JP7158708B2 - 鋼管杭の溶接装置 - Google Patents
鋼管杭の溶接装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7158708B2 JP7158708B2 JP2018120762A JP2018120762A JP7158708B2 JP 7158708 B2 JP7158708 B2 JP 7158708B2 JP 2018120762 A JP2018120762 A JP 2018120762A JP 2018120762 A JP2018120762 A JP 2018120762A JP 7158708 B2 JP7158708 B2 JP 7158708B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- guide rail
- pipe pile
- welding device
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
前記ガイドレールは、その周面に凹状部を円形状に形成している。そして、前記自走装置は、前記凹状部の底面に沿って回転しながら移動するガイドロールと、鋼管杭の周面を転動する車輪と、径方向の逆側で前記鋼管杭の周面に補助車輪を転動させるサポートアームとを備えている。
この溶接装置によれば、前記車輪と前記補助車輪との間に前記鋼管杭を挟さむようにしているため、前記自走装置が鋼管杭の表面から離れてしまったり、前記ガイドロールが前記ガイドロールから脱落したりするのを防ぐことができる。
また、サポートアーム等を有する装置全体が、複雑化及び高重量化し易く、より簡素で軽量な構造が求められる。
鋼管杭の外周に装着される環状のガイドレールと、このガイドレールに沿って環状に移動する移動体とを備えた鋼管杭の溶接装置において、前記移動体は、前記ガイドレールに沿って移動するように前記ガイドレールに掛けられた掛合部と、前記ガイドレールよりも下側で鋼管杭の外周面上を周方向へ転動するローラ部と、前記ガイドレールよりも下側で鋼管杭の外周面を磁気吸引するマグネットと、鋼管杭へ向けてアークを発生するアーク発生部とを具備し、前記ガイドレールは、前記掛合部を載置する略水平な平坦環状のガイド面を有し、前記掛合部は、前記ガイドレールの前記ガイド面上を転動する複数の球状の転動部材を備えていることを特徴とする鋼管杭の溶接装置。
図1~図2に示す一例は、先に地中に埋設された鋼管杭a2の上端に、後から埋設する鋼管杭a1の下端を近接させ、この近接箇所を、鋼管杭の溶接装置1によって溶接する作業を示している。
このガイドレール10の上面は、鋼管杭a1の外周面に略直交して周方向へ延設され、略水平な平坦環状に形成される。この面は、溶接装置1の掛合部21を掛合して周方向へ案内するガイド面11として機能する。
そして、このガイド面11の上方側には、掛合部21の上方への移動を可能にする着脱スペースSが確保されている。
この着脱スペースSは、図2に示すように、移動体20がガイドレール10に装着される際や、移動体20がガイドレール10から外される際等に、部材間の干渉がないようにして、その作業を容易にする。
また、支持部材21bの下部側は、下方へ延設され、基部22に接続されている。支持部材21bは、図示例によれば、略T字状に構成される。
この基部22には、第一のローラ部23及び第二のローラ部24が、それぞれ、鋼管杭a1の外周面を周方向へ転動するように支持されている。
また、第二のローラ部24は、第一のローラ部23に対し、鋼管杭a1の周方向に間隔を置いて略平行に配設される。この第二のローラ部24も、第一のローラ部23と同様に、基部22を貫通する支持軸25の両端側に固定されている。
上記鋼管杭の溶接装置1を用いて、上下の鋼管杭a1,a2を溶接するには、先ず、図1に示すように、上側の鋼管杭a1に対し、ガイドレール10を装着し、次に、ガイドレール10に、移動体20を掛合する。
この掛合の際、図2に示すように、移動体20の掛合部21を、ガイド面11上方の着脱スペースSに通過させて、ガイド面11に載置すればよく、複雑な凹凸嵌合等を要さない。
この掛合状態では、掛合部21の下端側に基部22側が吊るされ、左右の第一及び第二のローラ部23,24が鋼管杭a1の外周面に接触し、アーク発生部43が上下の鋼管杭a1,a2の接合部分へ向く。アーク発生部43の上下位置は、操作部27cの操作により電動位置調整機構41を動作させることで、容易に調整することができる。
このため、平行する二つのローラ部23,24が鋼管杭a1の外周面に圧接されて、鋼管杭a1の中心軸と、各ローラ部23,24の中心軸とが略平行に保持される。
この移動中、平行な二つのローラ部23,24と鋼管杭a1の中心軸とが略平行に保持されるため、移動体20は、ほとんど傾斜することなく、鋼管杭a1の外周円に沿って移動する。また、マグネット31が鋼管杭a1の表面を磁気吸引するため、掛合部21がガイドレール10から脱落するのを防ぐことができる。
そして、前記移動中に、アーク発生部43からアークを発生させれば、鋼管杭a1,a2の接合部分を周方向にわたって略均等に溶接することができる。
しかも、従来のサポートアーム等を必要としないため、装置全体を簡素で軽量な構造にすることができる。
なお、以下に示す実施態様は、上記鋼管杭の溶接装置1に対し、その一部を変更したものであるため、主にその変更部分について詳述し、他の部分の詳細説明を適宜省略する。
このガイドレール10’においても、ガイド面11の上方側には、掛合部21’の係脱作業を容易にする着脱スペースSが確保される。
各転動部材21a’は、円盤状又は円筒状のローラであり、ガイド面11上を転動するように、回転自在に支持される。
10,10’:ガイドレール
20:移動体
21,21’:掛合部
21a,21a’:転動部材
21b:支持部材
22:基部
23:第一のローラ部
24:第二のローラ部
25:支持軸
31:マグネット
41:電動位置調整機構
42:昇降バー
43:アーク発生部
a1,a2:鋼管杭
S:着脱スペース
Claims (5)
- 鋼管杭の外周に装着される環状のガイドレールと、このガイドレールに沿って環状に移動する移動体とを備えた鋼管杭の溶接装置において、
前記移動体は、前記ガイドレールに沿って移動するように前記ガイドレールに掛けられた掛合部と、前記ガイドレールよりも下側で鋼管杭の外周面上を周方向へ転動するローラ部と、前記ガイドレールよりも下側で鋼管杭の外周面を磁気吸引するマグネットと、鋼管杭へ向けてアークを発生するアーク発生部とを具備し、
前記ガイドレールは、前記掛合部を載置する略水平な平坦環状のガイド面を有し、
前記掛合部は、前記ガイドレールの前記ガイド面上を転動する複数の球状の転動部材を備えていることを特徴とする鋼管杭の溶接装置。 - 前記ローラ部には、第一のローラ部と、この第一のローラ部に対し、鋼管杭の周方向に間隔を置いて略平行する第二のローラ部とが含まれていることを特徴とする請求項1記載の鋼管杭の溶接装置。
- 前記マグネットは、鋼管杭の外周面から離れた位置で鋼管杭の外周面を磁気吸引するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の鋼管杭の溶接装置。
- 前記ガイドレールは、前記ガイド面の上方側に、前記掛合部の上方への移動を可能にする着脱スペースを確保していることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の鋼管杭の溶接装置。
- 前記アーク発生部の上下方向位置を調整する電動位置調整機構を具備したことを特徴とする請求項1~4何れか1項記載の鋼管杭の溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018120762A JP7158708B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 鋼管杭の溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018120762A JP7158708B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 鋼管杭の溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020001048A JP2020001048A (ja) | 2020-01-09 |
JP7158708B2 true JP7158708B2 (ja) | 2022-10-24 |
Family
ID=69098033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018120762A Active JP7158708B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 鋼管杭の溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7158708B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112139748A (zh) * | 2020-09-11 | 2020-12-29 | 繁昌县琪鑫铸造有限公司 | 一种可旋转的钢管焊接设备 |
CN112238306B (zh) * | 2020-09-29 | 2022-04-22 | 焦作大学 | 一种桩基施工高效焊接机器人及焊接方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334916A (ja) | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Nakamura Kiso Kogyo Kk | 鋼管杭の溶接装置 |
JP2012035309A (ja) | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Sansei:Kk | 鋼管杭の溶接装置 |
JP2017196630A (ja) | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 東京テクノ株式会社 | 溶接装置および溶接方法 |
-
2018
- 2018-06-26 JP JP2018120762A patent/JP7158708B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334916A (ja) | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Nakamura Kiso Kogyo Kk | 鋼管杭の溶接装置 |
JP2012035309A (ja) | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Sansei:Kk | 鋼管杭の溶接装置 |
JP2017196630A (ja) | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 東京テクノ株式会社 | 溶接装置および溶接方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020001048A (ja) | 2020-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11267083B2 (en) | Mobile welding system | |
KR101239339B1 (ko) | 용접 장치 | |
JP7158708B2 (ja) | 鋼管杭の溶接装置 | |
KR100934960B1 (ko) | 강관 연결 시공용 포터블 타입 티그(tig) 자동용접장치 | |
KR100806537B1 (ko) | 강관의 티그(tig) 자동용접장치 | |
US20150360313A1 (en) | Welding apparatus | |
US20090230120A1 (en) | Welding head carrier for use in welding inner surface of tube | |
JP2009262226A (ja) | ワイヤ送給装置 | |
US3840170A (en) | Automatic, circumferentially traveling mechanism for use in automatic circumferential welding or cutting device | |
KR100893874B1 (ko) | 수평위빙 구동장치를 갖는 강관 티그(tig) 자동용접장치 | |
US4151390A (en) | Tool holder head, particularly for welding yokes and guns | |
US4051342A (en) | Continuous welder | |
KR20180080529A (ko) | 파이프 자동 용접장치 | |
WO2015079724A1 (ja) | 上下杭の溶接装置 | |
KR20110010875U (ko) | 파이프 용접용 회전 장치 | |
KR20180045418A (ko) | 오버레이용접 자동화장치 | |
KR20140002938U (ko) | 후판 라운드부 자동 용접장치 | |
NZ212234A (en) | Circumferentially-moving equipment for automatic pipe welding | |
JP2594601B2 (ja) | 鋼管溶接装置 | |
US4707581A (en) | Apparatus for the electroslag surfacing of rolling mill rolls | |
KR20120064280A (ko) | 두 개의 핫 와이어를 사용하는 연속회전 클래딩 장치 | |
KR20140099080A (ko) | 용접장치 | |
KR20130051215A (ko) | 무레일 용접장치 | |
JP2021154373A (ja) | フランジ付き配管製造装置 | |
KR20160053830A (ko) | 용해로 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221004 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7158708 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |