JP7143959B1 - 発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】VPPにおいて電力の需給に適切に対応することが困難であること。【解決手段】本発明の発電制御装置100は、所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する発電制御装置100であって、発電装置を稼働させるよう制御する発電制御部121と、発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する計測部122と、計測した燃料の使用量に基づいて燃料の使用料金を算出する算出部123と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、発電システム、発電方法、発電制御装置、プログラムに関する。
近年、地球環境規模での二酸化炭素排出量の増加により地球温暖化が進み、世界各国で二酸化炭素を排出する火力発電から、二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーへの転換を求める動きが進んでいる。この再生可能エネルギーによる発電で注目されているのは太陽光発電である。また太陽光パネルと蓄電池を組み合わせ日中は太陽光のエネルギーを主に用い、夜間や雨天などには蓄電池からの電力の放出により自家消費を賄うというものである。たとえば世帯当たりの電気消費量を4600kWh/年とした場合、この発電量は70m2相当の太陽光パネルの年間発電量と等しく(長野県長野市の日射量から計算)、発電される電力量は一日当たり12kWhとなる。だがこの規模の太陽光パネルを世帯ごとに設置スペースを確保することが難しく、特に集合住宅などでは太陽光パネルの設置面積が得られないため、十分な量の蓄電池容量を確保したとしても、化石燃料を主原料とする火力発電を中心とする系統網からの電力供給に頼らざるを得ない状況となっており、二酸化炭素を排出せずに地域マイクログリッドを実現することは困難となっている。さらに世界規模での蓄電池の需要に伴い、現在中国を主な製造国とする蓄電池の価格が高騰し(12kWhで200~300万円)、自家消費に必要な電力を家庭用蓄電池に蓄積することは蓄電池のコスト上の問題で困難であると同時に、また太陽光パネルに限らず、風力発電などの自然エネルギーに関しても同様に、需要に対して発電量を一定に調節することが困難であり、需給のインバランスから発電量の抑止、逆に発電量が不足して化石燃料由来の火力発電が必要な状況となり、二酸化炭素排出量を削減することが困難となっているという問題があった。一方で脱炭素由来の水素を利用した水素火力発電所の建設を地域マイクログリッドの単位で導入することは建設コストの問題、並び建設場所を確保するために自然破壊をする場合もあり、地域住民の理解が得られにくく、導入が困難であった。
特開2019-221126号公報 特開2022-13180号公報
上述したような従来のVPPでは、電力の地域分散化や二酸化炭素を排出しないで電力システムにおける電力の需給に適切に対応することが困難である、という問題がある。例えば、夏季の雨天時に家庭から供給される太陽光発電の電力が激減したが冷房使用は減少しないなどの場合には、需要量に対して発電量が不足して化石燃料を使用した火力発電所の調整力に依存するしかない。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、二酸化炭素を排出せずにVPPにおいて電力の需給に適切に対応することが困難である、ことを解決することができる発電システムを提供することにある。
本発明の一形態である発電システムは、
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置と、配電網における電力の需給を制御する制御装置と、がネットワークを介して接続されており、
前記制御装置が、
前記発電装置を稼働させるよう制御する発電制御部と、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する計測部と、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する算出部と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である発電制御装置は、
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する発電制御装置であって、
前記発電装置を稼働させるよう制御する発電制御部と、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する計測部と、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する算出部と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である発電方法は、
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する発電制御装置による発電方法であって、
前記発電装置を稼働させるよう制御し、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測し、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する情報処理装置に、
前記発電装置を稼働させるよう制御し、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測し、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する、
処理を実行させる、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、VPPにおいて電力の需給に適切に対応することができる。
本発明の実施形態1における発電システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に開示した発電システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した発電システムの動作の様子を示す図である。 図1に開示した発電システムの動作の様子を示す図である。 図1に開示した発電システムの動作の様子を示す図である。 図1に開示した制御装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における発電制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における発電制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における発電制御装置の動作を示すフローチャートである。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1乃至図2は、発電システムの構成を説明するための図であり、図3乃至図7は、発電システムの動作を説明するための図である。
[構成]
本発明における発電システムは、需要家等から供給された電力を収集して管理し、1つの仮想的な発電所として機能させるVPP(Virtual Power Plant)を構成している。そして、発電システムは、図1に示すように、VPPを提供する地域電力会社といった事業者が管理する制御装置10と、住宅20及び当該住宅20に設置された発電装置30と、がネットワークNを介して接続されて構成されている。また、発電装置30及び住宅20と、制御装置10とは、配電網Pに接続されている。以下、各構成について説明する。
まず、住宅20側の設備について説明する。発電装置30は、本実施形態では、水素を燃料として稼働して発電と発熱を行う燃料電池である。具体的に、発電装置30は、図2に示すように、水素供給装置21に接続されており、発電発熱ユニット31と、ガスメータ32と、電力メータ33と、を備えている。ここで、本実施形態では、特に、燃料となる水素は、二酸化炭素を排出せずに製造された水素であり、いわゆるカーボンニュートラル水素であることとする。かかる水素は、図3の矢印Y1に示すように、ガスボンベや配管などの水素供給装置21から発電装置30に供給される。
発電発熱ユニット31は、上述した水素を燃料として稼働することで、図3の矢印Y2に示すように、発熱によって生成されたお湯と、発電による電力と、を住宅20に供給する。このとき、お湯(熱媒体)は、例えば、住宅20に設置された貯湯タンクに蓄えられ、住宅20に設置された浴室などの給湯負荷設備に使用される。また、電力は、図3の矢印Y3に示すように、直接、配電網Pに供給されたり、あるいは、住宅20に設置された電気器具などの電力負荷設備に使用され、その余剰電力が、図3の矢印Y4に示すように、住宅20に設置されたスマートメータ22を介して逆潮流電力として配電網Pに供給される。なお、発電装置30により発電された電力は、必ずしもスマートメータ22を介して配電網Pに供給されることに限定されず、発電された全ての電力が、スマートメータ22を介さずに配電網Pに供給されてもよい。
ガスメータ32は、発電装置30が稼働した際に使用された燃料である水素の使用量を検出し、制御装置10に通知する。また、電力メータ33は、発電装置30が稼働した際に発電された総電力量を検出し、制御装置10に通知する。また、スマートメータ22は、発電装置30が稼働した際に発電された電力量のうち、配電網Pに供給された逆潮流電力量を検出し、制御装置10に通知する。
ここで、上述した発電装置30が設置された住宅20には、例えば、HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるコントローラ(図示せず)が設置されており、かかるコントローラによって上述した住宅20に設置された設備は制御されることとなる。特に、本実施形態では、コントローラは、ネットワークNを介して制御装置10に接続されており、後述するように、制御装置10からの指令に応じて、発電装置30等の動作を制御する。
具体的に、コントローラは、制御装置10から発電装置30の稼働指令を受けると、水素供給装置21から水素を発電発熱ユニット31に供給して、発電装置30が稼働するよう制御する。そして、コントローラは、ガスメータ32にて検出された、発電装置30による水素の使用量を制御装置10に通知する。また、コントローラは、電力メータ33にて検出された、発電装置30によって発電された総電力量を制御装置10に通知する。また、コントローラは、スマートメータ22にて検出された、発電装置30によって発電された電力のうちの逆潮流電力量を制御装置10に通知する。このとき、コントローラは、上述したように制御装置10からの稼働指令に応じた発電装置30を稼働させた場合には(第一稼働状態)、燃料の使用量、発電された総電力量、逆潮流電力量のそれぞれを、稼働指示時の計測値とし、稼働指示使用量(第一使用量)、稼働指示総電力量、稼働指示逆潮流電力量として制御装置10に通知する。
また、コントローラは、住宅20の居住者である操作者によって発電装置30の稼働操作された場合にも、上述同様に発電装置30を稼働させ、その時の燃料の使用量、発電された総電力量、逆潮流電力量のそれぞれを、制御装置10に通知する。このとき、発電装置30は、制御装置10からの制御によらずに稼働しているため(第二稼働状態)、コントローラは、燃料の使用量、発電された総電力量、逆潮流電力量のそれぞれを、自発稼働時の計測値とし、自発稼働使用量(第二使用量)、自発稼働総電力量、自発稼働逆潮流電力量として制御装置10に通知する。
次に、制御装置10(発電制御装置)の構成について説明する。制御装置10は、演算装置と記憶装置とを備えた1台又は複数台の情報処理装置にて構成される。そして、制御装置10は、図2に示すように、発電制御部11、計測部12、算出部13、を備える。発電制御部11、計測部12、算出部13の各機能は、演算装置が記憶装置に格納された各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、実現することができる。以下、各構成について詳述する。
発電制御部11は、住宅20に設置された発電装置30に対して、ネットワークNを介して稼働指令を出し、発電装置30を稼働させるよう制御する。例えば、発電制御部11は、VPPにて管理している配電網Pにおける電力の需給を監視し、配電網P内で電力が不足することが予想された場合に、発電装置30に対して稼働指令を発する。これにより、上述したように、住宅20に設置された発電装置30が稼働し、発電発熱ユニット31によって発電と発熱が行われることとなる。
計測部12は、稼働している発電装置30にて検出された計測値を取得して、当該計測値を計測する。具体的に、計測部12は、上述したように住宅20に装備されたコントローラを介して、ガスメータ32から発電装置30によって使用された水素の使用量を計測し、電力メータ33から発電装置30によって発電された総電力量を計測し、スマートメータ22から発電装置30によって発電された電力のうちの逆潮流電力量を計測する。このとき、特に、計測部12は、上述したように、制御装置10によって発電装置30を稼働させている場合には(第一稼働状態)、燃料の使用量、発電された総電力量、逆潮流電力量のそれぞれを、稼働指示使用量(第一使用量)、稼働指示総電力量、稼働指示逆潮流電力量として計測する。一方で、計測部12は、制御装置10によって発電装置30を稼働させておらず、住宅20の居住者である操作者によって発電装置30の稼働操作された場合には(第二稼働状態)、燃料の使用量、発電された総電力量、逆潮流電力量のそれぞれを、自発稼働使用量(第二使用量)、自発稼働総電力量、自発稼働逆潮流電力量として計測する。なお、計測部12は、計測した計測値が、稼働指示時の計測値であるか、自発稼働時の計測値であるかを、上述したようにコントローラからの通知により認識してもよく、発電制御部11からの稼働指令の有無に応じて認識してもよい。
算出部13は、上述したように取得した計測値に基づいて、水素の使用料金、発電した電力の料金、カーボンニュートラルな水素を使用したことによる特典報酬、などを算出する。そして、算出部13は、場合によっては、算出した水素の使用料金、電力料金、特典報酬の決済処理も行う。
ここで、上述したように、制御装置10が発電装置30を稼働させた場合における、水素の使用料金、電力料金、特典報酬の算出について説明する。つまり、上述したように、制御装置10が発電装置30を稼働させた場合であって、稼働指示使用量(第一使用量)、稼働指示総電力量、稼働指示逆潮流電力量を計測した場合を説明する。まず、算出部13は、稼働指示使用量(第一使用量)の値に基づいて、事業者側に課金する水素の使用料金として算出する。つまり、地域電力会社などの事業者が各住宅20の発電装置30を稼働させて発電させているため、燃料費となる水素の使用料金は事業者側に課金することとなる。但し、このとき、住宅20側は、発電装置30の稼働により生成されたお湯は無償で使用可能である。また、算出部13は、稼働指示使用量の値に基づいて、カーボンニュートラル水素を使用したことにより事業者側に還元される特典報酬を算出する。特典報酬は、例えば、カーボンニュートラル水素といった環境を考慮した燃料を使用することによって、国や自治体によって予め設定された還元される特典報酬であり、一例として、ポイントや金銭といったものである。
また、算出部13は、稼働指示総電力量から稼働指示逆潮流電力量を差し引いた電力量の値に基づいて、住宅20側に請求する電力料金を算出する。つまり、稼働指示総電力量から稼働指示逆潮流電力量を差し引いた電力量は、事業者側が発電した電力を住宅20側が使用した電力量であるため、住宅20側に請求する電力料金として算出する。なお、算出部13は、稼働指示総電力量の値に基づいて、事業者が発電した電力の電力料金を算出してもよい。この電力料金は、かかる電力を買い取る別の事業者に請求され、また、事業者の支払われる電力料金として算出されてもよい。
さらに、算出部13は、事業者側や住宅20側の口座情報などの決済情報を保持している場合には、上述したように算出した水素の使用料金、電力料金、特典報酬の決済処理を行ってもよい。なお、算出部13は、必ずしも上述したように水素の使用料金や電力料金等を算出することに限定されず、他の情報を用いて算出してもよい。
次に、上述したように、制御装置10からの稼働指令によらず、住宅20の操作者が自発的に発電装置30を稼働させた場合における、水素の使用料金、電力料金、特典報酬の算出について説明する。つまり、上述したように、自発稼働使用量(第二使用量)、自発稼働総電力量、自発稼働逆潮流電力量を計測した場合を説明する。まず、算出部13は、自発稼働使用量(第二使用量)の値に基づいて、住宅20側に課金する水素の使用料金として算出する。つまり、住宅20側が電力やお湯を使用するために発電装置30を稼働させているため、燃料費となる水素の使用料金は住宅20側に課金することとなる。また、算出部13は、自発稼働使用量の値に基づいて、カーボンニュートラル水素を使用したことにより住宅20側に還元される特典報酬を算出する。
また、算出部13は、自発稼働送電力量や自発稼働逆潮流電力量の値に基づいて、住宅20側に支払う電力料金を算出する。つまり、この場合は、住宅20側に水素の使用料金が課金されるため、住宅20側が発電したこととなり、配電網Pに供給された電力に相当する電力料金を、住宅20側に支払う電力料金として算出する。
[動作]
次に、上述した発電システムの動作を、図3の発電装置30の動作を示す図と、図4乃至図5の情報の流れを説明する図と、図6乃至図7のフローチャートを参照して説明する。まず、図3と図4と図6を参照して、事業者が住宅20に設置された発電装置30を稼働させて発電を行う場合を説明する。
制御装置10の発電制御部11は、VPPにて管理している配電網Pにおける電力の需給を監視し、配電網P内で電力が不足することが予想された場合に、発電装置30に対して稼働指令を発する(図4の矢印Y11、図6のステップS1)。これにより、発電装置30は稼働し、図3に示すように、発電装置30に水素が供給され(矢印Y1)、発電発熱ユニット31によりお湯と電力が生成される。このとき、お湯は、無料で住宅20に供給される(図4の矢印Y2)。また、電力は、直接、配電網Pに供給されたり(図4の矢印Y3)、あるいは、住宅20に設置された電気器具などの電力負荷設備に使用され、その余剰電力が逆潮流電力として配電網Pに供給される(図4の矢印Y4)。
続いて、制御装置10の計測部12は、稼働している発電装置30のコントローラから通知された各計測値を取得する(図6のステップS2)。具体的に、計測部12は、図4に示すように、ガスメータ32から発電装置30によって使用された水素の使用量を計測し(矢印Y12)、電力メータ33から発電装置30によって発電された総電力量を計測し(矢印Y13)、スマートメータ22から発電装置30によって発電された電力のうちの逆潮流電力量を計測する(矢印Y14)。このとき、計測部12は、制御装置10によって発電装置30を稼働させているため、計測した燃料の使用量、発電された総電力量、逆潮流電力量のそれぞれを、稼働指示使用量、稼働指示総電力量、稼働指示逆潮流電力量として記憶する(図6のステップS3)。
続いて、制御装置10の算出部13は、上述したように取得した計測値に基づいて、水素の使用料金、発電した電力の料金、カーボンニュートラルな水素を使用したことによる特典報酬、などを算出する(図6のステップS4)。具体的に、算出部13は、まず、稼働指示使用量の値に基づいて、事業者側に課金する水素の使用料金を算出する。また、算出部13は、稼働指示使用量の値に基づいて、カーボンニュートラル水素を使用したことにより事業者側に還元される特典報酬を算出する。また、算出部13は、稼働指示総電力量から稼働指示逆潮流電力量を差し引いた電力量の値に基づいて、住宅20側に請求する電力料金を算出する。なお、算出部13は、稼働指示総電力量の値に基づいて、事業者の支払われる電力料金を算出してもよい。
その後、算出部13は、事業者側や住宅20側の口座情報などの決済情報を保持している場合には、上述したように算出した水素の使用料金、電力料金、特典報酬の決済処理を行う(図6のステップS5)。
次に、図3と図5と図7を参照して、住宅20側が自発的に発電装置30を稼働させて発電を行う場合を説明する。
住宅20側の操作者が発電装置30を稼働するよう操作すると、制御装置10の発電制御部11は、住宅20側に設置されたコントローラからの通知により、発電装置30が稼働したことを検知する(図5の矢印Y21、図7のステップS11)。これにより、図3に示すように、発電装置30に水素が供給され(矢印Y1)、発電発熱ユニット31によりお湯と電力が生成される。このとき、お湯は、住宅20に供給され、また、電力は、直接、配電網Pに供給されたり(矢印Y3)、あるいは、住宅20に設置された電気器具などの電力負荷設備に使用され、その余剰電力が、矢印Y4に示すように、逆潮流電力として配電網Pに供給される(矢印Y4)。
続いて、制御装置10の計測部12は、稼働している発電装置30のコントローラから通知された各計測値を取得する(図7のステップS12)。具体的に、計測部12は、図5に示すように、ガスメータ32から発電装置30によって使用された水素の使用量を計測し(矢印Y22)、電力メータ33から発電装置30によって発電された総電力量を計測し(矢印Y23)、スマートメータ22から発電装置30によって発電された電力のうちの逆潮流電力量を計測する(矢印Y24)。このとき、計測部12は、住宅20側が自発的に発電装置30を稼働させているため、燃料の使用量、発電された総電力量、逆潮流電力量のそれぞれを、自発稼働使用量、自発稼働総電力量、自発稼働逆潮流電力量として記憶する(図7のステップS13)。
続いて、制御装置10の算出部13は、上述したように取得した計測値に基づいて、水素の使用料金、発電した電力の料金、カーボンニュートラルな水素を使用したことによる特典報酬、などを算出する(図7のステップS14)。具体的に、算出部13は、まず、自発稼働使用量の値に基づいて、住宅20側に課金する水素の使用料金を算出する。また、算出部13は、自発稼働使用量の値に基づいて、カーボンニュートラル水素を使用したことにより住宅20側に還元される特典報酬を算出する。また、算出部13は、自発稼働送電力量や自発稼働逆潮流電力量の値に基づいて、住宅20側に支払う電力料金を算出する。
その後、算出部13は、事業者側や住宅20側の口座情報などの決済情報を保持している場合には、上述したように算出した水素の使用料金、電力料金、特典報酬の決済処理を行う(図7のステップS15)。
以上のように、本実施形態では、VPPの事業者側が、電力システムにて電力が必要なときに、住宅20に設置された発電装置30を稼働させて電力をし、配電網に供給することができる。このため、電力システムにおける電力の需給に適切に対応することができる。そして、このときの発電に用いられた燃料の使用料金は事業者側に課金され、発電装置30で生成されたお湯は住宅20側で無料で使用できる。その結果、燃料電池といった環境を考慮した設備の住宅への普及を図ることもできる。特に、燃料電池にてカーボンニュートラル水素を燃料として用いることで、さらに環境を考慮することができる。
また、本実施形態における発電システムは、発電規模の小さい独自の電力系統を制御するマイクログリッドにおいても適用可能である。本発明の発電システムをマイクログリッドに適用することにより、マイクログリッドにおいてはそもそも火力発電所などの大型な発電システムを設置することが困難であるが、火力発電所の代わりとなる発電システムを構築することができる。その結果、二酸化炭素を排出せずに環境を考慮して電力の需給に適切に対応することができる。
なお、上記では、発電装置30は住宅に設置された場合を例示したが、いかなる場所に設置されたものであってよく、例えば、発電事業を行う事業者が所持する発電装置であってもよい。また、発電装置30は水素を燃料とする燃料電池であることを例示したが、いかなる燃料を使用する発電装置であってもよい。さらに、発電装置30は、燃料電池車両であってもよい。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図8乃至図10を参照して説明する。実施形態2における発電制御装置は、所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続されており、配電網における電力の需給を制御するものである。ここで、図8乃至図9は、実施形態2における発電制御装置の構成を示すブロック図であり、図10は、発電制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、上述した実施形態で説明した制御装置10及び発電方法の構成の概略を示している。
まず、図8を参照して、本実施形態における発電制御装置100のハードウェア構成を説明する。発電制御装置100は、一般的な情報処理装置にて構成されており、一例として、以下のようなハードウェア構成を装備している。
・CPU(Central Processing Unit)101(演算装置)
・ROM(Read Only Memory)102(記憶装置)
・RAM(Random Access Memory)103(記憶装置)
・RAM103にロードされるプログラム群104
・プログラム群104を格納する記憶装置105
・情報処理装置外部の記憶媒体110の読み書きを行うドライブ装置106
・情報処理装置外部の通信ネットワーク111と接続する通信インタフェース107
・データの入出力を行う入出力インタフェース108
・各構成要素を接続するバス109
そして、発電制御装置100は、プログラム群104をCPU101が取得して当該CPU101が実行することで、図9に示す発電制御部121と計測部122と算出部123とを構築して装備することができる。なお、プログラム群104は、例えば、予め記憶装置105やROM102に格納されており、必要に応じてCPU101がRAM103にロードして実行する。また、プログラム群104は、通信ネットワーク111を介してCPU101に供給されてもよいし、予め記憶媒体110に格納されており、ドライブ装置106が該プログラムを読み出してCPU101に供給してもよい。但し、上述した発電制御部121と計測部122と算出部123とは、かかる手段を実現させるための専用の電子回路で構築されるものであってもよい。
なお、図8は、発電制御装置100である情報処理装置のハードウェア構成の一例を示しており、情報処理装置のハードウェア構成は上述した場合に限定されない。例えば、情報処理装置は、ドライブ装置106を有さないなど、上述した構成の一部から構成されてもよい。
そして、発電制御装置100は、上述したようにプログラムによって構築された発電制御部121と計測部122と算出部123との機能により、図10のフローチャートに示す発電方法を実行する。
図10に示すように、発電制御装置100は、
ネットワークを介して接続された、所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置を稼働させるよう制御し(ステップS101)、
発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測し(ステップS102)、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する(ステップS103)、
という処理を実行する。
本発明は、以上のように構成されることにより、VPPの事業者側が、電力システムにて電力が必要なときに、住宅等に設置された発電装置を稼働させて電力をし、配電網に供給することができる。このため、電力システムにおける電力の需給に適切に対応することができる。そして、このときの発電に用いられた燃料の使用料金は事業者側に課金されるため、燃料電池といった環境を考慮した設備の普及を図ることもできる。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、上述した発電制御部121と計測部122と算出部123との機能のうちの少なくとも一以上の機能は、ネットワーク上のいかなる場所に設置され接続された情報処理装置で実行されてもよく、つまり、いわゆるクラウドコンピューティングで実行されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における発電システム、発電制御装置、発電方法、プログラムの構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置と、配電網における電力の需給を制御する制御装置と、がネットワークを介して接続されており、
前記制御装置が、
前記発電装置を稼働させるよう制御する発電制御部と、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する計測部と、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する算出部と、
を備えた発電システム。
(付記2)
付記1に記載の発電システムであって、
前記計測部は、前記制御装置の制御により前記発電装置が稼働された第一稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第一使用量を計測し、
前記算出部は、前記第一使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第一稼働状態にて稼働するよう制御した事業者側に課金する料金として算出する、
発電システム。
(付記3)
付記2に記載の発電システムであって、
前記計測部は、前記制御装置からの制御によらず前記発電装置が稼働された第二稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第二使用量を計測し、
前記算出部は、前記第二使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第二稼働状態にて稼働させた操作者側に課金する料金として算出する、
発電システム。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の発電システムであって、
前記計測部は、前記発電装置によって発電された電力である第一電力量を計測し、
前記算出部は、前記第一電力量に基づいて電力料金を算出する、
発電システム。
(付記5)
付記4に記載の発電システムであって、
前記計測部は、前記発電装置によって発電された電力のうち、配電網に供給された電力量である第二電力量を計測し、
前記算出部は、前記第一電力量と前記第二電力量とに基づいて電力料金を算出する、
発電システム。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の発電システムであって、
前記発電装置は、水素を燃料として稼働し、発電と発熱を行うよう構成されており、
前記発電装置の発電による電力の一部又は全部は、配電網に供給され、前記発電装置の発熱によって生成された熱媒体は、当該発電装置が設置された設備に供給されるよう構成されている、
発電システム。
(付記7)
付記6に記載の発電システムであって、
前記発電装置は、二酸化炭素を排出せずに製造された水素を燃料として稼働し、発電と発熱を行うよう構成されており、
前記算出部は、計測した燃料の使用量に基づいて、予め設定された還元される特典を算出する、
発電システム。
(付記7.1)
付記6又は7に記載の発電システムであって、
前記発電システムは、マイクログリッドを形成する、
発電システム。
(付記8)
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する発電制御装置であって、
前記発電装置を稼働させるよう制御する発電制御部と、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する計測部と、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する算出部と、
を備えた、
発電制御装置。
(付記9)
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する発電制御装置による発電方法であって、
前記発電装置を稼働させるよう制御し、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測し、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する、
発電方法。
(付記9.1)
付記9に記載の発電方法であって、
前記制御装置の制御により前記発電装置が稼働された第一稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第一使用量を計測し、
前記第一使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第一稼働状態にて稼働するよう制御した事業者側に課金する料金として算出する、
発電方法。
(付記9.2)
付記9.1に記載の発電方法であって、
前記制御装置からの制御によらず前記発電装置が稼働された第二稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第二使用量を計測し、
前記第二使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第二稼働状態にて稼働させた操作者側に課金する料金として算出する、
発電方法。
(付記9.3)
付記9乃至9.2のいずれかに記載の発電方法であって、
前記発電装置によって発電された電力である第一電力量を計測し、
前記第一電力量に基づいて電力料金を算出する、
発電方法。
(付記9.4)
付記9.3に記載の発電方法であって、
前記発電装置によって発電された電力のうち、配電網に供給された電力量である第二電力量を計測し、
前記第一電力量と前記第二電力量とに基づいて電力料金を算出する、
発電方法。
(付記9.5)
付記9乃至9.4のいずれかに記載の発電方法であって、
前記発電装置は、水素を燃料として稼働し、発電と発熱を行うよう構成されており、
前記発電装置の発電による電力の一部又は全部は、配電網に供給され、前記発電装置の発熱によって生成された熱媒体は、当該発電装置が設置された設備に供給されるよう構成されている、
発電方法。
(付記9.6)
付記9.5に記載の発電方法であって、
前記発電装置は、二酸化炭素を排出せずに製造された水素を燃料として稼働し、発電と発熱を行うよう構成されており、
計測した燃料の使用量に基づいて、予め設定された還元される特典を算出する、
発電方法。
(付記10)
所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する情報処理装置に、
前記発電装置を稼働させるよう制御し、
前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測し、
計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する、
処理を実行させるためのプログラム。
10 制御装置
11 発電制御部
12 計測部
13 算出部
20 住宅
21 水素供給装置
22 スマートメータ
30 発電装置
31 発電発熱ユニット
32 ガスメータ
33 電力メータ
N ネットワーク
P 配電網
100 発電制御装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 プログラム群
105 記憶装置
106 ドライブ装置
107 通信インタフェース
108 入出力インタフェース
109 バス
110 記憶媒体
111 通信ネットワーク
121 発電制御部
122 計測部
123 算出部

Claims (8)

  1. 所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置と、配電網における電力の需給を制御する制御装置と、がネットワークを介して接続されており、
    前記制御装置が、
    前記発電装置を稼働させるよう制御する発電制御部と、
    前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する計測部と、
    計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する算出部と、
    を備え、
    前記計測部は、前記制御装置の制御により前記発電装置が稼働された第一稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第一使用量を計測し、前記制御装置からの制御によらず前記発電装置が稼働された第二稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第二使用量を計測し、
    前記算出部は、前記第一使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第一稼働状態にて稼働するよう制御した事業者側に課金する料金として算出し、前記第二使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第二稼働状態にて稼働させた操作者側に課金する料金として算出する、
    発電システム。
  2. 請求項1に記載の発電システムであって、
    前記計測部は、前記発電装置によって発電された電力である第一電力量を計測し、
    前記算出部は、前記第一電力量に基づいて電力料金を算出する、
    発電システム。
  3. 請求項に記載の発電システムであって、
    前記計測部は、前記発電装置によって発電された電力のうち、配電網に供給された電力量である第二電力量を計測し、
    前記算出部は、前記第一電力量と前記第二電力量とに基づいて電力料金を算出する、
    発電システム。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の発電システムであって、
    前記発電装置は、水素を燃料として稼働し、発電と発熱を行うよう構成されており、
    前記発電装置の発電による電力の一部又は全部は、配電網に供給され、前記発電装置の発熱によって生成された熱媒体は、当該発電装置が設置された設備に供給されるよう構成されている、
    発電システム。
  5. 請求項に記載の発電システムであって、
    前記発電装置は、二酸化炭素を排出せずに製造された水素を燃料として稼働し、発電と発熱を行うよう構成されており、
    前記算出部は、計測した燃料の使用量に基づいて、予め設定された還元される特典を算出する、
    発電システム。
  6. 請求項4又は5に記載の発電システムであって、
    前記発電システムは、マイクログリッドを形成する、
    発電システム。
  7. 所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する発電制御装置であって、
    前記発電装置を稼働させるよう制御する発電制御部と、
    前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する計測部と、
    計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する算出部と、
    を備え、
    前記計測部は、前記発電制御装置の制御により前記発電装置が稼働された第一稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第一使用量を計測し、前記発電制御装置からの制御によらず前記発電装置が稼働された第二稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第二使用量を計測し、
    前記算出部は、前記第一使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第一稼働状態にて稼働するよう制御した事業者側に課金する料金として算出し、前記第二使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第二稼働状態にて稼働させた操作者側に課金する料金として算出する、
    発電制御装置。
  8. 所定の燃料を使用して配電網に供給可能な電力を発電する発電装置にネットワークを介して接続された、配電網における電力の需給を制御する発電制御装置による発電方法であって、
    前記発電装置を稼働させるよう制御し、
    前記発電装置の稼働により使用された燃料の使用量を計測する際に、前記発電制御装置の制御により前記発電装置が稼働された第一稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第一使用量を計測し、前記発電制御装置からの制御によらず前記発電装置が稼働された第二稼働状態のときに当該発電装置に使用された燃料の使用量である第二使用量を計測し、
    計測した燃料の使用量に基づいて、当該燃料の使用料金を算出する際に、前記第一使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第一稼働状態にて稼働するよう制御した事業者側に課金する料金として算出し、前記第二使用量に基づく燃料の使用料金を、前記発電装置を前記第二稼働状態にて稼働させた操作者側に課金する料金として算出する、
    発電方法。
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