致期間検出回路5及び第1の論理回路6のそれぞれに出力する。
また、第2の信号生成器3は、第2の矩形波を一致期間検出回路9及び第2の論理回路10のそれぞれに出力する。
不一致期間検出回路5は、第2の信号生成器3から第2の矩形波の出力が開始されてから、取得した第1の矩形波に含まれているパルスと、取得した第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点までの期間である不一致期間を検出する(図4のステップST1)。
不一致期間検出回路5は、Hレベルの信号の出力を開始したのち、第1の矩形波に含まれているいずれかのパルスと、第2の矩形波に含まれているいずれかのパルスとを取得する毎に、取得した2つのパルスにおける立ち上がりタイミングの時間差を算出する。
不一致期間検出回路5は、算出した時間差が閾値Th以内であるか否かを判定し、時間差が閾値Th以内であれば、取得した2つのパルスにおける立ち上がりタイミングが一致している可能性があると判断する。時間差が0であれば、不一致期間検出回路5は、2つのパルスにおけるそれぞれの立ち上がりタイミングが、立ち上がりが一致している可能性がある時点であると判断する。時間差が0でなければ、不一致期間検出回路5は、2つのパルスにおける立ち上がりタイミングのうち、例えば、早い方のタイミングが、立ち上がりが一致している可能性がある時点であると判断する。
不一致期間検出回路5は、立ち上がりが一致している可能性がある時点になると、図5に示すように、第1の論理回路6に対して、Lレベルの信号の出力を開始する。
第1の論理回路6は、図5に示すように、不一致期間検出回路5からHレベルの信号が出力されている期間中、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波を第1のカウンタ7側に通過させる(図4のステップST2)。
図5の例では、第2の矩形波に含まれている5個以上のパルスが、第1の論理回路6を通過している。
第1のカウンタ7は、第1の論理回路6を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの数N1を計数し、計数したパルスの数N1を時間算出部12に出力する。
一致期間検出回路9は、取得した第1の矩形波に含まれているパルスと、取得した第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点から、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが不一致の時点までの期間である一致可能性期間を検出する(図4のステップST3)。
一致期間検出回路9は、算出した時間差が閾値Th以内であるか否かを判定し、時間差が閾値Th以内であれば、取得した2つのパルスにおける立ち上がりが一致している可能性があると判断する。時間差が0であれば、一致期間検出回路9は、2つのパルスにおけるそれぞれの立ち上がりタイミングが、立ち上がりが一致している可能性がある時点であると判断する。時間差が0でなければ、一致期間検出回路9は、2つのパルスにおける立ち上がりタイミングのうち、例えば、早い方のタイミングが、立ち上がりが一致している可能性がある時点であると判断する。
一致期間検出回路9は、時間差が閾値Thよりも大きければ、取得した2つのパルスにおける立ち上がりタイミングが一致していないと判断する。
一致期間検出回路9は、Lレベルの信号の出力を開始したのち、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点を検出すると、図5に示すように、第2の論理回路10に対して、Hレベルの信号の出力を開始する。
一致期間検出回路9は、Hレベルの信号の出力を開始したのち、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致していない時点を検出すると、図5に示すように、Lレベルの信号を第2の論理回路10に出力する。
第2の論理回路10は、図5に示すように、一致期間検出回路9からHレベルの信号が出力されている一致可能性期間中、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波を第2のカウンタ11側に通過させる(図4のステップST4)。
図5の例では、第2の矩形波に含まれている3個のパルスが、第2の論理回路10を通過している。
第2のカウンタ11は、第2の論理回路10を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの数N2を計数し、計数したパルスの数N2を時間算出部12に出力する。図5の例では、N2=3である。
なお、第1の矩形波におけるジッタ量及び第2の矩形波におけるジッタ量のそれぞれが閾値Thと比べて十分に小さい場合、第2の矩形波に含まれているパルスのうち、第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと立ち上がりが一致しているパルスのみが、第2の論理回路10を通過することが想定される。この場合、パルスの数N2は、“1”になることが想定される。
時間算出部12は、以下の式(1)に示すように、第2の計数部8により計数されたパルスの数N2から、一致可能性期間中、第2の矩形波に含まれているパルスの中で、第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと立ち上がりが一致しているパルスの出力順を算出する(図4のステップST5)。
図5の例では、第2の矩形波に含まれているパルスの数N2が“3”であるため、時間算出部12によって、実際に立ち上がりが一致しているパルスの出力順Mとして“2”が算出される。
H=M-1 (2)
時間算出部12は、以下の式(3)に示すように、補正値Hと、第1の計数部4により計数されたパルスの数N1と、第2の矩形波の周期T2=1/f2とを用いて、第2の信号生成器3から第2の矩形波の出力が開始されてから、第1の矩形波の立ち上がりと第2の矩形波の立ち上がりとが一致するまでに要する時間tを算出する(図4のステップST7)。
t=(N1+H)×T2 (3)
式(3)は、第2の矩形波の初期位相が0°であるときの時間tを示している。第2の矩形波の初期位相がX°であれば、時間tは、以下の式(3’)、又は、式(3”)のように表される。
t=((N1+H)×T2)-(T2×(X°/360°)) (3’)
t=((N1-1+H)×T2)+(T2×(360-X°/360°)) (3”)
1番目のパルスの立ち上がり、又は、3番目のパルスの立ち上がりが、第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと一致している場合、式(5)によって、時間算出部12により算出される時間tに誤差が含まれる。
しかし、1番目のパルスの立ち上がり、又は、3番目のパルスの立ち上がりが、第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと一致する確率は、2番目のパルスの立ち上がりが、第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと一致する確率よりもかなり低い。このため、時間算出部12により算出される時間tに誤差が含まれる確率は、極めて低い。よって、実施の形態1に係る時間演算装置は、特許文献1に開示されているDフロップフロップを用いて、立ち上がりの一致を検出する時間演算装置よりも、時間tの算出精度の劣化を抑えることができる。
なお、トリガー信号源1が、トリガー信号を第2の信号生成器3に繰り返し出力することによって、時間算出部12が、時間tを複数回算出し、複数回算出した時間tを平均化すれば、時間tの算出精度の劣化を更に抑えることができる。
図1に示す時間演算装置では、第2の計数部8により計数されるパルスの数N2が奇数である例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、第2の計数部8により計数されるパルスの数N2が偶数であってもよい。第2の計数部8により計数されるパルスの数N2が偶数である場合、時間算出部12により算出される時間tは、第2の矩形波の出力が開始されてから、第1の矩形波に含まれているパルスと、第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち下がりが一致するまでに要する時間となる。
例えば、図6に示すように、第2の計数部8により計数されるパルスの数N2が“4”であれば、補正値Hが“1.5”になる。このため、一致可能性期間中、第2の信号生成器3から出力された第2の矩形波に含まれているパルスのうち、2番目のパルスの立ち下がりが、第1の矩形波に含まれているパルスの立ち下がりと一致していることになる。
図6は、実施の形態2に係る時間演算装置における各種の信号の信号レベルを示す説明図である。
実施の形態2に係る時間演算装置の構成は、実施の形態1に係る時間演算装置の構成と同様であり、実施の形態2に係る時間演算装置を示す構成図は、図1である。
実施の形態2に係る時間演算装置では、第2の計数部8により計数されるパルスの数N2が“4”である例を示している。第2の計数部8により計数されるパルスの数N2が偶数であればよく、第2の計数部8により計数されるパルスの数N2が、“2”、又は、“6”等であってもよい。
Claims (9)
- 第1の矩形波と周波数が異なる第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点までの期間中、前記第2の矩形波に含まれているパルスの数を計数する第1の計数部と、
前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点から、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが不一致の時点までの期間である一致可能性期間中、前記第2の矩形波に含まれているパルスの数を計数する第2の計数部と、
前記第1の計数部により計数されたパルスの数と前記第2の計数部により計数されたパルスの数とを用いて、前記第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致するまでに要する時間を算出する時間算出部と
を備えた時間演算装置。 - 前記時間算出部は、前記第2の計数部により計数されたパルスの数が奇数であれば、前記第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致するまでに要する時間を算出し、前記第2の計数部により計数されたパルスの数が偶数であれば、前記第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち下がりが一致するまでに要する時間を算出することを特徴とする請求項1記載の時間演算装置。
- 前記時間算出部は、
前記第2の計数部により計数されたパルスの数から、前記一致可能性期間中、前記第2の矩形波に含まれているパルスの中で、前記第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと立ち上がりが一致しているパルスの出力順を算出し、前記出力順から1を減算した値と、前記第1の計数部により計数されたパルスの数と、前記第2の矩形波の周期とを用いて、前記第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致するまでに要する時間を算出することを特徴とする請求項1記載の時間演算装置。 - 前記時間算出部は、
前記第2の計数部により計数されたパルスの数から、前記一致可能性期間中、前記第2の矩形波に含まれているパルスの中で、前記第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと立ち上がりが一致しているパルスの出力順から1を減算した値を補正値として算出し、前記補正値と、前記第1の計数部により計数されたパルスの数と、前記第2の矩形波の周期とを用いて、前記第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致するまでに要する時間を算出することを特徴とする請求項1記載の時間演算装置。 - トリガー信号を出力するトリガー信号源と、
前記第1の矩形波を出力する第1の信号生成器と、
前記トリガー信号源からトリガー信号が出力されると、前記第2の矩形波を出力する第2の信号生成器と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の時間演算装置。 - 前記第1の計数部は、
前記第2の信号生成器から第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の信号生成器から出力された第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の信号生成器から出力された第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点までの期間を検出する不一致期間検出回路と、
前記不一致期間検出回路により検出された期間中、前記第2の信号生成器から出力された第2の矩形波を通過させる第1の論理回路と、
前記第1の論理回路を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの数を計数する第1のカウンタとを備え、
前記第2の計数部は、
前記第1の信号生成器から出力された第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の信号生成器から出力された第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点から、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりの不一致が認められる時点までの期間である一致可能性期間を検出する一致期間検出回路と、
前記一致期間検出回路により検出された一致可能性期間中、前記第2の信号生成器から出力された第2の矩形波を通過させる第2の論理回路と、
前記第2の論理回路を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの数を計数する第2のカウンタとを備えていることを特徴とする請求項5記載の時間演算装置。 - 前記時間算出部は、
前記第2のカウンタにより計数されたパルスの数から、前記第2の論理回路を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの中で、前記第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと立ち上がりが一致しているパルスの出力順を算出し、前記出力順から1を減算した値と、前記第1のカウンタにより計数されたパルスの数と、前記第2の矩形波の周期とを用いて、前記一致するまでに要する時間を算出することを特徴とする請求項6記載の時間演算装置。 - 前記時間算出部は、
前記第2のカウンタにより計数されたパルスの数から、前記第2の論理回路を通過してきた第2の矩形波に含まれているパルスの中で、前記第1の矩形波に含まれているパルスの立ち上がりと立ち上がりが一致しているパルスの出力順から1を減算した値を補正値として算出し、前記補正値と、前記第1のカウンタにより計数されたパルスの数と、前記第2の矩形波の周期とを用いて、前記一致するまでに要する時間を算出することを特徴とする請求項6記載の時間演算装置。 - 第1の計数部が、第1の矩形波と周波数が異なる第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点までの期間中、前記第2の矩形波に含まれているパルスの数を計数し、
第2の計数部が、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致している可能性がある時点から、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが不一致の時点までの期間である一致可能性期間中、前記第2の矩形波に含まれているパルスの数を計数し、
時間算出部が、前記第1の計数部により計数されたパルスの数と前記第2の計数部により計数されたパルスの数とを用いて、前記第2の矩形波の出力が開始されてから、前記第1の矩形波に含まれているパルスと、前記第2の矩形波に含まれているパルスとの立ち上がりが一致するまでに要する時間を算出する
時間演算方法。
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