JP7169867B2 - 排水管据付機構 - Google Patents

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Description

本発明は、立軸の排水ポンプに備えられた排水管をポンプ室の床部に設けられた開口部に対して、該開口部を垂直方向に貫通させた状態で前記ポンプ室の下方にあるポンプ井に向けて吊り下げ状態で据え付ける排水管据付機構に関する。
立軸ポンプ装置は、特許文献1に示されるように、ポンプ室内に配置される羽根車が収容されたポンプケーシング、床部の上に設置される吐出曲管を接続する比較的長い揚水管、揚水管に連結された吐出曲管等を備えている。吐出曲管はポンプ室の開口部などに備えられたソールプレートに対してポンプベースを介して固定されており、したがってポンプケーシングや揚水管は開口部を垂直方向に貫通して下方に吊下させられた状態で設置される。なお、ポンプベースとソールプレートとの間にはシール部材が配設されており、このシール部材によってポンプベースとソールプレートとの間の水密性が確保されている。
ところで、ポンプ室を有する施設が不等沈下するなどによって、ポンプ室の床部に傾きや段差が生じると、床部のソールプレートに対して固定されたポンプベースも傾くことになり、したがって揚水管等にも傾きが生じることとなる。
これによって、羽根車の回転軸と、これに連結された動力源の駆動軸とに相対的なずれが生じたり、回転軸が垂直方向から僅かに傾斜したりして異常な振動や騒音が生じる虞があった。
また、ポンプベースとソールプレートとの間に設計値以上の隙間が生じ、シール部材によって適切な水密性が確保できなくなる虞があった。これは、従来のシール部材は中実の弾性体から構成されており、水密性を確保するためにポンプベースとソールプレートとの隙間が厳密に管理されている必要があることから、ポンプベースとソールプレートとの隙間が設計値からずれると、水密性が適切に保てないからである。
このような虞を解消するためには、床部のコンクリートの打ち直し作業が必要となり、相当の費用と工期が必要となってしまうという問題があった。
特開2003-155999号公報
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、不等沈下による排水管の姿勢を適切に調節するとともに、排水ポンプに備えられた排水管とポンプ室の床部との間の水密性を確保することができる排水管据付機構を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するための、本発明による排水管据付機構の特徴構成は、立軸の排水ポンプに備えられた排水管をポンプ室の床部に設けられた開口部に対して、該開口部を垂直方向に貫通させた状態で前記ポンプ室の下方にあるポンプ井に向けて吊り下げ状態で据え付ける排水管据付機構であって、前記排水管の外周に外方に向けて設けられるポンプベースと、前記開口部の縁部に設けられ、前記ポンプベースが載置されるソールプレートと、前記ポンプベースと前記ソールプレートとの間に、前記排水管を囲むように配置される、弾性体からなり中空で流体が封入された環状のシール部材と、を有する点にある。
上述の構成によると、シール部材によってポンプベースとソールプレートとの間の水密性を確保するにあたって、シール部材は弾性体からなり中空で流体が封入された環状に構成されていることから、ポンプベースとソールプレートとの隙間に要求される厳密性が緩和される。すなわち、ポンプベースとソールプレートとの隙間が設計値よりも多少変動しても、シール部材が排水管を囲む全周の各位置において内圧が等しくなるように適宜膨張収縮するため、ポンプベース及びソールプレートに対するシール部材の密着の程度が排水管を囲む全周に亘って均一なものとなる。したがって、排水管を囲む全周に亘って均一な水密性が確保される。
本発明においては、前記ポンプベースは、前記排水管を囲むように水平方向に延在する下面を有し、前記ソールプレートは、前記排水管を囲むように水平方向に延在するとともに、前記ポンプベースの下面と対向する上面を有し、前記シール部材は、前記排水管を囲むように前記ポンプベースの下面と前記ソールプレートの上面との間に配置されていると好適である。
シール部材によってポンプベースとソールプレートとの間の水密性を確保するにあたって、シール部材は排水管を囲むように、ポンプベースの下面とソールプレートの上面との間に配置する態様をとることができる。これにより、ポンプベースの下面とソールプレートの上面との隙間が、排水管を囲む全周に亘って不均一となっても適宜膨張収縮可能なシール部材によってポンプベースの下面とソールプレートの上面との間の水密性が確保される。
本発明においては、前記ポンプベースは、前記排水管を囲むように垂直方向に延在する外向面を有し、前記ソールプレートは、前記排水管を囲むように垂直方向に延在するとともに、前記ポンプベースの外向面と対向する内向面を有し、前記シール部材は、前記排水管を囲むように前記ポンプベースの外向面と前記ソールプレートの内向面との間に配置されていると好適である。
シール部材によってポンプベースとソールプレートとの間の水密性を確保するにあたって、シール部材は排水管を囲むように、ポンプベースの外向面とソールプレートの内向面との間に配置する態様をとることができる。これにより、ポンプベースの外向面とソールプレートの内向面との隙間が、排水管を囲む全周に亘って不均一となっても適宜膨張収縮可能なシール部材によってポンプベースの外向面とソールプレートの内向面との間の水密性が確保される。
本発明においては、前記シール部材は、少なくとも外部から内部に流体を注入可能な通流口と、前記通流口の開閉をする弁機構とが備えられていると好適である。
上述の構成によると、シール部材の内圧を調節することができるので、シール部材によるポンプベースとソールプレートとの間の水密性を適切な状態に管理することができる。
本発明においては、前記排水管を囲む全周に亘って、前記ソールプレートに対する前記ポンプベースの垂直方向の位置を調節可能な垂直調節機構が備えられていると好適である。
上述の構成によると、ソールプレートに対するポンプベースの垂直方向の位置がずれたとしても、垂直調節機構によってポンプベースをソールプレートに対して適切な位置へと調節することができる。
本発明においては、前記排水管を囲む全周に亘って、前記ソールプレートに対する前記ポンプベースの水平方向の位置を調節可能な水平調節機構が備えられていると好適である。
上述の構成によると、ソールプレートに対するポンプベースの水平方向の位置がずれたとしても、水平調節機構によってポンプベースをソールプレートに対して適切な位置へと調節することができる。
本発明に係る排水管据付機構の断面図である。 本発明に係る排水管据付機構の平面図である。 本発明に係る排水管据付機構の要部の説明図である。 別実施形態に係る排水管据付機構の断面図である。 別実施形態に係る排水管据付機構の要部の説明図である。
以下に本発明に係る排水管据付機構の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に、本発明に係る排水管据付機構1と、この排水管据付機構1によってポンプ室2の床部3から、ポンプ室2の下方にあるポンプ井4に向けて吊り下げ状態で据え付けられた立軸の排水ポンプ5の排水管6が示されている。
排水ポンプ5は、動力源(図示せず)によって駆動される回転軸7と、回転軸7の下端に取り付けられた羽根車(図示せず)と、当該羽根車が回転自在に収納されるとともに、ポンプ井4内の吸込対象水を吸い込むための吸込口が備えられたポンプケーシング(図示せず)と、当該ポンプケーシングに連通された排水管6等を備えている。
排水管6は、前記ポンプケーシングの下流側に垂直方向に沿って設けられる揚水管6aと、垂直方向に揚水された液体の流れを水平方向に変更する吐出曲管6bと、揚水管6a及び吐出曲管6bとを連結する連結管6cとから構成されている。吐出曲管6bの下流側は、吐出管8に水密に連通されている。なお、前記ポンプケーシングは排水管6と連結されているため、排水管6がポンプ室2の床部3に据え付けられた際には、前記ポンプケーシングも当然にポンプ井4内の所定位置に配設されることとなる。
このような排水管6をポンプ室2の床部3に据え付けるために排水管据付機構1は、ポンプベース10、ソールプレート11及びシール部材13を備えている。ポンプベース10及びソールプレート11は、一般構造用圧延鋼材又はステンレス鋼等を加工することによって形成されている。
詳述すると、ポンプベース10は、連結管6cの外側に大きく張り出すように設けられたフランジ状部材から構成されている。ポンプベース10は、排水管6の周囲に水平方向に延在する下面10aを有している。
ポンプ室2の床部3に形成された円形の開口部9の縁部9aには、開口部9と同心状にソールプレート11が配設されている。ソールプレート11は、コンクリート製の床部3に固定的に配置され、床部3に対するポンプベース10の載置面を構成するためのものであって、排水管6の周囲に水平方向に延在するとともに、ポンプベース10の下面10aと対向する上面11aを有している。
ポンプベース10にボルト挿通口10bが設けられており、ボルト挿通口10bに対応する位置にソールプレート11にボルト穴11bが設けられている。ボルト穴11bに寸切りボルト17aが溶接等によって固定されており、ポンプベース10を、ボルト挿通口10bに寸切りボルト17aが挿通させるようにしてソールプレート11上に載置した後、ナット17bを螺着することによって、ポンプベース10はソールプレート11に対して固定される。なお、ボルト挿通口10bは、後述する垂直調節機構14及び水平調節機構15によるポンプベース10の位置調節を見越して、寸切りボルト17aの径に対して少し余裕のある大きさに構成されている。
ソールプレート11に、ボルト挿通口11dが設けられている。ソールプレート11を、ボルト挿通口11dに床部3に設けられたアンカーボルト18aが挿通されるようにして床部3上に載置した後、ナット18bを螺着することによって、ソールプレート11は床部3に対して固定される。なお、ボルト挿通口11dは、アンカーボルト18aの径に対して少し余裕のある大きさに構成されている。
ソールプレート11には、開口部9と同心状に、排水管6を囲むようにシール溝12が設けられており、このシール溝12にシール部材13が配設されている。
シール部材13は、環状かつ中空で、ゴムやエラストマー等の弾性体から構成されている。シール部材13に、シール部材13の外部と内部とを連通する通流口の一例としての通気口13aと、通気口13aの開閉をする弁機構13bとが備えられている。シール部材13は、この通気口13aに接続したエアコンプレッサ等から流体の一例としての空気を注入することによって内圧が調節可能となっている。なお、空気の注入の際には圧力ゲージ等によって、シール部材13の内圧を管理することが好ましい。
したがって、ポンプベース10とソールプレート11との隙間が設計値よりも多少変動しても、シール部材13が排水管6を囲む全周の各位置において内圧が等しくなるように適宜膨張収縮可能であるため、ポンプベース10の下面10a及びソールプレート11の上面11aに対するシール部材13の密着の程度が排水管6を囲む全周に亘って均一なものとなる。したがって、排水管6を囲む全周に亘って均一な水密性が確保される。
ところで、ポンプ室2は、例えばポンプ室2を有する施設が不等沈下することによって、床部3に傾きや段差が生じる場合がある。この床部3に生じる傾きや段差に起因して、床部3のソールプレート11に対して固定されたポンプベース10も傾き、これに伴って排水管6が傾くことによって、回転軸7と前記動力源とに相対的な位置ずれが生じたり、回転軸7が垂直方向から僅かに傾斜したりする。そしてこのような場合には、排水管6の姿勢を正常な姿勢となるように調整する必要がある。
このような排水管6の姿勢調整のために、排水管据付機構1は排水管6を囲む全周に亘って、ソールプレート11に対するポンプベース10の垂直方向の位置を調節可能な垂直調節機構14と、ソールプレート11に対するポンプベース10の水平方向の位置を調節可能な水平調節機構15とが備えられている。
垂直調節機構14は、ボルト穴14a、垂直ジャッキボルト14b、及び、ポンプベース10とソールプレート11との隙間に挟み込むシム14cから構成されている。
ボルト穴14aは、ポンプベース10に、ボルト挿通口10bとは周方向において異なる位置に設けられており、このボルト穴14aに垂直ジャッキボルト14bが螺合されている。ボルト穴14a及び垂直ジャッキボルト14bの数、寸法及び位置は、ポンプベース10の寸法に応じて適宜選定され、本実施形態においては排水管6の周囲の8箇所に均等に設けられている。
本実施形態においてシム14cは、図2に示すように、上からみて垂直ジャッキボルト14bの左右に跨るようなコの字形状の金属製の薄板から構成され、例えば、0.05mm、0.1mm、0.3mm、0.5mm、1.0mm、2.0mmのように厚みの異なる複数が用意されている。ただし、シム14cの具体的な形状はこれに限らない。ポンプベース10とソールプレート11との隙間に応じて適切に挟み込める形状であればよい。
図3に示すように、不等沈下によって、ソールプレート11が傾いたとしても、垂直ジャッキボルト14bごとにその先端のポンプベース10から下方への突出量を増減させ、さらに、垂直ジャッキボルト14bごとの垂直調節量に応じて、厚みの異なるシム14cを組み合わせて、ポンプベース10とソールプレート11との隙間に挟み込むことによって、傾いたソールプレート11上におけるポンプベース10の垂直方向の相対位置が適切な位置に調節される。
水平調節機構15は、ボルト穴15a、水平ジャッキボルト15b及びボス15cとから構成されている。ボルト穴15aは、ソールプレート11に、少なくとも垂直ジャッキボルト14bとは周方向において重ならない位置に取り付けられたボス15cに設けられている。このボルト穴15aに水平ジャッキボルト15bが螺合されている。ボス15cにおいてボルト穴15aは、水平ジャッキボルト15bの先端が、ポンプベース10の外周面10dに当接可能な位置に設けられている。ボルト穴15a、水平ジャッキボルト15b及びボス15cの数、寸法及び位置は、ポンプベース10の寸法に応じて適宜選定され、本実施形態においてポンプベース10の周囲の8箇所に均等に設けられている。
垂直調節機構14によるポンプベース10の垂直位置の調節に前後して、水平調節機構15によって、水平ジャッキボルト15bごとにその先端のボス15cからの突出量を増減させることによって、ポンプベース10の水平方向の相対位置も適切な位置に調節可能となっている。
上記構成により、ポンプベース10とソールプレート11との相対的な位置が適切なものに調整された際にも、シール部材13がポンプベース10とソールプレート11との隙間の変化に応じて適宜膨張収縮して、ポンプベース10及びソールプレート11に対する密着の程度が排水管を囲む全周に亘って均一なものとなり、排水管6の外周の全周に亘って均一な水密性が確保されるため、不等沈下による不具合を防止することができる。なお、垂直調節機構14及び水平調節機構15によるポンプベース10の位置調節は、ポンプベース10をソールプレート11に対して固定するナット17bが寸切りボルト17aから緩められた状態で行われる。垂直調節機構14及び水平調節機構15によるポンプベース10の位置調節後は、ナット17bが寸切りボルト17aに締め付けられる。また、シール部材13にエアコンプレッサ等から空気を適宜注入することによって内圧が適切に調節される。
以下に、排水管据付機構1の別実施形態について説明する。以下の説明では、上述した実施形態と異なる構成について詳述し、同様の構成については同一の符号を付して説明を簡略ないし省略する。
図4示すように、当該実施形態における排水管据付機構1においては、ポンプベース10は、排水管6を囲むように垂直方向に延在する外向面10cを有し、ソールプレート11は、排水管6を囲むように垂直方向に延在するとともに、ポンプベース10の外向面10cと対向する内向面11cを有している。
ポンプベース10の外向面10cには、排水管6を囲むようにシール溝16が設けられており、このシール溝16に環状のシール部材13が配設されている。シール部材13によってポンプベース10の外向面10cとソールプレート11の内向面11cとの間の水密性が確保される。
当該実施形態においても、不等沈下によってソールプレート11が傾いたとしても、図5に示すように、垂直調節機構14及び水平調節機構15によって、ポンプベース10とソールプレート11との相対的な位置が適切なものに調整され、不等沈下による不具合を防止することができる。なお、垂直調節機構14及び水平調節機構15によるポンプベース10の位置調節は、ポンプベース10をソールプレート11に対して固定するナット17bが寸切りボルト17aから緩められた状態で行われる。垂直調節機構14及び水平調節機構15によるポンプベース10の位置調節後は、ナット17bが寸切りボルト17aに締め付けられる。また、シール部材13にエアコンプレッサ等から空気を適宜注入することによって内圧が適切に調節される。
上述したいずれの実施形態においても、シール部材13に、シール部材13の外部と内部とを連通する通気口13aと、通気口13aの開閉をする弁機構13bとが備えられ、この通気口13aに接続したエアコンプレッサ等から空気を注入することによって内圧が調節可能である構成について説明したが、これに限らない。シール部材13に通気口13aが備えられていない構成であってもよい。このようなシール部材であっても、ポンプベース10とソールプレート11との隙間が設計値よりも多少変動したときに、排水管6の外周の全周の各位置において内圧が等しくなるように適宜膨張収縮するため、ポンプベース10及びソールプレート11に対する密着の程度が排水管を囲む全周に亘って均一なものとなる。したがって、排水管6の外周の全周に亘って均一な水密性が確保される。
上述したいずれの実施形態においても、シール部材13に、シール部材13の外部と内部とを連通する通流口の一例として通気口13aが設けられ、シール部材13に空気が注入される場合について説明したが、これに限らない。シール部材13に注入される流体は空気に限らず窒素ガス等の他の気体であってもよく、さらには水や油等の液体であってもよい。流体が液体の場合は、シール部材13へ液体を注入する際には、通流口の一例としての通液口に接続可能な液体ポンプ等が用いられる。
なお、上述したいずれの実施形態においても、ポンプベース10が寸切りボルト17a及びナット17bによってソールプレート11に対して固定され、ソールプレート11がアンカーボルト18a及びナット18bよって床部3に対して固定される構成について説明したが、これに限らない。例えば、ポンプベース10及びソールプレート11が床部3に対して共通のアンカーボルト及びナットによって同時に固定される構成であってもよい。
上述したいずれの実施形態においても、垂直調節機構14が、垂直ジャッキボルト14b及びシム14cによって、ポンプベース10の垂直位置や水平位置を調節するように構成されている場合について説明したが、これに限らない。例えば、垂直調節機構は、ポンプベース10とソールプレート11との間であって排水管6の周囲の適当な位置に配置した複数の油圧ジャッキから構成され、この油圧ジャッキによってポンプベース10とソールプレート11との隙間が適宜調節可能であるような構成であってもよい。水平調節機構15も同様である。
上述したいずれの実施形態においても、ポンプベース10は、連結管6cの外側に大きく張り出すように設けられたフランジ状部材から構成されている場合について説明したが、これに限らない。ポンプベース10は、連結管6cとは別体に構成され、このポンプベース10に排水管6が固定可能に構成されていてもよい。
上述したいずれの実施形態においても、排水ポンプ5は、排水管6が、揚水管6a、吐出曲管6b及び連結管6cから構成される場合について説明したが、これらは一体的に構成されていてもよい。
上述した実施形態は、いずれも本発明の一例であり、該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能である。
1 :排水管据付機構
2 :ポンプ室
3 :床部
4 :ポンプ井
5 :排水ポンプ
6 :排水管
9 :開口部
10 :ポンプベース
10a :下面
10c :外向面
11 :ソールプレート
11a :上面
11c :内向面
13 :シール部材
13a :通気口(通流口)
13b :弁機構
14 :垂直調節機構
15 :水平調節機構

Claims (6)

  1. 立軸の排水ポンプに備えられた排水管をポンプ室の床部に設けられた開口部に対して、該開口部を垂直方向に貫通させた状態で前記ポンプ室の下方にあるポンプ井に向けて吊り下げ状態で据え付ける排水管据付機構であって、
    前記排水管の外周に外方に向けて設けられるポンプベースと、
    前記開口部の縁部に設けられ、前記ポンプベースが載置されるソールプレートと、
    前記ポンプベースと前記ソールプレートとの間に、前記排水管を囲むように配置される、弾性体からなり中空で流体が封入された環状のシール部材と、を有することを特徴とする排水管据付機構。
  2. 前記ポンプベースは、前記排水管を囲むように水平方向に延在する下面を有し、
    前記ソールプレートは、前記排水管を囲むように水平方向に延在するとともに、前記ポンプベースの下面と対向する上面を有し、
    前記シール部材は、前記排水管を囲むように前記ポンプベースの下面と前記ソールプレートの上面との間に配置されている請求項1に記載の排水管据付機構。
  3. 前記ポンプベースは、前記排水管を囲むように垂直方向に延在する外向面を有し、
    前記ソールプレートは、前記排水管を囲むように垂直方向に延在するとともに、前記ポンプベースの外向面と対向する内向面を有し、
    前記シール部材は、前記排水管を囲むように前記ポンプベースの外向面と前記ソールプレートの内向面との間に配置されている請求項1に記載の排水管据付機構。
  4. 前記シール部材は、少なくとも外部から内部に流体を注入可能な通流口と、前記通流口の開閉をする弁機構とが備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の排水管据付機構。
  5. 前記排水管を囲む全周に亘って、前記ソールプレートに対する前記ポンプベースの垂直方向の位置を調節可能な垂直調節機構が備えられている請求項1から4のいずれか一項に記載の排水管据付機構。
  6. 前記排水管を囲む全周に亘って、前記ソールプレートに対する前記ポンプベースの水平方向の位置を調節可能な水平調節機構が備えられている請求項1から5のいずれか一項に記載の排水管据付機構。
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