JP7160729B2 - 電子割符型格納方法およびその運用システム - Google Patents
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Description
本発明に係る電子割符型格納方法およびその運用システムは、自律分散ネットワークに接続され、自律分散ネットワークを形成する複数のノードを備え、分散型のブロックチェーンを用いて、仮想通貨のトランザクションが可能な公知の自律分散ネットワークを前提とする方法およびその運用システムである。
(4)アクセスしてきた利用者の求めに応じて、複数の匿名ノードコンピュータ7のアドレスを検索し、複数の匿名ノードコンピュータ7に分散されて格納されていた分割された秘密鍵の各部を収集する。
電子割符型格納方法およびその運用システムの特徴的な構成は、利用者の自律分散型電子割符ウォレット実行プログラムは、秘密鍵を保管する際に、利用者のノードコンピュータが、当該利用者の秘密鍵を、複数に分割する手段として機能させる(図5、図6参照)。
本発明の特徴的構成は、自律分散型電子割符ウォレット(自律分散型電子割符ウォレット実行プログラム)は、利用者のノードコンピュータ6を、図3、図5に示すように、秘密鍵を分割して、分割した秘密鍵を監視ノードコンピュータ群4の一つの監視ノードコンピュータ3に送る手段として機能させる点である。
上記のとおり、各自律分散自律分散ノードコンピュータ2は、3つの自律分散ノードコンピュータ2が一つの配列を成す構造を持っているため、3つの主要な自律分散ノードコンピュータ2を生成した後に、さらに3つに分けて9つの自律分散自律分散ノードコンピュータ2を構成するのに最も適した配置を有する。
より確実に秘密鍵を、秘密裡に格納する別の変形例を、以下説明する。利用者のノードコンピュータ6において、その自律分散型電子割符ウォレット実行プログラムによって、秘密鍵を、例えば、3つまたは9つに分割し、3つに分割した各部または9つに分割した3つづつを、それぞれ監視ノードコンピュータ群の異なる3つの監視ノードコンピュータ3に送信する。
本発明の自律分散ノードコンピュータ2は、例えば、利用者のノードコンピュータ6については、その自律分散型電子割符ウォレット実行プログラムが、低遅延時間でのトランザクション(取引)を実行できるように、独自のメモリキャッシュ空間を実装する。
自律分散型電子割符ウォレット実行プログラムによって、秘密鍵は、前記したとおり分割され、さらに監視ノードコンピュータ群4の一つの監視ノードコンピュータ3の匿名ノード選択手段20によって、それぞれ自律分散ネットワーク上の無作為に選択された複数の複数の匿名ノードコンピュータ7に格納されるが、利用者がトランザクションを実行したい場合は、分割された秘密鍵を収集し、秘密鍵の各部を結合して、元の秘密鍵を再生成(復元)する必要がある。
上記のとおり、秘密鍵の格納の際には、利用者のノードコンピュータ6からの格納作業のリクエストに最初に応答した監視ノードコンピュータ群4の一つの監視ノードコンピュータ3は、匿名ノード選択手段20によって、無作為に自律分散ネットワーク上の複数の匿名ノードコンピュータ7を選択し、利用者のノードコンピュータ6は、自律分散型電子割符ウォレット実行プログラムによって、分割した秘密鍵を、当該監視ノードコンピュータ3に送信し、当該監視ノードコンピュータ3は、分割した秘密鍵を、選択した複数の複数の匿名ノードコンピュータ7に書き込み格納する手段として、それぞれ機能をする。
本発明に係る電子割符型格納方法およびその運用システムについての作用およびプロセスを、図5、図6にフローチャートで示す。このフローチャートに沿って、一連のプロセスを説明する。
(c)自律分散ネットワークに接続可能な、各種のコンピュータ利用機器で利用可能であるのでユーザーの利便性が確保可能である。
(d)ERC223とIPFS(インタープラネタリー・ファイルシステム)等異なるプロトコルによる多重ブロックチェーンの有無の検出機能である。
(1)OSがWindows(登録商標名)である汎用的PC
(2)OSとしてAndroid(登録商標名)を常駐した携帯電話及び携帯機器
(3)iOS(登録商標名)を常駐した携帯電話及び携帯機器
(4)リアルタイムOS常駐した機器
(5)センサーネットワーク端末
(6)WiFi内蔵型SDカードとその編集ソフトウェア
(7)家庭内マルチメディアサーバー
(8)アンティウィルス(Anti Virus)ソフトウェアを常駐した機器
(9)インターネットのファイアーウォール機器
(10)デジタルカメラ
(11)各種ネットワークスイッチ機器
2 自律分散ノードコンピュータ
3 監視ノードコンピュータ
4 監視ノードコンピュータ群
6 利用者のノードコンピュータ
7 匿名ノードコンピュータ
10 データバス
11 入力部
12 出力部
13 CPU
14 メインメモリ
15 記憶装置
20 匿名ノードコンピュータ選択手段
Claims (12)
- 自律分散ネットワークに接続された複数のノードコンピュータを備え、分散型のブロックチェーンを用いて、仮想通貨のトランザクションが可能な自律分散ネットワークにおいて、利用者の秘密鍵を分割し複数の匿名ノードコンピュータに分散して格納する電子割符型格納方法であって、
複数のノードコンピュータは、仮想通貨の取引に参加する複数の利用者のノードコンピュータと、監視ノードコンピュータを含み、
利用者のノードコンピュータは、自律分散型電子割符ウォレットを備え、該自律分散型電子割符ウォレットによって、秘密鍵を分割し、ワンタイム暗号鍵で監視ノードコンピュータによる認証を受けて、監視ノードコンピュータに分割した秘密鍵の各部を送って、格納要求を指令し、
監視ノードコンピュータは、匿名選択手段を備え、該匿名選択手段によって、利用者のノードコンピュータからの格納要求の指令に基づき、自律分散ネットワークに接続された複数のノードコンピュータから、無作為に複数の匿名ノードコンピュータを選択し、そのアドレスを登録するとともに、選択した複数の匿名ノードコンピュータに、分割した秘密鍵の各部を分散して格納することを特徴とする電子割符型格納方法。 - 利用者のノードコンピュータは、自律分散型電子割符ウォレットによって、ワンタイム暗号鍵で監視ノードコンピュータによる認証を受けて、監視ノードコンピュータに分割した秘密鍵の各部の収集要求を指令し、
監視ノードコンピュータは、匿名選択手段によって、利用者のノードコンピュータからの収集要求の指令に基づき、分割した秘密鍵の各部を格納している複数の匿名ノードコンピュータから、秘密鍵の各部を収集し、当該利用者のノードコンピュータに送信し、
当該利用者のノードコンピュータの自律分散型電子割符ウォレットは、監視ノードコンピュータから送信された分割した秘密鍵の各部から、分割前の秘密鍵を再生することを特徴とする請求項1に記載の電子割符型格納方法。 - 監視ノードコンピュータは、利用者のノードコンピュータに対するトランザクションの都度、該利用者に対するワンタイム暗号鍵を新たに発行し、保存するとともに、利用者のノードコンピュータに送信し、
利用者のノードコンピュータは、該ワンタイム暗号鍵を保存して、次に監視ノードコンピュータにアクセスするための認証に供することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子割符型格納方法。 - 監視ノードコンピュータの複数を監視ノードコンピュータ群として設けることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の電子割符型格納方法。
- 自律分散型電子割符ウォレットは、秘密鍵の分割数を任意に設定することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の電子割符型格納方法。
- 自律分散ネットワークに接続された複数のノードコンピュータを備え、分散型のブロックチェーンを用いて、仮想通貨のトランザクションが可能な自律分散ネットワークにおいて、利用者の秘密鍵が分割されて複数の匿名ノードコンピュータに分散されて格納される電子割符型格納システムであって、
複数のノードコンピュータには、仮想通貨の取引に参加する複数の利用者のノードコンピュータと、監視ノードコンピュータが含まれており、
利用者のノードコンピュータは、自律分散型電子割符ウォレットを備え、該自律分散型電子割符ウォレットは、秘密鍵を分割し、ワンタイム暗号鍵で監視ノードコンピュータによる認証を受けて、監視ノードコンピュータに分割した秘密鍵の各部を送って、格納要求を指令する手段であり、
監視ノードコンピュータは、匿名選択手段を備え、該匿名選択手段は、利用者のノードコンピュータからの格納要求の指令に基づき、自律分散ネットワークに接続された複数のノードコンピュータから、無作為に複数の匿名ノードコンピュータを選択し、そのアドレスを登録するとともに、選択した複数の匿名ノードコンピュータに、分割した秘密鍵の各部を分散して格納する手段であることを特徴とする電子割符型格納システム。 - 利用者のノードコンピュータの自律分散型電子割符ウォレットは、ワンタイム暗号鍵によって監視ノードコンピュータによる認証を受けて、監視ノードコンピュータに分割した秘密鍵の各部の収集要求を指令する手段でもあり、
監視ノードコンピュータの匿名ノード選択手段は、利用者のノードコンピュータからの収集要求の指令に基づき、複数の匿名ノードコンピュータから、分割した秘密鍵の各部を収集し、当該利用者のノードコンピュータに送信する手段でもあり、
当該利用者のノードコンピュータの自律分散型電子割符ウォレットは、監視ノードコンピュータから送信された分割した秘密鍵の各部から、分割前の秘密鍵を再生する手段でもあることを特徴とする請求項6に記載の電子割符型格納システム。 - 監視ノードコンピュータの匿名選択手段は、利用者のノードコンピュータに対するトランザクションの都度、該利用者に対するワンタイム暗号鍵を新たに発行し、保存するとともに、利用者のノードコンピュータに送信する手段でもあり、
利用者のノードコンピュータの自律分散型電子割符ウォレットは、ワンタイム暗号鍵を保存して、次に監視ノードコンピュータにアクセスするための認証に供する手段でもあることを特徴とする請求項6又は7に記載の電子割符型格納システム。 - 監視ノードコンピュータの複数を監視ノードコンピュータ群として設けて成る構成であることを特徴とする請求項6~8のいずれかに記載の電子割符型格納方法。
- 利用者のノードコンピュータは、自律分散された複数の匿名ノードコンピュータへ、分割した秘密鍵の各部の格納するための書き込みを高速化するキャッシュ手段を有する構成であることを特徴とする請求項6~9のいずれかに記載の電子割符型格納システム。
- 自律分散型電子割符ウォレットは、自律分散ネットワークにおける多重ブロックチェーンが存在する環境でも動作できるカラムを持ち、ファイルベースのブロックチェーンとのハイブリット構成を有する環境下で動作する構成であることを特徴とする請求項6~10のいずれかに記載の電子割符型格納システム。
- 自律分散型電子割符ウォレットは、コンピュータ利用機器の各種のOSに対応し、コンピュータ、携帯端末、携帯電話、組み込みのセンサー端末又はロボットプロセッシングオートメーションに組み込まれた各種のプログラムにも接続可能である構成であることを特徴とする請求項6~11のいずれかに記載の電子割符型格納システム。
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福光 正幸, 他,秘密分散法と匿名通信による秘匿性に優れたP2P型ストレージ技術の提案,情報処理学会研究報告,日本,情報処理学会,2016年02月25日,Vol. 2016-CSEC-72, No. 6,pp. 1-8 |
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