JP7072761B2 - 擬似チャット装置、擬似チャット実行方法およびプログラム - Google Patents

擬似チャット装置、擬似チャット実行方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、擬似チャット装置、擬似チャット実行方法およびプログラムに関する。
コンピュータ上でユーザに擬似的な会話(チャット)を行わせる技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載のネットワーク擬似会話システムでは、サーバ装置が端末からの登録要求に応じて辞書データベースを記憶しておく。辞書データベースでは、キャラクタの画像データと、単語と応答文章との対応と、一意の識別情報とが対応付けられている。サーバ装置は、識別情報を指定した会話要求を端末から受信すると、識別情報に基づいて辞書データベースを特定する。さらに、サーバ装置は、会話文を端末から受信すると、会話文に含まれている単語に辞書データベースで対応付けられている応答文章と、辞書データベースに含まれる画像データとを会話要求元の端末へ送信する。
特開2004-178299号公報
ユーザに対して擬似的なチャットを行うサービスを提供しても、ユーザが当該サービスを利用しなければ、当該ユーザにとって当該サービスは有益でない。例えば、医師を模擬したチャットボットがユーザとのチャットにて医療的指導または医療情報を提供するサービスがあっても、ユーザが医師とのチャットに心理的抵抗を感じて当該サービスを利用しなければ、当該ユーザは医療的指導または医療情報の提供を受けられない。
サービスの有効活用の観点から、ユーザがコンピュータ上で擬似的なチャットを行う際、チャットを行うことに対する心理的抵抗が小さいことが好ましい。
本発明は、上述の課題を解決することのできる擬似チャット装置、擬似チャット実行方法およびプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、擬似チャット装置は、ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートであって、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、前記認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる1人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含むテンプレートのうち何れかを前記ユーザ情報に基づいて選択するテンプレート選択部と、擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報であって、当該発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報のうち何れかを前記ユーザ情報と前記擬似参加者特性情報とを比較して選択する発言パターン情報選択部と、前記テンプレート選択部が選択したテンプレートに、前記発言パターン情報選択部が選択した発言パターン情報を適用して、前記擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成するシナリオ生成部と、得られたシナリオを用いて前記擬似主導者と前記1人以上の擬似参加者と前記ユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する擬似チャット実行部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、擬似チャット実行方法は、ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する工程と、擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートであって、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、前記認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる1人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含むテンプレートのうち何れかを前記ユーザ情報に基づいて選択する工程と、擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報であって、当該発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報のうち何れかを前記ユーザ情報と前記擬似参加者特性情報とを比較して選択する工程と、選択されたテンプレートに、選択された発言パターン情報を適用して、前記擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成する工程と、得られたシナリオを用いて前記擬似主導者と前記1人以上の擬似参加者と前記ユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する工程と、を含む。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する工程と、擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートであって、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、前記認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる1人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含むテンプレートのうち何れかを前記ユーザ情報に基づいて選択する工程と、擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報であって、当該発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報のうち何れかを前記ユーザ情報と前記擬似参加者特性情報とを比較して選択する工程と、選択されたテンプレートに、選択された発言パターン情報を適用して、前記擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成する工程と、得られたシナリオを用いて前記擬似主導者と前記1人以上の擬似参加者と前記ユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する工程と、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、ユーザがコンピュータ上で擬似的なチャットを行う際、チャットを行うことに対する心理的抵抗を比較的小さくすることができる。
本発明の実施形態に係る擬似チャットシステムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る擬似チャット装置が擬似チャットを行う形態の例を示す図である。 同実施形態に係るユーザ情報の例を示す図である。 同実施形態に係るテンプレート記憶部が記憶するテンプレートの例を示す図である。 同実施形態に係るテンプレート本体の一部分の例を示す図である。 同実施形態に係るシナリオの一部分の例を示す図である。 同実施形態に係る発言パターン情報記憶部が記憶する発言パターン情報の例を示す図である。 同実施形態に係る端末装置による擬似チャットの画面の表示例を示す図である。 同実施形態に係る擬似チャット装置が擬似チャットを行う処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明に係る擬似チャット装置の最小構成の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る擬似チャットシステムの機能構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、擬似チャットシステム1は、擬似チャット装置100と、端末装置200とを備える。擬似チャット装置100は、通信部110と、記憶部180と、制御部190とを備える。記憶部180は、ユーザ情報記憶部181と、テンプレート記憶部182と、発言パターン情報記憶部183とを備える。制御部190は、ユーザ情報取得部191と、テンプレート選択部192と、発言パターン情報選択部193と、シナリオ生成部194と、擬似チャット実行部195とを備える。
また、擬似チャット装置100と端末装置200とは通信ネットワーク900を介して通信を行う。
擬似チャットシステム1は、擬似的なチャットを行って、ユーザに対して指導または情報を提供する。ここでいう指導は、ある行動を行うように誘導することである。
以下では、擬似チャットシステム1が、認知行動療法におけるカウンセリングにて、ユーザに対して睡眠改善のために睡眠日記をつけるよう指導する場合を例に説明する。但し、擬似チャットシステム1の適用対象は特定のものに限定されない。例えば、擬似チャットシステム1が、オンラインショッピングにてユーザに商品情報を提供し商品の購入方法を案内するようにしてもよい。
以下では、擬似的なチャットを擬似チャットと称する。また、擬似的なチャットにおけるグループ会話を擬似グループ会話と称する。ここでいうグループ会話は、3人以上の人物間の会話である。
擬似チャット装置100は、擬似チャットシステム1におけるサーバ装置として機能する。擬似チャット装置100は、擬似チャットを実行し、チャットにおける発言によってユーザに対して睡眠改善のための指導および情報を提供する。特に、擬似チャット装置100は、擬似チャットのシナリオを生成し実行することで、擬似主導者と1人以上の擬似参加者とを模擬する。擬似主導者は、睡眠改善の指導を行う先生(カウンセリングを主導するカウンセラー)役となる。擬似参加者は、睡眠改善の指導を受ける参加者(カウンセリング対象者)役となる。
擬似チャット装置100は、例えばワークステーション(Workstation)等のコンピュータを用いて構成される。
擬似チャット装置100が、擬似主導者だけでなく擬似参加者も模擬することで、ユーザは、自分一人だけでなく他の参加者と共に指導を受けているという感覚を得られる。ユーザが、一緒に指導を受ける仲間がいると感じることで、指導を受けることに対する精神的な支えとなり、この点で、ユーザが擬似チャットを行うことに対する心理的抵抗が比較的小さくなる。
また、ユーザに擬似チャットのグループへの帰属意識が芽生えることで、擬似チャットを受ける意欲が継続し易くなり、この点で、ユーザが擬似チャットを行うことに対する心理的抵抗が比較的小さくなる。
図2は、擬似チャット装置100が擬似チャットを行う形態の例を示す図である。図2の例では、擬似チャット装置100は、1人の擬似主導者B11と2人の擬似参加者B21およびB22とを模擬している。また、ユーザUが参加者として擬似チャットに参加しており、1人の先生および3人の参加者によるチャットが擬似的に行われる。
但し、擬似チャット装置100が模擬する擬似主導者および擬似参加者の数は、図2に示す1人および2人に限定されず、擬似主導者と擬似参加者とを合わせて2人以上であればよい。
ここで、擬似グループ会話を実行する方法として、擬似主導者をチャットボット(Chatbot、チャット参加者を模擬するエージェント)で構成し、複数のユーザをそれぞれ参加者として擬似チャットに参加させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、ユーザ同士がフリートークを始めると、擬似チャット装置が話の流れを制御できなくなる。さらには、ユーザ同士のフリートーク等により擬似チャット装置が意図しない方向に会話が流れた場合、会話が成立しなくなる(擬似チャット装置が、会話として成り立つ発言を行えなくなる)可能性がある。
また、擬似グループ会話を実行させるもう1つの方法として、擬似主導者および擬似参加者の1人につき1つのチャットボットを設け、各チャットボットを独立に動作させることが考えられる。しかしながら、この方法で会話を成立させるには技術的ハードルが非常に高い。
これに対し、擬似チャット装置100は、擬似主導者および擬似参加者の各々の発言を含むシナリオを生成し実行する。擬似チャット装置100は、1つのシナリオを実行することで擬似チャットを実行するので、話の流れの制御が比較的容易であり、会話を成立させるための技術的ハードルも比較的低い。
通信部110は、他の装置と通信を行う。特に、通信部110は、通信ネットワーク900を介して端末装置200と通信を行い、擬似チャットにおけるメッセージを送受信する。
記憶部180は、各種情報、および、制御部190を構成するためのプログラムを記憶する。記憶部180は、擬似チャット装置100が備える記憶デバイスを用いて構成される。
ユーザ情報記憶部181は、ユーザ情報を記憶する。ここでいうユーザ情報は、ユーザに関する情報である。
図3は、ユーザ情報の例を示す図である。図3に示すユーザ情報は、「ユーザID」、「性別」、「年齢」、「記録回数」、「平均睡眠時間」、「アテネ不眠尺度」の各項目を含んでいる。
グループ会話の参加者を模擬する擬似参加者にもユーザ情報と同様の項目を有する情報(後述する擬似参加者特性情報)を付与することで、ユーザと擬似参加者との類似度を判定することができる。この類似度に基づいて、ユーザに似ている擬似参加者の発言を提示することで、ユーザが容易に実行可能な行動を提示できるというように、ユーザにとって参考になる情報を提供できると期待される。一方、ユーザと大きく異なる擬似参加者の発言を提示することで、ユーザが思いもよらなかった別の行動を提示できるというように、ユーザに新たな気づきを提供できると期待される。
テンプレート記憶部182は、擬似グループ会話のシナリオのテンプレートを複数記憶する。以下では、擬似グループ会話のシナリオのテンプレートを単にテンプレートと称する。テンプレートの各々は、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる一人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含む。
図4は、テンプレート記憶部182が記憶するテンプレートの例を示す図である。図4では、テンプレート記憶部182が記憶する複数のテンプレートの例を表形式で示しており、1行が1つのテンプレートに該当する。
図4に示すように、個々のテンプレートでは、テンプレートIDとテンプレート選択条件とテンプレート本体とが対応付けられている。
テンプレートIDは、テンプレートを識別する識別情報である。図4では、テンプレートIDとして通番を用いる場合の例を示しているが、テンプレートIDは通番に限らずテンプレートを識別可能ないろいろな形式のデータとすることができる。
テンプレート選択条件は、テンプレート選択部192がテンプレートを選択するための情報を示す。
テンプレート本体は、擬似チャットのシナリオの基となる。シナリオ生成部194は、テンプレート本体に擬似参加者の発言を挿入することでシナリオを生成する。
図5は、テンプレート本体の一部分の例を示す図である。図5の例では、「先生:」のタグに続けて擬似主導者の発言が示されている。また、<>で擬似参加者およびユーザの発言タイミングが示されている。
図6は、シナリオの一部分の例を示す図である。図5のテンプレート本体に擬似参加者の発言およびユーザの発言タイミングを示す情報を挿入することで、図6のシナリオを得られる。図6の例で、ユーザXおよびユーザYは擬似参加者であり、ユーザAはユーザ(実際にカウンセリングを受ける者)である。
図6のシナリオに従って、擬似チャットで擬似主導者が「こんにちは。皆さん1週間記録できましたか」と質問する。この質問に対し、擬似参加者のユーザXが「私は2回記録しました。」と回答し、ユーザYが「私は7回です。」と回答した後、ユーザ(ユーザA)の回答を受ける。
このように、ユーザの回答の前に擬似参加者の回答をユーザに提示することで、ユーザは、自分一人だけでなく他の参加者と共に指導を受けているという感覚を得られる。ユーザが、一緒に指導を受ける仲間がいると感じることで、指導を受けることに対す精神的な支えとなり、この点で、ユーザが擬似チャットを行うことに対する心理的抵抗が比較的小さくなる。
また、ユーザに擬似チャットのグループへの帰属意識が芽生えることで、擬似チャットを受ける意欲が継続し易くなり、この点で、ユーザが擬似チャットを行うことに対する心理的抵抗が比較的小さくなる。
また、ユーザは、擬似参加者の回答を参照することで回答方法を把握することができ、この点で比較的容易に回答することができる。
発言パターン情報記憶部183は、発言パターン情報を複数記憶する。発言パターン情報は、擬似グループ会話における発言例を示す情報である。発言パターン情報は擬似参加者特性情報を含んでいる。擬似参加者特性情報は、発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す情報である。
図7は、発言パターン情報記憶部183が記憶する発言パターン情報の例を示す図である。図7では、発言パターン情報記憶部183が記憶する複数の発言パターン情報の例を表形式で示しており、1行が1つの発言パターン情報に該当する。1つの発言パターン情報は、擬似参加者1人分の情報である。
図7の例では、発言パターン情報には、「ユーザID」、「性別」、「年齢」、「記録回数」、「平均睡眠時間」、「アテネ不眠尺度」、「テンプレート1:記録できた理由/記録できなかった理由」の各情報が含まれている。
ユーザIDは、発言パターン情報が想定する擬似参加者を識別する識別情報であり、発言パターン情報の識別情報としても用いられる。
性別、年齢、記録回数、平均睡眠時間、アテネ不眠尺度の各情報は、擬似参加者特性情報の例に該当する。発言パターン情報選択部193は、これらの情報とユーザ情報(ユーザに関ついての性別、年齢、記録回数、平均睡眠時間、アテネ不眠尺度の各情報)とを比較して発言パターン情報を選択する。なお、ここでいう記録回数は、一週間で睡眠日記を記録できた回数である。
発言パターン情報として、擬似チャット装置100が実際に睡眠改善のための指導を行ったときの情報を用いるようにしてもよい。この場合、睡眠改善のための指導を受けるユーザにとって、発言パターン情報は、他のユーザの情報、または、ユーザ自らが過去に睡眠改善のための指導を受けた際の情報となる。
擬似チャット装置100が、実際に睡眠改善のための指導を行ったときの情報を用いることで、より現実味のある情報をユーザに提供することができる。
図7の例で、「テンプレート1:記録できた理由/記録できなかった理由」の「テンプレート1」は、テンプレートIDが「1」のテンプレートに用いられる情報であることを示している。テンプレートIDが「1」のテンプレートの本体が図5に示されている。「記録できた理由/記録できなかった理由」は、テンプレートのうち「<記録できた理由の共有>」または「<記録できなかった理由の共有>」の箇所における発言として用いられる情報であることを示している。
また、擬似参加者特性情報が、発言例を示す情報として用いられていてもよい。例えば、図5に示すテンプレートのうち「<記録回数の共有>」の箇所には、発言パターン情報における「記録回数」の情報を用いて擬似参加者の発言を構成することができる。
制御部190は、擬似チャット装置100の各部を制御して各種処理を実行する。制御部190は、擬似チャット装置100が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が記憶部180から各種情報およびプログラムを読み出し、各種情報を用いながらプログラムを実行することで構成される。
ユーザ情報取得部191は、ユーザ情報記憶部181が記憶するユーザ情報を取得する。
テンプレート選択部192は、テンプレート記憶部182が記憶する複数のテンプレートのうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する。具体的には、テンプレート選択部192は、テンプレート選択条件とユーザ情報とを比較して、ユーザ情報がテンプレート選択条件を満たすテンプレートを選択する。あるいは、テンプレート選択部192が、ユーザ情報がテンプレート選択条件に最も近いテンプレートを選択するようにしてもよい。
発言パターン情報選択部193は、発言パターン情報記憶部183が記憶する複数の発言パターン情報のうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する。具体的には、発言パターン情報選択部193は、ユーザ情報と発言パターン情報に含まれている擬似参加者特性情報とを比較して発言パターン情報の選択を行う。
発言パターン情報選択部193が、擬似グループ会話における少なくとも1人の擬似参加者の発言に適用する発言パターン情報として、ユーザ情報が示すユーザの特性と所定条件以上に類似する特性を示す擬似参加者特性情報に対応付けられている発言パターン情報を選択するようにしてもよい。ユーザに似ている擬似参加者の発言を提示することで、ユーザが容易に実行可能な行動を提示できるというように、ユーザにとって参考になる情報を提供できると期待される。
また、発言パターン情報選択部193が、擬似グループ会話における少なくとも1人の擬似参加者の発言に適用する発言パターン情報として、ユーザ情報が示すユーザの特性と所定条件以上に異なる特性を示す擬似参加者特性情報に対応付けられている発言パターン情報を選択するようにしてもよい。ユーザと大きく異なる擬似参加者の発言を提示することで、ユーザが思いもよらなかった別の行動を提示できるというように、ユーザに新たな気づきを提供できると期待される。
シナリオ生成部194は、テンプレート選択部192が選択したテンプレートに、発言パターン情報選択部193が選択した発言パターン情報を適用してシナリオを生成する。シナリオ生成部194が生成するシナリオは、擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含む。
擬似チャット実行部195は、シナリオ生成部194が生成したシナリオを用いて擬似主導者と1人以上の擬似参加者とユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する。
端末装置200は、擬似チャットシステム1におけるユーザインタフェースとして機能する。端末装置200は、例えば液晶パネルまたはLEDパネル等の表示画面を備えて、擬似チャット装置100が送信する擬似主導者の発言および擬似参加者の発言を表示する。また、端末装置200は、例えばキーボード等の入力デバイスを備えユーザ操作を受ける。特に、端末装置200は、擬似チャットにおけるユーザの発言の入力操作を受け、入力された発言を擬似チャット装置100へ送信する。
端末装置200は、例えばパソコン(Personal Computer)、スマートフォン(Smartphone)またはタブレット(Tablet)端末装置などのコンピュータを用いて構成される。
通信ネットワーク900は、擬似チャット装置100の通信部110と端末装置200と通信を仲介する。通信ネットワーク900は、特定の形態の通信ネットワークに限定されない。例えば、通信ネットワーク900はインターネット(Internet)であってもよい。あるいは、通信ネットワーク900は、擬似チャットシステム1専用の通信ネットワークであってもよい。
図8は、端末装置200による擬似チャットの画面の表示例を示す図である。図8の例では、擬似チャット装置100がシナリオを実行することで、擬似主導者である「おかじ先生」および「ジョー先生」の発言と、擬似参加者である「いくお」および「あき」の発言とを提示する。ユーザは、「むろさん」の呼び名で擬似チャットに参加している。
次に、図9を参照して、擬似チャット装置100の動作について説明する。
図9は、擬似チャット装置100が擬似チャットを行う処理手順の例を示すフローチャートである。
図9の処理で、ユーザ情報取得部191は、ユーザ情報記憶部181が記憶しているユーザ情報を取得する(ステップS11)。
そして、テンプレート選択部192は、テンプレート記憶部182が記憶している複数のテンプレートのうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する(ステップS12)。
また、発言パターン情報選択部193は、発言パターン情報記憶部183が記憶している複数の発言パターン情報のうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する(ステップS13)。
シナリオ生成部194は、テンプレート選択部192が選択したテンプレートに、発言パターン情報選択部193が選択した発言パターン情報を適用してシナリオを生成する(ステップS14)。
擬似チャット実行部195は、シナリオ生成部194が生成したシナリオを用いて擬似チャットを実行する(ステップS15)。
ステップS15の後、図9の処理を終了する。
なお、ユーザの発言に応じてシナリオの展開が変化するようにしてもよい。例えば、テンプレートを複数の部分に分けておき、擬似チャット実行部195による擬似チャットの実行中に、テンプレート選択部192がユーザの発言に応じて次のテンプレートを選択し、シナリオ生成部194が、得られたテンプレートに基づいて次のシナリオを生成するようにしてもよい。
以上のように、ユーザ情報取得部191は、ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する。テンプレート選択部192は、擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートのうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する。発言パターン情報選択部193は、擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報のうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する。シナリオ生成部194は、テンプレート選択部192が選択したテンプレートに、発言パターン情報選択部193が選択した発言パターン情報を適用して、擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成する。擬似チャット実行部195は、得られたシナリオを用いて擬似主導者と1人以上の擬似参加者とユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する。
擬似チャット装置100が、主導者だけでなく参加者も模擬することで、ユーザは、自分一人だけでなく他の参加者と共に指導を受けているという感覚を得られる。ユーザが、自分以外にも参加者がいると感じることで、擬似チャットを行うことに対する心理的抵抗を比較的小さくすることができる。
また、ユーザは、擬似参加者の回答を参照することで回答方法を把握することができ、この点で比較的容易に回答することができる。
また、擬似チャット装置100が主導者だけでなく参加者も模擬することで、ユーザに対して厳しいメッセージを提示する場合でも、ユーザの心理的負担を緩和することができる。
例えば、睡眠改善のためのカウンセリングで、擬似主導者が「早めに起きましょう」と発言し、これに対して擬似参加者の一人が、「私にはそれは無理だよ」と発言する。これにより、ユーザが早めに起きられていない場合でも、ユーザに対する心理的負担を緩和することができる。
また、テンプレート選択部192がテンプレートを選択する点でも、ユーザに適したシナリオを得ることができる。例えば、テンプレート記憶部182が、擬似主導者が厳しい発言を行うテンプレートと、優しい発言を行うテンプレートとを記憶しておき、テンプレート選択部192が、ユーザに応じてテンプレートを選択するようにしてもよい。テンプレート選択部192が、厳しい発言の方が成果を得られるユーザに対しては、擬似主導者が厳しい発言を行うテンプレートを選択し、優しい発言の方が成果を得られるユーザに対しては、擬似主導者が優しい発言を行うテンプレートを選択するようにしてもよい。
例えば、テンプレート記憶部182は、各テンプレートを、当該テンプレートにおける擬似主導者の発言の厳しさを示す情報と対応付けて記憶しておく。また、ユーザ情報記憶部181は、擬似主導者の発言の厳しさと擬似チャットによるカウンセリングでユーザが得られる成果の度合いとの相関関係を示す情報を含むユーザ情報を記憶する。テンプレート選択部192は、所定条件以上の成果の度合いと相関付けられている擬似主導者の発言の厳しさをユーザ情報から読み取る。そして、テンプレート選択部192は、読み取った厳しさを示す情報と対応付けてテンプレート記憶部が記憶しているテンプレートを選択する。
さらに例えば、テンプレート記憶部182は、テンプレートを、主導者の発言が厳しいテンプレートと主導者の発言が優しいテンプレートとに分類された状態で記憶しておく。この分類は、例えば擬似チャットシステム1の管理者が予め行っておく。また、擬似チャット実行部195は、擬似チャットに用いたテンプレートにおける主導者の発言が厳しいか優しいかの区別と、その次の回の擬似チャットでユーザが回答する、週の睡眠日誌記録回数とを対応付けた情報を、ユーザ情報の一部としてユーザ情報記憶部181に記憶させる。テンプレート選択部192は、ユーザ情報を参照して、主導者の発言が厳しい場合、主導者の発言が優しい場合の各々について、週の睡眠日誌記録回数の平均値を算出する。そして、テンプレート選択部192は、主導者の発言が厳しい場合、および、主導者の発言が優しい場合のうち、週の睡眠日誌記録回数の平均値が大きい方に分類されているテンプレートの何れかを選択する。
また、擬似グループ会話を実行する方法として、擬似主導者をチャットボット(Chatbot、チャット参加者を模擬するエージェント)で構成し、複数のユーザをそれぞれ参加者として擬似チャットに参加させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、ユーザ同士がフリートークを始めると、擬似グループ会話を実行するサーバ装置が場を制御できなくなる。さらには、ユーザ同士のフリートーク等により擬似チャット装置100が意図しない方向に会話が流れた場合、会話が成立しなくなる(サーバ装置が、会話として成り立つ発言を行えなくなる)可能性がある。
また、擬似グループ会話を実行させるもう1つの方法として、擬似主導者および擬似参加者の1人につき1つのチャットボットを設け、各チャットボットを独立に動作させることが考えられる。しかしながら、この方法で会話を成立させるには技術的ハードルが非常に高い。
これに対し、擬似チャット装置100は、擬似主導者および擬似参加者の各々の発言を含むシナリオを生成し実行する。擬似チャット装置100は、1つのシナリオを実行することで擬似チャットを実行するので、話の流れの制御が比較的容易であり、会話を成立させるための技術的ハードルも比較的低い。
また、テンプレートは、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる一人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含む。
これにより、シナリオ生成部194は、テンプレートに参加者の発言を挿入するという比較的簡単な処理でシナリオを得られる。
また、発言パターン情報は、当該発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す擬似参加者特性情報を含む。発言パターン情報選択部193は、ユーザ情報と擬似参加者特性情報とを比較して発言パターン情報の選択を行う。
これにより、発言パターン情報選択部193は、ユーザに応じてより適切な発言パターン情報を選択することができる。シナリオ生成部194は、発言パターン情報選択部193が選択した発言パターン情報を用いてより適切なシナリオを生成することができる。
また、発言パターン情報選択部193は、擬似グループ会話における少なくとも1人の擬似参加者の発言に適用する発言パターン情報として、ユーザ情報が示すユーザの特性と所定条件以上に類似する特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報を選択する。
ユーザに似ている擬似参加者の発言を提示することで、ユーザが容易に実行可能な行動を提示できるというように、ユーザにとって参考になる情報を提供できると期待される。
また、発言パターン情報選択部193は、擬似グループ会話における少なくとも1人の擬似参加者の発言に適用する発言パターン情報として、ユーザ情報が示すユーザの特性と所定条件以上に異なる特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報を選択する。
ユーザと大きく異なる擬似参加者の発言を提示することで、ユーザが思いもよらなかった別の行動を提示できるというように、ユーザに新たな気づきを提供できると期待される。
次に、図10を参照して本発明の最小構成について説明する。
図10は、本発明に係る擬似チャット装置の最小構成の例を示す図である。図10に示す擬似チャット装置10は、ユーザ情報取得部11と、テンプレート選択部12と、発言パターン情報選択部13と、シナリオ生成部14と、擬似チャット実行部15と、を備える。
かかる構成にて、ユーザ情報取得部11は、ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する。テンプレート選択部12は、擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートのうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する。発言パターン情報選択部13は、擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報のうち何れかをユーザ情報に基づいて選択する。シナリオ生成部14は、テンプレート選択部12が選択したテンプレートに、発言パターン情報選択部13が選択した発言パターン情報を適用して、擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成する。擬似チャット実行部15は、得られたシナリオを用いて擬似主導者と1人以上の擬似参加者とユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する。
擬似チャット装置10が、主導者だけでなく参加者も模擬することで、ユーザは、自分一人だけでなく他の参加者と共に指導を受けているという感覚を得られる。ユーザが、自分以外にも参加者がいると感じることで、擬似チャットを行うことに対する心理的抵抗を比較的小さくすることができる。
なお、制御部190の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することで各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 擬似チャットシステム
10、100 擬似チャット装置
11、191 ユーザ情報取得部
12、192 テンプレート選択部
13、193 発言パターン情報選択部
14、194 シナリオ生成部
15、195 擬似チャット実行部
110 通信部
180 記憶部
181 ユーザ情報記憶部
182 テンプレート記憶部
183 発言パターン情報記憶部
190 制御部
200 端末装置
900 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
    擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートであって、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、前記認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる1人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含むテンプレートのうち何れかを前記ユーザ情報に基づいて選択するテンプレート選択部と、
    擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報であって、当該発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報のうち何れかを前記ユーザ情報と前記擬似参加者特性情報とを比較して選択する発言パターン情報選択部と、
    前記テンプレート選択部が選択したテンプレートに、前記発言パターン情報選択部が選択した発言パターン情報を適用して、前記擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成するシナリオ生成部と、
    得られたシナリオを用いて前記擬似主導者と前記1人以上の擬似参加者と前記ユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する擬似チャット実行部と、
    を備える擬似チャット装置。
  2. 前記発言パターン情報選択部は、前記擬似グループ会話における少なくとも1人の前記擬似参加者の発言に適用する発言パターン情報として、前記ユーザ情報が示すユーザの特性と所定条件以上に類似する特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報を選択する、
    請求項に記載の擬似チャット装置。
  3. 前記発言パターン情報選択部は、前記擬似グループ会話における少なくとも1人の前記擬似参加者の発言に適用する発言パターン情報として、前記ユーザ情報が示すユーザの特性と所定条件以上に異なる特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報を選択する、
    請求項または請求項に記載の擬似チャット装置。
  4. 前記テンプレートは、当該テンプレートにおける前記擬似主導者の発言の厳しさを示す情報と対応付けられており、
    前記ユーザ情報は、前記擬似主導者の発言の厳しさと前記擬似グループ会話によるカウンセリングで前記ユーザが得られる成果の度合いとの相関関係を示す情報を含み、
    前記テンプレート選択部は、所定条件以上の前記成果の度合いと相関付けられている前記擬似主導者の発言の厳しさに対応付けられているテンプレートを選択する、
    請求項からの何れか一項に記載の擬似チャット装置。
  5. ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する工程と、
    擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートであって、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、前記認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる1人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含むテンプレートのうち何れかを前記ユーザ情報に基づいて選択する工程と、
    擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報であって、当該発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報のうち何れかを前記ユーザ情報と前記擬似参加者特性情報とを比較して選択する工程と、
    選択されたテンプレートに、選択された発言パターン情報を適用して、前記擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成する工程と、
    得られたシナリオを用いて前記擬似主導者と前記1人以上の擬似参加者と前記ユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する工程と、
    を含む擬似チャット実行方法。
  6. コンピュータに、
    ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する工程と、
    擬似グループ会話のシナリオの複数のテンプレートであって、認知行動療法におけるカウンセラー役となる擬似主導者の発言を含み、かつ、前記認知行動療法におけるカウンセリング対象者の役となる1人以上の擬似参加者の発言タイミングを示す情報を含むテンプレートのうち何れかを前記ユーザ情報に基づいて選択する工程と、
    擬似グループ会話における発言例を示す複数の発言パターン情報であって、当該発言パターン情報の適用対象の擬似参加者に想定される特性を示す擬似参加者特性情報を含む発言パターン情報のうち何れかを前記ユーザ情報と前記擬似参加者特性情報とを比較して選択する工程と、
    選択されたテンプレートに、選択された発言パターン情報を適用して、前記擬似グループ会話を主導する擬似主導者の発言と、1人以上の擬似参加者の発言とを含むシナリオを生成する工程と、
    得られたシナリオを用いて前記擬似主導者と前記1人以上の擬似参加者と前記ユーザとが参加する擬似的なチャットを実行する工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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