JP7159931B2 - 駐車状態検出システム、駐車状態検出方法 - Google Patents

駐車状態検出システム、駐車状態検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、隣接する複数の駐車マスでの車両の駐車の有無を検出する技術に関する。
駐車場の駐車状態を検出する装置およびシステムが各種考案されている。例えば、特許文献1の車両検知方法は、各駐車マスに地磁気センサを備える。
地磁気センサの出力値は、車両が駐車していない状態から車両が駐車している状態で、変動する。この車両検知方法は、この地磁気センサの出力値の変動量から、駐車の有無を検出する。
特開2006-164145号公報
しかしながら、従来の方法では、検出対象の駐車マスに隣接する駐車マスへ、磁場への影響が大きな車両が停車すると、検出対象の駐車マスにおける地磁気センサの出力値も比較的大きく変動することがある。従来の方法は、この場合、検出対象の駐車マスに車両が駐車していると誤検出してしまう。
したがって、本発明の目的は、磁場への影響が大きな車両であっても、駐車の誤検出を抑制できる駐車状態検出技術を提供することにある。
本開示の一例によれば、駐車状態検出システムは、第1地磁気センサ、第2地磁気センサ、第1変動検出部、第2変動検出部、および、演算部を備える。第1地磁気センサは、第1駐車マスに配置されている。第2地磁気センサは、第1駐車マスに近接する第2駐車マスに配置されている。第1変動検出部は、第1地磁気センサの出力値の第1変動を検出する。第2変動検出部は、第2地磁気センサの出力値の第2変動を検出する。演算部は、第1変動と第2変動との大きさの比較結果を用いて、第1駐車マスの駐車状態または第2駐車マスの駐車状態を検出する。
この構成では、磁場に強い影響を与える車両(強磁場車両)が、例えば、第1駐車マスに駐車して、第1地磁気センサの出力値および第2地磁気センサの出力値が変化しても、その大きさの違いから、第1駐車マスが駐車中で、第2駐車マスが空車であることが、容易に検出される。
本開示の一例によれば、演算部は、第1変動が第2変動よりも大きければ、第1駐車マスに車両が駐車していることを検出する。
この構成では、上述の検出の具体的な一例を示しており、強磁場車両が駐車した駐車マスの方が、隣接する別の駐車マスよりも磁場の変化が大きいことを利用している。
本開示の一例によれば、演算部は、第1駐車マスに車両が駐車していると検出しているとき、第2変動が前記第1変動よりも大きければ、第2駐車マスに別の車両が駐車していることを検出する。
この構成では、第1駐車マスに車両が駐車している状態において、第2駐車マスに別の車両が停車すれば、第2変動検出部の出力が大きくなる。これを検出することで、第2駐車マスへの車両の駐車が検出される。
本開示の一例によれば、演算部は、第1変動の取得時刻を基準とした所定期間内の第2変動を用いて、駐車状態の検出を行う。
この構成では、変動の検出時間が駐車マス毎に異なっていても、駐車状態を検出できる。
本開示の一例によれば、第1変動検出部および第2変動検出部は、変動が変動検出閾値を超えたときに、第1変動および第2変動を前記演算部に出力する。
この構成では、駐車状態の変化が生じた可能性の高いときだけ、駐車状態の検出が行われる。これにより、駐車状態の検出の精度を維持しながら、検出の演算の頻度が抑えられる。
本開示の一例によれば、第1変動検出部は、第1地磁気センサの出力値が空車検出閾値を超えたとき、第1変動量の算出に用いる第1基準値を、変動後の第1地磁気センサの出力値に更新し、第2変動検出部は、第2地磁気センサの出力値が空車検出閾値を超えたとき、第2変動量の算出に用いる第2基準値を、変動後の第2地磁気センサの出力値に更新する。
この構成では、第1変動量の算出に用いる第1基準値、および第2変動量の算出に用いる第2基準値を常に正値にでき、駐車状態の検出が容易になる。
本開示の一例によれば、第1変動検出部は、第1地磁気センサの出力値が空車検出閾値未満であるとき、空車情報を演算部に出力し、第2変動検出部は、第2地磁気センサの出力値が空車検出閾値未満であるとき、空車情報を演算部に出力する。
この構成では、明らかな空車状態が容易に検出される。
本開示の一例によれば、第1地磁気センサおよび第1変動検出部は、第1センサ装置に収容され、第2地磁気センサおよび第2変動検出部は、第2センサ装置に収容される。演算部は、第1駐車マスおよび第2駐車マスと異なる位置に配置された管理装置に収容される。第1センサ装置、第2センサ装置、および、管理装置は、互いに通信可能な通信部をそれぞれに備える。
この構成では、駐車状態が遠隔地で検出、監視される。
本開示の一例によれば、演算部は、第1変動検出部に対応する第1演算部と、第2変動検出部に対応する第2演算部と、を有する。第1演算部と第2演算部とは、互いに、変動の問い合わせ通知と、該問い合わせ通知に対応する応答フラグとを送受信する。応答フラグは、第1変動と第2変動との大小関係を示すフラグである。第1演算部は、応答フラグを用いて、第1駐車マスの駐車状態を検出し、第2演算部は、応答フラグを用いて、第2駐車マスの駐車状態を検出する。
この構成では、それぞれの駐車マスに対して、それぞれ個別に駐車状態が検出される。
この発明によれば、磁場への影響が大きな車両であっても、駐車の誤検出を抑制できる。
第1の実施形態に係る駐車状態検出システムの概略機能ブロック図である。 駐車場の概略的な一例を示す平面図である。 センサ装置の出力値の時間遷移の一例を示す図である。 駐車状態の検出概念の一例を説明する図である。 センサ装置の処理の一例を示すフローチャートである。 管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る駐車状態検出システムの概略機能ブロック図である。 駐車状態の検出概念の一例を説明する図である。 (A)は、問い合わせ通知の送信および応答フラグの受信の処理の一例を示すフローチャートであり、(B)は、問い合わせ通知の受信および応答フラグの送信の処理の一例を示すフローチャートである。 派生例の駐車場の概略的な一例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を、図を参照して説明する。
・適用例
また、本実施形態に係る駐車状態検出技術の適用例について説明する。図4は、駐車状態の検出概念の一例を説明する図である。
図4に示すように、駐車場には、複数の駐車マス901、駐車マス902、および、駐車マス903が配置されている。駐車マス901と駐車マス902とは隣接しており、駐車マス902と駐車マス903とは、隣接している。センサ装置11は、駐車マス901に配置され、センサ装置12は、駐車マス902に配置され、センサ装置13は、駐車マス903に配置されている。センサ装置11は、駐車マス901の地磁気を検出し、地磁気の変動量を出力する。センサ装置12は、駐車マス902の地磁気を検出し、地磁気の変動量を出力する。センサ装置13は、駐車マス903の地磁気を検出し、地磁気の変動量を出力する。
磁場に強い影響を与える車両(強磁場車両)90が、駐車マス902に入庫すると、センサ装置11、センサ装置12、および、センサ装置13は、それぞれに地磁気の変動を検出し、変動量を出力する。
図示しない演算部201(図1参照)は、センサ装置11からの変動量、センサ装置12からの変動量、センサ装置13からの変動量を受信する。例えば、演算部201は、センサ装置11から変動量を受信すると、変動量の受信時間t11sに対して所定期間Tを設定する。演算部201は、所定期間内に、他のセンサ装置12からの変動量を受信していれば、これらの変動量を比較する。さらに、センサ装置12から変動量を受信すると、変動量の受信時間t12sに対して所定期間Tを設定する。演算部201は、所定期間内に、他のセンサ装置11およびセンサ装置13からの変動量を受信してれば、これらの変動量を比較する。さらに、センサ装置13から変動量を受信すると、変動量の受信時間t13sに対して所定期間Tを設定する。演算部201は、所定期間内に、他のセンサ装置12からの変動量を受信してれば、これらの変動量を比較する。
演算部201は、これら変動量の比較結果から、変動量の最も大きなセンサ装置12の駐車マス902に強磁場車両90が入庫したと判定し、駐車マス901および駐車マス903には、車両が入庫していないと判定する。
このような構成によって、駐車状態検出システムは、磁場に強い影響を与える車両(強磁場車両)が入庫しても、入庫した駐車マスを正確に判定できる。また、駐車状態検出システムは、この強磁場車両の入庫によって、地磁気センサの出力値が変動したものの、車両が入庫していない駐車マスも、正確に判定できる。すなわち、駐車場検出システムは、磁場への影響が大きな車両の入庫または出庫があっても、駐車の誤検出を抑制できる。
・構成例
(第1実施形態)
本発明の第1の実施形態に駐車状態検出システムおよび駐車状態検出方法について、図を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る駐車状態検出システムの概略機能ブロック図である。図2は、駐車場の概略的な一例を示す平面図である。なお、本実施形態では、駐車マスが3個であり、センサ装置が3個の例を示すが、駐車マスの個数は適宜設定可能であり、センサ装置の個数は、駐車マスの個数と同じであればよい。
図1に示すように、駐車状態検出システム10は、センサ装置11、センサ装置12、センサ装置13、および、管理装置20を備える。
図2に示すように、駐車場900は、駐車マス901、駐車マス902、および、駐車マス903を有する。駐車マス901、駐車マス902、および、駐車マス903は、この順に並んで配置されている。
(センサ装置の構成および概略処理)
センサ装置11は、地磁気センサ111、変動検出部112、および、通信部113を備える。センサ装置11は、駐車マス901内に配置されている。なお、駐車マス901内には、センサ装置11における少なくとも地磁気センサ111が配置されていればよい。
地磁気センサ111は、駐車マス901の地磁気を、直交三軸成分で検出し、変動検出部112に出力する。なお、地磁気センサ111は、所定のサンプリング周期で、地磁気を検出する。
変動検出部112は、地磁気の変動を算出する。変動検出部112は、変動が変動検出閾値THc(図3参照)よりも大きければ、駐車マス901の地磁気の変動情報として、通信部113に出力する。この際、変動検出部112は、地磁気の変動情報に、変動も含む。さらに、変動検出部112は、地磁気の変動の検出時間を、地磁気の変動情報に含んでもよい。通信部113は、駐車マス901の地磁気の変動情報を、管理装置20に送信する。
センサ装置12は、地磁気センサ121、変動検出部122、および、通信部123を備える。センサ装置12は、駐車マス902内に配置されている。なお、駐車マス902内には、センサ装置12における少なくとも地磁気センサ121が配置されていればよい。
地磁気センサ121は、駐車マス902の地磁気を、直交三軸成分で検出し、変動検出部122に出力する。なお、地磁気センサ121は、所定のサンプリング周期で、地磁気を検出する。
変動検出部122は、地磁気の変動を算出する。変動検出部122は、変動が変動検出閾値THc(図3参照)よりも大きければ、駐車マス902の地磁気の変動情報として、通信部123に出力する。この際、変動検出部122は、地磁気の変動情報に、変動も含む。さらに、変動検出部122は、地磁気の変動の検出時間を、地磁気の変動情報に含んでもよい。通信部123は、駐車マス902の地磁気の変動情報を、管理装置20に送信する。
センサ装置13は、地磁気センサ131、変動検出部132、および、通信部133を備える。センサ装置13は、駐車マス903内に配置されている。なお、駐車マス903内には、センサ装置13における少なくとも地磁気センサ131が配置されていればよい。
地磁気センサ131は、駐車マス903の地磁気を、直交三軸成分で検出し、変動検出部132に出力する。なお、地磁気センサ131は、所定のサンプリング周期で、地磁気を検出する。
変動検出部132は、地磁気の変動を算出する。変動検出部132は、変動が変動検出閾値THc(図3参照)よりも大きければ、駐車マス903の地磁気の変動情報として、通信部133に出力する。この際、変動検出部132は、地磁気の変動情報に、変動も含む。さらに、変動検出部132は、地磁気の変動の検出時間を、地磁気の変動情報に含んでもよい。通信部133は、駐車マス903の地磁気の変動情報を、管理装置20に送信する。
(管理装置20の構成および概略処理)
管理装置20は、演算部201、通信部202、記憶部203、および、アンテナ220を備える。演算部201は、通信部202および記憶部203に接続している。通信部202は、アンテナ220に接続している。
通信部202は、アンテナ220を介して、センサ装置11の通信部113、センサ装置12の通信部123、および、センサ装置13の通信部133と通信を行う。通信部202は、通信部113から駐車マス901の地磁気の変動情報を受信し、通信部123から駐車マス902の地磁気の変動情報を受信し、通信部133から駐車マス903の地磁気の変動情報を受信する。
通信部202は、受信時間を検出し、それぞれの地磁気の変動情報に添付する。通信部202は、受信した地磁気の変動情報を、演算部201に出力する。
演算部201は、駐車マス901の地磁気の変動情報、駐車マス902の地磁気の変動情報、および、駐車マス903の地磁気の変動情報から、駐車マス901、駐車マス902、および、駐車マス903の駐車状態を検出する。この際、演算部201は、記憶部203に各地磁気の変動情報を記憶しながら、駐車状態を検出する。
(駐車状態とセンサ装置の出力との関係)
図3は、センサ装置の出力値の時間遷移の一例を示す図である。なお、図3では、センサ装置11とセンサ装置12との場合を例に示す。図3の上段は、駐車マス901および駐車マス902への駐車状態の遷移を示す。図3の中段は、センサ装置11の出力値の時間遷移を示す。図3の下段は、センサ装置12の出力値の時間遷移を示す。
まず、駐車状態の遷移について、図3の上段を用いて説明する。まず、状態ST11は、車両が入庫していない状態(初期状態)である。次に、状態ST12は、駐車マス901に、強磁場車両90が入庫(駐車)した状態である。状態ST13は、駐車マス901に強磁場車両90が入庫した状態で、駐車マス902に、車両90Wが入庫した状態を示す。なお、車両90Wは、磁場に大きな影響を与えない車両である。状態ST14は、駐車マス902に車両90Wが入庫した状態で、強磁場車両90が出庫した状態である。状態ST15は、車両90Wが出庫した状態である。各状態は、状態ST11、状態ST12、状態ST13、状態ST14、および、状態ST15の順に遷移するとする。
状態ST11では、駐車マス901、および、駐車マス902ともに、車両が入庫しておらず、地磁気が変化していないので、センサ装置11の出力値の変動量およびセンサ装置12の出力値の変動量は、極小さい。センサ装置11およびセンサ装置12は、この状態での出力値の例えば平均値を初期の基準値Dst0として記憶する。
なお、センサ装置11およびセンサ装置12は、空車検出閾値THuを記憶している。そして、センサ装置11およびセンサ装置12は、出力値が空車検出閾値THu未満であることを検出し、管理装置20に送信する。このような構成および処理を用いれば、駐車状態検出システム10は、空車状態を正確に検出できる。
状態ST12で、駐車マス901に強磁場車両90が入庫すると、センサ装置11の出力値の変動量およびセンサ装置12の出力値の変動量は大きく増加する。ここで、センサ装置11およびセンサ装置12は、初期の基準値Dst0に対する変動検出閾値THcを設定している。センサ装置11およびセンサ装置12は、検出した出力値の変動量が変動検出閾値THcを超えたことを検出する。センサ装置11およびセンサ装置12は、この検出によって、地磁気の変動情報を生成し、管理装置20に送信する。この際、センサ装置11は、駐車マス901での変動量を含む地磁気の変動情報を送信し、センサ装置12は、駐車マス902での変動量を含む地磁気の変動情報を送信する。この後、センサ装置11およびセンサ装置12の出力値は安定する。センサ装置11およびセンサ装置12は、この安定した出力値の例えば平均値を用いて、基準値Dst1を更新して記憶する。Dst0は更新せず保持し続ける。
状態ST13で、駐車マス902に車両90Wが入庫すると、センサ装置11の変動量は殆ど増加しないが、センサ装置12の変動量は大きく増加する。センサ装置12は、状態ST13で検出した変動量が変動検出閾値THcを超えたことを検出する。センサ装置12は、この検出によって、駐車マス902の地磁気の変動情報を生成し、管理装置20に送信する。一方、センサ装置11は、状態ST13で検出した変動量が変動検出閾値THcを超えていないので、駐車マス901の地磁気の変動情報を生成しない。この後、センサ装置11およびセンサ装置12の出力値は安定する。センサ装置11およびセンサ装置12は、この安定した出力値の例えば平均値を用いて、基準値Dst1を更新して記憶する。
状態ST14で、駐車マス901から強磁場車両90が出庫すると、センサ装置11の変動量およびセンサ装置12の変動量は大きく増加する。センサ装置11およびセンサ装置12は、検出した変動量が変動検出閾値THcを超えたことを検出する。センサ装置11は、駐車マス901での変動量を含む地磁気の変動情報を送信し、センサ装置12は、駐車マス902での変動量を含む地磁気の変動情報を送信する。この後、センサ装置11およびセンサ装置12の出力値は安定する。センサ装置11およびセンサ装置12は、この安定した出力値の例えば平均値を用いて、基準値Dst1を更新して記憶する。
状態ST15で、駐車マス902から車両90Wが出庫すると、センサ装置11の変動量は殆ど増加しないが、センサ装置12の変動量は大きく増加する。センサ装置12は、状態ST15で検出した変動量が変動検出閾値THcを超えたことを検出する。センサ装置12は、この検出によって、駐車マス902の地磁気の変動情報を生成し、管理装置20に送信する。一方、センサ装置11は、状態ST15で検出した変動量が変動検出閾値THcを超えていないので、駐車マス901の地磁気の変動情報を生成しない。この後、新たな入庫がなければ、変動量の変化はなく、所定時間に亘って略一定となる。常に地磁気は初期値のDst0と比較しており、Dst0との変動量がTHuより小さい場合、センサ装置11およびセンサ装置12は、この変動量の一定な状態を検出し、基準値Dst1を初期値にリセットする。
このように、センサ装置11およびセンサ装置12は、駐車マス901に強磁場車両90が入庫または出庫した場合に、変動情報を管理装置20に送信する。また、センサ装置12は、駐車マス902に車両90Wが入庫または出庫した場合に、変動情報を管理装置20に送信する。
管理装置20は、これらの変動情報を用いて、強磁場車両90の入庫または出庫と、車両90Wの入庫または出庫を検出する。具体的には、管理装置20は、センサ装置12のみから変動情報が得られることによって、駐車マス902への車両90Wの入庫または出庫を検出できる。一方、管理装置20は、センサ装置11の変動情報とセンサ装置12の変動情報とを用いて、次に示す処理を採用することで、駐車マス901への強磁場車両90の入庫または出庫を検出できる。
(管理装置20の具体的な処理)
図4は、駐車状態の検出概念の一例を説明する図である。図4では、駐車マス902への強磁場車両90の入庫時および出庫時の状態を示す。
駐車マス902に強磁場車両90が入庫すると、センサ装置11、センサ装置12、および、センサ装置13は、それぞれに変動情報を、管理装置20に送信する。なお、図4の場合では、センサ装置11からの変動情報、センサ装置12からの変動情報、および、センサ装置13からの変動情報が、この順で、管理装置20に受信される。
管理装置20は、センサ装置11からの変動情報を受信すると、受信時間t11sを検出する。管理装置20は、受信時間(取得時刻)t11sを基準にして、所定時間長からなる比較対象期間T1を設定する。比較対象期間T1は、例えば、時間軸上において受信時間t11sを基準として、前の時間および後の時間に所定の時間長を有する。
管理装置20は、センサ装置12からの変動情報を受信すると、受信時間t12sを検出する。管理装置20は、受信時間t12sが、受信時間t11sを基準とする比較対象期間T1内であれば、センサ装置11からの変動とセンサ装置12からの変動とを比較する。管理装置20は、センサ装置12からの変動がセンサ装置11からの変動よりも大きいことを検出し、記憶する。また、管理装置20は、受信時間(取得時刻)t12sを基準にして、所定時間長からなる比較対象期間T2を設定する。比較対象期間T2は、例えば、時間軸上において受信時間t12sを基準として、前の時間および後の時間に所定の時間長を有する。
管理装置20は、センサ装置13からの変動情報を受信すると、受信時間t13sを検出する。管理装置20は、受信時間t13sが、受信時間t12sを基準とする比較対象期間T2内であれば、センサ装置12からの変動とセンサ装置13からの変動とを比較する。管理装置20は、センサ装置12からの変動がセンサ装置13からの変動よりも大きいことを検出し、記憶する。また、管理装置20は、受信時間(取得時刻)t13sを基準にして、所定時間長からなる比較対象期間T3を設定する。比較対象期間T3は、例えば、時間軸上において受信時間t13sを基準として、前の時間および後の時間に所定の時間長を有する。
管理装置20は、センサ装置12からの変動が、センサ装置11およびセンサ装置13からの変動よりも大きいという上述の比較結果から、駐車マス902に、強磁場車両90が入庫したと検出する。このように、本実施形態の構成を用いれば、強磁場車両90の入庫を正確に検出できる。
次に、駐車マス902から強磁場車両90が出庫すると、センサ装置11、センサ装置12、および、センサ装置13は、それぞれに変動情報を、管理装置20に送信する。なお、図4の場合では、センサ装置13からの変動情報、センサ装置12からの変動情報、および、センサ装置11からの変動情報が、この順で、管理装置20に受信される。
管理装置20は、センサ装置13からの変動情報を受信すると、受信時間t13eを検出する。管理装置20は、受信時間(取得時刻)t13eを基準にして、所定時間長からなる比較対象期間T3を設定する。比較対象期間T3は、例えば、時間軸上において受信時間t13eを基準として、前の時間および後の時間に所定の時間長を有する。
管理装置20は、センサ装置12からの変動情報を受信すると、受信時間t12eを検出する。管理装置20は、受信時間t12eが、受信時間t13eを基準とする比較対象期間T3内であれば、センサ装置13からの変動とセンサ装置12からの変動とを比較する。管理装置20は、センサ装置12からの変動がセンサ装置13からの変動よりも大きいことを検出し、記憶する。また、管理装置20は、受信時間(取得時刻)t12eを基準にして、所定時間長からなる比較対象期間T2を設定する。比較対象期間T2は、例えば、時間軸上において受信時間t12eを基準として、前の時間および後の時間に所定の時間長を有する。
管理装置20は、センサ装置11からの変動情報を受信すると、受信時間t11eを検出する。管理装置20は、受信時間t11eが、受信時間t12eを基準とする比較対象期間T2内であれば、センサ装置12からの変動とセンサ装置11からの変動とを比較する。管理装置20は、センサ装置12からの変動がセンサ装置11からの変動よりも大きいことを検出し、記憶する。また、管理装置20は、受信時間(取得時刻)t11eを基準にして、所定時間長からなる比較対象期間T1を設定する。比較対象期間T1は、例えば、時間軸上において受信時間t11eを基準として、前の時間および後の時間に所定の時間長を有する。
管理装置20は、センサ装置12からの変動が、センサ装置11およびセンサ装置13からの変動よりも大きいという上述の比較結果から、駐車マス902から、強磁場車両90が出庫したと検出する。このように、本実施形態の構成を用いれば、強磁場車両90の出庫を正確に検出できる。
上述のように、本実施形態の構成および処理を用いることによって、駐車状態検出システム10は、強磁場車両90に対しても、磁場に大きな影響を与えない車両90Wに対しても、駐車マスへの入庫または出庫を正確に検出できる。
(センサ装置の処理フロー)
上述の処理を実現するため、センサ装置は、次に示す処理フローを実行する。図5は、センサ装置の処理の一例を示すフローチャートである。なお、具体的な処理の内容は、上述しており、詳細な説明は必要な箇所以外は省略する。また、以下では、センサ装置11を例に示すが、センサ装置12およびセンサ装置13も同様の処理を行う。
センサ装置11は、地磁気の直交三軸成分を測定(検出)する(S11)。センサ装置11は、基準値Dst0に対する地磁気の測定値(地磁気センサの出力値)の差分(変動SC)を算出する(S12)。
センサ装置11は、変動SCが空車検出閾値Thu未満であれば(S13;YES)、空車判定を管理装置20に送信する(S14)。センサ装置11は、基準値Dst1を初期値(=Dst0)にリセットし(S15)。
センサ装置11は、変動SCが空車検出閾値Thu以上であれば(S13;No)、基準値Dst1に対する地磁気の測定値の差分(変動SC)と変動検出閾値THcとを比較する(S16)。センサ装置11は、変動SCが変動検出閾値THcよりも大きければ(S17)、変動情報を管理装置20に送信する(S18)。そして、センサ装置11は、基準値Dst1を、変動後の地磁気の安定値(測定値)によって更新する(S19)。
(管理装置の処理フロー)
上述の処理を実現するため、管理装置は、次に示す処理フローを実行する。図6は、管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。なお、具体的な処理の内容は、上述しており、詳細な説明は必要な箇所以外は省略する。
管理装置20は、変動情報の受信待ちをし(S21)、空車判定を受信すれば(S22:YES)、空車状態に設定する(S23)。
管理装置20は、空車判定を受信していなければ(S22:NO)、受信した変動SCmと強磁場検知閾値THscとを比較する。管理装置20は、変動SCmが強磁場検知閾値THscを超えなければ(S24:NO)、他のセンサ装置の変動SCaとの比較を行わず、駐車状態を反転する(S27)。管理装置20は、変動SCmが強磁場検知閾値THscを超えていれば(S24:YES)、隣接する複数のセンサ装置からの変動情報を受信する(S25)。
管理装置20は、一つのセンサ装置の変動情報の変動SCmを、他のセンサ装置の変動情報の変動SCaと比較する。管理装置20は、変動SCmが変動SCaよりも大きければ(S26:YES)、変動SCmに対応するセンサ装置の駐車マスの駐車状態を反転する(S27)。管理装置20は、変動SCmが変動SCaよりも小さければ(S26:NO)、変動SCmに対応するセンサ装置の駐車マスの駐車状態を維持する(S28)。なお、変動SCaと強磁場検知閾値THscとの比較処理は、行わないことも可能であるが、行うことが好ましい。これにより、変動SCaが強磁場車両90によるものか、車両90Wによるものかを検出でき、この検出結果に応じた駐車状態の検出が可能になる。
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態に駐車状態検出システムおよび駐車状態検出方法について、図を参照して説明する。図7は、第2の実施形態に係る駐車状態検出システムの概略機能ブロック図である。
図7に示すように、第2の実施形態に係る駐車状態検出システム10Aは、第1の実施形態に係る駐車状態検出システム10に対して、管理装置20が省略され、各センサ装置が演算部を備える点で異なる。駐車状態検出システム10Aの他の構成は、駐車状態検出システム10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
駐車状態検出システム10Aは、センサ装置11A、センサ装置12A、センサ装置13Aを備える。センサ装置11Aは、地磁気センサ111、変動検出部112、通信部113、および、演算部114を備える。すなわち、センサ装置11Aは、センサ装置11における変動検出部112と通信部113との間に、演算部114を追加して接続した構成を備える。センサ装置12Aは、地磁気センサ121、変動検出部122、通信部123、および、演算部124を備える。すなわち、センサ装置12Aは、センサ装置12における変動検出部122と通信部123との間に、演算部124を追加して接続した構成を備える。センサ装置13Aは、地磁気センサ131、変動検出部132、通信部133、および、演算部134を備える。すなわち、センサ装置13Aは、センサ装置13における変動検出部132と通信部133との間に、演算部134を追加して接続した構成を備える。
演算部114、演算部124、演算部134は、それぞれに、センサ装置11A、センサ装置12A、センサ装置13Aに対応する駐車マスの駐車状態を検出する。
図8は、駐車状態の検出概念の一例を説明する図である。なお、図8は、強磁場車両90が入庫した場合の検出概念を示しているが、出庫時にも同じ概念を用いて検出が可能である。また、以下では、第1の実施形態(図4の場合)と異なる箇所のみを説明する。
図8に示すように、センサ装置11Aは、変動検出閾値THcを超える変動を検出すると、駐車マスが隣接するセンサ装置12Aに、問い合わせ通知AB1を送信する。問い合わせ通知AB1には、センサ装置11Aの変動、および、比較対象期間T1が含まれている。
センサ装置12Aは、センサ装置11Aの問い合わせ通知AB1を受信するとともに、変動検出閾値THcを超える変動を検出すると、センサ装置11Aに対して応答フラグBA1を生成する。この際、センサ装置12Aは、自装置の変動の検出が比較対象期間T1内にある場合に、応答フラグBA1を生成する。応答フラグBA1は、センサ装置12Aの変動とセンサ装置11Aの変動との比較結果が含まれている。この場合、センサ装置11Aの変動(問い合わせ通知に含まれる変動)は、センサ装置12Aの変動よりも小さいので、応答フラグBA1は、情報(小)を含む。
センサ装置11Aは、応答フラグBA1を受信する。センサ装置11Aは、応答フラグBA1から、センサ装置11Aの変動がセンサ装置12Aの変動よりも小さいことを検出し、駐車状態(図8の場合、空車)を維持する。
センサ装置12Aは、駐車マスが隣接するセンサ装置11Aに、問い合わせ通知BA2を送信する。問い合わせ通知BA2には、センサ装置12Aの変動、および、比較対象期間T2が含まれている。
センサ装置11Aは、センサ装置12Aの問い合わせ通知BA2を受信すると、センサ装置12Aに対して応答フラグAB2を生成する。この際、センサ装置11Aは、自装置の変動の検出が比較対象期間T2内にある場合に、応答フラグAB2を生成する。応答フラグAB2は、センサ装置11Aの変動とセンサ装置12Aの変動との比較結果が含まれている。この場合、センサ装置12Aの変動(問い合わせ通知に含まれる変動)は、センサ装置11Aの変動よりも大きいので、応答フラグAB2は、情報(大)を含む。
センサ装置12Aは、応答フラグAB2を受信する。センサ装置12Aは、応答フラグAB2から、センサ装置12Aの変動がセンサ装置11Aの変動よりも大きいことを検出し、記憶する。
センサ装置12Aは、駐車マスが隣接するセンサ装置13Aに、問い合わせ通知BC2を送信する。問い合わせ通知BC2には、センサ装置12Aの変動、および、比較対象期間T2が含まれている。
センサ装置13Aは、センサ装置12Aの問い合わせ通知BC2を受信すると、センサ装置12Aに対して応答フラグCB2を生成する。この際、センサ装置13Aは、自装置の変動の検出が比較対象期間T2内にある場合に、応答フラグCB2を生成する。応答フラグCB2は、センサ装置13Aの変動とセンサ装置12Aの変動との比較結果が含まれている。この場合、センサ装置12Aの変動(問い合わせ通知に含まれる変動)は、センサ装置13Aの変動よりも大きいので、応答フラグCB2は、情報(大)を含む。
センサ装置12Aは、応答フラグCB2を受信する。センサ装置12Aは、応答フラグCB2から、センサ装置12Aの変動がセンサ装置13Aの変動よりも大きいことを検出し、記憶する。
そして、センサ装置12Aは、受信した全ての応答フラグによって、センサ装置12Aの変動がセンサ装置11Aおよびセンサ装置13Aの変動よりも大きいことを検出し、駐車状態を反転(図8の場合、空車から満車に変更)する。
センサ装置13Aは、駐車マスが隣接するセンサ装置12Aに、問い合わせ通知CB3を送信する。問い合わせ通知CB3には、センサ装置13Aの変動、および、比較対象期間T3が含まれている。
センサ装置12Aは、センサ装置13Aの問い合わせ通知CB3を受信すると、センサ装置13Aに対して応答フラグBC3を生成する。この際、センサ装置12Aは、自装置の変動の検出が比較対象期間T3内にある場合に、応答フラグBC3を生成する。応答フラグBC3は、センサ装置13Aの変動とセンサ装置12Aの変動との比較結果が含まれている。この場合、センサ装置13Aの変動(問い合わせ通知に含まれる変動)は、センサ装置12Aの変動よりも小さいので、応答フラグBC3は、情報(小)を含む。
センサ装置13Aは、応答フラグBC3を受信する。センサ装置13Aは、応答フラグBC3から、センサ装置13Aの変動がセンサ装置12Aの変動よりも小さいことを検出し、駐車状態(図8の場合、空車)を維持する。
このような構成および処理を用いることによって、管理装置20、すなわち、上位システムを用いなくても、各センサ装置は、それぞれのセンサ装置に対応する駐車マスの駐車状態を正確に検出できる。
このような処理を実現する場合、各センサ装置は、次の処理を実行する。図9(A)は、問い合わせ通知の送信および応答フラグの受信の処理の一例を示すフローチャートであり、図9(B)は、問い合わせ通知の受信および応答フラグの送信の処理の一例を示すフローチャートである。
図9(A)に示すように、センサ装置は、変動情報を検出すると(S31)、周辺のセンサ装置(少なくとも駐車マスが隣接するセンサ装置)に対して、問い合わせ通知を送信する(S32)。
センサ装置は、周辺のセンサ装置からの応答フラグを受信すると(S33)、応答フラグの情報を検出する。センサ装置は、情報(大)ならば(S34:大)、駐車状態を反転する(S35)。センサ装置は、情報(小)ならば(S34:小)、駐車状態を維持する(S36)。
図9(B)に示すように、センサ装置は、周辺のセンサ装置から問い合わせ通知を受信すると(S41)、自装置の変動と、問い合わせ通知の変動とを比較する(S42)。センサ装置は、自装置の変動が大きければ(S43:大)、すなわち、問い合わせ通知に含まれる変動が自装置の変動よりも小さければ、情報(小)を含む応答フラグを送信する(S44)。センサ装置は、自装置の変動が小さければ(S43:小)、すなわち、問い合わせ通知に含まれる変動が自装置の変動よりも大きければ、情報(大)を含む応答フラグを送信する(S45)。
(駐車場検出システムおよび駐車場検出方法の派生例)
上述の各実施形態では、複数の駐車マスが1列に並ぶ態様を示した。しかしながら、図10に示すように、複数の駐車マスが2次元で配列される場合も、上述の構成および処理を適用できる。図10は、派生例の駐車場の概略的な一例を示す平面図である。
図10に示すように、駐車場900Aは、駐車マス901、駐車マス902、駐車マス903、駐車マス904、駐車マス905、および、駐車マス906を備える。駐車マス901、駐車マス902、駐車マス903は、1列に並んでおり、駐車マス904、駐車マス905、駐車マス906は、1列に並んでいる。これらの列は平行に並んでいる。駐車マス901と駐車マス904とは隣接しており、駐車マス902と駐車マス905とは隣接しており、駐車マス903と駐車マス906とは隣接している。
駐車マス901には、センサ装置11が配置されており、駐車マス902には、センサ装置12が配置されており、駐車マス903には、センサ装置13が配置されている。駐車マス904には、センサ装置14が配置されており、駐車マス905には、センサ装置15が配置されており、駐車マス906には、センサ装置16が配置されている。
このような構成では、駐車場検出システムは、二次元の各方向における隣接するセンサ装置の変動を比較すればよい。例えば、センサ装置12に対しては、センサ装置11、センサ装置13、センサ装置15を比較対象とすればよい。また、斜め方向に隣接するセンサ装置を比較対象に含んでもよい。例えば、センサ装置12に対しては、さらに、センサ装置14およびセンサ装置16を比較対象としてもよい。
10、10A:駐車状態検出システム
11、11A、12、12A、13、13A、14、15、16:センサ装置
20:管理装置
90:強磁場車両
90W:車両
111、121、131:地磁気センサ
112、122、132:変動検出部
113、123、133:通信部
114、124、134:演算部
201:演算部
202:通信部
203:記憶部
220:アンテナ
900、900A:駐車場
901、902、903、904、905、906:駐車マス

Claims (10)

  1. 第1駐車マスに配置された第1地磁気センサと、
    前記第1駐車マスに近接する第2駐車マスに配置された第2地磁気センサと、
    前記第1地磁気センサの出力値の第1変動を検出する第1変動検出部と、
    前記第2地磁気センサの出力値の第2変動を検出する第2変動検出部と、
    前記第1変動と前記第2変動との大きさの比較結果を用いて、前記第1駐車マスの駐車状態または前記第2駐車マスの駐車状態を検出する演算部と、
    を備え
    前記演算部は、
    前記第1変動量が前記第2変動量よりも大きければ、前記第1駐車マスに車両が駐車していることを検出し、
    前記第1駐車マスに車両が駐車していると検出しているとき、前記第2変動量が前記第1変動量よりも大きければ、前記第2駐車マスに別の車両が駐車していることを検出する、
    駐車状態検出システム。
  2. 前記演算部は、
    前記第1変動の取得時刻を基準とした所定期間内の前記第2変動を用いて、前記駐車状態の検出を行う、
    請求項1に記載の駐車状態検出システム。
  3. 前記第1変動検出部および前記第2変動検出部は、
    前記第1変動量、または第2変動量が変動検出閾値を超えたときに、前記第1変動および前記第2変動を前記演算部に出力する、
    請求項1、または2に記載の駐車状態検出システム。
  4. 前記第1変動検出部は、前記第1地磁気センサの出力値が空車検出閾値を超えたとき、前記第1変動量の算出に用いる第1基準値を、変動後の前記第1地磁気センサの出力値に更新し、
    前記第2変動検出部は、前記第2地磁気センサの出力値が前記空車検出閾値を超えたとき、前記第2変動量の算出に用いる第2基準値を、変動後の前記第2地磁気センサの出力値に更新する、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の駐車状態検出システム。
  5. 前記第1変動検出部は、前記第1地磁気センサの出力値が空車検出閾値未満であるとき、空車情報を、前記演算部に出力し、
    前記第2変動検出部は、前記第2地磁気センサの出力値前記空車検出閾値未満であるとき、空車情報を、前記演算部に出力する、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の駐車状態検出システム。
  6. 前記第1地磁気センサおよび前記第1変動検出部は、第1センサ装置に収容され、
    前記第2地磁気センサおよび前記第2変動検出部は、第2センサ装置に収容され、
    前記演算部は、前記第1駐車マスおよび前記第2駐車マスと異なる位置に配置された管理装置に収容され、
    前記第1センサ装置、前記第2センサ装置、および、前記管理装置は、互いに通信可能な通信部をそれぞれに備える、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の駐車状態検出システム。
  7. 前記演算部は、
    前記第1変動検出部に対応する第1演算部と、
    前記第2変動検出部に対応する第2演算部と、を有し、
    前記第1演算部と前記第2演算部とは、
    互いに、変動の問い合わせ通知と、該問い合わせ通知に対応する応答フラグとを送受信し、
    前記応答フラグは、前記第1変動と前記第2変動との大小関係を示すフラグであり、
    前記第1演算部は、前記応答フラグを用いて、前記第1駐車マスの駐車状態を検出し、
    前記第2演算部は、前記応答フラグを用いて、前記第2駐車マスの駐車状態を検出する、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の駐車状態検出システム。
  8. 第1駐車マスに配置された第1地磁気センサが前記第1駐車マスの地磁気を検出し、
    前記第1駐車マスに近接する第2駐車マスに配置された第2地磁気センサが前記第2駐車マスの地磁気を検出し、
    第1変動検出部が、前記第1地磁気センサの出力値の第1変動を検出し、
    第2変動検出部が、前記第2地磁気センサの出力値の第2変動を検出し、
    演算部が、前記第1変動と前記第2変動との大きさの比較結果を用いて、前記第1駐車マスの駐車状態または前記第2駐車マスの駐車状態を検出する、駐車状態検出方法であって、
    前記演算部は、
    前記第1変動量が前記第2変動量よりも大きければ、前記第1駐車マスに車両が駐車していることを検出し、
    前記第1駐車マスに車両が駐車していると検出しているとき、前記第2変動量が前記第1変動量よりも大きければ、前記第2駐車マスに別の車両が駐車していることを検出する、
    駐車状態検出方法。
  9. 前記演算部が、前記第1変動の取得時刻を基準とした所定期間内の前記第2変動を用いて、前記駐車状態の検出を行う、
    請求項に記載の駐車状態検出方法。
  10. 前記第1変動検出部は、前記第1地磁気センサの出力値が空車検出閾値を超えたとき、前記第1変動量の算出に用いる第1基準値を、変動後の前記第1地磁気センサの出力値に更新し、
    前記第2変動検出部は、前記第2地磁気センサの出力値が前記空車検出閾値を超えたとき、前記第2変動量の算出に用いる第2基準値を、変動後の前記第2地磁気センサの出力値に更新する、
    請求項8、または9に記載の駐車状態検出方法。
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