JP7119932B2 - Power converter for electric vehicles - Google Patents
Power converter for electric vehicles Download PDFInfo
- Publication number
- JP7119932B2 JP7119932B2 JP2018214118A JP2018214118A JP7119932B2 JP 7119932 B2 JP7119932 B2 JP 7119932B2 JP 2018214118 A JP2018214118 A JP 2018214118A JP 2018214118 A JP2018214118 A JP 2018214118A JP 7119932 B2 JP7119932 B2 JP 7119932B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- temperature sensor
- controller
- switching element
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02T90/10—Technologies relating to charging of electric vehicles
- Y02T90/14—Plug-in electric vehicles
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
本明細書が開示する技術は、電気自動車用の電力変換装置に関する。 The technology disclosed in this specification relates to a power converter for an electric vehicle.
電気自動車は、車載電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換装置を搭載している。走行用のモータを駆動する電力は数十キロワットと大きいため、電力変換装置の主要部品である電力変換用のスイッチング素子の発熱量が大きい。それゆえ、電力変換装置は、電力変換用のスイッチング素子を冷却する冷却器も備えている。冷却器の冷媒温度を適切な温度範囲に保持するため、冷却器には、冷媒温度を計測する温度センサが備えられている。なお、本明細書における電気自動車は、走行用のモータを備えていればよく、モータとエンジンを備えたハイブリッド車も含まれる。また、燃料電池とバッテリを搭載している燃料電池車も、本明細書における電気自動車に含まれる。 An electric vehicle is equipped with a power conversion device that converts electric power from an on-board power source into electric power for driving a motor for running. Since the electric power for driving the driving motor is as large as several tens of kilowatts, the amount of heat generated by the switching elements for power conversion, which are the main components of the power converter, is large. Therefore, the power conversion device also includes a cooler that cools the switching elements for power conversion. In order to keep the coolant temperature of the cooler within an appropriate temperature range, the cooler is equipped with a temperature sensor that measures the coolant temperature. It should be noted that the electric vehicle in this specification only needs to have a motor for running, and includes a hybrid vehicle that has a motor and an engine. In addition, a fuel cell vehicle equipped with a fuel cell and a battery is also included in the electric vehicle in this specification.
特許文献1に、電力変換装置の冷却器の温度センサの異常を検知する技術が開示されている。特許文献1の技術は、スイッチング素子の温度を計測する温度センサの計測値から冷媒の推定温度を算出する。冷却器の温度センサが計測した計測温度と推定温度との差の絶対値が所定値を超えているときにはウォータポンプをHi駆動モードで駆動する。ウォータポンプをHi駆動しても計測温度と推定温度との差の絶対値が所定値を超えているときに、冷却器の温度センサに異常が生じていると判断する。
特許文献1の技術では、冷却器の温度センサと、スイッチング素子の温度を計測する温度センサのいずれで異常が生じているのか判別できない。本明細書は、異常が生じている温度センサを特定する技術を提供する。
With the technique of
本明細書が開示する電力変換装置は、インバータと、充電器と、冷却器と、第1-第3温度センサと、コントローラを備えている。インバータは、電力変換用の第1スイッチング素子を含んでおり、車載電源の直流電力を走行用のモータの駆動電力(交流電力)に変換する。充電器は、電力変換用の第2スイッチング素子を含んでおり、外部電源の電力を車載電源の充電電力に変換する。冷却器は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子を冷却する。第1温度センサは、第1スイッチング素子の温度を計測する。第2温度センサは、第2スイッチング素子の温度を計測する。第3温度センサは、冷却器の冷媒の温度を計測する。 A power converter disclosed in this specification includes an inverter, a charger, a cooler, first to third temperature sensors, and a controller. The inverter includes a first switching element for power conversion, and converts the DC power of the vehicle-mounted power source into the driving power (AC power) of the motor for running. The charger includes a second switching element for power conversion, and converts the power of the external power source into charging power of the onboard power source. A cooler cools the first switching element and the second switching element. A first temperature sensor measures the temperature of the first switching element. A second temperature sensor measures the temperature of the second switching element. A third temperature sensor measures the temperature of the coolant in the cooler.
コントローラは、第1温度センサの計測値から冷媒の第1推定温度を算出し、第2温度センサの計測値から冷媒の第2推定温度を算出する。コントローラは、第3温度センサが計測した計測温度と第1推定温度と第2推定温度を比較する。コントローラは、いずれか1つの温度と他の2つのそれぞれの温度との温度差の絶対値が所定の許容温度差を超えていた場合、当該1つの温度に対応した温度センサで異常が生じていることを示す信号を出力する。 The controller calculates a first estimated temperature of the refrigerant from the measured value of the first temperature sensor and calculates a second estimated temperature of the refrigerant from the measured value of the second temperature sensor. The controller compares the measured temperature measured by the third temperature sensor with the first estimated temperature and the second estimated temperature. When the absolute value of the temperature difference between any one temperature and each of the other two temperatures exceeds a predetermined allowable temperature difference, the controller determines that the temperature sensor corresponding to the one temperature is abnormal. Outputs a signal indicating that
本明細書が開示する電力変換装置では、3つの温度(第1、第2推定温度と計測温度)を比較することで、異常が生じている温度センサを特定することができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。 In the power conversion device disclosed in this specification, by comparing the three temperatures (the first and second estimated temperatures and the measured temperature), it is possible to identify the temperature sensor in which an abnormality has occurred. Details and further improvements of the technique disclosed in this specification are described in the following "Mode for Carrying Out the Invention".
図面を参照して実施例の電力変換装置を説明する。実施例の電力変換装置10は、電気自動車100に搭載されている。図1に、電力変換装置10を含む電気自動車100のブロック図を示す。電力変換装置10は、バッテリ2の直流電力を、走行用のモータ3の駆動電力(交流電力)に変換するデバイスである。電力変換装置10は、車両外部の電源の電力を使ってバッテリ2を充電する充電器も含んでいる。
A power converter according to an embodiment will be described with reference to the drawings. A
電力変換装置10は、電圧コンバータ60、インバータ20、充電器30、冷却器40、コントローラ50を備えている。電圧コンバータ60は、バッテリ2の電圧を昇圧してインバータ20へ供給する昇圧機能と、インバータ20から送られる回生電力(車両の慣性エネルギによってモータ3が発生した電力)を降圧してバッテリ2へ供給する降圧機能を有している。電圧コンバータ60は、双方向DC-DCコンバータである。電圧コンバータ60の詳しい回路構成の説明は省略する。
The
インバータ20は、電圧コンバータによって昇圧された直流電力を交流電力に変換するデバイスである。また、インバータ20は、モータ3が発生した交流の回生電力を直流電力に変換することもできる。
インバータ20は、上アームスイッチング素子21aと下アームスイッチング素子21bの直列接続の組が3組並列に接続された回路構成を有している。上アームスイッチング素子21aには上ダイオード22aが逆並列に接続されている。下アームスイッチング素子21bには下ダイオード22bが逆並列に接続されている。3組の直列接続のそれぞれの中点から交流が出力される。以下では、上アームスイッチング素子21a、下アームスイッチング素子21bをまとめてスイッチング素子21a、21bと称する場合がある。
The
スイッチング素子21a、21bは、コントローラ50によって制御される。インバータ20は、スイッチング素子21a、21bの温度を計測する第1温度センサ23も備えている。コントローラ50は、第1温度センサ23で計測された温度(すなわちスイッチング素子21a、21bの温度)が所定の第1閾値温度を超えないように、スイッチング素子21a、21bを制御する。
The
充電器30は、バッテリ2に接続されているとともに、コネクタ12に接続されている。図示は省略しているが、コネクタ12は、車両のボディに設けられている。コネクタ12は、通常はカバーにより外部からは見えないようになっている。充電器30は、コネクタ12に接続される車両外部の交流電源の電力を直流電力に変換し、さらにバッテリ2の電圧まで昇圧した後にバッテリ2へ供給する。充電器30は、昇圧コンバータ31と、整流器39を備えている。整流器39は、コネクタ12を介して車両外部から供給される交流電力を直流電力に変換する。整流器39の具体的な回路構成は図示を省略してある。
昇圧コンバータ31は、昇圧スイッチング素子32、ダイオード33、34、リアクトル35、フィルタコンデンサ36、第2温度センサ37を備えている。昇圧スイッチング素子32は、正極線と負極線31cの間に接続されている。昇圧スイッチング素子32にはダイオード33が逆並列に接続されている。リアクトル35は、昇圧スイッチング素子32の正極(コレクタ)と整流器39の側の正極端31bの間に接続されている。正極端31bと負極線31cの間にフィルタコンデンサ36が接続されている。ダイオード34は、リアクトル35と昇圧スイッチング素子32の中点と、昇圧コンバータ31のバッテリ2の側の正極端31aとの間に接続されている。昇圧スイッチング素子32をオンするとスイッチング素子32とリアクトル35の中点が負極電位となり、リアクトル35に電流が流れ、リアクトル35とフィルタコンデンサ36に電気エネルギが蓄えられる。昇圧スイッチング素子32がオフすると、リアクトル35の誘導起電力によって正極端31aの電位が押し上げられる。その結果、バッテリ2の側の正極端31aの電位が整流器39の側の正極端31bの電位よりも高くなる。すなわち、整流器39から供給される直流の電圧が高くなる。
The
第2温度センサ37は、昇圧スイッチング素子32の温度を計測する。昇圧スイッチング素子32もコントローラ50によって制御される。コントローラ50は、第2温度センサ37の計測値(すなわち昇圧スイッチング素子32の温度)が所定の第2閾値温度を超えないように、昇圧スイッチング素子32を制御する。
A
コントローラ50は、上位コントローラ80と通信可能に接続されている。上位コントローラ80は、車両のシステム全体を統括するコントローラである。上位コントローラ80は、車速とアクセル開度から、モータ3の目標出力を決定し、コントローラ50に指令する。コントローラ50は、受信した目標出力が実現されるように、電圧コンバータ60とインバータ20を制御する。あるいは、上位コントローラ80は、コネクタ12に外部電源のプラグが接続されたことを検知すると、充電器30の起動をコントローラ50へ指令する。一方、コントローラ50は、電力変換装置10でなんらかの異常が検知された場合、異常発生を示す信号を上位コントローラ80へ送信する。
The
冷却器40は、循環路41と、ポンプ43と、第3温度センサ44を備えている。循環路41は、インバータ20と充電器30を通過しているとともに、両端が外部のラジエータ70に接続されている。なお、循環路41は、電圧コンバータ60も通過しているが、その図示は省略した。以下では、電圧コンバータ60と冷却器40の関係の説明は省略する。
The cooler 40 has a
スイッチング素子21a、21b、昇圧スイッチング素子32には、大電力が流れ得る。スイッチング素子21a、21bの温度、及び、昇圧スイッチング素子32の温度を適切な温度範囲に保持するために冷却器40が備えられている。
A large amount of power can flow through the switching
循環路41の中の冷媒は、ポンプ43で圧送され、充電器30とインバータ20を通る。冷媒は充電器30を通過する間に昇圧スイッチング素子32を冷却する。冷媒は、インバータ20を通過する間にスイッチング素子21a、21bを冷却する。スイッチング素子から熱を吸収した冷却は、ラジエータ70に戻され、温度が下げられる。冷媒は水あるいは不凍液である。第3温度センサ44は、循環路41を流れる冷媒の温度を計測する。ポンプ43もコントローラ50によって制御される。コントローラ50は、第3温度センサ44の計測値(すなわち冷媒の温度)が所定の温度範囲に保持されるようにポンプ43を制御する。
Refrigerant in
第3温度センサ44で異常が生じると、冷媒の温度を知ることができなくなり、コントローラ50が冷却器40を適切に制御できなくなる。冷却器40が適切に制御できなくなると、インバータ20のスイッチング素子21a、21bの温度を適正範囲に保持できなくなるおそれが生じる。また、第1温度センサ23で異常が生じても、スイッチング素子21a、21bの正確な温度を知ることができなくなり、スイッチング素子21a、21bの温度を適正範囲に保持できなくなるおそれが生じる。同様に、第2温度センサ37で異常が生じると、昇圧スイッチング素子32の温度を適正な温度範囲に保持できなくなるおそれが生じる。そこで、コントローラ50は、第1-第3温度センサ23、37、44の計測値を使って、いずれかの温度センサで異常が生じていないか監視する。
If the
コントローラ50は、第1温度センサ23と第2温度センサ37それぞれの計測値から冷却器40の冷媒の温度を推定する。以下では、第1温度センサ23の計測値から推定される冷媒温度を第1推定温度と称し、第2温度センサ37の計測値から推定される冷媒温度を第2推定温度と称する。また、第3温度センサ44が計測する冷媒温度を計測温度と称する。
The
第1温度センサ23はスイッチング素子21a、21bの近くに配置されており、第1温度センサ23の計測値は、本来はスイッチング素子21a、21bの温度を示す。一方、スイッチング素子21a、21bの近傍を循環路41が通っており、その内部を冷媒が流れている。スイッチング素子21a、21bの温度が上昇すれば、冷媒温度も上昇する。すなわち、スイッチング素子21a、21bの温度(第1温度センサ23の計測値)と冷媒温度には、スイッチング素子21a、21bと循環路41の構造的な関係に基づく相関関係がある。その相関関係は、試験やシミュレーションによって予め求められており、コントローラ50(コントローラ50のソフトウエア)に組み込まれている。コントローラ50は、その相関関係を使って、第1温度センサ23の計測値から冷媒温度(第1推定温度)を推定する。
The first temperature sensor 23 is arranged near the
同様に、昇圧スイッチング素子32の温度(第2温度センサ37の計測値)と冷媒温度の間にも別の相関関係があり、その別の相関関係も予め求められている。別の相関関係もコントローラ50(コントローラ50のソフトウエア)に組み込まれている。コントローラ50は、別の相関関係を使って、第2温度センサ37の計測値から冷媒温度(第2推定温度)を推定する。相関関係は、温度センサの計測値と推定温度を関係付ける数式、あるいはマップの形式でコントローラ50に組み込まれている。
Similarly, there is another correlation between the temperature of the boost switching element 32 (the measured value of the second temperature sensor 37) and the coolant temperature, and this other correlation is also obtained in advance. Another correlation is also built into controller 50 (software of controller 50). The
図2に、コントローラ50が実行する温度センサ監視処理のフローチャートを示す。図2を参照しつつ、温度センサ監視処理を説明する。図2の処理は、一定の周期で(例えば1秒毎に)実行される。
FIG. 2 shows a flowchart of temperature sensor monitoring processing executed by the
コントローラ50は、第1-第3温度センサ23、37、44の計測値を取得する(ステップS2)。図2では、第3温度センサ44の計測値(すなわち計測温度)を記号Tsで表している。
The
次にコントローラ50は、第1温度センサ23の計測値から第1推定温度Te1を算出し(ステップS3)、第2温度センサ37の計測値から第2推定温度Te2を算出する(ステップS4)。温度センサの計測値から冷媒温度を推定する方法は前述したとおりである。
Next, the
次にコントローラ50は、第1推定温度Te1と計測温度Tsの温度差の絶対値を所定の許容温度差Tthと比較する(ステップS5)。温度差(Te1-Ts)の絶対値が許容温度差Tthを超えていない場合(ステップS5:YES)、第1温度センサ23と第3温度センサ44は正常であると判断できる。その場合、コントローラ50は、第2推定温度Te2と計測温度Tsの温度差の絶対値を所定の許容温度差Tthと比較する(ステップS6)。ステップS6においても温度差(Te2-Ts)の絶対値が許容温度差Tthを超えていない場合(ステップS6:YES)、第2温度センサ37も正常であると判断できる。ステップS6の判断がYESの場合、3個の温度センサ23、37、44はいずれも正常であると判断することができる。この場合、コントローラ50は、そのまま監視処理を終了する。この場合、コントローラ50は、第3温度センサ44の計測値(計測温度Ts)を用いて冷却器40のポンプ43を制御する。
Next, the
ステップS5の判断がYESの場合、第1温度センサ23と第3温度センサ44はともに正常であると判断できる。このとき、ステップS6の判断がNOの場合(すなわち、第2推定温度Te2と計測温度Tsの温度差の絶対値が許容温度差Tthを超えている場合)、第2温度センサ37の計測値が異常であると判明する。このとき、コントローラ50は、第2温度センサ37で異常が生じていると判断する(ステップS7)。
If the determination in step S5 is YES, it can be determined that both the first temperature sensor 23 and the
一方、ステップS5の判断がNOの場合、第1温度センサ23あるいは第3温度センサ44のいずれかで異常が生じていると判明する。この場合、コントローラ50は、ステップS8にて、第2推定温度Te2と計測温度Tsの温度差の絶対値を所定の許容温度差Tthと比較する。ステップS8において温度差(Te2-Ts)の絶対値が許容温度差Tthを超えていない場合(ステップS8:YES)、第2温度センサ37と第3温度センサ44はともに正常であると判断できるから、結局、第1温度センサ23で異常が生じていることが判明する(ステップS8:YES,S9)。他方、ステップS8において温度差(Te2-Ts)の絶対値が許容温度差Tthを超えている場合(ステップS8:NO)、第3温度センサ44で異常が生じていると判断できる(ステップS8:NO、S10)。
On the other hand, if the determination in step S5 is NO, it is determined that either the first temperature sensor 23 or the
ステップS7、S9、S10のいずれかの処理を実行したコントローラ50は、温度センサの異常を示す信号を上位コントローラ80へ出力する(ステップS12)。温度センサの異常を示す信号には、異常を生じていると判断された温度センサの識別子も含まれる。従って、上位コントローラ80は、どの温度センサで異常が生じているかを知ることができる。
The
温度センサの異常を示す信号を受信した上位コントローラ80は、インストルメントパネルの警告灯を点灯させるとともに、温度センサの異常を示すメッセージ(異常が発生した温度センサの識別子を含む)をダイアグメモリに格納する。ダイアグメモリは、車両のメンテナンススタッフが参照するメモリである。メンテナンススタッフは、ダイアグメモリに格納された情報から、車両の状態を知ることができる。
Upon receiving the signal indicating the temperature sensor abnormality, the
図2の処理により、コントローラ50は、異常が生じている温度センサを特定することができる。図2のステップS5からS12までの処理は、次のように表現することができる。コントローラ50は、計測温度Tsと第1推定温度Te1と第2推定温度Te2を比較する。比較の結果、いずれか1つの温度と他の2つのそれぞれの温度との温度差の絶対値が所定の許容温度差Tthを超えていた場合、コントローラ50は、当該1つの温度に対応した温度センサで異常が生じていることを示す信号を出力する。第1推定温度Te1に対応した温度センサは第1温度センサ23であり、第2推定温度Te2に対応した温度センサは第2温度センサ37である。計測温度Tsに対応した温度センサは第3温度センサ44である。以上の処理により、コントローラ50は、異常が発生している温度センサを特定することができる。
By the processing of FIG. 2, the
第3温度センサ44で異常が生じていた場合、コントローラ50は、第1推定温度Te1あるいは第2推定温度Te2を使って冷却器40の制御を継続する。それゆえ、いずれかの温度センサに異常が生じても、しばらくは走行を続けることができる。なお、いずれかの温度センサで異常が生じた場合、上位コントローラ80は、車両の一部の性能を制限して走行を継続する。例えば、上位コントローラ80は、モータ3の上限出力を通常時よりも低く設定して走行を継続する。
If the
また、第1温度センサ23で異常が生じていた場合、コントローラ50は、第3温度センサ44の計測値を使ってスイッチング素子21a、21bの温度を推定する。スイッチング素子21a、21bの推定温度は、第1温度センサ23の計測値から第1推定温度を算出するときに用いる相関関係を使って算出できる。コントローラ50は、推定温度を使って、スイッチング素子21a、21bの温度を適切な温度範囲に保持する。
Also, if the first temperature sensor 23 is abnormal, the
さらに、また、第2温度センサ37で異常が生じていた場合、コントローラ50は、第3温度センサ44の計測値を使って昇圧スイッチング素子32の温度を推定する。昇圧スイッチング素子32の推定温度は、第2温度センサ37の計測値から第2推定温度を算出するときに用いる相関関係を使って算出できる。コントローラ50は、推定温度を使って、昇圧スイッチング素子32の温度を適切な温度範囲に保持する。
Furthermore, if the
本明細書が開示する技術に関する留意点を述べる。インバータ20のスイッチング素子21a、21bが第1スイッチング素子の一例である。昇圧スイッチング素子32が第2スイッチング素子の一例である。インバータ20や充電器30の回路構成は、図1の回路構成に限られない。
Points to note regarding the technology disclosed in the present specification are described. The
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。 Although specific examples of the present invention have been described in detail above, these are merely examples and do not limit the scope of the claims. The technology described in the claims includes various modifications and changes of the specific examples illustrated above. The technical elements described in this specification or in the drawings exhibit technical usefulness alone or in various combinations, and are not limited to the combinations described in the claims as of the filing. In addition, the techniques exemplified in this specification or drawings can simultaneously achieve a plurality of purposes, and achieving one of them has technical utility in itself.
2:バッテリ
3:モータ
10:電力変換装置
12:コネクタ
20:インバータ
21a、21b、32:スイッチング素子
22a、22b、33、34:ダイオード
23:第1温度センサ
30:充電器
31:昇圧コンバータ
35:リアクトル
36:フィルタコンデンサ
37:第2温度センサ
39:整流器
40:冷却器
41:循環路
43:ポンプ
44:第3温度センサ
50:コントローラ
60:電圧コンバータ
70:ラジエータ
80:上位コントローラ
100:電気自動車
2: Battery 3: Motor 10: Power converter 12: Connector 20:
Claims (1)
電力変換用の第2スイッチング素子を含んでおり、外部電源の電力を前記車載電源の充電電力に変換する充電器と、
前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子を冷却する冷却器と、
前記第1スイッチング素子の温度を計測する第1温度センサと、
前記第2スイッチング素子の温度を計測する第2温度センサと、
前記冷却器の冷媒の温度を計測する第3温度センサと、
コントローラと、
を備えており、
前記コントローラは、
前記第1温度センサの計測値から前記冷媒の第1推定温度を算出し、
前記第2温度センサの計測値から前記冷媒の第2推定温度を算出し、
前記第3温度センサが計測した計測温度と前記第1推定温度と前記第2推定温度を比較し、いずれか1つの温度と他の2つのそれぞれの温度との温度差の絶対値が所定の許容温度差を越えていた場合に、当該1つの温度に対応した温度センサで異常が生じていることを示す信号を出力する、
電気自動車用の電力変換装置。 an inverter that includes a first switching element for power conversion and converts the DC power of the on-vehicle power source into drive power for the motor for running;
a charger that includes a second switching element for power conversion and converts power from an external power source into charging power for the onboard power source;
a cooler that cools the first switching element and the second switching element;
a first temperature sensor that measures the temperature of the first switching element;
a second temperature sensor that measures the temperature of the second switching element;
a third temperature sensor that measures the temperature of the coolant in the cooler;
a controller;
and
The controller is
calculating a first estimated temperature of the refrigerant from the measured value of the first temperature sensor;
calculating a second estimated temperature of the refrigerant from the measured value of the second temperature sensor;
The measured temperature measured by the third temperature sensor, the first estimated temperature, and the second estimated temperature are compared, and the absolute value of the temperature difference between any one temperature and each of the other two temperatures is a predetermined allowable outputting a signal indicating that an abnormality has occurred in the temperature sensor corresponding to the one temperature when the temperature difference is exceeded;
Power converter for electric vehicles.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018214118A JP7119932B2 (en) | 2018-11-14 | 2018-11-14 | Power converter for electric vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018214118A JP7119932B2 (en) | 2018-11-14 | 2018-11-14 | Power converter for electric vehicles |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020088872A JP2020088872A (en) | 2020-06-04 |
JP7119932B2 true JP7119932B2 (en) | 2022-08-17 |
Family
ID=70909212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018214118A Active JP7119932B2 (en) | 2018-11-14 | 2018-11-14 | Power converter for electric vehicles |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7119932B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115389053B (en) * | 2022-08-19 | 2024-06-14 | 中国第一汽车股份有限公司 | Reliability diagnosis method and device for temperature sensor of motor cooling system |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284597A (en) | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Toyota Motor Corp | Cooling device for power control unit |
JP2010124587A (en) | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Honda Motor Co Ltd | Dc-dc converter unit |
JP2015177569A (en) | 2014-03-13 | 2015-10-05 | トヨタ自動車株式会社 | electric vehicle |
JP2017112809A (en) | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 本田技研工業株式会社 | Drive apparatus, transportation equipment, and control method |
-
2018
- 2018-11-14 JP JP2018214118A patent/JP7119932B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284597A (en) | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Toyota Motor Corp | Cooling device for power control unit |
JP2010124587A (en) | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Honda Motor Co Ltd | Dc-dc converter unit |
JP2015177569A (en) | 2014-03-13 | 2015-10-05 | トヨタ自動車株式会社 | electric vehicle |
JP2017112809A (en) | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 本田技研工業株式会社 | Drive apparatus, transportation equipment, and control method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020088872A (en) | 2020-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4811301B2 (en) | Secondary battery input / output control device and vehicle | |
US9647547B2 (en) | Voltage conversion device for stepping up voltage | |
JP4103781B2 (en) | Abnormality monitoring device in load drive circuit | |
US20140000860A1 (en) | Cooling system for vehicle | |
KR102243950B1 (en) | Electric power conversion system and control method of electric power conversion system | |
US20140027089A1 (en) | Cooling system and vehicle with the same | |
US20130030643A1 (en) | Cooling system for vehicle | |
US9725007B2 (en) | Electric vehicle and control method therefor | |
US8855851B2 (en) | Diagnosing device for vehicle and method for diagnosing vehicle | |
EP2835857B1 (en) | Electric power control apparatus for construction machine | |
US9632125B2 (en) | Harness anomaly detection systems and methods | |
US7508170B2 (en) | Device and method for controlling input to a rechargeable battery | |
US9632118B2 (en) | Current sensing device and method using current transformer | |
US10498134B2 (en) | Power supply system for vehicle, and control method of power supply system | |
JP2009171702A (en) | Vehicle drive system | |
JP2018026300A (en) | Charging system | |
US11362580B2 (en) | Power conversion device with temperature control | |
JP5924702B2 (en) | Power generation control device for hybrid vehicle and power generation control method for hybrid vehicle | |
US9809224B2 (en) | Battery charge/discharge control apparatus | |
JP7119932B2 (en) | Power converter for electric vehicles | |
CN113557162A (en) | Method for verifying the temperature of at least one coolant in a drive unit for an electric vehicle and drive unit for an electric vehicle | |
JP2017105276A (en) | Cooling system for vehicle | |
US10756551B2 (en) | Charging system with sensor diagnosis function and method of diagnosing sensor applied to the same | |
JP6645380B2 (en) | Vehicle system | |
JP2011087406A (en) | Electric vehicle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20200401 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220718 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7119932 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |