JP7080682B2 - Ultrasonic probe, ultrasonic diagnostic equipment and ultrasonic diagnostic support program - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、超音波プローブ、超音波診断装置及び超音波診断支援プログラムに関わるものである。 Embodiments of the present invention relate to an ultrasonic probe, an ultrasonic diagnostic apparatus, and an ultrasonic diagnostic support program.
超音波診断装置は、対象物(患者)に対し超音波を送信し、その対象物内からの反射波(エコー)を受信して対象物内を画像化するものであり、近年では2次元アレイ式超音波プローブが主に用いられる。
2次元アレイプローブは、格子状に2次元配列された多数の超音波振動子(単に素子ともいう)を有するため、全素子を超音波診断装置本体から直接駆動して超音波の送受信を制御することは難しい。よって、いくつかの素子を含むサブアレイに分割し、サブアレイごとの部分的な遅延加算を行う専用のIC(ASIC)が超音波プローブ内に備えられる。
The ultrasonic diagnostic apparatus transmits ultrasonic waves to an object (patient), receives reflected waves (echo) from the object, and images the inside of the object. In recent years, a two-dimensional array is used. Formula ultrasonic probes are mainly used.
Since the two-dimensional array probe has a large number of ultrasonic transducers (also simply referred to as elements) arranged two-dimensionally in a grid pattern, all the elements are directly driven from the ultrasonic diagnostic apparatus main body to control the transmission and reception of ultrasonic waves. That is difficult. Therefore, a dedicated IC (ASIC) that is divided into sub-arrays including several elements and performs partial delay addition for each sub-array is provided in the ultrasonic probe.
各サブアレイ内の各素子に関する遅延時間の設定は、ブランク期間と称される、エコーの受信期間終了から次の超音波の送信タイミングまでの間に行われる必要がある。具体的には、超音波診断装置本体で、送受信レート毎に、超音波送受信の遅延時間に関する遅延制御データ(遅延データ)を演算し、ブランク期間内に超音波プローブへ遅延データを転送し、超音波プローブ内で遅延時間の設定を完了する必要がある。 The setting of the delay time for each element in each subarray needs to be performed between the end of the echo reception period and the transmission timing of the next ultrasonic wave, which is called a blank period. Specifically, the ultrasonic diagnostic apparatus main body calculates delay control data (delay data) related to the delay time of ultrasonic transmission / reception for each transmission / reception rate, transfers the delay data to the ultrasonic probe within the blank period, and superimposes. It is necessary to complete the setting of the delay time in the ultrasonic probe.
近年の2次元アレイプローブのチャンネル素子数の増大に従って、転送すべき遅延データも増大する。よって、送受信遅延の遅延データの転送及び設定にかかる時間が長くなるため、例えば遅延データの転送途中にブランク期間を超過してしまうなど、ブランク期間内に遅延データの転送及び設定が完了できないという問題が想定される。 As the number of channel elements of the two-dimensional array probe increases in recent years, the delay data to be transferred also increases. Therefore, since it takes a long time to transfer and set the delayed data of transmission / reception delay, there is a problem that the transfer and setting of the delayed data cannot be completed within the blank period, for example, the blank period is exceeded during the transfer of the delayed data. Is assumed.
上記問題の解決策として、超音波プローブの入力インタフェース(入力IF)の動作周波数を上げる手段が考えられるが、超音波プローブにおける消費電力や発熱が増加するため望ましくない。また、設定期間を延ばす手段も考えられるが、フレームレートが低下してしまう。さらに、遅延データを超音波プローブ内に予め保存しておく手法も考えられるが、(特に同時モード時の)2次元アレイプローブのフレームシーケンスにおける遅延データのデータ量が膨大であるため、大規模なメモリを用意する必要があり、基板面積、消費電力およびコストの面から現実的ではない。加えて、遅延データの保存の際は転送時間を確保する必要があるため、膨大な遅延データの転送中は応答性が悪化する。 As a solution to the above problem, a means for increasing the operating frequency of the input interface (input IF) of the ultrasonic probe can be considered, but it is not desirable because the power consumption and heat generation of the ultrasonic probe increase. In addition, although a means of extending the setting period can be considered, the frame rate will decrease. Furthermore, a method of pre-storing the delay data in the ultrasonic probe is conceivable, but it is large-scale because the amount of delay data in the frame sequence of the two-dimensional array probe (especially in the simultaneous mode) is enormous. It is necessary to prepare a memory, which is not realistic in terms of board area, power consumption and cost. In addition, since it is necessary to secure a transfer time when storing the delayed data, the responsiveness deteriorates during the transfer of a huge amount of delayed data.
本発明が解決しようとする課題は、データ量が増大しても所定期間内に遅延データの転送及び設定を完了できることにある。 The problem to be solved by the present invention is that the transfer and setting of delayed data can be completed within a predetermined period even if the amount of data increases.
本実施形態に係る超音波プローブは、2次元配列された複数の超音波振動子と、第1演算部とを含む。第1演算部は、超音波の送信時に、各超音波振動子に設定される遅延時間に関する遅延データのうちの少なくとも一部を演算する。 The ultrasonic probe according to the present embodiment includes a plurality of ultrasonic transducers arranged two-dimensionally and a first calculation unit. The first calculation unit calculates at least a part of the delay data related to the delay time set for each ultrasonic oscillator at the time of transmitting ultrasonic waves.
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる超音波診断装置について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。 Hereinafter, the ultrasonic diagnostic apparatus according to the present embodiment will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, the parts with the same reference numerals perform the same operation, and duplicate description will be omitted as appropriate.
(第1の実施形態)
本実施形態に係る超音波診断装置を図1のブロック図を参照して説明する。
(First Embodiment)
The ultrasonic diagnostic apparatus according to this embodiment will be described with reference to the block diagram of FIG.
図1は、本実施形態に係る超音波診断装置1の構成例を示すブロック図である。図1に示されるように、超音波診断装置1は、本体装置10及び超音波プローブ30を含む。本体装置10は、ネットワーク100を介して外部装置40と接続される。また、本体装置10は、表示機器50及び入力装置60と接続される。
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration example of the ultrasonic diagnostic apparatus 1 according to the present embodiment. As shown in FIG. 1, the ultrasonic diagnostic apparatus 1 includes a main body apparatus 10 and an
本体装置10は、超音波プローブ30が受信したエコーに基づいて超音波画像を生成する装置である。本体装置10は、図1に示すように、超音波送信回路11、超音波受信回路12、Bモード処理回路13、ドプラ処理回路14、3次元処理回路15、表示処理回路16、内部記憶回路17、画像メモリ18(シネメモリ)、画像データベース19、入力インタフェース回路20、通信インタフェース回路21及び制御回路22を含む。
The main body device 10 is a device that generates an ultrasonic image based on the echo received by the
超音波送信回路11は、超音波プローブ30に駆動信号を供給するプロセッサである。超音波送信回路11は、例えば、トリガ発生回路、遅延回路、及びパルサ回路等により実現される。トリガ発生回路は、所定のレート周波数で、送信超音波を形成するためのレートパルスを繰り返し発生する。遅延回路は、超音波プローブ30から発生される超音波をビーム状に集束して送信指向性を決定するために必要な素子毎の送信遅延時間を、トリガ発生回路が発生する各レートパルスに対し与える。パルサ回路は、レートパルスに基づくタイミングで、超音波プローブ30に駆動信号(駆動パルス)を印加する。遅延回路により各レートパルスに対し与える送信遅延時間を変化させることで、素子面からの送信方向が任意に調整可能となる。送信遅延時間は、後述する制御回路22の遅延データ演算機能221により算出される。
The
超音波受信回路12は、超音波プローブ30が受信した反射波信号に対して各種処理を施し、受信信号を生成するプロセッサである。超音波受信回路12は、例えば、アンプ回路、A/D変換器、受信遅延回路、及び加算器等により実現される。アンプ回路は、超音波プローブ30が受信した反射波信号をチャンネル毎に増幅してゲイン補正処理を行なう。A/D変換器は、ゲイン補正された反射波信号をデジタル信号に変換する。受信遅延回路は、デジタル信号に受信指向性を決定するのに必要な受信遅延時間を与える。加算器は、受信遅延時間が与えられた複数のデジタル信号を加算する。加算器の加算処理により、受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調された受信信号が発生する。受信遅延時間は、後述する制御回路22の遅延データ演算機能221により算出される。
The ultrasonic
Bモード処理回路13は、超音波受信回路12から受け取った受信信号に基づき、Bモードデータを生成するプロセッサである。Bモード処理回路13は、超音波受信回路12から受け取った受信信号に対して包絡線検波処理、及び対数増幅処理等を施し、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータ(以下、Bモードデータ)を生成する。生成されたBモードデータは、超音波走査線上のBモードRAWデータとして不図示のRAWデータメモリに記憶される。なお、BモードRAWデータは、後述の内部記憶回路17に記憶されてもよい。
The B-
ドプラ処理回路14は、超音波受信回路12から受け取った受信信号に基づき、ドプラ波形、及びドプラデータを生成するプロセッサである。ドプラ処理回路14は、受信信号から血流信号を抽出し、抽出した血流信号からドプラ波形を生成すると共に、血流信号から平均速度、分散、及びパワー等の情報を多点について抽出したデータ(以下、ドプラデータ)を生成する。
The
3次元処理回路15は、Bモード処理回路13、及びドプラ処理回路14により生成されたデータに基づき、2次元の画像データまたは3次元の画像データ(以下、ボリュームデータともいう)を生成可能なプロセッサである。3次元処理回路15は、RAW-ピクセル変換を実行することで、ピクセルから構成される2次元画像データを生成する。
The three-
また、3次元処理回路15は、RAWデータメモリに記憶されたBモードRAWデータに対し、空間的な位置情報を加味した補間処理を含むRAW-ボクセル変換を実行することで、所望の範囲のボクセルから構成されるボリュームデータを生成する。3次元処理回路15は、発生したボリュームデータに対してレンダリング処理を施し、レンダリング画像データを生成する。以下、BモードRAWデータ、2次元画像データ、ボリュームデータ及びレンダリング画像データを総称して超音波データとも呼ぶ。
Further, the three-
表示処理回路16は、3次元処理回路15において発生された各種画像データに対し、ダイナミックレンジ、輝度(ブライトネス)、コントラスト、γカーブ補正、及びRGB変換等の各種処理を実行することで、画像データをビデオ信号に変換する。表示処理回路16は、ビデオ信号を表示機器50に表示させる。なお、表示処理回路16は、操作者が入力インタフェース回路20により各種指示を入力するためのユーザインタフェース(GUI:Graphical User Interface)を生成し、GUIを表示機器50に表示させてもよい。表示機器50としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
The
内部記憶回路17は、例えば、磁気的若しくは光学的記録媒体、又は半導体メモリ等のプロセッサにより読み取り可能な記録媒体等を有する。内部記憶回路17は、本実施形態に係る遅延量設定方法に関する制御プログラム、超音波送受信を実現するための制御プログラム、画像処理を行うための制御プログラム、及び表示処理を行なうための制御プログラム等を記憶している。また、内部記憶回路17は、診断情報(例えば、患者ID、医師の所見等)、診断プロトコル、ボディマーク生成プログラム、及び映像化に用いるカラーデータの範囲を診断部位毎に予め設定する変換テーブル等のデータ群を記憶している。また、内部記憶回路17は、生体内の臓器の構造に関する解剖学図譜、例えば、アトラスを記憶してもよい。
The
また、内部記憶回路17は、入力インタフェース回路20を介して入力される記憶操作に従い、3次元処理回路15で発生された2次元画像データ、ボリュームデータ、レンダリング画像データを記憶する。なお、内部記憶回路17は、入力インタフェース回路20を介して入力される記憶操作に従い、3次元処理回路15で発生された2次元画像データ、ボリュームデータ、レンダリング画像データを、操作順番及び操作時間を含めて記憶してもよい。内部記憶回路17は、記憶しているデータを、通信インタフェース回路21を介して外部装置へ転送することも可能である。
Further, the
画像メモリ18は、例えば、磁気的若しくは光学的記録媒体、又は半導体メモリ等のプロセッサにより読み取り可能な記録媒体等を有する。画像メモリ18は、入力インタフェース回路20を介して入力されるフリーズ操作直前の複数フレームに対応する画像データを保存する。画像メモリ18に記憶されている画像データは、例えば、連続表示(シネ表示)される。
The
画像データベース19は、外部装置40から転送される画像データを記憶する。例えば、画像データベース19は、外部装置40に保存される過去の診察において取得された同一患者に関する過去の医用画像データを受け取って記憶する。過去の医用画像データには、超音波画像データ、CT(Computed Tomography)画像データ、MR画像データ、PET(Positron Emission Tomography)-CT画像データ、PET-MR画像データ及びX線画像データが含まれる。
なお、画像データベース19は、MO、CD-R、DVDなどの記憶媒体(メディア)に記録された画像データを読み込むことで、所望の画像データを格納してもよい。
The
The
入力インタフェース回路20は、入力装置60を介して、ユーザからの各種指示を受け付ける。入力装置60は、例えば、マウス、キーボード、パネルスイッチ、スライダースイッチ、トラックボール、ロータリーエンコーダ、操作パネル及びタッチコマンドスクリーン(TCS)である。入力インタフェース回路20は、例えばバスを介して制御回路22に接続され、操作者から入力される操作指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御回路22へ出力する。なお、本明細書において入力インタフェース回路20は、マウス及びキーボード等の物理的な操作部品と接続するものだけに限られない。例えば、超音波診断装置1とは別体に設けられた外部の入力機器から入力される操作指示に対応する電気信号を無線信号として受け取り、この電気信号を制御回路22へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース回路20の例に含まれる。例えば、操作者のジェスチャによる指示に対応する操作指示を無線信号として送信できるような外部の入力機器でもよい。
The
通信インタフェース回路21は、ネットワーク100等を介して外部装置40と接続され、外部装置40との間でデータ通信を行う。外部装置40は、例えば、各種の医用画像のデータを管理するシステムであるPACS(Picture Archiving and Communication System)のデータベース、医用画像が添付された電子カルテを管理する電子カルテシステムのデータベース等である。また、外部装置40は、例えば、X線CT装置、及びMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、核医学診断装置、及びX線診断装置等、本実施形態に係る超音波診断装置1以外の各種医用画像診断装置である。なお、外部装置40との通信の規格は、如何なる規格であっても良いが、例えば、DICOM(digital imaging and communication in medicine)が挙げられる。
The
制御回路22は、例えば、超音波診断装置1の中枢として機能するプロセッサである。制御回路22は、内部記憶回路17に記憶されている制御プログラムを実行することで、当該プログラムに対応する機能を実現する。具体的には、制御回路22は、遅延データ演算機能221と、配分制御機能222とを実行する。
The
遅延データ演算機能221を実行することで、制御回路22は、超音波の送受信時に、各超音波振動子に設定される遅延時間(送信遅延時間及び受信遅延時間)に関する遅延制御データ(遅延データ)を演算する。
本実施形態では、本体装置10と超音波プローブ30とで分担して遅延データの演算処理を行う。すなわち、超音波プローブ30が設定すべき遅延データの一部を演算し、本体装置10が設定すべき遅延データの残りを演算する。なお、遅延データの演算処理の詳細については、図3及び図4を参照して後述する。
By executing the delay
In the present embodiment, the delay data is calculated by sharing the main body device 10 and the
配分制御機能222を実行することで、制御回路22は、エコーの受信期間終了から次の超音波の送信タイミングまでのブランク期間(設定可能期間ともいう)内に超音波プローブへの遅延時間の設定が完了するように、遅延データ演算機能221と超音波プローブ30とに遅延データの演算処理を配分する。演算処理の配分例については、図5から図9を参照して説明する。
By executing the
なお、遅延データ演算機能221及び配分制御機能222は、制御プログラムとして組み込まれていてもよいし、制御回路22自体または本体装置10に、各機能を実行可能な専用のハードウェア回路が組み込まれていてもよい。
The delay
制御回路22は、これら専用のハードウェア回路を組み込んだ特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Logic Device:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、又は単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。
The
次に、本実施形態に係る超音波プローブ30について図2のブロック図を参照して説明する。
超音波プローブ30は、設定回路301と、遅延回路302と、複数の超音波振動子303(単に素子ともいう)とを含む。設定回路301は、プローブ内遅延演算回路311と、遅延データ処理回路312とを含む。
Next, the
The
なお、図示しないが、超音波プローブ30には、素子に設けられる整合層、及び素子から後方への超音波の伝播を防止するバッキング材等(図示せず)も有する。超音波プローブ30は、本体装置10と着脱自在に接続される。
Although not shown, the
プローブ内遅延演算回路311は、本体装置10から設定情報を受け取り、設定情報を用いて、遅延データのうちの一部を演算する。設定情報は、超音波ビームのフォーカスおよび深度などの超音波プローブ30によるスキャン前の情報である。
The in-probe
遅延データ処理回路312は、プローブ内遅延演算回路311で演算された遅延データのうちの一部のデータを、本体装置10から遅延データの残りの演算が行われたデータを、それぞれ受け取る。遅延データ処理回路312は、遅延回路302に対してこれらの遅延データを転送する。
The delay
遅延回路302は、遅延データ処理回路312から遅延データを受け取り、各サブアレイ及びサブアレイに属する各素子に対して、遅延データに基づいて送信遅延時間及び受信遅延時間を設定する。
The
複数の素子は、遅延回路302により設定された各素子の遅延時間に応じたタイミングで、駆動信号に基づき発生した超音波を生体Pに向けて送信する。
The plurality of elements transmit ultrasonic waves generated based on the drive signal toward the living body P at a timing corresponding to the delay time of each element set by the
超音波プローブ30から生体Pに超音波が送信されると、送信された超音波は、生体Pの体内組織における音響インピーダンスの不連続面で次々と反射され、反射波として複数の素子にて受信される。受信される反射波の振幅は、超音波が反射される不連続面における音響インピーダンスの差に依存する。なお、送信された超音波パルスが、移動している血流や心臓壁などの表面で反射された場合の反射波は、ドプラ効果により、移動体の超音波送信方向に対する速度成分に依存して、周波数偏移を受ける。超音波プローブ30は、生体Pからの反射波を受信して電気信号に変換して、本体装置10に送信する。
When ultrasonic waves are transmitted from the
(各遅延量の演算方法について)
以下、分担して演算される遅延データの具体例として、各サブアレイに関する送信遅延データ(粗送信遅延データともいう)、サブアレイに属する各素子に関する送信遅延データ(細送信遅延データともいう)、および、各素子に関する受信遅延データ(細受信遅延データともいう)の3種類を演算する場合を想定する。
(About the calculation method of each delay amount)
Hereinafter, as specific examples of the delayed data calculated in a shared manner, transmission delay data (also referred to as coarse transmission delay data) for each sub-array, transmission delay data for each element belonging to the sub-array (also referred to as fine transmission delay data), and It is assumed that three types of reception delay data (also referred to as fine reception delay data) for each element are calculated.
粗送信遅延データ、細送信遅延データ及び細受信遅延データの演算例について図3及び図4を参照して説明する。 An example of calculation of coarse transmission delay data, fine transmission delay data, and fine reception delay data will be described with reference to FIGS. 3 and 4.
図3は、2次元配列された素子の配置を示す概念図であり、ここでは、アジマス方向をx方向、エレベーション方向をy方向、及び深さ方向をz方向とそれぞれ規定する。同図において、各マス目は2次元配列された素子位置701に対応する。ここでは、4×4素子が1つのサブアレイ702に属すると定義する。また、サブアレイ702の中心をサブアレイ位置703と呼ぶ。
サブアレイ702毎に、サブアレイ位置703からフォーカス点までに遅延距離が生じる。
FIG. 3 is a conceptual diagram showing the arrangement of elements arranged in two dimensions. Here, the azimuth direction is defined as the x direction, the elevation direction is defined as the y direction, and the depth direction is defined as the z direction. In the figure, each square corresponds to the
For each sub-array 702, a delay distance is generated from the
ここで、生体P内のフォーカス点の座標を(xf,yf,zf)、サブアレイ位置703の座標を(xs,ys,0)と定義する。粗送信遅延データdsとして、サブアレイ遅延距離は、式(1)に従って演算される。
Here, the coordinates of the focus point in the living body P are defined as (xf, yf, zf), and the coordinates of the
各サブアレイ702について式(1)の演算を行えばよい。
サブアレイ702内の素子位置701毎に、遅延距離が生じる。
The operation of the equation (1) may be performed for each
A delay distance is generated for each
ここで、各素子の座標を(xe,ye,0)と定義する。サブアレイ702に属する各素子について、細送信遅延データdeとして、サブアレイ差分焦点距離が式(2)に従って演算される。すなわち、フォーカス点から素子位置701までの距離とフォーカス点からサブアレイ位置703までの距離との差分を演算すればよい。
Here, the coordinates of each element are defined as (xe, yes, 0). For each element belonging to the sub-array 702, the sub-array differential focal length is calculated according to the equation (2) as the fine transmission delay data de. That is, the difference between the distance from the focus point to the
サブアレイ差分焦点距離は、各サブアレイ702について演算される。 The sub-array differential focal length is calculated for each sub-array 702.
次に、全体の細送信遅延データを演算する一例について図4を参照して説明する。
複数のサブアレイ702を共通して制御するエリア705(サブアレイグループ)毎に、細送信遅延データが演算される。具体的には、エリア705内のサブアレイ702毎に共通する同一チャンネルの素子706(例えば、斜線の素子位置)について、サブアレイ差分焦点距離の残差が最小となる値を、エリア705内の同一チャンネルの素子706の細送信遅延データとする。
Next, an example of calculating the entire fine transmission delay data will be described with reference to FIG.
Fine transmission delay data is calculated for each area 705 (sub-array group) that controls a plurality of
図4の例では、1つのエリア705には8つのサブアレイ702が属するので、8つのサブアレイ差分焦点距離について演算すればよい。
In the example of FIG. 4, since eight
なお、細受信遅延データは、基本的には細送信遅延データと同様の演算をおこなうことで算出することができるため、詳細な説明は省略する。また、細受信遅延データは、細送信遅延データと同じ値を用いてもよい。 Since the fine reception delay data can be calculated by basically performing the same calculation as the fine transmission delay data, detailed description thereof will be omitted. Further, the fine reception delay data may use the same value as the fine transmission delay data.
超音波の送信時は、遅延回路302が、本体装置10からの駆動信号に対し、算出した粗送信遅延データおよび細送信遅延データに基づいて遅延を掛け、素子から超音波が発生する。超音波の受信時は、素子からの受信信号を受信増幅器(図示せず)で増幅し、細受信遅延データに基づいた遅延を掛けて加算回路(図示せず)に出力する。加算回路の出力には、本体装置10の超音波受信回路12でサブアレイ遅延に基づくシステム遅延(粗受信遅延)が掛けられ、さらに加算処理されて超音波ビームが形成される。
When transmitting ultrasonic waves, the
(遅延データの転送及び設定処理)
次に、本実施形態に係る超音波診断装置1によって実現される、遅延データの転送及び設定処理について説明する。
(Transfer of delayed data and setting processing)
Next, the delay data transfer and setting processing realized by the ultrasonic diagnostic apparatus 1 according to the present embodiment will be described.
まず、ブランク期間の概念を図5に示す。同図のタイミングチャートは、本超音波診断装置1の超音波の送受信間隔(PRI:Pulse Repetition Interval)を示している。 First, the concept of a blank period is shown in FIG. The timing chart in the figure shows the transmission / reception interval (PRI: Pulse Repetition Interval) of the ultrasonic waves of the ultrasonic diagnostic apparatus 1.
図5に示すブランク期間901内に、超音波診断装置1では、次に送受信すべき超音波に関する遅延データについて本体装置10から超音波プローブ30への転送処理、及び超音波プローブ30における素子毎の遅延時間の設定処理を終える必要がある。
During the
ブランク期間内901内に転送及び設定処理を完了させるための、遅延データの演算処理の第1の配分例について図6を参照して説明する。
A first allocation example of the operation process of the delayed data for completing the transfer and setting process within the
図6は、ブランク期間における超音波プローブ30内でのデータ処理のシーケンスを示す。「入力IF」の項目は、設定回路301に入力される、本体装置10の制御回路22で演算されたデータの転送期間を示す。「演算」の項目は、プローブ内遅延演算回路311における演算期間を示す。「出力IF1」及び「出力IF2」は、設定回路301から遅延回路302に出力されるデータの転送期間を示す。なお、ここでは、設定回路301と遅延回路302との間でデータのやりとりを行う信号線路の接続本数(レーン数ともいう)が2本である場合を想定しているので、2本の「出力IF」の期間を示す。なお、説明の便宜上、「出力IF」から遅延回路302へ遅延データが出力されると、順次遅延データの設定処理が完了するものとする。
FIG. 6 shows a sequence of data processing within the
図6の「入力IF」に示すように、設定情報、細送信遅延データ(図中、細TX遅延)及び細受信遅延データ(図中、細RX遅延)の順に入力される。設定情報の入力が完了した後、「入力IF」には細送信遅延データの入力が開始される。このとき、プローブ内遅延演算回路311は、設定情報に基づいてサブアレイに関する遅延、すなわち粗送信遅延データ(図中、粗TX遅延)の演算を開始する。つまり、超音波プローブ30では、細送信遅延データを受信しながら、粗送信遅延データを演算することができる。
回路規模の観点から、プローブ内遅延演算回路311における遅延データの演算量は、本体装置10の制御回路22における遅延データの演算量よりも少ないことが望ましい。そこで、配分制御機能222を実行する制御回路22は、プローブ内遅延演算回路311が比較的演算量が少ない粗送信遅延データを演算し、本体装置10の遅延データ演算機能221が、粗送信遅延データよりも演算量が多い細送信遅延データ及び細受信遅延データを演算するように、演算量を配分する。
As shown in the “input IF” of FIG. 6, the setting information, the fine transmission delay data (fine TX delay in the figure), and the fine reception delay data (fine RX delay in the figure) are input in this order. After the input of the setting information is completed, the input of the fine transmission delay data is started in the "input IF". At this time, the in-probe
From the viewpoint of circuit scale, it is desirable that the calculation amount of the delay data in the
粗送信遅延データの演算が終了した後、設定回路301は、「出力IF1」及び「出力IF2」から、粗送信遅延データ、細送信遅延データ及び細受信遅延データの順に、遅延回路302に出力する。なお、出力IFからの遅延データの出力順は、図6の順序に拘泥されず、細送信遅延データ、粗送信遅延データ及び細受信遅延データの順序でもよい。
After the calculation of the coarse transmission delay data is completed, the
次に、遅延データの演算処理の第2の配分例について図7を参照して説明する。
図7は、図6の第1の配分例と比較して、レーン数が異なる以外は同様の転送及び設定処理を行う。図7のように、レーン数を増やすことができれば、より短時間で設定回路301から遅延回路302への遅延データの転送を完了することができる。なお、ブランク期間内に遅延回路302への遅延データの転送が完了すればよいので、出力IF1~IF3における出力のタイミングは、プローブ内遅延演算回路311での粗送信遅延データの演算が完了次第、順次送信すればよい。
Next, a second allocation example of the operation process of the delay data will be described with reference to FIG. 7.
FIG. 7 performs the same transfer and setting processing as compared with the first allocation example of FIG. 6, except that the number of lanes is different. If the number of lanes can be increased as shown in FIG. 7, the transfer of the delay data from the
次に、遅延データの演算処理の第3の配分例について図8を参照して説明する。
図8の例では、レーン数が4本の場合で、かつ細送信遅延データと細受信遅延データとの値が同じ場合を示す。細送信遅延データと細受信遅延データとが同じ値の場合は、本体装置10から、細送信遅延データと細受信遅延データとのどちらか一方を受信すればよい。
Next, a third allocation example of the operation process of the delay data will be described with reference to FIG.
In the example of FIG. 8, the case where the number of lanes is four and the values of the fine transmission delay data and the fine reception delay data are the same is shown. When the fine transmission delay data and the fine reception delay data have the same value, either the fine transmission delay data or the fine reception delay data may be received from the main unit 10.
次に、遅延データの演算処理の第4の配分例について図9を参照して説明する。
いわゆるフリーズ操作を行う場合など超音波プローブによるスキャンを実行していない場合は、ブランク期間として数百ミリ秒の時間が与えられることも考えられる。このような場合は、遅延データの演算処理にある程度時間をかけることができる。
Next, a fourth allocation example of the operation process of the delay data will be described with reference to FIG.
When scanning with an ultrasonic probe is not performed, such as when performing a so-called freeze operation, it is possible that a blank period of several hundred milliseconds is given. In such a case, it is possible to spend some time in the arithmetic processing of the delayed data.
このような場合、プローブ内遅延演算回路311が、ブランク期間901内に遅延データの演算及び設定処理が完了する条件を満たせば、粗送信遅延データの演算以外を行ってもよい。例えば、図9に示すように、遅延データ処理回路312には、本体装置10から転送される設定情報及び粗送信遅延データが入力される。プローブ内遅延演算回路311は、細送信遅延データ及び細受信遅延データを演算する。遅延データ処理回路312は、本体装置から受信した粗送信遅延データと、プローブ内遅延演算回路311で演算した細送信遅延データ及び細受信遅延データを遅延回路302に転送すればよい。
In such a case, if the
なお、ブランク期間901内に遅延データの演算及び設定処理が完了する条件を満たせば、プローブ内遅延演算回路311が、粗送信遅延データの演算に加えて、細送信遅延データ及び細受信遅延データの一部を演算してもよい。
If the condition that the calculation and setting processing of the delay data is completed within the
また、上述の説明では、配分制御機能222が、遅延データ演算機能221と超音波プローブ30とに遅延データの演算処理を配分するとしたが、配分制御機能222を設けなくともよい。例えば、粗送信遅延データはプローブ内遅延演算回路311で演算し、細送信遅延データおよび細受信遅延データは、本体装置10の遅延データ演算機能221で演算するように、予め設定しておいてもよい。
Further, in the above description, the
以上に示した第1の実施形態によれば、本体装置の遅延計算機能とは別に、超音波プローブ内に遅延演算回路を有し、ブランク期間内に遅延データを設定完了する条件に基づいて、遅延設定に必要な遅延データの演算を分担する。超音波プローブでは、本体装置で演算された遅延データが転送されている間に、超音波プローブ内で遅延データの一部を演算する。これにより、本体装置からの遅延データの転送量を低減させることができ、2次元アレイプローブの素子数(チャンネル数)が増加した場合でも、超音波プローブの入力IFの動作周波数を上げることなく、所定のブランク期間内に遅延データを転送及び設定することができる。 According to the first embodiment shown above, a delay calculation circuit is provided in the ultrasonic probe in addition to the delay calculation function of the main unit, and the delay data is set and completed within the blank period. Shares the calculation of delay data required for delay setting. In the ultrasonic probe, a part of the delay data is calculated in the ultrasonic probe while the delay data calculated by the main body device is transferred. As a result, the amount of delay data transferred from the main unit can be reduced, and even when the number of elements (number of channels) of the two-dimensional array probe increases, the operating frequency of the input IF of the ultrasonic probe does not increase. Delayed data can be transferred and set within a predetermined blank period.
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、予め演算回路(プローブ内遅延演算回路311)を含む超音波プローブ30を接続することを前提としていたが、1次元アレイプローブなど、装置本体と超音波プローブとで遅延データを分担して演算する必要がない素子数を有する超音波プローブが接続される場合も想定される。
(Second embodiment)
In the first embodiment, it is assumed that the
よって、第2の実施形態では、接続された超音波プローブの種類等を判定し、判定結果に基づいて遅延データの演算処理を配分するか否かを決定することで、柔軟な制御を実現することができる。 Therefore, in the second embodiment, flexible control is realized by determining the type of the connected ultrasonic probe and the like, and determining whether or not to allocate the operation processing of the delayed data based on the determination result. be able to.
第2の実施形態に係る超音波診断装置1のブロック図を図10に示す。
第2の実施形態に係る超音波診断装置1は、制御回路22が、第1の実施形態に係る機能に加え接続判定機能223をさらに実行すること以外は、第1の実施形態と同様である。
A block diagram of the ultrasonic diagnostic apparatus 1 according to the second embodiment is shown in FIG.
The ultrasonic diagnostic apparatus 1 according to the second embodiment is the same as the first embodiment except that the
接続判定機能223を実行することで、制御回路22は、接続された超音波プローブ90の種類を判定し、遅延データの演算処理の配分制御を行うか否かを判定する。なお、接続判定機能223を実行することで、制御回路22は、超音波アレイプローブの素子数を判定してもよい。
By executing the
なお、接続判定機能223は、制御プログラムとして組み込まれていてもよいし、制御回路22自体または本体装置10に、各機能を実行可能な専用のハードウェア回路が組み込まれていてもよい。
The
次に、第2の実施形態に係る超音波診断装置1の動作について図11のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1101では、接続判定機能223を実行する制御回路22が、接続された超音波プローブが、遅延データの演算処理の配分制御を行うか否かを判定する。配分制御を行うか否かの判定は、例えば、超音波プローブ90内にプローブ内遅延演算回路311を含めば配分制御を行うと判定し、素子数が閾値以上であれば配分制御を行うと判定すればよい。これらの判定は、例えば、超音波プローブ90の仕様(演算回路の有無、素子数等)に関する製品情報を予め用意しておき、超音波プローブ90が接続されたときに製品情報が送信されるようにすることで、接続判定機能223を実行する制御回路22が、製品情報に基づいて判定すればよい。配分制御を行う場合、ステップS1102に進み、配分制御が必要でない場合、ステップS1107へ進む。
Next, the operation of the ultrasonic diagnostic apparatus 1 according to the second embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG.
In step S1101, the
ステップS1102では、制御回路22が、ブランク期間内に遅延データが設定完了するように、遅延データの演算量に応じて演算処理を配分する。例えば、素子数に応じて演算すべき粗送信遅延データ、細送信遅延データおよび細受信遅延データのデータ量が把握でき、データ量と動作周波数とから演算に必要な時間を推定できる。よって、ブランク期間内に遅延データの転送及び設定処理が完了するように、プローブ内遅延演算回路311と遅延データ演算機能221との処理能力に応じて演算処理を配分すればよい。
In step S1102, the
ステップS1103では本体装置10が、予め遅延データ演算機能221により演算された細送信遅延データ、細受信遅延データ及び設定情報を超音波プローブに送信する。
In step S1103, the main unit 10 transmits the fine transmission delay data, the fine reception delay data, and the setting information calculated in advance by the delay
ステップS1104では、プローブ内遅延演算回路311が、設定情報に基づいて、粗送信遅延データを演算する。
In step S1104, the in-probe
ステップS1105では、設定回路301が、粗送信遅延データ、細送信遅延データおよび受信遅延データを遅延回路302に転送することで、遅延データを設定する。
In step S1105, the
ステップS1106では、遅延回路302が、各遅延データに基づいて駆動信号に遅延を掛け、超音波の送受信を行う。
In step S1106, the
ステップS1107では、配分制御が必要ない超音波プローブが接続されているため、通常の送受信遅延データの演算を本体装置10が行い、本体装置10が送受信遅延データの転送及び設定処理を行えばよい。その後ステップS1106に進んで超音波の送受信を行う。 In step S1107, since the ultrasonic probe that does not require distribution control is connected, the main unit device 10 may perform normal operation of transmission / reception delay data, and the main unit device 10 may perform transfer and setting processing of transmission / reception delay data. After that, the process proceeds to step S1106 to transmit and receive ultrasonic waves.
以上に示した第2の実施形態によれば、接続された超音波プローブの種類を判定し、判定結果に基づいて遅延データの演算処理の配分制御を行うことで、第1の実施形態と同様にブランク期間内に遅延データの転送及び設定処理を完了させると共に、柔軟な制御を実現することができる。 According to the second embodiment shown above, the type of the connected ultrasonic probe is determined, and the distribution control of the operation processing of the delay data is performed based on the determination result, as in the first embodiment. It is possible to complete the transfer of delayed data and the setting process within the blank period, and to realize flexible control.
なお、上述の実施形態では、超音波プローブとして、2次元配列された複数の素子を含む2次元アレイプローブを例に説明した。これに限らず、1次元配列された複数の素子を含む超音波プローブ(1次元アレイプローブともいう)であっても、上述の遅延データの演算処理の配分制御を行ってもよい。
1次元配列された素子の数は、2次元配列された素子の数よりも少ないと考えられるが、ブランキング期間が極端に短い場合、またはフレームレートが高くデータ量が極端に多い場合などは、上述した遅延データの演算処理の配分制御を行う必要があると考えられるからである。
1次元アレイプローブの場合は、例えば、複数個の素子の組に関する送信遅延データを粗送信遅延データとし、当該素子の組の各素子に関する送信遅延データを細送信遅延データとして、演算処理の配分制御が行われればよい。
In the above-described embodiment, a two-dimensional array probe including a plurality of two-dimensionally arranged elements has been described as an example of the ultrasonic probe. Not limited to this, even an ultrasonic probe (also referred to as a one-dimensional array probe) including a plurality of elements arranged one-dimensionally may be used to control the distribution of the above-mentioned delay data arithmetic processing.
The number of elements arranged in one dimension is considered to be smaller than the number of elements arranged in two dimensions, but if the blanking period is extremely short, or if the frame rate is high and the amount of data is extremely large, etc. This is because it is considered necessary to control the distribution of the above-mentioned delay data arithmetic processing.
In the case of a one-dimensional array probe, for example, transmission delay data relating to a set of a plurality of elements is used as coarse transmission delay data, and transmission delay data relating to each element of the set of elements is used as fine transmission delay data, and allocation control of arithmetic processing is performed. Should be done.
加えて、実施形態に係る各機能は、当該処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。 In addition, each function according to the embodiment can also be realized by installing a program for executing the process on a computer such as a workstation and expanding these on a memory. At this time, the program that allows the computer to execute the method can be stored and distributed in a storage medium such as a magnetic disk (hard disk, etc.), an optical disk (CD-ROM, DVD, etc.), or a semiconductor memory. ..
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although some embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other embodiments, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
1・・・超音波診断装置、10・・・本体装置、11・・・超音波送信回路、12・・・超音波受信回路、13・・・Bモード処理回路、14・・・ドプラ処理回路、15・・・3次元処理回路、16・・・表示処理回路、17・・・内部記憶回路、18・・・画像メモリ、19・・・画像データベース、20・・・入力インタフェース回路、21・・・通信インタフェース回路、22・・・制御回路、30,90・・・超音波プローブ、40・・・外部装置、50・・・表示機器、60・・・入力装置、100・・・ネットワーク、221・・・遅延データ演算機能、222・・・配分制御機能、223・・・接続判定機能、301・・・設定回路、302・・・遅延回路、303・・・超音波振動子、311・・・プローブ内遅延演算回路、312・・・遅延データ処理回路、701・・・素子位置、702・・・サブアレイ、703・・・サブアレイ位置、705・・・エリア、706・・・同一チャンネルの素子、901・・・ブランク期間。 1 ... Ultrasonic diagnostic device, 10 ... Main unit device, 11 ... Ultrasonic transmission circuit, 12 ... Ultrasonic reception circuit, 13 ... B mode processing circuit, 14 ... Doppler processing circuit , 15 ... 3D processing circuit, 16 ... Display processing circuit, 17 ... Internal storage circuit, 18 ... Image memory, 19 ... Image database, 20 ... Input interface circuit, 21 ... ... Communication interface circuit, 22 ... Control circuit, 30, 90 ... Ultrasonic probe, 40 ... External device, 50 ... Display device, 60 ... Input device, 100 ... Network, 221 ... Delay data calculation function, 222 ... Distribution control function, 223 ... Connection judgment function, 301 ... Setting circuit, 302 ... Delay circuit, 303 ... Ultrasonic transducer, 311 ... In-probe delay calculation circuit, 312 ... Delay data processing circuit, 701 ... Element position, 702 ... Subarray, 703 ... Subarray position, 705 ... Area, 706 ... Same channel Element, 901 ... Blank period.
Claims (7)
超音波の送信に先立ち、各超音波振動子に設定される遅延時間の一部である第1の時間に関する第1遅延データを演算する第1演算部と、
前記遅延時間の一部であって、前記第1の時間とは異なる第2の時間に関する第2遅延データを本体装置から取得する処理部と、
前記第1演算部によって演算された前記第1遅延データと、前記処理部によって取得された前記第2遅延データとに基づいて、各超音波振動子に遅延時間を設定する遅延設定部と、
を具備する超音波プローブ。 With multiple ultrasonic transducers,
Prior to the transmission of ultrasonic waves, a first calculation unit that calculates first delay data related to the first time, which is a part of the delay time set for each ultrasonic oscillator, and
A processing unit that acquires second delay data related to a second time that is a part of the delay time and is different from the first time from the main body apparatus.
A delay setting unit that sets a delay time for each ultrasonic oscillator based on the first delay data calculated by the first calculation unit and the second delay data acquired by the processing unit.
An ultrasonic probe equipped with.
前記超音波プローブと接続される本体装置と、を備え、
前記本体装置は、前記遅延時間の一部であって、前記第1の時間とは異なる第2の時間に関する第2遅延データを演算する第2演算部を有し、
前記超音波プローブは、
前記本体装置から前記第2遅延データを取得する処理部と、
前記第1演算部によって演算された前記第1遅延データと、前記処理部によって取得された前記第2遅延データとに基づいて、各超音波振動子に遅延時間を設定する遅延設定部と、をさらに備える超音波診断装置。 A plurality of ultrasonic transducers and a first calculation unit that calculates first delay data related to a first time that is a part of a delay time set for each ultrasonic transducer prior to transmission / reception of ultrasonic waves. With an ultrasonic probe
The main body device connected to the ultrasonic probe is provided.
The main body device has a second calculation unit that calculates second delay data for a second time different from the first time, which is a part of the delay time .
The ultrasonic probe
A processing unit that acquires the second delay data from the main body device, and
A delay setting unit that sets a delay time for each ultrasonic vibrator based on the first delay data calculated by the first calculation unit and the second delay data acquired by the processing unit. Further equipped ultrasonic diagnostic equipment.
前記第2演算部は、前記サブアレイに属する各超音波振動子に関する細送信遅延データを演算する請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の超音波診断装置。 The first calculation unit calculates the rough transmission delay data related to the sub array, and calculates the rough transmission delay data.
The ultrasonic diagnostic apparatus according to any one of claims 2 to 4, wherein the second calculation unit calculates fine transmission delay data for each ultrasonic vibrator belonging to the sub-array.
超音波の送信に先立ち、各超音波振動子に設定される遅延時間の一部である第1の時間に関する第1遅延データを演算する第1演算機能と、
前記遅延時間の一部であって、前記第1の時間とは異なる第2の時間に関する第2遅延データを本体装置から取得する処理機能と、
前記第1演算機能によって演算された前記第1遅延データと、前記処理機能によって取得された前記第2遅延データとに基づいて、各超音波振動子に遅延時間を設定する遅延設定機能、とを実現させる、
超音波診断支援プログラム。 On the computer
Prior to the transmission of ultrasonic waves, the first calculation function for calculating the first delay data regarding the first time, which is a part of the delay time set for each ultrasonic oscillator, and
A processing function for acquiring second delay data related to a second time different from the first time, which is a part of the delay time, from the main unit.
A delay setting function for setting a delay time for each ultrasonic oscillator based on the first delay data calculated by the first calculation function and the second delay data acquired by the processing function. make it happen,
Ultrasound diagnosis support program.
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