JP7087902B2 - サーバ装置、端末装置、ライセンス認証方法及びライセンス認証プログラム - Google Patents

サーバ装置、端末装置、ライセンス認証方法及びライセンス認証プログラム Download PDF

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本開示は、サーバ装置、端末装置、ライセンス認証方法及びライセンス認証プログラムに関する。
近年、構成管理ツールや仮想基盤ソフトウェア等、自動的に環境を構築する自動環境構築ソフトウェアを利用し、CPU(Central Processing Unit)やメモリの負荷状況に応じてアプリケーション実行サーバの数を自動的に変更する運用が行われている。
一般的に、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス登録は、当該ソフトウェアがサーバ装置にインストールされる際、又はインストールされた後に、ユーザが手動でライセンスキーを入力することにより行われる。そのため、入力されたライセンスキーを第三者が盗み見たりする等して、当該ライセンスキーを入手し、入手したライセンスキーを流用することがあり得る。
また、自動環境構築ソフトウェアを利用する場合であって、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスチェックを行う商用製品の場合、自動環境構築ソフトウェアの提供する機能に従って、ユーザが事前にライセンスキーを設定する。そのため、自動環境構築ソフトウェアを用いた場合であっても、自動環境構築ソフトウェアでライセンスキーが参照可能な状況にあり、第三者は、当該ラインセンスキーを入手し、入手したライセンスキーを流用することがあり得る。このように、ライセンスキーが流出することを防ぐことが望まれる。
そこで、ユーザが入力するライセンスキーを用いずに、ソフトウェアのライセンスチェックを行う関連技術が検討されている(例えば、特許文献1~3)。
特許文献1には、使用が許可されているか否かの許否情報をソフトウェアプロダクトの機能別に有するライセンスに基づいて、当該ソフトウェアプロダクトの起動可否を判定する技術が開示されている。
特許文献2には、各パッケージのキーイング情報が、起動時にすべてのキー情報ファイルと照合され、マニフェストファイルのハッシュ及び汎用一意識別子(UUID)に基づいて、キーと比較されることが開示されている。また、特許文献2には、比較が任意のパッケージについて有効である場合、装置が起動することが開示されている。
特許文献3は、設定認証パッケージを用いて、設定データの完全性を検証することが開示されている。
特開2007-316938号公報 特開2005-182789号公報 特開2018-098786号公報
ここで、特許文献1に開示された技術では、ライセンスを生成するために、利用者(ユーザ)は、使用が許可されているソフトウェアプロダクトの情報を管理者に連絡する必要があり、管理者と利用者とのやりとりが必要となる。また、特許文献2に開示された技術は、インストールするパッケージの中身及び装置のUUIDのハッシュを計算して、サーバ側で決定された結果と一致した場合、インストールが可能になる。つまり、特許文献2に開示された技術では、パッケージをインストールする装置のUUIDを利用者から通知される必要があり、管理者と利用者とのやりとりが必要となる。このように、上述した特許文献1及び2は、管理者と利用者とのやりとりが必要となることから、ユーザ利便性が高い技術とはなっていない。
本開示の目的は、上述の問題を解決するためになされたものであり、ユーザ利便性が高いライセンス認証が可能なサーバ装置、端末装置、ライセンス認証方法及びライセンス認証プログラムを提供することである。
本開示にかかるサーバ装置は、
所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得する取得部と、
前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行う認証部と、を備えるサーバ装置である。
本開示にかかる端末装置は、
所定のソフトウェアに対してライセンス認証を行い、当該ライセンス認証が正常に完了した場合、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果を出力する認証部と、
前記所定のソフトウェアと、前記認証結果とを含むパッケージファイルを生成する生成部と、を備え、
前記生成部は、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報を生成し、前記生成したパッケージ識別情報を、前記認証結果と、前記パッケージファイルと、に含めて前記パッケージファイルを生成する、端末装置である。
本開示にかかるライセンス認証方法は、
所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得することと、
前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行うことと、含むライセンス認証方法である。
本開示にかかるライセンス認証プログラムは、
所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得することと、
前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行うことと、コンピュータに実行させるライセンス認証プログラムである。
本開示によれば、ユーザ利便性が高いライセンス認証が可能なサーバ装置、端末装置、ライセンス認証方法及びライセンス認証プログラムを提供することが出来る。
実施の形態1にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる開発用PCの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかるアプリケーション実行サーバの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる開発用PCの動作例を示す図である。 実施の形態2にかかるアプリケーション実行サーバの動作例を示す図である。 実施の形態3にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 実施の形態3にかかる情報処理システムの動作例を示す図である。 本開示の各実施の形態にかかる端末装置等のハードウェア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施の形態1)
図1を用いて、実施の形態1にかかる情報処理システム1について説明する。図1は、実施の形態の概要にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム1は、端末装置10と、サーバ装置20とを備える。
端末装置10は、所定のソフトウェアに対してライセンス認証を行い、当該ソフトウェアを含むパッケージファイルを生成する装置である。そのため、端末装置10は、パッケージファイル生成装置とも言える。端末装置10は、例えば、コンピュータ装置、サーバ装置であってもよい。端末装置10は、認証部11と、生成部12とを備える。
認証部11は、所定のソフトウェアに対してライセンス認証を行い、当該所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果を生成する。認証部11は、予め記憶された所定のソフトウェアのライセンスキーを用いて、当該ソフトウェアに対してライセンス認証を行ってもよい。もしくは、認証部11は、図示しない入力部から入力された所定のソフトウェアのライセンスキーを用いて、当該ソフトウェアに対してライセンス認証を行ってもよい。
所定のソフトウェアは、例えば、アプリケーション実行基盤ソフトウェアであってもよい。
ソフトウェア識別情報は、所定のソフトウェアを識別する情報である。ソフトウェア識別情報は、例えば、所定のソフトウェアの製品名であってもよいし、製品コードであってもよいし、製品ID(Identifier)であってもよい。もしくは、ソフトウェア識別情報は、上記のうちの2つ以上を用いた情報であってもよい。
生成部12は、所定のソフトウェアと、認証部11が生成した認証結果とを含むパッケージファイルを生成する。また、生成部12は、生成するパッケージファイルを識別するパッケージ識別情報を生成し、生成したパッケージ識別情報を認証結果と、パッケージファイルとに含めてパッケージファイルを生成する。なお、生成部12は、生成したパッケージ識別情報を、パッケージファイルに含まれる所定のソフトウェアに格納するようにしてもよい。
パッケージ識別情報は、パッケージファイルを識別する情報であって、例えば、パッケージIDであってもよい。
サーバ装置20は、端末装置10が生成したパッケージファイルに含まれる所定のソフトウェアを実行し、当該所定のソフトウェアのライセンス認証を行う。そのため、サーバ装置20は、認証装置とも称されてもよい。サーバ装置20は、取得部21と、認証部22とを備える。
取得部21は、端末装置10が生成したパッケージファイルが展開された場合、パッケージファイルに含まれる所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得する。
認証部22は、取得されたソフトウェア識別情報、認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、所定のソフトウェアのライセンス認証を行う。
以上説明したように、端末装置10は、所定のソフトウェアの識別情報と、パッケージ識別情報とを含む認証結果ファイルと、パッケージ識別情報と、が含まれたパッケージファイルを生成する。サーバ装置20は、展開されたパッケージファイルに含まれる所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得する。サーバ装置20は、取得されたソフトウェア識別情報、認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、所定のソフトウェアのライセンス認証を行う。すなわち、サーバ装置20は、例えばユーザからの追加の入力情報を要することなく、パッケージファイルに含まれる所定のソフトウェアのライセンス認証が可能となる。したがって、実施の形態1にかかる情報処理システム1によれば、ユーザ利便性が高いライセンス認証を行うことが可能となる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1を詳細にした実施の形態である。
<情報処理システムの構成例>
図2を用いて、実施の形態2にかかる情報処理システム100について説明する。図2は、実施の形態2にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム100は、開発用PC30と、アプリケーション実行サーバ(AP実行サーバ)50とを備える。
開発用PC30と、アプリケーション実行サーバ50とは、コンピュータネットワーク40を介して接続されており、コンピュータネットワーク40を介して通信を行う。なお、情報処理システム100は、1台の開発用PC30と、1台のアプリケーション実行サーバ50のみを備える構成として記載されているが、複数台の開発用PC30、及び複数台のアプリケーション実行サーバ50を備える構成であってもよい。
開発用PC30は、実施の形態1にかかる端末装置10に対応する。開発用PC30は、CPUにパッケージングソフトウェアを実行させることにより後述する各機能部が動作するコンピュータ装置又はサーバ装置である。
開発用PC30は、ストレージ32を含む。ストレージ32は、コンピュータで利用可能なメモリ及びファイルシステムの総称であり、記憶部とも称される。ストレージ32には、アプリケーション実行基盤ソフトウェアを格納する記憶領域33と、ユーザアプリケーションを格納する記憶領域34と、パッケージファイルを格納する記憶領域35とを含む。
開発用PC30は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行う。また、開発用PC30は、アプリケーション実行サーバ50で展開され、実行されるパッケージファイルを作成(生成)する。パッケージファイルは、アプリケーション実行基盤ソフトウェアと、ユーザアプリケーションと、を含むパッケージファイルである。作成されたパッケージファイルは、アプリケーション実行サーバ50にコピーされ、展開される。
アプリケーション実行サーバ50は、実施の形態1にかかるサーバ装置20に対応する。アプリケーション実行サーバ50は、開発用PC30で生成されたパッケージファイルが展開される。アプリケーション実行サーバ50は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス登録が行われていない場合、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行い、ライセンス登録を行う。アプリケーション実行基盤ソフトウェアは、例えば、ユーザアプリケーション等、所定のアプリケーションを実行するためのソフトウェアである。アプリケーション実行基盤ソフトウェアは、実施の形態1にかかる所定のソフトウェアに対応する。
アプリケーション実行サーバ50は、ストレージ51を含む。ストレージ51は、コンピュータで利用可能なメモリ及びファイルシステムの総称であり、記憶部とも称される。ストレージ51は、開発用PC30で生成されたパッケージファイルが格納され、展開される。ストレージ51は、パッケージファイルを格納する記憶領域53を含む。
<開発用PCの構成例>
次に、図3を用いて、実施の形態2にかかる開発用PC30の構成例について説明する。図3は、実施の形態2にかかる開発用PCの構成例を示す図である。図3に示す様に、開発用PC30は、ストレージ32と、入力部36と、認証部37と、生成部38と、を備える。
ストレージ32は、パッケージファイルを生成するために必要なソフトウェア及びファイルを格納するメモリ(記憶部)である。ストレージ32は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアが格納される記憶領域33と、ユーザアプリケーションが格納される記憶領域34と、パッケージファイルが格納される記憶領域35とを含む。
パッケージファイルは、ユーザアプリケーションと、パッケージIDファイルとを内部に格納するアプリケーション実行基盤ソフトウェアと、ライセンス認証結果ファイルとを含んで構成される。そのため、ストレージ32は、パッケージファイルが格納される記憶領域35に、アプリケーション実行基盤ソフトウェアを格納する記憶領域351と、ライセンス認証結果ファイルを格納する記憶領域354とを含む。さらに、ストレージ32は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアを格納する記憶領域351に、ユーザアプリケーションを格納する記憶領域352と、パッケージIDファイルを格納する記憶領域353とを含む。
入力部36は、開発用PC30を操作する作業者(ユーザ)から、アプリケーション実行基盤ソフトウェアと、ユーザアプリケーションと、を含むパッケージファイルを生成するために必要なパラメータを入力する。
具体的には、入力部36は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ名と、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリ名と、を入力する。また、入力部36は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスキーを入力する。
入力部36は、入力されたライセンスキーを指定して、認証部37にライセンス認証を要求し、認証部37から認証結果を受信する。認証結果が正常である場合、入力部36は、認証結果と共に、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのソフトウェア識別情報を認証部37から取得する。
ソフトウェア識別情報は、例えば、製品名、製品コード、製品ID(Identifier)であってもよい。なお、以降の説明では、ソフトウェア識別情報は、製品名であるとして説明する。つまり、入力部36は、認証部37からアプリケーション実行基盤ソフトウェアの製品名をライセンス認証済製品名として取得する。
入力部36は、ライセンス認証済製品名と、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ名と、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリ名と、を生成部38に送信する。そして、入力部36は、出力した情報を指定して、生成部38にパッケージファイルを生成することを示すパッケージングを要求する。
認証部37は、実施の形態1にかかる認証部11に対応する。認証部37は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行い、認証結果を出力する。なお、認証部37が行う、ライセンス認証の処理は既知の手法を用いて実施されてもよい。
具体的には、認証部37は、入力部36から受け取ったライセンスキーを使用してライセンス認証を行い、認証結果(正常又は異常)を入力部36に送信する。認証結果が正常である場合、認証部37は、認証結果(正常)と共に、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの製品名をライセンス認証済製品名として取得して、入力部36に送信する。
なお、認証部37は、ライセンス認証が正常に完了した場合に、正常という結果に加えて、ライセンス認証済製品名を認証結果に含めるようにしてもよい。換言すると、認証部37は、ライセンス済製品名を含む認証結果を出力してもよい。
生成部38は、実施の形態1にかかる生成部12に対応する。生成部38は、パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報であるパッケージIDを生成する。生成部38は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアと、ユーザアプリケーションと、ライセンス認証結果ファイルと、パッケージIDファイルとを含むパッケージファイルを生成する。なお、本実施の形態ではパッケージファイルを識別する識別情報としてパッケージIDを用いるが、パッケージファイルを一意に識別する情報であれば他の情報であってもよい。
生成部38は、パッケージ生成部381と、ファイルコピー部382と、ID格納部383と、ID取得部384と、認証結果格納部385とを含む。
パッケージ生成部381は、ファイルコピー部382、ID格納部383、認証結果格納部385に、パッケージファイルを生成するためのソフトウェア及びファイルをストレージ32のパッケージファイルが格納される記憶領域35に格納することを要求する。パッケージ生成部381は、ファイルコピー部382、ID格納部383、認証結果格納部385に要求した各処理が完了した後に、格納されたファイルを1つのファイルに圧縮してパッケージファイルを生成する。
パッケージ生成部381は、ライセンス認証結果ファイルと、アプリケーション実行基盤ソフトウェアとが格納されたパッケージファイルを生成する。パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアは、アプリケーション実行基盤ソフトウェアは、ユーザアプリケーションと、パッケージIDファイルとが格納された状態でパッケージファイルに含まれる。ライセンス認証結果ファイルは、ライセンス認証済製品名とパッケージIDとが格納された状態でパッケージファイルに含まれる。
なお、ユーザアプリケーションと、パッケージIDファイルとがアプリケーション実行基盤ソフトウェアの内部に組み込まれた状態でパッケージファイルに含まれてもよい。また、以降の説明では、パッケージIDファイルは、アプリケーション実行基盤ソフトウェアに格納されることとして説明を行うが、パッケージIDファイルがアプリケーション実行基盤ソフトウェアに格納された状態でなくてもよい。換言すると、パッケージ生成部381は、ライセンス認証結果ファイルと、アプリケーション実行基盤ソフトウェアと、パッケージIDファイルとが格納されたパッケージファイルを生成してもよい。
パッケージ生成部381は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ名と、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリ名とを指定してファイルコピー部382に記憶領域35へファイルコピーを要求する。
パッケージ生成部381は、ID格納部383に、パッケージIDファイルを、パッケージIDファイルを格納する記憶領域353に格納することを要求する。
パッケージ生成部381は、ID格納部383から送信されたパッケージIDファイルと、ライセンス認証済製品名とを指定して認証結果格納部385へ記憶領域35にライセンス認証結果ファイルの格納を要求する。
ファイルコピー部382は、記憶領域35の配下のアプリケーション実行基盤ソフトウェアを格納する記憶領域351に作業用ディレクトリを作成する。ファイルコピー部382は、受信したアプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ配下のファイル構成を保ったまま、作成した作業用ディレクトリにコピーする。
また、ファイルコピー部382は、記憶領域35の配下のユーザアプリケーションを格納する記憶領域352に作業用ディレクトリを作成する。ファイルコピー部382は、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリのファイル構成を保持したまま、記憶領域352にコピーする。
ID格納部383は、パッケージ生成部381が生成するパッケージファイルに割り振るパッケージIDが格納されたパッケージIDファイルを格納する。具体的には、ID格納部383は、ID取得部384にパッケージIDの生成を要求し、ID取得部384が生成したパッケージIDを受信する。ID格納部383は、受信したパッケージIDをパッケージIDファイルに設定し、記憶領域351の配下の記憶領域353に格納する。
パッケージIDファイルは、テキストファイルであってもよいし、バイナリファイルであってもよい。パッケージIDファイルは、既知の手法を利用した暗号化ファイル等、アプリケーション実行基盤ソフトウェアが参照及び更新することが可能であればよいので、ファイル形式は任意の形式であってもよい。
ID取得部384は、ID格納部383からの要求に応じて、パッケージIDを生成し、呼び元であるID格納部383に送信する。パッケージIDは、UUID(Universally Unique Identifier)等の一意性を確保できるIDであればよい。そのため、パッケージIDの形式は任意の形式であってもよい。
認証結果格納部385は、ライセンス認証済製品名とパッケージIDとを含むライセンス認証結果ファイルを、ライセンス認証結果ファイルを格納する記憶領域354に格納する。ライセンス認証結果ファイルは、テキストファイルであってもよく、バイナリファイルであってもよい。ライセンス認証結果ファイルは、既知の手法を利用した暗号化ファイル等、アプリケーション実行基盤ソフトウェアが参照及び更新することが可能であればよいので、ファイル形式は任意の形式であってもよい。
<アプリケーション実行サーバの構成例>
次に、図4を用いて、アプリケーション実行サーバ50の構成例について説明する。図4は、実施の形態2にかかるアプリケーション実行サーバの構成例を示す図である。アプリケーション実行サーバ50は、ストレージ51と、取得部54と、認証部55と、アプリケーション実行処理部56とを備える。
ストレージ51は、開発用PC30で生成されたパッケージファイルが格納されるメモリ(記憶部)である。また、ストレージ51は、開発用PC30で生成されたパッケージファイルが展開され、パッケージファイルに含まれるソフトウェア及びファイルが格納される。
ストレージ51は、パッケージファイルが格納される記憶領域53を含む。記憶領域53は、パッケージファイルが展開された場合にアプリケーション実行基盤ソフトウェアが格納される記憶領域531と、ライセンス認証結果ファイルが格納される記憶領域534とを含む。また、記憶領域531は、ユーザアプリケーションが格納される記憶領域532と、パッケージIDファイルが格納される記憶領域533とを含む。つまり、パッケージファイルが展開されると、パッケージファイルに含まれるソフトウェア及びファイルは、それぞれ対応する記憶領域に格納される。
取得部54は、実施の形態1にかかる取得部21に対応する。取得部54は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアが起動された場合、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアの製品名を自製品名として取得する。取得部54は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの製品名を既知の手法を用いて取得する。
取得部54は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名を取得すると、認証部55のライセンス管理部551にアプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名を指定してライセンス登録済か判定を要求する。ライセンス管理部551からライセンス登録済であるという判定結果を受信した場合、アプリケーション実行処理部56にユーザアプリケーションの利用開始を要求する。
一方、ライセンス管理部551からライセンス登録済ではない(未登録)という判定結果を受信した場合、ライセンス認証結果判定部552にアプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名を指定してライセンス認証及びライセンス登録を要求する。ライセンス認証結果判定部552から、ライセンス認証が正常に完了してライセンス登録が正常に完了した場合、アプリケーション実行処理部56にユーザアプリケーションの利用開始を要求する。
認証部55は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスが登録されているか否かを判断する。認証部55は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスが登録されていない場合、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行い、ライセンス登録を行う。つまり、認証部55は、取得部54が取得したアプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名に基づいて、自装置にアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスが登録されているか否かを判定する。そして、認証部55は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスが登録されていない場合、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行う。
認証部55は、取得部54が取得した自製品名と、開発用PC30において生成されたパッケージファイルに含まれるライセンス認証結果ファイル及びパッケージIDファイルと、を用いてライセンス認証を行う。
認証部55は、ライセンス管理部551と、ライセンス認証結果判定部552と、パッケージID判定部553とを備える。
ライセンス管理部551は、取得部54から受信した自製品名のライセンスがアプリケーション実行サーバ50に登録済であるか否かを判定する。ライセンス管理部551は、自製品名のライセンスが登録済であるか未登録であるかを示す判定結果を取得部54に送信する。なお、ライセンス管理部551は、既知の手法により、ライセンスが登録されているか否かのライセンスチェック等、ライセンス管理を行う。
ライセンス認証結果判定部552は、取得部54からのライセンス登録の要求に応じて、ストレージ51の記憶領域534にライセンス認証結果ファイルが存在するか否かを判定する。ライセンス認証結果ファイルが存在しない場合、ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス登録の結果を異常で返す。つまり、パッケージファイルにライセンス認証結果ファイルが含まれていない場合、ライセンス認証結果判定部552は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行わない。
一方、記憶領域534にライセンス認証結果ファイルが存在する場合、ライセンス認証結果判定部552は、取得部54から受信した自製品名と、記憶領域534のライセンス認証結果ファイルに含まれるライセンス認証済製品名とが一致するか否かの判定を行う。
取得部54から受信した自製品名と、記憶領域534のライセンス認証結果ファイルに含まれるライセンス認証済製品名とが一致する場合、ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス認証結果ファイルに含まれるパッケージIDを送信する。また、この場合、ライセンス認証結果判定部552は、パッケージID判定部553にパッケージIDの判定を要求する。
パッケージID判定部553からパッケージIDが一致するという判定結果を受信する場合、ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス認証済製品名でライセンス登録を行う。ライセンス登録が正常に完了した場合、ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス登録が正常に完了したことを示す登録結果を取得部54に送信する。また、ライセンス認証結果判定部552は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証及びライセンス登録が正常に完了した場合、認証結果ファイルを削除する。なお、ライセンス認証結果判定部552が行う、ライセンス登録等、ライセンス管理に関しては、既知の手法を利用してもよい。
パッケージID判定部553は、ライセンス認証結果判定部552から受信したパッケージIDと、記憶領域533のパッケージIDファイルに含まれるパッケージIDが一致するか否かの判定を行う。パッケージID判定部553は、一致しているか不一致であるのかの判定結果をライセンス認証結果判定部552に送信する。
アプリケーション実行処理部56は、取得部54からユーザアプリケーションの利用開始の要求に応じて、アプリケーション実行基盤ソフトウェアに必要な初期設定を行った後、ユーザアプリケーションを利用可能な状態とする。換言すると、アプリケーション実行処理部56は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証及びライセンス登録が正常に完了した場合、ユーザアプリケーション等の所定のアプリケーションを実行する。
<開発用PCの動作例>
次に、図5を用いて、開発用PC30の動作例を説明する。図5は、実施の形態2にかかる開発用PCの動作例を示す図である。具体的には、図5は、開発用PC30がパッケージファイルを生成するときの動作を説明する図である。上述したように、パッケージファイルは、ユーザアプリケーション及びパッケージIDファイルを内部に格納するアプリケーション実行基盤ソフトウェアと、ライセンス認証結果ファイルとを含んで構成される。
まず、入力部36は、パッケージファイルの生成(パッケージング)に必要なパラメータを入力する(ステップA1)。
具体的には、入力部36は、開発用PC30を操作する作業者から、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ名、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリ名、及びアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスキーを入力する。
次に、入力部36は、入力されたライセンスキーを認証部37にライセンス認証を要求し、認証結果が正常であるか否かを判定する(ステップA2)。
具体的には、入力部36は、入力されたライセンスキーを認証部37にライセンス認証を要求する。認証部37は、入力部36から受信したライセンスキーを使用して、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行う。
認証部37は、ライセンス認証が正常に完了した場合、正常であることを示す認証結果と、ライセンス認証済製品名とを入力部36に送信する。認証部37は、ライセンス認証済製品名を認証結果に含めて、入力部36に送信してもよい。一方、認証部37は、ライセンス認証が正常に完了しなかった場合、異常であることを示す認証結果を入力部36に送信する。
入力部36は、認証部37から受信した認証結果が正常であるかを判定して、認証結果が正常である場合(ステップA2のYES)、ステップA3を実行する。一方、認証結果が異常である場合(ステップA2のNO)、開発用PC30は処理を終了する。
次に、入力部36は、認証部37の認証結果からライセンス認証済製品名を取得する(ステップA3)。入力部36は、ライセンス認証済製品名と、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ名と、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリ名とをパッケージ生成部381に送信すると共に、パッケージングを要求する。
次に、ファイルコピー部382は、記憶領域35の配下の記憶領域351に作業用ディレクトリを作成し、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのファイルを記憶領域351にコピーする(ステップA4)。
具体的には、パッケージ生成部381は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ名と、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリ名とファイルコピー部382に送信する。また、パッケージ生成部381は、ファイルコピー部382に、記憶領域35の配下の記憶領域351にアプリケーション実行基盤ソフトウェアのファイルコピーを要求する。
ファイルコピー部382は、パッケージ生成部381からの要求に応じて、記憶領域351に作業用ディレクトリを作成する。ファイルコピー部382は、パッケージ生成部381から受信したアプリケーション実行基盤ソフトウェアの格納先ディレクトリ配下のファイル構成を保ったまま、作成した作業用ディレクトリにアプリケーション実行基盤ソフトウェアをコピーする。
次に、ファイルコピー部382は、記憶領域35の配下のユーザアプリケーションを格納する記憶領域352に作業用ディレクトリを作成し、ユーザアプリケーションのファイルを作業用ディレクトリにコピーする(ステップA5)。
具体的には、ファイルコピー部382は、記憶領域352に作業用ディレクトリを作成し、ユーザアプリケーションの格納先ディレクトリ配下のファイル構成を保ったままアプリケーション実行基盤ソフトウェアを作成した作業用ディレクトリにコピーする。
次に、ID取得部384は、作成するパッケージファイルを識別するパッケージIDを生成する(ステップA6)。
具体的には、パッケージ生成部381は、ID格納部383に記憶領域351配下の記憶領域353にパッケージIDファイルの格納を要求する。ID格納部383は、ID取得部384にパッケージIDの生成を要求し、ID取得部384は、パッケージIDを生成して、要求元のID格納部383に送信する。
次に、ID格納部383は、生成されたパッケージIDを、ステップA4において作成された作業用ディレクトリにパッケージIDファイルとして格納する(ステップA7)。
具体的には、ID格納部383は、パッケージIDを記憶領域351の配下にパッケージIDファイルとして格納し、パッケージIDを呼び元であるパッケージ生成部381に送信する。
次に、認証結果格納部385は、ライセンス認証済製品名と、パッケージIDとを含むライセンス認証結果ファイルを格納する(ステップA8)。
具体的には、パッケージ生成部381は、パッケージIDとライセンス認証済製品名とを認証結果格納部385に送信し、認証結果格納部385にライセンス認証結果ファイルの格納を要求する。認証結果格納部385は、受信したライセンス認証済製品名及びパッケージIDを含むライセンス認証結果ファイルを記憶領域354に格納する。
最後に、パッケージ生成部381は、記憶領域35配下に存在するソフトウェア及びファイルをパッケージファイルとして圧縮する(ステップA9)。
<アプリケーション実行サーバの動作例>
次に、図6を用いて、アプリケーション実行サーバ50の動作例を説明する。図6は、実施の形態2にかかるアプリケーション実行サーバの動作例を示す図である。図6は、アプリケーション実行サーバ50において、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス登録を行う際の動作について説明する図である。
なお、既知の手法を利用して、開発用PC30において生成されたパッケージファイルがアプリケーション実行サーバ50にコピーされ、展開されているものとする。上述したように、パッケージファイルは、ユーザアプリケーション及びパッケージIDファイルが内部に格納されているアプリケーション実行基盤ソフトウェアと、ライセンス認証結果ファイルとを含んで構成される。
まず、取得部54は、ライセンス管理部551を介して、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスが登録済であるかを判定する(ステップB1)。
具体的には、取得部54は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアの製品名を自製品名として取得する。取得部54は、ライセンス管理部551にアプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名を送信する。取得部54は、ライセンス管理部551にアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスが登録済であるかの判定を要求する。
ライセンス管理部551は、取得部54から受信した自製品名のライセンスがアプリケーション実行サーバ50に登録済であるかの判定を行う。自製品名のライセンスが登録されている場合、ライセンス管理部551は、登録済であることを示す判定結果を取得部54に送信する。一方、自製品名のライセンスが登録されていない場合、ライセンス管理部551は、未登録であることを示す判定結果を取得部54に送信する。
受信した判定結果が登録済である場合(ステップB1のYES)、ステップB8の処理に進み、受信した判定結果が未登録である場合(ステップB1のNO)、ステップB2の処理に進む。
次に、ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス認証結果ファイルが存在するか否かを判定する(ステップB2)。
具体的には、取得部54は、ライセンス認証結果判定部552にアプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名を送信して、ライセンス認証結果を利用したライセンス登録を要求する。ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス認証結果ファイルが存在するか否かの判定を行う。
ライセンス認証結果ファイルが存在する場合(ステップB2のYES)、ステップB3の処理に進む。一方、ライセンス認証結果ファイルが存在しない場合(ステップB2のNO)、ライセンス認証結果判定部552は、取得部54にライセンス登録の結果が異常であることを示す登録結果を送信し、処理を終了する。
次に、ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス認証結果ファイルに含まれるライセンス認証済製品名と、取得部54から受信した自製品名とが一致するか否かを判定する(ステップB3)。
ライセンス認証結果ファイルに含まれるライセンス認証済製品名と、自製品名とが一致する場合(ステップB3のYES)、ステップB4の処理に進む。一方、ライセンス認証結果ファイルに含まれるライセンス認証済製品名と、自製品名とが一致しない場合(ステップB3のNO)、ライセンス認証結果判定部552は、取得部54にライセンス登録の結果が異常であることを示す登録結果を送信し、処理を終了する。
次に、パッケージID判定部553は、ライセンス認証結果ファイルに含まれるパッケージIDと、パッケージIDファイルのパッケージIDとが一致するか否かを判定する(ステップB4)。
具体的には、ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス認証結果ファイルに含まれるパッケージIDを取得し、パッケージID判定部553に送信する。ライセンス認証結果判定部552は、送信したパッケージIDと、パッケージIDファイルのパッケージIDとが一致するかの判定を要求する。
パッケージID判定部553は、ライセンス認証結果判定部552から受信したパッケージIDと、パッケージIDファイルのパッケージIDとが一致するか否かの判定を行う。パッケージID判定部553は、ライセンス認証結果判定部552から受信したパッケージIDと、パッケージIDファイルのパッケージIDとが一致するか、一致しないのかの判定結果をライセンス認証結果判定部552に送信する。
ライセンス認証結果判定部552から受信したパッケージIDと、パッケージIDファイルのパッケージIDとが一致する場合(ステップB4のYES)、パッケージID判定部553はライセンス認証結果判定部552に一致することを示す判定結果を送信する。そして、ステップB5の処理に進む。
一方、受信したパッケージIDと、パッケージIDファイルのパッケージIDとが不一致である場合(ステップB4のNO)、パッケージID判定部553は、取得部54にもライセンス登録が異常であることを示す登録結果を送信し、処理を終了する。
次に、ライセンス認証結果判定部552は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス登録を行う(ステップB5)。
ライセンス認証結果判定部552は、ライセンス登録の結果が正常であるか否かを判定する(ステップB6)。
ライセンス登録が正常に完了した場合(ステップB6のYES)、ステップB7の処理に進む。一方、ライセンス登録が正常に完了しなかった場合(ステップB6のNO)、ライセンス認証結果判定部552は、取得部54に、ライセンス登録の結果が異常であることを示す登録結果を送信し、処理を終了する。
次に、ライセンス認証結果判定部552は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証及びライセンス登録が正常に完了すると、ライセンス認証結果ファイルを削除する(ステップB7)。
最後に、アプリケーション実行処理部56は、取得部54からユーザアプリケーションの利用開始の要求に応じて、アプリケーション実行基盤ソフトウェアに必要な初期設定を行った後、ユーザアプリケーションを利用可能な状態とする(ステップB8)。
以上説明したように、開発用PC30は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアに対してライセンス認証を行う。開発用PC30は、ライセンス認証が正常に完了した場合、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの製品名を含む認証結果と、アプリケーション実行基盤ソフトウェアとを含むパッケージファイルを生成する。また、開発用PC30は、パッケージファイルに割り当てるパッケージIDを生成して、パッケージファイルに生成したパッケージIDを含める。
アプリケーション実行サーバ50は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名を取得する。アプリケーション実行サーバ50は、取得した自製品名と、パッケージファイルのライセンス認証結果ファイルに含まれるライセンス認証済製品名とに基づいてライセンス認証を行う。さらに、アプリケーション実行サーバ50は、パッケージIDファイルのパッケージIDと、ライセンス認証結果ファイルに含まれるパッケージIDとに基づいてライセンス認証を行う。すなわち、アプリケーション実行サーバ50は、ユーザからの追加の入力情報を要することなく、ライセンス認証が可能となる。したがって、実施の形態2にかかる情報処理システム100によれば、ユーザ利便性が高いライセンス認証を行うことが可能となる。
また、アプリケーション実行サーバ50では、ライセンスキーを入力することなく、ライセンス認証結果ファイルと、パッケージIDファイルとを用いてライセンス認証を可能とする。すなわち、アプリケーション実行サーバ50は、ライセンスキーを用いずにライセンス認証を行うので、ライセンスキーが第三者に見られたり、不正取得されたりすることが無い。したがって、実施の形態2にかかる情報処理システム100によれば、ライセンスキーが他に流出することを防ぐことが可能となるので、セキュリティを確保したライセンス認証を行うことが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、ライセンス認証済のパッケージファイルでのみで、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの実行が可能となる。アプリケーション実行基盤ソフトウェアの初回起動時にライセンス認証結果ファイルが存在しない場合、アプリケーション実行基盤ソフトウェアを終了するためである。ライセンス認証結果ファイルのライセンス認証済製品名と、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名とが一致しない場合にもアプリケーション実行基盤ソフトウェアを終了するためである。さらに、ライセンス認証結果ファイルのパッケージIDと、アプリケーション実行基盤ソフトウェアに格納されているパッケージIDとが一致しない場合に、アプリケーション実行基盤ソフトウェアを終了するためである。
(変形例)
上述した実施の形態2において、以下の変形を施してもよい。
(1)上述した実施の形態では、パッケージファイルは、1つのユーザアプリケーションを含むように記載がされているが、2つ以上のユーザアプリケーションを含んでもよい。すなわち、開発用PC30は、2つ以上のユーザアプリケーションを含むパッケージファイルを生成し、アプリケーション実行サーバ50がパッケージファイルに含まれる2つ以上のユーザアプリケーションを実行するようにしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、開発用PC30には、アプリケーション実行基盤ソフトウェアが既に格納済(展開済)であることとして説明したが、アプリケーション実行基盤ソフトウェアが圧縮されたままの状態であってもよい。この場合、入力部36は、パッケージングに必要なパラメータとしてアプリケーション実行基盤ソフトウェアの圧縮ファイルのパス名を入力する。そして、ファイルコピー部382は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの圧縮ファイルを、記憶領域35の作業用ディレクトリにアプリケーション実行基盤ソフトウェアとして展開するように構成してもよい。
(3)上述した実施の形態では、開発用PC30には、ユーザアプリケーションが既に格納済(展開済)であることとして説明したが、ユーザアプリケーションが圧縮されたままの状態であってもよい。この場合、入力部36は、パッケージングに必要なパラメータとしてユーザアプリケーションの圧縮ファイルへのパス名を入力する。そして、ファイルコピー部382は、ユーザアプリケーションの圧縮ファイルをアプリケーション実行基盤ソフトウェアのオートデプロイ等のアプリケーション格納用ディレクトリにユーザアプリケーションとして展開する。
(4)上述した実施の形態では、開発用PC30で生成されたパッケージファイルは、アプリケーション実行サーバ50にコピーされ、展開されていることとして説明した。例えば、開発用PC30は、アプリケーション実行サーバ50に生成したパッケージファイルを送信して、アプリケーション実行サーバ50にパッケージファイルを展開するように動作する送信部をさらに有していてもよい。このようにしても、上述した実施の形態と同様の効果を有する。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、情報処理システムの構成が実施の形態2における情報処理システム100の構成と異なる。
<情報処理システムの構成例>
図7を用いて、実施の形態3にかかる情報処理システム200について説明する。図7は、実施の形態3にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。図7に示す様に、情報処理システム200は、開発用PC30と、アプリケーション実行サーバ50と、自動環境構築サーバ60とを備える。つまり、実施の形態3にかかる情報処理システム200は、実施の形態2にかかる情報処理システム100の構成に加えて、自動環境構築サーバ60を備える。
開発用PC30と、アプリケーション実行サーバ50と、自動環境構築サーバ60とは、互いにコンピュータネットワーク40により接続されており、コンピュータネットワーク40を介して互いに通信を行う。開発用PC30及びアプリケーション実行サーバ50は、実施の形態2と同様の構成を有している。そのため、本実施の形態では、開発用PC30及びアプリケーション実行サーバ50の詳細な説明を適宜割愛し、実施の形態2と異なる点を説明する。なお、情報処理システム200は、開発用PC30、アプリケーション実行サーバ50、及び自動環境構築サーバ60をそれぞれ1つずつ備える構成としているが、それぞれ2つ以上を備える構成であってもよい。
開発用PC30は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行い、パッケージファイルを作成(生成)する。開発用PC30で生成されたパッケージファイルは、自動環境構築サーバ60の自動環境構築ソフトウェア41が配布に使用するディレクトリに既知の手法を利用してコピーされる。例えば、開発用PC30が図示しない送信部を有しており、送信部がパッケージファイルをコピーするようにしてもよい。
自動環境構築サーバ60は、CPUに自動環境構築ソフトウェアを実行させることにより後述する各機能部が動作するサーバ装置である。自動環境構築サーバ60は、アプリケーション実行サーバ50の環境を自動で構築するサーバ装置である。自動環境構築サーバ60は、開発用PC30が生成したパッケージファイルをアプリケーション実行サーバ50に配布し、展開する。例えば、情報処理システム200が複数台のアプリケーション実行サーバ50を備えているとすると、自動環境構築サーバ60は、全てのアプリケーション実行サーバ50に対して、パッケージファイルを配布して展開する。自動環境構築サーバ60は、アプリケーション実行サーバ50に展開したパッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアを遠隔で自動実行させる。
アプリケーション実行サーバ50は、自動環境構築サーバ60により、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアを自動実行されると、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス登録が行われているかを判定する。そして、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス登録が行われていない場合、アプリケーション実行サーバ50は、ライセンス認証及びライセンス登録を行う。
<自動環境構築サーバの構成例>
次に、自動環境構築サーバ60の構成例について説明する。図7に示すように、自動環境構築サーバ60は、ストレージ61と、配信展開部64とを含む。
ストレージ61は、自動環境構築ソフトウェアを格納する記憶領域62と、パッケージファイルを格納する記憶領域63とを含む。記憶領域62には、自動環境構築ソフトウェアが予め格納されており、自動環境構築ソフトウェアは、自動環境構築サーバ60に予めインストールされている。記憶領域63には、開発用PC30で生成されたパッケージファイルがコピーされている。記憶領域63は、配信展開部64がパッケージファイルをアプリケーション実行サーバ50に配布及び展開するための配布用ディレクトリとも呼ばれる。
配信展開部64は、記憶領域63にコピーされたパッケージファイルをアプリケーション実行サーバ50に配布して展開する。配信展開部64は、展開したパッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアを起動するための設定を事前に行い、その設定に従って遠隔で自動実行させる。
<情報処理システムの動作例>
次に、図8を用いて、情報処理システム200の動作例について説明する。図8は、実施の形態3にかかる情報処理システムの動作例を示す図である。具体的には、図8は、開発用PC30においてパッケージファイルが生成された後、自動環境構築サーバ60が、パッケージファイルをアプリケーション実行サーバ50に配布及び展開するときの動作例である。つまり、図8は、図5で実行された動作例の後に実行される動作であり、図6は、図8が実行された後に実行される。なお、開発用PC30及びアプリケーション実行サーバ50における動作例は、実施の形態2と同様であり、図5及び図6において説明した動作例である。
まず、開発用PC30において生成されたパッケージファイルが、自動環境構築サーバ60の配布用ディレクトリにコピーされる(ステップC1)。
次に、配信展開部64は、パッケージファイルをアプリケーション実行サーバ50に配布、展開、及びパッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアの起動のための設定を行う(ステップC2)。配信展開部64は、自動環境構築ソフトウェアが提供する機能に従って設定を行う。
次に、配信展開部64は、パッケージファイルをアプリケーション実行サーバ50に配布して展開する(ステップC3)。
最後に、配信展開部64は、アプリケーション実行サーバ50において、展開したパッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアを起動するための設定を行う(ステップC4)。なお、ステップC4まで実行されると、アプリケーション実行サーバ50が、図6において説明した動作を実行する。
以上説明したように、本実施の形態においても実施の形態2と同様に、開発用PC30は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアに対してライセンス認証を行う。開発用PC30は、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの製品名を含む認証結果と、アプリケーション実行基盤ソフトウェアとを含むパッケージファイルを生成する。また、開発用PC30は、パッケージファイルに割り当てるパッケージIDを生成して、パッケージファイルに生成したパッケージIDを含める。
アプリケーション実行サーバ50は、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアの自製品名と、パッケージファイルに含まれる認証結果と、パッケージIDとを用いてライセンス認証及びライセンス登録を行う。すなわち、アプリケーション実行サーバ50は、ユーザからの追加の入力情報を要することなく、パッケージファイルに含まれるアプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証が可能となる。したがって、実施の形態3にかかる情報処理システム100によれば、ユーザ利便性が高いライセンス認証を行うことが可能となる。
また、アプリケーション実行サーバ50では、ライセンスキーを入力することなく、ライセンス認証結果ファイルと、パッケージIDファイルとを用いてライセンス認証を可能とする。すなわち、アプリケーション実行サーバ50は、ライセンスキーを用いずにライセンス認証を行うので、ライセンスキーが第三者に見られたり、不正取得されたりすることが無い。したがって、実施の形態3にかかる情報処理システム100によれば、ライセンスキーが他に流出することを防ぐことが可能となるので、セキュリティを確保したライセンス認証を行うことが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、ライセンス認証済のパッケージファイルでのみで、アプリケーション実行基盤ソフトウェアの実行が可能となる。
また、一般的に、自動環境構築サーバ60を用いて、アプリケーション実行サーバ50の環境を構築する場合、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンスチェックを行うために、事前にライセンスキーを設定する必要がある。しかし、本実施の形態では、自動環境構築サーバ60において、ライセンスキーを設定することなく、アプリケーション実行サーバ50において、アプリケーション実行基盤ソフトウェアのライセンス認証を行うことが可能となる。したがって、本実施の形態にかかる情報処理システム200を用いることにより、ユーザは、自動環境構築サーバ60においてライセンスキーを事前に設定する手間を省略することが出来る。さらに、本実施の形態にかかる情報処理システム200を用いることにより、ユーザがライセンスキーを設定する必要がなくなるので、ライセンスキーが第三者に流出する危険性を低減することが可能となる。
(他の実施の形態)
図9は、上述した実施の形態において説明した端末装置10、サーバ装置20、開発用PC30、アプリケーション実行サーバ50及び自動環境構築サーバ60(以下、端末装置10等と称する)は、次のようなハードウェア構成を有していてもよい。図9は、本開示の各実施の形態にかかる端末装置等のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図9を参照すると、端末装置10等は、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてフローチャートを用いて説明された端末装置10等の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図9の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された端末装置10等の処理を行うことができる。
図9を用いて説明したように、端末装置10等が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1または複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得する取得部と、
前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行う認証部と、を備えるサーバ装置。
(付記2)
前記認証部は、前記取得されたソフトウェア識別情報と、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報とが一致し、かつ、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報と、前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報とが一致する場合、前記ライセンス認証を正常に完了する、付記1に記載のサーバ装置。
(付記3)
前記認証部は、前記取得されたソフトウェア識別情報に基づいて、自装置に前記所定のソフトウェアのライセンスが登録されているか否かを判定し、前記ライセンスが登録されていない場合、前記ライセンス認証を行う、付記1又は2に記載のサーバ装置。
(付記4)
前記認証部は、前記パッケージファイルに前記認証結果が含まれていない場合、前記ライセンス認証を行わない、付記1~3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記5)
前記認証部は、前記ライセンス認証及びライセンス登録を正常に完了した場合、前記認証結果を削除する、付記1~4のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記6)
前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアは、前記パッケージ識別情報と、アプリケーションとを格納し、
前記ライセンス認証及びライセンス登録を正常に完了した場合、前記アプリケーションを実行する処理部をさらに備える、付記1~5のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記7)
前記パッケージファイルは、他のサーバ装置から配布され、前記他のサーバにより展開される、付記1~6のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記8)
前記ソフトウェア識別情報は、前記所定のソフトウェアの製品名、製品コード及び製品ID(Identifier)のうちの少なくとも1つを含む、付記1~7のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記9)
前記所定のソフトウェアは、アプリケーション実行基盤ソフトウェアである、付記1~8のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記10)
所定のソフトウェアに対してライセンス認証を行い、当該ライセンス認証が正常に完了した場合、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果を出力する認証部と、
前記所定のソフトウェアと、前記認証結果とを含むパッケージファイルを生成する生成部と、を備え、
前記生成部は、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報を生成し、前記生成したパッケージ識別情報を、前記認証結果と、前記パッケージファイルと、に含めて前記パッケージファイルを生成する、端末装置。
(付記11)
前記所定のソフトウェアのライセンスキーが入力される入力部をさらに備え、
前記認証部は、前記入力されたライセンスキーを用いて、前記ライセンス認証を行う、付記10に記載の端末装置。
(付記12)
所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得することと、
前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行うことと、を含むライセンス認証方法。
(付記13)
所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得することと、
前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行うことと、をコンピュータに実行させるライセンス認証プログラム。
(付記14)
所定のソフトウェアを含むパッケージファイルであって、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報及び前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報を含む認証結果と、前記パッケージ識別情報と、が含まれた前記パッケージファイルを生成する端末装置と、
前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得し、前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行うサーバ装置と、を備える情報処理システム。
(付記15)
前記サーバ装置は、第1サーバ装置であって、
前記パッケージファイルを前記第1サーバ装置に配布すると共に、前記パッケージファイルを展開する第2サーバ装置をさらに備える付記14に記載の情報処理システム。
1、100、200 情報処理システム
10 端末装置
11、22、37、55 認証部
12、38 生成部
20 サーバ装置
21、54 取得部
30 開発用PC
32、51、61 ストレージ
33~35、53、62、63、351~354及び531~534 記憶領域
36 入力部
40 コンピュータネットワーク
50 アプリケーション実行サーバ
56 アプリケーション実行処理部
60 自動環境構築サーバ
64 配信展開部
381 パッケージ生成部
382 ファイルコピー部
383 ID格納部
384 ID取得部
385 認証結果格納部
551 ライセンス管理部
552 ライセンス認証結果判定部
553 パッケージID判定部

Claims (10)

  1. 所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得する取得部と、
    前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行う認証部と、を備えるサーバ装置。
  2. 前記認証部は、前記取得されたソフトウェア識別情報と、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報とが一致し、かつ、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報と、前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報とが一致する場合、前記ライセンス認証を正常に完了する、請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記認証部は、前記取得されたソフトウェア識別情報に基づいて、自装置に前記所定のソフトウェアのライセンスが登録されているか否かを判定し、前記ライセンスが登録されていない場合、前記ライセンス認証を行う、請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  4. 前記認証部は、前記パッケージファイルに前記認証結果が含まれていない場合、前記ライセンス認証を行わない、請求項1~3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  5. 前記認証部は、前記ライセンス認証及びライセンス登録を正常に完了した場合、前記認証結果を削除する、請求項1~4のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  6. 前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアは、前記パッケージ識別情報と、アプリケーションと、を格納し、
    前記ライセンス認証及びライセンス登録が正常に完了した場合、前記アプリケーションを実行する処理部をさらに備える、請求項1~5のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  7. 前記ソフトウェア識別情報は、前記所定のソフトウェアの製品名、製品コード及び製品ID(Identifier)のうちの少なくとも1つを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  8. 所定のソフトウェアに対してライセンス認証を行い、当該ライセンス認証を正常に完了した場合、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果を出力する認証部と、
    前記所定のソフトウェアと、前記認証結果とを含むパッケージファイルを生成する生成部と、を備え、
    前記生成部は、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報を生成し、前記生成したパッケージ識別情報を、前記認証結果と、前記パッケージファイルと、に含めて前記パッケージファイルを生成する、を備える端末装置。
  9. 所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得することと、
    前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行うことと、含むライセンス認証方法。
  10. 所定のソフトウェアと、前記所定のソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む認証結果とが含まれたパッケージファイルであって、前記パッケージファイルを識別するパッケージ識別情報が、前記パッケージファイルと前記認証結果とにさらに含まれた前記パッケージファイルが展開された場合、前記パッケージファイルに含まれる前記所定のソフトウェアのソフトウェア識別情報を取得することと、
    前記取得されたソフトウェア識別情報、前記認証結果に含まれるソフトウェア識別情報、前記パッケージファイルに含まれるパッケージ識別情報、及び前記認証結果に含まれるパッケージ識別情報を用いて、前記所定のソフトウェアのライセンス認証を行うことと、をコンピュータに実行させるライセンス認証プログラム。
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