JP7163835B2 - 無線機、無線機の制御方法、及び、無線機の制御プログラム - Google Patents

無線機、無線機の制御方法、及び、無線機の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、予め定められたグループに属する無線機とグループ通話を実行する無線機、無線機の制御方法、及び、無線機の制御プログラムに関する。
一般に、予め定められたグループに属する無線機とのグループ通話を実行する無線機が知られている。特許文献1には、所定のグループとのグループ通話中に、他のグループ通話にワンタッチで切り替える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-16973号公報
しかしながら、従来の構成では、グループ通話の切り替えを交換機が行っており、無線機のみでは、グループ通話の切り替えができない仕組みとなっている。
無線機がグループ通話の切り替えを行うためには、現在のグループ通話を一旦やめて、所望の無線機の個別呼び出しや、これら無線機が属するグループのグループ呼び出しを発呼する必要がある。このため、グループ通話を切り替える手順が煩雑となり手間が増えるといった問題がある。さらに、元のグループとのグループ通話に戻す場合には、該グループのグループ呼び出しにより再度発呼する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現在のグループ通話を切断することなく、一時的なグループ通話に簡単に切り替えることができる無線機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る無線機は、他の無線機と通信するためのチャンネルを選択するチャンネル選択スイッチと、チャンネル選択スイッチで選択されたチャンネルで音声データを送信する送信スイッチと、送信先のグループ、または無線機を選択するグループ選択スイッチと、複数の一次暗号鍵と複数の機器情報と複数のグループ情報とを記憶する記憶部と、予め定められたグループに属する無線機と一次暗号鍵を用いて音声データを暗号化してグループ通話を実行するグループ通話制御部と、グループ選択スイッチによりグループに属する一部の無線機が選択された場合、一次暗号鍵と異なる二次暗号鍵を生成する暗号鍵生成部と、を備え、グループ通話制御部は、チャンネル選択スイッチでチャンネルを変更することなく、送信スイッチで継続して音声データを送信している状態で、グループ選択スイッチによりグループに属する一部の無線機が選択された場合、一次暗号鍵を二次暗号鍵に切り替えて継続して送信されている音声データを暗号化して選択された無線機との一時的なグループ通話を実行することを特徴とする。
本発明によれば、グループ通話中に、グループに属する一部の無線機が選択された場合、一次暗号鍵を生成された二次暗号鍵に切り替えて選択された無線機との一時的なグループ通話を実行するため、現在のグループ通話を切断することなく、一時的なグループ通話に簡単に切り替えることができる。
図1は、本実施形態に係る無線機を備えた無線通信システムの概略構成図である。 図2は、無線機の機能ブロック図である。 図3は、音声パケットの構成例を示す図である。 図4は、一次暗号鍵リスト、発呼側の無線機が使用するユニットIDリスト及びグループIDリストを示す図である。 図5-1は、一次暗号鍵リスト、参加側の無線機が使用するユニットIDリスト及びグループIDリストを示す図である。 図5-2は、一次暗号鍵リスト、参加側の無線機が使用するユニットIDリスト及びグループIDリストを示す図である。 図5-3は、一次暗号鍵リスト、参加側の無線機が使用するユニットIDリスト及びグループIDリストを示す図である。 図6は、一次暗号鍵を用いた通常のグループ通話を示す図である。 図7は、図6のグループ通話中に特定の無線機との一時的なグループ通話の状態を示す図である。 図8は、図6のグループ通話中に特定のグループに属する無線機との一時的なグループ通話の状態を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る無線機を備えた無線通信システムの概略構成図であり、図2は、無線機の機能ブロック図である。図3は、音声パケットの構成例を示す図である。図4は、一次暗号鍵リスト、発呼側の無線機が使用するユニットIDリスト及びグループIDリストを示す図である。図5-1、図5-2及び図5-3は、それぞれ一次暗号鍵リスト、参加側の無線機が使用するユニットIDリスト及びグループIDリストを示す図である。ユニットIDリストは、個別の無線機を呼び出すときに使用するリストであり、グループIDリストは、特定のグループを呼び出すときに使用するリストである。また、グループIDリストは、自機が属しているグループを示すものでもある。また、図中の表に記載の『鍵No.』と『List No.』は、リストの行を管理するための連番である。『Key ID』は、後述する音声パケットのヘッダ部に設定する値を決定するための予め決められた番号である。『Key Data』は暗号化または復号化で用いる鍵データであり、例えば、AES(Advanced Encryption Standard)が採用されている。AESは公知の技術であるため詳細は省略する。本実施形態では、鍵長256ビット(32バイト)の『Key Data』で説明する。さらに、『Unit ID』は、無線機を1台1台特定するための識別番号であり、『Group ID』は複数の無線機をまとめて管理するための識別番号である。
無線通信システム1は、図1に示すように、複数台(図1では4台)の無線機10を備え、これら複数の無線機10が属する所定のグループ通話を実行可能とするものである。図1の例では、3台の無線機10A、10B、10Cは予め決められたグループGに属しており、1台の無線機10Xは、無線機10A、10B、10Cとグループ通話をするために発呼する。ここで、無線機10Xは、発呼側の無線機(第1の無線機ともいう)であり、グループ通話を発呼する指令局として機能する。また、無線機10A、10B、10Cは、参加側の無線機(第2の無線機ともいう)であり、無線機10Xのグループ通話の発呼に応じてグループ通話に参加する。
無線機10は移動型無線機であり、他の無線機10との間で例えば、半二重無線通信を行う。この半二重無線通信は、データの送信と受信を同時に行えず、時間を区切って送信および受信の一方しか行うことができない無線通信の形態である。また、無線通信システム1は、無線機10だけでなく基地局や中継局を備え、基地局や中継局を介してグループ通話を行ってもよい。図1の例では、無線機10Xがグループ通話を発呼するものとしたが、無線機10はいずれも同一の構成を有し、他の無線機10A、10B、10Cがそれぞれグループ通話を発呼することは可能である。また、図1の例では、無線通信システム1には、4台の無線機10が含まれているが、これに限らず、無線通信システム1に含まれる無線機10の台数は任意である。
無線機10は、図2に示すように、制御部11と、無線通信回路12と、記憶部13と、PTTスイッチ14と、操作部15と、マイクロフォン16と、スピーカ17と、を備える。本実施形態の無線機10は、グループ通話中に、PTTスイッチ14が押されていない状態では他の無線機10からの音声の受信を待ち受け、PTTスイッチ14が押されると、入力された音声を他の無線機10に送信する。
制御部11は、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータで構成することができる。制御部11は、機能的な内部構成として、中央制御部20、グループ通話制御部21及び暗号鍵生成部22を有する。これら中央制御部20、グループ通話制御部21及び暗号鍵生成部22は、ソフトウェア(制御プログラム)で構成されていてもよいし、ハードウェアで構成されていてもよい。さらに、ソフトウェアとハードウェアとを組み合わせて構成してもよい。これら中央制御部20、グループ通話制御部21及び暗号鍵生成部22は、プログラムで実現する場合、当該プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
中央制御部20は、無線機10の動作全般を制御する。グループ通話制御部21は、グループ通話の発呼から終了までの動作を制御する。例えば、グループ通話を発呼する側(無線機10X)のグループ通話制御部21は、ユーザによってグループ通話が指示されると、指示されたグループに属する無線機にグループ呼び出しを発呼する。また、グループ通話に参加する側(無線機10A、10B、10C)のグループ通話制御部21は、ユーザの指示に従いグループ通話の発呼に応じて通信を接続してグループ通話に参加する。また、グループ通話制御部21は、グループ通話の際に、所定の暗号鍵(例えば一次暗号鍵の『Key Data』)を用いて、音声データを暗号化して送信するとともに、受信した音声データの復号化を行う。
ここで、暗号化された音声データは、図3に示すように、規定のデータサイズで区切られてパケット化された音声パケット60として送信される。音声パケット60は、該音声パケット60の始めに付加されるヘッダ部61と、ヘッダ部61に連なるユーザーデータ部62とを備える。ユーザーデータ部62には、一次暗号鍵の『Key Data』を用いて暗号化された音声データが格納される。送信側の無線機10は、音声パケット60の宛先となる送信先IDと、送信元IDと、Key IDとの各情報を暗号化せずに平文でヘッダ部61に格納して送信する。ヘッダ部61に格納されるKey IDは、一次暗号鍵の『Key ID』である。受信側の無線機10は、ヘッダ部61に格納された送信先IDとKey IDとを読み取り、例えば自機が属しているグループへの通信か否か、及び、暗号化に用いられた一次暗号鍵の『Key Data』を特定することで、音声データの復号化が可能となる。なお、送信側の無線機10と受信側の無線機10で正しく暗号化通信を行うために、暗号化に用いる一次暗号鍵の『Key ID』と『Key Data』は、お互いに予め同じ値を設定しておく必要がある。
グループ通話制御部21は、グループ通話に用いられる一次暗号鍵を監視する。特に、グループ通話に参加する側(無線機10A~10C)のグループ通話制御部21は、グループ通話中に一次暗号鍵が、例えば二次暗号鍵に変更されたことを、音声パケット60のヘッダ部61に格納された一次暗号鍵の『Key ID』の変化により検知する。このため、グループ通話制御部21は、一次暗号鍵が二次暗号鍵に変更されたことを検知すると、変更された二次暗号鍵を自機が持っているか否かを判定する。グループ通話制御部21は、グループ通話の終了が指示されると、通信を切断してグループ通話を終了する。
暗号鍵生成部22は、中央制御部20の指示に基づき、一次暗号鍵と異なる二次暗号鍵を生成する。二次暗号鍵の生成については後述する。
無線通信回路12は、他の無線機10との間で無線通信による音声データの送受信を処理するものであり、音声データを送受信するアンテナ12Aが接続されている。PTTスイッチ14は、例えば、他の無線機10と通信するために自機を送信状態とするための押しボタンである。PTTスイッチ14が押されていない状態では他の無線機10からの音声の受信を待ち受け、PTTスイッチ14が押されると、入力された音声を他の無線機10に送信する。マイクロフォン16は、入力された音声を電気信号に変換する。スピーカ17は、受信した電気信号を音声に変換して出力する。
操作部15は、無線機10の筐体に設けられている各種のキーやボタンである。この操作部15は、図示していないが、電源をオンまたはオフする電源キー、他の無線機10と通信するときのチャンネル(周波数)を選択するチャンネル選択キー、上下左右のカーソルキー等も含む。操作部15は、第1選択スイッチ18及び第2選択スイッチ19を含む。第1選択スイッチ18は、グループ通話中に、該グループの一部の無線機(例えば、無線機10A)を選択する機能を有する。また、第2選択スイッチ19は、グループ通話中に、該グループに含まれる別のグループ(例えば、無線機10A,10Bのみを含むグループ)を選択する機能を有する。これら第1選択スイッチ18及び第2選択スイッチ19は、筐体に設けられている任意のキーに、特定の無線機またはグループを選択する機能を割り当ててもよい。
記憶部13は、各種のデータや制御プログラムを記憶する。記憶部13は、暗号鍵リスト記憶部(暗号鍵記憶部)30、ユニットIDリスト記憶部40、グループIDリスト記憶部50を備えて構成されている。記憶部13は、例えば、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子を用いることができるが、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置であってもよい。また、記憶部13が備える暗号鍵リスト記憶部30、ユニットIDリスト記憶部40及びグループIDリスト記憶部50は、別体としてもよいし、領域を分けて一体的に形成してもよい。
暗号鍵リスト記憶部30は、グループ通話する際に用いられる一または複数の一次暗号鍵がリスト化された一次暗号鍵リスト31を記憶する。一次暗号鍵リスト31は、グループ通話を発呼する側の無線機10X、及び、グループ通話に参加する側の無線機10A~10Cがグループ通話時に使用する一次暗号鍵をリスト化したものである。一次暗号鍵リスト31には、図4、図5-1~図5-3に示すように、『鍵NO.』に『Key ID』と『Key Data』とがそれぞれ紐づいて登録されている。一次暗号鍵リスト31から選択された『鍵NO.』に対応する『Key ID』及び『Key Data』が一次暗号鍵としてグループ通話時に使用される。『Key Data』は、例えば32バイトのデータ列である。ここで、1バイトのデータを16進数表記の2桁で表現し、図4、図5-1~図5-3の『Key Data』を64桁の英数字で表記している。ただし、説明の簡単のため初めの4桁のみ表記し、これに続く桁は「・・・」として省略した表記を用いている。
ユニットIDリスト記憶部40は、ユニットIDリスト41、42を記憶している。ユニットIDリスト41は、グループ通話を発呼する側の無線機10Xが使用する機器情報のリストである。ユニットIDリスト41には、無線機10Xから個別呼び出しができる無線機(無線機10A~10C)の『List NO.』に『Key ID』と『Unit ID』とが紐づいて登録されている。『Unit ID』は、各無線機10A~10Cの個別IDを示すものである。また、『Key ID』は、グループ通話中に選択された一の無線機と一時的なグループ通話に用いられる二次暗号鍵を生成する際に使用される固有値である。
一方、ユニットIDリスト42は、図5-1~図5-3に示すように、グループ通話に参加する側の無線機(自機;無線機10A~10C)が使用する機器情報のリストである。図5-1は無線機10AのユニットIDリストを示し、図5-2は無線機10BのユニットIDリストを示し、図5-3は無線機10CのユニットIDリストを示す。ユニットIDリスト42には、それぞれ無線機10Xから個別呼び出しされる無線機10A~10C(自機)に関する『List NO.』に『Key ID』と『Unit ID』とが紐づいて登録されている。『Unit ID』は、自機の個別のIDを示す。
ユニットIDリスト42に設定された自機の『Key ID』と『Unit ID』とは、二次暗号鍵を生成する際に使用される。『Key ID』と『Unit ID』との組み合わせは、無線機10Xの個別呼び出し用のユニットIDリスト41に設定された自機の『Key ID』と『Unit ID』との組み合わせと同じものを設定する必要がある。なお、図5-1~図5-3に記載の例では、ユニットIDリスト42に自機の『Unit ID』のみが設定されているが、個別呼び出しを行いたい無線機の『Key ID』と『Unit ID』とを設定することにより、無線機10A~10Cからも個別呼び出しを行うことが可能である。
グループIDリスト記憶部50は、グループ呼び出しをする際に用いるグループIDリスト51、52を記憶している。グループIDリスト51、52は、同時に自機が属しているグループの『Group ID』も示している。グループIDリスト51は、グループ通話を発呼する側の無線機10Xが使用するグループ情報のリストである。グループIDリスト51には、無線機10Xからグループ呼び出しができる各グループの『List NO.』に、『Key ID』と『Group ID』とが紐づいて登録されている。これらのグループは、予め決められたものである。『Group ID』は、無線機10A~10Cが属するグループの個別IDを示すものである。また、『Key ID』は、グループ通話中に選択された一のグループと一時的なグループ通話に用いられる二次暗号鍵を生成する際に使用される固有値である。この場合、選択された一のグループに属する無線機は、グループ通話中のグループに属する無線機の一部で構成される。
一方、グループIDリスト52は、図5-1~図5-3に示すように、グループ通話に参加する側の無線機(自機;無線機10A~10C)のグループ情報のリストである。この例では、無線機10Aは、図5-1に示すように、『Group ID』が5000及び6000のグループに属している。また、無線機10Bは、図5-2に示すように、無線機10Aと同様に、『Group ID』が5000及び6000のグループに属している。また、また、無線機10Cは、図5-3に示すように、『Group ID』が5000及び7000のグループに属している。グループIDリスト52には、それぞれ無線機10Xからグループ呼び出しされるグループに関する『List NO.』に『Key ID』と『Group ID』とが紐づいて登録されている。また、『Group ID』は、自機が属するグループの個別のIDを示す。このグループIDリスト52は、二次暗号鍵を生成する際にも使用され、『Key ID』と『Group ID』との組み合わせは、無線機10XのグループIDリスト51に設定された『Key ID』と『Group ID』との組み合わせと同じものを設定する必要がある。
次に、二次暗号鍵について説明する。この二次暗号鍵は、一次暗号鍵を使用してグループ通話をしている最中に、一時的にグループ通話中の特定の無線機との通話を実現するための暗号鍵である。無線機10Xが、グループ通話に特定の無線機のみに二次暗号鍵を使用して音声を送信することにより、特定の無線機との一時的なグループ通話が可能となる。暗号鍵生成部22は、一次暗号鍵と選択された無線機の機器情報、または、一次暗号鍵と選択された無線機のみが属する他のグループのグループ情報とに基づいて、二次暗号鍵を生成する。
具体的には、二次暗号鍵は、『Key ID』を備えており、この二次暗号鍵の『Key ID』は、一次暗号鍵の『Key ID』とユニットIDリスト41、42の『Key ID』、または、グループIDリスト51、52の『Key ID』とを加算(演算)して生成される。例えば、一次暗号鍵の『Key ID』が2、ユニットIDリスト41の『Key ID』が1000の場合、二次暗号鍵の『Key ID』は1002となる。また、例えば、一次暗号鍵の『Key ID』が2、グループIDリスト51の『Key ID』が2010の場合、二次暗号鍵の『Key ID』は2012となる。
一次暗号鍵の『Key ID』、各ユニットIDリスト41、42の『Key ID』、及び、各グループIDリスト51、52の『Key ID』は、それぞれ以下の規則に基づいて設定されている。
(1)一次暗号鍵の『Key ID』と、ユニットIDリスト41、42の『Key ID』、または、グループIDリスト51、52の『Key ID』とを加算したときに、所定値(例えば4095)を越えないこと。
(2)一次暗号鍵の全ての『Key ID』に対して、ユニットIDリスト41、42の『Key ID』、または、グループIDリスト51、52の『Key ID』を加算したときに、他のユニットIDリスト41、42の『Key ID』、または、グループIDリスト51、52の『Key ID』と値が重複しない(かぶらない)こと。これら(1)及び(2)の規則に基づくことにより、二次暗号鍵の『Key ID』を一意に決定することができる。
また、二次暗号鍵は、『Key Data』を備えている。『Key Data』は、一次暗号鍵の『Key Data』と、ユニットIDリスト41、42の『Unit ID』とを加算(演算)して生成される。例えば、一次暗号鍵の『Key Data』の先頭の4桁が0202で、これに続く60桁がすべて0であった場合、ユニットIDリスト41の『Unit ID』が1000であれば、二次暗号鍵の『Key Data』は、0202・・・0000+1000=0202・・・1000(ここでは、・・・の部分はすべて0とする。以下同じ)となる。同様に、『Key Data』は、一次暗号鍵の『Key Data』と、グループIDリスト51、52の『Group ID』とを加算(演算)して生成される。例えば、一次暗号鍵の『Key Data』が0202・・・、グループIDリスト51の『Group ID』が6000の場合、二次暗号鍵の『Key Data』は、0202・・・+6000=0202・・・6000となる。
このように、本実施形態では、暗号鍵生成部22は、選択された無線機のみが属するグループIDリストの『Key ID』及び『Group ID』、または選択された無線機のユニットIDリストの『Key ID』及び『Unit ID』と、一次暗号鍵の『Key ID』及び『Key Data』とをそれぞれ加算して二次暗号鍵を生成するため、これら二次暗号鍵を事前に記憶していなくても適正な暗号鍵を生成して使用することができる。
次に、無線通信システム1の動作を説明する。図6は、一次暗号鍵を用いた通常のグループ通話を示す図である。図7は、図6のグループ通話中に特定の無線機との一時的なグループ通話の状態を示す図である。この図7の例では、無線機10Xは、グループ通話中に特定の無線機として無線機10Aと一時的なグループ通話をするものとする。
無線機10Xは、無線機10A~10Cに対してグループ呼び出しによりグループ通話を発呼する。無線機10Xは、ユーザの指示に基づいて、図6に示すように、一次暗号鍵リストから『鍵NO.』2を選択し、グループIDリストから『Group ID』5000を選択する。無線機10Xのグループ通話制御部21は、『鍵NO.』2に設定されている『Key Data』0202・・・で音声データを暗号化し、ヘッダ部61に『Key ID』2をセットして『Group ID』5000に対して、グループ通話の音声データ(音声パケット60)を送信する。
無線機10A~10Cは、いずれも『Group ID』が5000のグループに属しているため、無線機10A~10Cのグループ通話制御部21は、それぞれ受信動作を行う(グループ通話ステップ)。ここで、無線機10A~10Cが受信したグループ通話の音声データは暗号化されているため、グループ通話制御部21は受信した音声データ(音声パケット60)のヘッダ部61にセットされた『Key ID』を読み取り、自機の一次暗号鍵リスト31に同じ『Key ID』が存在するかを確認する。同じ『Key ID』が存在する場合、『Key ID』に紐付けられた『Key Data』で暗号化された音声データを復号化する。無線機10A~10Cはいずれも『Key ID』が2及び『Key Data』が0202・・・の一次暗号鍵を持っている。このため、無線機10A~10Cは、正常な受信音声をスピーカ17から出力することができる。
次に、無線機10Xは、上記したグループ通話中に、該グループ通話を切断する(やめる)ことなく、特定の無線機である無線機10Aと一時的なグループ通話を実行する。無線機10Xは、操作部15に第1選択スイッチ18を備え、この第1選択スイッチ18には、グループ通話中に該グループの一部の特定の無線機10Aを選択する機能が設けられている。具体的には、第1選択スイッチ18には、無線機10AのユニットIDが設定されたユニットIDリストの『List No.』が指定されている。このため、ユーザの操作によって、第1選択スイッチ18が操作(押下)されて無線機10Aが選択されると、無線機10Xの暗号鍵生成部22は、一次暗号鍵と選択された無線機10Aの機器情報とに基づいて二次暗号鍵を生成する(二次暗号鍵生成ステップ)。
具体的には、暗号鍵生成部22は、一次暗号鍵の『Key ID』2と、第1選択スイッチ18にて指定されたユニットIDリストの『List No.』(無線機10Aに相当)の『Key ID』1000とを加算して二次暗号鍵の『Key ID』1002を生成する。また、暗号鍵生成部22は、一次暗号鍵の『Key Data』0202・・・と、第1選択スイッチ18にて指定されたユニットIDリストの『List No.』(無線機10Aに相当)の『Unit ID』1000とを加算して、二次暗号鍵の『Key Data』0202・・・+1000を生成する。この生成された『Key ID』1002及び『Key Data』0202・・・+1000を二次暗号鍵とし、無線機10Xのグループ通話制御部21は、音声データを二次暗号鍵の『Key Data』で暗号化し、ヘッダ部61に二次暗号鍵の『Key ID』をセットして暗号化された音声データを無線機10A~10Cにそれぞれ送信する。
無線機10A~10Cのグループ通話制御部21は、グループ通話中に受信する音声データの『Key ID』を監視しており、受信している『Key ID』が変化したことを検出すると、一次暗号鍵が二次暗号鍵に切り替わったと判断し、自機が切り替えられた二次暗号鍵を有しているか否かを判定する。本実施形態では、無線機10A~10Cのグループ通話制御部21は、それぞれ暗号鍵生成部22に所定規則に基づいて二次暗号鍵を生成させ、生成された二次暗号鍵に一致する『Key ID』が含まれているか否かを判定する。図7の例では、無線機10Aの暗号鍵生成部22は、『Key ID』1002及び『Key Data』0202・・・+1000の二次暗号鍵を生成することができる。このため、無線機10Aのグループ通話制御部21は、一次暗号鍵を生成された二次暗号鍵に切り替えることにより、音声データを復号化することができ、正常な受信音声をスピーカ17から出力することができる。これにより、無線機10Xは、上記したグループ通話中に該グループ通話を切断することなく、無線機10Aと一時的なグループ通話を実行することができる(一時的グループ通話ステップ)。
一方、無線機10B、10Cの暗号鍵生成部22は、上記した『Key ID』1002及び『Key Data』0202・・・+1000の二次暗号鍵を生成できない。このため、無線機10B、10Cは一時的なグループ通話に参加することはできないが、グループ通話中に突然通話ができなくなると、無線機10B、10Cのユーザが不安に感じる場合もある。このため、無線機10B、10Cのグループ通話制御部21は、自機のスピーカ17から特定の音声(例えばビープ音;報知音)を出力する。これにより、無線機10B、10Cのユーザは、グループ通話が一時的に中断していることを認識できる。なお、ビープ音に代えて、例えば、二次暗号鍵を使用して他の無線機がグループ通話をしている旨のメッセージを音声として出力してもよい。
第1選択スイッチ18が操作(再押下)されると、無線機10Xと無線機10Aとの一時的なグループ通話が終了し、無線機10Xのグループ通話制御部21は、再び二次暗号鍵から一次暗号鍵に切り替える。無線機10A~10Cは、受信したパケットのヘッダ部61の『Key ID』を監視し、この『Key ID』が一次暗号鍵の『Key ID』に変化したことを検出すると、『Group ID』5000のグループ通話が再開されたことを検出できる。これにより、一次暗号鍵で暗号化された音声データが無線機10A~10Cに送信されるため、『Group ID』5000に属する無線機10A~10Cとのグループ通話を再開することができる。
次に、別の実施例について説明する。図8は、図6グループ通話中に特定のグループに属する無線機との一時的なグループ通話の状態を示す図である。この図8の例では、上記と同様に、『Group ID』5000に属する無線機10A~10Cとグループ通話(グループ通話ステップ)中に、無線機10Xは、特定のグループに属する無線機10A、10Bとの一時的なグループ通話をするものとする。この特定のグループは、『Group ID』が6000に設定されたものであり、『Group ID』5000に含まれる別のグループであり、無線機10A、10Bのみが属している。
無線機10Xは、『Group ID』5000に属する無線機10A~10Cとのグループ通話中に、該グループ通話を切断する(やめる)ことなく、『Group ID』6000に属する無線機10A、10Bと一時的なグループ通話を実行する。無線機10Xは、操作部15に第2選択スイッチ19を備え、この第2選択スイッチ19には、グループ通話中に該グループに含まれる別のグループ(『Group ID』6000)を選択する機能が設けられている。具体的には、第2選択スイッチ19には、『Group ID』6000が設定されたグループIDリストの『List No.』が指定されている。このため、ユーザの操作によって、第2選択スイッチ19が操作(押下)されて『Group ID』6000が選択されると、無線機10Xの暗号鍵生成部22は、一次暗号鍵と選択された『Group ID』6000のグループ情報とに基づいて二次暗号鍵を生成する(二次暗号鍵生成ステップ)。
暗号鍵生成部22は、一次暗号鍵の『Key ID』2と、第2選択スイッチ19にて指定されたグループIDリストの『List No.』の『Group ID』6000に対応する『Key ID』2010とを加算して二次暗号鍵の『Key ID』2012を生成する。また、暗号鍵生成部22は、一次暗号鍵の『Key Data』0202・・・と、第2選択スイッチ19にて指定されたグループIDリストの『List No.』の『Group ID』6000とを加算して、二次暗号鍵の『Key Data』0202・・・+6000を生成する。この生成された『Key ID』2012及び『Key Data』0202・・・+6000を二次暗号鍵とし、無線機10Xのグループ通話制御部21は、音声データを二次暗号鍵の『Key Data』で暗号化し、ヘッダ部61に二次暗号鍵の『Key ID』をセットして暗号化された音声データを無線機10A~10Cにそれぞれ送信する。
無線機10A~10Cのグループ通話制御部21は、グループ通話中に受信する音声データの『Key ID』を監視しており、受信している『Key ID』が変化したことを検出すると一次暗号鍵が二次暗号鍵に切り替わったと判断し、自機が切り替えられた二次暗号鍵を有しているか否かを判定する。本実施形態では、無線機10A~10Cのグループ通話制御部21は、それぞれ暗号鍵生成部22に所定規則に基づいて二次暗号鍵を生成させ、生成された二次暗号鍵に一致する『Key ID』が含まれているか否かを判定する。図8の例では、無線機10A、10Bの暗号鍵生成部22は、『Key ID』2012及び『Key Data』0202・・・+6000の二次暗号鍵を生成することができる。このため、無線機10A、10Bのグループ通話制御部21は、一次暗号鍵を生成された二次暗号鍵に切り替えることにより、音声データを復号化することができ、正常な受信音声をスピーカ17から出力することができる。これにより、無線機10Xは、上記したグループ通話中に該グループ通話を切断することなく、『Group ID』6000に属する無線機10A、10Bのみと一時的なグループ通話を実行することができる(一時的グループ通話ステップ)。
一方、無線機10Cの暗号鍵生成部22は、上記した『Key ID』2012及び『Key Data』0202・・・+6000の二次暗号鍵を生成できない。このため、無線機10Cは一時的なグループ通話に参加することはできないが、グループ通話中に突然通話ができなくなると、無線機10Cのユーザが不安に感じる場合もある。このため、無線機10Cのグループ通話制御部21は、自機のスピーカ17から特定の音声(例えばビープ音;報知音)を出力する。これにより、無線機10Cのユーザは、グループ通話が一時的に中断していることを認識できる。なお、ビープ音に代えて、例えば、二次暗号鍵を使用して他の無線機がグループ通話をしている旨のメッセージを音声として出力してもよい。
第2選択スイッチ19が操作(再押下)されると、無線機10Xと『Group ID』6000に属する無線機10A、10Bとの一時的なグループ通話が終了し、無線機10Xのグループ通話制御部21は、再び二次暗号鍵から一次暗号鍵に切り替える。無線機10A~10Cは、受信したパケットのヘッダ部61の『Key ID』を監視し、この『Key ID』が一次暗号鍵の『Key ID』に変化したことを検出すると、『Group ID』5000のグループ通話が再開されたことを検出できる。これにより、一次暗号鍵で暗号化された音声データが無線機10A~10Cに送信されるため、『Group ID』5000に属する無線機10A~10Cとのグループ通話を再開することができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る無線機10は、一次暗号鍵を記憶する暗号鍵リスト記憶部30と、予め定められたグループに属する無線機と一次暗号鍵を用いてグループ通話を実行するグループ通話制御部21と、グループ通話中に、グループに属する一部の無線機が選択された場合、一次暗号鍵と異なる二次暗号鍵を生成する暗号鍵生成部22と、を備え、グループ通話制御部21は、一次暗号鍵を生成された二次暗号鍵に切り替え、選択された無線機との一時的なグループ通話を実行するため、現在のグループ通話を切断することなく、一時的なグループ通話に簡単に切り替えることができる。
また、暗号鍵生成部22は、グループに属する無線機の『Key ID』及び『Unit ID』、または、グループに属する無線機を含む他のグループの『Key ID』及び『Group ID』と、一次暗号鍵『Key ID』及び『Key Data』とに基づいて、二次暗号鍵の『Key ID』及び『Key Data』を生成するため、二次暗号鍵を事前に記憶などで保持していなくても適正な暗号鍵を生成して使用することができる。
また、グループ通話制御部21は、一時的なグループ通話が終了すると、二次暗号鍵を一次暗号鍵に切り替え、元のグループ通話を再開するため、グループ通話をその都度発呼する手間が不要となり、操作が簡便となる。
また、グループ通話制御部21は、グループ通話中に一時的なグループ通話が実行された場合、グループ通話に参加し、且つ、一時的なグループ通話に参加していない無線機に対して報知音を出力させるため、一時的なグループ通話に参加していない無線機のユーザにグループ通話が一時的に中断していることを認識させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、二次暗号鍵を生成するために、選択された無線機のみが属する他のグループのグループ情報として『Key ID』及び『Group ID』、選択された無線機の機器情報として『Key ID』及び『Unit ID』を利用する構成としたが、これに限るものではなく、特定のグループまたは無線機を一意に決定できる固有値を持つものであれば、他の値を利用してもよい。
1 無線通信システム
10、10A、10B、10C、10X 無線機
11 制御部
12 無線通信回路
13 記憶部
15 操作部
18 第1選択スイッチ
19 第2選択スイッチ
20 中央制御部
21 グループ通話制御部
22 暗号鍵生成部
30 暗号鍵リスト記憶部
31 一次暗号鍵リスト
40 ユニットIDリスト記憶部
41、42 ユニットIDリスト
50 グループIDリスト記憶部
51、52 グループIDリスト
60 音声パケット
61 ヘッダ部
62 ユーザーデータ部

Claims (6)

  1. 他の無線機と通信するためのチャンネルを選択するチャンネル選択スイッチと、
    前記チャンネル選択スイッチで選択されたチャンネルで音声データを送信する送信スイッチと、
    送信先のグループ、または無線機を選択するグループ選択スイッチと、
    複数の一次暗号鍵と複数の機器情報と複数のグループ情報とを記憶する記憶部と、
    予め定められたグループに属する無線機と一次暗号鍵を用いて音声データを暗号化してグループ通話を実行するグループ通話制御部と、
    前記グループ選択スイッチにより前記グループに属する一部の無線機が選択された場合、前記一次暗号鍵と異なる二次暗号鍵を生成する暗号鍵生成部と、を備え、
    前記グループ通話制御部は、前記チャンネル選択スイッチでチャンネルを変更することなく、前記送信スイッチで継続して音声データを送信している状態で、前記グループ選択スイッチにより前記グループに属する一部の無線機が選択された場合、前記一次暗号鍵を前記二次暗号鍵に切り替えて前記継続して送信されている音声データを暗号化して前記選択された無線機との一時的なグループ通話を実行することを特徴とする無線機。
  2. 前記暗号鍵生成部は、前記グループに属する無線機の前記機器情報、または前記グループに属する無線機を含む他のグループの前記グループ情報と、前記一次暗号鍵とに基づいて、前記二次暗号鍵を生成することを特徴とする請求項1に記載の無線機。
  3. 前記グループ通話制御部は、前記チャンネル選択スイッチでチャンネルを変更することなく、前記送信スイッチで継続して音声データを送信している状態で、前記グループ選択スイッチにより前記一時的なグループ通話終了させた場合、前記二次暗号鍵を前記一次暗号鍵に切り替え、元のグループ通話を再開することを特徴とする請求項1または2に記載の無線機。
  4. 前記グループ通話制御部は、前記グループ通話中に前記一時的なグループ通話が実行された場合、前記グループ通話に参加し、且つ、前記一時的なグループ通話に参加していない無線機に対して報知音を出力させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の無線機。
  5. 他の無線機と通信するためのチャンネルを選択するチャンネル選択スイッチと、前記チャンネル選択スイッチで選択されたチャンネルで音声データを送信する送信スイッチと、送信先のグループ、または無線機を選択するグループ選択スイッチと、複数の一次暗号鍵と複数の機器情報と複数のグループ情報とを記憶する記憶部と、を備える無線機を制御する制御方法であって、
    予め定められたグループに属する無線機と一次暗号鍵を用いて音声データを暗号化してグループ通話を実行するグループ通話ステップと、
    前記グループ選択スイッチにより前記グループに属する一部の無線機が選択された場合、前記一次暗号鍵と異なる二次暗号鍵を生成する二次暗号鍵生成ステップと、
    前記チャンネル選択スイッチでチャンネルが変更されることなく、前記送信スイッチで継続して音声データが送信されている状態で、前記グループ選択スイッチにより前記グループに属する一部の無線機が選択された場合、前記一次暗号鍵を前記二次暗号鍵に切り替えて前記継続して送信されている音声データを暗号化して前記選択された無線機との一時的なグループ通話を実行する一時的グループ通話ステップと、
    を備えることを特徴とする無線機の制御方法。
  6. 他の無線機と通信するためのチャンネルを選択するチャンネル選択スイッチと、前記チャンネル選択スイッチで選択されたチャンネルで音声データを送信する送信スイッチと、送信先のグループ、または無線機を選択するグループ選択スイッチと、複数の一次暗号鍵と複数の機器情報と複数のグループ情報とを記憶する記憶部と、を備える無線機を制御する制御プログラムであって、
    予め定められたグループに属する無線機と一次暗号鍵を用いて音声データを暗号化してグループ通話を実行するグループ通話ステップと、
    前記グループ選択スイッチにより前記グループに属する一部の無線機が選択された場合、前記一次暗号鍵と異なる二次暗号鍵を生成する二次暗号鍵生成ステップと、
    前記チャンネル選択スイッチでチャンネルが変更されることなく、前記送信スイッチで継続して音声データが送信されている状態で、前記グループ選択スイッチにより前記グループに属する一部の無線機が選択された場合、前記一次暗号鍵を前記二次暗号鍵に切り替えて前記継続して送信されている音声データを暗号化して前記選択された無線機との一時的なグループ通話を実行する一時的グループ通話ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする無線機の制御プログラム。
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