JP7118310B2 - 制御局、送信局、データ伝送システム、制御回路、記憶媒体およびデータ伝送制御方法 - Google Patents

制御局、送信局、データ伝送システム、制御回路、記憶媒体およびデータ伝送制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、送信局のデータ伝送を制御する制御局、送信局、データ伝送システム、制御回路、記憶媒体およびデータ伝送制御方法に関する。
衛星通信システムは、地上通信網を利用できない海上の船舶、航空機などでの通信手段として広く利用されている他、災害時に有効な通信手段としても利用されている。衛星通信システムは、将来的には、第5世代移動通信システムの実用化に向けて地上ネットワークのバックホール回線としての利用も期待されている。このように、衛星通信システムの役割は増加していくと考えられている。一方で、衛星通信システムは、衛星の組み立ておよび打ち上げにかかる多大なコストが課題となっており、低コスト化が必要とされている。打ち上げコストは衛星の大きさおよび重量に依存するため、衛星の小型化および軽量化は、コスト削減に大きな影響を与える。そのため、衛星の搭載機器としては小型で軽量なものが求められており、デルタシグマ変調器に注目が集まっている。
デルタシグマ変調は、信号帯域での量子化雑音を低減するノイズシェーピング特性を有する変調方式である。デルタシグマ変調は、従来の構成では必要だったアナログDAC(Digital Analog Converter)が不要となることから、衛星通信システムの低コスト化につながる技術として注目されている。デルタシグマ変調は、信号を配置する通過帯域内の雑音を抑圧し、通過帯域外に雑音を移動させ、アナログフィルタを用いて通過帯域外の雑音を除去する。ただし、デルタシグマ変調においても、雑音を抑圧した通過帯域内に抑圧しきれなかった雑音が残留し、通過帯域内において、雑音が大きく盛り上がった部分、および雑音が低減されたノッチの部分に分かれる。ノッチの周波数軸上の位置は、デルタシグマ変調器の零点配置によって決まる。特許文献1には、無線通信システムにおいて、零点配置を制御することによって通過帯域外の雑音を制御し、アナログフィルタへの設計要求を緩和する技術が開示されている。
特開2004-222265号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、アナログフィルタの設計要求の緩和を目的としており、通過帯域内の雑音については検討していない。そのため、信号の配置によっては信号の大部分が雑音と重なり信号の受信品質、例えばSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)が低下する、すなわち、通過帯域内のノッチ位置がチャネル配置に適していない場合はチャネルのSINRが低下する、という問題があった。また、複数チャネルを用いて送信する場合、チャネル配置とノッチ位置との位置関係によってはチャネルごとのSINRが異なるケースも発生する。
サービスエリアに複数のビームを照射するマルチビーム衛星のような通信装置は、ビームごとに使用する周波数帯を変え、ビーム間距離が大きく干渉の影響が小さいビームでは同一周波数帯を繰り返し使用することで周波数利用効率を向上させている。通信装置は、使用する信号帯域に合わせてデルタシグマ変調の通過帯域を狭めることで、自ビームにおけるチャネルのSINRを向上させることが可能である。しかしながら、通信装置は、通過帯域外の雑音を除去するアナログフィルタの特性を変えることはできないため、狭めた通過帯域とアナログフィルタで除去される雑音との間に大きな雑音が発生する。大きな雑音が発生する部分の周波数は、他のビームで使用しているため、他のビームへの干渉となってしまう。そのため、通信装置は、デルタシグマ変調の通過帯域を狭めることなく、チャネルのSINRを向上させる必要がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、デルタシグマ変調を行う送信局を制御して、送信局からの信号を受信する受信局での受信品質を向上させることが可能な制御局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、送信局の動作を制御する制御局である。制御局は、周波数を分割した単位であるチャネルの各ビームへの割り当てを示すチャネル配置情報を生成する周波数制御部と、デルタシグマ変調の零点配置を変更し、変更するごとに零点配置を示す零点配置情報を生成する零点制御部と、チャネル配置情報および零点配置情報を用いて、送信局が使用する零点配置を決定する演算処理部と、を備えることを特徴とする。
本開示に係る制御局は、デルタシグマ変調を行う送信局を制御して、送信局からの信号を受信する受信局での受信品質を向上させることができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係るデータ伝送システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る制御局の構成例を示す第1のブロック図 実施の形態1に係る制御局の構成例を示す第2のブロック図 実施の形態1に係る制御局の構成例を示す第3のブロック図 実施の形態1に係る送信局の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る送信局が備える中継部の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る中継部が備える送信周波数変換部の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る制御局の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係るデータ伝送システムの送信局における通過帯域および雑音の関係を示す図 実施の形態1に係るデータ伝送システムの送信局における零点配置とチャネル配置との関係を示す第1の図 実施の形態1に係るデータ伝送システムの送信局における零点配置とチャネル配置との関係を示す第2の図 実施の形態1に係る送信局の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る制御局が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図 実施の形態1に係る制御局が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路の例を示す図 実施の形態2に係る制御局の構成例を示すブロック図 実施の形態2に係る制御局の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る送信局の動作を示すフローチャート
以下に、本開示の実施の形態に係る制御局、送信局、データ伝送システム、制御回路、記憶媒体およびデータ伝送制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るデータ伝送システム500の構成例を示す図である。データ伝送システム500は、制御局100と、受信局200と、送信局300と、を備える。データ伝送システム500において、制御局100と送信局300とは無線通信によって接続して通信を行い、受信局200と送信局300とは無線通信によって接続して通信を行っている。データ伝送システム500は、デルタシグマ変調を行う送信局300が受信局200にデータを送信するシステムであって、制御局100が送信局300の動作を制御するものである。なお、図1では、受信局200の数が2つであるが、一例であり、これに限定されない。データ伝送システム500において、受信局200の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。データ伝送システム500については、デルタシグマ変調を行う送信局300を衛星に搭載した衛星無線システムを想定しているが、データ伝送システム500の用途はこれに限定されない。
データ伝送システム500が備える各装置の構成について説明する。なお、受信局200は、本実施の形態において具体的な特徴は有していないため、詳細な説明は省略する。
まず、制御局100の構成について説明する。図2は、実施の形態1に係る制御局100の構成例を示す第1のブロック図である。制御局100は、制御情報送受信部101と、フィルタ制御部102と、零点制御部103と、周波数制御部104と、演算処理部105と、を備える。
周波数制御部104は、送信局300がデータの送信に使用する周波数帯、すなわち通過帯域において、周波数を分割した単位であるチャネルの各ビームへの割り当てを決定する。周波数制御部104は、チャネルの各ビームへの割り当て、すなわち送信局300がデータの送信に使用する周波数帯でのチャネル配置を示すチャネル配置情報を生成し、制御情報送受信部101および演算処理部105に出力する。
零点制御部103は、送信局300がデータの送信に使用する周波数帯、すなわち通過帯域において、デルタシグマ変調の零点配置を決定する。零点制御部103は、零点配置を示す零点配置情報を生成し、演算処理部105に出力する。零点制御部103は、デルタシグマ変調の零点配置を変更し、変更するごとに零点配置を示す零点配置情報を生成し、演算処理部105に出力する。また、零点制御部103は、演算処理部105において送信局300で使用される零点配置が決定された場合の零点配置を示す零点配置情報をフィルタ制御部102に出力する。
演算処理部105は、周波数制御部104から取得したチャネル配置情報、および零点制御部103から取得した零点配置情報を用いて、送信局300が使用する零点配置を決定する。具体的には、演算処理部105は、チャネル配置情報および零点配置情報を用いて、受信局200における受信品質推定値を導出する。受信品質推定値は、例えば、送信局300から受信局200へ送信されるデータ、すなわち送信信号の平均SINR、要求に対する満足度、干渉量などであるが、これらに限定されない。受信品質推定値は、送信信号の平均SINR、要求に対する満足度、干渉量のうち少なくとも1つ以上によって定義されてもよい。演算処理部105は、導出した受信品質推定値に基づいて、送信局300が使用する零点配置を決定する。演算処理部105は、送信局300が使用する零点配置を決定した場合、その旨を零点制御部103に通知する。
フィルタ制御部102は、零点制御部103で決定された零点配置となるようなフィルタの係数を導出する。フィルタ制御部102は、導出したフィルタの係数を示すフィルタ情報を制御情報送受信部101に出力する。
制御情報送受信部101は、周波数制御部104から取得したチャネル配置情報、およびフィルタ制御部102から取得したフィルタ情報を、制御情報として送信局300に送信する。
なお、制御局100は、チャネル配置情報から良好な受信品質が得られる零点配置を計算によって求めることができる場合、受信品質推定値に応じて零点配置を変更する必要がなくなるため、零点制御部103から演算処理部105への零点配置情報の出力は不要である。図3は、実施の形態1に係る制御局100の構成例を示す第2のブロック図である。図3に示す制御局100は、図2に示す制御局100と比較して、零点制御部103から演算処理部105への出力を省略している。
また、制御局100は、内部で受信品質推定値の導出を行わず、実際の受信局200の受信品質を用いてもよい。図4は、実施の形態1に係る制御局100の構成例を示す第3のブロック図である。図4に示す制御局100は、図2に示す制御局100と比較して、演算処理部105を省略している。図4に示す制御局100において、制御情報送受信部101は、実際の受信局200での受信品質情報を送信局300経由で受信し、受信品質情報を零点制御部103に出力する。データ伝送システム500では、受信局200が、自局で測定した受信品質情報を送信局300に送信しているものとする。
つぎに、送信局300の構成について説明する。図5は、実施の形態1に係る送信局300の構成例を示すブロック図である。送信局300は、中継部301と、送信部302と、を備える。送信部302は、受信局200に送信するデータを生成する。中継部301は、信号、すなわち送信部302で生成されたデータを中継し、受信局200にデータ伝送を行う。
図6は、実施の形態1に係る送信局300が備える中継部301の構成例を示すブロック図である。中継部301は、制御情報送受信部311と、アンテナ320と、受信周波数変換部321と、チャネライザ331と、送信周波数変換部341と、アンテナ342と、を備える。制御情報送受信部311は、制御局100から制御情報を受信し、中継部301を構成する各構成の動作を制御する。受信周波数変換部321は、信号、すなわち送信部302から受信したデータの周波数を変換する。受信周波数変換部321は、送信部302からのデータをアンテナ320で受信してもよいし、アンテナ320を備えず、有線で取得してもよい。チャネライザ331は、受信周波数変換部321で周波数変換後の信号、すなわちデータを分波する。チャネライザ331は、分波後のデータを、送信するビームに対応する送信周波数変換部341に出力する。送信周波数変換部341は、制御情報に基づいて、デルタシグマ変調器のフィルタ係数を変更し、分波後のデータの周波数を送信周波数に変換する。送信周波数変換部341は、送信周波数に変換後のデータをアンテナ342から送信する。
なお、図6の例では、中継部301は、アンテナ320、受信周波数変換部321、送信周波数変換部341、およびアンテナ342を3つ備えているが、一例であり、これに限定されない。中継部301は、アンテナ320、受信周波数変換部321、送信周波数変換部341、およびアンテナ342を2つ以下、または4つ以上備えていてもよい。また、図6では、制御情報送受信部311と1つの送信周波数変換部341とが接続されているが、実際には、制御情報送受信部311と全ての送信周波数変換部341とが接続されているものとする。
図7は、実施の形態1に係る中継部301が備える送信周波数変換部341の構成例を示すブロック図である。送信周波数変換部341は、フィルタ351と、量子化器361と、フィルタ371と、加算器381と、を備える。フィルタ351は、デルタシグマ変調を行うためのフィルタである。量子化器361は、フィルタ351通過後の信号を量子化する。フィルタ371は、通過帯域外の雑音を抑圧するためのフィルタである。加算器381は、量子化器361から出力された信号をフィードバックする。送信周波数変換部341では、フィルタ351のタップ係数を変更することで零点配置の変更が可能となるが、タップ係数の数によってデルタシグマ変調の次数が決定される。デルタシグマ変調において発生するノッチ数の最大値は、デルタシグマ変調の次数と等しくなる。また、設定するべき零点の数も、デルタシグマ変調の次数と等しくなる。
つづいて、データ伝送システム500において、送信局300から受信局200へデータ伝送を行う際の各装置の動作および制御局100の制御方法について説明する。一般的に、チャネライザを搭載した衛星は、周波数をチャネルという単位に分割し、チャネルをビームに割り当てることで周波数割り当てを実現する。本実施の形態では、制御局100の周波数制御部104が、各ビームが使用するチャネルを決定する。ここで、同一のチャネルを複数のビームで使用すれば多くのビームで効率的に周波数資源を利用することができるが、同一のチャネルを利用するビームの間隔が狭くなりすぎると干渉によってチャネルごとの容量が小さくなってしまい、結果としてデータ伝送システム500の容量、すなわちデータ通信量が低下してしまう。そのため、制御局100の周波数制御部104は、ビームへの適切なチャネル割り当てが必要となる。各ビームが使用する周波数帯の決定方法としては、例えば、ビーム間での干渉量が最小となるような割り当て方法がある。
図8は、実施の形態1に係る制御局100の動作を示すフローチャートである。制御局100において、零点制御部103は、零点配置の仮決定を行い、零点配置情報を演算処理部105に出力する(ステップS101)。演算処理部105は、零点制御部103から零点配置情報を取得する。また、演算処理部105は、周波数制御部104からチャネルの各ビームへの割り当てを示すチャネル配置情報を取得する。演算処理部105は、周波数制御部104で決定されたビームのチャネル配置において、零点制御部103で仮決定された零点配置に対する受信品質推定値を導出する(ステップS102)。
演算処理部105は、導出した受信品質推定値が規定された閾値以上か否かを判定する(ステップS103)。導出した受信品質推定値が規定された閾値未満の場合(ステップS103:No)、演算処理部105は、零点制御部103に対して零点配置候補が残っているか否かを確認する(ステップS104)。零点配置候補が残っている場合(ステップS104:Yes)、演算処理部105は、零点制御部103に対して次の零点配置の仮決定を指示する。零点制御部103は、次の零点配置の仮決定を行い、零点配置情報を演算処理部105に出力する(ステップS105)。演算処理部105は、周波数制御部104で決定されたビームのチャネル配置において、零点制御部103で仮決定された零点配置に対する受信品質推定値を導出する(ステップS102)。
ここで、零点配置とチャネル配置との関係について説明する。図9は、実施の形態1に係るデータ伝送システム500の送信局300における通過帯域および雑音の関係を示す図である。前述のように、送信局300は、デルタシグマ変調によって通過帯域内の雑音を低減する。しかしながら、通過帯域内において、雑音が大きく盛り上った部分と、雑音が低減されたノッチの部分が発生する。
図10は、実施の形態1に係るデータ伝送システム500の送信局300における零点配置とチャネル配置との関係を示す第1の図である。図10において、#Aはチャネル#Aを示し、#Bはチャネル#Bを示す。後述する図11においても同様とする。チャネル♯Aと雑音とが図10に示すような位置関係の場合、チャネル♯Aは、雑音の大きい部分に重なっているため、受信品質推定値は低くなる。また、チャネル♯Bと雑音とが図10に示すような位置関係の場合、チャネル♯Bは、チャネル幅は広いがチャネル♯Bと重なるノッチの数は1つのみであるため、チャネル♯Bと重なる雑音の量が多い。このようなケースでは、データ伝送システム500は、零点配置を変更してノッチ位置をずらすことで、各チャネルの受信品質推定値の向上が見込める。
図11は、実施の形態1に係るデータ伝送システム500の送信局300における零点配置とチャネル配置との関係を示す第2の図である。データ伝送システム500は、図11に示すように、各チャネルとノッチとを重ねるように配置し、幅の広いチャネルに対しては複数のノッチを重ねるように配置することで、受信品質推定値の向上が可能である。ただし、チャネルの数および配置によって、受信品質の良好なノッチ位置は変化する。そのため、データ伝送システム500は、複数の零点配置候補において受信品質推定値を導出する必要がある。
データ伝送システム500において制御局100は、零点配置を仮決定して受信品質推定値を導出する処理を、受信品質推定値が規定された閾値以上になるまで繰り返し実施する。本実施の形態では、制御局100は、通過帯域内に一定周波数ごとにノッチ候補点を設定し、ノッチ候補点の組み合わせごとに受信品質推定値を導出する。ノッチ候補点の数がmであり、デルタシグマ変調器の次数がnであった場合、零点の選び方の全組み合わせCz1は、重複組み合わせとなるため以下の式(1)で表すことができる。
Figure 0007118310000001
制御局100において、演算処理部105は、最大でCz1通りの零点配置の組み合わせの受信品質推定値を導出する。なお、演算処理部105は、零点配置を決定する方法について、ノッチ候補点から次数分のノッチを選択する全組み合わせにおける受信品質推定値を導出して記録しておき、閾値以上か否かを判定してもよい。
図8のフローチャートの説明に戻る。演算処理部105は、導出した受信品質推定値が規定された閾値以上か否かを判定する(ステップS103)。導出した受信品質推定値が規定された閾値以上の場合(ステップS103:Yes)、演算処理部105は、零点配置を決定する(ステップS106)。演算処理部105は、送信局300が使用する零点配置を決定した場合、その旨を零点制御部103に通知する。零点制御部103は、仮決定していた零点配置を示す零点配置情報をフィルタ制御部102に出力する。このとき、演算処理部105は、零点配置をビームごとに独立して決定する。零点制御部103は、全ビーム分の零点配置情報をフィルタ制御部102に出力する。
フィルタ制御部102は、零点配置情報に基づいてフィルタの係数を導出し、フィルタ情報を制御情報送受信部101に出力する。制御情報送受信部101は、周波数制御部104から取得したチャネル配置情報、およびフィルタ制御部102から取得したフィルタ情報を、制御情報として送信局300に送信する(ステップS107)。なお、零点配置候補が残っていない場合(ステップS104:No)、演算処理部105は、零点配置を決定せず、制御局100は、図8に示すフローチャートの動作を終了する。このように、制御局100では、演算処理部105は、受信品質推定値が規定された閾値以上になるように、零点配置を決定する。演算処理部105は、導出した受信品質推定値が規定された閾値未満の場合、受信品質推定値が規定された閾値以上になるように、零点制御部103に零点配置を変更させる。
制御局100は、図8に示すフローチャートによる処理時間を短縮するため、遺伝的アルゴリズムのような最適化アルゴリズムを用いてもよい。また、チャネル配置情報から計算によって良好な受信品質が得られる零点配置を求めることができる場合、零点制御部103は、チャネル配置情報から良好な受信品質が得られる零点配置をフィルタ制御部102に出力する。
つぎに、制御局100から制御情報を受信した送信局300の動作について説明する。図12は、実施の形態1に係る送信局300の動作を示すフローチャートである。送信局300において、制御情報送受信部311は、制御局100から制御情報を受信する(ステップS201)。制御情報送受信部311は、対応したビームの送信周波数変換部341に制御情報を出力する。送信周波数変換部341は、制御情報に含まれるフィルタ情報に基づいて、フィルタの係数を設定する(ステップS202)。
なお、データ伝送システム500は、送信局300が衛星に搭載されている場合、制御局100の機能を衛星に搭載し、制御局100と衛星の制御部とが接続されるよう構成にしてもよい。
つづいて、制御局100のハードウェア構成について説明する。制御局100において、制御情報送受信部101、フィルタ制御部102、零点制御部103、周波数制御部104、および演算処理部105は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。処理回路は制御回路とも呼ばれる。
図13は、実施の形態1に係る制御局100が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路90の構成例を示す図である。図13に示す処理回路90は制御回路であり、プロセッサ91およびメモリ92を備える。処理回路90がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路90の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路90では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路90は、制御局100の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。このプログラムは、処理回路90により実現される各機能を制御局100に実行させるためのプログラムであるともいえる。このプログラムは、プログラムが記憶された記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体など他の手段により提供されてもよい。
上記プログラムは、周波数制御部104が、周波数を分割した単位であるチャネルの各ビームへの割り当てを示すチャネル配置情報を生成する第1のステップと、零点制御部103が、デルタシグマ変調の零点配置を変更し、変更するごとに零点配置を示す零点配置情報を生成する第2のステップと、演算処理部105が、チャネル配置情報および零点配置情報を用いて、送信局300が使用する零点配置を決定する第3のステップと、を制御局100に実行させるプログラムであるとも言える。
ここで、プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などである。また、メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図14は、実施の形態1に係る制御局100が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路93の例を示す図である。図14に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。処理回路については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
なお、制御局100のハードウェア構成について説明したが、送信局300のハードウェア構成についても、制御局100のハードウェア構成と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、データ伝送システム500において、制御局100は、デルタシグマ変調を行う送信局300のチャネル配置に応じて零点配置を設定し、ノッチ位置を調整することとした。これにより、データ伝送システム500は、送信局300からの信号を受信する受信局200での受信品質を向上させることができる。データ伝送システム500は、送信局300のハードウェア構成を変更することなく、受信局200での受信品質を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、良好な受信品質が得られる零点配置を選択する場合について説明した。実施の形態2では、零点配置に加えて、良好な受信品質が得られるチャネル配置を選択する場合について説明する。
実施の形態2において、データ伝送システム500の構成は、図1に示す実施の形態1のデータ伝送システム500の構成と同様である。データ伝送システム500では、零点配置を変更し、ノッチ位置をずらす場合、信号が配置されていない周波数帯で雑音が大きくなる。この雑音は、ノッチ位置をずらしたビームでは問題とならないが、その周波数帯を使用する他のビームに対しては干渉を与える。そのため、零点配置およびチャネル配置については、他のビームへの影響まで含めて検討する必要がある。
図15は、実施の形態2に係る制御局100の構成例を示すブロック図である。実施の形態2では、導出した受信品質推定値が規定された閾値に達していない場合、周波数制御部104は、別のチャネル配置候補を演算処理部105に出力する。
図16は、実施の形態2に係る制御局100の動作を示すフローチャートである。本実施の形態では、制御局100は、実施の形態1では指定していなかったチャネル配置についても仮決定および評価を繰り返し実施することで、一層の受信品質の向上を実現する。
制御局100において、周波数制御部104は、全ビームのチャネル配置の仮決定を行い、チャネル配置情報を演算処理部105に出力する(ステップS301)。零点制御部103は、全ビームの零点配置の仮決定を行い、零点配置情報を演算処理部105に出力する(ステップS302)。演算処理部105は、周波数制御部104からチャネル配置情報を取得し、零点制御部103から零点配置情報を取得する。演算処理部105は、周波数制御部104で仮決定されたチャネル配置および零点制御部103で仮決定された零点配置に対する受信品質推定値を導出する(ステップS303)。
演算処理部105は、受信品質推定値の導出の際、自ビームのみならず、他のビームからの干渉についても考慮しなければならない。自ビームに割り当てられたチャネルが他ビームにも割り当てられている場合、自ビームに割り当てられたチャネルは、干渉を受けることになる。また、他ビームでは零点配置によって雑音の形状が変わるが、自ブームで使用しているチャネルの周波数帯における雑音は、自ビームに干渉を与える。このことから、演算処理部105は、受信品質推定値の導出のため、自ビームのチャネル配置および零点配置に加え、他ビームのチャネル配置および零点配置、さらにビーム間の距離情報が必要となる。そのため、演算処理部105は、周波数制御部104および零点制御部103から、他ビームについての情報も取得する。
演算処理部105は、導出した受信品質推定値が規定された閾値以上か否かを判定する(ステップS304)。導出した受信品質推定値が規定された閾値未満の場合(ステップS304:No)、演算処理部105は、零点制御部103に対して零点配置候補が残っているか否かを確認する(ステップS305)。零点配置候補が残っている場合(ステップS305:Yes)、演算処理部105は、零点制御部103に対して次の零点配置の仮決定を指示する。零点制御部103は、次の零点配置の仮決定を行い、零点配置情報を演算処理部105に出力する(ステップS306)。
このとき、零点配置の候補数Cz2は、ノッチ候補点の数がmであり、デルタシグマ変調器の次数がn、ビーム数がnであった場合、以下の式(2)で表すことができる。
Figure 0007118310000002
実施の形態2では、全ビームの零点配置が相互に影響を及ぼすことから、全ビームの零点配置の組み合わせについて検討する必要がある。従って、1ビームでの零点配置の組み合わせのビーム数乗の組み合わせが実施の形態2での零点配置の候補数となる。制御局100は、零点配置の全候補について受信品質推定値を導出し、受信品質推定値が規定された閾値に達しなかった場合、チャネル配置の候補を変更する。チャネル数がnであり、ビームiでの要求チャネル数をnとし、全ビームに要求分のチャネルを割り当てるという条件の場合、チャネル数の全組み合わせCは、以下の式(3)で表すことができる。
Figure 0007118310000003
実施の形態2において、演算処理部105は、最大でCz2×C通りの零点配置の組み合わせの受信品質推定値を導出する。
図16のフローチャートの説明に戻る。演算処理部105は、周波数制御部104で仮決定されたチャネル配置および零点制御部103で仮決定された零点配置に対する受信品質推定値を導出する(ステップS303)。演算処理部105は、導出した受信品質推定値が規定された閾値以上か否かを判定する(ステップS304)。導出した受信品質推定値が規定された閾値未満の場合(ステップS304:No)、演算処理部105は、零点制御部103に対して零点配置候補が残っているか否かを確認する(ステップS305)。零点配置候補が残っていない場合(ステップS305:No)、演算処理部105は、零点制御部103で仮決定された零点配置候補を初期化する(ステップS307)。演算処理部105は、周波数制御部104に対してチャネル配置候補が残っているか否かを確認する(ステップS308)。チャネル配置候補が残っている場合(ステップS308:Yes)、演算処理部105は、周波数制御部104に対して次のチャネル配置の仮決定を指示する。周波数制御部104は、次のチャネル配置の仮決定を行い、チャネル配置情報を演算処理部105に出力する(ステップS309)。
演算処理部105は、周波数制御部104で仮決定されたチャネル配置および零点制御部103で仮決定された零点配置に対する受信品質推定値を導出する(ステップS303)。演算処理部105は、導出した受信品質推定値が規定された閾値以上か否かを判定する(ステップS304)。導出した受信品質推定値が規定された閾値以上の場合(ステップS304:Yes)、演算処理部105は、チャネル配置および零点配置を決定する(ステップS310)。演算処理部105は、実施の形態1ではビームごとに独立して零点配置を決定していたが、本実施の形態では、他のビームへの影響を考慮する必要があるため、全ビームについて同時に検討する。演算処理部105は、送信局300が使用する零点配置を決定した場合、その旨を零点制御部103に通知する。零点制御部103は、仮決定していた零点配置を示す零点配置情報をフィルタ制御部102に出力する。
フィルタ制御部102は、零点配置情報に基づいてフィルタの係数を導出し、フィルタ情報を制御情報送受信部101に出力する。制御情報送受信部101は、周波数制御部104から取得したチャネル配置情報、およびフィルタ制御部102から取得したフィルタ情報を、制御情報として送信局300に送信する(ステップS311)。なお、チャネル配置候補が残っていない場合(ステップS308:No)、演算処理部105は、チャネル配置および零点配置を決定せず、制御局100は、図16に示すフローチャートの動作を終了する。このように、制御局100では、演算処理部105は、受信品質推定値が規定された閾値以上になるように、チャネル配置および零点配置を決定する。本実施の形態では、周波数制御部104は、チャネル配置を変更し、変更するごとにチャネル配置情報を生成する。演算処理部105は、受信品質推定値に基づいて送信局300が使用するチャネル配置を決定する。演算処理部105は、導出した受信品質推定値が規定された閾値未満の場合、受信品質推定値が規定された閾値以上になるように、零点制御部103に零点配置を変更させ、周波数制御部104にチャネル配置を変更させる。
つぎに、制御局100から制御情報を受信した送信局300の動作について説明する。図17は、実施の形態2に係る送信局300の動作を示すフローチャートである。送信局300において、制御情報送受信部311は、制御局100から制御情報を受信する(ステップS401)。制御情報送受信部311は、対応したビームの送信周波数変換部341に制御情報を出力する。送信周波数変換部341は、制御情報に含まれるフィルタ情報に基づいて、フィルタの係数を設定する(ステップS402)。また、制御情報送受信部311は、チャネライザ331に制御情報を出力する。チャネライザ331は、制御情報に含まれるチャネル配置情報に基づいて、チャネライザ331に入力される各ビームの使用チャネルを設定する(ステップS403)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、データ伝送システム500において、制御局100は、デルタシグマ変調を行う送信局300のチャネル配置および零点配置を設定し、ノッチ位置を調整することとした。これにより、データ伝送システム500は、実施の形態1と比較して、さらに、送信局300からの信号を受信する受信局200での受信品質を向上させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
100 制御局、101,311 制御情報送受信部、102 フィルタ制御部、103 零点制御部、104 周波数制御部、105 演算処理部、200 受信局、300 送信局、301 中継部、302 送信部、320,342 アンテナ、321 受信周波数変換部、331 チャネライザ、341 送信周波数変換部、351,371 フィルタ、361 量子化器、381 加算器、500 データ伝送システム。

Claims (13)

  1. デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、前記送信局の動作を制御する制御局であって、
    周波数を分割した単位であるチャネルの各ビームへの割り当てを示すチャネル配置情報を生成する周波数制御部と、
    前記デルタシグマ変調の零点配置を変更し、変更するごとに前記零点配置を示す零点配置情報を生成する零点制御部と、
    前記チャネル配置情報および前記零点配置情報を用いて、前記送信局が使用する零点配置を決定する演算処理部と、
    を備えることを特徴とする制御局。
  2. 前記演算処理部は、前記チャネル配置情報および前記零点配置情報を用いて前記受信局における受信品質推定値を導出し、前記受信品質推定値に基づいて前記送信局が使用する零点配置を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御局。
  3. 前記演算処理部は、導出した前記受信品質推定値が規定された閾値未満の場合、前記受信品質推定値が規定された閾値以上になるように、前記零点制御部に零点配置を変更させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御局。
  4. 前記周波数制御部は、チャネル配置を変更し、変更するごとに前記チャネル配置情報を生成し、
    前記演算処理部は、前記受信品質推定値に基づいて前記送信局が使用するチャネル配置を決定する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の制御局。
  5. 前記演算処理部は、導出した前記受信品質推定値が規定された閾値未満の場合、前記受信品質推定値が規定された閾値以上になるように、前記周波数制御部にチャネル配置を変更させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御局。
  6. 前記受信品質推定値は、送信信号の平均Signal to Interference plus Noise Ratio、要求に対する満足度、干渉量のうち少なくとも1つ以上によって定義される、
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の制御局。
  7. デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、制御局によって動作が制御される前記送信局であって、
    前記制御局から制御情報を受信する制御情報送受信部と、
    前記制御情報に基づいて、デルタシグマ変調器のフィルタ係数を変更する送信周波数変換部と、
    を備えることを特徴とする送信局。
  8. 請求項1から6のいずれか1つに記載の制御局と、
    請求項7に記載の送信局と、
    を備えることを特徴とするデータ伝送システム。
  9. デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、前記送信局の動作を制御する制御局を制御するための制御回路であって、
    周波数を分割した単位であるチャネルの各ビームへの割り当てを示すチャネル配置情報を生成、
    前記デルタシグマ変調の零点配置を変更し、変更するごとに前記零点配置を示す零点配置情報を生成、
    前記チャネル配置情報および前記零点配置情報を用いて、前記送信局が使用する零点配置を決定、
    を制御局に実施させることを特徴とする制御回路。
  10. デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、制御局によって動作が制御される前記送信局を制御するための制御回路であって、
    前記制御局から制御情報を受信、
    前記制御情報に基づいて、デルタシグマ変調器のフィルタ係数を変更、
    を送信局に実施させることを特徴とする制御回路。
  11. デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、前記送信局の動作を制御する制御局を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    周波数を分割した単位であるチャネルの各ビームへの割り当てを示すチャネル配置情報を生成、
    前記デルタシグマ変調の零点配置を変更し、変更するごとに前記零点配置を示す零点配置情報を生成、
    前記チャネル配置情報および前記零点配置情報を用いて、前記送信局が使用する零点配置を決定、
    を制御局に実施させることを特徴とする記憶媒体。
  12. デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、制御局によって動作が制御される前記送信局を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記制御局から制御情報を受信、
    前記制御情報に基づいて、デルタシグマ変調器のフィルタ係数を変更、
    を送信局に実施させることを特徴とする記憶媒体。
  13. デルタシグマ変調を行う送信局が受信局にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、前記送信局の動作を制御する制御局のデータ伝送制御方法であって、
    周波数制御部が、周波数を分割した単位であるチャネルの各ビームへの割り当てを示すチャネル配置情報を生成する第1のステップと、
    零点制御部が、前記デルタシグマ変調の零点配置を変更し、変更するごとに前記零点配置を示す零点配置情報を生成する第2のステップと、
    演算処理部が、前記チャネル配置情報および前記零点配置情報を用いて、前記送信局が使用する零点配置を決定する第3のステップと、
    を含むことを特徴とするデータ伝送制御方法。
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