JP7156390B2 - 負荷軽減支援装置、負荷軽減システム、負荷軽減方法、及びプログラム - Google Patents

負荷軽減支援装置、負荷軽減システム、負荷軽減方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、負荷軽減支援装置、負荷軽減システム、負荷軽減方法、及びプログラに関する。
ユーザが着用することでユーザの歩行動作等の負荷のアシストや、ユーザが運ぶ荷物の負荷を免荷する負荷軽減装置が知られている。当該負荷軽減装置は人が装着できる場合にはパワードスーツと呼ばれることもある。
パワードスーツには、アクチュエータから筋力を補助するためのトルクを出力することにより、ユーザの脚に設けられたリンク機構を駆動して歩行動作をアシストするものがある。特許文献1には装着者の筋電位(生体信号)に基づいてアクチュエータに発生させるトルクを変更することにより、装着者の意思が反映されるようにアシスト力を制御する動作補助装置が記載されている。
特開2005-230099号公報
しかしながら、ユーザが歩行する通路の状態や天候等の周囲環境状態によっては、想定したユーザの動作に応じた適切な負荷軽減制御を提供できない可能性が有った。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる負荷軽減支援装置、負荷軽減システム、負荷軽減方法、プログラム、及びプログラムを記憶する記憶媒体を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、負荷軽減支援装置は、ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報を取得する取得部と、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する抽出部と、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる動作制御部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、負荷軽減システムは、負荷軽減支援装置と、ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置とを備える負荷軽減システムであって、前記負荷軽減支援装置は、前記ユーザの位置情報を取得する取得部と、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する抽出部と、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる動作制御部と、を備える。
本発明の第3の態様によれば、負荷軽減方法は、ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報を取得し、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出し、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる。
本発明の第4の態様によれば、ログラムは、負荷軽減支援装置のコンピュータに、ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報を取得し、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出し、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる、処理を実行させる。
本発明によればユーザの状況に応じた、より適した負荷軽減制御を提供することができる。
本発明の第1の実施形態による負荷軽減システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるパワードスーツの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による制御装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による制御装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態による負荷軽減支援装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による負荷軽減支援装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態による負荷軽減システムの処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態による負荷軽減システムの処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態による動作モードの選択画面の一例を示すイメージ図である。 本発明の制御装置の他の例を示す図である。 本発明の負荷軽減支援装置の最小構成を示す図である。 複数の、ユーザ状況取得センサ及びパワードスーツを有する負荷軽減システムの構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による負荷軽減支援装置、負荷軽減システム、負荷軽減方法、プログラム、及びプログラムを記憶する記憶媒体を、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
まず第1の実施形態について説明する。
図1は本実施形態による負荷軽減システムの構成を示す図である。
本図に示すように、本実施の形態における負荷軽減システムS1は、例えば、パワードスーツ100と、ユーザ状況取得センサ300と、負荷軽減支援装置400と、上位システム500とを備える。
パワードスーツ100はユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置の一態様である。
ユーザ状況取得センサ300は、一例として生体情報取得センサ310と位置情報取得センサ320とを備え、ユーザの状況を示すユーザ状況情報を取得する。生体情報取得センサ310は例えば体温計や心拍計であり、ユーザの体温や心拍等の生体情報を取得する。位置情報取得センサ320は例えばGPS(Global Positioning System)であり、ユーザの位置情報を取得する。ユーザ状況取得センサ300は例えばユーザの衣類等に予め取り付けられている。これにより、ユーザは衣類を着るだけでユーザ状況取得センサ300を装着することができるため、取扱いが非常に容易である。
負荷軽減支援装置400はパワードスーツ100の動作を支援するコンピュータである。
上位システム500は負荷軽減システムS1を統括して制御する指揮システム等のサーバ装置である。上位システム500は1または複数のコンピュータにより構成される。
負荷軽減支援装置400とユーザ状況取得センサ300及びパワードスーツ100とは無線通信する。また負荷軽減支援装置400と上位システム500とはインターネット等の広域通信網を介して有線または無線により通信する。
図1の例では、負荷軽減システムは、1つの、ユーザ状況取得センサ300とパワードスーツ100との組み合わせを例示する。ただし、この例に限定されるものではない。負荷軽減システムは、ユーザ状況取得センサ300とパワードスーツ100の組み合わせを複数、有してもよい。この場合、負荷軽減支援装置400は、複数の組み合わせそれぞれと通信する。
図2は本実施形態によるパワードスーツの構成を示す図である。
パワードスーツ100は負荷軽減装置の一態様である。パワードスーツ100は、骨格部11、ベルト12、股アクチュエータ13、膝アクチュエータ14、足首アクチュエータ15、靴裏プレート16、足装着具17、靴裏荷重センサ18、足裏荷重センサ19、荷台20、制御装置21、バッテリ22、股関節センサ23、膝関節センサ24、足関節センサ25、表示部30等により構成される。骨格部11は、一例としては、第一骨格部111、第二骨格部112、及び第三骨格部113に大別される。
図示するようにパワードスーツ100は一例として荷物を保持する機構の一態様である荷台20を支えるように、次のように構成される。すなわち、パワードスーツ100には、第一骨格部111が設けられ、左右の股アクチュエータ13はそれぞれ第一骨格部111と、パワードスーツ100を装着するユーザの左側または右側の大腿部に沿う対応する第二骨格部112とが回動可能に連結される。また左右の膝アクチュエータ14は、対応する左側または右側の第二骨格部112と、パワードスーツ100を装着するユーザの左側または右側の膝下脚部に沿う対応する第三骨格部113とを回動可能に連結する。また足首アクチュエータ15は、対応する左側または右側の第三骨格部113と、パワードスーツ100を装着するユーザの左側または右側の足装着具17の裏に設けられる対応する靴裏プレート16に回動可能に連結する。
股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15は、ユーザの各脚の各関節において連結するリンク(フレーム)を回転駆動するトルクを出力してユーザに掛かる負荷を軽減する駆動機構である。第一骨格部111と第二骨格部112とは、股アクチュエータ13が連結するリンクである。また第二骨格部112と第三骨格部113とは、膝アクチュエータ14が連結するリンクである。また第三骨格部113と靴裏プレート16とは、足首アクチュエータ15が連結するリンクである。各リンク及び駆動機構がリンク機構を構成する。
股関節センサ23は、股アクチュエータ13に設置され、股関節角度、つまり第一骨格部111と第二骨格部112との角度をエンコーダにより検出する。膝関節センサ24は、膝アクチュエータ14に設置され、膝関節角度、つまり第二骨格部112と第三骨格部113との角度をエンコーダにより検出する。足関節センサ25は、足首アクチュエータ15に設置され、足関節角度、つまり第三骨格部113と靴裏プレート16との角度をエンコーダにより検出する。股関節センサ23,膝関節センサ24,足関節センサ25は、ユーザの各脚の各関節の角度(以下「関節角度」とする。)を検出する。
靴裏荷重センサ18は、ユーザが装着する靴に相当する足装着具17の底に設けられる。靴裏荷重センサ18は、パワードスーツ100や荷物の重量を接地面に伝える靴裏プレート16やユーザの体重を接地面に伝える足装着具17の接地面側に、靴裏プレート16や足装着具17の裏面の全体を覆うように設けられている。足裏荷重センサ19は、足装着具17の中にユーザの足裏から掛かる重量を計測できるように足裏面全体を覆うように設けられている。
靴裏荷重センサ18や足裏荷重センサ19には、一例として、薄いシート状の絶縁体の表裏に行列状に電極が配置される。靴裏荷重センサ18や足裏荷重センサ19は、電極の格子点の電気抵抗を計測し、その計測値を制御装置21に出力する。制御装置21は各格子点の電気抵抗値に基づいて、各格子点に加わった圧力、及びセンサシートの面全体での荷重を算出する。
表示部30は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示装置である。表示部30は制御装置21と接続する。表示部30はその表示面にタッチパネルが配置されており、ユーザからの入力を受け付ける。
パワードスーツ100を装着するユーザは、自身の左右の足を対応する側の足装着具17に入れると共に、腰に第一骨格部111が密着するようにベルト12で固定する。パワードスーツ100は、荷物の荷重と、パワードスーツ100の荷重の多くを、足裏の接地面に骨格部11と股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15を介して逃がすような構造となっている。ユーザはパワードスーツ100の制御装置21の電源を入れる。制御装置21は、荷台20に積載された荷物の荷重と、パワードスーツ100の重量とを合計した装置重量を、できるだけ多く歩行面に骨格部11と股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15を介して伝えるように、股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15を制御する。これによりパワードスーツ100は、パワードスーツ100を装着し様々な動作を行うユーザに掛かる荷物の荷重等の負荷を免荷する。
図3は本実施形態による制御装置のハードウェア構成を示す図である。
この図が示すように制御装置21はCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、信号入出力装置104、無線通信装置105等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。
信号入出力装置104は、靴裏荷重センサ18や足裏荷重センサ19や股関節センサ23や膝関節センサ24や足関節センサ25から出力された信号を入力とする。信号入出力装置104は、股アクチュエータ13、膝アクチュエータ14、足首アクチュエータ15を制御する制御信号を出力する。制御装置21はバッテリ22からの電源供給により動作する。
無線通信装置105は負荷軽減支援装置400と通信接続する。
図4は本実施形態による制御装置の機能ブロック図である。
制御装置21は電源ボタンがONされることによりバッテリ22から供給された電力に基づいて起動する。制御装置21は起動後に制御プログラムを実行する。これにより制御装置21には、駆動制御部211、情報取得部212、通信部213、記憶部214、表示制御部215の機能構成が少なくとも備わる。
駆動制御部211は股アクチュエータ13、膝アクチュエータ14及び足首アクチュエータ15を制御する。駆動制御部211は、負荷軽減支援装置400から通知されたユーザに適切な動作モードで、股アクチュエータ13、膝アクチュエータ14及び足首アクチュエータ15を駆動させて、ユーザに掛かる負荷を軽減する。動作モードには、ユーザの行動の種別に応じて「走行」、「歩行」、「停止」等がある。各動作モードに対応する制御モデルは予め制御装置21に設定されている。駆動制御部211は、各動作モードに対応する制御モデルを用いて股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15が出力するトルクを算出する。そして、駆動制御部211は、算出したトルクを股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15に出力させる。
情報取得部212は靴裏荷重センサ18、足裏荷重センサ19、股関節センサ23、膝関節センサ24及び足関節センサ25からセンシング情報を取得する。靴裏荷重センサ18及び足裏荷重センサ19のセンシング情報は各センサの格子点の圧力(荷重)に対応する電気抵抗値を示す荷重情報である。股関節センサ23、膝関節センサ24及び足関節センサ25のセンシング情報は検出した関節角度を示す関節角度情報である。
通信部213は、負荷軽減支援装置400と無線通信する。
記憶部214は、脚の各関節における角度基準等の種々の情報を記憶する。
表示制御部215は、表示部30の表示を制御する。例えば表示制御部215は、負荷軽減支援装置400から動作モードとともに通知された参照情報を表示部30に表示する。
図5は本実施形態による負荷軽減支援装置のハードウェア構成を示す図である。
この図が示すように負荷軽減支援装置400はCPU401、ROM402、RAM403、大容量記憶装置404、通信モジュール405等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。
図6は本実施形態による負荷軽減支援装置の機能ブロック図である。
負荷軽減支援装置400は電源が投入されると起動し、予め記憶する動作プログラムを実行する。これにより負荷軽減支援装置400には、取得部41、抽出部42、動作制御部43、記憶部44、通信部45の機能構成が少なくとも備わる。
取得部41は、パワードスーツ100を装着するユーザのユーザ状況情報をユーザ状況取得センサ300(図1)から取得する。ユーザ状況情報には、ユーザの位置情報とユーザの生体情報とが含まれる。また取得部41は、パワードスーツ100の運用状況を更に取得する。運用状況は、靴裏荷重センサ18、足裏荷重センサ19、股関節センサ23、膝関節センサ24及び足関節センサ25が検出するセンシング情報と、現在の動作モードとを含む。
抽出部42は、パワードスーツ100の運用状況、ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態、及びユーザの生体情報に基づく肉体の疲労状態に応じた、パワードスーツ100の動作モードを抽出する。周囲環境状態は、天候、通路の状態、目的地に関する状況、同行者、或いは他のユーザの状況のうちいずれかを含む。
動作制御部43は、抽出した動作モードをパワードスーツ100の制御装置21に通知することにより、パワードスーツ100を当該動作モードで動作させる。また動作制御部43は、抽出した動作モードとともに、周囲環境状態や疲労状態に基づく参照情報を制御装置21に通知する。
記憶部44は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部44はユーザの通常時の体温や心拍等の生体情報を記憶する。また記憶部44は他のユーザとの親しさを示す情報や連携の高さを示す情報等を記憶する。
通信部45は、パワードスーツ100、ユーザ状況取得センサ300、または上位システム500と通信接続する。
図7は本実施形態による負荷軽減システムの処理フローを示す図である。図7の例では負荷軽減支援装置400が1つの制御装置21の通信する場合を例示するが、複数の制御装置21と通信する場合についても同様である。
まずユーザはパワードスーツ100を装着する。この時ユーザは足装着具17の内部に足裏荷重センサ19を挿入する。足裏荷重センサ19の面積はユーザの足の大きさに適した大きさものが利用されてよい。またユーザは靴裏荷重センサ18をパワードスーツ100の足装着具17や靴裏プレート16の接地面側に装着する。靴裏荷重センサ18の面積はユーザの足の大きさに対応する足装着具17に適した大きさものが利用されてよい。
ユーザはパワードスーツ100に備わる制御装置21の電源ボタンを操作して電源を投入する。これにより制御装置21が始動する(ステップS101)。
制御装置21の表示制御部215は、目的地入力画面を表示部30に表示して目的地情報の入力を受け付ける(ステップS102)。当該目的地入力画面には、目的地情報として目的地及び到着目標時刻を入力可能である。到着目標時刻は、目的地に到着する目標とする時刻である。ユーザは目的地入力画面において目的地情報を入力する。表示部30は入力された目的地情報を制御装置21に出力する。
制御装置21の通信部213は目的地情報を負荷軽減支援装置400に送信する(ステップS103)。負荷軽減支援装置400の取得部41は、制御装置21から送信された目的地情報を受信して取得する(ステップS104)。取得部41は、受信した目的地情報を記憶部44に書き込む。
ユーザはパワードスーツ100を装着したまま歩行する。ユーザはパワードスーツ100の荷台20に荷物を積載して歩行してもよい。制御装置21の駆動制御部211は、荷物やパワードスーツ100の自重によりユーザにかかる荷重を軽減するように、股アクチュエータ13、膝アクチュエータ14、足首アクチュエータ15を制御する。これによりパワードスーツ100は様々なユーザの動作に追従する。
制御装置21が駆動している間、情報取得部212は靴裏荷重センサ18,足裏荷重センサ19及び股関節センサ23,膝関節センサ24,足関節センサ25からセンシング情報を、運用状況情報として所定の間隔で取得する(ステップS105)。所定の間隔は一例としては10ミリ秒毎などの短時間毎である。情報取得部212は所定の間隔毎に取得した運用状況情報を対応付けて記憶部214に記録する。通信部213は無線通信装置105を介して記憶部214に記録された運用状況情報に現在の動作モードを付加して負荷軽減支援装置400へ送信する(ステップS106)。
負荷軽減支援装置400の取得部41は、制御装置21から送信された運用状況情報を受信して取得する(ステップS107)。また取得部41はユーザ状況取得センサ300からユーザ状況情報を受信して取得する(ステップS108)。
抽出部42は、取得した運用状況情報及びユーザ状況情報に応じたパワードスーツ100の推奨動作モードを抽出する(ステップS109)。例えば、まず抽出部42は、運用状況情報に基づいてユーザの現在の行動を分析する。行動には、例えば「走行」、「歩行」、「停止」等がある。続いて抽出部42は、ユーザ状況情報に含まれる生体情報に基づいてユーザの肉体の疲労状態を判定する。例えば抽出部42は、ユーザの通常時の体温及び心拍を記憶部44から読み出して取得した生体情報と比較し、その差に基づいて疲労状態を判定する。また抽出部42は、ユーザ状況情報に含まれる位置情報に基づいて周囲環境状態を判定する。具体的には抽出部42は通信部45を介して上位システム500からユーザの現在位置における天候、通路の状態、目的地に関する状況、ユーザの同行者、或いは他のユーザの状況等の周囲環境状態を取得する。
通路の状態には、通路が平坦であるか、進行方向に対して上り坂であるか下り坂であるか否か、舗装された道であるか等が含まれる。目的地に関する状況には、現在位置から目的地までの距離、目的地までの到着予定時刻、目的地の天候等が含まれる。到着予定時刻は、目的地に到着する予定の時刻である。ユーザの同行者には、ユーザに同行している同行者に関する情報が含まれる。他のユーザの状況には、他のユーザの位置情報が含まれる。抽出部42は、ユーザの同行者に応じて、同行者との連携状態を判定する。例えば抽出部42は、同行者がユーザに親しい人物であれば連携状態が高いと判定し、そうでない場合には連携状態が低いと判定する。
そして抽出部42は、現在のユーザの行動、現在の動作モード、疲労状態、及び周囲環境状態に基づいて推奨動作モードを抽出する。例えば、抽出部42は現在のユーザの行動が「歩行」であって動作モードが「走行」であって疲労状態が「高い」場合には、「歩行」を推奨動作モードとして抽出する。また抽出部42は現在のユーザの行動が「歩行」であって通路の状態が「上り坂」である場合には、通常の「歩行」よりもアシスト力を強くする「上り坂歩行」を推奨動作モードとして抽出する。アシスト力は負荷を軽減する力であり、具体的には股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15が出力するトルクの大きさである。また抽出部42は同行者との連携状態が高い場合には、通常の「歩行」よりもアシスト力を弱くする「連携歩行」を推奨動作モードとして抽出する。
動作制御部43は、抽出部42が抽出した推奨動作モードを制御装置21に通知する(ステップS110)。このとき動作制御部43は、推奨動作モードとともにその他の参照情報を制御装置21に通知してもよい。動作制御部43は処理を終了するか否かを判定する(ステップS111)。負荷軽減支援装置400は処理を終了しない場合には、ステップS107からの処理を繰り返す制御を行う。これにより負荷軽減支援装置400は、運用状況情報及びユーザ状況情報に基づいて推奨動作モードを抽出してパワードスーツ100に通知する処理を繰り返す。
制御装置21の駆動制御部211は、負荷軽減支援装置400から通知された推奨動作モードで股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15を駆動させる(ステップS112)。推奨動作モードは、例えば駆動制御部211が算出した股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15に対して出力させる、各トルクの値を補正する補正係数などの制御パラメータを示すものであって良い。駆動制御部211は所定のトルク算出式によって算出した股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15に対して出力させる各トルクの値に、推奨動作モードに対応する補正係数を乗じる。駆動制御部211はこの結果得られたトルクの値を、股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15に対して出力する。
具体的には駆動制御部211は、推奨動作モードに対応する制御パターンの制御パラメータを記憶部等から取得する。そして、駆動制御部211は、現在値を示すセンシング情報及び各関節の角度基準を用いて、判定した動作に対応する制御パラメータやアルゴリズムに基づき股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15が出力する補正前のトルクの目標値を算出する。駆動制御部211は、靴裏荷重センサ18、足裏荷重センサ19、股関節センサ23、膝関節センサ24、足関節センサ25又は加速度センサ26のうち少なくとも一つから取得した現在値を示すセンシング情報を用いる。
駆動制御部211は、トルクの目標値に基づいて角度制御器Kci(s)で股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15の回転角度を制御する。「s」は、制御系の周波数領域を示す。その後、駆動制御部211は、力制御器Kbi(s)で各脚の股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15にトルクτを出力させる。
これにより、時系列k番目(現在値)におけるユーザの印加する負荷抗力Fとユーザの印加トルクlと出力トルクτとが各アクチュエータのダイナミクスP(s)となる。股関節センサ23,膝関節センサ24,足関節センサ25は、股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15のダイナミクスP(s)に基づくパワードスーツ100のダイナミクスG(s)に応じた時系列k番目における各関節角度θを検出する。そして制御装置21は上述した処理を繰り返す。
なお駆動制御部211は、一例としては以下のトルク算出式を用いて現在時刻におけるトルクτを算出する。このトルク算出式(1)において、「(θ)/G(s)」は駆動制御部211へのフィードバック因子を示す。また「F・l」はフィードフォワード因子を示す。またTは補正前のトルクの目標値を示す。またf(θ)は股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15の角度基準を基準とした角度θを含む関数を示す。なお下記のトルク算出式は一例であって、以下に示すトルク算出式以外の式を用いてもよい。トルク算出式(1)において、「s」は制御系の周波数領域を示し、Kbiは力制御器の制御モデルを、Kciは角度制御器の制御モデルを示す。
τ=Kbi(s){T・Kci(s)-f(θ)/G(s)+F・l
・・・(1)
また表示制御部215は推奨動作モードに参照情報が付加されている場合には、参照情報を表示部30に表示してもよい。駆動制御部211は処理を終了するか否かを判定する(ステップS113)。制御装置21は処理を終了しない場合には、ステップS105からの処理を繰り返す制御を行う。これにより制御装置21は、運用状況情報の負荷軽減支援装置400への送信処理を繰り返す。
上述の処理によれば、負荷軽減支援装置400の抽出部42がユーザ状況情報及び運用状況情報に基づいてパワードスーツ100の推奨動作モードを抽出し、動作制御部43が推奨動作モードを通知する。これにより、負荷軽減支援装置400は、パワードスーツ100を推奨動作モードで動作させている。このため、ユーザの疲労状態やパワードスーツ100の運用状況、周囲環境状態、同行者との連携状態等の様々な情報を活用してパワードスーツ100の動作モードを最適な状態に設定することが可能となる。よって、ユーザにより適した負荷軽減や疲労軽減を提供することができる。
また上述の処理により、同行者が多数いるチームで行動するような場合に、そのチームに属する各ユーザの疲労状態等のユーザ状況情報に基づいて、チームとして最適な推奨動作モードを抽出し、その推奨動作モードを用いたトルク制御を行うようにしてよい。これにより、単独行動やパワードスーツ100を利用せずに荷物を運ぶ場合と比較して、より効率的な負荷軽減を行うことができる。
<第2の実施形態>
次に第2の実施形態について説明する。
本実施形態の負荷軽減システムS1の構成は第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。第1の実施形態では負荷軽減支援装置400は1つの推奨動作モードのみを抽出して制御装置21に通知している。第2の実施形態では負荷軽減支援装置400は複数の推奨動作モードを抽出して制御装置21に通知し、制御装置21はユーザに複数の推奨動作モードから1つ選択させる点が第1の実施形態と異なる。
すなわち、負荷軽減支援装置400の抽出部42は、パワードスーツ100の運用状況、ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態、及びユーザの生体情報に基づく疲労状態に応じた、パワードスーツ100の動作モードを複数抽出する。
動作制御部43は、抽出した複数の動作モードをパワードスーツ100の制御装置21に通知する。
制御装置21の表示制御部215は、通知された複数の動作モードをユーザが選択可能に表示部30に表示する。
駆動制御部211は、ユーザが表示部30において選択した動作モードで股アクチュエータ13、膝アクチュエータ14及び足首アクチュエータ15を駆動してユーザに掛かる負荷を軽減する。
図8は本実施形態による負荷軽減システムの処理フローを示す図である。図8の例では負荷軽減支援装置400が1つの制御装置21の通信する場合を例示するが、複数の制御装置21と通信する場合についても同様である。
ステップS201~ステップS208までの処理は上述したステップS102~ステップS108までの処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS208に続いて、抽出部42は、取得した運用状況情報及びユーザ状況情報に応じたパワードスーツ100の推奨動作モードを複数抽出する(ステップS209)。
例えば抽出部42は優先度の高い順に所定数の推奨動作モードを抽出する。
動作制御部43は、抽出部42が抽出した複数の推奨動作モードをその優先度とともに制御装置21に通知する(ステップS210)。このとき動作制御部43は、推奨動作モードとともにその他の参照情報を制御装置21に通知してもよい。動作制御部43は処理を終了するか否かを判定する(ステップS211)。負荷軽減支援装置400は処理を終了しない場合には、ステップS207からの処理を繰り返す制御を行う。これにより負荷軽減支援装置400は、運用状況情報及びユーザ状況情報に基づいて推奨動作モードを抽出してパワードスーツ100に通知する処理を繰り返す。
制御装置21の表示制御部215は、負荷軽減支援装置400から通知された複数の推奨動作モードを、ユーザが選択可能に表示部30に表示する(ステップS212)。このとき表示制御部215は推奨動作モードに参照情報が付加されている場合には、参照情報を表示部30に表示してもよい。
図9は本実施形態による動作モードの選択画面の一例を示すイメージ図である。
本図に示す例では、表示制御部215は選択画面に推奨動作モード「数km継続歩行」91、「数km走行」92、「現在位置からの退避」93、「現在位置停止」94、及び「OFF」95を、上から優先度の高い順に選択可能に表示している。動作モード「OFF」は、負荷軽減を提供しない、すなわち股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15を駆動しない動作モードである。
また表示制御部215は選択画面に参照情報96を更に表示している。本例では、表示制御部215は参照情報として、現在位置の天候「天候:晴」と、通路の状態「通路:平坦」と、周囲にいる他のユーザを通知する「近くにユーザAとユーザBがいます。」とを選択画面に表示している。さらに、表示制御部215は参照情報として、目的地の天候及び到着予定時刻を通知する「目的地の天候は晴れ、到着予定時刻は12:00です。」と、ユーザの疲労状態を通知する「疲労度:高 休憩を取りましょう。」とを選択画面に表示している。
なお表示制御部215は周囲にいる他のユーザを通知する際に地図を表示し、当該地図上に他のユーザの位置を示してもよい。また表示制御部215は目的地に対してユーザが現在居るべき位置を示す推奨位置をユーザの現在位置とともに地図上に表示してもよい。
図8に戻り、ユーザは表示部30に表示された複数の推奨動作モードから1つ選択する。表示部30は推奨動作モードの選択入力を受け付け(ステップS213)、選択された推奨動作モードを制御装置21に出力する。制御装置21の駆動制御部211は、ユーザが選択した推奨動作モードで股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15を駆動させる(ステップS214)。駆動制御部211は処理を終了するか否かを判定する(ステップS215)。制御装置21は処理を終了しない場合には、ステップS205からの処理を繰り返す制御を行う。これにより制御装置21は、運用状況情報の負荷軽減支援装置400への送信処理を繰り返す。
上述の処理によれば、負荷軽減支援装置400の抽出部42がユーザ状況情報及び運用状況情報に基づいてパワードスーツ100の推奨動作モードを複数抽出し、動作制御部43が複数の推奨動作モードを通知している。そしてパワードスーツ100の表示制御部215が通知された複数の推奨動作モードをユーザに選択可能に表示する。駆動制御部211はユーザが選択した推奨動作モードで股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15を駆動させる。これにより、第1の実施形態における効果に加えて、ユーザの意思を反映した最適な負荷軽減や疲労軽減を提供することができる。
上述の第1の実施形態や第2の実施形態において負荷軽減支援装置400は、推奨動作モードをチームに属する複数のユーザの運用状況情報やユーザ状況情報に基づいて特定する場合、機械学習による統合判断機能を用いて、推奨動作モードを特定してもよい。
図12は、複数の、ユーザ状況取得センサ300及びパワードスーツ100を有する負荷軽減システムの構成を示す図である。図12に示す負荷軽減システムS1は、ユーザ状況取得センサ300及びパワードスーツ100をそれぞれ含む複数の負荷軽減ユニット601、602を備える。
負荷軽減支援装置400は、複数のユーザ状況取得センサ300それぞれから、ユーザの位置情報を含む状態情報を取得する。状態情報は、例えば、疲労状態及び周囲環境状態を含んでもよい。負荷軽減支援装置400は、取得した、複数のユーザに関する状態情報を用いた機械学習にしたがって、規範モデルを抽出する。すなわち、負荷軽減支援装置400は、機械学習にしたがって、複数のパワードスーツ100それぞれの推奨動作モードを抽出する。負荷軽減支援装置400は、抽出した推奨動作モードにしたがって、各パワードスーツ100を動作させる。
例えば負荷軽減支援装置400は、パワードスーツ100を利用する複数のユーザの属するチームの理想的な動作パターンや、行動パターンに基づく規範モデルを特定する。負荷軽減支援装置400は、現在の複数のユーザに関する様々な繰り返し取得できるセンシングデータ(疲労状態、周囲環境状態等)を機械学習し、複数のユーザの推奨動作パターンを含む規範モデルを抽出する。すなわち、負荷軽減支援装置400は、複数のユーザの疲労状態及び周囲環境状態に基づいて、複数のユーザによる最適な連携行動を実現する規範モデルを特定する。
規範モデルが有する複数の推奨動作パターンは、複数のユーザ間で同一であってもよいし、互いに異なってもよい。複数のユーザ間で推奨動作パターンが互いに異なる場合、各ユーザの推奨動作パターンは、例えばセンシングデータに応じて特定される。
負荷軽減支援装置400は、特定した規範モデルと、各ユーザのセンシングデータから抽出した現在の動作パターンとを比較して差分を抽出する。負荷軽減支援装置400は、複数のユーザについて、その差分に基づいてユーザの動作を判定する。
そして、駆動制御部211は、複数のユーザについて、負荷軽減支援装置400の判定した動作に応じた制御パターンで出力トルクを制御する。つまり制御装置21は、予め記憶部等に記憶された複数の規範モデルから、特定した規範モデルに対応する、各ユーザの制御パターンの制御パラメータを取得する。
そして、駆動制御部211は、複数のユーザについて、判定した現在の動作パターンと、規範モデルとの差異に応じた最適な制御パラメータを設定する。そして駆動制御部211は、現在値を示すセンシング情報及び各関節の角度基準を用いて、判定した動作に対応する制御パラメータやアルゴリズムに基づき股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15が出力するトルクの目標値を算出する。駆動制御部211は、靴裏荷重センサ18、足裏荷重センサ19、股関節センサ23、膝関節センサ24、足関節センサ25又は加速度センサ26のうち少なくとも一つから取得した現在値を示すセンシング情報を用いる。駆動制御部211は、算出した各脚の股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15へ、トルクの目標値を用いてトルク算出式により算出した現在時刻におけるトルクτを出力する。
上述の複数のユーザが属するチームは、例えば、消防部隊、警察部隊、山岳部隊、原発事故関連部隊、沿岸海域救助隊などの行政に関する部隊であってよい。
パワードスーツ100が消防部隊で利用される場合、例えば、負荷軽減支援装置400は、大規模消火活動において、周囲状況の把握として、火災の激しい場所の特定、放水経路確保が困難な場所の特定を行う。そして、負荷軽減支援装置400は、消防部隊に属する複数のユーザとしての消防隊員の配置に応じた推奨動作モードによる、適切に連携した負荷軽減処理を行うことができる。
またパワードスーツ100が、警察部隊で利用される場合、例えば加害者追跡のための道路の混雑状況や走路状況を特定し、警察部隊に属するユーザとしての警察隊員に応じた推奨動作モードによる適切な負荷軽減処理を行うことができる。これにより、複数のユーザとしての警察隊員は、それぞれの推奨動作モードにしたがって互いに連携し、加害者の追跡行動を効率的に行うことができる。
またパワードスーツ100が、山岳部隊で利用される場合、例えば山岳救助の作業における坂の勾配や捜索範囲の広さなどの周囲状況や、最適な経路を特定し、山岳隊員に応じた推奨動作モードによる適切な負荷軽減処理を行うことができる。これにより、複数のユーザとしての山岳隊員は、それぞれの推奨動作モードにしたがって互いに連携し、効率的な救助活動を行うことができる。
またパワードスーツ100が、事故作業部隊で利用される場合、例えば作業隊員の作業における作業環境の特定を行い、周囲被害状況を特定し、作業隊員に応じた推奨動作モードによる適切な負荷軽減処理を行うことができる。これにより、複数のユーザとしての作業隊員は、それぞれの推奨動作モードにしたがって互いに連携し、効率的な事故対応作業を行うことができる。
またパワードスーツ100が、沿岸海域救助隊で利用される場合、例えば警備隊員の救助作業における海上、海中周辺の状況(テトラポットの有無、軟弱地の有無、不整地の有無など)を特定する。そして、パワードスーツ100は、警備隊員に応じた推奨動作モードによる適切な負荷軽減処理を行うことができる。これにより、複数のユーザとしての警備隊員は、それぞれの推奨動作モードにしたがって互いに連携し、効率的な救助作業を行うことができる。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、靴裏荷重センサ18はパワードスーツ100の靴裏プレート16の接地面側に予め設けられていてよい。また足裏荷重センサ19は足装着具17の内部に予め挿入されていてよい。
また上述の説明では靴裏荷重センサ18は足装着具17の裏面の全体を覆うような面積を有し、足裏荷重センサ19は足装着具17の内部に足裏面全体を覆うような面積を有することを示した。しかしながら靴裏荷重センサ18は、靴裏プレート16や足装着具17から接地面に加わる荷重をその荷重がかかる位置がずれた場合にも計測できるものであればよい。
また上述の説明ではパワードスーツ100を制御する場合を例示したが、これに限らず、制御装置21は非線形なモード移行を有する多関節型ロボット(例えばヒューマノイドロボット)等の制御全般において適用可能である。
また上述の説明ではパワードスーツ100は各関節それぞれに対応する股アクチュエータ13、膝アクチュエータ14、及び足首アクチュエータ15を備えているが、これに限定されるものではない。パワードスーツ100は、股アクチュエータ13,膝アクチュエータ14,足首アクチュエータ15の少なくともいずれか1つを備えればよい。例えば、パワードスーツ100は股アクチュエータ13及び膝アクチュエータ14のみを備え、足首アクチュエータ15は備えなくともよい。或いは、足首アクチュエータ15を機械的な板バネ等の制御信号を用いないアクチュエータにしてもよい。
また上述の説明ではパワードスーツ100は靴裏荷重センサ18及び足裏荷重センサ19の両方を備えているが、これに限らず、靴裏荷重センサ18または足裏荷重センサ19のうちいずれか一方のみを備えていればよい。
図10は制御装置の他の例を示す図である。
上述の例では制御装置21と負荷軽減支援装置400とが無線通信接続する場合の例を用いて説明している。しかしながら負荷軽減支援装置400は制御装置21の内部に備わり、パワードスーツ100に設けられていてもよい。負荷軽減支援装置400を制御装置21の内部に備えることにより、データ送受信の遅延を防ぐことができる。このため、ユーザの急峻な動作に対しても遅延せずリアルタイムに対応可能である。
図11は負荷軽減支援装置の最小構成を示す図である。
負荷軽減支援装置は少なくとも取得部41、抽出部42及び動作制御部43の機能を備えればよい。
取得部41は、ユーザの位置情報を取得する。
抽出部42は、ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じたパワードスーツ100の動作モードを抽出する。
動作制御部43は、抽出した動作モードでパワードスーツ100を動作させる。
上述の各装置は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、無線通信装置105等の各ハードウェアを備えたコンピュータであってよい。
上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)負荷軽減支援装置と、ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置とを備える負荷軽減システムであって、前記負荷軽減支援装置は、前記ユーザの位置情報を取得する取得部と、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する抽出部と、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる動作制御部と、を備える負荷軽減システム。
(付記2)前記取得部は、前記ユーザの生体情報を更に取得し、前記抽出部は、前記ユーザの生体情報に基づく疲労状態に応じて前記動作モードを抽出する付記1に記載の負荷軽減システム。
(付記3)前記取得部は、前記負荷軽減装置の運用状況を更に取得し、前記抽出部は、前記負荷軽減装置の運用状況に基づいて前記動作モードを抽出する付記1または付記2に記載の負荷軽減システム。
(付記4)前記抽出部は、前記動作モードを複数抽出し、前記動作制御部は、前記複数の動作モードを前記負荷軽減装置に通知し、前記負荷軽減装置は、前記通知された複数の動作モードを前記ユーザが選択可能に表示する表示部と、前記ユーザが選択した動作モードで前記ユーザに掛かる負荷を軽減する駆動機構と、を備える付記1から付記3の何れか一項に記載の負荷軽減システム。
(付記5)前記動作制御部は、前記動作モードとともに、前記周囲環境状態に基づく参照情報を前記負荷軽減装置に通知し、前記負荷軽減装置は、前記通知された参照情報を表示する表示部を備える付記1から付記4の何れか一項に記載の負荷軽減システム。
(付記6)前記周囲環境状態は、天候、通路の状態、同行者、或いは他のユーザの状況のうちいずれかを含む付記1から付記5の何れか一項に記載の負荷軽減システム。
(付記7)ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報を取得する取得部と、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する抽出部と、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる動作制御部と、を備える負荷軽減支援装置。
(付記8)前記取得部は、前記ユーザの生体情報を更に取得し、前記抽出部は、前記ユーザの生体情報に基づく疲労状態に応じて前記動作モードを抽出する付記7に記載の負荷軽減支援装置。
(付記9)前記取得部は、前記負荷軽減装置の運用状況を更に取得し、前記抽出部は、前記負荷軽減装置の運用状況に基づいて前記動作モードを抽出する付記7または付記8に記載の負荷軽減支援装置。
(付記10)前記抽出部は、前記動作モードを複数抽出し、前記動作制御部は、前記複数の動作モードを通知することにより、前記負荷軽減装置に前記複数の動作モードを前記ユーザが選択可能に表示させる付記7から付記9の何れか一項に記載の負荷軽減支援装置。
(付記11)前記動作制御部は、前記動作モードとともに、前記周囲環境状態に基づく参照情報を前記負荷軽減装置に通知することにより、前記負荷軽減装置に前記参照情報を表示させる付記7から付記10の何れか一項に記載の負荷軽減支援装置。
(付記12)前記周囲環境状態は、天候、通路の状態、同行者、或いは他のユーザの状況のうちいずれかを含む付記7から付記11の何れか一項に記載の負荷軽減支援装置。
(付記13)ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報を取得し、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出し、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる負荷軽減方法。
(付記14)負荷軽減支援装置のコンピュータに、ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報を取得し、前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出し、前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる、処理を実行させるプログラムを記憶する記憶媒体。
この出願は、2018年11月13日に日本出願された特願2018-212804号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によればユーザの状況に応じた、より適した負荷軽減制御を提供することができる。
S1・・・負荷軽減システム
100・・・パワードスーツ
11・・・骨格部
12・・・ベルト
13・・・股アクチュエータ
14・・・膝アクチュエータ
15・・・足首アクチュエータ
16・・・靴裏プレート
17・・・足装着具
18・・・靴裏荷重センサ
19・・・足裏荷重センサ
20・・・荷台
21・・・制御装置
22・・・バッテリ
23・・・股関節センサ
24・・・膝関節センサ
25・・・足関節センサ
30・・・表示部
211・・・駆動制御部
212・・・情報取得部
213・・・通信部
214・・・記憶部
215・・・表示制御部
300・・・ユーザ状況取得センサ
310・・・生体情報取得センサ
320・・・位置情報取得センサ
400・・・負荷軽減支援装置
41・・・取得部
42・・・抽出部
43・・・動作制御部
44・・・記憶部
45・・・通信部
500・・・上位システム

Claims (10)

  1. ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報を取得する取得部と、
    前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する抽出部と、
    前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる動作制御部と、
    を備え
    前記周囲環境状態は、前記ユーザの同行者の情報を含み、
    前記取得部は、前記ユーザの生体情報をさらに取得し、
    前記抽出部は、前記同行者との連携状態が高いか否かを判定し、前記ユーザの行動、現在の動作モード、前記ユーザの生体情報に基づく疲労状態、及び前記連携状態の判定結果に基づいて前記動作モードを抽出する、
    負荷軽減支援装置。
  2. 前記取得部は、前記ユーザの生体情報を更に取得し、
    前記抽出部は、前記ユーザの生体情報に基づく疲労状態に応じて前記動作モードを抽出する
    請求項1に記載の負荷軽減支援装置。
  3. 前記取得部は、前記負荷軽減装置の運用状況を更に取得し、
    前記抽出部は、前記負荷軽減装置の運用状況に基づいて前記動作モードを抽出する
    請求項1または請求項2に記載の負荷軽減支援装置。
  4. 前記抽出部は、前記動作モードを複数抽出し、
    前記動作制御部は、複数の前記動作モードを通知することにより、前記負荷軽減装置に複数の前記動作モードを前記ユーザが選択可能に表示させる
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の負荷軽減支援装置。
  5. 前記動作制御部は、前記動作モードとともに、前記周囲環境状態に基づく参照情報を前記負荷軽減装置に通知する
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の負荷軽減支援装置。
  6. 前記周囲環境状態は、天候、通路の状態、同行者、或いは他のユーザの状況のうちいずれかを含む
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の負荷軽減支援装置。
  7. 負荷軽減支援装置と、ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置とを備える負荷軽減システムであって、
    前記負荷軽減支援装置は、
    前記ユーザの位置情報を取得する取得部と、
    前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する抽出部と、
    前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる動作制御部と、
    を備え
    前記周囲環境状態は、前記ユーザの同行者の情報を含み、
    前記取得部は、前記ユーザの生体情報をさらに取得し、
    前記抽出部は、前記同行者との連携状態が高いか否かを判定し、前記ユーザの行動、現在の動作モード、前記ユーザの生体情報に基づく疲労状態、及び前記連携状態の判定結果に基づいて前記動作モードを抽出する、
    負荷軽減システム。
  8. 複数の前記負荷軽減装置を備え、
    前記取得部は、前記複数の負荷軽減装置から、前記ユーザの位置情報を取得し、
    前記抽出部は、前記複数の負荷軽減装置それぞれの前記動作モードを抽出し、
    前記動作制御部は、前記複数の負荷軽減装置を前記抽出した動作モードでそれぞれ動作させる、
    請求項7に記載の負荷軽減システム。
  9. ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報と前記ユーザの生体情報とを取得し、
    前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態であって前記ユーザの同行者の情報を含む前記周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する際に、前記同行者との連携状態が高いか否かを判定し、前記ユーザの行動、現在の動作モード、前記ユーザの生体情報に基づく疲労状態、及び前記連携状態の判定結果に基づいて前記動作モードを抽出し、
    前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる
    負荷軽減方法。
  10. 負荷軽減支援装置のコンピュータに、
    ユーザに掛かる負荷を軽減する負荷軽減装置を装着する前記ユーザの位置情報と前記ユーザの生体情報とを取得し、
    前記ユーザの位置情報に基づく周囲環境状態であって前記ユーザの同行者の情報を含む前記周囲環境状態に応じた前記負荷軽減装置の動作モードを抽出する際に、前記同行者との連携状態が高いか否かを判定し、前記ユーザの行動、現在の動作モード、前記ユーザの生体情報に基づく疲労状態、及び前記連携状態の判定結果に基づいて前記動作モードを抽出し、
    前記抽出した動作モードで前記負荷軽減装置を動作させる
    処理を実行させるプログラム。
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