JP7145127B2 - toy - Google Patents
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Description
本発明は、形態変化を可能とした玩具に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a toy that can change its shape.
後記特許文献1には、縮退状態と展開状態とを取り得るように構成された殼体と、付勢力によって殼体を縮退状態とする縮退手段と、付勢力に抗して殼体を展開状態とする展開手段と、発条動力によって回転可能な車輪を有する走行手段と、を備えた動作玩具が開示されている。この動作玩具は、走行手段による展開状態での走行と、走行過程における縮退状態への変化とを可能としている。
しかしながら、前掲の動作玩具は、走行手段による展開状態での走行と、走行過程における縮退状態への変化とを主眼としたものであるため、殼体を例えば生物を模したものとしても、展開状態と縮退状態が当該生物と掛け離れた形態に成りやすく、それ故に形態変化に基づく楽しさおよび面白さを遊戯者に供与することが難しい。 However, since the movement toy described above mainly focuses on traveling in the expanded state by the traveling means and changing to the retracted state in the course of traveling, even if the shell imitates, for example, a living thing, the expanded state can be used. The degenerate state tends to become a form that is far from the creature, and therefore it is difficult to provide the player with enjoyment and amusement based on the form change.
本発明が解決しようとする課題は、模倣対象に相応した形態変化を可能として当該形態変化による楽しさおよび面白さを遊戯者に供与できる玩具を提供することにある。 The problem to be solved by the present invention is to provide a toy that can change its form in accordance with the object to be imitated and that can provide the player with enjoyment and amusement due to the change in form.
本発明の一態様は、形態変化を可能とした玩具であって、玩具の一端部を成す第1要素と、玩具の他端部を成す第2要素と、玩具の前記第1要素と前記第2要素との間を成す少なくとも1個の第3要素とを備えており、第1要素と第2要素と第3要素は、第1要素と第2要素とが離反した第1形態と、第1要素と第2要素とが接近した第2形態とに可逆的に変化可能に構成されている。 One aspect of the present invention is a shape-changeable toy, comprising: a first element forming one end of the toy; a second element forming the other end of the toy; and at least one third element between the two elements, wherein the first element, the second element, and the third element are in a first form in which the first element and the second element are separated, and a third It is configured to be reversibly changeable to a second form in which the first element and the second element are close to each other.
本発明に係る玩具によれば、模倣対象に相応した形態変化を可能として当該形態変化による楽しさおよび面白さを遊戯者に供与することができる。 According to the toy according to the present invention, it is possible to change the shape of the object to be imitated, and to provide the player with enjoyment and amusement due to the change in shape.
以下の説明では、便宜上、図1(A)の左側を前、右側を後、下側を左、右側を右と表記し、図1(B)の上側を上、下側を下と表記し、他の図についてもこれらに準じて向きを表記する。 In the following description, for convenience, the left side of FIG. 1A is referred to as front, the right side as rear, the lower side as left, and the right side as right, and the upper side of FIG. 1B as up and the lower side as down. , and the orientations of other figures are indicated accordingly.
まず、図1および図2を用いて、本発明を適用した玩具10の基本構成について説明する。
First, the basic configuration of a
玩具10はダンゴムシを模したものであり、図1は玩具10の第1形態(ダンゴムシが例えば歩行や食餌等のために伸張した形態に相当)を示し、図2は玩具10の第2形態(ダンゴムシが例えば防御や乾燥防止等のために球状に丸まった形態に相当)を示す。
The
玩具10は、ダンゴムシの頭部および胸部第1節に対応する第1要素11と、腹部および尾部に対応する第2要素12と、胸部第2節~第7節それぞれに対応する計6個の第3要素13の他、触角に対応する1対の装飾部14と、脚に対応する7対の支持部15とを備えている。図1および図2から分かるように、第1要素11と第2要素12と第3要素13は異なる外観を有し、計6個の第3要素13は類似した外観を有している。
The
第1要素11は玩具10の前端部を成し、第2要素12は玩具10の後端部を成し、計6個の第3要素13は玩具10の第1要素11と第2要素12との間を成している。これら第1要素11と第2要素12と第3要素13は、第1要素11と第2要素12とが離反した(例えば「接近していない」「接続していない」等)第1形態と、第1要素11と第2要素12とが接近した(例えば「近接している」「接続している」等)第2形態とに可逆的に変化可能に構成されている。ちなみに、第1要素11と第2要素12との接近は、具体的には例えば第1要素11の底部11c(図3を参照)と第2要素12の底部12c(図4を参照)との接近である。
A
後に詳述するが、第1要素11と第2要素12と計6個の第3要素13は、各々が変位可能に連結されており、変位は回動変位であり、連結は着脱可能な連結である。第1形態において前後方向に並ぶ計6個の第3要素13の外観は先に説明したように同一ではないため、連結の際に誤った連結をしないよう各第3要素13、好ましくは各々の内面には、並び順を示す番号(図示省略)が付されている。
As will be described in detail later, the
次に、図3を用いて、第1要素11の具体構成について説明する。
Next, a specific configuration of the
第1要素11は、ABS樹脂やポリプロピレン等の硬質材料から形成されている。第1要素11の要素本体11aは、全体が弓形で外面が凸曲面を成しており、後側と下側が開放されている。要素本体11aの後側開放端の内形(略逆U字形)は、最も前に位置する第3要素13の要素本体13aの前側開放端の外形(略逆U字形、図5を参照)よりも大きい。すなわち、第1要素11の要素本体11aの後側開放端の内側に、最も前に位置する第3要素13の要素本体13aの前側部分が入り込めるようになっている。
The
要素本体11aの内側には、当該要素本体11aの内面から下方に延びる2本の支柱部11bが左右方向に間隔をおいて設けられているとともに、両支柱部11bの下端に板状の底部11cが設けられている。また、2本の支柱部11bには、連結部11dが上下方向(以下第1方向と言う)に直線変位できるように設けられている。
Inside the
2本の支柱部11bの上部には凸部から成る変位制限部11b1が設けられているため、連結部11dは、底部11cと両変位制限部11b1によって制限された範囲内で第1方向の直線変位が可能である。また、連結部11dに設けられた支柱部11bに対応する2個の貫通孔11d1の内径は各支柱部11bの外径よりも大きいため、連結部11dは、第1方向と異なる方向(例えば前後方向および左右方向等)の揺動ができるようになっている。
Since the displacement limiting portion 11b1 consisting of a convex portion is provided on the upper portion of the two
連結部11dの後面には、縦断面がC形を成す軸支部11dが左右方向に設けられている。この軸支部11dには、最も前に位置する第3要素13の軸部13fを着脱可能に嵌め込み可能である(図6(A)を参照)。
A
底部11cには、1対の装飾部14を着脱可能に取り付けるための2個の差込孔11c1が左右方向に間隔をおいて設けられている。各装飾部14は、差込孔11c1に対応する差込部14aをその基部に有している(図3を参照)。ちなみに、1対の装飾部14は、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレン等の軟質材料から形成されており、可撓性を有している。
The
次に、図4を用いて、第2要素12の具体構成について説明する。なお、図4(B)は図4(A)のS2-S2線断面図であるが、支持部15の図示を省略している。
Next, a specific configuration of the
第2要素12は、第1要素11と同様に、ABS樹脂やポリプロピレン等の硬質材料から形成されている。第2要素12の要素本体12aは、全体が弓形で外面が凸曲面を成しており、前側と下側が開放されている。要素本体12aの前側開放端の外形(略逆U字形)は、最も後ろに位置する第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内形(略逆U字形、図5を参照)よりも小さい。すなわち、最も後ろに位置する第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内側に、第2要素12の要素本体12aの前側部分が入り込めるようになっている。
The
要素本体12aの内側には、当該要素本体12aの内面から下方に延びる2本の支柱部12bが左右方向に間隔をおいて設けられているとともに、両支柱部12bの下端に板状の底部12cが設けられている。また、2本の支柱部12bには、連結部12dが第1方向に直線変位できるように設けられている。
Inside the
2本の支柱部12bの上部には凸部から成る変位制限部12b1が設けられているため、連結部12dは、底部12cと両変位制限部12b1によって制限された範囲内で第1方向の直線変位が可能である。また、連結部12dに設けられた支柱部12bに対応する2個の貫通孔12d1の内径は各支柱部12bの外径よりも大きいため、連結部12dは、第1方向と異なる方向(例えば前後方向および左右方向等)に揺動できるようになっている。
Since the displacement limiting portion 12b1 formed of a convex portion is provided on the upper portion of the two
連結部12dの前面には、左右両端の鍔部(符号省略)を介して軸部12eが左右方向に設けられている。この軸部12eは、最も後ろに位置する第3要素13の軸支部13eに着脱可能に嵌め込み可能であり(図6(C)を参照)、当該嵌め込みのために連結部12dの前面から若干前方に離れている。
A
底部12cには、1対の支持部15を取り付けるための2個の長孔12c1が左右方向に間隔をおいて設けられている。各支持部15は、支持部本体15aと、支持部本体15aを回転可能に支える支持部副体15bとを有しており、支持部副体15bには底部12cの長孔12c1内を左右方向(以下第2方向と言う)に直線変位可能な柱部分(符号省略)を有する抜け防止部15cが設けられている。すなわち、各支持部15は、支持部本体15aが支持部副体15bに対して回転可能であるとともに、支持部副体15bが第2方向に直線変位でき、かつ、自らを中心として回転できるようになっている。ちなみに、1対の支持部15の少なくとも支持部本体15aは、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレン等の軟質材料から形成されており、可撓性を有している。
The
次に、図5を用いて、各第3要素13の具体構成について説明する。なお、図5(C)は図5(A)のS3-S3線断面図であるが、支持部15の図示を省略している。
Next, a specific configuration of each
各第3要素13は、第1要素11および第2要素12と同様に、ABS樹脂やポリプロピレン等の硬質材料から形成されており、図1に示したように要素本体13aの左右方向寸法が若干異なる点以外は類似した外観を有している。
Like the
各第3要素13の要素本体13aは、全体が弓形で外面が凸曲面を成しており、後側と前側と下側が開放されている。各第3要素13の要素本体13aは、前側開放端の外形(略逆U字形)が後側開放端の外形(略逆U字形)よりも小さく、前側開放端の下端部それぞれに干渉回避用の切欠部13a1が形成されている。
The
また、前後方向で隣接する2個の第3要素13のうち、前側の第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内形(略逆U字形)は、後側の第3要素13の要素本体13aの前側開放端の外形(略逆U字形)よりも小さい。すなわち、計6個の第3要素13は、そのうち1個の第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内側に、その後側の第3要素13の要素本体13aの前側部分が入り込めるようになっている。
Further, of the two
各要素本体13aの内側には、当該要素本体13aの内面から下方に延びる2本の支柱部13bが左右方向に間隔をおいて設けられているとともに、両支柱部13bの下端に板状の底部13cが設けられている。また、2本の支柱部13bには、連結部13dが第1方向に直線変位できるように設けられている。
Inside each
2本の支柱部13bの上部には凸部から成る変位制限部12b1が設けられているため、連結部13dは、底部13cと両変位制限部13b1によって制限された範囲内で第1方向の直線変位が可能である。また、連結部13dに設けられた支柱部13bに対応する2個の貫通孔13d1の内径は各支柱部13bの外径よりも大きいため、連結部13dは、第1方向と異なるする方向(例えば前後方向および左右方向等)に揺動できるようになっている。
Since the displacement limiting portion 12b1 formed of a convex portion is provided on the upper portion of the two
連結部13dの後面には、縦断面がC形を成す軸支部13eが左右方向に設けられている。この軸支部13dには、その後ろに位置する第3要素13の軸部13fを着脱可能に嵌め込み可能である(図6(B)を参照)。また、連結部13dの前面には、左右両端の鍔部(符号省略)を介して軸部13fが左右方向に設けられている。この軸部13fは、その前に位置する第3要素13の軸支部13fに着脱可能に嵌め込み可能であり(図6(B)を参照)、当該嵌め込みのために連結部13dの前面から前方に若干離れている。
A
底部13cには、1対の支持部15を取り付けるための2個の長孔13c1が左右方向に間隔をおいて設けられている。各支持部15は、第2要素12の1対の支持部15と同様に、支持部本体15aと、支持部本体15aを回転可能に支える支持部副体15bとを有しており、支持部副体15bには底部13cの長孔13c1内を第2方向に直線変位可能な柱部分(符号省略)を有する抜け防止部15cが設けられている。すなわち、各支持部15は、支持部本体15aが支持部副体15bに対して回転可能であるとともに、支持部副体15bが第2方向に直線変位でき、かつ、自らを中心として回転できるようになっている。ちなみに、1対の支持部15の少なくとも支持部本体15aは、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレン等の軟質材料から形成されており、可撓性を有している。
The
次に、図6を用いて、第1要素11と第2要素12と計6個の第3要素13とが非連結状態にあり、計6個の第3要素13の内面に並び順を示す番号が付されている場合における玩具10の組立方法例について、作用効果を交えて説明する。なお、ここで説明する組立方法はあくまでも一例であって、玩具10の組立方法を限定するものではない。
Next, using FIG. 6, the
最初に、第1要素11と1番の番号が付された第3要素13を用意し、図6(A)に示したように、第1要素11の軸支部11eに1番目の第3要素13の軸部13fを嵌め込む。第1要素11に1対の装飾部14が取り付けられていない場合には、各装飾部14の差込部14aを第1要素11の各差込孔11c1に差し込む。続いて、2番の番号が付された第3要素13を用意し、図6(B)に示したように、1番目の第3要素13の軸支部13eに2番目の第3要素13の軸部13fを嵌め込む。続いて、これと同様の嵌め込みを3番~6番の番号が付された第3要素13に対して順に施す。続いて、第2要素12を用意し、図6(C)に示したように、6番目の第3要素13の軸支部13eに第2要素12の軸部12eを嵌め込む。以上で玩具10の組立が完了する。
First, the
第1要素11の軸支部11eへの第3要素13の軸部13fの嵌め込みと、第3要素11の軸支部13eへの別の第3要素13の軸部13fの嵌め込みと、第3要素11の軸支部13eへの第2要素12の軸部12eの嵌め込みがそれぞれ着脱可能であるため、各々の嵌め込みを解除することにより、第1要素11と第2要素12と計6個の第3要素13を非連結状態に戻すことができる。
Fitting the
次に、図1および図2を用いて、組立後の玩具10を第1形態と第2形態とに可逆的に変化させる方法例について説明する。なお、ここで説明する形態変化の方法はあくまでも一例であって、玩具10の形態変化の方法を限定するものではない。
Next, an example of a method for reversibly changing the assembled
組立後の玩具10を図1に示した第1形態に変化させるときには、第1要素11の軸支部11eに対して1番目の第3要素13の軸部13fを回動(玩具10を伸張させる方向への回動)させ、1番目~5番目の第3要素13の軸支部13eそれぞれに対して2番目~6番目の第3要素13の軸部13fを回動(玩具10を伸張させる方向への回動)させ、6番目の第3要素13の軸支部13eに対して第2要素12の軸部12eを回動(玩具10を伸張させる方向への回動)させるようにして、組立後の玩具10を極力伸張させる。
When the
第1要素11の連結部11dと第2要素12の連結部12dと各第3要素13の連結部13dのそれぞれが第1方向の直線変位が可能で、かつ、第1方向と異なる方向の揺動が可能であるため、組立後の玩具10を伸張させる際には、各連結部11d、連結部12dおよび連結部13dは第1方向に直線変位し、かつ、第1方向と異なる方向に揺動する。
Each of the connecting
換言すれば、各連結部11d、12dおよび13dの第1方向の直線変位と第1方向と異なる方向の揺動によって、第1要素11に対する1番目の第3要素14の位置と、1番目~5番目の第3要素13それぞれに対する2番目~6番目の第3要素13それぞれの位置と、6番目の第3要素13に対する第2要素12の位置が、適宜変わるようになっているため、これら位置変化により組立後の玩具10を極力伸張させて第1形態をより実物に近付けることができる。また、第1方向の直線変位を許容する構造とすることで第1要素11の軸支部11eに対する第3要素13の軸部13fの回動範囲を変化させることができる。具体的には、各連結部11d、12dおよび13dを最も上方に位置させることで、回動範囲を小さくすることができる一方、最も下方に位置させることで、回動範囲を大きくすることができる。なお、第1方向と異なる方向への揺動を許容しない構造とした場合であっても、各連結部11d、12dおよび13dの第1方向の直線変位を許容する構造であれば、第1形態を実物に近付けることができる。
In other words, the position of the first
また、第1要素11の要素本体11aの後側開放端の内側に1番目の第3要素13の要素本体13aの前側部分が入り込めるようになっており、1番目~5番目の第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内側それぞれに2番目~6番目の第3要素13の要素本体13aの前側部分それぞれが入り込めるようになっており、6番目の第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内側に第2要素12の要素本体12aの前側部分が入り込めるようになっているため、これら入り込み(一方が他方の一部を覆うこと)により組立後の玩具10を極力伸張させて第1形態を実物に近付けることができる。
In addition, the front portion of the
さらに、第1形態では、各第3要素13に設けられた1対の支持部15と第2要素12に設けられた1対の支持部15が下方に突出するため、計7対の支持部15を利用して、第1形態にある玩具本体10を卓上等に載置することができる。各支持部15の支持部本体15aは先に説明したように所定の自由度下で動かすことができ、しかも、支持部本体15aが可撓性を有しているため、各支持部15の支持部本体15aの向きを適宜調整することによって第1形態を実物により近付けることができるとともに、卓上等への載置も良好に行うことができる。
Furthermore, in the first form, the pair of
一方、第1形態の玩具本体10を図2に示した第2形態に変化させるときには、第1要素11から1対の装飾部14を取り外すとともに、計7対の支持部15の支持部本体15aを第2要素12の内側と各第3要素13の内側に隠れるように動かす。各支持部15の支持部本体15aは先に説明したように所定の自由度下で動かすことができるため、この操作は簡単に行うことできる。
On the other hand, when changing the toy
続いて、第1要素11の軸支部11eに対して1番目の第3要素13の軸部13fを回動(玩具10を丸める方向への回動)させ、1番目~5番目の第3要素13の軸支部13eそれぞれに対して2番目~6番目の第3要素13の軸部13fを回動(玩具10を丸める方向への回動)させ、6番目の第3要素13の軸支部13eに対して第2要素12の軸部12eを回動(玩具10を丸める方向への回動)させるようにして、第1形態の玩具本体10を丸める。続いて、第1要素11の底部11cと第2要素12の底部12cとを接近させるとともに、各第3要素13の向きを整えることで、全体が極力球状になるようにする。
Subsequently, the
第1要素11の連結部11dと第2要素12の連結部12dと各第3要素13の連結部13dのそれぞれが第1方向の直線変位が可能で、かつ、第1方向と異なる方向の揺動が可能であるため、第1形態の玩具10を丸める際には、各連結部11d、連結部12dおよび連結部13dは第1方向に直線変位し、かつ、第1方向と異なる方向に揺動する。
Each of the connecting
換言すれば、各連結部11d、12dおよび13dの第1方向の直線変位と第1方向と異なる方向の揺動によって、第1要素11に対する1番目の第3要素14の位置と、1番目~5番目の第3要素13それぞれに対する2番目~6番目の第3要素13それぞれの位置と、6番目の第3要素13に対する第2要素12の位置が、適宜変わるようになっているため、これら位置変化により第1形態の玩具10を極力球状に丸めて第2形態を実物に近付けることができる。また、第1方向の直線変位を許容する構造とすることで第3要素13の軸支部13eに対する第3要素13の軸部13fの回動範囲を変化させることができる。具体的には、各連結部11d、12dおよび13dを最も上方に位置させることで、回動範囲を小さくすることができる一方、最も下方に位置させることで、回動範囲を大きくすることができる。なお、第1方向と異なる方向への揺動を許容しない構造とした場合であっても、各連結部11d、12dおよび13dの第1方向の直線変位を許容する構造であれば、第1形態を実物に近付けることができる。
In other words, the position of the first
また、第1要素11の要素本体11aの後側開放端の内側に1番目の第3要素13の要素本体13aの前側部分が入り込めるようになっており、1番目~5番目の第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内側それぞれに2番目~6番目の第3要素13の要素本体13aの前側部分それぞれが入り込めるようになっており、6番目の第3要素13の要素本体13aの後側開放端の内側に第2要素12の要素本体12aの前側部分が入り込めるようになっているため、これら入り込み(一方が他方の一部を覆うこと)により第1形態の玩具10を極力球状に丸めて第2形態を実物に近付けることができる。
In addition, the front portion of the
さらに、各第3要素12の要素本体13aの前側開放端の下端部それぞれに干渉回避用の切欠部13a1が形成されているため、第1形態の玩具10を丸めるときに、第1要素11の底部11c等に1番目の第3要素13の要素本体13aが干渉したり、1番目~5番目の第3要素13の底部13c等それぞれに2番目~6番目の第3要素13の要素本体13aそれぞれが干渉したりすることを回避し、第1形態の玩具10を極力球状に丸めて第2形態を実物に近付けることができる。
Furthermore, since the interference avoidance notch 13a1 is formed at the lower end of the front open end of the element
さらに、計7対の支持部15の支持部本体15aは先に説明したように所定の自由度下で動くことができ、しかも、各支持部本体15aは可撓性を有しているため、第1形態の玩具10を丸める前に第2要素12の内側と各第3要素13の内側に隠れるように動かした各支持部本体15aが、第1形態の玩具10を丸めるときに障害となったり外に飛び出したりすることを防止して、第1形態の玩具10を極力球状に丸めて第2形態を実物に近付けることができる。
Furthermore, since the
さらに、図2に示した第2形態は玩具10が球状に丸まった形態であるため、第1要素11、第2要素12、及び各第3要素13により形成される内部空間に、例えば玩具10と関連のある付属物を収容することができる。また、第2形態は第1形態と異なり、玩具10が球状に丸まった形態であるため、第2形態の玩具10が例えば物品排出装置内に複数収容する場合であっても他の第2形態の玩具10との干渉を極力回避することができるので、球状に丸まった形態そのもの、或いは、これをフィルム等で包装したものを、物品排出装置の排出対象、例えば硬貨等を投入してハンドルを操作することで物品が排出される物品排出装置の商品とすることもできる。このように、第2の形態の玩具10は、遊戯に使用されるだけではなく、物品排出装置で販売する際にも使用されることができる。
Furthermore, since the second form shown in FIG. 2 is a form in which the
他方、第2形態の玩具本体10を図1に示した第1形態に変化させるときには、第1形態の玩具本体10を図2に示した第2形態に変化させるときと逆の手順で、玩具10を極力伸張させればよい。
On the other hand, when changing the
なお、各第3要素13はその軸部13fを中心として回動変位するため、組立後の玩具10を図1に示した第1形態に変化させた後の第3要素13間の隙間は、第1形態の玩具本体10を図2に示した第2形態に変化させた後の第3要素13間の隙間とは異なる。具体的には、各第3要素13の要素本体13aの形や回動変位の角度等にもよるが、計6個の第3要素13が類似した外観を有する場合、第1形態に変化させた後の第3要素13間の隙間は第2形態に変化させた後の第3要素13間の隙間よりも大きくなる。第2形態に変化させた後の第3要素13間の隙間が内部を視認できる程度に大きくなると第2形態を実物に近付けることが難しくなるため、第2形態に変化させた後の第3要素13間の隙間が極力小さくなるように、各第3要素13の形や回動変位の角度等を設計によって予め調整しておくことが望ましい。
In addition, since each
次に、前記同様の作用効果を得ることができる前記玩具10の変形例について説明する。
Next, a modified example of the
〈第1変形例〉第1形態の玩具本体10を図2に示した第2形態に変化させるときに、第1形態の玩具本体10を丸めた後に第1要素11の底部11cと第2要素12の底部12cとを接近させる方法を示したが、第1要素11の底部11cと第2要素12の底部12cの一方に凸部を設け他方に当該凸部が着脱可能に嵌まり込む凹部を設けておければ、凸部と凹部との嵌め合いによって、接近させた後の第1要素11の底部11cと第2要素12の底部12cとが離れることを防止できるし、玩具本体10を第2形態に維持することができる。
<First Modification> When the
〈第2変形例〉玩具10として計6個の第3要素13を有するものを示したが、第3要素13の数には特段の制限はなく、例えば、6個未満としてもよいし、6個超過としてもよい。
<Second Modification> Although the
〈第3変形例〉第1要素11に軸支部11eを設け、第2要素12に軸部12eを設け、各第3要素13の後ろに軸支部13eを設け前に軸部13fを設けたものを示したが、第1要素11に軸部を設け、第2要素12に軸支部を設け、各第3要素13の後ろに軸部を設け前に軸支部を設けるようにしてもよい。
<Third Modification> The
〈第4変形例〉第1要素11の要素本体11aの形を図3に示し、第2要素12の要素本体12aの形を図4に示し、各第3要素13の要素本体13aの形(基本形)を図5に示したが、第1要素11の形と第2要素12の形と各第3要素13の形は全体が弓形で外面が凸曲面を成していれば、図3~図5に示した形以外の形、例えば、各々の外面を成す凸曲面の湾曲度合いを異ならせたものや、縦断面の角度を異ならせたものや、前後方向寸法を異ならせたものを採用してもよい。また、各第3要素13として左右方向寸法が若干異なる外観が類似したものを示したが、各第3要素13の外面を成す凸曲面の湾曲度合いを異ならせたものや、各第3要素13の縦断面の角度を異ならせたものや、各第3要素13の上下方向寸法が異なるものを採用してもよい。
<Fourth Modification> The shape of the
〈第5変形例〉玩具10としてダンゴムシを模したものを示したが、伸張した形態と球状に丸まった形態とに変化し得る他の生物、例えば、ムカデやヤスデの他、アルマジロやハリネズミや猫やハムスターやヤマネ等を模倣対象としてよい。模倣対象が体毛等を有する場合には第1要素11と第2要素12と各第3要素13の外面に体毛に似せた装飾を施せばよく、脚の数が異なる場合には支持部15の数を増減すればよい。
<Fifth Modification> Although the
10…玩具、11…第1要素、11a…要素本体、11b…支柱部、11b1…変位制限部、11c…底部、11d…連結部、11e…軸支部、12…第2要素、12a…要素本体、12b…支柱部、12b1…変位制限部、12c…底部、12d…連結部、12e…軸部、13…第3要素、13a…要素本体、13b…支柱部、13b1…変位制限部、13c…底部、13d…連結部、13e…軸支部、13f…軸部、14…支持部、14a…支持部本体、14b…支持部副体、15…装飾部。
DESCRIPTION OF
Claims (18)
前記玩具の一端部を成す第1要素と、前記玩具の他端部を成す第2要素と、前記玩具の前記第1要素と前記第2要素との間を成す少なくとも1個の第3要素とを備えており、
前記第1要素と前記第2要素と前記第3要素には、各々が変位可能に連結される相互連結用の連結部が設けられており、当該連結部は、前記第1要素と前記第2要素と前記第3要素に設けられた支柱部に当該第1要素と当該第2要素と当該第3要素の上下方向に相当する第1方向に変位可能に設けられ
前記第3要素の前記連結部は、軸部と当該軸部に嵌め込み可能な軸支部とを有しており、
前記第1要素の前記連結部は、前記第1要素の軸部と前記第1要素の軸支部の一方を有しており、
前記第2要素の前記連結部は、前記第2要素の軸部と前記第2要素の軸支部の他方を有しており、
前記第1要素と前記第2要素とが離れた位置にある第1形態と、前記第1要素と前記第2要素とが近接した位置にある第2形態とに可逆的に変化可能に構成されている、
玩具。 A toy that can change its shape,
a first element forming one end of the toy, a second element forming the other end of the toy, and at least one third element forming between the first element and the second element of the toy and
The first element, the second element and the third element are each provided with a connecting part for mutual connection that is displaceably connected to each other . The first element, the second element, and the third element are displaceable in a first direction corresponding to the vertical direction of the first element, the second element, and the third element.
The connecting portion of the third element has a shaft portion and a shaft support portion that can be fitted to the shaft portion,
the coupling portion of the first element has one of a shaft portion of the first element and a pivot portion of the first element ;
The connecting portion of the second element has the other of the shaft portion of the second element and the pivot portion of the second element ,
It is configured to be reversibly changeable between a first configuration in which the first element and the second element are separated from each other and a second configuration in which the first element and the second element are adjacent to each other. ing,
toy.
請求項1に記載の玩具。 the first element, the second element and the third element have different appearances;
A toy according to claim 1.
請求項1または2に記載の玩具。 The third element is a plurality,
A toy according to claim 1 or 2.
請求項3に記載の玩具。 a plurality of said third elements having a similar appearance;
A toy according to claim 3.
請求項1~4のいずれか1項に記載の玩具。 The approach between the first element and the second element is the approach between the bottom provided on the first element and the bottom provided on the second element,
A toy according to any one of claims 1-4.
請求項1~5のいずれか1項に記載の玩具。 Displacement of the connecting portion in the first direction is restricted by a displacement restricting portion provided on the strut portion.
A toy according to any one of claims 1-5 .
請求項1~6のいずれか1項に記載の玩具。 The connection portion is provided on the support portion so as to be swingable in a direction different from the first direction,
A toy according to any one of claims 1-6 .
請求項1~7のいずれか1項に記載の玩具。 At least the third element out of the first element, the second element, and the third element is provided with a support portion capable of supporting the toy in the first form,
A toy according to any one of claims 1-7 .
請求項8に記載の玩具。 The support portion has a support portion main body and a support portion sub-body that rotatably supports the support portion main body,
A toy according to claim 8 .
請求項9に記載の玩具。 The support body has flexibility,
A toy according to claim 9 .
請求項9または10に記載の玩具。 The sub-body of the support portion is provided at least on the bottom portion provided on the third element so as to be displaceable in a second direction corresponding to the lateral direction of the third element and to be rotatable about itself,
A toy according to claim 9 or 10 .
請求項1~11のいずれか1項に記載の玩具。 The outer surfaces of the plurality of third elements form a convex curved surface,
A toy according to any one of claims 1-11 .
請求項1~12のいずれか1項に記載の玩具。 The plurality of third elements have cutouts at both ends for avoiding interference with the adjacent third elements in the second form,
A toy according to any one of claims 1-12 .
請求項1~13のいずれか1項に記載の玩具。 The plurality of third elements are configured such that gaps between the third elements are different between the first form and the second form,
A toy according to any one of claims 1-13 .
請求項1~14のいずれか1項に記載の玩具。 the first element, the second element and the third element are formed from a hard material;
A toy according to any one of claims 1-14 .
請求項1~15のいずれか1項に記載の玩具。 A number indicating the order of arrangement is attached to the plurality of third elements,
A toy according to any one of claims 1-15 .
前記第1形態は前記生物が伸張した形態であり、前記第2形態は前記生物が球状に丸まった形態である、
請求項1~16のいずれか1項に記載の玩具。 The toy imitates a living thing,
The first form is a form in which the organism is stretched, and the second form is a form in which the organism is rolled into a spherical shape.
A toy according to any one of claims 1-16 .
請求項1~17のいずれか1項に記載の玩具。 The toy is capable of being ejected from an article ejection device in the second form,
A toy according to any one of claims 1-17 .
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