JP7080182B2 - ポリスチレン用のノズル/ヘッダー設計 - Google Patents

ポリスチレン用のノズル/ヘッダー設計 Download PDF

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Description

本開示の実施形態は、一般的には、流体交換容器に関する。より具体的には、本開示の実施形態は脱揮ノズルに関し、また、流体交換容器内の流体の分配方法に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2016年3月30日に出願された米国特許出願第15/085,464号に基づく優先権を主張する。
ポリマーは、重合反応器から回収され、脱揮装置(devolatilizer)に供給される場合があり、未反応モノマー又は溶剤などの成分がポリマーから除去される場合がある。例えば揮発性物質は、減圧蒸留、フラッシュ脱揮、ストリッピング、ポリマー表面積の増加、又はこれらの組み合わせによって除去する場合がある。ポリマーの表面積は、ポリマーを脱揮ノズルを通過させることによって増加できる。脱揮ノズルは、容器内で下方に向けられた小さな穿孔又は穴を有する1つ又は複数の管からなり、溶融ポリマーを、連続した垂直ストランドとして穴から下方に排出するための構成である。ポリマーストランドは、ポリマーの脱揮のために増加した表面積を提供する。ポリマーストランドが脱揮容器内に落ちるにつれ、未反応モノマー及び溶剤が放出され、ポリマーストランドは容器の底部に集められる。次いで、脱揮されたポリマーは、後段のポリマー処理工程に送られる場合がある。
本開示は脱揮容器を提供する。脱揮容器は、交互する複数の容器ヘッダー貫通部を有する容器ヘッダーを含む。複数の側方流管が、平行構成で配置される。各側方流管は複数の交互する容器ヘッダー貫通部を介して容器ヘッダーに入り、側方流管ごとに単一の容器ヘッダー貫通部を有する。各側方流管は、容器ヘッダー内に位置する穿孔セクションを有する。穿孔セクションは非円形断面を有する。非円形断面は、円形の扇形、楕円形の扇形、又は不規則な四辺形の形状を有する。
本開示は方法を提供する。該方法は、溶融ポリマーを脱揮容器の容器ヘッダーの側方流管に通すステップを含む。側方流管は平行構成で配置され、交互する複数の容器ヘッダー貫通部を介して容器ヘッダーに入り、側方流管ごとに単一の容器ヘッダー貫通部を有する。溶融ポリマーは、容器ヘッダー内の側方流管の穿孔を介してストランドとして側方流管から排出される。側方流管は非円形断面を有する。非円形断面は、円形の扇形、楕円形の扇形、又は不規則な四辺形の形状を有する。前記方法は、脱揮されたポリマーを取得するステップを含む。
添付図面と併せて以下の詳細な説明を読むことにより、本開示が理解されるであろう。
本開示の特定の実施形態に係るポリマー溶融物分配容器ヘッダー設計の平面図。 本開示の特定の実施形態に係るポリマー溶融物分配容器設計の部分側面図。 本開示の特定の実施形態に係る容器ヘッダーの内壁に沿う内部支持構造の部分断面図。 本開示の特定の実施形態に係る容器ヘッダーの内壁に沿う別の内部支持構造の部分断面図。 本開示の特定の実施形態に係る内部支持構造の側方断面図。 本開示の特定の実施形態に係る内部支持構造の側方断面図。 本開示の特定の実施形態に係る内部支持構造の側方断面図。 本開示の特定の実施形態に係る溶接側方流管接続部の側方断面図。 本開示の特定の実施形態に係る外部フランジ側方流管接続部の側方断面図。 本開示の特定の実施形態に係る内部フランジ側方流管接続部の断面図。 本開示の特定の実施形態に係る内部フランジ側方流管接続部の断面図。 本開示の特定の実施形態に係るストランド角を示すノズル孔の拡大断面図。 本開示の特定の実施形態に係るノズル孔パターンの概略図。 本開示の特定の実施形態に係るテーパ付きノズル孔の拡大断面図。 本開示の特定の実施形態に係るテーパ付きノズル孔の拡大断面図。 本開示の特定の実施形態に係る楕円の扇形の形状の断面を有する脱揮ノズルの断面図。 本開示の特定の実施形態に係る円の扇形の形状の断面を有する脱揮ノズルの断面図。 本開示の特定の実施形態に係る不規則四辺形の形状の断面を有する脱揮ノズルの断面図。
以下、詳細な説明を行う。以下の開示は、特定の実施形態、バージョン、及び実施例を含むが、本開示はこれらの実施形態、バージョン、又は実施例に限定されず、これらは単に、本願に含まれる情報を、入手可能な情報及び技術と組み合わせるとき、当業者が本開示を作成及び使用することを可能にするために含まれるにすぎない。
本明細書で使用する様々な用語を以下に示す。特許請求の範囲で使用されている用語が以下に定義されていない場合、刊行物及び発行された特許に反映されているような、当業者が与えた最も広い定義を与えられるべきである。さらに、特に明記しない限り、本明細書に記載の全ての化合物は、置換又は非置換の場合があり、化合物のリストは、それらの誘導体を含む。
さらに、様々な範囲及び/又は数値限定を以下に明示的に述べる可能性がある。特に明記しない限り、端点は交換可能であることが意図されていると認識されたい。数値範囲又は限界が明示的に述べられている場合、そのような明示的範囲又は限界は、明示的に記載された範囲又は限界内にある同様の大きさの反復的範囲又は限界を含むと理解されるべきである(例えば、約1~約10は2、3、4等を含み、0.10より大きいは、0.11、0.12、0.13等を含む)。
本開示の特定の実施形態は、複数の側方流管(「流管(flow tube)」)を有する容器ヘッダーに関する。流管は平行な構成で配置され、交互する複数のヘッダー貫通部を通過して容器ヘッダーに入り、側方流管ごとに単一のヘッダー貫通部を有する。容器内において、流管は、非円形断面を有する穿孔セクション(ノズル又は脱揮ノズルとも呼ばれる)を有する。非円形断面は、円形の扇形、楕円形の扇形、又は不規則な四辺形の形状を有する。流管内の穿孔の大部分は、45度、52度、又は52.5度、又は65度以下の最大ストランド角を有する。
ヘッダー設計
図1A及び図1Bに示すように、流体分配システムは、容器ヘッダー101及び容器本体128を有する脱揮容器100を含む場合がある。脱揮容器100は、ペレット化及び成形などのさらなるポリマー製造プロセスの前にポリマーから揮発性成分を除去するために使用される場合がある。
容器ヘッダー101は、容器本体128の上に隣接して配置する場合がある。容器ヘッダー101は、フランジ付き接続部133、溶接接続部、又は容器ヘッダー101と容器本体128との間の漏れを防ぐ場合がある、当業者に知られている任意の他の接続方法を使用して容器本体128に接続する場合がある。容器ヘッダー101及び容器本体128は、流体処理のための実質的に密閉された環境を提供する場合がある。一部の実施形態では、容器ヘッダー101及び容器本体128は円形である。一部の実施形態では、容器本体128は円筒形、円錐形、又は円錐台形状であり、容器ヘッダー101はドーム状の形状である。一部の実施形態では、容器ヘッダー101及び容器本体128は非円形である。容器ヘッダー101及び容器本体128は、容器の内部と容器の外部との間の差圧、及び高い作動温度に耐える材料で形成する場合がある。例えば、限定するものではないが、容器ヘッダー101及び容器本体128は、スチールで形成する場合がある。一部の実施形態では、容器ヘッダー101及び容器本体128は、容器ヘッダー101及び容器本体128を取り囲む断熱及び/又は補強めっきを含む。
容器ヘッダー101及び容器本体128のサイズは、当業者に知られているような様々な基準、例えばポリマー脱揮スループット要件、生産速度、材料強度、圧力定格、及び他のファクタに従って決定する場合がある。一部の実施形態では、容器ヘッダー101及び容器本体128の直径は、35~240インチ、50~210インチ、又は70~195インチの場合がある。
流管102は、容器本体128内の流体の分配のために、容器本体128と容器ヘッダー101との境界の近くに配置する場合がある。流管102は、容器ヘッダー101と容器本体128との間の境界の平面に実質的に平行に配置される場合があり、さらに、容器本体128の側壁に対して実質的に垂直に配置される場合がある。
実施形態では、容器ヘッダー101は、2~100、2~90、2~80、2~70、2~60、又は2~50個の流管102を含む場合がある。流管102の数は、容器のサイズ、流管のサイズ、流管の形状、生産速度、スループット要件、材料の強度、及び圧力定格要件に依存する場合がある。流管102は、流体の搬送のためのパイプ又は導管の場合がある。
取外し及びメンテナンスを容易にするために、流管102はほぼ真っ直ぐの場合があり、また任意選択的に、取外し可能な端部キャップ130を有している場合がある。端部キャップ130はまた、容器ヘッダー101内での流管102の支持部を提供するために使用される場合があり、さらに、容器ヘッダー101の任意の内部曲率を考慮に入れるような形状にする場合がある。
各流管102は、単一の容器ヘッダー貫通部109を通って容器ヘッダー101に入り、内部支持構造103によって容器ヘッダー101内に支持される場合がある。内部支持構造103は、溶接部105を介して容器ヘッダー101の内面に溶接される場合がある。内部支持構造103は、容器ヘッダー101内の流管102の端部104を支持する場合がある。本明細書で使用される場合、容器ヘッダー貫通部109は、流管102を容器ヘッダー101の内部に通すための、容器ヘッダー101に形成された任意の開口部を含む。内部支持構造103は、容器ヘッダー101内において、容器ヘッダー貫通部109と反対の流管102の端部に機械的支持を提供するための装置である。隣接する流管102の容器ヘッダー貫通部109は、容器ヘッダー貫通部109が交互のパターンを形成するように、互いに容器ヘッダー101の反対側に配置される場合がある。流管102間の間隔は、交互の容器ヘッダー貫通部109を使用することによって最小化される。低減された間隔は、容器ヘッダー101及び容器本体128内の使用可能な流管表面積の増加をもたらし得る。使用可能な表面積の増加の結果として、脱揮容器100の処理能力が増加する可能性がある。
また、内部支持構造103も、容器ヘッダー101の内部に沿って交互のパターンを形成する場合がある。流管102は、容器ヘッダー貫通部109において流管102を密閉する場合がある任意の方法によって、容器ヘッダー101に接続する場合がある。例えば、流管102は、容器ヘッダー貫通部109に溶接される場合があり、容器ヘッダー貫通部109に対して外側でフランジ付けされる場合があり、容器ヘッダー貫通部109に対して内側でフランジ付けされる場合があり、又はこれらの組み合わせの場合がある。
内部支持構造103の設計は、流管102に対する機械的応力を緩和し、及び流管102に関連する容器ヘッダー101の熱膨張及び収縮を許容する能力を考慮することを含む場合がある。実施形態では、内部支持構造103の設計は、容器のサイズ、容器の動作条件、及び流管102の数や種類に依存する可能性がある。
流管102は、容器ヘッダー101の内部への流体の搬送のための外部分配マニホールド107に密封接続するためのフランジ接続部111を有する場合がある。外部分配マニホールド107は、流体を流管102に供給する場合がある。一部の実施形態では、流体を流管102に供給するために、2つ以上の外部分配マニホールド107を使用する場合がある。一部の実施形態では、偶数で存在する可能性がある流管102は、2つの外部分配マニホールド107によって流体を供給される場合がある。そのような実施形態は、各外部分配マニホールド107が同数の流管102に供給を行うことをもたらし、外部分配マニホールド107の設計を単純化し、均等な流体分配を容易にする場合がある。別の実施形態では、脱揮容器100は、奇数個の流管102を含む場合がある。
フランジ接続部111と、端部キャップ130のような取外し可能部品と、内部支持構造103とは、検査、清掃、及びメンテナンスのためにそれぞれの構成要素にアクセスすることを可能にする。さらに、フランジ接続部111は、流管102を個別に変更又は交換することを可能にし、修理及び改造を可能にする。また、フランジ接続111は、個々の流管102を閉止して脱揮容器100の容量を減少させる能力と、容器ヘッダー101において最適な流速及びパターンを維持する能力と、損傷又は詰まりに起因して個々の流管102を分離する能力とを提供する。フランジ接続部111はまた、容器ヘッダー101及び容器本体128におけるポリマー分配管理のためのオリフィスプレート又は制限プレートを導入することを可能にする場合がある。
一部の実施形態では、フランジ接続部111の直径は、隣接するフランジが整列したならば互いに接触又は重なり合うように十分に大きい場合がある。このような実施形態では、フランジ接続部111は、隣接するフランジ接続部111と並ばないように、又は直接的に並ばないように互い違いに配置される場合がある(110)。互い違いのフランジ接続部111は、流管間隔112を減少させ、流管ヘッダー101内の流管102の数を増加させることを可能にする。本明細書で使用される場合、互い違いの配列とは、フランジ接続部111の長軸に対して垂直な方向における容器ヘッダー101の外側のフランジ接続部111の配置であって、隣接するフランジ接続部111同士がほぼ水平面内に存在しないよう配置を指す。このような互い違いの並び、構成、又はパターンは、容器ヘッダー101から隣接するフランジ接続部111までの距離を変化させることによって達成する場合がある。流管間隔112の減少は、最小溶接ルート間隔要件(図2A~図3Cを参照して以下に説明する)によって制限される可能性がある。互い違い110のフランジ接続部111を有する実施形態は、より多くの数の流管102を容器ヘッダー101内に配置することを可能にし、穿孔セクション132及び流体分配システム容量を増加させる可能性がある。
流管102は、穿孔セクション132に結合されたフローセクション134を含む。フローセクション134は、溶融ポリマーを外部ポリマー源から容器ヘッダー101内の穿孔セクション132に導く。穿孔セクション132は、ノズル又は脱揮ノズルとも呼ばれ、溶融ポリマーが排出されストランド127を形成する1つ又は複数の穿孔又は穴を含む場合がある。穿孔セクション132は、容器ヘッダー101内に配置する場合がある。流管102は、流管102の数及び使用可能なフローチューブ表面積(例えば、容器ヘッダー101内の穿孔セクション132に適した面)を増加させるために、平行かつ交互の容器ヘッダー貫通部109を用いて配置される場合がある。一部の実施形態では、流管間隔112を減少させ、容器ヘッダー101内に配置する場合がある流管102の数を増やすために、流管102は互いに平行に配置される場合がある。流管間隔112とは、流管102の表面に対して垂直に測定されたときの、容器ヘッダー101内の隣接する流管102の外表面の間の最も近い距離を指す。交互の容器ヘッダー貫通部109を有する平行流管102構成を利用する実施形態は、脱揮容器100を通過するポリマーの処理能力を増加させる場合がある。一部の実施形態では、流管間隔112は、1~10インチ、1~8インチ、又は1.5~6インチの場合がある。
容器ヘッダー貫通部109は、容器ヘッダー101の両側面間で交互に配置する場合がある。内部支持構造103は、容器ヘッダー101の内面に沿って、容器ヘッダー貫通部109の反対側に配置される場合がある。交互パターンは、内部支持構造103に隣接して配置された容器ヘッダー貫通部109を含む場合がある。例えば、容器ヘッダー101の内面に沿って内部クレードルが繰り返し形成される場合がある。流管102の交互パターンは、実質的に容器ヘッダー101の断面全体に広がっている場合がある。
一部の実施形態では、流管102は、容器ヘッダー貫通部109において溶接接続部106を介して容器ヘッダー101に直接接続される場合がある。溶接接続部106は、容器ヘッダー101の構造的完全性を維持しながら、流管102を容器ヘッダー101に構造的かつ密封的に接続する場合がある。
脱揮容器100は、脱揮されたポリマー出口120及び揮発性蒸気出口126を有する場合がある。脱揮されたポリマー出口120は、脱揮容器100の底部又はその近くに接続され、脱揮されたポリマーを下流処理ユニットに搬送するために使用され得る。脱揮されたポリマー出口120は、ポリマー収集を容易にするか、又は要求されるポンプサイズを縮小するために、1つ又は複数のパイプ及び/又は接続部を含む場合がある。揮発性蒸気出口126は、容器本体128及び/又は容器ヘッダー101の頂部又はその近くに接続され、脱揮容器100内のポリマーから出る揮発性物質を除去するために使用され得る。揮発性蒸気出口126は、蒸気流のバランスを取るために、1つ又は複数のパイプ及び/又は接続部を含む場合がある。図1Aは、流管102を通るフロー108の方向を示し、図1Bは、脱揮容器100内へのポリマーフロー124の方向を示す。
実施形態では、溶融ポリマーは流管102を介して脱揮容器100に供給される。例えば、溶融ポリマーは、フラッシュ脱揮装置のような1つ以上の上流脱揮装置から脱揮装置100に供給される場合がある。溶融ポリマーは、流管102に流入し、流管102を通り、ストランド127の形で穿孔セクション132を出て、溶融塊122として底部容器本体128内に回収及びプールされる。揮発性物質がポリマーストランド127から出る。実施形態では、脱揮容器100は、ポリスチレンからスチレンモノマーなどの揮発性物質を除去するために使用される。実施形態では、脱揮されたポリマーは、約1000、900、800、700、600、500、400、300、200、100又は50ppm以下のスチレンモノマーを含むポリスチレンである。揮発性物質はストランド127を出て、揮発性蒸気出口126を介して容器本体128から出る。脱揮されたポリマーは、脱揮されたポリマー出口120を介して容器本体128から出て、ペレタイザーなどの仕上げ操作のために送られる場合がある。
図2Aを参照して、流管間隔112は、溶接ルート間隔201によって制限される可能性がある。溶接ルート204とは、溶接の裏側が1つ又は複数のベース金属表面と交差する1つ又は複数の点を指す。実施形態では、ベース金属は容器ヘッダー101の壁である。一部の実施形態は、溶接から熱影響を受けるゾーンに基づいて、溶接ルート204間の最小間隔を1インチとする。1インチの間隔は、溶接の熱影響ゾーンに存在する応力による潜在的溶接問題を回避する場合がある。熱影響ゾーンを回避することにより、応力緩和が回避され、製造コスト及び時間が低減され得る。実施形態では、典型的な流管間隔112は4インチ以下、3インチ以下、又は2インチ以下の場合がある。容器ヘッダー貫通部109及び内部支持構造103を交互にすることによって、最小溶接間隔要件が依然として満たされる場合があり、また、補強容器要件がより容易に満たされる場合がある。本明細書で使用される「補強容器要件」とは、ASME section VIII division 1に説明されているような容器構築のための工学的要件を指す。交互の構成の結果として、流管間隔112を減少させることができ、これにより、より多くの流管102を容器ヘッダー101内に配置することができ、よって穿孔セクション132を増加させることができる。
実施形態では、支持クレードル205は溶接又は他の方法で容器ヘッダー101の内面に接続される場合がある。溶接部105は、支持クレードル205の底部、上部、又はその両方に沿って溶接アーク202を形成するように、支持クレードル205内部の1つ又は複数の部分に沿って配置される場合がある。本明細書で使用される場合、溶接アーク202とは、支持クレードル205の内周に沿って円弧状に延びているが、支持クレードル205の周囲全体にわたっては連続していない1つ又は複数の溶接部からなるセクションを指す。実施形態では、支持クレードル205を容器ヘッダー内面に接続するために溶接アーク202、特に支持クレードル205に対して内側の溶接アークを使用することは、溶接ルート間の最小間隔を含む溶接ルート間隔201の要件に影響を及ぼす可能性がある。溶接アーク202は、溶接アーク202が隣接する溶接接続部106への最小溶接ルート間隔201よりも近くにならない限りにおいて、支持クレードル205の底部、上部、又は底部及び上部の周りに連続している場合がある。支持クレードル205が流管102よりも大きな直径のパイプ又は導管のセクションを含む実施形態では、支持クレードル205の上部、底部、又は両方の内周に沿って配置された溶接アーク202を使用して、支持クレードル205が容器ヘッダー内面に接続される場合がある。外側ではなく内側の支持クレードルジョイント沿いに溶接アーク202を配置することは、溶接ルート204間の1インチの間隔に違反することなく、溶接アーク202を支持クレードル205の内側の周りにさらに延ばすことを可能にする。実施形態では、支持クレードル205はパイプの半分を含み、溶接アーク202は、溶接部の熱影響ゾーンに存在する応力に起因する潜在的溶接問題を回避可能な必要最小溶接ルート間隔201よりも近くに溶接アーク202が配置されない限りにおいて、支持クレードル205の下側の内周に沿って配置される。熱影響ゾーンを回避することにより、応力緩和が要求されず、製造コスト及び時間が低減される場合がある。
図2A及び図3Aを参照して、内部支持構造は、端部104が直接載置される支持クレードル205の場合がある。あるいは、端部104は、スライド可能なスリーブ又はベアリングのような可動デバイス装置が、移動を可能にするために支持クレードル205と端部104との間に配置される結果、間接的に支持クレードル205に載置される場合がある。本明細書で使用される支持クレードル205とは、端部104を支持する場合がある任意の構造を指し、その内部に配置されたときに端部104が安定した位置に載るような向きを有する、端部104より大きい直径のパイプの一部又はパイプの半分を含むがこれに限られない。支持クレードル205は、非円形流管102の形状と、容器ヘッダー内面の曲率に起因して生じる可能性がある角度とを含むが、これらに限られない、考慮事項に基づいて端部104を支持するのに必要な形状にする場合がある。実施形態では、支持クレードル205は、溶接部105を介して容器ヘッダー101の内面に溶接される場合がある。端部104は、支持クレードル205内に配置することによって支持される場合がある。支持クレードル205は、動作中及び保守中に端部104を支持するのに十分な任意の長さ310を有する場合がある。いくつかの要因、例えば熱膨張及び収縮に関する要件、容器のサイズ、流管の長さ及び直径、及び動作温度を含む容器の動作条件等が、支持クレードル205の長さ310に影響を及ぼし得る。端部104を支持するために必要な長さを越える長さ310は、さもなければ穿孔セクション132のために使用できる領域を覆うことによって、容器ヘッダー101内での使用のための流管102の表面積を減少させる可能性がある。
図2B及び図3Bに示す実施形態では、内部支持構造はスライド式クレードル300である。本明細書で使用される場合、スライド式クレードル300は、支持ヘッダー101内の関連づけられた流管102の上方に位置する支持構造209、例えば支持ビーム又はレールを含み、支持構造209と流管102とを接続するハンガー207によって支持が提供される。ハンガー207は支持構造209に対して移動可能の場合があり、これは、熱膨張又は収縮力に応じて移動することを可能にする。結果としての移動は、容器のヘッダーの壁及び流管102に対する応力を低減する。実施形態では、スライド式クレードル300は、動作中の容器ヘッダー101の熱膨張を許容するために、及び、メンテナンス又は洗浄のために流管102を取り外すことを可能にするために、12インチ以下、又は3インチ以下、又は1インチ以下の流管102の移動を可能にする場合がある。実施形態では、支持構造209は、容器ヘッダー101の内側に溶接されたI字型ビームの一部の場合がある。支持構造209は、パイプ又は導管の一部の場合がある。支持構造209は、流管102の上方でほぼ水平に、容器ヘッダー101の内面から12インチ未満、6インチ未満、又は2インチ未満の長さ310だけ延びる場合がある。実施形態では、図2A及び図3Aに示される支持クレードル205は、スライド式クレードル300と同じ長さ310だけ、容器ヘッダー101の内面から延びる場合がある。
ハンガー207は、ビームクランプ又はビームローラー208と、支持ロッド210と、パイプクランプ、ローラー、又は支持体206とを含む場合がある。ビームクランプ又はビームローラー208は、支持構造209に接続する場合がある。例えば、ビームクランプ又はビームローラー208は、クランプ又は他の方法で支持構造209に対して移動可能に接続される場合がある。支持体206は流管102を支持する。支持体206がパイプクランプである実施形態では、支持体206は流管102に対して固定される場合がある。支持体206としてのローラーの使用は、流管102に対する移動を可能にする場合がある。支持ロッド210は、ビームクランプ又はビームローラー208と支持体206との間の機械的接続部の場合がある。例えば、支持ロッド210は、ねじ付きナットによって固定されるねじ付き端部を有する場合がある。実施形態では、ビームローラー208及び支持ロッド210は、例えば流管102の上部への溶接接続を介して流管102に直接接続され得る単一のデバイスである。
実施形態では、ハンガー207は、流管102の上部への溶接か、端部キャップ130を介してアクセス可能な流管102の内側に延びるネジ付き接続かなどを用いて、端部104又は端部キャップ130において又はその付近において、流管102に接続される場合がある。このような構成は、流動管102の底面表面積を阻害せず、容器ヘッダー101内の穿孔セクション132の増加及び容量の増加を可能にする。
実施形態では、スライド式クレードル300は溶接又は他の方法で容器ヘッダー101の内側に接続される場合がある。図2Bにおいて、支持構造溶接部203は溶接接続部106の水平面の上に示されているので、支持構造溶接部203は、溶接接続部106とほぼ水平には整列していない。図2Bに示される支持構造溶接部203は、説明の目的で複数の個々のドットとして示されている。実施形態では、支持構造溶接部203は、当業者に知られているように、スポット溶接、スティッチ溶接、又はシール溶接を含むが、これらに限られない、任意のタイプの溶接の場合がある。結果として得られる溶接構成は、ASME溶接要件を満たすよう、あらゆる複雑性を低減又は排除し、これは設置の困難性を低減する可能性がある。さらに、この溶接構成は、溶接ルート204間の最小1インチ間隔を維持する上での複雑性を低減し、流管間隔112を減少させる場合がある。実施形態では、流管間隔112を減少させるためにスライド式クレードル300を使用することにより、容器ヘッダー101内の流管102の数を増加させたり、容器ヘッダー101内の穿孔セクション132を増加させたり、脱揮容器100の関連する処理能力を高められたりする場合がある可能性がある。
図3Cを参照して、容器ヘッダー貫通部109の反対側の端部104は、容器ヘッダー101が支持凹部304を形成する設計を用いて容器ヘッダー101によって支持される場合がある。容器ヘッダー101は、容器ヘッダー101の小部分が容器の内側から外側にくぼんで、端部104が支持凹部304に通されて支持されることが可能なように設計される場合がある。熱膨張力に応じて移動することを可能にするために、端部104は支持凹部304に対してスライドするように挿入される場合がある。流管端部104は支持凹部304に直接載置される場合があるし、あるいは、スライド式スリーブ又はベアリングのような可動デバイス装置が、移動を可能にするために支持凹部の上面304と端部104との間に配置される結果、間接的に支持凹部304に載置される場合がある。支持凹部304は、容器ヘッダー101と同時に形成されることにより、容器ヘッダー101に溶接されることにより、又は当業者に知られている、容器ヘッダー101への実質的に密封された接続を形成する場合がある任意の他の方法により形成させることで、容器ヘッダー101に対して密封接続される場合がある。実施形態では、容器ヘッダー101の支持凹部304は、容器ヘッダー101の外面から12インチ以下、又は6インチ以下、又は3インチ以下だけ延びる場合がある。穿孔セクション132は実質的に、容器ヘッダー101の内面間の全長に延びて、それにより穿孔セクション132に利用可能な表面積を最大化する場合がある。
図4を参照して、溶接流管400が、容器ヘッダー貫通部109において溶接接続部106を介して容器ヘッダー101に直接接続される場合がある。溶接接続部106は、容器ヘッダー101の構造的完全性を維持しながら、溶接流管400を容器ヘッダー101に構造的かつ密封的に接続する場合がある。溶接流管400が容器ヘッダー貫通部109において容器ヘッダー101に溶接される場合、溶接流管400は固定され、取り外すことができない。溶接流管400は、外部マニホールドフランジ405、溶接流管400上のフランジ接続部111、及び接続デバイス406を使用して、外部分配マニホールド107に接続される場合がある。実施形態では、接続デバイス406は、フランジ接続部111から容器ヘッダー101の内外への漏れを防止する場合がある密封機構と、ボルトのセットとの場合がある。密封機構は、パッキン、溶接、ワッシャー、スタッドフランジ、又は当業者に知られている任意の他の手段又は方法とする場合がある。実施形態では、溶接流管400の穿孔セクション132は容器ヘッダー101内に完全に収容される場合があり、フローセクション134は、外部マニホールドフランジ405を介して外部分配マニホールド107に接続されるために、容器ヘッダー101の内側から容器ヘッダーの壁を通過して延びる。溶接流管400は、48インチ~1インチ、又は18インチ~3インチ、又は12インチ~6インチの範囲の、容器ヘッダー外面からの距離410まで延びる場合がある。
図5を参照して、流管500は、容器ヘッダー貫通部109に外側でフランジ付けされる場合がある。外側フランジ流管500とは、流管500よりも直径が大きいパイプ又は導管402の短いセクションを使用して、容器ヘッダー101に密封接続される流管500を指す。導管402のセクションは、容器ヘッダー101の外側に溶接部407を介して溶接されるか、又は他の方法で接続され、そこから短距離だけ延びる。実施形態では、外側フランジ流管接続部は、2インチ~36インチ、又は8インチ~24インチ、又は10インチ~20インチの範囲の直径を有する場合がある。パイプ又は導管402の延長端部は、流管500のフランジ接続部111を受け入れるためのフランジ403、及び外部配管マニホールド107を受け入れるための外部マニホールドフランジ405を有する場合がある。より小さい直径を有する外側フランジ流管500は、導管402のセクションを通って容器ヘッダー101に入る。外部マニホールドフランジ405は、ボルトのセット及び密封機構などの接続デバイス406によって、フランジ接続部111及びフランジ403に接続される場合がある。密封機構の例には、パッキン、ワッシャー、溶接、スタッドフランジなどが含まれる。外側フランジ流管500は、接続デバイス406を取り外すことによって、洗浄又はメンテナンスのために取り外す場合がある。実施形態では、フローセクション134は、フランジ接続部111から容器ヘッダー101の内壁付近まで延びている場合があり、穿孔セクション132は、容器101の内部を横断するように延びている場合がある。このような実施形態は、ほぼ壁から壁までの穿孔セクション132、又は、支持凹部304と組み合わせて使用される場合には完全に壁から壁までの穿孔セクション132と、洗浄及びメンテナンスのための流管500を取り外し可能性を兼ね備える。
図6Aを参照して、内側フランジ流管600は、容器ヘッダー貫通部109に内側でフランジ付けされる場合がある。内側フランジ流管600とは、容器ヘッダー101が容器ヘッダー壁503内にフランジ接続部を有し、内側フランジ流管600が、容器ヘッダー壁503内の接続部に結合されるフランジ接続部111を有する接続部を指す場合がある。流体は、外部マニホールドフランジ405によって容器ヘッダー壁503の外面に接続された外部分配マニホールド107によって供給される。外部分配マニホールド107、容器ヘッダー壁503、及びフランジ接続部111は、ボルトのセット及び密封機構などの接続デバイス406によって接続される場合がある。実施形態では、流管600の穿孔セクション132は、流管400及び流管500と比較して減少される場合がある。なぜなら、血管ヘッダー101の内側上のフランジ接続部111の近くの流管600の部分は、穿孔することができないからである。内側フランジノズル600は、接続デバイス406を取り外すことによって、洗浄のために取り外す場合がある。内側フランジノズル600の設計は、内側フランジノズル600の穿孔セクション132の減少に起因して、外側フランジ流管400及び500と比較して、流体分配システムの処理能力が低下する可能性がある。
図6Bを参照して、内側フランジ流管600は、容器ヘッダー101の内部でフランジ付けされる場合がある。外部マニホールドフランジ405は、溶接接続部106によって容器ヘッダー貫通部109に溶接される場合がある。外部マニホールドフランジ405は、12インチ~3インチの距離601だけ、容器ヘッダー101内に延びる場合がある。外部マニホールドフランジ405は、容器ヘッダー101内で、内側フランジ流管600にフランジ接続される場合がある。外部マニホールドフランジ405及びフランジ接続部111は、ボルトのセット及び密封機構などの接続デバイス406によって接続される場合がある。実施形態では、容器ヘッダー101内の外部マニホールドフランジ405の延長に起因して、外側フランジ流管400及び500と比較して、穿孔セクション132が減少する場合がある。このような実施形態は、接続デバイス406を取り外すことによって、洗浄又はメンテナンスのために内側フランジ流管600を取り外すことを可能にする。図4~図6はそれぞれ、支持クレードルを介して支持される流管の端部を示しているが、スライド式クレードル又は支持凹部等の他の支持体が、本明細書に説明される実施形態のいずれかと組み合わせて使用され得るものと理解されたい。
ノズル設計
脱揮ノズルにおける各穿孔(すなわち、流管の穿孔セクション)は、最大ストランド角を有する場合がある。一部の実施形態では、脱揮ノズルの穿孔の大部分が、45度、52度、又は52.5度、又は65度以下の最大ストランド角を有する。図7に示すように、ポリマーの脱揮を調整するためにストランド角を使用する場合がある。本明細書で使用される場合、ストランド角とは、ポリマーストランドが流管の内部116から流管の穿孔セクション132の外部117に流れ、穿孔115から出る際の垂直軸に対する角度を指す。より具体的には、ストランド角とは、(i)穿孔115の平面165の中心点160から外側に90度(符号155で示す)で延びるストランド線150と、(ii)穿孔115の平面165の中心点160から延びる測鉛線170との間の角度θを指す。測鉛線170は、穿孔115を出るポリマーストランドの落下方向とほぼ平行である可能性がある。脱揮効率は、垂直軸におけるストランド間隔に依存する可能性がある。本明細書で使用される場合、ストランド間隔とは、測鉛線170に平行な線に沿う、ストランドの中心間の間隔を指す。最適ストランド角は、ストランド間隔及び穿孔115出口直径の影響を受ける可能性がある。一般的に、より大きなストランド角は、脱揮効率を維持するために、より大きなストランド間隔又はより小さい孔径の一方又は両方を必要とすることがある。
穿孔115の全て又は一部が、一定の直径の穴、テーパ付きの直径の穴、又はそれらの組み合わせの場合がある。一定の直径の穴とは、例えば、直線状の一定の直径のドリルビットによって一般的に製造される、平行な側壁162及び163によって示されるような、穴の長さにわたってほぼ同じ直径を有する穴をいう。テーパ付きの直径の穴とは、ノズルの内側及び外側で異なる直径を有する穴を指し、側壁162及び163はそれらの全長にわたって平行ではない。
理論に縛られることはないが、脱揮効率は、0~65度の範囲のストランド角についてほぼ一定であると考えられている。また、脱揮効率は、65度を超えるストランド角について大きく減少すると考えられている。一部の実施形態では、流管の穿孔セクション132又は流管の全体が、最大ストランド角が約0~45度、又は52度、又は52.5度、又は65度の範囲であるような断面を有する。実施形態では、流管の穿孔セクション132の大部分の穿孔115又は穴、あるいは穿孔セクション132の穿孔115又は穴の実質的にすべてが、45度、又は52度、又は52.5度、又は65度以下の最大ストランド角を有する。一部の実施形態では、ポリマーストランドの50、60、70、80、90、95、99重量パーセント以上が、45度、52度、又は52.5度、又は65度以下の最大ストランド角で流管から出る。最大ストランド角は、ストランド間隔、ストランド直径、ストランドのテーパ、脱揮される材料、及び特定の設計に使用される穿孔115の直径に依存して変化する可能性がある。
穿孔セクション132の穿孔可能な長さ又は領域は、ポリマーの脱揮を制御するために調節される場合がある。穿孔可能な長さとは、流管に穿孔された穴が脱揮に適してストランド角をもたらす穿孔セクション断面の周囲に沿った直線距離を指す。所与の流管の穿孔可能な領域は、穿孔可能な長さに、流管の閉塞していない(unobstructed)長さを掛けたものである。流管の長さ及び流管の他の物理的寸法は、全体的なプロセス設計の考慮事項、例えば容器本体内の流管の配置及び支持によって制限される場合がある。総穿孔可能領域は、全ての流管についての穿孔可能な領域の合計である。孔の大きさ、密度、又はその両方が、脱揮効率に影響を与える可能性がある。孔の密度とは、平方インチなどの単位面積あたりの孔の数をいう。孔の大きさとは、流管内の穿孔115の平均直径を指す。実施形態では、孔の直径は、約1/32インチ~約7/64インチ、約2/64インチ~約7/64インチ、又は約3/64インチ~約7/64インチである。実施形態では、孔の密度は、約10~約400個/in、又は約50~約55個/in、又は約52個/inである。一実施形態では、孔は、例えば、図8に示すように60度の三角形のピッチパターンで、穿孔可能領域内でほぼ均等に離間されている場合がある。実施形態では、孔の中心間間隔は約5/32インチである。実施形態では、孔のサイズは、特定のポリマー又はプロセス流体のファウリング特性を回避しつつ、可能な限り小さく選択される。孔の間隔は複数のファクタ、例えば強度要件(より大きな間隔が望ましい場合がある)、脱揮/孔の密度要件(より小さい間隔が望ましい場合がある)、及び互いに近接し過ぎた場合にストランドが凝集する傾向等のバランスを取ることによって選択する場合がある。限定するものではないが、例えば、鋼板における孔密度は約0.7以上の場合がある。
図9は、内側ノズル壁4250上に内径4050を有し、外側ノズル壁4300上に外径4100を有するテーパ付き孔4000の実施形態を示す。溶融ポリマーは、参照フロー矢印4150によって示されるように、テーパ付き孔4000の内径からテーパ付き孔4000の外径に流れてストランドを形成する場合がある。孔4200の長さは、穿孔セクション132の壁の厚さに等しい。実施形態では、内径4050は外径4100より小さい場合がある。あるいは、内径4050は外径4100より大きい場合がある。テーパは、内径と外径との間のほぼ一定の変化率又は傾きを意味する線形テーパの場合がある。一部の実施形態は、約7/64インチの内径、約3/64インチの外径、及び約0.375インチの長さを有する線形テーパ付き孔を含む。実際の孔の長さ及び直径は、ノズルの圧力定格要件、ポリマーフロー、ポリマーの特性、及び脱揮の目的によって変わる場合がある。
図10は、内側ノズル壁5250上に内径5050を有し、外側ノズル壁5300上に外径5100を有し、また長さ5200を有するテーパ付き孔5000の代替的な実施形態を示す。溶融ポリマーは、参照フロー矢印5150によって示されるように、孔の内径から孔の外径に流れてストランドを形成する。図5に示されるテーパ付きプロファイルは、直径がほぼ一定の部分5350と、直径が一定ではない部分5400とを有する漏斗テーパ又はマルチ内側テーパ付き孔を指す場合がある。直径が一定ではない部分5400は、線形プロファイル、非線形プロファイル、又はそれらの組み合わせをさらに含む場合がある。一定直径部分5350の長さは、直径が一定ではない部分5400の長さよりもおおまかに小さいか、等しいか、又はそれより長くする場合がある。実施形態では、一定直径部分5350の長さは、直径が一定ではない部分5400の長さよりも長く、例えば、直径が一定ではない部分5400の長さの約2倍である。
テーパは、ポリマーをより大きな内径5050からより小さい外径5100に漏斗のように注ぐ場合がある。あるいは、テーパは、反転漏斗(又はホーン)を形成し、ポリマーをより小さい内径5050からより大きな外径5100に流す場合がある。直径が一定ではない部分5400は、内径5050と肩直径5570との間のわずかに湾曲した直径、及び肩高さ5580有する肩部分5500を含む場合がある。直径が一定ではない部分5400は、ほぼ一定直径部分5350に隣接して供給されるわずかに湾曲したスロート部分5600を含む場合がある。直径が一定ではない部分5400は、肩部分5500とスロート部分5600との間にほぼ直線部分5550を含む場合がある。実施形態では、漏斗テーパ付き孔(マルチ内部テーパ付き孔)は、約0.125インチの内径、約0.1インチの肩直径、約0.03の肩高さ、約0.049の外径、約0.25インチのほぼ一定直径部分の長さ、及び約0.125の直径が一定ではない部分の長さを有する。図10に示される入口端部は鋭角や平坦ではなく、0.03の初期曲率半径(R0.03)を有し、第2に、半径3.0インチ(R3.0)の内部テーパである。テーパ状又は丸みを帯びた端部及び移行部は、圧力降下を減少させる傾向がある。
一部の実施形態では、ノズル構造の強度要件を低減するために、脱揮ノズルにテーパ付き孔を使用する場合がある。このようなテーパ付き孔は、ノズルの内側から外側への圧力降下を減少させることによって強度要件を低減する。テーパ付き孔を組み込むことにより、揮発性成分を減少させるための他の強化策が導入されるにつれて生じる可能性のある高められた強度要件を低減する場合がある。例えば、テーパ付き孔の使用は、製造可能性を複雑にし、かつ、より高価であるより強固な材料の必要性を緩和し得る。さらに、テーパ付き孔は、特定のノズル断面に伴う応力及び歪みの増加を相殺するのに役立つことがある。実施形態では、テーパ付き孔は、一定の直径の孔を有する他の構成は同一の脱揮ノズルと比較して、約50、60、70、80、又は85%以上、脱揮ノズル間の圧力降下を低減する場合がある。実施形態では、テーパ付き孔による鋼板の応力集中は、約2.41である。理論に縛られることはないが、漏斗テーパは以下の二重の利点をもたらすと考えられている。(a)より大きな内径は、著しい圧力降下の減少をもたらし、(b)直径がほぼ一定の部分は、ポリマーストランドを膨潤させにくくする場合がある。同様に理論に縛られることないが、ほぼ一定の直径の部分は、物理的な型(mold)、及びポリマー鎖がフロー又はストランド方向に配向する滞留時間を提供することによって、ポリマーストランドの膨潤を抑える場合がある。
ノズルの穿孔は、穿孔、ウォータージェット技術、レーザー穿孔その他の機械加工方法によって作成される場合がある。一定直径の孔は、直線のドリルビットで作成される場合がある。例えば、直線状のテーパ付き孔は、テーパ付き(例えば、円錐形)のドリルビットで形成される場合があり、又は直線状のビットでリーマ加工される場合がある。漏斗テーパ付き孔(マルチ内部テーパ付き孔)は、ウォータージェットによって、又は直線状の孔の後にテーパ付きのドリルビットを使用することによって、又は孔の一部をリーマ加工することによって作成する場合がある。孔は、最終製造の前又は後のいずれで作成される場合がある。例えば、鋼板のような金属シートを穿孔することによって孔を形成して、その後、最終的ノズルアセンブリを形成するために切断、曲げ、溶接などが行われる場合がある。あるいは、製造後に流管が穿孔される場合がある。
脱揮ノズルの強度は、ノズルの穿孔からポリマーを押し出す圧力に関連する応力及び歪みに耐えるのに十分な場合がある。適切なノズル強度の決定に寄与する要因は、孔の直径及び密度、ノズル壁の厚さ及び形状、構築材料、及びノズルを通るポリマーの質量流量及び関連する圧力を含む。所与のノズル設計の応力及び歪みは、例えば、Abaqus,Inc.から入手可能なABAQUS(登録商標)ソフトウェアなどの市販のモデリングソフトウェアを使用することによって、有限要素解析を用いて解析される場合がある。実施形態では、有限要素解析は、ABAQUS(登録商標)Standardソフトフェアにより、2及び3次元シェルを使用し、線形弾性材料の挙動を仮定し、29×106psiの鋼の弾性率及び0.29の鋼のポアソン比を使用して実行される場合がある。一般的に、材料応力、特にノズル内の屈曲部又は角部のような点応力又は集中応力を低下させると、ノズル材料の全体的な強度要件が低下し、それにより、より低コストの材料を使用することが可能になる。
本明細書で提供される脱揮ノズルは、鋼板などの金属プレートから形成される場合がある。鋼板は、切削、スタンピング、フライス加工、溶接などの公知の金属加工技術によって、本明細書に説明のパラメータに従って処理、成形、及び組み立てる場合がある。選択される鋼の種類は、焼戻しの前に、プレートを穿孔してノズルの形状に成形する工程中の製造上の困難を最小に抑えるのに十分な延性を有するようなものの場合がある。鋼板が十分に延性でないか、又は過度に硬いと、製造上の困難がコストを上昇させる可能性がある。硬い鋼はまた、脆性破壊を起こしやすい。強度を高める必要性と製造可能性の必要性との間のバランスを取る場合がある。一部の実施形態では、ノズルを穿孔して形成する前に延性を高めるために、鋼板がアニールされる。しかし、脱揮ノズルは、当業者に知られている任意の適切な材料から製造する場合がある。
鋼のタイプは、十分な延性を有することに加えて、焼き戻しによって最終的な脱揮ノズルが本明細書に説明の応力及び歪みに抵抗できるようなものの場合がある。実施形態では、脱揮ノズル、又は脱揮ノズルを形成するために使用されるプレートは、適切な応力及び/又は歪み耐性を達成するために、熱処理又はアニーリングのような処理を受ける場合がある。特定の実施形態では、鋼はステンレス鋼、任意のAISI(American Iron and Steel Institute)400シリーズステンレス鋼、処理されたAISI 400シリーズステンレス鋼、熱処理された304ステンレス鋼、420ステンレス鋼、420Fステンレス鋼、440Aステンレス鋼、AL-6XNステンレス鋼、又はLDX2101ステンレス鋼を含む。実施形態では、ノズルは、厚さ0.375インチの鋼板で構成される。
ノズルを通るポリマーの流量は、とりわけ、粘度などのポリマー特性、ノズルの穿孔可能な長さ及び面積、ノズル孔密度、及びノズル圧力によって影響される場合がある。ノズルを通るポリマーの総流量は、lb/hrで表すことができ、また、これをノズル孔の総数でさらに除算して、1孔当たりの流量をlb/hr/孔で表す場合がある。実施形態では、脱揮ノズルは、約800、700、600、500、400、300、200、100、又は50psig以下のポリマー圧力で動作される場合がある。ストランドは、典型的には、脱揮効率を最大にするために、約30、20、10、5、1、又は0.2torr以下の蒸気空間圧に曝される。
流管の穿孔セクション(すなわち、脱揮ノズル)は、非円形の断面を有する場合がある。非円形の断面は、3以上の辺を有する場合がある。例として、非円形断面は円形の扇形、楕円形の扇形、又は不規則四辺形の形状を有する場合があるがこれらに限られない(本明細書では「アイスクリームコーン」又は「パラシュート」の形状を有するとも記される)。円形の扇形は、円の2つの半径と円の弧の一部(すなわち、円周の一部)によって囲まれた円の一部である。楕円形の扇形は、楕円の2つの半径と楕円の弧の一部(すなわち、楕円の円周の一部)によって囲まれた楕円の一部である。不規則四辺形は、全ての辺及び全ての角度が一致するものではない、4つの辺を有する多角形である。図11は、このような非円形断面1100を有する脱揮ノズルの実施形態を示す。非円形断面1100は、楕円形の扇形の形状を有する。非円形断面1100は、3つの辺1110a、1110b、1120を有する。辺1100a及び1110bは直線の辺の場合があり、いくつかの実施形態では同じ長さを有する場合がある。辺1120は円弧の場合があり、辺1110a及び辺1110bと、90度を超える可能性のある夾角1115a及び1115bでつながる場合がある。辺1110aと辺1110bが接する夾角1130は、70度又は76度以上の場合がある。いくつかの実施形態では、夾角1130は90度以下である。この開示の利益を享受する当業者は、円弧1120が連続的な曲線である必要はなく、本開示の範囲内の1つ又は複数の円弧セグメントから形成され得ることを理解するであろう。さらに、本開示の利益を享受する当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、任意の角部を丸める場合があることを理解するであろう。辺1110a及び辺1110bは、非円形断面1100の穿孔可能な長さ1150を含む場合がある。穿孔可能な長さ1150は、ストランド角1140が一定で、最大で45度、52度、52.5度、又は65度である辺1110a及び1110bのそれぞれに沿った長さである。両辺は角部に近づくにつれて湾曲し始めるので、穿孔可能な長さ1150は辺1110a及び1110bの長さよりも小さく、最大で45度、52度、52.5度、又は65度の一定のストランド角が減少又は増加する。穿孔は、非円形断面1100の穿孔可能な長さ1150にわたってのみ存在する。図1A、図1B、図2A、図2B、図3A、図3B、図3C、図4、図5、図6A、及び図6Bに示す各流管109及び穿孔セクション132は、図11に示される非円形断面を有する場合がある。
図12は、このような非円形断面1200を有する脱揮ノズルの実施形態を示す。非円形断面1200は、円形の扇形の形状を有する。非円形断面1200は、3つの辺1210a、1210b、1220を有する。辺1200a及び1210bは直線の辺の場合があり、いくつかの実施形態では同じ長さを有する場合がある。辺1220は円弧の場合があり、辺1210a及び辺1210bと、90度を超える可能性のある夾角1215a及び1215bでつながる場合がある。辺1210aと辺1210bが接する夾角1230は、70度又は76度以上の場合がある。いくつかの実施形態では、夾角1230は90度以下である。この開示の利益を享受する当業者は、円弧1220が連続的な曲線である必要はなく、本開示の範囲内の1つ又は複数の円弧セグメントから形成され得ることを理解するであろう。さらに、本開示の利益を享受する当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、任意の角部を丸める場合があることを理解するであろう。辺1210a及び辺1210bは、非円形断面1200の穿孔可能な長さ1250を含む場合がある。穿孔可能な長さ1250は、ストランド角1240が一定で、最大で45度、52度、52.5度、又は65度である辺1210a及び1210bのそれぞれに沿った長さである。両辺は角部に近づくにつれて湾曲し始めるので、穿孔可能な長さ1250は辺1210a及び1210bの長さよりも小さく、最大で45度、52度、52.5度、又は65度の一定のストランド角が減少又は増加する。穿孔は、非円形断面1200の穿孔可能な長さ1250にわたってのみ存在する。図1A、図1B、図2A、図2B、図3A、図3B、図3C、図4、図5、図6A、及び図6Bに示す各流管109及び穿孔セクション132は、図12に示される非円形断面を有する場合がある。
図13は、このような非円形断面1300を有する脱揮ノズルの実施形態を示す。非円形断面1300は、非規則四辺形の形状を有する。非円形断面1300は、4つの辺1310a、1310b、1320a、1320bを有する。辺1300a及び1310bは直線の辺の場合があり、いくつかの実施形態では同じ長さを有する場合がある。辺1320a及び1320bは、角度1316で互いに接続し、また、90度を超える可能性のある夾角1315a及び1315bで辺1310a及び辺1310bと接続する直線の辺の場合がある。辺1310aと辺1310bが接する夾角1330は、70度又は76度以上の場合がある。いくつかの実施形態では、夾角1330は90度以下である。この開示の利益を享受する当業者は、辺1320a及び1320bが2つの連続的な直線である必要はなく、本開示の範囲内のより多くの直線セグメントから形成され得ることを理解するであろう。さらに、本開示の利益を享受する当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、任意の角部を丸める場合があることを理解するであろう。辺1310a及び辺1310bは、非円形断面1300の穿孔可能な長さ1350を含む場合がある。穿孔可能な長さ1350は、ストランド角1340が一定で、最大で45度、52度、52.5度、又は65度である辺1310a及び1310bのそれぞれに沿った長さである。両辺は角部に近づくにつれて湾曲し始めるので、穿孔可能な長さ1350は辺1310a及び1310bの長さよりも小さく、最大で45度、52度、52.5度、又は65度の一定のストランド角が減少又は増加する。穿孔は、非円形断面1300の穿孔可能な長さ1350にわたってのみ存在する。図1A、図1B、図2A、図2B、図3A、図3B、図3C、図4、図5、図6A、及び図6Bに示す各流管109及び穿孔セクション132は、図13に示される非円形断面を有する場合がある。
一般的に、断面の穿孔可能な長さは、ポリマーストランドが、脱揮容器内で重力を介して穿孔から下方に、妨げられることなく延びる場合があるように、断面の下部に配置される。一部の実施形態では、図11~図13に示される断面は、約754in(直径15.5インチと等価)のほぼ等しい断面積を有するが、全体的プロセス及び設計上の考慮事項に従って、任意の適切な断面積が選択され得ることを理解されたい。同じ断面積では、ノズル断面形状の変化が、とりわけ、穿孔可能な領域及び穿孔の数、ストランド角、応力、歪み、及び脱揮ポリマー内の揮発性成分における多様性を引き起こす場合がある。
断面積は、圧力降下及び均一なフロー分布の設計に関係する場合がある。断面形状は、流管のサイズを最適化し、所与の容器サイズについての総孔数を最大にするために、一定の幅-穿孔可能面積に基づいて比較される場合がある。上記したように、脱揮効率は、65度を超えるストランド角について大きく減少すると考えられている。
図11~図13に示される非円形断面形状は、角部又は屈曲部を有する。応力及びひずみを最小限に抑えるために、角部は曲げ半径を有するよう加工される場合がある。大きな曲げ半径は応力を低減するが、穿孔可能領域の損失を招く。理想的な曲げ半径は、圧力定格要件、鋼の厚さ、鋼又は構築材料の種類、及び製造方法に依存する。曲げ半径は、4、3、2、1.5、1、0.75、又は0.5インチ以下の場合がある。
以下の式を使用して、約0.003~約1lb/hr/孔、又は約0.3~1lb/hr/孔、又は約0.049lb/hr/孔のポリマー流速、469°Fにおける、非円形断面を有するノズルで脱揮されたポリスチレン中のスチレンモノマーレベルを予測する場合がある。
Figure 0007080182000001
上記の式で、Vはスチレン揮発性物質レベルをppm単位で表し、ρはノズルの動作圧力をtorr単位で表し(上流のフラッシュ脱揮装置からの出口圧力でもある可能性がある)、αはストランド角θが0度である孔の割合であり、αθはストランド角が、0より大きく、45度以下、52度、52.5度、又は65度以下である孔の割合である。実施形態では、本明細書に開示される非円形断面を有する脱揮ノズルは、30torr以下の動作圧力で、100ppm未満のポリスチレンを生成する場合がある。
実施形態では、図11~図13の非円形断面1100、1200、及び1300を有するノズルは、ノズルにかかる応力及び/又は歪みをさらに低減するためにテーパ付き孔を含み、このようなノズルは、例えば、304ステンレス鋼か、AL-6XNステンレス鋼か、LDX2101ステンレス鋼かから形成される場合がある。実施形態では、図11又は図12又は図13の断面を有するノズルは、約100ppm以下、又は約50ppm以下の揮発性物質(例えば、スチレンモノマー)を有する脱揮されたポリマー(例えば、ポリスチレン)を提供する場合がある。
容器ヘッダー設計及びノズル設計
本明細書に説明される容器ヘッダー設計(図1A~図6Bにその実施形態が示されている)は、本明細書に説明される脱揮ノズル設計(図7~図13にその実施形態が示されている)と組み合わせて使用される。例えば、図1A~図6Bに示す容器ヘッダー設計の流管又は少なくとも、流管の穿孔セクションは、(1)図7に示すストランド角、(2)図8に示す穿孔配置、(3)図7、図9又は図10に示す1つ又は複数の穿孔形状、(4)図11、図12、又は図13に示す非円形断面、(5)又はこれらの組み合わせを含む場合がある。
本明細書は、ポリマーの脱揮方法も開示する。該方法は、本明細書に説明される容器ヘッダーを介して、溶融ポリマーを本明細書に説明される脱揮ノズルに通すことを含む。脱揮ノズルから流出するトランドの大部分は、45度、52度、又は52.5度、又は65度以下の最大ストランド角を有する場合がある。脱揮されたポリマーは、約1000ppm以下のスチレンモノマーを含有するポリスチレンの場合がある。
文脈に応じて、本明細書の「開示」に対するあらゆる言及は、場合によっては、特定の具体的実施形態のみを指す。他の場合では、特許請求の範囲の1つ又は複数(ただし、必ずしもすべてではない)に説明されている主題に言及する場合がある。上記は、本特許の情報が利用可能な情報及び技術と組み合わされた場合に、当業者が開示内容を作成及び使用することを可能にするために説明されている本開示の実施形態、バージョン、及び実施例を対象とするが、開示内容は、これらの特定の実施形態、バージョン、及び実施例のみに限定されない。本開示の他のさらなる実施形態、バージョン、及び実施例が、本開示の基本的範囲から逸脱することなく考案される場合があり、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。

Claims (26)

  1. 交互する複数の容器ヘッダー貫通部を含む容器ヘッダーと、平行構成で配置された複数の側方流管とを含む、脱揮容器であって、
    各側方流管は、側方流管ごとに単一の容器ヘッダー貫通部を有するように、前記交互する容器ヘッダー貫通部のうちの1つを介して前記容器ヘッダーに入り、各側方流管は、前記容器ヘッダー内に位置する穿孔セクションを含み、該穿孔セクションは非円形断面を有し、該非円形断面は、円の扇形、楕円の扇形、又は不規則四辺形の形状を有し、前記非円形断面は2つの直線辺を有し、前記非円形断面の第3の辺は弧であり、前記2つの直線辺は、70度以上の角度で互いに接続し、各直線辺は、前記弧と90度より大きな角度で接続する、脱揮容器。
  2. 前記穿孔セクションの前記穿孔は前記非円形断面の前記2つの直線辺の一部にわたってのみ延びる、請求項1に記載の脱揮容器。
  3. 前記側方流管の穿孔の大部分が65度以下の最大ストランド角を有する、請求項1に記載の脱揮容器。
  4. 前記側方流管の前記穿孔はテーパ付き孔である、請求項1に記載の脱揮容器。
  5. 前記テーパ付き孔の全て又は一部は線形テーパを有する、請求項4に記載の脱揮容器。
  6. 前記テーパ付き孔の全て又は一部はマルチ内部テーパ付き孔である、請求項4に記載の脱揮容器。
  7. 前記側方流管は外部分配マニホールドと流体連通している、請求項1に記載の脱揮容器。
  8. 前記側方流管は、304ステンレス鋼か、AL-6XNステンレス鋼か、LDX2101ステンレス鋼かで形成される、請求項1に記載の脱揮容器。
  9. 前記側方流管は前記容器ヘッダー貫通部に溶接されるか、又は前記側方流管は前記容器ヘッダー貫通部に内側でフランジ付けされるか、又は前記側方流管は前記容器ヘッダー貫通部に外側でフランジ付けされる、請求項1に記載の脱揮容器。
  10. 前記側方流管は前記容器ヘッダー貫通部に外側でフランジ付けされており、前記外部フランジは互い違いの構成で配置されている、請求項9に記載の脱揮容器。
  11. 前記容器ヘッダー内の各側方流管を支持する内部支持構造をさらに含み、該内部支持構造は対応する前記容器ヘッダー貫通部と対向する、請求項1に記載の脱揮容器。
  12. 前記内部支持構造は前記側方流管の水平方向の拡張又は収縮を許容する、請求項11に記載の脱揮容器。
  13. 前記内部支持構造は、前記容器ヘッダー貫通部の反対側に位置し、かつ、前記側方流管の上方に位置する支持レールと、前記支持レール及び前記側方流管を接続するスライドハンガーとを含むスライド式クレードルである、請求項11に記載の脱揮容器。
  14. 前記内部支持構造は、対応する前記容器ヘッダー貫通部の反対側に位置し、前記側方流管が載置される支持クレードルを含む、請求項11に記載の脱揮容器。
  15. 前記支持クレードルは前記容器ヘッダー壁の内側にあるか、又は前記支持クレードルは前記容器ヘッダー壁の外側にある、請求項14に記載の脱揮容器。
  16. 前記支持クレードルは前記容器の内側に溶接されている、請求項14に記載の脱揮容器。
  17. 前記支持クレードルは前記支持クレードルの内部に位置する1つ又は複数の溶接アークに沿って前記容器の内側に溶接される、請求項16に記載の脱揮容器。
  18. 前記支持クレードルは、前記支持クレードルの内部に位置する1つ又は複数の溶接アークに沿って前記容器の内側に、前記溶接アークと前記容器ヘッダー貫通部溶接部との間の溶接ルート間隔が最小になるように溶接される、請求項16に記載の脱揮容器。
  19. 前記側方流管は前記容器ヘッダー貫通部内に溶接され、また、前記側方流管は、外部配管マニホールドに外側でフランジ付けされるか、又は前記外部配管マニホールドに内側でフランジ付けされる、請求項1に記載の脱揮容器。
  20. 前記側方流管は、前記容器ヘッダー貫通部及び外部配管マニホールドに外側でフランジ付けされる、請求項1に記載の脱揮容器。
  21. 前記容器ヘッダー内の前記側方流管を支持する内部支持構造をさらに備え、該内部支持構造は前記容器ヘッダー貫通部の反対側に位置し、前記側方流管は、前記容器ヘッダー貫通部内に溶接され、また、外部分配マニホールドに外側でフランジ付けされ、前記側方流管の前記穿孔セクションは実質的に前記容器ヘッダー貫通部から前記内部支持構造までの前記側方流管の全長にわたって延びる、請求項1に記載の脱揮容器。
  22. 前記容器ヘッダー貫通部の反対側に位置する、前記容器ヘッダー内の前記側方流管を支持する内部支持構造をさらに備え、前記側方流管は、前記容器ヘッダー貫通部及び外部分配マニホールドに外側でフランジ付けされ、前記側方流管の前記穿孔セクションは実質的に、前記容器ヘッダー貫通部から前記内部支持構造までの前記側方流管の全長にわたって延びる、請求項1に記載の脱揮容器。
  23. 前記非円形断面は不規則四辺形の形状を有する、請求項1に記載の脱揮容器。
  24. 脱揮容器の容器ヘッダーの複数の側方流管に溶融ポリマーを通すステップと、
    前記脱揮容器から脱揮されたポリマーを取得するステップとを含む方法であって、
    前記側方流管は、平行構成で配置され、側方流管ごとに単一の容器ヘッダー貫通部を有するように、複数の交互する容器ヘッダー貫通部を介して前記容器ヘッダーに入り、
    前記溶融ポリマーは前記容器ヘッダー内の前記側方流管の穿孔を介してストランドとして前記側方流管から排出され、前記側方流管は非円形断面を有し、前記非円形断面は、円の扇形、楕円の扇形、又は不規則四辺形の形状を有し、前記非円形断面は2つの直線辺を有し、前記非円形断面の第3の辺は弧であり、前記2つの直線辺は、70度以上の角度で互いに接続し、各直線辺は、前記弧と90度より大きな角度で接続する、方法。
  25. 前記ストランドの大部分が52.5度以下の最大ストランド角で前記穿孔から出る、請求項24に記載の方法。
  26. 前記脱揮されたポリマーは約1000ppm以下のスチレンモノマーを含むポリスチレンである、請求項24に記載の方法。
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