JP7107031B2 - Protective structure of the canister - Google Patents
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Description
本発明は、キャニスタの保護構造に関する。 The present invention relates to a protective structure for a canister.
従来、燃料タンクの下面にキャニスタを固定し、このキャニスタの側面および下面を保護部材によって覆い、障害物との衝突による衝撃や飛び石からキャニスタを保護するようにしたキャニスタの保護構造が知られている(特許文献1参照)。 Conventionally, there has been known a canister protection structure in which a canister is fixed to the bottom surface of a fuel tank, and the side and bottom surfaces of the canister are covered with a protective member to protect the canister from impact caused by collision with obstacles and flying stones. (See Patent Document 1).
しかしながら、特許文献1に記載の従来の技術にあっては、車両の側突時に、後輪に車両幅方向の内側への衝突荷重が作用すると、車両後部のディファレンシャル装置およびプロペラシャフトが変位する。そのため、変位したプロペラシャフトがキャニスタに接触し、キャニスタが衝撃を受けるおそれがある。 However, in the conventional technique described in Patent Document 1, when a vehicle side collision occurs and a collision load acts on the rear wheels inward in the vehicle width direction, the differential device and the propeller shaft at the rear portion of the vehicle are displaced. Therefore, the displaced propeller shaft may come into contact with the canister and the canister may receive an impact.
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、車両の側突時にキャニスタがプロペラシャフトから衝撃を受けることを効果的に防止できるキャニスタの保護構造を提供することを目的とするものである。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a canister protection structure capable of effectively preventing the canister from being impacted by the propeller shaft in the event of a vehicle side collision. It is something to do.
本発明は、車両の下部に配置され、車両幅方向に延びる燃料タンクと、前記燃料タンクの下方を通って車両前後方向に延びるプロペラシャフトと、前記燃料タンクの下面であって前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する位置に、ブラケットを介して取り付けられたキャニスタと、を備えたキャニスタの保護構造であって、前記キャニスタに前記ブラケットを介して取り付けられた保護カバーを備え、前記保護カバーは、前記キャニスタの前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する側面を覆う側壁部を有し、前記側壁部に、前記プロペラシャフトに向かって膨出する膨出部を設け、前記膨出部は、前記プロペラシャフトに角度をなして対向する平面である当接面を有し、前記当接面は、前記膨出部における前記側壁部から最も離れた位置に配置され、かつ、前記プロペラシャフトの前端部を中心とする放射方向に沿って延びていることを特徴とする。 The present invention provides a fuel tank disposed in a lower portion of a vehicle and extending in the width direction of the vehicle, a propeller shaft extending in the longitudinal direction of the vehicle passing under the fuel tank, and a propeller shaft located on the lower surface of the fuel tank and the vehicle. and a canister attached via a bracket at positions facing each other in the width direction, the canister protective structure comprising a protective cover attached to the canister via the bracket, the protective cover comprising: a side wall covering a side surface of the canister facing the propeller shaft in the vehicle width direction; the side wall is provided with a bulging portion that bulges toward the propeller shaft ; a contact surface that is a flat surface facing the shaft at an angle, the contact surface being disposed at a position in the bulging portion farthest from the side wall portion and extending over the front end portion of the propeller shaft; It is characterized in that it extends along a central radial direction .
このように上記の本発明によれば、車両の側突時にキャニスタがプロペラシャフトから衝撃を受けることを効果的に防止できる。 As described above, according to the present invention, it is possible to effectively prevent the canister from receiving an impact from the propeller shaft in the event of a side collision of the vehicle.
本発明の一実施の形態に係るキャニスタの保護構造は、車両の下部に配置され、車両幅方向に延びる燃料タンクと、前記燃料タンクの下方を通って車両前後方向に延びるプロペラシャフトと、前記燃料タンクの下面であって前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する位置に、ブラケットを介して取り付けられたキャニスタと、を備えたキャニスタの保護構造であって、前記キャニスタに前記ブラケットを介して取り付けられた保護カバーを備え、前記保護カバーは、前記キャニスタの前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する側面を覆う側壁部を有し、前記側壁部に、前記プロペラシャフトに向かって膨出する膨出部を設けたことを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るキャニスタの保護構造は、車両の側突時にキャニスタがプロペラシャフトから衝撃を受けることを効果的に防止できる。 A canister protection structure according to an embodiment of the present invention includes a fuel tank disposed in a lower portion of a vehicle and extending in the vehicle width direction, a propeller shaft extending in the vehicle front-rear direction passing under the fuel tank, and a fuel tank. a canister attached via a bracket to a position opposite the propeller shaft in the vehicle width direction on the lower surface of the tank, the canister being attached to the canister via the bracket. The protective cover has a side wall portion covering a side surface of the canister facing the propeller shaft in the vehicle width direction, and the side wall portion has a bulging portion bulging toward the propeller shaft. is provided. As a result, the canister protection structure according to the embodiment of the present invention can effectively prevent the canister from receiving an impact from the propeller shaft in the event of a side collision of the vehicle.
以下、本発明の一実施例に係るキャニスタの保護構造について、図面を用いて説明する。 Hereinafter, a protective structure for a canister according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1から図8は、本発明の一実施例に係るキャニスタの保護構造を示す図である。図1から図8において、上下前後左右方向は、車両の進行する方向を前、後退する方向を後とした場合に、車両の幅方向が左右方向、車両の高さ方向が上下方向である。 1 to 8 are diagrams showing a canister protection structure according to one embodiment of the present invention. 1 to 8, the vertical, front, rear, left, and right directions are the width direction of the vehicle, and the height direction of the vehicle, when the direction in which the vehicle travels is the front, and the direction in which the vehicle moves backward is the rear.
まず、構成を説明する。図1において、車両1は、左右で一対のサイドメンバ2、3を備えており、サイドメンバ2、3は、車両1の幅方向(以下、単に車両幅方向という)に離隔して配置されている。また、サイドメンバ2、3は、車両1の前後方向に延びている。
First, the configuration will be explained. In FIG. 1, a vehicle 1 includes a pair of left and
サイドメンバ2、3は、車両1の図示しない前端部近傍から後端部近傍まで延びている。サイドメンバ2、3は、矩形断面を有するレール状に鋼板を成形したものからなり、伸張、収縮、曲げ及びねじりの各方向の荷重を受け持つ。
The
車両1はフロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8を備えている。サイドメンバ2、3は、フロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8に連結されている。フロントクロスメンバ7はリヤクロスメンバ8の前方に配置されている。フロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8は、円形のパイプ材から構成されており、車両幅方向に延びている。
A vehicle 1 has a
このように、車両1は、フロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8によりサイドメンバ2、3を梯子状に連結した、いわゆるラダーフレーム構造を有している。なお、フロントクロスメンバ7の前方には図示しない複数のクロスメンバが設けられており、これらのクロスメンバによってもサイドメンバ2、3が連結されている。
As described above, the vehicle 1 has a so-called ladder frame structure in which the
フロントクロスメンバ7の前方には図示しないパワートレインが設けられており、パワートレインは、図示しないエンジンと、エンジンの図示しないクランクシャフトの回転速度を変速して出力する変速機とを含んで構成される。
A power train (not shown) is provided in front of the
また、フロントクロスメンバ7とパワートレインとの間には図示しないトランスファ装置が設置されており、変速機の出力軸は図示しないフロントプロペラシャフトを介してトランスファ装置に連結されている。
A transfer device (not shown) is installed between the
トランスファ装置の後端部にはプロペラシャフト5の前端部5Aが連結されている。プロペラシャフト5の後端部5Bには、継手61を介してディファレンシャル装置62が連結されている。ディファレンシャル装置62は、プロペラシャフト5の動力を図示しない後側の左右のドライブシャフトを介して図示しない後輪に差動回転可能に伝達する。
A
これにより、エンジンの回転は、変速機及びトランスファ装置に伝達され、トランスファ装置からディファレンシャル装置62に伝達される。また、トランスファ装置に伝達された動力は、図示しないフロントプロペラシャフト、前側のディファレンシャル装置を経て前輪に伝達される。このように、車両1は、四輪駆動車として構成されている。なお、車両1は、トランスファにおいて二輪駆動と四輪駆動とを切換え可能なパートタイム4WD車両である。
As a result, the rotation of the engine is transmitted to the transmission and the transfer device, and from the transfer device to the
図1、図2、図3において、一対のサイドメンバ2、3の間、かつ、フロントクロスメンバ7とリヤクロスメンバ8の間には、アッパメンバ10、20が設けられており、アッパメンバ10、20は、車両前後方向に延びている。アッパメンバ10、20の前端部はフロントクロスメンバ7と連結されている。アッパメンバ10、20の後端部はリヤクロスメンバ8と連結されている。
1, 2 and 3,
アッパメンバ10、20は、コの字断面を有するレール状に鋼板を成形したものからなり、伸張、収縮、曲げ及びねじりの各方向の荷重を受け持つ。すなわち、アッパメンバ10、20は、車両1のフレームの一部として構成されており、サイドメンバ2、3、フロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8とともに、車両1に作用する各方向の荷重を受け持つ。
The
アッパメンバ10、20の上方には図示しないフロアパネルが配置されている。アッパメンバ10、20の下方には、燃料タンク40が設けられている。燃料タンク40にはエンジンに供給される燃料が貯留されている。
A floor panel (not shown) is arranged above the
燃料タンク40は、全体として車両幅方向に長辺を有する直方体に形成されており、車両幅方向に延びている。燃料タンク40の右側面には、外部から燃料タンク40に燃料を補充するための給油管46が設けられている。
燃料タンク40は、一対のアッパメンバ10、20の下方であって、一対のサイドメンバ2、3の間かつ、フロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8の間に配置されている。燃料タンク40は、車両1の下部に配置されている。
The
すなわち、燃料タンク40は、車両幅方向においてサイドメンバ2、3に囲まれており、前後方向においてフロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8に囲まれている。燃料タンク40の上面には、燃料ポンプ51が設けられている。
That is, the
図2、図3において、一対のアッパメンバ10、20の前後の端部には一対の固定ベルト55、56が連結されている。固定ベルト55、56は、平面視でアッパメンバ10、20に重なる位置、すなわちアッパメンバ10、20の真下に配置されている。
2 and 3, a pair of fixing
固定ベルト55、56は、燃料タンク40の下面に沿って車両前後方向に延びており、燃料タンク40をアッパメンバ10、20に押し付けた状態で固定している。したがって、燃料タンク40は、固定ベルト55、56によってアッパメンバ10、20に押し付けられた状態で、フロントクロスメンバ7及びリヤクロスメンバ8に支持されている。
Fixing
アッパメンバ20及び固定ベルト56は、平面視で車両前後方向に延びている。一方、アッパメンバ10及び固定ベルト55は、平面視で車両前後方向に対して角度をなして延びている。言い換えると、一対のアッパメンバ10、20は、平行ではなく角度をなして配置されている。同様に、一対の固定ベルト55、56も角度をなして配置されている。
The
これにより、アッパメンバ10、20及び固定ベルト55、56によって、燃料タンク40の位置の変位を、車両前後方向と車両幅方向との両方向に規制することができ、車両1の走行による振動又は車両1の衝突時に衝撃によって燃料タンク40が変位することを防止できる。
As a result, the
プロペラシャフト5は、燃料タンク40の下方を通って車両前後方向に延びている。燃料タンク40の下面には、プロペラシャフト5との干渉避けるための凹部であるセンタトンネル48が設けられている。プロペラシャフト5は、このセンタトンネル48を通過している。センタトンネル48は、燃料タンク40の下面の左右方向中央より右寄りに設けられている。
The
燃料タンク40の底部は、センタトンネル48の左側において深く形成され、センタトンネル48の右側において浅く形成されている。燃料タンク40において、その底部が浅く形成された浅底部43の下面は、底部が深く形成された深底部42の下面よりも、車両上下方向で上方に配置されている。
The bottom of the
燃料タンク40の浅底部43の下面には、ブラケット90を介してキャニスタ70が取り付けられている。キャニスタ70は、プロペラシャフト5と車両幅方向に対向する位置に配置されている。言い換えると、キャニスタ70は、プロペラシャフト5と車両上下方向の同位置に配置されている。本実施例では、キャニスタ70は、全体として直方体の形状に形成されている。
A
図4、図5において、キャニスタ70には、ブラケット90を介して保護カバー80が取り付けられている。保護カバー80は側壁部81を有しており、側壁部81は、キャニスタ70のプロペラシャフト5と車両幅方向に対向する側面(左側面)を覆っている。側壁部81は、キャニスタ70のプロペラシャフト5と車両幅方向に対向する側面(左側面)と平行に延びている(図5、図6参照)。
4 and 5, a
側壁部81には、プロペラシャフト5に向かって膨出する膨出部82が設けられている。膨出部82は、変位前の当初の位置にあるプロペラシャフト5に角度をなして対向する平面である当接面82Bを有している。
The
当接面82Bは、膨出部82における側壁部81から最も離れた位置に配置され、かつ、プロペラシャフト5の前端部5Aを中心とする放射方向に沿って延びている。言い換えると、当接面82Bは、膨出部82におけるプロペラシャフト5に最も近い位置に配置されている。また、当接面82Bは、車両1の側突時にプロペラシャフト5がその前端部5Aを中心にキャニスタ70側に回動した際に、プロペラシャフト5と面接触する方向に延びている。
The
図2、図3において、プロペラシャフト5は、車両幅方向でキャニスタ70の側方に配置されている。また、キャニスタ70は、車両後方に向かうに従ってプロペラシャフト5から離れるように車両前後方向に対して傾斜した姿勢で配置されている。
2 and 3, the
図4、図5において、膨出部82は、当接面82Bの前端と側壁部81とに連続する平面である前側平坦面82Aと、当接面82Bの後端と側壁部81とに連続する平面である後側平坦面82Cと、を有している。そして、前側平坦面82Aは、プロペラシャフト5と平行に延びている。
4 and 5, the bulging
図1、図7、図8において、プロペラシャフト5の後端部に継手61が連結されている。また、図8において、後側平坦面82Cと側壁部81との境界83は、継手61の前端61Aに対して、車両前後方向において同位置または前方に配置されている。
1, 7 and 8, a joint 61 is connected to the rear end of the
図5において、キャニスタ70の後部には、図示しない配管と連結される連結部71が設けられている。そして、側壁部81の後端は、プロペラシャフト5と反対側(右側)に向かって屈曲する屈曲部84を有する。
In FIG. 5, the
図5、図6(A)、図6(B)において、ブラケット90は、キャニスタ70の上面に沿って延びる平板部91と、平板部91の端部から下方に延びる延出部92と、を有する。延出部92の下端部近傍には、保護カバー80が締結具97により固定される。延出部92はキャニスタ70との間に隙間を隔てて配置されている。
5, 6A, and 6B, the
次に、作用効果について説明する。車両1の後部側面に他の車両等が衝突したとき(以下、側突時ともいう)、衝突荷重は、図示しない後輪およびこの後輪に連結されたドライブシャフトを介して、ドライブシャフトに連結されたディファレンシャル装置に作用する。そして、衝突荷重を受けたディファレンシャル装置62は、その荷重方向に変位する。すなわち、ディファレンシャル装置62は車両幅方向に変位する。
Next, functions and effects will be described. When another vehicle or the like collides with the rear side of the vehicle 1 (hereinafter also referred to as a side collision), the collision load is connected to the drive shaft via the rear wheels (not shown) and the drive shaft connected to the rear wheels. acting on the differential Then, the
ディファレンシャル装置62が車両幅方向に変位した場合、ディファレンシャル装置62に継手61を介して連結されているプロペラシャフト5は、図7に示すように、その前端部5Aを中心として回動するように変位する。または、プロペラシャフト5は、図8に示すように、姿勢を維持したままま平行に移動する(図8参照)。
When the
このような場合、本実施例のキャニスタの保護構造によれば、キャニスタ70にブラケット90を介して取り付けられた保護カバー80を備え、保護カバー80は、キャニスタ70のプロペラシャフト5と車両幅方向に対向する側面を覆う側壁部81を有している。また、側壁部81には、プロペラシャフト5に向かって膨出する膨出部82が設けられている。
In such a case, according to the canister protection structure of this embodiment, the
これにより、車両1の側突時に、その衝撃によりプロペラシャフト5が回動(図7参照)または平行移動(図8参照)することによって、プロペラシャフト5がキャニスタ70側へ移動する。
As a result, when the vehicle 1 collides sideways, the
そして、プロペラシャフト5がキャニスタ70に接触しそうになった場合、キャニスタ70を覆う保護カバー80の膨出部82にプロペラシャフト5が接触して衝撃を吸収するため、キャニスタ70に与える衝撃を緩和することができる。この結果、車両の側突時にキャニスタ70がプロペラシャフト5から衝撃を受けることを効果的に防止できる。
When the
本実施例のキャニスタの保護構造によれば、膨出部82は、プロペラシャフト5に角度をなして対向する平面である当接面82Bを有している。そして、当接面82Bは、膨出部82における側壁部81から最も離れた位置に配置され、かつ、プロペラシャフト5の前端部5Aを中心とする放射方向に沿って延びている。
According to the canister protection structure of this embodiment, the bulging
これにより、車両1の側突時にプロペラシャフト5がその前端部5Aを中心に回動した場合、当接面82Bはプロペラシャフト5からの荷重を平面全体で受けることができる。このため、プロペラシャフト5との接触による荷重を当接面82Bの平面全体に分散でき、車両の側突時の衝撃を緩和できる。
Accordingly, when the
本実施例のキャニスタの保護構造によれば、プロペラシャフト5は、車両幅方向でキャニスタ70の側方に配置されている。また、キャニスタ70は、車両後方に向かうに従ってプロペラシャフト5から離れるように車両前後方向に対して傾斜した姿勢で配置されている。
According to the canister protection structure of this embodiment, the
これにより、プロペラシャフト5がキャニスタ70側に移動したとしても、プロペラシャフト5がキャニスタ70に直接接触し難くなる。また、プロペラシャフト5がキャニスタ70に接触した場合であっても、プロペラシャフト5がキャニスタ70に接触するより先に保護カバー80に接触し、保護カバー80の膨出部82との接触により衝撃を緩和でき、キャニスタ70を効果的に保護することができる。
This makes it difficult for the
本実施例のキャニスタの保護構造によれば、膨出部82は、当接面82Bの前端と側壁部81とに連続する平面である前側平坦面82Aと、当接面82Bの後端と側壁部81とに連続する平面である後側平坦面82Cと、を有している。そして、前側平坦面82Aは、プロペラシャフト5と平行に延びている。
According to the canister protection structure of the present embodiment, the bulging
これにより、車両1の側突時にプロペラシャフト5が平行に移動した場合、前側平坦面82Aにおいてプロペラシャフト5からの荷重を平面全体で受けることができ、荷重を分散でき、衝撃を緩和できる。
As a result, when the
本実施例のキャニスタの保護構造によれば、プロペラシャフト5の後端部に継手61が連結されている。また、継手61の前端61Aに対して、後側平坦面82Cと側壁部81との境界83が、車両前後方向において同位置または前方に配置されている。
According to the canister protection structure of this embodiment, the joint 61 is connected to the rear end of the
これにより、車両1の側突時に、プロペラシャフト5が図8に示すように平行に変位して保護カバー80に接触した際に、継手61の前端61Aの角が後側平坦面82Cに接触することを防止でき、継手61の前端61Aの角との接触による荷重が後側平坦面82Cに集中することを防止できる。このため、プロペラシャフト5からの荷重を分散させて膨出部82で受けることができ、キャニスタ70を効果的に保護することができる。
As a result, when the
本実施例のキャニスタの保護構造によれば、キャニスタ70の後部に、配管と連結される連結部71が設けられている。そして、側壁部81の後端は、プロペラシャフト5と反対側に向かって屈曲する屈曲部84を有する。
According to the canister protection structure of the present embodiment, the
このように、保護カバー80の側壁部81の後端部に、プロペラシャフト5と反対側に向かって屈曲する屈曲部84を設けることにより、プロペラシャフト5の後端部に継手61を介して連結されるディファレンシャル装置62と、保護カバー80との間隔を広くすることができる。これにより、車両1の側突時に、継手61またはディファレンシャル装置62が保護カバー80に強く接触または干渉することを防止できる。
In this manner, by providing the rear end portion of the
さらに、車両1の側突時に、プロペラシャフト5とディファレンシャル装置62との連結が切断され、屈曲部84にディファレンシャル装置62が接触した場合であっても、屈曲部84を弾性変形させることができ、衝撃を緩和することができる。よって、キャニスタ70を効果的に保護することができる。
Furthermore, even if the connection between the
本実施例のキャニスタの保護構造によれば、ブラケット90は、キャニスタ70の上面に沿って延びる平板部91と、平板部91の端部から下方に延びる延出部92と、を有する。また、延出部92の下端部近傍に保護カバー80が固定され、延出部92はキャニスタ70との間に隙間を隔てて配置されている。
According to the canister protection structure of this embodiment, the
これにより、プロペラシャフト5からの衝撃を受けて膨出部82が限界まで変形した後は、ブラケット90の延出部92がキャニスタ70の方向に変形しながら衝撃を吸収することができる。
As a result, after the bulging
また、延出部92とキャニスタ70との間に隙間が設けられているため、延出部92の変形後も保護カバー80および延出部92がキャニスタ70に接触することを防止できる。この結果、キャニスタ70を効果的に保護することができる。
Further, since a gap is provided between the
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。 Although embodiments of the present invention have been disclosed, it will be apparent that modifications may be made by those skilled in the art without departing from the scope of the invention. All such modifications and equivalents are intended to be included in the following claims.
1...車両、5...プロペラシャフト、40...燃料タンク、61...継手、61A...前端、70...キャニスタ、71...連結部、80...保護カバー、81...側壁部、82...膨出部、82A...前側平坦面、82B...当接面、82C...後側平坦面、83...境界、84...屈曲部、90...ブラケット、91...平板部、92...延出部 1... vehicle, 5... propeller shaft, 40... fuel tank, 61... coupling, 61A... front end, 70... canister, 71... connection, 80... protection Cover, 81... Side wall portion, 82... Bulging portion, 82A... Front flat surface, 82B... Contact surface, 82C... Rear flat surface, 83... Boundary, 84. .. bent portion, 90... bracket, 91... flat plate portion, 92... extended portion
Claims (6)
前記燃料タンクの下方を通って車両前後方向に延びるプロペラシャフトと、
前記燃料タンクの下面であって前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する位置に、ブラケットを介して取り付けられたキャニスタと、を備えたキャニスタの保護構造であって、
前記キャニスタに前記ブラケットを介して取り付けられた保護カバーを備え、
前記保護カバーは、前記キャニスタの前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する側面を覆う側壁部を有し、
前記側壁部に、前記プロペラシャフトに向かって膨出する膨出部を設け、
前記膨出部は、前記プロペラシャフトに角度をなして対向する平面である当接面を有し、
前記当接面は、前記膨出部における前記側壁部から最も離れた位置に配置され、かつ、前記プロペラシャフトの前端部を中心とする放射方向に沿って延びていることを特徴とするキャニスタの保護構造。 a fuel tank arranged at the bottom of the vehicle and extending in the width direction of the vehicle;
a propeller shaft extending in the longitudinal direction of the vehicle passing below the fuel tank;
a canister attached via a bracket to a position facing the propeller shaft in the vehicle width direction on the lower surface of the fuel tank, the canister protection structure comprising:
A protective cover attached to the canister via the bracket,
The protective cover has a side wall portion covering a side surface of the canister facing the propeller shaft in the vehicle width direction,
A bulging portion that bulges toward the propeller shaft is provided on the side wall ,
the bulging portion has a contact surface that is a plane facing the propeller shaft at an angle;
The contact surface is arranged at a position farthest from the side wall portion in the bulging portion, and extends along a radial direction centering on the front end portion of the propeller shaft. protective structure.
前記燃料タンクの下方を通って車両前後方向に延びるプロペラシャフトと、
前記燃料タンクの下面であって前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する位置に、ブラケットを介して取り付けられたキャニスタと、を備えたキャニスタの保護構造であって、
前記キャニスタに前記ブラケットを介して取り付けられた保護カバーを備え、
前記保護カバーは、前記キャニスタの前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する側面を覆う側壁部を有し、
前記側壁部に、前記プロペラシャフトに向かって膨出する膨出部を設け、
前記プロペラシャフトは、車両幅方向でキャニスタの側方に配置され、
前記キャニスタは、車両後方に向かうに従って前記プロペラシャフトから離れるように車両前後方向に対して傾斜した姿勢で配置されていることを特徴とするキャニスタの保護構造。 a fuel tank arranged at the bottom of the vehicle and extending in the width direction of the vehicle;
a propeller shaft extending in the longitudinal direction of the vehicle passing below the fuel tank;
a canister attached via a bracket to a position facing the propeller shaft in the vehicle width direction on the lower surface of the fuel tank, the canister protection structure comprising:
A protective cover attached to the canister via the bracket,
The protective cover has a side wall portion covering a side surface of the canister facing the propeller shaft in the vehicle width direction,
A bulging portion that bulges toward the propeller shaft is provided on the side wall,
The propeller shaft is arranged on the side of the canister in the vehicle width direction,
A protection structure for a canister, wherein the canister is arranged in a posture inclined with respect to the longitudinal direction of the vehicle so as to separate from the propeller shaft toward the rear of the vehicle .
前記燃料タンクの下方を通って車両前後方向に延びるプロペラシャフトと、
前記燃料タンクの下面であって前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する位置に、ブラケットを介して取り付けられたキャニスタと、を備えたキャニスタの保護構造であって、
前記キャニスタに前記ブラケットを介して取り付けられた保護カバーを備え、
前記保護カバーは、前記キャニスタの前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する側面を覆う側壁部を有し、
前記側壁部に、前記プロペラシャフトに向かって膨出する膨出部を設け、
前記キャニスタの後部に、配管と連結される連結部が設けられ、
前記側壁部の後端は、前記プロペラシャフトと反対側に向かって屈曲する屈曲部を有することを特徴とするキャニスタの保護構造。 a fuel tank arranged at the bottom of the vehicle and extending in the width direction of the vehicle;
a propeller shaft extending in the longitudinal direction of the vehicle passing below the fuel tank;
a canister attached via a bracket to a position facing the propeller shaft in the vehicle width direction on the lower surface of the fuel tank, the canister protection structure comprising:
A protective cover attached to the canister via the bracket,
The protective cover has a side wall portion covering a side surface of the canister facing the propeller shaft in the vehicle width direction,
A bulging portion that bulges toward the propeller shaft is provided on the side wall,
A connecting part connected to the pipe is provided at the rear part of the canister,
A protective structure for a canister, wherein a rear end of the side wall portion has a bent portion that bends toward a side opposite to the propeller shaft .
前記燃料タンクの下方を通って車両前後方向に延びるプロペラシャフトと、
前記燃料タンクの下面であって前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する位置に、ブラケットを介して取り付けられたキャニスタと、を備えたキャニスタの保護構造であって、
前記キャニスタに前記ブラケットを介して取り付けられた保護カバーを備え、
前記保護カバーは、前記キャニスタの前記プロペラシャフトと車両幅方向に対向する側面を覆う側壁部を有し、
前記側壁部に、前記プロペラシャフトに向かって膨出する膨出部を設け、
前記ブラケットは、前記キャニスタの上面に沿って延びる平板部と、前記平板部の端部から下方に延びる延出部と、を有し、
前記延出部の下端部近傍に前記保護カバーが固定され、
前記延出部は前記キャニスタとの間に隙間を隔てて配置されていることを特徴とするキャニスタの保護構造。 a fuel tank arranged at the bottom of the vehicle and extending in the width direction of the vehicle;
a propeller shaft extending in the longitudinal direction of the vehicle passing below the fuel tank;
a canister attached via a bracket to a position facing the propeller shaft in the vehicle width direction on the lower surface of the fuel tank, the canister protection structure comprising:
A protective cover attached to the canister via the bracket,
The protective cover has a side wall portion covering a side surface of the canister facing the propeller shaft in the vehicle width direction,
A bulging portion that bulges toward the propeller shaft is provided on the side wall,
The bracket has a flat plate portion extending along the upper surface of the canister and an extension portion extending downward from an end of the flat plate portion,
The protective cover is fixed near the lower end of the extension,
A protective structure for a canister, wherein the extending portion is arranged with a gap from the canister.
前記前側平坦面は、前記プロペラシャフトと平行に延びていることを特徴とする請求項1に記載のキャニスタの保護構造。 The bulging portion has a front flat surface that is a flat surface that is continuous with the front end of the contact surface and the side wall portion, and a rear flat surface that is a flat surface that is continuous with the rear end of the contact surface and the side wall portion. and
2. The canister protection structure according to claim 1, wherein the front flat surface extends parallel to the propeller shaft .
前記継手部の前端に対して、前記後側平坦面と前記側壁部との境界が、車両前後方向において同位置または前方に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のキャニスタの保護構造。 A joint portion is connected to the rear end portion of the propeller shaft,
6. The canister protection according to claim 5, wherein a boundary between the rear flat surface and the side wall portion is arranged at the same position or in front of the front end of the joint portion in the longitudinal direction of the vehicle. structure.
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