JP7087493B2 - 保護リレーシステム、及び、遮断器制御装置 - Google Patents

保護リレーシステム、及び、遮断器制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、保護リレーシステム、及び、遮断器制御装置に関する。
従来より、電気所に設置された変電機器本体と、この変電機器本体を監視、制御および保護する装置と、前記変電機器本体を含めた電気所全体の監視制御や、遠方制御所との情報中継等を行う監視制御装置とから構成される変電機器保護制御システムにおいて、前記変電機器本体の主回路交流電気量を入力し、ディジタルデータを出力するディジタルデータ出力手段と、このディジタルデータ出力手段から出力されるディジタルデータを入力して前記変電機器本体の監視、制御および保護を行う保護制御手段と、前記保護制御手段あるいは前記監視制御装置からの指令を受けると共に、前記変電機器本体の監視、制御の少なくとも1機能を行う機器制御手段と、前記ディジタルデータ出力手段、前記保護制御手段、前記機器制御手段および前記監視制御装置間に情報伝送路を形成する通信手段とから構成され、前記ディジタルデータ出力手段、前記保護制御手段および前記機器制御手段の少なくとも一部を前記変電機器本体に組み込むかまたは前記変電機器本体の近傍に設置することを特徴とする変電機器保護制御システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-315233号公報
ところで、従来の変電機器保護制御システムにおいて、保護制御手段(保護装置)が複数ある場合に、いずれの保護制御手段(保護装置)の指令によって機器制御手段の遮断器を強制的に遮断する制御が行われたかを判別することができなかった。
そこで、遮断器を強制的に遮断する指令を送出した保護装置を特定できる保護リレーシステム、及び、遮断器制御装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の保護リレーシステムは、
電線の電流又は電圧を計測して通信回線に送出する計測部と、
前記電線に接続される遮断器の開閉制御を行う遮断器制御部と、
前記通信回線を介して前記計測部及び前記遮断器制御部に接続される複数の保護装置であって、前記複数の保護装置の各々が、前記通信回線を介して前記計測部から受信した電流又は電圧の計測値に基づいて保護演算を行い、前記電線における事故を検出すると、前記遮断器制御部に前記遮断器を開放させるトリップ信号を前記通信回線に送出する、複数の保護装置と
を含む保護リレーシステムであって、
前記トリップ信号は、当該トリップ信号を送出する保護装置を識別する識別データと関連付けられて前記通信回線に送出され、
前記遮断器制御部は、前記トリップ信号を受信すると、前記遮断器を開放するとともに、前記遮断器が開状態になったことを表す開閉情報を前記識別データと関連付けて、前記通信回線を介して前記複数の保護装置に送出し、
前記トリップ信号を送出した前記保護装置は、前記開閉情報を受信すると、前記開閉情報に関連付けられた前記識別データと自己の識別データが一致した場合に、自己が送出したトリップ信号によって前記遮断器制御部が前記遮断器を開放したことを表すトリップ表示を行う
遮断器を強制的に遮断する指令を送出した保護装置を特定できる保護リレーシステム、及び、遮断器制御装置を提供することができる。
実施の形態の保護リレーシステム100を示す図である。 保護装置130を示す図である。 保護装置130が生成するトリップ信号を含む通信メッセージのデータ構造を示す図である。 遮断器制御装置120が生成する開閉情報を含む通信メッセージのデータ構造を示す図である。 保護リレーシステム100が保護演算を行い、電線10における事故を検出した場合の処理を示すシーケンス図である。
以下、本発明の保護リレーシステム、及び、遮断器制御装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の保護リレーシステム100を示す図である。保護リレーシステム100は、マージングユニット110、遮断器制御装置120、及び複数の保護装置130を含む。保護リレーシステム100は、複数の保護装置130を含むが、図1には1個のみを示す。
また、図1には、電線10、VT(Voltage Transformer: 計測用変圧器)20、CT(Current Transformer: 変流器)30、遮断器40、及びプロセスバス50を示す。これらのうち、VT20、CT30、又は遮断器40は、保護リレーシステム100に含まれてもよい。
電線10は、一例として変電所のような電力施設に接続される母線であり、図示しない電源システムから出力される三相交流電力を伝送する電力線である。なお、図1では、三相分のうちの1本の電線10を示す。
VT20及びCT30は、電線10によって伝送される三相交流の電圧値及び電流値の瞬時値を計測する。実際には、三相分の電線10のそれぞれにVT20及びCT30が設けられる。
遮断器40は、電線10に直列に挿入されており、遮断器制御装置120から出力される開閉制御信号によって開閉制御が行われるとともに、遮断器制御装置120から出力されるトリップ信号によって強制的に遮断される。
プロセスバス50は、一例としてEthernet(登録商標)プロトコルで通信を行うバスであり、マージングユニット110、遮断器制御装置120、及び複数の保護装置130が通信可能に接続される。プロセスバス50は、通信回線の一例である。
プロセスバス50によって通信されるデータには、マルチキャストMAC(Media Access Control)アドレスが設定され、マルチキャスト形式の通信メッセージとして伝送される。マージングユニット110、遮断器制御装置120、及び複数の保護装置130は、自己に必要な通信メッセージをプロセスバス50から取得する。
マージングユニット110は、計測部111及び通信部112を有する。マージングユニット110は、マイクロコンピュータによって実現される。計測部111及び通信部112は、マージングユニット110が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。
計測部111には、VT20及びCT30が接続される。計測部111は、VT20及びCT30によって検出される電圧値及び電流値を表すアナログデータをデジタルサンプリングして計測値として通信部112に出力する。
通信部112は、計測値をプロセスバス50に送出する。計測値は、マルチキャスト形式の通信メッセージとして伝送され、複数の保護装置130のうちの少なくともいずれか1つによって受信される。
遮断器制御装置120は、開閉制御部121、出力部122、出力制御部123、メモリ124、及び通信部125を有する。遮断器制御装置120は、遮断器制御部の一例である。
遮断器制御装置120は、マイクロコンピュータによって実現される。開閉制御部121、出力部122、出力制御部123、及び通信部125は、遮断器制御装置120が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。メモリ124は、遮断器制御装置120のメモリを機能的に表したものである。
開閉制御部121は、プロセスバス50を介して保護装置130から受信する開閉制御信号を遮断器40に出力する。開閉制御信号により、遮断器40は、開(オフ)状態又は閉(オン)状態のいずれかに切り替えられる。開閉制御信号は、例えば、メンテナンスや点検等のときに保護装置130から通信メッセージに格納された形で送信される。開閉制御部121は、遮断器40に開閉制御信号を送信した後に、遮断器40から開閉状態を表す開閉状態信号を受信すると、遮断器40の開(オフ)状態又は閉(オン)状態を表す開閉情報を通信部125に出力する。
また、開閉制御部121は、出力部122からトリップ信号が入力され、かつ、遮断器40から開(オフ)状態に切り替わったことを表す開閉状態信号を受信すると、遮断器40が開(オフ)状態に切り替わったことを表す開閉情報を通信部125に出力する。開閉制御部121に出力部122からトリップ信号が入力されるのは、遮断器40がトリップ信号によって強制的に遮断される場合である。なお、この場合に開閉制御部121が生成する開閉情報の詳細については後述する。
出力部122は、通信部125及びプロセスバス50を介して、いずれかの保護装置130からトリップ信号を受信すると、開閉制御部121及び出力制御部123にトリップ信号を出力する。
出力制御部123は、出力部122からトリップ信号を受信すると、遮断器40を強制的に遮断する。出力制御部123は、出力部122から入力されるトリップ信号に基づいて、遮断器40を強制的に遮断する制御部である。
メモリ124は、遮断器制御装置120の識別情報や、その他に必要なデータ及びプログラム等を格納する。遮断器制御装置120の識別情報は、遮断器制御装置120に固有の識別情報である。遮断器制御装置120の識別情報については後述する。
通信部125は、プロセスバス50によって伝送される通信メッセージのうち、遮断器制御装置120に必要な通信メッセージを受信するとともに、開閉制御部121が生成する開閉情報を含む通信メッセージをマルチキャスト形式の通信メッセージとしてプロセスバス50に送出する。遮断器制御装置120に必要な通信メッセージは、開閉制御信号又はトリップ信号を含む通信メッセージである。通信部125は、開閉制御信号を含む通信メッセージを受信すると、開閉制御信号を開閉制御部121に出力し、トリップ信号を含む通信メッセージを受信すると、トリップ信号を出力部122に出力する。
保護装置130は、保護リレーシステム100に複数含まれるが、基本的にすべて同様の構成であるため、ここでは1つの保護装置130について説明する。保護装置130は、主制御部131、保護演算部132、トリップ検出部133、表示部134、メモリ135、及び通信部136を有する。
保護装置130は、マイクロコンピュータによって実現される。主制御部131、保護演算部132、トリップ検出部133、表示部134、及び通信部136は、保護装置130が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。メモリ135は、保護装置130のメモリを機能的に表したものである。
なお、保護装置130は、インターネット等の図示しないネットワークを介して、上位装置と通信可能に構成されていてもよい。このような上位装置は、複数の保護装置130の制御状況を遠隔管理する装置である。
主制御部131は、保護演算部132、トリップ検出部133、表示部134、及び通信部136が行う処理以外の処理を行う制御部であり、保護装置130の処理を統括する処理部である。
また、主制御部131は、メンテナンスや点検等のときに開閉制御信号を通信部136に出力する。開閉制御信号は、主制御部131が内部で生成してもよいし、メンテナンスや点検等のときに上位装置からネットワークを介して受信し、通信部136に出力してもよい。
保護演算部132は、プロセスバス50から通信部136が受信する通信メッセージに含まれる計測値に基づいて、地絡、落雷、又は電線10の断線等による事故が発生していないかどうかを判定する。保護演算部132は、計測値に基づいて、過電圧や過電流等の異常が発生していないかどうかを判定することによって、事故が発生していないかどうかを判定する。保護演算とは、保護演算部132が、計測値に基づいて、過電圧や過電流等の異常が発生していないかどうかを判定するである。
保護演算部132は、事故が発生していると判定すると、表示部134に保護動作表示を行わせるとともに、トリップ信号をトリップ検出部133及び通信部136に出力する。保護動作表示は、保護動作LED(Light Emitting Diode)を点灯することである。保護動作LEDは、保護装置130が自ら事故を検出したことを表すLEDであり、事故を検出した保護装置130の保護動作LEDが点灯される。
また、トリップ信号とは、保護リレーシステム100を非常停止することを表す信号である。換言すれば、トリップ信号とは、保護リレーシステム100が事故の発生によって遮断器40を強制的に遮断する指令である。
トリップ検出部133は、保護演算部132からトリップ信号が入力された場合に、トリップ信号と、通信部136から入力される開閉状態とに基づいて、表示部134にトリップ表示を行わせるかどうかを判定する。トリップ表示とは、表示部134のトリップLEDを点灯させることである。
表示部134は、保護動作LED及びトリップLEDを有し、保護動作LED及びトリップLEDの点灯制御を行う。保護動作LEDは、保護演算部132によって事故が発生していると判定されたときに点灯される。トリップLEDは、自己が出力したトリップ信号によって遮断器40が遮断されたことを確認した保護装置130が点灯するLEDである。
例えば、保護リレーシステム100の管理者がトリップLEDが点灯していることを確認すれば、トリップLEDが点灯している保護装置130が出力したトリップ信号によって遮断器40が遮断されたことを確認することができる。管理者によるトリップLEDの点灯の確認は、例えば、目視で行ってもよいし、上位装置から遠隔的に行ってもよい。
メモリ135は、保護装置130の識別情報や、その他に必要なデータ及びプログラム等を格納する。保護装置130の識別情報については後述する。保護装置130の識別情報は、識別データの一例であり、各保護装置130の固有の識別情報である。
通信部136は、プロセスバス50によって伝送される通信メッセージのうち、保護装置130に必要な通信メッセージを受信するとともに、保護演算部132が生成するトリップ信号を含む通信メッセージをマルチキャスト形式の通信メッセージとしてプロセスバス50に送出する。保護装置130に必要な通信メッセージとは、計測値、開閉情報を含む通信メッセージである。
図2は、保護装置130を示す図である。保護装置130は、筐体130Aの内部に、主制御部131は、保護演算部132、トリップ検出部133、表示部134、及び通信部136を実現するマイクロコンピュータを内蔵する。筐体130Aからは、保護動作LED130A1及びトリップLED130A2が表出している。このため、保護動作LED130A1及びトリップLED130A2が点灯すると、外部から確認できる。また、保護動作LED130A1及びトリップLED130A2の点灯状態を表す信号がネットワークを介して上位装置に送信される構成であってもよい。
次に、図3を用いて、遮断器40を開放するトリップ信号を送出した保護装置130を特定するためのデータ構造について説明する。図3は、保護装置130が生成するトリップ信号を含む通信メッセージのデータ構造を示す図である。
保護装置130が生成する通信メッセージは、データ項目として、送信先MACアドレス、APPID(アプリケーションID(Identifier))、及びトリップ信号を含む。送信先MACアドレス、APPID、及びトリップ信号は、それぞれ、01-0C-CD-01-00-01、0001、True (1)に設定される。
送信先MACアドレスである01-0C-CD-01-00-01は、プロセスバス50に接続されるすべての機器が送信先になるアドレスのうちの1つである。APPIDの0001は、図1に1個示す保護装置130(複数の保護装置130のうちの1個)の識別情報であり、メモリ135に格納されている。トリップ信号のTrue (1)は、トリップ(緊急停止が必要な状態)が発生していることを表し、値は1である。
保護演算部132は、事故が発生していると判定すると、トリップ信号をトリップ検出部133及び通信部136に出力する。通信部136は、自己が含まれる保護装置130の識別情報をメモリ135から読み出し、送信先MACアドレス、APPID(識別情報)、及びトリップ信号を含む通信メッセージをプロセスバス50に送出する。
図4は、遮断器制御装置120が生成する開閉情報を含む通信メッセージのデータ構造を示す図である。
遮断器制御装置120が生成する通信メッセージは、データ項目として、送信先MACアドレス、APPID、開閉情報、及び状態変化原因の識別情報を含む。送信先MACアドレス、APPID、開閉情報、及び状態変化原因の識別情報は、それぞれ、01-0C-CD-01-00-02、0102、False (0)、0001に設定される。
送信先MACアドレスである01-0C-CD-01-00-02は、プロセスバス50に接続されるすべての機器が送信先になるアドレスのうちの1つである。APPIDの0102は、遮断器制御装置120の識別情報であり、メモリ124に格納されている。開閉情報のFalse (0)は、遮断器40が遮断(開放)されていることを表し、値は0である。
状態変化原因の識別情報の0001は、遮断器40を遮断したトリップ信号を出力した保護装置130の識別情報である。複数の保護装置130が僅かな期間の間に時間差を持ってトリップ信号を出力した場合には、最初に出力されたトリップ信号によって遮断器40が遮断される。この場合に、遮断器制御装置120が生成する通信メッセージに含まれる状態変化原因の識別情報は、最初にトリップ信号を出力した保護装置130の識別情報になる。
なお、複数の保護装置130は、変電所等の内部に配置される場所や監視対象の事象に応じて優先順位に応じて時間差を持って動作するように構成されており、地絡や落雷等が発生した場合には、複数の保護装置130が僅かな期間の間に時間差を持ってトリップ信号を出力することになる。監視対象の事象とは、例えば、地絡、落雷、又は電線10の断線等である。
図5は、保護リレーシステム100が保護演算を行い、電線10における事故を検出した場合の処理を示すシーケンス図である。
マージングユニット110は、保護装置130に対して、定期的に計測値を含む通信メッセージを送信する(ステップS1)。
また、保護装置130は、計測値に基づいて事故が発生していると判定すると、自己の識別情報及びトリップ信号を含む通信メッセージを遮断器制御装置120に出力する(ステップS2)。この通信メッセージは、プロセスバス50を介して遮断器制御装置120に伝送され、遮断器制御装置120は、受信した通信メッセージに含まれるトリップ信号を遮断器40に出力することによって、遮断器40を遮断する。
また、遮断器制御装置120は、トリップ信号を含む通信メッセージを受信した後に、遮断器40から開(オフ)状態に切り替わったことを表す開閉状態信号を受信すると、自己の識別情報(APPID)と、状態変化原因の識別情報(トリップ信号の送信元の保護装置130の識別情報)と、遮断器40が開(オフ)状態になったことを表す開閉情報とを含む通信メッセージを保護装置130に送信する(ステップS3)。
この結果、保護装置130は、遮断器制御装置120から受信した通信メッセージが含む開閉情報が、遮断器40が開(オフ)状態になったことを表す開閉情報であるかどうかを判定し、遮断器40が開(オフ)状態になったことを表す開閉情報である場合には、受信した通信メッセージに自己の識別情報が含まれているかどうかを判定し、含まれている場合には、トリップLEDを点灯する。
なお、遮断器を動作させたトリップ信号の送信元の保護装置130以外は、遮断器制御装置120から受信した開閉情報(遮断器40が開(オフ)状態になったことを表す開閉情報)を含む通信メッセージを受信しても、自己の識別情報は含まれていないため、トリップLEDを点灯せずに処理を終える。
以上のように、保護装置130は、事故が発生すると、自己の識別情報及びトリップ信号を含む通信メッセージを遮断器制御装置120に出力する。そして、遮断器制御装置120によって遮断器40が強制的に遮断される。
そして、遮断器制御装置120は、開(オフ)状態に切り替わったことを表す開閉状態信号を受信すると、トリップ信号の送信元の保護装置130に遮断器40が開(オフ)状態になったことを通知するために、状態変化原因の識別情報を含む通信メッセージを保護装置130に送信する。状態変化原因の識別情報は、トリップ信号の送信元の保護装置130の識別情報である。
このため、トリップ信号の送信元の保護装置130は、受信した通信メッセージに遮断器40が開(オフ)状態になったことを表す開閉情報と、自己の識別情報とが含まれていれば、自己が送信したトリップ信号によって、遮断器40が遮断されたことを確認することができる。
従って、実施の形態によれば、遮断器40を強制的に遮断する指令を送出した保護装置を特定できる保護リレーシステム100、及び、遮断器制御装置120を提供することができる。
遮断器40を強制的に遮断する指令を送出した保護装置130が複数の保護装置130のうちのいずれであるかを特定できると、複数の保護装置130の優先順位に基づいて、どのような事象が生じたのかを分析することができる。また、どのような事象が生じた際に、どの遮断器40が遮断されるかを確認することができ、複数の保護装置130の優先順位に基づいて遮断器40が適切に遮断されているかどうかを確認することができる。
なお、以上では、保護リレーシステム100は、マージングユニット110及び遮断器制御装置120を1個ずつ含む形態について説明したが、複数の遮断器40に対応する複数組のマージングユニット110及び遮断器制御装置120を含んでいてもよい。この場合には、複数組のマージングユニット110及び遮断器制御装置120の各組と、複数の保護装置130との間で、上述のように事故が発生した場合に、遮断器40を強制的に遮断する処理が行われる。
また、以上では、保護リレーシステム100は、マージングユニット110及び遮断器制御装置120の組を含む形態について説明したが、マージングユニット110及び遮断器制御装置120の組以外に、単独のマージングユニット110、及び/又は、単独の遮断器制御装置120を含んでもよい。
また、以上では、VT20及びCT30で検出される電圧値及び電流値の測定値に基づいて事故の発生の有無を判定する形態について説明したが、電圧値又は電流値のどちらかで事故の発生の有無を判定してもよい。すなわち、例えば、過電圧の検出、又は、過電流の検出に基づいて事故の発生の有無を判定してもよい。
また、以上では、マージングユニット110と遮断器制御装置120とが別々の装置である形態について説明したが、マージングユニット110と遮断器制御装置120とは、1つのコンピュータであって、マージングユニット110及び遮断器制御装置120に対応する2つの機能を有するコンピュータによって実現されてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の保護リレーシステム、及び、遮断器制御装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10 電線
20 VT
30 CT
40 遮断器
50 プロセスバス
100 保護リレーシステム
110 マージングユニット
111 計測部
112 通信部
120 遮断器制御装置
121 開閉制御部
122 出力部
123 出力制御部
124 メモリ
125 通信部
130 保護装置
131 主制御部
132 保護演算部
133 トリップ検出部
134 表示部
135 メモリ
136 通信部

Claims (6)

  1. 電線の電流又は電圧を計測して通信回線に送出する計測部と、
    前記電線に接続される遮断器の開閉制御を行う遮断器制御部と、
    前記通信回線を介して前記計測部及び前記遮断器制御部に接続される複数の保護装置であって、前記複数の保護装置の各々が、前記通信回線を介して前記計測部から受信した電流又は電圧の計測値に基づいて保護演算を行い、前記電線における事故を検出すると、前記遮断器制御部に前記遮断器を開放させるトリップ信号を前記通信回線に送出する、複数の保護装置と
    を含む保護リレーシステムであって、
    前記トリップ信号は、当該トリップ信号を送出する保護装置を識別する識別データと関連付けられて前記通信回線に送出され、
    前記遮断器制御部は、前記トリップ信号を受信すると、前記遮断器を開放するとともに、前記遮断器が開状態になったことを表す開閉情報を前記識別データと関連付けて、前記通信回線を介して前記複数の保護装置に送出し、
    前記トリップ信号を送出した前記保護装置は、前記開閉情報を受信すると、前記開閉情報に関連付けられた前記識別データと自己の識別データが一致した場合に、自己が送出したトリップ信号によって前記遮断器制御部が前記遮断器を開放したことを表すトリップ表示を行う、保護リレーシステム。
  2. 前記通信回線には、
    前記トリップ信号、及び前記開閉情報が、マルチキャスト形式の通信メッセージとして伝送される、請求項1に記載の保護リレーシステム。
  3. 前記遮断器制御部は、前記トリップ信号を受信すると、前記遮断器を開放するとともに、開状態に切り替わったことを表す開閉状態信号を前記遮断器から受信すると、前記開閉情報を前記識別データと関連付けて、前記通信回線を介して前記複数の保護装置に送出する、請求項1又は2に記載の保護リレーシステム。
  4. 前記複数の保護装置の各々は、前記開閉情報を受信すると、前記開閉情報に関連付けられた前記識別データと自己の識別データが一致しない場合、前記トリップ表示を行わない、請求項1から3のいずれか一項に記載の保護リレーシステム。
  5. 前記複数の保護装置の各々は、前記事故を検出すると、前記トリップ表示とは異なる表示を行う、請求項1から4のいずれか一項に記載の保護リレーシステム。
  6. 電線の電流又は電圧を計測する計測部と、前記電線における事故を検出すると、保護装置を識別する識別データと関連付けてトリップ信号を送出する複数の保護装置と、通信回線を介して接続された遮断器制御装置であって、
    前記トリップ信号を送出した前記保護装置は、前記電線に接続された遮断器が開状態になったことを表す開閉情報を受信すると、前記開閉情報に関連付けられた前記識別データと自己の識別データが一致した場合に、自己が送出したトリップ信号によって前記遮断器制御装置が前記遮断器を開放したことを表すトリップ表示を行う装置であり、
    前記識別データと関連付けられた前記トリップ信号を受信すると、前記遮断器を開放するとともに、前記開閉情報を前記識別データ関連付けて、前記通信回線を介して前記複数の保護装置に送出する遮断器制御装置。
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