JP7162024B2 - アップリンクデータ伝送の方法および装置 - Google Patents

アップリンクデータ伝送の方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信分野に関し、詳細には、通信分野におけるアップリンクデータ伝送の方法および装置に関する。
ワイヤレスセルラーネットワークは絶えず進化しているので、第3世代(3G)および第4世代(4G)のモバイル通信システムに広く適用されている、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)技術および直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Multiple Access、OFDMA)技術などの直交多元接続技術は、セルラーネットワークに関する人々の増大する容量要件を満たすにはすでに徐々に不十分になっており、たとえば、スペクトル効率の大量アクセスおよび継続増加などを満たすにはすでに不十分である。非直交多元接続技術の研究および応用の発展が進行中であり、第5世代(5G)モバイル通信システムなどの将来のワイヤレスセルラーネットワークが、非直交多元接続技術を用いて増大する容量要件の問題に効果的に対処できることを、人々は希望する。
別の態様では、セルラーネットワークにおける従来の要求-許可ベースのアップリンクデータ伝送は、通常、以下のステップに従って実施される:最初に、ユーザは、特定のリソース(たとえば、時間-周波数リソース)を使用することにより、基地局にサービス要求を送信する。サービス要求を受信した後、基地局は、周期的または非周期的にユーザによって報告されたデータバッファステータスに従って、ユーザにアップリンクデータ伝送を許可し、アップリンク伝送で使用するために割り振られたリソースをユーザに配信する。最後に、ユーザは、割り振られたアップリンクリソースを使用することにより、許可情報に従ってアップリンクデータを伝送する。
セルラーネットワークの進化過程の初期段階において、端末の数の増加は比較的遅く、ユーザの遅延に対する要件は比較的低い。従来の要求-許可ベースのアップリンクデータ伝送方法は、3Gおよび4Gのシステムに広く適用することができる。しかしながら、アプリケーションシナリオ、端末タイプ、およびアプリケーションタイプがますます変化するにつれて、セルラーネットワークの将来の進化過程では、端末の数は爆発的に増大する。特定のアプリケーションシナリオでは、ユーザもネットワーク遅延に対してより高い要件を課す。そのような場合、従来の要求-許可ベースのアップリンクデータ伝送方法は、比較的遅延が長く、比較的シグナリングオーバーヘッドが高いので、もはや適用可能ではなくなる。
従来の要求-許可ベースのアップリンクデータ伝送方法と比較して、非許可モード伝送方法では、ユーザは、サービス要求から基地局によるアップリンク許可までのプロセスを経る必要なしに、特定のリソースを使用することによってアップリンクデータを直ちに送信する。したがって、非許可モード伝送方法は、ネットワーク遅延およびシグナリングオーバーヘッドに関してかなりの利点を有する。非直交多元接続技術では、様々なコードブックを使用して同じ時間-周波数リソース上で様々なデータストリームを送信することが可能であり、受信端は複数のデータストリームの誤りのない復号を実装することができる。したがって、非直交多元接続技術が組み合わされた非許可モードアップリンク伝送方法は、将来のセルラー通信システム(たとえば、5G)において極めて広く適用される可能性を有する。
現在、SCMAシステムにおける非許可モードアップリンク伝送方法は:基地局が各ユーザに1つの競合伝送単位(Contention Transmission Unit、CTU)を割り当てる。CTUは、時間-周波数リソースとSCMAコードブックまたはパイロットシーケンスとの組合せとして定義される。ユーザが基地局とのアップリンク同期に達した後、アップリンクデータが送信される必要がある場合、ユーザは、対応するCTU内のSCMAコードブックを使用することによりアップリンクデータを直ちに作成し、対応するCTU内のパイロットシーケンスを使用することによりパイロットを直ちに作成し、CTUによって指定された時間-周波数リソース上でアップリンクデータおよびパイロットを送信する。基地局は、ブラインド検出方法を使用することにより、かつ可能なSCMAコードブックおよびパイロットシーケンスを使用することにより、可能な時間-周波数リソース上でユーザデータを復号する。
特表2012-525030号公報 特表2011-515047号公報 国際公開第2014/135126号
しかしながら、基地局は、ユーザデータに対してブラインド検出を実施するために、復号中すべての可能なトランスポートブロックのサイズを試す必要があるので、ブラインド検出は多大なコストを有する。たとえば、処理遅延は極めて長く、非許可モード伝送方法では節約することができる伝送遅延をさらに超え、それにより、非許可モード伝送方法が従来の要求-許可ベースの伝送方法よりも遅延が短い利点が失われる。
本発明の実施形態は、アップリンクデータの復号処理における遅延を低減することができる、アップリンクデータ伝送の方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、
端末デバイスに割り振られるM個の伝送エリアを決定し、M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成することであって、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、作成することと、
M個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定することと、
端末デバイスが指示メッセージに従ってアップリンクデータを伝送するように、端末デバイスに指示メッセージを送信することであって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含む、送信することと
を含む、アップリンクデータ伝送方法が提供される。
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な実装方式では、方法は、
M個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成すること
をさらに含み、
指示メッセージは第3の情報をさらに含み、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む。
第1の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第1の態様の第2の可能な実装方式では、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
第1の態様、または第1の態様の第1もしくは第2の可能な実装方式を参照して、第1の態様の第3の可能な実装方式では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
第1の態様、または第1の態様の第1から第3の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第4の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、端末デバイスがトランスポートブロックサイズを決定するように、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含む。
第1の態様、または第1の態様の第1から第4の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第5の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
第1の態様、または第1の態様の第1から第5の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第6の可能な実装方式では、方法は、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上で端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信することであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、受信することと、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上のアップリンクデータを復号することと
をさらに含む。
第1の態様、または第1の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第7の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
第1の態様、または第1の態様の第1から第7の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第8の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
第1の態様、または第1の態様の第1から第8の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第9の可能な実装方式では、端末デバイスに指示メッセージを送信することは、
ブロードキャストチャネル上で指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに指示メッセージを送信すること、または
専用制御チャネル上で指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに指示メッセージを送信すること
を含む。
第2の態様によれば、
ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信することであって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含み、第1の情報がネットワークデバイスによって割り振られたM個の伝送エリアを示すために使用され、第2の情報がM個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示すために使用され、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、受信することと、
第1の情報に従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択することであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、選択することと、
第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することと
を含む、アップリンクデータ伝送方法が提供される。
第2の態様を参照して、第2の態様の第1の可能な実装方式では、方法は、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、所定のコンステレーション-パイロットセットから1つのコンステレーション-パイロットの組合せを選択することであって、コンステレーション-パイロットセットが複数のコンステレーション-パイロットの組合せを含む、選択することと、
コンステレーション-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
をさらに含み、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
第2の態様を参照して、第2の態様の第2の可能な実装方式では、指示メッセージは第3の情報をさらに含み、第3の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定された少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用され、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、パイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含み、
方法は、
第3の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアの少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定することと、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットから1つのコードブック-パイロットの組合せを選択することと、
コードブック-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
をさらに含み、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
第2の態様の第2の可能な実装方式を参照して、第2の態様の第3の可能な実装方式では、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
第2の態様の第2または第3の可能な実装方式を参照して、第2の態様の第4の可能な実装方式では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
第2の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第2の態様の第5の可能な実装方式では、コンステレーション-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
第2の態様の第2から第4の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第6の可能な実装方式では、コードブック-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
第2の態様、または第2の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第7の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたコーディングレートについての情報を含み、第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することは、
N個の伝送エリアの各伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定すること
を含む。
第2の態様、または第2の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第8の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
第2の態様、または第2の態様の第1から第8の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第9の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
第2の態様、または第2の態様の第1から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第10の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
第3の態様によれば、
端末デバイスに割り振られるM個の伝送エリアを決定し、M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成するように構成された第1の決定モジュールであって、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、第1の決定モジュールと、
第1の決定モジュールによって決定されたM個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定するように構成された第2の決定モジュールと、
端末デバイスが指示メッセージに従ってアップリンクデータを伝送するように、端末デバイスに指示メッセージを送信するように構成された送信モジュールであって、指示メッセージが、第1の決定モジュールによって決定された第1の情報および第2の決定モジュールによって決定された第2の情報を含む、送信モジュールと
を含む、アップリンクデータ伝送装置が提供される。
第3の態様を参照して、第3の態様の第1の可能な実装方式では、装置は、
第1の決定モジュールによって決定されたM個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成するように構成された第2の決定モジュール
をさらに含み、
送信モジュールによって送信される指示メッセージは第3の情報をさらに含み、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む。
第3の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第3の態様の第2の可能な実装方式では、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
第3の態様、または第3の態様の第1もしくは第2の可能な実装方式を参照して、第3の態様の第3の可能な実装方式では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
第3の態様、または第3の態様の第1から第3の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第4の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含み、その結果、端末デバイスは、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、トランスポートブロックサイズを決定する。
第3の態様、または第3の態様の第1から第4の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第5の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
第3の態様、または第3の態様の第1から第5の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第6の可能な実装方式では、装置は、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上で端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信するように構成された受信モジュールであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、受信モジュールと、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上のアップリンクデータを復号するように構成された復号モジュールと
をさらに含む。
第3の態様、または第3の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第7の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
第3の態様、または第3の態様の第1から第7の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第8の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
第3の態様、または第3の態様の第1から第8の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第9の可能な実装方式では、送信モジュールは、具体的に、
ブロードキャストチャネル上で指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに指示メッセージを送信すること、または
専用制御チャネル上で指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに指示メッセージを送信すること
を行うように構成される。
第3の態様、または第3の態様の第1から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第10の可能な実装方式では、装置はネットワークデバイスである。
第4の態様によれば、
ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信するように構成された受信モジュールであって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含み、第1の情報がネットワークデバイスによって割り振られたM個の伝送エリアを示すために使用され、第2の情報がM個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示すために使用され、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、受信モジュールと、
第1の情報に従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択するように構成された第1の決定モジュールであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、第1の決定モジュールと、
第2の情報に従って、第1の決定モジュールによって決定されたN個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定するように構成された第2の決定モジュールと、
第1の決定モジュールによって決定されたN個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアの、第2の決定モジュールによって決定されたトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信するように構成された送信モジュールと
を含む、アップリンクデータ伝送装置が提供される。
第4の態様を参照して、第4の態様の第1の可能な実装方式では、装置は、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、所定のコンステレーション-パイロットセットから1つのコンステレーション-パイロットの組合せを選択するように構成された第3の決定モジュールであって、コンステレーション-パイロットセットが複数のコンステレーション-パイロットの組合せを含む、第3の決定モジュールと、
第3の決定モジュールによって決定されたコンステレーション-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成するように構成された第1の作成モジュールと
をさらに含み、
送信モジュールは、具体的に、
コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を行うように構成される。
第4の態様を参照して、第4の態様の第2の可能な実装方式では、指示メッセージは第3の情報をさらに含み、第3の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定された少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用され、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、パイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含み、
装置は、
第3の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアの少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定するように構成された第4の決定モジュールと、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットから1つのコードブック-パイロットの組合せを選択するように構成された第5の決定モジュールと、
コードブック-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成するように構成された第2の作成モジュールと
をさらに含み、
送信モジュールは、具体的に、
コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を行うように構成される。
第4の態様の第2の可能な実装方式を参照して、第4の態様の第3の可能な実装方式では、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
第4の態様の第2または第3の可能な実装方式を参照して、第4の態様の第4の可能な実装方式では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
第4の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第4の態様の第5の可能な実装方式では、コンステレーション-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
第4の態様の第2から第4の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第6の可能な実装方式では、コードブック-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
第4の態様、または第4の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第7の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたコーディングレートについての情報を含み、第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することは、
N個の伝送エリアの各伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定すること
を含む。
第4の態様、または第4の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第8の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
第4の態様、または第4の態様の第1から第8の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第9の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
第4の態様、または第4の態様の第1から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第10の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
第4の態様、または第4の態様の第1から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第11の可能な実装方式では、装置は端末デバイスである。
第5の態様によれば、プロセッサと、メモリと、バスシステムと、トランシーバとを含むアップリンクデータ伝送装置が提供され、プロセッサ、メモリ、およびトランシーバはバスシステムを使用することによって接続され、メモリは命令を記憶するように構成され、プロセッサは、トランシーバを制御して信号を送るために、メモリに記憶された命令を実行するように構成され、
プロセッサは、端末デバイスに割り振られるM個の伝送エリアを決定し、M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成することであって、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、作成することと、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定することとを行うように構成され、
トランシーバは、端末デバイスが指示メッセージに従ってアップリンクデータを伝送するように、端末デバイスに指示メッセージを送信することであって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含む、送信することを行うように構成される。
第5の態様を参照して、第5の態様の第1の可能な実装方式では、プロセッサは、
M個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成することであって、コードブック-パイロットセットが、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む、作成すること
を行うようにさらに構成され、
トランシーバによって送信される指示メッセージは、第3の情報をさらに含む。
第5の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第5の態様の第2の可能な実装方式では、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
第5の態様、または第5の態様の第1もしくは第2の可能な実装方式を参照して、第5の態様の第3の可能な実装方式では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
第5の態様、または第5の態様の第1から第3の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第4の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含み、その結果、端末デバイスは、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、トランスポートブロックサイズを決定する。
第5の態様、または第5の態様の第1から第4の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第5の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
第5の態様、または第5の態様の第1から第5の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第6の可能な実装方式では、トランシーバは、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上で端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信することであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、受信すること
を行うようにさらに構成され、
プロセッサは、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上のアップリンクデータを復号すること
を行うようにさらに構成される。
第5の態様、または第5の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第7の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
第5の態様、または第5の態様の第1から第7の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第8の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
第5の態様、または第5の態様の第1から第8の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第9の可能な実装方式では、トランシーバにより端末デバイスに指示メッセージを送信することは、
ブロードキャストチャネル上で指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに指示メッセージを送信すること、または
専用制御チャネル上で指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに指示メッセージを送信すること
を含む。
第5の態様、または第5の態様の第1から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第10の可能な実装方式では、装置はネットワークデバイスである。
第6の態様によれば、プロセッサと、メモリと、バスシステムと、トランシーバとを含むアップリンクデータ伝送装置が提供され、プロセッサ、メモリ、およびトランシーバはバスシステムを使用することによって接続され、メモリは命令を記憶するように構成され、プロセッサは、トランシーバを制御して信号を送るために、メモリに記憶された命令を実行するように構成され、
トランシーバは、
ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信することであって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含み、第1の情報がネットワークデバイスによって割り振られたM個の伝送エリアを示すために使用され、第2の情報がM個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示すために使用され、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、受信すること
を行うように構成され、
プロセッサは、
第1の情報に従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択することであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、選択することと、
第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することと
を行うように構成され、
トランシーバは、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信すること
を行うようにさらに構成される。
第6の態様を参照して、第6の態様の第1の可能な実装方式では、プロセッサは、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、所定のコンステレーション-パイロットセットから1つのコンステレーション-パイロットの組合せを選択することであって、コンステレーション-パイロットセットが複数のコンステレーション-パイロットの組合せを含む、選択することと、
コンステレーション-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
を行うようにさらに構成され、
トランシーバにより、N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
第6の態様を参照して、第6の態様の第2の可能な実装方式では、指示メッセージは第3の情報をさらに含み、第3の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定された少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用され、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、パイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含み、
プロセッサは、
第3の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアの少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定することと、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットから1つのコードブック-パイロットの組合せを選択することと、
コードブック-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
を行うようにさらに構成され、
トランシーバにより、N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
第6の態様の第2の可能な実装方式を参照して、第6の態様の第3の可能な実装方式では、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
第6の態様の第2または第3の可能な実装方式を参照して、第6の態様の第4の可能な実装方式では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
第6の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第6の態様の第5の可能な実装方式では、コンステレーション-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
第6の態様の第2から第4の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第6の可能な実装方式では、コードブック-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
第6の態様、または第6の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第7の態様の第6の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたコーディングレートについての情報を含み、プロセッサにより、第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することは、
N個の伝送エリアの各伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定すること
を含む。
第6の態様、または第6の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第8の可能な実装方式では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
第6の態様、または第6の態様の第1から第8の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第9の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
第6の態様、または第6の態様の第1から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第10の可能な実装方式では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
第6の態様、または第6の態様の第1から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第11の可能な実装方式では、装置は端末デバイスである。
前述の技術的解決策に基づいて、本発明の実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送の方法および装置の場合、ネットワークデバイスは少なくとも1つの伝送エリアを決定し、トランスポートブロックサイズについての関連情報が伝送エリアに割り当てられ、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に記載するために、以下で、本発明または従来技術の実施形態を記載するために必要とされる添付図面を簡単に記載する。当然ながら、以下の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎず、当業者は、創造的な労力なしに、これらの添付図面から他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法に適用可能な通信システムの概略図である。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態による、伝送エリアの概略図である。 本発明の一実施形態による、SCMAのビットマッピング処理の概略図である。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送装置の概略ブロック図である。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送装置の概略ブロック図である。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送装置の概略ブロック図である。 本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送装置の概略ブロック図である。
以下で、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策を明確かつ十分に記載する。当然ながら、記載される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、一部である。創造的な労力なしに本発明の実施形態に基づいて、当業者によって取得されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入るべきである。
本明細書において使用される「構成部品」、「モジュール」、および「システム」などの述語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを表すために使用される。たとえば、構成部品は、限定はしないが、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。図に示されたように、コンピューティングデバイスとコンピューティングデバイス上で動作するアプリケーションの両方は、構成部品であり得る。1つまたは複数の構成部品は、プロセスおよび/または実行スレッドの中に存在する場合があり、1つの構成部品は、1つのコンピュータ上に位置し、かつ/または2つ以上のコンピュータ間で分散される場合がある。加えて、これらの構成部品は、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行される場合がある。たとえば、構成部品は、ローカルおよび/またはリモートのプロセスを使用することにより、かつ、たとえば、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム、分散システムにおいて、および/または、信号を使用することによって他のシステムと対話するインターネットなどのネットワークを介して、別の構成部品と対話する2つの構成部品からのデータ)を有する信号に従って、通信する場合がある。
本発明の実施形態は、端末デバイスを使用することによって記載される。端末デバイスは、ユーザ機器(UE、User Equipment)ユーザ機器、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、モバイルサイト、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれる場合もある。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol、セッション開始プロトコル)電話、WLL(Wireless Local Loop、ワイヤレスローカルループ)局、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークにおける端末デバイスであり得る。
加えて、本発明の実施形態は、ネットワークデバイスを使用することによって記載される。ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するように構成された基地局または別のデバイスであり得る。基地局は、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communication、モバイル通信用グローバルシステム)もしくはCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)におけるBTS(Base Transceiver Station、トランシーバ基地局)であり得るか、または、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)におけるNB(NodeB、ノードB)であり得るか、または、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)におけるeNBもしくはeNodeB(Evolutional Node B、発展型ノードB)、または、中継局もしくはアクセスポイント、または、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、もしくは将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイスであり得る。
加えて、本発明の態様または機能は、標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリングの技術を使用する方法、装置、または製品として実装される場合がある。本出願において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読の構成部品、搬送波、または媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムを包含する。たとえば、コンピュータ可読媒体には、限定はしないが、磁気記憶構成部品(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、または磁気テープ)、光ディスク(たとえば、CD(Compact Disk、コンパクトディスク)、DVD(Digital Versatile Disk、デジタル多用途ディスク)、スマートカード、およびフラッシュメモリ構成部品(たとえば、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、カード、スティック、またはキードライブ)が含まれ得る。加えて、本明細書に記載される様々な記憶媒体は、情報を記憶するために使用される1つもしくは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を表す場合がある。「機械可読媒体」という用語は、限定はしないが、無線チャネル、ならびに、命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することができる様々な他の媒体を含む場合がある。
図1は、本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法に適用可能な通信システム100の概略図である。図1に示されたように、通信システム100はネットワークデバイス102を含む。ネットワークデバイス102は複数のアンテナグループを含む場合がある。各アンテナグループは複数のアンテナを含む場合がある。たとえば、1つのアンテナグループはアンテナ104および106を含む場合があり、別のアンテナグループはアンテナ108および110を含む場合があり、さらなるアンテナグループはアンテナ112および114を含む場合がある。図1では、各アンテナグループ内で2つのアンテナが示される。しかしながら、各グループ内で、多いかまたは少ないアンテナを使用することができる。ネットワークデバイス102は、送信機チェーンおよび受信機チェーンをさらに含む場合があり、送信機チェーンと受信機チェーンの両方は、信号の送信および受信に関係する複数の構成部品(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、およびアンテナ)を含む場合があることを、当業者なら理解されよう。
ネットワークデバイス102は、複数の端末デバイス(たとえば、端末デバイス116および端末デバイス122)と通信することができる。しかしながら、ネットワークデバイス102は、端末デバイス116または122と同様の任意の数の端末デバイスと通信できることを理解されたい。端末デバイス116および122は、たとえば、携帯電話、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線装置、全地球測位システム、PDA、および/または、ワイヤレス通信システム100上で通信を実施するように構成された任意の他の適切なデバイスであり得る。
図1に示されたように、端末デバイス116は、アンテナ112および114と通信し、アンテナ112および114は、順方向リンク118を使用することにより端末デバイス116に情報を送信し、逆方向リンク120を使用することにより端末デバイス116から情報を受信する。加えて、端末デバイス122は、アンテナ104および106と通信し、アンテナ104および106は、順方向リンク124を使用することにより端末デバイス122に情報を送信し、逆方向リンク126を使用することにより端末デバイス122から情報を受信する。
たとえば、周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システムでは、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用される周波数帯域とは異なる周波数帯域を使用することができ、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用される周波数帯域とは異なる周波数帯域を使用することができる。
別の例を挙げると、時分割複信(TDD、Time Division Duplex)システムおよび全二重(Full Duplex)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を使用することができ、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を使用することができる。
通信を実施するように設計されたアンテナの各グループもしくはエリアまたは両方は、ネットワークデバイス102のセクタと呼ばれる。たとえば、アンテナグループは、ネットワークデバイス102のカバレージのセクタ内で端末デバイスと通信するように設計される場合がある。ネットワークデバイス102が、順方向リンク118および124を使用することにより、それぞれ、端末デバイス116および122と通信するプロセスでは、ネットワークデバイス102の送信アンテナは、ビームフォーミングを用いて順方向リンク118および124の信号対ノイズ比を改善することができる。加えて、ネットワークデバイスが、単一のアンテナを使用することによりネットワークデバイスのすべての端末デバイスに信号を送る方式と比較して、ネットワークデバイス102が、ビームフォーミングを用いて、関連するカバレージ内でランダムにばらまかれた端末デバイス116および122に信号を送るとき、隣接セル内のモバイルデバイスに引き起こされる干渉は比較的小さい。
与えられた時間内で、ネットワークデバイス102、端末デバイス116、または端末デバイス122は、ワイヤレス通信送信装置および/またはワイヤレス通信受信装置であり得る。データを送信するとき、ワイヤレス通信送信装置は、符号化されたデータを送信するために、データを符号化することができる。具体的には、ワイヤレス通信送信装置は、チャネルを介してワイヤレス通信受信装置に送信される必要がある特定の数のデータビットを取得(たとえば、作成、別の通信装置から受信、またはメモリに保存)することができる。そのようなデータビットは、データのトランスポートブロック(または複数のトランスポートブロック)に含まれる場合があり、トランスポートブロックは、複数のコードブックを作成するためにセグメント化される場合がある。
図2は、本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法200の概略フローチャートである。図2に示されたように、方法200は、ネットワークデバイス、たとえば基地局によって実行される場合がある。方法200は以下を含む。
S201:端末デバイスに割り振られるM個の伝送エリアを決定し、M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成し、Mは正の整数であり、伝送エリアは、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す。
S202:M個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定する。
S203:端末デバイスが指示メッセージに従ってアップリンクデータを伝送するように、端末デバイスに指示メッセージを送信し、指示メッセージは第1の情報および第2の情報を含む。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、少なくとも1つの伝送エリアが決定され、トランスポートブロックサイズについての関連情報が伝送エリアに割り当てられ、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、アップリンクデータは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上で復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
最初に、本発明のこの実施形態において言及される「伝送エリア」を説明する。本発明のこの実施形態における伝送エリアは、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す場合がある。エアインターフェース時間-周波数リソースは、特定の端末デバイスのみに許可されない場合があり、代わりに、非特定の端末デバイスが、エアインターフェース時間-周波数リソース上で非許可モードアップリンクデータ伝送を実施することを許可される場合がある。非許可モードアップリンクデータ伝送方法では、端末デバイスは、サービス要求からネットワークデバイスによるアップリンク許可までのプロセスを経る必要なしに、直ちに特定の時間-周波数リソースを使用して、アップリンクデータを送信することができる。確かに、「伝送エリア」が別の名前で呼ばれる場合があることを当業者なら理解されよう。図3に示されたように、同じ通信システムにおいて、複数の伝送エリアが存在する場合があり、任意の2つの異なる伝送エリアが、時間範囲で重複する場合があるか、または周波数範囲で重複する場合があるが、時間範囲と周波数範囲の両方で重複することはできない。すなわち、いかなる2つの異なる伝送エリアも、2次元座標空間で形成されたエリア内で重複することはできない。
加えて、本発明のこの実施形態における「データ」は、エアインターフェースを介して伝送される信号、コンステレーション変調が実施された後に作成されるシンボル、コードブック変調が実施された後に作成されるシンボル、ビットストリーム、または別の形態の信号を指す場合がある。簡略にするために、本発明のこの実施形態における前述の信号およびシンボルは、データと総称される。
具体的には、S201においてネットワークデバイスによって端末に割り振られる伝送エリアを決定することは、端末デバイスによって使用され得る伝送エリアの時間リソースおよび周波数リソースを決定することを指す場合があり、端末デバイスによって使用され得る伝送エリアの数はMである。場合によっては、一実施形態では、ネットワークデバイスによって作成される第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。すなわち、M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報は、ネットワークデバイスによって端末に割り振られるM個の伝送エリアの時間リソースおよび周波数リソースに従って作成される場合がある。第1の情報は、時間リソースおよび周波数リソースであり得るか、または、たとえば、時間リソースおよび周波数リソースを示すシーケンス番号/識別子/インデックスであり得る。ネットワークデバイスは、端末デバイス用の1つの伝送エリアを決定することができるか、または端末デバイス用の複数の伝送エリアを決定することができ、本発明のこの実施形態では、決定される伝送エリアの数は制限されない。
S202において、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定することは、トランスポートブロックサイズまたはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを各伝送エリアに割り当てることを含む場合がある。すなわち、各伝送エリアは、割り当てられたトランスポートブロックサイズ、またはトランスポートブロックサイズを計算するために使用される割り当てられたコーディングレートに結合される。端末デバイスおよびネットワークデバイスが、それぞれ、伝送エリア上でアップリンクデータを送信および受信するとき、端末デバイスおよびネットワークデバイスは、伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズまたはコーディングレートを使用する。一般に、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズもしくはトランスポートブロックサイズを計算するために使用される1つのコーディングレートを各伝送エリアに割り当てることができるか、または、複数のトランスポートブロックサイズもしくはトランスポートブロックサイズを計算するために使用される複数のコーディングレートを各伝送エリアに割り当てることができる。基地局によって異なる伝送エリアに割り当てられた、トランスポートブロックサイズまたはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートは、同じ場合もあれば、異なる場合もある。このことは本発明のこの実施形態において限定されない。第2の情報は、トランスポートブロックサイズもしくはコーディングレートであり得るか、または、トランスポートブロックサイズもしくはコーディングレートを示すシーケンス番号/識別子/インデックスであり得る。このことは本発明のこの実施形態において限定されない。
S203において、ネットワークデバイスは、第1の情報および第2の情報を含む指示メッセージを端末デバイスに送信する。すなわち、ネットワークデバイスは、端末デバイスに割り振られたM個の伝送エリアと、M個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに関する第2の情報とを端末デバイスに知らせ、その結果、端末デバイスは、指示メッセージに従ってアップリンクデータを伝送する。具体的には、端末デバイスは、M個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択し、N個の伝送エリアの各伝送エリアに対応するトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを伝送することができる。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、少なくとも1つの伝送エリアが決定され、トランスポートブロックサイズについての関連情報が伝送エリアに割り当てられ、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、アップリンクデータは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上で復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、端末デバイスがトランスポートブロックサイズを決定するように、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含む。
具体的には、ネットワークデバイスは、明示的な指示の形態で、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズを端末デバイスに知らせることができる。たとえば、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズについての情報を端末デバイスに直接送信する。ネットワークデバイスはさらに、暗示的な指示の形態で、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズを端末デバイスに知らせることができる。たとえば、ネットワークデバイスは、コーディングレートについての情報を端末デバイスに送信する。端末デバイスは、コーディングレートに従ってトランスポートブロックサイズを計算することができる。たとえば、端末デバイスは、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、トランスポートブロックサイズを決定することができる。データを伝送するために使用される単位時間-周波数リソースの数および変調次数は、通信システムにおいてあらかじめ設定され、ネットワークデバイスおよび端末デバイス上で構成される場合があるか、または、ネットワークデバイスによって端末デバイスに通知される場合があるか、または、別のデバイスを使用することにより端末デバイスによって取得される場合があり、このことは本発明のこの実施形態において限定されない。具体的な計算方式は以下の通りであり得る。
トランスポートブロックサイズ=伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*変調次数*コーディングレート/(コードブック変調が使用されるシステムに適用可能な)コードワード内の要素の総数、または、トランスポートブロックサイズ=伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*変調次数*(コンステレーション変調が使用されるシステムに適用可能な)コーディングレート。単位時間-周波数リソースは、1つの変調シンボルを伝送するために使用される最小時間-周波数リソースを指し、たとえば、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)システムにおけるリソース要素(Resource Element、RE)である。変調次数は、コードブックに含まれるコードワードの数に応じて取得されるか、または変調コンステレーションに含まれるコンステレーションポイントの数に応じて取得される場合がある。伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数は、伝送エリアに含まれるすべての単位時間-周波数リソースの数から、伝送エリア内にあり、データ以外の信号(たとえば、パイロットおよびハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)情報)を送るために使用される単位時間-周波数リソースの数を減算することによって取得される。
場合によっては、一実施形態では、S203において端末デバイスに指示メッセージを送信することは、
ブロードキャストチャネル上で指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに指示メッセージを送信すること、または
専用制御チャネル上で指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに指示メッセージを送信すること
を含む。
具体的には、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信される指示メッセージを搬送および配信する方式は、限定はしないが、以下のいくつかの方式であり得る。
たとえば、指示メッセージは、ブロードキャストチャネル搬送方式で配信される。たとえば、指示メッセージは、LTEシステムにおいてブロードキャストチャネル(Broadcast Channel、BCH)を使用することにより、システム情報(System Information、SI)内で搬送され、指示メッセージは、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのうちのすべてまたはいくつかにブロードキャスト方式で送信される。
別の例を挙げると、指示メッセージは、専用制御チャネル搬送方式で配信される。たとえば、指示メッセージは、LTEシステムにおいて専用制御チャネル(Dedicated Control Channel、DCCH)を使用することにより、無線リソース制御再構成(Radio Resource Control Reconfiguration、RRCR)メッセージ内で搬送され、指示メッセージは、ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスまたは端末デバイスの1つの特定のグループにユニキャスト方式で送信される。
場合によっては、一実施形態では、本発明のこの実施形態における方法は、非直交多元接続技術、たとえばSCMA技術に適用可能であり得る。方法200が非直交多元接続技術に適用可能であるとき、方法200は、
M個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成すること
をさらに含み、
指示メッセージは第3の情報をさらに含み、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む。
この実施形態を詳細に記載する前に、この実施形態に関与するSCMAおよびコードブック-パイロットセットを最初に詳細に記載する。
SCMAは非直交多元接続技術である。この技術では、コードブックを使用することにより、同じリソースユニット上で複数の異なるデータストリームが伝送され(すなわち、同じリソースユニットが複数の異なるデータストリームに再使用される)、異なるコードブックが異なるデータストリームに使用され、それにより、リソースの利用率を改善する目的が達成される。データストリームは、同じユーザ機器から来る場合も、異なるユーザ機器から来る場合もある。
SCMAにおいて使用されるコードブックは、2つ以上のコードワードのセットである。
コードワードは、多次元複素ベクトルとして表される場合がある。多次元複素ベクトルは、2つ以上の次元を有し、データと2つ以上の変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用される。変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含み、データはバイナリビットデータまたはm進数データであり得る。
コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは互いに異なる場合がある。コードブックは、特定の長さを有する可能なデータの組合せとコードブック内のコードワードとの間のマッピング関係を表すことができる。
SCMA技術では、複数のリソースユニット上へのデータの拡散を実装するために、データストリーム内のデータは、特定のマッピング関係に従ってコードブック内で、コードワード、すなわち多次元複素ベクトルに直接マッピングされる。本明細書でのデータは、バイナリビットデータであり得るか、またはm進数データであり得る。複数のリソースユニットは、時間領域、周波数領域、空間領域、時間-周波数領域、時間空間領域、および時間-周波数空間領域内のリソースユニットであり得る。
本明細書における機能シーケンスはコードブックに対応し、ゼロ要素および1要素を含む。ゼロ要素は、対応するコードブック内のコードワードの、ゼロ要素の対応する位置にある要素がすべてゼロであることを表す。1要素は、対応するコードブック内のコードワードの、1要素の対応する位置にある要素がすべてゼロでないか、または要素のうちのどれもゼロでないことを表す。2つ以上の機能シーケンスは機能マトリクスを形成する。SCMAは名前にすぎず、当業界では、その技術を表すために別の名前が使用される場合もあることを理解されたい。
SCMAにおいて使用されるコードワードは、特別の希薄さを有する場合がある。たとえば、コードワードでは、ゼロ要素の数は非ゼロ要素の数よりも少なくない場合があり、その結果、受信端は、マルチユーザ検出技術を使用して、比較的複雑度が低い復号を実施することができる。本明細書では、ゼロ要素の数と変調シンボルとの間の上述された関係は、希薄さの一例の説明にすぎず、本発明はそのように限定されない。非ゼロ要素の数に対するゼロ要素の数の比率は、要件に応じて任意に設定される場合がある。
前述の通信システム100の一例として、SCMAシステムを使用することができる。システム100では、複数のユーザは、同じ時間-周波数リソースブロックを再使用して、データ伝送を実施する。各リソースブロックは、いくつかのリソースREを含む。本明細書におけるREは、OFDM技術におけるサブキャリア-シンボルユニットであり得るか、または別のエアインターフェース技術における時間領域もしくは周波数領域内のリソースユニットであり得る。たとえば、L個の端末デバイスを含むSCMAシステムでは、利用可能なリソースは、いくつかの直交時間-周波数リソースブロックに分割される。各リソースブロックは、U個のREを含み、U個のREは、時間領域内の同じ位置にあり得る。端末デバイス#Lがデータを送信するとき、送信されるべきデータは、最初にSビットサイズのデータブロックに分割される。U個の変調シンボルを含む変調シンボルシーケンスX#L={X#L1,X#L2,...,X#LU}に各データブロックをマッピングするために、コードブック(コードブックはネットワークデバイスによって決定され、端末デバイスに配信される)が探索される。シーケンス内の各変調シンボルは、リソースブロック内の1つのREに対応する。次いで、変調シンボルに応じて信号波形が作成される。Sビットサイズのデータブロックの場合、各コードブックは、2S個の異なる変調シンボルグループを含み、2S個の異なる変調シンボルグループは、2S個の可能なデータブロックに対応する。
前述のコードブックは、SCMAコードブックと呼ばれる場合もあり、SCMAコードワードセットである。SCMAコードワードは、情報ビットから変調シンボルへのマッピング関係である。すなわち、SCMAコードブックは、前述のマッピング関係のセットである。
加えて、SCMAでは、各端末デバイスに対応する変調シンボルのグループX#k={X#k1,X#k2,...,X#kL}内で、少なくとも1つのシンボルはゼロシンボルであり、少なくとも1つのシンボルは非ゼロシンボルである。すなわち、1つの端末デバイスのデータの場合、L個のREのうちのいくつかのRE(少なくとも1つのRE)のみが、端末デバイスのデータを搬送する。
図4は、4つのリソースユニットが6つのデータストリームに再使用される例における、SCMAのビットマッピング処理(または符号化処理)の概略図である。概略図は二部グラフである。図4に示されたように、6つのデータストリームが1つのグループを形成し、4つのリソースユニットが1つの符号化ユニットを形成する。1つのリソースユニットは、1つのサブキャリア、または1つのRE、または1つのアンテナポートであり得る。
図4では、データストリームとリソースユニットとの間の接続線は、データストリームの少なくとも1つのデータの組合せが存在し、データの組合せ上でコードワードマッピングが実施された後、リソースユニット上で非ゼロ変調シンボルが送信されることを表す。データストリームとリソースユニットとの間に接続線が存在しないとき、それは、データストリームのすべての可能なデータの組合せ上でコードワードマッピングが実施された後、リソースユニット上で送信される変調シンボルがすべてゼロであることを表す。データストリームのデータの組合せは、以下の説明に従って理解される場合がある。たとえば、バイナリビットデータストリームでは、00、01、10、および11がすべての可能な2ビットデータの組合せである。
説明を容易にするために、図4において6つのデータストリームの送信されるべきデータの組合せを順番に表すためにs1~s6が使用され、図4において4つのリソースユニット上で送信されるシンボルを順番に表すためにx1~x4が使用される。データストリームとリソースユニットとの間の接続線は、データストリームのデータが拡散された後、リソースユニット上で変調シンボルが送信されることを表し、変調シンボルは、(ゼロ要素に対応する)ゼロ変調シンボルであり得るか、または(非ゼロ要素に対応する)非ゼロ変調シンボルであり得る。データストリームとリソースユニットとの間に接続線が存在しないとき、それは、データストリームのデータが拡散された後、リソースユニット上で変調シンボルが送信されないことを表す。
図4から分かるように、各データストリームのデータに対してコードワードマッピングが実施された後、2つ以上のリソースユニット上で変調シンボルが送信される。一方、各リソースユニット上で送信されるシンボルは、2つ以上のデータストリームからのデータに対してコードワードマッピングが実施された後に取得された変調シンボルのオーバーレイである。たとえば、データストリーム3の送信されるべきデータの組合せs3に対してコードワードマッピングが実施された後、リソースユニット1およびリソースユニット2上で非ゼロ変調シンボルが送信される場合がある。リソースユニット3上で送信されるデータx3は、データストリーム2、データストリーム4、およびデータストリーム6の送信されるべきデータの組合せs2、s4、およびs6上でコードワードマッピングが個別に実施された後に取得された非ゼロ変調シンボルのオーバーレイである。データストリームの数はリソースユニットの数よりも大きい場合があるので、SCMAシステムは、システムにアクセスできるユーザの数、システムのスペクトル効率などを含むネットワーク容量を効果的に改善することができる。
コードブックの前述の説明および図4を参照して、コードブック内のコードワードは、通常、以下の形式:
Figure 0007162024000001
を有し、
対応するコードブックは、通常、以下の形式:
Figure 0007162024000002
を有し、ここで、
Nは1よりも大きい正の整数であって、1つの符号化ユニットに含まれるリソースユニットの数を表す場合があるか、またはコードワードの長さとして理解される場合があり、Qmは1よりも大きい正の整数であって、コードブックに含まれるコードワードの数を表し、変調次数に対応する。たとえば、4位相シフトキーイング(QPSK、Quadrature Phase Shift Keying)または4次変調のサンプリング中、Qmは4であり、qは正の整数であって、1≦q≦Qmであり、コードブックおよびコードワードに含まれる要素cnqは複素数であって、cnqは、
cnq∈{0,α*exp(j*β)}、1≦n≦N、1≦q≦Qm
として数学的に表される場合があり、ここで、
αおよびβは任意の実数であり得るし、NおよびQmは正の整数であり得る。
コードブック内のコードワードとデータとの間に、特別のマッピング関係が形成される場合がある。たとえば、コードブック内のコードワードとバイナリデータストリームの2ビットデータの組合せとの間に、以下のマッピング関係が形成される場合がある。
たとえば、「00」は、コードワード1、すなわち
Figure 0007162024000003
に対応する場合があり、
「01」は、コードワード2、すなわち
Figure 0007162024000004
に対応する場合があり、
「10」は、コードワード3、すなわち
Figure 0007162024000005
に対応する場合があり、
「11」は、コードワード4、すなわち
Figure 0007162024000006
に対応する場合がある。
前述の図4を参照して、データストリームとリソースユニットとの間に接続線が存在するとき、データストリームに対応するコードブックおよびコードブック内のコードワードは、以下の特性を有するべきである:コードブック内の少なくとも1つのコードワードに対して、対応するリソースユニット上で非ゼロ変調シンボルが送信される。たとえば、データストリーム3とリソースユニット1との間に接続線が存在し、データストリーム3に対応するコードブック内の少なくとも1つのコードワードは、c1,q≠0を満たし、ここで、1≦q≦Qmである。
データストリームとリソースユニットとの間に接続線が存在しないとき、データストリームに対応するコードブックおよびコードブック内のコードワードは、以下の特性を有するべきである:コードブック内のすべてのコードワードに対して、対応するリソースユニット上でゼロ変調シンボルが送信される。たとえば、データストリーム3とリソースユニット3との間に接続線が存在せず、データストリーム3に対応するコードブック内のいかなるコードワードも、c3,q=0を満たし、ここで、1≦q≦Qmである。
結論として、変調次数がQPSKであるとき、前述の図4においてデータストリーム3に対応するコードブックは、以下の形式および特性:
Figure 0007162024000007
を有する場合があり、ここで、
cnq=α*exp(j*β)、1≦n≦2、1≦q≦4であり、αおよびβは任意の実数であり得る。任意のqに対して、1≦q≦4である。c1,qおよびc2,qは同時にすべてがゼロではない。q1およびq2の少なくとも1つのグループは、
Figure 0007162024000008
を満たし、ここで、1≦q1およびq2≦4である。
たとえば、データストリーム3のデータs3が「10」である場合、前述のマッピングルールに従って、データの組合せはコードワード、すなわち4次元複素ベクトル:
Figure 0007162024000009
にマッピングされる。
さらに、SCMAシステムでは、機能マトリクスを使用することにより、二部グラフが表される場合もある。機能マトリクスは、以下の形式:
Figure 0007162024000010
を有する場合があり、ここで、
rn,mは機能マトリクス内の要素を表し、mおよびnは自然数であり、ここで、1≦n≦N、1≦m≦Mであり、N行は1つの符号化ユニット内のN個のリソースユニットを個別に表し、M列は再使用されるデータストリームの数を個別に表す。機能マトリクスは普遍的な形式で表現される場合があるが、機能マトリクスは以下の機能を有する場合がある。
(1)機能マトリクス内の要素rn,m∈{0,1}、1≦n≦N、1≦m≦M、およびrn,m=1は、対応する二部グラフを使用することによって説明されたように、第mのデータストリームとリソースユニットnとの間に接続線が存在することを表す場合があるか、または、第mのデータストリームの少なくとも1つのデータの組合せ上でコードワードマッピングが実施された後に非ゼロ変調シンボルが取得されると理解される場合があり、rn,m=0は、対応する二部グラフを使用することによって説明されたように、第mのデータストリームとリソースユニットnとの間に接続線が存在しないことを表す場合があるか、または、第mのデータストリームのすべての可能なデータの組合せ上でコードワードマッピングが実施された後にゼロ変調シンボルのみが取得されると理解される場合がある。
(2)さらに、場合によっては、機能マトリクスにおいて、0要素の数は1要素の数よりも少なくない場合があり、その結果、希薄な符号化の特性が反映される。
一方、機能マトリクス内の列は、機能シーケンスと呼ばれる場合がある。機能シーケンスは、以下の表現形式:
Figure 0007162024000011
を有する場合がある。
したがって、機能マトリクスは、一連の機能シーケンスから形成されたマトリクスとして見なされる場合もある。
前述の機能マトリクスの機能説明を参照して、図4に示された例の場合、対応する機能マトリクスは、
Figure 0007162024000012
として表される場合がある。
図4においてデータストリーム3に使用されるコードブック
Figure 0007162024000013
に対応する機能シーケンスは、
Figure 0007162024000014
として表される場合がある。
したがって、考えられ得るように、コードブックと機能シーケンスとの間の対応関係は1対1の関係であり、すなわち、1つのコードブックが1つの機能シーケンスに一意に対応する。機能シーケンスとコードブックとの間の対応関係は、1対多の関係である場合があり、すなわち、1つの機能シーケンスが1つまたは複数のコードブックに対応する。したがって、機能シーケンスは、機能シーケンスがコードブックに対応し、ゼロ要素および1要素を含むと考えられる場合がある。ゼロ要素の位置は、対応するコードブック内のコードワードの、ゼロ要素の対応する位置にある要素がすべてゼロであることを表す。1要素は、対応するコードブック内のコードワードの、1要素の対応する位置にある要素がすべてゼロでないか、または要素のうちのどれもゼロでないことを表す。機能シーケンスとコードブックとの間の対応関係は、以下の2つの条件を使用することによって決定される場合がある。
(1)コードブック内のコードワードおよび対応する機能シーケンスは、同じ総数の要素を有する。
(2)機能シーケンス内のその値が1である任意の要素の位置に対して、対応するコードブック内で少なくとも1つのコードワードを見つけることができ、その結果、コードワードの同じ位置にある要素はゼロではない。機能シーケンス内のその値がゼロである任意の要素の位置に対して、対応するコードブック内のすべてのコードワードの同じ位置にある要素はゼロである。
SCMAシステムでは、コードブックは直接表され記憶される場合があることをさらに理解されたい。たとえば、前述のコードブックまたはコードブック内の各コードワードが記憶されるか、またはコードワード内でその対応する機能シーケンス要素が1である位置にある要素のみが記憶される。したがって、本発明の適用中、SCMAシステムでは、基地局とユーザ機器の両方が、前もって設計された以下の内容のうちのいくつかまたはすべてを記憶する場合があることが想定される必要がある。
(1)1つまたは複数のSCMA機能マトリクス:
Figure 0007162024000015
ここで、
rn,m∈{0,1}、1≦n≦N、1≦m≦Mであり、MおよびNは両方とも1よりも大きい整数であり、ここで、Mは再使用されるデータストリームの数を表し、Nは1よりも大きい正の整数であって、1つの符号化ユニットに含まれるリソースユニットの数を表す場合があるか、またはコードワードの長さを表すと理解される場合がある。
(2)1つまたは複数のSCMA機能シーケンス:
Figure 0007162024000016
ここで、
1≦m≦Mである。
(3)1つまたは複数のSCMAコードブック:
Figure 0007162024000017
ここで、
Qm≧2であり、Qmはコードブックに対応する変調次数である場合があり、各コードブックは1つの次数に対応する場合があり、ここで、Nは1よりも大きい正の整数であって、1つの符号化ユニットに含まれるリソースユニットの数を表す場合があるか、またはコードワードの長さを表すと理解される場合がある。
上記で説明されたSCMAシステムは、本発明のデータ伝送の方法および装置に適用可能な通信システムの一例にすぎず、本発明はそれに限定されないことを理解されたい。端末デバイスが同じ時間期間内で同じ時間-周波数リソースを再使用してデータ伝送を実施することを可能にすることができるいかなる他の通信システムも、本発明の保護範囲内に入る。
コードブック-パイロットセットを詳細に記載するために、SCMAシステム内のコードブックが下記で一例として使用される。すなわち、コードブックは、希薄な符号多元接続SCMAコードブックである。コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
コードブック-パイロットセットは、複数のSCMAコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットとの間の組合せ関係を含む。コードブックとパイロットとの間の組合せ関係は、コードブック-パイロットセット内の各パイロットシーケンスおよびコードブック-パイロットセット内の1つまたは複数のコードブックから形成される組合せである。
パイロットシーケンスおよびSCMAコードブックは、非許可モードに基づいて端末がアップリンクデータを送信することを可能にするために使用されるアップリンクパイロットシーケンスおよびSCMAコードブックであり、同じコードブック-パイロットセット内のパイロットシーケンスは互いに異なり、同じコードブック-パイロットセットに属する異なるコードブックのコードワードは、同じ数の(ゼロ要素および非ゼロ要素を含む)要素を有する。コードブック-パイロットセット内の各パイロットシーケンスは、コードブック-パイロットセット内の1つまたは複数のSCMAコードブックと組み合わされて、コードブックとパイロットの特定の組合せを形成する。
本発明のこの実施形態では、端末デバイスがコードブック-パイロットセット内のコードブックとパイロットの組合せを選択すると、端末デバイスは、組合せに対応するパイロットシーケンスを使用することにより、アップリンクパイロット信号を作成および送信し、組合せに対応する1つまたは複数のSCMAコードブックを使用することにより、ユーザの1つまたは複数のデータストリームを復調し、各データストリームは1つのSCMAコードブックに対応し、アップリンクSCMAデータが作成および送信される。
コードブック-パイロットセット内のコードブックとパイロットとの間の可能な組合せ関係の一例が下記に提供される。表1に示されたように、コードブック-パイロットセットが、P1,P2,...,PLと個別に表記された、合計L個(Lは1よりも大きい整数である)のパイロットシーケンスを有し、Ci,jと表記された、合計
Figure 0007162024000018
個のSCMAコードブックを有すると想定され、ここで、Kiは1よりも大きいかまたは1に等しい整数であり、1≦i≦Lおよび1≦j≦Kiである。一般に、任意の1≦i≦Lに対して、1≦j1≠j2≦Kiであるとき、
Figure 0007162024000019

Figure 0007162024000020
とは異なり、任意の1≦i1≠i2≦Lに対して、ここで、1≦j1≦Kiおよび1≦j2≦K2であるが、
Figure 0007162024000021
は同じ場合もあり、異なる場合もある。
Figure 0007162024000022
コードブック-パイロットセットは、あらかじめ定義され、ネットワークデバイスおよび端末デバイスに記憶される場合がある。1つまたは複数のコードブック-パイロットセットが、ネットワークデバイスおよび端末デバイスに記憶される場合がある。一般に、異なるコードブック-パイロットセットに属するコードブック内のコードワードは、異なる数の(ゼロ要素および非ゼロ要素を含む)要素を有する。
本発明のこの実施形態では、ネットワークデバイスがM個の伝送エリアの伝送エリアごとにコードブック-パイロットセットを決定することは、割り当てられたコードブック-パイロットセットに各伝送エリアを結合することを指す。ネットワークデバイスおよび端末デバイスが、伝送エリア上でアップリンクデータを、それぞれ、送信および受信するとき、伝送エリアに割り当てられたコードブック-パイロットセット内のコードブックおよびパイロットが使用される。一般に、ネットワークデバイスは、各伝送エリアに1つのコードブック-パイロットセットを割り当てる場合があるか、または各伝送エリアに複数のコードブック-パイロットセットを割り当てる場合がある。ネットワークデバイスは、異なる伝送エリアに同じコードブック-パイロットセットを割り当てる場合もあるし、異なるコードブック-パイロットセットを割り当てる場合もある。すなわち、ネットワークデバイスは、伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成する場合がある。
本発明のこの実施形態は、コードブックを使用して変調を実施するシステムに適用可能であり、そのシステムは、たとえば、SCMAシステムまたは低密度署名(Low Density Signature、LDS)システムであることを理解されたい。コードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報は、(SCMAシステムに適用可能な)コードブックとパイロットの組合せを直接示す情報であり得るか、または、変調コンステレーション、署名シーケンス、およびパイロットの組合せを示す情報であり得るし、その結果、コードブックは、(LDSシステムに適用可能な)コードブックとパイロットの組合せをさらに示すために、変調コンステレーションおよび署名シーケンスを使用することによって決定される。このことは本発明のこの実施形態において限定されない。
第3の情報は、表1に示されたコードブック-パイロットセットの内容と同じ内容を含む場合があることをさらに理解されたい。より一般的な処理方法では、表1に示されたコードブック-パイロットセットに類似する複数のコードブック-パイロットセットがネットワークデバイスと端末デバイスの両方に記憶され、コードブック-パイロットセットを示すために使用されるインデックスのみが第3の情報内で伝送される。インデックスはまた、コードブック-パイロットセットを示すために使用される、シーケンス番号または識別子であり得る。好ましくは、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。たとえば、コードブック-パイロットセットがインデックス付けされ、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットの、ネットワークデバイスによって決定されたインデックスが第3の情報として使用され、第3の情報は、指示メッセージを送信することによって端末デバイスに送信される。
本発明のこの実施形態では、ネットワークデバイスが伝送エリアに対応する指示メッセージを端末デバイスに送信することは、以下の方式で実装される場合があるが、本発明はそのように限定されない。指示メッセージの形式は、以下の通りである。
GrantFreeTransAreaList:: = SEQUENCE (SIZE (1..maxGrantFreeTransArea)) OF GrantFreeTransAreaInfo
GrantFreeTransAreaInfo:: = SEQUENCE {
timeDomainAssign BIT STRING (SIZE(X)),
freqDomainAssign BIT STRING (SIZE(Y)),
pilot-CodebookAssign BIT STRING (SIZE(Z)),
transportBlockSizeAssign BIT STRING (SIZE(S)),

or
GrantFreeTransAreaList:: = SEQUENCE (SIZE (1..maxGrantFreeTransArea)) OF GrantFreeTransAreaInfo
GrantFreeTransAreaInfo:: = SEQUENCE {
timeDomainAssign BIT STRING (SIZE(X)),
freqDomainAssign BIT STRING (SIZE(Y)),
pilot-CodebookAssign BIT STRING (SIZE(Z)),
codeRateAssign BIT STRING (SIZE(S)),
GrantFreeTransAreaListは伝送エリアのリストであって、M個の伝送エリアを含み、maxGrantFreeTransAreaは伝送エリアの数の最大値Mであり、timeDomainAssignは伝送エリアの時間領域リソースを示すために使用され、ビットストリングの形式を使用することができ、各ビットは1つのサブフレームを表し、1であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置することを表し、0であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置しないことを表し、freqDomainAssignは伝送エリアの周波数領域リソースを示すために使用され、伝送エリアによって占有されたリソースブロックを示すために、ビットストリングの形式を使用することができる。それに対応して、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
pilot-CodebookAssignは伝送エリアに割り当てられたコードブック-パイロットセットを示すために使用され、割り当てられたコードブック-パイロットセットのインデックスを示すために、ビットストリングの形式を使用することができ、transportBlockSizeAssignは伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズを示すために使用され、割り当てられたトランスポートブロックサイズのインデックスを示すために、ビットストリングの形式を使用することができ、codeRateAssignは、伝送エリアに割り当てられ、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを示すために使用され、割り当てられたコーディングレートのインデックスを示すために、ビットストリングの形式を使用することができる。それに対応して、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
指示メッセージが前述の方式で送信されるとき、少なくとも1つのあらかじめ定義されたコードブック-パイロットセットが、ネットワークデバイスおよび端末デバイスに記憶される必要がある。その上、記憶されたコードブック-パイロットセットが番号付けされ、同時に、下記の表2のトランスポートブロックサイズのインデックスまたは表3のコーディングレートのインデックスが、ネットワークデバイスおよび端末デバイスに記憶される必要がある。
Figure 0007162024000023
Figure 0007162024000024
前述の表2および表3では、x、y、z、およびpは負でない整数であり、qは0と1との間の実数である。
前述の実施形態では、コーディングレートおよびコードブック-パイロットセットは、列挙方式でさらに示される場合がある。たとえば、
pilot-CodebookAssign ENUMERATED {set-1, set-2, set-3, ...}
codeRateAssign ENUMERATED {cr-r1, cr-r2, cr-r3, ...}、ここで、
pilot-CodebookAssignは伝送エリアに割り当てられたコードブック-パイロットセットを示すために使用され、ここで、set-1はコードブック-パイロットセット1を表し、set-2はコードブック-パイロットセット2を表すなどであり、codeRateAssignは、伝送エリアに割り当てられ、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを示すために使用され、cr-r1はコーディングレート1を表し、cr-r2はコーディングレート2を表すなどである。
加えて、本発明のこの実施形態では、トランスポートブロックサイズは、以下の方式でさらに示される場合がある。たとえば、
transportBlockSizeAssign TransportBlockSize、ここで、
transportBlockAssignは伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズを示すために使用され、ここで、トランスポートブロックサイズについては、システムで使用されるプロトコルを参照されたい。
前述の実施形態では、伝送エリアの時間領域情報は、以下の方式でさらに示される場合がある。たとえば、
timeDomainAssign BIT STRING (SIZE(X))
timeDomainPeriod ENUMERATED {rf-p1, rf-p2, rf-p3, ...}
timeDomainOffset INTEGER (0..Max)、ここで、
timeDomainAssignは伝送エリアの時間領域リソースを示すために使用され、ここで、ビットストリングの形式を使用することができ、各ビットは1つのサブフレームを表し、1であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置することを表し、0であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置しないことを表し、timeDomainPeriodは伝送エリアの期間を示すために使用され、ここで、現在の無線フレームが条件mod(現在の無線フレーム番号,timeDomainPeriod)=timeDomainOffsetを満たす場合、timeDomainAssignは、伝送エリアが現在の無線フレームの第0のサブフレームから始まるX個の連続するサブフレーム上に位置するかどうかを示し、ここで、rf-p1はp1の無線フレームを表し、rf-p2はp2の無線フレームを表すなどであり、timeDomainOffsetは伝送エリアの無線フレームオフセットを示すために使用され、ここで、現在の無線フレームが条件mod(現在の無線フレーム番号,timeDomainPeriod)=timeDomainOffsetを満たす場合、timeDomainAssignは、伝送エリアが現在の無線フレームの第0のサブフレームから始まるX個の連続するサブフレーム上に位置するかどうかを示す。
場合によっては、別の実施形態では、変調を実施するためにコンステレーションが使用されるシステム、たとえば、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、直交周波数多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)システム、一般化周波数分割多重化(Generalized Frequency Division Multiplexing、GFDM)システム、またはフィルタ化直交周波数分割多重化(Filtered-OFDM、F-OFDM)システムにおいて、ネットワークデバイスは、コードブック-パイロットセットを示す第3の情報を端末デバイスに送信しないが、代わりにコンステレーション-パイロットセットを示す情報を送信するか、または、ネットワークデバイスおよび端末デバイスはコンステレーション-パイロットセットを記憶し、その結果、端末デバイスは、対応するコンステレーションとパイロットの組合せを選択する。
コンステレーション-パイロットセットは、コンステレーション-パイロット組合せ関係リストと呼ばれる場合もあり、パイロットシーケンスおよび変調コンステレーションが組み合わされて、変調コンステレーションとパイロットシーケンスの1つまたは複数の特定の組合せを形成する。非許可モードに基づいて端末デバイスがアップリンクデータを送信することを可能にするために使用されるL個のアップリンクパイロットシーケンスが存在し、L個のアップリンクパイロットシーケンスは1からLまで個別に番号付けされ、非許可モードに基づいて端末デバイスがアップリンクデータを送信することを可能にするために使用されるJ個の変調コンステレーションが存在し、J個の変調コンステレーションは1からJまで個別に番号付けされると仮定する。一般に、L=K*J+jであり、ここで、Kは1よりも大きいかまたは1に等しい整数であり、jはJよりも小さい負でない整数である。表4は、コンステレーションとパイロットとの間の可能な組合せ関係を与える。合計L個の組合せが存在する。異なる組合せでは、パイロットシーケンスは互いに異なり、変調コンステレーションは同じ場合がある。
Figure 0007162024000025
コンステレーション-パイロットセットは、あらかじめ定義され、ネットワークデバイスおよび端末デバイスに記憶される場合がある。コンステレーションとパイロットとの間の組合せ関係の数は、コードブックとパイロットとの間の組合せ関係の数よりも少ないので、一般に、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、コンステレーション-パイロットセットのみを個別に記憶する必要がある。
本発明のこの実施形態に関与する伝送エリア、コードブック-パイロットセット、およびコンステレーション-パイロットセットなどの名詞は、異なるシナリオまたはシステムでは他の異なる形式で現れる場合があり、すなわち、様々な均等な変更または置換を使用することによって変化する場合があり、これらの変更または置換は本発明の保護範囲内に入るべきであることを理解されたい。
前述の説明と同様に、本発明のこの実施形態では、伝送エリアに対応する端末デバイスにネットワークデバイスによって送信された指示メッセージは、以下の方式で実装される場合があるが、本発明はそのように限定されない。指示メッセージの形式は、以下の通りである。
GrantFreeTransAreaList:: = SEQUENCE (SIZE (1..maxGrantFreeTransArea)) OF GrantFreeTransAreaInfo
GrantFreeTransAreaInfo:: = SEQUENCE {
timeDomainAssign BIT STRING (SIZE(X)),
freqDomainAssign BIT STRING (SIZE(Y)),
transportBlockSizeAssign BIT STRING (SIZE(S)),

or
GrantFreeTransAreaList:: = SEQUENCE (SIZE (1..maxGrantFreeTransArea)) OF GrantFreeTransAreaInfo
GrantFreeTransAreaInfo:: = SEQUENCE {
timeDomainAssign BIT STRING (SIZE(X)),
freqDomainAssign BIT STRING (SIZE(Y)),
codeRateAssign BIT STRING (SIZE(S)),
GrantFreeTransAreaListは伝送エリアのリストであって、M個の伝送エリアを含み、maxGrantFreeTransAreaは伝送エリアの数の最大値Mであり、timeDomainAssignは伝送エリアの時間領域リソースを示すために使用され、ビットストリングの形式を使用することができ、各ビットは1つのサブフレームを表し、1であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置することを表し、0であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置しないことを表し、freqDomainAssignは伝送エリアの周波数領域リソースを示すために使用され、伝送エリアによって占有されたリソースブロックを示すために、ビットストリングの形式を使用することができ、transportBlockAssignは伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズを示すために使用され、割り当てられたトランスポートブロックサイズのインデックスを示すために、ビットストリングの形式を使用することができ、codeRateAssignは、伝送エリアに割り当てられ、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを示すために使用され、割り当てられたコーディングレートのインデックスを示すために、ビットストリングの形式を使用することができる。
前述の方式で指示メッセージが送信されるとき、下記の表5のトランスポートブロックサイズのインデックスまたは表6のコーディングレートのインデックスが、ネットワークデバイスおよび端末デバイスに記憶される必要がある。
Figure 0007162024000026
Figure 0007162024000027
前述の表2および表3では、x、y、z、およびpは負でない整数であり、qは0と1との間の実数である。
前述の実施形態では、コーディングレートは、列挙方式でさらに示される場合がある。たとえば、
codeRateAssign ENUMERATED {cr-r1, cr-r2, cr-r3, ...}、ここで、
codeRateAssignは、伝送エリアに割り当てられ、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを示すために使用され、ここで、cr-r1はコーディングレートr1を表し、cr-r2はコーディングレートr2を表すなどである。
加えて、本発明のこの実施形態では、トランスポートブロックサイズは、以下の方式でさらに示される場合がある。たとえば、
transportBlockSizeAssign TransportBlockSize、ここで、
transportBlockAssignは伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズを示すために使用され、ここで、トランスポートブロックサイズについては、システムで使用されるプロトコルを参照されたい。
前述の実施形態では、伝送エリアの時間領域情報は、以下の方式でさらに示される場合がある。たとえば、
timeDomainAssign BIT STRING (SIZE(X))
timeDomainPeriod ENUMERATED {rf-p1, rf-p2, rf-p3, ...}
timeDomainOffset INTEGER (0..Max)、ここで、
timeDomainAssignは伝送エリアの時間領域リソースを示すために使用され、ここで、ビットストリングの形式を使用することができ、各ビットは1つのサブフレームを表し、1であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置することを表し、0であるビットは伝送エリアがサブフレーム内に位置しないことを表し、timeDomainPeriodは伝送エリアの期間を示すために使用され、ここで、現在の無線フレームが条件mod(現在の無線フレーム番号,timeDomainPeriod)=timeDomainOffsetを満たす場合、timeDomainAssignは、伝送エリアが現在の無線フレームの第0のサブフレームから始まるX個の連続するサブフレーム上に位置するかどうかを示し、ここで、rf-p1はp1の無線フレームを表し、rf-p2はp2の無線フレームを表すなどであり、timeDomainOffsetは伝送エリアの無線フレームオフセットを示すために使用され、ここで、現在の無線フレームが条件mod(現在の無線フレーム番号,timeDomainPeriod)=timeDomainOffsetを満たす場合、timeDomainAssignは、伝送エリアが現在の無線フレームの第0のサブフレームから始まるX個の連続するサブフレーム上に位置するかどうかを示す。
本発明のこの実施形態では、ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信した後、端末デバイスは、指示メッセージに従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択し、伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定し、選択されたN個の伝送エリア上で、伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信し、NはMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である。具体的な実装形態が下記で詳細に記載され、本明細書では詳細はこれ以上記載されない。
場合によっては、一実施形態では、方法200は、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上で端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信することであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、受信することと、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上のアップリンクデータを復号することと
をさらに含む。
具体的には、ネットワークデバイスは、伝送エリアに対応する時間-周波数リソース上でデータを受信し、伝送エリアに結合されたコードブック-パイロットセット内のコードブック-パイロットの組合せのうちのいくつかまたはすべてを試行し、端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを復号する。指示メッセージが決定されたときに決定され、トランスポートブロックサイズを示す情報(トランスポートブロックサイズまたはコーディングレート)により、ネットワークデバイスは、伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って復号を実施する。
本発明のこの実施形態では、伝送エリア、伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズ、または伝送エリアに割り当てられ、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレート、および伝送エリアに割り当てられたコードブック-パイロットセットは不変ではなく、ネットワークデバイスは、実際のケースに応じて伝送エリアを再決定することができ、2度目の決定に成功した伝送エリアは、少なくとも時間リソースまたは周波数リソースに関して異なることを理解されたい。代替として、トランスポートブロックサイズ、またはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートが再び伝送エリアに割り当てられ、異なるトランスポートブロックサイズまたはコーディングレートが2度目の割当てに成功する。代替として、コードブック-パイロットセットが再び伝送エリアに割り当てられ、異なるコードブック-パイロットセットが2度目の割当てに成功する。伝送エリア、または伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズ、もしくは伝送エリアに割り当てられ、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレート、または伝送エリアに割り当てられたコードブック-パイロットセットが変更されると、ネットワークデバイスは、端末デバイスに新しい指示メッセージを再送する必要がある。新しい指示メッセージは、以下の内容を含む:少なくとも1つの伝送エリア、各伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズ、または各伝送エリアに割り当てられ、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレート、および各伝送エリアに割り当てられたコードブック-パイロットセット。
本発明のこの実施形態では、以下の技術を用いて、様々な端末デバイスからのデータを復号した後、ネットワークデバイスは、データがどの端末デバイスから来たかを区別することができる。たとえば、端末デバイスは、端末デバイスの無線ネットワーク一時識別情報(Radio Network Temporary Identity、RNTI)などの識別子をネットワークデバイスに送信し、識別子はデータの一部として使用されるか、またはデータ内でスクランブルされる。データを復号した後、ネットワークデバイスは、データ内の識別子に従って、データがどの端末デバイスから来たかを特定する。前述の方法に加えて、基地局により、データがどの端末デバイスから来たかを区別する目的は、別の方法を使用することによってさらに実装される場合があり、このことは本発明のこの実施形態において限定されない。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、少なくとも1つの伝送エリアが決定され、トランスポートブロックサイズについての関連情報が伝送エリアに割り当てられ、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、アップリンクデータは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上で復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
本発明の実施形態によるアップリンクデータ伝送方法が、ネットワークデバイスの観点から、図1~図4を参照して詳細に上記で記載された。本発明の一実施形態によるアップリンクデータ伝送方法が、端末デバイスの観点から、図5を参照して詳細に下記で記載される。
図5は、本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法300の概略フローチャートである。図5に示されたように、方法300は端末デバイスによって実行される。方法300は以下を含む。
S301:ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージは第1の情報および第2の情報を含み、第1の情報はネットワークデバイスによって割り振られたM個の伝送エリアを示すために使用され、第2の情報はM個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示すために使用され、Mは正の整数であり、伝送エリアは、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す。
S302:第1の情報に従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択し、NはMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である。
S303:第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定する。
S304:N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信する。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、少なくとも1つの伝送エリアが選択され、伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズについての関連情報に従って、アップリンクデータが伝送される。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
具体的には、S301において、端末デバイスはネットワークによって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージは、端末デバイスによって選択および使用され得るM個の伝送エリアを示す情報を含み、M個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示す情報をさらに含む。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって配信された指示メッセージから、非許可モードを使用することによりアップリンクデータを送信するために使用される時間-周波数リソース、およびトランスポートブロックサイズ、またはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートなどの情報を知ることができる。
S302において、端末デバイスは、第1の情報に従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択し、NはMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である。端末デバイスは、ランダム法を使用することにより伝送エリアを選択する場合があるか、または、端末デバイスのデータバッファステータス、伝送エリアのチャネル状態、伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズまたはコーディングレート、および伝送エリアに割り当てられたコードブック-パイロットセットなどの要因に応じて、伝送エリアを選択する場合がある。たとえば、端末デバイスは、比較的望ましいチャネル状態を有する伝送エリアを選択するか、またはトランスポートブロックサイズがデータバッファサイズと一致する伝送エリアを選択する。前述の方法に加えて、端末デバイスは、別の方法を使用することにより伝送エリアをさらに選択する場合があり、このことは本発明のこの実施形態において限定されない。
S303において、端末デバイスは、第2の情報に従ってN個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定する。
指示メッセージに含まれる第2の情報が、明示的な指示の形式であり、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズである場合、端末デバイスはトランスポートブロックサイズを直接使用することができる。指示メッセージに含まれる第2の情報が、暗示的な指示の形式であり、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズである場合、たとえば、コーディングレートの情報が端末デバイスに送信された場合、端末デバイスは、コーディングレートに従ってトランスポートブロックサイズを計算することができる。
S304において、端末デバイスは、N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信する。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、少なくとも1つの伝送エリアが選択され、伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズについての関連情報に従って、アップリンクデータが伝送される。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたコーディングレートについての情報を含み、第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することは、
N個の伝送エリアの各伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定すること
を含む。
具体的には、指示メッセージに含まれる第2の情報が、明示的な指示の形式であり、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズである場合、端末デバイスはトランスポートブロックサイズを直接使用することができる。指示メッセージに含まれる第2の情報が、暗示的な指示の形式であり、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズである場合、たとえば、コーディングレートの情報が端末デバイスに送信された場合、端末デバイスは、コーディングレートに従ってトランスポートブロックサイズを計算することができる。たとえば、端末デバイスは、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、トランスポートブロックサイズを決定することができる。具体的な計算方式は以下の通りであり得る。
トランスポートブロックサイズ=伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*変調次数*コーディングレート/(コードブック変調が使用されるシステムに適用可能な)コードワード内の要素の総数、または、トランスポートブロックサイズ=伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*変調次数*(コンステレーション変調が使用されるシステムに適用可能な)コーディングレート。単位時間-周波数リソースは、1つの変調シンボルを伝送するために使用される最小時間-周波数リソースを指し、たとえば、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)システムにおけるリソース要素(Resource Element、RE)である。変調次数は、コードブックに含まれるコードワードの数に応じて取得されるか、または変調コンステレーションに含まれるコンステレーションポイントの数に応じて取得される場合がある。伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数は、伝送エリアに含まれるすべての単位時間-周波数リソースの数から、伝送エリア内にあり、データ以外の信号(たとえば、パイロットおよびHARQ情報)を送るために使用される単位時間-周波数リソースの数を減算することによって取得される。
好ましくは、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、各伝送エリアのエリア情報は、各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。好ましくは、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアのサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数を示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
場合によっては、一実施形態では、方法300は、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、あらかじめ設定されたコンステレーション-パイロットセットから1つのコンステレーション-パイロットの組合せを選択することであって、コンステレーション-パイロットセットが複数のコンステレーション-パイロットの組合せを含む、選択することと、
コンステレーション-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
をさらに含み、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
具体的には、変調を実施するためにコンステレーションが使用されるシステム、たとえば、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、直交周波数多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)システム、一般化周波数分割多重化(Generalized Frequency Division Multiplexing、GFDM)システム、またはフィルタ化直交周波数分割多重化(Filtered-OFDM、F-OFDM)システムにおいて、ネットワークデバイスおよび端末デバイスはコンステレーション-パイロットセットを記憶し、その結果、端末デバイスは、対応するコンステレーションとパイロットの組合せを選択する。
端末は、ランダム法を使用することにより、コンステレーション-パイロットセット(もしくはコンステレーション-パイロット組合せ関係リストと呼ばれる、たとえば、あらかじめ定義され、ネットワークデバイスおよび端末デバイスに記憶される前述のコンステレーション-パイロット組合せ関係リスト)からコンステレーション-パイロットの組合せを選択する場合があるか、または、端末のデータバッファステータス、伝送エリアのチャネル状態、および伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズまたはコーディングレートなどの要因に応じて、コンステレーション-パイロットの組合せを選択する場合がある。たとえば、チャネル状態が比較的望ましいか、または大量のデータがバッファリングされるか、またはトランスポートブロックが比較的大きいか、またはコーディングレートが比較的低いとき、端末デバイスは、より高次の変調に対応するコンステレーション-パイロットの組合せを選択する。チャネル状態が比較的不十分か、または比較的少量のデータがバッファリングされるか、またはトランスポートブロックが比較的小さいか、またはコーディングレートが比較的高いとき、端末デバイスは、より低次の変調に対応するコンステレーション-パイロットの組合せを選択する。前述の方法に加えて、端末デバイスは、別の方法を使用することによりコンステレーション-パイロットセットからコンステレーション-パイロットの組合せをさらに選択する場合があり、このことは本発明のこの実施形態において限定されない。本発明のこの実施形態では、アップリンクデータはコンステレーション変調が実施された後に取得されるシンボルであり得ることを理解されたい。
場合によっては、一実施形態では、コンステレーション-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
具体的には、コンステレーション-パイロットの組合せを選択するためにどの方法が使用されるかにかかわらず、トランスポートブロックサイズが伝送エリアに割り当てられた場合、端末デバイスがコンステレーション-パイロットの組合せを選択するとき、選択されたコンステレーション-パイロットの組合せが以下の条件を満たすことが保証される必要がある:伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*変調次数>伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズ。単位時間-周波数リソースは、1つの変調シンボルを伝送するために使用される最小時間-周波数リソース、たとえば、OFDMシステムにおけるREを指す。変調次数は、コンステレーションに含まれるコンステレーションポイントの数に応じて取得される場合がある。伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数は、伝送エリアに含まれるすべての単位時間-周波数リソースの数から、伝送エリア内にあり、データ以外の信号(たとえば、パイロットおよびHARQ情報)を送るために使用される単位時間-周波数リソースの数を減算することによって取得される。
場合によっては、一実施形態では、指示メッセージは第3の情報をさらに含み、第3の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定された少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用され、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、パイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含み、
方法300は、
第3の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアの少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定することと、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットから1つのコードブック-パイロットの組合せを選択することと、
コードブック-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
をさらに含み、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
場合によっては、一実施形態では、コードブックは希薄な符号多元接続SCMAコードブックであり、すなわち、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
本発明のこの実施形態は、変調を実施するためにコードブックが使用されるシステムに適用可能であり、そのシステムは、たとえば、SCMAシステムまたはLDSシステムである。コードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報は、(SCMAシステムに適用可能な)コードブックとパイロットの組合せを直接示す情報であり得るか、または、変調コンステレーション、署名シーケンス、およびパイロットの組合せを示す情報であり得るし、その結果、コードブックは、(LDSシステムに適用可能な)コードブックとパイロットの組合せをさらに示すために、変調コンステレーションおよび署名シーケンスを使用することによって決定される。このことは本発明のこの実施形態において限定されない。
端末デバイスは、ランダム法を使用することにより、コードブック-パイロットセットからコードブック-パイロットの組合せを選択する場合があるか、または、端末のデータバッファステータス、伝送エリアのチャネル状態、および伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズまたはコーディングレートなどの要因のうちの1つまたは複数に応じて、コードブック-パイロットの組合せを選択する場合がある。たとえば、チャネル状態が比較的望ましいか、またはトランスポートブロックサイズが比較的大きいか、またはコーディングレートが比較的低いとき、端末デバイスは、より高次の変調に対応するコードブック-パイロットの組合せを選択する(変調次数は、コードブックに含まれるコードワードの数に応じて取得される場合があり、たとえば、コードワードの数はQmであり、対応する変調次数はlog2(Qm)である)。チャネル状態が比較的不十分か、またはトランスポートブロックサイズが比較的小さいか、またはコーディングレートが比較的高いとき、端末デバイスは、より低次の変調に対応するコードブック-パイロットの組合せを選択する。比較的大量のデータがバッファリングされるとき、端末デバイスは、複数のデータストリームを送信するために複数のコードブックを含むコードブック-パイロットの組合せを選択するか、またはより高次の変調に対応するコードブック-パイロットの組合せを選択する比較的少量のデータがバッファリングされるとき、端末デバイスは、単一のコードブックを含むコードブック-パイロットの組合せを選択するか、またはより低次の変調に対応するコードブック-パイロットの組合せを選択する前述の方法に加えて、端末デバイスは、別の方法を使用することによりコードブック-パイロットセットからコードブック-パイロットの組合せをさらに選択する場合があり、このことは本発明のこの実施形態において限定されない。本発明のこの実施形態では、アップリンクデータはSCMAコードブック変調が実施された後に取得されるシンボルであり得る。
場合によっては、一実施形態では、コードブック-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
具体的には、どの方法が使用されるかにかかわらず、トランスポートブロックサイズが伝送エリアに割り当てられた場合、端末デバイスがコードブック-パイロットの組合せを選択するとき、選択されたコードブック-パイロットの組合せが以下の条件を満たすことが保証されなければならない:伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*変調次数/コードワード内の要素の総数>伝送エリアに結合されたトランスポートブロックサイズ。単位時間-周波数リソースは、1つの変調シンボルを伝送するために使用される最小時間-周波数リソースを指す。変調次数は、コードブックに含まれるコードワードの数に応じて取得される場合がある。伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数は、伝送エリアに含まれるすべての単位時間-周波数リソースの数から、伝送エリア内にあり、データ以外の信号(たとえば、パイロットおよびHARQ情報)を送るために使用される単位時間-周波数リソースの数を減算することによって取得される。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、少なくとも1つの伝送エリアが選択され、伝送エリアに割り当てられたトランスポートブロックサイズについての関連情報に従って、アップリンクデータが伝送される。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
2つの具体例を使用することにより、図6および図7を参照して、本発明の実施形態が詳細に下記で記載される。
図6は、本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法400の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態では、ネットワークデバイスが基地局であり、端末デバイスが端末である一例が説明のために使用される。図6に示されたように、方法400は以下を含む。
S401:基地局が少なくとも1つの伝送エリアを決定する。
S402:基地局が、伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズ、またはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを決定する。
S403:基地局が、伝送エリアごとにコードブック-パイロットセットを決定する。
S404:基地局が指示メッセージを作成し、指示メッセージは、少なくとも1つの伝送エリア、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズ、または伝送エリアごとに決定され、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレート、および各伝送エリアのコードブック-パイロットセットを含む。
S405:基地局が端末に指示メッセージを送信する。
S406:端末が、指示メッセージに従って、少なくとも1つの伝送エリアから1つまたは複数の伝送エリアを選択する。
S407:端末が、指示メッセージに従って、各選択された伝送エリアのトランスポートブロックサイズ、または、各選択された伝送エリアの、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを決定する。
S408:端末が、指示メッセージに従って、選択された伝送エリアのコードブック-パイロットの組合せとして、コードブック-パイロットセットからコードブック-パイロットの組合せを選択する。
S409:端末が、コードブック-パイロットの組合せ、およびトランスポートブロックサイズ、またはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートに従って、アップリンクパイロットおよびアップリンクデータを作成する。
S410:端末が、1つまたは複数の伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信する。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、ネットワークデバイスが少なくとも1つの伝送エリアを決定し、トランスポートブロックサイズについての関連情報が伝送エリアに割り当てられ、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
図7は、本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送方法500の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態では、ネットワークデバイスが基地局であり、端末デバイスが端末である一例が説明のために使用される。図7に示されたように、方法500は以下を含む。
S501:基地局が少なくとも1つの伝送エリアを決定する。
S502:基地局が、伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズ、またはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを決定する。
S503:基地局が指示メッセージを作成し、指示メッセージは、少なくとも1つの伝送エリア、伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズ、または伝送エリアごとに決定され、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを含む。
S504:基地局が端末に指示メッセージを送信する。
S505:端末が、指示メッセージに従って、少なくとも1つの伝送エリアから1つまたは複数の伝送エリアを選択する。
S506:端末が、指示メッセージに従って、各選択された伝送エリアのトランスポートブロックサイズ、または、各選択された伝送エリアの、トランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートを決定する。
S507:端末が、端末に記憶されたコンステレーション-パイロットセットに従って、選択された伝送エリアのコンステレーション-パイロットの組合せとして、コンステレーション-パイロットの組合せを選択する。
S508:端末が、コンステレーション-パイロットの組合せ、およびトランスポートブロックサイズ、またはトランスポートブロックサイズを計算するために使用されるコーディングレートに従って、アップリンクパイロットおよびアップリンクデータを作成する。
S509:端末が、1つまたは複数の伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信する。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送方法では、ネットワークデバイスが少なくとも1つの伝送エリアを決定し、トランスポートブロックサイズについての関連情報が伝送エリアに割り当てられ、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
本発明の実施形態によるアップリンクデータ伝送方法が、図2~図7を参照して詳細に上記で記載された。本発明の実施形態によるアップリンクデータ伝送装置が、図8~図11を参照して詳細に下記で記載される。
図8は、本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送装置600を示す。図8に示されたように、装置600は、
端末デバイスに割り振られるM個の伝送エリアを決定し、M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成するように構成された第1の決定モジュール601であって、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、第1の決定モジュール601と、
第1の決定モジュール601によって決定されたM個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定するように構成された第2の決定モジュール602と、
端末デバイスが指示メッセージに従ってアップリンクデータを伝送するように、端末デバイスに指示メッセージを送信するように構成された送信モジュール603であって、指示メッセージが、第1の決定モジュール601によって決定された第1の情報および第2の決定モジュール602によって決定された第2の情報を含む、送信モジュール603と
を含む。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを決定し、トランスポートブロックサイズについての関連情報を伝送エリアに割り当て、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、アップリンクデータは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上で復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
場合によっては、一実施形態では、装置600は、
第1の決定モジュール601によって決定されたM個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成するように構成された第2の決定モジュール
をさらに含み、
送信モジュール603によって送信される指示メッセージは第3の情報をさらに含み、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む。
場合によっては、一実施形態では、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、端末デバイスがトランスポートブロックサイズを決定するように、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含む。
場合によっては、一実施形態では、装置600は、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上で端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信するように構成された受信モジュールであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、受信モジュールと、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上のアップリンクデータを復号するように構成された復号モジュールと
をさらに含む。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
場合によっては、一実施形態では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
場合によっては、一実施形態では、送信モジュール603は、具体的に、
ブロードキャストチャネル上で指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに指示メッセージを送信すること、または
専用制御チャネル上で指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに指示メッセージを送信すること
を行うように構成される。
場合によっては、一実施形態では、装置600はネットワークデバイスである。
本発明のこの実施形態による装置600は、本発明の方法実施形態におけるネットワークデバイスに対応する場合があり、装置600内のモジュールの前述および他の動作および/または機能は、図2~図7の方法における対応手順を実装するために個別に使用され、簡略にするために、本明細書では詳細にこれ以上記載されないことを理解されたい。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを決定し、トランスポートブロックサイズについての関連情報を伝送エリアに割り当て、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、アップリンクデータは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上で復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
図9は、本発明の一実施形態による、アップリンクデータ伝送装置700を示す。図9に示されたように、装置700は、
ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信するように構成された受信モジュール701であって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含み、第1の情報がネットワークデバイスによって割り振られたM個の伝送エリアを示すために使用され、第2の情報がM個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示すために使用され、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、受信モジュール701と、
第1の情報に従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択するように構成された第1の決定モジュール702であって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、第1の決定モジュール702と、
第2の情報に従って、第1の決定モジュールによって決定されたN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定するように構成された第2の決定モジュール703と、
第1の決定モジュール702によって決定されたN個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアの、第2の決定モジュール703によって決定されたトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信するように構成された送信モジュール704と
を含む。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを選択し、トランスポートブロックサイズについての、伝送エリアに割り当てられた関連情報に従って、アップリンクデータを伝送する。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
場合によっては、一実施形態では、装置700は、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、あらかじめ設定されたコンステレーション-パイロットセットから1つのコンステレーション-パイロットの組合せを選択するように構成された第3の決定モジュールであって、コンステレーション-パイロットセットが複数のコンステレーション-パイロットの組合せを含む、第3の決定モジュールと、
第3の決定モジュールによって決定されたコンステレーション-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成するように構成された第1の作成モジュールと
をさらに含み、
送信モジュール704は、具体的に、
コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を行うように構成される。
場合によっては、一実施形態では、指示メッセージは第3の情報をさらに含み、第3の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定された少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用され、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、パイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含み、
装置700は、
第3の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアの少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定するように構成された第4の決定モジュールと、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットから1つのコードブック-パイロットの組合せを選択するように構成された第5の決定モジュールと、
コードブック-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成するように構成された第2の作成モジュールと
をさらに含み、
送信モジュール704は、具体的に、
コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を行うように構成される。
場合によっては、一実施形態では、コードブックは希薄な符号多元接続SCMAコードブックであり、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
場合によっては、一実施形態では、コンステレーション-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
場合によっては、一実施形態では、コードブック-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたコーディングレートについての情報を含み、第2の決定モジュールは、具体的に
N個の伝送エリアの各伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定すること
を行うように構成される。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
場合によっては、一実施形態では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
場合によっては、一実施形態では、装置700は端末デバイスである。
本発明のこの実施形態による装置700は、本発明の方法実施形態におけるネットワークデバイスに対応する場合があり、装置700内のモジュールの前述および他の動作および/または機能は、図2~図7の方法における対応手順を実装するために個別に使用され、簡略にするために、本明細書では詳細にこれ以上記載されないことを理解されたい。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを選択し、トランスポートブロックサイズについての、伝送エリアに割り当てられた関連情報に従って、アップリンクデータを伝送する。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
図10に示されたように、本発明の一実施形態は、アップリンクデータ伝送装置800をさらに提供する。装置800は、プロセッサ801と、メモリ802と、バスシステム803と、トランシーバ804とを含む。プロセッサ801、メモリ802、およびトランシーバ804は、バスシステム803を使用することによって接続される。メモリ802は命令を記憶するように構成され、プロセッサ801は、トランシーバ804を制御して信号を送るために、メモリ802に記憶された命令を実行するように構成される。プロセッサ801は、端末デバイスに割り振られるM個の伝送エリアを決定し、M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成することであって、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、作成することと、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定することとを行うように構成され、
トランシーバ804は、端末デバイスが指示メッセージに従ってアップリンクデータを伝送するように、端末デバイスに指示メッセージを送信することであって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含む、送信することを行うように構成される。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを決定し、トランスポートブロックサイズについての関連情報を伝送エリアに割り当て、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、アップリンクデータは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上で復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
本発明のこの実施形態では、プロセッサ801は中央処理装置(Central Processing Unit、略して「CPU」)であり得るか、またはプロセッサ801は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェア構成要素などであり得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。
メモリ802は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含む場合があり、プロセッサ801に命令およびデータを供給する。メモリ802の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含む場合がある。たとえば、メモリ802は、デバイスタイプ情報をさらに記憶する場合がある。
バスシステム803は、データバスに加えて、電源バス、制御バス、状態信号バスなどを含む場合がある。しかしながら、説明を明確にするために、図の中の様々なタイプのバスは、すべてバスシステム803として示される。
一実装プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ801内のハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって完了される場合がある。本発明の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサを用いて直接実施および完了される場合があるか、またはプロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実施および完了される場合がある。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの、当技術分野の成熟記憶媒体内に位置する場合がある。記憶媒体はメモリ802内に位置し、プロセッサ801はメモリ802内の情報を読み取り、プロセッサ910のハードウェアと組み合わせて前述の方法内のステップを完了する。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細は再び記載されない。
場合によっては、一実施形態では、プロセッサ801は、
M個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成することであって、コードブック-パイロットセットが、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む、作成すること
を行うようにさらに構成され、
トランシーバ804によって送信される指示メッセージは、第3の情報をさらに含む。
場合によっては、一実施形態では、コードブックは希薄な符号多元接続SCMAコードブックであり、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、端末デバイスがトランスポートブロックサイズを決定するように、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含む。
場合によっては、一実施形態では、トランシーバ804は、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上で端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信することであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、受信すること
を行うようにさらに構成され、
プロセッサ801は、
N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリア上のアップリンクデータを復号すること
を行うようにさらに構成される。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
場合によっては、一実施形態では、トランシーバ804により、端末デバイスに指示メッセージを送信することは、
ブロードキャストチャネル上で指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに指示メッセージを送信すること、または
専用制御チャネル上で指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに指示メッセージを送信すること
を含む。
場合によっては、一実施形態では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
場合によっては、一実施形態では、装置800は端末デバイスである。
本発明のこの実施形態によるアップリンクデータ伝送装置800は、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイスおよび装置600に対応する場合があり、本発明の実施形態による方法を実施する対応オブジェクトに対応する場合があることを理解されたい。装置800内のモジュールの前述および他の動作および/または機能は、図2~図7の方法における対応手順を実装するために個別に使用され、簡略にするために、本明細書では詳細にこれ以上記載されない
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを決定し、トランスポートブロックサイズについての関連情報を伝送エリアに割り当て、その結果、端末デバイスは、対応するトランスポートブロックサイズを使用することにより、伝送エリア上でアップリンクデータを伝送する。したがって、アップリンクデータは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上で復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
図11に示されたように、本発明の一実施形態は、アップリンクデータ伝送装置900をさらに提供する。装置900は、プロセッサ901と、メモリ902と、バスシステム903と、トランシーバ904とを含む。プロセッサ901、メモリ902、およびトランシーバ904は、バスシステム903を使用することによって接続される。メモリ902は命令を記憶するように構成され、プロセッサ901は、トランシーバ904を制御して信号を送るために、メモリ902に記憶された命令を実行するように構成される。トランシーバ904は、
ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信することであって、指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含み、第1の情報がネットワークデバイスによって割り振られたM個の伝送エリアを示すために使用され、第2の情報がM個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示すために使用され、Mが正の整数であり、伝送エリアが、通信システムによって指定された時間範囲および周波数範囲を含むエアインターフェース時間-周波数リソースを表す、受信すること
を行うように構成され、
プロセッサ901は、
第1の情報に従ってM個の伝送エリアからN個の伝送エリアを選択することであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、選択することと、
第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することと
を行うように構成され、
トランシーバ904は、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信すること
を行うようにさらに構成される。
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを選択し、トランスポートブロックサイズについての、伝送エリアに割り当てられた関連情報に従って、アップリンクデータを伝送する。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。
本発明のこの実施形態では、プロセッサ901は中央処理装置(Central Processing Unit、略して「CPU」)であり得るか、またはプロセッサ901は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェア構成要素などであり得ることを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。
メモリ902は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含む場合があり、プロセッサ901に命令およびデータを供給する。メモリ902の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含む場合がある。たとえば、メモリ902は、デバイスタイプ情報をさらに記憶する場合がある。
バスシステム903は、データバスに加えて、電源バス、制御バス、状態信号バスなどを含む場合がある。しかしながら、説明を明確にするために、図の中の様々なタイプのバスは、すべてバスシステム903として示される。
一実装プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ901内のハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって完了される場合がある。本発明の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサを用いて直接実施および完了される場合があるか、またはプロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実施および完了される場合がある。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの、当技術分野の成熟記憶媒体内に位置する場合がある。記憶媒体はメモリ902内に位置し、プロセッサ901はメモリ902内の情報を読み取り、プロセッサ901のハードウェアと組み合わせて前述の方法内のステップを完了する。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細は再び記載されない。
場合によっては、一実施形態では、プロセッサ901は、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、あらかじめ設定されたコンステレーション-パイロットセットから1つのコンステレーション-パイロットの組合せを選択することであって、コンステレーション-パイロットセットが複数のコンステレーション-パイロットの組合せを含む、選択することと、
コンステレーション-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
を行うようにさらに構成され、
トランシーバ904により、N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
場合によっては、一実施形態では、指示メッセージは第3の情報をさらに含み、第3の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとネットワークデバイスによって決定された少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用され、コードブック-パイロットセットは、複数のコードブック、パイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む。
プロセッサ901は、
第3の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアの少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定することと、
N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットから1つのコードブック-パイロットの組合せを選択することと、
コードブック-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成することと
を行うようにさらに構成され、
トランシーバ904により、N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することは、
コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックに従って、かつN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、ネットワークデバイスにアップリンクパイロットおよびアップリンクデータを送信することと
を含む。
場合によっては、一実施形態では、コードブックは希薄な符号多元接続SCMAコードブックであり、コードブックは2つ以上のコードワードを含み、コードワードは多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、少なくとも2つの変調シンボルは、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む。
場合によっては、一実施形態では、コンステレーション-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
場合によっては、一実施形態では、コードブック-パイロットの組合せは、以下の条件:
伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックの変調次数>伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
を満たす。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとにネットワークデバイスによって決定されたコーディングレートについての情報を含み、プロセッサ901により、第2の情報に従ってN個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定することは、
N個の伝送エリアの各伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、およびコーディングレートに従って、N個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定すること
を含む。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含む。
場合によっては、一実施形態では、第3の情報は、少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
第2の情報は、M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む。
場合によっては、一実施形態では、第1の情報は、M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む。
場合によっては、一実施形態では、装置900は端末デバイスである。
本発明のこの実施形態によるアップリンクデータ伝送装置900は、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイスおよび装置700に対応する場合があり、本発明の実施形態による方法を実施する対応オブジェクトに対応する場合があることを理解されたい。装置900内のモジュールの前述および他の動作および/または機能は、図2~図7の方法における対応手順を実装するために個別に使用され、簡略にするために、本明細書では詳細にこれ以上記載されない
したがって、本発明のこの実施形態において提供されるアップリンクデータ伝送装置は、少なくとも1つの伝送エリアを選択し、トランスポートブロックサイズについての、伝送エリアに割り当てられた関連情報に従って、アップリンクデータを伝送する。したがって、ネットワークデバイスは、トランスポートブロックサイズに従って、伝送エリア上のアップリンクデータを復号することができる。このようにして、処理遅延を低減することができる。加えて、本明細書内の「および/または」という用語は、関連するオブジェクトを記述するための関連付け関係のみを記載し、3つの関係が存在する場合があることを表すたとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケースを表す場合がある:Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する。加えて、本明細書内の文字「/」は、一般に、関連するオブジェクト間の「または」関係を表す。
本明細書で開示された実施形態において記載された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せによって実装される場合があることを、当業者なら認識されよう。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に記載するために、前述の説明は、機能に従って各例の構成およびステップを全体的に記載している。機能がハードウェアによって実施されるか、またはソフトウェアによって実施されるかは、技術的解決策の特定の適用例および設計制約条件に依存する。当業者は、様々な方法を使用して、特定の適用例ごとに記載された機能を実装することができるが、その実装形態が本発明の範囲を超えると考えられるべきではない。
便利で簡潔な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについて、前述の方法実施形態内の対応するプロセスに対して参照を行うことができ、本明細書では詳細は記載されないことは、当業者によって明確に理解されよう。
本出願において提供されたいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は他の方式で実装される場合があることを理解されたい。たとえば、記載された装置実施形態は一例にすぎない。たとえば、ユニット分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であり得る。たとえば、複数のユニットまたは構成要素は組み合わされるか、もしくは別のシステムに統合される場合があり、または、いくつかの機能は無視されるか、もしくは実施されない場合がある。加えて、表示または説明された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実装される場合がある。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電気、機械、または他の形態で実装される場合がある。
別個の部分として記載されたユニットは、物理的に分かれている場合も、分かれていない場合もあり、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットである場合も、そうでない場合もあり、1つの場所に位置する場合があるか、または複数のネットワークユニット上に分散される場合がある。ユニットの一部またはすべては、本発明の実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の必要に応じて選択される場合がある。
出願文書を簡潔および明確にするために、前述の実施形態における技術的な特徴および説明は他の実施形態に適用可能であり、他の実施形態では、もはや1つずつ詳細に記載されないことを理解されたい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合される場合があり、または、ユニットの各々は物理的に単独で存在する場合があり、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合される場合がある。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装される場合があるか、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装される場合がある。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、統合ユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶される場合がある。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決策のすべてもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装される場合がある。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態に記載された方法のステップのすべてまたは一部を実施するように、(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体が含まれる。
出願文書を簡潔および明確にするために、前述の実施形態における技術的な特徴および説明は他の実施形態に適用可能であり、たとえば、方法実施形態における技術的な特徴は、装置実施形態または別の方法実施形態に適用可能であり得るし、他の実施形態では、もはや1つずつ詳細に記載されないことを理解されたい。
前述の説明は、本発明の特定の実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明において開示された技術的範囲内で、当業者が容易に考え付くいかなる修正または置換も、本発明の保護範囲内に入るべきである。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
100 通信システム
102 ネットワークデバイス
104,106,108,110,112,114 アンテナ
116 端末デバイス
118 順方向リンク
120 逆方向リンク
122 端末デバイス
124 順方向リンク
126 逆方向リンク
200 アップリンクデータ伝送方法
300 アップリンクデータ伝送方法
400 アップリンクデータ伝送方法
500 アップリンクデータ伝送方法
600 アップリンクデータ伝送装置
601 第1の決定モジュール
602 第2の決定モジュール
603 送信モジュール
700 アップリンクデータ伝送装置
701 受信モジュール
702 第1の決定モジュール
703 第2の決定モジュール
704 送信モジュール
800 アップリンクデータ伝送装置
801 プロセッサ
802 メモリ
803 バスシステム
804 トランシーバ
900 アップリンクデータ伝送装置
901 プロセッサ
902 メモリ
903 バスシステム
904 トランシーバ

Claims (28)

  1. アップリンクデータ受信方法であって、
    端末デバイスに割り振られるM個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成するステップであって、Mが正の整数であり、前記伝送エリアが、時間-周波数リソースを表し、前記M個の伝送エリアは、非許可モードのアップリンクデータ送信に使用され、アップリンクデータは、サービス要求からネットワークデバイスによるアップリンク許可までのプロセスを経ることなく、前記M個の伝送エリアのうちの少なくとも1つの伝送エリアを使用することによって送信され、前記第1の情報が、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含み、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの前記時間領域情報が、時間領域割当、時間領域期間および時間領域オフセットを含む、ステップと、
    前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定するステップと、
    前記端末デバイスに指示メッセージを送信するステップであって、前記指示メッセージが前記第1の情報および前記第2の情報を含み、前記指示メッセージが、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージにおいて搬送される、ステップと
    を含む方法。
  2. 前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、前記少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成するステップ
    をさらに含み、
    前記コードブック-パイロットセットは、複数のSCMAコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットとの間の組合せ関係を含み、
    前記指示メッセージが前記第3の情報をさらに含み、前記コードブック-パイロットセットが、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記コードブックが2つ以上のコードワードを含み、前記コードワードが多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、前記少なくとも2つの変調シンボルが、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第3の情報が前記少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
    前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定された前記トランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
    前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記M個の伝送エリアの中のN個の伝送エリア上で前記端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信するステップであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、ステップと、
    前記N個の伝送エリアの前記トランスポートブロックサイズに従って、前記N個の伝送エリア上の前記アップリンクデータを復号するステップであって、前記N個の伝送エリアの前記トランスポートブロックサイズの各々が、前記N個の伝送エリアの対応する伝送エリアに対して決定されたコーディングレートに従って決定される、ステップと
    をさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1の情報が、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記端末デバイスに指示メッセージを送信する前記ステップが、
    ブロードキャストチャネル上で前記指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに前記指示メッセージを送信するステップ、または
    専用制御チャネル上で前記指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、前記ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに前記指示メッセージを送信するステップ
    を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. アップリンクデータ受信装置であって、
    M個の伝送エリアを示すために使用される第1の情報を作成するように構成された第1の決定モジュールであって、Mが正の整数であり、前記M個の伝送エリアの各前記伝送エリアが、インターフェース時間-周波数リソースを表し、前記M個の伝送エリアは、非許可モードのアップリンクデータ送信に使用され、アップリンクデータは、サービス要求から前記装置によるアップリンク許可までのプロセスを経ることなく、前記M個の伝送エリアのうちの少なくとも1つの伝送エリアを使用することによって送信され、前記第1の情報が、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含み、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの前記時間領域情報が、時間領域割当、時間領域期間および時間領域オフセットを含む、第1の決定モジュールと、
    前記第1の決定モジュールによって決定された前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに、トランスポートブロックサイズを示すために使用される第2の情報を決定するように構成された第2の決定モジュールと、
    端末デバイスに指示メッセージを送信するように構成された送信モジュールであって、前記指示メッセージが、前記第1の情報および前記第2の情報を含み、前記指示メッセージが、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージにおいて搬送される、送信モジュールと
    を備える装置。
  11. 前記第1の決定モジュールによって決定された前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定し、前記少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用される第3の情報を作成するように構成された第2の決定モジュール
    をさらに備え、
    前記コードブック-パイロットセットは、複数のSCMAコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットとの間の組合せ関係を含み、
    前記送信モジュールによって送信される前記指示メッセージが前記第3の情報をさらに含み、前記コードブック-パイロットセットが、複数のコードブック、複数のパイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含む、請求項10に記載の装置。
  12. 前記コードブックが2つ以上のコードワードを含み、前記コードワードが多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、前記少なくとも2つの変調シンボルが、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記第3の情報が前記少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む、請求項11に記載の装置。
  14. 前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたトランスポートブロックサイズについての情報を含むか、または
    前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートについての情報を含み、その結果、前記端末デバイスが、伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、および前記コーディングレートに従って、トランスポートブロックサイズを決定する、請求項10から13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定された前記トランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
    前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む、請求項10から14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記M個の伝送エリアの中のN個の伝送エリア上で前記端末デバイスによって送信されたアップリンクデータを受信するように構成された受信モジュールであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、受信モジュールと、
    前記N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズに従って、前記N個の伝送エリア上の前記アップリンクデータを復号するように構成された復号モジュールであって、前記N個の伝送エリアの前記トランスポートブロックサイズの各々が、前記N個の伝送エリアの対応する伝送エリアに対して決定されたコーディングレートに従って決定される、復号モジュールと
    をさらに備える、請求項10から15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記第1の情報が、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用されるビットストリングを含む、請求項10から16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記送信モジュールが、具体的に、
    ブロードキャストチャネル上で前記指示メッセージを搬送し、ブロードキャスト方式で、ネットワークデバイスによってサービスされる端末デバイスのすべてもしくはいくつかに前記指示メッセージを送信すること、または
    専用制御チャネル上で前記指示メッセージを搬送し、ユニキャスト方式で、前記ネットワークデバイスによってサービスされる1つの特定の端末デバイスもしくは端末デバイスの1つの特定のグループに前記指示メッセージを送信すること
    を行うように構成される、請求項10から17のいずれか一項に記載の装置。
  19. アップリンクデータ伝送装置であって、
    ネットワークデバイスによって送信された指示メッセージを受信するように構成された受信モジュールであって、前記指示メッセージが、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージにおいて搬送され、前記指示メッセージが第1の情報および第2の情報を含み、前記第1の情報が前記ネットワークデバイスによって割り振られたM個の伝送エリアを示すために使用され、前記第2の情報が前記M個の伝送エリアの各伝送エリアのトランスポートブロックサイズを示すために使用され、Mが正の整数であり、前記伝送エリアが、時間-周波数リソースを表し、前記M個の伝送エリアは、非許可モードのアップリンクデータ送信に使用され、アップリンクデータは、サービス要求からネットワークデバイスによるアップリンク許可までのプロセスを経ることなく、前記M個の伝送エリアのうちの少なくとも1つの伝送エリアを使用することによって送信され、前記第1の情報が、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域情報および周波数領域情報を含み、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの前記時間領域情報が、時間領域割当、時間領域期間および時間領域オフセットを含む、受信モジュールと、
    前記第1の情報に従ってN個の伝送エリアを決定するように構成された第1の決定モジュールであって、NがMよりも小さいかまたはMに等しい正の整数である、第1の決定モジュールと、
    前記第2の情報に従って、前記N個の伝送エリアのトランスポートブロックサイズを決定するように構成された第2の決定モジュールと、
    前記N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、前記N個の伝送エリアの各伝送エリアの前記トランスポートブロックサイズに従って、前記ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信するように構成された送信モジュールと
    を備える装置。
  20. 前記N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、所定のコンステレーション-パイロットセットから1つのコンステレーション-パイロットの組合せを選択するように構成された第3の決定モジュールであって、前記コンステレーション-パイロットセットが複数のコンステレーション-パイロットの組合せを含む、第3の決定モジュールと、
    前記第3の決定モジュールによって決定された前記コンステレーション-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成するように構成された第1の作成モジュールと
    をさらに備え、
    前記送信モジュールが、具体的に、
    前記コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションに従って、かつ前記N個の伝送エリアの各伝送エリアの前記トランスポートブロックサイズに従って、前記N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
    前記N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、前記ネットワークデバイスに前記アップリンクパイロットおよび前記アップリンクデータを送信することと
    を行うように構成される、請求項19に記載の装置。
  21. 前記指示メッセージが第3の情報をさらに含み、前記第3の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに前記ネットワークデバイスによって決定された少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを示すために使用され、前記コードブック-パイロットセットが、複数のSCMAコードブック、パイロットシーケンス、およびコードブックとパイロットシーケンスとの間の組合せ関係を含み、
    前記装置が、
    前記第3の情報に従って前記N個の伝送エリアの各伝送エリアの少なくとも1つのコードブック-パイロットセットを決定するように構成された第4の決定モジュールと、
    前記N個の伝送エリアの伝送エリアごとに、前記少なくとも1つのコードブック-パイロットセットから1つのコードブック-パイロットの組合せを選択するように構成された第5の決定モジュールと、
    前記コードブック-パイロットの組合せ内のパイロットシーケンスに従って、アップリンクパイロット信号を作成するように構成された第2の作成モジュールと
    をさらに備え、
    前記送信モジュールが、具体的に、
    前記コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックに従って、かつ前記N個の伝送エリアの各伝送エリアの前記トランスポートブロックサイズに従って、前記N個の伝送エリアの各伝送エリア上でアップリンクデータを作成することと、
    前記N個の伝送エリアの各伝送エリア上で、前記ネットワークデバイスに前記アップリンクパイロットおよび前記アップリンクデータを送信することと
    を行うように構成される、請求項19に記載の装置。
  22. 前記コードブックが2つ以上のコードワードを含み、前記コードワードが多次元複素ベクトルであって、データと少なくとも2つの変調シンボルとの間のマッピング関係を表すために使用され、前記少なくとも2つの変調シンボルが、少なくとも1つのゼロ変調シンボルおよび少なくとも1つの非ゼロ変調シンボルを含む、請求項21に記載の装置。
  23. 前記第3の情報が前記少なくとも1つのコードブック-パイロットセットのインデックスを含む、請求項21または22に記載の装置。
  24. 前記コンステレーション-パイロットの組合せが、以下の条件:
    伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コンステレーション-パイロットの組合せ内の変調コンステレーションの変調次数>前記伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
    を満たす、請求項20に記載の装置。
  25. 前記コードブック-パイロットの組合せが、以下の条件:
    伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数*コードブック-パイロットの組合せ内のコードブックの変調次数>前記伝送エリア用に決定されたトランスポートブロックサイズ
    を満たす、請求項21から23のいずれか一項に記載の装置。
  26. 前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに前記ネットワークデバイスによって決定されたコーディングレートについての情報を含み、前記送信モジュールが、具体的に、
    前記N個の伝送エリアの各伝送エリア内にあり、データを伝送するために使用され得る単位時間-周波数リソースの数、変調次数、および前記コーディングレートに従って、前記N個の伝送エリアの各伝送エリアの前記トランスポートブロックサイズを決定すること
    を行うように構成される、請求項19から25のいずれか一項に記載の装置。
  27. 前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定された前記トランスポートブロックサイズのインデックスを含むか、または
    前記第2の情報が、前記M個の伝送エリアの伝送エリアごとに決定されたコーディングレートのインデックスを含む、請求項19から25のいずれか一項に記載の装置。
  28. 前記第1の情報が、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの時間領域のサブフレームを示すために使用される第1のビットストリングと、前記M個の伝送エリアの各伝送エリアの周波数領域のリソースブロックを示すために使用される第2のビットストリングとを含む、請求項19から26のいずれか一項に記載の装置。
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