JP7110353B2 - カテーテルベースの閉塞物除去システム及び方法 - Google Patents

カテーテルベースの閉塞物除去システム及び方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年12月21日に出願された仮出願第62/609,046号の利益を主張し、すべての目的のためにその全体を参照により本明細書に取り込む。
分野
本開示は、一般に、体腔内の不要なデブリ又は他の材料の除去に関する。より具体的には、本開示は、体腔内の閉塞性材料を除去するためのカテーテルシステム及びその方法に関する。
背景
閉塞物の除去及び体腔を通る血流の回復のための血管内浄化処置は存在する。このような処置は様々な血管内疾患の結果として必要になる場合がある。例えば、末梢動脈疾患(PAD)は、プラークの蓄積による動脈の狭窄を伴う状態である。管腔の内壁にプラークが形成されると、管腔を通るそれぞれの臓器への血流が制限される。管腔が浄化されなければ、永久的な閉塞及び血流の制限が起こり、壊死などのより深刻な状態につながる可能性がある。同様の閉塞を引き起こす可能性のある他の閉塞性材料としては、血栓(すなわち、血餅)、脂肪球、気泡及び血流内の他の異物が挙げられる。体内のこれらのタイプの異物は、本開示では一般に「閉塞性材料」、「閉塞性デブリ」又は「閉塞性凝集物」と呼ばれる。
様々な血管内処置を行うときに、閉塞、塞栓を防止し、適切な血流を回復するために、閉塞性材料は体腔内から除去される。そのような処置の例としては、例えば、塞栓除去術及びアテレクトミーが挙げられ、そこでは、閉塞性材料は、様々な除去技術を使用して、動脈、静脈、血管及び他の脈管構造から除去される。現在の技術は、一般に、閉塞物を切断し、削り、サンド処理し、グラインドし又は他の方法で低減するように設計された様々なデバイスによる閉塞性材料の解離を含む。しかしながら、これは、体腔内に自由に流れる閉塞性デブリをしばしば作り出し、その除去は、さらなる遠位の塞栓を防止するためにしばしば望まれる。デバイスは、血流から閉塞性デブリを捕捉、ろ過又は吸引することによってデブリを除去することができる。しかしながら、これらのような技術は、患者にとってかなりの失血をもたらすことが多く、失血なく閉塞性デブリを除去することは難しい
。さらに、有意な量の閉塞性デブリが血流に残っているならば、塞栓は再発する可能性がある。したがって、最少の失血又は塞栓形成のリスクを伴う、現場での血液からの閉塞性デブリの除去を可能にするデバイスが必要である。
米国特許出願第2003/0187495号明細書 米国特許出願第2004/0093012号明細書 米国特許出願第2009/0198219号明細書
概要
様々な例は、カテーテル本体、制御ハンドル及びカッターアセンブリを含む閉塞物除去システムに関する。カッターアセンブリは、駆動機構と、閉塞性材料を体腔からカテーテル本体を通して搬送するためのコンベヤとを含む。様々な例において、閉塞物除去システムは、プロセス中に、血液などの体液を実質的に失うことなく、体腔からの閉塞性デブリ又は他の材料の除去を促進する。
一例(「例1」)によれば、閉塞物除去システムは、カテーテル本体、カテーテル本体の近位部分に結合された制御ハンドル及びカッターアセンブリを含む。カテーテル本体は、遠位端と近位端との間に延在し、遠位部分と近位部分とを有する。遠位部分は、血液がカテーテル本体の管腔から通過することを可能にし、かつ閉塞性材料がカテーテル本体を通って出ることを阻止するように構成されたろ材を含むろ過セクションを含む。カッターアセンブリは、カテーテル本体の近位部分と遠位部分との間に延在し、制御ハンドルに操作可能に結合された駆動機構を含む。カッターアセンブリはまた、カテーテル本体の遠位部分内に延在するコンベヤを含む。コンベヤは駆動機構に結合されており、それにより、コンベヤは駆動機構とともに回転して、閉塞材料を体腔からカテーテル本体内で近位に搬送し、血液はカテーテル本体の管腔から通過することを可能にし、閉塞材料はカテーテル本体の管腔を通って出て行くのを阻害され、カテーテル本体の管腔内で近位に搬送される。
例1に加えて、別の例(「例2」)によれば、カッターアセンブリは閉塞性材料を切断するように構成されたカッターを含む。カッターは、カテーテル本体の遠位端から延在し、駆動機構に結合されており、それにより、カッターは、閉塞性材料を切断するために駆動機構とともに回転可能である。
例2に加えて、別の例(「例3」)によれば、カッターは1つ以上のバリ要素を含み、コンベヤは1つ以上のスクリュー要素及び/又はインペラ要素を含む。
例1~3のいずれかにさらに加えて、別の例(「例4」)によれば、ろ材はePTFEを含む。
例1~4のいずれかにさらに加えて、別の例(「例5」)によれば、システムはまた、外側シースも含む。外側シースは管腔を有し、ろ過セクションの上に延在するように構成されており、それにより、流体は外側シースの管腔を通してデリバリー可能であり、カテーテル本体の管腔に流体を導入してそしてコンベヤを回転させることにより、カッターアセンブリから閉塞性材料をフラッシュさせる。
例1~5のいずれかにさらに加えて、別の例(「例6」)によれば、ろ過セクションは、カテーテル本体の管腔の一部を画定している。コンベヤはろ過セクションを収縮させて、閉塞性材料がカテーテル本体内を搬送されるときに、コンベヤとろ過セクションとの間に閉塞性材料を捕捉するように構成された空間を画定する。
例2に加えて、別の例(「例7」)によれば、駆動機構は、電気モータと、前記電気モータをコンベヤ及びカッターのうちの少なくとも1つに操作可能に結合しているシャフトとを含む。
例1~7のいずれかにさらに加えて、別の例(「例8」)によれば、カテーテル本体の遠位部分はまた、カテーテル本体の遠位端とろ過セクションとの間に不透過性セクションを含む。不透過性セクションは流体に対して不透過性である。
例1~8のいずれかにさらに加えて、別の例(「例9」)によれば、カッターアセンブリは、体腔に適合するように、第一の直径プロファイルから第二のより大きい直径プロファイルに自己拡張可能である。
例1~9のいずれかにさらに加えて、別の例(「例10」)によれば、カッターアセンブリは形状記憶材料から形成された自己拡張型フレームを含む。
別の例(「例11」)によれば、体腔から閉塞性材料を除去する方法は、カテーテルシステムを患者の体腔内の所望の治療部位に管腔内デリバリーすること、圧力降下を生成するのに十分な速度で体腔内の閉塞性材料の近傍でカッターアセンブリの回転を作動させること、前記閉塞性材料をカテーテル本体の遠位端に引き込み、カテーテル本体内で近位に搬送し、閉塞性材料が近位に運ばれるときに、ろ過セクション内のろ材を通して血液を体腔に戻させることを含む。
上述の実施例は、本開示により提供されていたであろう発明の概念の範囲を制限又はさもなければ狭めるものとして読まれるべきではない。
図面の簡単な説明
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、実施形態を例示し、記載とともに本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1は幾つかの実施形態による閉塞物除去システムを示す。
図2は幾つかの実施形態によるカテーテルシステムを示す。
図3は幾つかの実施形態によるカテーテルシステム内のろ過セクションの拡大図である。
図4は、幾つかの実施形態による、閉塞物除去プロセス中の体管中で展開された、図2のカテーテルシステムを示す。
詳細な説明
図1は、幾つかの実施形態による、体腔内から閉塞性材料を除去するための閉塞物除去システム100を示す。閉塞物除去システム100が使用される体腔の例としては、動脈、静脈、気道、胆道系、胃腸管路及び他の体管が挙げられる。閉塞物除去システム100は、カテーテルシステム110、制御ハンドル120、弁140、デリバリー管160及び流体供給部180を含む。示されるように、カテーテルシステム110は制御ハンドル120に結合されている。弁140はカテーテルシステム110と連通し、1つの実施形態において、制御ハンドル120に近接して配置されうる。デリバリー管160は弁140に取り付けられ、そして反対側の端部では、流体供給部180に取り付けられる。
様々な例において、閉塞物除去システム100は、プロセス中に、血液などの体液を実質的に損失することなく、体腔からの閉塞性デブリ又は他の材料の除去を促進する。例えば、血栓症又はプラーク除去手術において、閉塞物除去システム100は、血液から凝集物をろ過し、血液を血流に戻すことにより、血液中の閉塞性凝集物の除去を促進する。このタイプの操作は、様々な実施形態に従って、単一の連続的な切断及び除去プロセスの一部として有利に行うことができる。
幾つかの実施形態において、カテーテルシステム110は、操作中にカテーテルシステム110の特定の態様を制御するために制御ハンドル120内から延在している駆動シャフト(図1に示さず)を介して制御ハンドル120に結合されうる。制御ハンドル120はまた、カテーテルシステム110を体腔内に配置するために使用可能であり、そこから、閉塞性材料は除去されることになる。
示されるように、閉塞物除去システム100はまた、場合により、制御ハンドル120に結合されそしてカテーテルシステム110の少なくとも一部の上に配置される外側シース200を含むことができる。幾つかの実施形態において、弁140は、外側シース200上に配置されている。
幾つかの実施形態において、外側シース200は、近位端200a(図示せず)及び遠位端200bを有する管腔を画定している。外側シース200は、カテーテル本体10の近位端20を受容するように構成されている。幾つかの実施形態において、外側シース200は、カテーテル本体10の少なくとも一部の上に延在するのに適切な長さであることができる。例えば、外側シース200がカテーテルシステム110の操作中にろ過された血液を収容又は格納するように動作可能であるように、カテーテル本体10の1つ以上のろ過セクション30の上に延在することができる。他の実施形態において、外側シース200は、(例えば、1つ以上のろ過セクション30の部分を選択的に覆うか又は露出することにより)カテーテルシステム110中への及び/又はそこから外への血流の位置の制御を助けるようにカテーテル本体10の1つ以上の部分の上に延在している。
幾つかの実施形態において、外側シース200は、カテーテル本体10の外側表面25上を長手方向に移動可能である。例えば、外側シース200は、カテーテル本体10の所望の長さを露出させるために近位方向及び/又は遠位方向に移動可能であることができる。幾つかの例において、生理食塩水などの流体をカテーテル本体10、カテーテルシステム110に注入するか、又はカテーテル本体10内から閉塞性材料を除去することができる。
図2は、幾つかの実施形態によるカテーテルシステム110を示す。示されるように、カテーテルシステム110は、カテーテル本体10、制御ハンドル120及び前記カテーテル本体10内のカッターアセンブリ12を含む。
幾つかの実施形態において、カテーテル本体10は遠位端20と近位端22との間に延在し、中心軸Xbを画定し、外側表面25及び内側表面26を画定する壁24を含み、内側表面26は管腔を形成している。カテーテル本体10は、遠位端20に向かう遠位部分28と、近位端22に向かう近位部分29とを含む。遠位端20は、場合により、作業端又は終端と記載される。
幾つかの実施形態において、遠位部分28は、ろ過セクション30aを含む1つ以上のろ過部分30と、第一の不透過セクション34a及び第二の不透過セクション34bを含む1つ以上の不透過セクション34とを含む。一般に、カテーテル本体10の1つ以上のろ過部分30は、閉塞性凝集物(例えば、体腔中の破壊されたプラーク沈着物、血栓材料又は他の粒子からのデブリ)を、ろ過セクション30aを通してろ過又はさもなければ通過阻止しながら、流体(例えば、血液)が通過できるように構成されている。次に、1つ以上の不透過性セクション34は、一般に、閉塞性凝集物に対して透過性をより低くし、又は、血液などの流体及び閉塞性凝集物の全体の通過を阻害するように構成されている。
図3は、ろ材32を含むろ過セクション30aの拡大図を示す。幾つかの実施形態において、ろ材32は、カテーテルシステム110の操作中に血液がろ材32を通過できるように構成され、一方で、閉塞性凝集物の通過を阻止又は防止する。
幾つかの例において、ろ材32は、流体(例えば、血液)が、カテーテル本体10の内側から壁24を通ってカテーテル本体10の外側に一方向に通過することを可能にし、流体(例えば、血液)が逆方向(すなわち、外側から内側)に通るのを阻止又は防止するように構成されている。他の例において、ろ材32は、ろ過セクション30aにおける内側表面26と外側表面25との間の圧力差に応じて、流体(例えば、血液)が壁24を通っていずれの方向にも流れることができるように構成されている。
次に、様々な実施形態によれば、ろ材32は、閉塞性凝集物(例えば、プラーク又は血栓などの閉塞性材料を破壊することから得られるデブリ)がろ過セクション30aで壁24を通過するのを阻止又は防止するように構成されている。ろ材32は、様々な適切な材料から形成されることもできるが、幾つかの例において、金属箔又はメッシュなどの生体適合性材料から形成され、又は、フルオロポリマー(例えば、延伸ポリテトラフルオロエチレン又はePTFE及びそれらの複合材料)などのポリマー材料から形成されたシート又はメッシュから形成される。幾つかの例において、ろ材32は、薄いポリテトラフルオロエチレン(PTFE)膜の1つ以上の層をレーザ穿孔することによって形成される。ろ材32として使用するための材料の幾つかの適切な例は、「管腔内デバイス、塞栓フィルタ、製造及び使用の方法」という発明の名称で、W.L. Gore and Associatesにより2002年4月1日に出願された米国特許出願第2003/0187495号明細書に記載され、また、「ループされたサポートストラット要素を持つ塞栓フィルタフレーム」という発明の名称で、W.L. Gore and Associatesにより2002年10月17日に出願された米国特許出願第2004/0093012号明細書に記載されている。
幾つかの実施形態において、ろ材32は、カテーテル本体10内部の閉塞性凝集物46を捕捉することができる塞栓ろ材と同様に構成される。ろ材32はまた、血液がカテーテル本体10から血流(すなわち、体腔)に戻ることを可能にするべきである。様々な実施形態において、ろ材32は、カテーテルシステム110の使用中にろ材32がその形態を維持するのを助けるために(例えば、1つ以上の補強層又は補強部材で)補強されうる。
幾つかの例において、ろ材32の微細構造(例えば、ePTFEの場合のノード及びフィブリル構造)は、上述のろ過機能を提供するのに役立つ。追加的に又は代替的に、ろ材32は、適切なサイズのアパチャ、折り目、プリーツ又はろ材32の透過性を変更するための、例えば、ろ材32を通ることができる閉塞性凝集物のタイプ及びサイズ及び/又はろ材32を通る拡散速度を変更するための他の特徴を有することができる。
幾つかの実施形態において、ろ材32は性能を向上させるための1つ以上のコーティング、表面処理剤又は変性剤を治療剤とともに含む。例えば、幾つかの実施形態において、ろ過セクション30は、Carmeda AGによって「CBAS」の商品名で提供されるヘパリン生物活性表面処理剤などのヘパリンのコーティング又は表面処理剤を含む。このような表面処理剤は、カテーテルシステム110の操作中のろ材32のファウリングを遅延又は防止するのに役立つことができる。
当業者によって理解されるように、材料の全体的な透過性は、材料サンプルを横切る圧力差、評価される浸透性及びサンプルを横切る拡散の時間などの変数によって影響を受ける。本開示の関係において、透過性は、評価されている材料に基づいて選択されるASTM標準を使用して評価されうる。一例において、ろ材32は、流体を血流に戻すのに十分な圧力で流体(例えば、血液)に対して透過性である。幾つかの例において、ろ材32は、少なくとも10mmHg、20mmHg、50mmHg、100mmHgの圧力、100mmHgを超える圧力、又は所望される他の値で、例えば、少なくとも30秒又は30分などの所望の時間にわたって、流体に対して透過性である。次に、様々な例によれば、同様の圧力及び同様の時間でろ材32は、100マイクロメートル以上、200マイクロメートル以上、300マイクロメートル以上、500マイクロメートル以上のサイズ又は所望に応じて他のサイズの閉塞性凝集物(例えば、プラーク又は血栓デブリ)に対して不透過性である。
1つ以上の不透過性セクション34のそれぞれは同様であることができるが、異なる特性(例えば、透過性特性)を有する1つ以上の不透過性セクション34が考えられる。幾つかの実施形態において、第一の不透過性セクション34aは、遠位端20とろ過セクション30aとの間に位置し、一方、第二の不透過性セクション34bは、ろ過セクション32aと近位端22との間に位置する。参照されるように、1つ以上の不透過性セクション34は、一般に、例えば血液などの流体に対して不透過性であり、ろ過セクション30aに入る前及び/又はろ材32に接触する前に、流体がカテーテルから出るのを防止することができる。幾つかの例において、1つ以上の不透過性セクション34は、10mmHg、20mmHg、50mmHg、100mmHgの圧力、100mmHgより高い圧力又は所望される他の値で、例えば、少なくとも30秒又は30分などの所望の時間にわたって、流体(例えば、血液)に対して不透過性である。
幾つかの実施形態において、カテーテル本体10のろ過セクション30aは、カテーテル本体10の全周の周りでカテーテル本体10のある長さのセグメントに沿って連続的に延在しているカテーテル本体10の連続部分として規定される。例えば、カテーテル本体10の壁24の連続的な周囲部分は、場合により、流体に対して所望の透過性を有するが、閉塞性凝集物に対して不透過性であるように構成された材料から形成される。幾つかの実施形態において、ろ過セクション30aは、カテーテル本体10の50%超に沿って連続的に延在することができる。他の実施形態において、ろ過セクション30aは、カテーテル本体10の全長に沿って延在することができる。なおも他の実施形態において、ろ過セクション30aは、カテーテル本体10の長さに沿って長手方向に分離された、及び/又はカテーテル本体10の周囲で円周方向に分離された、壁24の複数の区別される部分を含む。
1つ以上のろ過部分30のそれぞれは、上記のものと同様であることができるが、異なる構成を有する複数のろ過部分30が考えられる。ろ過セクション30aの様々な選択肢を記載し、単一のろ過セクション(すなわち、ろ過セクション30a)のみを図2に示しているが、複数のろ過セクションが使用される場合に、ろ過セクション30aに関連して記載されるあらゆる特徴が所望に応じて1つ以上のろ過部分30に適用可能であることを理解されたい。
図2に示されるように、幾つかの実施形態によれば、カッターアセンブリ12は、駆動機構40、カッター42及びコンベヤ44を含む。カッターアセンブリ12は、カテーテル本体10内に受け取られて維持される。一般的に言えば、駆動機構40は、カテーテル本体10の管腔内で回転可能であり、カッター42及びコンベヤ44に結合されて、カッター42及びコンベヤ44を切断作業中に回転させる。
幾つかの実施形態において、駆動機構40は、例えば長手方向軸Xbに沿ってカテーテル本体10内で長手方向に延在して近位端40b及び遠位端40cを画定するシャフト40aを含む。様々な例において、駆動機構40は、カテーテル本体10の近位端22からカテーテル本体10の遠位端20まで延在している。
幾つかの実施形態において、カッター42は、バリ又は他の切削器具として構成され、シャフト40aの回転がカッター42の回転に変換されるように、シャフト40aの遠位端40cに結合されている。示されるように、カッター42の少なくとも一部は、カテーテル本体10から遠位に突出している(例えば、切断操作中に体腔内の閉塞性材料を引き込むため)。幾つかの実施形態において、コンベヤ44は、スクリューコンベヤとして構成され、オーガーコンベヤ又はインペラとしても記載される。示されるように、コンベヤ44は、液体(例えば、血液)及び閉塞性凝集物を近位方向に移動させるように構成された回転可能ならせん状のスクリューブレード44aを含む。幾つかの実施形態において、コンベヤ44はろ過セクション30aと接触して、閉塞性材料がカテーテル本体10内で搬送されるときにコンベヤ44とろ過セクション30aとの間に閉塞性材料を捕捉するように構成された空間を画定する。
幾つかの例において、らせん状スクリューブレード44aは、縁部分44b及びウェブ部分44cを含む。縁部分44bは、適切な材料(例えば、ポリマー又は金属材料)から形成される。幾つかの実施形態において、カッターアセンブリ12は、体腔に適合するように、第一の直径プロファイルから第二のより大きな直径プロファイルに自己拡張可能である。例えば、縁部分44bは、拡張可能又は自己拡張可能であるように構成されうる(例えば、ステンレス鋼などの弾性材料又はニチノールなどの形状記憶材料から形成される)。幾つかの例において、ウェブ部分44cはまた、縁部分44bとともに拡張するように構成されている。例えば、ウェブ部分44cは縁部分44bと同様の材料から形成されることができ、及び/又はePTFEなどの回復特性を有する材料から形成することができる。拡張可能なインペラの幾つかの適切な例は、「カテーテルアセンブリ」という発明の名称であり、2009年4月14日にW.L. Gore and Associatesにより出願された米国特許出願第2009/0198219号明細書に記載されている。幾つかの実施形態において、ウェブ部分44cは、ウェブ部分44cに接触する閉塞性凝集物46がろ材32に対して半径方向外側に向けられるように角度を付けられることができる。
幾つかの実施形態において、駆動機構40は、カッター42、コンベヤ44又は両方のカッター42とコンベヤ44との組み合わせを回転させるように構成されており、カッター42はシャフト40aの遠位端40cに結合されている。駆動機構40は、駆動機構40に操作可能に結合された電気モータによって動力を供給され、又は、幾つかの実施形態において、制御ハンドル120内に配置されることができる。幾つかの実施形態において、シャフト40a及びコンベヤ44及び/又はカッター42の回転速度は制御ハンドル120により調整可能である。当該技術分野で知られているように、所望の回転速度は、コンベヤ44、カッター42及び/又は閉塞性材料の様々な特性の構成に依存しうる。しかしながら、幾つかの実施形態において、シャフト40a及びコンベヤ44及び/又はカッター42は、例えば、最大約100RPM(1分あたりの回転数)、500RPM、1,000RPM、10,000RPM、20,000RPM又は20,000RPMを超える速度で回転可能であるが、様々な速度は考えられる。
図4は体腔50内での1つの例示的な使用中のカテーテルシステム110を示す。カテーテル本体10は、体腔50内に所望の治療部位まで導入される。所望の治療部位の例としては、限定するわけではないが、動脈、静脈、気道、胃腸通路、胆道系通路及び他の体管内の管閉塞の領域が挙げられる。閉塞部52に近接すると、カッターアセンブリ12の回転は駆動機構40を介して起動され、閉塞部52に加えられる。幾つかの実施形態において、カッター42の回転速度は調整可能である。閉塞部52が切断されるか、又はさもなければ浸軟され、グラインディングされ、サンド処理されるなどして、ゆるく、自由に動く閉塞性凝集物46を形成する。カッターアセンブリ12が回転すると、体腔50内に圧力差が生成され、閉塞性凝集物46は周囲の体液54(例えば、血液)とともにカテーテル本体10内に引き込まれる。体液54は、ろ材32を通して体腔50に戻ることができ、一方、閉塞性凝集物46は、カテーテル本体10を通して近位に搬送される。
幾つかの実施形態において、閉塞性凝集物46は、操作中に、カテーテル本体10のろ過セクション30aの保持部分31(図3)に蓄積される。例えば、閉塞性凝集物46は、カテーテル本体10の遠位端40cを通って入り、カッターアセンブリ12から離れてカテーテル本体10を通って保持部分31中へと近位方向に搬送されうる。幾つかの実施形態において、保持部分31はカテーテル本体10の近位端に配置されうる。他の実施形態において、閉塞性凝集物46はまた、コンベヤ44又はカテーテル本体10の他の任意の部分に蓄積しうる。
幾つかの実施形態において、保持部分31は、バッグ、サック、メッシュ又は任意の他のタイプの包囲部分のうちの1つであることができる。保持部分31に捕捉された閉塞性凝集物46は、患者からカテーテル本体10が除去されるまで保持部分31内に保持されうる。他の実施形態において、保持部分31に捕捉された閉塞性凝集物46は操作中に継続的に除去されうる。
閉塞性凝集物46はカテーテル本体10に沿った位置での流体注入によってカテーテル本体10から除去することができる。幾つかの実施形態において、流体はカテーテル本体の遠位端20又は近位端22のいずれかに注入される。幾つかの実施形態において、流体は、カテーテル本体10の近位端22の近くで弁又はポートを通してカテーテル本体10に導入される。幾つかの実施形態において、デリバリー管160を遠位端で弁140に取り付けることができる。流体は、デリバリー管160の近位端でデリバリー管160中に注入されうる。例えば、流体は、注射器又は他の流体注入手段でデリバリーされうる。デリバリーされる流体の体積は、例えば、カテーテルシステム110のサイズ及び必要とされるフラッシングの量に依存する。流体は、通常の生理食塩水、ヘパリン添加生理食塩水又は当業者に知られている他の任意の適切なフラッシング溶液を含むことができる。
幾つかの実施形態において、外側シース200は、カテーテル本体10の外側表面25に沿って長手方向に延在して、ろ過セクション30a、ろ材32、保持部分31及び/又はコンベヤ44を覆い、流体を外側シース200の管腔中に注入できるようにし、浄化目的でコンベヤ44中に流体及び閉塞性デブリをフラッシュする。幾つかの実施形態において、外側シース200の1つ以上のろ過部分30を露出させるのに望ましい量だけ引き込まれることができる。一例において、外側シース200は、ろ材32の上をカテーテル本体10の遠位端20までスライドして密なシールを形成することができる。幾つかの実施形態において、流体は、外側シース200に沿った場所に注入され、そして近位方向に圧力差を生成して、それにより、閉塞性デブリは近位方向に除去/フラッシュされるようにすることができる。幾つかの例において、これにより、カテーテル本体10が患者の体内に留まっている間に、カテーテル本体10から閉塞性デブリを除去することができる。
当業者は、本開示の様々な態様が、意図された機能を発揮するように構成された任意の数の方法及び装置によって実現されうることを容易に理解するであろう。本明細書で参照される添付の図面は必ずしも縮尺通りに描かれているわけではなく、本開示の様々な態様を示すために誇張されている場合があり、その点で、図面は限定として解釈されるべきではないことにも留意されたい。
この出願の発明は、一般的に及び特定の実施形態の両方に関して上記で記載されてきた。本開示の範囲から逸脱することなく、実施形態において様々な変更及び変形を行うことができることは当業者に明らかであろう。したがって、実施形態は、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等形態の範囲内に入るかぎり、本発明の変更及び変形を網羅することが意図されている。
(態様)
(態様1)
体腔内の閉塞性材料を除去するためのカテーテルシステムであって、前記システムは、
管腔を有し、遠位端と近位端との間に延在するカテーテル本体であって、前記カテーテル本体は遠位部分、近位部分及び遠位端を有し、前記遠位部分は、血液を前記カテーテル本体の管腔から通過させることができ、閉塞性材料が前記カテーテル本体の管腔から外に通過するのを阻止するように構成されているろ材を含むろ過セクションを含む、カテーテル本体と、
前記カテーテル本体の前記近位部分に結合された制御ハンドルと、
カッターアセンブリと、
を含み、
前記カッターアセンブリは、
前記カテーテル本体の近位部分と遠位部分との間に延在している駆動機構であって、前記制御ハンドルに操作可能に接続されている駆動機構と、
前記カテーテル本体の遠位部分内に延在しているコンベヤであって、前記コンベヤは前記駆動機構とともに回転可能であるように駆動機構に結合されており、前記閉塞性材料を体腔から前記カテーテル本体内で近位方向にそしてろ過セクションを通して搬送し、血液は、前記カテーテル本体の管腔から通過することができ、前記閉塞性材料は前記カテーテル本体の管腔から外に通過することが阻止され、前記カテーテル本体の管腔内で近位に搬送される、コンベヤと、
を含む、カテーテルシステム。
(態様2)
前記カッターアセンブリは、閉塞性材料を切断するように構成されたカッターを含み、前記カッターは前記カテーテル本体の遠位端から延在し、前記駆動機構に結合されて、前記カッターは前記駆動機構とともに回転可能であり、前記閉塞性材料を切断する、態様1記載のシステム。
(態様3)
前記カッターは1つ以上のバリ要素を含み、前記コンベヤは1つ以上のスクリュー要素及び/又はインペラ要素を含む、態様2記載のシステム。
(態様4)
前記ろ材はePTFEを含む、態様1~3のいずれか1項記載のシステム。
(態様5)
外側シースをさらに含み、前記シースは管腔を有し、ろ過セクションの上に延在して、流体が外側シースの管腔を通してデリバリー可能であり、前記流体を前記カテーテル本体の管腔中に導入しそしてコンベヤを回転することによって閉塞性材料をカッターアセンブリからフラッシュするように構成されている、態様1~4のいずれか1項記載のシステム。
(態様6)
前記ろ過セクションは前記カテーテル本体の管腔の一部を画定しており、さらに前記コンベヤは前記ろ過セクションに接触して、前記閉塞性材料が前記カテーテル本体内に搬送されるときにコンベヤとろ過セクションとの間に閉塞性材料を捕捉するように構成された空間を画定する、態様1~5のいずれか1項記載のシステム。
(態様7)
前記カッターアセンブリはカッターを含み、前記駆動機構は、電気モータと、前記電気モータを前記コンベヤ及び前記カッターのうちの少なくとも1つに操作可能に結合しているシャフトとを含む、態様1~6のいずれか1項記載のシステム。
(態様8)
前記カテーテル本体の遠位部分は、カテーテル本体の遠位端とろ過セクションとの間に不透過性セクションをさらに含み、前記不透過性セクションは流体に対して不透過性である、態様1~7のいずれか1項記載のシステム。
(態様9)
前記カッターアセンブリは、体腔に適合するように、第一の直径プロファイルから第二のより大きい直径プロファイルに自己拡張可能である、態様1~8のいずれか1項記載のシステム。
(態様10)
前記カッターアセンブリは形状記憶材料から形成された自己拡張性フレームを含む、態様1~9のいずれか1項記載のシステム。
(態様11)
患者の体腔から閉塞性材料を除去する方法であって、
態様1~10のいずれか1項記載のカテーテルシステムを患者の体腔内の所望の治療部位に管腔内デリバリーすることと、
圧力降下を生成するのに十分な速度で体腔内で閉塞性材料に近接してカッターアセンブリの回転を作動させ、前記閉塞性材料を前記カテーテル本体の遠位端に引き込み、カテーテル本体内で近位方向に搬送し、一方、血液は、前記閉塞性材料が近位方向に搬送されるときに、ろ過セクションのろ材を通って体腔に戻ることができることと、
を含む、方法。

Claims (9)

  1. 体腔内の閉塞性材料を除去するためのカテーテルシステムであって、前記システムは、
    管腔を有し、遠位端と近位端との間に延在するカテーテル本体であって、前記カテーテル本体は遠位部分、及び近位部分を有し、前記遠位部分は、血液を前記カテーテル本体の管腔から通過させることができ、閉塞性材料が前記カテーテル本体の管腔から外に通過するのを阻止するように構成されているろ材を含むろ過セクションを含む、カテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の前記近位部分に結合された制御ハンドルと、
    カッターアセンブリと、
    を含み、
    前記カッターアセンブリは、
    前記カテーテル本体の近位部分と遠位部分との間に延在している駆動機構であって、前記制御ハンドルに操作可能に接続されている駆動機構と、
    前記カテーテル本体の遠位部分内に延在しているコンベヤであって、前記コンベヤは前記駆動機構とともに回転可能であるように駆動機構に結合されており、前記閉塞性材料を体腔から前記カテーテル本体内で近位方向にそしてろ過セクションを通して搬送し、血液は、前記カテーテル本体の管腔から通過することができ、前記閉塞性材料は前記カテーテル本体の管腔から外に通過することが阻止され、前記カテーテル本体の管腔内で近位に搬送される、コンベヤと、
    を含み、
    前記遠位部分は、前記カテーテル本体の遠位端と前記ろ過セクションとの間に不透過性セクションをさらに含み、前記不透過性セクションは流体に対して不透過性である、カテーテルシステム。
  2. 前記カッターアセンブリは、閉塞性材料を切断するように構成されたカッターを含み、前記カッターは前記カテーテル本体の遠位端から延在し、前記駆動機構に結合されて、前記カッターは前記駆動機構とともに回転可能であり、前記閉塞性材料を切断する、請求項記載のシステム。
  3. 前記カッターは1つ以上のバリ要素を含み、前記コンベヤは1つ以上のスクリュー要素及び/又はインペラ要素を含む、請求項2記載のシステム。
  4. 前記ろ材はePTFEを含む、請求項記載のシステム。
  5. 外側シースをさらに含み、前記シースは管腔を有し、ろ過セクションの上に延在して、流体が外側シースの管腔を通してデリバリー可能であり、前記流体を前記カテーテル本体の管腔中に導入しそしてコンベヤを回転することによって閉塞性材料をカッターアセンブリからフラッシュするように構成されている、請求項記載のシステム。
  6. 前記ろ過セクションは前記カテーテル本体の管腔の一部を画定しており、さらに前記コンベヤは前記ろ過セクションに接触して、前記閉塞性材料が前記カテーテル本体内に搬送されるときにコンベヤとろ過セクションとの間に閉塞性材料を捕捉するように構成された空間を画定する、請求項記載のシステム。
  7. 前記カッターアセンブリはカッターを含み、前記駆動機構は、電気モータと、前記電気モータを前記コンベヤ及び前記カッターのうちの少なくとも1つに操作可能に結合しているシャフトとを含む、請求項記載のシステム。
  8. 前記カッターアセンブリは、体腔に適合するように、第一の直径プロファイルから第二のより大きい直径プロファイルに自己拡張可能である、請求項記載のシステム。
  9. 前記カッターアセンブリは形状記憶材料から形成された自己拡張性フレームを含む、請求項記載のシステム。
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