JP7089048B2 - 患者用医療装置を管理するシステム及び方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、「Medical Device Platform」という名称を有する、且つ、2015年4月20日付けで出願された、米国仮特許出願第62/149,960号に対する米国特許法第119条の下における利益を主張する、「Medical Device Platform」という名称を有する、且つ、2016年4月20日付けで出願された、米国特許出願第15/134,130号の一部継続である。本出願は、「Systems and Methods for Managing Patient Medical Devices」という名称を有する、且つ、2017年12月1日付けで出願された、米国仮特許出願第62/503,540号に対する米国特許法第119条の下における利益を更に主張する。これらの特許出願のそれぞれは、引用により、そのすべてが、本明細書において具体的に包含される。
本開示の態様は、1人又は複数の患者の患者用医療装置を管理することに関し、且つ、更に詳しくは、1つ又は複数の心臓埋め込み型電子装置(cardiac implantable electronic devices)を管理するシステム及び方法に更に関する。
一般に、様々な医学的状態を治療及び/又は監視するべく、埋め込み型医療装置が使用されている。例えば、心臓機能を調節及び監視するべく、しばしば、埋め込み型除細動器(ICD:Implantable Cardioverter Defibrillator)などの心臓埋め込み型電子装置(CIED:Cardiac Implantable Electronic Device)が利用されている。CEIDは、限定を伴うことなしに、次のものを含みうる:低エネルギーの電気パルスを使用して低速の心拍を防止するペースメーカ(PM:PaceMaker);異常な心臓不整脈を検出するべく、且つ、突然の心臓停止を防止するための救命ショックを供給するべく、使用される埋め込み型除細動器(ICD);心臓データを継続的に監視し、且つ、医師によって、且つ、患者の裁量において、処方されるデータをクリニックに送信する、埋め込み型ループレコーダ(ILR:Implantable Loop Recorder);及び、埋め込み型心臓モニタ(ICM:Implantable Cardiac Monitor)。このようなCIEDは、分析、プログラミング、及び/又はこれらに類似したもののために、身体外の装置の動作に関係する情報を保存しており、且つ、定期的に送信することができる。更に具体的には、CIEDは、医療提供者による事務所内における又は遠隔の監視のために、情報を保存し、且つ、送信している。
但し、医療提供者は、しばしば、異なる製造者によって製造された一連の装置を有する多数の患者の責任を担っている。製造者のそれぞれは、通常、その装置から伝達される情報、のみならず、この情報を要約した、医療提供者に提供される任意のデータ、用の固有のプロプライエタリなデータフォーマットを使用している。医療提供者が一連の固有のフォーマットにおいて情報を受け取る状態において、医療提供者が、様々な装置タイプ及び製造者に跨って、患者の看護を効率的に管理することは、難問である。これらの難問は、情報が、通常、送信が受け取られた順序において、検討及び分析のために医療提供者に提示されることにより、悪化する。その結果、医療提供者は、送信のいずれかが、相対的に緊急な検討を必要としうるかどうかを判定することができない。更には、送信と関連する情報の検討は、しばしば、面倒であり、この結果、特に、臨床的に適切ではない送信に関して、リソースが浪費されることになる。
本開示の様々な態様が、想定され、且つ、開発された背景には、その他のことに加えて、これらの観察結果に関する留意が存在している。
本明細書において記述及び特許請求されている実装形態は、患者用装置の管理用のシステム及び方法を提供することにより、上述の問題に対処している。一実装形態においては、インタロゲーション(interrogation)データが、患者のインタロゲーションに対応する心臓埋め込み型電子装置から受け取られている。インタロゲーションデータは、心臓埋め込み型電子装置のデータと、患者の患者固有のデータと、を含む。インタロゲーションデータが、製造者とは独立したインタロゲーションデータとして正規化される。製造者とは独立したインタロゲーションデータが、許容されたユーザーと関連付けられる。製造者とは独立したインタロゲーションデータを使用することにより、処理状態が、インタロゲーションに対して割り当てられる。インタロゲーションが、処理状態に基づいて、所定のカテゴリに集計され、且つ、このカテゴリが、許容されたユーザーによる動作と関連付けられる。
又、本明細書には、その他の実装形態についても記述及び詳述されている。更には、複数の実装形態が開示されているが、当業者には、本明細書において開示されている技術の例示用の実装形態を図示及び記述している以下の詳細な説明から、本明細書において開示されている技術の更なるその他の実装形態について明らかとなろう。理解されるように、本明細書において開示されている技術は、いずれも、本明細書において開示されている技術の精神及び範囲からの逸脱を伴うことなしに、様々な態様における変更の能力を有する。従って、図面及び詳細な説明は、その特性が、限定ではなく、例示を目的としているものと見なされたい。
1つ又は複数の心臓埋め込み型電子装置を管理するべく、ネットワークと結合されたサーバー又はその他の演算装置上において稼働する医療装置マネージャを含む、例示用のネットワーク環境を示す。 例示用の医療装置データプラットフォームを含む医療装置データ通信システムのブロック図である。 例示用の医療装置データプラットフォームのブロック図である。 患者用医療装置を管理するための例示用の装置管理ユーザー固有インターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用の分析ウィジェットユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用の品質スコアウィジェットユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用の品質ベンチマークウィジェットユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用の患者サマリユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用のユーザー固有のドケットユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用のワークフロー概要ユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用の送信概要ユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用の患者パネルユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用のドケットタイムライン及び送信バーユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用のドケットジェネレータユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用のアクショントラッカユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用のリコール管理ユーザーインターフェイスを示す。 患者用医療装置を管理するための例示用の情報共有ユーザーインターフェイスを示す。 本明細書において記述されている様々なシステム及び方法を実装しうる例示用の演算システムである。
本開示の態様は、1つ又は複数の埋め込み型又はその他の方法によって装用可能な電子装置を管理するための医療装置管理プラットフォーム用の、システム、方法、コンピュータプログラムプロダクト、及びこれらに類似したものを伴っている。電子装置は、1つ又は複数の心臓埋め込み型な電子装置(CIED)などの、医療装置を含みうる。プラットフォームは、一般に、患者の看護を管理するべく、これらの患者の、CIEDなどの、1つ又は複数の医療装置から、動作送信を受け取ることができるが、これには、提供者が、患者用の看護戦略を閲覧し、文書化し、これについて報告し、且つ、これを生成することを可能にするための、このような装置からのデータ、レポート、及び情報の受け取りが含まれている。このような動作送信は、対応する装置、装置プログラミング機械、患者又は製造者からの、或いは、装置からの送信を受け取る第三者エンティティからの、報告を含む、多くの供給源を通じて、管理プラットフォームにおいて受け取ることができる。送信は、対応する装置の一般的な動作情報を提供しており、且つ、いくつかの例においては、装置動作に関するアラート又はイベントのみならず、装置製造者によって定義されているパッケージ化されたレポートをも含みうる。これらのアラート又はイベントは、装置の動作及び装置患者の健康に関係していることから、なんらかの形態の患者看護をトリガしうる。
又、患者プラットフォームは、医療要員又はプラットフォームのその他のユーザーが、装置送信の受け取りを管理しうる1つ又は複数のインターフェイスを提供することもできる。例えば、管理プラットフォームは、ユーザーが送信を検討しうる、送信に応答して1つ又は複数のワークフロー又は医療計画を確立しうる、装置状態について患者に警告しうる、且つ/又は、その他の医療要員との間において装置情報を共有しうる、ユーザー演算装置に対する1つ又は複数のインターフェイスを提供することができる。CEIDのそれぞれの製造者は、対応するCEIDの監視を可能にするべく、固有の事務所内プログラマ及び固有のリモートデータアクセスポータルを有する。従って、クリニックは、例えば、それぞれの製造者ごとのプログラマ及びデータポータルを含む、無数のデータ供給源を使用して患者レポートを生成するべく、CEIDデータへのアクセス及びその検討に直面している。
特定の一実装形態においては、送信管理インターフェイスは、クリニック技術者が、インターフェイスにアクセスし、且つ、受け取られた装置送信のリストを受け取ることを許容することができる。インターフェイスは、送信を完了まで処理するべく、受け取られた送信と関連する1つ又は複数のレポート(例えば、ドケット)又はワークフローの生成を更に提供することができる。このようなドケットは、装置情報に基づいて患者を治療するべく、送信に応答した患者用の医療計画を含みうる。又、受け取られた送信の統計及びその他の計測及び結果的に得られる看護プロトコルも、クリニックの運営及び効率を改善するべく、或いは、患者に対する看護を改善するべく、或いは、インターフェイスに対するアクセスを有する別のエンティティとの間においてデータを共有するべく、インターフェイスツールを通じて提供することができる。この結果、装置送信の管理が、装置管理プラットフォームインターフェイスのユーザーのために、簡単になり、且つ、改善される。
次に、図1を参照すれば、この図は、1つ又は複数の心臓埋め込み型電子装置104を管理するべく、ネットワーク106と結合されたサーバー112又はその他の演算装置上において稼働する医療装置マネージャ102を含む、例示用のネットワーク環境100を示している。一実装形態においては、医療チームのメンバ、並びに/或いは、管理サービスを管理する又は完了させるべくアクセスが委譲されている第三者、などの、ユーザーは、ネットワーク106(例えば、インターネット)を介して1つ又は複数の医療装置にアクセスするべく、或いは、これを管理するべく、ユーザー装置108を使用して医療装置マネージャポータル102にアクセスし、且つ、これとやり取りしている。ユーザー装置108は、一般に、パーソナルコンピュータ、端末、ワークステーション、携帯型コンピュータ、モバイル装置、スマートフォン、タブレット、マルチメディアコンソールなどのような、ネットワーク106とやり取りする能力を有する任意の形態の演算装置である。ネットワーク106は、ネットワーク環境100内において、医療装置マネージャ102及びその他のサービス、アプリケーション、又はモジュールを実装するべく、1つ又は複数の演算又はデータストレージ装置(例えば、1つ又は複数のデータベース110又は本明細書において記述されているその他の演算ユニット)により、使用されている。
一実装形態においては、ネットワーク環境100は、医師の事務所内に存在すると共に患者の存在している際に利用される装置プログラミング機械を含む、ユーザーが医療装置マネージャ102及び/又はその他のネットワークコンポーネントにアクセスするべく訪問しうるウェブサイト又はアプリケーションをホスティングする少なくとも1つのサーバー112を含む。サーバー112は、単一のサーバー、それぞれのサーバーが物理サーバー又は仮想機械である状態の複数のサーバー、或いは、物理サーバーと仮想機械の両方の集合体、であってよい。別の実装形態においては、クラウドが、ネットワーク環境100の1つ又は複数のコンポーネントをホスティングしている。ユーザー装置108、サーバー112、及びネットワーク106に接続されたその他のリソースは、統合された健康管理の供給のために使用される1つ又は複数のウェブサイト、アプリケーション、ウェブサービスインターフェイス、ストレージ装置、演算装置、又はこれらの類似したものにアクセスするべく、1つ又は複数のその他のサーバーにアクセスすることができる。又、サーバー112は、医療装置マネージャ102が、患者データ、チームメンバデータ、教育データ、及びその他のデータにアクセスするべく、これらについてサーチするべく、且つ、これらを変更するべく、使用するサーバーエンジンをホスティングすることもできる。一実装形態においては、医療装置マネージャ102は、1つ又は複数の埋め込み型医療装置104のデータ及び/又はその他の情報に対するアクセスを提供している。
専門家によるCEID監視は、通常、患者の一生にわたって発生する。このような監視には、償還及び看護ガイドラインが適用される。通常、CEID看護は、PM又はICDを有する患者用の4回のリモートデータチェック/年、PM又はICD患者用の少なくとも1回の事務所内チェック/年、並びに、ICM又はILR患者用の11回のリモートデータチェック/年を伴っている。米国内の医療保険は、一般に、これらのガイドラインと一貫性を有する。但し、医療保険の償還が存在している一方で、これらは、しばしば、装置送信の取得、検討、及び文書化に関与した人件費をカバーしてはない。新しいILR及びICMの迅速な採用及びデータボリュームの増大に伴って、これらのガイドラインの送信負担の推定値は、次の5年間において、8億回のCIED送信を超過しうるであろう。これらのガイドラインに準拠することにより、患者の結果が改善され、且つ、健康管理システムの費用が引き下げられ、これにより、PMを有する患者の場合には、ほとんど2.5倍だけ、死亡率が低減され、且つ、ICD患者の場合には、65%超だけ、入院が低減される。但し、これらのガイドラインに伴う負担に起因して、これらのガイドラインに従って監視されるのは、患者の30%未満になるものと推定される。
従って、医療装置104は、動作データを医療装置マネージャ102に提供するべく、ネットワーク106との通信状態にあってよい。例えば、且つ、上述のように、埋め込み型除細動器(ICD)及びこれに類似したものなどの、心臓埋め込み型電子装置(CIED)は、しばしば、分析、プログラミング、及び/又はこれらに類似したもののために、身体外の装置の動作に関係する情報を送信している。いくつかのケースにおいては、クリニックは、装置製造者の安全なウェブサイトから、且つ/又は、提供者の事務所内において物理的に配置された装置プログラミング機械から、医療装置104のデータを取得している。医療装置104によって生成されたデータは、通常、提供者によって検討される。通常の提供者は、すべての製造者並びに装置モデル及びタイプを埋め込むと共に、これらからの送信を監視している。提供者が単一の装置タイプを埋め込み及び監視することは、めったにない。データ送信及びデータ送信の検討モードの観点において、製造者のそれぞれは、固有の且つプロプライエタリなデータフォーマット、表示、アクセスプロトコル、レポート、及びプログラミング機械を使用している。医療提供者が、この広範囲の固有の且つ異なるフォーマットにおいてデータを受け取っている状態においては、医療提供者が患者の看護を効率的に管理することは、難問である。データアクセス及び管理の負担は、相対的に良好な患者の看護における主要な障害である。面倒なワークフローは、過剰な費用を生成し、優れた看護モードであるリモート看護の採用を妨げ、償還機会の喪失をもたらし、且つ、いくつかのクリニックが、リモート看護を諦め、且つ、その代わりに、事務所内看護の数を引き下げるように患者を促すことを強制し、この結果、低患者準拠状態に起因した更なる看護の低減と、入院の増大と関連する相対的に大きな健康管理システムの負担と、を更にもたらす。従って、更に詳細に後述するように、医療装置マネージャ102は、ユーザーが、様々な装置タイプ及び異なる製造者に跨って、1つ又は複数の医療装置104からのデータを管理し、分析し、且つ/又は、保存することを許容している。
図2を参照すれば、医療装置マネージャ102は、医療装置データ通信システム200を含みうる。一実装形態においては、医療装置データ通信システム200は、複数の埋め込み型医療装置製造者システム206及び複数のクリニックシステム202との通信状態にある医療装置プラットフォーム204を含む。医療装置プラットフォーム204は、例えば、インターネットなどの、ワイドエリアネットワーク(WAN:Wide Area Network)を介して製造者システム206及びクリニックシステム202と通信自在に結合することができる。いくつかの実装形態においては、製造者システム206のそれぞれは、固有の埋め込み型医療装置製造者と関連付けることができる。その他の例においては、製造者システム206のそれぞれは、埋め込み型医療装置製造者及び特定の医療クリニック又は事務所の固有のペア化と関連付けることができる。図2のシステム200の例においては、製造者システム206は、装置データベース214から、複数の埋め込み型医療装置から予めアップロードされた診断及び関係するデータを取得する、例えば、ウェブサーバーなどの、製造者プラットフォーム212を含みうる。このようなデータは、上述のように、クリニック又は事務所を介して、或いは、リモートモニタを介して、様々な埋め込み型医療装置から予め取得されたものであってよい。
図2に描かれているように、医療装置プラットフォーム204は、製造者システム206のそれぞれからの埋め込み型医療装置の診断及び関係するデータにアクセスする統合マネージャ210を含みうる。一例においては、統合マネージャ210は、IDCO(Implantable Device Cardiac Obsrevation)メッセージの形態でありうる、診断データ及び関係する情報を取得するべく、特定のクリニックと関連する臨床情報システム(CIS:Clinical Information System)識別子を製造者プラットフォーム206に提供することができる。いくつかの実装形態においては、統合マネージャ210と製造者プラットフォーム212の間のメッセージは、別の、改善された、或いは、増強された、データメッセージの形態であってもよい。例えば、IDCOメッセージは、しばしば、ポータブルドキュメントフォーマット(PDF:Portable Document Format)において、サマリレポートとしてフォーマッティングされた情報を含む。その他の例においては、IDCO様のメッセージは、整数、浮動小数点、又は別のデータフォーマットにおいて埋め込み型装置によって検出される不整脈又はその他の心臓発作に関する数値的な且つ/又はグラフィカルなエレクトログラム(EGM)データなどの、相対的に詳細な、或いは、「未加工」の、データを提供しうる。このような情報は、医療装置プラットフォーム204内の装置データの相対的に容易な且つ/又は相対的に詳細な処理を促進しうる。
次いで、統合マネージャ210は、患者指向の情報及び/又は提供者指向の情報を生成するべく、取得された情報を処理することができる。いくつかの例においては、様々な埋め込み型医療装置からの取得された情報は、特定のタイプのすべての製造者及び/又は装置に跨って統一又は一般化されたフォーマットに処理することができる。次いで、統合マネージャ210は、クリニックシステム202のみならず、図2には示されていない個々の患者通信システム、用の1つ又は複数のウェブポータルを提供しうるクラウド演算システム208に、処理済みの情報を転送することができる。その他の例においては、統合マネージャ210は、取得された装置データをクラウド演算システム208に転送してもよく、次いで、これが、データを処理するべく、情報プロセッサとして動作することができる。又、クラウド演算システム208は、ウェブポータルを介して、処理済みの情報に基づいて、分析結果及びその他の高度な情報を生成及び提供することもできる。ウェブポータル及び情報の分析の生成及び提供の例については、更に詳細に後述する。クラウド演算システム208は、いくつかの例においては、本明細書においてクラウド演算システム208に帰せられている様々な動作を実行するように構成された複数のコンピュータ装置又はシステムを含みうる。
図2に示されているように、ユーザー(例えば、1人又は複数の医師、看護師、技術者、分析者など)は、恐らくは、1つ又は複数の埋め込み型医療装置の分析結果及びその他の高度な情報を含む、処理済みの装置情報を取得するべく、クリニックシステム202を利用することができる。いくつかの例においては、クリニックシステム202は、ユーザーが、医療装置マネージャ102などの、提供者指向の情報を取得するべく、クラウド演算システム208によって提供されるウェブポータルにアクセスしうる、クリニックアクセスシステム218(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォンなど)を含みうる。又、図2に示されているように、クリニックシステム202は、クリニックの患者の医療レコードを保存し、且つ、これに対するアクセスを促進するように、構成された電子医療レコードマネージャシステム216、並びに、クリニックシステム202の外部のその他の演算システムとの間においてクリニックの患者の健康及び医療情報を交換するように構成された健康情報交換(HIE:Health Information Exchange)システム220、のうちの1つ又は複数を含みうる。一実装形態においては、ユーザーは、シングルサインオン(SSO:Single Sign-ON)手順を使用してクラウド演算システム208、医療レコードマネージャ216、及び/又はHIEシステム220にサインオン又はログオンし、これにより、これらのシステムのそれぞれに個々にアクセスするべくユーザーによって通常必要とされる時間量を低減することできる。
いくつかの例においては、統合マネージャ210は、埋め込み型医療装置のうちの1つ又は複数との間の通信接続を介して、装置診断データ及びその他の装置情報を取得し、これにより、恐らくは、製造者システム206のうちの1つ又は複数に対するニーズを低減することができる。それらの例及びその他のものにおいては、統合マネージャ210及び/又はクラウド演算システム208は、装置の対応する製造者によって使用されるように、製造者システム206の1つ又は複数に、処理済みの且つ/又は未処理の装置情報のみならず、分析結果及びその他の高度な情報を転送又は「プッシング(push)」することができる。
又、図2に描かれているように、クラウド演算システム208は、医療装置プラットフォーム204の外部のその他のシステムと通信してもよく、これからデータを取得してもよく、且つ/又は、これに対してデータを送信してもよい。例えば、クラウド演算システム208は、様々な埋め込み型医療装置の有効性及び/又は安全性、これらに対する患者応答、並びに、その使用に関するその他の情報、に関するデータを供給するべく、医療装置レジストリシステム222にアクセスすることができる。又、クラウド演算システム208は、そのデータをクラウド演算システム208と関連する様々な埋め込み型医療装置から受け取られた処理済みの情報と相関させるべく、装置レジストリデータにアクセスすることもできる。
又、クラウド演算システム208は、クラウド演算システム208と関連する埋め込み型医療装置のそれぞれを正確に追跡するように構成されたレジストリ情報及び装置データシステム226にアクセスすることもできる。例えば、クラウド演算システム208は、クラウド演算システム208内において処理された埋め込み型医療装置のうちの1つ又は複数と関連する情報を医療装置レジストリシステム222から受け取られたデータと正確に相関させる又は関連付けるべく、レジストリ情報及び装置データシステム226から得られたデータを利用することができる。
いくつかの例においては、クラウド演算システム208は、医療装置プラットフォーム204と関連付けられた装置を含む、一連の埋め込み型医療装置の製品リコールデータを取得するべく、リコール勧告レジストリデータベース224にアクセスすることができる。更には、クラウド演算システム208は、クリニックシステム202を介して、且つ/又は、ウェブポータルを介して、タイムリーな方式により、その対応する埋め込み型医療装置を伴う任意のリコールについて、ユーザーに通知することができる。このようなデータは、ウェブポータル、電子メール、テキスト、又はその他の通信手段を介して、ユーザーにプッシングすることができる。一例においては、医療装置プラットフォーム204は、リコール勧告レジストリデータベース224を含んでおり、且つ、例えば、正式な連邦政府機関、州、又は国家医事局、通信社、などのような、様々な供給源からのデータをリコール勧告レジストリデータベースに入力することができる。
図3は、図2の医療装置プラットフォーム204の一例のブロック図である。図3に描かれているように、医療装置プラットフォーム204は、アナライザモジュール300、トラッカモジュール302、アグレゲータモジュール304、提供者ポータルモジュール306、スケジュールモジュール308、患者ポータル310、ドケットジェネレータモジュール312、ワークフローエンジン314、ビリングエンジン316、リコールマネージャ318、及び/又はレコードインテグレータ320のうちの1つ又は複数を含みうる。又、その他の例においては、本明細書において具体的に記述されてはいない、その他のモジュールも、医療装置プラットフォーム204に含まれうる。更には、これらのモジュールのそれぞれは、図2に描かれているように、統合マネージャ210及び/又はクラウド演算システム208に内蔵することもできる。
アナライザモジュール300は、1つ又は複数のCIEDから受け取られた情報及びデータを分析するように構成されうると共に、分析された情報の傾向の自動化されたスナップショットを提供することができる。このような実装形態においては、このような情報は、特定のクリニックについて、或いは、複数のクリニックについて、分析することができる。上述のように、1つ又は複数のCIEDは、埋め込まれた装置の性能又は動作に関する保存された又は取得された情報又はデータを送信することができる。この情報は、医療装置プラットフォーム204に送信又はダウンロードされ、且つ、アナライザモジュール300によって分析される。情報の分析は、ポータルを通じて分析及び/又は集計された情報の特定のスナップショットを提供しうる(これについては、更に詳細に後述する)。例えば、アナライザモジュール300は、情報又はデータと関連する装置のタイプ、装置の製造者、又は特定の装置モデルに基づいて情報を提供することができる。同様に、トラッカモジュール302は、時間に伴って受け取られたデータにおける傾向を追跡するべく、医療装置プラットフォーム204に含まれていてもよい。アナライザモジュール300、トラッカモジュール302、及びその他のモジュールの組合せを通じて、CIED患者の増大の傾向、製造者によって受け取られ且つソートされたデータの百分率、受け取られたデータの全体的な送信、看護正規化の規格に対して適用された装置カウント、及びこれらに類似したもの、などの装置情報のスナップショットを提供することができる。1つ又は複数の医療装置から受け取られたデータに関する、且つ、アナライザモジュール300によって分析された、更に多くの分析結果及び情報については、更に詳細に後述する。
又、アグレゲータモジュール304も、医療装置プラットフォーム204に含まれうる。一般に、アグレゲータモジュール304は、上述の製造者システム206のそれぞれから診断及びその他の装置に関係するデータを取得するように、且つ/又は、1つ又は複数のCIEDから情報を取得するように、構成することができる。一例においては、アグレゲータモジュール304は、それからデータを取得するべく必要とされる特定の製造者システム206の特定のセキュリティ手段、通信プロトコル、データフォーマット、及びその他の特性を使用してデータを取得するべく、製造者に固有のクーリエエンジンを利用することができる。更には、製造者に固有のクーリエエンジンのそれぞれは、クラウド演算システム208が、一貫性を有する方式により、患者指向の情報及び/又は提供者指向の情報をもたらすべく、装置データを処理しうるように、取得されたデータを製造者システム206のすべてから受け取られたデータに適用される統一されたフォーマットに変換することができる。少なくともいくつかの例においては、アグレゲータモジュール304を使用することにより、特に、そのそれぞれがその独自のデータフォーマット、通信プロトコル、及びこれらに類似したものを利用しうる、複数の製造者からの装置の診断データ及びその他の情報を埋め込み型医療装置から取得するためのクリニック内の情報技術(IT:Information Technology)専門家に対するニーズを低減することができる。
提供者ポータル306は、そのクリニックの患者に対応する提供者指向の装置データ情報に対するクリニックスタッフによるアクセスを促進するクリニックシステム202に対してウェブインターフェイスを提示するように構成することができる。同様に、医療装置患者ポータル310は、特定のクリニックの患者に対する、或いは、一般には、埋め込み型医療装置の患者に対する、別個のウェブインターフェイスを提供するように構成することもできる。提供者ポータル306及び患者ポータル310は、適宜、提供者指向の又は患者指向の情報に対するアクセスを許容するべく、それぞれ、クリニックスタッフ及び患者のログオンを利用することができる。いくつかの例においては、提供者ポータル306に対するログオンは、上述のように、シングルサインオン(SSO)機能を介して、クリニックシステム202の外部の、或いは、その内部に配置された、その他のシステム(例えば、医療レコードマネージャ216及び/又は図2のHIEシステム220)に対するクリニックスタッフによるアクセスを促進しうる。これに加えて、提供者ポータル306及び/又は患者ポータル310は、装置に関係した情報に対する、例えば、埋め込まれたウェブリンクなどの、アクセスポイントを含みうる、患者の電子健康レコード(EHR:Electronic Health Record)に対する患者又は提供者アクセスを促進するアプリケーションプログラミングインターフェイス(API:Application Programming Interface)を提供することもできる。
その他の例においては、医療装置プラットフォーム204は、提供者ポータル306及び患者ポータル310とは別個に、クリニック又は保険会社と関連する管理要員、クリニック又は保険会社と関連する役員、1つ又は複数の心臓装置製造者の従業員など、用のポータルなどの、その他の情報ポータルを提供してもよく、或いは、含んでいてもよい。このような例においては、医療装置プラットフォーム204の潜在的なユーザーのそれぞれの特定のクラス又はグループは、特定のアクセス範囲又はアクセス権限の組、セキュリティ要件の組(例えば、ユーザー名、パスワード、コンピュータシステムなどに対する要件)と関連付けることができる。この結果、ユーザーのそれぞれのグループは、提供者ポータル306及び/又は患者ポータル310に類似した、対応するユーザーポータルを利用することができる。それぞれの特定のポータルは、異なるユニフォームリソースロケータ(URL:Uniform Resource Locator)を介してアクセス可能であってもよく、或いは、1つ又は複数のその他の方法によって弁別することもできる。
スケジュールモジュール308は、クリニックの患者との間の、事務所内又は自宅内装置チェック又はプログラミング訪問などの、アポイントをスケジューリングするべく、患者及び/又はクリニックスタッフがアクセス可能なウェブインターフェイス(例えば、上述のウェブポータル又は別個のウェブポータル)を提示するように構成することができる。いくつかの例においては、スケジューリングウェブポータルは、それぞれの特定のクリニックについてカスタマイズされており、これにより、恐らくは、クリニックによって提供されるサービスに関する更なる情報、クリニックスタッフのメンバの説明、などを提供することができる。
ドケットジェネレータモジュール312は、患者と関連する1つ又は複数のドケット又は受け取られたデータの集合体を生成するように、構成することができる。一般に、ドケットは、受け取られた患者CIED送信の解釈及びレコードを要約する又はその他の方法で提供する、ある種のレポートである。ドケットのすべて又は一部分には、送信の際に受け取られた、且つ、分析及び承認のためにクリニックスタッフに提供された、情報を入力することができる。ドケットは、装置製造者情報、クリニックスタッフ承認、臨床データ、看護計画、装置用の監査証跡、患者情報、データ分析のサマリステートメント、などのような情報を含みうる。患者情報又は複数の医療装置から受け取られた情報に関する任意の情報は、ドケットジェネレータモジュール312を通じてドケット内に含むことができる。
ワークフローエンジン314は、定期的な装置チェック、結果的に得られる診断データ、及び1人又は複数の患者の埋め込み型医療装置に関係するその他の情報に関する情報を監視し、且つ、その情報に基づいて、例えば、装置チェックスケジュールに対する変更、埋め込み型医療装置から得られた特定のタイプの情報に対する変更、取得された情報の処理方式に対する変更、及びこれらに類似したものなどの、クリニックのワークフローに対する変更を推奨し、これにより、恐らくは、クリニックの動作を相対的に効率的なものにするように構成することができる。
ビリングエンジン316は、クリニックスタッフが、患者の埋め込み型医療装置との関係において実行される1つ又は複数の臨床動作の通知を入力しうる、且つ、その動作を表す現時点において適切なビリングコードが生成される、インターフェイスを(例えば、提供者指向のウェブポータルを介して)提示するように、構成することができる。更には、1つ又は複数のこのような動作の結果的に得られるビリングコードは、患者や医療保険会社などへの提示のために、ビリングコードサマリシート又はその他のフォーマットに更に挿入することができる。いくつかの例においては、ビリングエンジン316は、PPS(Prospective Payment System)において利用可能なCMS(Centers for Medicate and medicaid Services)からビリングコードの変化に関する情報を受領又は取得することができると共に、埋め込み型医療装置に関係する臨床動作に対応するビリングコードを更新するべく、これらの変更を利用することができる。
装置リコール管理モジュール318は、そのクリニックと関連する埋め込み型医療装置のリコールについて、タイムリーな通知と、更に詳細な情報と、をクリニックスタッフ又はその他のユーザーに提供する(例えば、「プッシング」する)ように、構成することができる。上述のように、医療装置リコール管理モジュール318は、例えば、正式な連邦政府機関、州、及び/又は国家医事局、通信社などのような、1つ又は複数のサイトから情報を収集しうると共に、リコール情報を生成してもよく、このような情報をリコール勧告レジストリデータベース224内において収集することができると共に、例えば、電子メール、テキスト、患者指向のウェブポータル、及び/又はそれぞれの影響を受けるクリニックに対応する提供者指向のウェブポータルを介して、リコール勧告レジストリデータベース内の情報に基づいて埋め込み型医療装置の発見されたリコールに関する通知を提供することができる。
レコード統合モジュール320は、例えば、処理済みの装置に関係するデータに対するアクセスを促進するウェブリンクを患者のEHRに埋め込むことにより、処理済みの診断データ及び埋め込み型医療装置に関係するその他の情報により、EHRを更新するか又はこれを入力するように、構成することができる。このようなデータは、例えば、埋め込み型医療装置上において実行された診断の日付、診断結果の数値データ及び/又はグラフ、診断結果に基づいた推奨及び/又は実行された動作、装置によって検出されたデータに基づいた装置の動作に対する患者の健康又は生物学的応答、などを含みうる。
次に図4~図17を参照すれば、1つ又は複数の埋め込み型医療装置から医療装置プラットフォーム204において受け取られる情報及びデータにアクセスする、これを分析する、観察する、或いは、その他の方法で管理するべく、ポータル又はユーザーインターフェイスの様々な例が提供されている。1つの特定の実装形態においては、ユーザーインターフェイスは、図1との関係において上述したものなどの、ユーザー装置108上において表示されている。ユーザー装置108上において表示される様々なユーザーインターフェイスは、ユーザー装置により、ネットワーク106を通じてアクセスすることができると共に、システム100の1つ又は複数のサーバー112により、実行することができる。更には、1つ又は複数の患者の1つ又は複数の埋め込み型医療装置などの、1つ又は複数の医療装置104は、情報又はその他の動作データを医療装置マネージャ102に提供することができると共に、データベース110内において保存することができる。例えば、健康レベル7(HL7:Health Level 7)プロトコルを利用することにより、医療装置マネージャ102は、装置及び/又は患者に固有のデータ、並びに、装置タイプ及びモデル用の装置フィールド、を含む、装置製造者リモート送信からの通信を受け取ることができる。医療装置マネージャ102は、このデータをユーザーインターフェイスを通じて提示されるデータに変換するか又はその他の方法で正規化することができる。別の例においては、患者は、インターフェイスを通じて直接的にデータ又は情報を医療装置マネージャ102に提供してもよく、或いは、マネージャへの入力のために、臨床スタッフに提供することもできる。次いで、この情報は、医療装置マネージャ102により、様々な方法で処理することができると共に、ユーザーインターフェイスを通じて、ユーザーにより、提示又は管理することができる。従って、(クリニックの看護師又は医師などの)ユーザーは、以前においては利用可能ではない方式により、患者ごとに、或いは、複数の患者に跨って、1つ又は複数の医療装置104からのデータを受信、アクセス、分析、及び/又は管理することができる。
本明細書において記述されるように、医療装置マネージャ102は、CIED装置送信と、事務所内インタロゲーション及びリモートインタロゲーションの両方を含むインタロゲーションと、を管理している。一実装形態においては、事務所内インタロゲーションは、医療装置マネージャ102によって生成される事務所内アップロードインターフェイスを利用しており、これにより、ユーザーは、インポート用の1つ又は複数のファイルをドロップ又は選択することができる。これらのファイルには、ネットワーク上において、メモリ(例えば、フラッシュドライブ)を介して、且つ/又は、これに類似した方式により、アクセスすることができる。1つ又は複数のファイルが選択されたら、インターフェイスは、医療装置マネージャ102がインタロゲーションデータを処理するのに伴って、アップロードの進捗の視覚化を生成することができる。一実装形態においては、限定を伴うことなしに、データ抽出に対応する遭遇日付、患者名、患者誕生日、クリニック名、装置製造者、装置タイプ、及び装置連番を含む、遭遇情報を検証、追加、又は編集するべく使用されうる間隙インターフェイス(interstitial interface)が生成されている。データが失われている場合には、ユーザーは、そのデータを間隙インターフェイスを介して入力することができる。医療装置マネージャ102は、患者が新しい患者であるのか又は既存の患者であるのかを判定することができると共に、相応して進捗することができる。インタロゲーションデータの処理の進捗、進捗、編集、又は取消の選択肢、並びに、医療装置マネージャ102へのデータのアップロードの進捗、を含む、複数の視覚化が、インターフェイスを介して提供されている。ユーザーには、インタロゲーションから関連するPDFをアップロードするかどうかを含む、選択肢を更に提供することができる。処理及びアップロードの際に、データファイルが解析され、且つ、別個のデータが、解析済みのデータファイルからインポートされる。インポートの際に、ユーザーは、ユーザーインターフェイスを介して、インポート済みのデータを追加、編集、及び検討することができる。PDFがインポートされた場合には、これは、インポート済みのデータと共に、提示されてもよく、或いは、さもなければ、インターフェイスを介してアクセス可能であってもよい。インポート済みのデータは、自動的に又は手動で、保存することができる。
換言すれば、一実装形態においては、それぞの装置製造者は、医師事務所内に配置された製造者に固有のプログラマ(pgm)を有する。プログラマは、医療装置104の近傍において保持されたハンドヘルド型の磁気装置を介して患者用装置データのインタロゲーションを実行する(「プリング」又は「読取り」を実行する)事務所内デスクトップ装置である。プログラマデータは、ユニバーサルシリアルバス(USB:Universal Serial Bus)ドライブなどの、安全なメモリへのエクスポートのために利用可能である。このデータは、しばしば、多くのファイル及び無関係の情報を含む。データは、ドラッグ及びドロップ又は手動的なインポートファイルの選択などの、様々なメカニズムを通じて、医療装置マネージャ102により、インポートされる。次いで、医療装置マネージャ102は、様々なマーカーについてデータを解析する。インポートされたら、装置及び患者に固有のデータ及び/又はその他の装置に固有のデータフィールドを自動的に識別するべく、遭遇(送信)が処理される。
更に具体的には、ファイルのアップロードの準備が完了したら、医療装置マネージャ102は、キー識別子についてデータファイルを解析する。ユーザー確認の後に、医療装置マネージャ102は、それぞれのベンダがプログラマから提供するパッケージ化されたPDFレポートを含む、解析されたデータファイルからのデータにより、フィールドに自動的に入力する。一実装形態においては、本明細書において記述されているように、医療装置マネージャ102は、インタロゲーションからデータファイルを生成し、データファイルの初期アップロードを実行し、患者及び装置を識別し、データファイルを解析し、解析されたデータファイルをアップロードし、解析されたデータファイルから送信概要を生成し、且つ、ワークフローを生成している。
一実装形態においては、データファイルは、患者訪問の際の事務所内遭遇の後に、埋め込みの時点において、チェックの際に、且つ/又は、これらに類似したものにおいて、生成されている。データファイルは、医療装置マネージャ102により、製造者プログラマにより、且つ/又は、これらに類似したものにより、生成することができる。遭遇は、製造者プログラマを使用した、装置の読取り、異なるパラメータの性能の試験、装置上の設定の変更(再プログラミング)、及び/又はこれらに類似したもの、から構成されうる。別の実装形態においては、データファイルは、リモート送信から生成されている。関連するPDFを含む、データファイルは、アップロードにおいて使用されるべくメモリに保存されてもよく、或いは、さもなければ、医療装置マネージャ102に送信することもできる。ユーザーは、PDFをアップロードするかどうかを選択することができる。いくつかの実装形態においては、医療装置マネージャ102は、アップロードを単一の識別されたデータファイルに制限している。
データファイルの初期アップロードの際には、データファイルが、識別され、且つ、検証される。それぞれの製造者は、PDFと共に、プログラマが生成するその独自のデータファイルタイプの組を有する。更には、それぞれの製造者は、複数のデータファイルサブタイプを有することもできる。ファイルタイプは、装置又はプログラマファームウェアバージョンによって判定されうるバリエーションを更に有しうるが、これは、結果的に、ファイルタイプの過多をもたらす。医療装置マネージャ102は、ファームウェアバージョンを識別し、且つ、識別されたファームウェアバージョンに基づいた位置において、データファイルの解析を開始する。
関連するデータが、ファイルの読取りが困難である、データが散乱している、並びに、しばしば、エンコードされている、ことに起因して、容易にアクセス可能ではないことから、医療装置マネージャ102は、複数の解析ステージにおいて、データを解析している。初期アップロードに後続して、医療装置マネージャ102は、複数の識別子に照らして、一連のチェックを実行している。一実装形態においては、識別子は、制限を伴うことなしに、連番、装置モデル、製造者、及びクリニックを含む。結果に基づいて、医療装置マネージャ102は、データファイルが、既存の患者に、新しい患者に、既存の患者だが新しい装置に、対応しているかどうか、或いは、患者が存在しているが別のクリニックに添付されているかどうか、を判定することにより、データファイルの初期解析を実行している。患者が既存である場合には、データファイルは、対応する現時点の患者レコードと関連付けられ、且つ、データファイルが新しい患者と関している場合には、新しい患者レコードが生成される。初期解析の際に、医療装置マネージャ102は、ファイルタイプ、ファイルフォーマット、及びデータファイル内のデータコンテンツを解析している。一実装形態においては、医療装置マネージャ102は、限定を伴うことなしに、名前、苗字、誕生日、製造者、装置、送信日付、及び連番を含む、キー識別子を見出すべく、データファイルを解析している。初期解析の結果に基づいて、医療装置マネージャ102は、患者が、新規であるのか、既存であるのか、或いは、その他の条件を充足しているのか、についてユーザーに通知し、これにより、適宜、間隙インターフェイスを使用することにより、ユーザーが動作を実行することを許容することができる。一実装形態においては、ユーザーは、レコード(例えば、ドケット)の生成によって進捗するべきか、或いは、入力されたドロップゾーンに戻るべく取り消すかどうか、を判定するべく、初期解析からの情報を検証することができる。レコードの生成によって進捗した後に、医療装置マネージャ102は、集約的なデータマッピングに基づいて別個のデータを分析及び抽出することにより、第2解析を実行する。第2解析に後続して、医療装置マネージャ102は、解析済みのデータを患者パネルに入力する。解析済みのデータに含まれているデータポイントは、6~200個の範囲であってよい。
一実装形態においては、患者パネルは、送信概要インターフェイス内において関連するPDFと共に視覚化された解析済みのデータを含む。ユーザーは、情報を編集してもよく、除去してもよく、或いは、事前に入力された患者パネルに追加することもできる。送信が新しい患者と関連している場合には、患者パネルは、限定を伴うことなしに、装置タイプ、製造者、及び連番を含むことができると共に、アップロードと関連する単一事務所内送信を示す新しい患者レコードが生成される。送信が既存の患者と関連している場合には、キー識別子の組がマッチングされる。患者レコードは、存在する場合に、事務所内送信が、事務所内インタロゲーションのスタックに追加されることを示している。リモート送信のスタックのみしか存在していない場合には、或いは、現時点の事務所内インタロゲーションスタックが存在していない場合には、医療装置マネージャ102は、新しいドケットインスタンスを生成する。従って、医療装置マネージャ102は、リモートインタロゲーションとは別個の事務所内インタロゲーション用のワークフローを生成及び追跡することができる。従って、医療装置マネージャ102は、事務所内ドケットが固有のCPT及びICD-10コードを含む状態において、事務所内ドケット及びリモートドケットを生成することができる。
一実装形態においては、医療装置マネージャ102は、技術者による患者事務所内インタロゲーション検討及びインプレッションの証跡並びに提供者の承認を文書化したレポート(例えば、ドケット)を生成している。レポートは、患者情報、プロプライエタリな履歴提示、検討者によって添付されている場合には送信されたPDFファイル、及び/又はこれらに類似したものを組み合わせることにより、事務所内又はリモートインタロゲーションのために、医療装置マネージャ102により、生成されている。レポートは、医療装置マネージャ102により、クラウド内において生成され、且つ、保存又はパッケージ化することができると共に、PDFダウンロードとして提供することができる。
一実装形態においては、リモートインタロゲーションの場合に、医療装置マネージャ102は、装置及び患者に固有のデータ及び装置タイプ及びモデル用の装置フィールドを含むデータファイルを装置製造者リモート送信から受け取るべく、HL7通信プロトコル及びIDCOデータ規格を使用している。医療装置マネージャ102は、製造者によって確立された、公開及び定義された通信経路を使用することにより、製造者に対する安全な接続を構築する。患者用装置104から送信された装置送信は、まず、製造者によって受け取られ、且つ、次いで、製造者PDFレポートを含むデータファイルが、医療装置マネージャ102により、受け取られる。受け取りの際に、医療装置マネージャ102は、複数の処理ステージを通じて、データの完全性及び送信の受け取りを検証するべく、それぞれの新しい医療装置104を限定している。一実装形態においては、事務所内インタロゲーション又はリモートインタロゲーションの場合には、医療装置マネージャ102は、データマッピング及びIDCOデータ正規化を通じてHL7データ抽出を実行し、且つ、装置設定計算及び正規化を生成している。
一実装形態においては、医療装置マネージャ102は、データマッピングの際に固有のデータフィールドをマッピングすることにより、識別されてはいないHL7データを抽出している。すべてのケースにおいて、医療装置マネージャ102は、データを識別し、且つ、検証している。例えば、いくつかの製造者は、パラメータを送信データファイルの備考セクションに送信する一方で、その他のものは、この情報をどこか別の場所において保存している。医療装置マネージャ102は、適切なデータを識別し、関連するデータを抽出し、且つ、これをその他のデータと組み合わせ、且つ、これを患者パネル内において製造者とは独立したフォーマットにおいて提示するべく、データファイルを解析している。医療装置マネージャ102は、任意の関連するバックアップ計算又は情報と共に、製造者に固有の用語が損なわれることなしに提示される方式により、データファイルを解析することができる。
IDCOデータ正規化の際に、医療装置マネージャ102は、イベントタイプを識別し、且つ、正規化する。更に詳しくは、すべての製造者は、異なる記述子を有する同一のイベントタイプを識別する。従って、医療装置マネージャ102は、変化する記述子を有する同一のデータを送信するすべての製造者方法を検討し、且つ、正規化している。例えば、イベントNSVTは、製造者に基づいて、NonSusVT、Non-SVT、NSVT、NonSust-VT、及び/又はこれらに類似したもの、として表されうる。更には、HL7は、曖昧であり、且つ、医療装置マネージャ102は、ショック量を集計し、且つ、それぞれの製造者からのPDFにおいて使用される用語にHL7における用語をマッピングする。更には、ゾーンの名前は、製造者の間において変化しており、且つ、PDF内において、異なる方式により、使用されている。従って、医療装置マネージャ102は、HL7タイプの名前を取得し、且つ、これらを、すべての製造者に跨ってPDF内において使用されている用語にマッピングする。患者レポートにおいて、データは、表示内において、製造者に跨って正規化されている。一実装形態においては、共通の且つ正確な表示を臨床ユーザーに提示するべく、医療装置マネージャ102により、それぞれの製造者ごとに、200個超の固有のデータフィールドが、異なる製造者及び装置に跨って正規化されている。
一実装形態においては、製造者は、装置データをHL7を介してIDCOフォーマットにおいて纏めて送信している。製造者は、すべてのデータフィールドを送信するが、装置は、それらのフィールドのうちの1つのみによって管理されるようにプログラミングすることができる。IDCOを介して送信されたPDFレポートは、関連する「プログラミング」されたデータフィールドを正しく表示する。従って、医療装置マネージャ102は、それぞれの送信を検査し、且つ、装置設定計算においてプログラム設定に対応するデータを正確に表示するべく、プログラム設定を対応するデータフィールドに相関させる。IDCO規格は、データ検知フィールドに対するプログラム設定の関連付けを含んではいない。すべてのデータが、容易に利用可能であるわけではなく、且つ、医療装置マネージャ102により、メッセージングされる必要があるわけでもない。例えば、医療装置マネージャ102は、装置がプログラミングされる方式を理解するべく、インピーダンスを分析することができる。医療装置マネージャ102は、リング、チップ(tip)、コイル、カンなどを含む、適切な計測タイプを判定するべく、HL7データを検査する。これらのコンポーネントの間の計測が付与される。装置が、リング→チップとして、プログラミングされている場合には、医療装置マネージャ102は、インピーダンスがその医療装置104用の適切な計算であると判定する。
更には、医療装置マネージャ102は、ショック量をグループ化することができると共に、これらをPDF表示に従ってリスト化することができる。医療装置マネージャ102は、PDFにマッチングするように、データを組み立てる。治療タイプ(例えば、バースト、ショック)及びジュールを単位とする電荷量が編集される。又、HL7は、PDF内において使用される値を常に有するわけではないことから、医療装置マネージャ102は、HL7値を製造者がPDF内において使用する相対的に有意な値にマッピングしている。例えば、なんらかのRx-OffがPDF内において表示され、これは、合格した値ではない。この値を表示するべく、医療装置マネージャ102は、その他の要因及びデータを分析する。医療装置マネージャ102は、HL7値を正規化する。例えば、製造者は、VT1及びVT2用の異なる記述子を有している。医療装置マネージャ102は、VT1又はVT2として値を識別するべく、これらを短縮し、且つ、これらをリマッピングし、或いは、その他のデータを観察する。IDCOデータセットは、緩いものであり、且つ、乏しく定義されており、且つ、装置設定を反映するべく、医療装置マネージャ102により、正規化しなければならない。一例においては、医療装置マネージャ102は、別個のデータを取得し、これを1つに纏めている。いくつかのケースにおいては、医療装置マネージャ102は、PDF内において識別された結論に到達するべく、その他のフィールド内の値を識別している。一実装形態においては、医療装置マネージャ102は、フィールドを解析し、且つ、フレーズを生成しており、これは、1つにグループ化するべきフィールドを知るべく、ゾーンがオフであるのか、モニタであるのか、或いは、アクティブであるか、を知るべく、使用される。S-ICDは、この情報がデータファイル内に含まれてはいないことから、医療装置マネージャ102が装置の知識から一方的に入力する固有のゾーンを有する。
いくつかの製造者は、患者及び/又は装置の寿命にわたって永遠に医療装置104用のすべての装置読取りを保存しており、これは、新しいイベントデータを送信する際の以前のイベントの報告を結果的にもたらしうる。装置設定の正規化の際に、医療装置マネージャ102は、以前には受け取られていない新しいイベントが強調表示されるように、このデータをフィルタリングしている。いくつかの製造者は、医療装置マネージャ102がそれぞれの医療装置104のデータ管理構造に基づいて選択的にフィルタリングするように、すべての送信の後に、これらのカウンタをリセットしている。イベントが、以前に報告されている場合には、医療装置マネージャ102は、イベントをレガシーイベントとして、バケッティング(bucket)するか又はその他の方法でラベル付けし、これは、イベントが、送信がカバーしている(例えば、送信日付と以前の送信の送信日付の間の)時間フレーム外において発生したことを意味している。情報は、HL7/IDCOデータセット内に存在していることから、医療装置マネージャ102は、イベントを依然として報告しうるが、医療装置マネージャ102は、これを現時点のイベントとして送信内に含めることはせず、その理由は、これが、既に臨床的に対策されているであろうからである。その他の項目は、症状の出現として到来するが、(例えば、定期的なEGM)ではなく、且つ、医療装置マネージャ102は、まったく症状の出現ではない製造者の間の20個の症状の出現タイプにわたってスクラビングする。
データファイルの受け取り、解析、及びアップロードに後続して、医療装置マネージャ102は、例えば、図4~図17を参照して本明細書において記述されている一連のインターフェイスを通じて、医療装置マネージャ102によって管理されているワークフローを開始する送信概要及びレポート(例えば、ドケット)を生成する。
図4は、患者用医療装置データを管理するための例示用の装置管理ユーザー固有インターフェイスを示している。一般に、図4のユーザーインターフェイス400は、(その独自の装置データを分析するクリニックの看護師又は医師又は患者などの)ユーザーの役割に対するユーザー固有のポータルであるデータ及びデータ管理選択肢を提供している。従って、ユーザーインターフェイス400内において表示されているデータ管理選択肢(その一例が図4に示されている)は、ユーザーがユーザーインターフェイスにアクセスする役割に応じて、変更されてもよく、或いは、異なっていてもよい。医療装置マネージャ102は、システムにアクセスする際にユーザーによってシステムに提供されるログイン情報に基づいて、ユーザーインターフェイス400のスタイル及び/又はコンテンツを判定することができる。更に詳しく後述するその他のインターフェイスが、類似の識別情報に基づいて、特定のユーザーにとって利用可能であってもよく、或いは、そうでなくてもよい。
図4に示されている特定の例においては、医療装置情報及びデータ管理選択肢のいくつかの提示が提供されている。具体的には、ユーザーインターフェイス400は、所定の期間にわたって受け取られた医療装置からの送信の数の通知を提供する送信サマリ部分を含みうる。例えば、送信サマリ402は、ユーザーによる最後のログイン以降に、現時点の24時間の期間にわたって、医療装置マネージャ102の寿命にわたって、且つ、これらに類似したものにわたって、受け取られた送信の合計数のカウントを含みうる。更には、送信サマリ又はトラッカ402は、送信カウントを1つ又は複数のカテゴリにサブ分割することもできる。図示の例においては、送信サマリ部分402は、イベント412を伴って、且つ/又は、イベント414を伴うことなしに、アラート410と共に受け取られた送信の数を含みうる。上述のように、送信は、医療装置マネージャ102と通信状態にある1つ又は複数の医療装置から受け取ることができる。一例においては、埋め込み型装置を有する患者は、データを装置から医療装置マネージャ102に提供するべく、クリニックを訪問することができる。別の例においては、医療装置は、無線により、或いは、遠隔方式により、データを医療装置マネージャ102に提供することができる。データが受け取られる方法とは無関係に、ユーザーインターフェイス400の送信サマリ402は、所定の期間にわたって医療装置から受け取られたデータのサマリ又は分析を提供している。
又、ユーザーインターフェイス400は、患者サマリ部分404を含みうる。この場合にも、この部分404を通じて表示又は提供される情報は、ユーザーの役割に基づいたものであってよい。一例においては、患者サマリセクション404は、ユーザーが、クリニック従業員であるか、或いは、さもなければ、複数の患者情報にアクセスするための許可を有している場合には、その装置が、所定の期間にわたって性能データを医療装置マネージャ102に送信したすべての患者のリストを提供することができる。このようなリストは、患者ごとに受け取られたいくつかの送信を含むことができると共に、受け取られた送信のタイプと関連する色通知を含んでいてもよく、或いは、含んでいなくてもよい。別の例においては、患者サマリセクション404は、ユーザーがその患者である場合には、特定の患者の情報のみを提供することができる。一実装形態においては、患者サマリ情報404は、送信情報による代わりに、患者情報により、表示することができると共に、受け取られたいくつかの装置送信を表示することができる。或いは、この代わりに、情報は、患者当たりの送信の集合体が表示されえないように、送信タイプ又は送信の数ごとに、表示することもできる。後述するように、患者サマリ404内の患者情報のそれぞれのリストは、クリニック従業員によって完了されるべきその患者用のワークフローと結び付けられていてもよく、或いは、関連付けられていてもよい。
ユーザーインターフェイス400の別の部分は、患者サマリ404内において表示されている(或いは、完了させるべきワークフローの任意のその他の集合体からの)イベントのうちの1つ又は複数の完了状態を要約したフローサマリ406を提供することができる。理解されるように、医療装置から受け取られた送信は、アラート又はイベントを有する送信などの、送信を分析するための又はこれらに対処するためのワークフローを開始することができる。フローサマリセクション406は、オープンワークフロー418から、ペンディングアクションワークフロー420、承認用ワークフロー422、及び/又は完了済みワークフロー424までの、ワークフローの状態のサマリを提供することができる。フローサマリ406は、任意の数のワークフローステージ418~424を含むことができると共に、それぞれのステージにおけるいくつかのワークフローをサマリ内において表示することができる。クリニックスタッフの場合には、フローサマリ406は、相対的に良好なワークフロー管理のために任意の期間にわたる潜在的なワークフロー活動の概要を提供することができる。
更には、ユーザーインターフェイス400は、クリニック、患者、装置、品質スコア、負担スコア、ターゲット追跡などを中心として組織化された、受け取られたデータの洞察を付与するべく、受け取られた送信の分析を提供するウィジェット部分408を含むことができる。一般に、ウィジェット408は、分析情報426、品質スコア情報428、及びベンチマーク情報430を含みうるが、ウィジェット部分を通じて、更に少ない又は多くの数のウィジェットを提供することもできる。ユーザーインターフェイス400の様々なウィジェット408の動作及び目的については、図5~図7を参照して更に詳細に後述する。
図5は、患者用医療装置を管理するための例示用の分析ウィジェットユーザーインターフェイス426を示す図である。一般に、分析インターフェイス426は、特定のクリニックと関連する送信の傾向の1つ又は複数の自動化されたスナップショットを提供することができる。例えば、装置内訳セクション500は、患者又は送信ごとにソートされた送信情報内訳を観察するべく選択するための、ドロップダウンメニュー(或いは、その他の選択メカニズム)を提供することができる。カテゴリが選択されたら、限定を伴うことなしに、装置製造者ごとの内訳、装置タイプごとの内訳、及び/又は装置モデルごとの内訳を含む、受け取られた送信の装置固有の情報の通知を提供する1つ又は複数の装置内訳グラフ508を提示することができる。ユーザーインターフェイス内には、患者又は送信に基づいてソート可能である、更に多くの又は少ない数の内訳グラフ508を含むことができる。
又、ユーザーインターフェイス426は、インターフェイスのユーザーに提示される機会スコア510を含むこともできる。一実装形態においては、機会スコア510は、最大償還機会をドル又は臨床相対値単位(RVU:Clinical Relative Value Unit)を単位として示すべく、看護の正規化規格に適用される装置カウントを提供している。例えば、医療装置マネージャ102は、年毎の事務所内フォローアップ頻度及びリモートフォローアップ頻度を含む、それぞれの医療装置について許容された最大ビリングを判定することができる。これらは、償還レートによって乗算することができると共に、その特定の装置の患者の数によって乗算することもできる。この計算は、機会510の部分を通じてユーザーインターフェイス426内において提示することができる。
いくつかの実装形態においては、分析ウィジェットインターフェイス426は、送信サマリ部分502を含みうる。送信サマリ部分502は、受け取られた送信に適用するべき特定の期間又は時間の長さを選択するためのドロップダウンメニュー(又は、その他の選択メカニズム)を含むことができる。例えば、メニューは、以前の30日間の送信、15日間の送信、24時間の送信、などの選択を提供することができる。時間フレームが選択されたら、送信部分502は、恐らくは、製造者又はベンダごとにソートされた、選択された時間フレームにわたって受け取られた送信の合計量の百分率の通知を図示又は提供することができる。又、選択された時間フレームにわたって受け取られた送信の数を示すその他のメカニズムを表示することもできる。又、送信サマリ部分502は、インターフェイス426にログインしたユーザーの全体的な活動のサマリを含むこともできる。例えば、選択された時間フレーム用の送信の合計数の通知524のみならず、表示されている送信に含まれるドケットの数526も、表示することができる。又、いくつかの実装形態においては、選択された時間フレーム内において受け取られた送信の合計数を表示することができる。
同様に、分析ウィジェットインターフェイス426は、送信ホットスポット部分504を含むこともできる。この部分504においては、装置タイプ当たりの受け取られた送信の数に基づいて、送信負担のリストを表示することができる。表示される情報は、一実装形態においては、製造者528、モデルタイプ530、又は送信分析532ごとに、ソート可能であってよい。一般に、送信ホットスポット部分504は、受け取られた医療装置送信内の患者/装置密度を反映するべく、高需要装置及び患者数を識別することができる。
又、分析ウィジェットインターフェイス426内には、リモート患者増加部分506を含むこともできる。一般に、リモート患者増加部分506は、装置送信が受け取られる患者の合計数及び患者数の月別変化に関するデータ及びグラフを提供している。従って、部分506は、インターフェイス内において表示されているデータに含まれるリモート患者534の合計数の通知のみならず、所定の期間にわたる患者数の変化を示すグラフ536をも含むことができる。一実装形態においては、グラフ536は、ユーザーインターフェイス内に含まれている患者数の月別の傾向を示しうる。
上述のように、図4に示されているユーザーインターフェイス400は、品質スコア428のリンク又はその他のインジケータを更に含むことができる。図6は、患者用医療装置を管理するための例示用の品質スコアウィジェットユーザーインターフェイス428を示している。このインターフェイスは、ユーザーインターフェイス400からの品質スコアウィジェットの選択の際に、ユーザー装置108上において表示することができる。一般に、品質スコアウィジェットインターフェイス428は、産業推奨値に照らして計測された、クリニックの業績の通知又は計算を提供している。例えば、特定の産業基準は、特定の装置が、2回の事務所内チェック(例えば、180日ごとに1回)を伴って、毎年4回にわたって(例えば、91日ごとに)、遠隔方式でチェックすることを要することを示唆しうる。医療装置マネージャ102は、看護の新しい標準、或いは、既存の看護の標準に対する変更、に従って、自動的に又は手動的に較正することができる。従って、医療装置マネージャ102は、重みを特定のイベント(例えば、送信の見逃し、産業標準との比較における不十分な送信のスケジューリング、頻繁過ぎる送信、頻繁なビリング不能ドケット、過剰に長期にわたってアイドル状態に留まっている送信、送信管理の速度など)に対して適用することができると共に、且つ、その装置/患者の品質スコアを算出することができる。送信管理の速度は、ドケット生成、承認、及びビリングウィンドウの実現(例えば、看護ウィンドウの基準内におけるチェックの処理)を必要としうる。計算の後に、装置又は患者の個々のスコアを品質スコアウィジェットインターフェイス428内において表示することができる。例えば、インターフェイス428は、患者の名前612、判定された産業標準に照らして算出された品質スコア614、患者登録日付616、装置タイプのインジケータ618、最後の送信の日付及び時刻620、及びスケジューリングされている次の送信の日付及び時刻622を列挙したスコア表602を含みうる。一例においては、それぞれの患者の品質スコア614は、0~10において、正規化することができる。
又、品質スコアウィジェットインターフェイス428は、送信効率部分600内の患者スコア表602内に含まれるそれぞれの患者の品質スコアのサマリ又はその他の計算を提供することもできる。例えば、送信効率部分600は、インターフェイスのユーザーと関連するクリニックの全体品質スコア604を含みうる。クリニックスコア604は、9.1~10.0、6.1~9.0、3.1~6.0などの、リスト602内の品質スコアの数などの既定の範囲に含まれる患者品質スコアの数の通知又はグラフを提供することができる。更には、クリニック品質スコア604は、クリニックの患者の全体平均クリニックスコアを含みうる。更には、送信効率部分600は、部分608内の定義されている閾値スコアを超過した、リスト602内の品質スコアの数又は百分率、並びに/或いは、部分610内のクリニックの状態の平均品質スコア未満の品質スコアの数又は百分率、の通知を含みうる。品質スコアウィジェットインターフェイス428内において提供されている情報は、患者サービスの改善が必要とされる時点を通知するべく、産業標準との比較におけるクリニックの全体性能の通知をクリニックスタッフに提供することができる。
又、上述したように、図4に示されているユーザーインターフェイス400は、ベンチマークウィジェットインターフェイス420のリンク又はその他のインジケータを更に含みうる。図7は、患者用医療装置を管理するための例示用のベンチマークウィジェットユーザーインターフェイス420を示している。このインターフェイス430は、ユーザーインターフェイス400からの品質スコアウィジェットの選択の際に、ユーザー装置108上において表示することができる。一般に、ベンチマークウィジェットインターフェイス430は、品質、目標設定、ベンチマーク、及び特定のクリニックに固有の目標に向かう業績を反映した分析を提供している。図7に示されている実装形態においては、ベンチマークウィジェットインターフェイス430は、所定の期間にわたる1つ又は複数のクリニックビリング可能メトリック706を含むクリニック機会部分700を含む。例えば、医療装置マネージャ102は、ビリング可能である受け取られた送信を算出するか又はその他の方法で判定することができると共に、優先順位付け動作においてクリニックを支援するべく、このようなビリング可能な送信に関するメトリックを提供することができる。特定の一実装形態においては、クリニック機会部分700は、ビリングされた送信の数、送信をビリングする機会の数、及び機会のうちの実際にビリングされたものの百分率を含む。これは、四半期ごとに、且つ、受け取られた送信の合計数について、提示することができる。
一実装形態においては、医療装置マネージャ102は、提供されるサービスの償還スケジュールの形態において、保険会社によって採用される看護の適用可能な標準に基づいて、ビリング機会を算出している。ビリング機会は、償還レートに、利用可能な償還の頻度(ビリングサイクル当たりのビリングされるべく許容されている治療の数)と、患者の数と、を乗算することにより、算出することができる。例えば、看護の標準が、$94のレートにおける4回のリモートインタロゲーションと、$88のレートにおける2回の事務所内インタロゲーションと、である、ICD装置の場合には、年間機会は、4×$94+2×$88=$552/ICD患者である。ユーザーが看護頻度及び償還のレートについてターゲット範囲を設定することを許容するべく、構成ツールが使用されてもよく、これは、看護の標準と同一であってもよく、或いは、これとは異なっていてもよく、その理由は、クリニックは、様々な固有の状況に起因して看護の標準超の又は未満の患者の看護を選択することができると共に、異なる償還レートを有することができるからである。最後に、医療装置マネージャ102は、最後の送信ビリング日付以降の日数をカウントすることにより、ビリング可能なイベントの間の最小及び最大日数(例えば、30又は90)用の償還ガイドラインを反映する、ビリングウィンドウを識別することができる。ビリングウィンドウは、装置タイプに依存したものあってよい。例えば、ICDリモート看護償還は、現時点においては、90日ごとに許容されている。医療装置マネージャ102は、そのビリングの間の90日のインターバルに基づいて、送信がビリング可能であるかどうかを算出する。看護公開の標準は、装置及び治療タイプごとに、日付頻度及び許容可能インターバルを設定することができると共に、医療装置マネージャ102は、看護の標準に対する任意の変化に基づいて、ビリングウィンドウ及びビリング可能機会を更新することができる。
ベンチマークウィジェットインターフェイス430の別の部分は、判定された機会対実際のビリングのグラフ708と、予め設定された目標に向かう進捗を追跡するグラフ710と、を提供する遭遇部分702である。別の部分は、コミュニティ又は複数のクリニックサイト内のクリニック対その他のクリニックの機会の追跡を提供するグラフ712の集合体を示すビリング機会のトレンド704を提供している。従って、第1グラフ714は、ユーザーのクリニックのクリニック機会を提供してもよく、第2グラフ716は、類似のクリニックの機会を提供してもよく、且つ、グラフ718は、コミュニティ内の特定のクリニックの機会を提供することができる。この情報は、表示された機会情報に基づいてクリニックの動作を優先順位付けするべく、ユーザーによって利用することができる。
ベンチマークウィジェットインターフェイス430及び/又は別のインターフェイスは、コミュニティ分析を更に提供することができる。クラウドに基づいた製品として、医療装置マネージャ102は、コミュニティ分析を通知し、教育し、ユーザー及びコミュニティメンバの間において比較し、且つ、共有するべく、ユーザーのコミュニティ、患者の結果、及び看護力学を活用することができる。コミュニティ分析は、限定を伴うことなしに、コミュニティに跨る、且つ、特定の人口又は特定のクリニックに適用された、且つ/又は、これらに類似した、高品質スコアを有するクリニック相互の比較、様々なカテゴリにおけるトップ業績クリニックの識別、特定の患者タイプについて有効である任意の治療の識別、装置人口統計などを含みうる。一実装形態においては、コミュニティ分析は、償還されたドル金額、ビリングされた数、及びビリングされた百分率を伴う、所定の期間にわたるビリング機会を示すクリニックグラフを含みうる。その他の同様な状況のクリニックを要約した、類似のクリニックグラフを提示することができると共に、その他のクリニックに固有の、その他のクリニックグラフを比較のために含むこともできる。一実装形態においては、回帰分析アルゴリズムが、患者看護の未知の傾向、関連付け、及び機会を識別している。比較分析は、業績ベンチマーク、出力を識別するべく、且つ、個々の患者、クリニック、又は領域の比較を生成するべく、データベース計算を必要としている。ターゲット及び/又は実際の機会又は分析を適用することができると共に、コミュニティ傾向ライン、実績、及びトップ業績者に照らして視覚的に表すことができる。
又、上述のように、図4のユーザーインターフェイス400内には、患者サマリ部分404も含まれている。記述されているように、患者サマリセクション404は、ユーザーが、クリニック従業員であるか、或いは、さもなければ、複数の患者情報にアクセスする許可を有している場合には、その装置が性能データを医療装置マネージャ102に所定の期間にわたって送信した患者のリストを提供することができる。患者サマリインターフェイス800内の患者リストの数は、ドロップダウンセレクタ802又は任意のその他のタイプの選択可能なメカニズムを通じて選択可能であってよい。メニュー802を通じて、ユーザーは、合計数の患者サマリの任意のサブセット又はすべてを観察するべく選択することができる。又、利用可能な患者サマリの合計数は、ユーザーインターフェイス800内において通知することもできる804。患者サマリ部分404は、送信の重大性のレベルを通知する視覚的識別子(例えば、色符号化)によって弁別されうる、処理の準備が完了したすべての送信の集計されたビューを提供している。それぞれは、フィルタが送信重大性のレベルに従って起動される状態において、ユーザーを患者リストまで導くべく、選択可能である。
一実装形態においては、患者サマリインターフェイス800は、クリニックの患者のリストと、それぞれの患者の個々の送信データと、を含みうる。図8に示されているように、それぞれの患者リストは、医療装置マネージャ102において受け取られた特定の患者と関連する送信の合計数806、患者名810、特定の送信タイプ812、その送信と、或いは、最後に受け取られた送信と、関連付けられたイベント814、装置タイプ816、及び患者からの特定の送信又は最後に受け取られた送信が受け取られた時刻818を含みうる。更には、患者サマリインターフェイス400内のそれぞれの患者リストは、送信機能の重大性を識別する色インジケータ808をも含みうる。例えば、赤色インジケータは、アラートを伴う送信を通知してもよく、黄色インジケータは、製造者から送信されたイベントを有する送信(HL7)を通知してもよく、緑色インジケータは、送信がカバーしている時間スパンにおいてイベントを伴っていない送信を通知してもよく、且つ、灰色は、(クリニックの医師又はチームリーダーによる承認などに応答して)送信が処理されたことを通知することができる。送信のスタック内においては、緑色が黄色未満であり、黄色が赤色未満である状態において、重大性が、スタックの全体色を決定している。従って、スタックには、スタック内のそれぞれの色が割り当てられている送信の数とは無関係において、最高の重大性のレベルに基づいて、色インジケータ808が割り当てられることになる。
全体活動、タイプごとの装置内訳、及びモデル別の装置内訳を含む状態において、既定された期間にわたる製造者の送信カウントを含む、過去の送信を表示することができる。全体活動は、ユーザーが処理した送信の数と、ユーザーが生成したドケットの数と、を含む、特定のユーザーの送信及びドケットカウントを含みうる。装置内訳タイプは、例えば、ILF、ICD、PM、CRT-P、CRT-D、及びその他のもの内へのものなどのように、HL7装置タイプの内訳によるものであってよい。データが、IDCOフォーマットにおいて含まれ、且つ、手動入力のためにプロンプトされる状態において、患者及び送信の数を含むことができる。データ内のギャップを強調表示することができる。残りのものがその他のものにグループ化される状態において、モデルごとの装置内訳は、HL7モデルタイプによるものであってよい。データは、IDCOフォーマット内において含むことができると共に、手動入力のためにプロンプトすることができる。データ内のギャップを強調表示することができる。
患者サマリインターフェイス800内のそれぞれの患者又は送信リストは、クリニックスタッフ又は医療装置マネージャ102の任意のその他のユーザーにより、処理することができる。送信の処理は、医療装置マネージャ102及び/又はクリニックスタッフによる様々な活動を含みうる、それぞれの送信用のドケット又はワークフローを生成するステップを含むことができる。例えば、送信用のいくつかのワークフローは、送信が分析及び承認されたことを通知するべく、クリニックスタッフから署名又はその他のアクノリッジを受け付けることができる。その他の活動は、限定を伴うことなしに、受け取られた送信に基づいたフォローアップ試験のスケジューリング、患者のビリング、患者との間の治療選択肢の議論、クリニックスタッフに対する1つ又は複数のアラートの送信、特定の装置用の交換コンポーネントの発注、製造者に対する動作状態及び情報の報告、保存用の1つ又は複数の文書の生成、及びこれらに類似したものを含みうる。それぞれの送信ごとに生成されたワークフローは、送信が処理を要するものと見なされる前に実行を要する任意の数の活動又はプロセスを含みうる。このようなワークフロー又は処理を開始するべく、患者サマリインターフェイス800内のそれぞれの患者送信リストは、それぞれのリストと関連するワークフロー又は処理開始ボタン820を含みうる。ユーザーの演算装置108への入力装置を通じた開始ボタン820の選択により、更に詳しく後述するワークフロープロセスを開始することができる。従って、患者サマリインターフェイス800を通じて、クリニックスタッフは、受け取られた装置送信を処理することができる。
図9は、患者用医療装置を管理する例示用のユーザー固有のドケットインターフェイス900を示している。一実装形態においては、ユーザー固有のドケットインターフェイス900は、患者サマリインターフェイス800内の上述の開始ボタン820を選択することに応答して、ユーザー演算装置108上において表示することができる。従って、ユーザー固有のドケットインターフェイス900は、医療装置マネージャ102において受け取られた対応する装置送信に属する情報を提供している。一般に、ドケットインターフェイス900は、要約された解釈、動作の計画、及び1つ又は複数の患者用装置送信のレコードを提供している。このようなドケットは、医療装置マネージャ102により、開始、作成、共有、及び/又は保存することができる。図9において示されてはいるが、ユーザー固有のドケット900は、医療装置マネージャ102の管理者の所望に応じて、更に少ない又は多くの数の特徴、コンポーネント、又は部分を含みうることを理解されたい。
図9に示されている例示用のインターフェイス900は、ドケットの処理用のドケット固有の情報を提供する部分を含む。例えば、インターフェイス900は、ドケットの状態902(クリア済み、処理中、署名を待機中、始まった直後、など)、特定の患者用装置及び/又は特定のドケットと関連する送信904の数、並びに、ドケットタイムライン906、の通知を含んでいてもよく、これらについては、更に詳細に後述する。これに加えて、インターフェイス900は、送信、ドケット日付910、及びドケットの装置からの送信の数のサマリ912に応答して、初期インタロゲーション908を実施する責任を担っているユーザーの通知を含みうる。又、(患者名又はその他の識別子などの)患者情報914及び送信が受け取られた装置の情報916も、含まれうる。
ユーザー固有のドケットインターフェイス900の本体は、ドケットの目的を要約するサマリステートメント918(ドケットを通じて処理される送信の数及び/又はドケットが生成された日付を含む)、受け取られた送信に対する応答に関するガイダンスを提供するための1つ又は複数の決定又はインプレッション920、並びに、受け取られた患者用装置送信のうちの1つ又は複数ものに応答して患者を治療するための決定看護計画922の部分を含みうる。又、受け取られた送信用の看護計画922及び/又は決定インプレッション920を承認するべく、クリニックスタッフ又はインターフェイス900のその他のユーザーの署名を収集するために、署名ブロック932も含まれうる。
これに加えて、装置情報及び履歴をインターフェイス900の1つ又は複数の部分を通じて提供することもできる。図示の例においては、装置電源状態インジケータ924は、医療装置の電池寿命の百分率、推定される電池の寿命、及び充電時間の通知又は推定を提供することができる。監査証跡926の部分は、インターフェイス900のユーザーによる参照のために保存されたインプレッションの履歴を提供することができる。更には、装置パラメータセクション928は、固有の装置情報を提供することができると共に、カウント930の部分は、装置の動作におけるイベント又はマイルストーンのカウントを提供することができる。この情報は、いずれも、受け取られた装置送信に応答してドケットを処理する際のユーザーインターフェイス900のユーザーのコンテキストを提供することができる。
ユーザー固有のドケットインターフェイス900のいくつかの実装形態においては、ユーザーが、.pdfフォーマットにおいてドケットを観察する又はその他の方法でこれにアクセスするべく選択することを許容する、PDFセレクタ934を提供することができる。一般に、ユーザー装置108内において表示されるドケットは、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML:HyperText Markup Language)フォーマットを有する。但し、いくつかのユーザーは、ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)におけるドケットを観察することを選好しうる。インターフェイス900のPDFセレクタ934の選択を通じて、医療装置マネージャ102は、ドケットをユーザーによってアクセス可能なPDF文書に変換することができる。
医療装置マネージャ102は、受け取りから、生成、そして、提出から、承認までの、送信ライフサイクルの全体を通じて、装置送信のハンドリングを提供している。図10は、患者用医療装置を管理する例示用のワークフロー概要ユーザーインターフェイス1000を示している。インターフェイス1000は、送信の処理が発生するのに伴って、レーンからレーンへ、送信検討及び報告を移動させる、処理のレーンを含む。例えば、医療装置マネージャ102において受け取られた任意の送信は、ワークフロー概要インターフェイス1000内において含まれうる。「バックログ」レーン1002は、受け取られたが処理されてはいない送信のリストを含む。後の時点において送信を処理するべく選択することにより、送信は、フォローアップコンポジション及び完了のための「コンポーズ1004」処理レーンに移動される。ドケットが送信のために生成された際に、送信のリストは、1つ又は複数の必要とされる署名が、ドケットに適用され、且つ、保存される時点まで、「承認必要」レーン1006内に移動される。クリア済みであり、且つ、完了した、送信ドケットは、「クリア済み」レーン1008内において列挙されうる。更には、それぞれのクリア済みのドケットは、「クリア済み」処理レーン1008からクリア済みのドケットを除去するべく、ドケット1012内の選択を通じて閉じることもできる。又、医療装置マネージャ102の管理者に基づいて、1つ又は複数の「カスタマイズ済み」処理レーン1010を含むことができると共に、カスタマイズすることができる。例えば、そのステージにおけるワークフローを調査するべく、「検討」レーンをレーン1004及び1006の間において追加することができる。同様に、レーンを除去することもできる。例えば、ドケットの保存が自動的にこれを承認している場合には、レーン1006を除去することができる。従って、ワークフロー概要インターフェイス1000を通じて、ユーザーは、相対的に良好なクリニック管理及びワークフローのために、医療装置マネージャ102を通じて1つ又は複数の送信の処理の進捗を追跡することができる。
送信の処理は、図11において示されているインターフェイス1100において開始しうる。具体的には、ユーザーは、送信の処理を開始するべく、図10の特定のワークフローインターフェイス1000を選択することができる。次いで、医療装置マネージャ102は、ユーザーが送信の処理を開始しうるように、ユーザーの演算装置108上において送信概要インターフェイス1100を提供することができる。図示の実装形態においては、送信概要1100は、(患者の名前及び/又はなんらかの更なる識別子などの)患者の詳細1102、患者送信用のドケットを生成するドケットジェネレータ1104のセレクタ(図14との関係において更に詳しく後述する)、ドケットタイムラインバー1106、患者の送信の合計数1108、及び患者のドケットの処理を追跡する送信バー1110(図13との関係において更に詳しく後述する)、患者の情報を提供する患者パネル(図12との関係において更に詳しく後述する)、並びに、医療装置の1つ又は複数の製造者から受け取られた情報を提供する送信製造者レポート部分1114を含むことができる。又、更に多くの又は少ない数のコンポーネント又は部分を送信概要インターフェイス1100内において提供することもできる。
特定の送信の処理を開始するべく、ユーザーは、送信バー1110から送信を選択することができる。具体的には、且つ、図13を参照すれば、送信概要インターフェイス1100は、特定の患者用のすべての又はいくつかの履歴ドケット又はレポートのみならず、そのドケットを構成する送信に対するアクセスをユーザーに提供するドケットタイムラインバー1106を含みうる。患者が送信概要インターフェイス1100の患者詳細1102内において識別された際に、その患者の履歴ドケットがインターフェイスを通じてユーザーに提供される。一実装形態においては、ユーザーが、単一のビューにおいて、患者のすべての送信を効率的且つ迅速に管理しうるように、患者のもっとも最近のドケットがライムライン1106内において表示されている。ドケットタイムラインバー1106は、それぞれがその患者の対応するドケットの日付を有する一連のボックス1300を含むことができると共に、ペンディング承認、オープン、又は承認済みなどのドケットの状態を通知することができる。ドケットタイムラインバー1106からのドケット日付の選択により、インターフェイス1100の送信バー部分1110において、その日付と関連する患者ドケットの更に多くの情報が提供される。
図13に示されているように、送信バー部分1110は、選択された患者について受け取られた1つ又は複数の送信を反映している。図13に示されているドケットの場合には、14個の送信が、この患者について含まれている。更には、それぞれの送信は、送信ボックス1310内において示されている。それぞれの送信ボックス1310は、限定を伴うことなしに、送信数、送信タイプ(恐らくは、特定のアイコンを通じて通知される)、及び受け取られた日付を含む、いくつかのタイプの送信情報を含みうる。又、送信状態(閲覧されていない、閲覧済み、コンポーズ、アーカイブ済み、アクティブである、など)などの、その他のインジケータが送信ボックス1310内に存在することもできる。送信ボックス1310は、アクティブな送信を表すべく着色された送信ボックスの一例であり、この場合に、ボックス1304は、閲覧済みなどの、別の情報を通知するべく着色された状態にある。更には、1つ又は複数の送信ボックス1306は、関係する送信が(なんらかの動作が、送信を文書化するべく実行されたことを反映する)コンポーズ状態を有することを通知している、灰色のシェーディング(又はその他のインジケータ)が施されてもよい。又、このようなボックス1306は、インプレッションカウンタ1312を含むこともできる(図13には、数値を有する個々の送信ボックスのコーナーにおける円形バブルとして表されている)。インプレッションカウンタ1312は、患者ドケットに実施された、且つ、送信バー1110内の送信ボックスの特定の送信と関連する、インプレッションの数を通知している。最後に、送信バー1110は、臨床医がドケットには関係していないと判断したが、それにも拘らず、十分な送信追跡及び負担報告のためにドケットと共に保持された、送信を反映する、任意の数のアーカイブ済みの送信1308を含むこともできる。
又、送信概要インターフェイス1100内には、患者パネル1112も含まれている。図12は、患者パネルインターフェイス1112の一例を示している。上述のインターフェイスの説明と同様に、患者パネルインターフェイス1112は、ユーザー演算装置108の表示部分上において表示することができる。一般に、患者パネルインターフェイス1112は、患者の医療装置からの受け取られた送信に基づいて、患者の定義されたレポート期間にわたって、効果的な且つ迅速な診断、インプレッション、及び計画用の「一覧型」のコアデータポイントのユニバーサルツールを提供している。特定の部分及び情報は、患者パネル1112内において含まれているものとして後述されているが、更に多くの又は少ない数の情報部分をインターフェイス内において含むことができる。
インターフェイス1112の最上部の近傍には、送信1200の部分が表示されている。送信部分1200は、選択された患者及び患者と関連する医療装置からの送信に関する一般的な情報を含む。例えば、送信1200は、現時点の送信の日付及びタイプ、過去の送信の日付及びタイプ、受け取られた送信に基づいた医療装置の推定された電池寿命、及びこれらに類似したものを含みうる。これに加えて、患者パネルインターフェイス1112は、クリニックにおける患者/装置のやり取りにおける以前の主要なイベントの迅速な再キャプチャのために、患者、送信、或いは、任意のその他のカテゴリ、に関係する過去の臨床インプレッションを表示する、過去のインプレッション部分1202を含むことができる。患者/送信用の予め承認された又は生成されたドケットを照合するべく、且つ、患者のすべての臨床インプレッション又はなんらかの臨床インプレッションを適用するべく、アルゴリズムを医療装置マネージャ102によって実行することができる。又、それぞれの表示された過去のインプレッションと関連する送信に対するリンクを過去のインプレッション部分1202内に含むこともできる。いくつかの実装形態においては、それぞれの個々のインプレッションが、過去のインプレッションの発生の日付ごとに配列されたドロップダウンメニューを通じて利用可能な状態において、類似の過去のインプレッションを単一インプレッション内において収集及び表示することができる。
製造者は、データ送信用の履歴構造を提供してはいない。その代わりに、送信は、それぞれの製造者が、過去の送信を異なる方式によって管理している状態において、リストとして提示され、且つ、時間に伴って除去される。医療装置マネージャ102は、それぞれの送信に日付を付与し、且つ、これを永久保存し、これにより、看護提供者が、過去の送信1202を保存し、且つ、ドケットレポートと相関させることを可能にしている。その後に、ドケットが承認され、過去の送信1202をそれぞれの履歴ドケット内において呼び出すことができる。主要イベントは、ユーザーがそのイベントをクリックすることが可能であり、且つ、結論を下し且つ看護プロトコル決定を下した、送信及び関連するドケットの関連する部分に直接進むことができるように、それぞれのドケットから、更に抽出され、且つ、患者パネルインターフェイス1112内において表示され、且つ、クリック可能である。
又、患者パネルインターフェイス1112内には、装置背景セクション1204も含まれている。装置背景セクション1204は、患者の医療装置からの受け取られた送信を処理する際にインターフェイス1112のユーザーを支援するべく、埋め込みの日付、装置タイプ、患者疾病タイプ、及び任意のその他の装置背景情報を含む、装置のコアデータを表示しうるが、その理由は、これが患者に関係しているからである。
又、(患者パネルインターフェイス1112の上部において送信セクション1200内において通知される送信などの)特定の送信と関連するアラートを提供する、アラートサマリ部分1206を患者パネルインターフェイス1112内において表示することもできる。又、イベントサマリ部分1208は、特定の送信のために提供することもできる。一般に、アラート及びイベントは、重複する項目を除去するべく、且つ、受け取られた送信データを医療装置マネージャ102が処理しうるフォーマットにおいて提供するべく、スクラビング及び正規化されている。従って、イベントサマリ1208内のイベントは、イベントタイプ、発生の日付及び時刻、並びに、イベントの持続時間を含みうる。イベントサマリ1208内のイベントは、インターフェイス1112のユーザーによる選択を通じて、ドケットと自動的に関連付けることができる。イベントサマリ部分1208を通じてドケットと関連付けられたら、そのイベントを有する送信の.PDFレポートの関連するセクションが、ユーザーによる検討のための自動化された表示のために、リンクされる。又、.PDF文書イベントも、装置マネージャ102のドケット内において自動的に含まれうる。イベントが、受け取られ、且つ、イベントサマリ1208内においてユーザーによって検討されるのに伴って、イベントは、アーカイブすることができると共に、過去のイベントとしてラベル付与することができる。
患者の医療装置の1つ又は複数のパラメータを装置パラメータセクション1210内において表示することができると共に、このようなパラメータのサマリを患者パネルインターフェイス1112のパラメータサマリセクション1212内において表示することができる。一般に、装置パラメータ1210及びパラメータサマリ1212は、送信概要インターフェイス1100内において表示されている患者/送信の特定の医療装置に基づいている。例えば、埋め込まれた心臓装置は、リード検知電圧、リードインピーダンス読取り、及びリード閾値情報を含む、装置パラメータを含みうる。又、電池寿命及び交換までの推定時間を判定及び表示することもできる。パラメータ1210及びサマリ1212と関連する装置のタイプとは無関係に、データ及び/又はその他の情報を装置から送信することができると共に、医療装置マネージャ102において受け取ることができる。多くのケースにおいては、このような情報は、特定のフォーマット(例えば、HL7)において提供されてもよく、このフォーマットは、次いで、医療装置マネージャ102により、可読フォーマットに変換又は正規化される。この結果、様々なタイプのフォーマットにおいて装置の様々なタイプから受け取られたデータは、インターフェイス1112のユーザーによる理解の容易性を目的として、正規化することができると共に、装置パラメータ1210及びパラメータサマリ1212において表示することができる。装置情報と関連付けられているのは、医療装置マネージャ102において受け取られた装置イベントの1つ又は複数のカウントを表示する又はその他の方法で通知する、患者パネルインターフェイス1112のカウント部分1214である。
図11の送信概要インターフェイス1100を再度参照すれば、送信製造者レポート1114が、インターフェイス内において提供されている。一般に、送信製造者レポート1114は、装置の製造者のサーバーから供給される選択された送信ごとに、表示されている。具体的には、医療装置マネージャ102は、マネージャに情報又はデータを送信している医療装置の特定の製造者を判定することができる。これに応答して、マネージャ102は、装置上において対応する製造者のレポートを取得するべく、装置の製造者と関連する1つ又は複数のサーバーにアクセスすることができる。レポートは、装置の試験結果及び動作パラメータなどの、装置動作詳細を含みうる。レポートは、すべてを1つのインターフェイス1100内において、装置からの送信を通じて受け取られたデータと共に、.PDF文書として表示することができる。
表示されたレポートに加えて、送信製造者レポート1114のセクションは、対話型レポートリスト1116の部分と、「ドケットへの追加」1118セレクタと、を含みうる。レポートリスト1116は、ユーザーが、送信と関連するその他の.PDFレポートにアクセスしうる、メカニズムを提供している。例えば、単一の送信は、いくつかの製造者レポートと関連しうる。レポートのそれぞれは、レポートリスト1116を通じてアクセス可能であってよい。一実装形態においては、レポートリスト1116は、送信のための、且つ、インターフェイス1100のユーザーによって選択可能である、利用可能なレポートのドロップダウンメニュー又はその他のリストであってよい。これに加えて、「ドケットへの追加」セレクタ1118は、ユーザーが、患者又は送信と関連するドケットを有する表示された.PDFレポートを含むべく、セレクタをクリックする又はその他の方法で選択することを許容している。
送信概要インターフェイス1100内のドケットジェネレータ1104セレクタは、ユーザーがインターフェイス内において表示されている送信用のドケットを生成することを許容している。図14は、患者用医療装置を管理するための例示用のドケットジェネレータユーザーインターフェイスを示している。ドケットジェネレータインターフェイス1400は、送信概要インターフェイス1100内のドケットジェネレータセレクタ1104の選択の際に、ユーザーの演算装置108上において表示することができる。上述のその他のインターフェイスと同様に、ドケットジェネレータインターフェイス1400も、ドケットの送信が関連付けられているコンテキストを提供する送信1402インジケータを含みうる。これに加えて、ユーザーは、医療装置からの1つ又は複数の送信と関連するドケットの、インプレッション1404、計画1406、及び全体検討1408を生成するべく、且つ/又は、管理するべく、ドケットジェネレータインターフェイス1400を利用することもできる。
ドケットジェネレータのインプレッション1404セクション内において、インターフェイス1400のユーザーは、1つ又は複数のインプレッションをドケットと関連する受け取られた送信に追加することができる。一実装形態においては、インプレッション1404セクションは、インターフェイス1400のユーザーによって選択可能である1つ又は複数のインプレッションテンプレート1410を含みうる。インプレッションテンプレートは、産業標準用語を反映するべく構築されてもよく、その理由は、これが、送信診断に関係しているからである。インプレッション1404ジェネレータの更なる部分は、1つ又は複数の対話型メニューを通じて選択可能であるインプレッションの詳細1412と、インプレッションの備考1416を含むためのセクションと、を含みうる。インプレッション1404インターフェイスを通じた任意の追加されたインプレッションは、保存ボタン1418の起動を通じて保存することができる。保存されたインプレッションは、医療装置マネージャ102を通じて、関連するインターフェイスに自動的にエクスポートすることができる。更には、情報は、ユーザーによって選択されたインプレッション1404に基づいて、ドケット内に自動的にインポートすることもできると共に、このようなインプレッションは、編集可能でありうる。
類似の方式により、計画セクション1406をドケットジェネレータインターフェイス1400内において提供することができる。計画部分は、ユーザーが、計画と関連付けるための医療計画の詳細1422及び備考1424を含む、受け取られた装置送信に応答して、患者用の臨床コース1420を選択することを許容することができる。上述のように、臨床コース1420及び/又は計画詳細1422は、1つ又は複数のメニューから選択可能であってもよく、或いは、編集可能なテキストを受け付けることもできる。受け取られた送信のドケット内において医療計画を保存するべく、保存ボタン1426が計画セクション1406内において提供されている。
又、ドケット検討セクション1408をインターフェイス1400内において含むこともできる。ドケット検討セクション1408は、特定のドケットの一般的な送信情報1428、ドケットの入力されたインプレッション1430、入力された医療計画1434、及び/又は、製造者レポート(恐らくは、.PDFフォーマットにおけるもの)がドケット内に含まれるべく選択されうるインタロゲーションレポートセクション1432、の概要を含みうる。このセクション1408において、ユーザーは、生成されたドケット内に含まれるべき情報を検討することができると共に、ドケットを承認することができる。ドケット検討セクション1408内において、或いは、その他の場所(ドケット保存ボタン1438)において、ユーザーは、医療装置マネージャ102システム内においてドケットを保存するように、選択することができる。いくつかの実装形態においては、ビリング可能な機会ウィンドウ又はこれに類似したものを待機している後から保存されるべきドケット、或いは、クリニックスタッフ承認のために保存されたドケットなどの、保存1436又はドケットの保存1438を通じて、複数の保存選択肢を提供することができる。これに加えて、インターフェイス1400は、情報の喪失、予期されていない情報、1つ又は複数のフィールド内の文字限度の超過、並びに、これらに類似したものを含む、任意の理由から、ドケットが保存されえないことを通知する、1つ又は複数のアラート1440を含むこともできる。
医療装置マネージャ102のいくつかの実装形態においては、システム内の送信又は患者のクリアは、インターフェイスのユーザーからの2回のクリック又は入力に低減されており、これにより、95%だけ、クリニックの効率を増大させることができる。例えば、且つ、図4を再度参照すれば、ユーザー固有のポータル400は、患者サマリセクション404を含む。このポータルは、通常、ユーザーが医療装置マネージャ102にアクセスした際に遭遇することになる第1のインターフェイスである。(図8において更に詳細に示されている)患者ポータル404においては、医療装置マネージャ102において受け取られる送信を有する患者が表示されており、これには、それぞれの患者/送信用の開始ボタン820が含まれている。この開始ボタン820を選択することにより(1回のクリック)、インターフェイスは、図11の送信概要インターフェイス1100にリンクされる。更には、開始ボタン820の選択の際には、受け取られた送信から得られた情報から、既定のドケットを生成することもできる。具体的には、共通的に受け取られた送信のために、既定のインプレッション及び計画を既定のドケット内に自動的に入力することができる。例えば、送信と関連するアラート又はイベントを有していない送信は、患者看護(「ルーチンリモート送信」)及びインプレッション(「装置チェックなし:リモート」)における変化がない場合の既定の計画を受け取ることができる。この情報(インプレッション及び医療計画)は、ドケット内に自動的に入力することができると共に、承認のためにインターフェイス1100のユーザーに提示することができる。承認された場合に、ユーザーは、送信のためにドケットを保存するべく、且つ、システムによる使用のためにドケットを保存するべく、ドケット保存ボタンを単にクリックすることができる(クリック2)。このようにして、ユーザーからインターフェイス内への2回のクリック又は入力を通じて、既定のドケットを特定の送信のために生成することができると共に承認することができる。イベントを伴うことなしに送信される症状の出現は、自動的に除去されてもよく、且つ、送信は、任意の症状の出現と共に残っている任意の送信が存在しているかどうかを判定するべく、分析される。症状の出現カウントがゼロである場合には、送信は、正常な装置機能(NDF:Normal Device Function)として取り扱われ、且つ、ドケットは、対応するNDFインプレッション及び計画が自動的に入力され、且つ、緑色に着色される。ドケットは、ビリング可能な機会又はウィンドウを後から待機するべく、保存することができる。更には、複数の送信管理によって可能となるドケット内における包含のために、製造者レポートPDFを選択することもできる。
一実装形態においては、ドケットは、インプレッション920が選択されたら、生成されている。インプレッションは、ドケット内の少なくとも1つの送信について選択されている。これは、NDF用の自動生成されたインプレッション920を含む。イベントが存在している場合には、インプレッションは、その1つ又は複数のイベントに基づいている。これらのイベントは、IDCOフォーマット内のHL7を介して到来し、且つ、医療装置マネージャ102により、産業標準として正規化される。インプレッション920は、ドケット内に含まれているスマートフレーズを入力する。インプレッション920が選択されたら、ユーザーは、看護計画922を構築することができる。インプレッション920は、別個のデータポイントであり、且つ、ユーザーは、適切であると考えられるだけの数を選択することができる。インプレッション920を自動入力するべく、医療装置マネージャ102は、送信データポイントとアライメントされた可能なインプレッション応答のルックアップ編集可能データライブラリを生成し、且つ、利用している。多くのものが、通常の送信データポイント-インプレッションのペアに基づいた既定のルックアップである。送信が、イベントを有しておらず、且つ、緑色としてフラグ付与されている場合には、医療装置マネージャ102は、NDFインプレッション920を生成する。その送信について、インプレッション920が自動選択され、且つ、その結果、スマートフレーズが生成される。NDFは、受け取られた際に送信が現時点のイベントを有していない場合に、識別される。インプレッション920は、ドケットに自動的に装着され、これにより、ドケットからインプレッション920が除去される。ユーザーは、第2のクリックとしてドケットを生成することが可能であり、その理由は、インプレッション920が既に装着されているからである。看護計画922は、送信が、イベントを有しておらず、且つ、インプレッション920をNDFとして自動生成している際に、NDFのために自動生成される。イベントが存在している場合には、医療装置マネージャ102は、ドロップダウンから、ルックアップテーブルからのフル関連データを反映するインプレッション920を生成するように、ユーザーに対して要求する。インプレッション920は、ドロップダウンから選択され、且つ、ルックアップテーブルと関連する数値を有する。この値は、データベース内のスマートフレーズインプレッションを表している。ドロップダウンインプレッション選択920は、装置タイプ及び/又は送信されたデータフィールドに基づいている。
図15は、患者用医療装置を管理するための例示用のアクショントラッカユーザーインターフェイス1500を示している。本明細書において記述されているその他のインターフェイスと同様に、アクショントラッカ1500も、医療装置マネージャ102により、管理及び提供することができると共に、マネージャへのログインの際にユーザー演算装置108上において表示することができる。一般に、アクショントラッカ1500は、送信、患者情報、及びドケットを含む、CIEDとの関係において実行されるすべての動作の詳細な履歴ビューについての監査追跡特徴をユーザーに対して提供している。インターフェイス1500の各部分については、後述するが、更に多くの又は少ない数の部分がインターフェイス内に含まれうることを理解されたい。
いくつかの実装形態においては、アクショントラッカインターフェイス1500は、ナビゲーション部分1502を含む。ナビゲーション部分1502は、ユーザーが、本明細書において記述されているインターフェイスなどの、医療装置マネージャ102のその他のインターフェイスにアクセスすることを許容するリンク又はその他の選択可能な部分を含む。アクショントラッカ1500用の患者情報1504は、インターフェイスの別の部分内において入力及び表示することができる。ユーザーは、患者情報部分1504内において識別される患者の動作追跡を要求及び閲覧するべく、アクション履歴セレクタ1506を利用することができる。選択されたら、医療装置マネージャ102によって実行及び追跡される動作1512のタイムラインが、インターフェイス1500内において表示される。一般に、動作のタイムライン1512は、識別された装置又は患者のためにシステムによって実行されるすべての動作のサマリである。例えば、タイムライン1512は、ドケット生成、医療計画生成、受け取られた送信、承認されたドケットなど用のエントリを含みうる。タイムライン1512内のすべてのエントリは、ユーザーによる容易な理解のために、それぞれのエントリと関連する日付を含んでいてもよく、或いは、そうでなくてもよい。
更には、動作のタイムライン1512は、インターフェイス1500のユーザーにより、編集可能又は構成可能であってよい。例えば、タイムライン1512内に含まれる動作のタイプ及び数を構成するべく、アクションフィルタ1508を選択するための1つ又は複数のドロップダウンメニューを提供することができる。それぞれ、タイムライン1512内に含まれるべく、或いは、これから除去されるべく、特定の動作1510を選択又は非選択することができる。アクションフィルタ1508及び/又は特定の動作1510の選択を通じて、ユーザーは、最も効率的であると共にユーザーにとって有用である方式により、タイムライン1512を構成することができる。
図16は、患者用医療装置を管理するための例示用のリコール管理ユーザーインターフェイス1600を示している。リコール管理インターフェイス1600は、リコールされた/勧告を受けた装置及びその装置と関連する患者を自動的に識別している。例えば、リコールデータは、様々なパブルック及びプライベートな供給源から収集することができると共に、医療装置マネージャ102内にインポートすることができる。リコール又は勧告通知が製造者によって検証されたら、医療装置マネージャ102は、装置と関連するデータベース内の患者を判定することができると共に、リコール管理インターフェイス1600内においてこのような患者の通知を提供することができる。患者がリコール管理インターフェイス1600を通じて識別されたら、装置のリコール/勧告について患者及び/又はクリニックスタッフに通知するべく、通知又はその他のタイプのアラートを生成することができると共に、相応して医療計画を患者のために制定することができる。
一実装形態においては、リコール管理インターフェイス1600は、リコールされた/勧告された医療装置を有するものとして識別された患者のリスト1602を含む。患者リスト1602内のそれぞれの患者エントリは、患者名1610、医療装置のタイプ1612、装置の製造者1614、装置のモデルタイプ1616、及びモデル番号1618を含みうる。この情報は、患者が、リコールされた装置と関連していることを検証するべく、ユーザーによって利用することができる。更には、患者リスト1602内のそれぞれのエントリは、識別された患者についてリコールに関する動作が実行されたら、ユーザーが選択しうる、「満足」ボタン1620を含むこともできる。換言すれば、通知、アラート、又は医療計画が、実装され、且つ、完了したら、インターフェイス1600のユーザーは、患者用の「満足」ボタン1620を選択することができる。一実装形態においては、「満足」ボタン1620の選択により、患者リストから、対応する患者を除去することができる。
又、識別されたリコール/勧告に関する統計及び情報を提供する、リコールウィジェット1608を含むこともできる。リコールウィジェット1608は、クリニックのために、それぞれの受け取られたリコール/勧告の数及び/又はグラフと、満足した且つ満足していない患者の数と、を含みうる。これに加えて、患者リスト1602から選択された際に患者情報が入力される患者ポータルセクション1604を含むことができると共に、選択された患者用の対応するドケット1606を提示することもできる。従って、クリニックの患者のために、リコール管理インターフェイス1600を通じて、1つ又は複数の装置リコール及び/又は勧告を処理することができる。又、限定を伴うことなしに、上述のユーザー固有のドケットインターフェイス900を含む、その他のインターフェイス内に、リコール及びリコールの個々のプロセスの状態を含むこともできる。
又、医療装置マネージャ102は、ユーザーがその他のエンティティとの間において文書を共有することを許容することもできる。具体的には、このような第三者エンティティは、医師、心臓内科医、看護師、かかりつけ医などのような、患者情報を受け取る資格を有するHIPAAであってもよい)。図17に示されている共有インターフェイス1700を通じて、医療装置マネージャ102のユーザーは、患者ワークフロー又はドケットなどの患者に関係する文書を共有/受領することができる。情報又は文書を共有するには、インターフェイス1700のユーザーが、共有するための選択肢を選択するが、この結果、共有された文書を含む安全な電子メールが生成される。電子メールは、削除1706、返信1708、全員に返信1710、転送1712、及び印刷1714を含む、安全な電子メールを管理するための様々な選択肢を含んでいてもよく、これらのすべては、ユーザーによって選択されうる。又、受信者電子メールアドレス、送信者アドレス、主題ラインなどのような、通信詳細1704を含むこともできる。
安全な電子メールと、更に詳しくは、医療装置マネージャ102と、は、受信者が資格を有するHIPAAであることを検証するべく、文書の意図された受取人と通信することができる。検証されたら、ユーザーは、共有されている特定の患者情報に対するアクセスを有することになる。従って、安全な電子メールは、共有された情報にアクセスするためのリンク1716と、受信者が意図された受信者であることを検証するべく、受信者が入力するためのPIN1718と、を含みうる。PINの入力及びリンクの選択の際に、第三者エンティティは、共有されている文書に対するアクセスを有することができると共に、共有を確認する通知を送信することができる。
図18を参照し、本明細書において記述されている様々なシステム及び方法を実装しうる1つ又は複数の演算ユニットを有する例示用の演算システム1800の詳細な説明を提供する。演算システム1800は、医療装置マネージャ102及び/又はユーザー演算装置108及びその他の演算及びネットワーク装置に適用可能でありうる。これらの装置の特定の実装形態は、そのすべてが本明細書において具体的に記述されているわけではないが当業者によって理解されることになる異なる可能な特定の演算アーキテクチャを有しうることを理解されたい。
コンピュータシステム1800は、コンピュータプロセスを実行するべく、コンピュータプログラムプロダクトを実行する能力を有する演算システムであってよい。データ及びプログラムファイルが、コンピュータシステム1800に入力されてもよく、コンピュータシステム1800は、ファイルを読み取り、且つ、その内部のプログラムを実行する。図18には、1つ又は複数のハードウェアプロセッサ1802、1つ又は複数のデータストレージ装置1804、1つ又は複数のメモリ装置1806、及び/又は1つ又は複数のポート1808~1810を含む、コンピュータシステム1800の要素のいくつかが示されている。これに加えて、当業者によって認識されることになるその他の要素が、演算システム1800内において含まれうるが、図18には、明示的に描かれておらず、且つ、本明細書における更なる説明を省略する。コンピュータシステム1800の様々な要素は、1つ又は複数の通信バス、ポイントツーポイント通信経路、又は図18には明示的に描かれていないその他の通信手段を介して、互いに通信することができる。
プロセッサ1802は、例えば、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、及び/又は1つ又は複数の内部キャッシュのレベルを含みうる。プロセッサ1802が、単一中央処理ユニット、或いは、命令を実行すると共に並行処理環境と一般に呼称される互いに並行して動作を実行する能力を有する複数の処理ユニット、を有するように、1つ又は複数のプロセッサ1802が存在しうる。
コンピュータシステム1800は、従来のコンピュータ、分散型のコンピュータ、又は、クライド演算アーキテクチャを介して提供される1つ又は複数の外部コンピュータなどの、任意のその他のタイプのコンピュータであってもよい。本明細書において記述されている技術は、任意選択により、1つ又は複数のデータが保存される装置1804上において保存される、1つ又は複数のメモリ装置1806上において保存される、且つ/又は、ポート1808~1810の1つ又は複数を介して通信される、ソフトウェアにおいて実装され、これにより、図18のコンピュータシステム1800が、本明細書において記述されている動作を実装するための特殊目的機械に変換される。コンピュータシステム1800の例は、パーソナルコンピュータ、端末、ワークステーション、携帯電話機、タブレット、ラップトップ、パーソナルコンピュータ、マルチメディアコンソール、ゲーミングコンソール、セットトップボックス、及びこれらに類似したものを含む。
1つ又は複数のデータストレージ装置1804は、演算システム1800の様々なコンポーネントを管理するアプリケーションプログラム及びオペレーティングシステム(OS:Operating System)の両方のものの命令を含みうる、コンピュータプロセスを実行するためのコンピュータ実行可能命令などの、演算システム1800内において生成又は利用されるデータを保存する能力を有する、任意の不揮発性データストレージ装置を含むことができる。データストレージ装置1804は、限定を伴うことなしに、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、半導体ドライブ(SSD:Solid State Drive)、フラッシュドライブ、及びこれらに類似したものを含みうる。データストレージ装置1804は、着脱自在のデータストレージ媒体、非着脱自在のデータストレージ媒体、並びに/或いは、1つ又は複数のデータベース管理プロダクト、ウェブサーバープロダクト、アプリケーションサーバープロダクト、及び/又は、その他の更なるソフトウェアコンポーネントを含む、このようなコンピュータプログラムプロダクトと共に有線又は無線ネットワークアーキテクチャを介して提供される外部ストレージ装置を含むことができる。着脱自在のデータストレージ媒体の例は、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)、デジタルバーサタイルディスク読み出し専用メモリ(DVD-ROM:Digital Versatile Disc Read-Only Memory)、磁気-光ディスク、フラッシュドライブ、及びこれらに類似したものを含む。非着脱自在のストレージ媒体の例は、内部磁気ハードディスク、SSD、及びこれらに類似したものを含む。1つ又は複数のメモリ装置1806は、揮発性メモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static Random Access Memory)など)、並び/或いは、不揮発性メモリ(例えば、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、フラッシュメモリなど)を含みうる。
本明細書において記述されている技術に従ってシステム及び方法を実現するためのメカニズムを含むコンピュータプログラムプロダクトは、機械可読媒体と呼称されうるデータストレージ装置1804及び/又はメモリ装置1806内において存在することができる。機械可読媒体は、機械による実行のために本開示の動作のうちの任意の1つ又は複数を実行するべく命令を保存又はエンコーディングする能力を有する、或いは、このような命令によって利用される又はこれらと関連するデータ構造及び/又はモジュールを保存又はデンコーディングする能力を有する、任意の有体の一時的ではない媒体を含みうることを理解されたい。機械可読媒体は、1つ又は複数の実行可能命令又はデータ構造を保存する単一媒体又は複数媒体(例えば、中央集中化された又は分散化されたデータベース及び/又は関連するキャッシュ及びサーバー)を含みうる。
いくつかの実装形態においては、コンピュータシステム1800は、入出力(I/O)ポート1808などの1つ又は複数のポートと、その他の演算、ネットワーク、又は車両装置と通信するための通信ポート1810と、を含む。ポート1808~1810は、組み合わせられてもよく、或いは、別個であってもよく、且つ、更に多くの又は少ない数のポートが、コンピュータシステム1800内において含まれうることを理解されたい。
I/Oポート1808は、I/O装置又はその他の装置に接続されてもよく、これにより、情報が、演算システム1800に入力され、且つ、これから出力される。このようなI/O装置は、限定を伴うことなしに、1つ又は複数の入力装置、出力装置、及び/又は環境トランスデューサ装置を含みうる。
一実装形態においては、入力装置は、人間の音声、物理的な運動、物理的な接触又は圧力、並びに/或いは、これらに類似したものなどの、人間によって生成された信号をI/Oポート1808を介して演算システム1800への入力としての電気信号に変換している。同様に、出力装置は、I/Oポート1808を介して、演算システム1800から受け取られた電気信号を音響、光、及び/又は接触などの人間によって出力として検知されうる信号に変換することができる。入力装置は、I/Oポート1808を介してプロセッサ1802に情報及び/又はコマンド選択を伝達するための英数の及びその他のキーを含む英数入力装置であってよい。入力装置は、限定を伴うことなしに、マウス、トラックボール、カーソル方向キー、ジョイスティック、及びホイールなどの、方向及び選択制御装置、カメラ、マイクロフォン、位置センサ、向きセンサ、重力センサ、慣性センサ、及び/又は加速度計などの、1つ又は複数のセンサ及び/又は接触感知表示画面(「タッチスクリーン」)を含む別のタイプのユーザー入力装置であってよい。出力装置は、限定を伴うことなしに、ディスプレイ、タッチスクリーン、スピーカ、触覚及び/又は皮膚感覚出力装置、並び/或いは、これらに類似したものを含みうる。いくつかの実装形態においては、入力装置及び出力装置は、例えば、タッチスクリーンのケースにおいては、同一の装置であってよい。
環境トランスデューサ装置は、I/Oポート1808を介した演算システム1800への入力及び/又はこれからの出力のために、エネルギー又は信号の1つの形態を別のものに変換している。例えば、演算システム1800内において生成された電気信号は、別のタイプの信号に変換されてもよく、且つ/又は、逆も又真である。一実装形態においては、環境トランスデューサ装置は、光、音響、温度、圧力、磁界、電界、化学プロパティ、物理運動、向き、加速度、重力、及び/又はこれらに類似したものなどの、演算装置1800の近くの又はこれから離れた環境の特性又は側面を検知している。更には、環境トランスデューサ装置は、なんらかの物体の物理的運動(例えば、機械的なアクチュエータ)、物質の加熱又は冷却、化学物質の追加、及び/又はこれらに類似したものなどの、例示用の演算装置1800の近くの又はこれから離れた環境に対してなんらかの効果を付与するべく、信号を生成することができる。
一実装形態においては、通信ポート1810は、コンピュータシステム1800が、本明細書において記述されている方法及びシステムを実行する、のみならず、情報及びこれによって判定されたネットワーク構成の変化を送信する、際に有用であるネットワークデータを受け取りうる、ネットワークに接続されている。換言すれば、通信ポート1810は、1つ又は複数の有線又は無線通信ネットワーク又は接続を介して演算システム1800とその他の装置の間において情報を送信及び/又は受信するように構成された1つ又は複数の通信インターフェイス装置にコンピュータシステム1800を接続している。このようなネットワーク又は接続の例は、限定を伴うことなしに、ユニバーサルシリアルバス(USB:Universal Serial Bus)、Ethernet(登録商標)、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、近距離通信(NFC:Near Field Communication)、ロングタームエボリューション(LTE:Long-Term Evolution)などを含む。1つ又は複数のこのような通信インターフェイス装置は、ポイントツーポイント通信経路上において直接的に、ワイドエリアネットワーク(WAN:Wide Area Network)(例えば、インターネット)上において、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)上において、セルラー(例えば、第3世代(3G)又は第4世代(4G))ネットワーク上において、或いは、別の通信手段上において、1つ又は複数のその他の機械と通信するように、通信ポート1810を介して利用することできる。更には、通信ポート1810は、電磁信号の送信及び/又は受信のためのアンテナ又はその他のリンクと通信することもできる。
但し、図18において記述されているシステムは、本開示の態様を利用しうる又はこれらに従って構成されうるコンピュータシステムの1つの可能な例である。本明細書において開示されている技術を演算システム上において実装するためのコンピュータ実行可能命令を保存するその他の一時的ではない有体のコンピュータ可読ストレージ媒体が利用されうることを理解されたい。
本開示においては、開示されている方法は、装置によって判読可能な命令又はソフトウェアの組として実装することができる。更には、開示されている方法におけるステップの特定の順序又は階層は、例示用の方式の例であることを理解されたい。設計の好みに基づいて、方法におけるステップの特定の順序及び階層は、開示されている主題内に留まりつつ、再構成することができることを理解されたい。添付の方法の請求項は、例示用の順序において様々なステップの要素を提示しており、且つ、必ずしも、提示された特定の順序又は階層に限定されることを意味するものではない。
記述されている開示は、本開示によるプロセスを実行するべくコンピュータシステム(又は、その他の電子装置)をプログラミングするように使用されうる命令をその上部において保存された状態において有する一時的ではない機械可読媒体を含みうるコンピュータプログラムプロダクト又はソフトウェアとして提供することができる。機械可読媒体は、機械(例えば、コンピュータ)によって判読可能である形態(例えば、ソフトウェア、処理アプリケーション)において情報を保存する任意のメカニズムを含む。機械可読媒体は、限定を伴うことなしに、磁気ストレージ媒体、光ストレージ媒体、磁気-光ストレージ媒体、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能プログラム可能メモリ(例えば、EPROM及びEEPROM)、フラッシュメモリ、又は電子命令を保存するのに適したその他のタイプの媒体を含みうる。
以上、様々な実装形態を参照し、本開示について説明したが、これらの実装形態は、例示を目的としたものであり、且つ、本開示の範囲は、これらに限定されるものではないことを理解されたい。多くの変形、変更、追加、及び改善が可能である。更に一般的には、本開示による実装形態は、特定の実装形態の文脈において記述されている。機能は、本開示の様々な実装形態において、異なる方式により、複数のブロックとして分離されてもよく、或いは、組み合わせられてもよく、或いは、異なる用語によって記述されている場合もある。これらの及びその他の変形、変更、追加、及び改善は、添付の請求項において定義されている本開示の範囲に含まれうる。

Claims (20)

  1. ネットワークを介して心臓埋め込み型電子装置と通信する少なくとも一つのプロセッサより実行される患者用装置の管理用の方法であって、前記方法は、
    患者のインタロゲーションに対応する、前記心臓埋め込み型電子装置からのインタロゲーションデータを受け取るステップであって、前記インタロゲーションデータは、前記心臓埋め込み型電子装置の装置データと、前記患者の患者固有のデータと、を含む、ステップと、
    前記インタロゲーションデータを、製造者とは独立したインタロゲーションデータに正規化するステップと、
    前記製造者とは独立したインタロゲーションデータを、許容されたユーザーと関連付けるステップと、
    前記製造者とは独立したインタロゲーションデータを使用することにより、前記インタロゲーションに対して処理状態を割り当てるステップと、
    前記処理状態に基づいて、前記インタロゲーションを所定のカテゴリに集計するステップであって、前記カテゴリは、前記許容されたユーザーによる動作と関連付けられている、ステップと、
    を有する方法。
  2. 前記処理状態は、パッシブ、保存済み、アーカイブ済み、又はドケッティング済みである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記処理状態がパッシブである場合、前記カテゴリはバックログであり、前記処理状態が保存済みである場合、前記カテゴリはコンポーズであり、前記処理状態がアーカイブ済みである場合、前記カテゴリは隠蔽であり、前記処理状態がドケッティング済みである場合、前記カテゴリは承認要である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記許容されたユーザーは、クリニックと関連する専門家、又はアクセス権限が委譲された第三者のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記インタロゲーションデータは、メモリから受け取られ、且つ、事務所内訪問の際に、製造者に固有のプログラマを使用することにより、前記心臓埋め込み型電子装置から受け取られる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記インタロゲーションのデータファイルが、製造者に固有のプログラマによって生成され、且つ、前記インタロゲーションデータを正規化するステップは、複数の解析ステージを使用することにより、前記データファイルを解析済みのデータファイルに解析するステップを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記インタロゲーションは、リモートインタロゲーションであり、且つ、前記インタロゲーションデータは、HL7(Health Level 7)通信プロトコル及びIDCO(Implantable Device Cardiac Observation)データ規格を使用することにより、製造者システムからネットワーク上において受け取られている、請求項1に記載の方法。
  8. 前記インタロゲーションデータを正規化するステップは、識別されていないHL7データを1つ又は複数のインタロゲーションフィールドにマッピングし、且つ、IDCOデータを正規化することによる、HL7データの抽出を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記インタロゲーションデータを正規化するステップは、装置設定の計算及び正規化を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記インタロゲーションには、イベントタイプとの間における前記インタロゲーションの関連付けに基づいて、重大性が割り当てられている、請求項1に記載の方法。
  11. 前記重大性は、前記イベントタイプが非イベントである場合には、正常装置機能である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記カテゴリは、前記許容されたユーザーによる2クリック承認に後続してクリアされ、前記重大性に応答して生成される前記2クリック承認用のプロンプトには、正常装置機能が割り当てられている、請求項11に記載の方法。
  13. 前記プロンプトは、正常装置機能に対応する、自動的に生成されたインプレッション及び自動的に生成された看護計画を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記カテゴリに基づいて、クリニック用の1つ又は複数のビリング機会を生成するステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  15. 前記1つ又は複数のビリング機会は、償還レート、利用可能な償還の頻度、及び患者の数に基づいて判定される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記1つ又は複数のビリング機会は、前記インタロゲーション以降の日の数及びビリング可能イベントの間の日の最小及び最大数に基づいて、前記インタロゲーションに対応するビリングウィンドウを判定するステップを含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記心臓埋め込み型電子装置の監査証跡を生成するステップを更に有し、前記監査証跡は、過去のインタロゲーション、前記インタロゲーション、又は前記心臓埋め込み型電子装置との関係において実行された動作のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記カテゴリに基づいてクリニックのコミュニティ分析を生成するステップを更に有し、前記コミュニティ分析は、第2のクリニック又は複数のクリニックのベンチマークのうちの少なくとも1つに対する前記クリニックの比較を含む、請求項1に記載の方法。
  19. 前記製造者とは独立したインタロゲーションデータからインタロゲーションレポートを生成するステップを更に有し、前記インタロゲーションレポートは、要約された解釈、看護計画、及び前記インタロゲーションのレコードを含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記インタロゲーションレポートは、前記心臓埋め込み型電子装置のインタロゲーションレポートのスタック内に含まれており、前記インタロゲーションレポートのスタック内のそれぞれは、別個のインタロゲーションに対応している、請求項19に記載の方法。
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