本開示の上記およびその他の特徴は、添付の図面を参照して実施形態に示される実施形態の詳細な説明を通してより明らかとなり、その全体を通じて、同じ参照番号は、同じまたは同様の構成要素を示す。
図1は、既存のサブフレーム構成内のULシンボルを概略的に示す。
図2は、減少したULシンボルを有する新たに提案されたサブフレーム構成における可能なULシンボルの1つを概略的に示す。
図3は、既存の通信システムにおけるPUCCHパターンを概略的に示す。
図4は、HARQ ACK/NACKのコンスタレーションマッピングを概略的に示す。
図5は、既存のPUCCHフォーマット1a/1bにおけるUL情報伝送を概略的に示す。
図6は、ULシンボルの基本シーケンスを概略的に示す。
図7は、既存のPUCCHフォーマット2a/2bにおけるUL情報送信を概略的に示す。
図8は、本開示の一実施形態によるUL情報を送信する方法のフローチャートを概略的に示す。
図9は、本開示の一実施形態によるDMRSおよびPUCCH情報送信の概略図を示す。
図10は、本開示の一実施形態による新しいPUCCH構造の例を概略的に示す。
図11は、本開示の一実施形態によるDMRSおよびPUCCH情報のために使用され得る別の基本シーケンスを概略的に示す。
図12は、本開示の別の実施形態による別の新しいPUCCH構造を概略的に示す。
図13は、本開示の更なる実施形態による更なる新しいPUCCH構造を概略的に示す。
図14Aは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図14Bは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図14Cは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図14Dは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図14Eは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図15Aは、本開示の実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図15Bは、本開示の実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図15Cは、本開示の実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図15Dは、本開示の実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図15Eは、本開示の実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図15Fは、本開示の実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図16Aは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図16Bは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図16Cは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図16Dは、本開示の一実施形態によるPUCCHおよびDMRSの多重化方式の例を概略的に示す。
図17Aは、本開示の一実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図17Bは、本開示の一実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図17Cは、本開示の一実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図17Dは、本開示の一実施形態によるリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図18Aは、本開示の一実施形態による共通表現のためのリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図18Bは、本開示の一実施形態による共通表現のためのリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図18Cは、本開示の一実施形態による共通表現のためのリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図18Dは、本開示の一実施形態による共通表現のためのリソースマッピング方法の例を概略的に示す。
図19は、本開示の別の実施形態によるDMRSおよびPUCCH情報送信のブロック図を概略的に示す。
図20は、本開示の別の実施形態による新しいPUCCH構造を概略的に示す。
図21は、本開示の一実施形態による変調シンボルとシーケンスグループとの間の対応関係を概略的に示す。
図22は、本開示の一実施形態によるコンスタレーションマッピングを概略的に示す。
図23は、本開示の一実施形態による巡回シフトグルーピングを概略的に示す。
図24は、本開示の一実施形態による、図21に示された例示的な巡回シフトグルーピングの1つに対するACH/NACKコンスタレーションマッピングを概略的に示す。
図25は、本開示の更なる実施形態による更なるPUCCH構造を概略的に示す。
図26Aは、本開示の一実施形態によるPUCCH設計のための別のオプションを概略的に示す。
図26Bは、本開示の一実施形態によるPUCCH設計のための別のオプションを概略的に示す。
図27Aは、本開示の別の実施形態による別の可能なUL領域設計を概略的に示す。
図27Bは、本開示の別の実施形態による別の可能なUL領域設計を概略的に示す。
図28Aは、本開示の別の実施形態による別のDMRSウィンドウ設計を概略的に示す。
図28Bは、本開示の別の実施形態による別のDMRSウィンドウ設計を概略的に示す。
図28Cは、本開示の別の実施形態による別のDMRSウィンドウ設計を概略的に示す。
図29は、本開示の一実施形態によるUL情報を受信する方法のフローチャートを概略的に示す。
図30は、本開示の一実施形態によるUL情報を送信するための装置のブロック図を概略的に示す。
図31は、本開示の一実施形態によるUL情報を受信するための装置のブロック図を概略的に示す。
図32は、さらに、UEとして具体化されるかまたはUEに含まれ得る装置3310と、本明細書で説明される無線ネットワークの基地局として具現化されるかまたはそれに含まれ得る装置3320と、の簡略ブロック図を示す。
以下、添付図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。これらの実施形態は、当業者が本開示をより良く理解し実施できるようにするためにのみ提示されており、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
添付の図面では、本開示の様々な実施形態が、ブロック図、フローチャートおよび他の図に示されている。フローチャートまたはブロック内の各ブロックは、指定された論理機能を実行するための1つまたは複数の実行可能命令を含むモジュール、プログラム、またはコードの一部を表すことができ、本開示では、ディスペンス可能ブロックを点線で示す。さらに、これらのブロックは、本方法のステップを実行するための特定のシーケンスで示されているが、実際には、図示されたシーケンスに従って厳密に実行される必要はない。例えば、それらは、それぞれの操作の性質に依存する逆の順序または同時に実行されてもよい。フローチャートのブロック図および/または各ブロックおよびそれらの組み合わせは、特定の機能/動作を実行するための専用のハードウェアベースのシステムによって、または専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実現されてもよいことにも留意されたい。
一般に、特許請求の範囲で使用される用語は、本明細書において明示的に定義されない限り、技術分野における通常の意味に従って解釈される。“a/an/the/said「要素、デバイス、コンポーネント、手段、ステップ等」”への言及は、そうでないと明示的に宣言されていない限り、複数のそのようなデバイス、コンポーネント、手段、ユニット、ステップなどを排除することなく、少なくとも1つの要素、デバイス、コンポーネント、手段、ユニットステップ等のインスタンスへの言及としてオープンに解釈される。また、本明細書において用いられる不定冠詞“a/an”は、複数のそのようなステップ、ユニット、モジュール、デバイス、およびオブジェクトなどを排除するものではない。
加えて、本開示の文脈において、ユーザ機器(UE:User Equipment)は、端末、モバイル端末(MT:Mobile Terminal)、加入者局(SS:Subscriber Station)、携帯加入者局(PSS:Portable Subscriber Station)、モバイル局(MS:Mobile Station)、又はアクセス端末(AT:Access Terminal)を参照することがあり、UE、端末、MT、SS、PSS、MS、またはATのいくつかの又は全ての機能が含まれ得る。更に、本開示の文脈において、用語“BS”は、例えばノードB(NodeB又はNB)、エボルブドノードB(eNodeB又はeNB)、ラジオヘッダ(RH:Radio Header)、リモートラジオヘッド(RRH:Remote Radio Head)、リレー、またはフェムト、ピコなどの低電力ノード、などを表し得る。
上述したように、既存のサブフレームでは、スロット内の7つのシンボル全てをULシンボルとして使用することができる。以下、既存の通信におけるPUCCHのパターンについて、本開示をより良く理解するために、図3乃至図7を参照して説明する。
最初に、既存の通信システムにおけるPUCCHパターンをより詳細に示す図3を参照する。図3には、ULサブフレームkおよびULサブフレームk+8が示されており、特に各サブフレームにおいて、PUCCHはシステム帯域幅のエッジで送信され、2つのスロットでホッピングされる。
既存の通信では、PUCCHのためのフォーマットは、フォーマット1a/1bと、フォーマット2a/2bと、を備え、フォーマット1a/1bは1ビットまたは2ビットのACK/NACKを送信するために使用され、フォーマット2a/2bはアップリンクCQIと1ビットまたは2ビットのACK/NACKを送信するために使用される。通常、ACK/NACKビットのようなPUCCHビットは、コンスタレーションマッピングを通じてACK/NACKシンボルに変調される。異なる変調技術のために、異なるコンスタレーションマッピングが使用される。図4は、HARQ ACK/NACKのための異なるコンスタレーションマッピングを概略的に示す。図4及び図5に示すように、BPSK(Binary Phase Shift Keying)の場合、ACK=1及びDTX/NACK=0は、それぞれ-1及び+1にマッピングされ、QPSK(Quadrature Phase Shift Key )の場合、(ACK/NACK)=11、(ACK/NACK)=00、(ACK/NACK)=10、(ACK/NACK)=01が、それぞれ+1、-1、+j、-jにマッピングされる。
図5は、既存のPUCCHフォーマット1a/1bにおけるUL情報伝送を概略的に示す。図5に示すように、コンスタレーションマッピングを通じてACK/NACKシンボルに変調された後、ACK/NACKシンボルは、長さ12の基本シーケンスと乗算される。基本シーケンスを図6に示す。基本シーケンスは、異なるサイクルシフトを使用することによってシフトされ、さらに、図5に示されるように、OCCシーケンスと乗算される。得られた信号は、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)のシンボル#0、#1、#5および#6を形成するように、逆高速フーリエ変換(IFFT)を通じてさらに処理される。一方、異なるサイクルシフトを使用してシフトされた基本シーケンスは、OCCシーケンスと乗算され、得られた信号は、IFFTによって処理され、それによってDM-RSシンボルを形成する。言い換えれば、DMRSおよびPUCCHの形成は、NACKシンボルのd0がDM-RSシンボルに乗算されないことを除いて、実質的に同様である。
図7は、既存のPUCCHフォーマット2a/2bにおけるPUCCHパターンを概略的に示す。図7のPUCCHパターンは、OCCシーケンスが使用されない、QPSK変調後に符号化されたCSIビット(10ビット)がシリアルパラレル処理を通じて5つのデータd0からd5に変換される、及び、PUCCHシンボルとDMRSシンボルとが異なる位置を持つ、を除いて、図5に示されたものと同様である。
前述したように、減少したULシンボルを使用する場合、既存のPUCCHパターンを使用することができないので、本発明では新たなPUCCH設計及び新たなUL制御情報の送受信ソリューションを提供し、それは、図8乃至図32を参照して説明する。
図8は、本開示の一実施形態によるUL情報を送信する方法のフローチャートを概略的に示す。図8に示すように、まず、ステップ810で、第1のシーケンスを使用して基準信号を送信し、ステップ820で第2のシーケンスを使用してUL制御情報を送信し、特に基準信号とUL制御情報とを周波数領域で互い違いにずらして多重化する。
本開示をよりよく理解するために、図9は、本開示の一実施形態によるDMRSおよびPUCCH情報送信の図をさらに示す。図9に示すように、DMRSの場合、Nの長を有する基本シーケンス1は、まず、巡回シフトまたは位相回転のような変換を通じてR’1に変換され、次に、物理リソースにマッピングされる。同時に、PUCCH情報ビットは、図4に示すようなコンスタレーションマッピングのいずれかを介して情報シンボルに最初にマッピングされる。次に、情報シンボルdiは、Mの長さを有する基本シーケンス2から、例えば巡回シフトされた系列R’2とさらに乗算される。その後、結果のYは、物理リソースにマッピングされる。
PUCCH情報はDMRSと共に送信される。リソースにマッピングするとき、基準信号およびUL制御情報は、本開示の一実施形態による例示的な新しいPUCCH構成を示す図10に示されるように、周波数領域で互い違いにずらして多重化される。図10に示すように、PUCCHとDMRSは、例えば図6に示すように、長さが12の同じ基本シーケンスを共有する。PUCCHシンボルd0を得るために、PUCCH(例えば、ACK/NACK)ビット{0,1}がコンスタレーションマッピングの後に、最初にPUCCHシンボルに変調される。コンスタレーションマッピングは、図4に示すものに従って実行されてもよい。PUCCHシンボルは、それから、DMRSにも使用される基本シーケンス上で変調される。基本シーケンス上で変調されたPUCCHシンボルYnは、以下のように表現できる。
Yn=d0・Rn, n=0,1,...,11
ここで、Ynは変調後の結果のシンボルを示し、d0はコンスタレーションマッピング後のPUCCHシンボルを示し、Rnは基本シーケンスを示す。従って、PUCCHの場合、リソースエレメントの総数は24である。
図11は、本開示の一実施形態によるDMRSおよびPUCCH情報のために使用され得る別の基本シーケンスを概略的に示す。直交シーケンスRn(i)は、OCC/DFTシーケンスに基づくことができ、それは、6の長さを有し、0から5の範囲のインデックスを有する6つの直交シーケンスが存在する。従って、DMRSとPUCCHとのシーケンスは、図6または図11に示されたものに限定されないことは明らかであり、実際には、周波数の直交性が保証される限り、任意の適切なシーケンスを使用することができる。
図12は、本開示の別の実施形態による別の新しいPUCCH構造を示し、図11に示されるような基本シーケンスとともに使用される。図12に示すように、PUCCHとDMRSも同じ基本シーケンスを共有しているが、例えば図11に示すように、基本シーケンスの長さは6である。同様に、PUCCHシンボルd0を得るために、PUCCH(例えばACK/NACK)ビット{0,1}がコンスタレーションマッピングの後にPUCCHシンボルに最初に変調される。コンスタレーションマッピングは、図4に示すものに従って実行することもできる。PUCCHシンボルは、それから、長さ6の基本シーケンス上で変調される。基本シーケンス上で変調されたPUCCHシンボルYnは、以下のように表現できる。
Yn=d0・Rn(i), i=0,1,...,5
ここで、Ynは変調後の結果のシンボルを示し、d0はコンスタレーションマッピング後のPUCCHシンボルを示し、図11に示すように、Rn(i)はインデックスがiのシーケンスを示す。
PUCCHシンボルは、図12に示すように、DMRSとともに送信され、周波数領域で互い違いにずらして多重化される。従って、そのようなPUCCHの場合、リソースエレメントの総数は12である。
本開示のさらなる実施形態では、DMRSは、例えば図6に示す長さが12の基本シーケンスを使用する。一方で、PUCCHは、例えば図11に示すような異なるシーケンスを使用する。図13は、本開示のさらなる実施形態によるさらなる新しいPUCCH構成を概略的に示し、それは、異なる長さのシーケンスが使用される本実施形態で使用することができる。このような場合、基本シーケンス上で変調されたPUCCHシンボルYnは、以下のように表現できる。
Yn=d0・S(i), i=0,1,...,5
ここで、Ynは変調後の結果のシンボルを示し、d0はコンスタレーションマッピング後のPUCCHシンボルを示し、図11に示すように、S(i)はPUCCHのインデックスがiの基本シーケンスを示す。このようなPUCCHの場合、2つのPUCCHシンボルがDMRSと共に送信され、それによって互い違いにずらして多重化され、リソースエレメントの総数は24である。
従って、図9では、図に示された2つの基本シーケンスR1およびR2は、同じシーケンスであってもよい。例えば、PUCCHは、図6および図11に示すように、DMRSのための基本シーケンスを使用することができる。また、基本シーケンスR1と基本シーケンスR2とは、基本シーケンスを共有することができる。別の選択肢として、2つの基本シーケンスは異なるものであってもよい。例えば、基本シーケンスR2は、基本シーケンスR1の異なるルートシーケンスであってもよい。また、2つの基本シーケンスR1およびR2は、同じ長さ、すなわちM=Nを有することができ、または、異なる長さ、すなわちM≠Nを有することもできる。DMRSのためのシーケンスR’1(第1のシーケンス)は、基本シーケンスR1と同じである、または、シーケンスR’1は、巡回シフトまたは位相回転を通じて基本シーケンスR1から変換することができる。PUCCHシンボルを変調するためのシーケンスR’2(第2のシーケンス)は、基本シーケンスR2と同じである、または、シーケンスR’1は、巡回シフトまたは位相回転を通じて基本シーケンスR1から変換することができる。
本開示の実施形態では、PUCCHおよびRSは、多くの異なる方法でずらして多重化され得る。説明のために、図14A乃至14Eは、周波数領域におけるいくつかの例示的な多重化方式を示す。図14Aに示すように、RS及びPUCCHは、RE毎に互い違いにずらして多重化することができ、すなわち1つのRSは1つのPUCCHに対してである。図14Bにおいて、RSおよびPUCCHは、k個のRE毎に互い違いにずらして多重化することができ、すなわち、1つのRSはk個のPUCCHに対してであり、ciおよびdmは同じUEまたは異なるUEから来ることができる変調シンボルである。図14Cは、図14Bの場合と同様の多重化方法の別の例を示すが、図14Cでは、PUCCHは周波数において連続的ではなくDMRSによって分離されている。図14Dはさらに、さらなる例示的な多重化方法を示し、その中では、RSおよびPUCCHは異なる長さのシーケンスを使用し、1つのPUCCHが1つのRSを使用する。図14Eは、本開示のさらなる実施形態による、さらなる例示的な多重化方式を示す。図14Eでは、PUCCHはDMRSによって分離されておらず、周波数において連続的であり、それは、DMRSも周波数において連続的であることを意味する。
以下では、説明のために、1つのULシンボル送信の共通の表現を示し、そこでは、dmn(m>=0、n>=0)は情報ビットの変調シンボルを示す。与えられたmまたはnに対して、シンボルは同じであることができ、言い換えれば以下となる。
dmi=dmj 、または、din=djn
さらに、シンボルは、例えば、異なる位相回転を有することができる。
dmi=ejkθ*dmj 、または、din=ejkθ*djn
シンボルは異なる順序を持つことができる。例えば、以下に示すように、1つは昇順を有し、もう1つは降順を有する。
d00=d1n, d01=d1n-1, ...d0n=d10
また、シンボルは完全に異なっていてもよい。
RSシーケンスRmn(m>=0、n>=0)の場合、シーケンスはまた、与えられたmまたはnについて同じである。本開示の別の実施形態では、RSシーケンスRmnは、与えられたmまたはnについて異なることができる。さらに、シンボルは、同じ基本シーケンスに基づいてもよく、異なる位相回転値またはサイクルシフト値を有してもよい。
図15A乃至図15Fは、本開示の実施形態による例示的なリソースマッピング方法を概略的に示す。図15Aに示すように、シーケンスに基づくDMRSシーケンスおよび変調されたPUCCHの両方が、例えば、順番にマッピングされる。変調されたPUCCHシンボルは、d00,d01...d0n,d10,d11,...d1n,...dm0,dm1,...dmnの順にマッピングされ、DMRSシーケンスはR00,R01...R0n,R10,R11,...R1n,...dm0,dm1,...dmnの順番にマッピングされる。一方、図15Bでは、シーケンスに基づくDMRSシーケンスおよび変調されたPUCCHは、帯域のエッジからマッピングされる。
本開示の実施形態では、DMRSを伴うPUCCHは、予め定義されたRB内に所定の順序で物理リソースブロック(PRB)上に配置することができる。例えば、図15Cに示すように、異なるPUCCHシンボルを異なるPRBに配置することができる。図15Dに示すように、周波数ダイバーシティのために、システム帯域の両方のエッジにPUCCHシンボルをマッピングすることができる。図15Dにおいて、DMRS R0およびPUCCH d0*R’1は、システム帯域の第1のエッジにマッピングされる。DMRS R1およびPUCCH d1*R’1は、システム帯域の第2のエッジにマッピングされ、DMRS R2およびPUCCH d2*R’2は、残りのシステム帯域の第1のエッジにマッピングされ、DMRS R3およびPUCCH d3*R’3は、残りのシステムの第2のエッジにマッピングされ、以下同様である。
本開示の別の実施形態では、PUCCHとDMRSとの複製をPRB上に配置することができる。例えば、図15Eに示すように、DMRS R00,R10,乃至Rm0およびPUCCH d0*R’00,d1*R’10乃至dm*R’m0が最初にシステム帯域の第1のエッジ上にマッピングされ、DMRS R01,R11乃至Rm1およびPUCCH d0*R’01,d1*R’11乃至dm*R’m1がそれからシステム帯域の第2の反対側のエッジからマッピングされ、以下同様である。さらに、図15Fは、別のリソースマッピング方式も示し、DMRS R00,R10乃至Rm0およびPUCCH d0*R’00,d1*R’10乃至dm*R’m0が図15Eと同様に、システム帯域の第1のエッジ上から最初にマッピングされ、DMRS Rm1,Rm-11乃至R01およびPUCCH d0*R’01,d1*R’m-1乃至dm*R’01がそれからシステム帯域の第2の反対側のエッジから、図15Eとは異なる順序でマッピングされ、以下同様である。さらに、異なるPRBSにおけるPUCCHの複製は、図15Aまたは図15Bに示すように、PRB上に配置することもできる。
マッピング順序(例えば、ホッピング)は、異なるシンボル/サブフレーム/PRBにおいて予め定義された順序で変更可能であることにも留意されたい。
以上、本開示は主に1つのULシンボルデサインを参照して説明される。実際には、L個のULシンボルのフレームデザインで使用することもできる。これは、サブフレームが、減少したULシンボルを有することができるが、ULシンボルの数は1より大きいことを意味する。
L個のULシンボルのそれぞれについて、PUCCHおよびDMRSは、例えば図16Aに示すように、同じ方法で互い違いにずらして多重化することができる。あるいは、図16Bに示すように、2つのシンボルにホッピングがあってもよい。さらに、L個のシンボル内のM(1=<M<=L)個のシンボルに対して、PUCCHおよびRSのシーケンスは、周波数が1つ以上RE毎に互い違いにずらして多重化されることができ、図16Cに示すように、他の(L-K)シンボルをPUCCHのために使用することができる。
本開示の別の実施形態では、PUCCHおよびRSのシーケンスは、時間的に互い違いにずらして多重化することができる。言い換えると、M(1<=M<=L)個のシンボルは、RSに使用することができ(連続していても、互い違いにずらしてもよい)、他は、図16Dに示すようにPUCCHに使用することができる。
図17Aおよび図17Bは、シーケンス内のPUCCHおよびRSのマッピングを示し、図17Cおよび17Dは、システム帯域のエッジからのPUCCHおよびDMRSのマッピングを示す。図17Aおよび図17Bから、L個のULシンボルの場合、PUCCHおよびDMRSは時間的に多重化され、所定の順序でPRB上に配置されることが分かる。例えば、DMRSを有するPUCCHは、図17Aに示すように順番にマッピングすることができ、または、図17Cに示すようにシステム帯域の両エッジからマッピングすることができる。さらに、DMRSを有するPUCCHの重複をPRBに配置することもできる。別の代替案として、PUCCHおよびDMRSは、図17Bおよび図17Dに示すようにシンボル内でホッピングすることができる。加えて、説明の目的のためにのみ、図18A乃至図18Dは、シーケンス内のPUCCHおよびDMRSのマッピングを示し、共通の表現のためのシステム帯域のエッジからのマッピングを示す。
図19は、本開示の別の実施形態によるDMRSおよびPUCCH情報送信のブロック図を概略的に示す。本開示の実施形態では、PUCCH情報シンボルは、第2のシーケンスに基づいて変調されず、送信されるべき第1のシーケンスと第2のシーケンスとの間の関係によって示される。図19に示すように、DMRSの場合、N長の基本シーケンス1は、先ず、巡回シフトまたは位相回転のような変換を通じてR’1に変換され、それから、物理リソースにマッピングされる。同時に、PUCCH情報ビットは、図4に示すようなコンスタレーションマッピングのいずれかを通じて情報シンボルに最初にマッピングされる。シーケンスR’2は、M長の基本シーケンス2から変換され、例えば、基本シーケンス2から巡回シフトまたは位相回転される。次に、結果のシーケンスR’2は、物理リソースにマッピングされる。この解法では、情報シンボルdiは、図9と同様のシーケンスR’2にさらに乗算されない。代わりに、情報シンボルdiは、シーケンスR’1とシーケンスR’2との間の関係によって暗黙的に示される。次に、R’2は、DMRSシーケンスR’1と共に送信される。
図20は、本開示の一実施形態による新しいPUCCH構成を概略的に示し、情報シンボルdiは、シーケンスR’1とシーケンスR’2との間の関係により暗黙的に示され、基準信号とACK/NACKのようなUL制御情報とは、周波数領域で互い違いにずらして多重化される。
図20に示すように、本開示のこの実施形態では、基本シーケンス1および2は、同じ長さNを有する。2つのシーケンスR1およびR2は、同じベースシーケンスから、異なるものであっても、または変換されても、巡回シフトされても、位相回転されてもよい。基本シーケンス1および2は、例えば、図6に示すような基本シーケンスであってもよい。しかしながら、他の基本シーケンスも可能であることを理解されたい。PUCCH(例えば、ACK/NACK)ビット{0,1}は、コンスタレーションマッピングの後に、例えばBPSK{+1、-1}のように、最初にPUCCHシンボルに変調される。次に、変調されたシンボルは、シーケンスR’1とR’2との関係によって暗黙的に示される。この関係は、例えば、以下のように表すことができる巡回シフトに反映されてもよい。
R’n=ejαnRn,0≦n≦11 α=2πk/12,0≦k≦11
シーケンスR’1およびR’2の場合、それらは異なるサイクルシフトを使用することができ、これは以下の式で表すことができる。
ej2πk1/12Rn’ ej2πk1/12Rn
ここにおいて、k1およびk2はRnのCS指数である。k1-k2=6の場合、情報シンボルは+1であることを示し、k1-k2=-6の場合、情報シンボルは-1であることを示す。このようにして、PUCCH情報シンボルは、シーケンスR’1とR’2との間の関係によって暗黙的に示すことができる。そのような場合、送信するPUCCHを暗示するためのREの総数は、24(2N)である。
PUCCHマッピングおよび多重化は、図9に示すような実施形態と同様であり、したがって詳細については、図10乃至図18を参照することができる。
図21から図22は、本開示のさらなる実施形態による、DMRSおよびPUCCH情報送信のさらなる可能な解決策をさらに示し、シーケンスはk個の異なるグループに分割され、変調されたPUCCHシンボルは、予め定義されたグループによって示される。
PUCCH情報ビットは、コンスタレーションマッピングの後に得られるdiによって示される。変調次数がMであれば、それは完全に2M個のシンボルになる。使用できるQシーケンスがある。このQシーケンスは、K個のグループ(K=Q/M)にグループ化され、各グループkjは、図21に示されるように、1つの変調シンボルに対応する。従って、異なる変調シンボルに対して異なるシーケンスグループが使用される。
図22は、本開示の一実施形態による、QPSKのコンスタレーションマッピングをさらに概略的に示す。図22に示すように、4つのシーケンスグループk1乃至k4は、4つのNACK/ACKシンボルにマッピングされる。
Qシーケンスは、異なる基本シーケンス、1つまたは複数の基本シーケンスの異なる巡回シフト、または、1つまたは複数の基本シーケンスの異なる変換、例えば位相回転(R1=ejθ*R2)を通じたものでよい。これらのシーケンスは、周波数または時間領域でずらすか、または連続的にマッピングすることができる。暗黙的にPUCCH情報を送信するためのREの総数は、N個である。
図23乃至図24は、本開示の一実施形態による巡回シフトグルーピングの特定の実施形態を示す。図23には、2つの異なる巡回シフトグループが示される。図23に示すように、12個の巡回シフトは、異なるパターンによって示された4つのグループに分割される。12個の巡回シフトは、以下のように表すことができる。
R’n=ejαnRn,0≦n≦11 α=2πk/12,0≦k≦11
1つの可能なグループ化では、巡回シフト0乃至2が第1グループに、巡回シフト3乃至5が第2グループに、巡回シフト6乃至8が第3グループに、巡回シフト9乃至11が第4のグループに分けられる。図24は、本開示の一実施形態による図21に例示されるような巡回シフトグルーピングに対応するACK/NACKコンスタレーションマッピングを概略的に示す。図24に示すように、4つの巡回シフトグループは、それぞれQPSK{+1、-1、+j、-j}にマッピングされる。
さらに、図23は、巡回シフト0、4、8が第1のグループに分割され、巡回シフト1、5、9が第2のグループに分割され、巡回シフト2、6、10が第3のグループに分割され、巡回シフト3、7乃至11が第4のグループに分割される他の可能なグループ化を示す。可能なグループ化の例に加えて、巡回シフトは他の適切な方法で分割することができることを理解されたい。このようにして、異なる巡回シフトグループを使用して、異なるPUCCHシンボルを示すことができる。さらに、異なるUEは、自身のPUCCHシンボルを示すために巡回シフトグループ内の異なる巡回シフトを使用してもよい。基本シーケンスが12である場合、暗黙的にPUCCHを送信するためのREの総数は12個である。
図25は、本開示の一実施形態による新しいPUCCH構成を概略的に示す。図示されるように、PUCCH情報シンボルは、位相回転(PR)または巡回シフト(CS)のような所定の変換を伴うR’nによって暗黙的に示される。R’nは、物理リソースにマッピングされ、ULシンボルで送信される。
PUCCH情報はL個のシンボル(L>=1)にマッピングすることができ、ここで、Lは予め定義された値であることができることを理解されたい。Lは、eNBなどの基地局によって動的または半静的に通知することができ、そのような場合、動的制御領域またはRRCメッセージ内にビットを提供することができる。さらに、PUCCHリソースインデックスは、eNBによって予め定義されるか、または、動的にまたは半静的に通知されることもできる。シーケンスおよび/またはマッピング順序は、PRBまたはシンボルにおいて異なるものであってもよいし、または同じであってもよいことに留意されたい。OCC、位相回転などは、PRBまたはシンボルで使用することができる。
さらに、PUCCHのサブキャリア間隔は、他のシンボルと異なることができる。新しい変調を使用することもできる。1つまたは複数のシンボルで低いPAPRを維持するために、例えば8PSKのような一定の係数を使用することができる。さらに、PUCCHのシーケンス長は、異なるペイロードに適合させることができる。
本開示の一実施形態では、PUCCHはグループに分類され、いくつかはZC/PNシーケンスで変調されるか、または巡回シフトで表され、他は異なるシーケンスで表現されるか、または、図26Aおよび26Bに示すように、シーケンス上で変調されない。通常、重要なPUCCH情報は、正確な結果を得るために、DMRSシーケンスで変調される。例えば、ACK/NACKはCSIよりも重要であり、従って、それは、ZC/PNシーケンス上で変調されてもよいし、または巡回シフトで表現されてもよい。対照的に、CSIはあまり重要ではないので、CSIは、ZC/PNシーケンスで変調されない。ACK/NACKのためのZC/PNシーケンスは、CSIのための復調RSとして使用することができ、それは、利用可能な基準信号なしでいくつかのPUCCHの追加の利点を得ることができる。場合によっては、UL制御情報と基準信号とが異なる時間間隔で送信されてもよく、別の場合、すべてのUL制御情報が基準信号と共に送信されなくてもよい。しかしながら、2つの場合のいずれにおいても、利用可能な基準信号を伴わないPUCCHが存在する可能性がある。そのような場合、以前の基準信号、例えばそれに最も近い基準信号を使用することが可能である。代替的な選択肢として、受信されたシーケンスそれ自体は、他のPUCCHのためのRSとして使用され得るチャネル情報を運ぶので、前の制御情報のためのシーケンスを使用することもできる。本開示の特定の実施形態では、利用可能な基準信号を伴わないUL制御情報のための基準信号を、利用可能な基準信号なしで、以前の基準信号および以前の制御情報からUL制御情報までの時間間隔に依存して決定することができる。すなわち、PUCCHが、以前のRSからよりも、以前のPUCCHから方がより短い時間間隔を有する場合、以前のPUCCHのためのシーケンスをPUCCHの基準信号として使用することができる。これにより、精度の高いPUCCH情報を得ることができる。この解決策は、より高い精度を達成するために、上述したようなPUCCH送信ソリューションのいずれかと共に使用することができる。
図27Aは、本開示の実施形態による1つの可能なUL領域設計を示す。ULのためのN個のシンボルと、UL制御のためのM個のシンボル(PUCCH)と、DMRSのためのL個のシンボル(L>=0)とがあると仮定する。本開示の一実施形態では、1つまたは複数のシンボル/PRBを、ZC/PNシーケンスで変調することができ、またはZC/PNシーケンスの巡回シフトで変調することができる。図27Aに示すように、M個のシンボルPUCCHの場合、K個のシンボルは、ZC/PNシーケンス上で変調されるか、または、ZC/PNシーケンス(K>=0)の巡回シフトで変調される。他のM-Kシンボルは、任意の種類の制御情報であってもよい。図27Bはまた、本開示の実施形態による別の可能なUL領域設計を示し、DMRSのための1つのシンボルと、変調されたPUCCHのための1つのシンボルとが存在する。DMRSおよび/またはPUCCHシンボルは、連続的または互い違いにすることができる。DMRS、PUCCHおよびデータの位置は、図27Aおよび図27Bに示したものとは異なることがあることに留意されたい。
さらに、本開示の実施形態では、図28A乃至図28Cに示されるように、復調のためのウィンドウ時間内に1つまたは複数のDMRSを提供することができる。本開示の一実施形態では、ウィンドウ時間において、図28Aに示されるような複数のサブフレーム、または、図28Bに示されるような複数のシンボルが存在し得る、または図28Cに示されるような以前の解決策との合成でもよい。ウィンドウ時間値は、予め定義されても、または動的に/半静的に通知されてもよい。
以上、UL情報送信の解決方法について主に説明した。本開示では、図29を参照して説明するUL情報を受信する方法も提供される。
図29に示すように、方法2900は、第1のシーケンスを使用して送信された基準信号を最初に受信するステップ2910から開始することができる。基準信号の第1のシーケンスは、図6に示すような基本シーケンスを有することができ、図11に示すシーケンスのうちの1つであってもよく、または周波数領域の直交性を有する他のシーケンスであってもよい。第1の基準信号は、基本シーケンスから巡回シフト、位相回転または任意の他の変換によって変換されたシーケンスであってもよい。さらに、基準信号は、例えばDMRS信号または他の基準信号であってもよい。
ステップ2920において、第2のシーケンスを使用して送信された制御情報を受信する。同様に、制御情報の第2のシーケンスは、図6に示すような基本シーケンスを有することができ、図11のシーケンスのうちの1つであってもよく、または周波数領域の直交性を有する他のシーケンスであってもよい。第2の基準信号は、基本シーケンスから巡回シフト、位相回転または他の変換によって変換されたシーケンスであってもよい。第1のシーケンスおよび第2のシーケンスは同一であってもよく、または同じ基本シーケンスを共有してもよい。あるいは、第1のシーケンスおよび第2のシーケンスは、同じまたは異なる長さを有する異なる基本シーケンスを有する。例えば、第1のシーケンスは、図6に示すような基本シーケンスを有することができ、一方、第2のシーケンスは、図11に示すようなシーケンスのうちの1つであり得る。制御情報は、NACK/ACK、CQI、PMI、RIなどのPUCCH情報であってもよい。
次に、ステップS2930では、基準信号を使用して制御情報を復調する。特に、基準信号とUL制御情報とは、周波数領域で互い違いにずらして多重化される。本開示の一実施形態では、制御情報を復調することは、第2のシーケンスとともにチャネル情報を使用してUL制御情報を取得することをさらに備え、チャネル情報は、第1のシーケンスを使用することによって基準信号から取得される。すなわち、まず、第1のシーケンスに基づいて基準信号からチャネル情報を取得し、その後、チャネル情報と第2のシーケンスに基づいて受信した制御情報を復調することにより制御情報ビットを取得することができる。
本開示の別の実施形態では、制御情報を復調することは、チャネル情報を使用して第2のシーケンスを取得することを備え、チャネル情報は、第1のシーケンスを使用して基準信号から得られ、第1のシーケンスと第2のシーケンスとの間の関係に基づいて制御情報を取得することを、備える。このような場合、基準信号に基づいてチャネル情報を取得した後、チャネル情報に基づいて第2のシーケンスをさらに取得し、それから、第1のシーケンスと第2のシーケンスとの関係であって制御情報を暗黙的に示す関係をさらに決定する。従って、この実施形態では、情報ビットは暗黙的に送信される。言い換えれば、情報ビット自体は、第2のシーケンスとは多重化されず、第1のシーケンスと第2のシーケンスとによって暗黙的に示される。
本開示の実施形態では、基準信号およびUL制御情報は、多くの異なる方法で互い違いにずらして多重化される。例えば、基準信号とUL制御情報は、1つのUL制御情報に対して1つの基準信号を用いて1リソースエレメント毎に互い違いにずらして多重化することができる。他の選択肢として、基準信号とUL制御情報は、2つ以上のリソースエレメント毎に、UL制御情報の2つ以上の部分によって共有される1つの基準信号を用いて互い違いにずらして多重化することができる。
本開示の実施形態では、UL制御情報および基準信号は、任意の適切な方法でマッピングされる。例えば、UL制御情報および基準信号は、システム帯域幅の両エッジにマッピングすることができる。それに加えて、またはこれに代えて、UL制御情報および基準信号は、2つのシンボルにおいてホッピングすることができる。
UL制御情報および基準信号が異なる時間間隔で送信されるか、またはすべてのUL制御情報が基準信号と共に送信されない実施形態では、以前の基準信号および以前の制御情報のシーケンスのうちの1つは、利用可能な基準信号なしでUL制御情報を復調するための基準信号として使用される。そのような場合、本方法は、利用可能な基準信号なしで、前の基準信号および前の制御情報からUL制御情報までの時間間隔に依存する利用可能な基準信号なしに、UL制御情報の基準信号を決定することをさらに備えることができる。
PUCCH設計、第1のシーケンス、第2のシーケンス、互い違いの多重化、リソースマッピングなどについてのいくつかの詳細は、既に図8乃至図28を参照して詳細に説明されているので、これらの詳細はここでは詳述しない。簡略化目的のためおよびそれらの詳細については、図8乃至図28を参照して説明を参照されたい。
本開示の実施形態では、アップリンク情報は、減少したアップリンクシンボルで送信されて、アップリンクシンボルが減少したサブフレーム構成に適応することができるUL送信および受信のための新しい解決を提供し、従って、送信待ち時間を大幅に削減することができる。
図30は、本開示の一実施形態によるUL情報を送信するための装置のブロック図を概略的に示す。図30に示すように、装置3000は、基準信号送信部3010と、制御情報送信部3020と、を備える。基準信号送信部3010は、第1のシーケンスを使用して基準信号を送信するように構成することができる。制御情報送信部3020は、第2のシーケンスを使用してUL制御情報を送信するように構成することができる。特に、基準信号とUL制御情報とは、周波数領域で互い違いにずらして多重化される。
本開示の一実施形態では、UL制御情報は、第2のシーケンスに基づいて変調され、UL制御情報のビットが暗黙的に送信されることを意味する。本開示の別の実施形態では、第1のシーケンスおよび第2のシーケンスは、UL制御情報を暗黙的に示すために使用される予め決定された関係を有することができる。
本開示の実施形態において、第1のシーケンスと第2のシーケンスとは、同一または同じ基本シーケンスを共有する。あるいは、第1のシーケンスと第2のシーケンスとは、異なる基本シーケンスを有することができる。
本開示の実施形態では、基準信号およびUL制御情報は、任意の適切な方法で互い違いにずらして多重化することができる。例えば、1つのUL制御情報に対して1つの基準信号を使用して基準信号とUL制御情報とを1リソースエレメント毎に互い違いにずらして多重化してもよいし、または、基準信号とUL制御情報とは、UL制御情報の1つよりも多い部分によって共有された1つの基準信号を使用して、1つよりも多くのリソースエレメント毎に互い違いにずらして多重化することができる。
本開示の実施形態では、基準信号およびUL制御情報は、任意の適切な方法でマッピングすることができる。本開示の一実施形態では、UL制御情報および基準信号は、システム帯域幅の両端にマッピングされる。本開示の別の実施形態では、UL制御情報および基準信号は、2つのシンボルでホッピングする。
本開示の一実施形態では、UL制御情報および基準信号は、異なる時間周期で送信することができる。本開示の別の実施形態では、すべてのUL制御情報が基準信号とともに送信されるわけではない。どちらの場合も、利用可能な基準信号なしのいくつかのUL制御情報があることを意味する。そのような場合、以前の制御信号の1つと、以前の制御情報の1つの制御信号とを、利用可能な基準信号なしのUL制御情報のための基準信号として使用することができる。本開示の一実施形態では、利用可能な基準信号を伴わないUL制御情報のための基準信号は、以前の基準信号および以前の制御情報から、利用可能な基準信号を伴わないUL制御情報までの時間間隔に依存する。
図31は、UL情報を受信するための装置をさらに示す。図31に示すように、装置3100は、基準信号受信部3110と、制御情報受信部3120と、復調部3130と、を備える。基準信号受信部3110は、第1のシーケンスを使用して送信された基準信号を受信するように構成してもよい。制御情報受信部3120は、第2のシーケンスを使用して送信された制御情報を受信するように構成してもよい。復調部3130は、基準信号を使用して制御情報を復調するように構成してもよい。特に、基準信号とUL制御情報は、周波数領域で互い違いにずらして多重化される。
本開示の一実施形態では、復調部3130は、第2のシーケンスとともにチャネル情報を使用してUL制御情報を取得するようにさらに構成され、チャネル情報は、第1のシーケンスを使用することによって基準信号から取得される。
本開示の別の実施形態では、復調部3130は、第1のシーケンスを使用して基準信号から得られるチャネル情報を使用して第2のシーケンスを取得し、第1のシーケンスと第2のシーケンスとの間の関係に基づいて制御情報を取得するようにさらに構成される。
本開示の一実施形態では、第1のシーケンスおよび第2のシーケンスは同一であってもよく、または同じ基本シーケンスを共有してもよい。本開示の別の実施形態では、第1のシーケンスおよび第2のシーケンスは、異なる基本シーケンスを有することができる。
本開示の一実施形態では、基準信号およびUL制御情報は、1つのUL制御情報に対して1つの基準信号を有する1つのリソースエレメント毎に互い違いにずらして多重化される。本開示の別の実施形態では、基準信号およびUL制御情報は、2つ以上のリソースエレメント毎に、UL制御情報の2つ以上の部分によって共有される1つの基準信号を用いて互い違いにずらして多重化される。
本開示の一実施形態では、UL制御情報および基準信号は、システム帯域幅の両方のエッジにマッピングされる。本開示の別の実施形態では、UL制御情報および基準信号は、2つのシンボルでホッピングすることができる。
本開示の一実施形態では、以前の基準信号および続く以前の制御情報のシーケンスのうちの1つは、利用可能な基準信号なしでUL制御情報を復調するための基準信号として使用することができる。そのような場合、装置3100は、前の基準信号から前の制御情報までの時間間隔に依存する利用可能な基準信号なしで、UL制御情報のための基準信号を決定するように構成された基準信号決定部3140をさらに備える。時間間隔は、利用可能な基準信号なしのUL制御情報のための時間間隔である。
以上、装置3000および装置3100について、図30および図31を参照して簡単に説明した。装置3000および3100は、図8乃至29を参照して説明したような機能を実装するように構成されてもよいことに留意されたい。従って、これらの装置におけるモジュールの動作についての詳細は、図8乃至29を参照して説明した方法の各ステップに関する記述を参照することができる。
さらに、装置3000および3100の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはそれらの任意の組み合わせで具体化されてもよいことに留意されたい。例えば、装置3000および3100の構成要素は、回路、プロセッサまたは任意の他の適切な選択装置によってそれぞれ実現されてもよい。当業者であれば、上記の例は限定ではなく例示のためのものであることを理解するであろう。
本開示のいくつかの実施形態では、装置3000および3100は、少なくとも1つのプロセッサを備えることができる。本開示の実施形態での使用に適した少なくとも1つのプロセッサは、例えば、将来知られている、または将来開発される汎用プロセッサおよび専用プロセッサの両方を含むことができる。装置3000および3100は、少なくとも1つのメモリをさらに備えることができる。少なくとも1つのメモリは、例えば、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイスを含むことができる。少なくとも1つのメモリは、コンピュータ実行可能命令のプログラムを格納するために使用されてもよい。このプログラムは、任意の高水準および/または低水準の適合可能または解釈可能なプログラミング言語で記述することができる。実施形態によれば、コンピュータ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置3000および3100に少なくとも図8乃至29のそれぞれを参照して説明した方法による動作を実行させるように構成することができる。
図32はさらに、無線ネットワーク内の無線ネットワークのためのUEのような端末装置として具現化されるか、またはその中に含まれ得る装置3210の簡略化したブロック図を示し、装置3220は、本明細書で説明するNBまたはeNBのような基地局である。
装置3210は、データプロセッサ(DP)およびプロセッサ3211に結合された少なくとも1つのメモリ(MEM)3212のような少なくとも1つのプロセッサ3211を備える。装置3210は、プロセッサ3211に結合された送信機TXおよび受信機RX3213をさらに備えてもよく、プロセッサ3211は、装置3220に通信可能に接続して動作するようにしてもよい。MEM3212は、プログラム(PROG)3214を格納する。PROG3214は、関連するプロセッサ3211上で実行された時、例えば、方法800を実行するために、本開示の実施形態に従って装置3210が動作することを可能にする命令を含むことができる。少なくとも1つのプロセッサ3211と少なくとも1つのMEM3212との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実装するように適合された処理手段3215を形成することができる。
装置3220は、DPなどの少なくとも1つのプロセッサ3221と、プロセッサ3221に結合された少なくとも1つのMEM3222とを備える。装置3220は、プロセッサ3221に結合された適当なTX/RX3223をさらに備えることができ、TX/RX3223は、装置3210と無線通信をするように動作することができる。MEM3222は、PROG3224を記憶する。PROG3224は、関連するプロセッサ3221上で実行された時、本開示の実施形態に従って装置3220が動作することを可能にする命令、例えば、方法2900を実行するための命令を含むことができる。少なくとも1つのプロセッサ3221と少なくとも1つのMEM3222の組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実装するように適合された処理手段3225を形成することができる。
本開示の様々な実施形態は、プロセッサ3211、3221、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアの1つまたは複数による実行可能なコンピュータプログラムによって、またはそれらの組み合わせによって実行されてもよい。
MEM3212および3222は、ローカル技術環境に適した任意のタイプのものでよく、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステムなどの任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装することができ、メモリ、およびリムーバブルメモリを含むが、これらに限定されない。
プロセッサ3211および3321は、ローカル技術環境に適した任意のタイプのものでよく、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサDSPおよびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含むことができ、非限定的な例である。
さらに、本開示は、キャリアが電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、上記のようなコンピュータプログラムを含むキャリアを提供することもできる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、光コンパクトディスクまたはRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読み出し専用メモリ)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD-ROM、DVD、ブルーレイディスクなどの電子メモリデバイスを含む。
本明細書で説明される技術は、一実施形態で説明された対応する装置の1つまたは複数の機能を実装する装置が従来技術の手段だけでなく対応する1つまたは複数の機能を実装するための手段であり、装置は、それぞれの別個の機能のための別個の手段、または2つ以上の機能を実行するように構成され得る手段を備え得る。例えば、これらの技術は、ハードウェア(1つまたは複数の装置)、ファームウェア(1つまたは複数の装置)、ソフトウェア(1つまたは複数のモジュール)、またはそれらの組み合わせで実施されてもよい。ファームウェアまたはソフトウェアの場合、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、ファンクションなど)を介して実装を行うことができる。
本明細書の例示的な実施形態は、方法および装置のブロック図およびフローチャート図を参照して上述されている。ブロック図およびフローチャート図の各ブロック、ならびにブロック図およびフローチャート図におけるブロックの組み合わせは、それぞれ、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段によって実施できることが理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置上で実行される命令が、指定された機能を実行するための手段を作成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能データ処理装置にロードされて、フローチャートの1つまたは複数のブロック内にある。
本明細書は、多くの具体的な実装の詳細を含むが、これらは、実装の範囲または請求可能な範囲の限定として解釈されるべきではなく、特定の実装の特定の実施形態に特有の機能の記述として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本明細書で説明される特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々にまたは任意の適切なサブコンビネーションで実施することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述されており、当初はそのように主張されているものであっても、ある場合には、請求された組み合わせからの1つまたは複数の特徴を組み合わせから切り出すことができ、またはサブコンビネーションのバリエーションを含むことができる。
技術が進歩するにつれて、本発明の概念が様々な方法で実施できることは、当業者には明らかであろう。上述の実施形態は、本開示を限定するものではなく説明するために与えられており、当業者が容易に理解するように、本開示の精神および範囲から逸脱することなく改変および変形が可能であることを理解されたい。そのような改変および変形は、開示および添付の請求項の範囲内にあると考えられる。本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。