JP7126026B2 - エアロゾル生成装置 - Google Patents

Description

本開示は、エアロゾル生成装置に関し、さらに詳細には、エアロゾル生成物品の金属ラッパの少なくとも一部を切断する切断部を含むエアロゾル生成装置に関する。

最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に関する需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させ、エアロゾルを生成させる方法ではない、シガレットまたはカートリッジ内のエアロゾル生成物質を加熱することにより、エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置に係わる需要が増加している。これにより、加熱式シガレット及び加熱式カートリッジに関する研究が活発に進められている。

ユーザは、エアロゾル生成物品をエアロゾル生成装置に挿入して使用することができる。使い捨て用として作製されたエアロゾル生成物品は、エアロゾル生成装置に最初に挿入されて使用された後、廃棄されることが一般的である。

しかし、一部ユーザは、エアロゾル生成物品を最初挿入して使用した後、廃棄せず、再挿入して再使用する場合がある。エアロゾル生成物品の再使用は、エアロゾル生成物品から生成されたエアロゾルの香味を変化させてユーザに不快感を与えてしまう。

したがって、エアロゾル生成物品の再使用を防止することで、エアロゾルの香味が変化することを遮断することが望ましく、そのための構成及び方法がエアロゾル生成物品及び／またはエアロゾル生成装置に適用されうる。

本開示の実施例は、エアロゾル生成物品の金属ラッパの少なくとも一部を切断することで、エアロゾル生成物品の再使用を防止するエアロゾル生成装置を提供する。

本開示の実施例は、エアロゾル生成物品及びエアロゾル生成装置を含むエアロゾル生成システムを提供する。

一実施例による金属ラッパを含むエアロゾル生成物品を加熱するエアロゾル生成装置が提供されうる。前記エアロゾル生成装置は、前記エアロゾル生成装置の開口を通じて前記エアロゾル生成物品を収容する収容部と、前記収容部に形成される切断部と、を含み、前記切断部は、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に挿入されるとき、前記金属ラッパの少なくとも一部を切断する。

一実施例によれば、前記金属ラッパは、アルミ箔を含む。

一実施例によれば、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に完全に挿入されるとき、前記切断部の端部は、前記金属ラッパよりも前記開口にさらに近く位置する。

一実施例によれば、前記切断部は、前記収容部内の一対の切断部を含む。

一実施例によれば、前記切断部は、前記収容部に二重射出方式によって形成される。

一実施例によれば、前記切断部の端部は、前記収容部の前記開口に向かって位置される。

一実施例によれば、前記切断部は、前記エアロゾル生成物品が前記エアロゾル生成装置に挿入されるとき、露出される。

一実施例によれば、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に最初に挿入されるとき、前記切断部が前記金属ラッパと接触し、前記金属ラッパの少なくとも一部を切断することで正常使用信号が発生する。

一実施例によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記切断部と電気的に連結され、前記切断部から電気信号を受信する制御部をさらに含み、前記制御部は、所定時間以上の電流の流れ、または所定値以上の電流量を含む電気信号に基づいて前記正常使用信号が受信されたと決定する。

一実施例によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記切断部と電気的に連結され、前記切断部から前記正常使用信号を受信する制御部をさらに含み、前記制御部は、前記正常使用信号が受信されたと決定する。

一実施例によれば、前記制御部は、前記正常使用信号の未受信に基づいて前記エアロゾル生成装置の作動を遮断する。

一実施例によれば、前記制御部は、前記正常使用信号の未受信に基づいて前記エアロゾル生成物品の再使用をユーザに知らせるアラーム信号を生成する。

一実施例によれば、前記エアロゾル生成装置は、振動部、スピーカ部、及びディスプレイ部のうち少なくとも１つを含むアラーム部をさらに含み、前記アラーム部は、前記制御部の前記アラーム信号によって振動、音、及び光出力のうち少なくとも１つをユーザに伝達する。

一実施例によれば、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に最初に挿入されるとき、前記切断部が前記金属ラッパの一部を切断することで、前記エアロゾル生成物品が前記エアロゾル生成装置から除去され、前記エアロゾル生成装置に再挿入されると、前記正常使用信号と異なる他の信号が発生し、前記制御部は、前記他の信号を受信し、前記他の信号の受信に基づいて前記エアロゾル生成装置の作動を遮断する。

一実施例によれば、エアロゾル生成システムが提供される。前記エアロゾル生成システムは、本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置と、前記エアロゾル生成装置に収容され、金属ラッパを含むエアロゾル生成物品と、を含む。

本開示が解決しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、以下の実施例からさらに他の技術的課題が類推されうる。

本開示の実施例に係わるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品の最初の挿入時、金属ラッパの少なくとも一部を切断することで、追ってエアロゾル生成物品の再挿入及び再使用を検知することができる。この際、エアロゾル生成物品の再挿入及び再使用は、金属ラッパと切断部の接触による電気的信号を測定することで、区分されうる。

エアロゾル生成物品の再使用が検知される場合、エアロゾル生成装置の作動が遮断されうる。または、エアロゾル生成装置に設けられたアラーム部を通じてユーザにエアロゾル生成物品の再使用を知らせうる。

エアロゾル生成物品の再使用が遮断されることで、再使用による不快さを誘発する香味のユーザへの伝達を防止することができる。エアロゾルの香味変化によるユーザの満足度減少を防止することができる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が挿入される例を示す図面である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が挿入される一例を示す図面である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が挿入される一例を示す図面である。 エアロゾル生成物品の一例を示す図面である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が最初に挿入される前の態様を概略的に示す一例示断面図である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が最初に挿入された後の態様を概略的に示す一例示断面図である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が最初に挿入される前の態様を概略的に示す他の例示断面図である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が最初に挿入された後の態様を概略的に示す他の例示的断面図である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置の切断部の第１例の態様を示す断面図である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置の切断部の第２例の態様を示す断面図である。 エアロゾル生成物品がエアロゾル生成装置に挿入される場合の他の実施例に係わるエアロゾル生成装置を概略的に示す断面図である。 エアロゾル生成物品がエアロゾル生成装置から除去されるときの他の実施例に係わるエアロゾル生成装置を概略的に示す断面図である。 他の実施例に係わるエアロゾル生成装置を概略的に示す断面図である。

様々な実施例を説明するために使用される用語は、本実施例での機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野に係わる技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、該当する実施例の説明部分で詳細にその意味を記載する。したがって、様々な実施例を説明するために使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と本実施例の全般にわたる内容に基づいて定義されねばならない。

明細書全体である部分がある構成要素を「含む」または「含む。」とするとき、これは、特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに具備することができることを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」などの用語は、少なくとも１つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、ハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。

明細書全体で「実施例」は、本明細書においてただ説明のための任意の区分であって、実施例それぞれが互いに排他的である必要はない。例えば、一実施例に開示された構成は、他の実施例に適用及び具現され、この際、本明細書の範囲を外れない限度で変更されて適用及び具現されうる。

一方、本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本実施例を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、文言で特に言及しない限り、複数形も含む。

ここで、使用される要素のリストの前に位置する「少なくとも１つの」のような表現は、要素の全体リストを修飾するものであり、リストの個別要素を修飾するものではない。例えば、「ａ、ｂ、及びｃの少なくとも１つ」は、「ａ」単独、「ｂ」単独、「ｃ」単独、「ａ及びｂ両方」、「ａ及びｃ両方」、「ｂ及びｃ両方」、または「ａ、ｂ及びｃいずれも」を含むものと理解されねばならない。

明細書全体において構成要素の「長手方向」は、構成要素が構成要素の一方向軸に沿って延びる方向でもあり、この際、構成要素の前記一方向軸は、前記一方向軸を横切る他方向軸よりも構成要素がさらに長く延びる方向を意味することができる。

以下、添付図面に基づいて、本開示の実施例について本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本開示の実施例は、多様な互いに異なる形態にも具現され、ここで説明する実施例に限定されない。

図１ないし図３は、エアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が挿入される例を示す図面である。

図１を参照すれば、エアロゾル生成装置１００は、バッテリ１５０、制御部１３０及びヒータ１７０を含む。図２及び図３を参照すれば、エアロゾル生成装置１００は、蒸気化器１６０をさらに含む。また、エアロゾル生成装置１００の内部空間には、エアロゾル生成物品２００が挿入されうる。

図１ないし図３に図示されたエアロゾル生成装置１００には、本実施例に係わる構成要素が図示されている。図１ないし図３に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がエアロゾル生成装置１００にさらに含まれることを、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。

また、図２及び図３には、エアロゾル生成装置１００にヒータ１７０が含まれているように図示されているが、ある実施例では、ヒータ１７０は、省略されてもよい。

図１には、バッテリ１５０、制御部１３０、及びヒータ１７０が一列に配置されるように図示されている。また、図２には、バッテリ１５０、制御部１３０、蒸気化器１６０、及びヒータ１７０が一列に配置されるように図示されている。また、図３には、蒸気化器１６０及びヒータ１７０が並列に配置されるように図示されている。しかし、エアロゾル生成装置１００の内部構造は、図１ないし図３に図示される態様に限定されない。言い換えれば、エアロゾル生成装置１００の設計によって、バッテリ１５０、制御部１３０、ヒータ１７０及び蒸気化器１６０の配置は、変更されうる。

エアロゾル生成物品２００がエアロゾル生成装置１００に挿入されると、エアロゾル生成装置１００は、ヒータ１７０及び／または蒸気化器１６０を作動させ、エアロゾル生成物品２００及び／または蒸気化器１６０からエアロゾルを発生させうる。ヒータ１７０及び／または蒸気化器１６０によって発生したエアロゾルは、エアロゾル生成物品２００を通過してユーザに伝達される。

ある実施例によれば、エアロゾル生成物品２００がエアロゾル生成装置１００に挿入されていない場合にも、エアロゾル生成装置１００は、ヒータ１７０を加熱することができる。

バッテリ１５０は、エアロゾル生成装置１００が動作するために用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ１５０は、ヒータ１７０または蒸気化器１６０が加熱されるように電力を供給し、制御部１３０の動作に必要な電力を供給することができる。また、バッテリ１５０は、エアロゾル生成装置１００に設けられたディスプレイ、センサ、モータなどの動作に必要な電力を供給することができる。

制御部１３０は、エアロゾル生成装置１００の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部１３０は、バッテリ１５０、ヒータ１７０、及び蒸気化器１６０だけではなく、エアロゾル生成装置１００に含まれる他の構成の動作を制御する。また、制御部１３０は、エアロゾル生成装置１００の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置１００が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。

制御部１３０は、少なくとも１つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイとして具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアとしても具現されるということを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解することができる。

ヒータ１７０は、バッテリ１５０から供給される電力によっても加熱される。例えば、エアロゾル生成物品がエアロゾル生成装置１００に挿入されれば、ヒータ１７０は、エアロゾル生成物品の外部に（例えば、周囲に）位置しうる。したがって、ヒータ１７０は、加熱によってエアロゾル生成物品内のエアロゾル生成物質の温度を上昇させうる。

ヒータ１７０は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ１７０には、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、ヒータ１７０が加熱されうる。しかし、ヒータ１７０は、前記例に限定されず、希望温度まで加熱されるものであれば、制限なしに該当しうる。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置１００に予め設定されていてもよく、ユーザによって所望の温度に設定されてもよい。

一方、他の例において、ヒータ１７０は、誘導加熱式ヒータでもある。具体的に、ヒータ１７０には、エアロゾル生成物品を誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含んでもよく、エアロゾル生成物品は、誘導加熱式ヒータによっても加熱されるサセプタを含んでもよい。

例えば、ヒータ１７０ 管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素、または棒状加熱要素を含んでもよく、加熱要素の形状によってエアロゾル生成物品２００の内部または、外部を加熱することができる。

また、エアロゾル生成装置１００には、ヒータ１７０が複数個配置されてもよい。この際、複数個のヒータ１７０は、エアロゾル生成物品２００の内部に挿入されるように配置され、エアロゾル生成物品２００の外部に配置されてもよい。また、複数個のヒータ１７０のうち、一部は、エアロゾル生成物品２００の内部に挿入されるように配置され、残りは、エアロゾル生成物品２００の外部に配置されうる。また、ヒータ１７０の形状は、図１ないし図３に図示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。

蒸気化器１６０は、液状組成物を加熱してエアロゾルを生成し、生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成物品２００を通過してユーザに伝達される。すなわち、蒸気化器１６０によって生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置１００の気流通路に沿って移動し、気流通路は、蒸気化器１６０によって生成されたエアロゾルがエアロゾル生成物品を通過してユーザに伝達されるように構成されうる。

例えば、蒸気化器１６０は、液体保存部、液体伝達手段、及び加熱要素を含んでもよいが、それらに限定されない。例えば、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素は、独立したモジュールとしてエアロゾル生成装置１００に含まれてもよい。

液体保存部は、液状組成物を保存することができる。例えば、液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。液体保存部は、蒸気化器１６０から/に脱／付着されるように作製され、蒸気化器１６０と一体として作製されてもよい。

例えば、液状組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、またはビタミン混合物を含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含むが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または、風味を提供する成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンＡ、ビタミンＢ、ビタミンＣ及びビタミンＥのうち、少なくとも１つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるものではない。また、液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含んでもよい。

液体伝達手段は、液体保存部の液状組成物を加熱要素に伝達することができる。例えば、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラスファイバ、多孔性セラミックのような芯(wick)にもなるが、それらに限定されない。

加熱要素は、液体伝達手段によって伝達される液状組成物を加熱するための要素である。例えば、加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒータなどにもなるが、それらに限定されるものではない。また、加熱要素は、ニクロム線のような伝導性フィラメントで構成され、液体伝達手段に巻かれる構造によっても配置される。加熱要素は、電流供給によって加熱され、加熱要素と接触された液体組成物に熱を伝達し、液体組成物を加熱することができる。その結果、エアロゾルが生成される。

例えば、蒸気化器１６０は、カトマイザ(cartomizer)または霧化器(atomizer)とも称されるが、それらに限定されない。

一方、エアロゾル生成装置１００は、バッテリ１５０、制御部１３０、ヒータ１７０及び蒸気化器１６０以外に汎用的な構成をさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル生成装置１００は、視覚情報の出力が可能なディスプレイ及び／または触覚情報の出力のためのモータを含んでもよい。また、エアロゾル生成装置１００は、少なくとも１つのセンサ（例えば、パフ検知センサ、温度検知センサ、エアロゾル生成物品挿入検知センサなど）を含んでもよい。また、エアロゾル生成装置１００は、エアロゾル生成物品２００が挿入された状態でも外部空気が流入されるか、内部気体が類推可能な構造によっても作製される。

図１ないし図３には、図示されていないが、エアロゾル生成装置１００は、別途のクレードルと共にシステムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置１００のバッテリ１５０の充電に用いられうる。または、クレードルとエアロゾル生成装置１００とが結合された状態でヒータ１７０が加熱されてもよい。

エアロゾル生成物品２００は、一般的な燃焼型エアロゾル生成物品と類似してもいる。例えば、エアロゾル生成物品２００は、エアロゾル生成物質を含む第１部分とフィルタなどを含む第２部分とに区分されうる。または、エアロゾル生成物品２００の第２部分にもエアロゾル生成物質が含まれる。例えば、顆粒またはカプセルの形態に作られたエアロゾル生成物質が第２部分に挿入されてもよい。

エアロゾル生成装置１００の内部には、第１部分の全体が挿入され、第２部分は、外部に露出されうる。または、エアロゾル生成装置１００の内部に第１部分の一部だけ挿入され、第１部分の全体及び第２部分の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第２部分を口にした状態でエアロゾルを吸い込む。この際、エアロゾルは、外部空気が第１部分を通過することで生成され、生成されたエアロゾルは、第２部分を通過してユーザの口に伝達される。

一例として、外部空気は、エアロゾル生成装置１００に形成される少なくとも１つの空気通路を通じて流入されうる。例えば、エアロゾル生成装置１００に形成される空気通路の開閉及び／または空気通路の大きさは、ユーザによって調節されうる。これにより、霧化量、喫煙感などがユーザによって調節されうる。他の例として、外部空気は、エアロゾル生成物品２００の表面に形成された少なくとも１つの孔(hole)を通じてエアロゾル生成物品２００の内部に流入されうる。

以下、図４を参照して、エアロゾル生成物品２００の一例について説明する。

図４は、エアロゾル生成物品の一例を示す図面である。

図４を参照すれば、エアロゾル生成物品２００は、タバコロッド２１０及びフィルタロッド２２０を含む。図１ないし図３において、第１部分は、タバコロッド２１０を含み、第２部分２２０は、フィルタロッド２２０を含む。

図４には、フィルタロッド２２０が単一セグメントとして図示されているが、それに限定されない。すなわち、フィルタロッド２２０は、複数のセグメントによっても構成される。例えば、フィルタロッド２２０は、エアロゾルを冷却する第１セグメント及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第２セグメントを含んでもよい。また、ある実施例において、フィルタロッド２２０には、他の機能を行う少なくとも１つのセグメントをさらに含んでもよい。

エアロゾル生成物品２００は、少なくとも１枚のラッパ２４０によっても包装される。ラッパ２４０には、外部空気が流入されるか、内部気体が流出される少なくとも１つの孔(hole)が形成されうる。一例として、エアロゾル生成物品２００は、１枚のラッパ２４０によっても包装される。他の例として、エアロゾル生成物品２００は、２以上のラッパ２４０によって重畳しても包装される。例えば、第１ラッパによってタバコロッド２１０が包装され、第２ラッパによってフィルタロッド２２０が包装されうる。そして、個別ラッパによって包装されたタバコロッド２１０及びフィルタロッド２２０が結合され、第３ラッパによってエアロゾル生成物品２００全体が再包装されうる。もし、タバコロッド２１０またはフィルタロッド２２０それぞれが複数のセグメントで構成されていれば、それぞれのセグメントが個別ラッパによっても包装される。そして、個別ラッパによって包装されたセグメントが結合されたエアロゾル生成物品２００全体が異なるラッパによっても再包装される。

タバコロッド２１０は、エアロゾル生成物質を含む。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも１つを含むが、それらに限定されない。また、タバコロッド２１０は、風味剤、湿潤剤及び／または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含んでもよい。また、タバコロッド２１０には、メントールまたは保湿剤などの加香液が、タバコロッド２１に噴射されることによって添加される。

タバコロッド２１０は、多様に作製されうる。例えば、タバコロッド２１０は、シート(sheet)によっても作製され、ストランド（strand）によっても作製される。また、タバコロッド２１０は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても作製される。また、タバコロッド２１０は、熱伝導物質によっても覆い包まれる。例えば、熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに限定されない。一例として、タバコロッド２１０を覆い包む熱伝導物質は、タバコロッド２１０に伝達される熱を押し並べて分散させ、タバコロッドに加えられる熱伝導率を向上させ、これにより、タバコ風味を向上させうる。また、タバコロッド２１０を覆い包む熱伝導物質は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタとしての機能が行える。この際、図面に図示されていないが、タバコロッド２１０は、外部を覆い包む熱伝導物質以外にも追加のサセプタをさらに含んでもよい。

フィルタロッド２２０は、酢酸セルロースフィルタでもある。一方、フィルタロッド２２０の形状には、制限がない。例えば、フィルタロッド２２０は、円柱状ロッドでもあり、内部に中空を含むチューブ状ロッドでもある。また、フィルタロッド２２０は、リセス状ロッドでもある。もし、フィルタロッド２２０が複数のセグメントで構成される場合、複数のセグメントのうち、少なくとも１つが異なる形状にも作製される。

フィルタロッド２２０は、香味が発生するようにも作製される。一例として、フィルタロッド２２０に加香液が噴射され、加香液が塗布された別途の纎維がフィルタロッド２２０の内部に挿入されてもよい。

また、フィルタロッド２２０には、少なくとも１つのカプセル２３０が含まれる。ここで、カプセル２３０は、香味を発生させる機能を有してもよく、エアロゾルを発生させる機能を有してもよい。例えば、カプセル２３０は、香料を含む液体を被膜で包む構造でもある。カプセル２３０は、球状または円筒状を有するが、それらに限定されるものではない。

もし、フィルタロッド２２０にエアロゾルを冷却するセグメントが含まれる場合、冷却セグメントは、高分子物質または生分解性高分子物質によっても製造されうる。例えば、冷却セグメントは、純粋なポリ乳酸だけで作製されうるが、それに限定されない。または、冷却セグメントは、複数の孔が形成されたセルロースアセテートフィルタによっても作製される。しかし、冷却セグメントは、上述した例に限定されず、エアロゾルが冷却される機能が実行されうる限り、制限なしに該当しうる。

一方、図４には図示されていないが、一実施例によるエアロゾル生成物品２００は、前端フィルタをさらに含んでもよい。前端フィルタ(front end filter)は、タバコロッド２１０において、フィルタロッド２２０に反対となる一側に位置する前端プラグ(front end plug)である。前端フィルタは、タバコロッド２１０の外部への離脱を防止することができ、喫煙中にタバコロッド２１０から液状化されたエアロゾルがエアロゾル発生装置（図１ないし図３の１００）に流れて行くことを防止することができる。

図５Ａは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００にエアロゾル生成物品２００が最初に挿入される前の態様を概略的に示す一例示断面図であり、図５Ｂは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００にエアロゾル生成物品２００が最初に挿入された後の態様を概略的に示す一例示断面図である。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、金属ラッパ２０５を含むエアロゾル生成物品２００を加熱することができる。エアロゾル生成装置１００は、開口１１５を通じてエアロゾル生成物品２００を収容する収容部１１０、及び収容部１１０に形成される切断部１２０を含んでもよい。切断部１２０は、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に挿入されるとき、金属ラッパ２０５の少なくとも一部を切断することができる。切断部１２０は、少なくとも１つのブレードを含んでもよい。

開口１１５を通じて収容部１１０に挿入されるエアロゾル生成物品２００は、金属ラッパ２０５を含んでもよい。金属ラッパ２０５は、エアロゾル生成物品２００の少なくとも一部を覆い包むようにも配置される。金属ラッパ２０５は、例えば、エアロゾル生成物品２００のラッパ２４０によっても覆い包まれる。

エアロゾル生成物品２００のラッパ２４０には、外部空気が流入されるか、内部気体が流出される少なくとも１つの孔(hole)が形成されうる。エアロゾル生成物品２００の少なくとも一部は、ラッパ２４０及び金属ラッパ２０５によって重畳的に包装されることもできる。図面に図示されていないが、金属ラッパ２０５によって包装されていないエアロゾル生成物品２００の他の部分も複数個のラッパによって重畳的に包装されうる。

例えば、金属ラッパ２０５は、エアロゾル生成物品２００のタバコロッド２１０を覆い包むように配置されうる。この際、金属ラッパ２０５は、タバコロッド２１０とラッパ２４０との間に配置されうる。

金属ラッパ２０５は、例えば、アルミ箔のような金属ホイルでもある。金属ラッパ２０５は、タバコロッド２１０に伝達される熱を均一に分散させ、タバコロッド２１０に加えられる熱伝導率を向上させ、これにより、タバコ味を向上させうる。

また、タバコロッド２１０を覆い包む金属ラッパ２０５は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタとしての機能が行える。この際、図面に図示されていないが、タバコロッド２１０は、外部を取り囲む熱伝導物質以外にも追加のサセプタをさらに含んでもよい。

図面において、タバコロッド２１０がエアロゾル生成物品２００の一末端に配置されるように図示されているが、エアロゾル生成物品２００内でのタバコロッド２１０の位置は、その限りではない。

タバコロッド２１０は、エアロゾル生成物質を含んでもよい。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、及びオレイルアルコールのうち、少なくとも１つを含んでもよいが、それらに限定されない。

また、タバコロッド２１０は、風味剤、湿潤剤及び／または有機酸（organic acid）のような他の添加物質を含んでもよい。また、タバコロッド２１０には、メントールまたは保湿剤などの加香液が、タバコロッド２１０に噴射されることで添加されうる。

タバコロッド２１０は、多様にも作製される。例えば、タバコロッド２１０は、シート(sheet)によっても作製され、ストランド（strand）によっても作製される。また、タバコロッド２１０は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても作製される。

図面には、金属ラッパ２０５がタバコロッド２１０を覆い包むように配置されているが、金属ラッパ２０５の覆い包む構成は、必要によって変更されうる。

エアロゾル生成物品２００と収容部１１０は、互いに対応する形状を有してもよい。例えば、エアロゾル生成物品２００が円柱状を有するとき、収容部１１０もエアロゾル生成物品２００を収容するように円柱状を有する。但し、エアロゾル生成物品２００及び収容部１１０の形状は、それに制限されず、必要によって変更されうる。

エアロゾル生成装置１００は、収容部１１０に形成される切断部１２０を含んでもよい。切断部１２０は、収容部１１０の内面に形成されうる。切断部１２０は、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に挿入されるとき、エアロゾル生成物品２００の金属ラッパ２０５の少なくとも一部を切断することができる。

切断部１２０は、エアロゾル生成物品２００の金属ラッパ２０５の位置と対応する位置に形成されうる。切断部１２０は、収容部１１０の内面から所定距離ほど突出しうる。エアロゾル生成物品２００の挿入時、切断部１２０は、金属ラッパ２０５と接触すると共に、金属ラッパ２０５を切断することができる。

エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に完全に挿入されるとき、切断部１２０の端部１２５は、金属ラッパ２０５よりも開口１１５にさらに近く位置しうる。すなわち、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に完全に挿入されるとき、収容部１１０の長手方向に対して切断部１２０の端部１２５は、金属ラッパ２０５よりも高い位置に形成されうる。

切断部１２０の端部１２５が金属ラッパ２０５よりも開口１１５にさらに近く位置することにより、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、金属ラッパ２０５は、切断部１２０によって長手方向全体が切断されうる。

例えば、エアロゾル生成物品２００の挿入時、切断部１２０と接触する金属ラッパ２０５の部分は、長手方向全体が切断されうる。切断部１２０は、金属ラッパ２０５を切断するための一対の切断部を収容部１１０内に含んでもよい。金属ラッパ２０５は、円周に沿って複数個の部分に切断されうる。

対に形成された切断部１２０は、互いに対して対向して配置されうる。例えば、切断部１２０が１対に形成されるとき、切断部の１つと他の切断部は、収容部１１０の内面で互いに対して対向してもいる。

他の例示として、対に形成された切断部１２０は、互いに対して所定角度をなすことができる。切断部１２０の対の互いに対して形成される所定角度は、鋭角でもある。対に形成された切断部１２０がそれぞれ金属ラッパ２０５を長手方向全体に対して切断する限り、切断部１２０が互いに対してなす角度は、変更されうる。

金属ラッパ２０５が切断部１２０によって切断されるとき、金属ラッパ２０５の切断面は、長手方向に沿って並んで形成されうる。金属ラッパ２０５の切断面は、図示された例に制限されず、必要によって変更されうる。

切断部１２０は、収容部１１０に二重射出方式によって形成されうる。すなわち、収容部１１０が射出方式で形成された後、切断部１２０は、収容部１１０内に配置されるように収容部１１０に対して射出方式によって形成されうる。または、切断部１２０が射出方式によって形成された後、収容部１１０は切断部１２０を内部に配置させて切断部１２０に対して射出方式によって形成されうる。

エアロゾル生成装置１００は、エアロゾル生成物品を加熱するヒータ１７０を含んでもよい。ヒータは、収容部１１０内に配置されうる。ヒータ１７０は、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に収容されるとき、エアロゾル生成物品２００に挿入されるように形成されうる。

例えば、ヒータ１７０は、エアロゾル生成物品２００のタバコロッド２１０に挿入されるように形成されうる。ヒータ１７０の熱は、エアロゾル生成物品２００のタバコロッド２１０に伝達され、エアロゾル生成物品２００を加熱することができる。

エアロゾル生成装置１００のヒータ１７０は、例えば、電気抵抗性ヒータでもある。ヒータ１７０には、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、ヒータ１７０が加熱されうる。しかし、ヒータ１７０は、前記例に限定されず、希望温度まで加熱されるのであれば、制限なしに該当しうる。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置１００に予め設定されていてもよく、ユーザによって所望の温度に設定されていてもよい。

他の例において、ヒータ１７０は、誘導加熱式でもある。具体的に、ヒータ１７０は、エアロゾル生成物品２００を誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含んでもよい。図５Ａ及び図５Ｂに図示される一実施例は、他の実施例にも適用され、以下で同じ図面符号は、上述した構成要素と実質的に同じ構成要素を意味する。

図６Ａは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置に、エアロゾル生成物品が最初に挿入される前の態様を概略的に示す他の例示断面図であり、図６Ｂは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品が最初挿入された後の態様を概略的に示す他の例示断面図である。

図６Ａ及び図６Ｂにおいて、エアロゾル生成物品２００は、タバコロッド２１０の一側に前端プラグ２０１をさらに含んでもよい。この際、前端プラグ２０１は、タバコロッド２１０の外部への離脱を防止することができる。

金属ラッパ２０５は、前端プラグ２０１を覆い包むように配置されうる。金属ラッパ２０５は、前端プラグ２０１とラッパ２４０との間に配置されうる。金属ラッパ２０５は、例えば、アルミ箔のような金属ホイルでもある。

エアロゾル生成装置１００のヒータ１７０は、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に収容されるとき、エアロゾル生成物品２００の外部を加熱するように形成されうる。

例えば、ヒータ１７０は、エアロゾル生成物品２００のタバコロッド２１０を加熱するように形成されうる。すなわち、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、ヒータ１７０は、タバコロッド２１０と対応する位置に配置されうる。ヒータ１７０の熱は、エアロゾル生成物品２００の外部からタバコロッド２１０に伝達されてエアロゾル生成物品２００を加熱することができる。

切断部１２０は、エアロゾル生成物品２００の金属ラッパ２０５の位置と対応する位置に形成されうる。すなわち、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、切断部１２０は、前端プラグ２０１に対応する位置に配置されうる。切断部１２０は、ヒータ１７０の下部に位置する。エアロゾル生成物品２００の挿入時、切断部１２０は、金属ラッパ２０５と接触すると共に、金属ラッパ２０５を切断することができる。

図７Ａ及び図７Ｂは、実施例に係わるエアロゾル生成装置１００の切断部１２０の例示様態を示す断面図である。

切断部１２０には、端部が形成されうる。切断部１２０の端部１２５は、切断部１２０の尖端部であって、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、金属ラッパ２０５と接触して金属ラッパ２０５を切断する部分でもある。

図７Ａを参照すれば、切断部１２０の端部１２５は、開口１１５に向かって形成されうる。切断部１２０の端部１２５から延びる切断部１２０の上部面は、開口１１５と平行に配置されうる。切断部１２０の端部１２５から延びる切断部１２０の下部面は、収容部１１０の中心から遠くなる方向に下向き傾斜してもよい。これにより、切断部１２０の端部１２５が切断部１２０の残りよりも収容部１１０の中心軸に最も近く配置されうる。

図７Ｂを参照すれば、切断部１２０の端部１２５は、収容部１１０の中心に向かうように形成されうる。切断部１２０の端部１２５から延びる切断部１２０の上部面は、収容部１１０の中心から遠くなる方向に上向き傾斜してもよい。切断部１２０の端部１２５から延びる切断部１２０の下部面は、収容部１１０の中心から遠くなる方向に下向き傾斜してもよい。一対の切断部１２０のそれぞれの端部１２５が切断部１２０の残りよりも収容部１１０の中心軸に最も近く配置されうる。

図８Ａ及び図８Ｂは、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、または除去されるとき、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００を概略的に示す断面図である。

図８Ａを参照すれば、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００の切断部１２０は、エアロゾル生成物品２００の挿入時に露出されうる。すなわち、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、エアロゾル生成物品２００の挿入を検知し、エアロゾル生成物品２００の挿入を検知する場合、切断部１２０を露出させうる。

エアロゾル生成物品２００の挿入は、例えば、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、発生する磁場の変化を測定することで検知されうる。エアロゾル生成物品２００には、金属ラッパ２０５が含まれ、エアロゾル生成装置１００には磁場センサが含まれる。

金属ラッパ２０５を含むエアロゾル生成物品２００が挿入される場合、エアロゾル生成装置１００の収容部１１０内の磁場が変更され、磁場センサは、収容部１１０内の磁場変化を測定することができる。磁場変化によってエアロゾル生成物品２００の挿入が検知される場合、エアロゾル生成装置１００は、切断部１２０を露出させうる。

切断部１２０は、露出されたとき、エアロゾル生成物品２００の金属ラッパ２０５の位置と対応する位置に位置しうる。例えば、切断部１２０は、収容部１１０の内面から所定距離ほど突出することで露出されうる。切断部１２０は、露出されれば、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、金属ラッパ２０５を切断することができる。

図８Ｂを参照すれば、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００の切断部１２０は、エアロゾル生成物品２００がエアロゾル生成装置１００から除去されれば、隠蔽されうる。すなわち、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、エアロゾル生成物品２００の除去を検知し、エアロゾル生成物品２００の除去を検知する場合、切断部１２０を隠蔽させうる。切断部１２０は、例えば、エアロゾル生成装置１００のハウジング内部に引込まれることで隠蔽されうる。

エアロゾル生成物品２００の除去は、例えば、エアロゾル生成物品２００がエアロゾル生成装置１００から除去されるときに発生する磁場の変化を測定することで検知されうる。他の実施例によれば、エアロゾル生成物品２００には、金属ラッパ２０５が含まれ、エアロゾル生成装置１００には、磁場センサが含まれる。

金属ラッパ２０５を含むエアロゾル生成物品２００が除去される間、エアロゾル生成装置１００の収容部１１０内の磁場が変更され、磁場センサは、収容部１１０内の磁場変化を測定することができる。磁場変化によってエアロゾル生成物品２００の除去が検知される場合、エアロゾル生成装置１００は、切断部１２０を隠蔽させうる。

一例示として、切断部１２０の露出または隠蔽は、切断部１２０の一側に形成されたモータによって遂行されうる。エアロゾル生成物品２００の挿入または除去が検知される場合、エアロゾル生成装置１００は、モータを作動させうる。モータは、切断部１２０を所定距離ほど移動させるか、回転させることにより、切断部１２０が露出または隠蔽されうる。

他の例示として、切断部１２０の露出または隠蔽は、切断部１２０に作用する磁場を変化させることで遂行されうる。この際、切断部１２０には、磁石が付着されうる。エアロゾル生成物品２００の挿入または除去が検知される場合、エアロゾル生成装置１００は、切断部１２０に作用する磁場を変化させ、磁場の変化によって切断部１２０が移動または回転しうる。切断部１２０が移動または回転することにより、切断部１２０が露出または隠蔽されうる。

図９は、さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００を概略的に示す断面図である。

さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、バッテリ１５０及び制御部１３０をさらに含んでもよい。

バッテリ１５０は、エアロゾル生成装置１００の動作に用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ１５０は、エアロゾル生成物品２００に熱を伝達するヒータ１７０が加熱されるように電力を供給する。また、バッテリ１５０は、エアロゾル生成装置１００内に設けられるセンサ、モータなどの動作に必要な電力を供給することができる。

制御部１３０は、エアロゾル生成装置１００の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部１３０は、バッテリ１５０を制御することで、エアロゾル生成装置１００を作動させうる。制御部１３０は、エアロゾル生成装置１００に含まれた他の構成の動作を制御することができる。また、制御部１３０は、エアロゾル生成装置１００の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置１００が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。

制御部１３０は、少なくとも１つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイとしても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアとしても具現されるということを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解することができるであろう。

制御部１３０は、切断部１２０と電気的に連結されてエアロゾル生成装置１００の作動を制御することができる。例えば、さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００において、エアロゾル生成物品２００が挿入されるとき、切断部１２０が金属ラッパ２０５の少なくとも一部を切断する。この際、切断部１２０と金属ラッパ２０５は、互いに接触して正常使用信号が生成されうる。例えば、正常使用信号を含む電気信号が切断部１２０と金属ラッパ２０５とを通じて制御部１３０によって受信されるように、切断部１２０と金属ラッパ２０５との接触が制御部１３０に対する電路経路を完成することができる。制御部１３０は、信号の少なくとも１つの特性に基づいて正常使用信号が受信されたか否かを決定することができる。

正常使用信号は、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に最初に挿入されるとき、生成されうる。すなわち、金属ラッパ２０５が切断部１２０に接触するとき、金属ラッパ２０５は、切断部１２０によって切断されうる。金属ラッパ２０５と切断部１２０のそのような接触によって正常使用信号が生成されうる。正常使用信号は、所定時間以上の電流の流れまたは所定値以上の電流量でもある。例えば、制御部１３０は、所定時間以上の電流または所定値以上の電流量を含む電気信号に基づいて正常使用信号が受信されたということを決定することができる。

一例示として、正常使用信号が所定時間以上の電流の流れに予め設定されているとき（例えば、制御部１３０によって定義されれば）、所定時間以上の電流の流れは、正常使用信号に区分され（すなわち、制御部１３０によって決定され）、所定時間以下（０を含む）の電流の流れは、ノイズ信号に区分されうる。正常使用信号とノイズ信号は、上述した例を含む複数個の条件に基づいて区分されうる。

他の例示として、正常使用信号が所定値以上の電流量と予め設定されているとき、所定値以上の電流量は、正常使用信号に区分され、所定値以下（０を含む）の電流量は、ノイズ信号に区分されうる。正常使用信号とノイズ信号の区分は、上述した例示を含み、複数個の基準によっても区分される。

正常使用信号は、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に最初に挿入されるとき、生成される信号でもあり、ノイズ信号は、エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に再挿入されるとき、生成される信号でもある。エアロゾル生成物品２００の最初の挿入及び再挿入を区分するように設定された所定の基準によって正常使用信号とノイズ信号とが区分され、これは、上述した例示によって制限されない。

エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に最初に挿入されることにより、切断部１２０が金属ラッパ２０５と接触して正常使用信号が生成されるとき、切断部１２０と電気的に連結された制御部１３０は、切断部１２０から送信される正常使用信号を受信することができる。

例えば、正常使用信号が所定時間以上の電流の流れとして予め設定されているとき、制御部１３０は、切断部１２０から所定時間以上の電流の流れを受信したことに基づいて正常使用信号が受信されたと決定する。正常使用信号が切断部１２０から送信される場合、制御部１３０は、エアロゾル生成装置１００を作動させうる。

エアロゾル生成物品２００が収容部１１０に再挿入されることにより、切断部１２０から正常使用信号が送信されない場合（ノイズ信号が送信される場合）、制御部１３０は、エアロゾル生成物品２００の再使用を認識し、エアロゾル生成装置１００の作動を遮断することができる。

例えば、正常使用信号が所定時間以上の電流の流れとして予め設定されているとき、制御部１３０は、切断部１２０から所定時間以下（０を含む）の電流の流れを受信したことに基づいてノイズ信号が受信されたと決定する。正常使用信号が切断部１２０から送信されず、ノイズ信号が送信される場合、制御部１３０は、エアロゾル生成装置１００の作動を遮断することができる。

切断部１２０から制御部１３０への正常使用信号の送信は、エアロゾル生成装置１００が正常に作動することができる条件のうち、１つである。すなわち、切断部１２０から制御部１３０に正常使用信号送信がなされたか否かによって、エアロゾル生成装置１００の正常作動が決定されうる。

一例示として、切断部１２０から制御部１３０への正常使用信号が送信されない場合、制御部１３０は、バッテリ１５０の電力出力を制御することで、エアロゾル生成装置１００の正常作動を遮断することができる。

他の例示として、切断部１２０から制御部１３０への正常使用信号が送信されない場合、制御部１３０は、エアロゾル生成物品２００の再使用をユーザに知らせるアラーム信号を生成することができる。

エアロゾル生成装置１００は、アラーム部１４０をさらに含んでもよい。アラーム部１４０は、振動部（例えば、振動アクチュエータ）、スピーカ部（例えば、スピーカ）、及びディスプレイ部（例えば、ディスプレイ）のうち、少なくとも１つであり、アラーム部１４０は、エアロゾル生成装置１００に装着されてエアロゾル生成装置１００の状態をユーザに知らせることができる。アラーム部１４０は、制御部１３０のアラーム信号によって振動、音、及び光出力のうち、少なくとも１つをユーザに伝達することができる。

例えば、エアロゾル生成装置１００にアラーム部１４０としてディスプレイ部が装着されうる。この際、エアロゾル生成物品２００の再挿入によって制御部１３０への正常使用信号が送信されない場合、制御部１３０は、エアロゾル生成物品２００の再使用を知らせるアラーム信号を生成することができる。

制御部１３０によって生成されたアラーム信号は、以後アラーム部１４０であるディスプレイ部に送信され、ディスプレイ部は、ユーザにエアロゾル生成物品２００の再使用を知らせる光信号を伝達することができる。この際、光信号は、ユーザがエアロゾル生成物品２００の再使用を認識することができる所定のイメージまたはテキストでもある。

実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、エアロゾル生成物品２００の最初の挿入時、金属ラッパ２０５の少なくとも一部を切断することで、追ってエアロゾル生成物品２００の再挿入及び再使用を検知することができる。この際、エアロゾル生成物品２００の再挿入及び再使用は、金属ラッパ２０５と切断部１２０との接触による電気的信号を測定することで区分されうる。

エアロゾル生成物品２００の再使用が検知される場合、エアロゾル生成装置１００の作動が遮断されうる。選択的にまたは付加的に、エアロゾル生成装置１００に設けられるアラーム部１４０を通じてユーザにエアロゾル生成物品２００の再使用を知らせることができる。

エアロゾル生成物品２００の再使用が遮断されることで、再使用によるエアロゾルの香味変化によるユーザの満足度減少を防止することができる。

さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成システムは、エアロゾル生成装置１００及びエアロゾル生成装置１００に収容され、金属ラッパ２０５を含むエアロゾル生成物品２００を含んでもよい。

エアロゾル生成システムのエアロゾル生成装置１００は、上述した実施例に係わるエアロゾル生成装置１００と構成及び効果が同一でもあり、それと重複する範囲での詳細な説明は省略する。

エアロゾル生成システムのエアロゾル生成物品２００は、金属ラッパ２０５を含んでもよい。

本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の範囲から外れない範囲で変形された形態に具現される可能性があるということを理解することができるであろう。開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。

本開示の実施例は、エアロゾル生成物品の金属ラッパの少なくとも一部を切断する切断部を含むエアロゾル生成装置に関するものである。

Claims (15)

1. 金属ラッパを含むエアロゾル生成物品を加熱するエアロゾル生成装置において、
   前記エアロゾル生成装置の開口を通じて前記エアロゾル生成物品を収容する収容部と、
   前記収容部に形成される切断部と、を含み、
   前記切断部は、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に挿入されるとき、前記金属ラッパの少なくとも一部を切断する、エアロゾル生成装置。
2. 前記金属ラッパは、アルミ箔を含む、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
3. 前記エアロゾル生成物品が前記収容部に完全に挿入されるとき、前記切断部の端部は、前記金属ラッパよりも前記開口にさらに近く位置する、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
4. 前記切断部は、前記収容部内の一対の切断部を含む、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
5. 前記切断部は、前記収容部に二重射出方式によって形成される、請求項４に記載のエアロゾル生成装置。
6. 前記切断部の端部は、前記収容部の前記開口に向かって形成される、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
7. 前記切断部は、前記エアロゾル生成物品が前記エアロゾル生成装置に挿入されるとき、露出される、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
8. 前記エアロゾル生成物品が前記収容部に最初に挿入されるとき、前記切断部が前記金属ラッパと接触し、前記金属ラッパの少なくとも一部を切断することで、正常使用信号が発生する、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
9. 前記切断部と電気的に連結され、前記切断部から電気信号を受信する制御部をさらに含み、
   前記制御部は、所定時間以上の電流の流れまたは所定値以上の電流量を含む電気信号に基づいて前記正常使用信号が受信されたと決定する、請求項８に記載のエアロゾル生成装置。
10. 前記切断部と電気的に連結され、前記切断部から前記正常使用信号を受信する制御部をさらに含み、
    前記制御部は、前記正常使用信号が受信されたと決定する、請求項８に記載のエアロゾル生成装置。
11. 前記制御部は、前記正常使用信号の未受信に基づいて前記エアロゾル生成装置の作動を遮断する、請求項１０に記載のエアロゾル生成装置。
12. 前記制御部は、前記正常使用信号の未受信に基づいて前記エアロゾル生成物品の再使用をユーザに知らせるアラーム信号を生成する、請求項１０に記載のエアロゾル生成装置。
13. 振動部、スピーカ部、及びディスプレイ部のうち少なくとも１つを含むアラーム部をさらに含み、
    前記アラーム部は、前記制御部の前記アラーム信号によって振動、音、及び光出力のうち少なくとも１つをユーザに伝達する、請求項１２に記載のエアロゾル生成装置。
14. 前記エアロゾル生成物品が前記収容部に最初に挿入されるとき、前記切断部が前記金属ラッパの一部分を切断することで、前記エアロゾル生成物品が前記エアロゾル生成装置で除去され、前記エアロゾル生成装置に再挿入されると、前記正常使用信号と異なる他の信号が発生し、
    前記制御部は、前記他の信号を受信し、前記他の信号の受信に基づいて前記エアロゾル生成装置の作動を遮断する、請求項１０に記載のエアロゾル生成装置。
15. 請求項１～１４のうちいずれか１項に記載のエアロゾル生成装置と、
    前記エアロゾル生成装置に収容され、金属ラッパを含むエアロゾル生成物品と、を含む、エアロゾル生成システム。
    

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