JP7142087B2 - 信号品質のレポート方法、装置、記憶媒体及びプロセッサー - Google Patents

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Description

本発明は、出願番号201710919730.5、出願日2017年09月30日の中国特許出願に基づいて提出し、該中国特許出願の優先権を主張するものであり、該中国特許出願の内容が引用により本発明に援用される。
本発明は、通信技術分野に関し、具体的には、信号品質のレポート方法、装置、コンピュータ記憶媒体及びプロセッサーに関する。
無線技術の進歩に伴い、多種多様な無線業務が現れてきたが、無線業務で使用されているスペクトル資源は限られている。人々の帯域幅へのニーズが増加し続ける状況に直面し、伝統の商用通信で主に使用される300MHz~3GHz間のスペクトル資源は、極端に残りが少ない状況まで迫っており、将来の無線通信へのニーズを満たすことができない。
将来の無線通信は、第4世代(4G)の通信システムで採用されるキャリア周波数より高いキャリア周波数、たとえば、28GHz、45GHzの周波数をサポートし通信する。システムの潜在的な周波数帯域は100GHzまで達する。高い周波数帯域(>6GHz)において、電磁波の減衰が大きく、通常、ビームフォーミングの方法を使用して信号の減衰に対抗し、信号の伝送距離を長くするため、信号を通常ビームの形で受発信する。通常の場合では、基地局は、ユーザー装置(User Equipment、UE)に対して、1つ又は複数の品質の良いビームを割り当てて通信に使用する。ビームの品質は常に変化するため、UEで使用されるビーム信号の品質に常に通信要求を満たさせるように、割り当てられるビームも変化し続ける必要がある。
正常の通信を保証するために、UE、具体的に物理層は該リンクの品質を周期的に測定し、測定結果をUEの上層に周期的にレポートし、上層に該UEの状態を知らせる。たとえば、信号の品質はある閾値より大きい場合、UEは上層に同期(InSync、IS)をレポートする。また、信号の品質はある閾値より小さい場合、UEは上層に非同期(OutOfSync、OOS)をレポートする。通常の場合では、UEは1つの時間帯(たとえば、1つのRLM評価周期)の複数の測定結果の平均を計算し、その時間帯の信号品質とする。将来の無線通信システムにおいて、UEに複数のビームが割り当てられた場合、UEは複数のビームの信号品質を同時に測定し、具体的な時間帯の信号品質を得、相応する指示を上層にレポートする必要がある。関連技術において、ある時間帯においてUEに割り当てられるサービスビームが変化した信号品質を取得できないため、上層に正確な指示をレポートすることができない。関連技術における該問題に対して、現在有効な解決方法が存在しない。
本発明実施例は、関連技術において、ある時間帯におおいてUEに割り当てられるサービスビームが変化した信号品質を取得できないことに起因して上層に正確な指示をレポートすることができないという問題を解決する信号品質のレポート方法、装置、コンピュータ記憶媒体及びプロセッサーを提供する。
本発明の1つの実施例によれば、無線リンクモニタリング(RLM)の評価周期内で測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、前記RLM評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定することと、測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較することと、比較結果に基づき、同期IS指示又は非同期OOS指示を生成しレポートすることとを含む信号品質のレポート方法を提供する。
本発明の他の実施例によれば、無線リンクモニタリングRLMの評価周期内でユーザー装置UEの測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、前記評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定するように設定される測定モジュールと、測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較するように設定される比較モジュールと、比較結果に基づき、同期IS指示又は非同期OOS指示を生成しレポートするように設定される生成・レポートモジュールとを含む信号品質のレポート装置を提供する。
本発明の更なる実施例によれば、記憶したプログラムを含む記憶媒体であって、プログラムが作動されると、上述した信号品質のレポート方法を実行する記憶媒体を提供する。
本発明の更なる実施例によれば、プログラムを作動させるプロセッサーであって、プログラムが作動されると、上述した信号品質のレポート方法を実行するプロセッサーを提供する。
本発明実施例によれば、RLMの評価周期内でサービスビームが変化する時刻前の測定信号、及び/又は、RLM評価周期内で変化したサービスビームの測定信号を測定し、すなわち、変化した測定信号の信号品質を測定することができるため、測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較し、比較結果に基づき、同期IS又は非同期OOS指示を生成しレポートすることで、ある時間帯においてUEに割り当てられるサービスビームが変化した信号品質を取得できなことに起因して上層に正確な指示をレポートすることができないという問題を解決し、関連技術の空白を埋めた。
ここで説明される図面は、本発明の技術案に対する更なる理解を提供し、明細書の一部を構成し、本発明の模式実施例とともに本発明の技術案を解釈するためのものであり、本発明の技術案を制限するものではない。
本発明実施例の信号品質のレポート方法を有する移動端末のハードウェア構造のブロック図である。 本発明実施例に係る信号品質のレポート方法のフローチャートである。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第1模式図である。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第2模式図である。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第3模式図である。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第4模式図である。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第5模式図である。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第6模式図である。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第7模式図である。 本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第8模式図である。 本発明実施例の信号品質のレポート装置の構造模式図である。
以下、図面に結び付けて本発明実施例について説明する。なお、衝突しない場合、本発明の実施例及び実施例の特徴を組み合わせることができる。
なお、本発明の明細書と特許請求の範囲及び上述した図面における「第1」と「第2」などの用語は、類似する対象を区別するためのものであり、特定の順序又は前後順序を説明するものではない。
[実施例1]
本発明実施例一に係る方法は、移動端末中で実行できる。図1は本発明実施例の信号品質のレポート方法を有する移動端末のハードウェア構造のブロック図である。図1に示すように、移動端末10には、1つ又は複数(図中、1つだけを示す)のプロセッサー102(プロセッサー102にはマイクロコントローラユニット(MCU)とフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの処理装置が含まれるが、それに限定されない)、データを記憶するメモリー104、及び、通信機能用の伝送装置106を含んでも良い。当業者にとって、図1に示す構造は、説明するためのものであり、上記電子装置の構造を制限するものではないことを理解できる。たとえば、移動端末10は図1より多いか又は少ないコンポーネントを有することが可能であり、あるいは、図1と異なる配置を有することが可能である。
メモリー104はアプリケーションのプログラム及びモジュール、たとえば、本発明実施例の信号品質のレポート方法に対応するプログラムコマンド・モジュールを記憶するために用いられても良い。プロセッサー102は、メモリー104に記憶されるプログラム及びモジュールを実行することで、各種機能の実行及びデータの処理を行い、上述した方法を実現する。メモリー104は、高速ランダムメモリー、不揮発性メモリー、たとえば、1つ又は複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリー、あるいは、他の不揮発性のソリッドステートメモリーを含んでもよい。一部のインスタンスにおいて、メモリー104はさらにプロセッサー102に対しリモートで設けられたメモリーを含んでもよく、これらリモートメモリーはネットワークによって移動端末10に接続してもよい。前記ネットワークのインスタンスは、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含んだが、それに限定されない。
伝送装置106は1つのネットワークを経由してデータを受送信する。前記ネットワークの具体的なインスタンスは、移動端末10の通信プロバイダーより提供する無線ネットワークを含んでもよい。1つのインスタンスにおいて、伝送装置106は1つのネットワークインターフェースコントローラー(Network Interface Controller、NIC)を含み、基地局によって他のネットワーク機器と接続し、インターネットと通信することが可能である。1つのインスタンスにおいて、伝送装置106は高周波(Radio Frequency、RF)モジュールであり、無線態様によってインターネットと通信できる。
将来の無線技術において、ビームフォーミング技術の導入で、信号はビームの形で送受信し、たとえば、ダウンリンクの場合、基地局はビームの形で信号を送信し、UEはビームの形で信号を受信し、基地局の送信ビームとUEの受信ビームは1つのビーム対となる。現在UE通信で使用するビーム対はサービスビームと呼ぶ。基地局は同時に複数のサービスビームをUEに割り当てることで、基地局における調整の柔軟性を高める。そのため、UEは、正常の通信を保証するように複数のサービスビームの品質を測定する必要がある。
関連技術において、基地局はあるリソース上で1つのビームあるいは複数のビームを送信する。UEはこのリソース上の信号を測定することで、対応する1つ又は複数ビームの信号品質を得ることが可能である。通常の場合、UEは周期的なリソース上で周期的に測定する。通信システムにおいて、RLMの測定は、主に同期信号(Synchronization Signal、SS)あるいはチャンネル状態情報参考信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)を基づくものである。すなわち、UEはSSとCSI-RSを測定することで、対応する信号品質を得る。本実施例において、SSとCSI-RSのかわりとして、参考信号(Reference Signal、RS)を統一に使用して測定信号を表す。本実施例において、1つのRSは1つのビームに対応すると仮定する。すなわち、基地局は1つのRSリソース上で1つのビームしか送信せず、異なるRSリソース上で異なるビームを送信する。
ネットワーク側、具体的に基地局はUEに対してN個のサービスビームを割り当ててもよく、Nは1以上の整数である。そのため、UEは、具体的にはUEの物理層は対応するN個のRSの信号品質を測定する必要がある。UEは、各RLM評価周期内で測定した測定結果を平均にし、平均した結果を対応する閾値と比較し、比較結果に基づき、UEの上層にIS/OOSの指示をレポートする。このプロセスはRLMと呼ぶ。一部の場合では、評価周期内でのある結果は、平均計算に使用することができない。ここで、これら平均計算に使用できない測定結果を無効測定結果と呼ぶ。平均の計算に使用できる測定結果を有効測定結果と呼ぶ。本実施例はすべて有効測定結果を対象とする。
本実施例によれば、前記移動端末で実行する信号品質のレポート方法を提供する。図2は本発明実施例に係る信号品質のレポート方法のフローチャートである。図2に示すように、このフローチャートは以下のステップを含む。
ステップS102:無線リンクモニタリング(Radio Link Monitoring、RLM)の評価周期内でかつ測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、RLM評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定する。
ステップS104:測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較する。
ステップS106:比較結果に基づき、同期IS又は非同期OOS指示を生成しレポートする。
前記ステップS102からステップS106により、RLMの評価周期内でサービスビームが変化する時刻前の測定信号、及び/又は、RLM評価周期内で変化したサービスビームの測定信号を測定し、すなわち、変化した測定信号の信号品質を測定することができるため、測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較し、比較結果に基づき、同期IS又は非同期OOS指示を生成しレポートすることで、ある時間帯においてUEに割り当てられるサービスビームが変化した信号品質を取得できないことに起因して上層に正確な指示をレポートすることができないという問題を解決し、関連技術の空白を埋めた。
なお、ステップS102~S106を実行する通信エンティティはUEであり、具体的には、UEの物理層である。好ましい実施例において、前記信号品質のレポート方法におけるレポートの具体的な方法は、UEの物理層が同期IS指示又は非同期OOS指示をUEの上層にレポートすることである。
なお、本実施例に係る上層は論理エンティティであり、端末側にある。ネットワーク側のエンティティには基地局、進化型基地局、中継局、道路側局などが含まれる。以下、統一に「ネットワーク側」で代替する。
また、本実施例のRLM測定に使用されるRSに変化が生じる理由は、UEサービスビームの切り替えによって測定するRSのセットを更新する必要がある理由1と、ビーム障害のリカバリーが必要で、ビームリカバリー後に通常RLM測定のRSを更新する理由2とを含む。以下、2種の状況に結び付けて本実施例の態様について詳しく説明する。
理由1:UEの測定信号セットを更新する過程において、RLM評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、測定信号セットが更新する時刻前かつRLM評価周期内での測定信号セットであり、RLM評価周期内で変化した測定信号とは、測定信号セットが更新した後かつRLM評価周期内での測定信号セットである。
測定信号セットの更新プロセスについて、関連技術において、通常の場合では、UEは周期的にサービスビーム(測定信号に対応する)の信号品質を確認する以外、UEは非サービスビームに対応する測定信号をさらに確認し、周期的又は非周期的に測定結果をネットワーク側にレポートする必要があり、ネットワーク側はUEから送信した測定報告を受信した後、UEに相応する指示を送信する。該指示は、UEに更新したサービスビーム又は測定信号をレポートするために用いられる。このプロセスは、ビーム管理と呼ぶ。
UEはネットワーク側の指示を受信した後、更新したサービスビームに対応するRS(参考信号)をRLMに使用する。ビーム管理により、サービスビームの信号品質が弱くなるとき、あるいは、他のビームが通信要求を満たすとき、ネットワーク側は通信品質を満たさないサービスビームを迅速にサービスビームセットから除去するか、又は他の通信要求を満たすビームをサービスビームセットに取り入れることが可能となる。
ビーム管理の存在で、あるRLM評価周期内に割り当てられるN個のサービスビームセットに変化が発生した場合、UE測定のRSもそれに付随して変化することで、測定したRSはUEのサービスビームに対応することを保証する。サービスビームセットの変化時刻前のビームを旧ビームセットと呼び、対応するRSを旧RS(前記理由1におけるサービスビームセットの更新時刻前かつ前記RLM評価周期内でのサービスビームセットに対応する)と呼ぶ。サービスビームセットの変化時刻後のビームを新ビームセットと呼び、対応するRSを新RS(前記理由1におけるサービスビームセットの更新時刻後かつ前記RLM評価周期内でのサービスビームセットに対応する)と呼ぶ。なお、新サービスビームセットと旧サービスビームセットには同じビームが存在する可能性がある。
理由2:ビーム障害のリカバリー過程において、RLM評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、ビーム障害のリカバリーの成功時刻前かつRLM評価周期内でビーム障害が発生した測定信号であり、RLM評価周期内で変化した測定信号とは、RLM評価周期内でビーム障害のリカバリーが成功した測定信号である。
ビームリカバリーの過程とは、すべてのサービスビームの信号品質が弱くなり、UEの正常の通信(通常設定した閾値に下回る)を保証できなくなり、即ちサービスビームの障害が発生した場合、UEは設定したリソース上で新たなビームを識別することである。UEは新たなビームが通信条件を満たすと識別した場合、UEはネットワーク側にビームの障害リカバリーの請求を送信し、通常通信を継続するようにビームのリカバリーを請求する。通常、ビーム障害のリカバリー請求には、新たなビーム情報が含まれる。ネットワーク側は、ビーム障害のリカバリー請求の情報を受信した後、UEに相応するフィードバックを送信する。そのフィードバックにおいて、UEに対して新たなサービスビームを承認する。UEがネットワーク側から送信したビーム障害のリカバリー請求のフィードバックを受信することは、サービスビームのリカバリーが成功したことを意味する。
あるRLM評価周期内で、サービスビームのリカバリーが成功したことは、通信要求を満たす新たなビームが存在することを意味する。この時、UEはリカバリー成功したビームに対応するRSを測定する必要がある。ビームリカバリーの成功時刻前にUEが測定したRSを旧RSと呼ぶ(前記理由2において、新たなサービスビームを識別する前かつ前記RLM評価周期内で障害が発生したサービスビーム、及び、サービスビームのリカバリーが成功する前かつ前記RLM評価周期内で障害が発生したサービスビームに対応する)。ビームリカバリーが成功した後、UEが新たに測定したRSを新RSと呼ぶ(前記理由2において、RLM評価周期内に識別する新たなサービスビームに対応する)。なお、新サービスビームセットと旧サービスビームセットには同じビームが存在する可能性がある。
なお、ビーム障害リカバリーに使用される信号品質測定の基準はRLMで使用される信号品質測定の基準と同じである場合がある。たとえば、両者はいずれもリファレンス信号受信電力(RSRP)又は信号対干渉プラス雑音電力比(SINR)を使用する。ビーム障害リカバリーに使用される信号品質測定の基準はRLMで使用される信号品質測定の基準と異なる場合もある。
さらに、理由2において、ビーム障害リカバリーの過程において、リカバリー成功したビームは障害が発生したビームと同じである場合、RLM評価周期内でビームのリカバリーが成功した測定信号とは、以下のとおりである。
障害発生時刻がRLM評価周期外である場合、RLM評価周期内かつビームリカバリーの成功時刻後の測定信号である。
障害発生時刻がRLM評価周期内である場合、RLM評価周期内かつ障害発生時刻前とRLM評価周期内かつビームリカバリーの成功時刻後の測定信号である。
すなわち、リカバリー成功したビームとその前のサービスビームは同じである場合、リカバリー成功したビームの該RLM評価周期内での有効測定結果は、リカバリー成功したビームの障害発生時刻前の測定結果及びビームのリカバリーが成功した時刻後の測定結果である。
以下、図3を用いて前記状況を例として説明する。
図3は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第1模式図である。図3に示すように、RS 1とRS 2はRLMに使用され、それぞれビーム1とビーム2に対応する。仮にt3時刻にビーム障害が発生してt5時刻にビーム1がリカバリー成功したとすれば、RLM周期内におけるRS1の有効測定結果は、RS1でのt5~t2時間内の測定結果を含む。仮にt4時刻にビーム障害が発生してt5時刻にビーム1がリカバリー成功したとすれば、RLM周期内におけるRS1の有効測定結果は、RS1でのt1~t4時間内及びt5~t2時間内の測定結果を含む必要がある。
本実施例に係る好ましい実施形態において、本実施例のステップS102に言及したユーザー装置UEが1つのRLM評価周期内での測定信号の信号品質を測定する態様には、下記の態様が含まれる。
態様1:UEは自体の1つ又は複数の測定信号のRLM評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、各測定信号の複数指定時刻の信号品質の平均を算出し、平均した結果を1つ又は複数の測定信号に対応する測定した前記信号品質とする。
態様2:UEは自体の1つ又は複数の測定信号のRLM評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、得られた信号品質から各指定時刻の最大信号品質を確定し、前記UEは確定したすべての最大信号品質の平均を算出し、平均した結果を測定した信号品質とする。
前記態様1と態様2について、本実施例の具体的な応用シナリオにおいて、態様1は、1つのRLM評価周期内の各測定RSでの有効測定結果の平均を計算し、その平均結果を該周期内での各測定RSの信号品質としてもよく、態様2は、1つのRLM評価周期内での各測定時刻にすべての測定RSの有効測定結果の最大値を探し出し、各時刻の最大値の平均を計算し、その計算結果を該評価周期の信号品質の最良値としてもよい。ある測定時刻にすべての測定RSは有効測定結果がない場合、その測定時刻は有効測定結果がないこととなる。
以下、図4を用いて前記状況を例として説明する。図4は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第2模式図である。図4に示すように、RS1~RS4はそれぞれビーム1~ビーム4に対応する。RLM評価周期t1~t2の時間内において、RS1の測定結果は順番にS10~S19で、且つt3~t4時間内の測定結果は有効測定結果である。RS2の測定結果は順番にS20~S29で、且つt4~t2時間内の測定結果は有効測定結果である。RS3の測定結果は順番にS30~S39で、且つt1~t4時間内の測定結果は有効測定結果である。RS4の測定結果は順番にS40~S49で、且つt1~t3とt4~t2時間内の測定結果は有効測定結果である。
そのため、態様1で得られる各ビームの信号品質は以下のとおりである。
ビーム1の信号品質:Sbeam1=(S12+S13+S14+S15+S16)/5
ビーム2の信号品質:Sbeam2=(S27+S28+S29)/3
ビーム3の信号品質:Sbeam3=(S30+S31+S32+S33+S34+S35+S36)/7
ビーム4の信号品質:Sbeam4=(S40+S41+S47+S48+S49)/5
ビーム1~4の信号品質はすべて閾値Q_outより小さい場合、物理層はOOSを生成し、上層にOOSをレポートする。1つのビームの信号品質は閾値Q_inより大きい場合、物理層はISを生成し、上層にISをレポートする。
閾値Q_outは閾値Q_inより小さいことを理解できる。閾値Q_outと閾値Q_inの具体的な値とその値の範囲はUEの処理能力に関わる。具体的には、ハードウェア及び/又はソフトウェアの処理能力に関わる。閾値Q_outは第1閾値で、閾値Q_inは第2閾値である。
態様2で得られる該評価周期内の信号品質の最良値は以下のとおりである。
Smax=[max(S30,S40)+max(S31,S41)+max(S12,S32)+…+max(S29,S49)]/10
Smaxは、閾値Q_outより小さい場合、物理層は上層にOOSをレポートする。閾値Q_inより大きい場合、物理層は上層にISをレポートする。
前記態様1と態様2により、理由1の場合、信号品質測定の態様は、測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻前かつRLM評価周期内での測定信号セット及び測定信号セットの更新時刻後かつRLM評価周期内での測定信号セットを、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、UEの測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻後かつRLM評価周期内での測定信号セットを、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とすることである。
前記理由1に基づいて具体的な応用シナリオの詳細を説明する。前記理由1の状況の場合、信号品質測定の態様は具体的な応用シナリオにおいて下記のとおりであってもよい。
(一)旧RSのビームセットの変化時刻前の測定結果を有効測定結果とし、新RSの該周期内でのすべての測定結果を有効測定結果とし、実施例の態様1と態様2の計算方法を使用して計算する。
(二)新RSの該周期内でのすべての測定結果を有効測定結果とし、実施例の態様1と態様2の計算方法を使用して計算する。
これに対し、前記理由1及び図5により、具体的な信号品質の測定態様を例として説明する。図5は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第3模式図である。図5に示すように、RS1~RS4上で送信したのは、それぞれビーム1~ビーム4である。基地局はビーム1とビーム2を信号受信用のサービスビームとしてUEに割り当てる。そのため、UEはRS1とRS2を測定する必要がある。t1~t2の時間帯は1つのRLM評価周期である。RS1の信号は弱くなるため、t3時刻にネットワーク側はUEの測定のためにより多いRSを割り当てる。さらに、UEは測定結果をネットワーク側にレポートし、ネットワーク側は、測定結果に基づき、t4時刻にビーム2~4をサービスビームとしてUEに割り当てる。ビーム1はもはやUEのサービスビームではない。そのため、t4時刻後、UEはRS2、RS3とRS4の信号品質を測定する必要がある。該評価周期内での有効測定結果は以下のとおりであってもよい。
1)RS1のt1~t4時間内の測定結果、RS2のt1~t2時間内の測定結果、RS3とRS4のt3~t2時間内の全測定結果を有効測定結果にし、実施例の方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
2)RS2のt1~t2時間内の測定結果、RS3とRS4のt3~t2時間内の全測定結果を有効測定結果にし、実施例の方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
3)RS1のt1~t4時間内の測定結果、RS2のt1~t2時間内の測定結果、RS3とRS4のt4~t2時間内の全測定結果を有効測定結果にし、実施例の方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
4)RS2のt1~t2時間内の測定結果、RS3とRS4のt4~t2時間内の全測定結果を有効測定結果にし、実施例の方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
前記態様1と態様2に基づき、理由2の場合は、信号品質測定の態様は以下のとおりである。
ビーム障害リカバリーの過程において、ビームリカバリーの成功時刻前かつRLM評価周期内で障害が発生したビームの測定信号、及びRLM評価周期内でビームのリカバリーが成功した前記測定信号を、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、RLM評価周期内でビームのリカバリーが成功した測定信号を、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とする。
前記理由2に基づいて具体的な応用シナリオの詳細を説明する。前記理由2の状況の場合、信号品質測定の態様は具体的な応用シナリオにおいて下記のとおりであってもよい。
1)旧RSのビーム障害のリカバリー成功時刻前の測定結果を有効測定結果とし、新RSの該周期内ですべての測定結果を有効測定結果とし、上述した態様1と態様2の計算方法を使用して該周期の信号品質を計算する。
2)新RSの該周期内ですべての測定結果を有効測定結果とし、上述した態様1と態様2の計算方法を使用して該周期の信号品質を計算する。
以下、図6に結び付けて前記理由2における信号測定の態様を例として説明する。図6は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第4模式図である。図6に示すように、RS1~RS3上で送信したのは、それぞれビーム1~ビーム3である。基地局はビーム1とビーム2を信号受信用のサービスビームとしてUEに割り当てる。そのため、UEはRS1とRS2を測定する必要がある。t3時刻前に、UEはビームの障害を検知し、新たなビームの識別を開始する。t3時刻に、UEは新たなビーム3が通信要求を満たすことを検知し、UEはネットワーク側にビーム障害のリカバリー請求を送信する。t4時刻にネットワーク側のフィードバックを受信し、すなわち、t4時刻にビームリカバリーが成功した。t4時刻後、UEはRS3を測定する必要がある。そのため、該RLM評価周期の信号品質は以下の2種の態様で得られる。
1)RS1とRS2のt1~t3時間内の測定結果、及び、RS3のt3~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
2)RS1とRS2のt1~t4時間内の測定結果、及び、RS3のt3~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
3)RS3のt3~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
4)RS1とRS2のt1~t3時間内の測定結果、及び、RS3のt4~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
5)RS1とRS2のt1~t4時間内の測定結果、及び、RS3のt4~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
6)RS3のt4~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
ビームリカバリー過程で使用される信号品質の測定基準はリンク品質の測定に使用される信号品質の測定基準と異なる場合、たとえば、ビームリカバリー過程で信号のRSRPを使用し、リンク品質の測定には信号のSINRを使用した場合、t3~t4の時間帯において、UEはSINRの測定を開始しておらず、該RLM評価周期内での信号品質は以下の態様で得られる。
7)RS1とRS2のt1~t4時間内の測定結果、及び、RS3のt4~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
8)RS1とRS2のt1~t3時間内の測定結果、及び、RS3のt4~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
9)RS3のt4~t2時間内の測定結果を有効測定結果にし、上述した方法1と方法2の計算方法により、該周期内での信号品質を算出する。
ビームリカバリー過程で使用される信号品質の測定基準はリンク品質の測定に使用される信号品質の測定基準と異なる場合、もう一種のUEの測定態様は以下のとおりである。新たな使用可能なビームを識別した後、UEは新たなビームに対してRLM測定を周期的に行う。すなわち、t3時刻後、UEはRS3のSINRを同時に周期的に測定し始める。そのため、該RLM評価周期内でRS3のt3~t4時間内の測定結果も該周期内での有効測定結果となる。この場合では、該ビームについて、ビーム障害リカバリーが成功した場合だけ、ビームのリカバリーが成功した前のRLM測定結果を有効測定結果とし、周期的な信号品質の計算に使用することを注意すべきである。該ビームは最終的にリカバリーが成功していない場合、該ビーム上のRLM測定結果が無効測定結果になり、RLM信号品質の計算に使用されない。すなわち、ビーム3に、t4時刻にビーム障害リカバリーが成功した場合だけ、RS3のt3~t4時間内の測定結果が有効測定結果になる。t2時刻になっても、ビーム障害のリカバリーが依然として成功していない場合、R3のt3~t2時間内の測定結果が依然として無効測定結果になり、該周期内での信号品質の計算に使用されない。
なお、UEの測定信号がビーム更新又はビーム障害リカバリーで使用した信号と同じである場合、UEの測定信号のリソースは、ビーム更新又はビーム障害リカバリーのリソースのサブセットである。
前記理由1に基づき、本実施例の方法は、UEがビーム変化の時刻にネットワーク側から送信したビーム割り当ての更新指示シグナリングを受信することをさらに含む。指示シグナリングは測定信号リソースの更新を指示するために用いられ、指示シグナリングの指示態様は、明示式指示と不明示式指示を含み、明示式指示とはシグナリングによって明確的に更新した測定信号リソースを指示することであり、不明示式指示とはシグナリングの特徴情報によって更新した測定信号リソースを指示することである。指示シグナリングは、無線リソースコントロール(Radio Resource Control、RRC)シグナリング、メディアアクセスコントロール層(Media Access Control、MAC)のコントロールシグナリングのMACコントロールエレメント(Control Element、CE)、物理層のコントロールシグナリングのダウンリンクコントロール情報(Downlink control information、DCI)であってもよい。
具体的な応用シナリオにおいて、RLMとビーム管理は異なるRSを使用する場合、RLM RSを更新する方法であってもよい。
RLMとビーム管理は異なるRSを使用する場合、UEのサービスビームの更新が発生したときに、UEへ送信したビーム更新の指示において、ネットワーク側は同時にRLMの更新したRSリソースを指示する。そのレポート態様は、明示式指示と不明示式指示の2種類を含む。明示式指示とは情報によって明確的にUEに新たなRSの情報をレポートすることであり、不明示式指示とは他の一部の特徴によって新たなRSの情報をレポートすることである。
以下、図7に結び付けて前記更新の過程を例として説明する。図7は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第5模式図である。図7に示すようにRS A1~RS A3はビーム管理に使用される。RS B1~RS B3はRLMに使用される。さらに、RS A1とRS B1は全部ビーム1に対応する。RS A2とRS B2は全部ビーム2に対応する。上記のとおりに類推する。t4時刻に、ネットワーク側はUEへシグナリング指示を送信し、UEの物理ダウンリンクコントロールチャンネル(Physical Downlink Control CHannel、PDCCH)及び/又は物理ダウンリンクシェアドチャンネル(Physical Downlink Shared CHannel、PDSCH)における復調参考信号(DeModulation Reference Signal、DMRS)とRS A3は空間で準コーロケション(Quasi-collocation、QCL)関係があることを指示する。UEにサービスビームがビーム3であることをレポートすることに相当する。そのため、該指示はRS B3の設定、たとえば、時間周波数位置、図形、周期、リソースインデックスなどを同時に含む。UE RS B3はUEの新たなRLM RSとなる。
ネットワーク側は事前にUEへRLMに使用されるRSのリソース、RLM RSと他のRSの対応関係又はRLM RSとビーム間の関係をレポートする。たとえば、RS A1はRS B1に対応する。RS A2はRS B2に対応する。RS A3はRS B3に対応する。対応関係があるRSは、同じビームを送信する。あるいは、RS A1とRS B1は同様にビーム1に対応する。RS A2とRS B2は同様にビーム2に対応する。RS A3とRS B3は同様にビーム3に対応する。時刻t4にネットワーク側がUEへシグナリング指示を送信し、UEのPDCCH及び/又はPDSCHにおけるDMRSとRS A3は空間でQCLの関係があることを指示する。UEにサービスビームがビーム3であることをレポートすることに相当する。UEはネットワーク側の事前レポートの関係により、t3時刻からRLM用のRSがRS B3であることを得る。そのため、ネットワーク側は新たなRLM用のRSを別途に指示する必要がなく、UEは切り替えたRS又はビームで新たなRLM用のRSを判断する。
前記理由2に基づき、本実施例に係る好ましい実施形態において、本実施例の方法は、UEがビーム障害リカバリー成功の時刻にネットワーク側から送信したビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングを受信し、指示シグナリングは測定信号リソースの更新を指示するために用いられ、ビーム障害のリカバリー成功指示シグナリングは測定信号リソースの更新を指示し、指示シグナリングの指示態様は、明示式指示と不明示式指示を含み、明示式指示とはシグナリングによって明確的に更新した測定信号リソースを指示することであり、不明示式指示とはシグナリングの特徴情報によって更新した測定信号リソースを指示することである。ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングはRRCシグナリング、MAC CE、あるいはDCIであってもよい。
具体的な実施形態において、ビームリカバリーが成功した後に、ネットワーク側はUEにRLM用のRSをレポートし、該RSはUEの新たなビームに対応する。すなわち、ネットワーク側はUEへ送信したフィードバックによってUEに新たなRSリソースをレポートする。その指示態様は、明示式指示と不明示式指示の2種類を含む。明示式指示とは情報によって明確的にUEに新たなRSの情報をレポートすることであり、不明示式指示とは他の一部の特徴によって新たなRSの情報をレポートすることである。
以下、図8に結び付けて前記障害リカバリーの態様を例として説明する。図8は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第6模式図である図8に示すようにRS A1~RS A3はビームリカバリーに使用される。RS B1~RS B3はRLMに使用される。さらに、RS A1とRS B1は全部ビーム1に対応する。RS A2とRS B2は全部ビーム2に対応する。上記のとおりに類推する。t4時刻に、ネットワーク側はUEへビーム障害リカバリー請求のフィードバックを送信する。そのフィードバックレポートで、UEにビーム3のリカバリー成功をレポートする。ネットワーク側はUEへ送信したフィードバックにおいてRS B3の設定、たとえば、時間周波数位置、図形、周期、リソースインデックスなどを同時に含む。UE RS B3はUEの新たなRLM RSとなる。
ネットワーク側は事前にUEへRLMに使用されるRSのリソース、RLM RSと他のRSの対応関係又はRLM RSとビーム間の関係をレポートする。
たとえば、RS A1はRS B1に対応する。RS A2はRS B2に対応する。RS A3はRS B3に対応する。対応関係があるRSは、同じビームを送信する。
あるいは、RS A1とRS B1は同様にビーム1に対応する。RS A2とRS B2は同様にビーム2に対応する。RS A3とRS B3は同様にビーム3に対応する。t4時刻にネットワーク側がUEへビームリカバリー請求のフィードバックを送信し、そのフィードバックでUEにビーム3がリカバリー成功したことをレポートする。UEはネットワーク側の事前レポートの対応関係により、RLM用のRSがRS B3であることを得る。そのため、ネットワーク側はフィードバックをUEへ送信する際に新たなRLM用のRSを別途にレポートする必要がなく、UEは切り替えたRS又はビームで新たなRLM用のRSを判断する。
本実施例の好ましい実施形態において、本実施例のステップS106に対して、態様1を採用する場合、UE、具体的には物理層は比較結果に基づき、上層に同期IS又は非同期OOS指示をレポートすることは、平均したすべての結果が予め設定した第1閾値より小さい場合、UEは上層にOOS指示をレポートし、平均したすべての結果における少なくとも1つの結果が予め設定した第2閾値以上である場合、UEは上層にIS指示をレポートすることを含む。
態様2を採用する場合、UE、具体的には物理層は比較結果に基づき、上層に同期IS又は非同期OOS指示をレポートすることは、平均した結果が予め設定した第1閾値より小さい場合、UEは上層にOOS指示をレポートし、平均した結果が予め設定した第2閾値以上である場合、UEは上層にIS指示をレポートすることを含む。
ここで、第1閾値と第2閾値の具体的な値又は値の範囲はUEの処理能力に関わる。具体的には、ハードウェア及び/又はソフトウェアの処理能力に関わる。第1閾値は第2閾値より小さい。
さらに、本実施例の方法は、ビーム障害のリカバリー成功の時刻に、UE、具体的には物理層はIS指示をレポートし、IS指示をレポートする時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定することを含んでもよい。
前記ビームのリカバリーが成功した時刻にレポートする態様に基づき、ビーム障害のリカバリー成功時刻は、UEが比較結果に基づく同期IS又は非同期OOS指示の生成時刻もしくは同期IS又は非同期OOS指示のレポート時刻と同じである場合、UEは該時刻から1つの時間間隔をずらして、IS指示をレポートする。さらに、IS指示のレポート時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定する。
本実施例の具体的な応用シナリオにおいて、本態様は、UE、具体的には物理層はRLM評価結果に基づいて周期的に上層にIS/OOS指示をレポートし、あるRLM評価周期内にビーム障害がリカバリー成功した場合、ビーム障害のリカバリー成功の時刻に、物理層は上層にIS指示をレポートし、該時刻からUEはビームのリカバリーが成功したRSを測定し、該時刻を開始点として周期的に上層にIS/OOS指示をレポートすることを含んでも良い。ビーム障害のリカバリー成功時刻は、ちょうどISあるいはOOS指示のレポート時刻と同じである場合、UEは該時刻から1つの時間間隔をずらして、IS指示をレポートするか、あるいは、UEは該時刻にIS/OOS指示をレポートせず、該時刻から1つの時間間隔をずらして、上層にIS指示をレポートし、IS指示のレポート時刻から、UEはビームのリカバリーが成功したRSを測定し、該時刻を開始点として周期的に上層にIS/OOS指示をレポートする。
以下、図9と図10に結び付けて、指示をレポートする前記態様を例として説明する。図9は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第7模式図である。図9に示すように、UEはt1、t2、t3の時刻に周期的にIS/OOSをレポートし、3つ目の周期において、すなわち、t3~t5の時間帯内で、t4時刻にUEのビームリカバリーが成功した場合、UEはt3~t4の時間帯内のRLM測定結果を考慮せずにt4時刻に上層にIS指示をレポートし、t4を開始点にしてUEはビームのリカバリーが成功したRSを測定し、RLM評価結果に基づき、周期的に上層にIS/OOS指示をレポートする。
図10は本発明実施例に係る1つのRLM評価周期内において、サービスビームを測定する第8模式図である。図10に示すように、UEはt4時刻にビームのリカバリーが成功し、同時に、t4時刻はIS/OOS指示をレポートする時間である場合、t4時刻にIS/OOS指示をレポートせず、t4後の1つの時間間隔、たとえばt5時刻にt3~t5の時間帯内のRLM測定結果を考慮せずに、上層にIS指示をレポートし、t5を開始点にしてUEはビームのリカバリーが成功したRSを測定し、RLM評価結果に基づき、周期的に上層にIS/OOS指示をレポートする。あるいは、UEはt4時刻にt3~t4時刻内のRLM測定結果に基づいて正常にIS/OOS指示をレポートし、t4後の1つの時間間隔、たとえばt5時刻にt4~t5の時間帯内のRLM測定結果を考慮せずに、上層にIS指示をレポートし、t5を開始点にしてUEはビームのリカバリーが成功したRSを測定し、RLM評価結果に基づき、周期的に上層にIS/OOS指示をレポートする。
前記実施形態の説明により、当業者は前記実施例の方法がソフトウェアと必要となる一般的なハードウェアプラットフォームの態様で実現でき、当然、ハードウェアのみでも実現できるが、多くの場合では、前者はより好適な実施形態であることを明瞭に理解できる。この理解に基づき、本発明の技術案は本質上あるいは従来技術に貢献できる部分はソフトウェア製品の形で具体化でき、該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体(たとえばROM/RAM、磁器ディスク、光ディスク)に記憶され、いくつかのコマンドを含んで一台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバー、あるいはネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例を実行させる。
[実施例2]
本実施例は信号品質のレポート装置を提供し、該装置は前記実施例と好ましい実施形態を実現し、説明したものはここでは繰り返し説明しない。たとえば、以下で使用される用語「モジュール」は予め設定した機能を実現できるソフトウェア及び/又はハードウェアとの組み合わせであっても良い。以下の実施例で説明する装置はソフトウェアで実現するものが好適であるが、ハードウェア、あるいはソフトウェアとハードウェアの組み合わせでの実現も考えられる。
図11は本発明実施例の信号品質のレポート装置の構造の模式図である。図11に示すように、該装置は、無線リンクモニタリングRLMの評価周期内でユーザー装置UEの測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定するように設定される測定モジュール1102と、測定モジュール1102と接続され、測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較するように設定される比較モジュール1104と、比較モジュール1104と接続され、比較結果に基づき、同期IS指示又は非同期OOS指示を生成しレポートするように設定される生成・レポートモジュール1106とを含む。
好ましい実施例において、前記信号品質のレポート装置は、同期IS指示又は非同期OOS指示をUEの上層にレポートするように設定されるレポートモジュールを含んでもよい。
測定モジュール1102、比較モジュール1104と生成・レポートモジュール1106はすべてUE側、具体的にはUEの物理層に位置することを理解できる。
好ましくは、本実施例の実施形態において、本実施例は更新と障害リカバリーの過程に関する。
測定信号セットを更新する過程において、RLM評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、測定信号セットが更新する時刻前かつRLM評価周期内での測定信号セットであり、RLM評価周期内で変化した測定信号とは、測定信号セットが更新した後かつRLM評価周期内での測定信号セットである。
ビーム障害のリカバリー過程において、RLM評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、ビーム障害のリカバリーの成功時刻前かつRLM評価周期内でビーム障害が発生した測定信号であり、RLM評価周期内で変化した測定信号とは、RLM評価周期内でビーム障害のリカバリーが成功した測定信号である。
ビーム障害リカバリーの過程において、リカバリー成功したビームは障害が発生したビームと同じである場合、RLM評価周期内でビームのリカバリーが成功した測定信号は、障害発生時刻がRLM評価周期外である場合、RLM評価周期内かつビームリカバリーの成功時刻後の測定信号であり、障害発生時刻がRLM評価周期内である場合、RLM評価周期内かつ障害発生時刻前とRLM評価周期内かつビームリカバリーの成功時刻後の測定信号である。
好ましくは、本実施例における測定モジュール1102は以下の態様により測定する。
態様1:UEの1つ又は複数の測定信号のRLM評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、各測定信号の複数指定時刻の信号品質の平均を算出し、平均した結果を1つ又は複数の測定信号に対応する測定した前記信号品質とする。
態様2:UEの1つ又は複数の測定信号のRLM評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、得られた信号品質から各指定時刻の最大信号品質を確定し、確定したすべての最大信号品質の平均を算出し、平均した結果を測定した信号品質とする。
前記態様1と態様2を基づいて、本実施例における測定モジュール1102は、さらに、測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻前かつRLM評価周期内での測定信号セット及び測定信号セットの更新時刻後かつRLM評価周期内での測定信号セットを、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、UEの測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻後かつRLM評価周期内での測定信号セットを、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とすることであるように設定される。
好ましくは、本実施例の測定モジュールは、さらに、測定信号のリカバリー過程において、ビームリカバリーの成功時刻前かつRLM評価周期内で障害が発生したビームの測定信号、及びRLM評価周期内でビームのリカバリーが成功した前記測定信号を、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、RLM評価周期内でビームのリカバリーが成功した測定信号を、態様1及び態様2の信号品質測定の対象とするために用いられる。
なお、測定される測定信号はビーム更新又はビーム障害リカバリーで使用した信号と同じである場合、測定される測定信号のリソースは、ビーム更新又はビーム障害リカバリーのリソースのサブセットである。
好ましくは、本実施例の装置は、以下のモジュールをさらに含んでもよい。
測定モジュール1102と接続される第1受信モジュールは、ビーム変化の時刻にネットワーク側から送信した測定信号リソースの更新指示シグナリングを受信し、指示シグナリングは測定信号リソースの更新を指示するために用いられ、指示シグナリングの指示態様は、明示式指示と不明示式指示を含み、明示式指示とはシグナリングによって明確的に更新した測定信号リソースを指示することであり、不明示式指示とはシグナリングの特徴情報によって更新した測定信号リソースを指示することであるように設定される。
測定モジュール1102と接続される第2受信モジュールは、ビーム障害リカバリー成功の時刻にネットワーク側から送信したビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングを受信し、ビーム障害のリカバリー成功指示シグナリングは測定信号リソースの更新を指示するために用いられ、指示シグナリングの指示態様は、明示式指示と不明示式指示を含み、明示式指示とはシグナリングによって明確的に更新した測定信号リソースを指示することであり、不明示式指示とはシグナリングの特徴情報によって更新した測定信号リソースを指示することであるように設定される。
好ましい実施例において、前記装置は処理モジュールをさらに含み、生成・レポートモジュール1106は、第1レポートサブモジュールと第2レポートサブモジュールを含む。
態様1を採用する場合、本実施例における第1レポートサブモジュールは、さらに、平均したすべての結果が予め設定した第1閾値より小さい場合、上層にOOS指示をレポートし、平均したすべての結果における少なくとも1つの結果が予め設定した第2閾値以上である場合、上層にIS指示をレポートするように設定される。
態様2を採用する場合、本実施例における第1レポートサブモジュールは、さらに、平均した結果が予め設定した第1閾値より小さい場合、上層にOOS指示をレポートし、平均した結果が予め設定した第2閾値以上である場合、上層にIS指示をレポートするように設定される。
好ましくは、第2レポートサブモジュールは、ビーム障害のリカバリー成功の時刻に、上層にIS指示をレポートし、IS指示をレポートする時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定するように設定される。処理モジュールは、ビーム障害のリカバリー成功時刻は、UEが比較結果に基づく同期IS又は非同期OOS指示の生成時刻もしくはIS又はOOS指示のレポート時刻と同じである場合、該時刻から1つの時間間隔をずらして、IS指示をレポートし、IS指示のレポート時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定するように設定される。
なお、前記各モジュールはソフトウェア又はハードウェアで実現できる。後者の場合は、以下の態様で実現できるが、それに限定されない。前記モジュールはすべて同じプロセッサーに位置するか、あるいは、前記各モジュールは任意組み合わせの形で異なるプロセッサーに位置する。
本発明は、コンピュータ記憶媒体を提供する。該記憶媒体は記憶したプログラムを含む。前記プログラムが作動されると、上述したいずれかの方法を実行する。
好ましくは、本実施例において、前記記憶媒体は下記ステップを実行するプログラムコードを記憶するように設定されても良い。
S1:無線リンクモニタリングRLMの評価周期内で測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定する。
S2:測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較する。
S3:比較結果に基づき、同期IS又は非同期OOS指示を生成しレポートする。
好ましくは、本実施例において、前記コンピュータの記憶媒体は、USBメモリー、読み出し専用メモリー(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、可搬型ディスク、磁気ディスクあるいは光ディスクなど各種プログラムコードを記憶できる媒体を含んでもよいが、それに限定されない。
本発明実施例はプロセッサーを提供する。該プロセッサーはプログラムを作動させるために用いられ、前記プログラムが作動されると、上述したいずれかの方法を実行する。
好ましくは、本実施例において、前記プログラムは、下記ステップを実行するために用いられる。
S1:無線リンクモニタリングRLMの評価周期内で測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定する。
S2:測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較する。
S3:比較結果に基づき、同期IS又は非同期OOS指示を生成しレポートする。
好ましくは、本実施例における具体的な例は前記実施例と好ましい実施形態において説明した例を参考できるため、ここでは繰り返し説明しない。
当業者であれば、前記本発明の各モジュールと各ステップは、汎用的な計算装置で実現可能であり、1つの計算装置に集中してもよいか、あるいは、複数の計算装置からなるネットワークに分布してもよく、好ましくは、計算装置における実行可能なプログラムコードで実現可能であるため、メモリー装置に記憶されて計算装置により実行してもよく、且ついくつかの状況では、ここで示すか又は説明したステップとは異なる順序で実行してもよく、あるいは、それぞれ集積回路のモジュールにし、あるいは、それらの複数のモジュール又はステップを単体の集積回路のモジュールにして実現する。これにより、本発明は特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせに制限されない。
上記内容は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明はそれに限定されず、当業者にとって、本発明は各種の変更及び変化を有してもよい。本発明の原則内で行われる任意の修正、同等の代替、改良などは、すべて本発明の保護範囲内に含まれる。
当業者であれば、本発明の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供することができることが明らかである。したがって、本発明は、ハードウェア実施例、ソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の態様を採用してもよい。また、本発明は、少なくとも1つにコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体(磁気ディスクメモリ及び光学メモリーなどを含むがこれらに限定されない)により実施されるコンピュータプログラム製品の態様を採用してもよい。
本発明は、本発明の実施例による方法、装置(システム)及びコンピュータプログラム製品のフロー図及びブロック図における少なくとも1つを参照して説明することである。フロー図における各フロー、ブロック図における各ブロック、フロー図における各フロー及びブロック図における各ブロック、フロー図とフロー図におけるフローの組み合わせ、ブロック図におけるブロックの組み合わせ、及びフロー図におけるフローとブロック図におけるブロックの組み合わせは、コンピュータプログラムコマンドにより実現されることができることを理解すべきである。これらのコンピュータプログラムコマンドを共通コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサー又は他のプログラマブル機器のプロセッサーに提供して1つの機器を生成することで、コンピュータ又は他のプログラマブル信号処理装置のプロセッサーにより実行されるコマンドを、フロー図の少なくとも1つのフローに指定された機能を実現することに用いられるデバイス、ブロック図の少なくとも1つのブロックに指定された機能を実現することに用いられるデバイス、及びフロー図の少なくとも1つのフローとブロック図の少なくとも1つのブロックに指定された機能を実現することに用いられるデバイスに生成させる。
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブル信号処理機器が特定な携帯で作動するようにガイドすることができるコンピュータ読み取り可能なメモリーに記憶されてもよく、当該コンピュータ読み取り可能なメモリーに記憶されたコマンドにコマンド装置を含む製品を生成させ、当該コマンド装置は、フロー図の少なくとも1つのフローに指定された機能と、ブロック図の少なくとも1つのブロックに指定された機能と、フロー図の少なくとも1つのフロー及びブロック図の少なくとも1つのブロックに指定された機能とを実現する。
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブル信号処理機器に積載されてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブル機器に一連の操作ステップを実行させることによりコンピュータが実現する処理を生成し、コンピュータ又は他のプログラマブル機器に実行されたコマンドに、フロー図の少なくとも1つのフローに指定された機能を実現するためのステップと、ブロック図の少なくとも1つのブロックに指定された機能を実現するためのステップと、フロー図の少なくとも1つのフロー及びブロック図の少なくとも1つのブロックに指定された機能を実現するためのステップとを提供させる。
以上内容は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を制限するものではない。
本発明の実施例によれば、RLM評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定し、測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較し、比較結果に基づき、同期IS又は非同期OOS指示を生成しレポートすることで、ある時間帯においてUEに割り当てられるサービスビームが変化した信号品質を取得できなことに起因して上層に正確な指示をレポートすることができないという問題を解決し、関連技術の空白を埋めた。

Claims (22)

  1. 無線リンクモニタリングRLMの評価周期内で測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、前記評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定することと、
    測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較することと、
    比較結果に基づき、同期IS指示又は非同期OOS指示を生成しレポートすることと、
    を含み、
    ビーム障害リカバリー成功の時刻にネットワーク側が送信したビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングを受信し、前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングは前記測定信号のリソースの更新を指示すること、前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングの指示態様は、明示式指示と不明示式指示を含み、前記明示式指示とは前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングによって明確的に更新した測定信号のリソースを指示することであり、前記不明示式指示とは前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングの特徴情報によって前記更新した測定信号のリソースを指示することであり
    記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングは、無線リソースコントロールRRCシグナリング、メディアアクセスコントロール層MACのコントロールエレメントCE、物理層のコントロールシグナリングのダウンリンクコントロール情報DCIの少なくとも1つである、
    信号品質のレポート方法。
  2. 測定信号セットを更新する過程において、前記RLMの評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、測定信号セットが更新する時刻前かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットであり、前記RLMの評価周期内で変化した測定信号とは、測定信号セットが更新した後かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットであり、
    ビーム障害のリカバリー過程において、前記RLMの評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、ビーム障害のリカバリーの成功時刻前かつ前記RLMの評価周期内でビーム障害が発生した測定信号であり、前記RLMの評価周期内で変化した測定信号とは、前記RLMの評価周期内でビーム障害のリカバリーが成功した測定信号である、請求項1に記載の信号品質のレポート方法。
  3. ビーム障害リカバリーの過程において、リカバリー成功したビームは障害が発生したビームと同じである場合、前記RLMの評価周期内でビームのリカバリーが成功した測定信号は、
    障害発生時刻が前記RLMの評価周期外である場合、前記RLMの評価周期内でビームリカバリーの成功時刻後の測定信号であり、
    障害発生時刻が前記RLMの評価周期内である場合、前記RLMの評価周期内で障害発生時刻前と前記RLMの評価周期内でビームリカバリーの成功時刻後の測定信号である、請求項2に記載の信号品質のレポート方法。
  4. 1つのRLMの評価周期内での測定信号の信号品質を測定する態様は、
    自体の1つ又は複数の測定信号のRLMの評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、各測定信号の複数指定時刻の信号品質の平均を算出し、平均した結果を1つ又は複数の測定信号に対応する測定した前記信号品質とする態様1と、
    自体の1つ又は複数の測定信号の前記RLMの評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、得られた信号品質から各指定時刻の最大信号品質を確定し、確定したすべての最大信号品質の平均を算出し、平均した結果を測定した前記信号品質とする態様2とを含む、請求項2に記載の信号品質のレポート方法。
  5. UEの測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻前かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セット及び測定信号セットの更新時刻後かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットを、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、
    前記UEの測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻後かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットを、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とする、請求項4に記載の信号品質のレポート方法。
  6. ビーム障害リカバリーの過程において、ビームリカバリーの成功時刻前かつ前記RLMの評価周期内で障害が発生したビームの測定信号、及び前記RLMの評価周期内でビームのリカバリーが成功した前記測定信号を、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、
    前記RLMの評価周期内でビームのリカバリーが成功した前記測定信号を、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とする、請求項4に記載の信号品質のレポート方法。
  7. 前記測定信号がビーム更新又はビーム障害リカバリーで使用した信号と同じである場合、前記測定信号のリソースは、前記ビーム更新又はビーム障害リカバリーのリソースのサブセットである、請求項2に記載の信号品質のレポート方法。
  8. ビーム変化の時刻にネットワーク側から送信したビーム割り当ての更新指示シグナリングを受信し、前記ビーム割り当ての更新指示シグナリングは測定信号のリソースの更新を指示するために用いられ、前記ビーム割り当ての更新指示シグナリングの指示態様は、明示式指示と不明示式指示を含み、前記明示式指示とは前記ビーム割り当ての更新指示シグナリングによって明確的に更新した測定信号のリソースを指示することであり、前記不明示式指示とは前記ビーム割り当ての更新指示シグナリングの特徴情報によって前記更新した測定信号のリソースを指示することであり、前記ビーム割り当ての更新指示シグナリングは、RRCシグナリング、MACCE、DCIの少なくとも1つである、請求項2に記載の信号品質のレポート方法。
  9. 前記態様1を採用する場合、比較結果に基づき、同期IS指示又は非同期OOS指示を生成しレポートすることは、平均したすべての結果が予め設定した第1閾値より小さい場合、OOS指示を生成しレポートすることと、平均したすべての結果における少なくとも1つの結果が予め設定した第2閾値以上である場合、IS指示を生成しレポートすることとを含み、
    前記態様2を採用する場合、比較結果に基づき、同期IS指示又は非同期OOS指示を生成しレポートすることは、平均した結果が予め設定した前記第1閾値より小さい場合、OOS指示を生成しレポートすることと、平均した結果が予め設定した前記第2閾値以上である場合、前記IS指示を生成しレポートすることとを含む、請求項5に記載の信号品質のレポート方法。
  10. ビーム障害のリカバリー成功の時刻に、前記同期IS指示をレポートし、前記同期IS指示のレポート時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定する、請求項2に記載の信号品質のレポート方法。
  11. ビーム障害のリカバリー成功時刻は、比較結果に基づく同期IS指示又は非同期OOS指示の生成時刻もしくは同期IS指示又は非同期OOS指示のレポート時刻と同じである場合、該時刻から1つの時間間隔をずらして、前記IS指示をレポートし、前記IS指示のレポート時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定する、請求項10に記載の信号品質のレポート方法。
  12. 無線リンクモニタリングRLMの評価周期内でユーザー装置UEの測定信号が変化する時刻前の測定信号、及び/又は、前記評価周期内で変化した測定信号の信号品質を測定するように設定される測定モジュールと、
    測定した信号品質を、予め設定した閾値と比較するように設定される比較モジュールと、
    比較結果に基づき、同期IS指示又は非同期OOS指示を生成しレポートするように設定される生成・レポートモジュールと、
    を備え、
    測定モジュールと接続され、ビーム障害リカバリー成功の時刻にネットワーク側から送信したビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングを受信し、前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングは前記測定信号のリソースの更新を指示するように設定され、前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングの指示態様は、明示式指示と不明示式指示を含み、前記明示式指示とは前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングによって明確的に更新した測定信号のリソースを指示することであり、前記不明示式指示とは前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングの特徴情報によって更新した測定信号のリソースを指示することである、受信モジュールをさらに備え、
    前記ビーム障害リカバリーの成功指示シグナリングは、無線リソースコントロールRRCシグナリング、メディアアクセスコントロール層MACのコントロールエレメントCE、物理層のコントロールシグナリングのダウンリンクコントロール情報DCIの少なくとも1つである、
    信号品質のレポート装置。
  13. 測定信号セットを更新する過程において、前記RLMの評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、測定信号セットが更新する時刻前かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットであり、前記RLMの評価周期内で変化した測定信号とは、測定信号セットが更新した後かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットであり、
    ビーム障害のリカバリー過程において、前記RLMの評価周期内での測定信号が変化する時刻前の測定信号とは、ビーム障害のリカバリーの成功時刻前かつ前記RLMの評価周期内でビーム障害が発生した測定信号であり、前記RLMの評価周期内で変化した測定信号とは、前記RLMの評価周期内でビーム障害のリカバリーが成功した測定信号である、請求項12に記載の信号品質のレポート装置。
  14. ビーム障害リカバリーの過程において、リカバリー成功したビームは障害が発生したビームと同じである場合、前記RLMの評価周期内でビームのリカバリーが成功した測定信号は、
    障害発生時刻が前記RLMの評価周期外である場合、前記RLMの評価周期内でビームリカバリーの成功時刻後の測定信号であり、
    障害発生時刻が前記RLMの評価周期内である場合、前記RLMの評価周期内で障害発生時刻前と前記RLMの評価周期内でビームリカバリーの成功時刻後の測定信号である、請求項13に記載の信号品質のレポート装置。
  15. 前記測定モジュールは、
    UEの1つ又は複数の測定信号のRLMの評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、前記1つ又は複数の測定信号の複数指定時刻の信号品質を取得し、各測定信号の複数指定時刻の信号品質の平均を算出し、平均した結果を1つ又は複数の測定信号に対応する測定した前記信号品質とする態様1と、
    前記UEの1つ又は複数の測定信号の前記RLMの評価周期内での複数指定時刻の信号品質を取得し、得られた信号品質から各指定時刻の最大信号品質を確定し、確定したすべての最大信号品質の平均を算出し、平均した結果を測定した前記信号品質とする態様2とを含む態様で測定を行う、請求項13に記載の信号品質のレポート装置。
  16. 前記測定モジュールは、さらに
    測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻前かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セット及び測定信号セットの更新時刻後かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットを、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、
    前記UEの測定信号セットを更新する過程において、測定信号セットの更新時刻後かつ前記RLMの評価周期内での測定信号セットを、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とするように設定される、請求項15に記載の信号品質のレポート装置。
  17. 前記測定モジュールは、さらに
    測定信号リカバリーの過程において、ビームリカバリーの成功時刻前かつ前記RLMの評価周期内で障害が発生したビームの測定信号、及び前記RLMの評価周期内でビームのリカバリーが成功した前記測定信号を、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とし、あるいは、
    前記RLMの評価周期内でビームのリカバリーが成功した前記測定信号を、前記態様1及び前記態様2の信号品質測定の対象とするように設定される、請求項15に記載の信号品質のレポート装置。
  18. 前記生成・レポートモジュールは第1レポートサブモジュールをさらに含み、
    前記態様1を採用する場合、前記第1レポートサブモジュールは、さらに、平均したすべての結果が予め設定した第1閾値より小さい場合、上層に前記OOS指示をレポートし、平均したすべての結果における少なくとも1つの結果が予め設定した第2閾値以上である場合、上層に前記同期IS指示をレポートするように設定され、
    前記態様2を採用する場合、前記第1レポートサブモジュールは、さらに、平均した結果が予め設定した第1閾値より小さい場合、上層に前記OOS指示をレポートし、平均した結果が予め設定した第2閾値以上である場合、上層に前記同期IS指示をレポートするように設定される、請求項16に記載の信号品質のレポート装置。
  19. 前記生成・レポートモジュールは、ビーム障害のリカバリー成功の時刻に、上層に前記同期IS指示をレポートし、前記同期IS指示をレポートする時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定するように設定される第2レポートサブモジュールをさらに含む、請求項13に記載の信号品質のレポート装置。
  20. 前記装置は、さらに、
    ビーム障害のリカバリー成功時刻は、比較結果に基づく同期IS指示又は非同期OOS指示の生成時刻もしくは同期IS指示又は非同期OOS指示のレポート時刻と同じである場合、該時刻から1つの時間間隔をずらして、同期IS指示をレポートし、前記同期IS指示のレポート時刻から、ビームのリカバリーが成功した測定信号を測定するように設定される処理モジュールを含む、請求項19に記載の信号品質のレポート装置。
  21. 記憶したプログラムを含む記憶媒体であって、前記プログラムが作動されると、請求項1~11のいずれか1項に記載の信号品質のレポート方法を実行する、記憶媒体。
  22. プログラムを作動させるプロセッサーであって、前記プログラムが作動されると、請求項1~11のいずれか1項に記載の信号品質のレポート方法を実行する、プロセッサー。
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