下記は、添付の図面を参照して、本願の技術的解決策を記載する。
本願の実施形態における態様、場合、タイプ、および実施形態の分割は、単に記述の簡単のためであり、いかなる特別な限定を構成すべきでもなく、態様、タイプ、場合、および実施形態の特徴は、それらが相互に排他的でない場合には、組み合わされてもよいことを理解しておくべきである。
本明細書における用語「および/または」は、結びつけられるオブジェクトを記述するための結びつき関係のみを記述し、3つの関係が存在しうることを表わす。たとえば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在、AとBの両方が存在、Bのみが存在という3つの場合を表わす。また、本明細書における記号「/」は、一般に、結びつけられるオブジェクト間の「または」関係を示す。
さらに、本願の実施形態における用語「第1の」および「第2の」は、単に区別のために使用されるに過ぎず、本願に対するいかなる限定としても解釈されるべきではないことを理解しておくべきである。
上記の諸プロセスのシーケンス番号は、本願のさまざまな実施形態における実行シーケンスを意味するものではないことを理解しておくべきである。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本願の実施形態の実装プロセスに対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。
サービス能力開示アーキテクチャでは、サービス能力サーバー(Services Capability Server、SCS)/アプリケーション・サーバー(Application Server、AS)が、ユーザー装置(User Equipment、UE)のためにイベントにサブスクライブするようサポートされる。SCS/ASは、接続性喪失(Loss of connectivity)イベントおよびUE到達可能性(UE reachability)イベントを含む、UEについての複数のイベントにサブスクライブすることがある。
接続性喪失は、UEがもはや信号伝達やユーザープレーンのために到達可能でないことを3GPPネットワークが検出することを意味する。接続性喪失は、通例、構成されたモバイル到達可能タイマーの期限が切れることをMME/SGSN/AMFネットワーク要素が検出するときに、検出される。モバイル到達可能タイマーが期限切れになると、接続性喪失イベントが発生する。つまり、UEはもはや信号伝達またはユーザープレーンについて到達可能でない。
UE到達可能性は、UEがショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)または下りリンク・データのために到達可能になることを3GPPネットワークが検出することを意味する。UE到達可能性は、通例、UEが接続モード(ECM-CONNECTED)に変わるか、ページングのために到達可能になることをMME/SGSN/AMFが検出するときに検出される。UEが接続モードに変わるか、ページング可能であることをMME/SGSN/AMFが検出した場合、UE到達可能性イベントが発生する。
従来技術では、UEが送信されるべきデータをもたないとき、UEはアイドル・モードまたは省エネルギー・モードにある。ネットワークによって構成されているサブスクライブされた定期更新タイマー(たとえば、ルーティング領域更新(Routing Area Update)/トラッキング領域更新(Tracking Area Update)/登録領域更新(Registration Area Update)タイマー)が満了すると、UEはネットワークと対話して、定期的なRAU/TAU/登録領域更新手順を実行する。UEが正常な定期的RAU/TAU/登録領域更新を実行する場合、UEが特定の時間内に到達可能であることが保証される。さもなければ、UEはもはや到達可能ではない。
SCS/ASがイベントにサブスクライブするとき、HSS/UDMが、SCS/ASのイベント・サブスクリプションに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定する。イベント・タイプが接続性喪失であり、イベント・サブスクリプション要求が最大検出時間(Maximum Detection Time)を担持する場合、HSS/UDMは、最大検出時間に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定する。たとえば、HSS/UDMは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間として前記最大検出時間を使用するか、または、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間として前記最大検出時間と事前設定された持続時間との間の差を使用してもよい。事前設定された持続時間は通例4分である。しかしながら、これは本願の実施形態において限定されない。イベント・タイプがUE到達可能性であり、イベント・サブスクリプション要求が最大レイテンシー(Maximum Latency)を担持する場合、HSS/UDMは、最大レイテンシーに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定する。たとえば、HSS/UDMは、最大レイテンシーをUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間として使用してもよい。最大検出時間は、ネットワークとUEが互いに通信しない最大時間期間を示す。この時間期間の後、ネットワークは、該イベントにサブスクライブしているSCS/SAに、UEが到達不能であることを通知する必要がある。最大レイテンシーは、下りリンク・データ伝送のために受け入れ可能な最大レイテンシーを示す。
従来技術では、SCS/ASがイベントにサブスクライブするとき、同じUEについて別のイベントへのサブスクリプションがすでに存在し、既存のイベント・サブスクリプション要求および新規のイベント・サブスクリプション要求の両方が、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定するために使用される時間パラメータを担持する場合、HSS/UDMネットワーク要素は、ネットワーク・ポリシーに従って、新規のイベント・サブスクリプション要求を拒否するか受諾するかを決定する必要がある。HSS/UDMが新規のイベント・サブスクリプション要求を受け入れる場合、既存のイベント・サブスクリプション要求は取り消される。複数のイベント・サブスクリプションをサポートすることはできない。
これに鑑み、本願はイベント・サブスクリプション方法を提供する。本方法では、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、2つのイベント・サブスクリプションが有効になれるようにするために、2つのイベント・サブスクリプション要求を受け入れることができる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
図1は、本願に適用可能なシステム100の概略ブロック図である。図1に示されるように、システム100は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110と、移動性管理機能ネットワーク要素120とを含む。任意的に、システムは、さらに、第1の能力開示機能ネットワーク要素130と、第2の能力開示機能ネットワーク要素140とを含んでいてもよい。さらに、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、ホーム・サブスクライバー・サーバーまたは統一データ管理機能ネットワーク要素である。任意的に、移動性管理機能ネットワーク要素120は、サービスする汎用パケット無線サービス・サポート・ノード、移動性管理ユニット、またはアクセス制御・移動性管理機能ネットワーク要素である。
任意的に、システムは、図示されていないUEをさらに含んでいてもよい。
ある可能な実装では、システム100は、複数のサブスクリプション・イベントをモニタリングするために、本願で提供されるイベント・サブスクリプション方法を実装してもよい。たとえば、システム100は2つのサブスクリプション・イベントをモニタリングする。下記は、2つのイベントのうちの第2のイベントのイベント・タイプに基づくシステム100について詳細に述べる。
A:第2のイベントのイベント・タイプが接続性喪失。
ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、まず、第2のメッセージを受信するように構成される。第2のメッセージは、第2のイベントにサブスクライブするために使用され、第2のメッセージは、第2の時間パラメータおよび第2のイベントのタイプを含み、第2のイベントのタイプは、第2のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、第2のイベントのタイプは、接続性喪失である。次いで、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、第1のイベントおよび前記第2のイベントに対して、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間および第2の時間パラメータに基づいて、または、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータの組み合わせおよび第1のイベントのタイプと第2のイベントのタイプの組み合わせのうちの少なくとも一方に基づいて、モニタリング管理動作を実行する。第1のイベントのタイプは、第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて決定される。
任意的に、第2の時間パラメータは、最大検出時間であってもよい。最大検出時間については、上記の説明を参照されたい。詳細をここで再び述べることはしない。
具体的には、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、まず第1のイベントへのサブスクリプション(または第1のイベントにサブスクライブするための要求)を受信し、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定してもよい。たとえば、第1のイベントへのサブスクリプションがUE到達可能性イベントにサブスクライブするために使用される場合、すなわち、第1のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、受信された最大レイテンシーを、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間として使用してもよい。別の例として、第1のイベントへのサブスクリプションが接続性喪失イベントにサブスクライブするために使用される場合、すなわち、第1のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、受信された最大検出時間をUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間として使用するか、または、最大検出時間と事前設定された持続時間との間の差をUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間として使用してもよい。事前設定された持続時間は通例4分である。しかしながら、これは、本願のこの実施形態において限定されない。次いで、第2のメッセージを使用して第2のイベントへのサブスクリプション(または第2のイベントにサブスクライブする要求)を受信すると、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れ、第1のイベントへのサブスクリプションを削除しない、換言すれば、第1のイベントへのサブスクリプションと第2のイベントへのサブスクリプションの両方を受け入れ、第1のイベントおよび第2のイベントに対して、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの現在の持続時間および第2の時間パラメータに基づいて、またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの現在の持続時間と第2の時間パラメータの組み合わせおよび第1のイベントのタイプと第2のイベントのタイプの組み合わせの少なくとも一方に基づいて、モニタリング管理動作を同時に実行する。
したがって、同じUEについて2つのイベント・サブスクリプション要求を受け入れる場合、本願のこの実施形態におけるユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第1のイベントおよび第2のイベントに対して、第2のイベントのタイプに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間および第2の時間パラメータに基づいて、または、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータの組み合わせおよび第1のイベントのタイプと第2のイベントのタイプの組み合わせのうちの少なくとも一方に基づいて、モニタリング管理動作を実行することができる。このようにして、第1のイベントへのサブスクリプションと、第2のイベントへのサブスクリプションの両方が有効になれる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間よりも大きい、それに等しい、およびそれよりも短いという3つの異なる場合において、異なるモニタリング管理動作を実行する。以下は、これらの3つの場合について述べる。
まず、移動性管理機能ネットワーク要素のモバイル到達可能タイマーが、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの現在の持続時間に基づいて設定されることが理解されるべきである。
第1の場合、第2の時間パラメータは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間よりも大きい。
この場合、モニタリング管理動作は:ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、第1のタイマーの持続時間を決定し、イベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信することを含む。
イベント・パラメータ情報は、第1のタイマーの持続時間と、第2のイベントのタイプを含む。第1のタイマーの持続時間は、第2のイベントにサブスクライブするために使用され、第1のタイマーの持続時間は、第2のイベントのタイプに関連付けられる、または第1のタイマーの持続時間は、第2のイベントまたは第2のイベントへのサブスクリプションに関連付けられる。あるいはまた、第1タイマーの持続時間は、移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーを設定するために使用され、第1のタイマーは、第2のイベントにサブスクライブするために使用される。具体的には、第2のイベントのタイプが接続性喪失イベントであり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間よりも大きい場合、移動性管理機能ネットワーク要素のモバイル到達可能タイマーの持続時間は変わらないままであり、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントへのサブスクリプションに関連するタイマーの持続時間、すなわち、移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーの持続時間を決定する必要がある。第2のイベントのタイプを移動性管理機能ネットワーク要素に送信するとき、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントのタイプに関連付けられた、第1のタイマーの持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する。第1のタイマーの持続時間を受信した後、移動性管理機能のネットワーク要素は、第1のタイマーの持続時間に基づいて第1のタイマーを設定する。ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素が、第2のイベントのタイプおよび第2のタイマーの持続時間を送信するときに、第1のイベントのタイプ、またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定するために使用されるパラメータを送信しない場合は、移動性管理機能ネットワーク要素は、デフォルトにより、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの既存の持続時間を変更しない。この場合、移動性管理機能のネットワーク要素は、モバイル到達可能タイマーおよび第1タイマーの2つのタイマーをもつ。第1のタイマーは、移動性管理機能のネットワーク要素に新たに追加されたタイマーである。モバイル到達可能タイマーは、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて設定される。対応して、UEのサブスクライブされたタイマーも、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて設定される。第2のタイマーは、第2のイベントへのサブスクリプションに基づいて設定される。移動性管理機能ネットワーク要素は、第1のタイマーを使用して第2のイベントをモニタリングしてもよい。第1のイベントのタイプもUE到達可能性イベントである場合、移動性管理機能ネットワーク要素は、UEが接続モードに変わるか、ページングのために到達可能になることをモニタリングすることによって、第1のイベントをモニタリングしてもよい。第1のイベントのタイプも接続性喪失イベントである場合、移動性管理機能ネットワーク要素は、モバイル到達可能タイマーに基づいて第1のイベントをモニタリングしてもよい。
任意的に、イベント・パラメータ情報は、さらに、第1のイベントのタイプおよびUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を含んでいてもよい。
換言すれば、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントのタイプおよび第2のタイマーの持続時間を送信しながら、第1のイベントのタイプおよびUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間も送信する。第1のイベントのタイプは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に関連付けられる。
任意的に、第1の場合が満たされる場合、第2のタイマーの持続時間は、第2の時間パラメータに等しくてもよい。この場合、モバイル到達可能タイマーおよび第1のタイマーは同時に開始される。あるいはまた、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータとの間の差の絶対値であってもよい。この場合、第1のタイマーは、モバイル到達可能タイマーが期限切れになる間に開始される。
第2の場合には、第2の時間パラメータは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に等しい。
この場合、モニタリング管理動作は:ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、移動性管理機能ネットワーク要素にイベント・パラメータ情報を送信することを含む。イベント・パラメータ情報は、第2のイベントのタイプを含む。
加えて、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに、指示情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信してもよい。指示情報は、第2のイベントへのサブスクリプションがモバイル到達可能タイマーに関連付けられていることを示すために使われる、またはモバイル到達可能タイマーが第2のイベントにサブスクライブするためにさらに使われることを示すために使われる。あるいはまた、ユーザー・データ管理ネットワーク要素がいかなる時間パラメータも送信しない場合、移動性管理機能ネットワーク要素は、デフォルトで、第2のイベントへのサブスクリプションがモバイル到達可能タイマーに関連付けられていると考える。第1のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、第1のイベントへのサブスクリプションはモバイル到達可能タイマーにも関連付けられる。
具体的には、第2のイベント・タイプのタイプが接続性喪失であり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に等しい場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーはリセットされる必要はない。ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントのタイプのみを送信してもよく、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信しなくてもよい。ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素が、第2のイベントのタイプを送信する際に、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定するために使用されるパラメータを送信しない場合、移動性管理機能ネットワーク要素は、デフォルトにより、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの既存の持続時間を変更しない。第2のイベントのタイプを受信した後、移動性管理機能ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要がないと判断してもよい。対応して、モバイル到達可能タイマーもリセットされる必要がない。移動性管理機能ネットワーク要素は、モバイル到達可能タイマーを使用して、第2のイベントをモニタリングしてもよい。第1のイベントのタイプも接続性喪失でもある場合、移動性管理機能ネットワーク要素は、モバイル到達可能タイマーを使用して第1のイベントをモニタリングしてもよい。
任意的に、イベント・パラメータ情報は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間をさらに含んでいてもよく、または第1のイベントのタイプをさらに含んでいてもよい。
換言すれば、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素はまた、第2のイベントのタイプを送信しながら、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間または第1のイベントのタイプを送信する。第2のイベントのタイプは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に関連付けられる。
第3の場合においては、第2の時間パラメータは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い。
この場合、モニタリング管理動作は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、第2の時間パラメータに基づいてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定し、イベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信することを含む。
イベント・パラメータ情報は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間と、第2のイベントのタイプを含む。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2のイベントにサブスクライブするために使用されるか、またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2のイベントのタイプに関連付けられる。
さらに、第3の場合が満たされ、第1のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、モニタリング管理動作は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、第1のタイマーの持続時間を決定することをさらに含む。第1のイベントへのサブスクリプションは第1のタイマーの持続時間に関連付けられる、第1のタイマーの持続時間は第1のイベントにサブスクライブするためにさらに使用される、または、第1のタイマーの持続時間は第1のイベントのタイプに関連付けられる。
具体的には、第2のイベントのタイプが接続性喪失イベントであり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短く、第1のイベントのタイプがUE到達可能性である場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーは、第2の時間パラメータに基づいてリセットされる必要がある。第2の時間パラメータに基づいてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定した後、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントのタイプおよびUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を受信した後、移動性管理機能ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを更新し、対応してモバイル到達可能タイマーを更新する。この場合、移動性管理機能のネットワーク要素は、更新されたモバイル到達可能タイマーのみをもつ。移動性管理機能ネットワーク要素は、更新されたモバイル到達可能タイマーを使用して、第2のイベントをモニタリングしてもよい。
第2のイベントのタイプが接続性喪失イベントであり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの現在の持続時間より短く、第1のイベントのタイプが接続性喪失である場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーは第2の時間パラメータに基づいてリセットされる必要があり、移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーはさらに設定される必要がある。第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間と、第1のタイマーの持続時間とを決定した後、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントのタイプと、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間と、第1のタイマーの持続時間とを、移動性管理機能ネットワーク要素に送信する。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を受信した後、移動性管理機能ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを更新し、対応してモバイル到達可能タイマーを更新する。また、移動性管理機能のネットワーク要素は、第1のタイマーの持続時間に基づいて第1のタイマーを設定する。この場合、移動性管理機能のネットワーク要素は、更新されたモバイル到達可能タイマーと第1のタイマーの2つのタイマーをもつ。第1のタイマーは、移動性管理機能のネットワーク要素に新たに追加されたタイマーである。移動性管理機能のネットワーク要素は、モバイル到達可能タイマーを使用して第2のイベントをモニタリングし、第1のタイマーを使用して第1のイベントをモニタリングしてもよい。
任意的に、第3の場合が満たされ、第1のイベントのタイプが接続性喪失である場合、イベント・パラメータ情報は、第1のイベントのタイプをさらに含んでいてもよい。第1のイベントのタイプは、第1のタイマーの持続時間に関連付けられる。
任意的に、第3の場合が満たされる場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2の時間パラメータに等しい。あるいはまた、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2の時間パラメータと事前設定された持続時間との間の差である。事前設定された持続時間は、たとえば4分であってもよい。しかしながら、これは、本願のこの実施形態において限定されない。
さらに、第3の場合が満たされ、第1のイベントのタイプが接続性喪失である場合、第2のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と等しくてもよい。この場合、モバイル到達可能タイマーと第1のタイマーは同時に開始される。あるいはまた、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータとの間の差の絶対値であってもよい。この場合、第2のタイマーは、モバイル到達可能タイマーが期限切れになる間に開始される。
本願のこの実施形態では、第2のイベントのタイプが接続性喪失であり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と比較されるとき、第2の時間パラメータと事前設定された持続時間との間の差が、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と比較されてもよく、上記の対応する場合における動作は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と、第2の時間パラメータと事前設定された持続時間の差との比較の結果に基づいて実行される。
B:第2のイベントのイベント・タイプがUE到達可能性。
ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は:第1のメッセージを受信する段階であって、第1のメッセージは第1のイベントにサブスクライブするために使用され、第1のメッセージは第1の時間パラメータおよび第1のイベントのタイプを含み、第1のイベントのタイプは第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用される、段階と;第1の時間パラメータに基づいてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を決定する段階と;UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間および第1のイベントのタイプを移動性管理機能ネットワーク要素に送信する段階と;第2のメッセージを受信する段階であって、第2のメッセージは第2のイベントにサブスクライブするために使用され、第2のイベントにサブスクライブするための要求メッセージは第2のイベントのタイプを含み、第2のイベントのタイプは第2のイベントのイベント・タイプを示すために使用される、段階と;第2のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、イベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する段階であって、イベント・パラメータ情報は第2のイベントのタイプを含む、段階とを実行するように構成される。
任意的に、第2のメッセージは第2の時間パラメータを含む。第2の時間パラメータが、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素がイベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する前に、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに、第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する。イベント・パラメータ情報は、さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を含む。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2のイベントにサブスクライブするために使用されることが理解されるべきである。
さらに、第1のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間と第1のタイマーの持続時間の両方を決定する。イベント・パラメータ情報はさらに第1のタイマーの持続時間を含み、第1のタイマーの持続時間は、第1のイベントにサブスクライブするために使用される。
具体的には、第2のイベントのタイプがUE到達可能性イベントであり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間以下である場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーおよび移動性管理機能ネットワーク要素のモバイル到達可能タイマーはリセットされる必要はない。ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第2のイベントのタイプを含むイベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するとき、イベント・パラメータ情報は、第1のイベントのタイプをさらに担持してもよい。
第2のイベントのタイプがUE到達可能性イベントであり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短く、第1のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーは、第2の時間パラメータに基づいてリセットされる必要がある。第2の時間パラメータに基づいてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定した後、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントのタイプおよびUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する。さらに、移動性管理機能ネットワーク要素は、第1のイベントのタイプを同時に送信してもよい。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を受信した後、移動性管理機能ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを更新し、対応してモバイル到達可能タイマーを更新する。この場合、移動性管理機能のネットワーク要素は、更新されたモバイル到達可能タイマーのみをもつ。
第2のイベントのタイプがUE到達可能性イベントであり、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短く、第1のイベントのタイプが接続性喪失である場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーは、第2の時間パラメータに基づいてリセットされる必要があり、移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーがさらに設定される必要がある。さらに、移動性管理機能ネットワーク要素は、第1のイベントのタイプを同時に送信してもよい。第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間および第1のタイマーの持続時間を決定した後、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第2のイベントのタイプと、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間と、第1のタイマーの持続時間とを、移動性管理機能ネットワーク要素に送信する。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を受信した後、移動性管理機能ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを更新し、対応してモバイル到達可能タイマーを更新する。また、移動性管理機能のネットワーク要素は、第1のタイマーの持続時間に基づいて第1のタイマーを設定する。この場合、移動性管理機能のネットワーク要素は、更新されたモバイル到達可能タイマーと第1のタイマーの2つのタイマーをもつ。第1のタイマーは、移動性管理機能ネットワーク要素に新たに追加されたタイマーである。移動性管理機能ネットワーク要素は、第1のタイマーを使用して第1のイベントをモニタリングしてもよい。
任意的に、第2のイベントのタイプがUE到達可能性である場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2の時間パラメータに等しくてもよく、更新されたモバイル到達可能タイマーの持続時間は、第1の時間パラメータと事前設定された持続時間の合計に等しい。事前設定された持続時間は、たとえば、4分であってもよい。しかしながら、これは、本願のこの実施形態において限定されない。
さらに、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間であるか、または、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と事前設定された持続時間との合計である。この場合、第2のタイマーとモバイル到達可能タイマーは同時に開始される。あるいはまた、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータとの間の差の絶対値である。この場合、第1のタイマーは、モバイル到達可能タイマーが期限切れになる間に開始される。
任意的に、本願のある実施形態では、第2のイベントのタイプがUE到達可能性である場合、第2のメッセージは、第2の最大応答時間をさらに含んでいてもよく、第2の最大応答時間が第1の最大応答時間より大きい場合、イベント・パラメータ情報は、第2の最大応答時間をさらに含む;および/または、第2のメッセージが、第2の提案された下りリンク・パケット数をさらに含んでおり、第2の提案された下りリンク・パケット数が第1の提案された下りリンク・パケット数より大きい場合、イベント・パラメータ情報は、第2の提案された下りリンク・パケット数をさらに含む。
最大応答時間は、UEが到達可能状態にある時間を示すために使用される。第1の最大応答時間は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれる最大応答時間のうちの最大値である。提案された下りリンク・パケット数は、UEが到達不能であるとき、ネットワーク要素によってバッファされるパケットの量を示すために使用される。第1の提案された下りリンク・パケット数は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれる、提案される下りリンク・パケット数のうちの最大値である。言い換えると、第1の最大応答時間は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれるすべての最大応答時間のうちの最大値である。第1の提案された下りリンク・パケット数は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれる、すべての提案された下りリンク・パケット数のうちの最大値である。
本願において、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素によって受信された第2のメッセージが第2の能力開示機能ネットワーク要素によって送信されると想定すると、第2のイベントのタイプが接続性喪失であるかUE到達可能性であるかにかかわらず、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素によって移動性管理機能ネットワーク要素に送信されるイベント・パラメータ情報は、第2の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と、第2のイベントへのサブスクリプションのために第2の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子とをさらに含むことが理解されるべきである。第2のイベントが発生した場合、移動性管理機能ネットワーク要素は、第2の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と、第2のイベントへのサブスクリプションのために第2の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子とに基づいて、第2のイベントに関するレポートを、第2の能力開示機能ネットワーク要素に送ってもよい。第1のイベントへのサブスクリプションまたは第1のメッセージが第1の能力開示機能ネットワーク要素によって送信されると想定すると、第1のイベントのタイプが接続性喪失であるかUE到達可能性であるかにかかわらず、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するとき、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第1の能力開示機能ネットワーク要素の識別子および第1のイベントへのサブスクリプションのために第1の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられた参照識別子をさらに送信する。第1のイベントが発生したとき、移動性管理機能ネットワーク要素は、第1の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と、第1のイベントへのサブスクリプションのために第1の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられた参照識別子とに基づいて、第1のイベントに関する報告を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送ってもよい。
別の可能な実装では、システム100は、本願において通信方法を実装してもよい。
ユーザー・データ管理ネットワーク要素110は、第2のメッセージを受信する段階であって、第2のメッセージは第2の時間パラメータを含む、段階と;第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、第2の時間パラメータに基づいてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する段階であって、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを更新するために使用され、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって受信された第1のメッセージ内の第1の時間パラメータに基づいて決定される、段階と;UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を、移動性管理ネットワーク要素に送信する段階とを実行するように構成される。
任意的に、第2の時間パラメータは、最大レイテンシーであってもよく、または、最大検出時間であってもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、最大レイテンシーに等しくてもよく、または、最大検出時間に等しいか、または、それよりわずかに小さくてもよい(たとえば、最大検出時間より4分短くてもよい)。
具体的には、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、まず、第1のメッセージ内の第1の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定する。第2のメッセージを受信した後、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のメッセージ内の第2の時間パラメータを、ユーザー・データ管理ネットワーク要素に記憶されている、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と比較する。第2の時間パラメータが、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を受信した後、移動性管理機能ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーおよび移動性管理機能ネットワーク要素のモバイル到達可能タイマーを、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間に基づいて更新してもよい。
よって、本願のこの実施形態におけるユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在受信されている第2のパラメータと、ユーザー・データ管理ネットワーク要素に記憶されている、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間との間の小さいほうの値に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定する。このようにして、UEは、以前のパラメータ構成を満たすときに、現在のパラメータ構成をも満たすことができる。たとえば、ユーザー・データ管理ネットワーク要素に記憶されている、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、2時間である、すなわち、前のパラメータ構成において構成されている、UEの最大レイテンシーは、2時間である、または、2時間と事前設定された持続時間の差分(たとえば、4分)であり、現在のパラメータ構成、すなわち、第2のメッセージを使用して構成された、UEの最大レイテンシーは1時間である。UEが最大レイテンシーが1時間であることを満たすことを条件に、UEは最大レイテンシーが2時間であることを確実に満たす。
任意的に、第1のメッセージは、第1のイベントのタイプを含む。ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに、第1のイベントのタイプを移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成される。第1のイベントのタイプは、第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用される。
言い換えれば、第1のメッセージは第1のイベントにサブスクライブするために使用される。第1のイベントにサブスクライブするとき、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに第1のイベントのイベント・タイプ、すなわち第1のイベントのタイプを移動性管理機能ネットワーク要素に送信する必要がある。
さらに、第1のイベントが発生したときに第1のイベントが報告される必要がある場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに、第1のイベントを報告するために要求されるパラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に通知する必要があることが理解されるべきである。たとえば、第1のメッセージが第1の能力開示機能ネットワーク要素によって送信される場合、ユーザー・データ管理機能ネットワーク要素は、第1の能力開示機能ネットワーク要素の識別子および第1のイベントへのサブスクリプションのために第1の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子を、移動性管理機能ネットワーク要素に通知する必要がある。第1のイベントが発生したとき、移動性管理機能ネットワーク要素は、第1の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と第1のイベントへのサブスクリプションのために第1の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子に基づいて、第1のイベントに関する報告を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送ってもよい。
さらに、第1のイベントのタイプがUE接続性喪失イベントである場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに:第1のタイマーの持続時間を、第2の時間パラメータおよび/またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間パラメータに基づいて決定し;さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する際に、第1のタイマーの持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成される。ここで、第1のタイマーの持続時間は、移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーを設定するために使用され、第1のタイマーは第1のイベントにサブスクライブするために使用される。
換言すれば、第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短く、第1のイベントのタイプがUE接続性喪失イベントである場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定するために使用される時間パラメータ、すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を再決定する必要があり、さらに、移動性管理機能ネットワーク要素に新たに追加されたタイマー(すなわち、第1のタイマー)の持続時間を決定する必要がある。移動性管理機能ネットワーク要素は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーおよび移動性管理機能ネットワーク要素のモバイル到達可能タイマーを更新し、第1のタイマーの持続時間に基づいて、第1のタイマーを設定してもよい。
任意的に、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間である。あるいはまた、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータとの間の差の絶対値である。
任意的に、第2のメッセージは、さらに第2の最大応答時間を含んでいてもよく、第2の最大応答時間が第1の最大応答時間より大きい場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに、第2の最大応答時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成され;および/または、第2のメッセージは、さらに、第2の提案された下りリンク・パケット数を含んでいてもよく、第2の提案された下りリンク・パケット数が第1の提案された下りリンク・パケット数より大きい場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、さらに、第2の提案された下りリンク・パケット数を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成される。
最大応答時間は、UEが到達可能状態にある時間を示すために使用される。第1の最大応答時間は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれる最大応答時間のうちの最大値である。提案された下りリンク・パケット数は、UEが到達不能であるとき、ネットワーク要素によってバッファされるパケットの量を示すために使用される。第1の提案された下りリンク・パケット数は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれる、提案される下りリンク・パケット数のうちの最大値である。
ある可能な実装では、移動性管理機能ネットワーク要素120は:
UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間、第1のイベントのタイプ、および第2のイベントのタイプを受信する段階であって、第1のイベントのタイプは第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、第2のイベントのタイプは第2のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、第1のイベントのタイプは接続性喪失イベントまたはUE到達可能性イベントであり、第2のイベントのタイプは接続性喪失イベントまたはUE到達可能性イベントである、段階と;UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に基づいて移動性管理機能ネットワーク要素のモバイル到達可能タイマーを設定する段階と;第1のイベントおよび第2のイベントをモニタリングする段階とを実行するよう構成される。
第1のイベントのタイプと第2のイベントのタイプは、移動性管理機能ネットワーク要素によって同時に受信されてもよいし、移動性管理機能ネットワーク要素によって同時に受信されなくてもよいことを理解しておくべきである。
さらに、本明細書におけるUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間であってもよく、または、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110の前述の記述におけるUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間であってもよいことを理解しておくべきである。要約すると、本明細書におけるUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの最終的に使用される持続時間である。
本願のこの実施形態における移動性管理機能ネットワーク要素は、第1のイベントと第2のイベントを同時にモニタリングすることができる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
本願のこの実施形態における移動性管理機能ネットワーク要素120は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110の前述の説明における第2の場合に対応しうることが理解されるべきである。
イベント・タイプを受信したとき、本明細書における移動性管理機能ネットワーク要素は、そのイベント・タイプに関連するパラメータ情報をさらに受信することが理解されるべきである。たとえば、第1のイベントのタイプを受信するとき、移動性管理機能ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションのための参照識別子を割り当てる第1の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と、第1のイベントへのサブスクリプションのために第1の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子とをさらに受信する。第1のイベントが発生するとき、移動性管理機能ネットワーク要素は、第1の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と、第1のイベントへのサブスクリプションのために第1の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子とに基づいて、第1のイベントを、第1の能力開示機能ネットワーク要素に報告してもよい。第2のイベントのタイプを受信するとき、移動性管理機能ネットワーク要素は、さらに、第2のイベントへのサブスクリプションのために参照識別子を割り当てる第2の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と、第2のイベントへのサブスクリプションのために第2の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子とを受信する。第2のイベントが発生するとき、移動性管理機能ネットワーク要素は、第2の能力開示機能ネットワーク要素の識別子と第2のイベントへのサブスクリプションのために第2の能力開示機能ネットワーク要素によって割り当てられる参照識別子とに基づいて、第2のイベントを第2の能力開示機能ネットワーク要素に報告してもよい。
任意的に、第1のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、移動性管理機能ネットワーク要素120はさらに:
第1のイベントがモバイル到達可能タイマーに関連付けられ、モバイル到達可能タイマーが期限切れになるときに、第1のイベントを報告するように構成される。
具体的には、第1のイベントが接続性喪失イベントであるとき、移動性管理機能ネットワーク要素がモバイル到達可能タイマーが期限切れになることを検出する場合、そのことは、UEが到達不能であることを示す。この場合、移動性管理機能のネットワーク要素は、第1のイベントを報告するか、または第1のイベントに関する報告を送信する。たとえば、移動性管理機能ネットワーク要素は、第1のイベントを第1の能力開示機能ネットワーク要素に報告してもよい。
任意的に、第1のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、移動性管理機能ネットワーク要素120はさらに:
UEが接続モードに変わるか、またはUEがページングできることを検出したときに第1のイベントを報告するよう構成される。
任意的に、移動性管理機能ネットワーク要素120はさらに:
第1のタイマーの持続時間を受信する段階と;第1のタイマーの持続時間に基づいて第1のタイマーを設定する段階であって、第1のタイマーは第1のイベントに関連付けられる、段階と;第1のタイマーが満了するときに移動性管理機能ネットワーク要素によって第1のイベントを報告する段階とを実行するように構成される。
具体的には、第1のイベントが接続性喪失イベントであるとき、移動性管理機能のネットワーク要素が第1のタイマーが期限切れになることを検出する場合、そのことはUEが到達不能であることを示す。この場合、移動性管理機能のネットワーク要素は、第1のイベントを報告する。
任意的に、第2のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、移動性管理機能ネットワーク要素120はさらに:
第2のイベントがモバイル到達可能タイマーに関連付けられ、モバイル到達可能タイマーが期限切れになるときに、第2のイベントを報告するように構成される。
任意的に、移動性管理機能ネットワーク要素120はさらに:
第1のタイマーの持続時間を受け取る段階と;第1のタイマーの持続時間に基づいて第1のタイマーを設定する段階であって、第1のタイマーは第2のイベントに関連付けられる、段階と;第1のタイマーが満了するときに第2のイベントを報告する段階とを実行するように構成される。
任意的に、第2のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、移動性管理機能ネットワーク要素120はさらに:
UEが接続モードに変わるまたはUEがページング可能であることを検出するときに、移動性管理機能のネットワーク要素によって、第2のイベントを報告するように構成される。
移動性管理機能ネットワーク要素120は、上記の諸実施形態におけるイベント・サブスクリプション方法および通信方法を実装してもよい。上記の諸実施形態におけるイベント・サブスクリプション方法および通信方法を実装するために移動性管理機能ネットワーク要素120によって実行される関連動作については、ユーザー・データ管理ネットワーク要素110の上記の記述を参照されたい。詳細をここで再び述べることはしない。
従来技術では、SCS/ASがイベントにサブスクライブするとき、同じUEについての別のイベントへのサブスクリプションがすでに存在する場合、HSS/UDMネットワーク要素は、ネットワーク・ポリシーに従って、新しいイベント・サブスクリプション要求を拒否または受諾することを決定する必要がある。HSS/UDMが新しいイベント・サブスクリプション要求を受け入れる場合、既存のイベント・サブスクリプション要求は取り消される。このため、現在有効なイベント・サブスクリプション要求が削除される場合、もともと拒否されたイベント・サブスクリプション要求も有効になれない。現行のイベント・サブスクリプション機構が十分に柔軟ではないことがわかる。
これに鑑み、本願は別のイベント・サブスクリプション方法を提供する。イベント・サブスクリプション方法は、柔軟なイベント・サブスクリプション機構を提供する。本イベント・サブスクリプション機構では、新規イベント・サブスクリプション要求が受け入れられるときは、既存のイベント・サブスクリプション要求はキャンセルされずに非アクティブ化され、既存のイベント・サブスクリプション要求を無効状態することができる;あるいは、新規イベント・サブスクリプション要求が受け入れられないときは、新規イベント・サブスクリプション要求は記憶され、無効状態になるようにできる。この柔軟なイベント・サブスクリプション機構に基づいて、現在有効なイベント・サブスクリプション要求が削除された後、もともと無効だったイベント・サブスクリプション要求がアクティブ化されることができる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
図2は、本願に適用可能なシステム200の概略ブロック図である。図2に示されるように、システム200は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素210と、第1の能力開示機能ネットワーク要素220と、第2の能力開示機能ネットワーク要素230とを含む。任意的に、システムは、移動性管理機能ネットワーク要素240をさらに含んでいてもよい。任意的に、システムは、図示されていないUE 250をさらに含んでいてもよい。任意的に、ユーザー・データ管理ネットワーク要素210は、ホーム・サブスクライバー・サーバーまたは統一データ管理機能ネットワーク要素である。任意的に、移動性管理機能ネットワーク要素240は、サービスする汎用パケット無線サービス・サポート・ノード、移動性管理ユニット、またはアクセス制御および移動性管理機能ネットワーク要素である。
システム200は、さらに、本願において提供される別のイベント・サブスクリプション方法を実装してもよい。
システム200が、本願において提供される前記別のイベント・サブスクリプション方法を実装するとき、ユーザー・データ管理ネットワーク要素210は:
第1の能力開示機能ネットワーク要素から第1のメッセージを受信する段階であって、第1のメッセージは第1のイベントにサブスクライブするために使用される、段階と;ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化するかどうかを決定する段階と;ユーザー・データ管理ネットワーク要素が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化することを決定する場合に、第1のアクティブ化指示情報を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信し、第1の非アクティブ化指示情報を第2の能力開示機能ネットワーク要素に送信する;またはユーザー・データ管理ネットワーク要素が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化しないことを決定する場合に、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって第1のアクティブ化なし指示情報を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信する段階とを実行するように構成される。第1のアクティブ化なし指示情報は、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されないことを示すために使用される。第1のアクティブ化指示情報は、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されることを示すために使用され、第1の非アクティブ化指示情報は、現在アクティブ化されている第2のイベントへのサブスクリプションが非アクティブ化されることを示すために使用される。第1のイベントへのサブスクリプションおよび第2のイベントへのサブスクリプションは、同じユーザー装置UEについてのイベント・サブスクリプションである。非アクティブ化されたイベント・サブスクリプションおよびアクティブ化されないイベント・サブスクリプションは、未アクティブ化状態にあり、未アクティブ化状態のイベント・サブスクリプションがアクティブ化されることができることが理解されるべきである。
ここでの第1のイベントのイベント・タイプは、接続性喪失イベントであってもよく、またはUE到達可能性イベントであってもよい。以下における第2のイベントのイベント・タイプは、接続性喪失イベントであってもよく、またはUE到達可能性イベントであってもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
任意的に、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションの優先度に基づいて、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにするかどうかを決定することができる。第1のイベントへのサブスクリプションの優先度は、第1のメッセージにおいて伝達することができる。あるいはまた、イベント優先度はプロトコルにおいて指定されてもよく、イベント・タイプまたはイベント・サブスクリプション・タイプに基づいてシステムによって事前構成されてもよい。たとえば、接続性喪失イベントの優先度はUE到達可能性イベントの優先度より高いか、または接続性喪失イベントの優先度はUE到達可能性イベントの優先度より低い。現在構成されているイベント・サブスクリプション、すなわち、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにするかどうかを決定するために、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって使用される情報または機構、およびユーザー・データ管理ネットワーク要素がイベント優先度を知る仕方は、本願のこの実施形態において限定されない。
具体的には、第1のメッセージを受信する前に、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のイベントにサブスクライブする要求を受信し、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化している。具体的には、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のイベントへのサブスクリプションに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを構成または設定しており、第2のイベントへのサブスクリプションは、現在、有効な状態にある。たとえば、第2のイベントのイベント・タイプが接続性喪失イベントであり、第2のイベントにサブスクライブする要求が最大検出時間を伝達する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、最大検出時間に基づいてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定する。第2のイベントのイベント・タイプがUE到達可能性イベントであり、第2のイベントにサブスクライブする要求が最大レイテンシーを担持する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、最大レイテンシーに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを設定する。同じUEについての第1のメッセージを受信した後、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにするかどうかを決定する必要がある。たとえば、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションおよび別のイベントへのサブスクリプション(たとえば、第2のイベントへのサブスクリプション)の優先度に基づいて、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化するかどうかを決定することができる。ユーザー・データ管理ネットワーク要素が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをリセットし、現在アクティブにされている第2のイベントへのサブスクリプションを非アクティブにすることができる。ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在アクティブになっている第2のイベントへのサブスクリプションのアクティブ状態をそのままにし、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをリセットせず、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを変更しない。第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されるかどうかにかかわらず、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のイベントへの現在アクティブにされているサブスクリプションおよび第1のイベントへのサブスクリプションを記憶する。換言すれば、第2のイベントへの現在アクティブにされているサブスクリプションの関連情報および第1のイベントへのサブスクリプションの関連情報、たとえば、第2のイベントの識別子、第2のイベントのイベント・タイプ、第1のイベントの識別子、および第1のイベントのイベント・タイプなどの情報を記憶する。
ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをリセットし、第1のアクティブ化指示情報を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信し、第1の能力開示機能ネットワーク要素に、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されること、すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーが第1のイベントへのサブスクリプションに基づいてリセットされたことを通知する。さらに、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1の非アクティブ化指示情報を第2の能力開示機能ネットワーク要素に送信し、第2の能力開示機能ネットワーク要素に、第2のイベントが非アクティブ化されること、すなわち、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が現在、もはや第2のイベントをモニタリングしていないことを通知する。第1のアクティブ化指示情報を受信した後、第1の能力開示機能ネットワーク要素は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第1のイベントへのサブスクリプションまたは第1のイベントへのサブスクリプションの関連情報を記憶したこと、および第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されたこと、すなわち、第1のイベントへのサブスクリプションが有効になったことを判別することができる。第1の非アクティブ化指示情報を受信した後、第2の能力開示機能ネットワーク要素は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が第2のイベントへのサブスクリプションまたは第2のイベントへのサブスクリプションの関連情報を記憶したこと、および第2のイベントへのサブスクリプションが非アクティブ化されたこと、すなわち、第2のイベントへのサブスクリプションが現在無効状態にあることを判別することができる。
ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定するときは、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在アクティブになっている第2のイベントへのサブスクリプションのアクティブ状態をそのままにする。さらに、第1のアクティブ化なし指示情報は、第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信され、第1の能力開示機能ネットワーク要素に、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されないこと、すなわち、第1のイベントへのサブスクリプションが無効であることを通知する。第1のアクティブ化なし指示情報を受信した後、第1の能力開示機能ネットワーク要素は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第1のイベントへのサブスクリプションまたは第1のイベントへのサブスクリプションの関連情報を記憶していること、および、第1のイベントへのサブスクリプションがまだアクティブ化されておらず、現在は無効状態にあるが、将来アクティブ化されうることを判別することができる。
上記の説明に基づくと、同じUEについては1つのイベント・サブスクリプションしかアクティブ化できない。しかしながら、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在有効なイベント・サブスクリプション(たとえば、第2のイベントへのサブスクリプション)および現在無効なイベント・サブスクリプション(たとえば、第1のイベントへのサブスクリプション)を記憶しており、換言すれば、現在有効なイベント・サブスクリプションの関連情報および現在無効なイベント・サブスクリプションの関連情報を記憶している。したがって、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在有効なイベント・サブスクリプションが後に削除されたとしても、記憶されているイベント・サブスクリプションまたはイベント・サブスクリプションの記憶されている関連情報に基づいて、現在無効なイベント・サブスクリプションをアクティブ化することができる。
このように、あるイベント・サブスクリプションが受け入れられている間は別のイベント・サブスクリプションがキャンセルされる従来技術のイベント・サブスクリプション機構と比較して、本願のこの実施形態におけるイベント・サブスクリプション機構では、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、新しいイベント・サブスクリプション要求を受け入れるときは、既存のイベント・サブスクリプション要求をキャンセルするのではなく非アクティブ化することによって、既存のイベント・サブスクリプション要求を無効状態にする、または、新しいイベント・サブスクリプション要求を受け入れないときは、新規のイベント・サブスクリプション要求を非有効状態にすることができる。この柔軟なイベント・サブスクリプション機構に基づいて、現在有効なイベント・サブスクリプション要求が削除された後、もともと無効だったイベント・サブスクリプション要求がアクティブ化されることができる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
任意的に、本願のある実施形態では、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素210はさらに:
第1の能力開示機能ネットワーク要素からイベント・サブスクリプション削除要求メッセージを受信する段階であって、イベント・サブスクリプション削除要求メッセージは、第1のイベントへのサブスクリプションを削除するために使用される、段階と;
イベント・サブスクリプション削除要求メッセージに基づいて、第1のイベントへのサブスクリプション、または第1のイベントへのサブスクリプションの関連情報を削除し、現在未アクティブ状態にある少なくとも1つのイベント・サブスクリプションのうちの第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定し;第2のアクティブ化指示情報を第2の能力開示機能ネットワーク要素に送信する段階であって、第2のアクティブ化指示情報は、第2のイベントへのサブスクリプションがアクティブにされることを示すために使用される、段階とを実行するように構成される。
具体的には、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化し、第2のイベントへのサブスクリプションを非アクティブ化した後、第1の能力開示機能ネットワーク要素が、イベント・サブスクリプション削除要求メッセージをユーザー・データ管理ネットワーク要素に送信して、ユーザー・データ管理ネットワーク要素に対して、第1のイベントへのサブスクリプションまたは第1のイベントへのサブスクリプションの関連情報を削除するように指示する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションまたは第1のイベントへのサブスクリプションの関連情報を削除する。この場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、現在無効な他のイベント・サブスクリプション、たとえば、もともと非アクティブ化されたまたはアクティブ化されなかったイベント・サブスクリプションを記憶している場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在無効なイベント・サブスクリプションの一つを有効化することを決定してもよい。たとえば、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在無効なイベント・サブスクリプションの優先度に基づいて、現在無効なイベント・サブスクリプションのうちの第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定することができる。ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定した場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のイベントへのサブスクリプションに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをリセットする。さらに、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにした後、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のアクティブ化指示情報を第2の能力開示機能ネットワーク要素に送信して、第2の能力開示機能ネットワーク要素に対して、第2のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されることを示すことができる。
よって、本願のこの実施例におけるユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在有効なイベント・サブスクリプション要求を削除した後に、もとの無効なイベント・サブスクリプション要求をアクティブにすることができる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
任意的に、本願の別の実施形態では、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素210は、以下のようにさらに:
イベント・サブスクリプション削除要求メッセージを、第2の能力開示機能ネットワーク要素から受信する段階であって、イベント・サブスクリプション削除要求メッセージは第2のイベントへのサブスクリプションを削除するために使用される、段階と;
イベント・サブスクリプション削除要求メッセージに基づいて、第2のイベントへのサブスクリプションを削除して、現在未アクティブにある少なくとも1つのイベント・サブスクリプションにおける第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化することを決定する段階と;
第3のアクティブ化指示情報を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信する段階であって、第3アクティブ化指示情報は第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されることを示すために使用される、段階とを実行するように構成される。
具体的には、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化された状態に維持する場合、第2能力開示機能ネットワーク要素が、イベント・サブスクリプション削除要求メッセージをユーザー・データ管理ネットワーク要素に送信して、ユーザー・データ管理ネットワーク要素に対して、第2のイベントへのサブスクリプションまたは第2のイベントへのサブスクリプションの関連情報を削除するように指示する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のイベントへのサブスクリプションまたは第2のイベントへのサブスクリプションの関連情報を削除する。この場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、現在無効な他のイベント・サブスクリプション、たとえば、もともと非アクティブ化されたまたは有効化されていないイベント・サブスクリプションを記憶している場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在無効なイベント・サブスクリプションのいずれかをアクティブ化することを決定することができる。たとえば、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在無効なイベント・サブスクリプションの優先度に基づいて、現在無効なイベント・サブスクリプションのうちの第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化することを決定することができる。ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定する場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをリセットする。さらに、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化した後、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第3のアクティブ化指示情報を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信して、第1の能力開示機能ネットワーク要素に対して、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されることを示すことができる。
よって、本願のこの実施例におけるユーザー・データ管理ネットワーク要素は、現在有効なイベント・サブスクリプション要求を削除した後に、もとの無効なイベント・サブスクリプション要求をアクティブにすることができる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
本願において提供される実施形態では、第1の能力開示機能ネットワーク要素および第2の能力開示機能ネットワーク要素は、同じ能力開示ネットワーク要素または異なる能力開示ネットワーク要素であってもよい。
従来技術では、第1の能力開示機能ネットワーク要素と第2の能力開示機能ネットワーク要素が2つの異なる能力開示ネットワーク要素である場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れた後、第2のイベントへのサブスクリプションをキャンセルする、すなわち、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2の能力開示ネットワーク要素のアドレス等を含む第2のイベントへのサブスクリプションの関連情報を削除するので、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が、後に第1のイベントへのサブスクリプションを削除したとしても、第2の能力開示ネットワーク要素は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が第1のイベントへのサブスクリプションを削除したことを知ることはなく、第2のイベントにすぐに再サブスクライブすることはない。しかしながら、第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れるとき、本願のこの実施形態におけるユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第2のイベントへのサブスクリプションを削除する代わりに、非アクティブにするだけである。よって、ユーザー・データ管理ネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションを削除した後、第2のイベントへのサブスクリプションをすぐにアクティブにすることができる。これは、イベント・サブスクリプション効率を改善でき、第2の能力開示ネットワーク要素が第2のイベントに再サブスクライブする必要があるときにユーザー・データ管理ネットワーク要素に第2のメッセージを送る必要がないので、信号伝達オーバヘッドを低減することができる。
第1の能力開示機能ネットワーク要素と第2の能力開示機能ネットワーク要素が2つの異なる能力開示ネットワーク要素である場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素が第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにし、次いで第2のイベントへのサブスクリプションを削除することを決定した場合、同じ技術的効果が達成されうる。詳細については、前述の説明を参照されたい。ここで詳細を再び述べることはしない。
本願の実施形態における技術的解決策は、グローバル移動通信システム(global system of mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システム、一般パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)システム、将来の第5世代(5th generation、5G)システム、またはニューラジオ(new radio、NR)システムなど、さまざまな通信システムに適用されうる。
本願の実施形態におけるUEは、端末、アクセス端末、V2X通信における端末、サブスクライバー・ユニット、サブスクライバー局、移動局、移動コンソール、遠隔局、遠隔端末、移動体装置、ユーザー端末、端末装置、無線通信装置、ユーザーエージェント、ユーザー装置等であり得る。端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、コンピューティング装置、無線モデムに接続された別の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gシステムにおける端末装置、または将来発展する公共地上移動ネットワーク(public land mobile network, PLMN)における端末装置であってもよい。これは、本願の実施形態において限定されない。具体的には、端末は、低コスト、単純な機能、低電力消費、および頻繁でないユーザー・データ伝送という用途特徴を有するモノのインターネット端末であってもよい。
本願に記載されるシステム100およびシステム200は、図3に示される4Gネットワークにおけるサービス能力開示(Service Capability Exposure)アーキテクチャまたは図4に示される5Gネットワークにおけるサービス能力開示アーキテクチャに対応してもよい。
図3は、4Gネットワーク内にあり、本願に適用可能なサービス機能開示アーキテクチャの図である。該アーキテクチャに基づいて、3GPPネットワークはサードパーティーのサービスプロバイダー、すなわちサービス能力サーバー(Services Capability Server、SCS)/アプリケーション・サーバー(Application Server、AS)のためのサービスおよび能力を安全に提供することができる。このアーキテクチャ図は、SCS/AS 310、サービス能力開示機能(Service Capability Exposure Function、SCEF)320、ホーム・サブスクライバー・サーバー(Home Subscriber Server、HSS)330、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)340、およびサービス提供GPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)350を含む。任意的に、アーキテクチャ図は、図に示されていないUEをさらに含んでいてもよい。
具体的には、SCEFネットワーク要素320は、アーキテクチャにおけるコア・ネットワーク要素であり、3GPPネットワークがサードパーティーのサービスプロバイダーSCS/ASにサービスおよび機能を安全に提供することを可能にする。HSS 330は、家庭(またはホーミング)サブスクライバー・サーバーであり、サブスクライバーのサブスクリプション情報を記憶する。MME 340およびSGSN 350は、UE上で移動性管理を実行することを受け持つネットワーク要素である。SCS/AS 310は、T8アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface、API)インターフェースを使用することによって、SCEFによって提供されるサービスおよび機能をアクティブ化する。
図1および図2される示すシステムにおけるユーザー・データ管理ネットワーク要素、移動性管理機能ネットワーク要素、および能力開示機能ネットワーク要素(たとえば、第1の能力開示機能ネットワーク要素および第2の能力開示機能ネットワーク要素)は、それぞれ、図3に示されるアーキテクチャ図におけるHSS、MME/SGSN、およびSCEFであってもよい。HSS、MME/SGSN、SCEFは、それぞれ、上述のユーザー・データ管理ネットワーク要素、移動性管理機能ネットワーク要素、能力開示機能ネットワーク要素の機能を実現するように構成されている。第1の能力開示機能ネットワーク要素および第2の能力開示機能ネットワーク要素が異なる能力開示ネットワーク要素である場合、図3に示されるアーキテクチャ図はさらに、別のSCEFを含むことができる。図3に示されるアーキテクチャ図は、本明細書では1つずつ示されていない他のネットワーク要素をさらに含んでいてもよいことを理解しておくべきである。
図4は、5Gネットワーク内にあり、本願に適用可能なサービス機能開示アーキテクチャの図である。図4に示されるアーキテクチャ図は、SCS/AS 410、ネットワーク開示機能(Network Exposure Function、NEF)420、統一データ管理(Unified Data Management、UDM)機能430、コア・アクセスおよび移動性管理機能(Core Access and Mobility Management Function、AMF)440、およびセッション管理機能(Session Management Function、SMF)450を含む。任意的に、アーキテクチャ図は、図に示されていないUEをさらに含んでいてもよい。
5Gシステムはサービスベースのアーキテクチャである。よって、NEFネットワーク要素(SCEFと同様の機能をもつ)は、SCS/ASのために、Nnefサービスを使って、3GPPネットワークによってサポートされるサービスおよび機能を開発する。UDMネットワーク要素(HSSのいくつかの移動性管理機能に類似した機能をもつ)は、Nudmサービスを使用することにより、NEFのためのサポートされたサービスおよび機能を提供する。AMFネットワーク要素(MMEと同様の機能をもつ)は、Namfサービスを使用することにより、NEFのために、サポートされるサービスおよび機能を提供する。SMFネットワーク要素(MMEのいくつかのセッション管理機能と同様の機能をもつ)は、Nsmfサービスを使用することによって、NEFのために、サポートされているサービスおよび機能を提供する。図1および図2に示されるシステムにおけるユーザー・データ管理ネットワーク要素、移動性管理機能ネットワーク要素、および能力開示機能ネットワーク要素(たとえば、第1の能力開示機能ネットワーク要素および第2の能力開示機能ネットワーク要素)は、それぞれ、図3に示されるアーキテクチャ図におけるUDM、AMF、およびNEFであってもよい。UDM、AMF、NEFは、それぞれ、上述したユーザー・データ管理ネットワーク要素、移動性管理機能ネットワーク要素、能力開示機能ネットワーク要素の機能を実現するように構成される。第1の能力開示機能ネットワーク要素および第2の能力開示機能ネットワーク要素が異なる能力開示ネットワーク要素である場合、図3に示されるアーキテクチャ図は、別のNEFをさらに含むことができる。図4に示されるアーキテクチャ図は、本明細書では1つずつ示されていない他のネットワーク要素をさらに含んでいてもよいことを理解しておくべきである。
図1および図2に示されるシステムにおけるユーザー・データ管理ネットワーク要素、移動性管理機能ネットワーク要素、および能力開示機能ネットワーク要素は、図5に示されるコンピュータ装置(またはシステム)500を用いて実装されてもよい。
図5は、本願のある実施形態によるコンピュータ装置(またはシステム)500の概略図である。コンピュータ装置500は、少なくとも1つのプロセッサ501、メモリ502、および少なくとも1つの通信インターフェース503を含む。
プロセッサ501は、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、または本発明の解決策におけるプログラム実行を制御するように構成された一つまたは複数の集積回路であってもよい。
メモリ502は、静的な情報および命令を記憶することができる読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは他のタイプの静的記憶装置、または情報および命令を記憶することができるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)または他のタイプの動的記憶装置、または電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)または他のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形で期待されるプログラムコードを担持または記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる他の任意の媒体であってもよいが、これらに限定されない。メモリは、独立して存在してもよく、接続ケーブル(たとえば、システムバス)を通じてプロセッサに接続される。あるいはまた、メモリは、プロセッサと一体化されてもよい。
メモリ502は、本発明の解決策を実行するためのアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、プロセッサ501は、メモリ502に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。プロセッサは、中央処理装置(central processing unit、CPU)であってもよい。あるいはまた、プロセッサは、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field-programmable gate array, FPGA)、または別のプログラマブル・ロジック・デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ・ロジック・デバイス、離散的なハードウェア・コンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサ等であってもよい。
具体的実装では、ある実施形態では、プロセッサ501は、一つまたは複数のCPU、たとえば、図5に示すCPU0およびCPU1を含んでいてもよい。
具体実装では、ある実施形態では、コンピュータ装置500は、複数のプロセッサを含んでいてもよく、各プロセッサは、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよく、またはマルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書のプロセッサは、データを処理するための一つまたは複数の装置、回路、および/または処理コア(たとえば、コンピュータ・プログラム命令)であってもよい。
具体実装では、ある実施形態では、コンピュータ装置500は、出力装置504および入力装置505をさらに含むことができる。出力装置504は、プロセッサ501と通信し、複数の仕方で情報を表示してもよい。たとえば、出力装置504は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイ装置、陰極線管(cathode ray tube、CRT)ディスプレイ装置、またはプロジェクター(projector)であってもよい。入力装置505は、プロセッサ501と通信し、複数の仕方でユーザー入力を受け付けることができる。たとえば、入力装置は、マウス、キーボード、タッチスクリーン装置、またはセンシング装置であってもよい。
コンピュータ装置500は、汎用コンピュータ装置または特殊目的コンピュータ装置であってもよい。具体実装では、コンピュータ装置500は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバー、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末装置、通信装置、埋め込み装置、または図5と同様の構造を有する装置であってもよい。コンピュータ装置500のタイプは、本発明のこの実施形態では限定されない。
さらに、本願の実施形態に記載されているネットワーク・アーキテクチャおよびサービス・シナリオは、本願の実施形態の技術的解決策をより明確に説明することを意図したものであり、本願の実施形態において提供される技術的解決策に対する制限を構成するものではない。当業者は、ネットワーク・アーキテクチャの進化および新しいサービス・シナリオの出現に伴い、本願の実施形態において提供される技術的解決策が同様の技術的課題にも適用可能であることを知ることができる。
当業者に本願をよりよく理解してもらうために、下記は、図3および図4に示されるアーキテクチャ図を参照して、本発明のある実施形態におけるイベント・サブスクリプション方法を別個に詳細に説明する。
図6Aおよび図6Bは、本願のある実施形態によるイベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図6Aおよび図6Bに示される実施形態は、図1または図3に示されるシステムまたはアーキテクチャ図に適用されてもよい。図6Aおよび図6Bは、方法600の詳細なステップまたは動作を示すことが理解されるべきである。しかしながら、これらのステップまたは動作は、単なる一例に過ぎない。本願のこの実施形態では、別の動作がさらに実行されてもよく、または図6Aおよび図6Bの動作の一部のみが実行されてもよい。
S601:SCS/AS1が、モニタリング要求メッセージ#1AをSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、SCS/AS1によって送信されたモニタリング要求メッセージ#1Aを受信する。
モニタリング要求メッセージ#1Aは、第1のイベントへのサブスクリプション(第1のモニタリング・イベントのための構成とも呼ばれる)を要求するために使用される。モニタリング要求メッセージ#1Aは、SCS/AS識別子#1、T8宛先アドレス#1、イベント・タイプ#1、およびT8長期対話参照識別(T8 longterm interaction reference identification、TLTRI)#1を担持してもよい。SCS/AS識別子#1はSCS/AS1を識別するために使用され、T8宛先アドレス#1はSCS/AS1のアドレスであり、イベント・タイプ#1は第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、TLTRI#1は第1のイベントへのサブスクリプションを示すために使用される。
モニタリング要求メッセージ#1Aが単一のUEについてモニタリング・イベント構成またはイベント・サブスクリプション構成を実行するために使用される場合、モニタリング要求メッセージ#1Aはさらに、外部識別子(External ID)または移動サブスクライバー国際統合サービスデジタルネットワーク/公衆交換電話ネットワーク番号(Mobile Subscriber International ISDN/PSTN number, MSISDN)を担持する。モニタリング要求メッセージ#1AがUEのグループについてモニタリング・イベント構成を実行するために使用される場合には、モニタリング要求メッセージ#1Aはさらに外部グループ識別子(External Group ID)を担持する。イベント・タイプ#1は、接続性喪失イベントまたはUE到達可能性イベントである。
さらに、イベント・タイプ#1が接続性喪失イベントである場合は、モニタリング要求メッセージ#1Aは、本明細書でMDT#1として示される最大検出時間をさらに担持する。最大検出時間は、ネットワークとUEが互いに通信しない最大の時間期間を示すために使用される。この時間期間の後、ネットワークはSCS/SA1に、UEが到達不能であることを通知する必要がある。イベント・タイプ#1がUE到達可能性イベントである場合は、モニタリング要求メッセージ#1Aは、本明細書でML#1として示される最大レイテンシーをさらに担持してもよい。
任意的に、モニタリング要求メッセージ#1Aは、最大応答時間および/または提案される下りリンク・パケット数をさらに担持してもよい。
最大応答時間(Maximum Response Time)は、SCS/AS(たとえば、ここではSCS/AS1)が要求される下りリンク・データを確実に送信できるように、UEが到達可能な状態に留まる時間を示す。最大応答時間は、本明細書では、MRT#1として示される。
提案される下りリンク・パケット数(Suggested number of downlink packets)は、UEが到達不可能なときに、サービスするゲートウェイ(Serving GateWay、S-GW)上でバッファリングされるパケット数を示す。提案される下りリンク・パケット数は、本明細書ではSNDP#1として示される。
S602:SCEF1が、SCS/AS識別子#1、T8宛先アドレス#1、イベント・タイプ#1、TLTRI#1、MDT#1またはML#1を記憶し、ローカル・ポリシーに従ってモニタリング・イベント構成を認可する。認可が成功した後、SCEF1はSCEF参照識別子(Reference ID)#1を割り当て、SCEF参照識別子#1とTLTRI#1との間の対応を記憶する。SCEF参照識別子#1は、コア・ネットワーク内の第1のイベントへのサブスクリプションを識別するために使用される。
具体的には、S602については、先行技術における記述を参照されたい。本明細書では、詳細は記載しない。
任意的に、SCEF1は、SCS/AS1とのサービスレベル合意(Service-Level Agreement、SLA)に基づいて、第1のイベントへのサブスクリプションの優先度を決定することができ、優先度は、本明細書では優先度#1として表わされる。
S603:SCEF1が、モニタリング要求メッセージ(これはモニタリング・イベント構成要求メッセージと呼ばれることもある)#1BをHSSに送信する。対応して、HSSは、SCEF1によって送信されたモニタリング要求メッセージ#1Bを受信する。
モニタリング要求メッセージ#1Bは、外部識別子もしくはMSISDNもしくは外部グループ識別子、SCEF1識別子、SCEF参照識別子#1、イベント・タイプ#1、およびMDT#1もしくはML#1を担持する。さらに、モニタリング要求メッセージ#1Bは、S601における任意的なパラメータをさらに担持してもよい。
任意的に、モニタリング要求メッセージ#1Bは、優先度#1をさらに担持してもよい。
S604:HSSがモニタリング要求メッセージ#1Bをチェックし、チェック成功後、HASは受信したパラメータを記憶する。
イベント・タイプ#1が接続性喪失イベントであり、モニタリング要求メッセージ#1BがMDT#1を担持する場合、HSSは、MDT#1に基づいて、UEについて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定する。通例、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの設定された持続時間は、MDT#1に等しいか、またはMDT#1よりも若干短い(すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、MDT#1から固定値(たとえば、4分)を差し引くことによって得られる)。
イベント・タイプ#1がUE到達可能性イベントであり、モニタリング要求メッセージ#1BがML#1を担持する場合、HSSは、ML#1に基づいて、UEについてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定する。通例、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの設定された持続時間は、ML#1に等しい。しかしながら、これは、本願のこの実施形態において限定されない。
S605:HSSが、各UE(HSSは外部識別子とサブスクライバー識別子の間の対応を記憶する)または各グループ・メンバーUE(HSSは、外部グループ識別子と各グループ・メンバーのサブスクライバー識別子の間の対応を記憶する)について、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1をMME/SGSNに送信する。対応して、MME/SGSNは、HSSによって送信された挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1を受信する。
挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1は、イベント・タイプ#1、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーもしくはUEのサブスクライブされた定期更新タイマー(本明細書では、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーはRAU/TAUタイマーである)、SCEF1識別子、およびSCEF参照識別子#1を担持する。
モニタリング要求メッセージ#1BがUEグループについてのものである場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1は外部識別子またはMSISDNを担持し、HSSはそのグループにサービスするすべてのMME/SGSNに挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1を送信する。
さらに、イベント・タイプ#1がUE到達可能性であり、モニタリング要求メッセージ#1BがさらにMRT#1および/またはSNPD#1を提供する場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1は、MRT#1および/またはSNPD#1をさらに担持してもよい。
具体的には、S605については、先行技術を参照されたい。本明細書には、詳細は記載しない。
S606:MME/SGSNが受信したパラメータを記憶する。
その後のRAU/TAU手順では、MME/SGSNは、受信されたUEのサブスクライブされた定期更新タイマーを、周期的なRAU/TAUタイマーとしてUEに割り当てる。言い換えると、MME/SGSNは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの受信された持続時間をUEに送信する。持続時間を受信した後、UEは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間として、その持続時間を使用する。イベント・タイプ#1が接続性喪失イベントである場合、MME/SGSNは、モバイル到達可能タイマーが期限切れになるかどうかのモニタリングを開始する。モバイル到達可能タイマーは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーに基づいて設定される。一般に、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がMDT#1に基づいて設定される場合、モバイル到達可能タイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に等しい、またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間よりわずかに長い(すなわち、モバイル到達可能タイマーの持続時間は、固定値(たとえば、4分)およびUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を加算することによって得られ、このようにして、モバイル到達可能タイマーの持続時間は、MDT#1と等しくなる)。しかしながら、これは、本願のこの実施形態において限定されない。イベント・タイプ#1がUE到達可能性である場合、MME/SGSNは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングし始める。MRT#1が提供される場合、MME/SGSNは、MRT#1をUEに提供し、UEは、そのMRT#1に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。SNPD#1が提供される場合、MME/SGSNはSNPD#1をS-GWに提供し、S-GWは、そのSNPD#1に基づいてデータをバッファする。
S607:MME/SGSNは、HSSに挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#1を送信する。対応して、HSSは、MME/SGSNによって送信された挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#1を受信する。
挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#1は、受け入れ指示情報#1Aを担持し、受け入れ指示情報#1Aは、MME/SGSNが第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S608:HSSはモニタリング要求応答メッセージ#1BをSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、HSSによって送信されたモニタリング要求応答メッセージ#1Bを受信する。
モニタリング要求応答メッセージ#1Bは、SCEF参照識別子#1および受け入れ指示情報#1Bを担持し、受け入れ指示情報#1Bは、HSSが第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S609:SCEF1は、モニタリング要求応答メッセージ#1AをSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、SCEF1によって送信されたモニタリング要求応答メッセージ#1Aを受信する。
モニタリング要求応答メッセージ#1Aは、TLTRI#1および受け入れ指示情報#1Cを担持し、受け入れ指示情報#1Cは、SCEF#1が第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S610:SCS/AS2は、ある時点でモニタリング要求メッセージ#2AをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、SCS/AS2によって送信されたモニタリング要求メッセージ#2Aを受信する。
モニタリング要求メッセージ#2Aは、第2のイベントへのサブスクリプションを要求するために使用される。モニタリング要求メッセージ#2Aは、SCS/AS識別子#2、T8宛先アドレス#2、イベント・タイプ#2、およびTLTRI#2を担持してもよい。SCS/AS識別子#2はSCS/AS2を識別するために使用され、T8宛先アドレス#2はSCS/AS2のアドレスであり、イベント・タイプ#2は第2のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、TLTRI#2は第2のイベントへのサブスクリプションを示すために使用される。
モニター・イベント構成が単一のUEについて実行される場合は、モニタリング要求メッセージ#2Aはさらに外部識別子またはMSISDNを担持する。モニタリング・イベント構成がUEのグループについて実行される場合は、モニタリング要求メッセージ#2Aはさらに外部グループ識別子を担持する。ここで、MSISDNまたは外部識別子によって示されるUEは、ステップS601におけるUEと同じUEである。ここで、外部グループ識別子によって示されるサブスクライバー・グループは、ステップS601におけるサブスクライバー・グループと同じサブスクライバー・グループである。イベント・タイプ#2は、接続性の喪失またはUE到達可能性である。
イベント・タイプ#2が接続性喪失イベントである場合は、モニタリング要求メッセージ#2Aは、本明細書でMDT#2として示される最大検出時間をさらに担持してもよい。
イベント・タイプ#2がUE到達可能性イベントである場合は、モニタリング要求メッセージ#2Aは、本明細書でML#2として示される最大レイテンシーをさらに担持してもよい。
任意的に、モニタリング要求メッセージ#2Aは、最大応答時間(本明細書ではMRT#2として示される)および/または提案される下りリンク・パケット数(本明細書ではSNDP#2として示される)をさらに担持してもよい。
S611:SCEF2は、SCS/AS識別子#2、T8宛先アドレス#2、イベント・タイプ#2、TLTRI#2、MDT#2またはML#2を記憶し、ローカル・ポリシーに従ってモニタリング・イベント構成を認可する。認可が成功した後、SCEF2はSCEF参照識別子#2を割り当て、参照識別子#2とTLTRI#2との間の対応を記憶する。
任意的に、SCEF2は、SCS/AS2とのサービスレベル合意に基づいて、第2のイベントへのサブスクリプションの優先度を決定することができ、該優先度は、本明細書では優先度#2として表わされる。
S612:SCEF2は、モニタリング要求メッセージ#2BをHSSに送信する。対応して、HSSは、SCEF2によって送信されたモニタリング要求メッセージ#2Bを受信する。
モニタリング要求メッセージ#2Bは、システム100が2つのサブスクリプション・イベントをモニタリングするという前述の記述における第2のメッセージに対応することを理解しておくべきである。
モニタリング要求メッセージ#2Bは、外部識別子もしくはMSISDNもしくは外部グループ識別子、SCEF2識別子、SCEF参照識別子#2、イベント・タイプ#2、およびMDT#2もしくはML#2を担持する。さらに、モニタリング要求メッセージ#2Bは、S610における任意的なパラメータをさらに担持してもよい。
任意的に、モニタリング要求メッセージ#2Bは、優先度#2をさらに担持してもよい。
S613:HSSは、モニタリング要求メッセージ#2Bとモニタリング要求メッセージ#1Bのそれぞれに含まれるイベント・タイプおよび時間パラメータに基づいて関連する処理を実行する。
HSSは、モニタリング要求メッセージ#2Bにおいて搬送された時間パラメータ(すなわち、MDT#2またはML#2)を、ステップS605でMME/SGSNに送信された、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1内の、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間の値と比較し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がリセットされる必要があるかどうかを決定し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がリセットされる必要がある場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する。また、MME/SGSNに新たに追加されたタイマー(すなわち、第1のタイマー)が設定される必要があるかどうかは、イベント・タイプ#1および/またはイベント・タイプ#2に基づいてさらに判断することができる。第1のタイマーが設定される必要がある場合は、第1のタイマーの持続時間が決定される。
ステップS605において、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がMD#1に基づいて設定され、かつ、MDT#1から固定値を差し引くことによってUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間の値が得られる場合、MDT#2は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものと比較されてもよい。さらに、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものに基づいて計算されてもよい。HSSが、MDT#2に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する必要がある場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2に等しいか、またはMDT#2よりわずかに短い(すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2から固定値(たとえば、4分)を差し引くことによって得られる)。具体的には、関連した内容の上記の説明を参照されたい。詳細をここで再び述べることはしない。
S614:HSSは、各UE(HSSは、外部識別子とサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)または各グループ・メンバーUE(HSSは、外部グループ識別子と各グループ・メンバーのサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)について、MME/SGSNに挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2を送信する。対応して、MME/SGSNは、HSSによって送信された挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2を受信する。
モニタリング要求メッセージ#2BがUEのグループについてのものである場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、外部識別子またはMSISDNを担持し、HSSは、そのグループにサービスするすべてのMME/SGSNに挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2を送信する。挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、イベント・タイプ#2、SCEF2識別子、およびSCEF参照識別子#2を担持する。加えて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要がある場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する。MME/SGSNの第1のタイマーがリセットされる必要がある場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、第1のタイマーの持続時間をさらに担持する。
さらに、イベント・タイプ#2がUE到達可能性であり、モニタリング要求メッセージ#2BがさらにMRT#2を提供し、MRT#2>MRT#1である場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、MRT#2(MRT#2は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるMRTのうちの最大値である)をさらに担持してもよい。モニタリング要求メッセージ#2BがさらにSNPD#2を提供し、SNPD#2>SNPD#1である場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、さらにSNPD#2(SNPD#2は、UEのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるSNPDのうちの最大値である)を担持してもよい。
ステップS613、S614で説明した動作は、上述したモニタリング管理動作に対応するものであることを理解しておくべきである。
S615:MME/SGSNは受信したパラメータを記憶する。
後続のRAU/TAU手順において、MME/SGSNは、周期的RAU/TAUタイマーとして、S606において記憶された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをUEに割り当てる。あるいはまた、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2が、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEに割り当てられ、周期的RAU/TAUタイマーの持続時間として使用される。挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2がさらに第1のタイマーの持続時間を担持する場合、第1のタイマーの持続時間はMME/SGSNの第1のタイマーの持続時間として使用される。
イベント・タイプ#2が接続性の喪失である場合、MME/SGSNは、モバイル到達可能タイマーまたはイベント・タイプ#2に関連付けられた第1のタイマーが満了するかどうかをモニタリングしはじめる。イベント・タイプ#1が接続性の喪失である場合、MME/SGSNは、モバイル到達可能タイマーまたはイベント・タイプ#1に関連付けられた第1のタイマーが満了するかどうかをモニタリングしはじめる。イベント・タイプ#2がUE到達可能性である場合、MME/SGSNは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングしはじめる。イベント・タイプ#1がUE到達可能性である場合、MME/SGSNは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングしはじめる。MRT#2が提供される場合、MME/SGSNは、MRT#2をUEに提供し、UEは、そのMRT#2に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。SNPD#2が提供される場合、MME/SGSNはSNPD#2をS-GWに提供し、S-GWはそのSNPD#2に基づいてデータをバッファする。
S616:MME/SGSNは、挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#2をHSSに送信する。対応して、HSSは、MME/SGSNによって送信された受け入れ指示情報#2Aを受信する。
サブスクライバー・データ応答メッセージ#2は、受け入れ指示情報#2Aを担持し、受け入れ指示情報#2Aは、MME/SGSNが第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S617:HSSは、モニタリング要求応答メッセージ#2BをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、HSSによって送信されたモニタリング要求応答メッセージ#2Bを受信する。
モニタリング要求応答メッセージ#2Bは、SCEF参照識別子#2および受け入れ指示情報#2Bを担持し、受け入れ指示情報#2Bは、HSSが第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S618:SCEF2は、モニタリング要求応答メッセージ#2AをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、SCEF2によって送信されたモニタリング要求応答メッセージ#2Aを受信する。
モニタリング要求応答メッセージ#2Aは、TLTRI#2および受け入れ指示情報#2Aを担持し、受け入れ指示情報#2Aは、SCEF2が第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
結論として、本願のこの実施形態におけるイベント・サブスクリプション方法によれば、新規イベント・サブスクリプションを受け入れるとき、HSSは、既存のイベント・サブスクリプションをキャンセルせず、複数のイベント・サブスクリプションを同時に受け入れる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
図6Aおよび図6Bに示されるSCS/AS1およびSCS/AS2は、同じSCS/ASであってもよく、SCEF1およびSCEF2も同じSCEFであってもよいことを理解しておくべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
S601~S612に詳細に記載されていない部分については、先行技術を参照することを理解しておくべきである。本明細書には、詳細は記載しない。
図7は、本願のある実施形態によるイベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図7Aおよび図7Bは、対応するネットワーク要素が図6Aおよび図6Bに示されるモニタリング管理動作を実行した後に実行されるイベント報告手順を示している。図7に記載されるイベント報告手順においては、第1のイベントのタイプおよび第2のイベントのタイプの両方とも、UE到達可能性イベントである。
S701:MME/SGSNが、図6Aおよび図6BのステップS614、S605で送達されたパラメータに基づいてイベント・モニタリングを実行し、UEが接続モードに変化することを検出する。
S702:MME/SGSNが、第1のイベントに関するレポート#1AをSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、MME/SGSNによって送信された第1のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#1およびSCEF参照識別子#1を担持する。
S703:SCEF1が、第1のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、SCEF1によって送信される、第1のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#1およびTLTRI#1を担持する。
S704:MME/SGSNが、第2のイベントに関するレポート#1AをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、MME/SGSNによって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#2およびSCEF参照識別子#2を担持する。
S705:SCEF2が、第2のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、SCEF2によって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#2およびTLTRI#2を担持する。
図8は、本願のある実施形態によるイベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図8は、図6Aおよび図6Bに示されるモニタリング管理動作を対応するネットワーク要素が実行した後に実行されるイベント報告手順を示す。図8に記載されるイベント報告手順においては、第1のイベントのタイプおよび第2のイベントのタイプの両方とも、接続性喪失イベントである。モバイル到達可能タイマーが満了すると、MME/SGSNは検出されたイベントを関連するSCEFに報告する。さらに、第1のタイマーが満了すると、MME/SGSNは検出されたイベントを関連するSCEFに報告する。
S801:MME/SGSNは、図6Aおよび図6BのステップS614およびS605で送達されたパラメータに基づいてイベント・モニタリングを実行し、モバイル到達可能タイマーの期限が切れることを検出する。
モバイル到達可能タイマーが第1のイベントにサブスクライブするために使用される場合、この方法はステップS802aおよびS803aを含む。モバイル到達可能タイマーが第2のイベントにサブスクライブするために使用される場合、この方法はステップS802bおよびS803bを含む。
S802a:MME/SGSNが、第1のイベントに関するレポート#1AをSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、MME/SGSNによって送信された、第1のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#1およびSCEF参照識別子#1を担持する。
S803a:SCEF1は、第1のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、SCEF1によって送信された、第1のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#1およびTLTRI#1を担持する。
S802b:MME/SGSNは、第2のイベントに関するレポート#1AをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、MME/SGSNによって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#2およびSCEF参照識別子#2を担持する。
S803b:SCEF2は、第2のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、SCEF2によって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#2およびTLTRI#2を担持する。
S804:MME/SGSNは、第1のタイマーが満了することを検出する。
第1のタイマーが第2のイベントにサブスクライブするために使用される場合、この方法はステップS805aおよびS806aを含む。第1のタイマーが第1のイベントにサブスクライブするために使用される場合、この方法はステップS805bおよびS806bを含む。
S805a:MME/SGSNは、第2のイベントに関するレポート#1AをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、MME/SGSNによって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#2およびSCEF参照識別子#2を担持する。
S806a:SCEF2は、第2のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、SCEF2によって送信された第2のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#2およびTLTRI#2を担持する。
S805b:MME/SGSNは、第1のイベントに関するレポート#1AをSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、MME/SGSNによって送信された、第1のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#1およびSCEF参照識別子#1を担持する。
S806b:SCEF1は、第1のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、SCEF1によって送信される、第1のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#1およびTLTRI#1を担持する。
MME/SGSNが第1のイベントに関するレポートを送信することは、MME/SGSNが第1のイベントを報告すると述べることもできることを理解しておくべきである。対応して、MME/SGSNが第2のイベントに関するレポートを送信することは、MME/SGSNが第2のイベントを報告すると述べられることもできる。
図9A、図9B、および図9Cは、本願の別の実施形態によるイベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図9A、図9B、および図9Cに示される実施形態は、図2または図4に示されるシステムまたはアーキテクチャ図に適用することができる。図9A、図9B、および図9Cは、方法900の詳細なステップまたは動作を示すことが理解されるべきである。しかしながら、これらのステップまたは動作は、単なる例に過ぎない。本願のこの実施形態では、別の動作がさらに実行されてもよく、あるいは図9A、図9B、および図9Cの動作の一部のみが実行されてもよい。
S901:SCS/AS1が、Nnefイベント開示サブスクライブ要求(Nnef_EventExposure_Subscribe要求)メッセージ#1をNEF1に送信する。対応して、NEF1は、SCS/AS1によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、第1のイベントへのサブスクリプションを要求するために使用される。Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、SCS/AS識別子#1およびイベント・タイプ#1を担持する。SCS/AS識別子#1およびイベント・タイプ#1については、上記方法600のステップS601の記述を参照されたい。モニタリング・イベント構成が単一のUEについて実行される場合は、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、さらに外部識別子またはMSISDNを担持する。モニタリング・イベント構成がUEグループについて実行される場合は、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、外部グループ識別子をさらに担持する。
イベント・タイプ#1が接続性喪失イベントである場合、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、本明細書でMDT#1として示される最大検出時間をさらに担持してもよい。
イベント・タイプ#1がUE到達可能性イベントである場合、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、本明細書でML#1として示される最大レイテンシーをさらに担持してもよい。さらに、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、以下のパラメータの一つまたは複数をさらに担持してもよい:
本明細書においてMRT#1として示される最大応答時間;
SNDP#1として示される提案される下りリンク・パケット数。
S902:NEF1は、SCS/AS識別子#1、イベント・タイプ#1、およびMDT#1またはML#1を記憶し、NEF参照識別子#1を割り当てる。NEF参照識別子#1は、第1のイベントへのサブスクリプションを識別するために使用される。NEF1は、ローカル・ポリシーに従って構成要求を認可する。
具体的に、S902については、先行技術を参照されたい。本明細書には、詳細は記載しない。
任意的に、NEF1は、SCS/AS1とのサービスレベル合意に基づいて、第1のイベントへのサブスクリプションの優先度を決定してもよく、優先度は、本明細書では優先度#1として表わされる。
S903:NEF1は、Nudmイベント開示サブスクライブ要求(Nudm_EventExposure_Subscribe要求)メッセージ#1をUDMに送信する。対応して、UDMは、NEF1によって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、外部識別子もしくはMSISDNもしくは外部グループ識別子、イベント・タイプ#1、NEF1識別子、NEF参照識別子#1、およびMDT#1またはML#1を担持する。さらに、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、S901における任意的なパラメータをさらに担持してもよい。
任意的に、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、優先度#1をさらに担持してもよい。
S904:UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1をチェックする。チェックが成功した後、UDMは受信したパラメータを記憶する。UDMは、外部識別子とUEサブスクライバー識別子との間の対応、および外部グループ識別子とグループ・メンバーのUEサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する。
イベント・タイプ#1が接続性喪失イベントであり、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1がMDT#1を担持する場合、UDMは、MDT#1に基づいて、UEについてのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定する。通例、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの設定された持続時間は、MDT#1に等しいか、またはMDT#1よりも若干短い(すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、MDT#1から固定値(たとえば、4分)を差し引くことによって得られる)。
イベント・タイプ#1がUE到達可能性イベントであり、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1がML#1を担持する場合、UDMは、ML#1に基づいて、UEについてUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定する。通例、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの設定された持続時間は、ML#1に等しい。
S905:UDMは、Nudm SDM通知要求(Nudm_SDM_Notification Request)メッセージ#1をUEまたは各グループ・メンバーUEについて、AMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNudm SDM通知要求メッセージ#1を受信する。
Nudm SDM通知要求メッセージ#1は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーまたはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を担持する。ここで、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーは、定期登録領域(Registration Area)更新タイマーである。Nudm SDM通知要求メッセージ#1がUEのグループについてのものである場合、Nudm SDM通知要求メッセージ#1は外部識別子またはMSISDNを担持し、UDMは、Nudm SDM通知要求メッセージ#1をそのグループにサービスするすべてのAMFに送信する。
さらに、イベント・タイプ#1がUE到達可能性である場合、Nudm SDM通知要求メッセージ#1は、MRT#1(提供されている場合)およびSNPD#1(提供されている場合)をさらに担持してもよい。
S906:UDMは、UEまたは各グループ・メンバーUEについて、Namfイベント開示サブスクライブ要求(Namf_EventExposure_Subscribe Request)メッセージ#1をAMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、イベント・タイプ#1、NEF1識別子、およびNEF参照識別子#1を担持する。
S907:AMFは受信されたパラメータを記憶する。
後続の登録領域更新手順では、AMFは、受信したUEのサブスクライブされた定期更新タイマーを、定期的登録領域更新タイマーとしてUEに割り当てる。対応して、UEは、AMFによって割り当てられたサブスクライブされた定期更新タイマー、すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を受信する。
イベント・タイプ#1が接続性喪失イベントである場合、AMFは、モバイル到達可能タイマーが期限切れになるかどうかをモニタリングすることを開始する。モバイル到達可能タイマーは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーに基づいて設定される。一般に、サブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がMDT#1に基づいて設定される場合、モバイル到達可能タイマーの値は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの値と等しいか、または、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの値よりも若干大きい、すなわち、モバイル到達可能タイマーの持続時間は、固定値(たとえば、4分)およびUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を加算することによって得られる。このように、モバイル到達可能タイマーの持続時間はMDT#1に等しい。
イベント・タイプ#1がUE到達可能性イベントである場合、AMFは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングし始める。MRT#1が提供される場合、AMFは、MRT#1をUEに提供し、UEは、MRT#1に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。
SNPD#1が提供される場合、AMFは、セッション管理機能(session management function、SMF)にSNPD#1を提供する。SMFがSNPD#1を受信すると、SMFはSNPD#1に基づくデータをバッファリングするか(データはSMF内でバッファリングされる)、またはSNPD#1をユーザープレーン機能(user plane function、UPF)に送信し、UPFがSNPD#1に基づくデータをバッファリングする(データはUPF内でバッファリングされる)。
S908:AMFは、Nudm SDM通知応答(Nudm_SDM_Notification Response)メッセージ#1をUDMに送信する。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNudm SDM通知応答メッセージ#1を受信する。
Nudm SDM通知応答メッセージ#1は、受け入れ指示情報#1Aを担持し、受け入れ指示情報#1Aは、AMFがデータ挿入を受け入れることを示すために使用される。
S909:AMFは、AMFサブスクリプション(Subscription)識別子#1を割り当て、Namfイベント開示サブスクライブ応答(Namf_EventExposure_Subscribe Response)メッセージ#1をUDMに返す。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#1を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#1は、AMFサブスクリプション識別子#1および受け入れ指示情報#1Bを担持し、受け入れ指示情報#1Bは、AMFが第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S910:UDMは、UDMサブスクリプション(Subscription)識別子#1を割り当て、AMFサブスクリプション識別子#1とUDMサブスクリプション識別子#1との間の対応を記憶する。UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ応答(Nudm_EventExposure_Subscribe Response)メッセージ#1をNEF1に送信する。対応して、NEF1は、UDMによって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#1を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#1は、UDMサブスクリプション識別子#1および受け入れ指示情報#1Cを担持し、受け入れ指示情報#1Cは、UDMが第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S911:NEF1は、NEF1サブスクリプション識別子を割り当て、UDMサブスクリプション識別子#1とNEF1サブスクリプション識別子との間の対応を記憶する。NEF1は、SCS/AS1にNnefイベント開示サブスクライブ応答(Nnef_EventExposure_Subscribe Response)メッセージ#1を送信する。対応して、SCS/AS1は、NEF1によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#1を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#1は、NEF1サブスクリプション識別子および受け入れ指示情報#1Dを担持し、受け入れ指示情報#1Dは、NEF1が第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S912:SCS/AS2は、ある時点でNnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2をNEF2に送信する。対応して、NEF2は、SCS/AS2によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、第2のイベントへのサブスクリプションを要求するために使用される。Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、SCS/AS識別子#2およびイベント・タイプ#2を担持する。モニタリング・イベント構成が単一のUEについて実行される場合は、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、さらに外部識別子またはMSISDNを担持する。モニタリング・イベント構成がUEのグループについて実行される場合は、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、外部グループ識別子をさらに担持する。ここでの外部識別子またはMSISDNによって示されるUEは、S901におけるUEと同じUEである。ここでの外部グループ識別子によって示されるサブスクライバー・グループは、S901におけるサブスクライバー・グループと同じサブスクライバー・グループである。
イベント・タイプ#2が接続性喪失イベントである場合、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、本明細書でMDT#2として示される最大検出時間をさらに担持してもよい。
イベント・タイプ#2がUE到達可能性イベントである場合、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、本明細書でML#2として示される最大レイテンシーをさらに担持してもよい。さらに、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、以下のパラメータの一つまたは複数をさらに担持してもよい:
本明細書でMRT#2として示される最大応答時間;
本明細書でSNDP#2として示される、提案される下りリンク・パケット数。
S913:NEF2は、SCS/AS識別子#2、およびMDT#2もしくはML#2を記憶し、NEF参照識別子#2を割り当てる。NEF2は、ローカル・ポリシーに従って構成要求を認可する。
具体的には、S913については、先行技術を参照されたい。本明細書には、詳細は記載しない。
任意的に、NEF2は、SCS/AS2とのサービスレベル合意に基づいて、第2のイベントへのサブスクリプションの優先度を決定することができ、優先度は、本明細書では優先度#2として表わされる。
S914: NEF2はNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2をUDMに送信する。対応して、UDMは、NEF2によって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、システム100が2つのサブスクリプション・イベントをモニタリングするという前述の記述における第2のメッセージに対応することが理解されるべきである。
Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、外部識別子もしくはMSISDNもしくは外部グループ識別子、イベント・タイプ#2、NEF2識別子、NEF参照識別子#2、およびMDT#2またはML#2を担持する。さらに、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、S912における任意的なパラメータをさらに担持してもよい。
任意的に、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、優先度#2をさらに担持してもよい。
S915:UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2およびNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1のそれぞれにあるイベント・タイプおよび時間パラメータに基づいて、関連する処理を実行する。
UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2に担持される時間パラメータ(すなわち、MDT#2またはML#2)を、ステップS905においてAMFに送信されたNudm SDM通知要求メッセージ#1内にある、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間の値と比較し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要があるかどうかを決定し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要がある場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する。さらに、AMFに新たに追加されたタイマー(すなわち、第1のタイマー)が設定される必要があるか否かが、イベント・タイプ#1および/またはイベント・タイプ#2に基づいてさらに判定されてもよい。第1のタイマーが設定される必要がある場合は、第1のタイマーの持続時間が決定される。
ステップS905において、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がMDT#1に基づいて設定され、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間の値が、MDT#1から固定値を差し引くことによって得られる場合、MDT#2は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものと比較されてもよい。さらに、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものに基づいて計算されてもよい。UDMが、MDT#2に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する必要がある場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2に等しいか、またはMDT#2よりわずかに短い(すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2から固定値(たとえば、4分)を差し引くことによって得られる)。具体的には、前述の関連する内容の記述を参照されたい。詳細をここで再び述べることはしない。
S916:UDMは、各UE(UDMは外部識別子とサブスクライバー識別子の間の対応を記憶する)または各グループ・メンバーUE(UDMは、外部グループ識別子と各グループ・メンバーのサブスクライバー識別子の間の対応を記憶する)について、Nudm SDM通知要求メッセージ#2をAMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNudm SDM通知要求メッセージ#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2がUEのグループについてのものである場合、Nudm SDM通知要求メッセージ#2は外部識別子またはMSISDNを担持し、UDMはNudm SDM通知要求メッセージ#2をそのグループにサービスするすべてのAMFに送信する。さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要がある場合、Nudm SDM通知要求メッセージ#2は、さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する。AMFの第1のタイマーが設定される必要がある場合、Nudm SDM通知要求メッセージ#2は、さらに第1のタイマーの持続時間を担持する。
さらに、イベント・タイプ#2がUE到達可能性イベントであり、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2がさらにMRT#2を提供し、MRT#2>MRT#1である場合、Nudm SDM通知要求メッセージ#2はさらにMRT#2を担持する(MRT#2は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるMRTのうちの最大値である)。さらに、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2がSNPD#2をさらに提供し、SNPD#2>SNPD#1である場合、Nudm SDM通知要求メッセージ#2は、SNPD#2をさらに担持してもよい(MAT#2は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるSNDPのうちの最大値である)。
S917:UDMは、UEまたは各グループ・メンバーUEについて、Namfイベント開示サブスクライブ要求(Namf_EventExposure_Subscribe Request)メッセージ#2をAMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、イベント・タイプ#2、NEF2識別子、およびNEF参照識別子#2を担持する。
S918:AMFは受信したパラメータを記憶する。
その後の登録領域更新手順において、AMFは、定期的登録領域更新タイマーとして、S907において記憶された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをUEに割り当てる。あるいはまた、NudmSDM通知要求メッセージ#2が、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEに割り当てられ、定期的登録領域更新タイマーの持続時間として使用される。NudmSDM通知要求メッセージ#2が第1のタイマーの持続時間を担持する場合は、第1のタイマーの持続時間がAMFの第1のタイマーの持続時間として使用される。
イベント・タイプ#2が接続性喪失イベントである場合、AMFは、モバイル到達可能タイマーまたはイベント・タイプ#2に関連付けられている第1のタイマーの期限が切れるかどうかをモニタリングし始める。イベント・タイプ#1が接続性喪失イベントである場合、AMFは、モバイル到達可能タイマーまたはイベント・タイプ#1に関連付けられている第1のタイマーの期限が切れるかどうかをモニタリングし始める。イベント・タイプ#2がUE到達可能性イベントである場合、AMFは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングし始める。イベント・タイプ#1がUE到達可能性である場合、AMFは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングし始める。MRT#2が提供される場合、AMFは、MRT#2をUEに提供し、UEは、MRT#2に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。AMFがSNPD#2をSMFに提供する場合、SMFは、SNPD#2に基づくデータをバッファリングする(データはSMF内でバッファリングされる)か、SNPD#2をUPFに送信し、UPFが、SNPD#2に基づくデータをバッファリングする(データはUPF内でバッファリングされる)。
S919:AMFは、NudmSDM通知応答メッセージ#1をUDMに送信する。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNudmSDM通知メッセージ#1を受信する。
NudmSDM通知応答メッセージ#1は、受け入れ指示情報#2Aを担持し、受け入れ指示情報#2Aは、AMFがデータ挿入を受け入れることを示すために使用される。
S920:AMFは、AMFサブスクリプション識別子#2を割り当て、Namfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をUDMに返す。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、AMFサブスクリプション識別子#2および受け入れ指示情報#2Bを担持し、受け入れ指示情報#2Bは、AMFが第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S921:UDMは、UDMサブスクリプション識別子#2を割り当て、AMFサブスクリプション識別子#2とUDMサブスクリプション識別子#2との間の対応を記憶する。UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をNEF2に送信する。対応して、NEF2は、UDMによって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、UDMサブスクリプション識別子#2および受け入れ指示情報#2Cを持ち、受け入れ指示情報#2Cは、UDMが第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S922:NEF2は、NEF2サブスクリプション識別子を割り当て、UDMサブスクリプション識別子#2とNEF2サブスクリプション識別子の間の対応を記憶する。NEF2は、Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、NEF2によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、NEF2サブスクリプション識別子および受け入れ指示情報#2Dを担持し、受け入れ指示情報#2Dは、NEF2が第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
結論として、本願のこの実施形態におけるイベント・サブスクリプション方法によれば、新しいイベント・サブスクリプションを受け入れるとき、UDMは既存のイベント・サブスクリプションをキャンセルせず、複数のイベント・サブスクリプションを同時に受け入れる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
図9A、図9B、および図9Cに示されるSCS/AS1およびSCS/AS2は同じSCS/ASであってもよく、NEF1およびNEF2も同じNEFであってもよいことを理解しておくべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
S901~S914に詳細に記載されていない部分については、先行技術を参照することを理解しておくべきである。本明細書には、詳細は記載しない。
図10は、本願のある実施形態によるイベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図10は、図9A、図9B、および図9Cに示されるモニタリング管理動作を対応するネットワーク要素が実行した後に実行されるイベント報告手順を示す図である。図10に記載されたイベント報告手順においては、第1のイベントのタイプおよび第2のイベントのタイプの両方とも、UE到達可能性イベントである。
S1001:AMFが、図9A、図9B、および図9CのステップS905、S906、S916、およびS917で送達されたパラメータに基づいてイベント・モニタリングを実行し、UEが接続モードに変化することを検出する。
S1002:AMFが、第1のイベントに関するレポート#1AをNEF1に送信する。対応して、NEF1は、AMFによって送信された、第1のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#1およびNEF参照識別子#1を担持する。
S1003:NEF1は、第1のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、NEF1によって送信された、第1のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#1およびNEF1サブスクリプション識別子を担持する。
S1004:AMFが、第2のイベントに関するレポート#1AをNEF2に送信する。対応して、NEF2は、AMFによって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#2およびNEF参照識別子#2を担持する。
S1005:NEF2は、第2のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、NEF2によって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#2およびNEF2サブスクリプション識別子を担持する。
図11は、本願のある実施形態によるイベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図11は、図9A、図9B、および図9Cに示されるモニタリング管理動作を対応するネットワーク要素が実行した後に実行されるイベント報告手順を示す図である。図11に記載されたイベント報告手順においては、第1のイベントのタイプおよび第2のイベントのタイプは両方とも、接続性喪失イベントである。モバイル到達可能タイマーが満了すると、AMFは検出されたイベントを関連するNEFに報告する。さらに、第1のタイマーが満了すると、AMFは検出されたイベントを関連するNEFに報告する。
S1101:AMFは、図9A、図9B、および図9CのステップS905、S906、S916、およびS917で送達されたパラメータに基づいてイベント・モニタリングを実行し、モバイル到達可能タイマーの期限が切れることを検出する。
モバイル到達可能タイマーが第1のイベントにサブスクライブするために使用される場合、この方法はステップS1102aおよびS1103aを含む。モバイル到達可能タイマーが第2のイベントにサブスクライブするために使用される場合、この方法はステップS1102bおよびS1103bを含む。
S1102a:AMFが、第1のイベントに関するレポート#1AをNEF1に送信する。対応して、NEF1は、AMFによって送られた、第1のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#1およびNEF参照識別子#1を担持する。
S1103a:NEF1が、第1のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、NEF1によって送信される、第1のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#1およびNEF1サブスクリプション識別子を担持する。
S1102b:AMFが、第2のイベントに関するレポート#1AをNEF2に送信する。対応して、NEF2は、AMFによって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#2およびNEF参照識別子#2を担持する。
S1103b:NEF2が、第2のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、NEF2によって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#2およびNEF2サブスクリプション識別子を担持する。
S1104:AMFが、第1のタイマーの期限切れを検出する。
第1のタイマーが第2のイベントにサブスクライブするために使用される場合、方法は、ステップS1105aおよびS1106aを含む。第1のタイマーが第1のイベントにサブスクライブするために使用される場合、方法は、ステップS1105bおよびS1106bを含む。
S1105a:AMFが、第2のイベントに関するレポート#1AをNEF2に送信する。対応して、NEF2は、AMFによって送信された、第2のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#2およびNEF参照識別子#2を担持する。
S1106a:NEF2が、第2のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、NEF2によって送信される、第2のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第2のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#2およびNEF2サブスクリプション識別子を担持する。
S1105b:AMFが、第1のイベントに関するレポート#1AをNEF1に送信する。対応して、NEF1は、AMFによって送られた、第1のイベントに関するレポート#1Aを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Aは、イベント・タイプ#1およびNEF参照識別子#1を担持する。
S1106b:NEF1が、第1のイベントに関するレポート#1BをSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、NEF1によって送信される、第1のイベントに関するレポート#1Bを受信する。
第1のイベントに関するレポート#1Bは、イベント・タイプ#1およびNEF1サブスクリプション識別子を担持する。
AMFが第1のイベントに関するレポートを送ることは、AMFが第1のイベントを報告することとして述べられてもよいことを理解しておくべきである。対応して、AMFが第2のイベントの報告を送ることは、AMFが第2のイベントを報告することとして述べられてもよい。
下記は、図3および図4に示されるアーキテクチャ図を参照して、本発明のある実施形態における別のイベント・サブスクリプション方法を詳細に別個に説明する。
図12A、図12B、および図12Cは、本願のある実施形態による通信方法の例示的なフローチャートである。図12A、図12Bおよび図12Cに示される実施形態は、図1または図3に示されるシステムまたはアーキテクチャ図に適用されてもよい。図12A、図12B、および図12Cは、方法1200の詳細なステップまたは動作を示すことが理解されるべきである。しかしながら、これらのステップまたは動作は、単なる例に過ぎない。本願のこの実施形態において、別の動作がさらに実行されてもよく、または図12A、図12B、および図12Cの動作の一部のみが実行されてもよい。
S1201:SCS/AS1が、SCEF1にネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aを送信する。対応して、SCEF1は、SCS/AS1によって送信されたネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aを受信する。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、図6Aおよび図6Bに示される方法におけるモニタリング要求メッセージ#1Aと同様である。モニタリング要求メッセージ#1Aとは異なり、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、イベント・サブスクリプションのためではなく、ネットワーク・パラメータ構成のためのみに使用されうる。この場合、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、モニタリング要求メッセージ#1Aのイベント・タイプ#1を担持しない。イベント・タイプ#1を除き、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aにおいて担持される他のパラメータは、モニタリング要求メッセージ#1Aにおいて担持されるものと同じである。ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1AにおけるTLTRI#1は、イベント・サブスクリプションではなく、現在実行されているネットワーク・パラメータ構成(ここでは、第1のネットワーク・パラメータ構成と呼ぶ)を示すために使用されることを注意しておくべきである。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aが単一UEについてネットワーク・パラメータ構成を実行するために使用される場合、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aはさらに外部識別子またはMSISDNを担持する。ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aが、UEのグループについてネットワーク・パラメータ構成を実行するために使用される場合には、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、さらに外部グループ識別子を担持する。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、本明細書でML#1として示される最大レイテンシーを担持してもよい。
任意的に、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、それぞれMRT#1およびSNDP#1として示される、最大応答時間および/または提案される下りリンク・パケット数をさらに担持してもよい。
任意的に、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、イベント・タイプ#1を担持してもよい。この場合、TLTRI #1は、第1のイベントへのサブスクリプションを示すために使用される。イベント・タイプ#1は、第1のイベントのイベント・タイプである。この場合、第1のイベントのタイプが接続性の喪失である場合、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Aは、本明細書でMDT#1として示される最大検出時間をさらに担持してもよい。
S1202:SCEF1は、SCS/AS識別子#1、T8宛先アドレス#1、TLTRI#1、ML#1もしくはMDT#1、およびS1201における任意的なパラメータを記憶し、ローカル・ポリシーに従ってネットワーク・パラメータ構成を認可する。認可が成功した後、SCEF1はSCEF参照識別子#1を割り当て、SCEF参照識別子#1とTLTRI#1との間の対応を記憶する。SCEF参照識別子#1は、コア・ネットワークにおける第1のネットワーク・パラメータ構成を識別するために使用される。
具体的には、S1202については、先行技術の記述を参照されたい。本明細書には、詳細は記載しない。
S1203:SCEF1は、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1BをHSSに送信する。対応して、HSSは、SCEF1によって送信されたネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Bを受信する。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Bは、上述したシステム100によって実装された本願の通信方法における第1のメッセージに対応することを理解しておくべきである。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Bは、外部識別子もしくはMSISDNもしくは外部グループ識別子、SCEF1識別子、SCEF参照識別子#1、およびML#1もしくはMDT#1を伝達する。さらに、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Bは、S1201において任意的なパラメータをさらに担持してもよい。
S1204:HSSは、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Bをチェックし、チェックが成功した後、HSSは受信したパラメータを記憶する。
HSSは、ML#1に基づいて、UEについて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定する。通例、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの設定された持続時間は、ML#1に等しい。
あるいはまた、HSSは、MDT#1に基づいて、UEについて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を設定する。通例、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの設定された持続時間は、MDT#1に等しいか、またはMDT#1よりわずかに短い(たとえば、MDT#1より4分短い)。
S1205:HSSは、各UE(HSSは、外部識別子とサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)または各グループ・メンバーUE(HSSは、外部グループ識別子と各グループ・メンバーのサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)について、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1をMME/SGSNに送信する。対応して、MME/SGSNは、HSSによって送信された挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1を受信する。
挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマー、またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間(ここで、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーはRAU/TAUタイマーである)、SCEF1識別子、SCEF参照識別子#1、およびイベント・タイプ#1を担持する。加えて、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1は、S1201における任意的なパラメータを更にさらに担持してもよい。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1BがUEのグループについてのものである場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1は外部識別子またはMSISDNを担持し、HSSは、グループにサービスするすべてのMME/SGSNに挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1を送信する。
さらに、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1BがMRT#1および/またはSNPD#1をさらに提供する場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1は、MRT#1および/またはSNPD#1をさらに担持してもよい。
S1206:MME/SGSNは受信されたパラメータを記憶する。
その後のRAU/TAU手順では、MME/SGSNは受信されたUEのサブスクライブされた定期更新タイマーを周期的RAU/TAUタイマーとしてUEに割り当て、モバイル到達可能タイマーを設定する。一般に、サブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がMDT#1に基づいて設定される場合、モバイル到達可能タイマーの値は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの値と等しいか、または、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの値よりも若干大きい、すなわち、モバイル到達可能タイマーの持続時間は、固定値(たとえば、4分)と、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間とを加算することによって得られる。このように、モバイル到達可能タイマーの持続時間はMDT#1に等しい。MRT#1が提供される場合、MME/SGSNは、MRT#1をUEに提供し、UEは、MRT#1に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。SNPD#1が提供される場合、MME/SGSNはS-GWにSNPD#1を提供し、S-GWはSNPD#1に基づいてデータをバッファする。
S1207:MME/SGSNは、HHSに挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#1を送信する。対応して、HHSは、MME/SGSNによって送信された挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#1を受信する。
サブスクライバー・データ応答メッセージ#1は、受け入れ指示情報#1Aを担持し、受け入れ指示情報#1Aは、MME/SGSNが第1のネットワーク・パラメータ構成の要求を受け入れることを示すために使用される。
S1208:HSSは、ネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#1BをSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、HSSによって送信されたネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#1Bを受信する。
ネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#1Bは、SCEF参照識別子#1および受け入れ指示情報#1Bを担持し、受け入れ指示情報#1Bは、HSSが第1のネットワーク・パラメータ構成の要求を受け入れることを示すために使用される。
S1209:SCEF1は、SCS/AS1にネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#1Aを送信する。対応して、SCS/AS1は、SCEF1によって送信されたネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#1Aを受信する。
ネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#1Aは、TLTRI#1および受け入れ指示情報#1Cを担持し、受け入れ指示情報#1は、SCEF#1が第1のネットワーク・パラメータ構成要求を受け入れることを示すために使用される。
S1210:SCS/AS2は、ある時点で、SCEF2に対して、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aを送信する。対応して、SCEF2は、SCS/AS2によって送信されたネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aを受信する。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aは、モニタリング要求メッセージ#1Aと同様である。ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aは、SCS/AS識別子#2、T8宛先アドレス#2、およびTLTRI#2を担持してもよい。TLTRI#2は、イベント・サブスクリプションの代わりに、現在実行されているネットワーク・パラメータ構成(ここでは第2のネットワーク・パラメータ構成と記される)を示すために使用される。
ネットワーク・パラメータ構成が単一のUEについて実行されるときは、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aは、さらに外部識別子またはMSISDNを担持する。ネットワーク・パラメータ構成がUEのグループについて実行されるときは、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aは、外部グループ識別子をさらに担持する。ここでMSISDNまたは外部識別子によって示されるUEは、ステップS1201におけるUEと同じUEである。ここで外部グループ識別子によって示されるサブスクライバー・グループは、ステップS1201におけるサブスクライバー・グループと同じサブスクライバー・グループである。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aは、本明細書でML#2と記される最大レイテンシーを担持してもよい。
任意的に、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Aは、それぞれMRT#2およびSNDP#2として示される、最大応答時間および/または提案された下りリンク・パケット数をさらに担持してもよい。
S1211:SCEF2は、SCS/AS識別子#2、T8宛先アドレス#2、TLTRI#2、ML#2、およびS1210における任意的なパラメータを記憶し、ローカル・ポリシーに従ってネットワーク・パラメータ構成を認可する。認可が成功した後、SCEF2はSCEF参照識別子#2を割り当て、参照識別子#2とTLTRI#2との間の対応を記憶する。
S1212:SCEF2は、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2BをHSSに送信する。対応して、HSSは、SCEF2によって送信されたネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Bを受信する。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Bは、上述したシステム100によって実装される本願の通信方法における第2のメッセージに対応することが理解されるべきである。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Bは、外部識別子もしくはMSISDNもしくは外部グループ識別子、SCEF2識別子、SCEF参照識別子#2、およびML#2を担持する。さらに、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Bは、S1210における任意的なパラメータをさらに担持してもよい。
S1213:HSSは、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Bおよびネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#1Bにおけるパラメータに基づいて、関連する処理を実行する。
HSSは、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2Bにおいて担持される時間パラメータ(すなわち、ML#2)を、ステップS1205でMME/SGSNに送られた挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#1内の、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間の値と比較し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がリセットされる必要があるかどうかを決定し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がリセットされる必要がある場合には、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する。さらに、MME/SGSNに新たに追加されたタイマー(すなわち、第1のタイマー)が設定される必要があるかどうかが、イベント・タイプ#1に基づいてさらに判断されてもよい。第1のタイマーが設定される必要がある場合は、第1のタイマーの持続時間が決定される。
ML#2が、S1204において設定された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、HSSは、ML#2に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する。ここで、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を更新するために使用される。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がステップS1204においてMDT#1に基づいて設定され、かつ、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間の値がMDT#1から固定値を差し引くことによって得られる場合、MDT#2は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものと比較されてもよい。さらに、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものに基づいて計算されてもよい。HSSが、MDT#2に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する必要がある場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2に等しいか、またはMDT#2よりわずかに短い(すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2から固定値(たとえば、4分)を差し引くことによって得られる)。具体的には、前述の関連内容の説明を参照されたい。詳細をここで再び述べることはしない。
さらに、イベント・タイプ#1がUE接続性喪失イベントである場合、HSSは、ML#2および/またはS1204において設定された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に基づいて、第1のタイマーの持続時間をさらに決定する。第1のタイマーの持続時間は、第1のイベントに関連付けられる。
具体的には、S1213については、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、本願で提供される通信方法を実行することについての、前述の関連する記述を参照されたい。詳細をここで再び述べることはしない。
S1214:HSSは、各UE(HSSは、外部識別子とサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)または各グループ・メンバーUE(HSSは、外部グループ識別子と各グループ・メンバーのサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)について、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2をMME/SGSNに送信する。対応して、MME/SGSNは、HSSによって送信された挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2を受信する。
ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2BがUEのグループについてのものである場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は外部識別子またはMSISDNを担持し、HSSはそのグループにサービスするすべてのMME/SGSNに、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2を送信する。挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、SCEF2識別子およびSCEF参照識別子#2を担持する。加えて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要がある場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する。MME/SGSNの第1のタイマーがリセットされる必要がある場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、第1のタイマーの持続時間をさらに担持する。
さらに、ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2BがMRT#2を提供し、MRT#2>MRT#1である場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、MRT#2をさらに担持してもよい(MRT#2は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるMRTのうちの最大値である)。ネットワーク・パラメータ構成要求メッセージ#2BがさらにSNPD#2を提供し、SNPD#2>SNPD#1である場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、さらにSNPD#2を担持してもよい(SNPD#2は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるSNPDのうちの最大値である)。
S1215:MME/SGSNは、受信したパラメータを記憶する。
その後のRAU/TAU手順において、MME/SGSNは、周期的RAU/TAUタイマーとして、S1204において記憶された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーをUEに割り当てる。あるいはまた、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2が、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEに割り当てられ、周期的RAU/TAUタイマーの持続時間として使用される。挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2がさらに第1のタイマーの持続時間を担持する場合、第1のタイマーの持続時間はMME/SGSNの第1のタイマーの持続時間として使用される。
イベント・タイプ#1が接続性の喪失である場合、MME/SGSNは、イベント・タイプ#1に関連付けられている第1のタイマーまたはモバイル到達可能タイマーが満了するかどうかをモニタリングすることを開始する。イベント・タイプ#1がUE到達可能性である場合、MME/SGSNは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングすることを開始する。MRT#2が提供される場合、MME/SGSNは、MRT#2をUEに提供し、UEは、MRT#2に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。SNPD#2が提供される場合、MME/SGSNはSNPD#2をS-GWに提供し、S-GWはSNPD#2に基づいてデータをバッファする。
S1216:MME/SGSNは、HHSにサブスクライバー・データ応答メッセージ#2を送信する。対応して、HHSは、MME/SGSNによって送信された挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#2を受信する。
サブスクライバー・データ応答メッセージ#2は、受け入れ指示情報#2Aを担持し、受け入れ指示情報#2Aは、MME/SGSNが第2のネットワーク・パラメータ構成の要求を受け入れることを示すために使用される。
S1217:HSSは、ネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#2BをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、HSSによって送信されたネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#2Bを受信する。
ネットワーク・パラメータ応答メッセージ#2Bは、SCEF参照識別子#2および受け入れ指示情報#2Bを担持し、受け入れ指示情報#2Bは、HSSが第2のネットワーク・パラメータ構成について要求を受け入れることを示すために使用される。
S1218:SCEF2は、SCS/AS2にネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#2Aを送信する。対応して、SCS/AS2は、SCEF2によって送信されたネットワーク・パラメータ構成応答メッセージ#2Aを受信する。
ネットワーク・パラメータ応答メッセージ#2Aは、TLTRI#2および受け入れ指示情報#2Aを担持し、受け入れ指示情報#2Aは、SCEF#2が第2のネットワーク・パラメータ構成についての要求を受け入れることを示すために使用される。
結論として、本願のこの実施形態の通信方法によれば、新しいネットワーク・パラメータ構成要求を受け入れるとき、HSSは、既存のネットワーク・パラメータ構成要求をキャンセルせず、複数のネットワーク・パラメータ構成要求を同時に受け入れる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
図12A、図12B、および図12Cに示されるSCS/AS1およびSCS/AS2は、同じSCS/ASであってもよく、SCEF1およびSCEF2は、同じSCEFであってもよいことを理解しておくべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
S1201~S1212において詳細に記載されていない部分については、先行技術を参照することを理解しておくべきである。本明細書には、詳細は記載しない。
図13A、図13B、および図13Cは、本願の別の実施形態による通信方法の例示的なフローチャートである。図13A、図13Bおよび図13Cに示される実施形態は、図2または図4に示されるシステムまたはアーキテクチャ図に適用されてもよい。図13A、図13B、および図13Cは、方法1300の詳細なステップまたは動作を示すことが理解されるべきである。しかしながら、これらのステップまたは動作は、単に例に過ぎない。本願のこの実施形態では、別の動作がさらに実行されてもよく、または図13A、図13B、および図13Cの動作の一部のみが実行されてもよい。
S1301~S1311については、図9A、図9Bおよび図9Cに示される方法900のS901~S911の説明を参照されたい。違いは、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1がイベント・タイプ#1を担持しなくてもよいことである。この場合、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、ネットワーク・パラメータ構成要求(ここでは第1のネットワーク・パラメータ構成要求として示される)のためのみに使用され、イベント・サブスクリプションのためには使用されない。Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1がイベント・タイプ#1を担持しない場合、対応する他のメッセージもイベント・タイプ#1を担持せず、対応する指示情報は、第1のイベントへのサブスクリプションの代わりに、第1のネットワーク・パラメータ構成要求が受け入れられることを示すために使用される。
Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1は、イベント・タイプ#1も担持してもよいことが理解されるべきである。
この場合、S1303におけるNudmイベント開示サブスクライバー要求メッセージ#1は、上述のシステム100によって実装される本願の通信方法における第1のメッセージに対応することが理解されるべきである。
S1312:SCS/AS2が、ある時点で、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2をNEF2に送信する。対応して、NEF2は、SCS/AS2によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、第2のネットワーク・パラメータ構成要求のために使用される。Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、SCS/AS識別子#2を担持する。ネットワーク・パラメータ構成が単一のUEについて実行されるとき、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、さらに外部識別子またはMSISDNを担持する。ネットワーク・パラメータ構成がUEのグループについて実行されるときは、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、外部グループ識別子をさらに担持する。ここで外部識別子またはMSISDNによって示されるUEは、S1301におけるUEと同じUEである。ここで外部グループ識別子によって示されるサブスクライバー・グループは、S1301におけるサブスクライバー・グループと同じサブスクライバー・グループである。
Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、本明細書でML#2として示される最大レイテンシーをさらに担持してもよい。さらに、Nnefイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、以下のパラメータの一つまたは複数をさらに担持してもよい:
本明細書中でMRT#2として示される最大応答時間;
本明細書中でSNDP#2として示される、提案される下りリンク・パケット数。
S1313:NEF2はSCS/AS識別子#2およびML#2を記憶し、NEF参照識別子#2を割り当てる。NEF2は、ローカル・ポリシーに従って構成要求を認可する。
具体的には、S1313については、先行技術を参照する。本明細書には、詳細は記載しない。
S1314:NEF2は、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2をUDMに送信する。対応して、UDMは、NEF2によって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、上述のシステム100によって実装される本願の通信方法における第2のメッセージに対応するものと理解されるべきである。
Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、外部識別子もしくはMSISDNもしくは外部グループ識別子、NEF2識別子、NEF参照識別子#2、およびML#2を担持する。さらに、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、S1312における任意的なパラメータをさらに担持してもよい。
S1315:UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2およびNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1におけるパラメータに基づいて、関連処理を実行する。
UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2において担持される時間パラメータ(すなわち、ML#2)を、ステップS1305においてAMFに送信されたNudmSDM通知要求メッセージ#1内にある、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの、持続時間の値と比較して、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要があるかどうかを判定し、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要がある場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する。また、AMFに新たに追加されたタイマー(すなわち、第1のタイマー)が設定される必要があるかどうかが、イベント・タイプ#1に基づいてさらに判定されてもよい。第1のタイマーが設定される必要がある場合は、第1のタイマーの持続時間が決定される。ステップS1304において、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間がMDT#1に基づいて設定され、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間の値が、MDT#1から固定値を差し引くことによって得られる場合、MDT#2は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものと比較されてもよい。さらに、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に固定値を加えたものに基づいて計算されてもよい。UDMが、MDT#2に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する必要がある場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2に等しいか、またはMDT#2よりわずかに短い(すなわち、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、MDT#2から固定値(たとえば、4分)を差し引くことによって得られる)。具体的には、前述の関連内容の説明を参照されたい。ここで詳細を再び述べることはしない。
ML#2が、S1305において設定された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、UDMは、ML#2に基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定する。ここで、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を更新するために使用される。
さらに、イベント・タイプ#1がUE接続性喪失イベントである場合、UDMは、ML#2および/またはS1205に設定された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に基づいて、第1のタイマーの持続時間をさらに決定する。第1のタイマーの持続時間は、第1のイベントに関連付けられる。
具体的には、S1315については、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、本願において提供される通信方法を実行することについての、前述の関連する記述を参照されたい。詳細をここで再び述べることはしない。
S1316:UDMは、各UE(UDMは、外部識別子とサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)または各グループ・メンバーUE(UDMは、各グループ・メンバーのサブスクライバー識別子と外部グループ識別子との間の対応を記憶する)について、NudmSDM通知要求メッセージ#2をAMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNudmSDM通知要求メッセージ#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2がUEのグループについてのものである場合、NudmSDM通知要求メッセージ#2は外部識別子もしくはMSISDNを担持し、UDMはNudmSDM通知要求メッセージ#2をそのグループにサービスするすべてのAMFに送信する。さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーがリセットされる必要がある場合、NudmSDM通知要求メッセージ#2は、さらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する。AMFの第1のタイマーが設定される必要がある場合、NudmSDM通知要求メッセージ#2は、さらに第1のタイマーの持続時間を担持する。
さらに、Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2がさらにMRT#2を提供し、MRT#2>MRT#1である場合、NudmSDM通知要求メッセージ#2はさらにMRT#2を担持する(MRT#2は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるMRTのうちの最大値である)。Nudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2がSNPD#2をさらに提供し、SNPD#2>SNPD#1である場合、NudmSDM通知要求メッセージ#2はさらに、SNPD#2を担持してもよい(MAT#2は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプションにおいて担持されるSNDPのうちの最大値である)。
S1317:UDMは、UEまたは各グループ・メンバーUEのために、Namfイベント開示サブスクライブ要求(Namf_EventExposure_Subscribe Request)メッセージ#2をAMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、イベント・タイプ#2、NEF2識別子、およびNEF参照識別子#2を担持する。
S1318:AMFは受信されたパラメータを記憶する。
その後の登録領域更新手順において、AMFは、定期的登録領域更新タイマーとして、S1304において記憶された、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを、UEに割り当てる。あるいはまた、NudmSDM通知要求メッセージ#2が、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を担持する場合、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEに割り当てられ、定期的登録領域更新タイマーの持続時間として使用される。NudmSDM通知要求メッセージ#2が第1のタイマーの持続時間を担持する場合は、第1のタイマーの持続時間はAMFの第1のタイマーの持続時間として使用される。
イベント・タイプ#1が接続性の喪失である場合、AMFは、イベント・タイプ#1に関連付けられた第1のタイマーが期限切れになるかどうかをモニタリングすることを開始する。イベント・タイプ#1がUE到達可能性である場合、AMFは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングすることを開始する。MRT#2が提供される場合、AMFは、MRT#2をUEに提供し、UEは、MRT#2に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。AMFがSNPD#2をSMFに提供する場合、SMFは、SNPD#2に基づいてデータをバッファリングする(データはSMFにおいてバッファリングされる)か、またはSNPD#2をUPFに送信し、UPFが、SNPD#2に基づいてデータをバッファリングする(データはUPFにおいてバッファリングされる)。
S1319:AMFは、NudmSDM通知応答メッセージ#1をUDMに送信する。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNudmSDM通知応答メッセージ#1を受信する。
NudmSDM通知応答メッセージ#1は、受け入れ指示情報#2Aを担持し、受け入れ指示情報#2Aは、AMFがデータ挿入を受け入れることを示すために使用される。
S1320:AMFは、AMFサブスクリプション識別子#2を割り当て、Namfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をUDMに返す。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、AMFサブスクリプション識別子#2および受け入れ指示情報#2Bを担持し、受け入れ指示情報#2Bは、AMFが第2のネットワーク・パラメータ構成要求を受け入れることを示すために使用される。
S1321:UDMは、UDMサブスクリプション識別子#2を割り当て、AMFサブスクリプション識別子#2とUDMサブスクリプション識別子#2との間の対応を記憶する。UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をNEF2に送信する。対応して、NEF2は、UDMによって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、UDMサブスクリプション識別子#2および受け入れ指示情報#2Cを担持し、受け入れ指示情報#2Cは、UDMが第2のネットワーク・パラメータ構成要求を受け入れることを示すために使用される。
S1322:NEF2は、NEF2サブスクリプション識別子を割り当て、UDMサブスクリプション識別子#2とNEF2サブスクリプション識別子の間の対応を記憶する。NEF2は、Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、NEF2によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、NEF2サブスクリプション識別子および受け入れ指示情報#2Dを担持し、受け入れ指示情報#2Dは、NEF2が第2のネットワーク・パラメータ構成要求を受け入れることを示すために使用される。
結論として、本願のこの実施形態の通信方法によれば、新しいネットワーク・パラメータ構成要求を受け入れるとき、UDMは、既存のネットワーク・パラメータ構成要求をキャンセルせず、複数のネットワーク・パラメータ構成要求を同時に受け入れる。これは、システム・パフォーマンスを改善できる。
図13A、図13B、および図13Cに示されるSCS/AS1およびSCS/AS2は、同じSCS/ASであってもよく、NEF1およびNEF2は、同じNEFであってもよいことを理解しておくべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
S1301~S1314に詳細に記載されていない部分については、先行技術を参照することを理解しておくべきである。本明細書には、詳細は記載しない。
下記は、図3および図4に示されるアーキテクチャ図を参照して、別個に、本発明の実施形態における別のイベント・サブスクリプション方法を詳細に説明する。
図14Aおよび図14Bは、本願のある実施形態によるイベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図14Aおよび図14Bに示される実施形態は、図1または図3に示されるシステムまたはアーキテクチャ図に適用されてもよい。図14Aおよび図14Bは、方法1400の詳細なステップまたは動作を示すことが理解されるべきである。しかしながら、これらのステップまたは動作は、単に例に過ぎない。本願のこの実施形態では、別の動作がさらに実行されてもよく、または図14Aおよび図14Bにおける動作の一部のみが実行されてもよい。図14Aおよび図14Bに記載される方法は、本願においてシステム100によって実装される前述の別のイベント・サブスクリプション方法に対応してもよい。さらに、図14Aおよび図14Bにおいて、第1のイベントへのサブスクリプションおよび第2のイベントへのサブスクリプションは、それぞれ、本願のシステムによって実装される上記の別のイベント・サブスクリプション方法における第2のイベントへのサブスクリプションおよび第1のイベントへのサブスクリプションに対応し、SCEF1およびSCEF2はそれぞれ、本願のシステムによって実装される上記の別のイベント・サブスクリプション方法における第2の能力開示機能ネットワーク要素および第1の能力開示ネットワーク要素に対応する。
S1401~S1412:SCS/AS1から第1のイベントについてのサブスクリプション要求を受け入れた後、HSSは、SCS/AS2から第2のイベントについてのサブスクリプション要求を受け取る。イベント・サブスクリプション要求は、イベント・モニタリング要求と称されることもあることを理解しておくべきである。
具体的には、ステップS1401~S1412は、方法600のステップS601~S612と同じである。詳細については、方法600のステップS601~S612の記述を参照されたい。簡潔のため、詳細をここでは再び述べることはしない。
S1412におけるモニタリング要求メッセージ#2Bは、上述したシステム200内の第1の能力開示機能ネットワーク要素によって送信される第1のメッセージに対応することを理解しておくべきである。
S1413:HSSは、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにするかどうかを決定する。
たとえば、HSSは、オペレータのポリシー、第2のイベントへのサブスクリプションおよび第1のイベントへのサブスクリプションの優先度、またはオペレータのポリシーおよび第2のイベントへのサブスクリプションおよび第1のイベントへのサブスクリプションの優先度に基づいて、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化するかどうかを決定してもよい。HSSが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化することを決定した場合、HSSは、第1のイベントへのサブスクリプションをサスペンドまたは非アクティブ化する。
S1413において、HSSが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定する場合、関連するネットワーク要素は、ステップS1414~S1418を実行してもよい。HSSが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定する場合は、ステップS1414~S1416はスキップされる。
S1414:HSSは、各UE(HSSは、外部識別子とサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)または各グループ・メンバーUE(HSSは、各グループ・メンバーの外部グループ識別子とサブスクライバー識別子との間の対応を記憶する)について、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2をMME/SGSNに送信する。対応して、MME/SGSNは、HSSによって送信された挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2を受信する。
挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、イベント・タイプ#2、UEのサブスクライブされた定期更新タイマー(またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間)、SCEF2識別子、およびSCEF参照識別子#2を担持する。
モニタリング要求メッセージ#2BがUEのグループについてのものである場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、外部識別子またはMSISDNを担持し、HSSは、グループにサービスするすべてのMME/SGSNに挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2を送信する。
さらに、イベント・タイプ#2がUE到達可能性であり、モニタリング要求メッセージ#2BがさらにMRT#2および/またはSNPD#2を提供する場合、挿入サブスクライバー・データ要求メッセージ#2は、MRT#2および/またはSNPD#2をさらに担持してもよい。
S1415:MME/SGSNは受信したパラメータを記憶する。
その後のRAU/TAU手順において、MME/SGSNは、UEの受信されたサブスクライブされた定期更新タイマーを周期的RAU/TAUタイマーとしてUEに割り当てる。イベント・タイプ#2が接続性の喪失である場合、MME/SGSNは、モバイル到達可能タイマーが期限切れになるかどうかをモニタリングすることを開始する。モバイル到達可能タイマーは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーに基づいて設定される。イベント・タイプ#2がUE到達可能性である場合は、MME/SGSNは、UEが接続モードに入るかどうかをモニタリングすることを開始する。MRT#2が提供される場合、MME/SGSNが、MRT#2をUEに提供し、UEが、MRT#2に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。SNPD#2が提供される場合、MME/SGSNはSNPD#2をS-GWに提供し、S-GWはSNPD#2に基づいてデータをバッファする。
S1416:MME/SGSNは、HHSに挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#2を送信する。対応して、HHSは、MME/SGSNによって送信された挿入サブスクライバー・データ応答メッセージ#2を受信する。
サブスクライバー・データ応答メッセージ#2は、アクティブ化指示情報を担持し、アクティブ化指示情報は、MME/SGSNが第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S1417:HSSはモニタリング要求応答メッセージ#2BをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、HSSによって送信されたモニタリング要求応答メッセージ#2Bを受信する。
ステップS1413において、HSSが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすると決定した場合、モニタリング要求応答メッセージ#2Bは、SCEF参照識別子#2およびアクティブ化指示を担持する。この場合のモニタリング要求応答メッセージ#2Bは、上述した第1のアクティブ化指示情報に対応することを理解しておくべきである。
ステップS1413において、HSSが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定した場合、モニタリング要求応答メッセージ#2Bは、SCEF参照識別子#2と、サスペンド/アクティブ化なし指示とを担持する。この場合のモニタリング要求応答メッセージ#2Bは、上述した第1のアクティブ化なし指示情報に対応することを注意しておくべきである。
S1418:SCEF2は、モニタリング要求応答メッセージ#2AをSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、SCEF2によって送信されたモニタリング要求応答メッセージ#2Aを受信する。
S1417におけるモニタリング要求応答メッセージ#2B内の情報に基づき、モニタリング要求応答メッセージ#2Aは、TLTRI#2と、アクティブ化指示またはサスペンド/アクティブ化なし指示とを担持する。
S1419:ステップS1413において、HSSが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすると決定した場合、HSSは、モニタリング指示情報#1をSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、HSSによって送信されたモニタリング指示情報#1を受信する。
モニタリング指示情報#1は、SCEF参照識別子#1およびサスペンド/非アクティブ化指示を担持する。換言すれば、ステップS1413において、HSSが、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定した場合、HSSは、第1のイベントへのサブスクリプションを非アクティブにする。
モニタリング指示情報#1は、上述した第1の非アクティブ化指示情報に対応しうることを理解しておくべきである。
S1420:SCEF1はSCS/AS1にモニタリング指示情報#2を送信する。対応して、SCS/AS1は、SCEF1によって送信されたモニタリング指示情報#2を受信する。
モニタリング指示情報#2は、TLTRI#1およびサスペンド/非アクティブ化指示を担持する。
S1419は、S1414またはS1417の前に実行されてもよく、S1414またはS1417の後に実行されてもよく、またはS1414またはS1417と同時に実行されてもよいことを理解しておくべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
HSSがステップS1413において第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定する場合、方法1400は、ステップS1421およびS1422をさらに含んでいてもよい。
S1421:SCS/AS1が第1のイベントへのサブスクリプションを削除すると決定した場合、関連するネットワーク要素はイベント・サブスクリプション削除動作を実行する。詳細は、次のとおり。
(1)SCS/AS1が、モニタリング削除指示情報#1AをSCEF1に送信する。対応して、SCEF1は、SCS/AS1によって送信されたモニタリング削除指示情報#1Aを受信する。
モニタリング削除指示情報#1Aは、SCEF1が第1のイベントへのサブスクリプションを削除することを示すために使用され、モニタリング削除指示情報#1Aは、TLTRI#1を含む。
(2)SCEF1は、モニタリング削除指示情報#1BをHSSに送信する。対応して、HSSは、SCEF1によって送信されたモニタリング削除指示情報#1Bを受信する。
モニタリング削除指示情報#1Bは、HSSが第1のイベントへのサブスクリプションを削除することを示すために使用され、モニタリング削除指示情報#1Bは、SCEF参照識別子#1を含む。
モニタリング削除指示情報#1Bは、上述したイベント・サブスクリプション削除要求メッセージに対応することを理解しておくべきである。
(3)HSSは、第1のイベントへのサブスクリプションの関連パラメータ(すなわち、ステップS1403においてモニタリング要求メッセージ#1Bに含まれていたパラメータ)を削除し、第2のイベントへのサブスクリプションのパラメータ(すなわち、ステップ1412において受信されたMDT#2またはML#2)に基づいて、UEのサブスクライブされたRAU/TAUタイマーを設定する。
S1422:関連するネットワーク要素は、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにする手順を実行する。
具体的には、ステップS1414~S1418の説明を参照されたい。ここで詳細を再び述べることはしない。
S1423:SCS/AS2が第2のイベントへのサブスクリプションを削除すると決定した場合、関連するネットワーク要素はイベント・サブスクリプション削除動作を実行する。詳細は、次のとおり。
(1)SCS/AS2が、モニタリング削除指示情報#2AをSCEF2に送信する。対応して、SCEF2は、SCS/AS2によって送信されたモニタリング削除指示情報#2Aを受信する。
モニタリング削除指示情報#2Aは、SCEF2が第2のイベントへのサブスクリプションを削除することを示すために使用され、モニタリング削除指示情報#2Aは、TLTRI#2を含む。
(2)SCEF2が、モニタリング削除指示情報#2BをHSSに送信する。対応して、HSSは、SCEF2によって送信されたモニタリング削除指示情報#2Bを受信する。
モニタリング削除指示情報#2Bは、HSSが第2のイベントへのサブスクリプションを削除することを示すために使用され、モニタリング削除指示情報#2Bは、SCEF参照識別子#2を含む。
モニタリング削除指定情報#2Bは、上述した別のイベント・サブスクリプション削除要求メッセージに対応することを理解しておくべきである。
(3)HSSは、第2のイベントへのサブスクリプションの関連パラメータ(すなわち、ステップS1412においてモニタリング要求メッセージ#2Bに含まれていたパラメータ)を削除し、第1のイベントへのサブスクリプションのパラメータ(すなわち、ステップS1403において受信されたMDT#1またはML#1)に基づいて、UEのサブスクライブされたRAU/TAUタイマーを設定する。
S1424:関連するネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにする手順を実行する。
具体的には、ステップS1405~S1409の記述を参照されたい。ここで詳細を再び述べることはしない。
結論として、本願のこの実施例におけるイベント・サブスクリプション方法によれば、HSSは、新規イベント・サブスクリプション要求を単に拒否または受諾する、あるいは既存のイベント・サブスクリプション要求を取り消すのではない。HSSが複数のイベント・サブスクリプション要求を受信した場合、1つのイベント・サブスクリプション要求のみがアクティブ化されるか、または1つのイベント・サブスクリプション要求のみが有効のままであり、他の無効なイベント・サブスクリプション要求は取り消されない。有効なイベント・サブスクリプション要求が削除された後、HSSは無効なイベント・サブスクリプション要求をアクティブ化する。
図15Aおよび図15Bは、本願のある実施形態による、イベント・サブスクリプション方法の例示的なフローチャートである。図15Aおよび図15Bに示される実施形態は、図2または図4に示されるシステムまたはアーキテクチャ図に適用されてもよい。図15Aおよび図15Bは、方法1500の詳細なステップまたは動作を示すことが理解されるべきである。しかしながら、これらのステップまたは動作は、単に例に過ぎない。本願のこの実施形態では、別の動作がさらに実行されてもよく、または図15Aおよび図15Bにおける動作の一部のみが実行されてもよい。図15Aおよび図15Bに記載される方法は、本願のシステム100によって実装される前述した別のイベント・サブスクリプション方法に対応してもよい。さらに、図15Aおよび図15Bにおいて、第1のイベントへのサブスクリプションおよび第2のイベントへのサブスクリプションは、それぞれ、本願のシステムによって実装される上記の別のイベント・サブスクリプション方法における第2のイベントへのサブスクリプションおよび第1のイベントへのサブスクリプションに対応し、NEF1およびNEF2は、それぞれ、本願のシステムによって実装される上記の別のイベント・サブスクリプション方法における第2の能力開示機能ネットワーク要素および第1の能力開示ネットワーク要素に対応する。
S1501~S1514:SCS/AS1から第1のイベントについてのサブスクリプション要求を受け入れた後、UDMはSCS/AS2から第2のイベントについてのサブスクリプション要求を受け取る。イベント・サブスクリプション要求は、イベント開示サブスクリプション要求とも呼ばれることがあることを理解しておくべきである。
具体的には、ステップS1501~S1514については、上記の方法900におけるステップS901~S914の説明を参照されたい。簡潔のため、ここで詳細を再び述べることはしない。
S1412におけるNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、上述のシステム200内の第1の能力開示機能ネットワーク要素によって送信される第1のメッセージに対応することが理解されるべきである。
S1515:UDMは、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにするかどうかを決定する。
たとえば、UDMは、オペレータのポリシー、第2のイベントへのサブスクリプションおよび第1のイベントへのサブスクリプションの優先度、またはオペレータのポリシーおよび第2のイベントへのサブスクリプションおよび第1のイベントへのサブスクリプションの優先度に基づいて、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化するかどうかを決定してもよい。UDMが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化することを決定した場合、UDMは、第1のイベントへのサブスクリプションをサスペンドまたは非アクティブ化する。
S1515において、UDMが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定した場合、関連するネットワーク要素は、ステップS1516~S1524を実行してもよい。UDMが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定した場合、ステップS1516からS1520はスキップされる。
S1516:UDMは、UEまたは各グループ・メンバーUEについて、NudmSDM通知要求メッセージ#2をAMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNudmSDM通知要求メッセージ#2を受信する。
NudmSDM通知要求メッセージ#2は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーまたはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を担持する。ここで、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーは、周期的登録領域(Registration Area)更新タイマーである。NudmSDM通知要求メッセージ#2がUEのグループについてのものである場合、NudmSDM通知要求メッセージ#2は外部識別子もしくはMSISDNを担持し、UDMは、NudmSDM通知要求メッセージ#2をそのグループにサービスするすべてのAMFに送信する。
さらに、イベント・タイプ#2がUE到達可能性である場合、NudmSDM通知要求メッセージ#2は、MRT#2(提供されている場合)およびSNPD#2(提供されている場合)をさらに担持してもよい。
S1517:UDMは、UEまたは各グループ・メンバーUEについて、Namfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2をAMFに送信する。対応して、AMFは、UDMによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2は、イベント・タイプ#2、NEF2識別子、およびNEF参照識別子#2を担持する。
S1518:AMFは受信されたパラメータを記憶する。その後の登録領域更新手順では、AMFは、受信されたUEのサブスクライブされた定期更新タイマーを、定期的登録領域更新タイマーとしてUEに割り当てる。
イベント・タイプ#2が接続性の喪失である場合、AMFは、モバイル到達可能タイマーが期限切れになるかどうかのモニタリングを開始する。モバイル到達可能タイマーは、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーに基づいて設定される(モバイル到達可能タイマーの持続時間は、通例、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間よりも長い)。
イベント・タイプ#2がUE到達可能性である場合、AMFは、UEが接続モードに入るかどうかのモニタリングを開始する。MRT#2が提供される場合、AMFは、MRT#2をUEに提供し、UEは、MRT#2に基づいて、ページングのために到達可能である状態が保持される時間を決定する。
SNPD#2が提供される場合、AMFはSNPD#2をSMFに提供する。SMFがSNPD#2を受信する場合、SMFは、SNPD#2に基づいてデータをバッファリングするか(データはSMFにおいてバッファリングされる)、またはSNPD#2をUPFに送信し、UPFが、SNPD#2に基づいてデータをバッファリングする(データはUPFにおいてバッファリングされる)。
S1519:AMFは、NudmSDM通知応答メッセージ#2をUDMに送信する。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNudmSDM通知応答メッセージ#2を受信する。
NudmSDM通知応答メッセージ#2は、受け入れ指示情報#2Aを担持し、受け入れ指示情報#2Aは、AMFが第2のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S1520:AMFは、AMFサブスクリプション識別子#2を割り当て、Namfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をUDMに返す。対応して、UDMは、AMFによって送信されたNamfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Namfイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、AMFサブスクリプション識別子#2および受け入れ指示情報#2Bを担持し、受け入れ指示情報#2Bは、AMFが第1のイベントへのサブスクリプションを受け入れることを示すために使用される。
S1521:UDMは、UDMサブスクリプション識別子#2を割り当て、AMFサブスクリプション識別子#2とUDMサブスクリプション識別子#2との間の対応を記憶する。UDMは、Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をNEF2に送信する。対応して、NEF2は、UDMによって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、UDMサブスクリプションID#2を担持する。UDMがS1515において第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定した場合、Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、さらにアクティブ化指示を担持する。この場合のNudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、上記の第1のアクティブ化指示情報に対応することを理解しておくべきである。
UDMがS1515において第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定した場合、Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2はさらに、アクティブ化なし/サスペンド指示を担持する。この場合、Nudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、上記の第1のアクティブ化なし指示情報に対応することを理解しておくべきである。
S1522:NEF2は、NEF2サブスクリプション識別子を割り当て、UDMサブスクリプション識別子#2とNEF2サブスクリプション識別子の間の対応を記憶する。NEF2は、Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2をSCS/AS2に送信する。対応して、SCS/AS2は、NEF2によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、NEF2サブスクリプション識別子を担持する。NEF2によって受信されたNudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2がアクティブ化指示を担持する場合、Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は該アクティブ化指示を担持する。NEF2によって受信されたNudmイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2が、アクティブ化なし/サスペンド指示を担持する場合、Nnefイベント開示サブスクライブ応答メッセージ#2は、該アクティブ化なし/サスペンド指示を担持する。
S1523:UDMがS1515において第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化し、第1のイベントへのサブスクリプションを非アクティブ化する場合、UDMはNudmイベント開示通知(Nudm_EventExposure_Notify)メッセージ#1をNEF1に送信する。対応して、NEF1は、UDMによって送信されたNudmイベント開示通知メッセージ#1を受信する。
Nudmイベント開示通知メッセージ#1は、UDM参照識別子#1と非アクティブ化指示を担持する。
Nudmイベント開示通知メッセージ#1は、前述の第1の非アクティブ化指示情報に対応しうることが理解されるべきである。
S1524:NEF1は、受信されたNudmイベント開示通知メッセージ#2に基づいて、Nnefイベント開示通知(Nnef_EventExposure_Notify)メッセージ#2をSCS/AS1に送信する。対応して、SCS/AS1は、NEF1によって送信されたNnefイベント開示通知メッセージ#2を受信する。
Nnefイベント開示通知メッセージ#2は、NEF1参照識別子#1および非アクティブ化指示を担持する。
S1523は、S1516またはS1521の前に実行されてもよく、S1516またはS1521の後に実行されてもよく、あるいはS1516またはS1521と同時に実行されてもよいことを理解しておくべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ステップS1515において、UDMが第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定する場合、方法1500は、ステップS1525およびS1526をさらに含んでいてもよい。
S1525:SCS/AS1が第1のイベントへのサブスクリプションを削除すると決定するときは、関連するネットワーク要素はイベント・サブスクリプション削除動作を実行する。詳細は、次のとおり。
(1)SCS/AS1が、Nnefイベント開示サブスクライブ解除要求(Nnef_EventExposure_UnSubscribe要求)メッセージ#1をNEF1に送信する。対応して、NEF1は、SCS/AS1によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ解除要求メッセージ#1を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ解除要求メッセージ#1は、第1のイベントへのサブスクリプションを削除するようNEF1に示すために使用される。
(2)NEF1は、Nudmイベント開示サブスクライブ解除要求#1をUDMに送信する。対応して、UDMは、NEF1によって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ解除要求#1を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ解除要求#1は、前述のイベント・サブスクリプション削除要求メッセージに対応することが理解されるべきである。
(3)UDMは、第1のイベントへのサブスクリプションの関連パラメータ(すなわち、ステップS1503においてNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#1に含まれていたパラメータ)を削除し、第2のイベントへのサブスクリプションのパラメータ(すなわち、ステップ1514において受信されたMDT#2またはML#2)に基づいて、UEのサブスクライブされたRAU/TAUタイマーを設定する。
S1526:関連するネットワーク要素は、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにする手順を実行する。
具体的には、ステップS1516~S1522の説明を参照されたい。ここで詳細を再び述べることはしない。
S1527:SCS/AS2が第2のイベントへのサブスクリプションを削除することを決定するとき、関連するネットワーク要素はイベント・サブスクリプション削除動作を実行する。詳細は、次のとおり。
(1)SCS/AS2は、Nnefイベント開示サブスクライブ解除要求(Nnef_EventExposure_UnSubscribe要求)メッセージ#2をNEF2に送信する。対応して、NEF2は、SCS/AS2によって送信されたNnefイベント開示サブスクライブ解除要求メッセージ#2を受信する。
Nnefイベント開示サブスクライブ解除要求メッセージ#2は、第1のイベントへのサブスクリプションを削除することをNEF2に示すために使用される。
(2)NEF2は、Nudmイベント開示サブスクライブ解除要求#2をUDMに送信する。対応して、UDMは、NEF2によって送信されたNudmイベント開示サブスクライブ解除要求#2を受信する。
Nudmイベント開示サブスクライブ解除要求#2は、前述の別のイベント・サブスクリプション削除要求メッセージに対応することを理解しておくべきである。
(3)UDMは、第2のイベントへのサブスクリプションの関連パラメータ(すなわち、ステップS1514においてNudmイベント開示サブスクライブ要求メッセージ#2に含まれていたパラメータ)を削除し、第1のイベントへのサブスクリプションのパラメータ(すなわち、ステップ1503において受信されたMDT#1またはML#1)に基づいて、UEのサブスクライブされたRAU/TAUタイマーを設定する。
S1528:関連するネットワーク要素は、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにする手順を実行する。
具体的には、ステップS1505~S1511の説明を参照されたい。ここで詳細を再び述べることはしない。
結論として、本願のこの実施形態におけるイベント・サブスクリプション方法によれば、HSSは、単に新規イベント・サブスクリプション要求を拒否または受諾する、あるいは既存のイベント・サブスクリプション要求を取り消すのではない。HSSが複数のイベント・サブスクリプション要求を受信した場合、1つのイベント・サブスクリプション要求のみがアクティブ化されるか、1つのイベント・サブスクリプション要求のみが有効のままであり、他の無効なイベント・サブスクリプション要求は取り消されない。有効なイベント・サブスクリプション要求が削除された後、HSSは無効なイベント・サブスクリプション要求をアクティブ化する。
上記は、図6Aおよび図6Bないし図15Aおよび図15Bを参照して、本願の実施形態における方法を記載している。下記は、本願の実施形態における装置を具体的に記載する。
図16は、本願のある実施形態による装置1600の概略ブロック図である。図16に示されるように、装置1600は、受信ユニット1610および処理ユニット1620を含む。
受信ユニット1610は、第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第2のイベントにサブスクライブするために使用され、第2のメッセージは、第2の時間パラメータおよび第2のイベントのタイプを含み、第2のイベントのタイプは、第2のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、第2のイベントのタイプは、接続性喪失イベントである。
処理ユニット1620は、ユーザー装置UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間および第2の時間パラメータに基づいて、または、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータの組み合わせおよび第1のイベントのタイプおよび第2のイベントのタイプの組み合わせのうちの少なくとも一方に基づいて、第1のイベントおよび第2のイベントのモニタリング管理動作を実行するように構成される。ここで、第1のイベントのタイプは第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、第1のイベントへのサブスクリプションに基づいて決定される。
任意的に、モニタリング管理動作を実行するとき、処理ユニット1620は、具体的には:
第2の時間パラメータが、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間よりも長い場合は、第1のタイマーの持続時間を決定し、イベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成され、イベント・パラメータ情報は、第1のタイマーの持続時間と第2のイベントのタイプを含み、第1のタイマーの持続時間は、第2のイベントのタイプに関連付けられ、または、第1のタイマーの持続時間は、第2のイベントにサブスクライブするために使用される。
任意的に、モニタリング管理動作を実行するとき、処理ユニット1620は、具体的には:
第2の時間パラメータがUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に等しい場合、イベント・パラメータ情報を送信するように構成される。ここで、イベント・パラメータ情報は、第2のイベントのタイプを含む。
任意的に、モニタリング管理動作を実行するとき、処理ユニット1620は、具体的には:
第2の時間パラメータが、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定し、イベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するよう構成される。ここで、イベント・パラメータ情報は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間および第2のイベントのタイプを含み、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2のイベントのタイプに関連付けられるか、またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、第2のイベントにサブスクライブするために使用される。
任意的に、第1のイベントのタイプが接続性の喪失である場合、モニタリング管理動作を実行するとき、処理ユニット1620はさらに:
第1のタイマーの持続時間を決定するように構成される。ここで、イベント・パラメータ情報は、第1のタイマーの持続時間をさらに含み、第1のタイマーの持続時間は、第1のイベントのタイプに関連付けられる、または、第1のタイマーの持続時間は、第1のイベントにサブスクライブするためにさらに使用される。
任意的に、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータとの間の大きいほうの値である、または第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータとの間の差の絶対値である。
任意的に、本装置は、ホーム・サブスクライバー・サーバーまたは統一データ管理機能ネットワーク要素である;および/または
移動性管理機能ネットワーク要素は、汎用パケット無線サービス支援ノード、移動性管理ユニット、またはアクセス制御・移動性管理機能ネットワーク要素である。
装置1600内のユニットは、それぞれ、イベント・サブスクリプション方法またはシステム100において、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されることを理解しておくべきである。たとえば、装置1600内のユニットは、方法600におけるHSSによって、また方法900におけるUDMによって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されてもよい。このようにして、前述の方法実施形態における有益な効果を達成することもできる。ここでは、反復を避けるため、その詳細な説明は割愛する。
図17は、本願のある実施形態による装置1700の概略ブロック図である。図17に示されるように、装置1700は、受信ユニット1710、処理ユニット1720、および送信ユニット1730を含む。
受信ユニット1710は、第1のメッセージを受信するように構成され、第1のメッセージは、第1のイベントにサブスクライブするために使用され、第1のメッセージは、第1の時間パラメータおよび第1のイベントのタイプを含み、第1のイベントのタイプは、第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用される。
処理ユニット1720は、第1の時間パラメータに基づいて、ユーザー装置UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間を決定するように構成される。
送信ユニット1730は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と、第1のイベントのタイプとを、移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成される。
受信ユニット1710は、さらに、第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第2のイベントにサブスクライブするために使用され、第2のメッセージは、第2のイベントのタイプを含み、第2のイベントのタイプは、第2のイベントのイベント・タイプを示すために使用される。
第2のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、送信ユニット1730は、さらに、イベント・パラメータ情報を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成される。ここで、イベント・パラメータ情報は第2のイベントのタイプを含む。
任意的に、第2のメッセージは第2の時間パラメータを含む。
第2の時間パラメータが、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、処理ユニット1720は、さらに:
第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定するよう構成され;
イベント・パラメータ情報はさらに、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を含む。
任意的に、第1のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、処理ユニット1720は、さらに、第1のタイマーの持続時間を決定するように構成され;
イベント・パラメータ情報はさらに、第1のタイマーの持続時間を含み、第1のタイマーの持続時間は、第1のイベントにサブスクライブするために使用される。
装置1700内のユニットは、それぞれ、前述のイベント・サブスクリプション方法またはシステム100においてユーザー・データ管理ネットワーク要素によって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されることを理解しておくべきである。たとえば、装置1700内のユニットは、方法600ではHSSによって、方法900ではUDMによって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されてもよい。このようにして、前述の方法の実施形態における有益な効果を達成することもできる。ここでは、反復を避けるため、その詳細な説明は割愛する。
図18は、本願のある実施形態による装置1800の概略ブロック図である。図18に示されるように、装置1800は、受信ユニット1810および処理ユニット1820を含む。
受信ユニット1810は、ユーザー装置UEのサブスクライブされた定期更新タイマー、第1のイベントのタイプ、および第2のイベントのタイプを受信するように構成され、第1のイベントのタイプは、第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、第2のイベントのタイプは、第2のイベントのイベント・タイプを示すために使用され、第1のイベントのタイプは、接続性喪失イベントまたはUE到達可能性イベントであり、第2のイベントのタイプは、接続性喪失イベントまたはUE到達可能性イベントである。
処理ユニット1820は:UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に基づいて、移動性管理機能ネットワーク要素のモバイル到達可能タイマーを設定し、第1のイベントおよび第2のイベントをモニタリングするように構成される。
任意的に、第1のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、本装置はさらに:
第1のイベントがモバイル到達可能タイマーに関連付けられ、モバイル到達可能タイマーが期限切れになるときに、第1のイベントを報告するように構成された第1の送信ユニットを含む。
任意的に、第1のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、本装置はさらに:
処理ユニットがUEが接続モードに変わるか、またはUEがページングされることができることを検出したときに、第1のイベントを報告するように構成された第2の送信ユニットを含む。
任意的に、受信ユニット1810は、第1のタイマーの持続時間を受信するようにさらに構成され;
処理ユニット1820は、さらに、第1のタイマーの持続時間に基づいて、移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーを設定するように構成され、ここで、第1のタイマーは、第1のイベントと関連付けられており、
本装置はさらに:
第1のタイマーが満了したときに第1のイベントを報告するように構成された第3の送信ユニットを含む。
任意的に、第2のイベントのタイプが接続性喪失イベントである場合、本装置はさらに:
第2のイベントがモバイル到達可能タイマーに関連付けられ、モバイル到達可能タイマーが満了したときに、第2のイベントを報告するように構成された第4の送信ユニットを含む。
任意的に、受信ユニットは、第1のタイマーの持続時間を受信するようにさらに構成され;
処理ユニットはさらに、第1のタイマーの持続時間に基づいて移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーを設定するように構成され、第1のタイマーは第2のイベントに関連付けられ;
本装置はさらに:
第1のタイマーが満了したときに第2のイベントを報告するように構成された第5の送信ユニットを含む。
任意的に、第2のイベントのタイプがUE到達可能性イベントである場合、本装置はさらに:
処理ユニットがUEが接続モードに変化する、またはUEがページング可能であることを検出したときに、第2のイベントを報告するように構成された第6の送信ユニットを含む。
装置1800内のユニットは、それぞれ、前述のイベント・サブスクリプション方法、通信方法、またはシステム100において、移動性管理機能ネットワーク要素によって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されることを理解しておくべきである。たとえば、装置1800内のユニットは、図6Aおよび図6Bないし図8ならびに図12A、図12Bおよび図12Cに示される方法においてMME/SGSNによって実行され、図9A、図9Bおよび図9Cないし図11ならびに図13A、図13Bおよび図13Cに示される方法においてAMFによって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されてもよい。このようにして、前述の方法実施形態における有益な効果を達成することもできる。ここでは、反復を避けるため、その詳細な説明は割愛する。
図19は、本願の一実施形態による装置1900の概略ブロック図である。図19に示されるように、装置1900は、受信ユニット1910、処理ユニット1920、および送信ユニット1930を含む。
受信ユニット1910は、第1の能力開示機能ネットワーク要素から第1のメッセージを受信するように構成され、第1のメッセージは第1のイベントにサブスクライブするために使用される。
処理ユニット1920は、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにするかどうかを決定するように構成される。
送信ユニット1930は、処理ユニット1920が、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定した場合、第1の能力開示機能ネットワーク要素に第1のアクティブ化指示情報を送信し、第2の能力開示機能ネットワーク要素に第1のアクティブ化指示情報を送信するように構成され、第1のアクティブ化指示情報は、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブにされたことを示すために使用され、第1の非アクティブ化指示情報は、現在アクティブにされている第2のイベントへのサブスクリプションが非アクティブにされたことを示すために使用される;または
送信ユニット1930は、さらに:処理ユニット1920が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定した場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって、第1のアクティブ化なし指示情報を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信するように構成され、第1のアクティブ化なし指示情報は、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブにされないことを示すために使用される。
第1のイベントへのサブスクリプションおよび第2のイベントへのサブスクリプションは、同じユーザー装置UEについてのイベント・サブスクリプションである。
任意的に、処理ユニット1920が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化することを決定した場合、受信ユニット1910は、第1の能力開示機能ネットワーク要素からイベント・サブスクリプション削除要求メッセージを受信するようにさらに構成される。ここで、イベント・サブスクリプション削除要求メッセージが第1のイベントへのサブスクリプションを削除するために使用される;
処理ユニット1920は、イベント・サブスクリプション削除要求メッセージに基づいて、第1のイベントへのサブスクリプションを削除し、現在未アクティブ状態にある少なくとも1つのイベント・サブスクリプションにおいて、第2のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定するようにさらに構成される;
送信ユニット1920は、第2のアクティブ化指示情報を第2の能力開示機能ネットワーク要素に送信するようにさらに構成され、第2のアクティブ化指示情報は、第2のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されたことを示すために使用される。
任意的に、処理ユニット1920が第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにしないと決定する場合、受信ユニット1910は:
イベント・サブスクリプション削除要求メッセージを、第2の能力開示機能ネットワーク要素から受信するよう構成され、イベント・サブスクリプション削除要求メッセージは第2のイベントへのサブスクリプションを削除するために使用され;
処理ユニット1920は:イベント・サブスクリプション削除要求メッセージに基づいて、第2のイベントへのサブスクリプションを削除し、現在未アクティブ状態にある少なくとも1つのイベント・サブスクリプションにおいて、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにすることを決定するようにさらに構成され;
送信ユニット1920はさらに、第3のアクティブ化指示情報を第1の能力開示機能ネットワーク要素に送信するように構成され、第3のアクティブ化指示情報は、第1のイベントへのサブスクリプションがアクティブ化されることを示すために使用される。
任意的に、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブにするかどうかを決定するとき、処理ユニット1920は、具体的には:
第1のイベントへのサブスクリプションの優先度に基づいて、第1のイベントへのサブスクリプションをアクティブ化するかどうかを決定するよう構成される。
任意的に、第1のイベントへのサブスクリプションまたは第2のイベントへのサブスクリプションは、接続性喪失イベントまたはUE到達可能性イベントにサブスクライブするために使用される。
任意的に、第1の能力開示機能ネットワーク要素および第2の能力開示機能ネットワーク要素は、同じ能力開示ネットワーク要素または異なる能力開示ネットワーク要素である。
任意的に、非アクティブ化されたイベント・サブスクリプションおよびアクティブ化されないイベント・サブスクリプション、および未アクティブ状態のイベント・サブスクリプションをアクティブにすることができる。
装置1900のユニットは、それぞれ、前述のイベント・サブスクリプション方法またはシステム200において、移動性管理機能ネットワーク要素によって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されることを理解しておくべきである。たとえば、装置1900内のユニットは、図14Aおよび図14Bに示される方法におけるMME/SGSNおよび図15Aおよび図15Bに示される方法におけるAMFによって実行される動作または処理手順を実行するように構成されてもよい。このようにして、前述の方法実施形態における有益な効果を達成することもできる。ここでは、反復を避けるため、その詳細な説明は割愛する。
図20は、本願の一実施形態による装置2000の概略ブロック図である。図20に示されるように、装置2000は、受信ユニット2010と、処理ユニット2020と、送信ユニット2030とを含む。
受信ユニット2010は、第2のメッセージを受信するように構成される。第2のメッセージは第2の時間パラメータを含む。
処理ユニット2020は:第2の時間パラメータが、ユーザー装置UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間より短い場合、第2の時間パラメータに基づいて、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を決定するよう構成される。UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーを更新するために使用され、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間は、ユーザー・データ管理ネットワーク要素によって受信された第1のメッセージ内の第1の時間パラメータに基づいて決定される。
送信ユニット2030は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの更新された持続時間を、移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成される。
任意的に、第1のメッセージは:第1のイベントのタイプを含み、送信ユニット2030はさらに:
第1のイベントのタイプを移動性管理機能のネットワーク要素に送信するよう構成される。第1のイベントのタイプは、第1のイベントのイベント・タイプを示すために使用される。
任意的に、第1のイベントのタイプがUE接続性喪失イベントである場合、処理ユニット2020はさらに:
第2の時間パラメータおよび/またはUEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間に基づいて、第1のタイマーの持続時間を決定するよう構成され;
送信ユニット2030は、さらに、第1のタイマーの持続時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信するように構成され、第1のタイマーの持続時間は、移動性管理機能ネットワーク要素の第1のタイマーを設定するために使用され、第1のタイマーは、第1のイベントにサブスクライブするために使用される。
任意的に、第2のメッセージは第2の最大応答時間を含み、第2の最大応答時間が第1の最大応答時間よりも大きい場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素はさらに、第2の最大応答時間を移動性管理機能ネットワーク要素に送信する。ここで、最大応答時間は、UEが到達可能状態にある時間を示すために使用され、第1の最大応答時間は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれる最大応答時間のうちの最大値である;および/または
第2のメッセージは、第2の提案された下りリンク・パケット数を含み、第2の提案された下りリンク・パケット数が、第1の提案された下りリンク・パケット数より大きい場合、ユーザー・データ管理ネットワーク要素はさらに、第2の提案された下りリンク・パケット数を移動性管理機能ネットワーク要素に送る。ここで、提案された下りリンク・パケット数は、UEが到達不能であるときに、ネットワーク要素によってバッファされるパケットの数を示すために使用され、第1の提案された下りリンク・パケット数は、UEについてのすべてのイベント・サブスクリプション要求メッセージに含まれる、提案された下りリンク・パケット数のうちの最大値である。
任意的に、第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間であるか、または第1のタイマーの持続時間は、UEのサブスクライブされた定期更新タイマーの持続時間と第2の時間パラメータとの間の差の絶対値である。
装置2000のユニットは、それぞれ、前述の通信方法またはシステム100において、移動性管理機能ネットワーク要素によって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されることを理解しておくべきである。たとえば、装置2000のユニットは、図12A、図12B、および図12Cに示される方法におけるMME/SGSNおよび図13A、図13B、および図13Cに示される方法におけるAMFによって実行されるアクションまたは処理手順を実行するように構成されてもよい。このようにして、前述の方法実施形態における有益な効果を達成することもできる。ここでは、反復を避けるため、その詳細な説明は割愛する。
図16ないし図20に示される装置における送信ユニットは、図5に示される通信インターフェース503または出力装置504によって実装されてもよく、受信ユニットは、図5に示される通信インターフェース503または入力装置505によって実装されてもよく、処理ユニットは、図5に示されるプロセッサ501によって実装されてもよいことをさらに理解しておくべきである。あるいはまた、図16ないし図20に示される装置内のすべてのユニットは、図5に示されるプロセッサ501によって実装されてもよい。
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズム・ステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実装されうることを認識するであろう。機能がハードウェアによって実行されるかソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の具体的な用途および設計上の制約に依存する。当業者は、具体的な用途ごとに、記載された機能を実装するために異なる方法を用いることができるが、その実装が本願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
簡便な記載のため、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスについては、前述の方法実施形態における対応するプロセスが参照され、ここで詳細を再び述べていないことが、当業者には明らかに理解されうる。
本願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方法で実装されうることを理解しておくべきである。たとえば、記載された装置実施形態は、単に例である。たとえば、ユニット分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際の実装においては他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに組み合わされ、または統合されてもよく、あるいはいくつかの特徴は、無視され、または実行されなくてもよい。加えて、表示または議論された相互結合、または直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されうる。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形で実装されうる。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されていてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。それらのユニットの一部または全部が、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、または各ユニットは、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、これらの機能は、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決策は本質的に、または先行技術に寄与する部分は、または技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア製品の形で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(これはパーソナルコンピュータ、サーバー、ネットワーク装置などであってもよい)に、本願の実施形態に記載される方法のステップの全部または一部を実行するように指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクのようなプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、単に本願の具体的な実装であり、本願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本願に開示された技術的範囲内で、当業者が容易に理解することができる任意の変更または置換は、本願の保護範囲に含まれる。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。