JP7170913B2 - 機器状態判定システム、電力量計、および機器状態判定方法 - Google Patents

機器状態判定システム、電力量計、および機器状態判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、電源線に接続された複数の電気機器の動作状態を判定する機器状態判定システム、電力量計、および機器状態判定方法に関する。
従来、同一の電源線に接続された複数の電気機器の各々の動作状態を電源線に流れる電流に基づいて判定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、電源線に取り付けられたセンサによって得られる電流波形に基づいて、各電気機器の動作状態を判定する技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術では、各電気機器が単独で動作しているときの電源線の電流波形の情報を参照波形の情報として取得し、電流波形が変化した場合の変化前と変化後の電流波形の差である差波形に最も類似する参照波形に対応する電気機器を動作状態が変化した電気機器として判定する。
特開2013-150508号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、電流波形と参照波形とのパターンマッチングによって電気機器の動作状態を判定する。そのため、特許文献1に記載の技術では、同一の参照波形とマッチングする電流波形を有する電気機器が複数ある場合、これら複数の電気機器のうちどれが動作状態になったかを判定することが難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同一の電源線に接続された複数の電気機器の動作状態の判定を精度よく行うことができる機器状態判定システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の機器状態判定システムは、取得部と、演算処理部と、機器状態判定部と、を備える。取得部は、複数の電気機器が接続された電源線に流れる電流の瞬時値を検出する電流センサの検出結果を取得する。演算処理部は、取得部によって取得された検出結果に基づいて、商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを算出する。機器状態判定部は、商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルの情報と商用周波数1サイクルごとの時刻の情報を入力とし、複数の電気機器の動作状態を出力とする機械学習によって生成される学習済の計算モデルに演算処理部の算出結果と商用周波数1サイクルごとの時刻の情報とを入力して複数の電気機器の動作状態を判定する。
本発明によれば、同一の電源線に接続された複数の電気機器の動作状態の判定を精度よく行うことができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる機器状態判定システムの構成の一例を示す図 実施の形態1にかかるHEMSで収集されるデータを説明するための図 実施の形態1にかかる機器状態判定システムにおいて算出される電流の周波数スペクトルを説明するための図 実施の形態1にかかる実効値の情報の一例を説明するための図 実施の形態1にかかる機器状態判定システムにおける処理の一例を説明するための図 実施の形態1にかかる機器状態判定装置の構成の一例を示す図 実施の形態1にかかるディープニューラルネットワークの一例を示す図 実施の形態1にかかるディープニューラルネットワークへ入力される電流実効値の情報の他の例を説明するための図 実施の形態1にかかるディープニューラルネットワークへ入力される周波数スペクトルの情報の他の例を説明するための図 実施の形態1にかかる機器状態判定装置の処理部による処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる機器状態判定装置のハードウェア構成の一例を示す図 本発明の実施の形態2にかかる機器状態判定システムの構成の一例を示す図 実施の形態2にかかるHEMSで収集されるデータを説明するための図 実施の形態2にかかる機器状態判定装置の構成の一例を示す図 本発明の実施の形態3にかかる機器状態判定システムの構成の一例を示す図 実施の形態3にかかるクラウドサーバの構成の一例を示す図 実施の形態3にかかる電力量計の構成の一例を示す図 実施の形態3にかかる機器状態判定システムの構成の他の例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる機器状態判定システム、電力量計、および機器状態判定方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる機器状態判定システムの構成の一例を示す図である。図1に示す機器状態判定システム100は、機械学習によって生成された学習済の計算モデルを有しており、電源線8に接続された複数の電気機器4,4,4,・・・,4の動作状態を学習済の計算モデルを用いて判定する。mは、例えば、4以上の整数である。複数の電気機器4,4,4,・・・,4は、互いに種類が異なる電気機器であるが、同じ電気機器を複数含んでいてもよい。以下、複数の電気機器4,4,4,・・・,4の各々を区別せずに個別に示す場合、電気機器4と記載する場合がある。複数の電気機器4は、複数の第1電気機器の一例である。電源線8は、第1電源線の一例である。
電源装置2からの電力は、電力量計3およびブレーカ6を介して、複数の電気機器4,4,4,・・・,4へ供給される。電力量計3は、電源線8を介して複数の電気機器4,4,4,・・・,4を含む負荷へ供給される電力の量である電力量を計測する。電気機器4は、例えば、照明機器、エアコンディショナ、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、ファンヒータ、またはテレビ受像機などである。
機器状態判定システム100は、機器状態判定装置1と、計測機器5と、HEMS(Home Energy Management System)7~7とを備える。計測機器5は、予め定められたサンプリング周期T1で、電源線8に流れる電流の瞬時値である電流瞬時値を繰り返し計測する。計測機器5は、計測した電流瞬時値と電流瞬時値を計測した時刻の情報とを含む計測データを機器状態判定装置1へネットワーク80を介して送信する。
なお、機器状態判定装置1が時計機能を備えている場合、計測機器5は時計機能を備えていなくてもよい。この場合、計測機器5から送信される計測データには時刻の情報が含まれていない。機器状態判定装置1は、計測機器5が時計機能を備えていない場合、計測機器5から電流瞬時値を含む計測データを受信する際に、計測データに含まれる電流瞬時値に機器状態判定装置1で計時される時刻の情報を紐付けた計測データを生成する。
機器状態判定装置1は、ネットワーク80を介して計測機器5から繰り返し送信される計測データを受信する。機器状態判定装置1は、例えば、不図示のデータセンタ内に構築されたクラウドシステムを構成する1以上のサーバおよび1以上のストレージで構成されるクラウドサーバである。また、機器状態判定装置1は、ネットワーク80を介してHEMS7~7から種々のデータを受信する。HEMS7~7から送信されるデータは、上述した計算モデルを学習するための学習用データを含む。かかる学習用データについては後で詳述する。以下、HEMS7~7の各々を区別せずに個別に示す場合、HEMS7と記載する場合がある。
図2は、実施の形態1にかかるHEMSで収集されるデータを説明するための図である。図2に示すように、HEMS7は、計測機器41および複数の電気機器40,40,40,・・・,40と通信可能に接続されている。複数の電気機器40,40,40,・・・,40は、同一の電源線43に接続されており、電源装置2から電源線43を介して電力が供給される。
複数の電気機器40,40,40,・・・,40は、各HEMS7に対応して配置される。複数の電気機器40,40,40,・・・,40は、例えば、複数の電気機器4,4,4,・・・,4と同じであるが、一部が異なっていてもよい。以下、複数の電気機器40,40,40,・・・,40の各々を個別に区別せずに示す場合、電気機器40と記載する場合がある。電源線43は、第2電源線の一例であり、複数の電気機器40は、複数の第2電気機器である。電源線43に流れる電流は、第2電流の一例である。
計測機器41は、予め定められたサンプリング周期T1で、電源線43に流れる電流の瞬時値である電流瞬時値を繰り返し計測し、計測した電流瞬時値と電流瞬時値を計測した時刻の情報とを含む計測データをHEMS7へ送信する。
HEMS7は、計測機器41から複数の電流瞬時値を取得する。HEMS7は、取得した複数の電流瞬時値に基づいて、電源線43に流れる電流の実効値である電流実効値を算出する。HEMS7は、例えば、計測機器41から電流瞬時値を取得する毎に、複数の電流瞬時値を2乗した値の移動平均をとり、かかる移動平均の結果の平方根を算出することによって、サンプリング周期T1毎の電流実効値を得ることができる。
また、HEMS7は、取得した複数の電流瞬時値に基づいて、予め定められた周期T2で、電源線43に流れる電流の周波数スペクトルを算出する。電流の周波数スペクトルは、電源線43に流れる電流の周波数成分のパワー分布である。周期T2は、周期T1よりも長い。
図3は、実施の形態1にかかる機器状態判定システムにおいて算出される電流の周波数スペクトルを説明するための図である。HEMS7は、図3に示すように、計測機器41から取得した期間TA分の複数の電流瞬時値に基づいて、FFT(Fast Fourier Transform)処理によって電源線43に流れる電流の周波数スペクトルを算出する。
期間TAは、電源装置2から電気機器40へ印加される交流電圧の1サイクルの期間である。期間TAは、例えば、交流電圧の周波数が60Hzである場合、1/60[s]であり、交流電圧の周波数が50Hzである場合、1/50=0.02[s]である。なお、TA=T2である。
また、HEMS7は、予め定められた周期T2で、複数の電気機器40の動作状態を判定する。HEMS7で判定される電気機器40の動作状態は、例えば、電気機器40がオンである状態または電気機器40がオフである状態である。HEMS7は、例えば、複数の電気機器40から出力される情報に基づいて、各電気機器40がオン状態であるかオフ状態であるかを判定する。
HEMS7は、学習用データを生成し、生成した学習用データを機器状態判定装置1へ送信する。学習用データは、電源線43に流れる電流の実効値の情報と、電源線43に流れる電流の周波数スペクトルの情報と、複数の電気機器40の動作状態の情報と、時刻の情報とを時刻毎に含む。
図4は、実施の形態1にかかる実効値の情報の一例を説明するための図である。図4に示すように、実効値の情報は、期間TA分の複数の電流実効値を含む。例えば、実効値の情報は、期間TA分のサンプリング周期T1毎の電流実効値を含む。
学習用データに含まれる時刻情報は、予め定められた周期T2毎の時刻であり、時分秒で示される情報である。学習用データは、期間TBにおける複数の時刻の各々の情報が実効値の情報と周波数スペクトルの情報と複数の電気機器40の動作状態の情報とに関連付けられた情報を含む。期間TBは、例えば、1日の期間である。
時刻tにおける電源線43に流れる電流の実効値をIr2(t)とし、時刻tにおける電源線43に流れる電流の周波数スペクトルをIs2(t)とし、時刻tにおける複数の電気機器40の動作状態をDo2(t)とする。また、期間TBにおける周期T2毎の時刻を時刻t~tとする。mは、TB/T2である。この場合、学習用データは、Ir2(t)~Ir2(t)の情報とIs2(t)~Is2(t)の情報とを含む電流データ、t~tの情報を含む時刻データ、Do2(t)~Do2(t)の情報を含む動作データを含む時系列データである。学習用データのうち、電流データおよび時刻データが入力データであり、動作データが結果データである。なお、結果データは、正解データとも呼ばれる。
Do2(t)に含まれる各電気機器40の動作状態は、例えば、「1」または「0」で表される。例えば、時刻tにおいて、電気機器40の動作状態がオン状態であり、電気機器40の動作状態がオフ状態であり、電気機器40の動作状態がオン状態であり、電気機器40の動作状態がオフ状態であるとする。この場合、Do2(t)={1,0,1,・・・,0}と表される。
各電気機器40の動作状態は、オン状態およびオフ状態に限定されず、例えば、スタンバイ状態を含んでいてもよい。この場合、各電気機器40の動作状態は、複数ビットにより表される。例えば、オン状態は「11」、オフ状態は「00」、スタンバイ状態は「01」と定義され、時刻tにおいて、電気機器40の状態がスタンバイ状態であり、電気機器40がオフ状態であり、電気機器40がオン状態であり、電気機器40がオフ状態であるとする。この場合、Do2(t)={[01],[00],[11],・・・,[00]}と表される。なお、スタンバイ状態は、オン状態よりも電気機器40が消費する電力が小さく、オフ状態に比べて、短い時間でオン状態へ移行することができる状態である。
図5は、実施の形態1にかかる機器状態判定システムにおける処理の一例を説明するための図である。図5に示すように、機器状態判定システム100は、学習フェーズでの処理と判定フェーズでの処理を行う。学習フェーズにおいて、機器状態判定システム100は、上述した学習用データを用いた機械学習によって学習済の計算モデルを生成する。
また、判定フェーズにおいて、機器状態判定システム100は、計測機器5から送信される計測データを判定用データとし、かかる判定用データに対して前処理を行う。前処理は、判定用データを学習済の計算モデルへ入力する前に判定用データに対して行う処理であり、具体的には、機器状態判定システム100は、判定用データに含まれる複数の電流瞬時値に基づいて、電源線8に流れる電流の実効値と電源線8に流れる電流の周波数スペクトルとを算出する。
そして、機器状態判定システム100は、電源線8に流れる電流の実効値の情報と、電源線8に流れる電流の周波数スペクトルの情報と、時刻の情報とを時刻毎に含むデータを前処理済データとして生成する。機器状態判定システム100は、学習フェーズでの処理で生成した学習済の計算モデルへ前処理済データを入力し、かかる計算モデルの出力に基づいて、複数の電気機器4,4,4,・・・,4の動作状態を判定する。
電源線8に流れる電流の実効値および周波数スペクトルは、複数の電気機器4の各々の動作状態によって異なる。また、電気機器4に供給される電流の実効値および周波数スペクトルは、異なる種類の電気機器4間で互いに異なる。また、複数の電気機器4の動作状態は、時刻によって異なる。
機器状態判定システム100は、上述した学習用データを用いた機械学習によって生成される計算モデルによって、複数の電気機器4の動作状態を判定することから、同一の電源線8に接続された複数の電気機器4の動作状態の判定を精度よく行うことができる。例えば、同じ種類の電気機器4が2つ以上である場合でも、これら2つ以上の電気機器4は、時刻によって動作状態が異なる。機器状態判定システム100では、時刻の情報を入力データに含むため、同じ種類の2つ以上の電気機器4の各々の動作状態の判定を精度よく行うことができる。
また、機器状態判定システム100は、学習用データを各HEMS7から収集するため、期間TAにおける複数の電気機器40の動作状態の様々なパターンに対応した計算モデルを生成することができ、複数の電気機器4の動作状態の判定を精度よく行うことができる。なお、機器状態判定システム100は、HEMS7以外から学習用データを収集することもできる。
また、時刻tにおける電流の実効値であるIr2(t)は、期間TAにおける周期T1毎の時刻における電流の実効値を含んでいる。そのため、機器状態判定システム100は、Ir2(t)が1つの実効値のみを含む場合に比べて、複数の電気機器4の動作状態の判定を精度よく行うことができる。なお、Ir2(t)は、期間TAにおける1つの実効値のみを含むようにしてもよい。
図6は、実施の形態1にかかる機器状態判定装置の構成の一例を示す図である。図6に示すように、機器状態判定装置1は、通信部10と、記憶部11と、処理部12とを含む。通信部10は、ネットワーク80に通信可能に接続され、ネットワーク80を介してHEMS7から送信される学習用データと計測機器5から送信される計測データとを受信する。
記憶部11は、学習用データ21と、判定用データ22とを含む。学習用データ21は、例えば、HEMS7~7から各々送信される複数の学習用データを含む。学習用データ21に含まれる複数の学習用データの各々は、期間TB毎のデータであり、電流データと時刻データと動作データとを含むデータセットである。判定用データ22は、計測機器5からネットワーク80を介して機器状態判定装置1へ送信された計測データである。
処理部12は、取得部31と、学習処理部32と、演算処理部33と、機器状態判定部34とを備える。取得部31は、通信部10で受信されたHEMS7からの学習用データを通信部10から取得し、取得した学習用データを記憶部11に記憶させる。これにより、記憶部11に記憶された学習用データ21が更新される。
また、取得部31は、通信部10で受信された計測機器5からの計測データを通信部10から取得し、取得した計測データを判定用データとして記憶部11に記憶させる。これにより、記憶部11に記憶された判定用データ22が更新される。
学習処理部32は、記憶部11から学習用データ21を取得し、取得した学習用データ21に基づく機械学習によって学習済の計算モデルを生成する。学習処理部32は、生成した学習済の計算モデルを機器状態判定部34に設定する。かかる学習済の計算モデルは、学習用データ21に含まれる入力データと結果データのデータセットから機械学習によって生成される計算モデルである。入力データは、電流データと時刻データとを含む時系列データである。結果データは、動作データを含む時系列データである。
学習処理部32は、例えば、ディープニューラルネットワークモデルに従って、いわゆる教師あり学習により、学習処理を行い、ディープニューラルネットワークで構成される計算モデルを生成する。ここで、教師あり学習とは、ある入力と結果のデータセットを大量に学習装置に与えることで、それらのデータセットにある特徴を学習し、入力から結果を推定する計算モデルを機械学習によって生成する手法である。ディープニューラルネットワークは、複数のニューロンからなる入力層、複数のニューロンからなる中間層、および複数のニューロンからなる出力層で構成される。中間層は、隠れ層とも呼ばれる。
図7は、実施の形態1にかかるディープニューラルネットワークの一例を示す図である。図7に示す例では、学習処理部32によって用いられるディープニューラルネットワークの入力層は、18個のニューロンを含む。各ニューロンは、8ビット相当の分解能を有している。
図7に示す例では、入力層における6つのニューロンのうち、8つのニューロンに電流実効値の情報が入力され、他の8つのニューロンに周波数スペクトルの情報が入力され、残りの2つニューロンに時刻の情報が入力される。周期T2毎の電流実効値の情報は、図4に示すように時間軸方向に8分割され、分割された時間T2~T2の電流実効値の各々が8つのニューロンのうち対応するニューロンへ入力される。周期T2毎の周波数スペクトルの情報は、図3に示すように周波数軸方向に8分割され、分割された周波数帯fa~faの周波数スペクトルの各々が8つのニューロンのうち対応するニューロンへ入力される。交流電圧の周波数が60Hzである場合、学習モデルに含まれる時刻の情報の数は、60[サイクル/秒]×360[秒]×24[時間]=518400であり、log(518400)=15.5である。そのため、周期T2毎の時刻は、16ビットで表すことができ、図7に示すように、2つのニューロンに時刻の情報が入力される。
なお、上述した例では、電流実効値の情報を周期T2毎に時間軸方向に分割して8つのニューロンへ入力し、周波数スペクトルの情報を周期T2毎に周波数軸方向に8分割して8つのニューロンへ入力する方法を示したが、かかる例に限定されない。図8は、実施の形態1にかかるディープニューラルネットワークへ入力される電流実効値の情報の他の例を説明するための図である。図9は、実施の形態1にかかるディープニューラルネットワークへ入力される周波数スペクトルの情報の他の例を説明するための図である。
図8に示すように、周期T2毎の電流実効値の波形が画像データとして複数の領域AR11~AR19に分割されてもよい。この場合、各領域AR11~AR19の画像データは、例えば8ビット階調で表され、9つのニューロンのうち対応するニューロンに入力される。同様に、周期T2毎の周波数スペクトルの波形が画像データとして複数の領域AR21~AR29に分割されてもよい。この場合、各領域AR21~AR29の画像データは、例えば8ビット階調で表され、9つのニューロンのうち対応するニューロンに入力される。
また、図7に示すディープニューラルネットワークは、例えば、電気機器4が4つの場合のディープニューラルネットワークであり、出力層のニューロンは、例えば、4つである。この場合、出力層における各ニューロンは、複数の電気機器4のうち対応する電気機器4の動作状態のスコアである動作状態スコアを出力する。動作状態スコアは、例えば、0から1までの値であり、動作状態スコアが閾値以上の場合に電気機器4がオン状態であると判定される。図7に示す例では、中間層のニューロンの数は、5つであるが、4つ以下または6つ以上であってもよい。同様に、入力層のニューロンの数および出力層のニューロンの数の各々も図7に示す例に限定されない。
例えば、機器状態判定システム100において、電気機器4の動作状態として、電気機器4のスタンバイ状態が判定される場合、出力層は、電気機器4の動作状態の種類毎のニューロンを含んでいてもよい。例えば、出力層は、オン状態を判定するためのニューロン、オフ状態を判定するためのニューロン、およびスタンバイ状態を判定するためのニューロンを電気機器4毎に含んでいてもよい。この場合、オン状態を判定するためのニューロン、オフ状態を判定するためのニューロン、およびスタンバイ状態を判定するためのニューロンから出力される値のうち最も値が高いニューロンに対応する動作状態が電気機器4の動作状態として判定される。
なお、計算モデルに用いられる学習アルゴリズムとして、ディープニューラルネットワークの中でも、特に、リカレントニューラルネットワークまたはLSTM(Long Short Term Memory)などのように時系列情報を学習、判定可能なディープニューラルネットワークを用いることによって、各電気機器4の動作の前後関係に一定の傾向がある場合は、その情報を学習することで、電気機器4の動作状態の判定が可能となる。
また、上述した例では、計算モデルに用いられる学習アルゴリズムに教師あり学習を適用した場合について説明したが、計算モデルに用いられる学習アルゴリズムは、教師あり学習に限られるものではない。例えば、計算モデルに用いられる学習アルゴリズムに教師なし学習を適用することも可能であり、この場合、機器状態判定システム100は、教師なし学習によってクラスタリングし、その結果に対して後からラベリングすることにより計算モデルを生成可能である。
なお、計算モデルに用いられる学習アルゴリズムとして、ニューラルネットワークに代えて、他の公知の方法、例えば遺伝的プログラミング、機能論理プログラミング、サポートベクターマシンなどに従って機械学習を実行してもよい。
図6に戻って、処理部12の説明を続ける。処理部12の演算処理部33は、記憶部11から判定用データ22を取得し、取得した判定用データ22に対して前処理を行うことによって、前処理済データを生成する。
具体的には、演算処理部33は、判定用データ22に含まれる複数の電流瞬時値に基づいて、電源線8に流れる電流の実効値と電源線8に流れる電流の周波数スペクトルとを算出する。演算処理部33による実効値および周波数スペクトルの算出処理は、HEMS7による実効値および周波数スペクトルの算出処理と同じである。
そして、演算処理部33は、電源線8に流れる電流の実効値の情報と、電源線8に流れる電流の周波数スペクトルの情報と、時刻の情報とを時刻毎に含む時系列データを前処理済データとして生成し、生成した前処理済データを機器状態判定部34へ出力する。
また、演算処理部33は、取得部31で最新の時刻で計測された電流瞬時値が取得される毎に、最新の時刻から期間TA前までの電流瞬時値に基づいて、電流の実効値を算出することもできる。また、演算処理部33は、周期T2毎に、新たな時刻から期間TA前までの電流瞬時値に基づいて、電流の周波数スペクトルを算出することもできる。
機器状態判定部34は、学習処理部32によって設定された学習済の計算モデルへ前処理済データを入力し、かかる学習済の計算モデルの出力に基づいて、複数の電気機器4,4,4,・・・,4の動作状態を判定する。これにより、機器状態判定装置1は、例えば、電気機器4がいくつ存在し、複数の電気機器4の各々がどのタイミングで動作しているかを判別することができる。
例えば、機器状態判定部34は、予め定められた時刻になった場合に、期間TBで得られる電流瞬時値に基づいて算出された前処理済データを学習済の計算モデルに入力することで、期間TBにおける複数の電気機器4の動作状態を判定することができる。また、機器状態判定部34は、例えば、周期T2毎に、最新の時刻から期間TA前までの電流瞬時値に基づいて算出された前処理済データを学習済の計算モデルに繰り返し入力することで、最新の時刻における複数の電気機器4の動作状態を判定することができる。
ここで、時刻tにおける電源線8に流れる電流の実効値をIr1(t)とし、時刻tにおける電源線8に流れる電流の周波数スペクトルをIs1(t)とする。また、期間TBにおける周期T2間隔の時刻を時刻t~tとする。mは、TB/T2である。この場合、前処理済データは、Ir1(t)~Ir1(t)の情報とIs1(t)~Is1(t)の情報とを含む電流データと、t~tの情報を含む時刻データとを含む時系列データである。
機器状態判定部34は、かかる前処理済データを学習済の計算モデルへ入力することで、時刻t~tにおける複数の電気機器4の動作状態を判定する。その後、新たな時刻tm+1のIr1(tm+1)の情報とIs1(tm+1)の情報とtm+1の情報とを含む計測データが取得部31で取得されたとする。この場合、機器状態判定部34は、Ir1(tm+1)の情報とIs1(tm+1)の情報とtm+1の情報とを含む前処理済データを学習済の計算モデルへ入力することで、新たな時刻tm+1における複数の電気機器4の動作状態を判定する。機器状態判定部34は、新たな時刻の計測データが取得部31で取得される毎に、かかる処理を繰り返すことで、新たな時刻における複数の電気機器4の動作状態を判定することができる。
機器状態判定部34は、学習済の計算モデルが図7に示すディープニューラルネットワークである場合、例えば、出力層から出力される動作状態スコアが閾値以上である場合に電気機器4がオン状態であると判定し、動作状態スコアが閾値未満である場合に電気機器4がオフ状態であると判定する。
機器状態判定部34は、判定した複数の電気機器4,4,4,・・・,4の動作状態を示す情報を通信部10からネットワーク80を介して外部の装置へ送信する。
つづいて、機器状態判定装置1の処理部12による処理をフローチャートを用いて説明する。図10は、実施の形態1にかかる機器状態判定装置の処理部による処理の一例を示すフローチャートである。図10に示す処理は、機器状態判定装置1の処理部12によって繰り返し実行される。
図10に示すように、機器状態判定装置1の処理部12は、学習用データが通信部10で受信されたか否かを判定する(ステップS10)。処理部12は、学習用データが通信部10で受信されたと判定した場合(ステップS10:Yes)、通信部10で受信された学習用データを記憶部11に記憶させる(ステップS11)。
処理部12は、ステップS11の処理が終了した場合、または学習用データが通信部10で受信されていないと判定した場合(ステップS10:No)、判定用データが通信部10で受信されたか否かを判定する(ステップS12)。処理部12は、判定用データが通信部10で受信されたと判定した場合(ステップS12:Yes)、通信部10で受信された判定用データを記憶部11に記憶させる(ステップS13)。
処理部12は、ステップS13の処理が終了した場合、または判定用データが通信部10で受信されていないと判定した場合(ステップS12:No)、判定タイミングになったか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14において、処理部12は、予め定められた時刻になった場合、または取得部31で最新の時刻で計測された電流瞬時値が取得された場合に、判定タイミングになったと判定する。
処理部12は、判定タイミングになったと判定した場合(ステップS14:Yes)、記憶部11から判定用データ22を取得し、取得した判定用データ22から前処理データを生成する(ステップS15)。そして、処理部12は、前処理データを学習済の計算モデルへ入力し、学習済の計算モデルの出力に基づいて、複数の電気機器4の動作状態を判定する(ステップS16)。処理部12は、ステップS16の処理が終了した場合、判定タイミングになっていないと判定した場合(ステップS14:No)、図10に示す処理を終了する。
図11は、実施の形態1にかかる機器状態判定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図11に示すように、機器状態判定装置1は、プロセッサ101と、メモリ102と、通信装置103と、インタフェース回路104とを備えるコンピュータを含む。
プロセッサ101、メモリ102、通信装置103、およびインタフェース回路104は、例えば、バス105によって互いに情報の送受信が可能である。記憶部11は、メモリ102によって実現される。通信部10は、通信装置103で実現される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、取得部31、学習処理部32、演算処理部33、および機器状態判定部34などの機能を実行する。プロセッサ101は、例えば、処理回路の一例であり、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一つ以上を含む。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、およびEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のうち一つ以上を含む。また、メモリ102は、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。かかる記録媒体は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルメモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち一つ以上を含む。なお、機器状態判定装置1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を含んでいてもよい。
以上のように、実施の形態1にかかる機器状態判定システム100は、取得部31と、演算処理部33と、機器状態判定部34とを備える。取得部31は、複数の電気機器4が接続された電源線8に流れる電流の瞬時値を検出する電流センサの検出結果を取得する。演算処理部33は、取得部31によって取得された検出結果に基づいて、複数の時刻の各々において電源線8に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを算出する。機器状態判定部34は、複数の時刻の各々において電源線8に流れる電流の実効値および周波数スペクトルの情報と複数の時刻の情報を入力とし、複数の電気機器4の動作状態を出力とする機械学習によって生成される学習済の計算モデルに演算処理部33の算出結果と複数の時刻の情報とを入力して複数の電気機器4の動作状態を判定する。これにより、機器状態判定システム100は、複数の電気機器4の動作状態の判定を精度よく行うことができる。機器状態判定システム100による動作状態の判定は、例えば、電気機器4の管理などに役立てることができる。
また、機器状態判定システム100は、記憶部11および学習処理部32を備える。記憶部11は、予め定められた期間TBにおける複数の時刻の各々において複数の電気機器40が接続される電源線43に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを示す情報を含むデータと、予め定められた期間TBにおける複数の時刻の各々を示す情報を含むデータと、複数の時刻の各々における複数の電気機器40の動作状態を示す情報を含むデータとを含む学習用データを記憶する。学習処理部32は、記憶部11に記憶された学習用データに基づいて、学習済の計算モデルを機械学習によって生成する。これにより、機器状態判定システム100は、複数の電気機器4の動作状態の判定を精度よく行うことができる学習済の計算モデルを生成することができる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる機器状態判定システムは、電流の実効値の情報、電流の周波数スペクトルの情報、および時刻の情報に加え、複数の電気機器の温度および振動の情報を用いる点で、実施の形態1にかかる機器状態判定システム100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1の機器状態判定システム100と異なる点を中心に説明する。
図12は、本発明の実施の形態2にかかる機器状態判定システムの構成の一例を示す図である。図13は、実施の形態2にかかるHEMSで収集されるデータを説明するための図である。図14は、実施の形態2にかかる機器状態判定装置の構成の一例を示す図である。
図12に示すように、実施の形態2にかかる機器状態判定システム100Aは、機器状態判定装置1Aと、計測機器5Aと、HEMS7A~7Aとを備える。以下、HEMS7A~7Aの各々を区別せずに個別に示す場合、HEMS7Aと記載する場合がある。
計測機器5Aは、計測機器5の機能に加え、予め定められた周期T2で、複数の電気機器4の温度および振動を計測し、計測した複数の電気機器4の温度および振動の情報を含む計測データを機器状態判定装置1Aへネットワーク80を介して送信する。計測機器5Aで計測される温度は、例えば、電気機器4の内部温度であり、計測機器5Aで計測される振動は、電気機器4の筐体の振動である。計測機器5Aは、複数の計測機器から構成されていてもよい。
また、図13に示すHEMS7Aは、HEMS7の機能に加え、予め定められた周期T2で、複数の電気機器40の温度および振動を計測する。HEMS7Aは、複数の電気機器40の温度および振動の情報を入力データに含む学習用データを生成し、生成した学習用データを機器状態判定装置1Aへ送信する。HEMS7で計測される温度は、例えば、電気機器40の内部温度であり、HEMS7で計測される振動は、電気機器40の筐体の振動である。
HEMS7Aによって生成される学習用データは、HEMS7によって生成される学習用データに含まれる情報に加え、複数の電気機器4の温度の情報と複数の電気機器4の振動の情報とを時刻毎に含む。
図14に示すように、機器状態判定装置1Aは、通信部10と、記憶部11Aと、処理部12Aとを備える。記憶部11Aは、学習用データ21Aと判定用データ22Aとを記憶する。学習用データ21Aに含まれる複数の学習用データの各々は、期間TB毎のデータであり、学習用データ21に含まれる電流データ、時刻データ、および動作データに加えて、温度データおよび振動データを含むデータセットである。温度データは、期間TBにおける周期T2毎の複数の電気機器4の温度の情報を含む。振動データは、期間TBにおける周期T2毎の複数の電気機器4の振動の情報を含む。
処理部12Aは、取得部31と、学習処理部32Aと、演算処理部33Aと、機器状態判定部34Aとを備える。取得部31は、通信部10で受信された学習用データを記憶部11Aに記憶し、記憶部11Aに記憶された学習用データ21Aを更新する。また、取得部31は、通信部10で受信された計測データを判定用データとして記憶部11Aに記憶させる。これにより、記憶部11Aに記憶された判定用データ22Aが更新される。
学習処理部32Aは、記憶部11Aから学習用データ21Aを取得し、取得した学習用データ21Aに含まれる入力データと結果データのデータセットを用いた機械学習によって学習済の計算モデルを生成する。学習処理部32Aは、生成した学習済の計算モデルを機器状態判定部34Aに設定する。入力データは、電流データ、時刻データ、動作データ、温度データ、および振動データを含む時系列データである。結果データは、複数の電気機器40の動作状態を示す情報を時刻毎に含む時系列データである。温度データおよび振動データは、付加情報の一例である。
演算処理部33Aは、判定用データ22Aに含まれる複数の電流瞬時値に基づいて、予め定められた周期T2で電源線8に流れる電流の実効値と電源線8に流れる電流の周波数スペクトルとを算出する。そして、演算処理部33Aは、電源線8に流れる電流の実効値の情報と、電源線8に流れる電流の周波数スペクトルの情報と、複数の電気機器4の温度の情報と、複数の電気機器4の振動の情報と、時刻の情報とを時刻毎に含む時系列データを前処理済データとして生成し、生成した前処理済データを機器状態判定部34Aへ出力する。
機器状態判定部34Aは、学習処理部32Aによって設定された学習済の計算モデルへ前処理済データを入力し、かかる学習済の計算モデルの出力に基づいて、複数の電気機器4の動作状態を判定する。
実施の形態2にかかる機器状態判定装置1Aのハードウェア構成例は、図11に示す機器状態判定装置1のハードウェア構成と同じである。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、取得部31、学習処理部32A、演算処理部33A、および機器状態判定部34Aなどの機能を実行する。
以上のように、実施の形態2にかかる機器状態判定システム100Aにおいて、学習済の計算モデルは、複数の時刻の各々における複数の電気機器4の温度および振動を示す情報を入力とする。取得部31は、複数の時刻の各々における複数の電気機器4の温度および振動を示す情報である付加情報を取得する。機器状態判定部34Aは、学習済の計算モデルに演算処理部33Aの算出結果と付加情報と複数の時刻の情報とを入力して複数の電気機器40の動作状態を判定する。これにより、機器状態判定システム100Aは、複数の電気機器4の動作状態の判定をさらに精度よく行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態3にかかる機器状態判定システムは、複数の電気機器の動作状態を電力量計で行う点で、実施の形態1にかかる機器状態判定システム100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1の機器状態判定システム100と異なる点を中心に説明する。
図15は、本発明の実施の形態3にかかる機器状態判定システムの構成の一例を示す図である。図16は、実施の形態3にかかるクラウドサーバの構成の一例を示す図である。図17は、実施の形態3にかかる電力量計の構成の一例を示す図である。
図15に示すように、実施の形態3にかかる機器状態判定システム100Bは、クラウドサーバ81と、電力量計3Bと、計測機器5と、HEMS7~7とを備える。クラウドサーバ81は、機器状態判定装置1の一部の機能と同じ機能を有しており、機器状態判定装置1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付しており、機器状態判定装置1と同様の機能を有する構成要素についての説明を省略する場合がある。
クラウドサーバ81は、例えば、不図示のデータセンタ内に構築されたクラウドシステムを構成する1以上のサーバおよび1以上のストレージで構成される。クラウドサーバ81は、図16に示すように、処理部12に代えて、処理部12Bを備える点で機器状態判定装置1と異なる。処理部12Bは、演算処理部33および機器状態判定部34に代えて出力処理部35を備える点で、機器状態判定装置1の処理部12と異なる。
出力処理部35は、学習処理部32で生成された学習済の計算モデルを電力量計3Bに設定するための計算モデル設定用データを通信部10にネットワーク80を介して電力量計3Bへ送信させる。
図17に示すように、電力量計3Bは、通信部50と、処理部51と、記憶部52とを含む。通信部50は、ネットワーク80に接続され、ネットワーク80を介してクラウドサーバ81から計算モデル設定用データを受信することができる。処理部51は、取得部71と、演算処理部72と、機器状態判定部73とを備える。
取得部71は、取得部31と同様に、通信部50で受信された計測機器5からの計測データを通信部50から取得し、取得した計測データを判定用データとして記憶部52に記憶させる。これにより、記憶部52に記憶された判定用データ61が更新される。
また、取得部71は、通信部50で受信されたクラウドサーバ81からの計算モデル設定用データを通信部50から取得し、取得した計算モデル設定用データを記憶部52に記憶させる。これにより、記憶部52に記憶された計算モデル設定用データ62が更新される。
演算処理部72は、演算処理部33と同様に、判定用データ61に含まれる複数の電流瞬時値に基づいて、電源線8に流れる電流の実効値と電源線8に流れる電流の周波数スペクトルとを算出する。そして、演算処理部72は、演算処理部33と同様に、前処理済データを生成し、生成した前処理済データを機器状態判定部73へ出力する。
機器状態判定部73は、記憶部52に記憶された計算モデル設定用データ62を取得し、取得した計算モデル設定用データ62に基づいて学習済の計算モデルを更新する。機器状態判定部73は、機器状態判定部34と同様に、学習済の計算モデルへ前処理済データを入力し、かかる学習済の計算モデルの出力に基づいて、複数の電気機器4の動作状態を判定する。機器状態判定部73は、判定した複数の電気機器4の動作状態を示す情報を通信部50からネットワーク80を介して外部の装置へ送信する。
上述した例では、電力量計3Bが複数の電気機器4の動作状態を判定するが、電力量計3Bと異なる装置が複数の電気機器4の動作状態を判定することもできる。図18は、実施の形態3にかかる機器状態判定システムの構成の他の例を示す図である。図18に示す機器状態判定システム100Bでは、複数の電気機器4の動作状態を判定するエッジコンピュータ9を有する。
図18に示すエッジコンピュータ9は、図17に示す電力量計3Bの構成と同じである。なお、エッジコンピュータ9は、電気機器4と無線または有線で接続され、電気機器4から計測データを取得するが、ネットワーク80を介して電気機器4から計測データを取得することもできる。
上述した機器状態判定システム100Bでは、膨大な計算機資源を必要とする学習機能はクラウドサーバ81上に実装され、より高速な実行を必要とする判定機能はエッジコンピュータ9上に実装されている。これにより、機器状態判定システム100Bは、複数の電気機器4の動作状態の判定を迅速に行うことができる。
なお、機器状態判定システム100Bは、機器状態判定システム100Aと同様に、電流の実効値の情報、電流の周波数スペクトルの情報、および時刻の情報に加え、複数の電気機器4の温度および振動の情報を用いる構成であってもよい。この場合、クラウドサーバ81は、学習処理部32に代えて学習処理部32Aを有する。出力処理部35は、学習処理部32Aによって生成された学習済の計算モデルを電力量計3Bに設定するための計算モデル設定用データを通信部10にネットワーク80を介して電力量計3Bへ送信させる。この場合、機器状態判定システム100Bは、計測機器5に代えて計測機器5Aを含む。クラウドサーバ81は、計測機器5Aから計測データを取得する。電力量計3Bの機器状態判定部73は、機器状態判定部34と同様に計測機器5Aから送信された計測データに基づいて、複数の電気機器4の動作状態を判定する。なお、電力量計3Bは、計測機器5または計測機器5Aを内蔵する構成であってもよい。
実施の形態3にかかるクラウドサーバ81、電力量計3B、およびエッジコンピュータ9のハードウェア構成例は、図11に示す機器状態判定装置1のハードウェア構成と同じである。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、取得部31、学習処理部32、および出力処理部35などの機能を実行する。また、プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、取得部71、演算処理部72、および機器状態判定部73などの機能を実行する。
以上のように、実施の形態3にかかる電力量計3Bは、取得部71と、演算処理部72と、機器状態判定部73とを備える。取得部71は、複数の電気機器4が接続された電源線8に流れる電流の瞬時値を検出する電流センサの検出結果を取得する。演算処理部72は、取得部31によって取得された検出結果に基づいて、複数の時刻の各々において電源線8に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを算出する。機器状態判定部73は、複数の時刻の各々において電源線8に流れる電流の実効値および周波数スペクトルの情報と複数の時刻の情報を入力とし、複数の電気機器4の動作状態を出力とする機械学習によって生成される学習済の計算モデルに演算処理部72の算出結果と複数の時刻の情報とを入力して複数の電気機器4の動作状態を判定する。これにより、電力量計3Bは、複数の電気機器4の動作状態の判定を精度よく行うことができる。
上述した実施の形態1~3では、HEMS7を備える例を示したが、使用環境によってHEMS7以外のEMS(Energy Management System)であるFEMS(Factory Energy Management System)またはBEMS(Building Energy Management System)を備える構成であってもよい。また、機器状態判定システム100,100A,100Bは、HEMS7およびEMS以外から学習用データを収集することもできる。この場合、機器状態判定システム100,100A,100Bは、HEMS7およびEMSを有しない構成であってもよい。
また、実施の形態1~3では、機器状態判定システム100,100A,100Bの各々が複数の機器から構成される例を説明したが必ずしもこれに限られるわけではない。機器状態判定システム100,100A,100Bの各々は、複数の電気機器4の動作状態の判定を精度よく行うために必要な構成を有していればよく、係る必要な構成を装置単体が有している場合は、装置単体であってもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A 機器状態判定装置、2 電源装置、3,3B 電力量計、4,4,4,4,・・・,4,40,40,40,40,・・・,40 電気機器、5,5A,41 計測機器、6 ブレーカ、7,7~7,7A,7A~7A HEMS、8,43 電源線、9 エッジコンピュータ、10,50 通信部、11,11A,52 記憶部、12,12A,12B,51 処理部、21,21A 学習用データ、22,22A,61 判定用データ、31,71 取得部、32,32A 学習処理部、33,33A,72 演算処理部、34,34A,73 機器状態判定部、35 出力処理部、62 計算モデル設定用データ、80 ネットワーク、81 クラウドサーバ、100,100A,100B 機器状態判定システム。

Claims (6)

  1. 複数の同一の電気機器を含む複数の電気機器が接続された電源線に流れる電流の瞬時値を検出する電流センサの検出結果を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記検出結果に基づいて、商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において前記電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを算出する演算処理部と、
    前記商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において前記電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルの情報と前記商用周波数1サイクルごとの時刻の情報を入力とし、前記複数の電気機器の動作状態を出力とする機械学習によって生成される学習済の計算モデルに前記演算処理部の算出結果と前記商用周波数1サイクルごとの時刻の情報とを入力して前記複数の電気機器の動作状態を判定する機器状態判定部と、を備える
    ことを特徴とする機器状態判定システム。
  2. 前記機器状態判定部が判定する前記複数の電気機器の動作状態は、前記複数の電気機器がオン状態であるかオフ状態であるかである
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器状態判定システム。
  3. 前記計算モデルは、
    前記商用周波数1サイクルごとの時刻の各々における前記複数の電気機器の温度および振動の少なくともいずれかを入力とし、
    前記取得部は、前記商用周波数1サイクルごとの時刻の各々における前記複数の電気機器の温度および振動の少なくともいずれかを示す情報である付加情報を取得し、
    前記機器状態判定部は、
    前記演算処理部の算出結果と前記付加情報と前記商用周波数1サイクルごとの時刻の情報とを前記計算モデルへ入力して前記複数の電気機器の動作状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の機器状態判定システム。
  4. 前記複数の電気機器を複数の第1電気機器とし、前記電源線を第1電源線とした場合に、予め定められた期間における商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において前記複数の第1電気機器と同じ電気機器である複数の第2電気機器が接続される前記第1電源線とは異なる第2電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを示す情報を含むデータと、前記予め定められた期間における前記商用周波数1サイクルごとの時刻の各々を示す情報を含むデータと、前記商用周波数1サイクルごとの時刻の各々における前記複数の第2電気機器の動作状態を示す情報を含むデータとを含む学習用データを記憶する記憶部と、
    前記学習用データに基づいて、前記計算モデルを前記機械学習によって生成する学習処理部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の機器状態判定システム。
  5. 複数の電気機器が接続された電源線に流れる電流の瞬時値を検出する電流センサの検出結果を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記検出結果に基づいて、商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において前記電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを算出する演算処理部と、
    前記商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において前記電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルの情報と前記商用周波数1サイクルごとの時刻の情報を入力とし、前記複数の電気機器の動作状態を出力とする機械学習によって生成される学習済の計算モデルに対して、前記演算処理部の算出結果と前記商用周波数1サイクルごとの時刻の情報とを前記計算モデルへ入力して前記複数の電気機器の動作状態を判定する機器状態判定部と、を備える
    ことを特徴とする電力量計。
  6. コンピュータが実行する機器状態判定方法であって、
    複数の電気機器が接続された電源線に流れる電流の瞬時値を検出する電流センサの検出結果を取得する第1ステップと、
    前記第1ステップによって取得された前記検出結果に基づいて、商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において前記電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルを算出する第2ステップと、
    前記商用周波数1サイクルごとの時刻の各々において前記電源線に流れる電流の実効値および周波数スペクトルの情報と前記商用周波数1サイクルごとの時刻の情報を入力とし、前記複数の電気機器の動作状態を出力とする機械学習によって生成される学習済の計算モデルに前記第1ステップの算出結果と前記商用周波数1サイクルごとの時刻の情報とを入力して前記複数の電気機器の動作状態を判定する第3ステップと、を含む
    ことを特徴とする機器状態判定方法。
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