いくつかの実施形態は、無線通信システムにおけるビーム選択優先度のための方法、システム、および装置を有利に提供する。
WDが、2つ以上のチャネルを受信するためのいくつかの競合するビームインジケーションを提供された場合、WDは、チャネルの優先度に基づいてビームインジケーションを適用すべきである。一例として、基地局は、CSI-RSの測定よりもPDSCHの受信を優先させてもよい。WDにPDSCHとCSI-RSのためのビームインジケーションが提供され、同時に両方のインジケーションを追うことができない場合、WDは、ネットワークノードの勧告に従い(PDSCH)のためのビームインジケーションを使用することができる。
アップリンクのためのビームインジケーションも提供されてもよく、ここで、WDは、アップリンク信号、たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)またはサウンディング基準信号(SRS)を送信すべきビームを提供される。これらのビームインジケーションが競合する場合、WDは、優先度が最も高い信号に対するビームインジケーションを最初に適用するであろう。
いくつかの実施形態は、ネットワークのスケジューリングの柔軟性に悪影響を及ぼす明示的なシグナリング制限を導入することなく、ネットワークが最も重要な信号を確実に受信できるようにする。また、WDは、各信号の優先度に応じてビームインジケーションを適用することができるので、他の信号の優先度よりも高い優先度の信号、または最も高い優先度の信号を、確実かつ容易に適切に受信することができる。
本開示の一態様によれば、無線デバイスが提供される。無線デバイスは、少なくとも第1の信号および第2の信号を受信するための異なる(複数の)ビームインジケーションを設けられている。本無線デバイスは、ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信するように構成された処理回路を有する。第1の信号タイプは、第2の信号の第2の信号タイプよりも優先度が高い。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、それぞれのビームインジケーションは、空間的クエイザイコロケーション(QCL)関係を示す。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、ビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上での第1の信号タイプの第1の信号の受信は、無線デバイスに別のビームインジケーションが同時に提供される場合に、より高い優先度を有する第1の信号タイプの第1の信号のみを受信することに対応する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とを受信するための2つのビームインジケーションを含み、同時に、ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上での第1の信号タイプの第1の信号の受信は(PDSCH)よりも高い優先度を有するPDCCHの受信に対応する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、2つのビームインジケーションのみが存在する。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、処理回路は、異なる(複数の)ビームインジケーションを受信するようにさらに構成され、ビームインジケーションの受信は、無線デバイスが異なる(複数の)ビームインジケーションを提供されていることに対応する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、処理回路は、より高い優先度を有する信号タイプのためのビームインジケーションを適用するように構成される。ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上の第1の信号タイプの第1の信号の受信は、少なくとも部分的に、ビームインジケーションを適用することに基づく。この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号の信号タイプの優先度と第2の信号の信号タイプの優先度それぞれは、無線通信の標準規格において予め定義される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度が受信される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の信号タイプのより高い優先度は、最も高い優先度である。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号はダウンリンク信号であり、第2の信号は別のダウンリンク信号である。別のビームインジケーションは、ダウンリンク信号用である。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは競合している。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号の受信のための異なる(複数の)ビームインジケーションに関連する異なるチューニングパラメータに少なくとも部分的に基づいて競合している。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号を同時に受信した場合、所定の閾値を下回る通信信号品質をもたらす場合、競合している。この態様の1つ以上の実施形態によれば、ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、第2の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視することを控えつつ、第1の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視すること、に対応する。
本開示の別の態様によれば、無線デバイスによって実行される方法が提供される。無線デバイスは、少なくとも第1の信号および第2の信号を受信するための異なる(複数の)ビームインジケーションを設けられている。ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上の第1の信号タイプの第1の信号が受信される。第1の信号タイプは、第2の信号の第2の信号タイプよりも優先度が高い。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、それぞれのビームインジケーションは、空間的クエイザイコロケーション(QCL)関係を示す。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、ビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、無線デバイスに異なる(複数の)ビームインジケーションが同時に提供される場合により高い優先度を有する第1の信号タイプの第1の信号のみを受信すること、に対応する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を同時に受信するための2つのビームインジケーションを含む。ビームインジケーションの1つが示すビーム上の第1の信号タイプの第1の信号の受信は(PDSCH)よりも優先度の高いPDCCHを受信することに対応する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、2つのビームインジケーションのみが存在する。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションが受信される。無線デバイスに対応するビームインジケーションの受信は、異なる(複数の)ビームインジケーションを提供される。この態様の1つ以上の実施形態によれば、より高い優先度を有する信号タイプのためのビームインジケーションが適用される。ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上の第1の信号タイプの第1の信号の受信は、少なくとも部分的に、ビームインジケーションの適用に基づく。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度は、無線通信の標準規格において予め定義される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度が受信される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の信号タイプの優先度はより高い優先度であるが、これは最も高い優先度である。この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号はダウンリンク信号であり、第2の信号は別のダウンリンク信号であり、ここで、これらのダウンリンク信号に対しては、異なる(複数の)ビームインジケーションが付与されている。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、これらの異なる(複数の)ビームインジケーションは競合(相反)している。この態様の1つ以上の実施形態によれば、これらの異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号の受信のために異なる(複数の)ビームインジケーションを関連付けられている異なるチューニングパラメータに少なくとも部分的に基づいて、競合している。この態様の1つ以上の実施形態によれば、これらの異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号を同時に受信したときに、所定の閾値を下回る通信信号品質をもたらす場合、競合する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、第2の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視することを控えつつ、第1の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視することに対応する。
本開示の別の態様によれば、ネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、少なくとも第1の信号および第2の信号の受信のために無線デバイスに異なる(複数の)ビームインジケーションを提供するように構成された処理回路を有し、ここで、第1の信号は、ビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上の第1の信号タイプであり、第1の信号タイプは、第2の信号の第2の信号タイプよりも高い優先度を有する。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、それぞれのビームインジケーションは、空間的クエイザイコロケーション(QCL)関係を示す。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、同時に無線デバイスに提供され、無線デバイスに、より高い優先度を有する第1の信号タイプの第1の信号のみを受信させる。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を無線デバイスで同時に受信するための2つのビームインジケーションを含み(PDCCH)は(PDSCH)よりも高い優先度を有する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、2つのビームインジケーションのみが存在する。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度は、無線通信の標準規格において予め定義される。この態様の1つ以上の実施形態によれば、処理回路は、第1の信号および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度をシグナリングするように構成される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の信号タイプの優先度はより高い優先度であり、これは、最も高い優先度である。この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号はダウンリンク信号であり、第2の信号は別のダウンリンク信号である。異なる(複数の)ビームインジケーションは、ダウンリンク信号用である。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは競合している。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号の受信のための異なる(複数の)ビームインジケーションに関連付けられた異なるチューニングパラメータに少なくとも部分的に基づいて、競合している。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号を同時に無線デバイスで受信する場合、所定の閾値を下回る通信信号品質をもたらす場合、競合する。
本開示の別の態様によれば、ネットワークノードによって実行される方法が提供される。異なる(複数の)ビームインジケーションが、少なくとも第1の信号および第2の信号の受信のために、無線デバイスに提供される。第1の信号は、複数のビームインジケーションの1つによって示されるビーム上での第1の信号タイプのものである。第1の信号タイプは、第2の信号の第2の信号タイプよりも優先度が高い。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、それぞれのビームインジケーションは、空間的クエイザイコロケーション(QCL)関係を示す。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、同時に無線デバイスに提供され、無線デバイスに、より優先度の高い第1の信号タイプの第1の信号のみを受信させる。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を無線デバイスで同時に受信するための2つのビームインジケーションを含み(PDCCH)は(PDSCH)よりも高い優先度を有する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、2つのビームインジケーションのみが存在する。この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号の信号タイプの優先度と第2の信号の信号タイプの優先度はそれぞれ、無線通信の標準規格において予め定義される。
この態様の1つ以上の実施形態によれば、処理回路は、第1の信号の信号タイプの優先度と第2の信号の信号タイプの優先度をそれぞれシグナリングするように構成される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の信号タイプのより高い優先度は、最も高い優先度である。この態様の1つ以上の実施形態によれば、第1の信号はダウンリンク信号であり、第2の信号は別のダウンリンク信号である。異なる(複数の)ビームインジケーションは、ダウンリンク信号用である。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは競合している。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号の受信のための異なる(複数の)ビームインジケーションに関連付けられた異なるチューニングパラメータに少なくとも部分的に基づいて、競合している。この態様の1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号を同時に無線デバイスで受信するときに、所定の閾値を下回る通信信号品質をもたらす場合、競合する。
1つまたは複数の実施形態によれば、無線デバイスおよびネットワークノードを含むシステムが提供され、その両方は上述されたとおりである。1つ以上の実施形態によれば、システムのための方法が提供される。1つまたは複数の実施形態によれば、コンピュータプログラムは、処理回路によって実行されると、無線デバイスに上述の方法を実行させるプログラムコードを含む。1つまたは複数の実施形態によれば、コンピュータプログラムは、処理回路によって実行されると、ネットワークノードに上述の方法を実行させるプログラムコードを含む。1つまたは複数の実施形態によれば、上記の実施形態の1つまたは複数のコンピュータプログラムを含むコンピュータ可読媒体が提供される。
具体的な実施形態を詳細に説明する前に、実施形態は、主に、無線通信システムにおけるビーム選択優先度に関連する装置構成要素とプロセスステップとの組合せにあることに留意されたい。したがって、構成要素は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者には容易に明らかであるような詳細で本開示を不明瞭にしないように、実施形態の理解に関連する特定の詳細のみを示す、図面中の従来の記号によって適宜表されている。説明全体を通して、同様の番号は同様の要素を指す。
本明細書で使用されるように、「第1の」および「第2の」、「頂部」および「底部」などの関係用語は、必ずしもそのようなエンティティまたは要素間の物理的または論理的関係または順序を必要とせず、または暗示することなく、1つのエンティティまたは要素を別のエンティティまたは要素から区別するためにのみ使用されてもよい。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も含むことを意図する。本明細書で使用される場合、用語「有する」、「有している」、「含む」および/または「含んでいる」は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/ そのグループを排除するものではない。
本明細書で説明される実施形態では、「と通信している(in communication with)」などの熟語は、たとえば、物理的接触、誘導、電磁放射、無線信号送信、赤外線信号送信、または光信号送信により達成され得る、電気通信またはデータ通信を示すために使用され得る。当業者は、複数の構成要素が相互動作することができ、電気通信およびデータ通信を達成するための修正および変形が可能であることを理解するであろう。
本明細書で説明されるいくつかの実施形態では、「結合された」、「接続された」などの語は、必ずしも直接的ではないが、コネクション(接続)を示すために本明細書で使用されてもよく、有線および/または無線コネクションを含んでもよい。
本明細書で使用される「ネットワークノード」という用語は、無線ネットワークに含まれる任意のタイプのネットワークノードであってもよく、たとえば、基地局(BS)、無線基地局、基地トランシーバ局(BTS)、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、gノードB (gNB)、進化型ノードB (eNBまたはeNodeB)、ノードB、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、リレーノード、ドナーノード制御リレー、無線アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、遠隔無線ユニット(RRU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(たとえば、モバイル管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、協調ノード、測位ノード、MDTノードなど)、外部ノード(たとえば、サードパーティのノード、現在のネットワークの外部にあるノード)、分散ノード、アンテナシステム(DAS)、スペクトルアクセスシステム(SAS)ノード、要素管理システム(EMS)等のノードであってもよい。ネットワークノードはまた、試験装置を含んでもよい。本明細書で使用される「無線ノード」という語は、無線デバイス(WD)または無線ネットワークノードなどの無線デバイス(WD)を示すためにも使用され得る。
いくつかの実施形態では、非限定的な用語である無線デバイス(WD)またはユーザ装置(WD)は、互換的に使用される。本明細書のWDは、無線デバイス(WD)など、無線信号を介してネットワークノードまたは別のWDと通信することができる任意のタイプの無線デバイスであり得る。WDはまた、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D) WD、マシンタイプWDもしくはマシン間通信(M2M)が可能なWD、または、低コストおよび/または低複雑度のWD、WDを装備したセンサ、タブレット、移動端末、スマートフォン、ラップトップ埋め込み型(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、顧客構内機器(CPE)、IoT(Internet of Things)デバイス、またはNB?IOT(ナローバンドIoT)デバイスなどであってもよい。
また、いくつかの実施形態では、一般的な用語である「無線ネットワークノード」が使用される。これは、基地局、無線基地局、ベーストランシーバ局、基地局制御装置、ネットワーク制御装置、RNC、進化型ノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、中継ノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、遠隔無線ユニット(RRU)遠隔無線ヘッド(RRH)のいずれかを含むことができる任意のタイプの無線ネットワークノードであってもよい。
たとえば、3GPPロングタームエボリューション(LTE)のような1つの特定の無線システムからの用語が、この開示において使用され得るが、これは、この開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものとして見なされるべきではないことに留意されたい。広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、マイクロ波アクセスのためのワールドワイドインターオペラビリティ(WiMax)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、およびモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)を含むが、これらに限定されない他の無線システムも、本開示の範囲内でカバーされるアイデアを活用することで、利益を得ることができる。
さらに、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載される機能は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノード上に分散されてもよいことに留意されたい。言い換えると、本明細書で説明されるネットワークノードおよび無線デバイスの機能は、単一の物理デバイスによる性能に限定されず、実際には、いくつかの物理デバイス間で分散させることができることが企図される。
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。さらに、本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的にそのように定義されない限り、理想化された、または過度に形式的な意味で解釈されないことが理解されるであろう。
上述したように、従来のように、基地局、たとえば、ネットワークノードは、2つ以上の信号を同時にWDに送信することができる。これら2つの信号は、異なる方向から来てもよく、基地局は、2つ以上の信号の受信のために、WDに異なる(複数の)ビームインジケーションを提供してもよい。WDは、そのハードウエアの制約のために、両方のビームインジケーションに従うことができない。この結果、信号のうちの1つまたはすべてが十分な品質で受信されないことになる。
本明細書で説明される実施形態は、ビーム上で送信される信号タイプの優先度の順位を確立することによって、これらの課題を克服する。実施形態は、ネットワークノード(NN)によって無線デバイス(WD)に示される複数のビームのうちの1つでの送信のために選択された信号タイプを適用すること、を提供する。一実施形態では、WDに異なる(複数の)ビームインジケーションが同時に提供される場合、WDは、最も優先度の高いチャネル/信号に対してのビームインジケーションを適用する。1つまたは複数の実施形態では、各ビームインジケーションは、それぞれの信号および/またはチャネルに関連付けられ、それぞれの信号および/またはチャネルは、それぞれの優先度に関連付けられており、優先度リストの例が表1に示される。
優先度は、無線通信の標準規格において事前に定義されてもよく、かつ/または、WDにシグナリングされてもよい。別の実施形態では、WDが(PDSCH) (たとえば、第1の信号および/またはチャネル)およびCSI-RS (たとえば、第2の信号)の同時受信のためのビームインジケーションを提供される場合、WDは、適用されたビームインジケーションによって示されるPDSCHを受信するように(PDSCH)のためのビームインジケーションを適用する。この例で、WDは、CSI-RS(たとえば、第2の信号および/またはチャネル)よりも高い優先度(例:2)を有するPDSCH (たとえば、第1の信号および/またはチャネル)のみを受信することができる。1つ以上の実施形態では、ビームインジケーションの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプ(PDCCHにおける信号)の第1の信号(たとえば(PDCCH)における信号)を受信することは、任意に、第2の信号(たとえば(PDSCH)における信号)に関連する少なくとも1つのリソースを監視することを控えつつ、第1の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視することに対応してもよい。1つまたは複数の例では、信号および/またはチャネルは、ダウンリンク信号および/またはダウンリンクチャネルである。
1つまたは複数の実施形態では、異なるビームインジケーションが、オプションとして、競合しうる。たとえば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号(たとえば(PDCCH)内の信号)および第2の信号(たとえば(PDSCH)内の信号)の受信のために異なる(複数の)ビームインジケーションに関連付けられた異なるチューニングパラメータに少なくとも部分的に基づいて、競合してもよく、その結果、WDは、たとえば、WDが、同時受信を受信するために両方に同調(チューニング)することができないため、本質的にPDCCHまたはPDSCHのいずれかにチューニングしなければならない。別の例では、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号(たとえば(PDCCH)内の信号)および第2の信号(たとえば、CSI-RS)の受信を同時に行うと、事前定義された閾値を下回るような通信信号品質をもたらす場合、競合する。
また、いかなるビームインジケーション、たとえば同期シーケンスブロック(SSB)を用いずに、WDが受信または送信する信号もある。この場合、WDは、受信または送信のためにそのビームを自律的に決定する。そのようなチャネル/信号が、優先度リストに含まれ、優先度を割り当てられてもよい。このようなリストの例を表2に示す:
WDがPDSCHを受信しようとし、同時にSSBで測定を実行しようとし、WDがPDSCHを受信するために使用するビームと比較してSSBを受信するために別のビームを適用したい場合、WDは、表2のような優先度テーブルの順序に従って、SSB上で同じくPDSCHを受信するために自律的に選択したビームを選択することができる。別の実施形態では、ビームインジケーションは、QCLインジケーションとして提供される。なお、表1、表2は単なる一例であり、実装は表1、表2に示す構成に限定されるものではない。他の優先度テーブルが確立され、使用され得るように、他の実装が企図される。
さて図面に戻ってみると、同様の要素には同様の番号が付与されており、図2には、無線アクセスネットワークのようなアクセスネットワーク12とコアネットワーク14とを含む、3GPPタイプのセルラネットワークのような通信システム10を含む一実施形態による通信システムの概略図が示されている。アクセスネットワーク12は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントのような複数のネットワークノード16a、16b、16c(総称してネットワークノード16と呼ぶ)を備え、それぞれが対応するカバレッジエリア18a、18b、18c(総称してカバレッジエリア18と呼ぶ)を規定する。それぞれのネットワークノード16a、16b、16cは、有線または無線コネクション20を介してコアネットワーク14に接続可能である。カバレッジエリア18aに配置された第1の無線デバイス22aは、対応するネットワークノード16cに無線で接続するか、またはそれによってページングされるように構成される。カバレッジエリア18b内の第2のWD22bは、対応するネットワークノード16aに無線接続可能である。複数のWD22a、22b(集合的に無線デバイス22と呼ぶ)がこの実施形態では示されているが、開示された実施形態は、唯一のWD22がカバレッジエリア内にある場合、または唯一のWD22が対応するネットワークノード16に接続している場合にも同様に適用可能である。便宜上、2つのWD22および3つのネットワークノード16のみが示されているが、通信システムは、より多くのWD22およびネットワークノード16を含んでもよいことに留意されたい。
通信システム10自身は、スタンドアロンサーバ、クラウド実施サーバ、分散サーバのハードウエアおよび/またはソフトウエアで、またはサーバファームにおけるプロセッシングリソースとして具体化され得るホストコンピュータ24に接続され得る。ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダの所有権下または制御下にあってもよいし、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに、運用されてもよい。通信システム10とホストコンピュータ24との間のコネクション26、28は、コアネットワーク14からホストコンピュータ24に直接的に伸びてもよく、あるいはオプションの中間ネットワーク30を介して伸びてもよい。中間ネットワーク30は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組合せとすることができる。中間ネットワーク30は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよい。いくつかの実施形態では、中間ネットワーク30は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含むことができる。
図2の通信システムは、全体として、接続されたWD22a、22bの1つとホストコンピュータ24との間の接続を可能にする。接続性は、オーバーザトップ(over-the-top)(OTT)コネクションとして記述されてもよい。ホストコンピュータ24および接続されたWD22a、22bは、アクセスネットワーク12、コアネットワーク14、任意の中間ネットワーク30、および考えられる他のインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTTコネクションを介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTTコネクションは、OTTコネクションが通過する参加通信装置の少なくともいくつかが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気付かないという意味で、トランスペアレントであってもよい。たとえば、ネットワークノード16は、接続されたWD22aに転送される(たとえば、ハンドオーバされる)ホストコンピュータ24から発信されたデータを有するインカミング・ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して、通知される必要がないか、または、その必要がないかもしれない。同様に、ネットワークノード16は、WD22aからホストコンピュータ24に向かって発信されるアウトゴーイング・アップリンク通信の将来のルーティングを意識する必要はない。
ネットワークノード16は、受信の最高優先度を有する信号タイプの信号を送信する複数の送信ビームのうちの第1の送信ビームを選択するように構成されたビーム選択ユニット32を含むように構成される。無線デバイス22は、ビーム上である信号タイプの信号を受信するように構成された無線インターフェース82を含むように構成され、この信号タイプは、WDに記憶された、信号タイプの順序付きリスト内で最も高い優先度を有している。
先の段落で説明された、WD22、ネットワークノード16、および、ホストコンピュータ24の、一実施形態による例示的な実装を、図2に関連して以下に説明する。通信システム10において、ホストコンピュータ24は、通信システム10の別の通信装置のインターフェースと有線または無線コネクションをセットアップして維持するように構成された通信インターフェース40を含むハードウェア38を備える。ホストコンピュータ24は、記憶および/またはプロセッシング(処理)能力を有することができる処理(プロセッシング)回路42をさらに有する。処理回路42は、プロセッサ44およびメモリ46を含むことができる。特に、伝統的なプロセッサおよびメモリに加えて、処理回路42は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備えることができる。プロセッサ44は、メモリ46にアクセス(たとえば、書き込みおよび/または読み出し)するように構成されることができ、これは、任意のタイプの揮発性および/または不揮発性のメモリ、たとえば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM (ランダムアクセスメモリ)および/またはROM (読み出し専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM (消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)を含むことができる。
処理回路42は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれかを制御するように、および/またはそのような方法および/またはプロセスを、たとえばホストコンピュータ24によって実行させるように構成されてもよい。プロセッサ44は、本明細書に記載されるホストコンピュータ24の機能を実行するための1つ以上のプロセッサ44に対応する。ホストコンピュータ24は、データ、プログラムによるソフトウェアコードおよび/または本明細書に記載される他の情報を格納するように構成されたメモリ46を含む。いくつかの実施形態では、ソフトウェア48および/またはホストアプリケーション50は、プロセッサ44および/または処理回路42によって実行されると、プロセッサ44および/または処理回路42に、ホストコンピュータ24に関して本明細書で説明されるプロセスを実行させる命令を含むことができる。命令は、ホストコンピュータ24に関連するソフトウェアであってもよい。
ソフトウェア48は、処理回路42によって実行可能であってもよい。ソフトウェア48は、ホストアプリケーション50を有する。ホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24で終端されるOTTコネクション52を介して接続するWD22のようなリモートユーザにサービスを提供するように動作可能である。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション50は、OTTコネクション52を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。「ユーザデータ」は、記述された機能を実施するものとして本明細書に記載されるデータおよび情報であってもよい。一実施形態では、ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダに制御および機能を提供するように構成することができ、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに、運用されててもよい。ホストコンピュータ24の処理回路42は、ホストコンピュータ24が、ネットワークノード16および/または無線デバイス22から/へ、観察、監視、制御、送信および/または受信できるようにしてもよい。
通信システム10は、さらに、通信システム10に設けられ、ホストコンピュータ24およびWD22との通信を可能にするハードウェア58を含むネットワークノード16を含む。ハードウエア58は、通信システム10における別の異なる通信装置のインターフェースと有線または無線コネクションをセットアップおよび維持するための通信インターフェース60と、ネットワークノード16によってサービスを提供されるカバレッジエリア18内に配置されたWD22との少なくとも無線コネクション64をセットアップおよび維持するための無線インターフェース62と、を含んでもよい。無線インターフェース62は、たとえば、1つ以上のRF送信機、1つ以上のRF受信機、および/または1つ以上のRFトランシーバ(送受信機)として形成されてもよく、またはそれらを含んでもよい。通信インターフェース60は、ホストコンピュータ24へのコネクション66を容易にするように構成されてもよい。コネクション66は、直接的であってもよいし、通信システム10のコアネットワーク14を通過してもよいし、および/または通信システム10の外部の1つ以上の中間ネットワーク30を通過してもよい。
図示の実施形態では、ネットワークノード16のハードウェア58は、処理回路68をさらに含む。処理回路68は、プロセッサ70およびメモリ72を含むことができる。特に、伝統的なプロセッサおよびメモリに加えて、処理回路68は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備えることができる。プロセッサ70は、任意のタイプの揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM (ランダムアクセスメモリ)および/またはROM (読み取り専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM (消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ)を含むメモリ72にアクセス(たとえば、書き込みおよび/または読み出し)するように構成することができる。
したがって、ネットワークノード16はさらに、ソフトウェア74を、たとえばメモリ72内に内部的に記憶するか、または外部コネクションを介してネットワークノード16によってアクセス可能な外部メモリ(たとえばデータベース)内に記憶する。ソフトウェア74は、処理回路68によって実行可能であってもよい。処理回路68は、本明細書に記載される方法および/またはプロセスのいずれかを制御するように、および/またはそのような方法および/またはプロセスを、たとえばネットワークノード16によって実行させるように構成されてもよい。プロセッサ70は、本明細書に記載されるネットワークノード16機能を実行するための1つ以上のプロセッサ70に対応する。メモリ72は、データ、プログラムによるソフトウェアコードおよび/または本明細書に記載される他の情報を格納するように構成される。いくつかの実施形態では、ソフトウェア74は、プロセッサ70および/または処理回路68によって実行されると、プロセッサ70および/または処理回路68に、ネットワークノード16に関して本明細書で説明されるプロセスを実行させる命令を含むことができる。たとえば、ネットワークノード16の処理回路68は、受信の最高優先度を有する信号タイプの信号を送信する複数の送信ビームの第1の送信ビームを選択するように構成されたビーム選択ユニット32を含むことができる。
また、通信システム10は、上述したWD22を備えている。WD22は、WD22が現在配置されているカバレッジエリア18にサービスを提供しているネットワークノード16と無線コネクション64をセットアップして維持するように構成された無線インターフェース82を含みる、ハードウェア80を有してもよい。無線インターフェース82は、たとえば、1つ以上のRF送信機、1つ以上のRF受信機、および/または1つ以上のRFトランシーバ(送受信機)として形成されてもよく、またはそれらを含んでもよい。
WD22のハードウェア80は、処理回路84をさらに含む。処理回路84は、プロセッサ86およびメモリ88を含むことができる。特に、伝統的なプロセッサおよびメモリに加えて、処理回路84は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備えることができる。プロセッサ86は、メモリ88へのアクセス(たとえば、書き込みおよび/または読み出し)を行うように構成することができ、これは、任意のタイプの揮発性または不揮発性のメモリ、たとえば、キャッシュメモリおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM (ランダムアクセスメモリ)および/またはROM (読み出し専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM (消去可能フィールドプログラマブルゲートアレイ読み出し専用メモリ)を含むことができる。
したがって、WD22は、たとえばWD22のメモリ88に格納されるか、またはWD22によってアクセス可能な外部メモリ(たとえばデータベース)に格納されるソフトウェア90をさらに備えることができる。ソフトウェア90は、処理回路84によって実行可能であってもよい。ソフトウェア90は、クライアントアプリケーション92を含んでもよい。クライアントアプリケーション92は、ホストコンピュータ24のサポートと共に、WD22を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能である。ホストコンピュータ24において、実行中のホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24で終端するOTTコネクション52を介して、実行中のクライアントアプリケーション92と通信することができる。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション92は、ホストアプリケーション50から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTTコネクション52は、リクエストデータとユーザデータの両方を伝送することができる。クライアントアプリケーション92は、ユーザと対話して、ユーザが提供するユーザデータを生成することができる。
処理回路84は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれかを制御するように、および/またはそのような方法および/またはプロセスを、たとえばWD22によって実行させるように構成され得る。プロセッサ86は、本明細書に記載されるWD22機能を実行するための1つ以上のプロセッサ86に対応する。WD22は、データ、プログラムによるソフトウェアコードおよび/または本明細書に記載される他の情報を格納するように構成されたメモリ88を含む。いくつかの実施形態では、ソフトウェア90および/またはクライアントアプリケーション92は、プロセッサ86および/または処理回路84によって実行されると、プロセッサ86および/または処理回路84にWD22に関して本明細書で説明されるプロセスを実行させる命令を含むことができる。WD22の無線インターフェース82は、ビームの信号タイプを受信するように構成することができ、信号タイプは、WDに記憶された信号タイプの順序付きリストにおいて最も優先度が高い。たとえば、処理回路84は、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信するように構成された無線インターフェースユニット85を含んでもよく、第1の信号タイプは、たとえば、第2の信号タイプの第2の信号タイプよりも高い優先度を有する。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード16、WD22、およびホストコンピュータ24の内部動作は、図3に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは、図2のものであってもよい。
図3において、OTTコネクション52は、いかなる中間装置にも、これらの装置を介したメッセージの正確なルーティングも明示的に参照せずに、ネットワークノード16を介したホストコンピュータ24と無線デバイス22との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを決定することができ、これは、WD22から、またはホストコンピュータ24を運用するサービスプロバイダから、あるいはその両方から見えないように、構成されてもよい。OTTコネクション52がアクティブな間、ネットワークインフラストラクチャは、(たとえば、ロードバランシングの考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
WD22とネットワークノード16の間の無線コネクション64は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線コネクション64が最後の区間を形成することができるOTTコネクション52を使用して、WD22に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態のいくつかの教示は、データ速度、レイテンシ、および/または電力消費を改善することができ、それによって、ユーザ待ち時間の減少、ファイルサイズに対する制限の緩和、応答性の向上、バッテリ寿命の延長などの利点が得られる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の実施形態が改善するデータ速度、レイテンシ、および他の要因を監視する目的で、測定手順を提供することができる。さらに、計測結果のばらつきに応じて、ホストコンピュータ24とWD22との間でOTTコネクション52を再構成するための任意の回路ネットワーク機能があってもよい。OTTコネクション52を再構成するための測定プロシージャおよび/または回路ネットワーク機能は、ホストコンピュータ24のソフトウェア48またはWD22のソフトウェア90、あるいはその両方で実装されてもよい。実施形態では、センサ(図示せず)は、OTTコネクション52が通過する通信デバイスに、またはそれに関連して配備されてもよく、センサは、上記で例示された監視量の値を供給することによって、またはソフトウェア48、90が監視量を演算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに関与してもよい。OTTコネクション52の再構成は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含むことができ、再構成は、ネットワークノード16に影響を及ぼす必要はなく、ネットワークノード16には知られていないか、または知覚できないことがある。いくつかのそのようなプロシージャおよび機能性は、当技術分野で公知であり、実施可能である。特定の実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシ(遅延時間)などのホストコンピュータ24の測定を容易にする独自のWDシグナリングを有することができる。いくつかの実施形態では、測定は、ソフトウェア48、90が、伝搬時間、エラーなどを監視している間に、OTTコネクション52を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって実施されてもよい。
図2および図3は、ビーム選択ユニット32のような種々の「ユニット」を、それぞれのプロセッサ内にあるように示しているが、これらのユニットは、ユニットの一部が処理回路内の対応するメモリに記憶されるように実装することができると考えられる。言い換えれば、ユニットは、処理回路内のハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。
図4は、代替ホストコンピュータ24のブロック図であり、これは、本明細書に記載される機能を実行するためにプロセッサによって実行可能なソフトウェアを含むソフトウェアモジュールによって、少なくとも一部を実現することができる。ホストコンピュータ24は、通信システム10における別の通信装置のインターフェースと有線または無線コネクションをセットアップして維持するように構成された通信インターフェースモジュール41を含む。メモリモジュール47は、本明細書に記載されるデータ、プログラムによるソフトウェアコードおよび/またはその他の情報を格納するように構成される。
図5は、代替ネットワークノード16のブロック図であり、ここに記載される機能を実行するためにプロセッサによって実行可能なソフトウェアを含むソフトウェアモジュールによって、少なくとも一部を実現することができる。ネットワークノード16は、ネットワークノード16によってサービスを提供されるカバレッジエリア18内に配置されたWD22との、少なくとも無線コネクション64をセットアップして維持するように構成された無線インターフェースモジュール63を含む。ネットワークノード16はまた、通信システム10における別の通信装置のインターフェースと有線または無線コネクションをセットアップして維持するように構成された通信インターフェースモジュール61を含む。通信インターフェースモジュール61はまた、ホストコンピュータ24へのコネクション66を容易にするように構成されてもよい。データ、プログラムによるソフトウェアコードおよび/または本明細書に記載される他の情報を格納するように構成されたメモリモジュール73。ビーム選択モジュール33は、受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信する複数の送信ビームのうちの第1の送信ビームを選択するように構成される。
図6は、代替無線デバイス22のブロック図であり、ここに記載される機能を実行するためにプロセッサによって実行可能なソフトウェアを含むソフトウェアモジュールによって、少なくとも一部が実現されうる。WD22は、WD22が現在配置されているカバレッジエリア18にサービスを提供するネットワークノード16との無線コネクション64をセットアップして維持するように構成された無線インターフェースモジュール83を含む。メモリモジュール89は、本明細書に記載されるデータ、プログラムによるソフトウェアコードおよび/またはその他の情報を格納するように構成される。無線インターフェースモジュール83は、WDに記憶されたリストであって、信号タイプの順序付きリストにおいて、最も高い優先度を有する信号タイプの信号をビーム上で受信するように構成される。
図7は、一実施形態による、たとえば、図2および図3の通信システムなどの通信システムで実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、図3に関連して説明されたものとすることができるWD22と、を含むことができる。本方法の最初のステップでは、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS100)。最初のステップのオプションであるサブステップにおいて、ホストコンピュータ24は、たとえばホストアプリケーション50のようなホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する(ブロックS102)。第2のステップでは、ホストコンピュータ24は、ユーザデータをWD22に搬送する送信を開始する(ブロックS104)。オプションの第3のステップでは、ネットワークノード16は、本開示の全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータ24が開始した送信で搬送されてきたユーザデータをWD22に送信する(ブロックS106)。オプションの第4のステップでは、WD22は、ホストコンピュータ24によって実行されるホストアプリケーション50に関連する、たとえばクライアントアプリケーション114のようなクライアントアプリケーションを実行する(ブロックS108)。
図8は、一実施形態による、たとえば、図2の通信システムなどの通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、図2および図3に関連して説明されたものであってもよいWD22と、を含んでいてもよい。本方法の最初のステップでは、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS110)。オプションのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータ24は、たとえばホストアプリケーション50のようなホストアプリケーションを実行することにより、ユーザデータを提供する。第2のステップでは、ホストコンピュータ24は、ユーザデータをWD22に搬送するための送信を開始する(ブロックS112)。送信信号は、本開示全体を通じて説明された実施形態の教示に従い、ネットワークノード16を通過することができる。オプションの第3のステップでは、WD22は、送信信号により搬送されるユーザデータを受信する(ブロックS114)。
図9は、一実施形態による、たとえば、図2の通信システムなどの通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、図2および図3に関連して説明されたものであってもよいWD22と、を含んでいてもよい。この方法のオプションの第1のステップでは、WD22は、ホストコンピュータ24によって提供される入力データを受信する(ブロックS116)。第1ステップのオプションのサブステップで、WD22は、クライアントアプリケーション114を実行し、それはホストコンピュータ24(ブロックS118)によって提供すされて受信された入力データに応答してユーザデータを提供する。追加的にまたは代替的に、オプションの第2のステップにおいて、WD22は、ユーザデータを提供する(ブロックS120)。第2のステップのオプションのサブステップでは、WD22は、たとえばクライアントアプリケーション114のようなクライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する(ブロックS122)。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーション114は、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、WD22は、オプションの第3のサブステップにおいて、ユーザデータのホストコンピュータ24への送信を開始してもよい(ブロックS124)。本方法の第4のステップでは、ホストコンピュータ24は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、WD22から送信されたユーザデータを受信する(ブロックS126)。
図10は、一実施形態による、たとえば、図2の通信システムなどの通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、図2および図3に関連して説明されたものであってもよいWD22と、を含んでいてもよい。本開示のオプションの第1のステップでは、本開示の実施形態の教示に従って、ネットワークノード16は、ユーザデータをWD22から受信する(ステップS128)。オプションの第2のステップでは、ネットワークノード16は、受信したユーザデータのホストコンピュータ24への送信を開始する(ブロックS130)。第3のステップでは、ホストコンピュータ24は、ネットワークノード16によって開始された送信により搬送されてきたユーザデータを受信する(ブロックS132)。
図11は、本開示のいくつかの実施形態によるネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。ネットワークノード16によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62などにおけるビーム選択ユニット32などによって、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって実行され得る。このプロセスは、ビーム選択モジュール33を介して、最も高い受信の優先度を有する信号タイプを送信するための、複数の送信ビームのうちの第1の送信ビームを選択するステップを含む(ブロックS134)。このプロセスは、無線インターフェース62を介して、選択された第1の送信ビームを使用して、受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信するステップも含む(ブロックS136)。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、最も高い優先度を有する信号タイプをWDに示すとともに、最も高い優先度を有する信号タイプの信号が送信される、選択された第1の送信ビームをWDに示すようにさらに構成される。選択された第1のビームのそのようなインジケーションは、クエイザイコロケーション(quasi-colocation)インジケーションとして、提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、2番目に高い受信の優先度を有する信号タイプの信号を送信する第2の送信ビームを選択するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、最も高い受信の優先度を有する信号タイプを含む複数の信号タイプを生成し、ネットワークノードは、複数の信号タイプのそれぞれについて優先度の順位を確立するようにさらに構成される。
図12は、本開示の原理によるネットワークノードにおける別の例示的な処理のフローチャートである。ネットワークノード16によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62などにおけるビーム選択ユニット32などによって、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって実行され得る。1つまたは複数の実施形態では、処理回路68、プロセッサ70、および無線インターフェース62のうちの1つまたは複数を介するなどして、ネットワークノード16は、少なくとも第1の信号および第2の信号を受信するために、無線デバイス22に様々なビームインジケーションを提供するように構成され(ブロックS138)、第1の信号は、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上での第1の信号タイプであり、第1の信号タイプは、第2の信号の第2の信号タイプよりも高い優先度を有する。
1つまたは複数の実施形態によれば、それぞれのビームインジケーションは、空間的クエイザイコロケーション(QCL)関係を示す。1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションが同時に無線デバイス22に供給され、無線デバイス22に、より優先度の高い第1の信号タイプの第1の信号のみを受信させる。1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を無線デバイスで同時に受信するための2つのビームインジケーションとを有し、PDCCHはPDSCHよりも高い優先度を有する。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度は、無線通信の標準規格において予め定義される。1つ以上の実施形態によれば、処理回路68は、第1および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度をシグナリングするように構成される。一つ以上の実施形態によれば、第1の信号はダウンリンク信号であり、第2の信号は別のダウンリンク信号であり、異なる(複数の)ビームインジケーションはダウンリンク信号用である。1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは競合している。1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号の受信のための異なる(複数の)ビームインジケーションに関連する異なるチューニングパラメータに少なくとも部分的に基づいて競合する。1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号を同時に無線デバイスで受信するときに、所定の閾値を下回る通信信号品質をもたらす場合、競合している。
図13は、本開示のいくつかの実施形態による無線デバイス22における例示的な処理のフローチャートである。無線デバイス22によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、無線インターフェースユニット85、処理回路84、プロセッサ86、無線インターフェース82などによって、無線デバイス22の1つまたは複数の要素によって実行され得る。このプロセスは、優先度付けされた信号タイプについての順序付きリストを記憶することを含む(ブロックS140)。このプロセスは、さらに、無線インターフェース82を介して、ビーム上で、ある信号タイプの信号を受信するステップを含み、この信号タイプは、WD22に格納されている信号タイプの順序付きリスト内で最も優先度が高い(ブロックS142)。オプションで、WD22は、WD22により信号を受信されるためのビームを示すビームインジケーションを、ネットワークノードから受信するようにさらに構成されてもよい。いくつかの実施形態では、WD22が一度に2つ以上のビームのインジケーションを受信する場合、WD22は、2つ以上のビームのうちの第1のビームに、最も高い優先度を有する信号を適用するように構成される。いくつかの実施形態では、最も高い優先度を有する信号は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)である。いくつかの実施形態において、WD22が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)との同時受信のためにビームインジケーションを受信する場合、WDはPDSCHのためのビームインジケーションを適用する。いくつかの実施形態では、信号タイプの順序付けられたリストは、SSBを含む。
図14は、本開示の原理による無線デバイス22における別の例示的な処理のフローチャートである。無線デバイス22によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、無線インターフェースユニット85、処理回路84、プロセッサ86、無線インターフェース82などによって、無線デバイス22の1つまたは複数の要素によって実行され得る。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介するなどして、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信するように構成され(ブロックS144)、第1の信号タイプは、第2の信号の第2の信号タイプよりも高い優先度を有する。
1つまたは複数の実施形態によれば、それぞれのビームインジケーションは、空間的クエイザイコロケーション(QCL)関係を示す。1つまたは複数の実施形態によれば、ビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、無線デバイスに別のビームインジケーションが同時に提供される場合、より高い優先度を有する第1の信号タイプの第1の信号のみを受信することに対応する。1つ以上の実施形態によれば、複数の異なるビームインジケーションは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の受信のための、2つのビームインジケーションを含み、同時に、複数のビームインジケーションの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、PDSCHよりも優先度の高いPDCCHを受信することに対応する。
1つまたは複数の実施形態によれば、処理回路68は、異なる(複数の)ビームインジケーションを受信するようにさらに構成され、ここで、無線デバイス22に対応するビームインジケーションを受信することは、異なる(複数の)ビームインジケーションを提供される。1つまたは複数の実施形態によれば、処理回路68は、最も高い優先度を有する信号タイプのためのビームインジケーションを適用するように構成されており、ここで、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、当該ビームインジケーションを適用することに少なくとも部分的に基づいている。1つまたは複数の実施形態によれば、第1および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度は、無線通信の標準規格において予め定義される。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度が受信される。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の信号はダウンリンク信号であり、第2の信号は別のダウンリンク信号であり、異なる(複数の)ビームインジケーションはダウンリンク信号用である。1つ以上の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは競合している。1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号および第2の信号の受信のための異なる(複数の)ビームインジケーションに関連する異なるチューニングパラメータに少なくとも部分的に基づいて、競合している。1つまたは複数の実施形態によれば、異なる(複数の)ビームインジケーションは、第1の信号と第2の信号とを同時に受信したときに所定の閾値を下回る通信信号品質をもたらす場合、競合している。1つまたは複数の実施形態によれば、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、第2の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視することを控えつつ、第1の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視することに対応する。
図15は、本開示の原理による無線デバイス22におけるさらに別の例示的な処理のフローチャートである。無線デバイス22によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、無線インターフェースユニット85、処理回路84、プロセッサ86、無線インターフェース82などによって、無線デバイス22の1つまたは複数の要素によって実行され得る。1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されるように、無線デバイス22は、処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介して、様々なビームインジケーションを受信する(ブロックS146)。たとえば、1つまたは複数の実施形態では、処理回路84、プロセッサ86および無線インターフェース82の1つまたは複数を介してのような無線デバイス22は、本明細書に記載されるように、ビームインジケーションの受信が異なる(複数の)ビームインジケーションを与えられている無線デバイス22に対応する異なる(複数の)ビームインジケーションを受信する。
1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、本明細書で説明されるように、処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介して、より高い優先度を有する信号タイプのためのビームインジケーションを適用する(ブロックS148)。たとえば、1つ以上の実施形態では、無線デバイス22は、1つ以上の処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82を介して、本明細書に記載されるように、より高い優先度を有する信号タイプのためのビームインジケーションを適用すし、ここで、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信することは、当該ビームインジケーションを適用することに少なくとも部分的に基づいている。1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22は、本明細書で説明されるように、処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介するなどして、より高い優先度を有する第1の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視する(ブロックS150)。たとえば、1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されるように、無線デバイス22は、処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介するなどして、第1の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視する一方で、第2の信号に関連する少なくとも1つのリソースを監視することを控える。
1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されるように、1つまたは複数の処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82などを介して、無線デバイス22は、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信する(ブロックS152)。たとえば、1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されるように、1つまたは複数の処理回路84、プロセッサ86、および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介するなどして、無線デバイス22は、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上で第1の信号タイプの第1の信号を受信し、ここで、第1の信号タイプは、第2の信号の第2の信号タイプよりも高い優先度を有する。
図16は、本開示の原理によるネットワークノード16におけるさらに別の例示的な処理のフローチャートである。ネットワークノード16によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、処理回路68、プロセッサ70、無線インターフェース62などにおけるビーム選択ユニット32などによって、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって実行され得る。1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されるように、処理回路68、プロセッサ70、および無線インターフェース62のうちの1つまたは複数を介するなどして、ネットワークノード16は、オプションで、第1および第2の信号の信号タイプのそれぞれの優先度をシグナリングする(ブロックS154)。
1つ以上の実施形態では、処理回路68、プロセッサ70、および無線インターフェース62の1つ以上を介してなどのネットワークノード16は、本明細書に記載されるように、少なくとも第1の信号および第2の信号を受信するために、異なる(複数の)ビームインジケーションを無線デバイスに提供する(ブロックS156)。たとえば、1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、および無線インターフェース62のうちの1つまたは複数を介するなどして、少なくとも第1の信号および第2の信号を受信するために、無線デバイス(22)に異なる(複数の)ビームインジケーションを提供し、ここで、第1の信号は、複数のビームインジケーションのうちの1つによって示されるビーム上での第1の信号タイプのものであり、第1の信号タイプは、本明細書で説明されるように、第2の信号の第2の信号タイプよりも高い優先度を有する。1つまたは複数の実施形態では、処理回路68、プロセッサ70および無線インターフェース62の1つまたは複数を介して、ネットワークノード16は、本明細書に記載されるように、第1および第2の信号を無線デバイスに送信する(ブロックS158)。
実施例
実施例A1:ネットワークノード16は、無線デバイス22(WD22)と通信するように構成され、ネットワークノード16は以下のことを実行するように構成されているか、および/または、無線インターフェース62を有するか、および/または、以下のことを実行するように構成されている処理回路68を有する。
受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信する、複数の送信ビームのうちの第1の送信ビームを選択することと、
選択された第1の送信ビームを用いて、受信優先度が最も高い信号タイプの信号を送信すること。
実施例A2:実施例A1のネットワークノード16であって、当該ネットワークノード16は、最も高い優先度を有する信号タイプをWD22にインジケート(示)すとともに、最も高い優先度を有する信号タイプの信号が送信される、選択された第1の送信ビームをWD22に示すようにさらに構成されている。
実施例A3:実施例A2のネットワークノードであって、選択された第1の送信ビームのインジケーションが、クエイザイコロケーション(QCL)インジケーションとして提供される。
実施例A4:実施例A1に記載のネットワークノード16であって、ネットワークノード16は、2番目に高い受信の優先度を有する信号タイプの信号を送信する第2の送信ビームを選択するようにさらに構成される、。
実施例A5:実施例A1のネットワークノード16であって、当該ネットワークノード16は、受信について最も高い優先度の信号タイプを含む複数の信号タイプを生成し、ネットワークノード16は、さらに、複数の信号タイプのそれぞれについて優先度の順位を確立するように構成されている。
実施例A6:実施例A5のネットワークノード16であって、信号タイプの優先度の順位は、最も高い優先度を有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、次に最も高い優先度を有する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および、PDSCHの優先度よりも低い優先度を有するチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)である。
実施例B1:ホストコンピュータ24を有する通信システム10であって、当該ホストコンピュータ24は、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路42と、
無線デバイス22(WD22)に送信するためにユーザデータをセルラネットワークに転送するように構成された通信インターフェース40とを有し、
当該セルラネットワークは、無線インターフェース62と処理回路68とを有するネットワークノード16を有し、当該ネットワークノード16は、
受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信する、複数の送信ビームのうちの第1の送信ビームを選択し、
当該選択された第1の送信ビームを用いて、受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信する、ように構成されている。
実施例B2:実施例B1の通信システム10であって、さらにネットワークノード16を有する。
実施例B3:実施例B2の通信システム10であって、WD22をさらに有し、当該WD22はネットワークノード16と通信するように構成されている。
実施例B4:実施例B3の通信システム10であって、
ホストコンピュータ24の処理回路68は、ホストアプリケーション50を実行し、それによってユーザデータを提供するように構成されており、
WD22は、ホストアプリケーション50に関連するクライアントアプリケーション92を実行するように構成された処理回路を有している。
実施例C1:ネットワークノード16におけるの方法であって、当該方法は、
受信について最も高い優先度の信号タイプを送信する、複数の送信ビームのうちの第1の送信ビームを選択することと、
当該選択された第1の送信ビームを使用して、受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信することと、を有する。
実施例C2:実施例C1の方法であって、最も高い優先度の信号タイプをWD22にインジケートする(示す)ことと、最も高い優先度の信号タイプの信号を送信するために使用される、当該選択された第1の送信ビームをWD22に示すことと、をさらに有する。
実施例C3:実施例C2の方法であって、選択された第1の送信ビームのインジケーションが、クエイザイコロケーション(QCL)インジケーションとして提供される。
実施例C4:実施例C1の方法であって、2番目に高い受信の優先度を有する信号タイプの信号を送信する第2の送信ビームを選択することをさらに有する。
実施例C5:実施例C1の方法であって、受信について最も高い優先度の信号タイプを含む複数の信号タイプのそれぞれについて優先度の順位を確立することをさらに有する。
実施例C6:実施例C5の方法であって、信号タイプの優先度の順位は、最も高い優先度を有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、次に最も高い優先度を有する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とを含み、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)はPDSCHの優先度よりも低い優先度を有する。
実施例D1:ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、無線デバイス22(WD22)とを有する通信システム10に実装される方法であって、当該方法は、
当該ホストコンピュータ24において、ユーザデータを提供することと、
当該ホストコンピュータ24において、当該ネットワークノード16を含むセルラネットワークを介して当該WD22に当該ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を有し、ここで、当該ネットワークノード16は、
受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信する、複数の送信ビームのうちの第1の送信ビームを選択し、
当該選択された第1の送信ビームを用いて、当該受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信する、ように構成されている。
実施例D2:実施例D1に記載の方法であって、ネットワークノード16においてユーザデータを送信することをさらに有する。
実施例D3:実施例D2の方法であって、ユーザデータはホストアプリケーション50を実行することによってホストコンピュータ24において提供され、前記方法は、WD22において、ホストアプリケーション50に関連するクライアントアプリケーション92を実行することをさらに有する。
実施例E1:ネットワークノード16と通信するように構成された無線デバイス22(WD22)であって、当該WD22は、以下のように構成されているか、および/または、無線インターフェース82および/または、以下のように構成されている処理回路84を有しており、
優先度付けされた信号タイプの順序付きリストを記憶し、
ビーム上で信号タイプの信号を受信するように構成されており、当該信号タイプは、WD22に記憶された優先度付けされた信号タイプの順序付きリストにおいて最も高い優先度を有する。
実施例E2:実施例E1のWD22であって、前記WD22は、ネットワークノード16から、当該WD22が信号を受信するビームを示すビームインジケーションを受信するようにさらに構成されている。
実施例E3:実施例E2のWD22であって、前記WD22が一度に2つ以上のビームのインジケーションを受信する場合に、当該WD22は、2つ以上のビームのうちの第1のビームに対して、最も高い優先度を有する信号を適用するように構成されている。
実施例E4:実施例E1に記載のWD22であって、最も高い優先度を有する信号は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)である。
実施例E1のWD22であって、前記WD22が物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを同時に受信するためのビームインジケーションを受信した場合に、前記WD22はPDSCHのためのビームインジケーションを適用する。
実施例E6:実施例E1のWD22であって、信号タイプの順序付きリストは同期シーケンスブロック(SSB)を含む。
実施例F1:ホストコンピュータ24を有する通信システム10であって、前記ホストコンピュータ24は、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路42と、
前記ユーザデータを無線デバイス22(WD22)に送信するためにセルラーネットワークに転送するように構成された通信インターフェース40と、を有し、
前記WD22は、以下のことを実行するか、および/または、無線インターフェース82および/または以下のことを実行するように構成された処理回路84を有するるように構成されており、
優先度付けされた信号タイプの順序付きリストを記憶し、
インジケートされたビーム上で信号タイプの信号を受信し、ここで、当該信号タイプは、当該WD22に記憶された信号タイプの順序付きリストにおいて最も高い優先度を有している。
実施例F2:実施例F1の通信システムは、さらにWD22を有する。
実施例F3:実施例F2に記載の通信システムであって、前記セルラネットワークは、前記WD22と通信するように構成されたネットワークノードをさらに有する。
実施例F4:実施例F2またはF3の通信システムであって、
ホストコンピュータ24の処理回路42は、ホストアプリケーション50を実行し、それによってユーザデータを提供するように構成されており、
WDの処理回路84は、ホストアプリケーション50に関連するクライアントアプリケーション92を実行するように構成されている。
実施例G1:無線デバイス22(WD22)に実装される方法であって、
優先度付けされた信号タイプの順序付きリストを記憶することと、
前記示されたビーム上で信号タイプの信号を受信することであって、前記WD22に記憶された信号タイプの順序付きリスト内で最も高い優先度の信号タイプを有する、こととを有する。
実施例G2:実施例G1の方法であって、WD22が信号を受信することになるビームを示すビームインジケーションをネットワークノード16から受信することをさらに有する。
実施例G3:実施例G2の方法であって、前記WD22が一度に2つ以上のビームのインジケーションを受信した場合に、当該WD22は、当該2つ以上のビームのうちの第1のビームに対して最も高い優先度を有する信号を適用する。
実施例G4:実施例G1に記載の方法であって、最も高い優先度を有する信号は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)である。
実施例G5:実施例G1の方法であって、前記WD22が物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)とチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを同時に受信するためのビームインジケーション(複数)を受信した場合に、当該WD22は、PDSCHのためのビームインジケーションを適用する。
実施例G6:実施例G1の方法であって、信号タイプの順序付きリストが同期シーケンスブロックSSBを含む。
実施例H1:ホストコンピュータ24と、ネットワークノード16と、無線デバイス22(WD22)とを有する通信システム10に実装される方法であって、前記方法は、
前記ホストコンピュータ24において、ユーザデータを提供することと、
前記ホストコンピュータ24において、ネットワークノード16を含むセルラネットワークを介して前記WD22にユーザデータを搬送する送信を開始することと、を有し、前記WD22は、
優先度付けされた信号タイプの順序付きリストを記憶しており、
信号タイプの信号を指示されたビーム上で受信し、ここで、当該信号タイプは、前記WD22に記憶されている前記信号タイプの順序付きリストにおいて最も高い優先度を有する。
実施例H2:実施例35の方法であって、前記WD22において、ネットワークノード16からユーザデータを受信することをさらに有する。
実施例I1:ネットワークノード16であって、
複数のビームインジケーションを記憶するように構成されたメモリモジュール73と、
複数の送信ビームのうち、受信について最も高い優先度の信号タイプの信号を送信する第1の送信ビームを選択するように構成されたビーム選択モジュール33と、を有する。
実施例I2:無線デバイス22であって、
優先度付けされた信号タイプの順序付きリストを記憶するように構成されたメモリモジュール89と、
信号タイプの信号をビーム上で受信するように構成された無線インターフェースモジュール83とを有し、ここで、当該信号タイプは、WD22に記憶された信号タイプの順序付きリストにおいて最も高い優先度を有する。
当業者によって理解されるように、本明細書で説明される概念は、方法、データ処理システム、および/またはコンピュータプログラムプロダクトとして具現化され得る。したがって、ここで説明される概念は、全体的にハードウエア形態、全体的にソフトウエアの形態またはソフトウエアとハードウエアを組み合わせた実施形態をとり、一般にここでは「回路」または「モジュール」と呼ばれてもよい。さらに、本開示は、コンピュータによって実行可能な媒体に具体化されたコンピュータプログラムコードを備えた有形のコンピュータ使用可能な記憶媒体上のコンピュータプログラムプロダクトの形態をとることができる。ハードディスク、CD-ROM、電子記憶装置、光記憶装置、または磁気記憶装置を含む、任意の適切な有形のコンピュータ可読媒体が利用可能である。
幾つかの実施形態は、フローチャートの図解および/または方法、システムおよびコンピュータプログラムプロダクトのブロック図を参照してここに説明される。フローチャートの図解および/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャートの図解および/またはブロック図のブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実施可能であることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータのプロセッサ(それによって、専用コンピュータを生成するために)、専用コンピュータ、または機械を生成するための他のフィールドプログラマブルゲートアレイデータ処理装置に提供されてもよく、その結果、コンピュータまたは他のフィールドプログラマブルゲートアレイデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定される機能/動作を実装するための手段を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読メモリ内に格納された命令が、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/動作を実装する命令手段を含む製造品を生成するように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の方法で機能するように指示することができるコンピュータ可読メモリまたは記憶媒体内に格納され得る。
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のフィールドプログラマブルゲートアレイデータ処理装置にロードされて、コンピュータまたは他のフィールドプログラマブルゲートアレイ装置上で実行される命令が、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/動作を実装するためのステップを提供するように、コンピュータまたは他のフィールドプログラマブルゲートアレイ装置上で一連の動作ステップを実行させて、コンピュータ実装プロセスを生成することができる。
ブロックに記載された機能/動作は、動作図に記載された順序とは異なる順序で行われてもよいことを理解されたい。たとえば、連続して示される2つのブロックは、実際には、実質的に同時に実行されてもよく、または、ブロックは、含まれる機能/動作に応じて、時には逆の順序で実行されてもよい。図のいくつかは、通信の主方向を示すために、通信経路上に矢印を含むが、通信は、描かれた矢印と反対の方向に生じ得ることが理解されるべきである。
本明細書に記載される概念の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(R)またはC++のようなオブジェクト指向プログラミング言語で書かれてもよい。しかし、本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、”C”プログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語で書くこともできる。プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上ですべて、ユーザのコンピュータ上で一部が、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、実行されてもよいし、ユーザのコンピュータ上で一部が、そしてリモートコンピュータ上で一部が実行されてもよいし、または、リモートコンピュータ上ですべてが実行されてもよい。後者のシナリオでは、遠隔(リモート)コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を介してユーザのコンピュータに接続されてもよく、またはコネクションは、(たとえば、インターネットサービスプロバイダを使用するインターネットを介して)外部コンピュータに対して形成されてもよい。
本明細書では、上記の記載および図面と関連して、多くの様々な実施形態が開示されてきた。これらの実施形態のあらゆる組合せおよびサブコンビネーションを文字通りに説明し、例示することは、不当に繰り返され、難読化されることが理解されるであろう。したがって、すべての実施形態は、任意の方法および/または組合せで組合せることができ、図面を含む本明細書は、本明細書で説明される実施形態のすべての組合せおよびサブコンビネーション、ならびにそれらを作製および使用する方法およびプロセスの完了書面による説明を構成すると解釈されるべきであり、そのような任意の組合せまたはサブコンビネーションに対する特許請求の範囲をサポートするものとする。
当業者であれば、本明細書に記載された実施形態は、本明細書に特に示され、記載されたものにのみ限定されないことを理解するであろう。加えて、上記に反対の言及がなされない限り、添付の図面の全てが縮尺通りではないことに留意されたい。上記の教示に照らして、様々な修正および変形が可能である。